JPH034975Y2 - - Google Patents

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JPH034975Y2
JPH034975Y2 JP5636783U JP5636783U JPH034975Y2 JP H034975 Y2 JPH034975 Y2 JP H034975Y2 JP 5636783 U JP5636783 U JP 5636783U JP 5636783 U JP5636783 U JP 5636783U JP H034975 Y2 JPH034975 Y2 JP H034975Y2
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 本考案は、磁気記録媒体に関するものであり、
特に、角度あるいは回転制御に用いられる型の磁
気記録媒体に関するものである。 従来技術 従来、角度あるいは回転制御に用いられている
磁気記録媒体として、プラスチツクあるいは金属
製等の円形基体の外周部、内周部または平面部に
磁性層を施したようなものが使用されてきてい
る。これらの磁気記録媒体に対して記録又は再生
を行なう場合、磁気ヘツドあるいは磁気センサを
磁性層表面からわずかに、例えば、数μmから数
百μm離して行なうか、磁性層に対して低い圧力
で接触させて行なつていた。しかしながら、非接
触で記録、再生する場合は、安定した出力を得る
ために磁気ヘツド又はセンサと磁気記録媒体の磁
性層との間のわずかな間隙を回転中一定に保つ必
要があり、磁気記録媒体の寸法精度は、振れを防
止するため高度なものが要求され、磁気記録媒体
自体が高価なものとなつてしまうという問題があ
り、また、温度伸縮を考慮すると磁気記録媒体の
磁性層と磁気ヘツド又はセンサとの間の距離をあ
まり近づけることができず、大きな出力を得るの
が困難であるという問題もあつた。一方、磁気ヘ
ツドを磁気記録媒体の磁性層に接触させる型式で
は、連続使用の場合、磁性層およびヘツドに摩耗
が発生するという問題があつた。 考案の目的 本考案の目的は、前述したような従来技術の問
題点を解消し、寸法精度をそれ程必要とせず大き
な再生出力を得ることができしかも摩耗の極めて
少ない安価な磁気記録媒体を提供することであ
る。 考案の構成 本考案による磁気記録媒体は、基体の表面にゴ
ム硬度が30゜から90゜の磁性層を有することを特徴
とし、従つて、その磁性層が適度なゴム弾性を有
し、極くわずかな圧力でヘツドを接触させるだけ
で十分なヘツドタツチを保ち、安定した大きな出
力を得ることができるようにしている。 実施例 次に、添付図面に基づいて本考案の実施例につ
いて本考案をより詳細に説明する。 第1図は、本考案による磁気記録媒体の一実施
例を示す斜視図である。この実施例の磁気記録媒
体は、円形基体1と、この円形基体1の外周表面
に対して磁性材料とゴム弾性を有する樹脂とを混
練した材料を一体成形してなるJISK6301−1971
によるゴム硬度30゜から90゜の範囲内のある硬度を
有する磁性層2とを備えてなつている。 第2図は、本考案による磁気記録媒体の別の実
施例を示す斜視図である。この実施例の磁気記録
媒体は、円板状基体3と、この円板状基体3の上
表面に対して磁性材料とゴム弾性を有する樹脂と
を混練した材料を一体成形してなるJISK6301−
1971によるゴム硬度30゜から90゜の範囲内のある硬
度を有する磁性層4とを備えてなつている。 第1図及び第2図の実施例では、磁性層は円形
基体の外周表面や円板状基体の上表面に設けられ
ているのであるが、円筒状基体等の場合には、円
筒内周面に磁性層を形成することもでき、本考案
はこのような場合も含むものである。 次に、本考案による磁気記録媒体の製造方法の
一例について第3図を参照して説明する。 第3図に概略断面図にて示すように、金型の下
型5内に所望形状の基体6を予め設置する。基体
6の形成材料としては、変形が少ないもの、軽い
ものがよく、プラスチツク、繊維強化プラスチツ
ク、無機材料添加強化プラスチツク、金属等、例
えば、ポリフエニレンサルフアイド、ナイロン、
ポリカーボネイト、鉄、アルミニウム、銅、しん
ちゆう等でよい。次に、磁性材料とゴム弾性を有
する樹脂とを混練した材料7を、下型5の内周面
と基体6の外周面との間の空隙に充填する。この
場合、下型5の内周面には、付着防止用のシリコ
ーン等の離型材9を塗付しておくとよい。また、
磁性材料としては、特に限定されないが、粒子サ
イズの小さいものが好ましく、例えば、r−
Fe2O3、Fe3O4、Co−rFe2O3、Co−Fe3O4、
CrO2、Baフエライト、Srフエライト、希土類磁
石材料(SmCo5、Sm2Co17等)が使用される。混
練するゴム弾性を有する樹脂としては、各種のゴ
ムあるいは樹脂とゴムとの混合物でよく、シリコ
ンゴム、ウレタンゴム、SBR、NBR等を使用で
き、特に、シリコーンゴムは、復元性に優れ熱、
