JPH0361843B2 - - Google Patents

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JPH0361843B2
JPH0361843B2 JP61158362A JP15836286A JPH0361843B2 JP H0361843 B2 JPH0361843 B2 JP H0361843B2 JP 61158362 A JP61158362 A JP 61158362A JP 15836286 A JP15836286 A JP 15836286A JP H0361843 B2 JPH0361843 B2 JP H0361843B2
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JP
Japan
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ball
sliding
joint device
socket
fitting
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JP61158362A
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Masanori Nakato
Juichi Omoto
Yasuhiko Mihara
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rubber Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、球面摺動型継手装置の製造法に係
り、特に車両サスペシヨンにおけるピローボール
ブツシユ、ボールジヨイント付ロツド等に好適に
用いられ得る球面摺動型継手装置の製造法に関す
るものである。
(従来技術) 近年、車両サスペシヨン等において用いられる
継手装置の一種として、ボール金具の先端のボー
ル部をソケツト部材のソケツト部に収容、保持せ
しめて、それらボール金具とソケツト部材との間
において球面摺動を行なわせるようにすることに
よつて、該ボール金具に取り付けられる部材をソ
ケツト部材に対して球面摺動可能に連結するよう
にした球面摺動型継手装置が、考えられている。
例えば、自動車のサスペンシヨンを構成するアー
ム、リンク、ロツド等(以下、ロツドと総称す
る)の部材においては、それらロツドを所定の支
持部材に対して球面摺動可能に連結するために、
上記のような球面摺動機構(ボールジヨイント機
構)を、その一端に又は両端に設けた構造のもの
が検討されている。
ところで、このような球面摺動型継手装置にあ
つては、通常、かかる継手装置にて連結されるべ
きロツド等のソケツト部材が、鉄等の金属性材料
にて形成される一方、球面摺動効果を高めるため
に、例えば実公昭45−3448号公報や実開昭55−
84312号公報、実開昭57−51816号公報などに示さ
れる如く、ソケツト部材のソケツト部内面に所定
の樹脂材料からなる摺動部材を配設し、そしてボ
ール金具のボール部外面を、該摺動部材を介して
ソケツト部材にて保持せしめるようにした構造と
されているのである。
一方、車両サスペシヨンなどに用いられるロツ
ドを、車両の軽量化や耐腐食性の向上等を図る上
において、従来の金属製のものから樹脂製のもの
に転換することが考えられている。そして、この
ようにロツドを樹脂製とすれば、車両の軽量化や
耐腐食性の向上が図れることは勿論、樹脂の有す
る制振性の点から、ロツドの弾性を向上できるこ
とから、振動抑制効果も期待できるのであり、更
にはボール部のソケツト部に対する挿入をロツド
成形と同時に行なうことが可能となることから、
その生産性を向上することも期待できるのであ
る。
(問題点) ところが、このようなロツド(ソケツト部材)
の樹脂化に際しては、その継手装置の構造上、以
下に述べる如き大きな問題点を内在しているので
あつて、その球面摺動型の継手部の構造を従来の
ものと同様とし、単にソケツト部材を合成樹脂材
