JPH0370236B2 - - Google Patents
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- JPH0370236B2 JPH0370236B2 JP60135793A JP13579385A JPH0370236B2 JP H0370236 B2 JPH0370236 B2 JP H0370236B2 JP 60135793 A JP60135793 A JP 60135793A JP 13579385 A JP13579385 A JP 13579385A JP H0370236 B2 JPH0370236 B2 JP H0370236B2
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/18—Selecting circuits
- G10H1/183—Channel-assigning means for polyphonic instruments
- G10H1/188—Channel-assigning means for polyphonic instruments with means to assign more than one channel to any single key
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は楽音信号発生装置に関し、特に、周
波数変調演算や振幅変調演算などの楽音発生演算
により所望の音色の楽音信号を発生するようにし
たものに関し、詳しくは、1楽音発生チヤンネル
につき1又は複数の演算チヤンネルを使用し、か
つそのような楽音発生チヤンネルを複数具備して
複数音の同時発音を可能にする場合において、同
時最大音可能数を随時変更し得るようにしたこと
に関する。 〔従来の技術〕 可聴周波数帯域の周波数変調(以下FMと略称
する)演算を用いて楽音信号を発生する基本的な
方式は特公昭54−33525号に開示されている。ま
た、可聴周波数帯域の振幅変調(以下AMと略称
する)演算を用いて楽音信号を発生する基本的な
方式は特公昭58−29519号に開示されている。ま
た、限られた複数の楽音発生チヤンネルを具備
し、何れかのチヤンネルに押圧鍵の発音を割当
て、チヤンネル数に対応する数の異なる楽音を同
時発音可能にした電子楽器は周知である(例えば
特開昭49−130213号参照)。 従つて、複数の楽音発生チヤンネルの各々にお
ける楽音発生方式として上述のような演算方式を
採用し、そのような演算方式によつて発生する楽
音を複数音同時発音可能にするようにすることも
従来から知られている。このような従来の電子楽
器においては、楽音発生チヤンネル数は固定され
ており、これを随時増減することはできなかつ
た。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、上述のような演算による楽音発生方
式においては、1つの楽音発生チヤンネルにおい
て、基本的な演算ユニツト(演算チヤンネル)を
1乃至複数組合せ、かつ、各演算ユニツトにおけ
る演算パラメータを適宜に設定することにより、
所望の音色の楽音信号を発生するようにしてい
る。この場合、演算ユニツト数が多い方が多様か
つ複雑な音色制御が可能であるため、得ようとす
る音色または楽音の品質を重視するならば1チヤ
ンネル当りの演算ユニツト数は多い方がよい。ま
た、選択された音色あるいは演奏形態によつて
は、十分な数の演算ユニツトを使用することが要
求されることがある。他方、音色または演奏形態
によつては、1チヤンネル当りの演算ユニツト数
はそれほど多くなくてもよく、それよりは同時発
音可能数を増したい場合がある。前者の要求を満
たすには1チヤンネル当りの演算ユニツト数を十
分多くしなければならず、後者の要求を満たすに
は楽音発生チヤンネル数を多くしなければならな
い。従つて、両方の要求を同時に満たすには、装
置の規模が大型化し、コスト高になつてしまうと
いう問題が生じる。また、複数の演算ユニツトは
1つの基本的演算回路を時分割共用することによ
り実現可能であるが、その場合でも、ユニツト数
の増加は時分割クロツク速度の高速化を余儀なく
するので、コスト高となる。また、そのような問
題を度外視して多チヤンネル多演算ユニツトの装
置を構成したとしても、1チヤンネル当りの演算
ユニツト数がそれほど要求されない音色または演
奏形態が選択された場合、使用されない多くの演
算ユニツト(演算チヤンネル)が無駄となつてし
まう。 この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
演算型の楽音発生方式により複数の楽音発生チヤ
ンネルで同時に複数音を発生し得るようにする場
合において、限られた数の演算チヤンネル(演算
ユニツト)を無駄なく効率的に使用して同時最大
発音可能数を適宜増減し得るようにすることを目
的とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係る楽音信号発生装置の基本構成に
つき第1図に従つて説明すると、楽音発生演算手
段10は特定数xの演算チヤンネルOP1〜OPx
を含んでいる。各演算チヤンネルOP1〜OPxは
所定の楽音発生演算の基本的演算を実行するもの
であり、1つの楽音発生チヤンネルにつき1又は
複数の演算チヤンネルOP1〜OPxを使用して所
定の楽音発生演算を行うことにより楽音信号を発
生する。1又は複数の演算チヤンネルOP1〜
OPxを用いたそのような楽音発生チヤンネルを
複数設定し、これにより複数音の同時発生を可能
にする。チヤンネル設定手段11は、モード選択
手段12によつて選択されるモード(第1のモー
ド又は第2のモード)に応じて楽音発生演算手段
10における楽音発生チヤンネルを異なる態様で
設定するものである。。すなわち、第1のモード
においては前記演算チヤンネルOP1〜OPxを所
定の態様でN個のグループに分割し、各グループ
に対応してN個の楽音発生チヤンネルを設定す
る。また、第2のモードにおいては前記演算チヤ
ンネルOP1〜OPxを所定の態様でM個(ただし
N≠M)のグループに分割し、各グループに対応
してM個の楽音発生チヤンネルを設定する。こう
して、選択されたモードに応じて楽音発生演算手
段10における楽音発生チヤンネル数がN又はM
に切換えられる。 一例として、チヤンネル設定手段11は点線で
示すように発音割当て手段11aとパラメータ供
給手段11bを含んでいる。発音割当て手段11
aは、モード選択手段12によつて選択されたモ
ードに応じて設定されるN又はM個の楽音発生チ
ヤンネルに、発生すべき楽音を割当てる処理を行
う。すなわち、発音割当て手段11aにおける割
当ての対象となる楽音発生チヤンネル数がモード
に応じて増減変化する。各楽音発生チヤンネルに
割当てられた楽音の音高を示す情報が、その楽音
発生チヤンネルに対応する演算チヤンネルグルー
プに対応して楽音発生演算手段10に与えられ
る。パラメータ供給手段11bは、選択されたモ
ードに応じて設定されるN又はM個の楽音発生チ
ヤンネルにおける各演算チヤンネルに対応して演
算パラメータを供給するものである。楽音発生演
算手段10では、各演算チヤンネルに供給された
演算パラメータに基づき演算アルゴリズム及び各
種演算係数等を設定し、これと各楽音発生チヤン
ネルに割当てられた楽音の音高を示す情報とに基
づき楽音発生演算を実行し、各楽音発生チヤンネ
ル毎に楽音信号を発生する。 〔作 用〕 特定数xの演算チヤンネルOP1〜OPxがモー
ドに応じてN個のグループ又はM個のグループに
分割され(但し、グループ内の演算チヤンネル数
は各グループ間で等しいとは限らない)、そのグ
ループに対応して楽音発生チヤンネルが設定され
る。従つて、楽音発生チヤンネル数が可変であ
り、モード切換えにより同時最大発音可能数を随
時変更することができるようになる。高品質の楽
音を得ようとする場合または複雑な音色制御を行
おうとするような場合、つまり1楽音発生チヤン
ネルにつき比較的多くの演算チヤンネルを使用し
たい場合、演算チヤンネルのグループ分けをその
ように設定し、相対的に楽音発生チヤンネル数を
減らすモードとする。他方、比較的単純な音色制
御でよい場合またはむしろ楽音発生チヤンネル数
を相対的に増やしたいような場合、つまり1楽音
発生チヤンネルにつき使用する演算チヤンネル数
は比較的少数でもよい場合、演算チヤンネルのグ
ループ分けをそのように設定し、相対的に楽音発
生チヤンネル数を増やすモードとする。このよう
に、限られた数の演算チヤンネルを無駄なく効率
的に使用して同時最大発音可能数を適宜増減する
ことができ、音質の向上と発音可能数の増加とい
う2つの要求を限られた装置構成を用いて選択的
に実現することができる。 〔実施例〕 以下、添付図面を参照してこの発明の一実施例
を詳細に説明しよう。 第2図はこの発明の楽音信号発生装置の一実施
例である鍵盤式電子楽器の電気的ハード回路構成
を略示するブロツク図である。ここにおいて、ト
ーンジエネレータ13は前記楽音発生演算手段1
0に対応するものであり、この例では、トーンジ
エネレータ13の内部に1つのFM基本演算回路
13aを含んでおり、このFM基本演算回路13
aを時分割使用することにより特定数x(以下x
=32とする)の演算チヤンネルを時分割タイムス
ロツトにより提供するようにしている。以下で
は、楽音発生チヤンネルとの混同を防ぐために、
演算チヤンネルを演算タイムスロツト若しくは演
算スロツトとしばしば呼ぶことにし、特にことわ
りのない限り単に「チヤンネル」というときは楽
音発生チヤンネルのことを指すものとする。 この電子楽器は、CPU(中央処理ユニツトの
略)14、プログラムROM(リードオンリメモ
リの略)15、データ及びワーキングRAM(ラ
ンダムアクセスメモリの略)16を含むマイクロ
コンピユータ部COMを具えており、鍵盤の各鍵
に対応するキースイツチから成るキースイツチ回
路17、パネル操作子部18及びボイスパラメー
タメモリ19がバス20を介して該マイクロコン
ピユータ部COMに接続されている。また、トー
ンジエネレータ13がインタフエース21及びバ
ス20を介してマイクロコンピユータ部COMに
接続されている。このマイクロコンピユータ部
COMの制御により、キースイツチ回路17にお
ける各キースイツチが走査され、これにより鍵押
圧あるいは離鍵が検出され、これに基づき押圧鍵
の発音を複数の楽音発生チヤンネルのいずれかに
割当てる処理が行われる。また、マイクロコンピ
ユータ部COMの制御により、パネル操作子部1
8における各種スイツチや操作子の状態が走査さ
れ、その走査結果に応じた種々の処理(第1図の
チヤンネル設定手段11に該当する処理も含む)
が実行される。 パネル操作子部18は、自動ベースコード演奏
(以下、ABCと略称することがある)選択スイツ
チ22、メロデイ音色選択スイツチ23、コード
音色選択スイツチ24、ベース音色選択スイツチ
25、その他音色、音量、効果等の各種スイツ
チ、及びそれらに関連する表示器を含んでいる。
ABC選択スイツチ22が前述のモード選択手段
12に該当し、このスイツチ22により自動ベー
スコード演奏が選択されていないとき第1のモー
ド(これをノーマルモードともいう)とされ、選
択されたとき第2のモード(これをABCモード
ともいう)とされる。各音色選択スイツチ23,
24,25は、メロデイ演奏用の音色を夫々選択
するためのものである。 この例では鍵盤は一段鍵盤から成るものとし、
ノーマルモードのときは全鍵がメロデイ演奏のた
めに使用されるが、ABCモードのときは鍵盤上
の所定鍵より高音側の鍵域がメロデイ鍵域とさ
れ、それより低音側の鍵域が伴奏鍵域とされる。
ノーマルモードのときの楽音発生態様は、鍵盤で
押圧された鍵に対応する楽音がメロデイ音色を付
与されて押鍵操作に対応して発音される。ABC
モードのときの楽音発生態様は、メロデイ鍵域で
押圧された鍵に対応する楽音がメロデイ音色を付
与されて押鍵操作に対応して発音され、伴奏鍵域
で押圧された鍵に基づきベース音とコード音が形
成され、夫々ベース音とコード音が付与されて自
動発音タイミングに従つて発音される。 ボイスパラメータメモリ19は、例えばROM
から成り、各音色選択スイツチ23〜25によつ
て選択可能な各種音色に対応してその音色を実現
するのに必要な各種パラメータ(これをボイスパ
ラメータという)を記憶しており、各スイツチ2
3〜25によつて選択された音色に対応するボイ
スパラメータが読み出される。。読み出されたボ
イスパラメータは演算パラメータの一部としてト
ーンジエネレータ13に与えられる。 第3図は、各モードにおけるチヤンネル設定例
を示すものであり、選択されたモードに応じてチ
ヤンネル設定内容が同図に示すようなものとなる
ようにマイクロコンピユータ部COMにおいてプ
ログラムされている。ノーマルモードでは、32個
の演算チヤンネルつまり演算タイムスロツトが4
個づつ8グループに分割され、各グループに対応
して8個の楽音発生チヤンネルCH1〜CH8が
設定される。また、8個の楽音発生チヤンネル全
てで共通のメロデイ音色で楽音信号が発生される
ようにする。ABCモードでは、4個づつの演算
チヤンネルから成る6つのグループに対応して6
個の楽音発生チヤンネルCH1〜CH6が設定さ
れ、2個づつの演算チヤンネルから成る4つのグ
ループに対応して4個の楽音発生チヤンネルCH
7〜CH10が設定される。この場合、5個の楽
音発生チヤンネルCH1〜CH5がメロデイ音色
用とされ、1個の楽音発生チヤンネルCH6がベ
ース音色用とされ、4個の楽音発生チヤンネル
CH7〜CH10がコード音色用とされる。この
ように、ノーマルモードでは楽音発生チヤンネル
が8個であるのに対してABCモードでは10個に
