JPH0352884A - Fo―608a物質およびその製造法 - Google Patents

Fo―608a物質およびその製造法

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JPH0352884A
JPH0352884A JP18826189A JP18826189A JPH0352884A JP H0352884 A JPH0352884 A JP H0352884A JP 18826189 A JP18826189 A JP 18826189A JP 18826189 A JP18826189 A JP 18826189A JP H0352884 A JPH0352884 A JP H0352884A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はFO−6 0 8A物質およびその製造法に閲
する.更に詳しくは、アシルコエンザイムAコレステロ
ールアシル転位酵素阻害作用を有する新規物質、FO−
608A物質およびその製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来、いくつかの抗高脂血症薬物が知られていたが、未
だに有効な物質は得られていない。
〔発明が解決しようとするR題〕
近年、食生活の向上に伴い戒大の高脂血症や動脈硬化な
どコレステロール蓄積に起因する症状が現代病として問
題視されている.コレステロールはアシルコエンザイム
Aのアシル基転位によりコレステロールエステルとなり
、細胞内および血中リボ蛋白に蓄積される.このアシル
基転位反応を触媒する酵素がアシルコAコレステロール
アシル転位酵素であり、コレステロールの腸管からの吸
収および冠動脈における泡末細胞の形或に深く係わって
いる.したがって、アシルコエンザイムAコレステロー
ルアシル転位酵素を阻害する物質は、かかる疾病に有効
であることが推察される. かかる実情において、アシルコエンザイムAコレステロ
ールアシル転位酵素阻害活性を有する物質を提供するこ
とは、高脂血症やそれに基く動脈硬化などの戒人病の治
療上有用なことである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、微生物の生産する代謝産物について研究
を続けた結果、新たに土壌から分離したFO−608菌
株の培養中にアシルコエンザイムAコレステロールアシ
ル転位酵素阻害活性を有する物質が産生されることを見
出した。次いで、該培養物から該アジルコエンザイムA
コレステa−ルアシル転位酵素阻害活性を分離、精製し
た結果、このような化学構造を有する物質は従来全く知
られていないことから、本物質をFO−608Aと称す
ることにした.本発明は、かかる知見に基いて完或され
たものであって、式 で表される新規物質、FO−6 0 8A物質に関する
ものである。更に、本発明はペニシリウム属に属し、F
O−608A物質を生産する能力を有する微生物を培地
に培養し、培養物にFO−608Aを蓄積せしめ、該培
養物からFO−6 0 8A物質を採取することを特徴
とする新規物1iFo−608A物質あるいはそれらの
塩の製造法を提供するものである.FO−608A物質
を生産する能力を有する微生物(以下、FO−6 0 
8A物質生産菌と称する〉は、ペニシリウム属に属する
が、例えば本発明者らが分離したべニシリウム属に属す
るFO−608菌株は、本発明に最も有効に使用される
菌株の一例であって、本菌株の菌学的性質を示すと次の
通りでる.本発明のFO−608A9J質を生産するた
めに使用される菌株としては、例えば本発明者らによっ
て、土壌から新たに分離されたべニシリウム エスピ(
Penicillium  sp.)FO−608株が
挙げられる. 本菌株の菌学的性状を示すと次のとうりである。
■.形態的性質 本菌株は、麦芽汁寒天培地、バレイショ・ブドウ糖寒天
培地、ツアベック寒天培地、オートξ−ル寒天培地およ
びYpSs寒天培地などで比較的良好に生育し、分生子
の着生は良好である.ツアベック寒天培地に生育したコ
ロニーを顕微鏡で観察すると、菌糸は透明で隔壁を有し
ており、分生子柄は基底菌糸より直生し、その表面は滑
面である.ペニシラスはメトレとフィアライドから構威
される複輪生体一対称型である。メトレの大きさは9〜
11×2〜2.5μで3〜6個着生する。フィアライド
はペン先型で3〜6個群生し、大きさは10〜14X0
.9〜1.7μである. はじめはフィアロ型分生子がフィアライドの頂端に1個
着生し、培養時間の経過とともに連鎖状となり、最終的
にはこの連鎖は150μm前後に達する.電子顕微鏡で
観察すると、分生子はだ円形で、大きさは2.5〜3X
1.8〜2.2μであり、その表面は滑面である。
■.培養上の諸性状 <11各種培地上で25℃、12日間培養した場合の肉
眼的観察結果を第1表に示す。
(2)上記培地における37℃、12日間培養した場合
の生育状態は、抑制的(コロニー直径、20〜30mm
)で、菌糸は拡散せず、ビロード状であった.又、5℃
、12日間培養した場合の生育状態は、きわめて抑制的
(10mm以下)で、分生子は形或しなかった. 前記のすべての培地には、菌の生育に伴う分泌液および
菌核の形或は観察されなかった.■.生理的、生態的性
状 (1)最適生育条件 本菌株の最適生育条件は、麦芽汁寒天培地においてpH
4〜7、温度18〜33℃である。
(2)生育の範囲 本菌株の生育範囲は麦芽汁寒天培地においてpH2〜9
