JPH0363158B2 - - Google Patents

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JPH0363158B2
JPH0363158B2 JP63028272A JP2827288A JPH0363158B2 JP H0363158 B2 JPH0363158 B2 JP H0363158B2 JP 63028272 A JP63028272 A JP 63028272A JP 2827288 A JP2827288 A JP 2827288A JP H0363158 B2 JPH0363158 B2 JP H0363158B2
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circuit current
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Itaru Kurosawa
Hiroshi Nakagawa
Susumu Takada
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Agency of Industrial Science and Technology
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、超電導閉ループ中に磁束量子を捕獲
するか否かにより、二値論理情報を選択的に記憶
する磁束量子記憶型のジヨゼフソン・メモリ・セ
ルに対する駆動方法上の改良に関する。
[従来の技術] 従来から各種提案されているこの種のジヨゼフ
ソン・メモリ・セルの中でも、構成が最も簡単
で、かつ、駆動電流に関し単極性の駆動が可能な
セルとしては、本出願人がすでに特公昭60−
20840号(特許第1294806号)にて開示したものが
ある。
このセルの詳細は同公報の参照に任せるが、本
書にても簡単に説明すると、その代表的、基本的
な構成例は第3図示のようになつている。
まず、このジヨゼフソン・メモリ・セル10の
中には、二つのジヨゼフシヨン素子J0,J1と、意
図的に十分な値に設計されたインダクタLRとを
含む超電導閉ループ11があつて、この超電導閉
ループ11には、外部回路電流Iyを選択的に流し
込むため、二点P1,P2にて外部回路電流線12,
12が接続している。
そのため、当該回路電流線12,12の接続点
P1,P2を境にして見ると、超電導閉ループ11
は左枝回路(左ブランチ)と右枝回路(右ブラン
チ)とに分けることができ、左ブランチ中には単
位のジヨゼフソン素子J0が含まれ、右ブランチ中
にはインダクタLRと単位のジヨゼフソン素子J1
の直列回路が含まれた格好になる。もつとも実際
には、各ジヨゼフソン素子J0,J1が、それ自体、
例えば三接合スキツド等で構成される場合もあ
る。しかし、本書では簡単のため、以下全て、こ
うしたジヨゼフソン・スイツチング部は単にジヨ
ゼフソン素子と記し、この表記により、単位素子
としてのジヨゼフソン素子はもちろん、スキツド
構成等を含むものとする。
しかるに、左ブランチ中のジヨゼフソン素子J0
には、外部から印加される制御電流Ixの有無によ
り、場合に応じてこのジヨゼフソン素子J0を選択
的に零電圧状態と電圧状態の間でスイツチングさ
せ得るように、あるいはまた、セル構成としてい
わゆるボルテツクス遷移(瞬間的な状態遷移であ
つて直ちに元の状態に戻る動作)を起こさせ得る
ように、当該制御電流Ixを流すための制御電流線
13が誘導結合しており、さらに、後述のメモリ
動作を不都合なく実現するため、インダクタLR
と超電導閉ループ11自体とには、それぞれ並列
にダンピング抵抗R1,R2が接続されている。
一方、本出願人が別途出願するように、この種
のジヨゼフソン・メモリ・セルに関する新たな構
成法として、上記第3図示構成のジヨゼフソン・
メモリ・セル中におけるインダクタLRやダンピ
ング抵抗R1,R2を除去し、このインダクタLR
丁度、複数個のジヨゼフソン素子に置き換えた構
成のジヨゼフソン・メモリ・セルもある。
そうした場合の代表的な構成例が第4図に示し
てあるが、左ブランチ中には第3図示構成同様、
一つのジヨゼフソン素子J0を含ませるにしても、
第3図示従来例における右ブランチ中のジヨゼフ
ソン素子J1とインダクタLRの直列回路は、全部で
複数m個のジヨゼフソン素子J1,J2,……,Jn
置き代えられ、かつダンピンング抵抗R1,R2
も省略されている。
この第4図示のジヨゼフソン・メモリ・セル1
0では、第3図示構成中のインダクタLRが持つ
ていた所定の電流分流機能を複数個のジヨゼフソ
ン・メモリ・セルの位相差を利用する機構に代え