増える。換言すれば、ノーマルモードにおける楽
音発生チヤンネルCH7,CH8の4演算チヤン
ネルから成るグループがABCモードにおいては
夫々2演算チヤンネルから成るグループに2分割
され、2演算チヤンネルから成る各グループに対
応して4個の楽音発生チヤンネルCH7〜CH1
0が設定されることになる。 モードに応じた上述のようなチヤンネル設定内
容の違いに応じて、マイクロコンピユータ部
COMにおける発音割当処理内容もモードに応じ
て異なるものとなり、また、ボイスパラメータの
供給の仕方もモードに応じて異なるものとなる。
このようにモードに応じて変動する各楽音発生チ
ヤンネルCH1〜CH8又はCH1〜CH10に割
当てられた楽音の音高に対応するデータ及びボイ
スパラメータがマイクロコンピユータ部COMか
らインタフエース21を介してトーンジエネレー
タ13に与えられる。トーンジエネレータ13
は、マイクロコンピユータ部COMから与えられ
たデータに基づき8チヤンネル型又は10チヤンネ
ル型の楽音発生動作を行う。発生された楽音信号
はサウンドシステム26に与えられる。 第4図はデータ及びワーキングRAM16内の
メモリ構成の一例を部分的に示したもので、
ABCレジスタはABCモードであるか否かを示す
信号を記憶するものであり、“1”のときはABC
モードであり、“0”のときはノーマルモードで
ある。このABCレジスタの内容はABC選択スイ
ツチ22の操作に応じて切り換えられる。
UKTCレジスタはメロデイ音色選択スイツチ2
3によつて選択されたメロデイ音色を示すデータ
(メロデイ音色コードUKTC)を記憶する。
LKTCレジスタはコード音色選択スイツチ24に
よつて選択されたコード音色を示すデータ(コー
ド音色コードLKTC)を記憶する。PKTCレジス
タはベース音色選択スイツチ25によつて選択さ
れたベース音色を示すデータ(ベース音色コード
PKTC)を記憶する。LKKCメモリは伴奏鍵域で
押圧された鍵のキーコード(伴奏鍵域キーコード
LKKC)を記憶するものである。ノーマルモード
発音割当てメモリ27は、ノーマルモード時にお
けるメロデイ音色用の楽音発生チヤンネルCH1
〜CH8に割当てられた鍵のキーコードKCとキ
ーオン信号KONを夫々記憶するものである。
ABCモード発音割当てメモリ28は、ABCモー
ド時におけるメロデイ音色用の楽音発生チヤンネ
ルCH1〜CH5に割当てられた鍵のキーコード
KCとキーオン信号KONを夫々記憶するものであ
る。 次に、マイクロコンピユータ部COMによつて
実行されるプログラムの一例につき説明する。 第5図はメインルーチンを略示したものであ
り、「パネル操作子走査処理」ではパネル操作子
部18における各スイツチを走査し、その走査結
果に応じて所定の処理を行う。この処理では第6
図に示すようなパネル走査サブルーチンPSUBが
実行される。「キー走査処理」では、キースイツ
チ回路17の各キースイツチを走査し、これに基
づきメロデイ音色用の各楽音発生チヤンネルに対
する発音割当て処理を行う。この処理では第7図
に示すようなキー走査サブルーチンKSUBが実
行される。次に、ステツプ29では、ABCレジス
タの内容が“1”(つまりABCモード)であるか
を調べ、NOならば「パネル操作子走査処理」に
戻るが、YESならばステツプ30に進む。ステツ
プ30ではLKKCメモリに記憶されている伴奏鍵域
での押圧鍵のキーコードKCに基づき自動ベース
音のキーコードKCと自動コード音のキーコード
KCを作成し、自動ベース音のキーコードKCは自
動ベース音用の楽音発生チヤンネルCH6に割当
て、自動コード音のキーコードKCは自動コード
音用の楽音発生チヤンネルCH7〜CH10に割
当てる。そして、各チヤンネルCH6〜CH10
に割当てたキーコードKCをキーオン信号KONと
共に送出し、インタフエース21を介してトーン
ジエネレータ13に与える。この場合、キーコー
ドKCはそれに対応するピツチデータPDに変換し
て送出される。ピツチデータPDは、例えば、周
波数ナンバとして知られているような音高周波数
に対応する数値データである。また、キーオン信
号KONは自動ベース音、自動コード音の発音タ
イミングに従つて“1”にするようにするとよ
い。 第6図を参照してパネル走査サブルーチン
PSUBについて説明すると、最初のステツプ31で
はABC選択スイツチ22のオンイベントが有つ
たか否かを調べ、YESならばABCレジスタの内
容を反転する(ステツプ32)。ステツプ33では
ABCレジスタの内容が“1”か否か(つまり
ABCモードが選択されたか否か)を調べる。NO
つまりノーマルモードならば、ステツプ34に進
み、ノーマルモードにおける各チヤンネルCH1
〜CH8に対応してメロデイ音色のボイスパラメ
ータを送出する。すなわち、UKTCレジスタに
記憶されているメロデイ音色コードに応じてボイ
スパラメータメモリ19からボイスパラメータを
読み出し、これを各チヤンネルCH1〜CH8に
対応して、または各チヤンネルCH1〜CH8の
4つの演算チヤンネルに対応して、送出する。 次のステツプ35では、ノーマルモード発音割当
てメモリ27に記憶されている各チヤンネルCH
1〜CH8の割当て内容(キーコードKCとキー
オン信号KON)を送出する。ただし、この場合
も、キーコードKCは、前述したように、それに
対応するピツチデータPDに変換して送出される。
次のステツプ36では、ABCモード信号ABCMと
して信号“0”を送出する。ステツプ34,35,36
で送出されたボイスパラメータ、ピツチデータ
PD、キーオン信号KON、ABCモード信号
ABCMはインタフエース21を介してトーンジ
エネレータ13に与えられる。ステツプ34〜36の
ルートを通るのは、ABCモードからノーマルモ
ードに切り換えられたとき(つまりステツプ31が
YESで、ステツプ33がNOのとき)であり、この
ようなモード切換えに伴つてチヤンネル設定態様
が変化し、トーンジエネレータ13における楽音
発生状態も変化させねばならないため、ステツプ
34〜36の処理によりノーマルモードにおける必要
なデータ類をトーンジエネレータ13に与えるよ
うにしているのである。 ノーマルモードからABCモードに切換えられ
たときは、ABCレジスタの内容は“1”であり、
ステツプ33のYESからステツプ37に進む。ここ
では、ABCモードにおけるチヤンネルCH6に対
応してベース音色のボイスパラメータを送出し、
該ABCモードにおけるチヤンネルCH7〜CH1
0に対応してコード音色のボイスパラメータを送
出する。すなわち、LKTCレジスタに記憶されて
いるコード音色コードに応じてボイスパラメータ
メモリ19からボイスパラメータを読み出し、こ
れをチヤンネルCH7〜CH10に対応して、ま
たは各チヤンネルCH7〜CH10の2つの演算
チヤンネルに対応して、送出する。同様に、
PKTCレジスタに記憶されているベース音色コー
ドに応じてボイスパラメータメモリ19からボイ
スパラメータを読み出し、これをチヤンネルCH
6に対応して、または該チヤンネル内の4つの演
算チヤンネルに対応して、送出する。ここで、メ
ロデイ音色のボイスパラメータをチヤンネルCH
1〜CH5に対応して送出しない理由は、これら
のチヤンネルCH1〜CH5はABCモードであつ
てもノーマルモードのときと同じメロデイ音色で
あるから、変更を要しないためである。 次のステツプ38では、ABCモード発音割当て
メモリ28に記憶されているABCモード時のメ
ロデイ音色用チヤンネルCH1〜CH5の割当て
内容(キーコードKCとキーオン信号KON)を送
出する。この場合も、キーコードKCはピツチデ
ータPDに変換して送出される。ここで、自動ベ
ースコード用のチヤンネルCH6〜CH10の割
当て内容を送出しない理由は、これらの割当て内
容に関してはメインルーチンのステツプ30(第5
図)で送出するようにしているためである。次の
ステツプ39では、ABCモード信号ABCMとし
て信号“1”を送出する。 ステツプ37〜39で送出されたデータは前述と同
様にインタフエース21を介してトーンジエネレ
ータ13に与えられる。ノーマルモードから
ABCモードに切換えられたとき(つまりステツ
プ31がYESで、ステツプ33がYESのとき)にこ
れらのステツプ37〜39を実行する理由は、前述と
同様に、モード切換えに伴つてチヤンネル設定態
様が変化し、トーンジエネレータ13における楽
音発生状態も変化させねばならないためである。 ABC選択スイツチ22のオンイベントが検出
されない場合は、ステツプ31はNOであり、前述
のステツプ32〜39を飛び越して、ステツプ40に進
む。 ステツプ40では、音色選択スイツチ23〜25
の音色選択状態が変化したかどうかを調べる。
YESならば、ステツプ41に進み、変化したスイ
ツチ23〜25に対応する音色コードレジスタの
内容(UKTC、LKTC、PKTC)を書き換える。
ステツプ42ではABCレジスタの内容が“1”で
あるかを調べ、NOならばステツプ43に進み、変
化したのはメロデイ音色かを調べる。ノーマルモ
ードの場合、メロデイ音色以外は使用されないた
め、変化したのがメロデイ音色でなければ、ステ
ツプ43のNOを通りステツプ45にジヤンプする。
メロデイ音色が変化したのならばステツプ44に進
み、ノーマルモードの各チヤンネルCH1〜CH
8に対応して、変化後の新たなメロデイ音色のボ
イスパラメータを送出する。ここでは前述のステ
ツプ34と同様の処理によりボイスパラメータの送
出を行う。 ABCモードの中であれば、ステツプ42はYES
であり、ステツプ46に進み、今回変化したのはメ
ロデイ音色、ベース音色、コード音色のいずれで
あるかを調べる。メロデイ音色が変化したのなら
ば、ABCモードのメロデイ音色用のチヤンネル
CH1〜CH5に対応して、変化後の新たなメロ
デイ音色のボイスパラメータを送出する(ステツ
プ47)。ベース音色が変化したのならば、ABCモ
ードのベース音色用のチヤンネルCH6に対応し
て、変化後の新たなベース音色のボイスパラメー
タを送出する(ステツプ48)。コード音色が変化
したのならば、ABCモードのコード音色用のチ
ヤンネルCH7〜CH10に対応して、変化後の
新たなコード音色のボイスパラメータを送出する
(ステツプ49)。ステツプ44,47〜49で送出された
ボイスパラメータはインタフエース21を介して
トーンジエネレータ13に与えられる。 最後に、ステツプ45では、パネル操作子18に
おけるその他のスイツチ及び操作子(例えば音量
操作子、効果選択スイツチ、リズム選択スイツチ
など)の操作状態の変化(イベント)を検出し、
その検出に基づくデータをインタフエース21を
介してトーンジエネレータ13に送出する。な
お、音色選択スイツチ23〜25における複数の
スイツチのイベントが同時に検出された場合はス
テツプ41〜49の処理を繰返し実行するものとす
る。 第7図を参照してキー走査サブルーチン
KSUBにつき説明すると、まずステツプ50では
ニユーキーオンイベント(新たに鍵が押圧される
こと)が有るか否かを調べ、YESならばステツ
プ51〜57から成るニユーキーオンイベント処理を
実行する。ニユーキーオンイベント処理の後、ま
たはニユーキーオンイベントが無かつた場合は、
ステツプ58に進み、ニユーキーオフイベント(新
たに離鍵されること)が有るか否かを調べ、
YESならばステツプ59〜65から成るニユーキー
オフイベント処理を実行する。 ニユーキーオンイベント処理において、ステツ
プ51では、ノーマルモード発音割当て処理を行
う。これは、新たに押圧された鍵をノーマルモー
ド用の8個の楽音発生チヤンネルCH1〜CH8
のいずれかに割当てる処理であり、割当てるべき
チヤンネルを決定すると、そのチヤンネルに対応
して、ノーマルモード発音割当てメモリ27に当
該新押圧鍵に係るキーコードKCとキーオン信号
KONを記憶する。次のステツプ52では当該新押
圧鍵がメロデイ鍵域に属するか否かを調べる。
YESならばステツプ53に進み、ABCモード発音
割当て処理を行う。これは、メロデイ鍵域で新た
に押圧された鍵をABCモード時のメロデイ音色
用の5個の楽音発生チヤンネルCH1〜CH5の
いずれかに割当てる処理であり、割当てるべきチ
ヤンネルを決定すると、そのチヤンネルに対応し
て、ABCモード発音割当てメモリ28に当該新
押圧鍵に係るキーコードKCとキーオン信号KON
を記憶する。 次に、ステツプ54では、ABCモードであるか
否かを調べ、NO(ノーマルモード)であればス
テツプ55に進み、ステツプ51で割当てたチヤンネ
ルに対応して新たな押圧鍵のキーコードKCとキ
ーオン信号KONを送出する。YES(ABCモード)
であればステツプ56に進み、ステツプ53で割当て
たチヤンネルに対応して新たな押圧鍵のキーコー
ドKCとキーオン信号KONを送出する。なお、前
述のように、ステツプ55,56でキーコードKCを
送出する場合、これをピツチデータPDに変換し
て送出する。また、送出されるキーオン信号
KONの内容は押鍵を示す“1”である。なお、
ステツプ55,56は、ステツプ51,53の割当て処理
の結果、割当て内容に変化があつた場合のみ行う
ようにしてもよい。例えば、ニユーキーオンイベ
ントが有つても、ステツプ51,53の割当て条件に
よつては、新押圧鍵がどのチヤンネルにも割当て
られないことが超ることがあり、そのような場合
はステツプ55,56を実行しなくてもよい。 新たな押圧鍵が伴奏鍵域に属する場合は、ステ
ツプ52はNOであり、ステツプ57に進む。ここで
は、新たな押圧鍵のキーコードKCをLKKCメモ
リにストアする。LKKCメモリは複数キーコード
をストアすることができるものであり、ここにス
トアした伴奏鍵域のキーコードKCに基づき第5
図のステツプ30の処理が実行される。また、無制
