JPH0360771B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0360771B2 JPH0360771B2 JP57156513A JP15651382A JPH0360771B2 JP H0360771 B2 JPH0360771 B2 JP H0360771B2 JP 57156513 A JP57156513 A JP 57156513A JP 15651382 A JP15651382 A JP 15651382A JP H0360771 B2 JPH0360771 B2 JP H0360771B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- potassium carbonate
- water
- composition
- crystals
- hemihydrate
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
本発明は炭酸カリウム、特に易水溶性の炭酸カ
リウム組成物に関する。 炭酸カリウムは重要な工業薬品であり、その多
くは食品工業におけるかん水の製造に使用されて
いる。現在市販されている炭酸カリウムは実質的
に無水の乾燥製品である無水炭酸カリウムであ
り、極めて水に溶けにくく、水に溶解してかん水
を製造するには強力な撹拌装置を設けた溶解装置
を用いてもかなりの長時間を要するばかりでな
く、溶解操作の途中で撹拌が停止すると餅状物を
形成し撹拌装置の再起動に際し過大な負荷がかか
り装置の故障、破損を起すことがある。また、無
水炭酸カリウムは、極めて粉立ちが激しいため取
扱いが面倒である。これらの理由により、かん水
業界から取扱い易い、かつ易水溶性の炭酸カリウ
ム組成物が要望されている。易水溶性の炭酸カリ
ウムとして結晶水を有する炭酸カリウム1.5水化
物(K2CO3・1.5H2O)が知られている。炭酸カ
リウム1.5水化物は、通常、水溶液から晶出せし
めた炭酸カリウム1.5水化物結晶を乾燥すること
により製造されるが、通常の乾燥方法により付着
水分をゼロにすることは極めて困難であり、付着
水を有する炭酸カリウム1.5水化物は流動性がな
く固結する性質を有し、また乾燥が過ぎると結晶
水の脱離に伴つて結晶が微細化し、粉立ちの激し
いものとなる。そのため炭酸カリウム1.5水化物
は無水炭酸カリウムの製造の中間体として取扱わ
れ上市されていない。 本発明は、粉立ちがなくかつ流動性の良好な易
水溶性炭酸カリウム組成物およびその製造方法を
提供することを目的とする。 本発明者等は前記目的を達成すべく鋭意研究し
た結果、無水炭酸カリウムと炭酸カリウム1.5水
化物との混合組成物が粉立ちがなくかつ流動性に
富み、しかも極めて易水溶性であることを見出し
本発明を完成した。 本発明は、無水炭酸カリウムと炭酸カリウム
1.5水化物とを混合した、含有水分が5.5〜16.4重
量%の混合物であることを特徴とする易水溶性炭
酸カリウム組成物である。 本発明の易水溶性炭酸カリウム組成物は水溶液
から晶出せしめた付着水分を有する炭酸カリウム
1.5水化物結晶と、該結晶の付着水の5.1倍以上か
ら該結晶の2倍以下の量の無水炭酸カリウムとを
均一に混合することにより製造する。 本発明の組成物においてその含有水分が5.5重
量%未満では溶解性が著しく低下するので好まし
くなく16.4重量%を越えるとその水が付着水とな
つて存在し、組成物の流動性が低下し、固結性が
生じるので好ましくない。特に溶解性の点から含
有水分は8〜16.4重量%が好ましい。 水分含有量が5.5〜16.4%の炭酸カリウム組成
物は、水溶液から晶出せしめた付着水を有する炭
酸カリウム1.5水化物結晶を単に乾燥することに
よつても製造することができるが、該方法により
製造する場合、結晶水の脱離に伴つて結晶が微粉
化し粉立ちの激しい製品しか得られない。 本発明の易水溶性炭酸カリウム組成物の製造方
法においては炭酸カリウム1.5水化物結晶の付着
水が、一方の組成物である無水炭酸カリウムに吸
着され、結晶水として固定されるため結晶の微粉
化も起らず粉立ちの少い、かつ流動性のよい混合
組成物が得られる。 以下実施例により本発明をさらに詳しく説明す
る。ただし本発明は下記実施例により限定される
ものではない。 実施例 付着水分0.5重量%を有する炭酸カリウム1.5水
化物結晶と無水炭酸カリウムとをその組成比を
種々変えて、小型ニーダーに入れ30RPMの回転
速度において3分間混合し均一な組成物を得た。 該組成物について、流動性、粉立ち性および溶
解性を知る目安として下記の物性を測定した。 (1) 流動性:安息角およびスパチユラ角 (2) 粉立ち性:粉度分布 (3) 溶解性:250c.c.の広口ビーカーに蒸留水100c.c.