料にて形成することによつて達成され得るもので
は決してなかつたものである。
すなわち、上述の如きソケツト部材が樹脂化さ
れた継手装置を得るに際しては、例えば、ソケツ
ト部材を射出成形するための金型内の所定位置
に、ボール金具のボール部をセツトせしめた状態
で、該金型内に所定の樹脂材料を射出することに
よりソケツト部材が形成せしめられることとなる
が、かかる樹脂材料な凝固時の収縮によつて、ボ
ール部外周面に対する面圧が生ぜしめられること
となり、そのためにかかる継手部における摺動機
能が著しく阻害されることとなるのである。
また、このようにソケツト部材を樹脂化してな
る継手装置においても、ボール金具のボール部を
保持せしめる球面摺動部位において、両部材間に
介装せしめられる摺動部材の摩耗が発生したり、
かかる摺動部材に局部的な応力集中が惹起されて
クリープか発生し易く、そしてそのようなクリー
プ或いは摩耗などによつて継手部にガタが生じる
こととなり、その耐久性に問題を有しているので
ある。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背
景として為されたものであつて、そのソケツト部
材が樹脂材料にて形成され、優れた摺動機構およ
び耐久性を有する球面摺動型継手装置を、容易に
得ることのできる球面摺動型継手装置の製造法を
提供することを、目的とするものである。
そして、かかる目的を達成するために、本発明
にあつては、ボール金具の先端に設けられたボー
ル部を、所定の射出成形型金型内にセツトした状
態下、該ボール部の外側に所定の樹脂を射出せし
めて、かかるボール部を球面摺動可能に収容、保
持せしめるソケツト部を有するソケツト部材を形
成することにより球面摺動型継手装置を製造する
に際して、摺動布の外側に所定厚さのゴム弾性体
層が一体的に形成された弾性的複合摺接体によつ
て、前記ボール金具のボール部を覆い、該複合摺
接体の外側に所定の樹脂を射出して、少なくとも
前記ソケツト部材のソケツト部を射出成形せしめ
るようにした、球面摺動型継手装置の製造法を、
その特徴とするものである。
また、本発明にあたつては、ボール金具の先端
に設けらてたボール部を、所定の射出成形型金型
内にセツトした状態下、該ボール部の外側に所定
の樹脂を射出せしめて、かかるボール部を球面摺
動可能に収容、保持せしめるソケツト部を有する
ソケツト部材を形成することにより球面摺動型継
手装置を製造するに際して、摺動布の外側に所定
厚さのゴム弾性体層が一体的に形成された弾性的
複合摺接体によつて、前記ボール金具のボール部
を覆うと共に、該ボール金具のボール部の周囲に
所定距離を隔てて位置するように補強金具を配置
せしめて、それら複合摺接体と補強金具との間を
含む、該複合摺接体の外側に、所定の樹脂を射出
して、少なくとも前記ソケツト部材のソケツト部
を射出成形せしめるようにした、球面摺動型継手
装置の製造法をも、その特徴とするものである。
(発明の効果) このような本発明に係る球面摺動型継手装置の
製造法に従えば、前述の如き、ソケツト部材の射
出成形後における樹脂の収縮に起因して生ぜしめ
られる、ボール部外周面に対する面圧が、ソケツ
ト部とボール部との間に介在せしめられた弾性的
複合摺接体におけるゴム弾性体層によつて効果的
に吸収され得ることとなるのであり、従つてその
ような面圧による摺動機能の阻害が防止されて、
良好な摺動機能が発揮され得るのである。
さらに、かかる本発明手法に従えば、ソケツト
部材の成形時において、ソケツト部の形状等に起
因する樹脂の不均一な収縮により、ボール部外周
面に不均一な面圧が及ぼされた場合にも、弾性的
複合摺接体を構成するゴム弾性体の弾性的変形作
用に基づいて、かかる面圧が有効に分散、緩和し
て得、面圧の均一化が有利に図られ得ることとな
るのであり、従つて、そのような製造時における
樹脂の収縮量の違いに起因する摺動機能の阻害も
効果的に防止され得、優れた摺動性能が安定して
得られることとなり、製品品質の安定化が極めて
有効に達成され得るのである。
