JPH0362847B2 - - Google Patents

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JPH0362847B2
JPH0362847B2 JP8430186A JP8430186A JPH0362847B2 JP H0362847 B2 JPH0362847 B2 JP H0362847B2 JP 8430186 A JP8430186 A JP 8430186A JP 8430186 A JP8430186 A JP 8430186A JP H0362847 B2 JPH0362847 B2 JP H0362847B2
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reinforcing bar
joint box
joint
reinforcing bars
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JP8430186A
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JPS62242010A (ja
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Kenichi Tsura
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Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、剛性の大きい大型基礎あるいはそ
の他の構造物を築造する場合に採用する連続地中
壁の垂直継手施工法に関するものである。
〔従来技術〕
従来、連続地中壁を施工する場合のコンクリー
ト壁体相互の垂直継手として、種々の型式のもの
が提案されているが、施工実績が多いものは、泥
水中における重ね継手が主体である。
従来、重ね継手の主なものとして、(1)仕切鉄板
と砕石充填方式、(2)仮設ボツクス方式、(3)継手函
体方式が知られている。
前記(1)の方式は、第58図に示すように、先行
壁体8と後行壁体施工予定部分との間を仕切り鉄
板9で仕切り、この仕切り鉄板9を先行壁体8の
鉄筋籠の両端部もしくは一端部に取付け、先行壁
体の鉄筋籠の横方向鉄筋10を、重ね継手長以上
の長さにわたつて後行壁体施工予定部分に延長
し、先行壁体のコンクリート打設前には、仕切り
鉄板の後行壁体側に砕石を充填し、仕切り鉄板の
変形防止や鉄筋籠の移動防止を計り、後行壁体用
の溝11を掘削したのち、せん断補強筋12を有
する後行壁体用の鉄筋籠13を建込み、その鉄筋
籠13の横方向鉄筋14を前記先行壁体8から突
出している横方向鉄筋10の内側または外側に間
隔をおいて配置する方式である。しかし、前記(1)
の方式の場合は、砕石にセメント分が侵透すると
砕石の除去が困難になり、かつ後行壁体用の溝を
掘削する際に砕石除去の確認が困難であり、さら
に重ね継手における壁厚の有効高さD1が小さい
ので、曲げモーメントに対し構造上不利である。
また前記(2)の方式の場合は、仮設ボツクスの周囲
にコンクリート等が回り込むと、仮設ボツクスの
引抜きが困難になる。さらに前記(3)の方式の場合
は、施工手順が複雑であるという問題がある。
さらにまた、前記(1)(2)(3)の方式の場合、下記の
共通の問題点がある。
A 後行側の鉄筋籠の吊り降ろし時に、その鉄筋
籠が重ね継手部に接触して、鉄筋が変形するこ
とがあるが、これを確認することができない。
もし重ね継手部が変形したことを知つた場合で
も、その変形を矯正することは不可能であるの
で、設計強度を確保することは極めて困難であ
る。
B 従来、前記Aの問題点を解決するために、先
行側鉄筋籠と後行側鉄筋籠との間隔に余裕をも
たせた設計を行なつているが、一般に、先行側
鉄筋籠と後行側鉄筋籠との間隙は10cm程度であ
るので、曲げモーメントに対し耐力的に不利に
なる。この耐力低下の値は、壁厚等によつても
