JPH0346698B2 - - Google Patents
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- JPH0346698B2 JPH0346698B2 JP58070077A JP7007783A JPH0346698B2 JP H0346698 B2 JPH0346698 B2 JP H0346698B2 JP 58070077 A JP58070077 A JP 58070077A JP 7007783 A JP7007783 A JP 7007783A JP H0346698 B2 JPH0346698 B2 JP H0346698B2
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- pressure
- valve
- circuit
- overdrive
- line pressure
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Description
(1) 技術分野
本発明はオーバードライブ付自動変速機、特に
そのマニユアルバルブをドライブレンジにし、オ
ーバードライブ変速段が選択された状態で、マニ
ユアルバルブをエンジンブレーキ所望のため2速
レンジに切換える時のシヨツクを軽減する技術に
関するものである。 (2) 従来技術 オーバードライブ付自動変速機は、そのマニユ
アルバルブがドライブレンジにされた状態で第1
速、第2速、第3速及びオーバードライブの変速
段を自動選択するよう構成するのが普通である。
又通常、第2速変速段はバンドブレーキを作動さ
せることにより選択するが、このバンドブレーキ
は車両の通常走行中(エンジンが車両駆動輪を駆
動する間)バンドのリーデイング方向にブレーキ
作用を行ない、車両のエンジンブレーキ走行中
(エンジンが車両駆動輪により逆駆動される間)
バンドのトレーリング方向にブレーキ作用を行な
う。ところで周知の如くバンドブレーキのリーデ
イング特性及びトレーリング特性は夫々異なり、
前者の特性によるブレーキ力は後者の特性による
ブレーキ力より大きい。従つて、第2速での通常
走行中とエンジンブレーキ走行中とで、バンドブ
レーキを作動させるライン圧を同じにしたので
は、第2速でのエンジンブレーキ走行中バンドブ
レーキのブレーキ力が不足気味となり、ここでの
滑りにより十分なエンジンブレーキを望み得な
い。一方ライン圧は、これにより作動される上記
バンドブレーキ等の作動力がエンジンの出力トル
クに対応しなければならないことから、該出力ト
ルクにほぼ対応するエンジンのスロツトル開度に
応じ第3図に実線αで示す如く変化させるのが普
通であり、エンジンブレーキ走行中スロツトル開
度を当然最低にしているから、ライン圧も最低に
なる。この点でもバンドブレーキの上記滑りは一
層助長され、第2速でのエンジンブレーキ走行中
エンジンブレーキの効きが益々悪くなるのを避け
られない。 そこで通常は、エンジンブレーキを所望してマ
ニユアルバルブをドライブレンジから2速レンジ
に切換える時、ライン圧を第3図中一点鎖線βで
示す如く一定の高い値に増圧し、これにより作動
されるバンドブレーキがトレーリング方向にブレ
ーキ作用を行なうと雖も滑ることなく十分なブレ
ーキ力を発生してエンジンブレーキの効きを確実
なものとする対策が講じられている。 ところでオーバードライブ付自動変速機の場
合、オーバードライブ変速段での走行中エンジン
ブレーキを所望してマニユアルバルブを2速レン
ジに切換える時、オーバードライブ変速段から第
2速変速段への変速に当つては、上記バンドブレ
ーキが作動されるだけでなく、クラツチも作動さ
れ、該クラツチの作動も上記増圧されたライン圧
で行なわれることになる。しかしてクラツチはバ
ンドブレーキのようなリーディング特性及びトレ
ーリング特性を持たず、当該増圧されたライン圧
により作動されると、クラツチ容量が大きくなり
過ぎる。これがためオーバードライブ変速段が選
択された状態での走行中マニユアルバルブをドラ
イブレンジから2速レンジに切換えてエンジンブ
レーキを作用させようとする時、オーバードライ
ブ付自動変速機搭載車は上記クラツチ容量の過大
分で大きいシヨツクを生ずる。 (3) 発明の目的 そこで本発明は、このようなマニユアルバルブ
切換時に行なわれるライン圧の上記増圧を、上記
クラツチが作動を完了するまで遅らせておき、こ
れにより当該クラツチの作動を過不足のない適正
な増圧前のライン圧により行なわせて上記シヨツ
クの発生を防止し、その後はライン圧の正規の増
圧により前記バンドブレーキの滑りを通常通り防
止し得るようにすることを目的とする。 (4) 発明の構成 この目的のため本発明オーバードライブ付自動
変速機は、マニユアルバルブを2速レンジにした
時バツクアツプ圧により行なわれるライン圧の増
圧を上記クラツチの作動が完了するまで遅らせる
ために、該クラツチの作動圧に応動してこのクラ
ツチの作動が完了する迄バツクアツプ圧の供給回
路を遮断する増圧制御弁を設けてなるものであ
る。 (5) 実施例 以下、図示の実施例により本発明を詳細に説明
する。 第1図はオーバードライブ付自動変速機の変速
歯車機構部を骨子図として示すもので、これはト
ルクコンバータ部1、オーバードライブ歯車列部
2、及び3速歯車列部3から構成されている。ト
ルクコンバータ部1のロツクアツプ機構付トルク
コンバータ4は、エンジン(図示してない)から
のトルクが回転軸4aから入力され、回転軸4b
によつてオーバードライブ歯車列部2へトルクを
出力するようにしてある。ロツクアツプ機構付ト
ルクコンバータ4はロツクアツプクラツチ4cを
有しており、これによつて回転軸4a及び4bを
機械的に連結した状態とすることが可能である。
オーバードライブ歯車列部2は遊星歯車組5、ダ
イレクトクラツチ6及びオーバードライブブレー
キ7を有している。遊星歯車組5のキヤリア5a
はロツクアツプ機構付トルクコンバータ4と回転
軸4bを介して連結されており、またインターナ
ルギア5bは回転軸8によつて3速歯車列部3と
連結されている。サンギア5cとインターナルギ