、温度15〜39℃である. (3)好気性、嫌気性の区別 好気性 以上の諸性状中、形態観察の結果から本菌株がペニシリ
ウム属に属することが明らかとなった。なお、本菌株は
ペニシリウム エスピー.FO−608(Penici
  11  1um   sp.  FO−608)と
して工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されている
.(FERM  P−10776).以上、FO−60
8A物質生産菌について説明したが、菌の一般的性状と
して菌学上の性状はきわめて変異し易く、一定したもの
ではなく、自然的にあるいは通常行われる紫外線照射ま
たは変異誘導体、例えばN−メチルーN−二トローN−
二トロソグアニジン、エチルメタンスルホネートなどを
用いる人工的変異手段により変異することは周知の事実
であり、このような人工的変異株は勿論、自然変異株も
含め、ペニシリウム属に属し、FO−608A物質を生
産する能力を有する菌株はすべて本発明に使用すること
ができる.また、細胞融合、遺伝子操作などの細胞工学
的に変異させた菌株もFO−6 0 8A物質生産菌と
して包含される. 本発明においては、先ずペニシリウムに属する物質FO
−6 0 8A生産菌が培地に培養される。本閑の培養
においては、通常真菌の培養法が一般に用いられる.培
地としては、微生物が同化し得る炭素源、責化し得る窒
素源、さらには必要に応じて無機塩などを含有させた栄
養培地が使用される。同化し得る炭素源としては、ブド
ウ糖、シ!I糖、糖蜜、デキストリン、セルロースなど
が単独または組み合わせて用いられる。消化し得る窒素
源としては、ベブトン、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵
母、大豆粉、コーン・ステーブ・リカー、綿実粕、カゼ
イン、大豆蛋白加水分解物、アミノ酸、尿素などの有機
窒素源、硝酸塩、アンモニウム塩などの無機窒素化合物
が単独または組み合わせて用いられる.その他必要に応
じてナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネ
シウム塩、リン酸塩などの無機塩、重金属塩類が添加さ
れる。さらに、培地には、必要に応じて、本菌の生育や
FO−608A物質の生産を促進する微量栄養素、発育
促進物質、前駆物質などを適当に添加してもよい. 培養は通常振とうまたは通気攪拌培養などの好気的条件
下で行うのがよい.工業的には深部通気攪拌培養が好ま
しい。培養のpHは中性付近で培養を行うのが好ましい
。培養温度は20〜37℃で行い得るが、通常は24〜
30℃に保つのがよい。培養時間は、液体の場合、通常
3〜6日培養を行うと、本物質FO−608A物質が生
或蓄積されるので、培養中の蓄積量が最大に達した時に
、培養を終了すればよい.これらの培地組或、培地の液
性、培養温度、培養速度、通気量などの培養条件は使用
する菌株の種類や外部の条件などに応じて好ましい結果
が得られるように適宜調節、選択されることはいうまで
もない。液体培養において、発泡があるときは、シリコ
ン油、植物油、界面活性剤などの消泡剤を適宜使用でき
る。
このようにして得られた培養物に蓄積されるFO−6 
0 8A物質は菌体内および培養濾液中に含有されるの
で、培養物を遠心分離して培養濾液と菌体とに分離し、
各々から本物質FO−6 0 8A物質を採取するのが
有利である。
培養濾液からF○−608A物質を採取するには、先ず
培養濾液を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼンなどの非
親水性有機溶媒で抽出し、抽出液を減圧濃縮して粗製の
物質、FO−608A物質が得られる。該粗製物質はさ
らに脂溶性物質の精製に通常用いられる公知の方法、例
えばシリカゲル、アルξナなどの担体を用いるカラムク
ロマトグラフイーによりFO−6 0 8A物質を分離
精製することができる.菌体からFO−608A物質を
採取するには、菌体を含水アセトン、含水メタノールな
どの含水親水性有機溶媒で抽出し、得られた抽出液を減
圧濃縮し、その濃縮物を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベン
ゼンなどの非親水性有機溶媒で抽出し、得られた抽出液
は、前記の培養濾液から得た抽出液と合わせて分離精製
するか、あるいは前記と同じ方法によりFO−608A
物質を分離精製するこができる.次に、本発明のFO−
6 0 8A物質の理化学的性状について述べる. 〔l)FO−608A物質 (1)分子式:Cz+HgiOr  (高分解能スペク
トルでm/z414が観察さ れた) (2)分子量:414 (マススペクトルよりm/z4
14(M”)が観察された) (3)比旋光度:  (α)D−57.6 (C=1、
クロロホルム、) (4)紫外線吸収スペクトル(エタノール中):第1図
の通り (5)赤外線吸収スペクトル(四塩化炭素中):第2図
の通り (6)溶媒に対する溶解性 :メタノール、エタノール、アセトニ トリル、酢酸エチル、ベンゼンに可 溶、水に不溶 (7)塩基性、酸性、中性の区別 :徽酸性 (8)物質の色、形状 :白色粉末 (9)プロトン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム
中) :第3図の通り aφ化学構造: 次に、本発明のF○−608A物質の生物学的性状およ
び毒性について述べる. ?シルコエンザイムAコレステロールアシル転位酵素活