異なるが、計算上の強度で一般部の強度の60〜
80%程度に低下するのが普通であり、このため
経済性の点で問題がある。
C 重ね継手の前記問題を解決する方法として、
壁体の垂直継手位置を曲げモーメント、せん断
力の比較的小さい位置に設置することも考えら
れるが、施工上、壁体の垂直継手位置が制限さ
れる場合が多いので、前記問題を解決すること
は困難である。
〔発明の目的、構成〕
この発明は、前記の問題点である連続地中壁の
垂直継手において不確実な泥水中における鉄筋の
重ね継手を採用しないで、継手函内のドライ空間
において、隣り合う鉄筋籠における横鉄筋を、連
結鉄筋を介して圧接、溶接あるいはねじ継手等の
機械的連結手段により連結することにより連続地
中壁全体を強固にすることができる連続地中壁の
垂直継手施工法を提供することを目的とするもの
であつて、この発明の要旨とするところは、地盤
1に設けた溝内に、鉄筋籠2における多数の横鉄
筋3の少なくとも一端部に弾性被覆筒4を嵌設し
て構成した被覆筒付き鉄筋籠と、上下方向に延長
する中空の継手函とを、横方向に交互に並べて配
置し、かつ前記溝内の継手函内部を除く部分に水
中コンクリート6を打設し、その水中コンクリー
ト6の養生時間を経過したのち、継手函内をドラ
イの状態にし、その継手函内で、隣り合う鉄筋籠
2における横鉄筋3を、連結鉄筋7を介して圧
接、溶接あるいはねじ継手等の機械的連結手段に
より連結したのち、前記継手函内にコンクリート
8を打設することを特徴とする連続地中壁の垂直
継手施工法にある。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第19図ないし第23図はこの発明の第1実施
例において用いられる片側に弾性被覆筒4を有す
る被覆筒付き鉄筋籠15を示すものであつて、左
右方向に延長する多数の横鉄筋3が、前後方向に
間隔をおいて平行に並ぶ2つの垂直面上において
上下方向に間隔をおいて配置され、上下方向に延
長する多数の縦鉄筋17は、左右方向に間隔をお
いて配置されると共に各横鉄筋3に固定され、か
つ前後方向に隣り合う横鉄筋3および縦鉄筋17
の交差部付近が巾止め鉄筋18を介して連結さ
れ、前記多数の横鉄筋3、縦鉄筋17および巾止
め鉄筋18により鉄筋籠2が構成されている。
金属または硬質合成樹脂からなる箱状の被覆筒
本体19の一端部の外周にゴム製筒体20の一端
部が嵌合されて圧接または接着剤により固定さ
れ、かつ被覆筒本体19の他端部にゴム製環状パ
ツキング21が嵌合係止され、さらに前記ゴム製
筒体20の他端部に蓋22が着脱自在に嵌合固定
されて、弾性被覆筒4が構成され、前記鉄筋籠2
における各横鉄筋3の一端部に、弾性被覆筒4に
おけるゴム製環状パツキング21が摺動可能に嵌
合されている。
第24図および第25図はこの発明の第1実施
例において用いられる両側に弾性被覆筒4を有す
る被覆筒付き鉄筋籠16を示すものであつて、前
述のように構成された弾性被覆筒4におけるゴム
製環状パツキング21が鉄筋籠2における各横鉄
筋3の両端部に摺動可能に嵌合されている。
第26図および第27図はこの発明の第1実施
例において用いられる鋼製継手函23を示すもの
であつて、上下方向に延長する正方形断面または
長方形断面の鋼製函体24の底部側に底板25が
固定され、その底板25に通水孔26が設けられ
ると共に開閉弁27が取付けられ、かつ函体24
の左右両側の板体28,29には、多数の横鉄筋
挿通用透孔30が、鉄筋籠2における横鉄筋3の
端部の間隔と同一間隔で設けられ、さらに前記透
孔30に設けられた雌ねじに雄ねじを有する蓋3
1が螺合されている。
第1図ないし第18図は前記水中コンクリート
5および鋼製継手函23を使用したこの発明の第
1実施例を示すものであつて、まず第1図および
第2図に示すように、先行エレメント設置予定部
の地盤1を溝壁崩壊防止用泥水32を用いて溝掘
機により掘削して、所定深さの先行エレメント用
の溝33を設け、次いで継手函23をクレーン3
4により吊上運搬して、前記溝33内の右側端部