ア5bとはダイレクトクラツチ6によつて連結可
能であり、またサンギア5cはオーバードライブ
ブレーキ7によつて静止部に対して固定可能であ
る。ダイレクトクラツチ6を作動させると共にオ
ーバードライブブレーキ7を非作動とした場合に
は遊星歯車組5の構成要素であるキヤリア5a、
インターナルギア5b及びサンギア5cは一体に
回転し、回転軸4bと回転軸8とは連結された状
態となる(すなわち、変速比は1である)。逆に、
ダイレクトクラツチ6を非作動にすると共にオー
バードライブブレーキ7を作動させると、インタ
ーナルギア5bはキヤリア5aよりも回転速度が
速くなり、回転軸8の回転は回転軸4bの回転よ
りも増速される(すなわち、変速比は1より小さ
くオーバードライブ状態となる)。3速歯車列部
3は周知の前進3速後退1速の歯車列であり、2
組の遊星歯車組9及び10、2つのクラツチ11
及び12、2つのブレーキ13及び14(13は
バンドブレーキ)、及びワンウエイクラツチ15
を有しており、上記ブレーキ13,14、ワンウ
エイクラツチ15及びクラツチ11,12を適当
に組合わせて作動させることにより次表の如く前
進3速、後退1速を得ることができる。
そのマニユアルバルブをドライブレンジにし、オ
ーバードライブ変速段が選択された状態で、マニ
ユアルバルブをエンジンブレーキ所望のため2速
レンジに切換える時のシヨツクを軽減する技術に
関するものである。 (2) 従来技術 オーバードライブ付自動変速機は、そのマニユ
アルバルブがドライブレンジにされた状態で第1
速、第2速、第3速及びオーバードライブの変速
段を自動選択するよう構成するのが普通である。
又通常、第2速変速段はバンドブレーキを作動さ
せることにより選択するが、このバンドブレーキ
は車両の通常走行中(エンジンが車両駆動輪を駆
動する間)バンドのリーデイング方向にブレーキ
作用を行ない、車両のエンジンブレーキ走行中
(エンジンが車両駆動輪により逆駆動される間)
バンドのトレーリング方向にブレーキ作用を行な
う。ところで周知の如くバンドブレーキのリーデ
イング特性及びトレーリング特性は夫々異なり、
前者の特性によるブレーキ力は後者の特性による
ブレーキ力より大きい。従つて、第2速での通常
走行中とエンジンブレーキ走行中とで、バンドブ
レーキを作動させるライン圧を同じにしたので
は、第2速でのエンジンブレーキ走行中バンドブ
レーキのブレーキ力が不足気味となり、ここでの
滑りにより十分なエンジンブレーキを望み得な
い。一方ライン圧は、これにより作動される上記
バンドブレーキ等の作動力がエンジンの出力トル
クに対応しなければならないことから、該出力ト
ルクにほぼ対応するエンジンのスロツトル開度に
応じ第3図に実線αで示す如く変化させるのが普
通であり、エンジンブレーキ走行中スロツトル開
度を当然最低にしているから、ライン圧も最低に
なる。この点でもバンドブレーキの上記滑りは一
層助長され、第2速でのエンジンブレーキ走行中
エンジンブレーキの効きが益々悪くなるのを避け
られない。 そこで通常は、エンジンブレーキを所望してマ
ニユアルバルブをドライブレンジから2速レンジ
に切換える時、ライン圧を第3図中一点鎖線βで
示す如く一定の高い値に増圧し、これにより作動
されるバンドブレーキがトレーリング方向にブレ
ーキ作用を行なうと雖も滑ることなく十分なブレ
ーキ力を発生してエンジンブレーキの効きを確実
なものとする対策が講じられている。 ところでオーバードライブ付自動変速機の場
合、オーバードライブ変速段での走行中エンジン
ブレーキを所望してマニユアルバルブを2速レン
ジに切換える時、オーバードライブ変速段から第
2速変速段への変速に当つては、上記バンドブレ
ーキが作動されるだけでなく、クラツチも作動さ
れ、該クラツチの作動も上記増圧されたライン圧
で行なわれることになる。しかしてクラツチはバ
ンドブレーキのようなリーディング特性及びトレ
ーリング特性を持たず、当該増圧されたライン圧
により作動されると、クラツチ容量が大きくなり
過ぎる。これがためオーバードライブ変速段が選
択された状態での走行中マニユアルバルブをドラ
イブレンジから2速レンジに切換えてエンジンブ
レーキを作用させようとする時、オーバードライ
ブ付自動変速機搭載車は上記クラツチ容量の過大
分で大きいシヨツクを生ずる。 (3) 発明の目的 そこで本発明は、このようなマニユアルバルブ
切換時に行なわれるライン圧の上記増圧を、上記
クラツチが作動を完了するまで遅らせておき、こ
れにより当該クラツチの作動を過不足のない適正
な増圧前のライン圧により行なわせて上記シヨツ
クの発生を防止し、その後はライン圧の正規の増
圧により前記バンドブレーキの滑りを通常通り防
止し得るようにすることを目的とする。 (4) 発明の構成 この目的のため本発明オーバードライブ付自動
変速機は、マニユアルバルブを2速レンジにした
時バツクアツプ圧により行なわれるライン圧の増
圧を上記クラツチの作動が完了するまで遅らせる
ために、該クラツチの作動圧に応動してこのクラ
ツチの作動が完了する迄バツクアツプ圧の供給回
路を遮断する増圧制御弁を設けてなるものであ
る。 (5) 実施例 以下、図示の実施例により本発明を詳細に説明
する。 第1図はオーバードライブ付自動変速機の変速
歯車機構部を骨子図として示すもので、これはト
ルクコンバータ部1、オーバードライブ歯車列部
2、及び3速歯車列部3から構成されている。ト
ルクコンバータ部1のロツクアツプ機構付トルク
コンバータ4は、エンジン(図示してない)から
のトルクが回転軸4aから入力され、回転軸4b
によつてオーバードライブ歯車列部2へトルクを
出力するようにしてある。ロツクアツプ機構付ト
ルクコンバータ4はロツクアツプクラツチ4cを
有しており、これによつて回転軸4a及び4bを
機械的に連結した状態とすることが可能である。
オーバードライブ歯車列部2は遊星歯車組5、ダ
イレクトクラツチ6及びオーバードライブブレー
キ7を有している。遊星歯車組5のキヤリア5a
はロツクアツプ機構付トルクコンバータ4と回転
軸4bを介して連結されており、またインターナ
ルギア5bは回転軸8によつて3速歯車列部3と
