JPH0369949B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0369949B2 JPH0369949B2 JP1089084A JP8908489A JPH0369949B2 JP H0369949 B2 JPH0369949 B2 JP H0369949B2 JP 1089084 A JP1089084 A JP 1089084A JP 8908489 A JP8908489 A JP 8908489A JP H0369949 B2 JPH0369949 B2 JP H0369949B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dye
- ink
- water
- parts
- naphthol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、テトラキスアゾスチルベン系染料を
含むところの、安定性が良好で而も安全性の高
い、筆記具用、印刷用及び記録用水性インキ組成
物に関する。 [従来の技術] 筆記具等に用いられる水性インキ組成物は、公
知の如く、一般の水溶性染料を水及びグリコール
系溶剤と溶解したものであつて、以前より、適宜
の添加物を加えることによつて、インキの溶解安
定性と書写後の耐水性との2つの相反する要求を
同時に満たすべく努力がなされて来たが、最近に
至つて、紙加工技術面から書写後の耐水性向上が
はかられ、一方、特にジエツトインキ印刷法等に
おいて、染料自体を改質して、染料等の会合の少
ない、高度に安定性の良い水性インキが要求され
ている。 従来は、筆記具用水性インキ等に用いられる水
溶性染料、特に黒色染料には、1−アミノ−8−
ナフトール−3,6−ジスルホン酸(H酸)をカ
ツプル成分として含むポリアゾ染料が使用されて
来た。 [発明が解決しようとする課題] ところが、H酸への酸性カツプリングは、他の
酸性カツプリングに比し反応性が悪く、得られた
染料のロツトばらつきが大きく、またこれらのア
ミノ基を有する水溶性ポリアゾ染料は会合性が強
く、これらを用いて水性インキを製造した場合、
初期の溶解性および安定性は良好であるが、経時
安定性がなく、1〜2か月経過すると染料の会合
が起こり、ゲル化現象・粘度上昇から沈殿析出を
招来し、インキとしての性能が劣化するという大
きな欠点がある。 従つて、如上の従来の水溶性染料は、特に最近
普及し始めたジエツト印刷用インキの如く、厳し
い溶解安定性が要求され、少しのPH変化により安
定性が左右される如きことがない等の条件が要求
されるものにあつては、殆ど使用不可能に近い状
態である。 また、従来、この種筆記具等用のインキにおい
ては、人体に対する安全性についての配慮はそれ
ほどでもなかつたが、近時においては、人体に対
する毒性を低下させる要求が高まつており、安全
性の高いインキを提供することが大きな課題とな
りつつある。 因に、原出願日以後に出願公開された特開昭60
−94474号公報に開示された発明は、テトラキス
アゾスチルベン系染料を含有する水性インキ組成
物に関するものであるが、その染料はアミノアゾ
化合物であり、安全性に対する配慮が十分なされ
たものとは認められない。 本発明は、従来存した如上の問題点に鑑み完成
されたものであり、溶解性及び経時安定性が良好
で而も安全性の高い、筆記具用、印刷用及び記録
用水性インキ組成物を提供することを目的とす
る。 [課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究
を行なつた結果、アミノアゾ化合物に包含されな
い一定のテトラキスアゾスチルベン系染料を用い
ることにより、染料の溶解安定性が良好であり、
而も、その染料が変異原性試験(エームズテス
ト)において陰性を示すものであつて、溶解性及
び経時安定性に加えて安全性が高い水性インキ組
成物が得られることを見出し、茲に本発明を完成
したものである。 すなわち、本発明は、 一般式 〔式中、Mは、H、Na、K、Li、またはNH4を
示し、 B1及びB2は
含むところの、安定性が良好で而も安全性の高
い、筆記具用、印刷用及び記録用水性インキ組成
物に関する。 [従来の技術] 筆記具等に用いられる水性インキ組成物は、公