に接触させながら吊り降ろし、その継手函23を
垂直状態で溝底部に着座させる。この場合、継手
函23が溝33内の泥水32の浮力により下降し
なくなるのを防止するために、開閉弁27を開放
して、溝33内の溝壁崩壊防止用泥水32を継手
函23内に流入させながら、継手函23を吊り降
ろしていく。
次に第3図および第4図に示すように、片側に
弾性被覆筒4を備えている被覆筒付き鉄筋籠15
における各弾性被覆筒4を前記継手函23の左側
に接触させながら、クレーン34により被覆筒付
き鉄筋籠15を溝33内に吊り降ろして行き、次
いで第5図ないし第7図に示すように、溝33の
上部を跨ぐ複数本の支持ビーム35の両端部を地
盤上の支持台36に載置し、かつ鉄筋籠2の上端
部に連結された吊り鉄筋37を、支持ビーム35
およびその上に載置されたレベル調整用センター
ホールジヤツキ38に挿通すると共に、そのセン
ターホールジヤツキ38の中空ピストンに対しナ
ツト39により係合し、さらにそのジヤツキ38
により被覆筒付き鉄筋籠15のレベルを調整し
て、その被覆筒付き鉄筋籠15における各横鉄筋
3の端部を継手函23における横鉄筋挿通用透孔
30内に対向するように配置し、この状態で第8
図および第9図に示すように、溝33内に水中コ
ンクリート5を打設する。
次に第10図および第11図に示すように、泥
水32を用いて後行エレメント用の溝40を設け
たのち、第12図および第13図に示すように、
左右両側に弾性被覆筒4を備えている被覆筒付き
鉄筋籠16と継手函23とのクレーンにより溝4
0内に吊り降ろし、かつその溝40内の継手函2
3と被覆筒付き鉄筋籠16とを前述のようなセン
ターホールジヤツキ38を使用したレベル調整支
持装置により支持して、前記被覆筒付き鉄筋籠1
6における各横鉄筋3の両端部を左右両側の継手
函23における横鉄筋挿通用透孔30内に対向す
るように配置し、次いで第14図および第15図
に示すように、各継手函23の間において溝40
内に水中コンクリート5を打設する。
次に水中コンクリート5の養生時間を経過した
のち、前記開閉弁27を閉じて、ポンプにより継
手函23内の泥水を排除し、次いで作業員が継手
函23内に入つて前記蓋31および蓋22を順次
取外したのち、第16図ないし第18図に示すよ
うに、連結鉄筋6を隣り合う鉄筋籠2における各
横鉄筋3の端部にわたつて配置して溶接により固
着し、次に弾性被覆筒4内にモルタルを充填した
のち、継手函23内にコンクリート7を打設充填
する。
次に後行エレメント用の溝40の掘削と、継手
函23および被覆筒付き鉄筋籠16の吊り降ろし
と、連結鉄筋6による横鉄筋3の連結と、モルタ
ルおよびコンクリート7の充填とを必要回数反復
して行なつて所要長さの連続地御壁を構築する。
前記実施例のように、弾性被覆筒4を横鉄筋3
に対し摺動可能に嵌設しておけば、弾性被覆筒4
の左右方向位置に不揃いが生じた場合、その左右
方向位置が揃うように容易に調整することができ
る。
鋼製継手函23を溝内に吊り降ろしたのち、そ
の継手函23に沿つて被覆筒付き鉄筋籠15,1
6を吊り降ろしていく場合、その被覆筒付き鉄筋
籠15,16が溝巾方向に偏位するのを防止する
目的で、第28図および第29図に示すように、
継手函23における左右両側の板体28,29の
中央部に、T形断面の垂直なガイド部材41のウ
エブを溶接により固着し、そのガイド部材41に
より被覆筒付き鉄筋籠15,16における前後両
側の横鉄筋3の端部をガイドしながら吊り降ろし
てもよい。
隣り合う鉄筋籠2の横鉄筋3を、連結鉄筋を介
して連結する場合、第30図に示すように、各鉄
筋籠2における横鉄筋3の端部に連結鉄筋6A,
6Bの一端部を溶接により固着し、かつ各連結鉄
筋6A,6Bの他端部を溶接により相互に固着し
てもよく、また第31図に示すように横鉄筋3の
端部に雄ねじを設けると共に、連結鉄筋6の両端
部に雄ねじを設け、連結鉄筋6の両端部と横鉄筋
3の端部とをスリーブナツト42により連結して
もよい。さらにまた、横鉄筋3の端部と連結鉄筋
6の端部とを圧接により一体に連結してもよい。
