JPH0361844B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0361844B2
JPH0361844B2 JP61309787A JP30978786A JPH0361844B2 JP H0361844 B2 JPH0361844 B2 JP H0361844B2 JP 61309787 A JP61309787 A JP 61309787A JP 30978786 A JP30978786 A JP 30978786A JP H0361844 B2 JPH0361844 B2 JP H0361844B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
socket
ball
sliding
joint device
spherical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61309787A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63163018A (ja
Inventor
Hiroyuki Noda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rubber Industries Ltd filed Critical Tokai Rubber Industries Ltd
Priority to JP30978786A priority Critical patent/JPS63163018A/ja
Publication of JPS63163018A publication Critical patent/JPS63163018A/ja
Publication of JPH0361844B2 publication Critical patent/JPH0361844B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) 本発明は球面摺動型継手装置の製造方法に係
り、特に車両サスペンシヨンにおけるピロボール
ブツシユやボールジヨイント付ロツド等に好適に
用いられ得る球面摺動型継手装置であつて、その
耐久性および製作性を有利に向上せしめ得る、改
良された構造の球面摺動型継手装置の製造方法に
関するものである。 (従来の技術) 従来から、車両サスペンシヨンにおいて用いら
れる継手装置の一種として、ボール金具の先端乃
至は軸心方向中央部に形成されたボール部を、ソ
ケツト部材のソケツト部に収容、保持せしめ、該
ボール部をソケツト部内において球面摺動させる
ようにすることによつて、かかるボール金具に取
り付けられる部材をソケツト部材に対して球面摺
動可能に連結せしめるようにした球面摺動型継手
装置が知られている。 ところで、このような球面摺動型継手装置にあ
つては、従来、例えば実公昭45−3448号公報や実
開昭55−84312号公報等に示される如く、かかる
継手装置にて連結されるソケツト部材(ソケツト
部を含む)が、鉄等の金属性材料にて形成される
一方、球面摺動効果を高めるために、該ソケツト
部材のソケツト部内面に所定の樹脂材料からなる
摺動部材を配設し、そしてボール金具のボール部
外面を、該摺動部材を介してソケツト部材にて保
持せしめるようにした構造が、一般に採用されて
いたが、近年、車両の軽量化や耐腐食性の向上等
を図る上において、かかるソケツト部材を樹脂性
のものに転換することが考えられている。 ところが、このようなソケツト部材の樹脂化に
際しては、例えば該ソケツト部材を射出成形する
ための金型内の所定位置に、ボール金具のボール
部をセツトせしめた状態で、該金型内に所定の樹
脂材料を射出することにより、行なわれることと
なるが、その成形の際、かかる樹脂材料の凝固時
の収縮によつて生ぜしめられる、ソケツト部のボ
ール部外周面に対する面圧によつて、それら両部
材間における摺動機能が阻害されるといつた問題
が惹起されることとなり、それ故かかるソケツト
部材の樹脂化は、容易に達成され得るものでは決
してなかつたのである。 そこで、本願出願人は、先に、特願昭61−
158362号として、上述の如き球面摺動型継手装置
において、ボール金具のボール部を、該ボール部
に接する内側に摺動材層、その外側に所定厚さの
ゴム弾性体層を形成せしめてなる一体的な弾性的
複合摺接体にて覆うと共に、更に該複合摺接体の
外側に、所定の樹脂の射出成形により、少なくと
