JPH0351175B2 - - Google Patents

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JPH0351175B2
JPH0351175B2 JP61187017A JP18701786A JPH0351175B2 JP H0351175 B2 JPH0351175 B2 JP H0351175B2 JP 61187017 A JP61187017 A JP 61187017A JP 18701786 A JP18701786 A JP 18701786A JP H0351175 B2 JPH0351175 B2 JP H0351175B2
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Josefu Peruku Nobaato
Harorudo Guroobaa Garii
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Original Assignee
General Electric Co
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は核磁気共鳴(NMR)作像方法に関
する。更に特定すれば、この発明は、例えば
NMR走査の過程に於ける被検体の動きによる略
周期的なNMR信号の変動による像の人為効果
(artifact)を制御する方法に関する。
従来、NMRは、例えば人間である患者の解剖
学的な特徴の像を求める作像モードが開発されて
いる。こういう像はスピンの分布(典型的には水
及び組織に関連した陽子)、スピン−格子緩和時
間T1及び又はスピン−スピン緩和時間T2を示す
が、こういう像は、検査する組織の健康状態を判
定する上で、医学的に診断価値があると考えられ
る。NMR像を構成する作像データは、多重角度
投影再生及びフーリエ変換(FT)の様な利用し
得る多数の方法の内の1つを用いて、収集するこ
とが出来る。典型的には、こういう方法は、逐次
的に構成される複数個のビユーからなるパルス順
序を用いる。各々のビユーは1回又は更に多くの
NMR実験を含んでいてよく、この各々の実験が
少なくともRF励振パルスと、NMR信号に空間
情報を符号化する為の磁界勾配パルスとを有す
る。周知の様に、NMR信号は自由誘導減衰
(FID)信号であつてもよいし、或いは好ましく
はスピンエコー信号である。
「スピン捩れ形」と呼ばれることの多いFT方
法の1形式について、この発明の好ましい実施例
を詳しく説明する。この発明の方法がFT作像方
法に制限されず、米国特許第4471306号に記載さ
れている多重角度投影再生や、米国特許第
4070611号に記載されているFT方法の別の変形の
様な他の方法に関連しても有利に実施することが
出来ることを承知されたい。スピン捩れ方式は、
フイジツクス・イン・メデイスン・アンド・バイ
オロジー誌第25巻、第751頁乃至第756頁(1980
年)所載のW.A.エーデルシユタイン他の論文
「スピン捩れNMR作像と人間の全身作像に対す
る応用」に記載されている。簡単に云うと、スピ
ン捩れ方法は、NMRスピンエコー信号を収集す
る前に、勾配の方向に空間情報を符号化する為
に、可変振幅の位相符号化磁界勾配パルスを用い
る。2次元形(2DFT)では、1つの方向に沿つ
て位相符号化勾配を印加し、その後位相符号化方
向と直交する方向の磁界勾配の存在のもとにスピ
ンエコー信号を観測することにより、空間情報が
1つの方向に符号化される。スピンエコーの間に
存在する勾配が、直交方向に空間情報を符号化す
る。典型的な2DFTパルス順序では、時間的な順
序のビユーで、位相符号化勾配パルスの大きさを
単調に増加する。
あるNMR作像パルス順序は物体の動きによる
人為効果を生ずることが知られているが、NMR
作像の開発の初期には、FT作像方法の利点とし
て、動きによる人為効果を発生しないと云う性質
があると考えられていた。然し、現在では、そう
ではないことがよく認識されている。NMR像を
収集する際の物体の動きにより、位相符号化方向
にぼけ及び「ゴースト」の両方が生ずる。動きが
周期的であるか、又は周期的に近い場合、特にゴ
ースト出る。心臓及び呼吸の動きを含めた大抵の
生理学的な動きでは、各々のNMRスピンエコー
又はFIDは、物体のスナツプ写真と見なすことが
出来る。ぼけ及びゴーストは、ビユー毎に物体が
終始一貫しない形で現れることによるものであ
る。
周期的な動きの両方の有害な影響、即ちぼけと
ゴーストは、周期的な動きとデータの収集を同期
させれば、少なくすることが出来る。この方法は
ゲート形走査と呼ばれている。ゲート作用を利用
して、動きに関心があれば、動き自体の機械的な
構造を検討することが出来る。ゲート作用の欠点
は、動きの周期に応じて、この周期の内、受入れ
ることの出来る様なデータを収集することが出来
る割合、及び許容し得る最も短いパルス順序の繰
返し時間により、データ収集時間がかなり長くな
ることがあることである。
動きによるぼけを許すことが出来ない時、並び
に動き自体に関心がある時(例えば心臓の動き又
は流れ)、ゲート作用が必要であるが、動く構造
の細部が判らなくなつても差支えないが、動く物
体から遠くに及ぶことがあるゴーストの擾乱効果
は受入れることが出来ない様な他の用途がある。
こういう用途では、ゲート作用を制限せずに、ゴ
ーストを少なくし又はなくすことが出来る方法が
必要である。
作像する物体の一部分の動きによるものと性格
が似ているゴーストの人為効果は、NMR信号の
この他の略周期的な変化によつて起こることがあ
る。受信信号の振幅又は位相の変動が、検査を受
けていない物体の動きによるRFコイルの特性の
変化によつて起こることがある。雑音源、例えば
その位相が略周期的な形でビユー毎に変化する様
な線路周波数の雑音により、信号の変動が起こる
こともある。この様な人為効果を少なくすること
も関心があり、この発明の範囲内である。包括的
に云えば、作像する物体の動きによる信号の変動
並びに上に述べた間接的な原因による信号の変動
を、以下信号の変動と呼ぶ。
ゴーストの人為効果をなくす為に提案された1
つの方法が、1984年11月21日に出願された係属中
の米国特許出願通し番号第673690号(米国特許第
4567893号)に記載されている。この場合、パル
ス順序の繰返し時間が動きの周期の1/4の奇数倍
である時(米国特許第4443760号に記載されてい
る様に、1つのビユー毎に位相交番の2つのRF
励振パルス使う場合)ゴーストと作像する物体の
間の距離が最大になることが認識されている。前
に引用した米国特許出願では、この比を使つて、
呼吸運動によるゴーストを軽減することが出来る
ことが認識されている。この方法は、実際に像の
品質を改善するが、使われるパルス順序の繰返し
時間に拘束が加えられ、普通は走査時間が一層長
くなる。
投影再生形作像方式では、略周期的な動きによ
り、やはり局部的な歪み及びぼけと、動く構造か
らかなり遠くまでに及ぶ人為効果が生ずる。この
方式では、人為効果はゴーストではなく、縞とな
つて現れる。この場合も、遠くに於ける影響を減
少する方法があれば、かなり有利である。
従つて、この発明の主な目的は、パルス順序の
繰返し時間の選択は完全に自由に出来る様にしな
がら、ゴーストの人為効果を減少する又はなくす
様な効果を持つ方法を提供することである。
発明の要約 この発明では、例えば、核磁気共鳴方法によつ
て検査を受ける物体の少なくとも一部分の動きが
原因で生ずる受信したNMR信号の略周期的な変
動による所望の像の人為効果を少なくする方法を
