JPH0354683B2 - - Google Patents

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JPH0354683B2
JPH0354683B2 JP57192614A JP19261482A JPH0354683B2 JP H0354683 B2 JPH0354683 B2 JP H0354683B2 JP 57192614 A JP57192614 A JP 57192614A JP 19261482 A JP19261482 A JP 19261482A JP H0354683 B2 JPH0354683 B2 JP H0354683B2
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F291/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds according to more than one of the groups C08F251/00 - C08F289/00
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F4/52Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides selected from boron, aluminium, gallium, indium, thallium or rare earths
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は有機硼素化合物を含む重合開始剤系及
びその製造方法に関する。 有機硼素化合物、とくにアルキル硼素化合物
は、室温でラジカル重合を開始させるのに適して
いることが知られている。重合のために必要な酸
素は事実上遍在しており、別段に加える必要はな
い。従来簡単なトリアルキル硼素化合物、たとえ
ばトリエチル硼素又はトリ−n−ブチル硼素が好
まれて用いられた。そのようなトリアルキル硼素
化合物の重合開始剤としての使用のために、例え
ば米国特許No.3476727,3633490,2985633及び英
国特許No.1113722が参照される。米国特許No.
4167616は重合開始剤としてブタジエンとジボラ
ンの反応生成物の使用を記述している。 対応するアルキル硼素化合物は、モノマー接着
剤とくにアクリル酸及び/又はメタクリル酸(以
下ではこれらを(メタ)アクリル酸と云うことが
ある。)のエステルの接着剤のための硬化剤とし
て適している。この接着剤系は(メタ)アクリル
酸エステルの他に重要な成分としてトリアルキル
硼素化合物、たとえばトリエチル硼素、トリ−n
−ブチル硼素などを含む(たとえば日本国特許
4214318号参照)。 しかしこの種のトリアルキル硼素化合物は、場
合によつては室温においてでも容易に発火性又は
それどころか自己発火性であるという決定的欠点
を持つことが知られている。従つてそのような接
着剤混合物の取扱いは著しく困難である。トリア
ルキル硼素化合物を0.3〜0.9モルの酸素と反応さ
せることにより、この欠点を解消することが研究
された(西独国特許出願公開第2321215号参照)。
さらに、トリアルキル硼素化合物をアミンと反応
させてその自己発火性を低下させることが研究さ
れた(日本国特許4529195号)。 これらの方法によりなるほど発火温度は約0〜
70℃の範囲に変えられるが、それにも拘らずその
ような混合物の取扱いにおいて著しい不安が実際
に残る。加えて、その誘導体の反応性は、極めて
減少される。 公知のように遊離のアルキル硼素化合物は酸素
の参入下で迅速に反応して硼酸エステルへと酸化
され、これもまたもはや重合開始の作用がない。
従つて従来、アルキル硼素の配量は―自己発火性
の製造プロセスと同様に―その開始剤としての活
性を保持するために完全な酸素排除を必要とし
た。具体的には、都度必要な物質量が不活性ガス
