JPH0352448B2 - - Google Patents

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JPH0352448B2
JPH0352448B2 JP57130160A JP13016082A JPH0352448B2 JP H0352448 B2 JPH0352448 B2 JP H0352448B2 JP 57130160 A JP57130160 A JP 57130160A JP 13016082 A JP13016082 A JP 13016082A JP H0352448 B2 JPH0352448 B2 JP H0352448B2
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JP
Japan
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glycyrrhizin
adsorbent
acid
extract
water
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JP57130160A
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English (en)
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JPS5920222A (ja
Inventor
Yoshihiro Ooe
Ikuo Takaya
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Toyo Sugar Refining Co Ltd
Original Assignee
Toyo Sugar Refining Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Sugar Refining Co Ltd filed Critical Toyo Sugar Refining Co Ltd
Priority to JP57130160A priority Critical patent/JPS5920222A/ja
Publication of JPS5920222A publication Critical patent/JPS5920222A/ja
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  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、甘草抽出液中に含有されるグリチル
リチン酸またはグリチルリチン酸塩(以下グリチ
ルリチンという)を効率よく分離精製する方法に
関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
甘草抽出液中には、甘味成分としてのグリチル
リチンがカルシウム塩あるいはカリウム塩などの
形態で含まれており、また不純物としてフラボノ
イド系配糖体であるリキリチン、カルコン系配糖
体であるイソリキリチン、デンプン、ガム、樹
脂、色素体などが含まれている。これらの各種成
分を含有する甘草抽出液中から、グリチルリチン
を分離精製する方法としては、従来、甘草抽出液
に無機酸を添加してPHを2〜2.5とすることによ
りグリチルリチン酸塩をグリチルリチン酸に変え
て酸析させ、このようにして得られた酸析物を分
取する方法が採用されてきた。しかしながらこの
方法では、無機酸を添加しているため同時に多く
の不純物が沈澱し、このため以後の精製工程が煩
雑となり、しかも無機酸の添加により完全にはグ
リチルリチンが酸析せず上澄液中に若干量のグリ
チルリチン酸が残存するため歩留りの低下を余儀
なくされていた。
このようなグリチルリチン精製法の欠点を解決
するため、以下のような精製法が提案されてき
た。たとえば、(1)甘草抽出液に有機酸塩または無
機酸塩を添加して非極性の多孔性重合体樹脂にグ
リチルリチンを吸着させ次いで有機酸塩または無
機酸塩を添加した水性アルコール溶液でグリチル
リチンを溶出回収する方法(特開昭52−139710号
公報)、(2)アミノ基を有し、かつ巨大網状構造に
基づく吸着性を持つスチレン・ジビニルベンゼン
共重合体樹脂に、甘草抽出液を接触させてグリチ
ルリチンを吸着させた後、処理済の甘草抽出物溶
液を樹脂から分離し、次いで樹脂をアルカリ性を
有する水性媒体で処理してグリチルリチンを樹脂
より溶出させる方法(特開昭56−51500号公報)
などがある。
しかしながら、(1)の方法によれば、甘草抽出液
中に含まれるグリチルリチンを多孔性重合体樹脂
に吸着させるに際して、有機酸塩または無機酸塩
を添加しており、しかもグリチルリチンを前記樹
脂から溶出させるに際して有機酸塩または無機酸
塩を添加した水性アルコール溶液を用いているた
め、溶出液中に有機酸塩または無機酸塩が必然的
に含まれるという欠点があり、このため以後の精
製工程が複雑になるという問題点があつた。また
(2)の方法によればスチレン・ジビニルベンゼン共
