JPH0369390B2 - - Google Patents

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JPH0369390B2
JPH0369390B2 JP61020093A JP2009386A JPH0369390B2 JP H0369390 B2 JPH0369390 B2 JP H0369390B2 JP 61020093 A JP61020093 A JP 61020093A JP 2009386 A JP2009386 A JP 2009386A JP H0369390 B2 JPH0369390 B2 JP H0369390B2
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JP
Japan
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slurry
component
solid fuel
weight
sulfonated
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JP61020093A
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English (en)
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JPS62588A (ja
Inventor
Koichi Ito
Tsugitoshi Ogura
Katsuhiro Ishikawa
Hironobu Shinohara
Yasuo Hara
Yoshinori Yoshida
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Publication of JPS62588A publication Critical patent/JPS62588A/ja
Publication of JPH0369390B2 publication Critical patent/JPH0369390B2/ja
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、特定の分散剤を含有した貯蔵安定性
の優れた固形燃料スラリー組成物に関する。 〔従来の技術〕 従来、石油を主体としたエネルギーに構造がと
られてきたが、近年、石油資源の枯渇により、石
炭、石油コークス、ピツチなどの固形燃料が再確
認され、その利用法が種々検討されている。 しかしながら、これらの固形燃料は、石油など
の液体燃料と異なり固体であるため、通常のパイ
プライン、タンクローリーなどによる輸送が困難
である。 このため、石炭などの固形燃料を微粉化し、水
に分散させスラリーとして液体と同様に取り扱う
技術が種々提案されている。この場合、固形燃料
濃度を低くし水を多量に使用したスラリーとすれ
ば、低粘度のスラリーとすることも可能である
が、燃料の効率の上で得策ではない。また、この
ようにして得られたスラリーは、静置すると固形
燃料が沈降してくるという欠点を有している。 固形燃料濃度を高める方法として、スラリー中
に各種分散剤を添加し、固形燃料の水への分散性
を高める手段が提案されている。 かかる各種分散剤を添加した固形燃料スラリー
は、添加しない場合に比べ流動性が大幅に改善さ
れるので、分散剤を使用すれば高濃度の固形燃料
スラリーを製造することが可能になると報告され
ている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このようにして製造される固形燃料スラリー
は、一般に輸送、貯蔵され、燃料として使用され
るため、スラリーの長時間の静置安定性が良いこ
とが必要とされている。 しかしながら、長期にわたる安定性について
は、未だ充分満足できる域に達していないのが現
状である。 本発明は、前記従来技術の問題点を背景になさ
れたもので、高濃度の固形燃料スラリーに高い流
動性を与えることができ、しかも長時間放置して
も高い流動性を保つことが可能な固形燃料スラリ
ー組成物を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、前記従来の技術的課題を解決す
べく鋭意検討した結果、特定の新規な分散剤とノ
ニオン性界面活性剤とを併用すると、固形燃料ス
ラリーの流動性、安定性が極めて優れたものが得
られることを見出し、本発明に到達したものであ
る。 すなわち、本発明は、(a)ジシクロペンタジエン
のスルホン化物を(共)重合して得られる重量平