限に押圧鍵のキーコードKCをLKKCメモリにス
トアするのではなく、所定の優先選択処理により
所定数のキーコードKCだけがストアされるよう
にしてもよい。 ニユーキーオフイベント処理におけるステツプ
59〜65の流れはニユーキーオンイベント処理にお
けるステツプ51〜57の流れと同じであり、ステツ
プ60,62の判断はステツプ52,54の判断と同じで
あるが、ステツプ59,61,63,64,65の処理内容
が対応するステツプ51,53,55,56,57とは幾分
異なる。つまり、ステツプ59では、ニユーキーオ
フイベントに係る鍵が割当てられているチヤンネ
ルをノーマルモード用のチヤンネルCH1〜CH
8の中から検出し、そのチヤンネルに関するノー
マルモード発音割当てメモリ27内のキーオン信
号KONの記憶内容を“0”にクリアする。ステ
ツプ61では、ニユーキーオフイベントに係る鍵が
割当てられているチヤンネルをABCモード時の
メロデイ音色用のチヤンネルCH1〜CH5の中
から検出し、そのチヤンネルに関するABCモー
ド割当てメモリ28内のキーオン信号KONを
“0”にクリアする。ステツプ63,64では、先行
するステツプ59,61でキーオン信号KONを“0”
にクリアしたチヤンネル(つまり新たに離鍵され
た鍵が割当てられているチヤンネル)に対応して
“0”のキーオン信号KONを送出する。ステツプ
65では、ニユーキーオフイベントに係る鍵のキー
コードKCをLKKCメモリにてクリアする。 次に第8図を参照してインタフエース21の一
例につき説明する。 インタフエース21は、バス20を介してマイ
クロコンピユータ部COMから与えられる各種デ
ータを記憶し、記憶したデータをトーンジエネレ
ータ13における各演算チヤンネルの時分割タイ
ミングに対応するタイミングで出力するメモリ6
6〜75を含んでいる。32個の各演算チヤンネル
別に個別にデータを記憶する必要のあるメモリ6
9〜72は32個の記憶位置(アドレス)を持つて
いる。8個(又は10個)の各楽音発生チヤンネル
CH1〜CH8(CH1〜CH10)別に個別にデ
ータを記憶する必要のあるメモリ67,68,7
3,74は8個の記憶位置(アドレス)を持つて
いる。周知のように、バス20はデータバス20
aとアドレスバス20bを含んでおり、データバ
ス20aに送出されたデータを取込むべきメモリ
(66〜75の何れか)とそのメモリ内で記憶す
べきアドレス(すなわち演算チヤンネル番号又は
楽音発生チヤンネル番号)とを示すアドレスデー
タがアドレスバス20bを介して与えられる。各
メモリ66〜75はアドレスバス20bを介して
与えられるアドレス信号をデコードし、自己のメ
モリ内に記憶すべきときはデータバス20aのデ
ータを取込み、該アドレス信号によつて指定され
た演算チヤンネル又は楽音発生チヤンネルに対応
する記憶位置に、取込んだデータを記憶する。 ABCMメモリ66は、第6図のステツプ36,
39で送出されたABCモード信号ABCMを記憶す
るためのものである。 メモリ67〜71は第6図のステツプ34,37,
44,47〜49で送出されてボイスパラメータを記憶
するものであり、メモリ67は演算接続パラメー
タCONを各楽音発生チヤンネルCH1〜CH8
(又はCH1〜CH10)に対応して記憶する。こ
の演算接続パラメータCONは、1楽音発生チヤ
ンネルにおける複数の演算チヤンネルの接続形態
(いわゆる演算アルゴリズム)を指定するもので
ある。メモリ68はセルフフイードバツクレベル
データFLを各楽音発生チヤンネルCH1〜CH8
(又はCH1〜CH10)に対応して記憶するもの
である。セルフフイードバツクレベルデータEL
とは、1つの演算チヤンネルで実行される基本的
FM演算において自己のチヤンネルで変調された
信号を変調信号としてフイードバツクする場合の
フイードバツク量を設定する係数データである。 メモリ69はエンベロープ制御データECDを
各演算チヤンネルに対応して記憶するものであ
る。エンベロープ制御データECDは、FM演算に
おける変調指数に該当するエンベロープ信号ある
いは振幅係数に該当するエンベロープ信号を設
定・制御するためのデータである。 メモリ70は波形変更データWCを各演算チヤ
ンネルに対応して記憶するものである。波形変更
データWCは、FM演算で用いる波形信号の波形
形状を特定の位相区間で変更することを指示する
データである。例えば、上記波形信号が正弦波形
の場合、180度〜360度の位相区間で波形レベルを
0レベルにカツトし、半波整流された波形に変更
する。こうすると、変更後の波形信号の高調波成
分が増すので、簡単なFM演算で複雑な音色制御
が可能となる。従つて、このような波形変更デー
タWCによる波形変更操作は、1楽音発生のため
の演算チヤンネル数が少ない場合において特に有
利である。 メモリ71は周波数比設定データMULを各演
算チヤンネルに対応して記憶するものである。周
波数比設定データMULは、FM演算における搬
送波又は変調波の周波数をピツチデータPDによ
つて指定された音高周波数の整数倍(又は非整数
倍でもよい)に設定するための係数データであ
る。 メモリ69〜71は、各演算チヤンネル毎に独
立にこれらのボイスパラメータを設定することが
できるようにするために、演算チヤンネル数に対
応する32アドレスを持つている。一方、メモリ6
7,68のアドレス数がノーマルモードにおける
楽音発生チヤンネル数に対応する8であり、
ABCモードにおける楽音発生チヤンネル数10
でない理由は、該当するボイスパラメータを
ABCモードの楽音発生チヤンネルCH7とCH9
で共用し、また、CH8とCH10で共用してい
るためである。 メモリ72は第6図のステツプ35,38、第7図
のステツプ55,56,63,64で送出されたキーオ
ン信号KONを各演算チヤンネルに対応して記憶
するものである。キーオン信号KONは各楽音発
生チヤンネルに対応して記憶すればよいのである
が、ABCモードのときの楽音発生チヤンネル数
が10であるため、この点を考慮して32個の各演算
チヤンネルに対応してキーオン信号KONを記憶
するようにしている。従つて各演算チヤンネル毎
に独立にキーオン信号KONが記憶されるのでは
なく、各楽音発生チヤンネルCH1〜CH8又は
CH1〜CH10に対応する演算チヤンネルグル
ープ内では同じ内容のキーオン信号KONが記憶
される。 メモリ73はFM演算における搬送波のピツチ
データPDを記憶するものである。メモリ74は
FM演算における変調波のピツチデータPDを記
憶するものである。これらのピツチデータPDは
第6図、第7図のステツプ35,38,55,56で送出
されるものである。ノーマルモードの場合、メモ
リ73,74の同じ楽音発生チヤンネルに対応す
るアドレスには同じピツチデータPDが記憶され
る。しかし、搬送波と変調波のピツチを幾分ずら
して非調和を実現したい場合は、両メモリ73,
74の同じ楽音発生チヤンネルに対応するアドレ
スに記憶するピツチデータPDの値を幾分ずらし
てもよい。ABCモードの場合、チヤンネルCH1
〜CH6に対応するメモリ73,74のアドレス
には、それらのチヤンネルCH1〜CH6に割当
てられた楽音のピツチデータPDが夫々記憶され
る。メモリ73の残りの2アドレスにはチヤンネ
ルCH9に割当てられた楽音のピツチデータPDと
チヤンネルCH10に割当てられた楽音のピツチ
データPDが記憶される。また、メモリ74の残
りの2アドレスにはチヤンネルCH7とCH8に
割当てられた楽音のピツチデータPDが夫々記憶
される。 メモリ75はその他のデータを記憶し、トーン
ジエネレータ13に与えるものである。 各メモリ67〜74は、演算チヤンネルの時分
割タイムスロツトを設定するクロツクパルスφに
従つて、各アドレスに記憶したデータを時分割的
に順次読み出す。メモリ66〜72,75の出力
はトーンジエネレータ13に供給される。また、
メモリ73,74の出力はセレクタ76を介して
トーンジエネレータ13に供給される。セレクタ
76は、タイミング信号発生器77から与えられ
る搬送波/変調波演算タイミング信号TMSに従
つてメモリ73又は74の出力を選択し、トーン
ジエネレータ13に与える。 第9図においては、クロツクパルスφによつて
設定される32個の演算チヤンネルの時分割タイム
スロツトが示されている。ここに示されたタイム
スロツト番号1〜32は第3図に示した演算チヤン
ネルの番号1〜32に対応している。ノーマルチヤ
ンネルの欄にはノーマルモードにおける各楽音発
生チヤンネルCH1〜CH8の番号1〜8が、そ
のチヤンネルを構成する演算チヤンネルのタイム
スロツトに対応して示されている。ABCチヤン
ネルの欄には、ABCモードにおける各楽音発生
チヤンネルCH1〜CH10の番号1〜10が、そ
のチヤンネルを構成する演算チヤンネルのタイム
スロツトに対応して示されている。演算周期は32
タイムスロツトであり、ノーマルモードにおいて
は同じ楽音発生チヤンネルCH1〜CH8の演算
タイムスロツトが8スロツト周期で到来する。最
初の8スロツト期間は各チヤンネルで第1の変調
波に関する演算を行うようになつており、これを
第1モジユレータ演算スロツトM1ということに
する。次の8スロツト期間は各チヤンネルで第1
の搬送波に関する演算を行うようになつており、
これを第1キヤリア演算スロツトC1ということ
にする。3番目の8スロツト期間は各チヤンネル
で第2の変調波に関する演算を行うようになつて
おり、これを第2モジユレータ演算スロツトM2
ということにする。最後の8スロツト期間は各チ
ヤンネルで第2の搬送波に関する演算を行うよう
になつており、これを第2キヤリア演算スロツト
C2ということにする。このように、ノーマルモ
ードにおいては、1楽音発生チヤンネルにつき8
スロツト周期で4つの演算タイムスロツトが割当
てられており、この4つの演算タイムスロツトを
使用したFM演算により1つの楽音信号が発生さ
れる。 ABCモードにおいては、メロデイ音色用の楽
音発生チヤンネルCH1〜CH5及びベース音色
用の楽音発生チヤンネルCH6の演算タイムスロ
ツトが夫々8スロツト周期で1演算周期につき4
スロツト割当てられている。従つて、メロデイ音
色及びベース音色に関しては、上述と同様に4つ
の演算タイムスロツトを使用したEM演算により
1つの楽音信号が発生される。一方、コード音色
用の楽音発生チヤンネルCH7〜CH10に関し
ては、夫々の演算タイムスロツトが16スロツト周
期で1演算周期につき2スロツト割当てられてい
る。従つて、コード音色に関しては、2つの演算
タイムスロツトを使用したFM演算により1つの
楽音信号が発生される。 各メモリ67〜72からは、ノーマルモード又
はABCモードのどちらが選択されているかに応
じて第9図に示したような所定のタイミングで、
各楽音発生チヤンネル毎の各演算チヤンネルに対
応するボイスパラメータCON〜MUL及びキーオ
ン信号KONを時分割的に出力する。 搬送波/変調波演算タイミング信号TMSは、
前述の各8スロツト期間のタイミングに対応して
夫々のスロツトM1,C1,M2,C2を示す値
となるものである。セレクタ76では、信号
TMSがスロツトM1を示すときメモリ74から
読出された8チヤンネル分(ノーマルモードのと
きはCH1〜CH8、ABCモードのときはCH1〜
CH8)ピツチデータPDを選択する。信号TMS
がスロツトC1を示すときはメモリ73から読み
出された8チヤンネル分(ノーマルモードのとき
はCH1〜CH8、ABCモードのときはCH1〜
CH6、CH9、CH10)のピツチデータPDを
選択する。信号TMSがスロツトM2を示すとき
はメモリ74から読み出されたピツチデータPD
を選択し、スロツトC2を示すときはメモリ73
から読み出されたピツチデータPDを選択する。
従つて、セレクタ76から出力されるピツチデー
タPDも、ノーマルモード又はABCモードのどち
らが選択されているかに応じて第9図に示すよう
なタイミングで、各楽音発生チヤンネル毎の各演
算チヤンネルに対応するものが時分割多重化され
たものとなる。 次に第10図に基づきトーンジエネレータ13
の一例につき説明する。 FM基本演算回路13aはFMの基本演算を実
行するものである。この基本演算は、例えば、時
間tに従つて変化する位相データをωtとし、変
調信号をf(t)とし、振幅係数をE(t)とする
と、 E(t)sin{ωt+f(t)}なる式によつて表わ
されるようなものである。このFM基本演算回路
13aを1演算周期につき32タイムスロツトで時
分割使用して32個分の演算チヤンネルのFM演算
を夫々行う。 第8図のセレクタ76から出力されたピツチデ
ータPDが位相データ発生器78に与えられ、こ
れに基づき位相データωtが発生される。位相デ
ータ発生器78では、例えば、時分割的に与えら
れる32スロツト分の各ピツチデータPDを夫々の
時分割タイムスロツトにおいて時分割的にアキユ
ムレートし、このアキユムレート結果としての位
相データωtを32スロツト分時分割で出力する。
この位相データωtはFM基本演算回路13a内の
乗算器79に与えられる。 乗算器79では、第8図のメモリ71から与え
られた周波数比設定データMULを位相データωt
に乗算し、搬送波又は変調波の周波数を制御す
る。通常、データMULは1,2,4等の2のn
乗の数であり、乗算器79は簡単なシフト回路に
よつて構成することができる。 乗算器79から出力される周波数制御された位
相データkωt(ここでkはデータMULの値に対応
する係数であるとする)は加算器80に入力され
る。加算器80の他の入力には変調信号f(t)
としてセレクタ94の出力信号が与えられる。こ
うして、変調信号f(t)に応じて位相変調され
た位相データが加算器80から出力され、その最
上位ビツトMSBを除く残りのビツトのデータが
