JPH0347178B2 - - Google Patents

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JPH0347178B2
JPH0347178B2 JP58202015A JP20201583A JPH0347178B2 JP H0347178 B2 JPH0347178 B2 JP H0347178B2 JP 58202015 A JP58202015 A JP 58202015A JP 20201583 A JP20201583 A JP 20201583A JP H0347178 B2 JPH0347178 B2 JP H0347178B2
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JP
Japan
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water
film
polyester
weight
polyester copolymer
Prior art date
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JP58202015A
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JPS6092829A (ja
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Katsuhiko Nose
Hajime Suzuki
Osamu Makimura
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP19840112863 priority patent/EP0172269B1/en
Priority to KR1019840006700A priority patent/KR890002367B1/ko
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Publication of JPH0347178B2 publication Critical patent/JPH0347178B2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、透明性、易滑性にすぐれたポリエス
テルフイルムに関する。ポリエチレンテレフタレ
ート延伸フイルムはすぐれた機械特性、電気特
性、寸法安定性を有するため、電気用途、装飾用
途、包装用途、磁気テープ用途等多用な分野の素
材として有用である。しかしながら、従来からよ
く知られている様にポリエステルフイルムの摩擦
係数が大きいとフイルム同士がすべらず極端に悪
いとブロツキングを起こし、フイルムの取り扱い
のみならず製膜上特に巻取りが困難になる。この
ため従来まではフイルムの摩擦係数を下げるため
に該フイルムに無機もしくは有機物質を単独ある
いは混合して添加することによりその目的を達し
てきた。しかし、この様なフイルムに添加量が少
ないとその効果は小さく多量の添加がなされるた
め該フイルムの透明性濁度などが急激に低下す
る。すなわち、透明性を無添加のものとほぼ同一
にして該フイルムの摩擦係数を大巾に低下させた
フイルムは存在しなかつたのである。さらに同一
の添加物を同一量だけポリエステルに添加しても
摩擦係数の低下の割合は熱処理条件に大きく依存
し、熱履歴が大きいほどこの低下割合は大きくな
る。また一方、ポリエステルフイルムにポリ有機
シロキサンなどを添加することにより、易滑透明
性に優れたフイルムを得る方法が提案されている
が、ポリ有機シロキサンの添加量を増すと共に易
滑性になるが逆にフイルムの透明性低下はいなめ
ず、寸法安定性及びヤング率などの機械的性質も
低下する傾向があり、更にナール加工を巻きとる
前に施す方法があるが、二次加工でのスリツトで
ナール加工部分がトリミングされたり、片側のみ
に存在するようになるなど、従来の製造法は種々
の問題を有していた。 本発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意研
究の結果、外部滑剤量が特定量以下のポリエステ
ル樹脂より得られるフイルムに、水に不溶性であ
る特定のポリエステル共重合体を水溶性有機化合
物とともに水に分散させ、更に無機粒子、水溶性
シリコーン化合物を含有したコーテイング剤をイ
ンラインコート法によつて積層することによつて
フイルムの再性利用ができ、かつコーテイング工
程において防爆安定性がよい透明且つ易滑性の改
善されたコーテイングポリエステルフイルムの製
造法を提供するものである。 すなわち、本発明は、溶融押出された未延伸ポ