均分子量1000〜100000の(共)重合体、(b)酸化ア
ルキレンの付加モル数が4〜800であり、かつポ
リエーテル鎖中のポリオキシエチレン基の含有量
が20重量%以上であるポリエーテルポリオール化
合物を主成分とするノニオン性界面活性剤、(c)固
形燃料および(d)水を含有し、しかも(a)成分/(b)成
分の重量比が95/5〜55/45であることを特徴と
する固形燃料スラリー組成物を提供するものであ
る。 本発明に使用される分散剤は、ジシクロペンタ
ジエンのスルホン化物を(共)重合して得られる
重量平均分子量1000〜100000の(共)重合体であ
る。 分散剤の出発原料として用いられるジシクロペ
ンタジエンは、一般式(A)で表される。 (式中、R1およびR2は、水素原子または炭素数
1〜3のアルキル基を示す。) 前記一般式(A)で表されるジシクロペンタジエン
(およびその誘導体)は、シクロペンタジエンな
どのジエン成分とジエノフイル成分とのデイール
スアルダー反応、ナフサの熱分解などによつて得
られる。 ジエノフイル成分として用いられる前記ジエン
類としては、例えば1,2−ペンタジエン、1,
3−ペンタジエン、2,3−ペンタジエン、シク
ロペンタジエンのほか、分岐したこれらのジエン
類が挙げられる。 これらのジシクロペンタジエン(およびその誘
導体)のスルホン化物およびその(共)重合体の
製造方法は、特開昭61−19608号公報、特開昭61
−19609号公報に詳細に記載されている。 ちなみに、その概略について述べると、ジシク
ロペタジエンおよび/またはその誘導体(以下、
これらの誘導体を単に「誘導体」ということがあ
る)のスルホン化物を製造するには、種々の方法
が考えられるが、例えば前記誘導体の分子中に含
有する2個の二重結合のうち、反応性の高い二重
結合に優先的に亜硫酸塩類を付加させることによ
つて、分子中に1つの二重結合を含有する誘導体
のスルホン化物を得ることができる。 この場合のスルホン化剤としては、通常、アル
カリ金属の酸性亜硫酸塩、メタ亜硫酸塩あるいは
亜硫酸塩類が単独または混合物として使用され
る。 スルホン化剤の量は、誘導体1モルに対して、
通常、0.1〜2.0モル、好ましくは0.5〜1.5モル、
さらに好ましくは1〜1.5モルである。0.1モル未
満では、反応収率が低く、一方2.0モルを超える
とジスルホン化物の生成が多くなる。スルホン化
剤の量が誘導体1モルに対して1モル未満の場
合、スルホン化した誘導体とスルホン化しない誘
導体の混合物ができるが、その場合には、抽出
(溶媒としては、例えばn−ヘキサンなどを用い
る)または蒸留でスルホン化した誘導体のみを該
混合物から取り出してもよいし、またスルホン化
した誘導体とスルホン化しない誘導体との混合物
をそのまま後記する方法で重合させてもよい。そ
の場合にも、スルホン化物の重合体は、抽出(溶
媒として例えばn−ヘキサンなどを使用する)ま
たは蒸留でスルホン化しない重合体と分離するこ
とができる。 スルホン化反応にあたつて、触媒の使用は必ず
しも必要としないが、通常、無機酸化剤などの触
媒を用いると収率の向上、反応時間の短縮などの
高価がある。無機酸化剤としては、例えば硝酸塩
類、亜硝酸塩類、塩素酸塩類などが挙げられる
が、特に硝酸塩類が効果的である。 無機酸化剤の量は、特に限定されるわけではな
いが、誘導体1モルに対し、0.02〜0.15モル、好
ましくは0.05〜0.1モルが効果的である。 さらに、反応を均一かつ円滑に進行させるため
に、適当な溶媒を用いることが好ましい。 有利に使用できる溶剤としては、例えば水ある
いはメチルアルコール、エチルアルコール、プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチ
ルアルコール、第3級ブチルアルコールなどの低
級アルコール類、低級グリコール類、ケトン類、
エーテル類、エステル類などが挙げられる。 これらの溶剤は、適宜、2種以上混合して使用
するこができる。なかでも、低級アルコールと水
の混合溶剤、そのうちでも特にメチルアルコール
と水の混合溶剤が、優れた溶剤として推奨され
る。 反応温度は、通常、50〜200℃、好ましくは70
〜150℃、より好ましくは90〜130℃で行われ、ま
た常圧あるいは加圧下のいずれでも実施すること
ができる。 副反応の進行を抑え、無機塩の生成を低くする
ためには、反応系のPHは、通常、2〜9、好まし
くは5〜7に保つ。 かかるスルホン化物のカチオン種は、特に限定
されるものでないが、水溶性にするためには、水
素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニ
ウム、アミンなどが好ましい。 前記アルカリ金属としてはナトリウム、カリウ
ムなどを、アミンとしてはメチルアミン、エチル
アミン、プロピルアミン、ジメチルアミン、ジエ
チルアミン、トリエチルアミン、ブチルアミン、
ジブチルアミン、トリブチルアミンなどのアルキ
ルアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミンなどのポリアミ
ン、モルホリン、ピペリジンなどを、アルカリ土
類金属としてはカルシウム、マグネシウムなどを
例示することができる。 また、これらのカチオン種は、種々のイオン交
換技法により他種のカチオン種と相互に交換する
ことが可能である。 次に、本発明の(a)成分として使用される前記誘
導体のスルホン化物の重合体とは、前記誘導体の
スルホン化物のうちの少なくとも1種を重合させ
て得られる重合体、または前記の誘導体のスルホ
ン化物と重合可能な単量体(以下「共重合単量
体」という)などを共重合させて得られる重合体
を表すものである。該重合体の製造方法は、下記
のとおりである。 例えば、前記誘導体のスルホン化物を、あるい
はこれと共重合体とを、酸性化合物触媒の存在
下、反応温度、通常、−20〜300℃、好ましくは80
〜180℃で数時間から数十時間にわたり重合反応
させて重合体を製造することができる。前記重合
反応において、反応を円滑に行うため、重合反応
用溶媒を用いることができ、かかる重合反応用溶
媒としては、重合反応に支障がない限り、水など
の極性溶媒、または炭化水素類、ハロゲン化炭化
水素類など任意のものを用いることができる。 前記酸性化合物触媒としては、硫酸、リン酸、
フツ化水素、三フツ化ホウ素およびその錯体、塩
化アルミニウム、臭化アルミニウム、四塩化ス
ズ、塩化亜鉛、三塩化チタンなどのルイス酸類あ
るいは有機プロトン酸を挙げることができる。そ
のなかでも、硫酸を代表的なものとして挙げるこ
とができる。 共重合単量体としては、オレフイン性二重結合
を有する脂肪族、脂環族、芳香族の炭化水素、不
飽和アミド、不飽和アルコール、不飽和エステ
ル、不飽和ニトリル、不飽和カルボン酸およびそ
のエステル、不飽和スルホン酸およびそのエステ
ルなど、または脂肪族、脂環族、芳香族のアルコ
ールまたはフエノール、またはアミノ基、エステ
ル基、ニトリル基、カルボン酸基、スルホン酸基
を有するアルコールまたはジオールなど1種以上
を任意の割合で用いることができる。 使用する共重合単量体の種類を変えることによ
つて、重合体の界面活性特性を変えることができ
る。 本発明のスルホン化物と共重体単量体とから重
合体を製造して、該重合体を固形燃料の分散剤と
して用いる場合、泡立を抑えるために、 本発明のスルホン化物/重合体(重量%) は、50重量%以上、好ましくは70重量%以上であ
る。 本発明によつて得られた重合体および共重合体
の分子量は、反応条件、特に酸性化合物触媒の種
類およびその量、ならびに溶媒の種類およびその
量または反応温度、反応時間により、適宜、変化
させることができる。 このようにして得られた重合体および共重合体
を本発明の分散剤として用いる場合には、固形燃
料の種類、粒径などによつて特性が変わるため一
義的に決めることはできないが、通常、重量平均
分子量が1000〜100000である。 また、スルホン化物の重合体および共重合体
は、イオン交換法あるいは中和反応などにより酸
型またはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
モニウム、アミンなどの塩に相互に交換すること
ができる。 次に、本発明の(b)成分は、ポリエーテルポリオ
ール化合物を主成分とするノニオン性界面活性剤
である。 前記ポリエーテルポリオール化合物は、1分子
中に1個以上の活性水素を有する化合物に、常法
により一般的には酸またはアルカリ触媒の存在
下、加圧下でエチレンオキサイドおよび/または
プロピレンオキサイドを付加反応させることによ
り得られる。1分子中に1個以上の活性水素を有
する化合物としては、ラウリルアルコール、ステ
アリルアルコール、フエノール、オクチルフエノ
ール、ノニルフエノールなどの1価のアルコー
ル;エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビタ
ン、ソルビトールなどの多価アルコール;カテコ
ール、レゾルシン、ピロガロール、ノニルフエノ
ールホルマリン縮合物、フエノールホルマリン縮
合物などの水酸基を1個以上有するアミノ化合物
などを挙げることができる。 また、これらのアミノ化合物をアルキルハライ
ドやジエチル硫酸などによりカチオン化した化合
