JPS6313912A - 球面摺動型継手装置の製造法 - Google Patents

球面摺動型継手装置の製造法

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JPS6313912A
JPS6313912A JP15836286A JP15836286A JPS6313912A JP S6313912 A JPS6313912 A JP S6313912A JP 15836286 A JP15836286 A JP 15836286A JP 15836286 A JP15836286 A JP 15836286A JP S6313912 A JPS6313912 A JP S6313912A
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sliding
ball
fitting
socket
joint device
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Masanori Nakato
中藤 正徳
Yuichi Omoto
尾本 裕一
Yasuhiko Mihara
康彦 三原
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Tokai Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、球面摺動型継手装置およびその製造法に係り
、特に車両サスペンションにおけるピローボールブツシ
ュ、ボールジヨイント付ロッド等に好適に用いられ得る
球面摺動型継手装置およびその製造法に関するものであ
る。
(従来技術) 近年、車両サスペション等において用いられる継手装置
の一種として、ボール金具の先端のボール部をソケット
部材のソケット部に収容、保持せしめて、それらボール
金具とソケット部材との間において球面摺動を行なわせ
るようにすることによって、該ボール金具に取り付けら
れる部材をソケット部材に対して球面摺動可能に連結す
るようにした球面摺動型継手装置が、考えられている。
例えば、自動車のサスペンションを構成するアーム、リ
ンク、ロッド等(以下、ロフトと総称する)の部材にお
いては、それらロッドを所定の支持部材に対して球面摺
動可能に連結するために、上記のような球面摺動機構(
ボールジヨイント機構)を、その一端に又は両端に設け
た構造のものが検討されている。
ところで、このような球面摺動型継手装置にあっては、
通常、かかる継手装置にて連結されるべきロフト等のソ
ケット部材が、鉄等の金属性材料にて形成される一方、
球面摺動効果を高めるために、例えば実開昭55−84
312号公報、実開昭57−51816号公報などに示
される如く、ソケット部材のソケット部内面に所定の樹
脂材料からなる摺動部材を配設し、そしてボール金具の
ボール部外面を、該摺動部材を介してソケット部材にて
保持せしめるようにした構造とされているのである。
一方、車両サスペンションなどに用いられるロッドを、
車両の軽量化や耐腐食性の向上環を図る上において、従
来の金属製のものから樹脂製のものに転換することが考
えられている。そして、このようにロッドを樹脂製とす
れば、車両の軽量化や耐腐食性の向上が図れることは勿
論、樹脂の有する制振性の点から、ロッドの弾性を向上
できることから、振動抑制効果も期待できるのであり、
更にはボール部のソケット部に対する挿入をロッド成形
と同時に行なうことが可能となることから、その生産性
を向上することも期待できるのである。
(問題点) ところが、このようなロフト(ソケット部材)の樹脂化
に際しては、その継手装置の構造上、以下に述べる如き
大きな問題点を内在しているのであって、その球面摺動
型の継手部の構造を従来のものと同様とし、単にソケッ
ト部材を合成樹脂材料にて形成することによって達成さ
れ得るものでは決してなかったのである。
すなわち、上述の如きソケット部材が樹脂化された継手
装置を得るに際しては、例えば、ソケット部材を射出成
形するための金型内の所定位置に、ボール金具のボール
部をセットせしめた状態で、咳金型内に所定の樹脂材料
を射出することによりソケット部材が形成せしめられる
こととなるが、かかる樹脂材料の凝固時の収縮によって
、ボール部外周面に対する面圧が生ぜしめられることと
なり、そのためにかかる継手部における摺動機能が著し
く阻害されることとなるのである。
また、このようにソケット部材を樹脂化してなる継手装
置においても、ボール金具のボール部を保持せしめる球
面摺動部位において、両部材間に介装せしめられる摺動
部材の摩耗が発生したり、かかる摺動部材に局部的な応
力集中が惹起されてクリープが発生し易く、そしてその