正弦波テーブル82のアドレス入力に与えられ
る。。正弦波テーブル82は正弦波の半周期波形
のサンプル点振幅データを対数表現で記憶したも
のである。アドレス入力された位相データは、本
来の位相データの最上位ビツトMSBを除いたも
のであるため、本来の繰返し周期の半分の周期で
変化するものである。従つて、半周期サイクルの
位相データに基づき正弦波テーブル82から正弦
波半周期波形が繰返し読み出される。 正弦波テーブル82から読み出された波形デー
タは加算器83に与えられ、振幅係数E(t)と
してエンベロープ発生器84から与えられるエン
ベロープレベルデータと加算される。このエンベ
ロープレベルデータも対数表現のデータであると
する。対数同士の加算はその真数の乗算に相当す
るため、加算器83では、実質的に波形サンプル
点振幅データに振幅係数E(t)を乗算すること
を行つていることになる。エンベロープ発生器8
4は、第8図のメモリ69,72から与えられる
エンベロープ制御データECD及びキーオン信号
KONに基づき、発音開始から終了に至るまでの
所定のエンベロープ特性を持つエンベロープレベ
ルデータを各演算スロツトに対応して時分割的に
発生する。このエンベロープレベルデータの機能
は、演算スロツトによつて異なつており、変調波
信号を発生するためのスロツトでは変調指数とし
て機能し、搬送波信号を発生するためのスロツト
では振幅係数として機能する。 加算器83の出力はゲート85に与えられる。
第8図のメモリ70から出力された波形変更デー
タWCと加算器80から出力された位相データの
最上位ビツトMSBがアンド回路86に入力され
ており、このアンド回路86の出力をインバータ
87で反転した信号がゲート85の制御入力に加
わる。位相データkωtの最上位ビツトMSBは、
0〜180度の位相区間で“0”であり、180〜360
度の位相区間で“1”である。波形変更データ
WCは波形変更を指示するとき“1”であり、指
示しないとき“0”である。波形変更データWC
が“0”ならば、アンド回路86の出力は“0”、
インバータ87の出力が“1”で、ゲート85は
位相区間に無関係に常に開いている。波形変更デ
ータWCが“1”ならば、180〜360度の位相区間
でアンド回路86の出力が“1”となり、ゲート
85が閉じられる。従つて、180〜360度の位相区
間で正弦波の出力を禁止し、半波整流したような
形状の波形信号がゲート85の出力側に得られ
る。このようにして、波形変更データWCに応じ
て波形形状が変更される。 ゲート85の出力は対数/リニア変換器81に
入力され、リニア表現のデータに変換される。加
算器80から出力された位相データの最上位ビツ
トMSBのデータが、対数/リニア変換器81の
出力信号に対して正負極性のサインビツトとして
付加される。このMSBのデータは180〜360度の
位相区間で“1”であり、負極性を示す。このよ
うなサインビツトの付加により、正弦波テーブル
82から読み出された2つの正弦波半周期波形が
完全な1周期波形に修正される。 対数/リニア変換器81の出力信号にサインビ
ツトを付加した信号がFM基本演算回路13aの
出力信号であり、これが8タイムスロツト分の遅
延を行う遅延回路103に入力される。遅延回路
103の出力はゲート88を介してアキユムレー
タ89に与えられる一方、セレクタ90のA入力
に与えられる。 アキユムレータ89は、1演算周期(32タイム
スロツト)内における同一楽音発生チヤンネルに
関する演算タイムスロツトの演算結果を制御信号
VSに応じてアキユムレート(加算)してその楽
音発生チヤンネルの楽音信号を求めると共に各楽
音発生チヤンネルの楽音信号を加算するものであ
る。換言すれば、多項型FM演算における各項の
演算結果を加算して楽音信号を求めると共に複数
の楽音信号を合計するためのものである。加算制
御信号VSは、接続制御信号発生回路99から与
えられるもので、加算を行うべきタイムスロツト
で信号“1”となり、ゲート88を開いて信号を
アキユムレータ89に与えると共に該アキユムレ
ータ89に加算命令を与える。 セレクタ90〜94及び8タイムスロツト分の
遅延を行う遅延回路95〜98を含む回路は、1
楽音発生チヤンネル内の各演算チヤンネルの接続
形態(すなわち演算アルゴリズム)を設定するた
めのものである。この接続形態は接続制御信号発
生回路99から発生される接続制御信号FS0〜
FS3によつて切換えられる。該回路99には、
第8図のメモリ66,67から出力されたABC
モード信号ABCMと演算接続パラメータCONが
入力され、更にタイミング信号TMSとクロツク
パルスφが入力される。この接続制御信号発生回
路99は、入力された信号ABCM,CON,
TMSに応じて後述するような所定のパターンで
接続制御信号FS0〜FS3及び加算制御信号VS
を発生する。また、信号TMSに基づき、第9図
に示すようにスロツトC1,M2で“1”とな
り、スロツトC2,M1で“0”となるタイミン
グ信号TMを発生する。 遅延回路103,95〜98及びセレクタ9
0,91は基本演算回路13aの出力信号を種々
なパターンで遅延させる働きをする。セレクタ9
0の出力が遅延回路95に加わり、遅延回路95
の出力が遅延回路96に加わり、遅延回路96の
出力がセレクタ90のB入力とセレクタ91のA
入力に加わる。セレクタ91の出力は遅延回路9
7,98で合計16スロツト遅延されて自己のB入
力に加わる。セレクタ90,91はタイミング信
号TMが“1”のときA入力を選択し、“0”の
ときB入力を選択する。 セレクタ92のA入力には遅延回路103の出
力信号Xが加わり、B入力には遅延回路95の出
力信号Yが加わる。このセレクタ92は、接続制
御信号FSOが“1”のときA入力を選択し、信
号FS3が“1”のときB入力を選択する。セレ
クタ93のA入力には遅延回路95の出力信号Y
が加わり、B入力には遅延回路96の出力信号Z
が加わり、C入力には遅延回路97の出力信号W
が加わる。このセレクタ93は、接続制御信号
FS1が“1”のときA入力を選択し、信号FS2
が“1”のときB入力を選択し、信号FS3が
“1”のときC入力を選択する。 セレクタ92及び93の出力は加算器100で
加算され、その加算出力がセレクタ94のA入力
に加わると共に1/2シフト回路101に加わ
る。1/2シフト回路101の出力は乗算器10
2に与えられ、第8図のメモリ68から与えられ
たフイードバツクレベルデータFLと乗算される。
乗算器102の出力はセレクタ94のB入力に与
えられる。セレクタ94は接続制御信号FS3が
“1”のときB入力を選択し、“0”のときA入力
を選択する。このセレクタ94の出力信号が変調
信号f(t)としてFM基本演算回路13a内の
加算器80に入力される。 第11図aは、各出力信号X,Y,Z,Wの演
算スロツトの状態を例示したものであり、基準の
タイミングとしてFM基本演算回路13aの入力
信号である位相データωtの演算スロツトが示さ
れている。なお、第11図では、図示の都合上1
つの楽音発生チヤンネルに関する演算スロツトの
みをそのスロツト幅があたかも8スロツトである
かの如く拡大して示している。1つの楽音発生チ
ヤンネルにおける4つの演算スロツトに対応する
信号をM1,C1,M2,C2なる符号で区別
し、かつ夫々の信号の演算周期を,…の符号
を付加することによつて示している。例えばM1
は或る演算周期における演算スロツトM1の信
号を示しており、M1はその1演算周期後の同
じ演算スロツトM1の信号を示している。また、
FM基本演算回路13aでは信号の時間遅れがな
いものとし、入力信号ωtと同じタイミングでそ
の演算結果が出力されるものと仮定する。 信号XはFM演算出力を遅延回路103で8ス
ロツト遅延したものなので、入力信号ωtのタイ
ミングに対して8スロツト遅れたものとなつてお
り、4つの演算スロツトM1〜C2すべての演算
結果が現われる。タイミング信号TMの“1”に
対応して信号Xには演算スロツトM1,C1の演
算結果が現われるので、これがセレクタ90で選
択され、遅延回路95で8スロツト遅延されて信
号Yとして現われる。この信号Yを遅延回路96
で更に8スロツト遅延したものが信号Zである。
タイミング信号TMが“0”のとき信号Zとして
演算スロツトM1,C1の演算結果が遅延されて
現われるので、これがセレクタ90で選択されて
遅延回路95に再び与えられる。こうして、信号
Yとして演算スロツトM1とC1の演算結果が2
度繰返して現われる。信号Zには信号Yと同じ内
容が8スロツト遅れて現われる。セレクタ91と
遅延回路97,98から成る回路も上述のセレク
タ90と遅延回路95,96から成る回路と同様
に動作し、遅延回路97からは、結果的に、信号
Zを24スロツト遅延した信号Wが得られる。 第11図aにおいて、入力信号ωtと信号Y及
びWのスロツト内容を比較すれば明らかなよう
に、例えばωtがM1のとき、YがM1でW
がM1、というように、信号Yは入力信号ωt
の1演算周期前の同じスロツトの演算結果を示
し、信号Wは入力信号ωtの2演算周期前の同じ
スロツトの演算結果を示している。 第10図において、セレクタ92及び93で
は、制御信号FS3が“1”のときに信号YとW
が夫々選択される。従つて、制御信号FS3が
“1”のときに加算器100で信号YとWが加算
される。また、制御信号FS3が“1”のときは、
加算器100の出力をシフト回路101及び乗算
器102で演算した結果がセレクタ94で選択さ
れ、加算器80に与えられる。この場合、1演算
周期前のFM演算出力信号Yと2演算周期前の
FM演算出力信号Wとを加算器100で加算し、
これを1/2シフト回路101で1/2して両出
力信号の平均値を求め、この平均値にフイードバ
ツクレベルデータFLを乗算し、この乗算結果を
同じ演算スロツトの新たな位相データkωtに加算
することが行われる。これは、或る演算スロツト
のFM演算結果を次の演算周期における同じ演算
スロツトにおいて変調信号としてフイードバツク
していることを示し、この演算スロツトがセルフ
フイードバツク型のFM演算チヤンネルとして機
能することを意味する。このように、接続制御信
号FS3が“1”のときは、セルフフイードバツ
ク型の演算接続とされる。なお、加算器100と
1/2シフト回路101は、セルフフイードバツ
ク演算の際に、ハンチング現象が起らないように
するために、2演算周期分のFM演算結果の平均
値を求めるためのものである。なお、セルフフイ
ードバツク演算以外のときはセレクタ94はA入
力を介して加算器100の出力を選択する。この
場合、加算器100は異なる演算スロツトの演算
結果を加算して変調信号f(t)を作るためのも
のとして機能する。 次に、具体的な演算接続例について説明する。 接続制御信号発生回路99では、下記表に示す
ようなテーブルに従つて、各演算スロツトM1,
C1,M2,C2に対応して、接続制御信号FS
0〜FS3及び加算制御信号VSを発生する。
波数変調演算や振幅変調演算などの楽音発生演算
により所望の音色の楽音信号を発生するようにし
たものに関し、詳しくは、1楽音発生チヤンネル
につき1又は複数の演算チヤンネルを使用し、か
つそのような楽音発生チヤンネルを複数具備して
複数音の同時発音を可能にする場合において、同
時最大音可能数を随時変更し得るようにしたこと
に関する。 〔従来の技術〕 可聴周波数帯域の周波数変調(以下FMと略称
する)演算を用いて楽音信号を発生する基本的な
方式は特公昭54−33525号に開示されている。ま
た、可聴周波数帯域の振幅変調(以下AMと略称
する)演算を用いて楽音信号を発生する基本的な
方式は特公昭58−29519号に開示されている。ま
た、限られた複数の楽音発生チヤンネルを具備
し、何れかのチヤンネルに押圧鍵の発音を割当
て、チヤンネル数に対応する数の異なる楽音を同
時発音可能にした電子楽器は周知である(例えば
特開昭49−130213号参照)。 従つて、複数の楽音発生チヤンネルの各々にお
ける楽音発生方式として上述のような演算方式を
採用し、そのような演算方式によつて発生する楽
音を複数音同時発音可能にするようにすることも
従来から知られている。このような従来の電子楽
器においては、楽音発生チヤンネル数は固定され
ており、これを随時増減することはできなかつ
た。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、上述のような演算による楽音発生方
式においては、1つの楽音発生チヤンネルにおい
て、基本的な演算ユニツト(演算チヤンネル)を
1乃至複数組合せ、かつ、各演算ユニツトにおけ
る演算パラメータを適宜に設定することにより、
所望の音色の楽音信号を発生するようにしてい
る。この場合、演算ユニツト数が多い方が多様か
つ複雑な音色制御が可能であるため、得ようとす
る音色または楽音の品質を重視するならば1チヤ
ンネル当りの演算ユニツト数は多い方がよい。ま
た、選択された音色あるいは演奏形態によつて
は、十分な数の演算ユニツトを使用することが要
求されることがある。他方、音色または演奏形態
によつては、1チヤンネル当りの演算ユニツト数
はそれほど多くなくてもよく、それよりは同時発
音可能数を増したい場合がある。前者の要求を満
たすには1チヤンネル当りの演算ユニツト数を十
分多くしなければならず、後者の要求を満たすに
は楽音発生チヤンネル数を多くしなければならな
い。従つて、両方の要求を同時に満たすには、装
置の規模が大型化し、コスト高になつてしまうと
いう問題が生じる。また、複数の演算ユニツトは
1つの基本的演算回路を時分割共用することによ
り実現可能であるが、その場合でも、ユニツト数
の増加は時分割クロツク速度の高速化を余儀なく
するので、コスト高となる。また、そのような問
題を度外視して多チヤンネル多演算ユニツトの装