下で十分に不透過性の容器に入れられ、そして貯
蔵容器への酸素の参入は排除される。小分けされ
たアルキル硼素は使用に適する量である。従つて
それ自体興味ある物質であるアルキル硼素化合物
は、従来記述されている系においては建築分野の
接着には適さない。 アルキル硼素開始剤の重要な長所はたとえば次
の通りである:重合反応は低い温度、とくに室温
で進行すること、開始剤/硬化剤系が一成分的形
態で用意されること及び重合速度は酸素供給の変
化によつて影響されること。 或る選ばれたアルキル硼素化合物は空気中酸素
の関与に対して安定であることが知られている。
その際一般に、立体的に障害されたアルキル残基
を持つ硼素化合物が問題になつている。このよう
な種類の化合物の代表は、ジイソピノカンフエイ
ルボラン、ジシクロヘキシルボラン、テキシルボ
ラン−(2,3−ジメチル−2−ブチルボラン)、
3,5−ジメチルボリナン、ジイソアミルボラン
及び特に9−ボラビシクロ〔3・3・1〕ノナン
であり、最後のものが実用上の理由から好ましく
用いられうる。この種の選ばれた化合物は、なる
程一般に酸素の参入の際に自己発火性でないが、
しかしこの条件下で重合開始のためのその反応性
を急に失い、従つて実用的方法での使用はかなり
の困難を伴う。加えて、この安定なアルキル硼素
は多くのモノマーに―特にエステル基含有の系に
―極めて難溶又は極めてゆつくり溶けるのみであ
る。 本発明は、有機硼素化合物に基づく重合開始剤
であつて、そのような有機硼素開始剤の上述した
長所の総てを持ち、かつ特にモノマー系への添加
に際に空気中酸素での酸化により容易に制御しう
る重合を開始する開始剤を作るという課題から出
発した。従来公知の系とは違つて、新規な有機硼
素系は少しのみ酸素に感応し、総ての場合に非自
己発火性である。極端な場合、本発明は、空気の
もとでの貯蔵の際に著しく安定であり、従つて空
気のもとでの比較的長い貯蔵後でもモノマーへの
添加の際に自然に重合を開始させうる新規な有機
硼素系を与える。この新規な有機硼素化合物を含
む系はさらに、たとえばメタクリル酸エステルの
ようなエステル基含有モノマー系への改善された
溶解性を持たねばならない。とくにこれと関連し
て、本発明は特別の実施態様において流動性の開
始剤を使用に供する。しかし本発明がこれに限定
されるものではない。 本発明の課題の技術的解決は、有機硼素化合物
とくにアルキル硼素及びアリール硼素化合物の感
応性は、有機硼素化合物を硼素化合物に対して自
体不活性な有機オリゴマー又はポリマーと密接に
混合することによつて全く顕著に低下されうると
いう驚ろくべき事実から生まれた。空気のもとに
おける硼素化合物の、場合により存在する自己発
火性は、この方法によつて解決されうる。また酸
素参入下におけるこの有機硼素化合物の反応開始
作用の急速な低下は全く著しく減少され、従つて
この種の糸を一般に数時間又は数日間空気酸素の
参入にさらしておくことができ、その際それの重
合開始作用は低下しない。もちろんこれによつ
て、自体興味ある有機硼素化合物を用いる実際の
作業が著しく容易になる。 従つて本発明の対象は、その第一の態様とし
て、空気参入下でも改善された貯蔵安定性を持
つ、有機硼素化合物に基づく、アクリレート及
び/又はメタクリレートの重合のための、空気参
入により活性化しうる開始剤系である。本発明の
この開始剤系は、それが、空気参入により活性化
しうる有機硼素化合物の少くとも一種と、室温で
液状ないし固体の、有機硼素化合物に対して不活
性な有機オリゴマー又はポリマーの少くとも一種
との均一な混合物から成ることを特徴とする。 ここで「均一な混合物」という言葉は、それが
真正の溶液の特徴であるような貯蔵及び使用温度
において一相の物質混合物を好ましくは意味す
る。従つて好ましくは本発明に従う開始剤系にお
いて、有機硼素化合物に対して不活性なオリゴマ
ー又はポリマー成分は溶媒の機能を持つ。不活性
担体系における有機硼素化合物の溶解度が限定さ
れている場合、好ましくは本発明に従う物質混合