第32図および第33図に示すように、弾性被
覆筒4における被覆筒本体19にゴム製環状パツ
キング21を設けないで、被覆筒本体19の端板
に横鉄筋3を挿通して溶接により固着してもよ
い。また泥水32および水中コンクリート5の圧
力によりゴム製筒体20が押圧変形される恐れを
排除するために、弾性被覆筒4内に予め砂等の粒
状物を充填しておいてもよい。
さらにまた、両側に弾性被覆筒4を有する被覆
筒付き鉄筋籠16を、予め溝内に吊り降ろされた
左右両側の継手函23の間に吊り降ろす場合は、
被覆筒付き鉄筋籠16における左右両側の弾性被
覆筒4のうち、少なくとも一方の弾性被覆筒4を
横鉄筋3に対し摺動可能に嵌設しておき、必要に
応じ弾性被覆筒4を摺動させて、左右の弾性被覆
筒4をそれぞれ継手函23に接触させながら、被
覆筒付き鉄筋籠16を吊り降ろしていく。しか
し、被覆筒付き鉄筋籠16と継手函23とを交互
に吊り降ろす場合は、横鉄筋3の両端部に弾性被
覆筒4の被覆筒本体19を固定してもよい。
第34図はこの発明を連続地中壁のL形継手部
に実施した第2実施例を示すものであつて、直角
に配置された被覆筒付き鉄筋籠16A,16Bに
おける外側の横鉄筋3Aの端部と、L形の連結鉄
筋6Aの両端部とが溶接により連結され、かつ各
被覆筒付き鉄筋籠16A,16Bにおける内側の
横鉄筋3Bの端部に直線状の連結鉄筋6Bの一端
部が溶接により連結され、その連結鉄筋6Bの他
端部は継手函23に対し溶接により固着され、さ
らに各被覆筒付き鉄筋籠16A,16Bに固定さ
れた繋止鉄筋43の端部に傾斜連結鉄筋6Cの端
部が溶接により固着されているが、その他の構成
は第1実施例の場合と同様である。
第35図はこの発明を連続地中壁のT形継手部
に実施した第3実施例を示すものであつて、継手
函23を挾んで対向する被覆筒付き鉄筋籠16A
における各横鉄筋3Aの端部に連結鉄筋6Aの両
端部が溶接により連結され、かつ前記被覆筒付き
鉄筋籠16Aに対し直角に配置された被覆筒付き
鉄筋籠16Bにおける横鉄筋3Bの端部に連結鉄
筋6Bの一端部が溶接により固着され、さらに連
結鉄筋6Bの他端部は継手函23に対し溶接によ
り固着されているが、その他の構成は第1実施例
の場合と同様である。
第36図ないし第39図はこの発明の第4実施
例を示すものであつて、まず第36図および第3
7図に示すように、鉄筋籠2の各横鉄筋3におけ
る右側端部を継手函23に挿通して構成した継手
函付き鉄筋籠44を、先行エレメント用の溝33
内に吊り降ろし、次に第38図および第39図に
示すように、鉄筋籠2の各横鉄筋3における右側
端部を継手函23に挿通すると共に、鉄筋籠2の
各横鉄筋3における左側端部に弾性被覆筒4を固
定または摺動可能に嵌設して構成した継手函およ
び被覆筒付き鉄筋籠45を、前記弾性被覆筒4を
継手函23に接触させながら吊り降ろすように構
成しているが、その他の構成は第1実施例の場合
と同様である。
第40図および第41図はこの発明の第5実施
例において用いられる鋼製継手函46を示すもの
であつて、垂直なフランジ板47の内側に、これ
に直角な2枚の連結板48がフランジ板巾方向に
間隔をおいて配置されて溶接により固着され、か
つ各連結板48の内側にわたつて補剛板49が配
置されて溶接により固着されることにより、函体
ユニツト50が構成され、2つの函体ユニツト5
0が間隔をおいて平行に配置されると共に、各函
体ユニツト50における連結板48の内面にわた
つて帯状の蓋板51が当接され、さらにその蓋板
51に内側から挿通されたボルト52は連結板4
8に螺合され、そのボルト52により蓋板51が
連結板48に対し着脱自在に固定されている。
第42図ないし第57図はこの発明の第5実施
例を示すものであつて、まず第42図および第4
3図に示すように、先行エレメント設定予定部の
左右両側の地盤1を泥水32を用いてアースオー
ガ等の掘削機により掘削して、所要深さの円形の
縦孔53A,53Bを設け、次に第44図および
第45図に示すように、継手函46をクレーン