提供する。この核磁気共鳴方法は、物体の一部分
を作像する為の走査データを収集することを含
む。走査データは複数個のビユーで構成されてい
る。各々ビユーの収集は、物体の一部分をラーモ
ア周波数のRF励磁パルスで照射してNMR信号
を発生し、物体の少なくとも1つの次元の軸線に
沿つて磁界勾配パルスを印加することを含む。磁
界勾配パルスは、NMR信号に空間情報を符号化
する様に、ビユー毎に調節可能なパラメータ値を
持つことを特徴とする。この発明の方法は、検査
を受ける物体の一部分の動きの周期を決定し、ビ
ユー増分時間TV(後で定義する)を選択すること
を含む。これらの工程の後、物体の一部分の動き
と磁界勾配パルスの調節可能なパラメータの間の
予定の関係を得る為の試みとして、ビユーの順序
を選択する。この関係は、再生像に於ける人為効
果を最小限に抑える様に選ばれる。
この発明の新規と考えられる特徴は、特許請求
の範囲に具体的に記載してあるが、この発明自体
の構成、作用及びその他目的並びに利点は、以下
図面について説明する所から最もよく理解されよ
う。
発明の詳しい説明 第1図はNMR作像装置の簡略ブロツク図で、
これについてこの発明の好ましい実施例を説明す
る。然し、この発明が任意の適当なMR装置を用
いて有利に実施し得ることを承知されたい。装置
は全体を100で示してあるが、パルス制御モジユ
ール112を含み、これがホスト・コンピユータ
114の制御のもとに、正しく調時されたパルス
波形信号を、全体的に116で示した磁界勾配電
源に供給する。この電源が、ブロツク118で全
体的に示した勾配コイル集成体の一部分を形成す
る勾配コイルを付勢する。この集成体が持つコイ
ルは、電源によつて付勢された時、デカルト座標
系の夫々x,y及びz方向を向くGx,Gy及びGz
磁界勾配を発生する。NMR作像の用途でGx,Gy
及びGz勾配を使うことは、後で第2図について
説明する。
第1図の説明を続けると、パルス制御モジユー
ルがRF送受信装置の一部分であるRF合成器12
0に作動パルスを供給する。RF送受信装置の一
部分は破線のブロツク122の中に囲まれてい
る。パルス制御モジユールが、RF周波数合成器
の出力を変調する変調器124に対して変調信号
をも供給する。変調されたRF信号がRF電力増幅
器128及び送信/受信スイツチ130を介し
て、RFコイル集成体126に印加される。RF信
号を用いて、検査を受けるサンプル物体(図面に
示してない)内の核スピンを励振する。
励振した核スピンからのNMR信号をRFコイ
ル集成体で受取り、送信/受信スイツチを介して
RF前置増幅器132に印加し、その後直角位相
検出器134に印加する。検出された信号をA/
D変換器136でデシジタル化し、周知の様に処
理する為、例えばサンプルのNMR像を再生する
為にコンピユータ114に印加する。
この明細書で云うビユーは、同じ位置符号勾配
を用いて行なわれる一組のNMR測定と定義す
る。即ち、1つの図は、90゜RFパルスの符号を交
互に変えて得られた測定、又は信号対雑音比を改
善する為の繰返しの測定をも含むことがある。走
査の間、別合の一組の磁界勾配の値を用いて、空
間情報を求める。1つのビユーに対する成分信号
は時間的に逐次的に収集する必要はないが、普通
はその様にする。
最初に第2図について説明する。この図は、2
次元フーリエ変換(2DFT)、又はよく2次元
「スピン捩れ形」とも呼ばれる形式の普通の作像
パルス順序と呼ぶことの出来るものの2つのビユ
ーを示している。このパルス順序は、周知の様
に、検査するサンプルの像を再生する為の作像デ
ータを求めるのに役立つ。このパルス順序は、位
相交番RF励振パルスを利用するが、米国特許第
4443760号に記載されていて、この明細書でも後
で簡単に説明する様に、こういうRF励磁パルス
が、あるベースライン誤差を相殺する為に使われ
る位相交番NMR信号を発生する。
普通のパルス順序でこういうことが達成される
様子を次に第2図について説明する。第2図は、
実際には例えば128個、256個、又は512個の位相
符号化のビユーを含むことがある様なパルス順序
の内の、2つの位相符号化のビユーA及びBを示
している。第2図の各々のビユーは2つのNMR
実験で構成される。第2図のビユーAについて云
うと、期間1(横軸に示す)に、正のGz磁界勾
配パルスの存在のもとに選択性90゜RF励振パルス
が印加される。第1図のパルス制御モジユール1
12が、周波数合成器及び変調器に対して必要な
制御信号を供給して、この結果得られる励振パル
スが、サンプルの内、予定の領域だけにある核ス
ピンを励振するのに正しい位相及び周波数を持つ
様にする。典型的には、励振パルスは(sinx)/
x関数によつて振幅変調することが出来る。合成
器の周波数は周知のラーモア方程式に従つて、印
加される磁界の強さ及び作像されるNMR種目に
関係する。パルス制御モジユールが勾配電源にも
作動信号を印加して、今の場合は、Gz勾配パル
スを発生する。
第2図の説明を続けると、期間2にGx,Gy及
びGz勾配パルスが同時に印加される。期間2の
Gz勾配は位相戻しパルスであり、これは典型的
には、期間2にわたる勾配波形の時間積分が、期
間1にわたる勾配波形の時間積分の−1/2に略等
しくなる様に選ばれる。負のGzパルスの作用は、
期間1に励振した核スピンの位相戻しをすること
である。Gy勾配パルスは位相符号化パルスであ
つて、勾配の方向に空間情報を符号化する為に、
ビユーA,B…等の各々で異なる振幅を持つ様に
選ばれる。相異なるGy勾配の振幅の数は、典型
的には、再生像が位相符号化方向(Y方向)に持
つ分解画素の数に少なくとも等しくなる様に選ぶ
のが典型的である。典型的には、128個、256個又
は512個の相異なる勾配の振幅が選ばれる。スピ
ン捩れ形のFT作像では、振幅をある範囲の値に
わたつて順次進める間、Gy勾配パルスの持続時
間は一定に保つ。然し、位相符号化の程度が実際
には、勾配パルスの波形の時間積分の関数であ
り、今の場合は、それが勾配パルスの振幅に比例
することが理解されよう。
期間2のGx勾配パルスは位相外しパルスであ
り、これは、スピンエコー信号S1(t)の発生時
刻を期間4に遅延させる為の予定量だけ、励振さ
れた核スピンを位相外しするのに必要である。典
型的には、期間3に180゜RFパルスを印加するこ
とにより、スピンエコーが発生される。公知の様
に180゜RFパルスは、スピンエコー信号を発生す
る様にスピンの位相外しの方向を逆転する時間反
転パルスである。スピンエコー信号が、その勾配
の方向に空間情報を符号化する為の線形Gx勾配
パルスの存在のもとに、期間4に標本化される。
第2図のパルス順序では、ビユーAでもう1つ
のNMR実験を使うことにより、ベースライン誤
差成分が除かれている。この2番目の実験は、1
番目と略同一であるが、ビユーAの期間5のRF
励振パルスが、ビユーAの期間1の励振パルスに
比べて180゜位相が異なる(負の符号で示す)様に
選ばれている点が異なつており、この為、期間8
に得られるスピンエコー信号S1′(t)が期間4の
スピンエコー信号S1(t)と180゜位相が異なる様
にする。信号S1′(t)をS1(t)から減算すれば、
信号S1′(t)で符号が反転している信号成分だけ
が残る。ベースライン誤差成分は相殺される。
ビユーAに対して上に述べた過程が、位相符号
化Gy勾配の全ての振幅に対してビユーB等で繰
返される。各々のビユーで180゜位相がずれた励振
パルスを用いる2回の実験を「チヨツパ」・ペア
と呼ぶ。ベースライン誤差成分を除く為に第2図
に示したパルス順序を使うことは、必然的に、1