連結されている。サンギア5cとインターナルギ
ア5bとはダイレクトクラツチ6によつて連結可
能であり、またサンギア5cはオーバードライブ
ブレーキ7によつて静止部に対して固定可能であ
る。ダイレクトクラツチ6を作動させると共にオ
ーバードライブブレーキ7を非作動とした場合に
は遊星歯車組5の構成要素であるキヤリア5a、
インターナルギア5b及びサンギア5cは一体に
回転し、回転軸4bと回転軸8とは連結された状
態となる(すなわち、変速比は1である)。逆に、
ダイレクトクラツチ6を非作動にすると共にオー
バードライブブレーキ7を作動させると、インタ
ーナルギア5bはキヤリア5aよりも回転速度が
速くなり、回転軸8の回転は回転軸4bの回転よ
りも増速される(すなわち、変速比は1より小さ
くオーバードライブ状態となる)。3速歯車列部
3は周知の前進3速後退1速の歯車列であり、2
組の遊星歯車組9及び10、2つのクラツチ11
及び12、2つのブレーキ13及び14(13は
バンドブレーキ)、及びワンウエイクラツチ15
を有しており、上記ブレーキ13,14、ワンウ
エイクラツチ15及びクラツチ11,12を適当
に組合わせて作動させることにより次表の如く前
進3速、後退1速を得ることができる。
【表】
第2図は、第1図に示す変速機構歯車部を自動
変速する周知の変速制御回路に、本発明の着想を
適用して示すもので、本発明は該制御回路中は増
圧制御弁17を付加して構成する。従つて、本明
細書ではこの制御弁及びこれに関連する部分のみ
について主に説明し、他は名称を記す程度にとど
めた。 即ち第2図中、18はマニユアルバルブで、こ
れを運転者がパーキング(P)レンジ、後退走行
(R)レンジ、中立(N)レンジ、ドライブ(D)
レンジ、2速2レンジ及び1速1レンジの各位置
に手動操作することにより、ライン圧回路19内
のライン圧を各種回路に配送切換えする用をな
す。20はプレツシヤレギユレータバルブ、オイ
ルポンプ21からの作動油を調圧してライン圧に
すると共に、これを車両の走行状態に応じ最適値
に調整しつつライン圧回路19に出力する。な
お、22は1−2シフトバルブ、23は2−3シ
フトバルブ、24はプレツシヤモデイフアイアバ
ルブ、25はバキユームスロツトルバルブ、26
はスロツトルバツクアツプバルブ、27はソレノ
イドダウンシフトバルブ、28はセカンドロツク
バルブ、29は2−3タイミングバルブ、30は
ガバナバルブを夫々示す。 マニユアルバルブ18はDレンジにすると、ラ
イン圧回路19が回路31に通じ、ライン圧がク
ラツチ12に供給されてこれを作動し、前記第1
表の如く第1速を選択することができる。なおこ
の時、ワンウエイクラツチ15は反力ブレーキと
して作用し、第1速での動力伝達を可能にする。
ガバナバルブ30は車速に応じたガバナ圧を回路
32に出力しており、1−2シフトバルブ22は
このガバナ圧が所定値になる或る車速以上で、弁
スプールを上半部位置にされ、回路33,34間
を通ずる。かくて、回路31に供給されているラ
イン圧は回路33,34、セカンドロツクバルブ
28(弁スプールは図中右半部位置)及び回路3
5を経てバンドブレーキ13の作動側に供給さ
れ、このバンドブレーキの作動とクラツチ12の
前記作動とで前記第1表の如く第2速が選択され
る。車速が更に上昇すると、2−3シフトバルブ
23も回路32からのガバナ圧により弁スプール
を図中上半部位置にされ、回路36,37間を通
ずる。ところで回路36はマニユアルバルブ18
の当該Dレンジでライン圧回路19に通じてお
り、ライン圧を供給されていることから、回路3
7にライン圧を出力する。このライン圧は回路3
7より一方でバンドブレーキ13の非作動側に供
給されてこれを非作動にし、他方でクラツチ11
に供給されてこれを作動する結果、前記第1表の
通り第3速が選択される。 なお、44は3−4シフトバルブ、45はオー
バードライブ解除バルブ、46はオーバードライ
ブ解除ソレノイド、47はロツクアツプコントロ
ールバルブを示す。ソレノイド46は、運転者が
これを付勢する時ライン圧回路19中におけるオ
リフイス48,49のうち下流側オリフイス49
をドレンポート50から遮断し、ソレノイド46
の滅勢時オリフイス49をドレンポート50に通
じさせる。ソレノイド46の前者の状態でオリフ
イス48,49間はライン圧に等しくなり、オー
バードライブ解除バルブ45はその弁スプールを
図中下半部位置にされて回路51をライン圧回路
19に通じさせ、ソレノイド46の後者の状態で
オリフイス48,49間に圧力が生ぜず、オーバ
ードライブ解除バルブ45はその弁スプールを図
中上半部位置にされて回路51を回路52に通じ
させる。 3−4シフトバルブ44はその両端にガバナ圧
回路32からのガバナ圧(車速対応)とスロツト
ル圧回路42からのスロツトル圧(スロツトル開
度対応)とを受けており、これら圧力に弁スプー
ルが以下の如くに応動する。即ち、前記の如くD
妨レンジで第1速、第2速又は第3速が選択され
るようなガバナ圧及びスロツトル圧のもとで3−
4シフトバルブ44の弁スプールは図中下半部位
置を保ち回路52をライン圧回路19に通じて回
路52にライン圧を供給している。ここで、運転
者がオーバードライブの解除を所望せずソレノイ
ド46を滅勢してロツクアツプ解除バルブ45の
弁スプールを図中上半部位置にしていると、回路
52に導びかれたライン圧は回路51及びワンウ
エイオリフイス53を経てダイレクトクラツチ6
及びアキユムレータ59に供給されると共に、回
路51、ワンウエイオリフイス54を経てオーバ
ードライブブレーキ7のレリーズ室7aに供給さ
れる。かくて、オーバードライブブレーキ7はそ
のアプライ室7bに回路19からのライン圧が常
時導びかれていてもレリーズ室7a内のライン圧
により受圧面積の関係上非作動にされ、ダイレク
トクラツチ6がアキユムレータ59により徐々に
作動されることから、エンジン回転は前述したよ
うに増速すればそのまま軸8(第1図参照)に達
する。従つて、前記したDレンジでの第1速、第
2速、第3速選択状態が得られるが、第3速選択
状態で車速が上がり、回路32に出力されるガバ