もソケツト部材のソケツト部を形成せしめるよう
にすることによつて、前述の如き、ソケツト部の
射出成形後における樹脂の収縮に起因して生ぜし
められるボール部外周面に対する面圧を、かかる
複合摺接体におけるゴム弾性体によつて吸収する
ようにした球面摺動型継手装置を提案した。 (問題点) ところが、このような前出願に係る球面摺動型
継手においては、複合摺接体のソケツト部に対す
る取付強度が、特には考慮されておらず、そのた
めにかかる複合摺接体のソケツト部に体する取付
けを、該複合摺接体の外周面に及ぼされる、ソケ
ツト部の成形時における射出樹脂圧と成形後の樹
脂の収縮圧によつて行なうようにした場合には、
ボール金具とソケツト部材との間に作用せしめら
れる荷重によつて、該複合摺接体がソケツト部か
らはみ出す恐れがあつたのである。 そこで、通常は、かかる複合摺接体の外周面
に、ソケツト部に対する接着処理が施されること
となるが、それによつてかかる接着処理のための
工数が増大することは勿論、かかる複合摺接体の
ゴム弾性体層に対する接着が困難なポリアセター
ル等の材料を、ソケツト部の材料として採用する
ことが難しいために、適用範囲が限定されること
となり、それ故未だ改良の余地を有していたので
ある。 (解決手段) ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背
景として為されたものであつて、その特徴とする
ところは、ボール金具のボール部を、所定の射出
成形金型内にセツトした状態下、該ボール部の外
側に所定の樹脂を射出せしめて、かかるボール部
を球面摺動可能に収容、保持せしめるソケツト部
を形成することにより球面摺動型継手装置を製造
するに際して、摺動布の外側に所定厚さのゴム弾
性体層が一体的に設けられた弾性的複合摺接体に
よつて、前記ボール金具のボール部を覆い、該複
合摺接体の外側に所定の樹脂材料を射出して、前
記ソケツト部を射出成形せしめると共に、かかる
ソケツト部の射出成形時に、前記ゴム弾性体に対
して係合してその変位を規制する係合部を、該ソ
ケツト部に一体的に形成するようにしたことにあ
る。 なお、かかるソケツト部における係合部は、例
えば、複合摺接体におけるゴム弾性体層の外周面
に設けた凹部内に樹脂材料を入り込ませて該凹部
に嵌合する係合部を形成したり、かかるゴム弾性
体層の開口端面上に樹脂材料をはみ出させて該開
口端面を周方向に所定幅で覆う係合部を形成した
り、或いはまた、かかるゴム弾性体層の開口端部
に設けた周方向に延びる外向きの突条を樹脂材料
の内部に入り込ませて該外向き突条を保持する係
合部を形成すること等によつて、有利に形成され
ることとなる。 (発明の効果) このような本発明に係る球面摺動型継手装置の
製造方法に従えば、前述の如き、ソケツト部材の
射出成形後における樹脂の収縮に起因して生ぜし
められる、ボール部外周面に対する面圧が、ソケ
ツト部とボール部との間に介在せしめられた複合
摺接体におけるゴム弾性体層によつて効果的に吸
収且つ均一化され得ることとなるのであり、従つ
てそのような面圧による摺動性能の阻害が防止さ
れて、良好な摺動性能が安定して発揮され得るの
である。 また、本発明手法に従えば、ソケツト部の形成
と同時に、該ソケツト部に対して、複合摺接体の
変位を規制する係合部が一体的に形成されること
から、かかる係合部の係合作用によつて、継手装
置に対して荷重が作用した際における複合摺接体
(ゴム弾性体層)のソケツト部からのはみ出し等
が有効に防止され得るのであり、それによつてか
かる継手装置の耐久性の向上および摺動性能の安
定化が、何れも有利に達成され得ることとなるの
である。 更にまた、このような本発明手法によれば、複
合摺接体のソケツト部に対する接着処理を省くこ
とができるのであり、それ故製作工程の減少が有
効に図られ得ると共に、かかる複合摺接体に対す
る接着性の点から、ソケツト部を形成する樹脂材
料が制限されるようなこともないのである。 (実施例) 以下、本発明を、更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の一実施例について、図面を参照し
つつ、詳細に説明することとする。 先ず、第1図及び第2図には、本発明に従う手
法にて製造された球面摺動型継手装置の要部の縦
断面図及び平面図が示されている。この図におい
て、10は、所定の合成樹脂材料の射出成形操作
によつて形成されたロツドであり、本体部分が略
H型断面を有していると共に、その一端部におい
て、球状凹面12を有するソケツト部14を備え