を入れ、別に秤量した組成物50gr(K2CO3とし
て)をその中へ投入し、10分間静置後シヤーテ
スターを使用し160RPMの回転速度で撹拌し、
組成物が完全に溶解するまでの所要時間 測定結果を第1表中に示す。 比較例 1 付着水分0.5重量%の炭酸カリウム1.5水化物結
晶を気流乾燥し付着水分を0%の炭酸カリウム
1.5水化物結晶(水含有量16.4重量%)を得た。
該結晶について実施例と同様の測定を行つた。測
定結果を第1表中に示す。 比較例 2 無水炭酸カリウムについて実施例1と同様の測
定を行つた。 測定結果を第1表中に示す。 比較例 3 付着水0.5重量%の炭酸カリウム結晶について
実施例1と同様の測定を行つたが、溶解性が20秒
であつたことを除いては固化してしまい測定不能
であつた。
リウム組成物に関する。 炭酸カリウムは重要な工業薬品であり、その多
くは食品工業におけるかん水の製造に使用されて
いる。現在市販されている炭酸カリウムは実質的
に無水の乾燥製品である無水炭酸カリウムであ
り、極めて水に溶けにくく、水に溶解してかん水
を製造するには強力な撹拌装置を設けた溶解装置
を用いてもかなりの長時間を要するばかりでな
く、溶解操作の途中で撹拌が停止すると餅状物を
形成し撹拌装置の再起動に際し過大な負荷がかか
り装置の故障、破損を起すことがある。また、無
水炭酸カリウムは、極めて粉立ちが激しいため取
扱いが面倒である。これらの理由により、かん水
業界から取扱い易い、かつ易水溶性の炭酸カリウ
ム組成物が要望されている。易水溶性の炭酸カリ
ウムとして結晶水を有する炭酸カリウム1.5水化
物(K2CO3・1.5H2O)が知られている。炭酸カ
リウム1.5水化物は、通常、水溶液から晶出せし
めた炭酸カリウム1.5水化物結晶を乾燥すること
により製造されるが、通常の乾燥方法により付着
水分をゼロにすることは極めて困難であり、付着
水を有する炭酸カリウム1.5水化物は流動性がな
く固結する性質を有し、また乾燥が過ぎると結晶
水の脱離に伴つて結晶が微細化し、粉立ちの激し
いものとなる。そのため炭酸カリウム1.5水化物
は無水炭酸カリウムの製造の中間体として取扱わ
れ上市されていない。 本発明は、粉立ちがなくかつ流動性の良好な易
水溶性炭酸カリウム組成物およびその製造方法を
提供することを目的とする。 本発明者等は前記目的を達成すべく鋭意研究し
た結果、無水炭酸カリウムと炭酸カリウム1.5水
化物との混合組成物が粉立ちがなくかつ流動性に
富み、しかも極めて易水溶性であることを見出し
本発明を完成した。 本発明は、無水炭酸カリウムと炭酸カリウム
1.5水化物とを混合した、含有水分が5.5〜16.4重
量%の混合物であることを特徴とする易水溶性炭
酸カリウム組成物である。 本発明の易水溶性炭酸カリウム組成物は水溶液
から晶出せしめた付着水分を有する炭酸カリウム
1.5水化物結晶と、該結晶の付着水の5.1倍以上か
ら該結晶の2倍以下の量の無水炭酸カリウムとを
均一に混合することにより製造する。 本発明の組成物においてその含有水分が5.5重
量%未満では溶解性が著しく低下するので好まし
くなく16.4重量%を越えるとその水が付着水とな
つて存在し、組成物の流動性が低下し、固結性が
生じるので好ましくない。特に溶解性の点から含
有水分は8〜16.4重量%が好ましい。 水分含有量が5.5〜16.4%の炭酸カリウム組成
物は、水溶液から晶出せしめた付着水を有する炭
酸カリウム1.5水化物結晶を単に乾燥することに
よつても製造することができるが、該方法により
製造する場合、結晶水の脱離に伴つて結晶が微粉
化し粉立ちの激しい製品しか得られない。 本発明の易水溶性炭酸カリウム組成物の製造方
法においては炭酸カリウム1.5水化物結晶の付着
水が、一方の組成物である無水炭酸カリウムに吸
着され、結晶水として固定されるため結晶の微粉
化も起らず粉立ちの少い、かつ流動性のよい混合
組成物が得られる。 以下実施例により本発明をさらに詳しく説明す
る。ただし本発明は下記実施例により限定される
ものではない。 実施例 付着水分0.5重量%を有する炭酸カリウム1.5水
化物結晶と無水炭酸カリウムとをその組成比を
種々変えて、小型ニーダーに入れ30RPMの回転
速度において3分間混合し均一な組成物を得た。 該組成物について、流動性、粉立ち性および溶
解性を知る目安として下記の物性を測定した。 (1) 流動性:安息角およびスパチユラ角 (2) 粉立ち性:粉度分布 (3) 溶解性:250c.c.の広口ビーカーに蒸留水100c.c.