置を構成したとしても、1チヤンネル当りの演算
ユニツト数がそれほど要求されない音色または演
奏形態が選択された場合、使用されない多くの演
算ユニツト(演算チヤンネル)が無駄となつてし
まう。 この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
演算型の楽音発生方式により複数の楽音発生チヤ
ンネルで同時に複数音を発生し得るようにする場
合において、限られた数の演算チヤンネル(演算
ユニツト)を無駄なく効率的に使用して同時最大
発音可能数を適宜増減し得るようにすることを目
的とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係る楽音信号発生装置の基本構成に
つき第1図に従つて説明すると、楽音発生演算手
段10は特定数xの演算チヤンネルOP1〜OPx
を含んでいる。各演算チヤンネルOP1〜OPxは
所定の楽音発生演算の基本的演算を実行するもの
であり、1つの楽音発生チヤンネルにつき1又は
複数の演算チヤンネルOP1〜OPxを使用して所
定の楽音発生演算を行うことにより楽音信号を発
生する。1又は複数の演算チヤンネルOP1〜
OPxを用いたそのような楽音発生チヤンネルを
複数設定し、これにより複数音の同時発生を可能
にする。チヤンネル設定手段11は、モード選択
手段12によつて選択されるモード(第1のモー
ド又は第2のモード)に応じて楽音発生演算手段
10における楽音発生チヤンネルを異なる態様で
設定するものである。。すなわち、第1のモード
においては前記演算チヤンネルOP1〜OPxを所
定の態様でN個のグループに分割し、各グループ
に対応してN個の楽音発生チヤンネルを設定す
る。また、第2のモードにおいては前記演算チヤ
ンネルOP1〜OPxを所定の態様でM個(ただし
N≠M)のグループに分割し、各グループに対応
してM個の楽音発生チヤンネルを設定する。こう
して、選択されたモードに応じて楽音発生演算手
段10における楽音発生チヤンネル数がN又はM
に切換えられる。 一例として、チヤンネル設定手段11は点線で
示すように発音割当て手段11aとパラメータ供
給手段11bを含んでいる。発音割当て手段11
aは、モード選択手段12によつて選択されたモ
ードに応じて設定されるN又はM個の楽音発生チ
ヤンネルに、発生すべき楽音を割当てる処理を行
う。すなわち、発音割当て手段11aにおける割
当ての対象となる楽音発生チヤンネル数がモード
に応じて増減変化する。各楽音発生チヤンネルに
割当てられた楽音の音高を示す情報が、その楽音
発生チヤンネルに対応する演算チヤンネルグルー
プに対応して楽音発生演算手段10に与えられ
る。パラメータ供給手段11bは、選択されたモ
ードに応じて設定されるN又はM個の楽音発生チ
ヤンネルにおける各演算チヤンネルに対応して演
算パラメータを供給するものである。楽音発生演
算手段10では、各演算チヤンネルに供給された
演算パラメータに基づき演算アルゴリズム及び各
種演算係数等を設定し、これと各楽音発生チヤン
ネルに割当てられた楽音の音高を示す情報とに基
づき楽音発生演算を実行し、各楽音発生チヤンネ
ル毎に楽音信号を発生する。 〔作 用〕 特定数xの演算チヤンネルOP1〜OPxがモー
ドに応じてN個のグループ又はM個のグループに
分割され(但し、グループ内の演算チヤンネル数
は各グループ間で等しいとは限らない)、そのグ
ループに対応して楽音発生チヤンネルが設定され
る。従つて、楽音発生チヤンネル数が可変であ
り、モード切換えにより同時最大発音可能数を随
時変更することができるようになる。高品質の楽
音を得ようとする場合または複雑な音色制御を行
おうとするような場合、つまり1楽音発生チヤン
ネルにつき比較的多くの演算チヤンネルを使用し
たい場合、演算チヤンネルのグループ分けをその
ように設定し、相対的に楽音発生チヤンネル数を
減らすモードとする。他方、比較的単純な音色制
御でよい場合またはむしろ楽音発生チヤンネル数
を相対的に増やしたいような場合、つまり1楽音
発生チヤンネルにつき使用する演算チヤンネル数
は比較的少数でもよい場合、演算チヤンネルのグ
ループ分けをそのように設定し、相対的に楽音発
生チヤンネル数を増やすモードとする。このよう
に、限られた数の演算チヤンネルを無駄なく効率
的に使用して同時最大発音可能数を適宜増減する
ことができ、音質の向上と発音可能数の増加とい
う2つの要求を限られた装置構成を用いて選択的
に実現することができる。 〔実施例〕 以下、添付図面を参照してこの発明の一実施例
を詳細に説明しよう。 第2図はこの発明の楽音信号発生装置の一実施
例である鍵盤式電子楽器の電気的ハード回路構成
を略示するブロツク図である。ここにおいて、ト
ーンジエネレータ13は前記楽音発生演算手段1
0に対応するものであり、この例では、トーンジ
エネレータ13の内部に1つのFM基本演算回路
13aを含んでおり、このFM基本演算回路13
aを時分割使用することにより特定数x(以下x
=32とする)の演算チヤンネルを時分割タイムス
ロツトにより提供するようにしている。以下で
は、楽音発生チヤンネルとの混同を防ぐために、
演算チヤンネルを演算タイムスロツト若しくは演
算スロツトとしばしば呼ぶことにし、特にことわ
りのない限り単に「チヤンネル」というときは楽
音発生チヤンネルのことを指すものとする。 この電子楽器は、CPU(中央処理ユニツトの
略)14、プログラムROM(リードオンリメモ
リの略)15、データ及びワーキングRAM(ラ
ンダムアクセスメモリの略)16を含むマイクロ
コンピユータ部COMを具えており、鍵盤の各鍵
に対応するキースイツチから成るキースイツチ回
路17、パネル操作子部18及びボイスパラメー
タメモリ19がバス20を介して該マイクロコン
ピユータ部COMに接続されている。また、トー
ンジエネレータ13がインタフエース21及びバ
ス20を介してマイクロコンピユータ部COMに
接続されている。このマイクロコンピユータ部
COMの制御により、キースイツチ回路17にお
ける各キースイツチが走査され、これにより鍵押
圧あるいは離鍵が検出され、これに基づき押圧鍵
の発音を複数の楽音発生チヤンネルのいずれかに
割当てる処理が行われる。また、マイクロコンピ
ユータ部COMの制御により、パネル操作子部1
8における各種スイツチや操作子の状態が走査さ
れ、その走査結果に応じた種々の処理(第1図の
チヤンネル設定手段11に該当する処理も含む)
が実行される。 パネル操作子部18は、自動ベースコード演奏
(以下、ABCと略称することがある)選択スイツ
チ22、メロデイ音色選択スイツチ23、コード
音色選択スイツチ24、ベース音色選択スイツチ
25、その他音色、音量、効果等の各種スイツ
チ、及びそれらに関連する表示器を含んでいる。
ABC選択スイツチ22が前述のモード選択手段
12に該当し、このスイツチ22により自動ベー
スコード演奏が選択されていないとき第1のモー
ド(これをノーマルモードともいう)とされ、選
択されたとき第2のモード(これをABCモード
ともいう)とされる。各音色選択スイツチ23,
24,25は、メロデイ演奏用の音色を夫々選択
するためのものである。 この例では鍵盤は一段鍵盤から成るものとし、
ノーマルモードのときは全鍵がメロデイ演奏のた
めに使用されるが、ABCモードのときは鍵盤上
の所定鍵より高音側の鍵域がメロデイ鍵域とさ
れ、それより低音側の鍵域が伴奏鍵域とされる。
ノーマルモードのときの楽音発生態様は、鍵盤で
押圧された鍵に対応する楽音がメロデイ音色を付
与されて押鍵操作に対応して発音される。ABC
モードのときの楽音発生態様は、メロデイ鍵域で
押圧された鍵に対応する楽音がメロデイ音色を付
与されて押鍵操作に対応して発音され、伴奏鍵域
で押圧された鍵に基づきベース音とコード音が形
成され、夫々ベース音とコード音が付与されて自
動発音タイミングに従つて発音される。 ボイスパラメータメモリ19は、例えばROM
から成り、各音色選択スイツチ23〜25によつ
て選択可能な各種音色に対応してその音色を実現
するのに必要な各種パラメータ(これをボイスパ
ラメータという)を記憶しており、各スイツチ2
3〜25によつて選択された音色に対応するボイ
スパラメータが読み出される。。読み出されたボ
イスパラメータは演算パラメータの一部としてト
ーンジエネレータ13に与えられる。 第3図は、各モードにおけるチヤンネル設定例
を示すものであり、選択されたモードに応じてチ
ヤンネル設定内容が同図に示すようなものとなる
ようにマイクロコンピユータ部COMにおいてプ
ログラムされている。ノーマルモードでは、32個
の演算チヤンネルつまり演算タイムスロツトが4
個づつ8グループに分割され、各グループに対応
して8個の楽音発生チヤンネルCH1〜CH8が
設定される。また、8個の楽音発生チヤンネル全
てで共通のメロデイ音色で楽音信号が発生される
ようにする。ABCモードでは、4個づつの演算
チヤンネルから成る6つのグループに対応して6
個の楽音発生チヤンネルCH1〜CH6が設定さ
れ、2個づつの演算チヤンネルから成る4つのグ
ループに対応して4個の楽音発生チヤンネルCH
7〜CH10が設定される。この場合、5個の楽
音発生チヤンネルCH1〜CH5がメロデイ音色
用とされ、1個の楽音発生チヤンネルCH6がベ
ース音色用とされ、4個の楽音発生チヤンネル
CH7〜CH10がコード音色用とされる。この
ように、ノーマルモードでは楽音発生チヤンネル
が8個であるのに対してABCモードでは10個に
増える。換言すれば、ノーマルモードにおける楽
音発生チヤンネルCH7,CH8の4演算チヤン
ネルから成るグループがABCモードにおいては
夫々2演算チヤンネルから成るグループに2分割
され、2演算チヤンネルから成る各グループに対
応して4個の楽音発生チヤンネルCH7〜CH1
0が設定されることになる。 モードに応じた上述のようなチヤンネル設定内
容の違いに応じて、マイクロコンピユータ部
COMにおける発音割当処理内容もモードに応じ
て異なるものとなり、また、ボイスパラメータの
供給の仕方もモードに応じて異なるものとなる。
このようにモードに応じて変動する各楽音発生チ
ヤンネルCH1〜CH8又はCH1〜CH10に割
当てられた楽音の音高に対応するデータ及びボイ
スパラメータがマイクロコンピユータ部COMか
らインタフエース21を介してトーンジエネレー
タ13に与えられる。トーンジエネレータ13
は、マイクロコンピユータ部COMから与えられ
たデータに基づき8チヤンネル型又は10チヤンネ
ル型の楽音発生動作を行う。発生された楽音信号
はサウンドシステム26に与えられる。 第4図はデータ及びワーキングRAM16内の
メモリ構成の一例を部分的に示したもので、
ABCレジスタはABCモードであるか否かを示す
信号を記憶するものであり、“1”のときはABC
モードであり、“0”のときはノーマルモードで
ある。このABCレジスタの内容はABC選択スイ
ツチ22の操作に応じて切り換えられる。
UKTCレジスタはメロデイ音色選択スイツチ2
3によつて選択されたメロデイ音色を示すデータ
(メロデイ音色コードUKTC)を記憶する。
LKTCレジスタはコード音色選択スイツチ24に
よつて選択されたコード音色を示すデータ(コー
ド音色コードLKTC)を記憶する。PKTCレジス
タはベース音色選択スイツチ25によつて選択さ
れたベース音色を示すデータ(ベース音色コード
PKTC)を記憶する。LKKCメモリは伴奏鍵域で
押圧された鍵のキーコード(伴奏鍵域キーコード
LKKC)を記憶するものである。ノーマルモード
発音割当てメモリ27は、ノーマルモード時にお
けるメロデイ音色用の楽音発生チヤンネルCH1
〜CH8に割当てられた鍵のキーコードKCとキ
ーオン信号KONを夫々記憶するものである。
ABCモード発音割当てメモリ28は、ABCモー
ド時におけるメロデイ音色用の楽音発生チヤンネ
ルCH1〜CH5に割当てられた鍵のキーコード
KCとキーオン信号KONを夫々記憶するものであ
る。 次に、マイクロコンピユータ部COMによつて
実行されるプログラムの一例につき説明する。 第5図はメインルーチンを略示したものであ
り、「パネル操作子走査処理」ではパネル操作子
部18における各スイツチを走査し、その走査結
果に応じて所定の処理を行う。この処理では第6
図に示すようなパネル走査サブルーチンPSUBが
実行される。「キー走査処理」では、キースイツ
チ回路17の各キースイツチを走査し、これに基
づきメロデイ音色用の各楽音発生チヤンネルに対
する発音割当て処理を行う。この処理では第7図
に示すようなキー走査サブルーチンKSUBが実
行される。次に、ステツプ29では、ABCレジス
タの内容が“1”(つまりABCモード)であるか
を調べ、NOならば「パネル操作子走査処理」に
戻るが、YESならばステツプ30に進む。ステツ
プ30ではLKKCメモリに記憶されている伴奏鍵域
での押圧鍵のキーコードKCに基づき自動ベース
音のキーコードKCと自動コード音のキーコード
KCを作成し、自動ベース音のキーコードKCは自
動ベース音用の楽音発生チヤンネルCH6に割当
て、自動コード音のキーコードKCは自動コード
音用の楽音発生チヤンネルCH7〜CH10に割
当てる。そして、各チヤンネルCH6〜CH10
に割当てたキーコードKCをキーオン信号KONと
共に送出し、インタフエース21を介してトーン
ジエネレータ13に与える。この場合、キーコー
ドKCはそれに対応するピツチデータPDに変換し
て送出される。ピツチデータPDは、例えば、周
波数ナンバとして知られているような音高周波数
に対応する数値データである。また、キーオン信
号KONは自動ベース音、自動コード音の発音タ
イミングに従つて“1”にするようにするとよ
い。 第6図を参照してパネル走査サブルーチン
PSUBについて説明すると、最初のステツプ31で