また、かかる継手装置にあつては、摺動に際し
て両部材間に作用する力が、かかるゴム弾性体層
にて分散、緩和されることによつて、球面摺動部
における局部的な応力集中の発生が防止されると
ころから、クリープの発生が有効に防止され得る
のであり、またそのようなクリープや、かかる球
面摺動部に摩耗が生じた場合にあつても、かかる
弾性的複合摺接体のゴム弾性体層にてガタが吸収
され得ることとなるところから、その性能および
耐久性が極めて有効に向上され得るのである。
従つて、本発明の製造手法に従えば、そのソケ
ツト部を形成するソケツト部材が合成樹脂材料に
て構成されて成る球面摺動型継手装置が極めて有
利に実現され得ることとなるのであり、そして、
かかる本発明の製造手法にて得られた球面摺動型
継手装置においては、従来の金属製のものに比し
て、重量を軽くでき、また腐食による機械的強度
の低下が惹起されるようなこともない。また、こ
のような本発明手法に従つて製造された球面摺動
型継手装置にあつては、金属製のものに比べて優
れた制振性が得られることから、振動を抑制する
上でも有利となるのである。
また、このような本発明に従う継手装置の製造
法によれば、その継手機構をソケツト部の成形と
同時に完成し得ることから、金属製のソケツト部
材を単に合成樹脂で置換する場合に比べ、その製
作工数を著しく向上せしめ得るものであり、以て
製造コストを更に低減することが可能となるので
ある。
(実施例) 以下、本発明を更に具体的に明らかにするため
に、本発明の幾つかの実施例について、図面を参
照しつつ詳細に説明することとする。
先ず、第1図には、本発明に従う手法にて製造
された球面摺動型継手装置の要部の縦断面図が示
されている。この図において、10は、ソケツト
部材としての合成樹脂製のロツドであり、本体部
分が略H形断面を有していると共に、その一端部
において球状凹面12を有するソケツト部14を
備えている。そして、このロツド10は、後述の
如く射出成形操作によつて成形されてなるもので
ある。
一方、16は、該ロツド10が連結されるべき
他の部材に対して一体的に取り付けられるボール
金具であり、その先端部において、前記ソケツト
部14の球状凹面12に略対応した球状外周面を
有するボール部18が一体的に形成されている。
そして、このボール部18が、前記ソケツト部1
4内に収容、保持せしめられることによつて、そ
れらロツド10とボール金具16とが、球面摺動
可能に連結されているのである。
また、これらのロツド10のソケツト部14に
おける球状凹面12と、そこに収容されたボール
金具16のボール部18と間には、摺接体20が
介在せしめられている。この摺接体20は、ソケ
ツト部14内に収容されたボール部18の外周面
部分を全面に亘つて覆うように配された摺動布2
2と、該摺動布22の外周面においてその底部を
除く側周面に配された略円筒形状のゴムシート2
4にて一体的に構成されている。
そして、かかる摺接体20は、そのゴムシート
24の外周面において、ソケツト部14の球状凹
面12に固着されていることによつて、ボール金
具16のボール部18が、該摺動布22に対して
摺動可能に保持されているのである。
ところで、このような球面摺動型継手装置は、
以下に述べる如き手法に従つて、好適に製造され
ることとなる。
すなわち、かかる継手装置の製造に際しては、
先ず、縫製等によつてボール金具16のボール部
18の外径に略等しい直径の円筒状と成した摺動
布22を、所定のゴム型内にセツトせしめた状態
でゴム材料を注入し、ゴムシート24を成形する
ことによつて、かかる摺動布22の軸方向一端側
の所定幅部分を除く外周面においてゴムシート2
4が一体的に固着せしめられた、第2図および第
3図に示されている如き円筒状の摺接体20を形
成する。そして、このような摺接体20における
摺動布22のゴムシート24から突出した部分
に、軸方向に延びる複数本の切込み26を設け、
この突出部分を重ね合わせて縫製或いは接着など
を施すことによつて、摺動布22を前記ボール金
具16のボール部18外周面に略沿つた球面形状
に成形せしめる。