物も挙げられる。 また、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル
の部分鹸化物、ヒドロキシル基を有するモノマー
を成分として含む重合体も使用し得る。 これらのポリエーテルポリオール化合物は、前
記の1分子中に1個以上の活性水素を有する化合
物に酸化アルキレンであるエチレンオキサイドお
よび/またはプロピレンオキサイドを付加して得
られるが、化合物にバルキー性を与え、かつ石炭
などの固形燃料粒子と吸着性を付与するため、平
均で4モル以上付加することが必要である。約4
モル未満であると、スラリー組成物の分散安定化
効果が著しく減少する。 また、付加モル数の上限は特にないが、大き過
ぎると粘度が高すぎ、取り扱いが困難であり、製
造上も問題が多いため、平均で800モル以下が望
ましく、さらに好ましくは20〜600モル、特に好
ましくは50〜300モルである。 エチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイ
ドの一方は必須であるが、このほかに本発明の効
果を損なわない範囲でブチレンオキサイドを付加
することもできる。 また、アミノ化合物にアルキレンオキサイドを
付加したのち、アルキルハライドやジエチル硫酸
などよりカチオン化しても有効である。 これらのポリエーテルポリオール化合物のスラ
リー分散性安定化効果は、エチレンオキサイドお
よびプロピレンオキサイドをブロツク状に付加し
たものがより優れており、さらにはポリエーテル
鎖中のポリオキシエチレン基の含有量が20重量%
以上、好ましくは20〜100重量%、さらに好まし
くは50〜100重量%のもの、特に好ましくは75〜
100重量%である。 これらのポリエーテルポリオール化合物は、水
酸基をエステル化、リン酸化、硫酸化またはカル
ボキシアルキル化しても用いることができる。 カルボン酸によるエステル化は、前記ポリエー
テルポリオール化合物を酢酸、ラウリル酸、ステ
アリン酸などの1価のカルボン酸またはそれらの
無水物あるいは酸ハロゲン化物を常法によりエス
テル化反応を行うことにより得ることができる。 リン酸化、硫酸化、カルボキシアルキル化は、
前記のポリエーテルポリオール化合物を五酸化リ
ンのようなリン酸化剤、三酸化硫黄、クロル硫酸
あるいはスルフアミン酸のような硫酸化剤または
モノクロル酢酸のようなカルボキシアルキル化剤
と常法により反応させることにより得ることがで
き、またさらに造塩反応を行えば、その塩が得ら
れる。 また、ポリエーテルポリオールを架橋して得ら
れる化合物も有効である。架橋剤としては、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシ
アネート、ジフエニルメタンジイソシアネートな
どの多価イソシアネート、ジグリシジルビスフエ
ノールA、ジグリシジルエチレングリコールなど
の多価エポキサイド、無水マレイン酸、アジピン
酸、ダイマー酸、無水トリメリツト酸などの多価
カルボン酸を挙げることができる。 反応に用いる架橋剤の割合は、一般的には水酸
基に対して0.05〜2当量、好ましくは0.1〜1当
量である。 また、ポリエーテルポリオールにエピハロヒド
リンを反応させて得られる化合物も有効である。 この化合物は、前記のポリエーテルポリオール
を常法により、一般的にはアルカリやスズなどの
金属触媒の存在下にエピクロルヒドリン、エピブ
ロムヒドリンなどのエピハロヒドリンと反応させ
ることにより得られる。 さらに、ポリエーテルポリオールに多価イソシ
アネートを反応させて得られる末端にイソシアネ
ート基を有する化合物も有効である。 この化合物は、前記ポリエーテルポリオールを
多価イソシアネートと反応させることにより得ら
れるが、架橋反応が進行しないように条件を選ぶ
必要がある。この化合物は、末端に反応性に富む
イソシアネート基が存在するため、保存安定性に
欠ける嫌いがあるが、フエノール、クレゾール、
ε−カプロラクタム、酸性亜硫酸ナトリウムなど
によりイソシアネート基を保護し、工程中にイソ
シアネート基を再生させるような化合物としても
よい。 (b)成分中には、これらのほか、水溶性のポリビ
ニルアルコール、ポリ酢酸ビニルあるいはこの全
部または一部の鹸化物、ポリエチレングリコール
あるいはそ一部または全部のエステル化物、〓糖
などの多糖類などを用いることができる。 これらスラリー安定性の上で大きな効果を与え
る化合物は、固形燃料の種類により変化するので
特定できないが、通常、HLB値は5〜20のもの
が効果的であり、HLB値が7〜15のものがさら
に好ましい。 次に、本発明に用いられる(c)固形燃料は、石
炭、石油コークス、ピツチ、および木炭である。 石炭は、褐炭、亜瀝青炭、瀝青炭、無煙炭など