ナ圧が上昇すると、3−4シフトバルブ44の弁
スプールは図中上半部位置にされて回路52をド
レンポート55に通ずる。この時回路52にライ
ン圧が供給されなくなり、ダイレクトクラツチ6
は非作動にされ、又オーバードライブブレーキ7
はアプライ室7b内のライン圧により作動され
る。この結果、エンジンの回転は前述したように
増速された軸8(第1図参照)に達し、第3速よ
り減速比の小さな(増速比)のオーバードライブ
変速段を選択することができる。 運転者がこのオーバードライブを所望せず、ソ
レノイド46の付勢によりオーバードライブ解除
バルブ45の弁スプールを図中下半部位置にする
と、回路51に回路19からのライン圧が供給さ
れるようになり、オーバードライブブレーキ7の
非作動とダイレクトクラツチ6の作動とでオーバ
ードライブを希望通り解除することができる。 ロツクアツプコントロールバルブ47はガバナ
圧回路32からのガバナ圧と回路51からの圧力
に応動する。上述した処から明らかなように、回
路51にはオーバードライブ選択状態以外常時ラ
イン圧が導びかれており、ロツクアツプコントロ
ールバルブ47の弁スプールは回路32からのガ
バナ圧に関係なく図中上半部位置に保たれる。こ
の時、ロツクアツプクラツチ4cに通ずる回路5
6は、トルクコンバータ4の内圧と等しくなる回
路部分に通じた回路57に連通され、ロツクアツ
プクラツチ4cを釈放してトルクコンバータ4を
所謂コンバータ状態で動力伝達するよう機能させ
る。ところで、オーバードライブ選択状態では前
述した処から明らかなように回路51が無圧状態
にされていることから、回路32からのガバナ圧
が或る値に達すると、即ちオーバードライブ選択
状態で車速がロツクアツプ車速以上になると、ロ
ツクアツプコントロールバルブ47の弁スプール
はガバナ圧により図中下半部位置にされる。この
時、回路56はドレンポート58に通じ、ロツク
アツプクラツチ4cを継合してトルクコンバータ
4を所謂ロツクアツプ状態で動力伝達するよう機
能させる。 なお、エンジンブレーキを所望してマニユアル
バルブ18をオーバードライブでの走行中Dレン
ジから2速2レンジにすると、セカンドロツクバ
ルブ28はマニユアルバルブ18から回路38を
経て供給されていたライン圧がなくなる結果、弁
スプールを右半部位置から左半部位置にされ、マ
ニユアルバルブ18から回路39を経て供給され
るライン圧を回路35を経てバンドブレーキ13
の作動側に供給する。一方、マニユアルバルブ1
8の当該2レンジで回路38にライン圧が出力さ
れないため、回路36にもライン圧が出力されな
くなり、当然クラツチ11は非作動にされる。一
方、当該レンジ切換時マニユアルバルブ18から
回路40にライン圧が出力されるようになり、こ
のライン圧はアクチユエータ60に達してそのピ
ストンロツドを突出させ、これにより3−4シフ
トバルブ44の弁スプールを図中下半部位置に切
換える。この場合、前述したようにオーバードラ
イブブレーキ7が非作動にされると共にダイレク
トクラツチ6が作動され、該ダイレクトクラツチ
の作動と、バンドブレーキ13の上記作動と、前
記クラツチ12の作動保持とで自動変速機はオー
バードライブから第2速に変速され、この第2速
に固定された状態となり、第2速でのエンジンブ
レーキ走行を可能にする。 ところで本発明において設ける増圧制御弁17
は、弁スプール61をバルブボデー62内に摺動
自在に挿入して具え、該弁スプールに2個のラン
ド61a,61bを設ける。そしてランド61a
を室63に臨ませ、この室に向け弁スプール61
をばね64で付勢する。ランド61a,61b間
の室に常時連通するよう回路65の一端を接続
し、該回路の他端をバキユームスロツトルバルブ
25のバツクアツプ圧(後述する)入口ポート2
5aに接続する。弁スプール61の図中右半部位
置で回路65と通ずるドレンポート66をバルブ
ボデー62に形成し、このバルブボデーには更に
弁スプール61の図中左半部位置で回路65と通
ずるようバキユームスロツトルバルブ26からの
バツクアツプ圧回路41を接続する。又、室63
は回路67によりダイレクトクラツチ6の作動圧
を導びき、この圧力により弁スプール61をばね
64に抗し応動させるようにする。 かかる増圧制御弁17を具えた本発明自動変速
機においてはライン圧が以下の如くに制御され
る。先ず、マニユアルバルブ18のDレンジで
は、これがそのドレンポートに回路40を通じて
おり、又スロツトルバツクアツプバルブ26がバ
ツクアツプ圧回路41を回路40に通じて回路4
1内を無圧状態にしている。従つて、増圧制御弁
17の弁スプール61がどの位置にあつても、回
路65は上記無圧状態の回路41又はドレンポー
ト66に通じて無圧状態を保たれ、バキユームス
ロツトルバルブ25のポート25aをドレンポー
トとして機能させる。一方バキユームスロツトル
バルブ25はエンジン吸入負圧(スロツトル開
度)に応動し、スロツトル圧回路42をライン圧
回路19と通じた回路43及びドレン状態のポー
ト25aに適宜連通させ、回路43からのライン
圧をエンジンスロツトル開度に応じたスロツトル
圧に調圧してスロツトル圧回路42に出力する。
このスロツトル圧は回路42よりプレツシヤレギ
ユレータバルブ20に供給され、これにより調整
されて回路19に生ずるライン圧を第3図にαで
示す如くスロツトル開度に応じ所定通り調圧する
ことができる。 かくして、マニユアルバルブの2レンジにおい
ては、これが回路40にライン圧回路19からの
ライン圧を供給し、スロツトルバツクアツプバル
ブ26がこのライン圧より或る値だけ低い一定の
バツクアツプ圧を回路41に出力して増圧制御弁
17に供給している。ここで、マニユアルバルブ
18をDレンジにしたオーバードライブ変速段で
の走行中、エンジンブレーキを所望してマニユア
ルバルブ18を2レンジに切換えた時のライン圧
制御作用を説明するに、この時前述したようにダ
イレクトクラツチ6及びバンドブレーキ13がラ
イン圧により作動されるようになつてオーバード
ライブから第2速への変速が行なわれると共にこ
の状態が保持され、第2速でのエンジンブレーキ
走行を可能にする。しかるに、前記の如くアキユ