物中の有機硼素化合物の都度の濃度は、ここで意
味する均一な混合状態が全物質について得られる
ように制限される。結局従つて本発明に従う開始
剤系は、極めて低い蒸気圧を持つ溶媒中の有機硼
素化合物の溶液と見なされる。本発明に従う種類
の選ばれた系は下記の特性を特徴とする:それは
流動性、とくに液状であり、従つて容易に配量さ
れる。それは自己発火性でなく、その貯蔵の際に
必要な条件は少ない。モノマー成分の硬化量のた
めに必要な、開始系における量は少い。選択され
た組合せは、空気のもとでの比較的長い貯蔵後に
もなお十分に活性である。都度の重合性モノマー
系及び硬化剤成分への相容性は、系の調整により
互に容易に確立される。 開始剤として作用する有機硼素化合物として
は、公知の又は公知法で作られうる、酸素とくに
空気中酸素により活性化されうる有機硼素化合物
が考慮される。もちろん本発明において、純粋の
有機硼素化合物としてでも常温で空気のもとで自
己発火性でないことが好ましいことでありうる。
これによりとくに高い貯蔵安定性が作用の維持下
に保証されうる。 まず第一に、アルキル硼素及び/又はアリール
硼素化合物又は対応する有機水素化硼素化合物が
好ましい。アルキル硼素化合物又はアルキル水素
化硼素は、特に適当な物質である。下記のタイプ
の化合物も好ましい実施態様において考慮され
る: R1R2R3B, R1R2BH及び/又はR1BH2 ここで一般式において残基R1,R2及びR3は炭
化水素残基とくにアルキル残基であり、これらは
勿論ヘテロ原子とくにO,N及び/又はSを含む
ことができる。これら有機残基の少くとも二つが
硼素原子上に存在する場合、それ自体が環系とし
て閉じていることができる。硼素に置換する炭化
水素残基は、好ましい態様においてそれぞれ約30
個より多くない炭素原子、好ましくは約25個より
多くない炭素原子を持つ。硼素上のこれら有機残
基の各々が約12〜15個より多くない炭素原子を持
つことが好ましいものでありうる。 硼素含有開始剤成分として又は適当な硼素含有
開始剤成分の製造のためにも、有機一水素化硼素
化合物、なかんずくジアルキル一水素化硼素が好
ましく用いられる。そのような化合物の典型的代
表は、たとえば9−ボラビシクロ〔3・3・1〕
ノナン(以下では9−BBNと云うことがある。)、
ジイソピノカンフエイルボラン、ジシクロヘキシ
ルボラン、テキシルボラン−(2,3−ジメチル
−2−ブチルボラン)、3,5−(ジメチルボリナ
ン及びジイソアミルボランである。これら化合物
のうちまず9−BBNが実用上の理由から挙げら
れる。上述の化合物はたとえば水素化硼素ナトリ
ウム及び三フツ素化硼素から適当なオレフイン又
はジオレフインを用いて作られうる。ジボラン製
造のために、それらのエーテル−、アミン−又は
スルフイド錯体を用いることもできる。 適当な硼素化合物の製造可能性のまとめは、
Herbert C.Brown著、1975,「Organic
Synthesis via Boranes」John Wiley&Sons出
版にある。 開始剤としてさらに、簡単なトリアルキルボラ
ンならびにモノ−又は特にジアルキルボランから
の硼水素化化合物が用いられうる。オレフインと
してたとえばエテン、プロペン、ブテン、イソブ
テン、ヘキセン、シクロヘキセン、塩化ビニル、
塩化アリル、アリルアミン又は(メタ)アクリル
酸エステルたとえば対応するメチルエステル、酢
酸ビニル又はクロトン酸エステルが用いられう
る。ここで例示した適当な化合物の群から下記の
ものが特に述べるに値する:各々のアルキル残基
に1〜12個の炭素原子を持つトリアルキル硼素化
合物、たとえばトリメチル硼素、トリエチル硼
素、トリプロピル硼素、トリブチル硼素又はトリ
ヘキシル硼素、とくに立体障害のアルキル残基を
持つ、錯体を負つたアルキル硼素化合物、たとえ
ばジイソピノカンフエイルブチル硼素、テキシル
シクロヘキシルシクロペンチル硼素、テキシルリ
モニル硼素、トリノルボルニル硼素、B−ブチル
−9−ボラビシクロ〔3・3・1〕ノナン、B−