ている。 一方、図中、16は、略円筒形状を呈するピロ
ボール金具であり、その内孔18内に、前記ロツ
ド10が連結されるべき他の部材が挿通され、一
体的に取り付けられるようになつている。また、
該ピロボール金具16には、その軸心方向中央部
において、前記ソケツト部14の球状凹面12に
略対応した球状外周面を有するボール部20が一
体的に形成されており、そしてこのボール部20
が、前記ソケツト部14内に収容せしめられてい
るのである。 また、これらロツド10のソケツト部14にお
ける球状凹面12と、そこに収容されたピロボー
ル金具16のボール部20との間には、略円筒形
状の摺接体22が介在せしめられている。この摺
接体22は、ソケツト部14内に収容されたボー
ル部20の外周面部分を略全面に亘つて覆うよう
に配された摺動布24と、更に該摺動布24の外
周面に配されたゴムシート26にて一体的に構成
されている。 ここにおいて、かかる摺接体22を構成するゴ
ムシート26にあつては、その軸方向両側の端部
外周面において、それぞれ凹部としての段付部2
8が全周に亘つて形成されている。そして、前記
ソケツト部14には、該ゴムシート26における
それぞれの段付部28に対して、そこに入り込ん
で該ゴムシート26を軸方向両側から挟持するよ
うに、円環状の係合部30,30が一体的に形成
されており、かかる係合部30,30にて、摺接
体22がソケツト部14に保持されていることに
よつて、ピロボール金具16のボール部20が、
該摺接体22を介して、ソケツト部14に対して
球面摺動可能に連結されているのである。 ところで、このような球面摺動型継手装置にあ
つては、例えば、以下に述べる如き手法に従つて
製造されることとなる。 先ず、縫製等によつてピロボール金具16のボ
ール部20の外径に略等しい直径の円筒状と成し
た摺動布24を、所定のゴム型内にセツトせしめ
た状態でゴム材料を注入し、ゴムシート26を形
成することによつて、第3図に示されている如
き、摺動布24の外周面に対して、軸方向両側端
部の外周面に段付部28,28を有するゴムシー
ト26が一体的に固着せしめられた摺接体22を
形成する。 なお、かかる摺動布24としては、フツ素樹脂
繊維の如き低摩擦性繊維或いはナイロンやポリア
セタール等の摺動性を有する樹脂からなる繊維等
を用いて織成されたものが何れも採用されること
となるが、ゴムシート26との接着性を向上せし
める上において、そのような低摩擦性繊維等から
なる糸を内側に、綿糸等のゴム材料に対して良好
な接着性を示す繊維からなる糸を外側に編み込ん
だものが、好適に採用されることとなる。また、
ゴムシート26を形成するゴム材料としては、
NR、SBR、NBR、EPDM、ウレタンゴム或い
はTPR等が、その使用条件に合わせて、何れも
選択、採用され得ることとなる。更に、かかるゴ
ムシート26の厚さにあつては、製品としての継
手装置に作用せしめられる荷重や摺動トルクに応
じて適宜決定されることとなるが、通常、1〜3
mm程度の厚さで、ピロボール金具16のボール部
20の外周面と略同一か或いは僅かに小さな内径
をもつて形成されることとなる。そしてまた、か
かる摺接体22の形状としては、例示の如き円筒
形状のものの他、多角形筒状のもの等種々なる形
状のものが適宜採用され得るものであるが、特
に、用いられるピロボール金具16のボール部2
0の外周面形状に対応した球状面をもつて形成す
ることが、ソケツト部14の成形後における樹脂
の収縮によつて該ボール部20に及ぼされる面圧
を均一にでき、良好な摺動性能を得る上において
望ましい。 そして、このような摺接体22にてピロボール
金具16のボール部20の外周面を覆つた状態に
て、該ピロボール金具16を、第4図に示されて
いるように、ロツド10を射出成形するための所
定の金型32,34内にセツトせしめて、かかる
金型32,34の製品キヤビテイ36内に所定の
樹脂材料を射出し、ロツド10を成形することに
よつて、目的とする球面摺動型継手装置が形成さ
れることとなる。なお、ロツド10を形成する樹
脂材料としては、かかる継手装置の使用条件や作
用せしめられる荷重の大きさ等に応じて、ナイロ
ン、ポリアセタール等の熱可塑性樹脂やエポキ
シ、フエノール等の熱硬化性樹脂などの材料を、
限定されることなく、何れも選択、採用すること
が可能であるが、特に、機械的強度を確保する上
において、そのような熱可塑性樹脂や熱硬化性樹
脂に対して、ガラス繊維、カーボン繊維或いはウ
イスカー等を加えてその強度を向上せしめた強化