リエステルフイルム又は一軸延伸ポリエステルフ
イルムの少なくとも片面に (A) 全ジカルボン酸成分に0.5〜15モル%のスル
ホン酸金属塩基含有ジカルボン酸を含有する混
合ジカルボン酸成分とグリコール成分とから形
成されたポリエステル共重合体を過剰の80℃熱
水中で24時間撹拌処理した後のポリエステル共
重合体の重量減少が5重量%以下の水不溶性ポ
リエステル共重合体 (B) 沸点60〜200℃の水溶性有機溶媒 (C) 水 (D) 無機粒子 及び (E) 分子量が500〜20000、シリコーン成分が60重
量%以下でかつシリコーン化合物中のエチレン
オキサイドとプロピレンオキサイドの構成比が
下記式()を満足する下記一般式()又は
()の水溶性シリコーン化合物、 10≦(C2H4O)a/(C2H4O)a+(C3H6O)b×100≦100 ……() (式中、Rは水素又は炭素数1〜4の低級アルキ
ル基、R′は炭素数1〜4の低級アルキル基、
R″は水素又は低級アルキル基、Rは炭素数1
〜4の低級アルキレン基、x、aは0又は1以上
の整数、y、bは1以上の整数)からなり、(A)/
(B)=100/20〜5000、(B)/(C)=100/50〜1000、
(A)/(D)=100000/0.5〜3000、(A)/(E)=100/0.05
〜10の重量割合に配合されたポリエステル樹脂の
水分散液を塗布したのちこの塗布フイルムを更に
二軸延伸又は一軸延伸することを特徴とする易滑
透明性フイルムの製法。 この発明の水系分散液に含有されるポリエステ
ル共重合体(A)は、スルホン酸金属塩基含有ジカル
ボン酸0.5〜15モル%と、スルホン酸金属塩基を
含有しないジカルボン酸85〜99.5モル%との混合
ジカルボン酸をグリコール成分と反応させて得ら
れた実質的に水不溶性のポリエステル共重合体で
ある。実質的に水不溶性とは、ポリエステル共重
合体を80℃の熱水中で撹拌しても熱水中にポリエ
ステル共重合体が消散しないことを意味し、具体
的にはポリエステル共重合体を過剰の80℃熱水中
で24時間撹拌処理した後のポリエステル共重合体
の重量減少が5重量%以下のものである。 上記のスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸と
しては、スルホテレフタル酸、5−スルホイソフ
タル酸、4−スルホフタル酸、4−スルホナフタ
レン−2,7−ジカルボン酸、5〔4−スルホフ
エノキシ〕イソフタル酸等の金属塩があげられ、
特に好ましいのは5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸、ナトリウムスルホテレフタル酸である。こ
れらのスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸成分
は、全ジカルボン酸成分に対して0.5〜15モル%
であり、15モル%を越えると水に対する分散性は
向上するがポリエステル共重合体の耐水性が著し
く低下し、また0.5モル%未満では水に対する分
散性が著しく低下する。ポリエステル共重合体の
水に対する分散性は、共重合組成分、水溶性有機
化合物の種類および配合比などによつて異なる
が、上記スルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸は
水に対する分散性を損わない限り、少量の方が好
ましい。 スルホン酸金属塩基を含まないジカルボン酸と
しては、芳香族、脂肪族、脂環族のジカルボン酸
が使用できる。芳香族ジカルボン酸としては、テ
レフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸等をあげること
ができる。これらの芳香族ジカルボン酸は全ジカ
ルボン酸成分の40モル%以上であることが好まし
く、40モル%未満ではポリエステル共重合体の機
械的強度や耐水性が低下する。脂肪族および脂環
族のジカルボン酸としては、コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、1,3−シクロペンタンジカル
ボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−
シクロヘキサンジカルボン酸などがあげられる。
これらの非芳香族ジカルボン酸成分を加えると、
場合によつては接着性能が高められるが、一般的
にはポリエステル共重合体の機械的強度や耐水性
を低下させる。 上記混合ジカルボン酸と反応させるグリコール
成分としては、炭素数2〜8個の脂肪族グリコー
ルまたは炭素数6〜12個の脂環族グリコールであ
り、具体的には、エチレングリコール、1,2−
