JPH0360083A - 圧電子保護膜の製造方法 - Google Patents

圧電子保護膜の製造方法

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JPH0360083A
JPH0360083A JP1195808A JP19580889A JPH0360083A JP H0360083 A JPH0360083 A JP H0360083A JP 1195808 A JP1195808 A JP 1195808A JP 19580889 A JP19580889 A JP 19580889A JP H0360083 A JPH0360083 A JP H0360083A
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Yoichi Nishioka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧電子保護膜の製造方法にかかり、特に水中
音響センサー用の圧電子に保護膜を形成する方法に関す
るものである。
[従来の技術] 一般に圧電子は、セラミック等の基材の両面に電極をコ
ーティングし、基材を分極して圧電効果をもたせるよう
にしている。さらに水中音響センサーなどの用途に際し
ては、耐湿性を向上させるために基材全体をコーテイン
グ材で被覆するのが通常である。
第2図は円筒型圧電子の概略断面図を示したもので、多
くの水中音響センサーに用いられている。
基材としてはセラミック材1を用いるのが一般的であり
、このようなセラミック材1として一般にチタン酸バリ
ウムやチタン酸ジルコン酸鉛が用いられる。セラミック
材lは、円筒状に形成されており、その内壁面には内側
電極2aが、外壁面には外側型ti2bがそれぞれ形成
される。これらの電tif1.2 a、2bの材料とし
て通常は銀が用いられる。このようにして電極を形成し
た後、高温で内側電極2aと外側電極2bとの間に静電
界を加えセラミック材1を分極する0分極されたセラミ
ック材1は圧電特性を示し、機械的歪みが加えられると
これが電圧として検出されるようになる。
このようにして形成された円筒型圧電子11の内壁面お
よび外壁面は、電気絶縁のために保護膜3で被覆される
。また内側電極2aと外側電極2bとからはリード線4
aおよび4bが導出される。
第3図は第2図に示した円筒型圧電子11を使用した水
中音響センサー10の概略断面図を示したものである0
円筒型圧電子11の内部を空気室13とするために圧電
子の両端部には、スペーサー12aと12bとが挿入さ
れている。
なお空気室13は円筒型圧電子11の内側を加えられた
音場から音響的に遮断する役割を果たしている。このよ
うにして内部に空気室13を形成した円筒型圧電子11
はモールド14中に埋め込まれ密閉されて水中音響セン
サー20となる。
次にこのような構造を持つ圧電子の従来の製造方法を第
4図に示す工程図に従って説明する。
まず、セラミック等の基材を洗浄、乾燥させた後(ステ
ップ400,401)電極用リード線がハンダ付けされ
る部分に樹脂が被着しないようにシールを施す(ステッ
プ402)、分極後に高温で加熱すると圧電子の感度を
低下させるため、樹脂のコーティングと熱硬化とは一般
に分極前に行なわれる(ステップ40:l 404)、
コーテイング材としてはエポキシ樹脂、フェノール樹脂
、ウレタン樹脂およびシリコン樹脂等の電子部品コーテ
ィング用樹脂として通常使用されている耐湿性の高い樹
脂が用いられる。コーティング方法としては、ハケ塗り
法、浸漬法、スプレー法および静電塗装法等が用いられ
る。
保護膜の厚さは厚すぎると圧電子の感度の低下が大きく
なるため、一般には30〜50μmに選定される。つい
でハンダ付は部のシールを剥離しくステップ405)、
洗浄、乾燥を行なった後(ステップ406)、電極とな
るリード線をハンダ付けする(ステップ407)、つい
でリード線を介して内側電極と外側電極との間に静電圧
を印加して基材に分極処理を施す(ステップ408)。