材配合樹脂が好適に採用されることとなる。 また、ここにおいて、かかるロツド10を成形
するための金型32,34には、それぞれ、第5
図に示されているように、ピロボール金具16の
ボール部20の外周面に配された摺接体22の軸
方向両側端面に当接すると共に、該ピロボール金
具18の球面を保持する、円環状の位置決め用突
起部38が形成されている。そして、それによつ
てロツド10を形成する樹脂材料が、摺接体22
のゴムシート26に形成された段付部28,28
に対して、その軸方向外方端面を覆うように入り
込むようになつているのであり、その入り込んだ
樹脂材料によつて、かかる摺接体22を軸方向両
側から挟持する前記係合部30,30が、ソケツ
ト部14に一体的に形成されることとなるのであ
る。 ところで、このような構造とされた球面摺動型
継手装置にあつては、ロツド10を形成する樹脂
材料の射出圧によつて、更には該樹脂材料の凝固
時における収縮によつて、ピロボール金具16の
ボール部20外周面と摺接体22内周面との間に
面圧が及ぼされることとなるが、この面圧は、ゴ
ムシート26自体の弾性によつて、或いは該ゴム
シート26の軸方向端部における、ピロボール金
具16とロツド10との間〓からの外部への膨出
によつて逃がされ、減圧されることとなるのであ
り、従つてかかる面圧によつて摺動機能が阻害さ
れるようなこともなく、良好な球面摺動機能を有
する継手装置を得ることができるのである。 従つて、上述の如き手法にて製造された球面摺
動型継手装置にあつては、ロツド10に設けられ
た係合部30によつて、摺接体22がその軸方向
両側端面において挟持されて、該ロツド10に対
する相対的な変位が規制されているところから、
かかる継手装置のロツド10とピロボール金具1
6との間に荷重が作用した際における摺接体22
のソケツト部14からのはみ出しが有効に防止さ
れ得るのであり、またそれによつてかかる継手装
置の耐久性が効果的に向上され得、その摺動機能
が安定して発揮され得ることとなるのである。 また、このような製造手法によれば、摺接体2
2のソケツト部14内周面に対する接着処理を省
くことができるのであり、それ故製作工数の減少
が有効に図られ得ると共に、かかるソケツト部1
4の材料が、摺接体22のゴムシート26に対す
る接着性の点から制限されるようなこともないの
である。 さらに、本発明手法にあつては、前記係合部3
0が、ロツド10の成形と同時に形成されるとこ
ろから、極めて良好なる製作性を有しているので
ある。 因みに、上述の如き手法にて製造された継手装
置を用いて、その摺動特性などを測定し、その値
を比較例と共に、下記第1表に併せ示すこととす
る。なお、比較例としては、外周面に凹部を有し
ていない円筒形状の摺接体が、単に、その外周面
に配されたソケツト部の成形時における射出圧お
よびその収縮圧によつて保持されている構造のも
のを用いた。また、ソケツト部の樹脂材料の材質
としては、実施例および比較例共に、ガラス繊維
入りポリアセタール樹脂を採用した。 なお、表中、揺動モーメントとは、ピロボール
金具16をソケツト部14に対してこじるために
必要なモーメントであり、最大抜き力とは、かか
る継手装置が耐え得る、ピロボール金具16とソ
ケツト部14との間に作用する最大荷重であり、
また軸方向変位とは、ピロボール金具16におけ
る、その軸方向に100Kgの荷重を作用せしめた際
の、ソケツト部14に対する変位量を示すもので
ある。
【表】 すなわち、かかる第1表から明らかなように、
係合部が設けられていない比較例の継手装置にあ
つては、ピロボール金具16の軸方向荷重に対し
て75Kgまでしか耐えられず、100Kg荷重時におけ
る軸方向変位も測定不能であつたのに対し、本実
施例の継手装置にあつては、最大抜き力が240Kg
と極めて向上されていると共に、その摺動モーメ
ントも使用に際して問題となる程損なわれていな
いことが容易に理解されるところである。 ところで、上述の説明から明らかなように、ロ
ツド10のソケツト部14に設けられる係合部3
0は、摺接体22の相対的な変位を規制し得る機
能を有しておればよく、従つてその具体的形状乃
至は構成は限定されるものではない。 例えば、前記実施例における係合部30は、摺
接体22におけるゴムシート26の軸方向端部外
周面の全周に亘つて形成された、凹所としての段
付部28内に、ソケツト部14を形成する樹脂材
料を入り込ませることによつて形成されていた
が、その他、かかるゴムシート26に対して、凹
