JPH0352884A - Fo―608a物質およびその製造法 - Google Patents
Fo―608a物質およびその製造法Info
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- JPH0352884A JPH0352884A JP18826189A JP18826189A JPH0352884A JP H0352884 A JPH0352884 A JP H0352884A JP 18826189 A JP18826189 A JP 18826189A JP 18826189 A JP18826189 A JP 18826189A JP H0352884 A JPH0352884 A JP H0352884A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substance
- culture
- cholesterol
- penicillium
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- Prior art date
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- Granted
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はFO−6 0 8A物質およびその製造法に閲
する.更に詳しくは、アシルコエンザイムAコレステロ
ールアシル転位酵素阻害作用を有する新規物質、FO−
608A物質およびその製造法に関する。
する.更に詳しくは、アシルコエンザイムAコレステロ
ールアシル転位酵素阻害作用を有する新規物質、FO−
608A物質およびその製造法に関する。
従来、いくつかの抗高脂血症薬物が知られていたが、未
だに有効な物質は得られていない。
だに有効な物質は得られていない。
近年、食生活の向上に伴い戒大の高脂血症や動脈硬化な
どコレステロール蓄積に起因する症状が現代病として問
題視されている.コレステロールはアシルコエンザイム
Aのアシル基転位によりコレステロールエステルとなり
、細胞内および血中リボ蛋白に蓄積される.このアシル
基転位反応を触媒する酵素がアシルコAコレステロール
アシル転位酵素であり、コレステロールの腸管からの吸
収および冠動脈における泡末細胞の形或に深く係わって
いる.したがって、アシルコエンザイムAコレステロー
ルアシル転位酵素を阻害する物質は、かかる疾病に有効
であることが推察される. かかる実情において、アシルコエンザイムAコレステロ
ールアシル転位酵素阻害活性を有する物質を提供するこ
とは、高脂血症やそれに基く動脈硬化などの戒人病の治
療上有用なことである。
どコレステロール蓄積に起因する症状が現代病として問
題視されている.コレステロールはアシルコエンザイム
Aのアシル基転位によりコレステロールエステルとなり
、細胞内および血中リボ蛋白に蓄積される.このアシル
基転位反応を触媒する酵素がアシルコAコレステロール
アシル転位酵素であり、コレステロールの腸管からの吸
収および冠動脈における泡末細胞の形或に深く係わって
いる.したがって、アシルコエンザイムAコレステロー
ルアシル転位酵素を阻害する物質は、かかる疾病に有効
であることが推察される. かかる実情において、アシルコエンザイムAコレステロ
ールアシル転位酵素阻害活性を有する物質を提供するこ
とは、高脂血症やそれに基く動脈硬化などの戒人病の治
療上有用なことである。
本発明者らは、微生物の生産する代謝産物について研究
を続けた結果、新たに土壌から分離したFO−608菌
株の培養中にアシルコエンザイムAコレステロールアシ
ル転位酵素阻害活性を有する物質が産生されることを見
出した。次いで、該培養物から該アジルコエンザイムA
コレステa−ルアシル転位酵素阻害活性を分離、精製し
た結果、このような化学構造を有する物質は従来全く知
られていないことから、本物質をFO−608Aと称す
ることにした.本発明は、かかる知見に基いて完或され
たものであって、式 で表される新規物質、FO−6 0 8A物質に関する