イソブチル−9−ボラビシクロ〔3・3・1〕ノ
ナン、B−2−(4−シクロヘキセニル)エチル
−9−ボラビシクロ〔3・3・1〕ノナン、B−
シクロプロピル−9−ボラビシクロ〔3・3・
1〕ノナン、B−p−トリル−9−ボラビシクロ
〔3・3・1〕ノナン及びB−tert−ブチル−3,
5−ジメチルボリナンが一般に特に適している。
しかしまた西独国特許出願「新規アルキル硼素化
合物、その製造法及びその使用」に記載される新
規アルキル硼素化合物もまた特に適している。こ
れは脂肪酸−及び/又は脂肪アルコールエステル
に水素化硼素残基又は有機硼素残基を含み、とく
に水素化硼素及び/又は少くとも一つのB−H結
合を持つ有機硼素化合物と、オレフイン性不飽和
脂肪酸及び/又はオレフイン性不飽和アルコール
のエステルとの反応生成物である。ここで多価ア
ルコールと不飽和脂肪酸とのエステル及び/又は
ポリカルボン酸と不飽和脂肪アルコールのエステ
ルの対応する硼素含有反応生成物が好ましい。 極めて低い蒸気圧を持つ溶媒として、有機硼素
化合物に対して不活性なオリゴマー又はポリマー
が適している。しかし通常その構造に関しての制
限は、溶媒として作用する重合体物質と有機硼素
化合物の間の均一混合可能性がある限り、ない。
従つて上述の条件を満す総ての重合体、重縮合物
及び/又は重付加物が適している。このオリゴマ
ー状又はポリマー状溶媒の平均分子量は、200〜
50000000g/モルの範囲にあることができる。構
造及び分子量に応じて、この溶媒は室温で低粘度
の流動状から固体状までであることができる。あ
る使用目的、たとえば反応性接着剤の分野のため
に、有機硼素化合物を含む物質混合物が室温で粘
りけのある流動性つまりハケ塗りできることが望
ましいものであり得る。本発明に従い用いられる
開始剤系の開始剤としての有効性のために、もち
ろん何らの前提条件もない。それどころか、室温
において固体の対応する物質混合物の貯蔵安定性
は特に極めて良いものでありうる。 本発明における意味で適当な重合状溶媒は、た
とえば適当なポリエーテル、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリウレタン、ポリシロキサンなどであ
る。流動性の系の製造のために、約1000〜
70000mPas(室温で)の範囲の粘度を持つ室温で
液状のオリゴマーが特に興味あるものでありう
る。特にポリエステル及びポリアミドが本発明に
おいて多方面で用いうることが判つた。それは―
他の重合状溶媒と同じく―自体公知の方法で作ら
れることができる。ここで関係する場合としてた
とえばジカルボンとジオール又はジアミンとを、
場合により平均分子量の制限又は調節のために一
官能性反応物の混入下に重縮合させる方法がとら
れる。一般に各々15個まで、特に10個までの炭素
原子を分子中に持つ飽和ジカルボン酸と飽和グリ
コールが好ましい。同様に上の記述はポリアミド
の製造のためのアミン又はジアミンについても妥
当する。適当なポリエーテルは、たとえば上述の
範囲の分子量を持つポリエチレンオキサイド又は
ポリプロピレンオキサイドである。それぞれここ
でポリマー化学の広範囲な専問知識が妥当する。 本発明は、もう一つの態様において、空気の参
入により活性化されうる新規な開始剤系の製造に
関する。このために、有機硼素化合物を完全な酸
素排除下で、不活性な有機オリゴマー又はポリマ
ーに溶解する。その際場合により適度の加熱下で
行われることができる。すなわち溶解の促進のた
めにたとえば100℃まで、好ましくは約70℃まで
の温度に加熱することができる。室温で固体のオ
リゴマー又はポリマーの使用の場合、不活性の液
体溶媒の共用が有利である。ここで、有機硼素化
合物のための公知の溶媒、たとえばテトラヒドロ
フラン又はポリエーテルたとえばジエチレングリ
コールジメチルエーテル又はエステル、ハロゲン
化炭化水素などが適している。これら液状の助剤
の共用下に本発明の意味における密接な混合物が