いずれであつてもよく、またこれらをクリーン化
した石炭でもよく特に制限はない。 石油コークスは、石油精製の際に蒸留による重
質残留として得られるアスフアルト、ピツチなど
をさらに高温で熱分解して分解油を留出させた残
留コークスのことであり、一般に無機質を含有す
る石炭に比較すると極めて水に濡れ難いものであ
る。 ピツチは、石油蒸留の際の重質残留物および石
炭乾留により得られるタールを蒸留し油分を残し
た重質残留物であり、その軟化点は50〜180℃の
ものが好ましく、50℃より低いと粉砕が困難であ
る。ピツチは、石炭に較べると灰分および水分を
殆ど含まず、高発熱量のスラリー燃料にすること
ができる。 これらの固形燃料の粘度は、粉末であればどの
ような粒度であつてもよいが、現在、火力発電所
で燃焼される微粉炭は、200メツシユパス分70重
量%以上のものであるから、この粒度が一応の目
安となる。しかし、本発明に使用される分散剤
は、粘度および固形燃料の種類によつて影響され
るものではなく、どのような固形燃料粉末に対し
ても優れた効果を発揮する。 本発明の(a)成分である分散剤は、1種以上、必
要に応じて後記するアニオン性界面活性剤、添加
剤などと併用して、特に限定されないが、濃度50
〜85重量%の固形燃料スラリーに添加される。分
散剤である(a)成分の添加量は、大きくなるほどス
ラリーの粘度は定価するため、所望の粘度に応じ
た添加量を選ぶことができ、スラリー組成物全量
に対し通常0.01〜10重量%でよいが、作業性およ
び経済性の観点から0.05〜1重量%が好ましい。 アニオン性界面活性剤としては、例えばドデシ
ルベンゼンスルホン酸塩、オレイン酸塩、アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハ
ク酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルコールエト
キシサルフエイト、第2級アルカンスルホネー
ト、α−オレフインスルホン酸、ナフタレンスル
ホン酸ホルマリン縮合物、タモール、ポリスチレ
ンスルホン酸塩などがあり、それらを配合したカ
ルボン酸系、硫酸エステル系、スルホン酸系、リ
ン酸エステル系、アルキルアリルスルホネート系
などの市販の製品を分散剤あるいは湿潤剤として
用いることができる。 添加剤としては、例えば固形燃料中の灰分に含
まれる多価金属トラツプ用のキレート剤、テトラ
ポリリン酸カリウム、クエン酸ソーダ、グルコン
酸ソーダ、ポリアクリル酸ソーダ、ポリカルボン
酸などがある。 また、発泡を抑えるために消泡剤を添加するこ
ともできる。消泡剤としては、例えばシリコンエ
マルジヨンなどが用いられる。冬期の凍結を防止
するため、凝固点降下剤を添加することも可能で
ある。凝固点降下剤としては、例えばエチレング
リコールなどの低級アルコール、または多価アル
コールなどが用いられる。 本発明に用いられる(b)ノニオン性界面活性剤の
量は、効果のある範囲であれば特に制限されるも
のではないが、通常、固形燃料に対して0.001〜
2重量%、特に0.01〜1重量%が効果および経済
性の観点で好ましい。 また、(b)成分は、(a)成分よりも石炭粒子に吸着
し易く、(a)成分および(b)成分の併用により、(b)成
分を優先的に石炭粒子に吸着させることによつて
石炭粒子の凝集を弱い構造体とさせる作用があ
る。 そのために、流動性に悪影響を与えないで、安
定性を高度に保持できる配合は、通常、(a)成分/
(b)成分が、重量比で95/5〜55/45、好ましくは
90/10〜60/40、さらに好ましくは85/15〜70/
30である。 本発明のスラリー組成物の製造方法は、特に限
定されず、所望の方法で固形燃料、水および本発
明に用いられる分散剤を混合することからなる。 例えば、固形燃料をあらかじめ乾式で粉砕した
のち、分散剤を溶かした水溶液中に混合する方
法、スラリーを製造したのち分散剤を添加する方
法、ミル中に固形燃料、水、分散剤を加えて、該
燃料を粉砕しながら混合する方法など、任意の方
法が実施できる。また、(a)、(b)成分は、同時に加
えてもよいし、分割して加えてもよいことはいう
までもない。 〔作用〕 固形燃料スラリー組成物中に本発明の分散剤が
存在すると、該燃料粒子表面に該分散剤が吸着さ
れ、得られる静電力と分散剤自体の比較的大きい
立体障害により粒子相互の接近が妨げられ、その
結果組成物の粘度低下と安定した分散性が得られ
る。 〔実施例〕 以下、実施例を挙げ本発明をさらに更に詳細に
説明する。 なお、実施例中%とあるのは、重量基準であ
る。 まず、本発明の(a)成分について、その合成法を