ムレータ59の作用で徐々に行なわれるダイレク
トクラツチ6の作動が完了するまで、ダイレクト
クラツチ6に向うダイレクトクラツチ圧は、反力
が小さいため低く、この圧力は回路67を経て室
63に達していても弁スプール61をばね64に
抗し押動し得ず、この弁スプールは図中右半部位
置を保つ。従つて回路65はドレンポート66に
通じ、バキユームスロツトルバルブ25のポート
25aをドレン状態に保つ。これがためバキユー
ムスロツトルバルブ25は今迄通りスロツトル開
度に対応したスロツトル圧を回路42に出力し、
プレツシヤレギユレータバルブ20へ供給し続け
る。かくて、プレツシヤレギユレータバルブ20
はライン圧を第3図中αで示す如くスロツトル開
度に応じた適正値に調圧し、このライン圧により
作動されつつあるダイレクトクラツチ6の締結力
が過大にならず、当該レンジ切換時におけるシヨ
ツクの発生を防止することができる。 その後ダイレクトクラツチ6の作動が完了する
と、ダイレクトクラツチ圧は大きな反力下でライ
ン圧と同じ値になる。この圧力は回路67より室
63に至つて弁スプール61をばね64に抗し図
中左半部位置に押動し、回路65を回路41に通
ずる。ところで前述の如く当該レンジ切換時回路
41にはバツクアツプ圧が供給されているため、
このバツクアツプ圧が回路65を経てバキユーム
スロツトルバルブ25のポート25aに達する。
従つて、バキユームスロツトルバルブ25は、今
迄ドレンされていたポート25aがバツクアツプ
圧を供給されるようになることで、スロツトル圧
回路42に一定の高いスロツトル圧を出力するよ
うになり、このスロツトル圧はプレツシヤレギユ
レータバルブ20に達して、これにより調圧され
て回路19に生ずるライン圧を第3図中βで示す
ような高い一定値となす。このように増圧された
ライン圧はダイレクトクラツチ6の作動保持に供
されるが、既にこのダイレクトクラツチが作動を
完了した定常状態であるため、シヨツクの発生原
因とはならない。又、この増圧されたライン圧は
当該レンジ切換えによつて前述の如くバンドブレ
ーキ13を作動状態に保つ間、これがトレーリン
グ方向に作動(エンジンブレーキ走行のため)す
ると雖も、その作動力を十分なものとなして、エ
ンジンブレーキの効きを良くすることができる。 (6) 発明の効果 かくして本発明はマニユアルバルブ18をドラ
イブ(D)レンジにした状態で第1速、第2速、
第3速及びオーバードライブの変速段が自動選択
され、オーバードライブ変速段が選択された状態
でマニユアルバルブ18を2速2レンジに切換え
る時バンドブレーキ13がライン圧により作動さ
れると共に該ライン圧によりクラツチ(ダイレク
トクラツチ)6も作動されて第2速変速段を選択
保持するようにし、マニユアルバルブ18の2速
レンジ位置で発生するバツクアツプ圧によりライ
ン圧を増圧する(第3図中β)ようにしたオーバ
ードライブ付自動変速機において、上記クラツチ
6の作動圧に応動する増圧制御弁17を設け、こ
れにより上記クラツチ6の作動が完了する迄上記
バツクアツプ圧の供給回路を遮断してライン圧の
上記増圧を遅らせる構成にしたから、前記作用説
明通りクラツチ6の作動を過不足のない適正な増
圧前のライン圧により行なわせて、上記レンジ切
換時クラツチ6の作動によつて生ずるシヨツクの
発生を防止することができる。又、その後はライ
ン圧の正規の増圧によりバンドブレーキ13の滑
りを通常通り防止して、エンジンブレーキの効き
を十分なものとすることができる。
変速する周知の変速制御回路に、本発明の着想を
適用して示すもので、本発明は該制御回路中は増
圧制御弁17を付加して構成する。従つて、本明
細書ではこの制御弁及びこれに関連する部分のみ
について主に説明し、他は名称を記す程度にとど
めた。 即ち第2図中、18はマニユアルバルブで、こ
れを運転者がパーキング(P)レンジ、後退走行
(R)レンジ、中立(N)レンジ、ドライブ(D)
レンジ、2速2レンジ及び1速1レンジの各位置
に手動操作することにより、ライン圧回路19内
のライン圧を各種回路に配送切換えする用をな
す。20はプレツシヤレギユレータバルブ、オイ
ルポンプ21からの作動油を調圧してライン圧に
すると共に、これを車両の走行状態に応じ最適値
に調整しつつライン圧回路19に出力する。な
お、22は1−2シフトバルブ、23は2−3シ
フトバルブ、24はプレツシヤモデイフアイアバ
ルブ、25はバキユームスロツトルバルブ、26
はスロツトルバツクアツプバルブ、27はソレノ
イドダウンシフトバルブ、28はセカンドロツク
バルブ、29は2−3タイミングバルブ、30は
ガバナバルブを夫々示す。 マニユアルバルブ18はDレンジにすると、ラ
イン圧回路19が回路31に通じ、ライン圧がク
ラツチ12に供給されてこれを作動し、前記第1
表の如く第1速を選択することができる。なおこ
の時、ワンウエイクラツチ15は反力ブレーキと
して作用し、第1速での動力伝達を可能にする。
ガバナバルブ30は車速に応じたガバナ圧を回路
32に出力しており、1−2シフトバルブ22は
このガバナ圧が所定値になる或る車速以上で、弁
スプールを上半部位置にされ、回路33,34間
を通ずる。かくて、回路31に供給されているラ
イン圧は回路33,34、セカンドロツクバルブ
28(弁スプールは図中右半部位置)及び回路3
5を経てバンドブレーキ13の作動側に供給さ
れ、このバンドブレーキの作動とクラツチ12の
前記作動とで前記第1表の如く第2速が選択され
る。車速が更に上昇すると、2−3シフトバルブ
23も回路32からのガバナ圧により弁スプール
を図中上半部位置にされ、回路36,37間を通
ずる。ところで回路36はマニユアルバルブ18
の当該Dレンジでライン圧回路19に通じてお
り、ライン圧を供給されていることから、回路3
7にライン圧を出力する。このライン圧は回路3
7より一方でバンドブレーキ13の非作動側に供
給されてこれを非作動にし、他方でクラツチ11
に供給されてこれを作動する結果、前記第1表の
通り第3速が選択される。 なお、44は3−4シフトバルブ、45はオー
バードライブ解除バルブ、46はオーバードライ