作られ、これは次に助剤の液体を除かれそして本
発明に従うアルキル硼素/オリゴマー混合物が分
離して得られる。その貯蔵は有利には、閉じた容
器中で、好ましくは不活性ガスたとえば窒素ガス
下で行われる。 開始剤系における有機硼素化合物の含量は、通
常、混合物の全重量に対して約70重量%を越え
ず、好ましくは約50重量%を越えない。上述の範
囲内で比較的低い有機硼素化合物濃度が特に好ま
しい。さらに、全系の少くとも約1重量%の有機
硼素化合物含量とすることが好ましい。即ち約1
〜50重量%、とくに3〜50重量%が特に好ましい
ものでありうる。 本発明に従う開始剤系は、著しく制御可能な反
応性を持つ、空気で作用する重合開始剤として極
めて適している。従つて本発明は別の態様とし
て、上述の新規な系をエチレン性不飽和系のため
の重合開始剤として用いることに関する。その
際、この新規な開始剤は、総ての公知の重合タイ
プにおいて用いられうる。重合はまた例えば、純
物質で、溶液で、エマルジヨンで又は懸濁物で行
われることができる。重合開始のために開始剤系
は、少くとも触媒量の酸素源と接触させられる。
通常、酸素源として純酸素又は空気が用いられ
る。しかし酸素を、結合された形で、たとえばハ
イドロパーオキサイド又はパーオキサイドの形で
加えることもできる。 新規な開始剤系は、反応接着剤における使用に
特に適している。従つて本発明は特に、自体公知
の接着物質を形成する成分の他に分離して貯蔵さ
れる硬化剤を有する二成分反応接着剤における新
規開始剤の使用に関する。ここで硬化剤として、
有機硼素化合物及びオリゴマー又はポリマー状の
不活性溶媒から成る本発明に従う系が適してい
る。重合しうる成分として、重合しうるエチレン
性二重結合を持つ多数の公知化合物が用いられう
る。これらは通常、反応接着剤において用いられ
ている。アクリル酸及び/又はα置換されたアク
リル酸たとえばメタクリル酸と一価又は多価、と
くに二価のアルコールとのエステルが特に適して
いる。しかし(メタ)アクリル酸の他の公知の誘
導体とくに対応する酸アミドも適している。これ
はアミド窒素原子上で置換されていることができ
る。アクリル酸誘導体のα−位における別の可能
な置換基は、たとえばハロゲンとくに塩基及び/
又は臭素、シアン又は10個までの炭素原子を持つ
総てのアルキル残基である。 従つて本発明は一つの態様して、たとえば金
属、木材、ガラス、セラミツク及び/又は合成樹
脂の接着のために接着剤中で硬化剤として上述の
開始剤系を用いることに関する。また硬い組織、
とくに骨の接着、望む場合には金属又は合成樹脂
と骨との接着のための外科用接着剤としての、又
は歯科用の接合剤又は充填剤としての対応する使
用に関する。 そのような反応物質の硬化のために通常、重合
性成分に対して0.1〜40重量%、とくに約0.1〜30
重量%の硼素開始剤が用いられる。重合性成分に
対して0.5〜10重量%の量で硬化剤は好ましく用
いられる。 実施例 オリゴマー状溶媒 下記のオリゴマー成分を用いる: シリコン油AK5000(約5000の平均分子量を
持つ液状シリコン) ポリワツクス3000(約3000の平均分子量を持
つポリエチレングリコール) 下記のようにして作られたトリメチルアジピ
ン酸及びヘキサメチレングリコールからのオリ
ゴエステル(約1200の平均分子量) オリゴエステルの製造 撹拌装置及び蒸留ブリツジを持つ三口フラスコ
に、4モルのトリメチルアジピン酸及び5モルの
ヘキサメチレングリコールを入れる。窒素雰囲気
下で迅速に150℃に、次に6時間かけて150℃から
200℃へと加熱する。その際すでに、エステル縮
合を示す大量の反応水が分離される。約150℃に
冷却し、10トルに注意深く減圧し、そして200℃、
10トルで反応を完了させる。この生成物を熱いま
ま注ぎ出す。生成物は粘稠で褐色である。 下記のようにして作られたアジピン酸及びトリ
メチルヘキサメチレンジアミンからの オリゴアミド(約1050の平均分子量) オリゴアミドの製造 撹拌装置及び蒸留ブリツジのついた三口フラス