ようなりリープ或いは摩耗などによって継手部にガタが
生じることとなり、その耐久性に問題を有しているので
ある。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として
為されたものであって、そのソケット部材が樹脂材料に
て形成され、優れた摺動機能および耐久性を有し且つ製
造の容易な球面摺動型継手装置並びにその好適な製造法
を提供することを、目的とするものである。
そして、かかる目的を達成するために、本発明にあって
は、ボール金具の先端のボール部をソケット部材のソケ
ット部に収容、保持せしめて、それらボール金具とソケ
ット部材との間において球面摺動を行なわせるようにし
た球面摺動型継手装置において、該ボール金具のボール
部を、該ボール部に接する内側に摺動材層、その外側に
所定厚さのゴム弾性体層を形成せしめてなる一体的な弾
性的複合摺接体にて覆うと共に、更に該複合摺接体の外
側に、所定の樹脂の射出成形により、少なくとも前記ソ
ケット部材のソケット部を形成せしめてなることを、そ
の特徴とするものである。
また、本発明にあっては、上述の如き構造の球面摺動型
継手装置を製造するに際して、(a)所定の摺動材を含
む摺動シートの存在下においてゴム弾性材料を成形し、
前記ボール金具のボール部に接する内側に該摺動シート
からなる摺動材層、その外側に所定厚さのゴム弾性体層
が一体的に形成された、該ボール部を覆う形状の弾性的
複合摺接体を作成する工程と、(b)かかる複合摺接体
にて前記ボール金具のボール部を覆った状態にて所定の
射出成形金型内にセットせしめた後、該複合摺接体の外
側に所定の樹脂を射出して、少なくとも前記ソケット部
材のソケット部を射出成形する工程とを、含むようにし
たことをも、その特徴とするものである。
(発明の効果) このような本発明に従う球面摺動型継手装置にあっては
、前述の如き、ソケット部材の射出成形後における樹脂
の収縮に起因して生ぜしめられる、ボール部外周面に対
する面圧が、ソケット部とボール部との間に介在せしめ
られた弾性的複合摺接体におけるゴム弾性体層によって
効果的に吸収され得ることとなるのであり、従ってその
ような面圧による摺動機能の阻害が防止されて、良好な
摺動性能が発揮され得るのである。
また、かかる継手装置にあっては、摺動に際して両部材
間に作用する力が、かかるゴム弾性体層にて分散、緩和
されることによって、球面摺動部における局部的な応力
集中の発生が防止されるところから、クリープの発生が
有効に防止され得るのであり、またそのようなりリープ
や、かかる球面摺動部に摩耗が生じた場合にあっても、
かかる弾性的複合摺接体のゴム弾性体層にてガタが吸収
され得ることとなるところから、その性能および耐久性
が極めて有効に向上され得るのである。
従って、本発明に従う構造とされた球面摺動型継手装置
によれば、そのソケット部が形成されるソケット部材を
合成樹脂材料にて構成することが可能となるのであり、
それ故従来の金属製のものに比して、重量を軽(でき、
また腐食による機械的強度の低下が惹起されるようなこ
ともない。また、金属製のものに比べて優れた制振性が
得られることから、振動を抑制する上でも有利となるの
である。
また、このような継手装置にあっては、その継手機構を
ソケット部の成形と同時に完成し得ることから、金属製
のソケット部材を単に合成樹脂で置換する場合に比べ、
その製作工数を著しく向上せしめ得るのであり、以て製
造コストを更に低減することが可能となるのである。
(実施例) 以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発
明の幾つかの実施例について、図面を参照しつつ詳細に
説明することとする。
先ず、第1図には、本発明に従う構造とされた球面摺動
型継手装置の要部の縦断面図が示されている。この図に
おいて、10は、ソケット部材としての合成樹脂製のロ
ッドであり、本体部分が略H形断面を有していると共に
、その一端部において球状凹面12を有するソケット部
14を備えている。そして、このロッド10は、後述の
如く射出成形操作によって成形されてなるものである。
一方、16は、該ロッド10が連結されるべき他の部材
に対して一体的に取り付けられるボール金具であり、そ
の先端部において、前記ソケット部14の球状凹面12
に略対応した球状外周面を有するボール部18が一体的
に形成されている。
そして、このボール部18が、前記ソケット部14内に
収容、保持せしめられることによって、それらロッド1
0とボール金具16とが、球面摺動可能に連結されてい
るのである。
また、これらロッド10のソケット部14における球状
凹面12と、そこに収容されたボール金具16のボール