所を、第6図a〜dに示されている如き種々なる
形状をもつて形成せしめ、そしてそれらの凹所内
に樹脂材料を入り込ませることによつて、ソケツ
ト部14における係合部を形成することが可能で
ある。 すなわち、第6図aに示されている摺接体40
にあつては、ゴムシート26の軸方向両側の端部
外周面に複数個の凹所42が形成されており、ま
た同図bに示されている摺接体44にあつては、
ゴムシート26の外周面に複数条の周方向に延び
る溝状の凹所46が形成されており、更に同図c
に示されている摺接体48にあつては、ゴムシー
ト26の外周面に複数個の凹所50が形成されて
いる。また、同図dに示されている摺接体52に
あつては、ゴムシート26の外周面に複数個の凸
部54が形成されることによつて、その外周面が
凹所56とされているのである。そして、このよ
うな摺接体40,44,48,52に対して、そ
れぞれの凹所42,46,50,56内に樹脂材
料を入り込ませることによつて、それらの凹所に
対応した係合部が形成されることとなるのであ
る。 なお、このようなゴムシート26に設けられる
凹所の位置や数は、例示の如き形態の他にも任意
に選定され得るものであるが、その形態は、ボー
ル金具の摺動性や荷重作用時の変形等を考慮して
決定されるべきである。また、第6図a〜dの例
では、摺接体の何れもが、円筒形状を呈している
が、それら摺接体が予め球体形状に成形された形
態において準備されていても良いことは、言うま
でもないところである。 また、第7図には、本発明に係る製造方法にて
得られた球面摺動型継手装置の別の具体例が示さ
れている。なお、図中、前記具体例のものと同様
の構造とされた部材については、同一の符号を付
することにより、その詳細な説明は省略すること
とする。 すなわち、かかる球面摺動型継手装置において
は、外周面に凹所を有しないゴムシート26にて
構成された摺接体58が用いられており、そして
該摺接体58のソケツト部14に対する相対的変
位を規制する係合部が、該摺接体58の軸方向両
側端面に対して所定幅をもつて当接する、周方向
に連続した若しくは非連続の係合部60にて構成
されている。 なお、このような係合部60は、ロツド10の
成形金型における摺接体58の軸方向端面に対す
る当接面を、該摺接体58の軸方向端面よりも小
さくして、そこにかかるロツド10を形成する樹
脂材料をはみ出させることによつて、該ロツド1
0の成形と同時に且つ一体的に形成されることと
なる。 そして、このような係合部60にあつても、摺
接体58のロツド10(ソケツト部14)に対す
る相対的な変位を有効に規制し得るのであり、そ
れによつて前述の如き種々なる効果を、何れも有
効に奏し得るものである。 さらに、第8図には、本発明に係る製造方法に
て得られた球面摺動型継手装置の、更に別の具体
例が示されている。なお、本実施例においても、
図中、前記第一の実施例に示された球面摺動型継
手装置と同様の部材については、同一の符号を付
することにより、その詳細な説明は省略すること
とする。 すなわち、かかる球面摺動型継手装置にあつて
は、摺動体90が、第9図にも示されているよう
に、ピロボール金具16のボール部20に対応し
た球面筒形状をもつて形成されていると共に、該
摺接体90を構成するゴムシート26の軸方向両
側端部において、径方向外方にフランジ状に延び
る突条92,92が周方向に連続して若しくは非
連続に形成されている。そして、それらの突条9
2,92が、ソケツト部14内に入り込まされて
いることによつて、換言すればソケツト部14
が、それらの突条92,92を挟み込むように形
成されていることによつて、かかる摺接体90の
ソケツト部14に対する相対的変位を規制する係
合部94が形成されているのである。 なお、このような係合部94は、前記実施例と
同様に、ソケツト部14の成形と同時に且つ一体
的に形成されるものであり、またこのような構造
の継手装置においても、前述の如き種々なる効果
を有効に奏し得るものであることは、言うまでも
ない。 ところで、本発明は、ボール金具の端部に形成
されたボール部において、ロツド等のソケツト部
材に連結されるようにされた構造の球面摺動型継
手装置の製造に対しても、良好に適用され得るも
のであり、そのような構造とされた継手装置への
適用例について、以下に簡単な説明を加えること
とする。 すなわち、第10図において、62は、所定の
合成樹脂材料の射出成形装置によつて形成された
ロツドであり、その一端部において球状凹面64
