JPH035171Y2 - - Google Patents

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JPH035171Y2
JPH035171Y2 JP1985032513U JP3251385U JPH035171Y2 JP H035171 Y2 JPH035171 Y2 JP H035171Y2 JP 1985032513 U JP1985032513 U JP 1985032513U JP 3251385 U JP3251385 U JP 3251385U JP H035171 Y2 JPH035171 Y2 JP H035171Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用動力舵取装置のサーボ弁等に
使用するロータリバルブに関する。
(従来技術) この種のロータリバルブは、例えば第2図に示
す如く、内周面の円周方向に沿つてランド部11
と凹溝12を交互に形成した外側弁部材10と、
外周面の円周方向に沿つてランド部1と凹溝22
を交互に形成した内側弁部材20を相対回動可能
に嵌合してなり、この両弁部材10,20の相対
回動により両弁部材10,20のランド部11,
1両側の角部の間に形成される可変通路S1,S
2の面積を変化させて圧力流体を給排制御するも
のであり、従来の多くのものにおいては可変通路
S1,S2の面積の変化特性を所望の特性とする
ために、第4図及び第5図に示す如く、ランド部
1の両側部に傾斜作用面2a,2bを形成してい
る。通常この傾斜作用面2a,2bは、第5図に
示す如く、内側弁部材20の凹溝22を基準とし
て研削装置にセツトし、これを初期位置として内
側弁部材20の回転送りRと連動して砥石車Gに
往復送りTを与え、内側弁部材20に対する砥石
車Gの外周面の軌跡が一点鎖線L1となるように
相対的に移動して、砥石車Gにより研削成形して
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かかる従来のロータリバルブの内側弁部材20
においては、内側弁部材20の研削装置にセツト
する際に前記初期位置がずれると左右の傾斜作用
面2a,2bの幅l5a,l5bに相違が生ずる
ので、左右の可変通路S1,S2の面積の変化特
性に違いが生じ、例えば動力舵取装置のサーボ弁
として使用した場合には左右の操舵力特性に差が
生ずるなどの問題が生ずる。本考案は内側弁部材
20のランド部21の形状を改良して、このよう
な問題を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このために本考案は、第2図に示す前述のロー
タリバルブにおいて、第1図に示す如く、その内
側弁部材20のランド部21を円周方向中央に位
置して外側弁部材10の凹溝12と関連して定め
られる所定幅l1の中央ランド領域とこの中央ラ
ンド領域の円周方向両側方に続く小幅δa,δbの
側部ランド領域とにより構成し、この中央ランド
領域内の円周方向両側部には可変通路S1,S2
の面積の変化特性に影響を与える傾斜を有する傾
斜作用面40a,40bを形成し、側部ランド領
域は前記傾斜作用面40a,40bよりも急傾斜
で且つ前記変化特性に影響を与えない傾斜角度の
逃し面41a,41bに形成したことを特徴とす
るものである。
〔作用〕
第5図に示す従来技術と同様の方法で傾斜作用
面40a,40bと逃し面41a,41bを形成
する場合、凹溝22を基準として内側弁部材20
を研削装置にセツトする際に初期位置がずれて
も、左右の逃し面41a,41bの幅δa,δbに
は相違が生ずるが、左右の傾斜作用面40a,4
0bの幅l2a,l2bに相違が生ずることはな
い。しかして、ロータリバルブの可変通路S1,
S2の面積の変化特性は傾斜作用面40a,40
bによつてのみ影響され、逃し面41a,41b
により影響されることはない。
〔考案の効果〕
上述の如く本考案によれば、内外両弁部材のラ
ンド部両側の角部の間に形成される可変通路の面
積の変化特性に影響を与える左右の傾斜作用面の
幅は、研削加工のための内側弁部材のセツトの際
に初期位置がずれても相違することがないので、
この傾斜作用面の幅の差によりロータリバルブの
左右の変化特性に相違が生ずることがない。
〔実施例〕
以下に、第1図〜第3図に示す実施例を説明す
る。先ずその全体につき述べれば、第2図及び第
3図に示す如く、ロータリバルブは外側弁部材1