部18との間には、摺接体20が介在せしめられている
。この摺接体20は、ソケット部14内に収容されたボ
ール部18の外周面部分を全面に亘って覆うように配さ
れた摺動布22と、該摺動布22の外周面においてその
底部を除く側周面に配された略円筒形状のゴムシート2
4にて一体的に構成されている。
そして、かかる摺接体20は、そのゴムシート24の外
周面において、ソケット部14の球状凹面12に固着さ
れていることによって、ボール金具16のボール部18
が、該摺動布22に対して摺動可能に保持されているの
である。
ところで、このような球面摺動型継手装置は、以下に述
べる如き手法に従って、好適に製造されることとなる。
すなわち、かかる継手装置の製造に際しては、先ず、縫
製等によってボール金具16のボール部18の外径に略
等しい直径の円筒状と成した摺動布22を、所定のゴム
型内にセットせしめた状態でゴム材料を注入し、ゴムシ
ート24を成形することによって、かかる摺動布22の
軸方向一端側の所定幅部分を除く外周面においてゴムシ
ート24が一体的に固着せしめられた、第2図および第
3図に示されている如き円筒状の摺接体20を形成する
。そして、このような摺接体20における摺動布22の
ゴムシート24から突出した部分に、軸方向に延びる複
数本の切込み26を設け、この突出部分を重ね合わせて
縫製或いは接着などを施すことによって、摺動布22を
前記ボール金具16のボール部18外周面に略沿った球
面形状に成形せしめる。
なお、このような摺動布22としては、フッ素樹脂繊維
或いはナイロンやポリエステル樹脂繊維等の低摩擦性繊
維からなる糸を用いて織成されたものが何れも採用され
得ることとなるが、特に、本実施例においては、ゴムシ
ート24との接着性を向上せしめる上において、そのよ
うな低摩擦性繊維からなる糸を内側に、綿糸などのゴム
材料に対して良好な接着性を示す繊維からなる糸を外側
に編み込んだものが、好適に採用されることとなる。ま
た、ゴムシート24を形成するゴム材料としては、NR
,、SBR,NBR,EPDM、ウレタンゴム或いはT
PR等が、その使用条件に合わせて、何れも選択、採用
され得ることとなる。更に、かかるゴムシート24の厚
さにあっては、製品としての継手装置に作用せしめられ
る荷重や摺動トルクに応じて適宜決定されることとなる
が、通常、1〜3鰭程度の厚さをもって形成されること
となる。そしてまた、かかる摺動布22およびゴムシー
ト24にあっては、それぞれ、例示の如き円筒形状のも
のの他、多角形筒状のものや略半球面形状のもの等種々
なる形状のものが、何れも適宜採用され得るものである
。
そして、このような摺接体20にてボール金具16のボ
ール部18の外周面を覆った状態にて、ボール金具16
を、第4図および第5図に示されているように、位置決
め治具31にて、前記ロフト10を射出成形するための
所定の金型28.30内にセットせしめる。なお、これ
らの図から明らかなように、本実施例における摺接体2
0にあっては、その摺動布22が、ソケット部14内に
収容されるべきボール部18の外周面部分を全面に亘っ
て覆い得る大きさをもって形成されていると共に、ゴム
シート24が、ボール部18の側周外面を全周面に亘っ
て覆い得る幅をもって形成されている。
そしてその後、第6図に示されているように、かかる射
出成形用金型28.30内に対して、所定の樹脂材料3
2を射出せしめて、ロフト10を成形することによって
、目的とする球面摺動型継手装置が形成されることとな
る。
すなわち、かかる樹脂材料32の射出成形に伴って、該
射出樹脂32の熱によって、摺接体20のゴムシート2
4とロッド10の樹脂との接合が行なわれると共に、樹
脂32の射出圧によって、摺接体20のゴムシート24
に対して絞り作用が加えられて、その接合が更に確実な
ものと為されることとなるのであり、それによってボー
ル部18のソケット部14内への収容、保持が、かかる
射出成形と同時に為されるのである。
なお、ここで、ロッド10を構成する樹脂材料32とし
ては、かかる継手装置の使用条件や作用せしめられる荷
重の大きさ等に応じて、ナイロン、アセタール等の熱可
塑性樹脂やエポキシ、フェノール等の熱硬化性樹脂など
の材料を何れも採用することが可能であるが、本実施例
においては、機械的強度を確保する上から、特に、その
ような熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂に対して、ガラス繊
維、カーボン繊維或いはウィスカー等を加えてその強度
を向上せしめた強化材配合樹脂が好適に採用されること
となる。
ところで、このような構造とされた球面摺動型継手装置
にあっては、樹脂材料32の射出圧によって、更にばか