つのビユー当たりの励振又はNMR実験の最小の
数が2であることを意味し、この結果、1回の励
振を使つた場合に比べて、信号対雑音比は√2倍
になる。
この発明は3次元フーリエ変換方式を用いても
実施することが出来ることを承知されたい。米国
特許第4431968号には3次元フーリエ変換方式が
記載されている。簡単に云うと、3次元フーリエ
変換NMR作像方式では、1つより多くの次元に
位相符号化勾配を印加する。こういう方式では、
例えば第2図の期間2に別のGz位相符号化勾配
パルスを加え、空間的な像が完成する前に、Gy
及びGz勾配がその全範囲の振幅を順次とるまで、
前に述べた励振/標本化過程が、パルス順序のこ
の後のビユーで繰返される。従つて、以下明細書
では、2次元フーリエ変換方式でGyを順次進め
る方法の場合について説明するが、同じ様に順次
進める方法は、3次元フーリエ変換方式で位相符
号化用に用いる時、他の勾配成分にも同じ様に適
用し得ることを承知されたい。
第3図は、第2図について説明した例の順序の
様に、2次元スピン捩れ形のパルス順序の隣合つ
たビユー(横軸に沿つて示す)でGy位相符号化
勾配の振幅(縦軸に沿つて示す)を増分的に変え
る普通の順序を示している。第3図では、各々の
点がGy勾配の1つの振幅を表わしている。簡単
の為、第3図では32個のビユーからなる走査を仮
定している。典型的には、走査は例えば128個の
ビユーを持ち、ビユー1では、Gy勾配は予定の
負の振幅(−Anax)を持つ様に選ぶ。この後、
ビユー2乃至63では、振幅を単調に増加して、
ビユー64で0に近い値を通り、その後更に単調
に増加して、ビユー128で正の振幅(+Anax)
になる。
前にも触れたが、第3図の位相符号化振幅順序
を使う時、例えば呼吸による被検体の準周期的な
動きは、ある構造の人為効果(位相符号化方向に
沿つた離散的なゴースト像となつて再生像に現れ
る)及び分解能の低下を招く。こういう人為効果
の主な原因は、FT作像方式を使う時の位相符号
化方向の、動きによつて誘起された位相及び振幅
の誤差であることが判つている。具体的に云う
と、動きが位相符号化の周期的な関数である限
り、人為効果は、所望の像のある特徴を写した別
個のゴースト(1つ又は複数)となつて現れる。
この発明によつて、物体の動きによるぼけ及び
ゴーストの人為効果をどの様に減少し又はなくす
かを説明する前に、次にこういう人為効果の原因
を考えるのがよいと思われる。
FT作像で動きによつて誘起される人為効果を
理解する簡単な方法は、動きを直接的に取上げず
に、そのNMR信号が時間の関数である様な空間
内で固定された小さな容積を考えることである。
この小さな容積をこの明細書では画素と呼ぶが、
実際には、再生像の一部分ではなく、空間内の領
域であり、そのNMR信号は輝度である。例えば
材料がこの空間に固定された小さな容積の中に入
つたり、又はそれから出て行くことにより、輝度
に時間的な変動が起こり得る。平面内の動きは、
輝度が1つの画素で高くなり、別の画素で低くな
る。振幅の変動を取扱うことにより、剛体の動き
が理解出来るだけでなく、他のあらゆる種類の動
きも理解することが出来る。前に述べた様に、動
き以外の影響によつて発生されるNMR信号の変
動も、ゴーストの人為効果を発生することがあ
る。これらもこの発明の範囲内に含まれる。輝度
の変動の原因に関係なく、作像過程の直線性の
為、各々の画素は独立に取扱うことが出来る。更
に、各々のビユーがある瞬間のスナツプ写真であ
ると仮定することが出来るから、像の内、関心の
ある画素を含む位相符号化方向の列だけを考えれ
ばよい。
この為、物体が1次元(位相符号化方向、例え
ばy)だけの関数であり、y0の1点だけが何等か
の強度を持つと仮定し、差当たつて、これが一定
の輝度B0を持つと仮定する。この時、物体は o(y)=B0δ(y−y0) (1) で表わされる。δはデイラツクのデルタ関数であ
る。FT作像方法で行なわれる測定は、物体oの
フーリエ変換を形成する。
o(ky)=F[o(y)] =B0e-2〓ikyy0 (2) こゝでkyはy方向の空間周波数であり、2DFT作
像では、位相符号化勾配パルスの下にある区域に
比例する。物体の輝度の変動があつて、kyに於け
る測定を行なう時、画素の輝度がB0+B(ky)で
あるとすると(B0は平均値)、測定信号は次の様
になる。
H(ky)=[B0+B(ky)] e-2〓ikyy0 (3) =B0e-2〓ikyy0+B(ky) e-2〓ikyy0 (4) 誤差項、即ち右辺の第2項が、輝度の変動によつ
て変調された1点のフーリエ変換であることに注
意されたい。
この結果得られる像は、Hの逆フーリエ変換で
ある。
h(y)=F-1{B0e-2〓ikyy0} +F-1{B(ky)e-2〓ikyy0} (5) 右辺の第1項が物体の平均の輝度を持つ所望の像
である。第2項に畳込み積分を用いると h(y)=B0δ(y-y0)+δ(y-y0) *g(y) (6) こゝでg(y)はゴーストの核であり、これは時
間的な変動の逆フーリエ変換に等しく、*は畳込
み積分を表わす。この明細書で「時間的」と云う
言葉を使うのは、輝度の振幅が時間よりも位相符
号化の振幅kyにつれて変化する様子を定める為で
ある。差当つて、位相符号化の振幅が、普通の作
像順序に於ける様に、時間に比例すると仮定する
ことが出来る。即ち g(y)=F-1[B(ky)] (7) 式(6)の右辺の第1項は、動きによるぼけを記述し
ている。物体が動くと、像の内、この物体が通過
した各点は、作像順序全体にわたつて(正確に云
えば、測定全体にわたつて)この点でその物体が
費した時間の長さに比例する寄与を持つ。式(6)の
第2項は、ある点に時間的な変動があれば、それ
がゴーストを発生することを示している。このゴ
ーストは、源から位相符号化方向に出て来る。ゴ
ーストの細部は、時間的な変動の周波数成分に関
係する。
最初に、関数B(ky)が正弦であると仮定する。
第4図は、時間に対し、物体の輝度(縦軸)のグ
ラフを示している。第4図には、ビユー測定が行
なわれる各々の別々の時刻に於ける物体の輝度
が、“X”マークで表わされた一組の点として示
されている。実際には、この関数は1回の走査の
間に何サイクルをも持つことが出来る。例えば、
作像する被検体の呼吸速度並びに走査データを全
て収集するに要する時間に応じて、10乃至20サイ
クル又はそれ以上を持つことがある。簡単の為、
第4図は3サイクルだけを示している。関数B
(ky)は次の様に表わすことが出来る。
B(ky)=ΔBsin(2πf*ky+φ) (8) こゝでf*は、空間周波数(ky)の増分当たりの輝
度のサイクル数で表わした周波数であり、φは位
相である。判り易く云えば、周波数f*は1回の走
査当たりの輝度のサイクル数に変換することが出
来る。NV個のビユーがあり、視野がFOVであつ
て、周波数増分が1/FOVであると仮定する。
この時、1回の走査当たりのサイクル数で表わし
た周波数は、次の様になる。
f=f*(1/FOV)NV (9) 式(8)の正弦波に対して式(9)を用い、式(7)に代入す
ると、ゴーストの核は次の様になる。
g(y)=ΔB/2{[sin(φ) +i cos(φ))]δ(y−fFOV/NV)} +ΔB/2{[sin(φ)−i cos(φ)] δ(y+fFOV/NV)} (10) 従つて、簡単な輝度の正弦状の変動に対するゴ
ースト核は、源となる画素から2つのゴーストが
出て来る様にする。第1項が、源となる画素より
上方のゴーストを生じ、第2項が源となる画素よ
り下方のゴーストを生ずる。実際の像では、像の
中にある多数の点がゴーストを発生することがあ
ることが理解されよう。実際には、コントラスト