0と内側弁部材20よりなる。外側弁部材10は
外側弁本体10aと両側の側板10b,10cよ
りなり、内側弁部材20は両側板10b,10c
を介して外側弁本体10a内に相対回動可能に嵌
合支持されている。内側弁部材20は同軸に設け
られた内孔24内に位置するトーシヨンバースプ
リング30の両端はそれぞれ結合ピン31,31
により両弁部材10,20に結合され、また両側
板10b,10cと内側弁部材20の間にはシー
ルリング26,26が設けられている。外側弁本
体10aの内周面には円周方向に沿つて各8本の
ランド部11と凹溝12が交互に形成され、内側
弁部材20の外側弁本体10aに対応する部分の
外周面にも各8本のランド部材21と凹溝22が
交互に形成されている。両弁部材10,20は、
自由状態においては、第2図に示す如く、各ラン
ド部11,21の円周方向両側の角部の間に形成
される可変通路S1,S2の面積が互に同一とな
るようにトーシヨンバースプリング30を介して
結合され、トルクが加わればトーシヨンバースプ
リング30が捩れて両弁部材10,20は相対的
に回動し、可変通路S1,S2の面積は一方が増
大し、他方が減少するようになつている。
主として第2図に示す如く、外側弁部材10の
凹溝12には1つ置きに4本の供給口13が開口
され、供給口13を開口した凹溝12の円周方向
一側と他側のランド部11にはそれぞれ第1分配
口14と第2分配口15が開口されている。供給
口13が開口されていない4個の凹溝12と対向
する内側弁部材20の各ランド部21には内孔2
4と連通する排出口23が形成され、内側弁部材
20には内孔24と連通する排出ポート25(第
3図参照)が設けられている。
供給口13からの圧力流体は可変通路S1,S
2を通つてそれぞれ第1、第2分配口14,15
が連通された凹溝22内に入り、更に可変通路S
1,S2を通つて排出口23が連通された凹溝1
2内に入り、排出口23、内孔24を経て排出ポ
ート25から排出される。自由状態においては、
前述の如く両可変通路S1,S2の面積は互に同
一であるので、第1、第2分配口14,15が連
通された各凹溝22内の圧力も互に同一である。
しかしながら、例えば内側弁部材20が外側弁部
材10に対し時計方向に所定角度回動すれば、可
変通路S1の面積は増大し、可変通路S2の面積
は減少する。第1分配口14が連通された凹溝2
2に関しては、可変通路S1,S2はそれぞれ流
入および流出通路をなし、一方第2分配口15が
連通された凹溝22に関しては、可変通路S1,
S2はそれぞれ流出及び流入通路をなしている。
従つてこの時計方向に回動した状態においては、
第1分配口14が連通された凹溝22内の圧力
は、第2分配口15が連通された凹溝22内の圧
力よりも大となり、第1、第2分配口14,15
に接続された流体圧シリンダ等(図示せず)を作
動させる。以上の構成及び作用は従来のロータリ
バルブと本質的に変りはない。本実施例において
は、内側弁部材20のランド部21は、第1図に
示す如き形状をなしている。すなわちランド部2
1は円周方向中央に位置して外側弁部材10の凹
溝12と関連して定められる所定幅l1を有する
中央ランド領域とこの中央ランド領域の円周方向
両側に続く小幅δa,δbの側部ランド領域とによ
り構成し、中央ランド領域内の円周方向両側部に
は傾斜作用面40a,40bを形成し、側部ラン
ド領域は傾斜角度の大なる逃し面41a,41b
に形成している。傾斜作用面40a,40bは互
に同一な幅l2a,l2bを有する対称な形状を
なし、その傾斜角度は外側弁部材10と内側弁部
材20の相対回動角に対する可変通路S1,S2
の面積の変化特性に影響を与える程度とする。す
なわち、傾斜作用面40a,40bの形状寸法を
変えることにより可変通路S1,S2の面積の変
化特性を変え、第1、第2分配口14,15を介
して流体圧シリンダ等に供給する圧力流体の圧力
変化特性を変えるものである。逃し面41a,4
1bは傾斜作用面40a,40bの外側縁に連続
して形成され、前述した可変通路S1,S2の面
積の変化特性に影響を与えないように傾斜作用面
40a,40bより充分大なる傾斜角度を有する
のとする。本実施例の中央ランド領域の幅l1と
傾斜作用面40a,40bの幅l2a,l2b
は、それぞれ第4図の従来技術のランド部1の全
幅l4と傾斜作用面2a,2bの幅l5a,l5
bに相当するが、本実施例のランド部21の全幅
l3は逃し面41a,41bの幅(δa+δb)だ