知の如く、一般の水溶性染料を水及びグリコール
系溶剤と溶解したものであつて、以前より、適宜
の添加物を加えることによつて、インキの溶解安
定性と書写後の耐水性との2つの相反する要求を
同時に満たすべく努力がなされて来たが、最近に
至つて、紙加工技術面から書写後の耐水性向上が
はかられ、一方、特にジエツトインキ印刷法等に
おいて、染料自体を改質して、染料等の会合の少
ない、高度に安定性の良い水性インキが要求され
ている。 従来は、筆記具用水性インキ等に用いられる水
溶性染料、特に黒色染料には、1−アミノ−8−
ナフトール−3,6−ジスルホン酸(H酸)をカ
ツプル成分として含むポリアゾ染料が使用されて
来た。 [発明が解決しようとする課題] ところが、H酸への酸性カツプリングは、他の
酸性カツプリングに比し反応性が悪く、得られた
染料のロツトばらつきが大きく、またこれらのア
ミノ基を有する水溶性ポリアゾ染料は会合性が強
く、これらを用いて水性インキを製造した場合、
初期の溶解性および安定性は良好であるが、経時
安定性がなく、1〜2か月経過すると染料の会合
が起こり、ゲル化現象・粘度上昇から沈殿析出を
招来し、インキとしての性能が劣化するという大
きな欠点がある。 従つて、如上の従来の水溶性染料は、特に最近
普及し始めたジエツト印刷用インキの如く、厳し
い溶解安定性が要求され、少しのPH変化により安
定性が左右される如きことがない等の条件が要求
されるものにあつては、殆ど使用不可能に近い状
態である。 また、従来、この種筆記具等用のインキにおい
ては、人体に対する安全性についての配慮はそれ
ほどでもなかつたが、近時においては、人体に対
する毒性を低下させる要求が高まつており、安全
性の高いインキを提供することが大きな課題とな
りつつある。 因に、原出願日以後に出願公開された特開昭60
−94474号公報に開示された発明は、テトラキス
アゾスチルベン系染料を含有する水性インキ組成
物に関するものであるが、その染料はアミノアゾ
化合物であり、安全性に対する配慮が十分なされ
たものとは認められない。 本発明は、従来存した如上の問題点に鑑み完成
されたものであり、溶解性及び経時安定性が良好
で而も安全性の高い、筆記具用、印刷用及び記録
用水性インキ組成物を提供することを目的とす
る。 [課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究
を行なつた結果、アミノアゾ化合物に包含されな
い一定のテトラキスアゾスチルベン系染料を用い
ることにより、染料の溶解安定性が良好であり、
而も、その染料が変異原性試験(エームズテス
ト)において陰性を示すものであつて、溶解性及
び経時安定性に加えて安全性が高い水性インキ組
成物が得られることを見出し、茲に本発明を完成
したものである。 すなわち、本発明は、 一般式 〔式中、Mは、H、Na、K、Li、またはNH4を
示し、 B1及びB2は
【式】または
【式】(mは、0または1、nは、0、1
または2、Y1は、COOM、Y2は、H、Cl、
CH3、OH、OCH3、COOMまたはSO3M、Zは、
H、CH3またはt−C4H9を示す。)を示し、B1と
B2は、同じでも異なつていてもよい。〕 で表わされるエームズテストの結果が陰性のテト
ラキスアゾ染料を含むことを特徴とする、水性イ
ンキ組成物である。 本発明における一般式()で表わされるテト
ラキスアゾ染料は、例えば、4,4′−ジアミノス
チルベン−2,2′−ジスルホン酸を常法によりテ
トラゾ化し、次いで得られた化合物を、一般式 で表わされる化合物とカツプリングを行ない、得
られたジスアゾ染料を再度テトラゾ化し、次い
で、得られた化合物を、一般式 (式中、Y1は、COOH、mは、0または1、n
は、0、1または2を示す。) で表わされる化合物、あるいは、一般式 (式中、Y2は、H、Cl、CH3、OH、OCH3、
COOHまたはSO3H、Zは、H、CH3またはt−
C4H9を示す。) で表わされる化合物の単独または両者の混合物と
カツプリングすることにより得られ、インキ用染
料として、常用の酸・塩析及び脱塩処理によつて
精製し、適量のアルカリでアルカリ塩となすこと
により、溶解性・経時安定性の良い、而も安全性
の高い水溶性染料が得られる。さらに所望の色相
を得るためには、公知の水溶性染料で調色するこ