(図示を省略した)により吊上運搬して各縦孔5
3A,53B内に吊り降ろしたのち、第46図お
よび第47図に示すように、継手函46の周囲の
泥水にケイ酸ソーダおよびセメント等からなる固
化剤を添加して撹拌混合することにより、泥水固
化物54に変化させ、その泥水固化物54により
継手函46を固定し、かつ右側の縦孔53Bから
右側に所定距離だけ離れた位置において、溝壁崩
壊防止用泥水32を用いて掘削機により先行エレ
メント用の縦孔53Cを掘削する。
なお前記泥水固化物54を生成するために、溝
内にセメント含有泥水等からなる固化性泥水を注
入して泥水32と置換してもよく、あるいは、溝
を掘削する際に固化性泥水を用いて掘削し、その
固化性泥水が固化する前に溝内に継手函46を吊
り降ろしてもよい。
次に第48図および第49図に示すように、先
行エレメント設置予定部の左右両側の縦孔53
A,53Bに挿入されている継手函46内に、ト
レミー管(図示を省略した)を挿入して、その継
手函46の下部に根固めコンクリート55を打設
し、継手函46の下部の根固めを行ない、かつ後
行エレメント用の縦孔53C内に継手函46を吊
り降ろす。
なお継手函46の下部の内側および外側に根固
めコンクリート55を打設して根固めを行なつた
のち、前述のようにして、継手函46の周囲に泥
水固化物54を生成してもよい。
次に第50図および第51図に示すように、先
行エレメント設定予定部の両側の継手函46の間
の地盤1および泥水固化物54を、泥水32を用
いて掘削機により掘削して、前記根固めコンクリ
ート55の上部のレベル付近に達する深さの溝5
6Aを設け、かつ継手函46における溝56A側
の蓋板51を溝56A内の溝壁崩壊防止用泥水3
2中に露出させ、さらに後行エレメント用の縦孔
53C内にある継手函46内の下部に根固めコン
クリート55を打設すると共に、その継手函46
の周囲に泥水固化物54を生成する。
次に第21図、第24図および第25図に示し
た構造の被覆筒付き鉄筋籠16を、第52図およ
び第53図に示すように、溝56Aの両側の継手
函46に接触させながら溝56A内に吊り降ろし
たのち、溝56A内にトレミー管(図示を省略し
た)を用いて水中コンクリート5を打設する。
次に先行エレメントの場合と同様にして、第5
4図および第55図に示すように、後行エレメン
ト設置予定部の両側の継手函46の間の地盤1お
よび泥水固化物54を、泥水を用いて掘削して根
固めコンクリート55の上部のレベル付近に達す
る深さの溝56Bを設けたのち、被覆筒付き鉄筋
籠16を溝56B内に吊り降ろし、次いでその溝
56B内に水中コンクリート5を打設する。
次に水中コンクリート5の養生時間を経過した
のち、溝53B内にある継手函46内の泥水を排
除し、次いで継手函46におけるボルト52を取
外して蓋板51を撤去することにより、先行エレ
メントおよび後行エレメントのコンクリートの一
部を継手函46内に露出させ、かつ弾性被覆筒4
の蓋を取外して、第56図に示す状態にする。
次に第57図に示すように、隣り合う鉄筋籠2
の横鉄筋3にわたつて連結鉄筋6を配置して溶接
により固着したのち、弾性被覆筒4内にモルタル
を充填し、かつ前記継手函46を構成する一対の
函体ユニツト50の間にコンクリート7を打設す
る。
次に後行エレメント用の溝40の掘削と、継手
函23および被覆筒付き鉄筋籠16の吊り降ろし
と、連結鉄筋6による横鉄筋3の連結と、モルタ
ルおよびコンクリート7の充填とを必要回数反復
して行なつて所要長さの連続地中壁を構築する。
第5実施例の場合も、継手函46における函体
ユニツト50または蓋板51にガイド部材を取付
けて、そのガイド部材により被覆筒付き鉄筋籠1
6をガイドしながら吊り降ろして、その被覆筒付
き鉄筋籠16を所定の位置に正確に設置するよう
にしてもよい。
この発明を実施する場合、巾止め鉄筋18を有
する鉄筋籠2を使用すれば、壁体に加わるせん断
力に対し強力に対抗させることができる。また継
手函23,46内に鉄筋を配置してコンクリート
を打設すれば、連続地中壁の垂直継手部の強度を