を有するソケツト部66を備えている。 一方、図中、68は、前記ロツド62が連結さ
れるべき他の部材が取り付けられる、ボール金具
としてのボールジヨイント金具であり、その軸心
方向一端部において、前記ソケツト部66の球状
凹面64に対応した球状外周面を有するボール部
70が一体的に形成されており、そしてこのボー
ル部70が、前記ソケツト部66内に収容せしめ
られている。 また、これらロツド62のソケツト部66にお
ける球状凹面64と、そこに収容されたボールジ
ヨイント金具68のボール部70との間には、該
ソケツト部66内に収容されたボール部70の略
全面を覆うように、略半球面形状の摺接体72が
介在せしめられている。 この摺接体72は、ボール部70に接する摺動
布74と、該摺動布74の外周面に配されたゴム
シート76にて一体的に構成されている。そし
て、かかる摺接体72を構成するゴムシート76
にあつては、その開口端部の外周面において、凹
部としての段付部78が全周に亘つて形成されて
いる。一方、前記ソケツト部66には、該ゴムシ
ート76における段付部78に対して、そこに入
り込んで該ゴムシート76の開口部端面を覆うよ
うに、円環状の係合部80が一体的に形成されて
おり、かかる係合部80にて、摺接体72がソケ
ツト部66に保持されていることによつて、ボー
ルジヨイント金具68のボール部70が、該摺接
体72を介して、ソケツト部66に対して球面摺
動可能に連結されているのである。 従つて、このような構造とされた球面摺動型継
手装置にあつては、ロツド62とボールジヨイン
ト金具68との間に荷重が作用した際における摺
接体72のソケツト部66からのはみ出しが、係
合部80によつて有効に防止され得、それによつ
てかかる継手装置の耐久性が効果的に向上され得
ると共に、その摺動機能が安定して発揮され得る
こととなるのであり、更に摺接体72のソケツト
部66内周面に対する接着処理を省くことができ
る等といつた、前記実施例と同様の効果が何れも
有効に発揮され得ることとなるのである。 なお、このような球面摺動型継手装置にあつて
は、前記第一の実施例と同様の手法に従つて製造
され得るものであることから、その説明は割愛す
ることとする。 また、このような構造の球面摺動型継手装置に
おいても、ロツド62のソケツト部66に設けら
れる係合部80の具体的形状乃至は構成は限定さ
れるものではなく、第11図には、他の態様とし
ての一具体例が示されている。なお、本具体例に
おいては、前記具体例と同様の部材に対して、そ
れぞれ同一の符号を付することにより、その詳細
な説明は省略することとする。 すなわち、本具体例における摺接体82にあつ
ては、該摺接体82を構成するゴムシート76の
外周面上において、周方向に連続的乃至は非連続
に延びる複数条の溝状の凹所84が形成されてお
り、そしてソケツト部66を形成する樹脂材料
が、その成形操作の際に、それらの凹所84内に
入り込むことによつて係合部86が形成されてい
る。また、かかるソケツト部66にあつては、摺
接体82の開口部端面においても、該開口部端面
に所定幅で当接し、その外方への変位を規制する
係合部88を有している。 以上、本発明手法に従う球面摺動型継手装置の
製造方法について、幾つかの具体例を示しつつ詳
述してきたが、これらは文字通りの例示であつ
て、本発明は、かかる具体例にのみ限定して解釈
されるものではない。 例えば、本発明が適用され得る球面摺動型継手
装置において、ソケツト部やボール部が形成され
るロツド10,62やボール金具16,68とし
ては、種々なる形状のものが採用され得るもので
ある。 また、ソケツト部の周囲やロツドの内部に金属
部材等を埋設することによつて、その強度の向上
を図ることも可能である。 さらに、ボールジヨイント金具68の端部にボ
ール部70が形成されたものにあつては、摺接体
72(82)のゴムシート76を、ソケツト部6
6内に収容されるボール部70の全外周面に亘つ
て配設する必要はなく、その側周面のみを覆うよ
うに配することによつても、充分なる摺動機能を
備えた継手装置を得ることが可能である。 その他、一々列挙はしないが、本発明は当業者
の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、ま
たそのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱し
ない限り、何れも本発明の範囲内に含まれるもの
であることは、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る製造方法にて得られた球