化学的安定性の良好なことと合わせて、高性能の
磁性層を形成しうる点で好ましい。また、磁性材
料と樹脂との混練は、例えば、ニーダーや三本ロ
ールミル等の通常の混合装置で適当時間混合すれ
ばよい。その後、下型5に対して上型8をかぶせ
て、これらをヒータ10を内蔵した平圧熱プレス
11A及び11Bの間に挿入して、加圧及び加熱
することにより、樹脂を固化成形すればよい。上
型8の下面の基体6の外周付近に相当する位置に
は、混練物7の逃げ用の凹み8Aを形成しておく
とよい。 このようにして形成された磁気記録媒体を第4
図A及びBにそれぞれ平面図及び正面図にて示し
ている。 本考案の磁気記録媒体における磁性層のゴム硬
度と磁気記録媒体の偏心と出力変動との関係を調
べるため、第5図に斜視図にて示すような磁気記
録媒体を種々形成して実験してみた。第5図の磁
気記録媒体は、直径50mm、厚さ5mmの基体12の
外周面に厚さ1.5mmの磁性層13を施し、中心部
に回転軸14を固定したものである。基体12の
中心に対して回転軸14を所定量ずらして固定し
回転させ偏心の大きさを種々調整し、また、磁性
層13のゴム硬度の種々異なるものについて、磁
性層13に対して磁気ヘツドを接触させてその再
生出力を測定した結果を第6図に示している。 第6図は、磁気ヘツド接触ヘツド圧5g、記録
密度100FRPI、回転数180rpmにて測定した結果
を示すもので、横軸に振れ(偏心)量μmをとり、
縦軸に出力変動%をとつて示したものである。第
6図において、曲線Aは、磁性層13のゴム硬度
が90゜以上の場合を示し、曲線Bはゴム硬度が60゜
の場合を示し、曲線Cはゴム硬度が40゜の場合を
示し、曲線Dはゴム硬度が30゜の場合を示してい
る。 実験によると、磁性層は、ゴム硬度の低い程ヘ
ツドを接触させた場合の追随性が優れ、低いヘツ
ド圧で大きな偏心のある媒体に対しても良好なヘ
ツドタツチを示した。第6図の曲線から明らかな
ように、磁性層のゴム硬度が低い程出力変動は少
なくなつた。尚、ヘッド圧は高い程出力変動が低
下する傾向が認められた。但し、ゴム硬度が90゜
以上となるとほとんど効果が認められなかつた。
ゴム硬度と、十分なヘツドタツチを得るための最
低必要なヘツド圧とは相関があり、硬度が低い程
ヘツド圧は小となる。摩耗に関しては、ヘツド圧
が低い方が少なく有利となる場合が多いが、磁性
層のゴム硬度を大きく下げると耐摩耗性が低下す
ることもある。ゴム硬度30゜未満では機械的強度
が大きく低下する。従つて、磁性層のゴム硬度
は、用途に応じて、例えば、磁気ヘツドの接触圧
等に応じて30゜から90゜の範囲内の適当な値に選定
されるべきである。 次に、本考案による磁気記録媒体の具体的試作
例について説明しておく。 第5図に示したような形状、寸法の磁気記録媒
体を、基体12をアルミニウム、回転軸(シヤフ
ト)14を鉄、磁性層13を次のようなものとし
て作製した。 磁性層の組成:磁性体rFe2O3(MRM400戸田工
業株式会社) 60部 シリコーンゴム(KE78VBS信越化学株式
会社) 40部 ゴム硬度: 50゜ そして、この本考案による磁気記録媒体は、回
転軸を基準とした外周部の振れを10μとした。 一方、比較サンプルとして、磁性層の組成中、
シリコーンゴムの代りに不飽和ポリエステルを用
いた以外は前述の磁気記録媒体と同様のものを作
製した。 これら本考案による磁気記録媒体及び比較サン
プルについて、磁気ヘツドにて記録密度
100FRPI、回転数180rpm、ヘツド圧5gにて磁
気記録を行ない、磁気ヘツドにてヘツド圧5gに
て再生を行なつたところ、次の表に示すような結
果が得られた。シリコーンゴムは圧縮後の復元性
が優れていることから、耐候性、耐薬品性、寸法
安定性、耐熱性等の物性が良好であることも合せ
て本考案には適切な材料である。
【表】 不飽和ポリエステルを用いた比較サンプルとシ
リコーンゴムを用いた本考案の磁気記録媒体とを
比較すると、前者は最高かつ均一な出力を得るた
めのヘツド位置の調整が微妙であり長時間を要し
たが、後者はほとんど微調整することなしに十分
な出力を得ることができた。これは、第7図A及
びBに媒体と磁気ヘツドとの間の関係を平面的に
示すように、硬度の高い磁性層15を有する比較
サンプルは、磁性層15と磁気ヘツド17のヘツ
ド面とが線接触となるため(第7図A参照)、わ
ずかな狂いでも空隙が生じてしまい出力低下の原
因となるが、本考案の磁気記録媒体は、磁性層1
6に適度のゴム弾性があるため磁気ヘツド17が
磁性層16に食い込む形となり(第7図B参照)、
多少の狂いは吸収してしまうため微妙なヘツド位
置決めの調整が不要となるのである。これは、本
考案の磁気記録媒体が、従来品と比較して、実装
された場合に安定した出力を得るためのヘツド位
置の調整が容易で量産性に優れていることを示し
ている。 考案の効果 前述したことから明らかなように、本考案によ
る磁気記録媒体は、接触再生方式にて使用する場
合、磁性層に適度のゴム弾性があるため、極わず