がる樹脂材料32の凝固時における収縮によって、ボー
ル金具16のボール部18外周面と摺接体20の内周面
との間に面圧が発生することとなるが、この面圧は、ゴ
ムシート24自体の弾性およびその面方向両側への弾性
変形によって逃がされ、減圧されることとなるのであり
、従ってかかる面圧によって摺動機能が阻害されるよう
なこともなく、良好な球面摺動機能を有する継手装置を
得ることができるのである。
因みに、本実施例における継手装置の初期の涙り特性(
摺動特性)を測定し、その値を比較例と共に、第7図に
併せ示した。なお、この図においては、ロッド(10)
とボール金具(16)との間におけるボール金具の軸心
回りの回転角度を横軸に、該ボール金具16を所定角度
だけ回転せしめるに必要なトルクを縦軸にして、それぞ
れの捩り特性値をグラフ化したものである。また、比較
例としては、ロッドが金属製のもので、内面にグリース
が塗布された摺動樹脂層がボール金具との間に介装せし
められた従来の構造のもの、およびロッドが樹脂製であ
るが、ゴム弾性体層を有する摺接体(20)を設けるこ
となく、金属ボールの外周面を摺動樹脂層を介して射出
樹脂体にて直接保持せしめるようにした構造のものが、
それぞれ、比較例1および2として示されている。
すなわち、かかる第7図から明らかなように、ゴム弾性
体を有する摺接体を設けないものにあっては、その摺動
抵抗が極めて大きく、良好な摺動特性を有するものと言
えるものではなく、また従来の構造のものにあっても、
摺動抵抗の変化が認められるが、本実施例における継手
装置にあっては、全ての部材間傾斜角度の範囲に亘って
、一様で且つ良好な摺動性能が発揮され得ることが理解
される。また、従来の構造とされた、比較例1の球面摺
動型継手装置にあっては、長期の使用により、封入グリ
ースの減少或いは摺動樹脂層の摩耗により、ボールとロ
ッドとの間にガタが発生し、その摺動特性が損なわれる
ことが、認められている。このことから、本実施例にお
ける装置の優れた摺動性能が、この図において、容易に
理解されるところである。
従って、上述の如き構造とされた球面摺動型継手装置に
あっては、良好な摺動性能を有すると共に、ソケット部
14が形成されるロッド10が、合成樹脂材料にて構成
され得るところから、部材の軽量化および耐腐食性の向
上が有効に図れることは勿論、弾性が向上することから
、振動を抑制する上でも極めて有利となるのである。
また、かかる継手装置にあっては、摺接体゛20とボー
ル金具I6との間には、ある程度の面圧が残留すること
となり、この残留面圧によって、摺動布22の摩耗等に
よる継手部のガタが効果的に除去され得ると共に、泥水
や塵などの摺接面間への侵入が有効に防止され得、その
機能の低下防止が良好に図られ得るのである。
さらに、このような継手装置においては、ロッド10と
ボール金具16との間に配されたゴムシート24によっ
て、かかる継手部に防振機能が付与され得ることとなる
のであり、また該ゴムシート24によって、それら両部
材間に作用する力が分散されるところから、局部的な応
力の集中が緩和され得、以て摺動部材たる摺接体20に
おけるクリープの発生が有効に防止され得るのである。
また、ロッド10におけるソケット部14の球状凹面1
2内周面には、摺接体20が配されており、ボール金具
16のボール部18が、該摺接体20を介して保持され
るようになっていることから、ロッド10を形成する樹
脂材料32として、ガラス繊維強化樹脂等の繊維強化樹
脂を採用した場合において、その樹脂材料32内に存在
する繊維によってボール部18外周面を損傷することな
く、良好な摺動性能をもって、繊維強化樹脂を採用した
ことによる効果を享受できるといった利点をも有するの
である。
そしてまた、かかる継手装置にあっては、樹脂材料32
の凝固時における収縮による、ボール部18に対する面
圧を、ゴムシート24にて吸収、除去せしめるものであ
るところから、かかる樹脂材料32における内方への収
縮を防止するレース金具の如き部材を必要とするような
こともなく、また継手機構をロッド10の成形と同時に
完成し得ることから、金属製のロッドを用いた場合に必
要とされるカシメや絞り等の後加工が不要となり、それ
故その製作工数が著しく改善され得るのであり、以て製
造コストを有効に低減することが可能となるのである。
更にまた、本実施例における継手装置にあっては、摺接
体20の形成が、ゴムシート24の成形と共に為される
こととなるところから、該ゴムシート24内面への摺動
布22の接着工程を省くことができ、製造工程の一層の
簡略化が図られ得るのである。尤も、このような継手装
置に用いられる摺接体20は、例示の如き手法の他、摺
動布22に対して別途に成形したゴムシート24を接着
剤などを用いて接着することによっても、得られるもの