ブ解除ソレノイド、47はロツクアツプコントロ
ールバルブを示す。ソレノイド46は、運転者が
これを付勢する時ライン圧回路19中におけるオ
リフイス48,49のうち下流側オリフイス49
をドレンポート50から遮断し、ソレノイド46
の滅勢時オリフイス49をドレンポート50に通
じさせる。ソレノイド46の前者の状態でオリフ
イス48,49間はライン圧に等しくなり、オー
バードライブ解除バルブ45はその弁スプールを
図中下半部位置にされて回路51をライン圧回路
19に通じさせ、ソレノイド46の後者の状態で
オリフイス48,49間に圧力が生ぜず、オーバ
ードライブ解除バルブ45はその弁スプールを図
中上半部位置にされて回路51を回路52に通じ
させる。 3−4シフトバルブ44はその両端にガバナ圧
回路32からのガバナ圧(車速対応)とスロツト
ル圧回路42からのスロツトル圧(スロツトル開
度対応)とを受けており、これら圧力に弁スプー
ルが以下の如くに応動する。即ち、前記の如くD
妨レンジで第1速、第2速又は第3速が選択され
るようなガバナ圧及びスロツトル圧のもとで3−
4シフトバルブ44の弁スプールは図中下半部位
置を保ち回路52をライン圧回路19に通じて回
路52にライン圧を供給している。ここで、運転
者がオーバードライブの解除を所望せずソレノイ
ド46を滅勢してロツクアツプ解除バルブ45の
弁スプールを図中上半部位置にしていると、回路
52に導びかれたライン圧は回路51及びワンウ
エイオリフイス53を経てダイレクトクラツチ6
及びアキユムレータ59に供給されると共に、回
路51、ワンウエイオリフイス54を経てオーバ
ードライブブレーキ7のレリーズ室7aに供給さ
れる。かくて、オーバードライブブレーキ7はそ
のアプライ室7bに回路19からのライン圧が常
時導びかれていてもレリーズ室7a内のライン圧
により受圧面積の関係上非作動にされ、ダイレク
トクラツチ6がアキユムレータ59により徐々に
作動されることから、エンジン回転は前述したよ
うに増速すればそのまま軸8(第1図参照)に達
する。従つて、前記したDレンジでの第1速、第
2速、第3速選択状態が得られるが、第3速選択
状態で車速が上がり、回路32に出力されるガバ
ナ圧が上昇すると、3−4シフトバルブ44の弁
スプールは図中上半部位置にされて回路52をド
レンポート55に通ずる。この時回路52にライ
ン圧が供給されなくなり、ダイレクトクラツチ6
は非作動にされ、又オーバードライブブレーキ7
はアプライ室7b内のライン圧により作動され
る。この結果、エンジンの回転は前述したように
増速された軸8(第1図参照)に達し、第3速よ
り減速比の小さな(増速比)のオーバードライブ
変速段を選択することができる。 運転者がこのオーバードライブを所望せず、ソ
レノイド46の付勢によりオーバードライブ解除
バルブ45の弁スプールを図中下半部位置にする
と、回路51に回路19からのライン圧が供給さ
れるようになり、オーバードライブブレーキ7の
非作動とダイレクトクラツチ6の作動とでオーバ
ードライブを希望通り解除することができる。 ロツクアツプコントロールバルブ47はガバナ
圧回路32からのガバナ圧と回路51からの圧力
に応動する。上述した処から明らかなように、回
路51にはオーバードライブ選択状態以外常時ラ
イン圧が導びかれており、ロツクアツプコントロ
ールバルブ47の弁スプールは回路32からのガ
バナ圧に関係なく図中上半部位置に保たれる。こ
の時、ロツクアツプクラツチ4cに通ずる回路5
6は、トルクコンバータ4の内圧と等しくなる回
路部分に通じた回路57に連通され、ロツクアツ
プクラツチ4cを釈放してトルクコンバータ4を
所謂コンバータ状態で動力伝達するよう機能させ
る。ところで、オーバードライブ選択状態では前
述した処から明らかなように回路51が無圧状態
にされていることから、回路32からのガバナ圧
が或る値に達すると、即ちオーバードライブ選択
状態で車速がロツクアツプ車速以上になると、ロ
ツクアツプコントロールバルブ47の弁スプール
はガバナ圧により図中下半部位置にされる。この
時、回路56はドレンポート58に通じ、ロツク
アツプクラツチ4cを継合してトルクコンバータ
4を所謂ロツクアツプ状態で動力伝達するよう機
能させる。 なお、エンジンブレーキを所望してマニユアル
バルブ18をオーバードライブでの走行中Dレン
ジから2速2レンジにすると、セカンドロツクバ
ルブ28はマニユアルバルブ18から回路38を
経て供給されていたライン圧がなくなる結果、弁
スプールを右半部位置から左半部位置にされ、マ
ニユアルバルブ18から回路39を経て供給され
るライン圧を回路35を経てバンドブレーキ13
の作動側に供給する。一方、マニユアルバルブ1
8の当該2レンジで回路38にライン圧が出力さ
れないため、回路36にもライン圧が出力されな
くなり、当然クラツチ11は非作動にされる。一
方、当該レンジ切換時マニユアルバルブ18から
回路40にライン圧が出力されるようになり、こ
のライン圧はアクチユエータ60に達してそのピ
ストンロツドを突出させ、これにより3−4シフ
トバルブ44の弁スプールを図中下半部位置に切
換える。この場合、前述したようにオーバードラ
イブブレーキ7が非作動にされると共にダイレク
トクラツチ6が作動され、該ダイレクトクラツチ
の作動と、バンドブレーキ13の上記作動と、前
記クラツチ12の作動保持とで自動変速機はオー
バードライブから第2速に変速され、この第2速
に固定された状態となり、第2速でのエンジンブ
レーキ走行を可能にする。 ところで本発明において設ける増圧制御弁17
は、弁スプール61をバルブボデー62内に摺動
自在に挿入して具え、該弁スプールに2個のラン
ド61a,61bを設ける。そしてランド61a
を室63に臨ませ、この室に向け弁スプール61
をばね64で付勢する。ランド61a,61b間
の室に常時連通するよう回路65の一端を接続
し、該回路の他端をバキユームスロツトルバルブ
25のバツクアツプ圧(後述する)入口ポート2
5aに接続する。弁スプール61の図中右半部位
置で回路65と通ずるドレンポート66をバルブ
ボデー62に形成し、このバルブボデーには更に