を参考例として以下に示す。なお、本発明の(a)成
分は、以下の参考例に限定されるものではない。 参考例 a−1〜a−6 撹拌装置、温度計を備えてなる内容積5のス
テンレス製オートクレーブに、ジシクロペンタジ
エン4モル、亜硫酸水素ナトリウム4モル(416
g)、硝酸カリウム0.8モル(40g)、メチルアル
コール1000ml、蒸留水500gを仕込み、密閉して
強撹拌下で混合しながら、温度130℃で5時間に
わたり反応させた。その後、室温まで放冷したの
ち、反応混合物を取り出し蒸留水200mlおよびn
−ヘキサン600mlを加えて充分混合し分散したn
−ヘキサン層および沈澱部を除いた残部を濃縮
し、蒸発乾固して淡黄色固体が得られた。 この固体をソークスレー抽出器を用いてn−ヘ
キサンで1時間、未反応物を抽出除去し、残液を
乾燥後、氷酢酸1000mlに溶解し、無機塩などの酢
酸不溶分をろ別した。 得られた酢酸可溶分を凝縮乾固することで白黄
色固体を得た。そして、この固体をエタノールで
洗浄してさらに乾燥して第1表に示すスルホン化
物のナトリウム塩678gを得た。 次に、該スルホン化物を用いて、次のような重
合反応を実施した。 撹拌装置、温度計を備えてなる内容積1の三
口フラスコに前記のスルホン化物および第1表に
示す化合物135g、蒸留水58gを仕込み、溶解後
全体を冷却しながら98%硫酸135gを撹拌下に約
30分間で滴下し、次いでオイルバスで加熱し、途
中サンプリングして、GPCで重合度合を確認し
ながら110〜125℃の範囲で重合した。重合後、反
応器に蒸留水300mlを加え溶解させ、炭酸カルシ
ウムで中和し沈澱を除去後、炭酸ナトリウムでソ
ーデーシヨンしてナトリウム塩とした後、この溶
液を乾固して第1表に示した量の茶褐色固体を得
た。
【表】 参考例 b−1〜b−9 次に、本発明の(b)成分について、その例を第2
表に示す。なお、本発明において使用しうる(b)成
分としては、以下に記載されたものに限定される
ものではない。
【表】
【表】 実施例 1〜20 石炭〔(c)成分〕としてオーストラリア産、200
メツシユパス分76%、灰分6.5%、硫黄1.6%を含
むものを使用した。スラリーの調製は、水〔(d)成
分〕の中にあらかじめ第3表に記載した(a)、(b)成
分を入れておき、その中に所定量の微粉炭を入
れ、まずステンレス製のへらで1分間手練りし、
次にホモミキサー(特殊機化工(株)製)を使用して
3000rpmで15分間撹拌して行つた。 スラリーの流動性は、前記のごとくして調製し
たスラリーの25℃における粘度を測定することに
よつて評価した。また、スラリーの安定性は、内
径80mmの透明なアクリルパイプ製の容器の中に20
cmの深さまで前記スラリーを入れ、スラリーの固
さを経時的に(スラリー調製後10日、45日、90
日)測定することにより評価した。 スラリーの固さの測定は、直径10mmのガラス棒
をスラリー中に貫入することにより行つた。 なお、評価基準は、次のとおりである。評価 状態 ◎:ガラス棒が自重(約60g)で容器の底まで貫
入する。 ○:ガラス棒を手で押すと容器の底まで貫入す
る。 △:ガラス棒を手で押すしても容器の底まで貫入
しない。 ×:ガラス棒を手で押しても全く貫入しない。 スラリーの流動性および安定性の評価結果を、
第3表に示す。
【表】
〔発明の効果〕
本発明の固形燃料スラリー組成物は、前記のご
とき特定のスルホン化物の重合体を分散剤とし
て、かつノニオン界面活性剤をスラリー安定化剤
として採用することにより、従来の技術に比しス
ラリー粘度を低下させることができ、従つてスラ
リーの分散性、流動性が良好であり、発泡性も少
なく、パイプラインによる輸送に好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (a)ジシクロペンタジエンのスルホン化物を
    (共)重合して得られる重量平均分子量1000〜
    100000の(共)重合体、(b)酸化アルキレンの付加
    モル数が4〜800であり、かつポリエーテル鎖中
    のポリオキシエチレン基の含有量が20重量%以上
    であるポリエーテルポリオール化合物を主成分と
    するノニオン性界面活性剤、(c)固形燃料および(d)
    水を含有し、しかも(a)成分/(b)成分の重量比が
    95/5〜55/45であることを特徴とする固形燃料
    スラリー組成物。
JP61020093A 1985-02-04 1986-02-03 固形燃料スラリ−組成物 Granted JPS62588A (ja)

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