け従来技術のランド部1の全幅l4よりも大であ
る。
傾斜作用面40a,40b及び逃し面41a,
41bは、第5図の従来技術と同様に砥石車を用
いて研削成形する。すなわち、第1図の二点鎖線
に示す形状の内側弁部材20の素材に回転送りを
与えるのと連動して、内側弁部材20に対する砥
石車の外周面の軌跡が第1図に示す一点鎖線L2
となるように砥石車(または内側弁部材20)に
往復送りを与えて傾斜作用面40a,40bと逃
し面41a,41bを研削成形する。第1図に示
す如く、軌跡L2がランド部21の側面21aと
交差するのは逃し面41a,41bにおいてであ
るので、凹溝22を基準として内側弁部材20を
研削装置にセツトする際、初期セツト位置が円周
方向にずれれば中央ランド領域が全体として円周
方向にずれ、また左右の逃し面41a,41bの
幅δa,δbにも相違が生じるが、中央ランド領域
内の両側部に形成される傾斜作用面40a,40
bの幅l2a,l2bは互に同一で形状も対称形
状となる。しかして、内側弁部材20の8個のラ
ンド部21の中央ランド領域はいずれも同寸法だ
け同一円周方向にずれるので、各中央ランド領域
の間には相対的なずれは生じない。
このようにして形成された内側弁部材20を、
第2図及び第3図に示す如く、外側弁部材10に
回動可能に嵌合し、各傾斜作用面40a,40b
と此等に対向するランド部11両側の角部との間
に形成される可変通路S1,S2の面積が自由状
態において同一となるようにトーシヨンバースプ
リング30を介して両弁部材10,20を結合す
れば本実施例のロータリバルブは完成する。第
1、第2分配口14,15より得られる作動流体
の圧力は、自由状態においては互に同一である
が、両弁部材10,20が相対回動すれば可変通
路S1,S2の面積が変化するので回動角度に応
じて圧力差が生ずる。しかして、左右の傾斜作用
面40a,40bは、加工の際に初期セツト位置
に誤差があつても同一寸法で左右対称形状に形成
されるので、可変通路S1,S2の面積の変化特
性は左右対称となり、第1、第2分配口14,1
5よりの圧力流体の圧力差の変化特性も左右対称
となる。
なお本実施例においては、傾斜作用面40a,
40bは単一の傾斜面としたが、これに限らず複
数の傾斜面の組み合せまたは曲面としてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案によるロータリバルブ
の一実施例を示し、第1図は要部の形状を示す部
分断面図、第2図は全体の横断面図、第3図は第
2図の−断面図、第4図は従来技術の第1図
相当図、第5図は従来技術の加工方法を示す部分
断面図である。 符号の説明、10……外側弁部材、20……内
側弁部材、11,21……ランド部、12,22
……凹溝、40a,40b……傾斜作用面、41
a,41b……逃し面、S1,S2……可変通
路、l1……中央ランド領域の幅、δa,δb……
側部ランド領域の幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周面の円周方向に沿つてランド部と凹溝を交
    互に形成した外側弁部材と、外周面の円周方向に
    沿つてランド部と凹溝を交互に形成した内側弁部
    材を相対回動可能に開口してなり、この両弁部材
    の相対回動により両弁部材のランド部両側の角部
    の間に形成される可変通路の面積を変化させて圧
    力流体を給排制御するロータリバルブにおいて、
    前記内側弁部材のランド部を円周方向中央に位置
    して外側弁部材の凹溝と関連して定められる所定
    幅の中央ランド領域とこの中央ランド領域の円周
    方向両側方に続く小幅の側部ランド領域とより構
    成し、この中央ランド領域内の円周方向両側部に
    は前記可変通路の面積の変化特性に影響を与える
    傾斜を有する傾斜作用面を形成し、側部ランド領
    域は前記傾斜作用面よりも急傾斜で且つ前記変化
    特性に影響を与えない傾斜角度の逃し面に形成し
    たことを特徴とするロータリバルブ。
JP1985032513U 1985-03-07 1985-03-07 Expired JPH035171Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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