ものである。更に、本発明はペニシリウム属に属し、F
O−608A物質を生産する能力を有する微生物を培地
に培養し、培養物にFO−608Aを蓄積せしめ、該培
養物からFO−6 0 8A物質を採取することを特徴
とする新規物1iFo−608A物質あるいはそれらの
塩の製造法を提供するものである.FO−608A物質
を生産する能力を有する微生物(以下、FO−6 0
8A物質生産菌と称する〉は、ペニシリウム属に属する
が、例えば本発明者らが分離したべニシリウム属に属す
るFO−608菌株は、本発明に最も有効に使用される
菌株の一例であって、本菌株の菌学的性質を示すと次の
通りでる.本発明のFO−608A9J質を生産するた
めに使用される菌株としては、例えば本発明者らによっ
て、土壌から新たに分離されたべニシリウム エスピ(
Penicillium sp.)FO−608株が
挙げられる. 本菌株の菌学的性状を示すと次のとうりである。
を続けた結果、新たに土壌から分離したFO−608菌
株の培養中にアシルコエンザイムAコレステロールアシ
ル転位酵素阻害活性を有する物質が産生されることを見
出した。次いで、該培養物から該アジルコエンザイムA
コレステa−ルアシル転位酵素阻害活性を分離、精製し
た結果、このような化学構造を有する物質は従来全く知
られていないことから、本物質をFO−608Aと称す
ることにした.本発明は、かかる知見に基いて完或され
たものであって、式 で表される新規物質、FO−6 0 8A物質に関する
ものである。更に、本発明はペニシリウム属に属し、F
O−608A物質を生産する能力を有する微生物を培地
に培養し、培養物にFO−608Aを蓄積せしめ、該培
養物からFO−6 0 8A物質を採取することを特徴
とする新規物1iFo−608A物質あるいはそれらの
塩の製造法を提供するものである.FO−608A物質
を生産する能力を有する微生物(以下、FO−6 0
8A物質生産菌と称する〉は、ペニシリウム属に属する
が、例えば本発明者らが分離したべニシリウム属に属す
るFO−608菌株は、本発明に最も有効に使用される
菌株の一例であって、本菌株の菌学的性質を示すと次の
通りでる.本発明のFO−608A9J質を生産するた
めに使用される菌株としては、例えば本発明者らによっ
て、土壌から新たに分離されたべニシリウム エスピ(
Penicillium sp.)FO−608株が
挙げられる. 本菌株の菌学的性状を示すと次のとうりである。
■.形態的性質
本菌株は、麦芽汁寒天培地、バレイショ・ブドウ糖寒天
培地、ツアベック寒天培地、オートξ−ル寒天培地およ
びYpSs寒天培地などで比較的良好に生育し、分生子
の着生は良好である.ツアベック寒天培地に生育したコ
ロニーを顕微鏡で観察すると、菌糸は透明で隔壁を有し
ており、分生子柄は基底菌糸より直生し、その表面は滑
面である.ペニシラスはメトレとフィアライドから構威
される複輪生体一対称型である。メトレの大きさは9〜
11×2〜2.5μで3〜6個着生する。フィアライド
はペン先型で3〜6個群生し、大きさは10〜14X0
.9〜1.7μである. はじめはフィアロ型分生子がフィアライドの頂端に1個
着生し、培養時間の経過とともに連鎖状となり、最終的
にはこの連鎖は150μm前後に達する.電子顕微鏡で
観察すると、分生子はだ円形で、大きさは2.5〜3X
1.8〜2.2μであり、その表面は滑面である。
培地、ツアベック寒天培地、オートξ−ル寒天培地およ
びYpSs寒天培地などで比較的良好に生育し、分生子
の着生は良好である.ツアベック寒天培地に生育したコ
ロニーを顕微鏡で観察すると、菌糸は透明で隔壁を有し
ており、分生子柄は基底菌糸より直生し、その表面は滑
面である.ペニシラスはメトレとフィアライドから構威
される複輪生体一対称型である。メトレの大きさは9〜
11×2〜2.5μで3〜6個着生する。フィアライド
はペン先型で3〜6個群生し、大きさは10〜14X0
.9〜1.7μである. はじめはフィアロ型分生子がフィアライドの頂端に1個
着生し、培養時間の経過とともに連鎖状となり、最終的
にはこの連鎖は150μm前後に達する.電子顕微鏡で
観察すると、分生子はだ円形で、大きさは2.5〜3X