重合体に吸着されたグリチルリチンを溶出させる
に際して、水酸化ナトリウム水溶液などのアルカ
リ性水溶液を用いなければ効率よくグリチルリチ
ンを溶出することができず、しかもアルカリ性水
溶液を用いているためアルカリ剤が溶出液に混入
してくるため、以後の精製工程が複雑になるとい
う問題があつた。
〔発明の目的〕
本発明は、このような問題点を解決しようとす
るものであり、甘草抽出液中に含まれるグリチル
リチンを効率的にかつ簡単に分離精製しうる方法
を提供することを目的としている。
〔発明の概要〕
本発明によるグリチルリチンの分離精製法は、
グリチルリチンが含まれる甘草抽出液を、巨大網
状構造を有しかつ中間極性あるいは非極性の合成
樹脂吸着剤と加温条件下に接触させてグリチルリ
チンを選択的に弱く吸着させ、次いで無機酸また
は有機酸で前記吸着剤を処理してグリチルリチン
の吸着剤への吸着を強固にした後必要に応じて吸
着剤を水洗して不純物を流出させ、そして吸着剤
に吸着されたグリチルリチンを含水有機溶媒また
は有機溶媒で溶出することにより回収することを
特徴としている。
〔発明の具体的説明〕
グリチルリチンを含有する甘草抽出液は、甘草
(主として甘草根)を、水または水にアセトン、
アルコール類、エーテル類などの有機溶媒を加え
てなる抽出溶媒で処理したものであつて、抽出液
中には必要に応じて少量の酸あるいはアルカリを
添加することができる。また本発明において用い
られる甘草抽出液には、上記のようにして得られ
た抽出液そのもののほかに、この抽出液にある種
の精製工程を加えて一部成分を分離したものも含
まれる。
本発明において用いられる合成樹脂吸着剤は、
巨大網状構造を有し、かつ中間極性あるいは非極
性を示す多孔性重合体樹脂からなり、広範囲にわ
たる表面積、多孔性および孔径分布を有してい
る。非極性を示す合成樹脂吸着剤としては、たと
えば、スチレン・ジビニルベンゼン系重合体が挙
げられ、250〜800m2/gの比表面積、40〜100オ
ングストロームの平均孔径、30〜55容積%の気孔
率を有している。このような合成樹脂吸着剤は、
たとえばオルガノ(株)より商品名アンバーライト吸
着剤XAD−2,XAD−4として市販されてる。
また中間極性を有する合成樹脂吸着剤としては、
たとえば、アクリルエステル系重合体が挙げら
れ、100〜500m2/gの比表面積、70〜250オング
ストロームの平均孔径、50〜60容積%の気孔率を
有している。このような合成樹脂吸着剤は、たと
えばオルガノ社(株)より商品名アンバーライト吸着
剤XAD−7,XAD−8、あるいは三菱化成(株)か
らHP−20として市販されている。
グリチルリチンを含有する甘草抽出液は、合成
樹脂吸着剤と接触させてグリチルリチンを吸着さ
せるに際して、甘草抽出液を40〜80℃好ましくは
50〜60℃に加温することが望ましい。このような
加温条件下で吸着操作を行なう理由は、○イグリチ
ルリチンのゲル化による凝固を防止するため、○ロ
甘草抽出液と吸着剤とを接触させてグリチルリチ
ンを吸着させた後に、酸にて吸着剤を処理する
が、その際にグリチルリチンの酸析を最小限とす
るため、○ハ不純物の分離効率を高めるため、であ
る。
甘草抽出液を合成樹脂吸着剤と加温条件下で接
触させてグリチルリチンを該吸着剤に弱く吸着さ
せた後に、無機酸または有機酸の水溶液で該吸着
剤を処理して、グリチルリチンの吸着剤への吸着
を強める。無機酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、
リン酸、ホウ酸などが用いられうる。また有機酸
としては、酢酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、コハ
ク酸などが用いられる。これらの無機酸または有
機酸は水溶液として用いられ、その濃度は目的に
応じて広く変化しうるが、10重量%程度以下好ま
しくは1重量%程度で充分である。
グリチルリチンを吸着剤に強く吸着せしめた
後、吸着剤を水洗して不純物ならびに前記工程で
用いた酸類を流出させる。この際グリチルリチン
は吸着剤に強く吸着しているため、水洗によつて
は流出してこない。ところが、もしグリチルリチ
ンを吸着剤に弱く吸着させた後に、無機酸あるい
は有機酸の水溶液で吸着剤を処理しない場合に
は、吸着剤を水洗すると、これに伴つて一旦吸着
剤に吸着されたグリチルリチンは溶出してしま
う。このように本発明においては、グリチルリチ
ンを吸着剤に弱く吸着させた後に、酸類にて該吸
着剤を処理してグリチルリチンの吸着剤への吸着
を強めることにより始めて、水洗による不純物の
除去が可能となる。
次いで吸着剤を水洗して不純物を除去した後
に、含水有機溶媒または有機溶媒によりグリチル
リチンを溶出させる。有機溶媒または含水有機溶
媒としては、メタノール、エタノール、イソプロ
パノールなどのアルコール類、アセトンなどのケ
トン類、エチルエーテルなどのエーテル類あるい
はこれらの有機溶媒と水との混合物が挙げられ
る。
これらのうち、メタノール、エタノールなどの
アルコール類またはこれらアルコール類と水との
混合物が好ましい。さらに具体的には、エタノー