であることは勿論である。
次に、第8図には、本発明に従う構造とされた球面摺動
型継手装置としての、他の実施例が示されている。なお
、以下の実施例においては、前記第1の実施例と同様の
構造とされた部材については、同一の符号を付すること
により、詳細な説明は省略することとする。
図から明らかなように、本実施例における継手装置は、
前記第1の実施例のものに対して、その摺動部における
ダストカバー34を付加せしめたものである。即ち、本
実施例においては、ボール金具16のボール部18の基
部を覆うダストカバー34が、摺接体20を構成する略
半球面形状のゴムシート24と一体的に形成されており
、また該ダストカバー34の内側には、摺接体20とボ
ール部18との間に供給されるべきグリース等の潤滑材
36が封入されている。
従って、このような構造とされた継手装置にあっては、
ダストカバー34をゴムシート24と同時に一体的に成
形し、そして該ダストカバー34を含んで構成された摺
接体20をボール金具16に取り付け、それらの間に潤
滑剤36を封入せしめた状態で、ロッド10を成形する
金型内にセットして所定の樹脂材料を射出することによ
り、かかるダストカバー34を射出成形と同時に取り付
けることが可能となるのである。
それによって、ダストカバー34を備えた継手装置を極
めて容易に得ることができるのであり、そしてかかる継
手装置にあっては、摺動面間への泥水や塵などの侵入が
より一層有効に防止され得ると共に、その内部に封入さ
れた潤滑剤36によって摺動性能の向上が効果的に図ら
れ得ることとなるのである。なお、本実施例においては
、ダストカバー34をゴムシート24と一体的に形成し
た場合を示し、それによって上述の如き優れた効果が達
成され得たものであるが、このようなダストカバー34
をゴムシート24と別体にて形成し、取り付けることも
勿論可能である。
さらに、第9図および第10図には、それぞれ、本発明
に従う構造とされた球面摺動型継手装置における別の実
施例が示されている。これらの実施例のものにあっては
、図から明らかなように、ぞれぞれ、前記第1および第
2の実施例の継手装置に対して、そのソケット部14内
に補強金具38を埋設、付加せしめたものである。
この補強金具38は、ロッドlOのソケット部14内に
埋設され、その周囲においてロッド10を形成する樹脂
材料に対して一体的に固着され得る、円柱形状或いは多
角柱形状などの外形をもって形成されている。また、該
補強金具38には、ボール金具16のボール部18に対
応した球面形状の保持凹面40が設けられており、その
内部においてボール部18が、その内周面に対して所定
距離を隔てて位置せしめられるようになっている。
更に、該補強金具38の周壁部には、かかる保持凹面4
0内空間を外部に連通せしめる連通孔42が複数個設け
られており、ロッド10のソケット部14を形成する樹
脂材料が、これらの連通孔42を介して、保持凹面40
内空間に射出されるようになっている。
そして、内周面に摺動布22が一体的に配された略半球
面形状の摺接体20にて、そのボール部16の外周面が
覆われたボール金具16を、かかる補強金具38の保持
凹面40内に収容せしめた状態で、それらをロッド10
を射出成形するための金型内にセットして、所定の樹脂
材料を射出することにより、目的とする継手装置が形成
されることとなる。また、このように金型内に射出され
た樹脂材料は、補強金具38に設けられた連通孔42を
介して、該補強金具38の保持凹面40とボール部18
との間隙内に射出されることとなるのであり、それによ
って摺接体20が固着されると共に、該摺接体20に対
して射出圧が作用されて、ソケット部14内におけるボ
ール金具16の収容、保持が為されることとなる。
従って、これら第9図および第10図に示されている如
き継手装置にあっては、そのソケット部14内に配され
た補強金具38によって、ロッド10のソケット部14
における部材強度の向上が有効に図られ得るのであり、
それ故かかる継手装置にて連結されるべき両部材間に作
用する力が比較的大きな場合にあっても、ロッドlOの
本体が樹脂材料にて形成された、本発明に従う構造の継
手装置を良好に適用することが可能となり、前述の如き
本発明に従う種々なる効果を有効に享受することができ
るのである。
以上、本発明に従う構造とされた、幾つかの実施例につ
いて詳述してきたが、これらは文字通りの例示であって
、本発明は、これら具体例にのみ限定して解釈されるべ
きものではない。
例えば、本発明に係る球面摺動型継手装置は、球面摺動
可能に連結されるべき部材間において、そのような部材
に適用されるものであって、ソケット部14およびボー
ル部18が形成されるロッド10やボール金具16とし
