JPH0366665B2 - - Google Patents

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JPH0366665B2
JPH0366665B2 JP61121489A JP12148986A JPH0366665B2 JP H0366665 B2 JPH0366665 B2 JP H0366665B2 JP 61121489 A JP61121489 A JP 61121489A JP 12148986 A JP12148986 A JP 12148986A JP H0366665 B2 JPH0366665 B2 JP H0366665B2
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JP
Japan
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acid
polyester resin
mol
component
glycidyl ester
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JP61121489A
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JPS62278569A (ja
Inventor
Osamu Ooseto
Nobuo Yamada
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Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Priority to DE19873709535 priority patent/DE3709535A1/de
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Publication of JPH0366665B2 publication Critical patent/JPH0366665B2/ja
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  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、電子写真用トナー組成物に関する。
さらに詳しくは、特定のポリエステル樹脂をバイ
ンダーとして含有する低温定着性、耐オフセツト
性、耐ブロツキング性などに優れた電子写真用ト
ナー組成物に関する。 [従来の技術] 従来、電子写真法として種々の方法が知られて
いるが、一般的な方法として光導電性物質を利用
し各種の手段により感光体上に電気的潜像を形成
させ、ついでかかる潜像をトナーと用いて現像
し、必要に応じ紙などの画像支持体上に転写した
のち、加熱、加圧あるいは溶剤などにより定着さ
せ、画像をうる方法がある。 最近になつて複写作業の効率化をはかるため高
速定着性が要求されるようになつてきており、こ
れに対処すべく、従来のオーブン熱定着方式に用
いるトナー用バインダー樹脂より低軟化点を有
し、かつ容易に熱定着する熱可塑性樹脂を用いる
などの検討がなされてきた。しかしながら単に樹
脂の軟化点を低下させたばあいには、貯蔵中また
は使用中にトナー粒子が凝集し、ブロツキング現
象を生じるという問題があり、したがつて高速定
着の一方式としてより熱伝導性の良好な加熱ロー
ラーによる定着方式が実施されるようになつてき
た。 加熱ローラー方式はオーブン定着方式に比べ熱
効率が高いため、より短時間でトナーと定着させ
ることができるが、トナーが加熱ローラーに付着
するといういわゆるオフセツト現象の発生が問題
となつており、これを解決することのできるトナ
ー用バインダー樹脂の開発が望まれている。従来
のバインダー樹脂としては、通常スチレン−アク
リル酸エステル系共重合体、スチレン−ブタジエ
ン系共重合体が知られているが、これらのビニル
系共重合体は概して耐オフセツト性や低温定着性
に劣るものが多い。 一方、ビスフエノール型のエポキシ樹脂は前記
ビニル系共重合体に比較して分子量が低いため、
これを用いると低温定着性に優れるトナーがえら
れるが、樹脂の溶融粘度が低い耐オフセツト性が
低下する傾向にある。 これに対して昨今、耐オフセツト性と低温定着
性のいずれにもすぐれたトナーバインダー樹脂と
して種々のポリエステル系樹脂が提案されてお
り、耐ブロツキング性、耐オフセツト性などに着
目して、特開昭59−29255号、特開昭59−29256号
公報などに代表されるように、エーテル化ジフエ