はABC選択スイツチ22のオンイベントが有つ
たか否かを調べ、YESならばABCレジスタの内
容を反転する(ステツプ32)。ステツプ33では
ABCレジスタの内容が“1”か否か(つまり
ABCモードが選択されたか否か)を調べる。NO
つまりノーマルモードならば、ステツプ34に進
み、ノーマルモードにおける各チヤンネルCH1
〜CH8に対応してメロデイ音色のボイスパラメ
ータを送出する。すなわち、UKTCレジスタに
記憶されているメロデイ音色コードに応じてボイ
スパラメータメモリ19からボイスパラメータを
読み出し、これを各チヤンネルCH1〜CH8に
対応して、または各チヤンネルCH1〜CH8の
4つの演算チヤンネルに対応して、送出する。 次のステツプ35では、ノーマルモード発音割当
てメモリ27に記憶されている各チヤンネルCH
1〜CH8の割当て内容(キーコードKCとキー
オン信号KON)を送出する。ただし、この場合
も、キーコードKCは、前述したように、それに
対応するピツチデータPDに変換して送出される。
次のステツプ36では、ABCモード信号ABCMと
して信号“0”を送出する。ステツプ34,35,36
で送出されたボイスパラメータ、ピツチデータ
PD、キーオン信号KON、ABCモード信号
ABCMはインタフエース21を介してトーンジ
エネレータ13に与えられる。ステツプ34〜36の
ルートを通るのは、ABCモードからノーマルモ
ードに切り換えられたとき(つまりステツプ31が
YESで、ステツプ33がNOのとき)であり、この
ようなモード切換えに伴つてチヤンネル設定態様
が変化し、トーンジエネレータ13における楽音
発生状態も変化させねばならないため、ステツプ
34〜36の処理によりノーマルモードにおける必要
なデータ類をトーンジエネレータ13に与えるよ
うにしているのである。 ノーマルモードからABCモードに切換えられ
たときは、ABCレジスタの内容は“1”であり、
ステツプ33のYESからステツプ37に進む。ここ
では、ABCモードにおけるチヤンネルCH6に対
応してベース音色のボイスパラメータを送出し、
該ABCモードにおけるチヤンネルCH7〜CH1
0に対応してコード音色のボイスパラメータを送
出する。すなわち、LKTCレジスタに記憶されて
いるコード音色コードに応じてボイスパラメータ
メモリ19からボイスパラメータを読み出し、こ
れをチヤンネルCH7〜CH10に対応して、ま
たは各チヤンネルCH7〜CH10の2つの演算
チヤンネルに対応して、送出する。同様に、
PKTCレジスタに記憶されているベース音色コー
ドに応じてボイスパラメータメモリ19からボイ
スパラメータを読み出し、これをチヤンネルCH
6に対応して、または該チヤンネル内の4つの演
算チヤンネルに対応して、送出する。ここで、メ
ロデイ音色のボイスパラメータをチヤンネルCH
1〜CH5に対応して送出しない理由は、これら
のチヤンネルCH1〜CH5はABCモードであつ
てもノーマルモードのときと同じメロデイ音色で
あるから、変更を要しないためである。 次のステツプ38では、ABCモード発音割当て
メモリ28に記憶されているABCモード時のメ
ロデイ音色用チヤンネルCH1〜CH5の割当て
内容(キーコードKCとキーオン信号KON)を送
出する。この場合も、キーコードKCはピツチデ
ータPDに変換して送出される。ここで、自動ベ
ースコード用のチヤンネルCH6〜CH10の割
当て内容を送出しない理由は、これらの割当て内
容に関してはメインルーチンのステツプ30(第5
図)で送出するようにしているためである。次の
ステツプ39では、ABCモード信号ABCMとし
て信号“1”を送出する。 ステツプ37〜39で送出されたデータは前述と同
様にインタフエース21を介してトーンジエネレ
ータ13に与えられる。ノーマルモードから
ABCモードに切換えられたとき(つまりステツ
プ31がYESで、ステツプ33がYESのとき)にこ
れらのステツプ37〜39を実行する理由は、前述と
同様に、モード切換えに伴つてチヤンネル設定態
様が変化し、トーンジエネレータ13における楽
音発生状態も変化させねばならないためである。 ABC選択スイツチ22のオンイベントが検出
されない場合は、ステツプ31はNOであり、前述
のステツプ32〜39を飛び越して、ステツプ40に進
む。 ステツプ40では、音色選択スイツチ23〜25
の音色選択状態が変化したかどうかを調べる。
YESならば、ステツプ41に進み、変化したスイ
ツチ23〜25に対応する音色コードレジスタの
内容(UKTC、LKTC、PKTC)を書き換える。
ステツプ42ではABCレジスタの内容が“1”で
あるかを調べ、NOならばステツプ43に進み、変
化したのはメロデイ音色かを調べる。ノーマルモ
ードの場合、メロデイ音色以外は使用されないた
め、変化したのがメロデイ音色でなければ、ステ
ツプ43のNOを通りステツプ45にジヤンプする。
メロデイ音色が変化したのならばステツプ44に進
み、ノーマルモードの各チヤンネルCH1〜CH
8に対応して、変化後の新たなメロデイ音色のボ
イスパラメータを送出する。ここでは前述のステ
ツプ34と同様の処理によりボイスパラメータの送
出を行う。 ABCモードの中であれば、ステツプ42はYES
であり、ステツプ46に進み、今回変化したのはメ
ロデイ音色、ベース音色、コード音色のいずれで
あるかを調べる。メロデイ音色が変化したのなら
ば、ABCモードのメロデイ音色用のチヤンネル
CH1〜CH5に対応して、変化後の新たなメロ
デイ音色のボイスパラメータを送出する(ステツ
プ47)。ベース音色が変化したのならば、ABCモ
ードのベース音色用のチヤンネルCH6に対応し
て、変化後の新たなベース音色のボイスパラメー
タを送出する(ステツプ48)。コード音色が変化
したのならば、ABCモードのコード音色用のチ
ヤンネルCH7〜CH10に対応して、変化後の
新たなコード音色のボイスパラメータを送出する
(ステツプ49)。ステツプ44,47〜49で送出された
ボイスパラメータはインタフエース21を介して
トーンジエネレータ13に与えられる。 最後に、ステツプ45では、パネル操作子18に
おけるその他のスイツチ及び操作子(例えば音量
操作子、効果選択スイツチ、リズム選択スイツチ
など)の操作状態の変化(イベント)を検出し、
その検出に基づくデータをインタフエース21を
介してトーンジエネレータ13に送出する。な
お、音色選択スイツチ23〜25における複数の
スイツチのイベントが同時に検出された場合はス
テツプ41〜49の処理を繰返し実行するものとす
る。 第7図を参照してキー走査サブルーチン
KSUBにつき説明すると、まずステツプ50では
ニユーキーオンイベント(新たに鍵が押圧される
こと)が有るか否かを調べ、YESならばステツ
プ51〜57から成るニユーキーオンイベント処理を
実行する。ニユーキーオンイベント処理の後、ま
たはニユーキーオンイベントが無かつた場合は、
ステツプ58に進み、ニユーキーオフイベント(新
たに離鍵されること)が有るか否かを調べ、
YESならばステツプ59〜65から成るニユーキー
オフイベント処理を実行する。 ニユーキーオンイベント処理において、ステツ
プ51では、ノーマルモード発音割当て処理を行
う。これは、新たに押圧された鍵をノーマルモー
ド用の8個の楽音発生チヤンネルCH1〜CH8
のいずれかに割当てる処理であり、割当てるべき
チヤンネルを決定すると、そのチヤンネルに対応
して、ノーマルモード発音割当てメモリ27に当
該新押圧鍵に係るキーコードKCとキーオン信号
KONを記憶する。次のステツプ52では当該新押
圧鍵がメロデイ鍵域に属するか否かを調べる。
YESならばステツプ53に進み、ABCモード発音
割当て処理を行う。これは、メロデイ鍵域で新た
に押圧された鍵をABCモード時のメロデイ音色
用の5個の楽音発生チヤンネルCH1〜CH5の
いずれかに割当てる処理であり、割当てるべきチ
ヤンネルを決定すると、そのチヤンネルに対応し
て、ABCモード発音割当てメモリ28に当該新
押圧鍵に係るキーコードKCとキーオン信号KON
を記憶する。 次に、ステツプ54では、ABCモードであるか
否かを調べ、NO(ノーマルモード)であればス
テツプ55に進み、ステツプ51で割当てたチヤンネ
ルに対応して新たな押圧鍵のキーコードKCとキ
ーオン信号KONを送出する。YES(ABCモード)
であればステツプ56に進み、ステツプ53で割当て
たチヤンネルに対応して新たな押圧鍵のキーコー
ドKCとキーオン信号KONを送出する。なお、前
述のように、ステツプ55,56でキーコードKCを
送出する場合、これをピツチデータPDに変換し
て送出する。また、送出されるキーオン信号
KONの内容は押鍵を示す“1”である。なお、
ステツプ55,56は、ステツプ51,53の割当て処理
の結果、割当て内容に変化があつた場合のみ行う
ようにしてもよい。例えば、ニユーキーオンイベ
ントが有つても、ステツプ51,53の割当て条件に
よつては、新押圧鍵がどのチヤンネルにも割当て
られないことが超ることがあり、そのような場合
はステツプ55,56を実行しなくてもよい。 新たな押圧鍵が伴奏鍵域に属する場合は、ステ
ツプ52はNOであり、ステツプ57に進む。ここで
は、新たな押圧鍵のキーコードKCをLKKCメモ
リにストアする。LKKCメモリは複数キーコード
をストアすることができるものであり、ここにス
トアした伴奏鍵域のキーコードKCに基づき第5
図のステツプ30の処理が実行される。また、無制
限に押圧鍵のキーコードKCをLKKCメモリにス
トアするのではなく、所定の優先選択処理により
所定数のキーコードKCだけがストアされるよう
にしてもよい。 ニユーキーオフイベント処理におけるステツプ
59〜65の流れはニユーキーオンイベント処理にお
けるステツプ51〜57の流れと同じであり、ステツ
プ60,62の判断はステツプ52,54の判断と同じで
あるが、ステツプ59,61,63,64,65の処理内容
が対応するステツプ51,53,55,56,57とは幾分
異なる。つまり、ステツプ59では、ニユーキーオ
フイベントに係る鍵が割当てられているチヤンネ
ルをノーマルモード用のチヤンネルCH1〜CH
8の中から検出し、そのチヤンネルに関するノー
マルモード発音割当てメモリ27内のキーオン信
号KONの記憶内容を“0”にクリアする。ステ
ツプ61では、ニユーキーオフイベントに係る鍵が
割当てられているチヤンネルをABCモード時の
メロデイ音色用のチヤンネルCH1〜CH5の中
から検出し、そのチヤンネルに関するABCモー
ド割当てメモリ28内のキーオン信号KONを
“0”にクリアする。ステツプ63,64では、先行
するステツプ59,61でキーオン信号KONを“0”
にクリアしたチヤンネル(つまり新たに離鍵され
た鍵が割当てられているチヤンネル)に対応して
“0”のキーオン信号KONを送出する。ステツプ
65では、ニユーキーオフイベントに係る鍵のキー
コードKCをLKKCメモリにてクリアする。 次に第8図を参照してインタフエース21の一
例につき説明する。 インタフエース21は、バス20を介してマイ
クロコンピユータ部COMから与えられる各種デ
ータを記憶し、記憶したデータをトーンジエネレ
ータ13における各演算チヤンネルの時分割タイ
ミングに対応するタイミングで出力するメモリ6
6〜75を含んでいる。32個の各演算チヤンネル
別に個別にデータを記憶する必要のあるメモリ6
9〜72は32個の記憶位置(アドレス)を持つて
いる。8個(又は10個)の各楽音発生チヤンネル
CH1〜CH8(CH1〜CH10)別に個別にデ
ータを記憶する必要のあるメモリ67,68,7
3,74は8個の記憶位置(アドレス)を持つて
いる。周知のように、バス20はデータバス20
aとアドレスバス20bを含んでおり、データバ
ス20aに送出されたデータを取込むべきメモリ
(66〜75の何れか)とそのメモリ内で記憶す
べきアドレス(すなわち演算チヤンネル番号又は
楽音発生チヤンネル番号)とを示すアドレスデー
タがアドレスバス20bを介して与えられる。各
メモリ66〜75はアドレスバス20bを介して
与えられるアドレス信号をデコードし、自己のメ
モリ内に記憶すべきときはデータバス20aのデ
ータを取込み、該アドレス信号によつて指定され
た演算チヤンネル又は楽音発生チヤンネルに対応
する記憶位置に、取込んだデータを記憶する。 ABCMメモリ66は、第6図のステツプ36,
39で送出されたABCモード信号ABCMを記憶す
るためのものである。 メモリ67〜71は第6図のステツプ34,37,
44,47〜49で送出されてボイスパラメータを記憶
するものであり、メモリ67は演算接続パラメー
タCONを各楽音発生チヤンネルCH1〜CH8
(又はCH1〜CH10)に対応して記憶する。こ
の演算接続パラメータCONは、1楽音発生チヤ
ンネルにおける複数の演算チヤンネルの接続形態
(いわゆる演算アルゴリズム)を指定するもので
ある。メモリ68はセルフフイードバツクレベル
データFLを各楽音発生チヤンネルCH1〜CH8
(又はCH1〜CH10)に対応して記憶するもの
である。セルフフイードバツクレベルデータEL
とは、1つの演算チヤンネルで実行される基本的
FM演算において自己のチヤンネルで変調された
信号を変調信号としてフイードバツクする場合の
フイードバツク量を設定する係数データである。 メモリ69はエンベロープ制御データECDを
各演算チヤンネルに対応して記憶するものであ
る。エンベロープ制御データECDは、FM演算に
おける変調指数に該当するエンベロープ信号ある
いは振幅係数に該当するエンベロープ信号を設
定・制御するためのデータである。 メモリ70は波形変更データWCを各演算チヤ
ンネルに対応して記憶するものである。波形変更
データWCは、FM演算で用いる波形信号の波形