ては、種々なる形状のものが採用され得るものである。
その他、−々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識
に基づいて種々なる変更、改良、修正等を加えた態様に
おいて実施され得るものであり、そのような実施態様の
ものが、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れ
も本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うま
でもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う構造とされた球面摺動型継手装置
の一実施例を示す縦断面図であり、第2図はかかる継手
装置を製造するに際して用いられる摺接体を示す平面図
であり、第3図は第2図における■−■断面図であり、
第4図は摺接体およびボール金具がロッド成形金型内に
セントされた継手装置の一製造工程を示す縦断面図であ
り、第5図は第4図におけるV−V断面図であり、第6
図は第4図に示されている成形金型内に樹脂材料を射出
せしめた状態を示す縦断面図であり、゛第7図は第1図
に示されている継手装置の捩り特性を比較例と共に示す
グラフである。また、第8図は本発明に従う構造とされ
た継手装置の他の実施例を示す縦断面図である。更に、
第9図および第10図は、それぞれ、本発明に従う構造
とされた継手装置の更に別の実施例を示す、第1図およ
び第8図に対応する縦断面図である。 lO:ロッド(ソケット部材) 14:ソケット部   16:ボール金具18:ボール
部    20:摺接体 22:摺動布     24:ゴムシート28.30:
金型   32:樹脂材料34:ダストカバー  38
:補強金具42:連通孔 出願人  東海ゴム工業株式会社 第1図 第2図      第3図 26   z6

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボール金具の先端のボール部をソケット部材のソ
    ケット部に収容、保持せしめて、それらボール金具とソ
    ケット部材との間において球面摺動を行なわせるように
    した球面摺動型継手装置において、 該ボール金具のボール部を、該ボール部に接する内側に
    摺動材層、その外側に所定厚さのゴム弾性体層を形成せ
    しめてなる一体的な弾性的複合摺接体にて覆うと共に、
    更に該複合摺接体の外側に、所定の樹脂の射出成形によ
    り、少なくとも前記ソケット部材のソケット部を形成せ
    しめてなることを特徴とする球面摺動型継手装置。
  2. (2)前記射出成形により形成されたソケット部材のソ
    ケット部が、前記ボール金具のボール部の周囲に所定距
    離を隔てて位置するように埋設された補強金具を備えて
    おり、且つ該補強金具と前記ボール部を覆う複合摺接体
    との間に射出樹脂が介在せしめられている特許請求の範
    囲第1項記載の球面摺動型継手装置。
  3. (3)前記複合摺接体のゴム弾性体層が延長せしめられ
    て、前記ボール金具のボール部の基部を覆うダストカバ
    ー部が形成されている特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の球面摺動型継手装置。
  4. (4)前記複合摺接体の摺動材層が、低摩擦性繊維から
    なる糸を内側に、ゴム弾性体と接着可能な糸を外側に編
    み込んでなる摺動布にて構成されている特許請求の範囲
    第1項乃至第3項の何れかに記載の球面摺動型継手装置
    。
  5. (5)ボール金具の先端のボール部をソケット部材のソ
    ケット部に収容、保持せしめて、それらボール金具とソ
    ケット部材との間において球面摺動を行なわせるように
    した球面摺動型継手装置を製造する方法にして、 所定の摺動材を含む摺動シートの存在下においてゴム弾
    性材料を成形し、前記ボール金具のボール部に接する内
    側に該摺動シートからなる摺動材層、その外側に所定厚
    さのゴム弾性体層が一体的に形成された、該ボール部を
    覆う形状の弾性的複合摺接体を作製する工程と、 かかる複合摺接体にて前記ボール金具のボール部を覆っ
    た状態にて所定の射出成形金型内にセットせしめた後、
    該複合摺接体の外側に所定の樹脂を射出して、少なくと
    も前記ソケット部材のソケット部を射出成形する工程と
    を、 含むことを特徴とする球面摺動型継手装置の製造法。
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