弁スプール61の図中左半部位置で回路65と通
ずるようバキユームスロツトルバルブ26からの
バツクアツプ圧回路41を接続する。又、室63
は回路67によりダイレクトクラツチ6の作動圧
を導びき、この圧力により弁スプール61をばね
64に抗し応動させるようにする。 かかる増圧制御弁17を具えた本発明自動変速
機においてはライン圧が以下の如くに制御され
る。先ず、マニユアルバルブ18のDレンジで
は、これがそのドレンポートに回路40を通じて
おり、又スロツトルバツクアツプバルブ26がバ
ツクアツプ圧回路41を回路40に通じて回路4
1内を無圧状態にしている。従つて、増圧制御弁
17の弁スプール61がどの位置にあつても、回
路65は上記無圧状態の回路41又はドレンポー
ト66に通じて無圧状態を保たれ、バキユームス
ロツトルバルブ25のポート25aをドレンポー
トとして機能させる。一方バキユームスロツトル
バルブ25はエンジン吸入負圧(スロツトル開
度)に応動し、スロツトル圧回路42をライン圧
回路19と通じた回路43及びドレン状態のポー
ト25aに適宜連通させ、回路43からのライン
圧をエンジンスロツトル開度に応じたスロツトル
圧に調圧してスロツトル圧回路42に出力する。
このスロツトル圧は回路42よりプレツシヤレギ
ユレータバルブ20に供給され、これにより調整
されて回路19に生ずるライン圧を第3図にαで
示す如くスロツトル開度に応じ所定通り調圧する
ことができる。 かくして、マニユアルバルブの2レンジにおい
ては、これが回路40にライン圧回路19からの
ライン圧を供給し、スロツトルバツクアツプバル
ブ26がこのライン圧より或る値だけ低い一定の
バツクアツプ圧を回路41に出力して増圧制御弁
17に供給している。ここで、マニユアルバルブ
18をDレンジにしたオーバードライブ変速段で
の走行中、エンジンブレーキを所望してマニユア
ルバルブ18を2レンジに切換えた時のライン圧
制御作用を説明するに、この時前述したようにダ
イレクトクラツチ6及びバンドブレーキ13がラ
イン圧により作動されるようになつてオーバード
ライブから第2速への変速が行なわれると共にこ
の状態が保持され、第2速でのエンジンブレーキ
走行を可能にする。しかるに、前記の如くアキユ
ムレータ59の作用で徐々に行なわれるダイレク
トクラツチ6の作動が完了するまで、ダイレクト
クラツチ6に向うダイレクトクラツチ圧は、反力
が小さいため低く、この圧力は回路67を経て室
63に達していても弁スプール61をばね64に
抗し押動し得ず、この弁スプールは図中右半部位
置を保つ。従つて回路65はドレンポート66に
通じ、バキユームスロツトルバルブ25のポート
25aをドレン状態に保つ。これがためバキユー
ムスロツトルバルブ25は今迄通りスロツトル開
度に対応したスロツトル圧を回路42に出力し、
プレツシヤレギユレータバルブ20へ供給し続け
る。かくて、プレツシヤレギユレータバルブ20
はライン圧を第3図中αで示す如くスロツトル開
度に応じた適正値に調圧し、このライン圧により
作動されつつあるダイレクトクラツチ6の締結力
が過大にならず、当該レンジ切換時におけるシヨ
ツクの発生を防止することができる。 その後ダイレクトクラツチ6の作動が完了する
と、ダイレクトクラツチ圧は大きな反力下でライ
ン圧と同じ値になる。この圧力は回路67より室
63に至つて弁スプール61をばね64に抗し図
中左半部位置に押動し、回路65を回路41に通
ずる。ところで前述の如く当該レンジ切換時回路
41にはバツクアツプ圧が供給されているため、
このバツクアツプ圧が回路65を経てバキユーム
スロツトルバルブ25のポート25aに達する。
従つて、バキユームスロツトルバルブ25は、今
迄ドレンされていたポート25aがバツクアツプ
圧を供給されるようになることで、スロツトル圧
回路42に一定の高いスロツトル圧を出力するよ
うになり、このスロツトル圧はプレツシヤレギユ
レータバルブ20に達して、これにより調圧され
て回路19に生ずるライン圧を第3図中βで示す
ような高い一定値となす。このように増圧された
ライン圧はダイレクトクラツチ6の作動保持に供
されるが、既にこのダイレクトクラツチが作動を
完了した定常状態であるため、シヨツクの発生原
因とはならない。又、この増圧されたライン圧は
当該レンジ切換えによつて前述の如くバンドブレ
ーキ13を作動状態に保つ間、これがトレーリン
グ方向に作動(エンジンブレーキ走行のため)す
ると雖も、その作動力を十分なものとなして、エ
ンジンブレーキの効きを良くすることができる。 (6) 発明の効果 かくして本発明はマニユアルバルブ18をドラ
イブ(D)レンジにした状態で第1速、第2速、
第3速及びオーバードライブの変速段が自動選択
され、オーバードライブ変速段が選択された状態
でマニユアルバルブ18を2速2レンジに切換え
る時バンドブレーキ13がライン圧により作動さ
れると共に該ライン圧によりクラツチ(ダイレク
トクラツチ)6も作動されて第2速変速段を選択
保持するようにし、マニユアルバルブ18の2速
レンジ位置で発生するバツクアツプ圧によりライ
ン圧を増圧する(第3図中β)ようにしたオーバ
ードライブ付自動変速機において、上記クラツチ
6の作動圧に応動する増圧制御弁17を設け、こ
れにより上記クラツチ6の作動が完了する迄上記
バツクアツプ圧の供給回路を遮断してライン圧の
上記増圧を遅らせる構成にしたから、前記作用説
明通りクラツチ6の作動を過不足のない適正な増
圧前のライン圧により行なわせて、上記レンジ切
換時クラツチ6の作動によつて生ずるシヨツクの
発生を防止することができる。又、その後はライ
ン圧の正規の増圧によりバンドブレーキ13の滑
りを通常通り防止して、エンジンブレーキの効き
を十分なものとすることができる。
第1図は本発明オーバードライブ付自動変速機
の動力伝達歯車列を例示する骨子図、第2図は同
歯車列を変速制御するよう構成した本発明オーバ
ードライブ付自動変速機の変速制御油圧回路図、
第3図は本発明自動変速機のライン圧変化特性図
である。 1……トルクコンバータ部、2……オーバード
ライブ歯車列部、3……3速歯車列部、6……ダ
イレクトクラツチ、7……オーバードライブブレ