の強い境界から出て来る強い動いているゴースト
の人為効果が観測される。
物体の画素とゴーストの間の距離は、輝度と位
相符号化の振幅の間の関係の周波数によつて決定
される。動きの周波数が高くなるにつれて、ゴー
ストは源となる画素から一層遠く離れる。ビユー
の数は有限であるから、観測される周波数は、1
回の走査当たりNV/2サイクルより大きくなる
ことは出来ない。実際の周波数が更に高ければ、
単にエイリアシングによつて一層低い周波数にな
る。この為、式(10)から、ゴーストが源となる画素
から最も遠くなる距離は視野の半分であることが
判る。これより少し高い周波数では、周波数がエ
イリアシングによつてNV/2の直ぐ下にななり、
更に周波数が高くなると、ゴーストは源である画
素に一層近付く。1回の走査当たりNVサイクル
の周波数では、ゴーストが源である画素に重畳す
る。この状態がゲート作用と呼ばれている。別の
拘束は、ゴーストが走査される視野を越えること
は出来ないことである。ゴーストが越えようとし
ても、エイリアシングを生じ、走査される視野の
反対の極限に現れる。例えば、y0+fFOV/NVが
(FOV/2)を越えると、式(10)の第1項によつて
表わされる上側のゴーストが折返し、像の下部に
現れる。その後、fが増加するにつれ、この特定
のゴーストが像の中心に向かつて移動する。(y0
−fFOV/NV)の下側のゴーストも依然としてそ
の予想位置にあることがあり、従つて、この場
合、両方のゴーストが源である画素の下方にある
ことがあることに注意されたい。
式(10)で、2つのゴーストが複素振幅を持つこと
に注意されたい。夫々の位相は正弦の位相に関係
する。一般に、一方のゴーストの位相は他方のゴ
ーストの位相と異なり、所望の像の位相とも異な
る。
輝度の変動が1個の正弦よりも複雑である場
合、ゴーストの核の方程式(7)も更に複雑になり、
この結果、源の画素から2つより多くのゴースト
が出る。一般的に、略周期的な変動に対して、基
本的な変動周波数の各々の高調波に対して1つず
つ、一連の別々のゴーストが発生される。
前に説明した簡単な32個のビユーからなる例で
は、典型的な単調な位相符号化順序(第3図)を
用いる場合、源の輝度と位相符号化の振幅の間の
関係は、第5図に示す様になる。第5図の各点
は、各々のビユーに対し、第4図の輝度の値と第
3図の位相符号化を見出すことによつて発生され
る。ゴーストの位置は、この輝度と位相符号化の
間の関係の周波数成分によつて決定される。
係属中の米国特許出願通し番号第673690号に記
載されている、ゴーストの擾乱効果を少なくする
為に取り得る1つの方法は、ゴーストを出来るだ
け物体から遠ざける様にすることである。式(10)に
よると、こうことが起こるのは、主成分の変動が
1回の走査当たりNV/2サイクルである時であ
る。物体が1回の走査当たりNV/2サイクルの
周波数で周期的に近い形で変動している場合、そ
の輝度が時間的に変化する画素の大部分の可変エ
ネルギはこの周波数である。更に、普通行なわれ
ている様に、位相符号化の振幅が単調に増加する
場合、時間的な輝度関数は単に位相符号化の関数
として輝度に変換される。その正味の結果とし
て、ゴーストは物体から出来るだけ遠くになる。
即ち、FOV/2。1対の位相交番RF励振パルス
(チヨツパ対)を用いた普通の作像順序では、繰
返し時間TRが呼吸周期を4で除した値に等しい
時、この関係が得られる。余分の2の倍数は、1
つの位相符号化の振幅当たり、2つの位相交番の
RF励振実験を使つている為である。この為、周
期的な動きの影響を制御する1つの方法は、一旦
動きの周期が判つたら、繰返し時間TR(第2図)
を選ぶことである。
次にこの発明の方法を最初に一般的に説明す
る。この目的の為、ビユー増分時間TV(第2図)
は、位相符号化の振幅が1つの値から次の値に増
分される時までの時間に等しい時間と定義する。
これは位相符号化の振幅に1つの値を用いたビユ
ーの期間に等しい。すなわち、増分時間TVは、
各々の位相符号化勾配の振幅で行なわれたNMR
実験の数に繰返し時間TRを乗じた値に等しい。
例えば、第2図では、各々のビユーで2つの実験
がある。
前に述べた様に、ゴーストの特性を決定するの
は、時間の関数としての輝度ではなく、位相符号
化の振幅の関数としての輝度である。この発明の
方法の全搬的な目的は、擾乱効果を最小限に抑え
る様な、物体の輝度と位相符号化の間の関係を作
り出す様に、位相符号化の振幅を用いる時間的な
順序を選択することである。ある限界で、ビユー
の順序(位相符号化勾配の振幅を用いる時間的な
順序)は、位相符号化の関数としての変動を任意
の周波数にする様に選ぶことが出来る。
この発明の1実施例は、走査を開始する前に、
TV(これはオペレータによつて制御されるから)
並びに物体の変動の周期(例えば任意の便利な方
法によつて測定される呼吸周期)の先験的な知識
を用いて、ビユーを収集する順序を選ぶ。このビ
ユーの順序を選ぶ幾つかの方法をこれから説明す
る。走査の間、このビユーの順序を用い、作像デ
ータを収集する。
この発明の2つの実施例をこの後詳しく説明す
る。最初の実施例では、ビユーの順序は、動きの
周期が合計走査時間に等しく見える様に選ぶ。こ
の「低周波種」モードは、ゴーストを出来るだけ
物体に近付けようとするものである。別の実施例
では、ビユーの順序は動きの周期を2TVに等しく
見える様に選ぶ。この「高周波種」モードは、ゴ
ーストを出来るだけ物体から遠ざけようとするも
のである。
低周波種モードの目的は、各々のビユーで収集
された測定データを並べ直した後、動きが1サイ
クルしか経由しない様に見える様なビユーの順序
を選ぶことである。こういうことを達成するため
に採用し得る1つの方法は、各々のビユーに対す
る位相符号化の振幅を示した第6図に示すビユー
の順序を用いることである。第3図のビユーの順
序の代りに、第6図のビユーの順序を使う。第6
図のビユーの順序を発生する過程は後で説明す
る。第6図のビユーの順序を第4図と組合せて、
位相符号化勾配の振幅の関数としての画素の輝度
を示す第7図を作ることが出来る。ゴースト人為
効果の性格を定めるのはこの関係である。第7図
に示す関数は低周波関数であるから、この結果生
ずるゴーストは空間的に源の画素に接近してい
る。これと比較して、第5図では、画素の輝度
は、位相符号化勾配の振幅を単調に順次進める
時、何サイクルかを経由し、従つて、ゴーストは
源の画素から一層遠くなる。
次に第6図のビユーの順序の発生の仕方を説明
する。動きの周期TB及びビユー増分時間TVが判
ると、動きのサイクル内にある各々のビユーの相
対的な位相を計算することが出来る。
P(j)=1/TBMOD{(j−1)TV+TO,TB} (11) こゝでMOD(x,y)は、整数kに対し、y
=kx+MOD(x,y)になる様な最も小さい正
の数である。相対的な動きの位相をこの明細書で
は動きの位相及び信号の変動の位相とも呼ぶ。
こゝでT0が0に等しく、TV及びTBの間の関係が
第4図に示す通りである(即ち、TV/TB=3/32
であると仮定する)。この時、式(11)を用いると、
1番目のビユーに対する相対的な動きの位相は0
であり、この後の各々のビユーに対して、TV/
TBだけ線形に増加し、12番目のビユーでは、相
対的な位相は再び0に接近する。この新しい値か
ら、相対的な位相が、この後のビユーに対して再
びTV/TBずつ増加する。式(11)によつて定義され
た相対的な動きの位相の望ましい特性は、周期的
な変動の細部に関係なく、相対的な位相が同様で
あるビユーでは、物体が同じ様に見えることであ
る。次に、相対的な動きの位相と位相符号化の振