プロピレングリコール、1,3−プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−シ
クロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキ
サンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール、p−キシリレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコールなどであ
る。またポリエーテルとして、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラ
メチレングリコールなどがあげられる。 ポリエステル共重合体は、通常の溶融重縮合に
よつて得られる。すなわち上記のジカルボン酸成
分およびグリコール成分を直接反応させて水を留
去しエステル化したのち、重縮合を行なう直接エ
ステル化法、あるいは上記ジカルボン酸成分のジ
メチルエステルとグリコール成分を反応させてメ
チルアルコールを留出しエステル交換を行なわせ
たのち重縮合を行なうエステル交換法などによつ
て得られる。その他、溶液重縮合、界面重縮合な
ども使用され、この発明のポリエステル共重合体
は重縮合の方法によつて限定されるものではな
い。 上記のポリエステル共重合体の水系分散液を得
るには、水溶性有機化合物とともに水に分散する
ことが必要である。例えば、上記ポリエステル共
重合体と水溶性有機化合物とを50〜200℃であら
かじめ混合し、この混合物に水を加え撹拌して分
散する方法、あるいは逆に、混合物を水に加え撹
拌して分散する方法、あるいはポリエステル共重
合体と水溶性有機化合物と水とを共存させて40〜
120℃で撹拌する方法がある。本発明においての
上記水溶性有機化合物は、20℃で1の水に対す
る溶解度が20g以上の有機溶媒であり、具体的に
脂肪族および脂環族のアルコール、エーテル、エ
ステル、ケトン化合物であり、例えばメタノー
ル、エタノール、ノソプロパノール、n−ブタノ
ール等の1価アルコール類、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール等のグリコール類、メ
チルセロソルブ、エチルセロソルブ、n−ブチル
セロソルブ等のグリコール誘導体、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸エチル
等のエステル類、メチルエチルケトン等のケトン
類である。これら水溶性有機化合物は、単独また
は2種以上を併用することができる。上記化合物
のうち、水への分散性、フイルムへの塗布性から
みて、ブチルセロソルブ、エチルセロソルブが好
適である。 上記の(A)ポリエステル共重合体、(B)水溶性有機
化合物および(C)水の配合重量割合は (A)/(B)=100/20〜5000 (B)/(C)=100/50〜10000 を満足することが重要である。ポリエステル共重
合体に対して水溶性有機化合物が少なく(A)/(B)が
100/20を越える場合は、水系分散液の分散性が
低下する。この場合、界面活性剤を添加すること
によつて、分散性を補助することができるが、界
面活性剤の量が多過ぎると接着性、耐水性が低下
する。逆に(A)/(B)が100/5000未満の場合、また
は(B)/(C)が100/50を越える場合は、水系分散液
中の水溶性有機化合物量が多くなりインラインコ
ート時の溶剤による爆発の危険性が生じ、このた
めに防爆対策を講ずる必要があり、さらに環境汚
染、コスト高となるので化合物回収を考慮する必
要がある。(B)/(C)が100/10000未満の場合は、水
系分散液の表面張力が大きくなり、フイルムへの
濡れ性が低下し、塗布液を生じ易くなる。この場
合、界面活性剤の添加によつて濡れ性を改良する
ことができるが、界面活性剤の量が多過ぎると上
記したと同様に接着性や耐水性が低下する。 更に、この分散液に添加する(D)無機粒子として
は、胡粉、チヨーク、重質炭カル、軽微性炭カ
ル、極微細炭カル、塩基性炭酸マグネシウム、ド
ロマイト、特殊炭酸カルシウム、カオリン、焼成
クレー、バイロフイライト、ベントナイト、セリ
サライト、ゼオライト、ネフエリン・シナイト、
タルク、アタバルジヤナイト、合成珪酸アルミ、
合成珪酸カルシウム、珪藻土、珪石粉、含有微粉
珪酸、無水微粉珪酸、水酸化アルミニウム、バラ
イト、沈降硫酸バリウム、天然石膏、石膏、亜硫
酸カルシウムなどがあり、透明性と滑り性との関
連でどれを用いてもよいが、特に好ましいのは珪
酸の天然及び合成品である。粒径は0.01μ〜10μの
ものを用いるのが好ましい。0.01μ以下の粒径の
ものでは、多量に用いなければならず、10μ以上
では粗大突起が生じ逆にすべり性は悪くなる。 (A)に対して(D)の用いる量は(A)/(D)=100000/