たものであり、原理的には左ブランチ中に含まれ
るジヨゼフソン素子J0の個数も一個でなくて良
く、k個と一般化でき、少なくともその一つに制
御電流線が作用可能に結合していれば良いが、超
電導閉ループ11内に永久還電流Icirを生じさせ
るためには、超電導閉ループの一巡位相差が2o
でなければならないという条件はあるので、超電
導閉ループ内の最低ジヨゼフソン素子個数(k+
m)は4以上に制限される。が、逆に、これ以上
であれば、かなり任意に個数の増加を図り得る。
もつとも、この場合、例えばk=2になつたか
らと言つて、右ブランチ中のジヨゼフソン素子個
数mに関する最低値3が二倍の6になるという必
然性はなく、(k+m)個の位相差の和がループ
一巡で2o〓となつていれば良い。
このような第3図示構成のジヨゼフソン・メモ
リ・セルと第4図示構成のジヨゼフソン・メモ
リ・セルとを単に比較した場合には、明らかに、
第4図示構成のジヨゼフソン・メモリ・セルの方
が有利である。インダクタは実際上、ジヨゼフソ
ン素子の占有面積に比し、極めて大きな寸法領域
を要し、メモリ装置の小型化を阻むし、周波数依
存性があるので、せつかくにして超高速動作可能
なジヨゼフソン素子の動作速度をメモリ装置とし
て遺憾なく発揮し得るという訳には行かず、信号
に伝搬遅れ等を生じてしまうからである。
しかし、先に少し述べたように、第4図示構成
のジヨゼフソン・メモリ・セルも、それまでの第
3図示構成におけるインダクタの持つていた電流
分流機能を複数のジヨゼフソン素子の位相差利用
に置き代えたとは言え、このセルに選択的に磁束
量子を捕えさせたり、セル記憶内容を読み出した
りする操作シーケンスは、当該第4図示のジヨゼ
フソン・メモリ・セルを提案した当初の段階で
は、第3図示構成のジヨゼフソン・メモリ・セル
に対する操作シーケンスを単に流用していた。と
言うよりも、第3図示構成のジヨゼフソン・メモ
リ・セルに対して採られていた操作シーケンス
は、第4図示構成のジヨゼフソン・メモリ・セル
に対してもそのまま流用が利いたため、後述する
ように、本発明者等が少しく別な立ち場から、こ
うした操作シーケンス自体の問題点につき着目す
るまでは、それで良しとされていたのである。
そこで、この従来採用されていた操作シーケン
スにつき、説明する。
まずここで、第3,4図中のジヨゼフソン・メ
モリ・セル10内に記憶される二値論理情報に関
しては、便宜上、それらの超電導閉ループ11内
に磁束量子が捕えられていて、永久還電流Icir
存在する場合を論理“1”の記憶状態、そうでな
い場合を論理“0”の記憶状態とする。
ところで、第3図示のジヨゼフソン・メモリ・
セルの場合も第4図のジヨゼフソン・メモリ・セ
ルの場合も、そのしきい値特性は、J0が3接合ス
キツドの場合、共に第5図示のように表すことが
できる。図中において曲線C(0)はセル10が
論理“0”を記憶しているときのしきい値曲線、
曲線C(1)はセル10が論理“1”を記憶して
いるときのしきい値曲線であり、各曲線中の点線
部分は、いわゆるボルテツクス遷移を起こし得る
領域である。
ボルテツクス遷移自体は周知のメカニズムであ
るが、簡単に言えば、制御電流Ixのみを印加した
場合、超電導状態を保つている右ブランチでその
両端P1,P2がシヤフトされているにも拘らず、
ジヨゼフソン素子自体は非線形インダクタンス素
子でもあることによつて、当該制御電流Ixを受け
た左ブランチ中のジヨゼフソン素子J0が一瞬でも
電圧状態に遷移し得る機構である。そこで例え
ば、後述のように、このジヨゼフソン素子J0が電
圧状態に遷移したタイミングでは、超電導閉ルー
プ内に永久還電流Icirが流れていたにしても、こ
れは回路電流線12,12に流れ去ることがで
き、したがつて、以前に論理“1”を記憶してい
ても論理“0”に書き換えられるのである。
第5図中には、原点oから時計回りに順次に点
a,b,cをたどつて原点oに戻る太線の経路も
示されている。従来は、書き込みモードであるか
読み出しモードであるかに応じ、それぞれにこの
矩形の経路の異なる一部を利用して、それらに沿
わせ、制御電流Ix、回路電流Iyを所定の仕方で行
つたり来たりさせるようにしていた。
まず書き込みモード中において論理“0”の書
き込みにつき考えるに、これは例えば、単に制御
電流線13にのみ、所定の大きさの制御電流Ix=
c(第5図)を流した後、元に戻す(零にする)
操作で行なつていた。
便宜上、制御電流Ixを第5図中の原点oから点
cに相当する量まで流す操作を“Ix〓”と示し、
逆に原点oに戻す操作を“Ix〓”と表記する。
同様に回路電流Iyに関しても、Iy軸上でIy=a
の値まで、当該回路電流Iyを流す操作を“Iy〓”
と示し、零ないし原点0に戻す操作を“Iy〓”と
表記する。