1.8〜2.2μであり、その表面は滑面である。
■.培養上の諸性状
<11各種培地上で25℃、12日間培養した場合の肉
眼的観察結果を第1表に示す。
眼的観察結果を第1表に示す。
(2)上記培地における37℃、12日間培養した場合
の生育状態は、抑制的(コロニー直径、20〜30mm
)で、菌糸は拡散せず、ビロード状であった.又、5℃
、12日間培養した場合の生育状態は、きわめて抑制的
(10mm以下)で、分生子は形或しなかった. 前記のすべての培地には、菌の生育に伴う分泌液および
菌核の形或は観察されなかった.■.生理的、生態的性
状 (1)最適生育条件 本菌株の最適生育条件は、麦芽汁寒天培地においてpH
4〜7、温度18〜33℃である。
の生育状態は、抑制的(コロニー直径、20〜30mm
)で、菌糸は拡散せず、ビロード状であった.又、5℃
、12日間培養した場合の生育状態は、きわめて抑制的
(10mm以下)で、分生子は形或しなかった. 前記のすべての培地には、菌の生育に伴う分泌液および
菌核の形或は観察されなかった.■.生理的、生態的性
状 (1)最適生育条件 本菌株の最適生育条件は、麦芽汁寒天培地においてpH
4〜7、温度18〜33℃である。
(2)生育の範囲
本菌株の生育範囲は麦芽汁寒天培地においてpH2〜9
、温度15〜39℃である. (3)好気性、嫌気性の区別 好気性 以上の諸性状中、形態観察の結果から本菌株がペニシリ
ウム属に属することが明らかとなった。なお、本菌株は
ペニシリウム エスピー.FO−608(Penici
11 1um sp. FO−608)と
して工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されている
.(FERM P−10776).以上、FO−60
8A物質生産菌について説明したが、菌の一般的性状と
して菌学上の性状はきわめて変異し易く、一定したもの
ではなく、自然的にあるいは通常行われる紫外線照射ま
たは変異誘導体、例えばN−メチルーN−二トローN−
二トロソグアニジン、エチルメタンスルホネートなどを
用いる人工的変異手段により変異することは周知の事実
であり、このような人工的変異株は勿論、自然変異株も
含め、ペニシリウム属に属し、FO−608A物質を生
産する能力を有する菌株はすべて本発明に使用すること
ができる.また、細胞融合、遺伝子操作などの細胞工学
的に変異させた菌株もFO−6 0 8A物質生産菌と
して包含される. 本発明においては、先ずペニシリウムに属する物質FO
−6 0 8A生産菌が培地に培養される。本閑の培養
においては、通常真菌の培養法が一般に用いられる.培
地としては、微生物が同化し得る炭素源、責化し得る窒
素源、さらには必要に応じて無機塩などを含有させた栄
養培地が使用される。同化し得る炭素源としては、ブド
ウ糖、シ!I糖、糖蜜、デキストリン、セルロースなど
が単独または組み合わせて用いられる。消化し得る窒素
源としては、ベブトン、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵
母、大豆粉、コーン・ステーブ・リカー、綿実粕、カゼ
イン、大豆蛋白加水分解物、アミノ酸、尿素などの有機
窒素源、硝酸塩、アンモニウム塩などの無機窒素化合物
が単独または組み合わせて用いられる.その他必要に応
じてナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネ
シウム塩、リン酸塩などの無機塩、重金属塩類が添加さ
れる。さらに、培地には、必要に応じて、本菌の生育や
FO−608A物質の生産を促進する微量栄養素、発育
促進物質、前駆物質などを適当に添加してもよい. 培養は通常振とうまたは通気攪拌培養などの好気的条件
下で行うのがよい.工業的には深部通気攪拌培養が好ま
しい。培養のpHは中性付近で培養を行うのが好ましい
。培養温度は20〜37℃で行い得るが、通常は24〜
30℃に保つのがよい。培養時間は、液体の場合、通常
3〜6日培養を行うと、本物質FO−608A物質が生
或蓄積されるので、培養中の蓄積量が最大に達した時に
、培養を終了すればよい.これらの培地組或、培地の液
性、培養温度、培養速度、通気量などの培養条件は使用