幅の間の所望の最終的な関係を選択する。この関
係では、適正な像を発生することが出来る様に、
位相符号化の振幅の全ての値を含めなければなら
ないし、何等かのゲート作用を使わなければ、動
きの位相の全ての値を含めなければならない。低
周波種の実施例で考えられる1つの関係が第8図
に示されている。動きの位相と、走査データの位
相符号化の間には単調な関係があるから、物体は
1サイクルの変動しか生じない様に見える。位相
符号化の振幅の関数として単調に減少する様な動
きの位相の場合も、同様な効果が得られ、この他
の関係でも同様な効果が得られるが、これらは当
業者に明らかであろう。相対的な位相が最低であ
るビユーには、最低の(最も負の)位相符号化の
振幅を指定し、動きの位相が最低の次であるビユ
ーには、最低の次の位相符号化の振幅を指定する
と云う様にする。相対的な位相が最も大きいビユ
ーには、最も正の位相符号化の振幅が指定され
る。言換えれば、各々のビユーは、動きの位相の
位に比例して、位相符号化の振幅が指定される。
従つて、RANKL(j)をj番目に収集されたビユー
の位相の位とすると(1RANKL(j)NV)、こ
のビユーに対する位相符号化の振幅は次の様にな
る。
A(j)=Anax+2Anax/NV−1(RANKL(j)−1) (12) こゝで例えばAnaxは最も正の位相符号化であり、
−Anaxは最も負の位相符号化である。32個のビ
ユーを用いる例では、位相符号化の振幅とビユー
の番号(又は時間)との間にこの結果生ずる関係
は、第6図に示す様になる。
ビユーを求める順序がどうであつても、像を再
生する前(即ち、2FT方法で逆フーリエ変換を求
める前)に、位相符号化の振幅を単調にする様
に、測定データを並べ直さなければならない。32
個のビユーを用いる例で、こういうことを行なう
と、各々の位相符号化の振幅に対する輝度は第7
図に示す様になる。第7図は、各々のビユーに対
し、第4図の輝度の値及び第6図の位相符号化の
振幅をルツクアツプすることによつて発生され
る。輝度は1回の走査当たり3サイクルの割合い
で変化していた(第4図)のに対し、位相符号化
の振幅を用いる順序を適当に選ぶことにより、見
かけの周波数が1回の走査当たり1サイクルに変
化した(第7図)ことが認められよう。走査の
間、動きが1サイクルしか経由しない様に見える
様にした結果として、ゴーストは任意の源の点か
ら数画素以内の所にある筈である。動く物体から
遠く離れた構造は影響がない筈である。
式(11)のT0を変える効果は、輝度と位相符号化
の間の最終的な関係(第7図)の開始位相を変え
ることである。見かけの周波数は依然として1回
の走査当たり1サイクルである。これは、第4図
の元の輝度の変動の開始位相を変えた場合と同じ
効果を持つ。この開始位相はこの結果得られる像
にたいした影響がないことが判つた。この為、こ
の実施例を実施する時、周期的な変動の位相が判
つている必要がなく、周波数だけが判つていれば
よい。
実質的な周期性を持つと云うこと以外に、輝度
の変動の特性について何の仮定もしなかつたこと
に注意されたい。位相の関数としての輝度につい
て更に多くの知識を利用することが出来れば、位
づけは位相よりも輝度に従つて行なうことが出
来、一層良い性能が得られる筈である。例えば、
32個のビユーを用いる場合、輝度の変動が正弦状
であつて、走査を開始する時の正弦の位相の絶対
値も判つているとすると、輝度の各々の値が、各
サイクル内の既知の位相で2回発生する事実を利
用して、夫々のビユーを相対的な位相ではなく、
物体の輝度に従つて位づけすることが出来る。こ
ういうことをすると、第7図は完全な1サイクル
ではなく、1/2サイクルにわたり、その結果、ゴ
ーストは源の画素に一層接近する。この場合も、
こういうことが出来る様にする為には、動きの周
期だけでなく、走査を開始する時の動きのサイク
ル内の位相の絶対値も判つていることが必要であ
る。更に、一般的には、物体内の多くの画素が変
動を持つから、各々の画素の変動は異なる振幅を
持つことがあるが、全ての変動は全体的に同じパ
ターン(例えば正弦)であつて同じ位相でなけれ
ばならない。
高周波種の実施例では、再生の前に、データを
並べ直した後、動きが可能な最高周波数にある様
に見える様に、位相符号化の順序を選択する。高
周波種を使う動機は、ゴーストを出来るだけ遠く
へ変位させることにより、変動する画素の近辺の
像の品質を改善することである。
この場合も、最初に、動きの位相と位相符号化
の間の所望の最終的な関係を選択する。走査デー
タが変動の早い物体を表わす様にする1つの方法
が、第9図に示されている。物体が隣合つた位相
符号化の値の間で約半サイクル変化する様に見え
ることが認められよう。こういうことは、最初に
低周波種の実施例と同じ様に、相対的な動きの位
相の増加に従つてビユーの位づけをし、その後、
前半及び後半が飛越しになる様に、それらを並べ
直すことによつて達成することが出来る。即ち、
RANKL(j)を低周波種の実施例について上に定義
した通りであるとする時、 RH (j)= {2RANKL(j)−1 RANKL(j)
NV/2の時 2RANKL(j)−NV 他の時 (13) その位が低い方の50%に入つているビユーが、
RH内で奇数の場所が割当てられ、位が上半分の
ビユーはRHで偶数の場所が割当てられることが
理解されよう。次に、RHに比例して位相符号化
の振幅を指定する。
AH (j)=−Anax+2Anax/NV−1(RH (j)−1)(14
) 32個のビユーを用いる例では、位相符号化の振
幅のこの順序が第10図に示されている。第4図
のビユーの番号の関数としての輝度と組合せる
と、第11図に示す様な輝度と位相符号化の間の
関係が得られる。第11図は主に高周波成分を持
つから、ゴーストは可能な限り(FOV/2)、源
の画素から遠く変位させられる。
輝度の変動パターンが正弦程の対称性がない場
合、それでも位相符号化の関数としての輝度はあ
る程度の低周波成分を含んでいる。例えば、第4
図の正弦波を第12図の鋸歯状波に置換えた場
合、この結果得られる輝度と位相符号化の間の関
係は、第13図に示す様になる。第13図では、
残留低周波成分が左から右へゆつくり上向きの傾
向として認められる。こういう残留低周波成分
は、第9図の低周波成分から出て来る。第13図
の強い高周波成分は、ゴーストのエネルギの大部
分が源の画素から遠く変位させられたことを示し
ているが、残留低周波成分により、低周波種の場
合よりは少ないが、源の画素の近くに幾らかの残
留効果が生ずる。この性能は、第14図に示す様
な動きの位相と位相符号化の間の関数を使うこと
により、更に改善することが出来る。必要なこと
は、動きの位相の位が上半分にある様なビユーの
指定順序を逆にすることであることが理解されよ
う。即ち、 RH′(j)=2RANKL(j)−1 RANKL(j)NV/2の時 2[NV−RANKL(j)+1] 他の時 とし、j番目のビユーに対する位相符号化の値
AH′(j)は AH′(j)=−Anax+2Anax/NV−1(RH′(j)−1)(16
) 32個のビユーを用いる例で、TV/TB=3/32とす
ると、この結果得られる位相符号化の振幅の順序
は第15図に示す様になる。第15図を第12図
の鋸歯状の変動と組合せると、その結果は第16
図になり、これは残留低周波成分が減少すること
を示している。この結果、源の画素の近辺がゴー
ストで汚染されることが一層少なくなる。
高周波種の方法は、物体とゴーストの間の距離
を最大にするが、走査される視野が物体の寸法よ
りかなり大きくなければ、やはりゴーストが像の
所望の部分に入ることがある。既知の方法によつ