したがつて、上記の論理“0”の書き込み操作
シーケンスは、 ≡Ix〓⇒Ix〓 と表せる。合同記号“≡”は、当該シーケンス
の内容が右の項に示されるものであることを示す
意味であり、矢印記号“⇒”は、操作の順番を示
している。これらの記号についての約束は、以下
でも同様とする。
このようにすると、この操作以前のセル10の
状態が論理“0”であつて、超電導閉ループ11
内に永久還電流Icirが流れていない場合には、第
5図中、原点oからIx軸上の点cに至つて再び原
点oに戻る電流軌跡となる。
この電流軌跡を′とすると、 ′≡o⇒c⇒o となるが、この軌跡を追つかけると分かるよう
に、論理“0”の記憶状態にあるセルに関して
は、そのしきい値曲線C(0)をいかなる部位に
おいても横切ることがないため、セル10の内容
に影響を与えることはなく、何の変化も置きな
い。したがつて書き込みモード終了時(制御電流
Ixの立ち下げ後)におけるセル10の記憶内容は
“0”であり、逆に言えば、所期通りに論理“0”
を書き込めたことになる。
これに対し、以前のセル内容が論理“1”であ
り、超電導閉ループ11内に永久還電流Icirが存
在していた場合には、同じ論理“1”記憶時のし
きい値曲線ではあるが、Iy軸上のある点に関し、
実線の曲線C(1)と点対象となり、ボルテツク
ス遷移境界を示す点線の曲線C(1)に対し、上
記シーケンスに伴なう上記電流軌跡′で“o
⇒c”のときにこのボルテツクス遷移領域を点s
にて横切り、ここで論理“0”に書き込まれる。
つまり、所定値以上の制御電流Ixの印加で左ブラ
ンチ中のジヨゼフソン素子Joが一瞬、電圧状態
に遷移し、永久還電流Icirが回路電流線12に流
れ去ることにより、実質的に論理“0”が書き込
まれる。
論理“0”が書き込まれれば、セルしきい値曲
線はC(0)に従うようになり、“c⇒o”の戻り
経路時にはどこのしきい値曲線部分とも横切らな
いため、制御電流Ixの立ち下がりによる書き込み
モード終了以降、当該セル内容は予定通りに論理
“0”となる。
次いで、論理“1”の書き込み操作シーケンス
は、従来、一般に ≡Ix〓⇒Iy〓⇒Ix〓⇒Iy〓 とされていた。
第5図中の太線経路に沿えば、このときの電流
軌跡′は、 ′≡o⇒c⇒b⇒a⇒o となる。
この書き込み操作以前のセル内容が論理“0”
であり、第5図中のしきい値曲線C(0)に即す
場合には、上記中、“Ix〓”とした後の“Iy〓”
に伴う電流軌跡′中の部分“c⇒b”の過程で、
当該曲線C(0)中のボルテツクス遷移領域であ
る点線部分が点pにおいて下から上に横切られる
ため、セル10内に当該ボルテツクス遷移で論理
“1”が書き込まれる。
したがつてその後は、上記シーケンス中、引
き続いて“Ix〓⇒Iy〓”とすることにより、安定
に当該論理“1”の記憶状態を保持したまま、書
き込みモードを終えることができる。電流軌跡で
言えば、点pを下から上に越えた時点でしきい値
曲線は曲線C(1)に沿うものとなるため、引き
つづいての“b⇒a⇒o”なる過程では、最早、
セルに何の影響も与えないからである。
この論理“1”の書き込みモード開始以前のセ
ル10の記憶内容が論理“1”であつた場合に
は、実質的には破壊読み出しから再書き込み手順
に準じて元通りに論理“1”が記憶し直される。
すなわち、上記シーケンスに従い、電流軌跡
′中の“o⇒c”の過程では、既に論理“1”
記憶状態から論理“0”記憶状態への書き換えに
ついて説明したように、点sを左から右に越える
ボルテツクス遷移により、セルには一旦、論理
“0”が書き込まれる。
こうなれば、後の過程は当該論理“0”の記憶
状態から論理“1”への書き換え過程と同様とな
り、次の“Iy〓”に伴なう電流軌跡部分“c⇒
b”の過程で、曲線C(0)が点pにおいて下か
ら上に横切られるため、セル10内に同様にボル
テツクス遷移で論理“1”が書き込まれ、その
後、上記シーケンス中、引き続いての“Ix〓⇒
Iy〓”に伴う“b⇒a⇒o”なる過程を採れば、
安定に当核論理値“1”の記憶状態を保持したま
ま、書き込みモードを終えることができる。
これに対し、読み出しモード下における読み出
しシーケンスは、一般に、 ≡Iy〓⇒Ix〓⇒Ix〓⇒Iy〓 とされていた。電流軌跡′として表現すれば、 ′≡o⇒a⇒b⇒a⇒o となる。
ここで、セル10の超電導閉ループ11内に永
久還電流Icirが流れていた場合、つまり論理“1”
が記憶されていた場合には、上記シーケンス中
の最初の“Iy〓⇒Ix〓”に伴う“o⇒a⇒b”な
る経路は、完全にしきい値曲線C(1)にて画さ
れる零電圧状態領域内での電流変化に過ぎないた
め、何の変化をも起こさず、セル10は零電圧状
態を維持し、これをして論理“1”の読み出しと
判断することができ、その後、引き続く“b⇒a