ノール類を主たるアルコール成分として使用して
えられる無定形ポリエステル系樹脂が検討されて
いる。 しかしながら、本発明者らの検討によれば、該
ポリエステル系樹脂の軟化点を高く維持させるた
め、エーテル化ジフエノール類を主たるアルコー
ル成分として使用するものであり、これによりえ
られるトナーの耐ブロツキング性、耐オフセツト
性を改良せんとするものであるが、なお低温定着
性の点で改良の余地がある。 [発明が解決しようとする問題点] しかして本発明者らは、エーテル化ジフエノー
ル類を主たるアルコール成分として使用し樹脂の
軟化点を高く維持し、耐ブロツキング性と低温定
着性とのバランスを容易に保持しうるポリエステ
ル系樹脂を開発せんとした。 すなわち本発明は、従来技術で解決しえなかつ
た問題点は、すなわちポリエステル系樹脂をバイ
ンダーとして含有する電子写真用トナー組成物に
ついての要求性能である耐オフセツト性、耐ブロ
ツキング性および低温定着性のすべての性能をバ
ランスよく同時に満足する、とくに高速機用に適
する電子写真用トナー組成物がえられていない現
状に鑑み、諸問題点を解決しうる新規な電子写真
用トナー組成物の開発を目的とするものである。 一般に電子写真用トナー組成物の低温定着性の
みを改良するには使用バインダーの軟化点や分子
量を低下させることにより解決しうるものと予想
される。そのため、本発明者らは特開昭59−
29255号、特開昭59−29256号公報に記載されたポ
リエステル樹脂にモノカルボン酸成分を導入して
種々の変性ポリエステル樹脂を製造し、これらの
トナー性能を評価したが、なおトナーに要求され
る前記諸特性を同時に満足するまでには至らなか
つた。 ところで本発明者らは、特定のポリオール成分
を含有するポリエステル樹脂、すなわち該成分の
1種としてロジングリシジルエステル用いてえら
れるポリエステル樹脂をバインダーとして使用し
たばあいには、前記問題点を悉く解決しうるとい
う知見をえたため、本出願人は既に特許出願を行
なつている。 ここに本発明者らは、かかる知見に加えて、該
ポリエステル樹脂の1成分としてモノカルボン酸
を構成成分として使用するばあいには本出願人の
既出願の技術的効果にくわえて、低温定着性を一
層向上させるという驚くべき事実を見出し、該事
実に基づき本発明は初めて完成されたものであ
る。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、低温定着性、耐オフセツト性、耐ブ
ロツキング性などに優れた電子写真用トナー組成
物に関する。 すなわち本発明は、 () バインダー樹脂に着色剤を分散せしめて
なる電子写真用トナーにおいて、バインダー樹
脂として、 (1) 酸成分がモノカルボン酸類およびジカルボ
ン酸類、 (2) アルコール成分がロジングリシジルエステ
ル、エーテル化ジフエノール類およびフエニ
ル核を有しないジオール類、ならびに (3) 架橋成分が3価以上のポリカルボン酸類お
よび/または3価以上のポリオール類 からなり、かつ各アルコール成分のアルコール成
分全量中の含有率がロジングリシジルエステルの
5〜50モル%、エーテル化ジフエノール類20〜95
モル%およびフエニル核を有しないジオール類0
〜30%であり、前記架橋成分の含有率がポリエス
テル樹脂中0.5〜20重量%である非線状ポリエス
テル樹脂を含有することを特徴とする低温定着性
に優れた電子写真用トナー組成物、および () バインダー樹脂に着色剤を分散せしめて
なる電子写真用トナーにおいて、バインダー樹
脂として、 (1) 酸成分がモノカルボン酸類およびジカルボ
ン酸類、 (2) アルコール成分がロジングリシジルエステ
ル、エーテル化ジフエノール類およびフエニ
ル核を有しないジオール類、ならびに (3) 架橋成分が3価以上のポリカルボン酸類お
よび/または3価以上のポリオール類 からなり、かつ各アルコール成分のアルコール成
分全量中の含有率がロジングリシジルエステルの
5〜50モル%、エーテル化ジフエノール類20〜95
モル%およびフエニル核を有しないジオール類0
〜30%であり、前記架橋成分の含有率がポリエス
テル樹脂中0.5〜20重量%である非線状ポリエス
テル樹脂を含有し、さらに該バインダー樹脂に対
して0.2〜4重量%の有機多価金属化合物を含有
することを特徴とする低温定着性に優れた電子写
真用トナー組成物に関する。 [実施例] 本発明において、酸成分として使用されるジカ
ルボン酸類としては、オルソフタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、エンドメチレンテトラヒド
ロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、メチルテト
ラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチ
ルヘキサヒドロフタル酸、マレイン酸、フマール
酸、コハク酸、アジピン酸ならびにこれらの酸無
水物を例示できる。 モノカルボン酸類としては、パルミチン酸、ス
テアリン酸、安息香酸、クロロ安息香酸、ジクロ
ロ安息香酸、パラターシヤリーブチル安息香酸、
シクロヘキサンカルボン酸、トルイル酸、ロジン
類などがあげられるが、えられるポリエステルバ
インダーの軟化点、コストなどを考慮すれば安息
香酸、パラターシヤリーチブル安息香酸、ロジン
類が好ましい。なお、ロジン類とは後述するロジ
ングリシジルエステルの使用原料として列記され
た各種をいう。上記モノカルボン酸類は、えられ
るトナーの低温定着性を向上せしめるために使用
され、本発明のポリエステルバインダー中の必須
成分である。該モノカルボン酸類の使用量は、カ
ルボン酸成分中、5〜65モル%とされる。該使用
量が5モル%未満のばあいには低温定着性の改良
効果がほとんどなく、また65モル%をこえるばあ
いはえられるポリエステル樹脂のガラス転移点お
よび耐オフセツト性が低下する傾向にあるためい
ずれも好ましくない。 本発明においてアルコール成分として使用され
るロジングリシジルエステルは、ロジンとエピハ
ロヒドリンを有機アミン類のごときアルカリ物質
の存在下に加熱反応させてえられる。用いるロジ
ンとしては、ガムロジン、トール油ロジン、ウツ
ドロジンのごとき天然ロジンおよびこれらを変性
してえられる水素化ロジン、不均化ロジンなどが
あげられる。また、ロジンの有効成分であるアビ
エチン酸、デヒドロアビエチン酸、ジヒドロアビ
エチン酸、ピマル酸、イソピマル酸なども当然使
用しうる。また前記有機アミン類としては第三級
アミン類またはそのオニウム塩が好ましく、第三
級アミン類の具体例としてはトリエチルアミン、
ジメチルベンジルアミン、メチルジベンジルアミ
ン、トリベンジルアミン、ジメチルアニリン、ジ
メチルシクロヘキシルアミン、メチルジシクロヘ
キシルアミン、トリプロピルアミン、トリブチル
アミン、N−フエニルモルホリン、N−メチルピ
ペリジン、ピリジンなどをあげることができる。
第三級アミン類のオニウム塩の具体例としては塩
化テトラメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリ
エチルアンモニウム、臭化アリルトリエチルアン
モニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、塩化
メチルトリオクチルアンモニウム、トリメチルア
ミン塩酸塩、トリエチルアミン塩酸塩、ピリジン
塩酸塩などをあげることができる。 該ロジングリシジルエステルの使用目的は、前
記のように、エーテル化ジフエノール類を主たる
アルコール成分として使用し樹脂の軟化点を高く
維持し、耐ブロツキングと低温定着性のバランス
のとれたポリエステル系樹脂を収得するための必
須成分であり、そのため該ロジングリシジルエス
テルの使用量は、おのずから一定の範囲内とさ
れ、通常は前記ポリオール成分(ただし、架橋剤
として用いられる3価以上のポリオール類は含ま
ない)合計100モル%に対し、ロジングリシジル
エステル5〜50モル%、好ましくは10〜30モル%
とされる。 本発明において、主たるアルコール成分として
使用されるエーテル化ジフエノール類とは、ビス
フエノールAとエチレンオキシドもしくはプロピ
レンオキシドを付加反応させてえられるジオール
であり、該アルキレンオキシドの平均付加モル数
はビスフエノールA1モルに対して2〜16モルと
なるものが好適に使用できる。該使用量は、えら
れるポリエステル樹脂の軟化点に影響を及ぼすた
め、通常ポリオール成分中の20〜95モル%、好ま
しくは50〜90モル%とするのがよい。 エーテル化ジフエノール類の使用量が前記範囲
をこえるばあいは、ロジングリシジルエステルに
よる変性量が低下するため、本発明の目的である
耐ブロツキング性と低温定着性のバランスのとれ
たポリエステル樹脂を収得することが困難となる
ため好ましくない。また該使用量が前記範囲より
少ないばあいには、ポリエステル樹脂の軟化点が
低下するため好ましくない。 本発明では、任意成分としてフエニル核を有し
ないジオール類を使用して、えられるポリエステ
ル樹脂の軟化点を適宜調節することができる。こ
こにジオール類としては、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,2−ブタンジオ
