JPH0363564B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0363564B2 JPH0363564B2 JP9317582A JP9317582A JPH0363564B2 JP H0363564 B2 JPH0363564 B2 JP H0363564B2 JP 9317582 A JP9317582 A JP 9317582A JP 9317582 A JP9317582 A JP 9317582A JP H0363564 B2 JPH0363564 B2 JP H0363564B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- water
- sulfonated
- polyolefin
- hydrophilicity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
本発明は、ポリオレフイ繊維および粉末等のス
ルホン化物を塩基で中和する処理方法の改良方法
に関するものである。 ポリオレフインの成形品を親水化する方法とし
て、発煙硫酸、無水硫酸等のスルホン化剤で処理
を行い、苛性ソーダ、アンモニア水等の塩基性水
溶液で中和する方法が一般に採用されている。そ
して、ガソリンタンク等溶媒および燃料の実質的
に不透過な容器の製造、材等の水濡れ性の改良
法として工業的に利用されている。 しかしながら、上記従来法においては、繊維、
粉末のように単位重量当りの表面積(比表面積)
の大きなもの、特に微粉末で二次凝集しているよ
うなものについては、スルホン化による親水性付
与の効果が十分に発揮されない場合がある。すな
わち、長期間使用したり放置している間に水濡れ
性が低下してくる。繊維の処理、粉末の成形等で
熱履歴を受けると水濡れ性が低下し、着色が著し
くなるなどの欠点がある。 本発明者は、上記従来法の欠点を解消するスル
ホン化されたポリオレフインの処理方法について
検討を進めた結果、特定の処理液でスルホン化さ
れたポリオレフイン繊維または粉末を処理するこ
とにより、長期に亘つて親水性の低下がなく、成
形、加熱処理等の熱履歴を受けても着色がほとん
ど進行しないきわめて良好な親水性ポリオレフイ
ン繊維および粉末が得られる本発明を完成するに
到つたのである。すなわち、本発明は、溶解度パ
ラメーター(sp値)が10以上の有機溶剤または/
および水に、塩基およびアニオン型表面活性剤ま
たはHLB(親水性/親油性バランス)が10〜18の
ノニオン型表面活性剤を含有させた処理液で、ス
ルホン化されたポリオレフイン繊維または粉末を
処理することを特徴とする親水化されたポリオレ
フイン繊維または粉末の処理方法である。 本発明においてポリオレフインとは、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリプテン等の重合体、
またはエチレン、プロピレン、ブテン、ヘキセ
ン、塩化ビニル等のオレフインの2種以上の共重
合体である。 本発明においては、常法によりスルホン化され
た上記ポリオレフインの繊維または粉末を中和処
理するのであるが、この繊維および粉末は、ポリ
オレフインよりなる製品または半製品で線状、粒
状の形体をしており、比表面積が100cm3/g以上
のもの、さらに本発明の効果が顕著に発現するも
のとしては比表面積が300cm3/g以上のものであ
る。なお、表面積は顕微鏡観察により必要なサイ
ズを測定し、表面が平滑なものとして算出する。 中和処理する処理液の溶媒は、溶解度パラメー
ター〔sp値;J.appl.Chem.,3,71(1953)、P.A.
SMALL〕が10以上の有機溶剤および水より選ば
れた1種または2種以上の混合物が適している。
溶媒はポリオレフインの種類、スルホン化度等に
基いて最適なものが選択されるが、経済的には水
または水と有機溶剤との混合系が好ましい。 sp値10以下の有機溶剤では、一般に塩基を溶解
させるのが困難であるばかりでなく、本発明の効
果が充分に得られない。sp値が10以上で、稀塩基
に対してほとんど反応しない有機溶剤はすべて使
用することができる。例えば、メタノール、エタ
ノール、アセトン、アセトニトリル、イソプロパ
ノール等が挙げられる。 塩基は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、酢酸リチ
ウム等のアルカリ金属水酸化物およびそれらの弱
酸塩、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等
のアルカリ土類金属水酸化物、アンモニアガス、
アンモニア水およびメチルアミン、ジプロピルア
ミン等の炭素数2〜5個のアミンである。塩基の