する菌株の種類や外部の条件などに応じて好ましい結果
が得られるように適宜調節、選択されることはいうまで
もない。液体培養において、発泡があるときは、シリコ
ン油、植物油、界面活性剤などの消泡剤を適宜使用でき
る。
、温度15〜39℃である. (3)好気性、嫌気性の区別 好気性 以上の諸性状中、形態観察の結果から本菌株がペニシリ
ウム属に属することが明らかとなった。なお、本菌株は
ペニシリウム エスピー.FO−608(Penici
11 1um sp. FO−608)と
して工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されている
.(FERM P−10776).以上、FO−60
8A物質生産菌について説明したが、菌の一般的性状と
して菌学上の性状はきわめて変異し易く、一定したもの
ではなく、自然的にあるいは通常行われる紫外線照射ま
たは変異誘導体、例えばN−メチルーN−二トローN−
二トロソグアニジン、エチルメタンスルホネートなどを
用いる人工的変異手段により変異することは周知の事実
であり、このような人工的変異株は勿論、自然変異株も
含め、ペニシリウム属に属し、FO−608A物質を生
産する能力を有する菌株はすべて本発明に使用すること
ができる.また、細胞融合、遺伝子操作などの細胞工学
的に変異させた菌株もFO−6 0 8A物質生産菌と
して包含される. 本発明においては、先ずペニシリウムに属する物質FO
−6 0 8A生産菌が培地に培養される。本閑の培養
においては、通常真菌の培養法が一般に用いられる.培
地としては、微生物が同化し得る炭素源、責化し得る窒
素源、さらには必要に応じて無機塩などを含有させた栄
養培地が使用される。同化し得る炭素源としては、ブド
ウ糖、シ!I糖、糖蜜、デキストリン、セルロースなど
が単独または組み合わせて用いられる。消化し得る窒素
源としては、ベブトン、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵
母、大豆粉、コーン・ステーブ・リカー、綿実粕、カゼ
イン、大豆蛋白加水分解物、アミノ酸、尿素などの有機
窒素源、硝酸塩、アンモニウム塩などの無機窒素化合物
が単独または組み合わせて用いられる.その他必要に応
じてナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネ
シウム塩、リン酸塩などの無機塩、重金属塩類が添加さ
れる。さらに、培地には、必要に応じて、本菌の生育や
FO−608A物質の生産を促進する微量栄養素、発育
促進物質、前駆物質などを適当に添加してもよい. 培養は通常振とうまたは通気攪拌培養などの好気的条件
下で行うのがよい.工業的には深部通気攪拌培養が好ま
しい。培養のpHは中性付近で培養を行うのが好ましい
。培養温度は20〜37℃で行い得るが、通常は24〜
30℃に保つのがよい。培養時間は、液体の場合、通常
3〜6日培養を行うと、本物質FO−608A物質が生
或蓄積されるので、培養中の蓄積量が最大に達した時に
、培養を終了すればよい.これらの培地組或、培地の液
性、培養温度、培養速度、通気量などの培養条件は使用
する菌株の種類や外部の条件などに応じて好ましい結果
が得られるように適宜調節、選択されることはいうまで
もない。液体培養において、発泡があるときは、シリコ
ン油、植物油、界面活性剤などの消泡剤を適宜使用でき
る。
このようにして得られた培養物に蓄積されるFO−6
0 8A物質は菌体内および培養濾液中に含有されるの
で、培養物を遠心分離して培養濾液と菌体とに分離し、
各々から本物質FO−6 0 8A物質を採取するのが
有利である。
0 8A物質は菌体内および培養濾液中に含有されるの
で、培養物を遠心分離して培養濾液と菌体とに分離し、
各々から本物質FO−6 0 8A物質を採取するのが
有利である。
培養濾液からF○−608A物質を採取するには、先ず
培養濾液を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼンなどの非
親水性有機溶媒で抽出し、抽出液を減圧濃縮して粗製の
物質、FO−608A物質が得られる。該粗製物質はさ