ール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオールなどをあげ
ることができる。その使用量は、通常ポリオール
成分中の0〜30モル%、好ましくは0〜20モル%
とされる。 本発明において架橋成分として用いられる3価
以上のポリカルボン酸類または3価以上のポリオ
ール類としてはつぎのものがあげられる。後者と
しては、グリセリン、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
ソルビトール、ジグリセリンなどがあげられる。
また前者としては、トリメリツト酸、ピロメリツ
ト酸、またはこれらに対応する酸無水物があげら
れる。前記架橋成分は、えられるポリエステル樹
脂の耐オフセツト性に影響するため、その使用量
は、通常ポリエステル樹脂中の0.5〜20重量%と
される。 本発明においてバインダーとして用いる前記ポ
リエステル樹脂の製造方法は、前記カルボン酸
類、前記アルコール類および架橋成分を、それぞ
れ前記使用量範囲内で同時仕込みし、有機スズ系
化合物などの反応触媒の存在下または不存在下に
加熱反応させる方法、またはカルボン酸類、アル
コール類をそれぞれ前記使用量範囲内で該触媒の
存在下または不存在下に加熱反応せしめ、該反応
途中または反応終了後に前記使用量範囲内で架橋
成分を仕込み、さらに加熱して反応を進める方法
などによつて行なうことができる。 本発明においては反応に際して、溶媒の有無に
かかわらず、収率よく目的とするバインダー樹脂
をうることができるが、反応時の生成水をスムー
ズに系外に留出させるためにたとえばトルエン、
キシレンなどの溶媒を使用することもできる。前
記反応温度および時間は生成物の収率を考慮して
適宜決定され、通常は100〜300℃で1〜20時間と
すればよい。なお、反応時に溶媒を使用したばあ
いには減圧下にこれを留去すれば固形分を収得で
きる。叙上のごとくして、本発明のポリエステル
樹脂を容易にうることができる。なお、反応の終
点は、生成樹脂の酸価、溶媒に対する不溶解分含
有率、ゲルパーミユエシヨンクロマトグラムまた
は軟化点などを測定することにより適宜決定すれ
ばよい。 本発明のポリエステル樹脂の物理・化学恒数は
電子写真用トナー組成物としての特性、すなわち
低温定着性、耐オフセツト性、耐ブロツキング性
などを考慮して適宜決定される。このものの軟化
点は110〜180℃であることが好ましく、180℃を
こえるばあいは低温定着性が低下し、110℃に満
たないばあいは、耐オフセツト性が低下するとい
う不利がある。また該樹脂のガラス転移温度は、
50〜80℃が好ましい。該温度が50℃に満たないば
あいは耐ブロツキング性が低下し、80℃をこえる
ばあいは、低温定着性が低下するためいずれも好
ましくない。該樹脂は、テトラヒドロフランに完
全に溶解するもののみならず、該溶剤に対する不
溶解分を80%程度含有するものであつてもさしつ
かえない。また、該樹脂の酸価や水酸基価は、え
られるトナーの高湿度下での電気特性に影響を及
ぼすため、通常はそれぞれ以下の範囲内とするの
がよい。すなわち、酸価は40以下、好ましくは20
以下とされる。ただし、後述するように有機多価
金属化合物を使用するばあいは5〜40とするのが
よい。水酸基価は30以下、好ましくは20以下とさ
れる。 本発明において使用する着色剤としては、従来
公知のものをそのまま使用できる。たとえば、カ
ーボンブラツク、ニグロシン染料、アニリンブル
ー、カルコオイルブルー、クロームエロー、ウル
トラマリンブルー、キノリンエロー、メチレンブ
ルークロリド、フタロシアニンブルー、マラカイ
トグリーンオクサレート、ランプブラツク、ロー
ズベンガル、モナストラルレツドなどがあげられ
る。本発明のトナーには適宜に磁性物質などのキ
ヤリアーが配合される。磁性物質としては、たと
えば鉄、マンガン、ニツケル、コバルト、クロム
などの金属粉、フエライト、マグネタイトなどの
鉄合金やコバルト、ニツケル、マンガンGなどの
合金あるいは化合物、その他の公知の強磁性材料
をあげることができる。 本発明のポリエステル樹脂をバインダーとして
使用すれば、前記のように各種要求性能を満足し
うるが、要すれば、さらに前記ポリエステル樹脂
に加えて、有機多価金属化合物を配合することに
より一層耐オフセツト性を向上せしめることがで
きる。該化合物は、ポリエステル中のカルボキシ
ル基と反応しうるものであり、たとえば酢酸マグ
ネシウム、酢酸カルシウム、塩基性酢酸アルミニ
ウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜
鉛など;アルミニウムイソプロポキシド、アルミ
ニウム−n−ブトキシドなど;アルミニウムアセ
チルアセトナート、ニツケルアセチルアセトナー
ト、鉄アセチルアセトナートなどのキレート化合
物;その他サリチル酸亜鉛、サリチル酸クロムな
どの各種金属錯体があげられる。なかでも、アセ
チルアセトン金属錯体、サリチル酸金属錯体は架
橋反応が顕著であるため好ましい。本発明におい
て、有機多価金属化合物の使用量は、ポリエステ
ル樹脂に対して、0.2〜4重量%が好ましい。 叙上のごとく、本発明によれば、前記特定のポ
リエステル樹脂をバインダーとして使用すること
により初めて従来技術によつては充分に解決しえ
なかつた問題点、すなわち電子写真用トナー組成
物についても要求性能である耐オフセツト性、耐
ブロツキング性および低温流動性のすべての性能
をバランスよく同時に満足でき、しかもとくに高
速機用に適する電子写真用トナー組成物がえられ
ていないという現状を打破し、画期的な電子写真
用トナー組成物を提供することができる。ところ
で、カルボン酸成分として安息香酸のごときモノ
カルボン酸を特定量用い、かつアルコール成分と
してロジングリシジルエステルを特定量用いてえ
られるポリエステル樹脂が、かかる優位性を有す
るという理由はなお、定かではないが、一応以下
のような相乗効果に基づくものと推測される。(1)
モノカルボン酸類をポリエステル成分として使用
することにより、低温定着性に寄与する低分子量
成分の存在比率が増加すること、(2)ロジングリシ
ジルエステルを使用することにより(1)と同様に低
分子量成分の存在比率が増加すること、(3)ロジン
グリシジルエステルが立体的にバルキーで剛直な
ヒドロフエナンスレン骨格を有するためポリエス
テル樹脂の軟化点を高く維持することができ、し
かも該骨格がポリエステル樹脂の側鎖に位置する
ためと予測される。 さらに該ポリエステル樹脂は、各種着色剤など
の分散性に優れるためトナーの荷電特性が安定化
し、トナー現像特性が顕著に向上するという利点
を有する。 以下、製造剤、実施例および比較例を挙げて本
発明を詳細に説明するが、本発明はこれら各例に
限定されるものではない。なお、各例中、部およ
び%は特記しない限りすべて重量基準である。 参考例 (不均化ロジングリシジルエステルの製造) 撹拌装置および還流冷却器を取りつけた500ml
のコルベンに純度87%(13%は不ケン化物)の不
均化ロジン(酸価162、軟化点79℃)100g、エピ
クロルヒドリン200gおよび塩化ベンジルトリメ
チルアンモニウム0.1gを加え、80℃で4時間反
応させた。ついで同温度で粒状水酸化ナトリウム
16gを分割添加し、100℃に昇温し、さらに2時
間反応を行なつた。析出した食塩を過後、液
からロータリーエバポレーターで未反応のエピク
ロルヒドリンを留去し、さらに2mmHg、120℃の
条件下で揮発分を完全に除去し、表題の淡黄色油
状物(収率97.2%)をえた。このものの酸化は
0、エポキシ当量は452であり、純度はエポキシ
当量換算で84%であつた。 製造例 1 参考例でえられた不均化ロジングリシジルエス
テル36.2g、テレフタル酸127.9g、ポリオキシ
プロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)プロパン313.2g、トリエチレ
ングリコール7.5gおよびジブチルスズオキサイ
ド0.2gを仕込み、チツ素気流下240℃で8時間反
応させた。酸価が約13になつたことを確認したの
ち、さらに無水トリメリツト酸28.8gを加えて反
応を続けた。フローテスターにより、所定の軟化
点に達したことを確認し、反応を終了した(軟化
点の測定は、フローテスターで4mm針入時の温度
を測定することによつて行なつた、以下同様)。 えられた樹脂のガラス転移点は75℃、軟化点は
150℃であつた。 製造例2〜7および比較製造例1〜4 出発物質の種類およびそれらの使用量を第1表
に示すごとく変えたほかは製造例1と同様にして
反応を行ないポリエステル樹脂をえた。樹脂恒数
の測定結果を第1表に示す。
【表】
【表】 製造例8〜14および比較製造例5〜8 出発物質の種類およびそれらの使用量をそれぞ
れ製造例1〜7および比較製造例1〜4と同じに
し、かつ反応を酸価が第2表に示される値になつ
た時点で終了したほかは製造例1と同様にしてポ
リエステル樹脂をえた。樹脂恒数の測定結果を第
2に示す。
【表】 実施例 1 製造例1のポリエステル樹脂100重量部に対し
て、カーボンブラツクMA#100(三菱化成工業(株)
製)の4重量部およびビスコール550P(三洋化成