て走査される視野を拡大し、関心のある構造を含
まないで、その中にゴーストを押込むことの出来
る場所を作ることが出来る。再生の間又は再生の
後、この余分の領域を捨てて、最終的な像でゴー
ストが見えない様にすることが出来る。視野を2
倍にする典型的な方法は、位相符号化の最大振幅
Anaxを一定に保つて、ビユーの数を2倍にする
こと(位相符号化の増分が半分になること)であ
る。普通、この為には、TVを一定にすれば、走
査時間を2倍にすることが必要である。
視野を拡大し、特に視野を2倍にする為の望ま
しい方法が、係属中の米国特許出願通し番号第
673691号(特開昭61−142448号)に記載されてお
り、これを使つて、前に引同した米国特許第
4443760号に記載されている様な信号のベースラ
イン誤差を除く為に通常割当てる2の倍数(チヨ
ツパ対を使うこと)を、ベースライン効果を抑圧
しながら、走査される視野を2倍にすることに変
換することが出来る。例えば、128個のチヨツパ
対を収集する代りに、何れも1回の励振を用いる
256個のビユーを収集し、走査される視野を2倍
にすることが出来る。この方法は、走査時間が2
倍になることを避けながら、高周波種を用いた場
合、ゴーストを所望の像の領域の外側に追出すこ
とが出来る様にする。
低周波種及び低周波種の何れの実施例でも、
(位相符号化勾配の振幅が必ずしも単調に用いら
れない為に)大きな振幅の位相符号化勾配を用い
るビユーが小さな振幅の位相符号化勾配を用いる
ビユーに続く場合が起こり得る。振幅の小さい位
相符号化パルスによつて生じた残留横方向磁化
が、振幅の大きい位相符号化勾配を用いたビユー
の測定値を乱し、それに伴なつて像の品質に有害
な影響をもたらすことがある。係属中の米国特許
出願通し番号第689428号(特開昭61−181950号)
には、残留横方向磁化の影響を少なくする方法が
記載されている。こういうことを達成する1例の
順序を次に第17図について説明する。
第17図について説明すると、不完全な
180゜RFパルスによる残留横方向磁化の有害な影
響が、期間3に180゜RFパルスを印加する後まで、
位相符号化Gy勾配パルスの印加を遅延させるこ
とによつて避けられる。即ち、Gy位相符号化勾
配パルスが期間4に印加される。位相符号化パル
スの印加を遅延させることは、最小エコー遅延時
間を長くすることがある。然し、期間6の逆転
Gyパルスは、期間4のGyパルスによる残留磁化
効果を逆転する効果が大きい。その結果、期間4
のGy位相符号化勾配パルスの振幅に関係なく、
各々のビユーの後、磁化は同じ状態で残り、この
為Gyの経過が測定に影響しない。
第17図に示す例では、逆転及び位相符号化勾
配の振幅は、残留横方向磁化を、位相符号化勾配
を全く使わなかつた場合の状態に戻す様に選ばれ
る。ある用途では、必要なことは、残留横方向磁
化が、そのビユーに使われた特定の位相符号化勾
配の振幅に無関係な同じ状態で残る様にすること
だけである。この為、位相符号化勾配の振幅と逆
転勾配の振幅の和は定数に等しくすべきである。
第17図に示す例では、定数が0に等しく選ばれ
ている。何れにせよ、位相符号化勾配の振幅が変
化するにつれて、逆転勾配の振幅も変化する。
これまで2DFT作像順序についてこの発明の好
ましい実施例を説明した。然し、この発明はこの
場合に制限されず、実際には、例えば周知の2次
元(2D)及び3次元(3D)形の多重角度投影再
生方法の様な別の作像パルス順序にそ有利に用い
ることが出来る。これまでの説明は2D投影再生
に限られているが、当業者には、3Dに一般化す
ることも理解されよう。2D投影再生NMR作像で
は、180゜の円弧内の多数の(普通は等間隔)角度
で投影の測定を行なう。例えば、投影データは1
度増分で測定することが出来る。この各々の投影
測定又はビユーに対し、読取勾配の方向は所望の
投影の方向に対して垂直である。この為、ビユー
毎に変化するパラメータは読取勾配の方向
(2DET作像に於ける位相符号化の振幅と同様に)
である。各々の方向に対して得られた線積分のデ
ータを波して逆投影することにより、像が再生
される。投影再生では、計算機式断層写真法
(CT)の走査技術で、投影データのばらつき、例
えば周期的な動きによるばらつきが、普通は動く
(又はその他の形で変化する)物体に対して接線
方向の筋となつて像に現れることがよく知られて
いる。然し、再生過程は、投影方向の関数として
完全な1サイクルとなつて見える様な動き(又は
その他の変動)に対して比較的影響されないこと
が判つている。この発明の方法は、投影角度を前
に説明した位相符号化勾配と同様に取扱えば、多
重角度投影再生データにも直接的に応用し得る。
投影再生では、低周波種の方法が好ましい。即
ち、投影測定は、1度の間隔で逐次的に収集する
代りに、低周波種の順序で収集して、投影の角度
に対する画素の輝度のグラフが、第7図と同様に
なる様にする。前と同じく、低周波種の目標とす
る所は、動きの周期が走査時間に等しく見える様
に、投影の方向を選択することである。投影再生
で使われるビユーの数が、視野にわたる画素の数
と比肩し得るか又はそれより多い場合、高周波種
の方法も用いることが出来る。これは、この場
合、隣合つたビユーの間の一貫した急速な変動に
より、再生像に出来る筋は、源の画素から離れた
所でしか目につかないことが判つているからであ
る。
(投影再生又はFT方法の何れかを使う)走査
の間、信号の変動のサイクル数が、前に述べた様
に、3サイクル(第5図)となる32個のビユーを
用いる前述の例の場合の様に、整数である場合、
勾配のパラメータ値を用いる順序はかなり規則的
である。走査の間にNサイクルがあり、低周波種
を用いる場合、時間的に隣接しているビユーは、
勾配のパラメータがNの値だけ離れている可能性
がある。第6図を見えば、グラフの一番上及び一
番下の縁の効果(夫々+Anax及び−Anax)を別
にすると、隣合つたビユーは位相符号化の3つの
値だけ離れている。例えば、1番目のビユーには
最も負の位相符号化(−Anax)が指定される。
この点が第6図の参照数字702で示されてい
る。次のビユーには、参照数字704で示す様
に、最も負の値から4番目の位相符号化が指定さ
れる。その次のビユーには最も負の値から7番目
の値が指定されると云う様になつている。11番目
のビユーは、参照数字706で示す様に、非常に
正の位相符号化が指定される。参照数字706で
示した値よりも更に3だけ高い値の位相符号化の
値はない。この為、次のビユーには、未だ指定し
ていない非常に負の位相符号化の値が指定され
る。第6図に示す例では、一番負の値から2番目
の位相符号化の振幅が、参照数字708で示す様
に選択され、実際、この選び方により、第7図に
示した関係の低周波の挙動が最適になる。然し、
最も負の値から3番目の値を使つた場合、やはり
最終的な結果に対する影響は小さい。この為、今
説明している「N飛越し」方法で、縁の効果にぶ
つかつた時、出発点を任意に選択することが出来
る。
高周波種を用いた場合、時間的に隣合うビユー
は勾配のパラメータ値が2Nだけ離れている可能
性がある。これは第10図を見れば理解されよ
う。1番目のビユーには最も負の位相符号化が指
定され、2番目のビユーは最も負の値から7番目
の値が指定されると云う様になる。
「2N飛越し」形高周波種の実施例の別の条件
は、1つの縁の効果が生じた点で奇数の順番の出
発位相符号化の値を指定した場合、次のこの様な
縁の効果の所では、偶数の順番の位相符号化の値
を指定しなければならないことである。即ち、1
番目のビユーは第1の(奇数番号の)の位相符号
化の値が指定される。この点が第10図に参照数