コに、1.3モルのトリメチルヘキサメチレンジア
ミンを入れ、そして1モルのアジピン酸を一時的
な水冷下に一気に加える。その際、反応温度は約
100〜140℃となるように注意する。これによつて
アンモニウム塩が液状にとどまる。アンモニウム
塩を窒素雰囲気下で6時間かけてゆつくり140℃
から200℃に昇温する。その際すでに、アミド形
成を示す大量の反応水が分離される。内容物を約
150℃に冷却し、10トルに注意深く減圧し、そし
て200℃、10トルでアミド形成を完結させる。生
成物を熱いまま注ぎ出す。生成物は固体であり、
透明である。アミン価は103である。 アルキル硼素 下記のアルキル硼素を用いる: トリ−n−ブチル硼素 9−ボラビシクロ〔3・3・1〕ノナン(9−
BBN) 油酸メチルエステル及び9−BBNからの硼水
素化生成物 油酸メチルエステルの9−BBN誘導体の製造 残留酸素の除去のために、100gの油酸メチル
エステルを100gの新規に蒸留したテトラヒドロ
フランに溶解する。続いて溶媒を10-4トルの減圧
で除去する。グローブボツクス内で、改めて油酸
を、窒素雰囲気下で新規に蒸留したテトラヒドロ
フラン100gに溶解し、溶液に完全な酸素排除下
で41gの9−BBNを加え、そして混合物を9−
BBNが定量的に溶液に移行するまで撹拌する。
続いて撹拌下に60℃に1時間加熱する。テトラヒ
ドロフランを減圧して除き、そして容器を閉じ
る。試料採取は、保護ガス下で完全な酸素排除の
もとで行う。生成物は、均一で、低粘度であり、
黄色である。 アルキル硼素及びオリゴマーからの混合物 オリゴマー/アルキル硼素混合物の製造: 残留酸素の除去のために、各100gのオリゴマ
ーを、新規に蒸留したテトラヒドロフラン
(THF)100gに溶解する。続いて溶媒を10-4
ルの減圧で除く。グローブボツクス内で各100g
のオリゴマーに、新規に蒸留し脱ガスした
THF100gを加え、そしてこの溶液に完全な酸素
排除下で各41gの表示した硼素化化合物を加え
る。混合物を、さらに均一化するために撹拌す
る。続いて60℃で1時間撹拌下に加熱する。
THFを減圧下で除き、容器を閉じる。試料採取
は、保護ガス下で完全な酸素排除のもとで行う。 オリゴマー/アルキル硼素混合物の特性 オリゴマー/アルキル硼素混合物の特性を、表
1にまとめて示す。
【表】 製造したオリゴマー/アルキル硼素混合物の、モ
ノマー接着剤用の硬化剤としての使用 一般的調製法: ビーカ中で、40gのポリメタクリル酸メチルエ
ステル(PMMA、市販の紛未、ROHM社(ダル
ムスタツト)のPlexigum MB319)を45gのメ
タクリル酸メチルエステル(MMA)及び5gの
メタクリル酸(MAS)に撹拌下で溶解する。こ
の混合物各5gに、さらに強い撹拌下で表1記載
の混合物を1.5〜23重量%加える。混合物のポツ
トライフは1〜15分間の間で変る。ポツトライフ
内にこの接着物を用いて、砂吹きし脱脂した鉄板
を接着し、24時間後にDIN53281/3に従つて引
張剪断強度を測定する。結果を表2にまとめて示
す。 用いた混合物の空気酸素に対する安定性の試験
のために、それを別の一連の実験において開放し
た容器中で24〜48時間空気のもとに置き、そして
硬化剤として用い、そしてテストする。ポツトラ
イフ及び引張剪断強度を、表2中のカツコ内に示
す。 表 2 表1の混合物を用いるメタクリレート接着剤
(40gPMMA、45gMMA、5gMAS)の硬化
の場合のポツトライフ、及び砂吹きし脱脂した鉄
板試料における引張剪断強度。 カツコ内の測定結果の場合には、アルキル硼素
硬化剤は使用前に24〜72時間室温で空気のもとに
置かれた。 シリコンオイルAK5000及びトリ−n−ブチル
硼素からの混合物:
【表】 空気のもとでの24時間放置後に、このアルキル
硼素はもはや活性でない。 表2 (続き) シリコンオイルAK5000及び9−BBNからの
混合物:
【表】 カツコ内の測定値は、アルキル硼素硬化剤を使
用前に72時間空気のもとに置いた場合のものであ