面摺動型継手装置の一具体例を示す縦断面図であ
つて、第2図における−断面に相当する図で
あり、第2図はかかる継手装置の平面図であり、
第3図はかかる継手装置に用いられる摺接体を示
す斜視図であり、第4図はかかる継手装置を製造
する一工程を示す断面説明図であり、第5図はそ
の要部拡大図である。第6図a〜dは、それぞ
れ、本発明に係る継手装置の製造において好適に
用いられる摺接体の一例を示す、第3図に対応す
る斜視図である。第7図は本発明に係る製造方法
にて得られた球面摺動型継手装置の他の具体例を
示す、第1図に対応する縦断面図である。第8図
は本発明手法にて製造された球面摺動型継手装置
の更に別の具体例を示す、第1図に対応する縦断
面図であり、第9図はかかる継手装置に用いられ
る摺接体を示す斜視図である。また、第10図お
よび第11図は、それぞれ、本発明手法にて製造
された球面摺動型継手装置の更に別の具体例を示
す、第1図に対応する縦断面図である。 10,62:ロツド、12,64:球状凹面、
14,66:ソケツト部、16:ピロボール金
具、20,70:ボール部、22,40,44,
48,52,58,72,82,90:摺接体、
24,74:摺動布、26,76:ゴムシート、
28,78:段付部、30,60,80,86,
88,94:係合部、42,46,50,56,
84:凹所、68:ボールジヨイント金具、9
2:突条。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ボール金具のボール部を、所定の射出成形金
    型内にセツトした状態下、該ボール部の外側に所
    定の樹脂を射出せしめて、かかるボール部を球面
    摺動可能に収容、保持せしめるソケツト部を形成
    することにより球面摺動型継手装置を製造するに
    際して、 摺動布の外側に所定厚さのゴム弾性体層が一体
    的に設けられた弾性的複合摺接体によつて、前記
    ボール金具のボール部を覆い、該複合摺接体の外
    側に所定の樹脂材料を射出して、前記ソケツト部
    を射出成形せしめると共に、かかるソケツト部の
    射出成形時に、前記ゴム弾性体に対して係合して
    その変位を規制する係合部を、該ソケツト部に一
    体的に形成することを特徴とする球面摺動型継手
    装置の製造方法。 2 前記複合摺接体における前記ゴム弾性体層の
    外周面に凹部を設けて、前記ソケツト部を形成す
    る樹脂材料を該凹部内に入り込ませることによ
    り、該ソケツト部に対して、かかる凹部に嵌合す
    る係合部を形成する特許請求の範囲第1項記載の
    球面摺動型継手装置の製造方法。 3 前記複合摺接体における前記ゴム弾性体層の
    開口端面上に、前記ソケツト部を形成する樹脂材
    料をはみ出させることにより、該ソケツト部に対
    して、該ゴム弾性体層の端面を周方向に所定幅で
    覆う係合部を形成する特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の球面摺動型継手装置の製造方法。 4 前記複合摺接体における前記ゴム弾性体層の
    開口端部に周方向に延びる外向き突条を設けて、
    かかる外向き突条を前記ソケツト部を形成する樹
    脂材料の内部に入り込ませることにより、該ソケ
    ツト部に対して、該外向き突条を保持する係合部
    を形成する特許請求の範囲第1項乃至第3項の何
    れかに記載の球面摺動型継手装置の製造方法。
JP30978786A 1986-12-26 1986-12-26 球面摺動型継手装置の製造方法 Granted JPS63163018A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30978786A JPS63163018A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 球面摺動型継手装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30978786A JPS63163018A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 球面摺動型継手装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63163018A JPS63163018A (ja) 1988-07-06