字1002で示してある。次の縁の効果が現れる
点では、第10図に参照数字1004で示す様
に、6番目(偶数番号)の位相符号化の値が指定
される。この場合も、こゝで6番目の値を使うこ
とが最適であるが、2番目又は4番目の値を使つ
ても、その影響は極く僅かである。然し、この効
果が、交互の変化点に於ける動きの位相が1/2サ
イクルだけ離れていることと合さつて、高周波種
になるのであるから、奇数及び偶数の出発の値を
交互に使うことが重要である。
この為、この発明を簡単に実施する場合には、
走査の間の信号の変動を整数個のサイクルN
(こゝでN=TB/TV)として近似し、時間的に隣
合うビユーに、N個(低周波種のモードの場合)
又は2N個(高周波種のモードの場合)の値だけ
離れた勾配のパラメータ値を指定する工程を含
む。
この発明を特定の実施例及び例について説明し
たが、当業者には以上の説明からこの他の変更が
考えられよう。従つて、特許請求の範囲内で、こ
の発明はこゝに具体的に説明した以外の形で実施
することが出来ることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施するのに役立つ1例の
NMR装置のブロツク図、第2図は2次元フーリ
エ変換の名前で知られている形式の1例の作像パ
ルス順序を示すグラフ、第3図は第2図に示す様
なパルス順序で位相符号化勾配の振幅を増加する
普通の順序を示すグラフ、第4図はその振幅が時
間の関数として正弦状に変化する物体に対し、物
体の輝度を時間に対して示すグラフ、第5図は位
相符号化勾配の振幅を第3図に示す様に単調に用
いた走査に対し、物体の輝度を位相符号化の振幅
に対して示すグラフ、第6図はこの発明の低周波
種モードの方法に従つて各々のビユーに対する位
相符号化の振幅を示すグラフ、第7図は第6図の
実施例に対し、物体の輝度を位相符号化の振幅の
関数として示すグラフ、第8図は第6図について
説明した実施例で、動きの位相を位相符号化の振
幅に対して示すグラフ、第9図はこの発明の高周
波種モードの方法に於ける動きの位相と位相符号
化の振幅の間の関数を示すグラフ、第10図は高
周波種モードの実施例に対する位相符号化の振幅
の順序を示すグラフ、第11図は高周波種モード
の実施例に於ける輝度と位相符号化の振幅の間の
関係を示すグラフ、第12図は第4図に示した波
形よりも対称性が劣る物体の輝度の何サイクルか
を示すグラフ、第13図は第12図に示した物体
の輝度の変動パターンに対し、物体の輝度と位相
符号化の振幅の間の関係を示すグラフ、第14図
は高周波種モードの実施例に於ける動きの位相と
位相符号化の振幅の間の関係を示すグラフ、第1
5図は別の高周波種モードの実施例に於ける位相
符号化の振幅をビユーの番号に対して示すグラ
フ、第16図は第15図の高周波種モードの実施
例に対する輝度を位相符号化の振幅に対して示す
グラフ、第17図は残留横方向磁化の影響を最小
限に抑える為にこの発明に用いることの出来るパ
ルス順序の一部分を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ラーモア周波数のRF励振パルスによつて物
    体の一部分を照射してNMR信号を発生し、物体
    の少なくとも1次元の軸線に沿つてパルス形磁界
    勾配を印加し、該磁界勾配がNMR信号に空間情
    報を符号化する様に、ビユー毎に調節可能なパラ
    メータ値を持つことを夫々含む複数個のビユーを
    求めることにより、物体の一部分に関する作像デ
    ータを測定することを含む核磁気共鳴方法を用い
    て、物体の一部分を検査する間、略周期的な信号
    の変動による所望の像の人為効果を少なくする方
    法に於て、 (a) 前記信号の変動の周期TBを決定し、 (b) ビユー増分時間TVを選択し、 (c) 信号の変動と前記磁界勾配のパラメータ値と
    の間の関係を選択し、 (d) 前記関係を近似する様に、TB及びTVに依存
    して、前記磁界勾配のパラメータ値を適用する
    時間的な順序を選択する工程を含む方法。 2 特許請求の範囲1に記載した方法に於て、前
    記信号の変動が検査する物体の動きによるもので
    ある方法。 3 特許請求の範囲1に記載した方法に於て、前
    記パルス形磁界勾配が位相符号化磁界勾配であ
    り、前記調節可能なパラメータ値が勾配のパルス
    波形の時間積分である方法。 4 特許請求の範囲3に記載した方法に於て、前
    記時間積分が前記位相符号化磁界勾配の振幅によ
    つて制御される方法。 5 特許請求の範囲1,3又は4のいずれか一項
    に記載した方法に於て、前記複数個のビユーを求
    める過程で用いられる勾配のパラメータ値の時間
    的な順序が、各々のビユーで収集された測定値を
    パラメータ値が単調に増加する順序に並べ直した
    時、勾配のパラメータ値の関数としての信号の変
    動が、ビユーの番号の関数としての信号の変動よ
    りも周波数が一層低くなる様に選択され、こうし
    て所望の像からの人為効果の変位を少なくした方
    法。 6 特許請求の範囲5に記載した方法に於て、前
    記複数個のビユーを求める過程で用いられる勾配
    のパラメータ値の時間的な順序が、各々のビユー
    で収集された測定値をパラメータ値が単調に増加
    する順序に並べ直した時、信号の変動が1サイク
    ル以上を経由しない様に見える様に選択される方
    法。 7 特許請求の範囲1,3又は4のいずれか一項
    に記載した方法に於て、前記勾配のパラメータ値
    の時間的な順序を選択する工程が、 (a) 前記複数個のビユーの各々に対して信号の変
    動の相対的な位相を計算し、 (b) 信号の変動の相対的な位相の単調な順序で、
    各々のビユーに相異なる位RANKL (j)を割当
    て、 (c) 割当てられた位に比例して、各々のビユーに
    勾配パラメータの異なる値を指定することを含
    む方法。 8 特許請求の範囲7に記載した方法に於て、信
    号の変動の相対的な位相P(j)が次の式 P(j)=1/TBMOD{(j−1)TV+TO,TB} (こゝでMOD(x,y)は、整数kに対し、
    y=kx+MOD(x,y)になる様な最も小さい
    正の数であり、TOは任意の数である)を用いて
    計算される方法。 9 特許請求の範囲7に記載した方法に於て、調
    節可能なパラメータが前記位相符号化磁界勾配の
    振幅であり、各々のビユーで用いられる振幅A(j)
    が、Anaxを位相符号化の最大振幅、NVをビユー
    の合計の数として、次の式 A(j)=−Anax+2Anax/NV−1(RANKL(j)−1) を用いて計算される方法。 10 特許請求の範囲1に記載した方法に於て、
    時間的な順序を選択する工程が、 (a) NがTB/TVに大体等しくなる様な整数Nを
    選択し、 (b) 各々のビユーに指定されたパラメータ値が時
    間的に隣合うビユーに指定されたパラメータ値
    と約Nだけ異なる様に、前記複数個のビユーの
    時間的に隣合つたビユーに勾配のパラメータ値
    を指定することを含む方法。 11 特許請求の範囲1,3又は4のいずれか一
    項に記載した方法に於て、前記複数個のビユーを
    求める過程で用いられる勾配のパラメータの時間
    的な順序が、各々のビユーで収集された測定値を
    パラメータ値が単調に増加する順序に並べ直した
    時、勾配のパラメータ値の関数としての信号の変