とができる。なお、アルカリ源には、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、アン
モニア水等が用いられる。 一般式()で示される化合物を例示すると、
1−アミノ−5−ナフトール−7−スルホン酸、
2−アミノ−5−ナフトール−7−スルホン酸、
2−アミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸等
が挙げられる。 一般式()で示される化合物を例示すると、
1−ナフトール、1−ナフトール−4−スルホン
酸、1−ナフトール−5−スルホン酸、1−ナフ
トール−8−スルホン酸、2−ナフトール、2−
ナフトール−6−スルホン酸、2−ナフトール−
3,6−ジスルホン酸、2−ナフトール−3−カ
ルボン酸等が挙げられる。 一般式()で示される化合物を例示すると、
フエノール、4−クロルフエノール、レゾルシノ
ール、フエノール−4−スルホン酸、o−クレゾ
ール、サリチル酸、2−t−ブチル−4−ヒドロ
キシアニソール等が挙げられる。 如上の製法にて得られるところの、本発明に係
る一般式()で示されるテトラキスアゾ染料の
具体例を例示すると、以下の通りである。 本発明に係るインキ組成物に用いる溶剤として
は、水の他に、水と相溶して上記染料および活性
剤等の添加剤をよく溶解する性質を有し、適度の
吸湿性を持ち、インキ蒸発を適度に制御出来る溶
剤が好ましく、例えば、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、チオジグリコール等のグリ
コール系溶剤、アルコール系溶剤、セロソルブ系
溶剤、カルビトール系溶剤、ピロリドン系溶剤等
が挙げられる。添加剤としては、アルカノールア
ミン、アニオン系、ノニオン系活性剤または両性
活性剤が用いられ、用途に応じて、防腐剤、防錆
剤または金属封鎖剤等を添加することもできる。
更に、必要に応じて、一般式()の染料と混合
される水溶性樹脂としては、天然または合成の水
溶性樹脂が挙げられる。 なお、上記各成分を添加して成る本発明インキ
組成物中における着色剤の割合は、用途に応じ
て、1〜20%が好適である。 [発明の効果] 本発明水性インキ組成物は、従来のポリアゾ染
料よりなる水性インキと比較し、色濃度等は遜色
なく、染料の溶解性及び経時安定性が良好であ
り、而も、その染料は変異原性試験(エームズテ
スト)において陰性を示すものであつて、安全性
が高く、筆記具用インキ、ジエツト印刷用インキ
及び記録計用インキ等として最適である。 [実施例] 次に、本発明の実施例を示す。なお、以下の記
載中「染料No.」は、前記の本発明に係るテトラキ
スアゾ染料の具体例に付された番号を示す。 実施例 1 染料No.1(M=Na) 10部 エチレングリコール 10部 ジエチレングリコール 10部 プロピレングリコール 5部 防腐剤 0.3部 活性剤 0.2部 蒸留水 64.5部 以上の配合物を60〜70℃にて加熱・溶解し、工
業用瀘紙で濾過して黒色インキを得た。 得られたインキ組成物をサインペン容器にセツ
トし、筆記テストを行なつたところ、ペン先部分
でのインキのかすれがなく、常時円滑にインキが
流出し、筆跡は色調鮮明であつた。また室温で6
か月以上放置しても安定しており、1μのメンブ
ランフイルターで濾過テストを行なつたところ、
濾過性良好であつた。 比較例 1 脱塩精製したC.I.ダイレクト ブラツク19 10
部を実施例1に用いた染料の代りに使用して、爾
余の点においては実施例1の場合と同様にしてイ
ンキ組成物を得た。 比較例 2 C.I.フード エロー3 5.5部 C.I.フード バイオレツト2 1.5部 C.I.フード ブルー2 3部 を実施例1に用いた染料の代りに使用して、爾余
の点においては実施例1の場合と同様にして安全
性の高い黒色インキを得た。 尚、該インキにトリエタノールアミンを加えた
ところ変色を認めた。 実施例および比較例の筆記用インキの性能を表
1に示す。 表中、経時安定性・粘度変化および1μメンブ
ランフイルターによる濾過性は、何れも6か月室
温放置したインキの性状を示す。
CH3、OH、OCH3、COOMまたはSO3M、Zは、
H、CH3またはt−C4H9を示す。)を示し、B1と