JPH0361844B2 true JPH0361844B2 (ja) 1991-09-24

Family

ID=17997238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30978786A Granted JPS63163018A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 球面摺動型継手装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63163018A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255199A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Murata Mach Ltd パラレルメカニズム
JP5132602B2 (ja) * 2009-02-12 2013-01-30 株式会社ソミック石川 ボールジョイントの製造方法
JP2016200251A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 日本電産テクノモータ株式会社 軸受装置およびモータ
DE102023200670A1 (de) * 2023-01-27 2024-08-01 Zf Friedrichshafen Ag Verfahren zur Herstellung eines Kugelgelenks

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS453448Y1 (ja) * 1966-09-24 1970-02-17
JPS5311718U (ja) * 1976-07-14 1978-01-31
JPS5338369A (en) * 1976-09-20 1978-04-08 Seiko Instr & Electronics Ltd Alarm electronic watch
JPS5656919U (ja) * 1979-10-11 1981-05-16
JPS58146714A (ja) * 1982-02-19 1983-09-01 Musashi Seimitsu Kogyo Kk ボ−ルジヨイントの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63163018A (ja) 1988-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2530614Y2 (ja) 摺動ブッシュ
US3202749A (en) Method for manufacturing bearings
KR920004067B1 (ko) 보올조인트의 제조방법
JPH0571804B2 (ja)
GB2230295A (en) Ball joint
JPH04317815A (ja) 自動車用スタビライザ
JPH10151931A (ja) スタビライザー用リンクロッド及びその製造方法
JPH0361844B2 (ja)
JPH0451646B2 (ja)
US3239257A (en) Elements having low friction pressure engagement and method of construction
KR100325782B1 (ko) 조인트디스크의제조방법
JPH10272707A (ja) 樹脂アームおよび樹脂アームの製造方法
JPH0331928B2 (ja)
JPS6313912A (ja) 球面摺動型継手装置の製造法
JP3648607B2 (ja) 防振ブッシュ及びその製造方法
JP3797110B2 (ja) 筒状防振ブッシュ
JPS63186075A (ja) 弁箱のシ−ト固定構造
JPH0619171B2 (ja) ボ−ルジヨイント装置
JPH0446230A (ja) 摺動型ゴムブッシュ及びその製造方法
JPS63270913A (ja) ゴムブツシユ付き連結ロツド
US7090424B2 (en) Ball-end pin with plastic flange
JP2004257570A (ja) 防振ブッシュ
JPH0361842B2 (ja)
JP7674731B2 (ja) アーム部材の製造方法
JPH06226778A (ja) 端部に目玉部を有する部材とその製造方法