濃度は通常1〜10%でよい。 表面活性剤は高級脂肪酸アルカリ塩、アルキル
硫酸塩等のアニオン型活性剤、ポリエチレングリ
コールアルキルエーテル等のHLBが10〜18のノ
ニオン型表面活性剤が用いられ、特にHLBが10
〜18のノニオン型表面活性剤が好ましい。表面活
性剤の添加量は塩基性処理剤に対して0.01〜1%
でよい。 本発明においては、上記の有機溶剤または/お
よび水に、上記の塩基および表面活性剤を溶解さ
せた処理液を調製し、これに発煙硫酸中で常法に
よりスルホン化したポリオレフイン繊維または粉
末を加える。次いで、室温で約30分間撹拌した
後、ポリオレフイン繊維または粉末を別し、水
洗、乾燥工程を経て製品とする。 本発明の方法により処理された親水性ポリオレ
フインは、長期に亘つて親水性の低下がなく、さ
らに、成形、加熱処理等の熱履歴を受けても着色
がほとんど進行せず、また、親水性が低下しない
ものである。 本発明の前記処理液は、親水性の低下したスル
ホン化ポリオレフインを賦活させるための処理液
としても使用できる。すなわち、長期の連続使用
等により親水性の低下したポリオレフインを本処
理液を加え、20〜80℃で処理することにより親水
性が顕著に復活する。 以下、本発明の実施例および比較例を挙げて説
明する。 実施例1〜5,比較例1〜3 平均径100μのポリエチレン粉末300gをSO3濃
度10%に調製した発煙硫酸800ml中に加え、撹拌
下に20分間反応させる。反応終了後、直ちに粉末
を別し、稀硫酸を次いで水で十分に洗滌してス
ルホン化ポリエチレン粉末を得る。この粉末はわ
ずかに黄褐色に着色している。 上記スルホン化ポリエチレン粉末を表1に示す
塩基性処理液中で30分間処理を行い、十分に水洗
して製品とする。これを直径約10mmの試験管に詰
め、150℃に設定したオイルバス中で外部より加
熱し、鉛筆状の焼結体を得た。この焼結体の着色
度および親水性について評価結果を表1に示した
が、着色度は肉眼判定による評価結果であり、親
水性は鉛筆状焼結体の一端を水中に浸して15秒間
に上昇した水柱の高さを測定した結果である。
ルホン化物を塩基で中和する処理方法の改良方法
に関するものである。 ポリオレフインの成形品を親水化する方法とし
て、発煙硫酸、無水硫酸等のスルホン化剤で処理
を行い、苛性ソーダ、アンモニア水等の塩基性水
溶液で中和する方法が一般に採用されている。そ
して、ガソリンタンク等溶媒および燃料の実質的
に不透過な容器の製造、材等の水濡れ性の改良
法として工業的に利用されている。 しかしながら、上記従来法においては、繊維、
粉末のように単位重量当りの表面積(比表面積)
の大きなもの、特に微粉末で二次凝集しているよ
うなものについては、スルホン化による親水性付
与の効果が十分に発揮されない場合がある。すな
わち、長期間使用したり放置している間に水濡れ
性が低下してくる。繊維の処理、粉末の成形等で
熱履歴を受けると水濡れ性が低下し、着色が著し
くなるなどの欠点がある。 本発明者は、上記従来法の欠点を解消するスル
ホン化されたポリオレフインの処理方法について
検討を進めた結果、特定の処理液でスルホン化さ
れたポリオレフイン繊維または粉末を処理するこ
とにより、長期に亘つて親水性の低下がなく、成
形、加熱処理等の熱履歴を受けても着色がほとん
ど進行しないきわめて良好な親水性ポリオレフイ
ン繊維および粉末が得られる本発明を完成するに
到つたのである。すなわち、本発明は、溶解度パ
ラメーター(sp値)が10以上の有機溶剤または/
および水に、塩基およびアニオン型表面活性剤ま
たはHLB(親水性/親油性バランス)が10〜18の
ノニオン型表面活性剤を含有させた処理液で、ス
ルホン化されたポリオレフイン繊維または粉末を
処理することを特徴とする親水化されたポリオレ
フイン繊維または粉末の処理方法である。 本発明においてポリオレフインとは、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリプテン等の重合体、
またはエチレン、プロピレン、ブテン、ヘキセ
ン、塩化ビニル等のオレフインの2種以上の共重
合体である。 本発明においては、常法によりスルホン化され
た上記ポリオレフインの繊維または粉末を中和処
理するのであるが、この繊維および粉末は、ポリ
オレフインよりなる製品または半製品で線状、粒
状の形体をしており、比表面積が100cm3/g以上
のもの、さらに本発明の効果が顕著に発現するも
のとしては比表面積が300cm3/g以上のものであ
る。なお、表面積は顕微鏡観察により必要なサイ
ズを測定し、表面が平滑なものとして算出する。 中和処理する処理液の溶媒は、溶解度パラメー
ター〔sp値;J.appl.Chem.,3,71(1953)、P.A.