⇒o”なる逆の経路で元の状態に戻せば、セル内
容に変化なく、定常状態に戻すことができる。
一方、セル10の記憶内容が論理“0”であつ
た場合には、当然、第5図中、しきい値曲線C
(0)に即しての動作となるため、上記シーケン
ス中の“Iy〓⇒Ix〓”に伴う“o⇒a⇒b”な
る経路は、点qにて当該しきい値曲線C(0)の
実線部分を左から右に横切る結果を招き、もつて
セル10は電圧状態に遷移するので、これをして
論理“0”の読み出しと判断することができる。
同時に、当該“o⇒a⇒b”経路に沿つて増加
していた回路電流Iyは電圧状態に遷移したセル1
0の内部から追い出され(点qにて遮断され)、
電流軌跡は点Cに移る。したがつて、読み出し論
理確認の後、引き続く“Ix〓⇒Iy〓”なる手続を
踏めだ論理“0”が再書き込みされ、等価的に非
破壊読み出しが満足されて、定常状態に戻る。
[発明が解決しようとする課題] 上記においては、第3,4図示のジヨゼフソ
ン・メモリ・セルにつき、その操作シーケンス例
を説明したが、実はこのシーケンスは、この種の
ジヨゼフソン・メモリ・セルの他の構成例につい
ても採用されることが多かつた。
しかるに、こうした具体的なセル構造の如何で
はなく、いずれにしても上記のようなシーケンス
を採る場合、新たに本発明者が問題として指摘す
べくに至つたのは、超電導閉ループ内に磁束量子
を捕獲させる際の書き込みシーケンス(本書での
約束では論理“1”の書き込みシーケンス)と、
読み出し操作シーケンスの相違である。
ここでもう一度、両者に関する既述の操作シー
ケンスを挙げてみると、論理“1”の書き込みシ
ーケンスは、 ≡Ix〓⇒Iy〓⇒Ix〓⇒Iy〓 となつており、対して読み出しシーケンスは、 ≡Iy〓⇒Ix〓⇒Ix〓⇒Iy〓 となつていて、Ix,Iyの当初の印加順番関係が丁
度、逆になつていた。
しかし、こうした操作シーケンスの違いは、実
際上、この種のジヨゼフソン・メモリ・セルを多
数個集積してメモリ空間を構築するに際し、周辺
駆動回路系の構成を複雑化したり、高速動作を大
いに損う原因となつていたのである。
と言うのも、磁束量子を捕獲させるための書き
込みシーケンスと読み出しシーケンスとで上記の
ように制御電流Ixと回路電流Iyの印加の順番を異
ならせるには、最も簡単な構成を採用したにして
も、制御電流供給回路または回路電流供給回路の
どちらか一方に対し、選択的に動作する遅延回路
を用いなければならず、このように意図的にかな
り大きな時定数が、結局は全体としての回路動作
を大幅に遅速化するからである。
本発明は、まさしくこうした点に鑑みて成され
たもので、第3,4図に示したジヨゼフソン・メ
モリ・セルに代表されるような構成を取り、した
がつてまた、超電導閉ループのしきい値特性や回
路電流、制御電流の値を適当に選ぶことにより、
超電導閉ループ内に磁束量子が捕獲されているか
否かの読み出し操作は、回路電流を先に印加して
から制御電流を印加するシーケンスに従うように
したジヨゼフソン・メモリ・セルの駆動方法とし
て、超電導閉ループ内に磁束量子を捕獲させる際
の書き込み操作シーケンスも、上記の読み出し操
作シーケンスと同一の手順となるようにし、もつ
て遅延回路等、動作速度を大幅に遅らせてしまう
ような回路手段は、これをメモリ駆動回路系中か
ら排斥せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記した第3,4図示構成に代表されるジヨゼ
フソン・メモリ・セルの従来の駆動方法において
は、書き込みモード下においても読み出しモード
下においても、印加の順番こそ、既述のように変
えるにしても、必要に応じ、それら回路電流、制
御電流を印加するときには、少なくともそれらの
値に関しては変更を及ぼさず、必ずにしていつも
同じ値となるようにしていた。第5図示のしきい
値特性上で言えば、制御電流軸Ix上の点cの値を
固定とするのみならず、回路電流Iy軸上の点aの
値も固定とし、したがつて当然、点bのIx,Iy座
標(c,a)も固定としていたのである。
もつとも、このようにしたこと自体には一理あ
る。すなわち、回路電流または制御電流を超電導
閉ループに対して供給すべき指令が与えられたと
き、この指令信号に応答してスイツチング動作
し、電源からそれら回路電流または制御電流を引
き出して当該超電導閉ループに向け供給するスイ
ツチング・ゲート回路には、どこにも同じものを
用い得るからである。
しかし、その利点と、上記したように遅延回路
を必須とするがために高速性が損われるという欠
点とを天秤に掛けた場合、欠点の方が大きいと言
わざるを得ない。出力電流値の異なるスイツチン
グ回路を構成することは、全く同じものを複数個
所に用いるに比せば、確かに、その当初の設計