を入れ、別に秤量した組成物50gr(K2CO3とし
て)をその中へ投入し、10分間静置後シヤーテ
スターを使用し160RPMの回転速度で撹拌し、
組成物が完全に溶解するまでの所要時間 測定結果を第1表中に示す。 比較例 1 付着水分0.5重量%の炭酸カリウム1.5水化物結
晶を気流乾燥し付着水分を0%の炭酸カリウム
1.5水化物結晶(水含有量16.4重量%)を得た。
該結晶について実施例と同様の測定を行つた。測
定結果を第1表中に示す。 比較例 2 無水炭酸カリウムについて実施例1と同様の測
定を行つた。 測定結果を第1表中に示す。 比較例 3 付着水0.5重量%の炭酸カリウム結晶について
実施例1と同様の測定を行つたが、溶解性が20秒
であつたことを除いては固化してしまい測定不能
であつた。
【表】
【表】
第1表に示す如く本発明の易水溶性炭酸カリウ
ム組成物は無水炭酸カリウムに比べて極めて溶解
性に優れており、かつ、ほぼ同等の流動性を有し
ておりさらに気流乾燥品(比較例1)に比べて
100メツシユ以下の微粉が1/3〜1/4と極めて少く
粉立ちが少い。また、実施例に用いた組成物は、
1カ月保存後において、物性の変化は全く認めら
れなかつた。 本発明は粉立ちが少く、かつ流動性の良好な易
水溶性炭酸カリウム組成物を提供するものであ
り、その産業的意義は極めて大きい。
ム組成物は無水炭酸カリウムに比べて極めて溶解
性に優れており、かつ、ほぼ同等の流動性を有し
ておりさらに気流乾燥品(比較例1)に比べて
100メツシユ以下の微粉が1/3〜1/4と極めて少く
粉立ちが少い。また、実施例に用いた組成物は、
1カ月保存後において、物性の変化は全く認めら
れなかつた。 本発明は粉立ちが少く、かつ流動性の良好な易
水溶性炭酸カリウム組成物を提供するものであ
り、その産業的意義は極めて大きい。
Claims (1)
- 1 無水炭酸カリウムと付着水分を有する炭酸カ
リウム1.5水化物とを含有し、かつ含有水分が5.5
〜16.4重量%であることを特徴とする易水溶性炭
酸カリウム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15651382A JPS5950022A (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 易水溶性炭酸カリウム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15651382A JPS5950022A (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 易水溶性炭酸カリウム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5950022A JPS5950022A (ja) | 1984-03-22 |
| JPH0360771B2 true JPH0360771B2 (ja) | 1991-09-17 |
Family
ID=15629413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15651382A Granted JPS5950022A (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 易水溶性炭酸カリウム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5950022A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101475605B1 (ko) * | 2013-05-15 | 2014-12-22 | 주식회사 유니드 | 수화물 탄산칼륨의 제조방법 |
| EP3908113B1 (en) * | 2019-02-22 | 2023-11-22 | Verdesian Life Sciences U.S., LLC | Combination of pyroglutamic acid and a urease inhibitor for improved plant health effects |
-
1982
- 1982-09-10 JP JP15651382A patent/JPS5950022A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5950022A (ja) | 1984-03-22 |
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