B2は、同じでも異なつていてもよい。〕 で表わされるエームズテストの結果が陰性のテト
ラキスアゾ染料を含むことを特徴とする、水性イ
ンキ組成物である。 本発明における一般式()で表わされるテト
ラキスアゾ染料は、例えば、4,4′−ジアミノス
チルベン−2,2′−ジスルホン酸を常法によりテ
トラゾ化し、次いで得られた化合物を、一般式 で表わされる化合物とカツプリングを行ない、得
られたジスアゾ染料を再度テトラゾ化し、次い
で、得られた化合物を、一般式 (式中、Y1は、COOH、mは、0または1、n
は、0、1または2を示す。) で表わされる化合物、あるいは、一般式 (式中、Y2は、H、Cl、CH3、OH、OCH3、
COOHまたはSO3H、Zは、H、CH3またはt−
C4H9を示す。) で表わされる化合物の単独または両者の混合物と
カツプリングすることにより得られ、インキ用染
料として、常用の酸・塩析及び脱塩処理によつて
精製し、適量のアルカリでアルカリ塩となすこと
により、溶解性・経時安定性の良い、而も安全性
の高い水溶性染料が得られる。さらに所望の色相
を得るためには、公知の水溶性染料で調色するこ
とができる。なお、アルカリ源には、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、アン
モニア水等が用いられる。 一般式()で示される化合物を例示すると、
1−アミノ−5−ナフトール−7−スルホン酸、
2−アミノ−5−ナフトール−7−スルホン酸、
2−アミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸等
が挙げられる。 一般式()で示される化合物を例示すると、
1−ナフトール、1−ナフトール−4−スルホン
酸、1−ナフトール−5−スルホン酸、1−ナフ
トール−8−スルホン酸、2−ナフトール、2−
ナフトール−6−スルホン酸、2−ナフトール−
3,6−ジスルホン酸、2−ナフトール−3−カ
ルボン酸等が挙げられる。 一般式()で示される化合物を例示すると、
フエノール、4−クロルフエノール、レゾルシノ
ール、フエノール−4−スルホン酸、o−クレゾ
ール、サリチル酸、2−t−ブチル−4−ヒドロ
キシアニソール等が挙げられる。 如上の製法にて得られるところの、本発明に係
る一般式()で示されるテトラキスアゾ染料の
具体例を例示すると、以下の通りである。 本発明に係るインキ組成物に用いる溶剤として
は、水の他に、水と相溶して上記染料および活性
剤等の添加剤をよく溶解する性質を有し、適度の
吸湿性を持ち、インキ蒸発を適度に制御出来る溶
剤が好ましく、例えば、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、チオジグリコール等のグリ
コール系溶剤、アルコール系溶剤、セロソルブ系
溶剤、カルビトール系溶剤、ピロリドン系溶剤等
が挙げられる。添加剤としては、アルカノールア
ミン、アニオン系、ノニオン系活性剤または両性
活性剤が用いられ、用途に応じて、防腐剤、防錆
剤または金属封鎖剤等を添加することもできる。
更に、必要に応じて、一般式()の染料と混合
される水溶性樹脂としては、天然または合成の水
溶性樹脂が挙げられる。 なお、上記各成分を添加して成る本発明インキ
組成物中における着色剤の割合は、用途に応じ
て、1〜20%が好適である。 [発明の効果] 本発明水性インキ組成物は、従来のポリアゾ染
料よりなる水性インキと比較し、色濃度等は遜色
なく、染料の溶解性及び経時安定性が良好であ
り、而も、その染料は変異原性試験(エームズテ
スト)において陰性を示すものであつて、安全性
が高く、筆記具用インキ、ジエツト印刷用インキ
及び記録計用インキ等として最適である。 [実施例] 次に、本発明の実施例を示す。なお、以下の記
載中「染料No.」は、前記の本発明に係るテトラキ
スアゾ染料の具体例に付された番号を示す。 実施例 1 染料No.1(M=Na) 10部 エチレングリコール 10部 ジエチレングリコール 10部 プロピレングリコール 5部 防腐剤 0.3部 活性剤 0.2部 蒸留水 64.5部 以上の配合物を60〜70℃にて加熱・溶解し、工
業用瀘紙で濾過して黒色インキを得た。 得られたインキ組成物をサインペン容器にセツ
トし、筆記テストを行なつたところ、ペン先部分