SMALL〕が10以上の有機溶剤および水より選ば
れた1種または2種以上の混合物が適している。
溶媒はポリオレフインの種類、スルホン化度等に
基いて最適なものが選択されるが、経済的には水
または水と有機溶剤との混合系が好ましい。 sp値10以下の有機溶剤では、一般に塩基を溶解
させるのが困難であるばかりでなく、本発明の効
果が充分に得られない。sp値が10以上で、稀塩基
に対してほとんど反応しない有機溶剤はすべて使
用することができる。例えば、メタノール、エタ
ノール、アセトン、アセトニトリル、イソプロパ
ノール等が挙げられる。 塩基は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、酢酸リチ
ウム等のアルカリ金属水酸化物およびそれらの弱
酸塩、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等
のアルカリ土類金属水酸化物、アンモニアガス、
アンモニア水およびメチルアミン、ジプロピルア
ミン等の炭素数2〜5個のアミンである。塩基の
濃度は通常1〜10%でよい。 表面活性剤は高級脂肪酸アルカリ塩、アルキル
硫酸塩等のアニオン型活性剤、ポリエチレングリ
コールアルキルエーテル等のHLBが10〜18のノ
ニオン型表面活性剤が用いられ、特にHLBが10
〜18のノニオン型表面活性剤が好ましい。表面活
性剤の添加量は塩基性処理剤に対して0.01〜1%
でよい。 本発明においては、上記の有機溶剤または/お
よび水に、上記の塩基および表面活性剤を溶解さ
せた処理液を調製し、これに発煙硫酸中で常法に
よりスルホン化したポリオレフイン繊維または粉
末を加える。次いで、室温で約30分間撹拌した
後、ポリオレフイン繊維または粉末を別し、水
洗、乾燥工程を経て製品とする。 本発明の方法により処理された親水性ポリオレ
フインは、長期に亘つて親水性の低下がなく、さ
らに、成形、加熱処理等の熱履歴を受けても着色
がほとんど進行せず、また、親水性が低下しない
ものである。 本発明の前記処理液は、親水性の低下したスル
ホン化ポリオレフインを賦活させるための処理液
としても使用できる。すなわち、長期の連続使用
等により親水性の低下したポリオレフインを本処
理液を加え、20〜80℃で処理することにより親水
性が顕著に復活する。 以下、本発明の実施例および比較例を挙げて説
明する。 実施例1〜5,比較例1〜3 平均径100μのポリエチレン粉末300gをSO3濃
度10%に調製した発煙硫酸800ml中に加え、撹拌
下に20分間反応させる。反応終了後、直ちに粉末
を別し、稀硫酸を次いで水で十分に洗滌してス
ルホン化ポリエチレン粉末を得る。この粉末はわ
ずかに黄褐色に着色している。 上記スルホン化ポリエチレン粉末を表1に示す
塩基性処理液中で30分間処理を行い、十分に水洗
して製品とする。これを直径約10mmの試験管に詰
め、150℃に設定したオイルバス中で外部より加
熱し、鉛筆状の焼結体を得た。この焼結体の着色
度および親水性について評価結果を表1に示した
が、着色度は肉眼判定による評価結果であり、親
水性は鉛筆状焼結体の一端を水中に浸して15秒間
に上昇した水柱の高さを測定した結果である。
【表】
実施例 6,7
平均径300μのポリプロピレン粉末300gを約
600mlのパークロロエチレン中に分散し、これに
予め調製したSO3/パークロロエチレンの5%溶
液100mlを加え、50分間撹拌下に反応させた。反
応終了後、粉末を別し、スルホン化ポリプロピ
レン粉末を得た。 上記スルホン化ポリプロピレン粉末を表2に示
す塩基性処理液中で30分間処理を行い、十分に水
洗して製品とする。これを直径約10mmの試験管に
詰め、150℃に設定したオイルバス中で外部より
加熱し、鉛筆状の焼結体を得た。この焼結体の着
色度および親水性について、前述と同様にして評
価し、その結果を表2に示した。
600mlのパークロロエチレン中に分散し、これに
予め調製したSO3/パークロロエチレンの5%溶
液100mlを加え、50分間撹拌下に反応させた。反
応終了後、粉末を別し、スルホン化ポリプロピ
レン粉末を得た。 上記スルホン化ポリプロピレン粉末を表2に示
す塩基性処理液中で30分間処理を行い、十分に水
洗して製品とする。これを直径約10mmの試験管に
詰め、150℃に設定したオイルバス中で外部より
加熱し、鉛筆状の焼結体を得た。この焼結体の着
色度および親水性について、前述と同様にして評
価し、その結果を表2に示した。
【表】
*1 スルホン化ポリプロピレンの中和に十
分な量
*2 処理液の1%量
*3 HLB=10.9
分な量
*2 処理液の1%量
*3 HLB=10.9
Claims (1)
- 1 溶解度パラメーター(sp値)が10以上の有機
溶剤または/および水に、塩基およびアニオン型
表面活性剤またはHLBが10〜18のノニオン型表
面活性剤を含有させた処理液で、スルホン化され
たポリオレフイン繊維または粉末を処理すること
を特徴とする親水化されたポリオレフイン繊維ま
たは粉末の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9317582A JPS58210906A (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | スルホン化されたポリオレフインの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9317582A JPS58210906A (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | スルホン化されたポリオレフインの処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58210906A JPS58210906A (ja) | 1983-12-08 |
| JPH0363564B2 true JPH0363564B2 (ja) | 1991-10-01 |
Family
ID=14075232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9317582A Granted JPS58210906A (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | スルホン化されたポリオレフインの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58210906A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06101323B2 (ja) * | 1987-11-17 | 1994-12-12 | 松下電器産業株式会社 | 電池用セパレータ |
-
1982
- 1982-06-02 JP JP9317582A patent/JPS58210906A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58210906A (ja) | 1983-12-08 |
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