なお、このような摺動布22としては、フツ素
樹脂繊維或いはナイロンやポリエステル樹脂繊維
等の低摩擦性繊維からなる糸を用いて織成された
ものが何れも採用され得ることとなるが、特に、
本実施例においては、ゴムシート24との接着性
を向上せしめる上において、そのような低摩擦性
繊維からなる糸を内側に、綿糸などのゴム材料に
対して良好な接着性を示す繊維からなる糸を外側
に編み込んだものが、好適に採用されることとな
る。また、ゴムシート24を形成するゴム材料と
しては、NR、SBR、NBR、EPDM、ウレタン
ゴム或いはTPR等が、その使用条件に合わせて、
何れも選択、採用され得ることとなる。更に、か
かるゴムシート24の厚さにあつては、製品とし
ての継手装置に作用せしめられる荷重や摺動コル
クに応じて適宜決定さることとなるが、通常、1
〜3mm程度の厚さをもつて形成されることとな
る。そしてまた、かかる摺動布22およびゴムシ
ート24にあつては、それぞれ、例示の如き円筒
形状のものの他、多角形筒状のものや略半径面形
状のもの等種々なる形状のものが、何れも適宜採
用され得るものである。
そして、このような摺接体20にてボール金具
16のボール部18の外周面を覆つた状態にて、
ボール金具16を、第4図および第5図に示され
ているように、位置決め治具31にて、前記ロツ
ド10を射出成形するための所定の金型28,3
0内にセツトせしめる。なお、これらの図から明
らかなように、本実施例における摺接体20にあ
つては、その摺動布22が、ソケツト部14内に
収容されるべきボール部18の外周面部分を全面
に亘つて覆い得る大きさをもつて形成されている
と共に、ゴムシート24が、ボール部18の側周
外面を全周面に亘つて覆い得る幅をもつて形成さ
れている。
そしてその後、第6図に示されているように、
かかる射出成形用金型28,30内に対して、所
定の樹脂材料32を射出せしめて、ロツド10を
成形することによつて、目的とする球面摺動型継
手装置が形成されることとなる。
すなわち、かかる樹脂材料32の射出成形に伴
つて、該樹脂材料32の熱によつて、摺接体20
のゴムシート24とロツド10の樹脂との接合が
行なわれると共に、樹脂32の射出圧によつて、
摺接体20のゴムシート24に対して絞り作用が
加えられて、その接合が更に確実なものと為され
ることとなるのであり、それによつてボール部1
8のソケツト部14内への収容、保持が、かかる
射出成形と同時に為されるものである。
なお、ここで、ロツド10を構成する樹脂材料
32としては、かかる継手装置の使用条件や作用
せしめられる荷重の大きさ等に応じて、ナイロ
ン、アセタール等の熱可塑性樹脂やエポキシ、フ
エノール等の熱硬化性樹脂などの材料を何れも採
用することが可能であが、本実施例においては、
機械的強度を確保する上から、特に、そのような
熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂に対して、ガラス繊
維、カーボン繊維或いはウイスカー等を加えてそ
の強度を向上せしめた強化材配合樹脂が好適に採
用されることとなる。
ところで、このような構造とされた球面摺動型
継手装置にあつては、樹脂材料32の射出圧によ
つて、更にはかかる、樹脂材料32の凝固時にお
ける収縮によつて、ボール金具16のボール部1
8外周面と摺接体20の内周面との間に面圧が発
生することとなるが、この面圧は、ゴムシート2
4自体の弾性およびその面方向両側への弾性変形
によつて逃がされ、減圧されることとなるのであ
り、従つてかかる面圧によつて摺動機能が阻害さ
れるようなこともなく、良好な球面摺動機能を有
する継手装置を得ることができるのである。
因みに、本実施例における継手装置の初期の捩
り特性(摺動特性)測定し、その値を比較例と共
に、第7図に併せ示した。なお、この図において
は、ロツド10とボール金具16との間における
ボール金具の軸心回りの回転角度を横軸に、該ボ
ール金具16を所定角度だけ回転せしめるに必要
なトルクを縦軸にして、それぞれの捩り特性値を
グラフ化したものである。また、比較例として