0.5〜3000の割合が良く、好ましくは(A)/(D)=
1000/20〜100である。 更に、本発明の特徴は水溶性シリコーン化合物
として分子量が500〜20000、シリコーン成分が60
重量%以下で、かつエチレンオキサイドとプロピ
レンオキサイドの構成比が下記()式を満足す
る下記一般式()又は()あるいは()と
()の水溶性シリコーン化合物を混合すること
にある。 10≦(C2H4O)a/(C2H4O)a+(C3H6O)b×100≦100 ……() (式中、Rは水素又は炭素数1〜4の低級アルキ
ル基、R′は炭素数1〜4の低級アルキル基、
R″は水素又は低級アルキル基、Rは炭素数1
〜4の低級アルキレン基、x、aは0又は1以上
の整数、y、bは1以上の整数) 分子量が20000を越えると常温での形態がペー
スト状もしくは固体となり水に対する溶解性が低
下し、作業上の取り扱いの面から実用上好ましく
ない。逆に500以下の低分子量域のものは水に対
する溶解は良好であるが、熱固定などで蒸発しや
すい。エチレンオキサイドとプロピレンオキサイ
ドの重量構成比はプロピレンオキサイドの量が増
加し式()でエチオキサイドが10以下になり高
分子量領域となつてくると水に対する溶解性が悪
くなるばかりでなく水分散性ポリエステル樹脂と
の相容性が悪くなり透明性を低下させる。次に、
シリコン成分については従来より易滑性向上には
ジメチルポリシロキサンやメチルハイドロジエン
ポリシロキサンなどがよく使用されるが、水分散
性ポリエステル樹脂との相溶性が悪く透明性を低
下せしめるだけでなく、接着性、印刷性を著しく
低下せしめるので好ましくない。しかしながら、
水分散性ポリエステル樹脂に相溶性が良く接着性
を低下させないで易滑性を向上させるには、アル
キレンオキサイドの量とのバランスも重要であつ
て、シリコーン成分全体に対して60重量%を越え
てはならない。 水分散性ポリエステル共重合体に対して水溶性
シリコーン化合物を0.05〜10重量%添加すること
が好ましく、更に好ましくは0.1〜5重量%添加
する方法であり、0.05重量%以下では易滑性の効
果は少なく、10重量%ではポリエステル共重合体
を可塑化してやや粘着性が生じ逆に易滑性は低下
する。 このようにして得られるポリエステル共重合体
の水系分散液をポリエステルフイルムに塗布する
のは、ポリエステルフイルムが溶融押出された未
延伸フイルム、あるいは一軸延伸フイルムであ
る。二軸延伸フイルムに塗布するのは、フイルム
が広幅になつており、かつフイルムの走行速度が
速くなつているため均一に塗布しにくいので好ま
しくない。 ポリエステルフイルムに塗布される水系分散液
の塗布量は、二軸延伸後のフイルム上に存在する
量としてポリエステル共重合体として0.01〜5
g/m2である。塗布量が0.01g/m2未満の場合は
無機粒子を固着する力が弱くなり耐久性能がわる
くなる。5.0g/m2以上塗布すると逆にすべり性
が悪くなる。 以上述べた方法で得られるポリエステルフイル
ムは透明性、易滑性にすぐれている。 また、上記ポリエステル共重合体の水系分散液
を塗布する前に、ポリエステルフイルムにコロナ
放電処理を施すことによつて、水系分散液の塗布
性がよくなり、かつポリエステルフイルムとポリ
エステル共重合体塗膜との間の接着強度が改善さ
れる。 またインラインコート後あるいは二軸延伸後の
ポリエステル共重合体層に、コロナ放電処理、窒
素雰囲気下でのコロナ放電処理、紫外線照射処理
などを施すことによつてフイルム表面の濡れ性や
接着性を向上させることができる。 上記の方法によつて製造されたコーテイングポ
リエステルフイルムは、磁気テープ用ベースフイ
ルム、ラベルステーカ用ベースフイルム、ケミカ
ルマツト用ベースフイルム、オーバヘツドプロジ
エクタ用フイルム、食品包装用フイルム、その他
の用途に広く用いられる。 以下にこの発明の実施例を説明する。実施例
中、部、%は重量基準を示す。 実施例 1 (1) 透明ポリエチレンテレフタレートの製造 エチレングリコール200ml中に水酸化鉛
pbO・pb(OH)22.2g(pb0.95×10-2モル)を
溶解し、この溶液にGeO22.0g(1.9×10-2
ル)を添加して197℃のエチレングリコールの
沸点で還流加熱すると約30分で透明な溶液が得
られた。次にこの溶液を重縮合触媒とするポリ
エチレンテレフタレートの製造を行なつた。ジ
メチルテレフタレート620部、エチレングリコ
ール480部、エステル交換触媒として酢酸亜鉛
Zn(OAc)2、2H2O0.036部をエステル交換反応
器にとり、エステル交換反応は150℃より230℃
に徐々に昇温しつつ行ない、120分を要してメ
タノールの溜出を終つた。次いで内容物を重縮