る。 表2 (続き) シリコンオイルAK5000及び油酸メチルエステ
ル/9−BBN反応生成物からの混合物:
【表】 空気のもとでの72時間放置後に、このアルキル
硼素はもはや活性でない。 表2 (続き) ポリワツクス3000及び9−BBNからの混合
物:
【表】 カツコ内の測定値は、アルキル硼素硬化剤を使
用前に室温で72時間空気のもとに置いた場合であ
る。 表2 (続き) オリゴエステル及びトリ−n−ブチル硼素から
の混合物:
【表】 カツコ内の測定値は、アルキル硼素硬化剤を使
用前に24時間室温で空気のもとに置いた場合であ
る。 表2 (続き) オリゴエステル及び9−BBNからの混合物:
【表】 カツコ内の測定値は、アルキル硼素硬化剤を使
用前に24時間空気のもとに置いた場合である。 表2 (続き) オリゴエステル及び油酸メチルエステ/9−
BBN反応生成物からの混合物:
【表】 カツコ内の測定値は、アルキル硼素硬化剤を使
用前に24時間室温で空気のもとに置いた場合であ
る。 表2 (続き) オリゴアミド及び9−BBNからの混合物
【表】 カツコ内の測定値は、アルキル硼素硬化剤を使
用前に72時間室温で空気のもとに置いた場合であ
る。 医用分野における使用例 試 料 50×20×5mmの大きさの牛(Rindercortalis)
からの骨試料を中央で―正確に直角に側面(50×
5mm)で―ダイアモンド切断ノコで水のスプレー
下に骨切断する。この方法で、1cm2の接触表面を
持つ、つなぎ目が正確な接合片が作られる。 試料前処理 まだ前処理していない骨試料を、骨を強く湿ら
せるために、37℃の温リンゲル液中に2時間お
く。 接 着 接着剤(A)及び硬化剤(B)を混合する。混合物を湿
つた骨に施与する。 試料を合せ、PVCから成るプレス機に移し、
5Nの力を負荷する。接着プレス機は、硬化の間
の試料の横方向への変位を防ぐ。 硬化条件 合せた骨を接着プレス機と共に、37℃、約100
%相対湿度の恒温恒湿に20分間置く。続いてそれ
を接着プレス機から外し、リンゲル液中に37℃で
20時間置く。 強度測定 引張剪断強度は、1.0mm/分の送り速度を持つ
ユニバーサル試験機で引つぱつて測定される。 天然物質における巾広い測定値のバラつきの故
に、各強度範囲は6個の試験から得られる。 樹脂成分 (A) A1 メチルメタクリレート 50 重量% IPA514(1) 5 〃 ポリメチルメタクリレート(2) 45 〃 A2 メチルメタクリレート 45 〃 IPA514 10〃〃 ポリメチルメタクリレート 45 〃 A3 メチルメタクリレート 50 〃 IPA514 5 〃 パーフルオルアルキルメタクリレート(3)
5 〃 ポリメチルメタクリレート 40 〃 A4 メチルメタクリレート 45 〃 メタクリル酸 5 〃 IPA514 5重量% パーフルオルアルキルメタクリレート
5 〃 ポリメチルメタクリレート 40 〃 (1) メタクリロイルオキシエチルホスフエート及
びビスメタクリロイルオキシエチルホスフエー
トからなる混合物(じようふく化学(日本)
製)。 (2) Rohm社(ダルムスタツト)製のPlexigum
MB319。 (3) パーフルオルドデカン酸とグリシジルメタク
リレートの反応生成物。 樹脂成分の製造のために、ポリメチルメタクリ
レートを、強い撹拌下で対応するモノマーに溶解
する。 開始剤成分 (B) 撹拌装置及び蒸留ブリツジを持つ三口フラスコ
中に4モルのトリメチルアジピン酸及び5モルの
ヘキサメチレングリコールを入れる。窒素雰囲気
下で迅速に150℃に、そして次に6時間かけて150
℃から200℃へ加熱する。その際すでに、エステ
ル縮合を示す多量の反応水が分離する。内容物を
150℃に冷却し、10トルに注意深く減圧し、200
℃、10トルで反応を完結させる。オリゴエステル
を熱いまま注ぎ出す。それは粘稠で、褐色であ
る。 残留酸素の除去のために、100gのオリゴエス
テルを、新規に蒸留したテトロヒドロフラン
(THF)100gに溶解する。続いて溶媒を10-4