でのインキのかすれがなく、常時円滑にインキが
流出し、筆跡は色調鮮明であつた。また室温で6
か月以上放置しても安定しており、1μのメンブ
ランフイルターで濾過テストを行なつたところ、
濾過性良好であつた。 比較例 1 脱塩精製したC.I.ダイレクト ブラツク19 10
部を実施例1に用いた染料の代りに使用して、爾
余の点においては実施例1の場合と同様にしてイ
ンキ組成物を得た。 比較例 2 C.I.フード エロー3 5.5部 C.I.フード バイオレツト2 1.5部 C.I.フード ブルー2 3部 を実施例1に用いた染料の代りに使用して、爾余
の点においては実施例1の場合と同様にして安全
性の高い黒色インキを得た。 尚、該インキにトリエタノールアミンを加えた
ところ変色を認めた。 実施例および比較例の筆記用インキの性能を表
1に示す。 表中、経時安定性・粘度変化および1μメンブ
ランフイルターによる濾過性は、何れも6か月室
温放置したインキの性状を示す。
【表】
実施例 2
染料No.2(M=Na) 5部
ジエチレングリコール 11部
トリエタノールアミン 2部
防腐剤 0.2部
蒸留水 81.8部
以上の配合物を30〜40℃で混合し、充分溶解さ
せた後、ボアーサイズ0.8μのメンブランフイルタ
ーにて濾過精製し、青味黒色ジエツト印刷用イン
キを得た。得られたインキは、溶液として、安定
性に優れ、インキによる目詰りを起こさず、ジエ
ツト印刷方式による印刷物は鮮明な色調を示し
た。 耐水性コート紙(例えば、三菱製紙社製IJ−マ
ツトコートM8(商品名)およびIJ−M−BW(商
品名)等への印刷物の耐水性は、良好であつた。 実施例 3 染料No.4(M=Na) 5部 トリエチレングリコール 10部 チオジグリコール 2部 N−メチルピロリドン 1部 防腐剤 0.2部 蒸留水 81.8部 以上の配合物を実施例2と同様に処理して、黒
色ジエツト印刷用インキを得た。得られたインキ
は、溶液として安定性に優れ、インキによる目詰
りを起こさず、コート紙への印刷物の耐水性は、
良好であつた。 比較例 3 脱塩精製したC.I.ダイレクト ブラツク19 5
部を実施例2に用いた染料の代りに使用して、爾
余の点においては実施例2の場合と同様にして赤
味黒色インキを得た。普通記録紙への印刷物の耐
水性は良好であつたが、長時間使用中目詰りを起
した。 比較例 4 脱塩精製したC.I.ダイレクト ブラツク154 5
部を実施例3に用いた染料の代りに使用して、爾
余の点においては実施例3の場合と同様にして黄
味黒色インキを得た。普通記録紙への印刷物の耐
水性は良好であつたが、長時間使用中目詰りを起
した。 実施例 4〜7 実施例2の組成物において、染料No.2にかえて
本発明の染料を各々5部使用して、爾余の点にお
いては実施例2の場合と同様にしてインキ組成物
を得た。得られた各インキの安定性およびコート
紙にジエツト印刷した時の色相について、表2に
まとめた。 表中インキ安定性は、6か月室温放置したイン
キの0.8μメンブランフイルターによる濾過テスト
によつた。
せた後、ボアーサイズ0.8μのメンブランフイルタ
ーにて濾過精製し、青味黒色ジエツト印刷用イン
キを得た。得られたインキは、溶液として、安定
性に優れ、インキによる目詰りを起こさず、ジエ
ツト印刷方式による印刷物は鮮明な色調を示し
た。 耐水性コート紙(例えば、三菱製紙社製IJ−マ
ツトコートM8(商品名)およびIJ−M−BW(商
品名)等への印刷物の耐水性は、良好であつた。 実施例 3 染料No.4(M=Na) 5部 トリエチレングリコール 10部 チオジグリコール 2部 N−メチルピロリドン 1部 防腐剤 0.2部 蒸留水 81.8部 以上の配合物を実施例2と同様に処理して、黒
色ジエツト印刷用インキを得た。得られたインキ
は、溶液として安定性に優れ、インキによる目詰
りを起こさず、コート紙への印刷物の耐水性は、
良好であつた。 比較例 3 脱塩精製したC.I.ダイレクト ブラツク19 5
部を実施例2に用いた染料の代りに使用して、爾
余の点においては実施例2の場合と同様にして赤
味黒色インキを得た。普通記録紙への印刷物の耐
水性は良好であつたが、長時間使用中目詰りを起
した。 比較例 4 脱塩精製したC.I.ダイレクト ブラツク154 5