上、手間が一つ増えるかも知れないが、実際には
所望の出力電流値のスイツチング回路を得ること
自体は現状の技術でさえ、何等の困難もなく、製
作上も、特に不都合となる節はないのである。
そこで本発明者は、上記のように、全てに同一
のスイツチング回路を用いるのが合理的だし当り
前とでも言うかのような、いつの間にか常識化し
ていた事実を改めて見直し、読み出し操作時と書
き込み操作時とで同一のシーケンスないし同一の
電流印加タイミングとするには、むしろ逆に、必
要となる回路電流の値を変更してはとの発想を得
た。
実際上、本発明は、こうした発想を発展させ、
実証した結果、特許請求の範囲に記載の通りに成
されたもので、読み出し操作時に必要となる回路
電流の大きさに対し、超電導閉ループ内に磁束量
子を捕獲させるに必要な回路電流の大きさを低減
させることにより、従来とは異なる方向からでは
あるが、磁束量子が捕えられていないときのセル
のしきい値曲線中のボルテツクス遷移領域を同様
に横切れるようにし、もつて読み出し操作シーケ
ンスと同一の操作シーケンスで、磁束量子の書き
込み操作も行ない得るようにしたのである。
[作 用] 本発明によると、第3,4図示構成に代表され
るジヨゼフソン・メモリ・セルにおいて、磁束量
子を捕獲していないセル(本書の約束ではこれを
論理“0”の記憶状態に対応させていること、既
述の通り)のしきい値曲線に関し、論理“1”を
書き込む際、従来においては当該しきい値曲線の
ボルテツクス遷移領域部分を下から上に横切つて
いたのに対し、回路電流の大きさを低減すること
により、例えば左から右に横切るというように、
横切る方向を変えはするが、少なくとも従来同
様、所期のボルテツクス遷移を起こすという要件
は保証させる。
一方、この本発明によるボルテツクス遷移に関
し鑑みるに、その電流供給の順序は、回路電流を
印加してから制御電流を印加するという手順で良
く、してみるにこれは、回路電流の大きさこそ異
なれ、既述した読み出しモード下における操作シ
ーケンスと全く同様であり、ためにこの動作に
は、遅延回路等は一切、関与する必要がない。
[実施例] 以下、本発明のジヨゼフソン・メモリ・セル駆
動方法の望ましい一実施例につき、主として第1
図に即し説明するが、便宜のため、本発明駆動方
法が適用されるジヨゼフソン・メモリ・セルは、
先に第3,4図に即して示したものとする。
したがつてまた、第3〜5図に関して用いた各
構成子符号や電流記号、操作シーケンスの表記の
仕方や電流経路の表記方法等は、本実施例の説明
においてもそのまま援用する。論理“0”は超電
導閉ループ11内に磁束量子がないときに対応さ
せ、論理“1”は超電導閉ループ11内に磁束量
子が捕獲されて、永久還電流Icirが流れていると
きに対応させることも同じである。
さて、第1図中に示されているように、本発明
を適用する場合、従来と明らかに異なるのは、当
該しきい値特性図上に、新たにメモリ動作に関与
する二つの点d,eが増えていることである。
しかるに、回路電流Iy軸上の点dは、従来、読
み出しモード下において、制御電流Ixとの相乗効
果で論理“0”のしきい値曲線C(0)の実線部
分を左から右に横切り、もつてセル全体を電圧状
態に遷移させるに適当な回路電流の値aよりも小
さな値を示している(すなわち、d<aである)。
したがつてまた、点eはこれに対応し、値dの
大きさの回路電流Iyを流した状態で値cの制御電
流Ixをさらに印加した場合の点となる。
さらに、あらかじめ述べて置くと、この回路電
流Iy軸上に設定されるべき値Iy=dは、そこから
右方向に制御電流Ix軸と平行に電流軌跡を伸ばし
た場合、論理“0”の記憶状態に関するセルしき
い値曲線C(0)のボルテツクス遷移領域を点r
にて横切り得る位置として設定される。
まず論理“0”の書き込みにつき考えるに、こ
れは従来からも、回路電流Iyを流さないという事
実はあつたにしても、操作シーケンスとしては読
み出しモードにおけるそれと同一であつたと考え
て良い。
すなわち、第3,4図示構成のジヨゼフソン・
メモリ・セル10中、単にその制御電流線13に
のみ、所定の大きさの制御電流Ix=c(第1,5
図)を流した後、元に戻す(零にする)操作だけ
で行なうという“0”書き込みシーケンス(≡
Ix〓⇒Ix〓)は、 ≡Iy=0→〓Ix〓⇒Ix〓⇒Iy=0→ と書き直すことができる。ここで表記“Iy=0
→”は、結局、実際に有意の値の電流としては回
路電流Iyを流さず、横を向いた矢印“→”で象徴
的に示されるように、それまでのまま、零値(Iy
=0)を保つことを示しているが、タイミング・
シーケンスとしては、このステツプは、回路電流
Iyを流すか否かの判断、指示タイミングを有して
いるのと等価とみなせるからである。