ルで除く。グローブボツクス中で100gのオリゴ
エステルに、蒸留し脱ガスした新規のTHF100g
を加え、この溶液に完全な酸素排除下で41gの9
−BBNを加える。混合物をさらに均一化するた
め撹拌する。続いて撹拌下で60℃に1時間加熱す
る。THFを減圧下で除き、容器を閉じる。試料
採取は、保護ガス下で完全な酸素排除下で行う。
生成物は粘稠で暗褐色の液体である。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 空気参入下でも改善された貯蔵安定性を持
    つ、有機硼素化合物に基づく、アクリレート及
    び/又はメタクリレートの重合のための、空気参
    入によつて活性化しうる開始剤系において、それ
    が空気参入により活性化しうる有機硼素化合物の
    少なくとも一種と、室温で液状ないし固体状の、
    有機硼素化合物に対して不活性な有機オリゴマー
    又はポリマーの少なくとも一種との均一な混合物
    から成ることを特徴とする開始剤系。 2 均一な混合物が混合物総重量に対して約1〜
    70重量%の有機硼素化合物を含む特許請求の範囲
    第1項記載の開始剤系。 3 均一な混合物が室温で液状ないしペースト状
    でハケ塗りできるか又は微細に分散した固体混合
    物である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    開始剤系。 4 有機硼素化合物がアルキル残基及び/又はア
    リール残基を持ち、かつB−H結合を持ちうる特
    許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記
    載の開始剤系。 5 有機硼素化合物が少なくとも一つのアルキル
    −B−C結合を持つ特許請求の範囲第1項〜第4
    項のいずれか1項に記載の開始剤系。 6 オリゴマー又はポリマー有機成分が室温で液
    状ないし固体状の、オリゴエステル、オリゴアミ
    ド及び/又はオリゴエーテルである特許請求の範
    囲第1項〜第5項のいずれか1項に記載の開始剤
    系。 7 空気参入下でも改善された貯蔵安定性を持
    つ、有機硼素化合物に基づく、アクリレート及
    び/又はメタクリレートの重合のための、空気参
    入によつて活性化しうる開始剤系において、それ
    が空気参入により活性化しうる有機硼素化合物の
    少なくとも一種と、室温で液状ないし固体状の、
    有機硼素化合物に対して不活性な有機オリゴマー
    又はポリマーの少なくとも一種との均一な混合物
    から成る開始剤系の製造方法において、有機硼素
    化合物を酸素排除下に、場合により加熱及び/又
    は溶剤の共用下に、オリゴマー又はポリマー中に
    溶解し、溶剤を用いた場合には続いて溶剤を除去
    することを特徴とする方法。
JP57192614A 1981-11-05 1982-11-04 有機硼素化合物を含む重合開始剤系およびその製造方法 Granted JPS5884803A (ja)

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DE3207263.5 1982-03-01

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JPS5884802A (ja) 1983-05-21
DE3278243D1 (en) 1988-04-21
ATE33035T1 (de) 1988-04-15
DE3143945A1 (de) 1983-05-11
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EP0078995A1 (de) 1983-05-18

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