さらにその後洗浄、乾燥を行ない(ステップ409)、
リード線部の補強を施して(ステップ410)圧電子を
完成させる(ステップ411)。
[発明が解決しようとする課題] しかし上述した従来の製造方法では、基材表面に形成す
る保護膜は、コーテイング材を溶媒に溶かし、これをハ
ケ塗り法、浸漬法、スプレー法、静電塗装法等を用いて
コーティングするため、コーテイング材を溶媒に溶かす
際空気を巻き込んだ時及び溶媒が飛ぶ時等に保護膜にピ
ンホールが生じやすく、これが水中での電気絶縁性の低
下の原因となっていた。すなわちモールド材14の吸水
やその他の原因で保護膜3が水にさらされると、ピンホ
ールを通して電極近傍まで水が浸入する。
電極部では電解反応が起こり、その生成物が時間ととも
に保護膜3の表面まで成長する。従って電気絶縁性が低
下してしまう。
さらに従来の製造方法では、基材と保護膜との接着性が
不十分で保護膜が剥がれ水中での電気絶縁性が低下する
という問題点もあった。
本発明は上述した圧電子保護膜の水中での電気MJI性
の低下を改善するためになされたもので。
ピンホールのない、しかも基材との密着性の高い圧電子
保護膜の製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は圧電子保護膜の製造方法において、基材表面に
シランカップリング剤をコーティングし乾燥処理を施し
た後、熱CVD (Ch emi c al  Vap
our  Deposi、tion)法により電気絶縁
性高分子樹脂をコーティングするようにしたものである
[作用] シランカップリング剤はその分子中に2個以上の異なっ
た反応基を持つ有機けい索車量体である。
2個の反応基の1つは無機質と化学反応するメトキシ基
、エトキシ基、シラノール基等の反応基であり、他の1
つの反応基は、有機剤と化学結合するビニール基、エポ
キシ基、メタクリル基、アミノ基、メルカプト基等の反
応基であり、圧電子基材と保護膜とを化学的に結合し接
着性を向上させる。
また熱CVD法は熱エネルギーを利用して原料ガスを活
性化し、基板上で重合させる方法である。
熱CVD法は無溶剤、;v触媒、さらに熱硬化が不要で
あるため、ピンホールのない電気絶縁性の優れた高分子
被膜を形成することができる。
[実施例コ 以下1本発明の実施例を比較例と対比しながら詳細に説
明する。
第1図は、本発明の圧電子の製造工程を示す図で、下記
の実施例は同図を参照しながら説明する。
(実施例1) 厚さ約20μmの銀電極を内壁面と外壁面とに焼付けた
チタン酸ジルコン酸鉛の円筒基材(外径38mm、内径
28 m m 、高さ30 m m )をクロロセンで
洗浄し、80℃で乾燥する(ステップ100、 101
)。
次に内側電極と外側電極とにリード線を半田付けしくス
テップ102)、100℃のシリコンオイル中に浸漬し
6kVで30分間分極した後(ステップ103)、10
0℃のシリコンオイル中に30分間放置する。ついでク
ロロセンで洗浄し、80℃で乾燥する(ステップ104
)。N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン(信越化学工業層)1.5mlに純水15
0m1とイソプロピルアルコール150m1とを加え混
合した溶液に、30分間浸漬する(ステップ105)、
その後室温で30分間乾燥し、80℃で10分間乾燥す
る(ステップ106)、ジ−p−キシレンを原料として
パリレン蒸着装置(巴工業製)を用いて、ポリ−p−キ
シリレンを厚さ40μmコーティングする(ステップ1
07)。
最後にリード線を半田付けした部分をエポキシ樹脂で補
強して(ステップl○8)、圧電子を完成させる(ステ
ップ109)。
なお、上記パリレン蒸着装置(巴工業)は、熱CVD法
により、電気絶縁性高分子材料をコーティングする蒸着
装置である。
(実施例2) 実施例1において用いたジ−p−キシレンの代わりにジ
−モノクロローp−キシレンを用いる以外は実施例1と
同様な工程で、ポリ−モノクロロ−p−キシリレンを厚
さ40Pmコーティングする。