らに脂溶性物質の精製に通常用いられる公知の方法、例
えばシリカゲル、アルξナなどの担体を用いるカラムク
ロマトグラフイーによりFO−6 0 8A物質を分離
精製することができる.菌体からFO−608A物質を
採取するには、菌体を含水アセトン、含水メタノールな
どの含水親水性有機溶媒で抽出し、得られた抽出液を減
圧濃縮し、その濃縮物を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベン
ゼンなどの非親水性有機溶媒で抽出し、得られた抽出液
は、前記の培養濾液から得た抽出液と合わせて分離精製
するか、あるいは前記と同じ方法によりFO−608A
物質を分離精製するこができる.次に、本発明のFO−
6 0 8A物質の理化学的性状について述べる. 〔l)FO−608A物質 (1)分子式:Cz+HgiOr (高分解能スペク
トルでm/z414が観察さ れた) (2)分子量:414 (マススペクトルよりm/z4
14(M”)が観察された) (3)比旋光度: (α)D−57.6 (C=1、
クロロホルム、) (4)紫外線吸収スペクトル(エタノール中):第1図
の通り (5)赤外線吸収スペクトル(四塩化炭素中):第2図
の通り (6)溶媒に対する溶解性 :メタノール、エタノール、アセトニ トリル、酢酸エチル、ベンゼンに可 溶、水に不溶 (7)塩基性、酸性、中性の区別 :徽酸性 (8)物質の色、形状 :白色粉末 (9)プロトン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム
中) :第3図の通り aφ化学構造: 次に、本発明のF○−608A物質の生物学的性状およ
び毒性について述べる. ?シルコエンザイムAコレステロールアシル転位酵素活
性に対する影響はラット肝ミクロソーム画分より調整し
た粗酵素を用い300μM (1 −”C)0 1 e
o y 1−COA : 3mg/mj!コレステロ
ールを各々20μl (0.02μCl)i6.67μ
t添加し、反応させ、コレステロール画分をクロロホル
ムで抽出後、TLC (キーゼルゲルGF■4、展開溶
媒として石油エーテル:ジエチルエーテル:酢酸、90
:10;1)でコレステロール画分を分離し、液体シン
チレーシッンカウンターでアシルコエンザイムAコレス
テロールアシル転位酵素活性ヲ測定した。本酵素に対す
る50%阻害する濃度を算定した結果は50μg /
m lであった.(2)毒性 FO−608A物質を1 0 0 m g / k g
をマウス腹腔内に投与したが、何ら毒性変化は認められ
なかった. 以上のように、本発明のFO−6 0 8A物質は毒性
が低く、アシルコエンザイムAコレステロールアシル転
位酵素に対して著しい阻害活性を示すことから、ヒトの
コレステロール蓄積に起因する疾病の予防および治療に
有用であると考えられる。
培養濾液を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼンなどの非
親水性有機溶媒で抽出し、抽出液を減圧濃縮して粗製の
物質、FO−608A物質が得られる。該粗製物質はさ
らに脂溶性物質の精製に通常用いられる公知の方法、例
えばシリカゲル、アルξナなどの担体を用いるカラムク
ロマトグラフイーによりFO−6 0 8A物質を分離
精製することができる.菌体からFO−608A物質を
採取するには、菌体を含水アセトン、含水メタノールな
どの含水親水性有機溶媒で抽出し、得られた抽出液を減
圧濃縮し、その濃縮物を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベン
ゼンなどの非親水性有機溶媒で抽出し、得られた抽出液
は、前記の培養濾液から得た抽出液と合わせて分離精製
するか、あるいは前記と同じ方法によりFO−608A
物質を分離精製するこができる.次に、本発明のFO−
6 0 8A物質の理化学的性状について述べる. 〔l)FO−608A物質 (1)分子式:Cz+HgiOr (高分解能スペク
トルでm/z414が観察さ れた) (2)分子量:414 (マススペクトルよりm/z4
14(M”)が観察された) (3)比旋光度: (α)D−57.6 (C=1、