ルと水との約1:1の混合溶媒が特に好ましい。
このようにして得られたグリチルリチン溶出液
は、常法に従つて処理され、グリチルリチン粉末
が得られる。さらに純度の高いグリチルリチンを
得るためには、アルコールまたは酢酸などを用い
て通常の精製法にしたがつて精製すればよい。
本発明においては、グリチルリチンが含まれる
甘草抽出液を、巨大網状構造を有しかつ中間極性
あるいは非極性の合成樹脂吸着剤に加熱条件下に
接触させてグリチルリチンを選択的に弱く吸着さ
せ、次いで無機酸または有機酸で前記吸着剤を処
理してグリチルリチンの吸着剤への吸着を強めた
後、吸着剤を水洗して不純物を流出させ、その後
吸着剤に吸着されたグリチルリチンを含水有機溶
媒または有機溶媒で溶出させることによりグリチ
ルリチンを分離精製しているため、グリチルリチ
ンの分離精製工程が簡単になるとともに効率的に
することが可能である。しかもグリチルリチンの
溶出工程が同時に合成樹脂吸着剤の再生工程をも
兼ねるという利点を有し、合成樹脂吸着剤の再使
用ができる。
なお、本発明におけるグリチルリチンを含有す
る甘草抽出液の合成樹脂吸着剤による処理工程
は、甘草抽出液中に吸着剤粉末を添加するバツチ
法によつても行ないうるが、通常はカラムに吸着
剤を充填して行なうカラム法が好ましい。カラム
法にて甘草抽出液と合成樹脂吸着剤との接触を行
なう場合には、カラム中の抽出液の流過速度を空
間速度(SV)で毎時0.1〜3程度とすることが好
ましい。また甘草抽出液と合成樹脂吸着剤とを接
触させるに先立つて、合成樹脂吸着剤を希薄酸性
水溶液で処理することは、グリチルリチンの吸着
剤への吸着効率を高める上で好ましい。また、グ
リチルリチンを含有する甘草抽出液に酸を加えて
グリチルリチンの一部を酸析させ、その上澄液を
本発明に従つて処理してグリチルリチンを分離精
製することもできる。
以下本発明を例により説明するが、本発明はこ
れらの例に限定されるものではない。
例 1 甘草チツプ1Kgを温水で2回抽出した後過し
て抽出液7400mlを得た。この抽出液のPHは6.02で
あつた。この抽出液を、スチレン・ジビニルベン
ゼン樹脂吸着剤XAD−7(オルガノ(株)商品名)
1200mlが充填されたジヤケツト保温付カラムに流
過させた。その際ジヤケツト保温付カラムは55℃
に保温され、抽出液の流液に先立つて0.2%塩酸
1000mlでカラム充填剤を前処理した。また抽出液
もカラム流過に先立つて55℃に保温した。カラム
中の抽出液の流通速度は空間速度(SV)=2とし
た。甘草抽出液の流過を終えたカラムに55℃に保
つた1%塩酸水溶液1000mlを流過させ、カラムへ
のグリチルリチンの吸着を強固なものとした。
続いで吸着剤の3倍量(3600ml)の温水をカラ
ムに流過させて不純物の流出させた。
次いでエタノールと水の1:1の混合液を吸着
剤の2倍量(2400ml)の量でカラムを流過させ、
吸着剤に吸着させたグリチルリチンを溶出させた
後、この溶出液を濃縮し、得られた粉末を乾燥し
て淡褐色の粉末グリチルリチン73.2gを得た。こ
のグリチルリチンの純度は88.4%であつた。グリ
チルリチンの回収率は98.0%であつた。
例 2 甘草チツプ0.5Kgを温水で3回抽出して抽出液
4500mlを得た。この抽出液を60℃に保つてカラム
を流過させた以外は例1と同様にしてグリチルリ
チン粉末37.3gを得た。この粉末の純度は81.1%
であつた。
例 3 甘草チツプ0.5Kgを温水で抽出して抽出液4300
mlを得た。この抽出液のPHは6.14であつた。
合成樹脂吸着剤としてアクリルエステル系重合
体であるHP−20(三菱化成(株)、商品名)を用い、
これをジヤケツト保温付カラムに600ml充填した
後50℃に保温した。このカラムに50℃に保つた抽
出液を空間速度1〜2で流過させた。抽出液流過
後、1%塩酸水溶液600mlをカラムに流過させた。
その後例1と同様にしてグリチルリチンを溶出
させてグリチルリチン粉末39.8gを得た。この粉
末の純度は82.5%であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 グリチルリチンが含まれる甘草抽出液を、巨
    大網状構造を有しかつ中間極性あるいは非極性の
    合成樹脂吸着剤と加温条件下に接触させてグリチ
    ルリチンを吸着させ、次いで無機酸または有機酸
    で前記吸着剤を処理してグリチルリチンの吸着剤
    への吸着を強めた後、吸着剤を水洗して不純物を
    流出させ、その後吸着剤に吸着されたグリチルリ
    チンを含水有機溶媒または有機溶媒で溶出させる
    ことを特徴とするグリチルリチンの精製法。
JP57130160A 1982-07-26 1982-07-26 グリチルリチンの精製法 Granted JPS5920222A (ja)

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JPS5920222A JPS5920222A (ja) 1984-02-01
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