一層向上させることができる。さらにまた、横鉄
筋3と連結鉄筋とを圧接により一体に結合しても
よい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、継手函内をドライの状態と
し、そのドライにした継手函内で、隣り合う鉄筋
籠2の横鉄筋3を、連結鉄筋6を介して圧接、溶
接あるいはねじ継手等の機械的連結手段により連
結するので、従来の泥水中で行なう重ね継手に比
べて、隣り合う鉄筋籠2の横鉄筋3を確実にかつ
強力に連結することができ、次いで継手函内にコ
ンクリート7を打設するので、連続地中壁の垂直
継手の強度を著しく大きくすると共に強度上の信
頼性を向上させることができ、しかも連続地中壁
を構成するエレメントの直線状連結部に限らず、
L形、T形、十形等の交差継手部にも容易に実施
することができ、かつ継手函の両側の溝肉に被覆
筒付き鉄筋籠を吊り降ろして水中コンクリート5
を打設したのち、他の場所での後行エレメント用
溝の掘削、被覆筒付き鉄筋籠の吊り降ろし、水中
コンクリート打設、継手函の吊り降ろし作業と関
係なく、前記継手函内でその両側の鉄筋籠2にお
ける横鉄筋3の連結作業を行なうことができるの
で、連続地中壁構築の全体の工期を短縮すること
ができる。また継手函に沿つて吊り降ろされる鉄
筋籠2における横鉄筋3の端部は弾性被覆筒4に
より被覆されているので、既に吊り降ろされてい
る継手函が多少傾斜していても、弾性被覆筒付き
鉄筋籠を吊り降ろす際に、弾性被覆筒4を継手函
により自動的に弾性変形させて、支障なく吊り降
ろし作業を行なうことができ、さらに横鉄筋3と
連結鉄筋6との連結部で壁厚の有効高さD2が減
少しないので、連続地中壁における垂直継手が弱
点にならず、そのため施工上の都合により任意の
位置に継手を設置できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第27図はこの発明の第1実施例
を示すものであつて、第1図は地盤に設けた先行
エレメント用溝に継手函を挿入している状態を示
す縦断正面図、第2図はその横断平面図、第3図
は先行エレメント用溝内に被覆筒付き鉄筋籠を吊
り降ろしている状態を示す縦断正面図、第4図は
その横断平面図、第5図は被覆筒付き鉄筋籠を所
定のレベルに支持している状態を示す平面図、第
6図はその縦断正面図、第7図はレベル調整支持
装置による鉄筋籠支持状態を示す縦断側面図、第
8図は先行エレメント用溝内に水中コンクリート
を打設した状態を示す縦断正面図、第9図はその
横断平面図、第10図は後行エレメント用溝を掘
削した状態を示す縦断正面図、第11図はその横
断平面図、第12図は後行エレメント用溝内に継
手函および被覆筒付き鉄筋籠を吊り降ろした状態
を示す縦断正面図、第13図はその横断平面図、
第14図は後行エレメント用溝内に水中コンクリ
ートを打設した状態を示す縦断正面図、第15図
はその横断平面図、第16図は隣り合う鉄筋籠の
横鉄筋を連結鉄筋を介して連結すると共に継手函
内にコンクリートを打設した状態を示す縦断正面
図、第17図はその横断平面図、第18図は第1
6図における横鉄筋連結部付近を拡大して示す縦
断正面図、第19図はこの発明の第1実施例にお
いて用いられる片側に弾性被覆筒を有する被覆筒
付き鉄筋籠の平面図、第20図はその一部切欠正
面図、第21図はその被覆筒付き鉄筋籠の一部を
拡大して示す一部縦断正面図、第22図は第21
図のA−A線断面図、第23図は第21図のB−
B線断面図、第24図はこの発明の第1実施例に
おいて用いられる両側の弾性被覆筒を有する被覆
筒付き鉄筋籠の平面図、第25図はその一部切欠
正面図、第26図はこの発明の第1実施例におい
て用いられる継手函の縦断正面図、第27図は第
26図のC−C線断面図である。第28図は継手
函に取付けられたガイド部材と被覆筒付き鉄筋籠
との関係を示す横断平面図、第29図はその縦断
正面図である。第30図および第31図は隣り合
う鉄筋籠における横鉄筋連結部の他の例を示す縦
断正面図、第32図は横鉄筋に固定された弾性被