クロロホルム、) (4)紫外線吸収スペクトル(エタノール中):第1図
の通り (5)赤外線吸収スペクトル(四塩化炭素中):第2図
の通り (6)溶媒に対する溶解性 :メタノール、エタノール、アセトニ トリル、酢酸エチル、ベンゼンに可 溶、水に不溶 (7)塩基性、酸性、中性の区別 :徽酸性 (8)物質の色、形状 :白色粉末 (9)プロトン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム
中) :第3図の通り aφ化学構造: 次に、本発明のF○−608A物質の生物学的性状およ
び毒性について述べる. ?シルコエンザイムAコレステロールアシル転位酵素活
性に対する影響はラット肝ミクロソーム画分より調整し
た粗酵素を用い300μM (1 −”C)0 1 e
o y 1−COA : 3mg/mj!コレステロ
ールを各々20μl (0.02μCl)i6.67μ
t添加し、反応させ、コレステロール画分をクロロホル
ムで抽出後、TLC (キーゼルゲルGF■4、展開溶
媒として石油エーテル:ジエチルエーテル:酢酸、90
:10;1)でコレステロール画分を分離し、液体シン
チレーシッンカウンターでアシルコエンザイムAコレス
テロールアシル転位酵素活性ヲ測定した。本酵素に対す
る50%阻害する濃度を算定した結果は50μg /
m lであった.(2)毒性 FO−608A物質を1 0 0 m g / k g
をマウス腹腔内に投与したが、何ら毒性変化は認められ
なかった. 以上のように、本発明のFO−6 0 8A物質は毒性
が低く、アシルコエンザイムAコレステロールアシル転
位酵素に対して著しい阻害活性を示すことから、ヒトの
コレステロール蓄積に起因する疾病の予防および治療に
有用であると考えられる。
次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
5 0 0 m l容三角フラスコにグルコース0.1
%、スターチ2.4%、ペブトン0.3%、肉エキス0
.3%、イーストエキストラクト0.5%、炭酸カルシ
ウム0.4%を含む培地(pH7.0に調製)100m
Itを仕込み、綿栓後、蒸気滅菌し、寒天培地上に生育
させたべニシリウム エスビー. FO−608 (F
ERM P−10776)を白金耳にて無菌的に接種
し、27℃で48時間振とう培養して種培養液を得た。
%、スターチ2.4%、ペブトン0.3%、肉エキス0
.3%、イーストエキストラクト0.5%、炭酸カルシ
ウム0.4%を含む培地(pH7.0に調製)100m
Itを仕込み、綿栓後、蒸気滅菌し、寒天培地上に生育
させたべニシリウム エスビー. FO−608 (F
ERM P−10776)を白金耳にて無菌的に接種
し、27℃で48時間振とう培養して種培養液を得た。
一方、30lジャーファーメンタ−1基にグルコース1
. 0%、グリセロール3%、ペブトン0.5%、塩
化ナトリウム0.2%、寒天0.1%(p87.0に調
整)に仕込み、蒸気滅菌冷却後、種培養した種培養液2
0 0mlを無菌的に移植し、攪拌速度250rpm
、通気量10l/分の培養条件下で27℃で160時間
通気攪拌培養した.培養後、培養液を遠心分離して上清
201と菌体に分離し、菌体は80%アセトン水1.5
1で抽出し、抽出液を約ll迄減圧濃縮後、その濃縮液
を上澄に加えた。これを酢酸エチル18lで抽出し、抽
出液を減圧:a縮して粗製物10.3gを得た.この粗
製物を酢酸エチル3 0mj+に懸濁し、シリカゲル(
2 5 0 g1メルク社製、Art.9385)のカ
ラムにチャージし、クロロホルムで溶出するカラムクロ
マトグラフィーを行った。各フラクションは50mJづ
つ分画し、活性或分を含むフラクションを集め、減圧乾
固して粗活性物質1.5gを得た.これを5回に分けて
高速液体クロマトグラフィーにより分離精製した。装置
はトリロータV(日本分光社製〉を用い、カラムはYM
C−Pack A−343 (ODS系樹脂、山村化
学研究所製〉を用い、溶媒系は、65%のアセトニトリ
ル水を用い、検出はUV280nm、流速は8mlll
分で行った.その結果FO−608A物質6 0mgを
単離した.