部を実施例3に用いた染料の代りに使用して、爾
余の点においては実施例3の場合と同様にして黄
味黒色インキを得た。普通記録紙への印刷物の耐
水性は良好であつたが、長時間使用中目詰りを起
した。 実施例 4〜7 実施例2の組成物において、染料No.2にかえて
本発明の染料を各々5部使用して、爾余の点にお
いては実施例2の場合と同様にしてインキ組成物
を得た。得られた各インキの安定性およびコート
紙にジエツト印刷した時の色相について、表2に
まとめた。 表中インキ安定性は、6か月室温放置したイン
キの0.8μメンブランフイルターによる濾過テスト
によつた。
【表】
変異原性試験(エームズテスト)
染料No.2、染料No.5及び下記比較例5の化合物
をそれぞれ含む検体液について、菌株TA100及
び菌株TA98を用いて、突然変異したコロニー総
数を求めた。 比較例 5 このエームズテストにより求められたコロニー
総数の、対照に対する倍率を、表3に示す。 なお、表3において、−欄は、薬物代謝活性化
酵素S−9を加えなかつた場合の倍率を示し、+
欄は、薬物代謝活性化酵素S−9を加えた場合の
倍率を示す。
をそれぞれ含む検体液について、菌株TA100及
び菌株TA98を用いて、突然変異したコロニー総
数を求めた。 比較例 5 このエームズテストにより求められたコロニー
総数の、対照に対する倍率を、表3に示す。 なお、表3において、−欄は、薬物代謝活性化
酵素S−9を加えなかつた場合の倍率を示し、+
欄は、薬物代謝活性化酵素S−9を加えた場合の
倍率を示す。
【表】
表3に明らかなように、本発明におけるテトラ
キスアゾ染料については、対照に対する倍率が2
以下、すなわち陰性であるが、比較例5の化合物
については、菌株TA98を用いた場合、2.4倍、特
に薬物代謝活性化酵素S−9の存在下で47倍とい
う、極めて高い変異原性陽性を示した。
キスアゾ染料については、対照に対する倍率が2
以下、すなわち陰性であるが、比較例5の化合物
については、菌株TA98を用いた場合、2.4倍、特
に薬物代謝活性化酵素S−9の存在下で47倍とい
う、極めて高い変異原性陽性を示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Mは、H、Na、K、Li、またはNH4を
示し、 B1及びB2は【式】または 【式】(mは、0または1、nは、0、1 または2、Y1は、COOM、Y2は、H、Cl、
CH3、OH、OCH3、COOMまたはSO3M、Zは、
H、CH3または t−C4H9を示す。)を示し、B1とB2は、同じ
でも異なつていてもよい。〕 で表わされるエームズテストの結果が陰性のテト
ラキスアゾ染料を含むことを特徴とする、水性イ
ンキ組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1089084A JPH0249078A (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 水性インキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1089084A JPH0249078A (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 水性インキ組成物 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58222817A Division JPS60115671A (ja) | 1983-11-25 | 1983-11-25 | 水性インキ組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0249078A JPH0249078A (ja) | 1990-02-19 |
| JPH0369949B2 true JPH0369949B2 (ja) | 1991-11-05 |
Family