は、ロツドが金属製のもので、内面にグリースが
塗布された摺動樹脂層がボール金具との間に介装
せしめられた従来の構造のもの、およびロツドが
樹脂製であるが、ゴム弾性体層を有する摺接体2
0を設けることなく、金属ボールの外周面を摺動
樹脂層を介して射出樹脂体にて直接保持せしめる
ようにした構造のものが、それぞれ、比較例1お
よび2として示されている。
すなわち、かかる第7図から明らかなように、
ゴム弾性体を有する摺接体を設けないものにあつ
ては、その摺動抵抗が極めて大きく、良好な摺動
特性を有するものと言えるものではなく、また従
来の構造のものにあつても、摺動抵抗の変化が認
められるか、本実施例における継手装置にあつて
は、全ての部材間傾斜角度の範囲に亘つて、一様
で且つ良好な摺動性能が発揮され得ることが理解
される。また、従来の構造とされた、比較例1の
球面摺動型継手装置にあつては、長期の使用によ
り、封入グリースの減少或いは摺動樹脂層の摩耗
により、ボールとロツドとの間にガタが発生し、
その摺動特性が損なわれることが、認められてい
る。このことから、本実施例における装置の優れ
た摺動性能が、この図において、容易に理解され
るところである。
従つて、上述の如き手法にて製造された球面摺
動型継手装置にあつては、良好な摺動性能を有す
ると共に、ソケツト部14が形成されるロツド1
0が、合成樹脂材料にて構成され得るところか
ら、部材の軽量化および耐腐食性の向上が有効に
図れることは勿論、弾性が向上することからも、
振動を抑制する上でも極めて有利となるのであ
る。
また、かかる継手装置にあつては、摺接体20
とボール金具16との間には、ある程度の面圧が
残留することとなり、この残留面圧によつて、摺
動布22の摩耗等による継手部のガタが効果的に
除去され得ると共に、泥水や塵などの摺接面間へ
の侵入が有効に防止され得、その機能の低下防止
が良好に図られ得るのである。
さらに、このような継手装置においては、ロツ
ド10とボール金具16との間に配されたゴムシ
ート24によつて、かかる継手部に防振機能が付
与され得ることとなるのであ、また該ゴムシート
24によつて、それら両部材間に作用する力が分
散されるところから、局部的な応力の集中が緩和
され得、以て摺動部材たる摺接体20におけるク
リープの発生が有効に防止され得るのである。
また、ロツド10におけるソケツト部14の球
状凹面12内周面には、摺接体20が配されてお
り、ボール金具16のボール部18が、該摺接体
20を介して保持されるようになつていることか
ら、ロツド10を形成する樹脂材料32として、
ガラス繊維強化樹脂等の繊維強化樹脂を採用した
場合において、その樹脂材料32内に存在する繊
維によつてボール部18外周面を損傷することな
く、良好な摺動性能をもつて、繊維強化樹脂を採
用したことによる効果を享受できるといつた利点
をも有するのである。
そしてまた、かかる継手装置にあつては、樹脂
材料32の凝固時における収縮による、ボール部
18に対する面圧を、ゴムシート24にて吸収、
除去せしめるものであるところから、かかる樹脂
材料32における内方への収縮を防止するレース
金具の如き部材を必要とするようなこともなく、
また継手装置をロツド10の成形を同時に完成し
得ることから、金属製のロツドを用いた場合に必
要とされるカシメや絞り等の後加工が不要とな
り、それ故その製作工数が著しく改善され得るの
であり、以て製造コストを有効に低減することが
可能となるのである。
更にまた、本実施例における継手装置であつて
は、摺接体20の形成が、ゴムシート24の成形
と共に為されることとなるところから、該ゴムシ
ート24内面への摺動布22の接着工程を省くこ
とができ、製造工程の一層の簡略化が図られ得る
のである。尤も、このような継手装置に用いられ
る摺接体20は、例示の如き手法の他、摺動布2
2に対して別途に成形したゴムシート24を接着
剤などを用いて接着することによつても、得られ
るものであることは勿論である。
次に、第8図には、本発明に従う手法にて製造
された球面摺動型継手装置としての、他の実施例