したがつて、この論理“0”の書き込みに関し
ては、本発明を適用しての駆動方法においても従
来と何の変更も要さず、この操作以前のセル10
の状態が論理“0”であつて、超電導閉ループ1
1内に永久還電流Icirが流れていない場合には、
第1図中、原点oからIx軸上の点cに至つて再び
原点oに戻る第5図中と同一の電流軌跡となる。
この電流軌跡を′とすると、先と同様、 ′≡o⇒c⇒o となり、既に従来例の説明の項において述べたメ
カニズムにより、以前のセル内容が論理“0”で
あつても論理“1”であつても、所期通りに論理
“0”が書き込まれる。
つまり、以前のセル内容が論理“0”であつた
場合には、第1図中、曲線C(0)に係るしきい
値曲線のいずれの部位も、上記操作シーケンスに
伴う電流軌跡は横切ることがないため、そのまま
論理“0”の記憶状態を保つし、以前の記憶内容
が論理“1”であつた場合には、所定値以上の制
御電流Ixの印加“o〓c”に伴い、先の約束に従
い、本図には一部のみしか示していないが点線の
しきい値曲線C(1)上の点sを左から右に横切
るため、左ブランチ中のジヨゼフソン素子J0が一
瞬、電圧状態に遷移し(ボルテツクス遷移)、永
久還電流Icirが回路電流線12に流れ去ることに
より、実質的に論理“0”の書き込み状態とな
る。
同様に、読み出しに関する操作シーケンス、お
よび当該読み出しに際して用いる回路電流Iyの値
a、制御電流Ixの値cも、従来例に即して述べた
と同様で良い。
すなわち、読み出しモード下における読み出し
シーケンスは、 ≡Iy〓⇒Ix〓⇒Ix〓⇒Iy〓 とすることができ、したがつてこのときの電流軌
跡′は、 ′≡o⇒a⇒b⇒a⇒o となる。
ここで、セル10の超電導閉ループ11内に永
久還電流Icirが流れていた場合、つまり論理“1”
が記憶されていた場合には、上記シーケンス中
の最初の“Iy〓⇒Ix〓”に伴う“o⇒a⇒b”な
る経路は、完全にしきい値曲線C(1)にて画さ
れる零電圧状態領域内での電流変化となるため、
何の変化をも起こさず、セル10としては零電圧
状態を維持し、これをして論理“1”の読み出し
と判断することができ、その後、引き続く“b⇒
a⇒o”なる経路で元の状態に戻せば、セル内容
に変化なく、定常状態に戻すことができる。
一方、セル10の記憶内容が論理“0”であつ
た場合には、当然、第1図中、しきい値曲線C
(0)に即しての動作となるため、上記シーケン
ス中の“Iy〓⇒Ix〓”に伴う“o⇒a⇒b”な
る経路は、点qにて当該しきい値曲線C(0)の
実線部分を左から右に横切る結果を招くため、セ
ル10は電圧状態に遷移し、これをして論理
“0”の読み出しと判断することができる。
同時に、当該“o⇒a⇒b”経路に沿つて増加
していた回路電流Iyはセル10の内部から追い出
され(点qにて遮断され)、電流軌跡は点Cに移
る。したがつて、読み出し論理確認の後、引き続
く“Ix〓⇒Iy〓”なる手段を踏めば、論理“0”
が再書き込みされ、等価的に非破壊続み出しが満
足されて、定常状態に戻る。
これに対し、本発明の特徴が良く表れるのは、
論理“1”の書き込み操作時である。本発明の場
合、この論理“1”の書き込みシーケンスは、
先に従来例に関して述べた書き込みシーケンス
(≡Ix〓⇒Iy〓⇒Ix〓⇒Iy〓)と異なり、上記読
み出しシーケンスと実質的に同じシーケンス; ≡Iy〓⇒Ix〓⇒Ix〓⇒Iy〓 とすることができる。
しかし、このときの回路電流Iyの値は、先の読
み出し時におけるIy=aと異なり、該値aより小
さな、Iy=dに選ばれるのである。
したがつて、第1図中の太線経路に沿えば、こ
のときの電流軌跡′は、 ′≡o⇒d⇒e⇒d⇒o となる。
ここで、上記回路電流値Iy=dを定めるに必要
な要件は、上記電流軌跡′中、“d⇒e”の部分
では、第1図中の点rで示されるように、論理
“0”に関するしきい値曲線C(0)中、点線で示
されるボルテツクス遷移領域を左から右に横切れ
る程度の値に抑えるということである。
実際上、この値dは、セル記憶内容“0”の読
み出し時に制御電流Ix=cとの相乗効果でセルを
電圧状態に遷移させるときに設定される回路電流
値Iy=aに対し、その半分程度の値となる。理解
のためには、この点rは、先に第5図に示した特
性図中、点pないしその近傍の点と考えて良い。
論理“1”の書き込み操作として改めて言い直
せば、本発明に従う場合、当該書き込み操作以前
のセル内容が論理“0”であり、セル10が第1
図中のしきい値曲線C(0)に即していたときに
は、上記中、“Iy〓”とした後の“Ix〓”に伴
う′中の電流軌跡部分“d⇒e”の過程で、当
該曲線C(0)が点rにおいて左から右に横切ら
れるため、セル10内に論理“1”が書き込まれ
る。