かな圧力でヘツドを接触させるだけで十分なヘツ
ドタツチが得られ、安定した書込み、読み出しが
可能となり、また、媒体が偏心していてもヘツド
に対して柔軟に対応でき、従つて、媒体の寸法精
度をそれほど高くする必要がないので、安価なも
のとすることができる。また、本考案による磁気
記録媒体を非接触再生方式にて使用する場合に
は、書込時において前述したと同様の効果が得ら
れる。 即ち、若干の偏心がある磁気ドラムを使用した
場合、書込、再生共に磁気ヘツドを非接触とする
と(書込・再生共に偏心の影響を受けて、出力変
動は重畳されて大きくなる。)、まず書込で偏心の
影響が生じ記録磁化強度はヘツドが近付いた部分
では強く、遠のいた部分では弱くなるという不均
一なものとなる上、再生に於てもヘツド・媒体間
距離の変動によつて出力が変化する。 しかしながら、本考案の磁気ドラムを使用すれ
ば若干の偏心があつても書込時にはヘツドを接触
させることができるため、記録磁化強度は全周に
渡つて強く均一となる。再生時には非接触とすれ
ばヘツド・媒体間距離が変化するため出力は変動
するが、その大きさは再生時の影響のみに限定さ
れる。 このような偏心によるレベル変動の程度を本考
案の磁気ドラムと従来の磁気ドラムとについて比
較測定した結果の一例を次の表に示す。
【表】 サンプルA:本考案の磁気ドラム:ゴム硬度60゜ サンプルB:ゴム弾性のない不飽和PETをバイ
ンダーとした磁気ドラム 尚、寸法および形状は第5図と同様。 条件:記録密度 100FRPI 回転数 180rpm ヘツド・媒体間距離:20μ(最近距離)
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による磁気記録媒体の一実施例
を示す斜視図、第2図は本考案による磁気記録媒
体の別の実施例を示す斜視図、第3図は本考案の
磁気記録媒体の製造方法の一例を説明するための
概略断面図、第4図A及びBは第3図に関して説
明した製造方法によつて形成された磁気記録媒体
のそれぞれ平面図及び正面図、第5図は本考案の
磁気記録媒体の性能を調べるため種々試作した磁
気記録媒体の形状を示す斜視図、第6図は第5図
に示したような磁気記録媒体について種々測定し
た結果である振れ量と出力変動との関係を示す
図、第7図Aは比較サンプルと磁気ヘツドとの関
係を示す概略平面図、第7図Bは本考案による磁
気記録媒体と磁気ヘツドとの関係を示す概略平面
図である。 1,3,6,12……基体、2,4,7,13
……磁性層、14……回転軸、15,16……磁
性層、17……磁気ヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基体の表面にゴム硬度が30゜から90゜の磁性層
    を有することを特徴とする磁気記録媒体。 (2) 前記磁性層は、磁性材料とゴム弾性を有する
    樹脂とを混練した材料を前記基体表面に対して
    一体成形してなるものである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 (3) 前記樹脂は、シリコンゴムである実用新案登
    録請求の範囲第2項記載の磁気記録媒体。
JP5636783U 1983-04-15 1983-04-15 磁気記録媒体 Granted JPS59164934U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5636783U JPS59164934U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5636783U JPS59164934U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 磁気記録媒体

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Publication Number Publication Date
JPS59164934U JPS59164934U (ja) 1984-11-05
JPH034975Y2 true JPH034975Y2 (ja) 1991-02-08

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ID=30186690

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JP5636783U Granted JPS59164934U (ja) 1983-04-15 1983-04-15 磁気記録媒体

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JPS59164934U (ja) 1984-11-05

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