が示されている。なお、以下の実施例において
は、前記第1の実施例と同様の構造とされた部材
については、同一の符号を付することにより、詳
細な説明は省略することとする。
図から明らかなように、本実施例における継手
装置は、前記第1の実施例のものに対して、その
摺動部におけるダストカバー34を付加せしめた
ものである。即ち、本実施例においては、ボール
金具16のボール部18の基部を覆うダストカバ
ー34が、摺接体20を構成する略半球面形状の
ゴムシート24と一体的に形成されており、また
該ダストカバー34の内側には、摺接体20とボ
ール部18との間に供給されるべぎグリース等の
潤滑材36が封入されている。
従つて、このような構造とされた継手装置にあ
つては、ダストカバー34をゴムシート24と同
時に一体的に成形し、そして該ダストカバー34
を含んで構成された摺接体20をボール金具16
に取り付け、それらの間に潤滑剤36を封入せし
めた状態で、ロツド10を成形する金型内にセツ
トして所定の樹脂材料を射出することにより、か
かるダストカバー34を射出成形と同時に取り付
けることが可能となるのである。
それによつて、ダストカバー34を備えた継手
装置を極めて容易に得ることができるのであり、
そしてかかる継手装置にあつては、摺動面間への
泥水や塵などの侵入により一層有効に防止され得
ると共に、その内部に封入された潤滑剤36によ
つて摺動性能の向上が効果的に図られ得ることと
なるのである。なお、本実施例においては、ダス
トカバー34をゴムシート24と一体的に形成し
た場合を示し、それによつて上述の如き優れた効
果が達成され得るものであるが、このようなダス
トカバー34をゴムシート24と別体にて形成
し、取り付けることも勿論可能である。
さらに、第9図および第10図には、それぞ
れ、本発明に従う手法にて製造された球面摺動型
継手装置における別を実施例が示されてある。こ
れらの実施例のものにあつては、図から明らかな
ように、ぞれぞれ、前記第1および第2の実施例
の継手装置に対して、そのソケツト部14に補強
金具38を埋設、付加せしめたものである。
この補強金具38、ロツド10のソケツト部1
4内に埋設され、その周囲においてロツド10を
形成する樹脂材料に対して一体的に固着され得
れ、円柱形状或いは多角柱形状などの外形をもつ
て形成されている。また、該補強金具38には、
ボール金具16のボール部18に対応した球面形
状の保持凹面40が設けられており、その内部に
おいてボール部18が、その内周面に対して所定
距離を隔てて位置せしめられるようになつてい
る。更に、該補強金具38周壁部には、かる保持
凹面40内空間を外部に連通せしめる連通孔42
が複数個設けられており、ロツド10のソケツト
部14を介して形成する樹脂材料が、これらの連
通孔42を介して、保持凹面40内空間に射出さ
れるようになつている。
そして、内周面に摺動布22が一体的に配され
た略半球面形状の摺接体20にて、そのボール部
16の外周面が覆われたボール金具16を、かか
る補強金具38の保持凹面40内に収容せしめた
状態で、それらをロツド10を射出成形するため
の金型内にセツトして、所定の樹脂材料を射出す
ることにより、目的とする継手装置が形成される
ここなる。また、このように金型内に射出された
樹脂材料は、補強金具38に設けられた連通孔4
2を介して、該補強金具38の保持凹面40とボ
ール部18と間隙内に射出されることとなるので
あり、それによつて摺接体20が固着されると共
に、該摺接体20に対して射出圧が作用されて、
ソケツト部14内におけるボール金具16の収
容、保持が為されることとなる。
従つて、これら第9図および第10図に示され
ている如き継手装置にあつては、そのソケツト部
14内に配された補強金具38よつて、ロツド1
0のソケツト部14における部材強度の向上が有
効に図られ得るのであり、それ故かかる継手装置
ににて連結されるべき両部材間に作用する力が比
較的大きな場合にあつても、ロツド10の本体が
樹脂材料にて形成された継手装置を良好に適用す