形状を特定の位相区間で変更することを指示する
データである。例えば、上記波形信号が正弦波形
の場合、180度〜360度の位相区間で波形レベルを
0レベルにカツトし、半波整流された波形に変更
する。こうすると、変更後の波形信号の高調波成
分が増すので、簡単なFM演算で複雑な音色制御
が可能となる。従つて、このような波形変更デー
タWCによる波形変更操作は、1楽音発生のため
の演算チヤンネル数が少ない場合において特に有
利である。 メモリ71は周波数比設定データMULを各演
算チヤンネルに対応して記憶するものである。周
波数比設定データMULは、FM演算における搬
送波又は変調波の周波数をピツチデータPDによ
つて指定された音高周波数の整数倍(又は非整数
倍でもよい)に設定するための係数データであ
る。 メモリ69〜71は、各演算チヤンネル毎に独
立にこれらのボイスパラメータを設定することが
できるようにするために、演算チヤンネル数に対
応する32アドレスを持つている。一方、メモリ6
7,68のアドレス数がノーマルモードにおける
楽音発生チヤンネル数に対応する8であり、
ABCモードにおける楽音発生チヤンネル数10
でない理由は、該当するボイスパラメータを
ABCモードの楽音発生チヤンネルCH7とCH9
で共用し、また、CH8とCH10で共用してい
るためである。 メモリ72は第6図のステツプ35,38、第7図
のステツプ55,56,63,64で送出されたキーオ
ン信号KONを各演算チヤンネルに対応して記憶
するものである。キーオン信号KONは各楽音発
生チヤンネルに対応して記憶すればよいのである
が、ABCモードのときの楽音発生チヤンネル数
が10であるため、この点を考慮して32個の各演算
チヤンネルに対応してキーオン信号KONを記憶
するようにしている。従つて各演算チヤンネル毎
に独立にキーオン信号KONが記憶されるのでは
なく、各楽音発生チヤンネルCH1〜CH8又は
CH1〜CH10に対応する演算チヤンネルグル
ープ内では同じ内容のキーオン信号KONが記憶
される。 メモリ73はFM演算における搬送波のピツチ
データPDを記憶するものである。メモリ74は
FM演算における変調波のピツチデータPDを記
憶するものである。これらのピツチデータPDは
第6図、第7図のステツプ35,38,55,56で送出
されるものである。ノーマルモードの場合、メモ
リ73,74の同じ楽音発生チヤンネルに対応す
るアドレスには同じピツチデータPDが記憶され
る。しかし、搬送波と変調波のピツチを幾分ずら
して非調和を実現したい場合は、両メモリ73,
74の同じ楽音発生チヤンネルに対応するアドレ
スに記憶するピツチデータPDの値を幾分ずらし
てもよい。ABCモードの場合、チヤンネルCH1
〜CH6に対応するメモリ73,74のアドレス
には、それらのチヤンネルCH1〜CH6に割当
てられた楽音のピツチデータPDが夫々記憶され
る。メモリ73の残りの2アドレスにはチヤンネ
ルCH9に割当てられた楽音のピツチデータPDと
チヤンネルCH10に割当てられた楽音のピツチ
データPDが記憶される。また、メモリ74の残
りの2アドレスにはチヤンネルCH7とCH8に
割当てられた楽音のピツチデータPDが夫々記憶
される。 メモリ75はその他のデータを記憶し、トーン
ジエネレータ13に与えるものである。 各メモリ67〜74は、演算チヤンネルの時分
割タイムスロツトを設定するクロツクパルスφに
従つて、各アドレスに記憶したデータを時分割的
に順次読み出す。メモリ66〜72,75の出力
はトーンジエネレータ13に供給される。また、
メモリ73,74の出力はセレクタ76を介して
トーンジエネレータ13に供給される。セレクタ
76は、タイミング信号発生器77から与えられ
る搬送波/変調波演算タイミング信号TMSに従
つてメモリ73又は74の出力を選択し、トーン
ジエネレータ13に与える。 第9図においては、クロツクパルスφによつて
設定される32個の演算チヤンネルの時分割タイム
スロツトが示されている。ここに示されたタイム
スロツト番号1〜32は第3図に示した演算チヤン
ネルの番号1〜32に対応している。ノーマルチヤ
ンネルの欄にはノーマルモードにおける各楽音発
生チヤンネルCH1〜CH8の番号1〜8が、そ
のチヤンネルを構成する演算チヤンネルのタイム
スロツトに対応して示されている。ABCチヤン
ネルの欄には、ABCモードにおける各楽音発生
チヤンネルCH1〜CH10の番号1〜10が、そ
のチヤンネルを構成する演算チヤンネルのタイム
スロツトに対応して示されている。演算周期は32
タイムスロツトであり、ノーマルモードにおいて
は同じ楽音発生チヤンネルCH1〜CH8の演算
タイムスロツトが8スロツト周期で到来する。最
初の8スロツト期間は各チヤンネルで第1の変調
波に関する演算を行うようになつており、これを
第1モジユレータ演算スロツトM1ということに
する。次の8スロツト期間は各チヤンネルで第1
の搬送波に関する演算を行うようになつており、
これを第1キヤリア演算スロツトC1ということ
にする。3番目の8スロツト期間は各チヤンネル
で第2の変調波に関する演算を行うようになつて
おり、これを第2モジユレータ演算スロツトM2
ということにする。最後の8スロツト期間は各チ
ヤンネルで第2の搬送波に関する演算を行うよう
になつており、これを第2キヤリア演算スロツト
C2ということにする。このように、ノーマルモ
ードにおいては、1楽音発生チヤンネルにつき8
スロツト周期で4つの演算タイムスロツトが割当
てられており、この4つの演算タイムスロツトを
使用したFM演算により1つの楽音信号が発生さ
れる。 ABCモードにおいては、メロデイ音色用の楽
音発生チヤンネルCH1〜CH5及びベース音色
用の楽音発生チヤンネルCH6の演算タイムスロ
ツトが夫々8スロツト周期で1演算周期につき4
スロツト割当てられている。従つて、メロデイ音
色及びベース音色に関しては、上述と同様に4つ
の演算タイムスロツトを使用したEM演算により
1つの楽音信号が発生される。一方、コード音色
用の楽音発生チヤンネルCH7〜CH10に関し
ては、夫々の演算タイムスロツトが16スロツト周
期で1演算周期につき2スロツト割当てられてい
る。従つて、コード音色に関しては、2つの演算
タイムスロツトを使用したFM演算により1つの
楽音信号が発生される。 各メモリ67〜72からは、ノーマルモード又
はABCモードのどちらが選択されているかに応
じて第9図に示したような所定のタイミングで、
各楽音発生チヤンネル毎の各演算チヤンネルに対
応するボイスパラメータCON〜MUL及びキーオ
ン信号KONを時分割的に出力する。 搬送波/変調波演算タイミング信号TMSは、
前述の各8スロツト期間のタイミングに対応して
夫々のスロツトM1,C1,M2,C2を示す値
となるものである。セレクタ76では、信号
TMSがスロツトM1を示すときメモリ74から
読出された8チヤンネル分(ノーマルモードのと
きはCH1〜CH8、ABCモードのときはCH1〜
CH8)ピツチデータPDを選択する。信号TMS
がスロツトC1を示すときはメモリ73から読み
出された8チヤンネル分(ノーマルモードのとき
はCH1〜CH8、ABCモードのときはCH1〜
CH6、CH9、CH10)のピツチデータPDを
選択する。信号TMSがスロツトM2を示すとき
はメモリ74から読み出されたピツチデータPD
を選択し、スロツトC2を示すときはメモリ73
から読み出されたピツチデータPDを選択する。
従つて、セレクタ76から出力されるピツチデー
タPDも、ノーマルモード又はABCモードのどち
らが選択されているかに応じて第9図に示すよう
なタイミングで、各楽音発生チヤンネル毎の各演
算チヤンネルに対応するものが時分割多重化され
たものとなる。 次に第10図に基づきトーンジエネレータ13
の一例につき説明する。 FM基本演算回路13aはFMの基本演算を実
行するものである。この基本演算は、例えば、時
間tに従つて変化する位相データをωtとし、変
調信号をf(t)とし、振幅係数をE(t)とする
と、 E(t)sin{ωt+f(t)}なる式によつて表わ
されるようなものである。このFM基本演算回路
13aを1演算周期につき32タイムスロツトで時
分割使用して32個分の演算チヤンネルのFM演算
を夫々行う。 第8図のセレクタ76から出力されたピツチデ
ータPDが位相データ発生器78に与えられ、こ
れに基づき位相データωtが発生される。位相デ
ータ発生器78では、例えば、時分割的に与えら
れる32スロツト分の各ピツチデータPDを夫々の
時分割タイムスロツトにおいて時分割的にアキユ
ムレートし、このアキユムレート結果としての位
相データωtを32スロツト分時分割で出力する。
この位相データωtはFM基本演算回路13a内の
乗算器79に与えられる。 乗算器79では、第8図のメモリ71から与え
られた周波数比設定データMULを位相データωt
に乗算し、搬送波又は変調波の周波数を制御す
る。通常、データMULは1,2,4等の2のn
乗の数であり、乗算器79は簡単なシフト回路に
よつて構成することができる。 乗算器79から出力される周波数制御された位
相データkωt(ここでkはデータMULの値に対応
する係数であるとする)は加算器80に入力され
る。加算器80の他の入力には変調信号f(t)
としてセレクタ94の出力信号が与えられる。こ
うして、変調信号f(t)に応じて位相変調され
た位相データが加算器80から出力され、その最
上位ビツトMSBを除く残りのビツトのデータが
正弦波テーブル82のアドレス入力に与えられ
る。。正弦波テーブル82は正弦波の半周期波形
のサンプル点振幅データを対数表現で記憶したも
のである。アドレス入力された位相データは、本
来の位相データの最上位ビツトMSBを除いたも
のであるため、本来の繰返し周期の半分の周期で
変化するものである。従つて、半周期サイクルの
位相データに基づき正弦波テーブル82から正弦
波半周期波形が繰返し読み出される。 正弦波テーブル82から読み出された波形デー
タは加算器83に与えられ、振幅係数E(t)と
してエンベロープ発生器84から与えられるエン
ベロープレベルデータと加算される。このエンベ
ロープレベルデータも対数表現のデータであると
する。対数同士の加算はその真数の乗算に相当す
るため、加算器83では、実質的に波形サンプル
点振幅データに振幅係数E(t)を乗算すること
を行つていることになる。エンベロープ発生器8
4は、第8図のメモリ69,72から与えられる
エンベロープ制御データECD及びキーオン信号
KONに基づき、発音開始から終了に至るまでの
所定のエンベロープ特性を持つエンベロープレベ
ルデータを各演算スロツトに対応して時分割的に
発生する。このエンベロープレベルデータの機能
は、演算スロツトによつて異なつており、変調波
信号を発生するためのスロツトでは変調指数とし
て機能し、搬送波信号を発生するためのスロツト
では振幅係数として機能する。 加算器83の出力はゲート85に与えられる。
第8図のメモリ70から出力された波形変更デー
タWCと加算器80から出力された位相データの
最上位ビツトMSBがアンド回路86に入力され
ており、このアンド回路86の出力をインバータ
87で反転した信号がゲート85の制御入力に加
わる。位相データkωtの最上位ビツトMSBは、
0〜180度の位相区間で“0”であり、180〜360
度の位相区間で“1”である。波形変更データ
WCは波形変更を指示するとき“1”であり、指
示しないとき“0”である。波形変更データWC
が“0”ならば、アンド回路86の出力は“0”、
インバータ87の出力が“1”で、ゲート85は
位相区間に無関係に常に開いている。波形変更デ
ータWCが“1”ならば、180〜360度の位相区間
でアンド回路86の出力が“1”となり、ゲート
85が閉じられる。従つて、180〜360度の位相区
間で正弦波の出力を禁止し、半波整流したような
形状の波形信号がゲート85の出力側に得られ
る。このようにして、波形変更データWCに応じ
て波形形状が変更される。 ゲート85の出力は対数/リニア変換器81に
入力され、リニア表現のデータに変換される。加
算器80から出力された位相データの最上位ビツ
トMSBのデータが、対数/リニア変換器81の
出力信号に対して正負極性のサインビツトとして
付加される。このMSBのデータは180〜360度の
位相区間で“1”であり、負極性を示す。このよ
うなサインビツトの付加により、正弦波テーブル
82から読み出された2つの正弦波半周期波形が
完全な1周期波形に修正される。 対数/リニア変換器81の出力信号にサインビ
ツトを付加した信号がFM基本演算回路13aの
出力信号であり、これが8タイムスロツト分の遅
延を行う遅延回路103に入力される。遅延回路
103の出力はゲート88を介してアキユムレー
タ89に与えられる一方、セレクタ90のA入力
に与えられる。 アキユムレータ89は、1演算周期(32タイム
スロツト)内における同一楽音発生チヤンネルに
関する演算タイムスロツトの演算結果を制御信号
VSに応じてアキユムレート(加算)してその楽
音発生チヤンネルの楽音信号を求めると共に各楽
音発生チヤンネルの楽音信号を加算するものであ
る。換言すれば、多項型FM演算における各項の
演算結果を加算して楽音信号を求めると共に複数
の楽音信号を合計するためのものである。加算制
御信号VSは、接続制御信号発生回路99から与
えられるもので、加算を行うべきタイムスロツト
で信号“1”となり、ゲート88を開いて信号を
アキユムレータ89に与えると共に該アキユムレ
ータ89に加算命令を与える。 セレクタ90〜94及び8タイムスロツト分の
遅延を行う遅延回路95〜98を含む回路は、1
楽音発生チヤンネル内の各演算チヤンネルの接続
形態(すなわち演算アルゴリズム)を設定するた
めのものである。この接続形態は接続制御信号発