従来、この過程においては、第5図に示されて
いるように、当該しきい値曲線C(0)のボルテ
ツクス遷移領域部分を点pで下から上に横切るこ
とにより、当該ボルテツクス遷移を起こしていた
が、本発明では、大体同じ点rを左から右に横切
ることにより、同様のボルテツクス遷移を起こし
ているのである。
これをさらに換言すれば、一般的に、セル記憶
内容が論理“0”であるときには、そのしきい値
曲線のボルテツクス遷移部分を従来の操作シーケ
ンスに見られるように下から上に向かつて横切り
得るのみならず、大体、似たような部位で左から
右にも横切れるようなジヨゼフソン・メモリ・セ
ルであるならば、その具体的な構成の如何によら
ず、本発明はそうしたセルにならべて適用可能な
のである。
なお、以上のようにして超電導閉ループ11内
に磁束量子が捕獲されたならば、上記シーケンス
中、引き続いて、“Ix〓⇒Iy〓”とすることに
より、安定に当該論理“1”の記憶状態を保持し
たまま、書き込みモードを終えることができる。
電流軌跡で言えば、点rを左から右に越えた時点
でしきい値曲線は曲線C(1)に沿うものとなる
ため、引きつづいての“e⇒d⇒o”なる過程で
は、最早、セルに何の影響をも与えないからであ
る。
また、上記論理“1”の書き込みモード開始以
前のセル10の記憶内容が論理“1”であつた場
合には、上記シーケンスに伴う電流軌跡′は、
しきい値曲線C(1)の零電圧領域内部での変化
に留まるので、セル10を論理“1”の記憶状態
に維持することができる。
ところで、本発明に従う場合、実際にメモリ空
間を構成し、これを効率良く稼動させるには、回
路電流Iyの値をIy=aとIy=dとの間で所定のタ
イミングに従い自動的に変更する回路が必要とな
る。
が、これ自体は、公知既存のジヨゼフソン・ス
イツチング・ゲート技術をして簡単に得ることが
できる。念のため、そうした一例を示したものが
第2図である。
本図においては個々に本発明の適用可能な多数
のジヨゼフソン・メモリ・セル10が通常の仕方
でX行Y列にマトリツクス構成された場合が示さ
れているが、簡単のため、各セル10の超電導閉
ループ11は単なる矩形枠状に示し、内包するジ
ヨゼフソン素子やインダクタ等は省略してある。
したがつてまた、超電導閉ループ11中、少なく
とも一つのジヨゼフソン素子に誘導結合する制御
線13も、単にこの四角い枠に少し近付く部分が
あるようにして示されている。
このような場合、同じY列中に直列挿入される
複数のジヨゼフソン・メモリ・セル10……に関
する共通の回路電流線12には、本発明の趣旨に
沿い、各所定のタイミングにて二種類の大きさの
回路電流Iy=a,Iy=dを選択的に流さねばなら
ない。
そこで、この第2図示の場合、それ自体は公知
既存の種々の形態を採つて良い二つのジヨゼフソ
ン・スイツチング・ゲートG1,G2があり、定常
状態においてはこれら両ゲートG1,G2は共に零
電圧状態にある。
したがつて、これらゲート回りに図示されてい
る周辺抵抗網の抵抗値関係を適選して置くことに
より、当該定常状態下においては零電圧状態を保
つている各ゲートG1,G2の方に電源電流が分流
され(この分流値も抵抗パラメータの適選によ
り、大きな無駄とならない僅かな程度に留めるこ
とができる)、回路電流線12には流入しない状
態を作ることができる。
これに対し、まず読み出し指令が、例えば読み
出し指令電流IRの印加という形で与えられると、
図示の場合はゲートG2が電圧状態に遷移する。
そこで、このときにはIY=aの値の回路電流
Iyが回路電流線12に流入するように、周辺抵抗
回路網のパラメータを設定して置けば良い。
同様に、論理“1”の書き込み指令が書き込み
指令電流Iw(1)の印加という形で与えられるな
らば、このときにゲートG1が電圧状態に遷移し
たとき、値dの大きさの回路電流Iyが回路電流線
12に流入するように、周辺抵抗の値を設定して
置けば良い。実際上、こうした設計も簡単であ
る。
以上、本発明の望ましい一実施例やメモリ空間
構成例等につき説明したが、実施例としての改変
は様々に可能である。
例えば上記実施例の場合、その動作はしきい値
特性の専ら第一象限に即して行なわれていたが、
必要ならば第四象限における動作も可能であり、
その他の象限にての動作も条件によつては不可能
ではない。もちろん、その場合には、第三象限利
用型で制御電流Ixも回路電流Iyも共に負領域の電
流値関係としない限り、全ての電流値関係の単極
性を保ち得るという効果は犠牲になる。
さらに、論理“0”の書き込みを既述のように
御電流Ixの印加のみで行なう場合第2図示のよう
にX行Y列にメモリ空間を構成すると、Xアドレ
ス指定線ともなつている同一の制御電流線に結合
したセル10には全て、論理“0”が書き込まれ