覆筒の縦断正面図、第33図は第32図のD−D
線断面図、第34図はこの発明の第2実施例の方
法により施工された連続地中壁のL形継手部を示
す横断平面図、第35図はこの発明の第3実施例
の方法により施工された連続地中壁のT形継手部
を示す横断平面図である。第36図ないし第39
図はこの発明の第4実施例を示すものであつて、
第36図は先行エレメント用溝内に継手函付き鉄
筋籠を吊り降ろしている状態を示す縦断正面図、
第37図はその横断平面図、第38図は後行エレ
メント用溝内に継手函および被覆筒付き鉄筋籠を
吊り降ろしている状態を示す縦断正面図、第39
図はその横断平面図である。第40図はこの発明
の第5実施例において用いられる継手函の一部切
欠縦断正面図、第41図はその横断平面図であ
る。第42図ないし第57図はこの発明の第5実
施例を示すものであつて、第42図は先行エレメ
ント設置予定部の左右両側に位置する縦孔を設け
た状態を示す縦断正面図、第43図はその横断平
面図、第44図は各縦孔内に継手函を吊り降ろし
た状態を示す縦断正面図、第45図はその横断平
面図、第46図は先行エレメント設置予定部の左
右両側の縦孔内に泥水固化物を生成させると共
に、後行エレメント設置予定部の右側に縦孔を設
けた状態を示す縦断正面図、第47図はその横断
平面図、第48図は先行エレメント設置予定部の
左右両側の継手函の下部に根固めコンクリートを
打設した状態を示す縦断正面図、第49図はその
横断平面図、第50図は先行エレメント用溝を掘
削しかつ先行エレメント設置予定部の右側の縦孔
内に泥水固化物を生成すると共にその縦孔内の継
手函の下部に根巻きコンクリートを打設した状態
を示す縦断正面図、第51図はその横断平面図、
第52図は先行エレメント用溝内に被覆筒付き鉄
筋籠を吊り降ろして水中コンクリートを打設した
状態を示す縦断正面図、第53図はその横断平面
図、第54図は後行エレメント用溝内に被覆筒付
き鉄筋籠を吊り降ろして水中コンクリートを打設
した状態を示す縦断正面図、第55図はその縦断
平面図、第56図は継手函の蓋板を撤去した継手
部を示す横断平面図、第57図は隣り合う鉄筋籠
における横鉄筋を連結鉄筋を介して連結しかつ継
手函内にコンクリートを打設した状態を示す横断
平面図である。第58図は従来の壁体垂直継手を
示す横断平面図である。 図において、1は地盤、2は鉄筋籠、3は横鉄
筋、4は弾性被覆筒、5は水中コンクリート、6
は連結鉄筋、7はコンクリート、15および16
は被覆筒付き鉄筋籠、17は縦鉄筋、18は巾止
め鉄筋、19は被覆筒本体、20はゴム製筒体、
21はゴム製環状パツキング、22は蓋、23は
鋼製継手函、25は底板、26は通水孔、27は
開閉弁、30は横鉄筋挿通用透孔、31は蓋、3
8はレベル調整用センターホールジヤツキ、41
はガイド部材、44は継手函付き鉄筋籠、45は
継手函および被覆筒付き鉄筋籠、46は継手函、
51は蓋板、52はボルト、53A〜53Cは縦
孔、54は泥水固化物、55は根固めコンクリー
ト、56Aおよび56Bは溝である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 地盤1に設けた溝内に、鉄筋籠2における多
    数の横鉄筋3の少なくとも一端部に弾性被覆筒4
    を嵌設して構成した被覆筒付き鉄筋籠と、上下方
    向に延長する中空の継手函とを、横方向に交互に
    並べて配置し、かつ前記溝内の継手函内部を除く
    部分に水中コンクリート5を打設し、その水中コ
    ンクリート5の養生時間を経過したのち、継手函
    内をドライの状態にし、その継手函内で、隣り合
    う鉄筋籠2における横鉄筋3を、連結鉄筋6を介
    して圧接、溶接あるいはねじ継手等の機械的連結
    手段により連結したのち、前記継手函内にコンク
    リート7を打設することを特徴とする連続地中壁
    の垂直継手施工法。
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