ID=13961003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1089084A Granted JPH0249078A (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 水性インキ組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0249078A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IL96136A (en) * | 1989-11-07 | 2000-12-06 | Bio Technology General Corp | Use of hydrophobic chromatography in a method for purification of copper-zinc superoxide dismutase from cells containing same |
| JP2001036614A (ja) | 1999-07-22 | 2001-02-09 | Nec Corp | 電子装置および多機能電話装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6094474A (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-27 | Ricoh Co Ltd | 水性インク組成物 |
-
1989
- 1989-04-07 JP JP1089084A patent/JPH0249078A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0249078A (ja) | 1990-02-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0168694B1 (en) | Aqueous ink composition | |
| JP3423784B2 (ja) | 油性黒色インキ組成物 | |
| EP0146747B1 (en) | Aqueous ink compositions | |
| JPH0153983B2 (ja) | ||
| JPH0369949B2 (ja) | ||
| JPS6124424B2 (ja) | ||
| JPH0349946B2 (ja) | ||
| JPH0120668B2 (ja) | ||
| DE69517931T2 (de) | Tintezusammensetzung und Tintenstrahl-Aufzeichnungsverfahren unter Verwendung derselben | |
| JPS6348374A (ja) | 水性インク組成物 | |
| EP0645435B1 (en) | Trisazo dye, process for producing the same and aqueous ink composition containing the same | |
| EP0217060B1 (en) | Hexakisazo dyes and aqueous ink compositions, methods for the preparation thereof and use thereof | |
| JP3299845B2 (ja) | トリスアゾ染料およびこれらを含有する水性インキ組成物 | |
| JPH01135874A (ja) | 水溶性黄色モノアゾ染料 | |
| JPH0548267B2 (ja) | ||
| JPS60229953A (ja) | 新規なテトラキスアゾ染料の製法 | |
| JPH0144219B2 (ja) | ||
| JP3579191B2 (ja) | ジスアゾ染料組成物およびそれらを含む黒色水性インク組成物 | |
| JP4049225B2 (ja) | 水溶性トリスアゾ化合物、水性インク組成物及び着色体 | |
| JP3840282B2 (ja) | テトラキスアゾ化合物、その製造方法及びこれを染料として使用する方法 | |
| JP2003342511A (ja) | 筆記具 | |
| JPH05222300A (ja) | 新規トリスアゾ染料およびこれらを含有する染料組成物 | |
| JPH0552867B2 (ja) | ||
| JPS58183767A (ja) | インクジエツト用記録液 | |
| JPS6138225B2 (ja) |