ることが可能となり、前述の如き本発明に従う
種々なる効果を有効に享受することができるので
ある。
以上、本発明の幾つかの実施例について詳述し
てきたが、これらは文字通りの例示であつて、本
発明は、これら具体例にのみ限定して解釈される
べきものではない。
例えば、本発明手法が適用される球面摺動型継
手装置は、球面摺動可能に連結されるべき部材間
において、そのような部材に適用されるものであ
つて、ソケツト部14およびボール部18が形成
されるロツド10やボール金具16としては、
種々なる形状のものが採用され得るものである。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業
者の知識に基づいて種々なる変更、改良、修正等
を加えた態様において実施され得るものであり、
そのような実施態様のものが、本発明の趣旨を逸
脱しない限りにおいて、何れも本発明の範囲内に
含まれるものであることは、言うまでもないとこ
ろである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る製造法にて得られた球面
摺動型継手装置の一具体例を示す縦断面図であ
り、第2図はかかる継手装置を製造するに際して
用いられる摺接体を示す平面図であり、第3図は
第2図における−断面図であり、第4図は摺
接体およびボール金具がロツド成形金型内にセツ
トされた継手装置の一製造工程を示す縦断面図で
あり、第5図は第4図における−断面図であ
り、第6図は第4図に示されている成形金型内に
樹脂材料を射出せしめた状態を示す縦断面図であ
り、第7図は第1図に示されている継手装置の捩
り特性を比較例と共に示すグラフである。また、
第8図は本発明に係る製造法にて得られた球面摺
動型継手装置の他の具体例を示す縦断面図であ
る。更に、第9図および第10図は、それぞれ、
本発明に係る製造法にて得られた球面摺動型継手
装置の更に別の具体例を示す、第1図および第8
図に対応する縦断面図である。 10:ロツド(ソケツト部材)、14:ソケツ
ト部、16:ボール金具、18:ボール部、2
0:摺接体、22:摺動布、24:ゴムシート、
28,30:金型、32:樹脂材料、34:ダス
トカバー、38:補強金具、42:連通孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ボール金具の先端に設けられたボール部を、
    所定の射出成形金型内にセツトした状態下、該ボ
    ール部の外側に所定の樹脂を射出せしめて、かか
    るボール部を球面摺動可能に収容、保持せしめる
    ソケツト部を有するソケツト部材を形成すること
    により球面摺動型継手装置を製造するに際して、 摺動布の外側に所定厚さのゴム弾性体層が一体
    的に形成された弾性的複合摺接体によつて、前記
    ボール金具のボール部を覆い、該複合摺接体の外
    側に所定の樹脂を射出して、少なくとも前記ソケ
    ツト部材のソケツト部を射出成形せしめることを
    特徴とする球面摺動型継手装置の製造法。 2 ボール金具の先端に設けられたボール部を、
    所定の射出成形金型内にセツトした状態下、該ボ
    ール部の外側に所定の樹脂を射出せしめて、かか
    るボール部を球面摺動可能に収容、保持せしめる
    ソケツト部を有するソケツト部材を形成すること
    により球面摺動型継手装置を製造するに際して、 摺動布の外側に所定厚さのゴム弾性体層が一体
    的に形成された弾性的複合摺接体によつて、前記
    ボール金具のボール部を覆うと共に、該ボール金
    具のボール部の周囲に所定距離を隔てて位置する
    ように補強金具を配置せしめて、それら複合摺接
    体と補強金具との間を含む、該複合摺接体の外側
    に、所定の樹脂を射出して、少なくとも前記ソケ
    ツト部材のソケツト部を射出成形せしめることを
    特徴とする球面摺動型継手装置の製造法。
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