. 0%、グリセロール3%、ペブトン0.5%、塩
化ナトリウム0.2%、寒天0.1%(p87.0に調
整)に仕込み、蒸気滅菌冷却後、種培養した種培養液2
0 0mlを無菌的に移植し、攪拌速度250rpm
、通気量10l/分の培養条件下で27℃で160時間
通気攪拌培養した.培養後、培養液を遠心分離して上清
201と菌体に分離し、菌体は80%アセトン水1.5
1で抽出し、抽出液を約ll迄減圧濃縮後、その濃縮液
を上澄に加えた。これを酢酸エチル18lで抽出し、抽
出液を減圧:a縮して粗製物10.3gを得た.この粗
製物を酢酸エチル3 0mj+に懸濁し、シリカゲル(
2 5 0 g1メルク社製、Art.9385)のカ
ラムにチャージし、クロロホルムで溶出するカラムクロ
マトグラフィーを行った。各フラクションは50mJづ
つ分画し、活性或分を含むフラクションを集め、減圧乾
固して粗活性物質1.5gを得た.これを5回に分けて
高速液体クロマトグラフィーにより分離精製した。装置
はトリロータV(日本分光社製〉を用い、カラムはYM
C−Pack A−343 (ODS系樹脂、山村化
学研究所製〉を用い、溶媒系は、65%のアセトニトリ
ル水を用い、検出はUV280nm、流速は8mlll
分で行った.その結果FO−608A物質6 0mgを
単離した.
第1図はFO−6 0 8A物質の紫外線吸収スペクト
ル、第2図は該物質の赤外線吸収スペクトル、第3図は
該物質のプロトン核磁気共鳴スペクトルを示す.
ル、第2図は該物質の赤外線吸収スペクトル、第3図は
該物質のプロトン核磁気共鳴スペクトルを示す.
Claims (3)
- (1)、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるFO−608A物質またはその塩。
- (2)、ペニシリウム属に属し、FO−608A物質を
生産する能力を有する微生物を培地に培養し、培養中に
FO−608A物質を蓄積せしめ、該培養物からFO−
608A物質を採取することを特徴とするFO−608
A物質あるいはそれらの塩の製造法。 - (3)、ペニシリウム属に属し、FO−608A物質を
生産する能力を有する微生物がペニシリウムエスピー.
FO−608(Penicililumsp.FO−6
08FERMP−10776である特許請求の範囲第2
項記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18826189A JP2710834B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | Fo―608a物質およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18826189A JP2710834B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | Fo―608a物質およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0352884A true JPH0352884A (ja) | 1991-03-07 |
| JP2710834B2 JP2710834B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16220581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18826189A Expired - Lifetime JP2710834B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | Fo―608a物質およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2710834B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994012175A1 (fr) * | 1992-11-25 | 1994-06-09 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | Hypolipidemiant contenant un compose de penicillide utilise comme ingredient actif |
| WO1994018190A1 (fr) * | 1993-02-08 | 1994-08-18 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | Compose de depsidone |
| WO2004039364A1 (de) * | 2002-10-31 | 2004-05-13 | Bayer Healthcare Ag | Neue verwendung von dioxocin-5-on-derivaten |
| WO2004039453A3 (de) * | 2002-10-31 | 2004-08-05 | Bayer Healthcare Ag | 7h-dibenzo[b,g][1,5]dioxocin-5-on-derivate und ihre verwendung |
-
1989
- 1989-07-20 JP JP18826189A patent/JP2710834B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994012175A1 (fr) * | 1992-11-25 | 1994-06-09 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | Hypolipidemiant contenant un compose de penicillide utilise comme ingredient actif |
| WO1994018190A1 (fr) * | 1993-02-08 | 1994-08-18 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | Compose de depsidone |
| WO2004039364A1 (de) * | 2002-10-31 | 2004-05-13 | Bayer Healthcare Ag | Neue verwendung von dioxocin-5-on-derivaten |
| WO2004039453A3 (de) * | 2002-10-31 | 2004-08-05 | Bayer Healthcare Ag | 7h-dibenzo[b,g][1,5]dioxocin-5-on-derivate und ihre verwendung |
| JP2006508938A (ja) * | 2002-10-31 | 2006-03-16 | バイエル・ヘルスケア・アクチェンゲゼルシャフト | 7H−ジベンゾ[b,g][1,5]ジオキソシン−5−オン誘導体およびそれらの使用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2710834B2 (ja) | 1998-02-10 |
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