ーキ、13……バンドブレーキ、17……増圧制
御弁、18……マニユアルバルブ、19……ライ
ン圧回路、20……プレツシヤレギユレータバル
ブ、21……オイルポンプ、22……1−2シフ
トバルブ、23……2−3シフトバルブ、25…
…バキユームスロツトルバルブ、26……スロツ
トルバツクアツプバルブ、28……セカンドロツ
クバルブ、30……ガバナバルブ、32……ガバ
ナ圧回路、40……2レンジ圧回路、41……ス
ロツトルバツクアツプ圧回路、42……スロツト
ル圧回路、44……3−4シフトバルブ、45…
…オーバードライブ解除バルブ、46……オーバ
ードライブ解除ソレノイド、47……ロツクアツ
プコントロールバルブ、53,54……ワンウエ
イオリフイス、57……アキユムレータ、60…
…アクチユエータ、61……弁スプール、62…
…バルブボデー、63……弁室、64……ばね、
65……連絡回路、66……ドレンポート、67
……ダイレクトクラツチ圧取出回路。
の動力伝達歯車列を例示する骨子図、第2図は同
歯車列を変速制御するよう構成した本発明オーバ
ードライブ付自動変速機の変速制御油圧回路図、
第3図は本発明自動変速機のライン圧変化特性図
である。 1……トルクコンバータ部、2……オーバード
ライブ歯車列部、3……3速歯車列部、6……ダ
イレクトクラツチ、7……オーバードライブブレ
ーキ、13……バンドブレーキ、17……増圧制
御弁、18……マニユアルバルブ、19……ライ
ン圧回路、20……プレツシヤレギユレータバル
ブ、21……オイルポンプ、22……1−2シフ
トバルブ、23……2−3シフトバルブ、25…
…バキユームスロツトルバルブ、26……スロツ
トルバツクアツプバルブ、28……セカンドロツ
クバルブ、30……ガバナバルブ、32……ガバ
ナ圧回路、40……2レンジ圧回路、41……ス
ロツトルバツクアツプ圧回路、42……スロツト
ル圧回路、44……3−4シフトバルブ、45…
…オーバードライブ解除バルブ、46……オーバ
ードライブ解除ソレノイド、47……ロツクアツ
プコントロールバルブ、53,54……ワンウエ
イオリフイス、57……アキユムレータ、60…
…アクチユエータ、61……弁スプール、62…
…バルブボデー、63……弁室、64……ばね、
65……連絡回路、66……ドレンポート、67
……ダイレクトクラツチ圧取出回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 マニユアルバルブをドライブレンジにした状
態で第1速、第2速、第3速およびオーバードラ
イブの変速段が自動選択され、オーバードライブ
変速段が選択された状態で前記マニユアルバルブ
を2速レンジに切換える時、バンドブレーキがラ
イン圧により作動されると共に該ライン圧により
クラツチも作動されて第2速変速段を選択保持す
るようにし、マニユアルバルブの2速レンジ位置
で発生するバツクアツプ圧により前記ライン圧を
増圧するようにしたオーバードライブ付自動変速
機において、 前記クラツチの作動圧に応動して該クラツチの
作動が完了する迄前記バツクアツプ圧の供給回路
を遮断する増圧制御弁を設けてなることを特徴と
するオーバードライブ付自動変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58070077A JPS59197649A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | オ−バ−ドライブ付自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58070077A JPS59197649A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | オ−バ−ドライブ付自動変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59197649A JPS59197649A (ja) | 1984-11-09 |
| JPH0346698B2 true JPH0346698B2 (ja) | 1991-07-17 |
Family
ID=13421114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58070077A Granted JPS59197649A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | オ−バ−ドライブ付自動変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59197649A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH066980B2 (ja) * | 1985-07-11 | 1994-01-26 | マツダ株式会社 | 自動変速機のライン圧制御装置 |
| JPH0730832B2 (ja) * | 1986-04-01 | 1995-04-10 | マツダ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
| JPS6313952A (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-21 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機のライン圧ブ−スト制御装置 |
| JP2925481B2 (ja) * | 1996-01-12 | 1999-07-28 | マツダ株式会社 | 自動変速機のライン圧制御装置 |
-
1983
- 1983-04-22 JP JP58070077A patent/JPS59197649A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59197649A (ja) | 1984-11-09 |
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