合装置に移し、重縮合触媒として上記触媒溶液
2.7部を加え徐々に昇温すると共に減圧し、1
時間を要して280℃とし0.5mmHgの高減圧下の
重縮合反応を25分間行なつて得られたポリマー
は極限粘度0.63、融点262℃であつた。 (2) ポリエステル共重合体の水系分散液の製造 ジメチルテレフタレート117部(49モル%)、
ジメチルイソフタレート117部(49モル%)、エ
チレングリコール103部(50モル%)、ジエチレ
ングリコール58部(50モル%)、酢酸亜鉛0.08
部、三酸化アンチモン0.08部を反応容器中で40
〜220℃に昇温させて3時間エステル交換反応
させ、次いで5−ナトリウムスルホイソフタル
酸9部(2モル%)を添加して220〜260℃、1
時間エステル化反応させ、更に減圧下(10〜
0.2mmHg)で2時間重縮合反応を行ない、平均
分子量18000、軟化点140℃のポリエステル共重
合体を得た。このポリエステル共重合体300部
とn−ブチルセロソルブ140部とを容器中で150
〜170℃、約3時間撹拌して、均一にして粘稠
な溶融液を得、この溶融液に水560部を徐々に
添加し約1時間後に均一な淡白色の固形分濃度
30%の水分散液を得、これに更にサイロイド
150をポリエステル共重合体に対して500ppm、
式()の分子量600、シリコン成分37wt%、
エチレンオキサイド80wt%のシリコーン化合
物を3添加混合し、水4500部、エチルアルコー
ル4500部を加えて希釈し、固形分濃度3%の塗
布液を得た。 (3) インラインコートフイルムの製造 (1)で製造したポリエチレンテレフタレートを
280〜300℃で溶融押出し、15℃の冷却ロールで
冷却して厚さ1000ミクロンの未延伸フイルムを
得、この未延伸フイルムを周速の異なる85℃の
一対のロール間で縦方向に3.5倍延伸し、前記
の塗布液をエアナイフ方式で塗布し、70℃の熱
風で乾燥し、次いでテンターで98℃で横方向に
3.5倍延伸し、さらに200〜210℃で熱固定し厚
さ100ミクロンの二軸延伸コーテイングポリエ
ステルフイルムを得た。
【表】
【表】 実施例 2〜3 実施例1においてシリコン化合物〔〕の分子
量及びシリコーン成分、エチレンオキサイド量の
異なつたシリコン化合物を添加した以外実施例1
と同様にして二軸延伸フイルムを得た。 実施例 4 実施例1においてポリエステル共重合体のジエ
チレングリコールの代りにネオペンチルグリコー
ル、シリコン化合物〔〕の代りにシリコン化合
物〔〕を用いた以外は実施例1と同様にして二
軸延伸フイルムを得た。 実施例 5〜6 実施例4においてサイロイド150の量を変えた
以外は実施例4と同様にして二軸延伸フイルムを
得た。 実施例 7 実施例4においてポリエチレンテレフタレート
中にサイロイド240添加及びポリエステル共重合
体のサイロイド150の量を変えた以外は実施例4
と同様にして二軸延伸フイルムを得た。 実施例 8 実施例4においてシリコン化合物を〔〕に変
え添加量を増加した以外実施例4と同様にして二
軸延伸フイルムを得た。 実施例 9 実施例4においてポリエステル共重合体中の5
ナトリウムスルホイソフタル酸を増加し実施例1
のシリコーン化合物を用いた以外は実施例1と同
様にして二軸延伸フイルムを得た。 比較例 1〜2 実施例1においてポリエステル共重合体中のサ
イロイド150又はシリコン化合物を除去した以外
は実施例1と同様にして二軸延伸フイルムを得
た。 比較例 3〜5 実施例1においてシリコン化合物〔〕におけ
る分子量、シリコン成分(%)、エチレンオキサ
イド(%)を各々変えた以外は実施例1と同様に
して二軸延伸フイルムを得た。 比較例 6 実施例1においてサイロイド150の代りに粒径
の大きいサイロイド600を変えた以外は実施例1
と同様にして二軸延伸フイルムを得た。 比較例 7 実施例1においてシリコン化合物〔〕をポリ
エステル共重合体に対して20%添加した以外は実
施例1と同様にして二軸延伸フイルムを得た。 比較例 8 実施例1においてポリエステル共重合体中の5
−ナトリウムスルホイソフタル酸を全ジカルボン
酸に対して20モル%に変えた以外は実施例1と同
様にして二軸延伸フイルムを得た。 比較例 9 実施例7においてポリエチレンテレフタレート
中のサイロイド240を400ppm添加した以外は実施
例7と同様にして二軸延伸ポリエステルフイルム
を得た。 比較例 10 実施例5においてポリエステル共重合体中のサ
イロイド150を5000ppm添加した以外は実施例5
と同様にして二軸延伸ポリエステルフイルムを得
た。 表中、TPAはテレフタル酸換算、IPAはイソ
フタル換算、SSIは5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸、EGはエチレングリコール、DEGはジエ