工業(株)製のポリプロピレンワツクス)の2重量部
を充分混合し、押出機で混練した。ついで、冷却
後1cm角の大きさに粗粉砕し、ジエツトミルにて
微粉砕したのち、風力式分級機で分級し、平均粒
径13〜15μmのトナーを製造した。 このトナー5重量部に対し、鉄粉キヤリヤー95
重量部を加えて現像剤を調製し、電子写真複写機
を用いて静電荷像を現像した。これを普通紙上に
転写し、表面をテフロンで形成した定着ローラー
の温度を種々変化させて定着を行ない、消しゴム
によりラビング(10往復)した後の定着率(%)
を測定した。また耐オフセツト性についても同時
に目視判定により評価した。第2表中、記号○、
△および×はそれぞれオフセツトなし、オフセツ
トごくわずかあり、およびオフセツトかなりあり
を意味する。 一方、耐ブロツキング性の評価は、トナー20g
を50℃の恒温槽に24時間放置し、室温で放冷後、
塊状化の程度で判定した。 実施例2〜7および比較例1〜4 製造例2〜7および比較製造例1〜4のポリエ
ステル樹脂をそれぞれ実施例1と同様にしてトナ
ー化し、その性能を評価した。結果を第3表に示
す。
【表】 実施例 8 製造例8のポリエステル樹脂100重量部に対し
てカーボンブラツクMA#100の4重量部、ビス
コール550Pの2重量部およびアルミニウムアセ
チルアセトナートの1重量部を充分混合し、押出
機で混練した。以下実施例1と同様にしてトナー
化をおこない、その性能の評価を行なつた。結果
を第4表に示す。 実施例9〜14および比較例5〜8 製造例9〜14および比較製造例5〜8のポリエ
ステル樹脂をそれぞれ実施例8と同様にしてトナ
ー化し、その性能を評価した。結果を第4表に示
す。
【表】 [発明の効果] 本発明によれば、エーテル化ジフエノール類を
主アルコール成分として含有するポリエステル系
樹脂を用いた従来の電子写真用トナー組成物の有
する欠点、すなわち、樹脂の軟化点を高く維持し
つつ該トナーの耐ブロツキング性と低温定着性の
いずれの性能をも同時に満足するのが困難である
との問題点を解決できる。しかして、ロジングリ
シジルエステル、モノカルボン酸類などを使用し
たポリエステル樹脂をバインダーとして用いるば
あいは、耐オフセツト性、耐ブロツキング性およ
び低温定着性のすべての性能をバランスよく同時
に満足しうる、とくに高速機用に適する電子写真
用トナー組成物がえられるという効果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 バインダー樹脂に着色剤を分散せしめてなる
    電子写真用トナーにおいて、バインダー樹脂とし
    て、 (1) 酸成分がモノカルボン酸類およびジカルボン
    酸類、 (2) アルコール成分がロジングリシジルエステ
    ル、エーテル化ジフエノール類およびフエニル
    核を有しないジオール類、ならびに (3) 架橋成分が3価以上のポリカルボン酸類およ
    び/または3価以上のポリオール類 からなり、かつ各アルコール成分のアルコール成
    分全量中の含有率がロジングリシジルエステル5
    〜50モル%、エーテル化ジフエノール類20〜95モ
    ル%およびフエニル核を有しないジオール類0〜
    30モル%であり、前記架橋成分の含有率がポリエ
    ステル樹脂中0.5〜20重量%である非線状ポリエ
    ステル樹脂を含有することを特徴とする低温定着
    性に優れた電子写真用トナー組成物。 2 バインダー樹脂に着色剤を分散せしめてなる
    電子写真用トナーにおいて、バインダー樹脂とし
    て、 (1) 酸成分がモノカルボン酸類およびジカルボン
    酸類、 (2) アルコール成分がロジングリシジルエステ
    ル、エーテル化ジフエノール類およびフエニル
    核を有しないジオール類、ならびに (3) 架橋成分が3価以上のポリカルボン酸類およ
    び/または3価以上のポリオール類 からなり、かつ各アルコール成分のアルコール成
    分全量中の含有率がロジングリシジルエステル5
    〜50モル%、エーテル化ジフエノール類20〜95モ
    ル%およびフエニル核を有しないジオール類0〜
    30モル%であり、前記架橋成分の含有率がポリエ
    ステル樹脂中0.5〜20重量%である非線状ポリエ
    ステル樹脂を含有し、さらに該バインダー樹脂に
    対して0.2〜4重量%の有機多価金属化合物を含
    有することを特徴とする低温定着性に優れた電子
    写真用トナー組成物。
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