てしまう。そこで、これを防ぐには、例えばX,
Yアドレス指定するセル10を含む以外のY列回
路電流線に直列挿入された全てのジヨゼフソン・
メモリ・セルを読み出しモードに置いてしまうこ
とが考えられる。つまり、論理“0”の書き込み
対象セルを含む以外の回路電流線12には、制御
電流線13への制御電流Ixの印加以前に回路電流
Iy=aを与えてしまうのである。むしろ、このこ
とは、本発明によるとタイミング・シーケンスの
画一化に寄与し得るものとなる。先に述べたよう
に、論理“0”の書き込みシーケンスは等価的
に ≡Iy=0→〓Ix〓⇒Ix〓⇒Iy=0→ と示せたのであるから、“Iy=0→”と同一のタ
イミングで他の回路電流線を“Iy〓”とすれば良
いためである。
[効 果] 本発明によると、選択的に制御電流の流される
制御電流線に誘導結合した少なくとも一つのジヨ
ゼフソン素子を含む超電導閉ループと、この超電
導閉ループに接続され、当該超電導閉ループ内に
選択的に回路電流を流し込むための回路電流線と
を有して成る磁束量子記憶型ジヨゼフソン・メモ
リ・セルの駆動方法として、書き込みモードも読
み出しモードも、共に同一の電流印加シーケンス
とすることができる。
したがつて、従来必要であつた遅延回路等、タ
イミング・シーケンスの順番変更のために要した
回路を排斥することができ、これに伴う処理速度
の遅速化という極めて大きな問題を解決すること
ができる。
換言すれば、本発明は、ジヨゼフソン素子本来
の有している超高速動作性を遺憾なく発揮し得る
ものであり、将来的にもこの種の分野に大きく貢
献することができる。
しかも、回路電流の値を選択する部分には、特
に複雑、厄介で特殊な回路系を必須とすることも
なく、実用性も十分である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のジヨゼフソン・メモリ・セル
駆動方法の望ましい一実施例の説明図、第2図は
本発明方法を実現する際の装置構成例の説明図、
第3図は従来提案されていた磁束量子記憶型ジヨ
ゼフソン・メモリ・セルの中でも最も優れている
と考えられるものの代表的一例の概略構成図、第
4図は第3図示構成のジヨゼフソン・メモリ・セ
ルを本出願人においてさらに改良したものの概略
構成図、第5図は第3,4図示のジヨゼフソン・
メモリ・セルの動作をしきい値曲線の一例を用い
て説明する説明図、である。 図中、10は全体としてのジヨゼフソン・メモ
リ・セル、11は超電導閉ループ、12は回路電
流線、13は制御電流線、J0,J1,……,Jnはジ
ヨゼフソン素子、Ixは制御電流、Iyは回路電流、
Icirは永久還電流、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 超電導閉ループと、 該超電導閉ループ内に直列に挿入された複数の
    ジヨゼフソン素子と、 該複数のジヨゼフソン素子の中、少なくとも一
    つのジヨゼフソン素子に誘導結合し、該ジヨゼフ
    ソン素子の臨界電流値を制御するため、選択的に
    制御電流の流される制御電流線と、 上記超電導閉ループに接続され、該超電導閉ル
    ープ内に選択的に回路電流を流し込むための回路
    電流線と、 を有すると共に、 上記超電導閉ループ内に磁束量子が捕獲されて
    いるか否かの読み出し操作は、上記回路電流を先
    に印加してから上記制御電流を印加するシーケン
    スに従うようにし、該超電導閉ループ内に上記磁
    束量子が捕獲されていなかつた場合には、上記回
    路電流と上記制御電流の相乗効果で該超電導閉ル
    ープを電圧状態に遷移させる一方、該超電導閉ル
    ープ内に磁束量子が捕獲されていた場合には、上
    記回路電流と上記制御電流が上記シーケンスに従
    い印加されても該超電導閉ループは零電圧状態を
    保ち得るように、該超電導閉ループのしきい値特
    性や上記回路電流、上記制御電流の値を設定して
    成る磁束量子記憶型ジヨゼフソン・メモリ・セル
    の駆動方法であつて; 上記超電導閉ループ内に上記磁束量子を捕獲さ
    せる書込み操作を、上記読出し操作時の上記操作
    シーケンスと同様、上記回路電流を先に印加して
    から次いで上記制御電流を印加するシーケンスと
    し; ただし、これに伴う上記超電導閉ループの状態
    変化がボルテツクス遷移に留まるよう、上記回路
    電流の大きさを上記読み出し操作シーケンス時に
    おける値よりも低い値に設定したこと; を特徴とするジヨゼフソン・メモリ・セルの駆動
    方法。
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