チレングリコール、NPGはネオペンチルグリコ
ールである。水不溶性とはポリエステル共重合体
を過剰の80℃熱水中で24時間撹拌処理した後のポ
リエステル共重合体の重量減少率(%)を測定し
たものである。
【表】
【表】 第2表中ヘーズはJIS K6714に準じ、日本精密
光学社製ヘーズメーターを用いて測定した。 摩擦係数は、ASTM−1894に準じ、東洋精機
社製テンシロンを使用し、塗布面と未塗布面とを
合わせて測定した値である。 ブロツキング性は、塗布面と未塗布面とを密着
させて8×12cmに切断し、これを2枚のシリコー
ンゴムシートで挾着し、更にガラス板で挾み、ガ
ラス板上から2Kgの荷重を掛け、これを40℃、80
%RHの雰囲気中で24時間放置し、しかる後にフ
イルムを取外してフイルム間のブロツキング状態
を目視で判定し、ブロツキング面積の5%以下を
〇、5〜20%を△、20%以上を×で示した。 上記第2表より本実施例に比べて、シリコーン
化合物のみの添加の場合(比較例1)、無機粒子
のみの添加の場合(比較例2)、無機粒子の粒径
が大きい場合(比較例6)、シリコーン化合物を
多量添加した場合(比較例7)は、滑り性が悪く
シリコン化合物の分子量が極大の場合(比較例
3)、シリコン成分が60重量%を越えた場合(比
較例4)、エチレンオキサイド量が10重量%より
少ない場合(比較例5)、ポリエチレンテレフタ
レート中の無機粒子が300ppm(比較例9)越えた
場合、ポリエステル共重合体中の無機粒子が
3000ppmを越えた場合(比較例10)と比較例6、
7は透明性が悪く、シリコーン成分のみの添加の
場合(比較例1)、シリコーン多量添加の場合
(比較例7)、ポリエステル共重合体中の5−スル
ホイソフタル酸が15モル%以上の場合(比較例
8)はブロツキングしやすいことがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶融押出された未延伸ポリエステルフイルム
    又は一軸延伸ポリエステルフイルムの少なくとも
    片面に (A) 全ジカルボン酸成分に0.5〜15モル%のスル
    ホン酸金属塩基含有ジカルボン酸を含有する混
    合ジカルボン酸成分とグリコール成分とから形
    成されたポリエステル共重合体を過剰の80℃熱
    水中で24時間撹拌処理した後のポリエステル共
    重合体の重量減少が5重量%以下の水不溶性ポ
    リエステル共重合体 (B) 沸点60〜200℃の水溶性有機溶媒 (C) 水 (D) 無機粒子 及び (E) 分子量が500〜20000、シリコーン成分が60重
    量%以下でかつシリコーン化合物中のエチレン
    オキサイドとプロピレンオキサイドの構成比が
    下記式()を満足する下記一般式()又は
    ()の水溶性シリコーン化合物、 10≦(C2H4O)a/(C2H4O)a+(C3H6O)b×100≦100 ……() (式中、Rは水素又は炭素数1〜4の低級アルキ
    ル基、R′は炭素数1〜4の低級アルキル基、
    R″は水素又は低級アルキル基、Rは炭素数1
    〜4の低級アルキレン基、x、aは0又は1以上
    の整数、y、bは1以上の整数) からなり、(A)/(B)=100/20〜5000、(B)/(C)=
    100/50〜1000、(A)/(D)=100000/0.5〜3000、
    (A)/(E)=100/0.05〜10の重量割合に配合された
    ポリエステル樹脂の水分散液を塗布したのちこの
    塗布フイルムを更に二軸延伸又は一軸延伸するこ
    とを特徴とする易滑透明性フイルムの製法。 2 ポリエステルフイルムがポリエチレンテレフ
    タレートフイルムである特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3 水溶性シリコーン化合物が、一般式()と
    ()の割合が()/()=0.1〜20の割合で
    混合されている特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 4 無機粒子の平均第一次粒径が0.01〜10μであ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 溶融押出された未延伸ポリエステルフイルム
    又は一軸延伸ポリエステルフイルムの外部滑剤量
    が300ppm以下である特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
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