(実施例3) 実施例1において用いたジ−p−キシレンの代わりにジ
−ジクロロ−P−キシレンを用い、他は実施例1と同様
な方法によりポリ−ジクロロ−P−キシリレンを厚さ4
0μmコーティングする。
(実施例4) 実施例1において用いたジ−p−キシレンの代わりに、
ジ−テトラフルオロ−p−キシレンを用い、他は実施例
1と同様な方法により、ポリ−テトラフルオロ−p−キ
シリレンを厚さ40μmコーティングする。
次に、本発明と対比するために本発明とは異なる製造方
法により保護膜を形成したのでこれを比較例として説明
する。
(比較例1) 上述した実施例においてシランカップリング剤として用
いたN−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメ
トキシシランのコーティングを行なわない以外は同様な
工程でポリ−p−キシリレンを厚さ40μmコーティン
グする。
(比較例2) 実施例1で使用したのと同様な円筒基材をクロロセンで
洗浄し、80℃で乾燥する。ついでポリイミドテープで
リード線を半田付けする部分をシールする。その後浸漬
法でエポキシ樹脂(日本ベルノックス製XW−2240
)を円筒基材表面にコーティングする。さらに室温で3
0分間乾燥し150’Cで30分間加熱処理し、エポキ
シ樹脂を硬化させる。その後ポリイミドテープを剥がし
、クロロセンで洗浄して80℃で乾燥する。内側電極と
外側電極とにリード線を半田付けし、100℃のシリコ
ンオイル中に浸漬し、6kVで30分間分極処理を施し
、さらに100℃のシリコンオイル中に30分間放置す
る。その後クロロセンで洗浄し80℃で乾燥する。加熱
硬化後のエポキシ樹脂の厚さは約40μmであった。
最後にリード線を半田付けした部分をエポキシ樹脂で補
強する。
(比較例3) 比較例2において用い4たエポキシ樹脂の代わりにフェ
ノール樹脂(住友ベークライト製PC−1)を用いる以
外は同様な工程でフェノール樹脂を厚さ40μm円筒基
材表面にコーティングする。
(比較例4) 比較例2において用いたエポキシ樹脂の代わりにウレタ
ン樹脂(トムスilSレイア#100)を用い、他は同
様な工程でウレタン樹脂を厚さ約40μmコーティング
する。
(比較例5) 比較例2において用いたエポキシ樹脂の代わりにシリコ
ン樹脂(信越化学工業層KR255)を用い、他は同様
な工程でシリコン樹脂を厚さ約4Opmコーティングす
る。
このようにして作成した円筒型圧電子について水中での
電気絶縁性の評価試験を行ない、実施例1〜4と比較例
上〜5とでその結果を測定した。
なお評価試験は円筒型圧電子を20℃の水中に浸漬した
状態で、直流100Vを印加し、200秒後の電流値を
測定し、電気抵抗を算出することにより実施した。その
測定結果は以下の通りである。
実施例1  1 X 1013Ω 実施例2  1XIO”Ω 実施例3  1XIO13Ω 実施例4  1 X 10 ”Ω 比較例1  2 X 10 I0Ω 比較例2  2XIO’Ω 比較例3  2X10’Ω 比較例4  2X10’Ω 比較例5  2X10’Ω 次に電気抵抗の高かった実施例1〜4と比較例1で形成
された円筒型圧電子を60℃の温水中に浸漬した。一定
時間経過後温水から取り出し水中で1時間冷却し、20
℃の水中で電気抵抗を測定した。その結果は以下の通り
であった。
10時間後 100時間後 1000時間後実施例1 
1 X 10”Ω lXl0”Ω lXl0”Ω実施例
2 2 X 10”Ω 2 X 1012Ω 2 X 
10”Ω実施例3 2X10目Q  2 X10’jQ
  2 XIO”Ω実施例4 1 X 10”Q  I
 X 10”Q  I X 10”Ω比較例1 8X1
0’Ω 5X107Ω 4 X 10’Ω以上の結果か
らも明らかなように、実施例1〜4で作成した圧電子で
は、60℃の温水に1000時間浸漬後も高い電気絶縁
性を保つことがわかる。
なお上述した実施例ではシランカップリング剤としてN
−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシ
シランを用いているが、ビニール系。
メタクリロキシ系、エポキシ系、アミノ系、メルカプト
系またはクロロビル系のシランヵップリング剤を用いて
も本実施例と同様の結果が得られる。
[発明の効果] 以上実施例に基づいて詳細に説明したように、本発明で
は前処理として基材表面にシランカップリング剤をコー
ティングし、その上に熱CVD法により電気絶縁性高分
子樹脂をコーティングしているため、基材との密着性も
優れかつピンホールのない保護膜を得ることができる。
従って水中での電気絶縁性の優れた圧電子保護膜が得ら
れる。
これにより高感度でかつ高寿命の水中音響センサを実現
できる。
また本発明の製造方法はどのような場所にもコーティン
グが可能であるため、どんな形状の圧電子にも適用可能
である。
また熱硬化を必要としないため分極後にコーティングが
可能となる。したがって高温高電圧化で行なう分極工程
に保護膜をさらさなくても済むという利点がある。
また従来の製造方法に比し、工程数も短縮できるという
利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる圧電子の製造工程図、第2図は
円筒型圧電子の概略断面図、第3図は水中音響センサー
の概略断面図、第4図は従来の圧電子の製造工程図であ
る。 1・・・・・・セラミック材、2a・・・・・・内側電
極、2b・・・・・・外側電極、3・・・・・・保護膜
、4a、4b・・・・・・リード線、11・・・・・・
円筒型圧電子、20・・・・・・水中音響センサ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧電子基材上に電極を形成し、この電極間に静電
    界を印加して前記圧電子基板を分極した後乾燥させる第
    1の工程と、ついで前記圧電子基材上にシランカップリ
    ング剤をコーティングした後乾燥させる第2の工程と、
    ついで熱CVD法により電気絶縁性高分子樹脂をコーテ
    ィングする第3の工程とを具備してなる圧電子保護膜の
    製造方法。
  2. (2)前記シランカップリング剤としてN−β(アミノ
    エチル)−アミノプロピルトリメトキシシランを用いる
    ことを特徴とする請求項(1)記載の圧電子保護膜の製
    造方法。
  3. (3)前記シランカップリング剤としてビニール系、メ
    タクリロキシ系、エポキシ系、アミノ系、メルカプト系
    またはクロロピル系シランを用いることを特徴とする請
    求項(1)記載の圧電子保護膜の製造方法。
  4. (4)ジ−p−キシレンを原料としてポリ−p−キシリ
    レンを前記絶縁性高分子樹脂としてコーティングするこ
    とを特徴とする請求項(1)記載の圧電子保護膜の製造
    方法。
  5. (5)ジ−モノクロロ−p−キシレンを原料としてポリ
    −モノクロロ−p−キシリレンを前記電気絶縁性高分子
    樹脂としてコーティングすることを特徴とする請求項(
    1)記載の圧電子保護膜の製造方法。
  6. (6)ジ−ジクロロ−p−キシレンを原料としてポリ−
    ジクロロ−pキシリレンを前記絶縁性高分子樹脂として
    コーティングすることを特徴とする請求項(1)記載の
    圧電子保護膜の製造方法。
  7. (7)ジ−テトラフルオロ−p−キシレンを原料として
    ポリ−テトラフルオロ−p−キシリレンを前記電気絶縁
    性高分子樹脂としてコーティングすることを特徴とする
    請求項(1)記載の圧電子保護膜の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006502452A (ja) * 2002-08-15 2006-01-19 ノースロップ グラマン コーポレーション 光ファイバ・コイルの湿分遮断シーリング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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