    動が、ビユーの番号の関数としての変動よりも周
    波数が一層高くなる様に選択され、こうして所望
    の像からの人為効果の変位を増加する方法。 12 特許請求の範囲11に記載した方法に於
    て、前記複数個のビユーを求める過程で用いられ
    る勾配のパラメータの時間的な順序が、各々のビ
    ユーで収集された測定値をパラメータ値が単調に
    増加する順序に並べ直した時、NVを前記複数個
    のビユーを構成するビユーの数に等しいとして、
    信号の変動が NV/2サイクルを経由する様に見える様に選択
    される方法。 13 特許請求の範囲1,3又は4のいずれか一
    項に記載した方法に於て、前記勾配のパラメータ
    値の時間的な順序を選択する工程が、 (a) 前記複数個のビユーの各々に対し、信号の変
    動の相対的な位相を計算し、 (b) 信号の変動の相対的な位相の単調な順序で、
    各々のビユーに対して異なる位RANKL(j)を割
    当て、 (c) 次の式 RH(j)=2RANL(j)−1 RANKL(j)<NV/2の時 2RANKL(j)−NV 他の時 によつて決定される様な異なる位RANKH(j)を
    割当て、 (d) 割当てられたRHの値に比例して、各々のビ
    ユーに勾配パラメータの異なる値を指定するこ
    とを含む方法。 14 特許請求の範囲13に記載した方法に於
    て、j番目のビユーの位相符号化の振幅A(j)が、
    Anaxを位相符号化の最大振幅、NVをビユーの合
    計の数として、次の式 AH (j)=−Anax+2Anax/NV−1(RH (j)−1) を用いて計算される方法。 15 特許請求の範囲1,3又は4のいずれか一
    項に記載した方法に於て、勾配のパラメータ値の
    時間的な順序を選択する工程が、 (a) 前記複数個のビユーの各々に対して信号の変
    動の相対的な位相を計算し、 (b) 信号の変動の相対的な位相の単調な順序で、
    各々のビユーに異なる位RANKL(j)を割当て、 (c) 次の式 RH (j)=2RANKL(j)−1 RANKL(j)<NV/2の時 2[NV−RANKL(j)+1] 他の時 によつて決定される異なる位RANKH(j)を各々
    のビユーに割当て、 (d) 割当てられた位に比例して、各々のビユーに
    勾配パラメータの異なる値を指定することを含
    む方法。 16 特許請求の範囲15に記載した方法に於
    て、j番目のビユーに対する位相符号化の振幅A
    (j)が、Anaxを位相符号化の最大振幅、NVをビユ
    ーの合計の数として、次の式 AH (j)=−Anax+2Anax/NV−1(RH (j)−1) を用いて計算される方法。 17 特許請求の範囲1に記載した方法に於て、
    時間的な順序を選択する工程が、 (a) NがTB/TVに大体等しくなる様な整数Nを
    選択し、 (b) 各々のビユーに指定されたパラメータ値が時
    間的に隣合うビユーに指定されたパラメータ値
    と大体2Nだけ異なる様に、前記複数個のビユ
    ーの内、時間的に隣合うビユーに勾配のパラメ
    ータ値を指定することを含む方法。 18 特許請求の範囲1に記載した方法に於て、
    前記磁界勾配が読取磁界勾配であり、調節可能な
    パラメータ値が該読取勾配の方向である方法。 19 特許請求の範囲18に記載した方法に於
    て、前記複数個のビユーを求める過程で用いられ
    る勾配のパラメータ値の時間的な順序が、各々の
    ビユーで収集された測定値をパラメータ値が単調
    に増加する順序に並べ直した時、勾配のパラメー
    タ値の関数としての信号の変動が、ビユーの番号
    の関数としての信号の変動よりも周波数が一層低
    くなる様に選択され、こうして所望の像からの人
    為効果の変位を少なくした方法。 20 特許請求の範囲19に記載した方法に於
    て、前記複数個のビユーを求める過程で用いられ
    る勾配のパラメータ値の時間的な順序が、各々の
    ビユーで収集された測定値をパラメータ値が単調
    に増加する順序に並べ直した時、信号の変動が1
    サイクル以上経由しない様に見える様に選択され
    る方法。 21 特許請求の範囲18に記載した方法に於
    て、勾配のパラメータ値の時間的な順序を選択す
    る工程が、 (a) 前記複数個のビユーの各々に対し、信号の変
    動の相対的な位相を計算し、 (b) 信号の変動の相対的な位相の単調な順序で、
    各々のビユーに異なる位RANKL(j)を割当て、 (c) 割当てられた位に比例して各々のビユーに勾
    配パラメータの異なる値を指定することを含む
    方法。 22 特許請求の範囲21に記載した方法に於
    て、信号の変動の相対的な位相P(j)が、MOD
    (x,y)を整数kに対してy=kx+MOD(x,
    y)となる様な最も小さい正の数、TOは任意の
    数として、次の式 P(j)=1/TBMOD{(j−1)TV+TO,TB} を用いて計算される方法。 23 特許請求の範囲18に記載した方法に於
    て、時間的な順序を選択する工程が、 (a) NがTB/TVに大体等しくなる様な整数Nを
    選択し、 (b) 各々のビユーに指定されたパラメータ値が時
    間的に隣合うビユーに指定されたパラメータ値
    と大体Nだけ異なる様に、前記複数個のビユー
    の内、時間的に隣合うビユーに勾配のパラメー
    タ値を指定することを含む方法。 24 特許請求の範囲1乃至7,10,11,1
    2,15及び17のうちのいずれか一項に記載し
    た方法に於て、 前記工程(c)は、勾配のパラメータ値の関数とし
    ての信号の変動が、ビユーの番号の関数としての
    変動よりも周波数が一層低くなる様に、前記の信
    号の変動と磁界勾配のパラメータ値との間の関係
    を選択することよりなる方法。 25 特許請求の範囲1乃至7,10,11,1
    2,15及び17のうちのいずれか一項に記載し
    た方法に於て、 前記工程(c)は、勾配のパラメータ値の関数とし
    ての信号の変動が、ビユーの番号の関数としての
    変動よりも周波数が一層高くなる様に、前記の信
    号の変動と磁界勾配のパラメータ値との間の関係
    を選択することよりなる方法。 26 特許請求の範囲25に記載した方法に於
    て、勾配のパラメータ値の時間的な順序を選択す
    る工程が、 (a) 前記複数個のビユーの各々に対し、信号の変
    動の相対的な位相を計算し、 (b) 信号の変動の相対的な位相の単調な順序で、
    各々のビユーに相異なる位RANKL(j)を割当
    て、 (c) 次の式 RH(j)=2RANKL (j)−1 RANKL(j)<NV/2の時 2[NV RANKL (j)+1] 他の時 によつて決定される異なる位RANKH(j)を各々
    のビユーに割当て、 (d) 割当てられた位に比例して、各々のビユーに
    勾配のパラメータの異なる値を指定することを
    含む方法。 27 特許請求の範囲1,24又は25のいずれ
    か一項に記載した方法に於て、空間符号化勾配パ
    ラメータの単調な順序に従つてNMR信号をなら
    びかえ、該ならびかえたNMR信号から所望の像
    を構成することを含む方法。
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