性に対する影響はラット肝ミクロソーム画分より調整し
た粗酵素を用い300μM (1 −”C)0 1 e
 o y 1−COA : 3mg/mj!コレステロ
ールを各々20μl (0.02μCl)i6.67μ
t添加し、反応させ、コレステロール画分をクロロホル
ムで抽出後、TLC (キーゼルゲルGF■4、展開溶
媒として石油エーテル:ジエチルエーテル:酢酸、90
:10;1)でコレステロール画分を分離し、液体シン
チレーシッンカウンターでアシルコエンザイムAコレス
テロールアシル転位酵素活性ヲ測定した。本酵素に対す
る50%阻害する濃度を算定した結果は50μg / 
m lであった.(2)毒性 FO−608A物質を1 0 0 m g / k g
をマウス腹腔内に投与したが、何ら毒性変化は認められ
なかった. 以上のように、本発明のFO−6 0 8A物質は毒性
が低く、アシルコエンザイムAコレステロールアシル転
位酵素に対して著しい阻害活性を示すことから、ヒトの
コレステロール蓄積に起因する疾病の予防および治療に
有用であると考えられる。
次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
〔実施例〕
5 0 0 m l容三角フラスコにグルコース0.1
%、スターチ2.4%、ペブトン0.3%、肉エキス0
.3%、イーストエキストラクト0.5%、炭酸カルシ
ウム0.4%を含む培地(pH7.0に調製)100m
Itを仕込み、綿栓後、蒸気滅菌し、寒天培地上に生育
させたべニシリウム エスビー. FO−608 (F
ERM  P−10776)を白金耳にて無菌的に接種
し、27℃で48時間振とう培養して種培養液を得た。
一方、30lジャーファーメンタ−1基にグルコース1
.  0%、グリセロール3%、ペブトン0.5%、塩
化ナトリウム0.2%、寒天0.1%(p87.0に調
整)に仕込み、蒸気滅菌冷却後、種培養した種培養液2
 0 0mlを無菌的に移植し、攪拌速度250rpm
、通気量10l/分の培養条件下で27℃で160時間
通気攪拌培養した.培養後、培養液を遠心分離して上清
201と菌体に分離し、菌体は80%アセトン水1.5
1で抽出し、抽出液を約ll迄減圧濃縮後、その濃縮液
を上澄に加えた。これを酢酸エチル18lで抽出し、抽
出液を減圧:a縮して粗製物10.3gを得た.この粗
製物を酢酸エチル3 0mj+に懸濁し、シリカゲル(
2 5 0 g1メルク社製、Art.9385)のカ
ラムにチャージし、クロロホルムで溶出するカラムクロ
マトグラフィーを行った。各フラクションは50mJづ
つ分画し、活性或分を含むフラクションを集め、減圧乾
固して粗活性物質1.5gを得た.これを5回に分けて
高速液体クロマトグラフィーにより分離精製した。装置
はトリロータV(日本分光社製〉を用い、カラムはYM
C−Pack  A−343 (ODS系樹脂、山村化
学研究所製〉を用い、溶媒系は、65%のアセトニトリ
ル水を用い、検出はUV280nm、流速は8mlll
分で行った.その結果FO−608A物質6 0mgを
単離した.
【図面の簡単な説明】
第1図はFO−6 0 8A物質の紫外線吸収スペクト
ル、第2図は該物質の赤外線吸収スペクトル、第3図は
該物質のプロトン核磁気共鳴スペクトルを示す.

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるFO−608A物質またはその塩。
  2. (2)、ペニシリウム属に属し、FO−608A物質を
    生産する能力を有する微生物を培地に培養し、培養中に
    FO−608A物質を蓄積せしめ、該培養物からFO−
    608A物質を採取することを特徴とするFO−608
    A物質あるいはそれらの塩の製造法。
  3. (3)、ペニシリウム属に属し、FO−608A物質を
    生産する能力を有する微生物がペニシリウムエスピー.
    FO−608(Penicililumsp.FO−6
    08FERMP−10776である特許請求の範囲第2
    項記載の製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994012175A1 (fr) * 1992-11-25 1994-06-09 Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. Hypolipidemiant contenant un compose de penicillide utilise comme ingredient actif
WO1994018190A1 (fr) * 1993-02-08 1994-08-18 Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. Compose de depsidone
WO2004039364A1 (de) * 2002-10-31 2004-05-13 Bayer Healthcare Ag Neue verwendung von dioxocin-5-on-derivaten
WO2004039453A3 (de) * 2002-10-31 2004-08-05 Bayer Healthcare Ag 7h-dibenzo[b,g][1,5]dioxocin-5-on-derivate und ihre verwendung

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