生回路99から発生される接続制御信号FS0〜
FS3によつて切換えられる。該回路99には、
第8図のメモリ66,67から出力されたABC
モード信号ABCMと演算接続パラメータCONが
入力され、更にタイミング信号TMSとクロツク
パルスφが入力される。この接続制御信号発生回
路99は、入力された信号ABCM,CON,
TMSに応じて後述するような所定のパターンで
接続制御信号FS0〜FS3及び加算制御信号VS
を発生する。また、信号TMSに基づき、第9図
に示すようにスロツトC1,M2で“1”とな
り、スロツトC2,M1で“0”となるタイミン
グ信号TMを発生する。 遅延回路103,95〜98及びセレクタ9
0,91は基本演算回路13aの出力信号を種々
なパターンで遅延させる働きをする。セレクタ9
0の出力が遅延回路95に加わり、遅延回路95
の出力が遅延回路96に加わり、遅延回路96の
出力がセレクタ90のB入力とセレクタ91のA
入力に加わる。セレクタ91の出力は遅延回路9
7,98で合計16スロツト遅延されて自己のB入
力に加わる。セレクタ90,91はタイミング信
号TMが“1”のときA入力を選択し、“0”の
ときB入力を選択する。 セレクタ92のA入力には遅延回路103の出
力信号Xが加わり、B入力には遅延回路95の出
力信号Yが加わる。このセレクタ92は、接続制
御信号FSOが“1”のときA入力を選択し、信
号FS3が“1”のときB入力を選択する。セレ
クタ93のA入力には遅延回路95の出力信号Y
が加わり、B入力には遅延回路96の出力信号Z
が加わり、C入力には遅延回路97の出力信号W
が加わる。このセレクタ93は、接続制御信号
FS1が“1”のときA入力を選択し、信号FS2
が“1”のときB入力を選択し、信号FS3が
“1”のときC入力を選択する。 セレクタ92及び93の出力は加算器100で
加算され、その加算出力がセレクタ94のA入力
に加わると共に1/2シフト回路101に加わ
る。1/2シフト回路101の出力は乗算器10
2に与えられ、第8図のメモリ68から与えられ
たフイードバツクレベルデータFLと乗算される。
乗算器102の出力はセレクタ94のB入力に与
えられる。セレクタ94は接続制御信号FS3が
“1”のときB入力を選択し、“0”のときA入力
を選択する。このセレクタ94の出力信号が変調
信号f(t)としてFM基本演算回路13a内の
加算器80に入力される。 第11図aは、各出力信号X,Y,Z,Wの演
算スロツトの状態を例示したものであり、基準の
タイミングとしてFM基本演算回路13aの入力
信号である位相データωtの演算スロツトが示さ
れている。なお、第11図では、図示の都合上1
つの楽音発生チヤンネルに関する演算スロツトの
みをそのスロツト幅があたかも8スロツトである
かの如く拡大して示している。1つの楽音発生チ
ヤンネルにおける4つの演算スロツトに対応する
信号をM1,C1,M2,C2なる符号で区別
し、かつ夫々の信号の演算周期を,…の符号
を付加することによつて示している。例えばM1
は或る演算周期における演算スロツトM1の信
号を示しており、M1はその1演算周期後の同
じ演算スロツトM1の信号を示している。また、
FM基本演算回路13aでは信号の時間遅れがな
いものとし、入力信号ωtと同じタイミングでそ
の演算結果が出力されるものと仮定する。 信号XはFM演算出力を遅延回路103で8ス
ロツト遅延したものなので、入力信号ωtのタイ
ミングに対して8スロツト遅れたものとなつてお
り、4つの演算スロツトM1〜C2すべての演算
結果が現われる。タイミング信号TMの“1”に
対応して信号Xには演算スロツトM1,C1の演
算結果が現われるので、これがセレクタ90で選
択され、遅延回路95で8スロツト遅延されて信
号Yとして現われる。この信号Yを遅延回路96
で更に8スロツト遅延したものが信号Zである。
タイミング信号TMが“0”のとき信号Zとして
演算スロツトM1,C1の演算結果が遅延されて
現われるので、これがセレクタ90で選択されて
遅延回路95に再び与えられる。こうして、信号
Yとして演算スロツトM1とC1の演算結果が2
度繰返して現われる。信号Zには信号Yと同じ内
容が8スロツト遅れて現われる。セレクタ91と
遅延回路97,98から成る回路も上述のセレク
タ90と遅延回路95,96から成る回路と同様
に動作し、遅延回路97からは、結果的に、信号
Zを24スロツト遅延した信号Wが得られる。 第11図aにおいて、入力信号ωtと信号Y及
びWのスロツト内容を比較すれば明らかなよう
に、例えばωtがM1のとき、YがM1でW
がM1、というように、信号Yは入力信号ωt
の1演算周期前の同じスロツトの演算結果を示
し、信号Wは入力信号ωtの2演算周期前の同じ
スロツトの演算結果を示している。 第10図において、セレクタ92及び93で
は、制御信号FS3が“1”のときに信号YとW
が夫々選択される。従つて、制御信号FS3が
“1”のときに加算器100で信号YとWが加算
される。また、制御信号FS3が“1”のときは、
加算器100の出力をシフト回路101及び乗算
器102で演算した結果がセレクタ94で選択さ
れ、加算器80に与えられる。この場合、1演算
周期前のFM演算出力信号Yと2演算周期前の
FM演算出力信号Wとを加算器100で加算し、
これを1/2シフト回路101で1/2して両出
力信号の平均値を求め、この平均値にフイードバ
ツクレベルデータFLを乗算し、この乗算結果を
同じ演算スロツトの新たな位相データkωtに加算
することが行われる。これは、或る演算スロツト
のFM演算結果を次の演算周期における同じ演算
スロツトにおいて変調信号としてフイードバツク
していることを示し、この演算スロツトがセルフ
フイードバツク型のFM演算チヤンネルとして機
能することを意味する。このように、接続制御信
号FS3が“1”のときは、セルフフイードバツ
ク型の演算接続とされる。なお、加算器100と
1/2シフト回路101は、セルフフイードバツ
ク演算の際に、ハンチング現象が起らないように
するために、2演算周期分のFM演算結果の平均
値を求めるためのものである。なお、セルフフイ
ードバツク演算以外のときはセレクタ94はA入
力を介して加算器100の出力を選択する。この
場合、加算器100は異なる演算スロツトの演算
結果を加算して変調信号f(t)を作るためのも
のとして機能する。 次に、具体的な演算接続例について説明する。 接続制御信号発生回路99では、下記表に示す
ようなテーブルに従つて、各演算スロツトM1,
C1,M2,C2に対応して、接続制御信号FS
0〜FS3及び加算制御信号VSを発生する。
以上の通り、この発明によれば、限られた数の
演算チヤンネルを分割使用して複数の楽音発生チ
ヤンネルを設定し、複数音の同時発音を可能にす
る場合において、1楽音発生チヤンネルに使用す
る演算チヤンネルの数を適宜変更して楽音チヤン
ネル数を増減することができるようにしたので、
比較的多くの演算チヤンネルを使用して複雑な音
色制御の可能な高品質の楽音信号を発生したい場
合あるいは比較的単純な音色制御ができればよく
それよりもむしろ同時発音可能数を増やしたい場
合など、音色あるいは演奏形態などによる要求に
応じて適切なチヤンネル設定を行うことができる
という優れた利点を有し、かつ、そのことを限ら
れた演算チヤンネルを無駄なく効率的に使用する
ことにより実現するようにしているので、低コス
トであり、かつ装置規模も小型化することができ
る。
演算チヤンネルを分割使用して複数の楽音発生チ
ヤンネルを設定し、複数音の同時発音を可能にす
る場合において、1楽音発生チヤンネルに使用す
る演算チヤンネルの数を適宜変更して楽音チヤン
ネル数を増減することができるようにしたので、
比較的多くの演算チヤンネルを使用して複雑な音
色制御の可能な高品質の楽音信号を発生したい場
合あるいは比較的単純な音色制御ができればよく
それよりもむしろ同時発音可能数を増やしたい場
合など、音色あるいは演奏形態などによる要求に
応じて適切なチヤンネル設定を行うことができる
という優れた利点を有し、かつ、そのことを限ら
れた演算チヤンネルを無駄なく効率的に使用する
ことにより実現するようにしているので、低コス
トであり、かつ装置規模も小型化することができ
る。
第1図はこの発明の基本構成を示す機能ブロツ
ク図、第2図はこの発明の一実施例を示す電子楽
器の電気的ハード回路構成ブロツク図、第3図は
同実施例における2つのモードの各々におけるチ
ヤンネル設定例を示す図、第4図は第2図のデー
タ及びワーキングRAM内のメモリ構成の一例を
示す図、第5図は第2図のマイクロコンピユータ
部によつて実行されるプログラムのメインルーチ
ンの一例を略示するフローチヤート、第6図は第
5図のパネル操作子走査処理において実行される
パネル走査サブルーチンの一例を示すフローチヤ
ート、第7図は第5図のキー走査処理において実
行されるキー走査サブルーチンの一例を示すフロ
ーチヤート、第8図は第2図におけるインタフエ
ースの一例を示すブロツク図、第9図は32個の演
算チヤンネルに対応する時分割タイムスロツトと
各タイムスロツトに対応するノーマルモード時及
びABCモード時の楽音発生チヤンネルとの関係
の一例を示すと共にタイミング信号の一例を示す
タイミングチヤート、第10図は第2図における
トーンジエネレータの内部構成の一例を示すブロ
ツク図、第11図は第10図の回路における演算
動作例を示すタイミングチヤート、第12図は1
楽音発生チヤンネルにおける複数の演算チヤンネ
ルの接続形態を例示する概略ブロツク図、であ
る。 10……楽音発生演算手段、11……チヤンネ
ル設定手段、12……モード選択手段、13……
トーンジエネレータ、13a……FM基本演算回
路、COM……マイクロコンピユータ部、22…
…自動ベースコード演奏選択スイツチ。
ク図、第2図はこの発明の一実施例を示す電子楽
器の電気的ハード回路構成ブロツク図、第3図は
同実施例における2つのモードの各々におけるチ
ヤンネル設定例を示す図、第4図は第2図のデー
タ及びワーキングRAM内のメモリ構成の一例を
示す図、第5図は第2図のマイクロコンピユータ
部によつて実行されるプログラムのメインルーチ
ンの一例を略示するフローチヤート、第6図は第
5図のパネル操作子走査処理において実行される
パネル走査サブルーチンの一例を示すフローチヤ
ート、第7図は第5図のキー走査処理において実
行されるキー走査サブルーチンの一例を示すフロ
ーチヤート、第8図は第2図におけるインタフエ
ースの一例を示すブロツク図、第9図は32個の演
算チヤンネルに対応する時分割タイムスロツトと
各タイムスロツトに対応するノーマルモード時及
びABCモード時の楽音発生チヤンネルとの関係
の一例を示すと共にタイミング信号の一例を示す
タイミングチヤート、第10図は第2図における
トーンジエネレータの内部構成の一例を示すブロ
ツク図、第11図は第10図の回路における演算
動作例を示すタイミングチヤート、第12図は1
楽音発生チヤンネルにおける複数の演算チヤンネ
ルの接続形態を例示する概略ブロツク図、であ
る。 10……楽音発生演算手段、11……チヤンネ
ル設定手段、12……モード選択手段、13……
トーンジエネレータ、13a……FM基本演算回
路、COM……マイクロコンピユータ部、22…
…自動ベースコード演奏選択スイツチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 特定数の演算チヤンネルに対応する楽音発生
演算手段を具備しており、1つの楽音発生チヤン
ネルにつき1又は複数の前記演算チヤンネルを用
いて所定の楽音発生演算を行うことにより楽音信
号を発生し、かつそのような楽音発生チヤンネル
を複数設定して複数音の同時発生を可能にした楽
音信号発生装置において、 第1のモードにおいて前記演算チヤンネルを所
定の態様でN個のグループに分割し、各グループ
に対応してN個の楽音発生チヤンネルを設定し、
第2のモードにおいて前記演算チヤンネルを所定
の態様でM個(ただしN≠M)のグループに分割
し、各グループに対応してM個の楽音発生チヤン
ネルを設定するチヤンネル設定手段と、 前記第1のモード又は第2のモードを選択する
モード選択手段と を具え、選択されたモードに応じて前記楽音発生
演算手段の楽音発生チヤンネル数がN又はMに切
換わるようにしたことを特徴とする楽音信号発生
装置。 2 前記チヤンネル設定手段は、前記モード選択
手段によつて選択されたモードに応じて設定され
るN又はM個の楽音発生チヤンネルに対し、発生
すべき楽音を割当てる発音割当て手段と、同様に
設定されたN又はM個の楽音発生チヤンネルにお
ける各演算チヤンネルに対応して演算パラメータ
を供給するパラメータ供給手段とを含むものであ
る特許請求の範囲第1項記載の楽音信号発生装
置。 3 前記第2のモードでは、前記第1のモードに
おけるN個の楽音発生チヤンネルのうち少なくと
も1つの楽音発生チヤンネルに対応する前記演算
チヤンネルグループを少なくとも2つに分割して
分割された各グループに対応して別々の楽音発生
チヤンネルを設定し、これにより合計M個(ただ
しN<M)の楽音発生チヤンネルが設定されるよ
うにした特許請求の範囲第1項記載の楽音信号発
生装置。 4 前記第1のモードにおいて、各楽音発生チヤ
ンネルに対応する演算チヤンネル数は互いに等し
く、各楽音発生チヤンネルでは共通の音色で楽音
信号が発生されるが、前記第2のモードにおいて
は演算チヤンネル数が他とは異なつているチヤン
ネルがあり、演算チヤンネル数が異なる楽音発生
チヤンネル間では発生される楽音信号の音色が互
いに異なるものとされる特許請求の範囲第1項記
載の楽音信号発生装置。 5 前記楽音発生演算手段における演算チヤンネ
ルでは、そこでの演算に用いる波形信号の波形形
状を制御信号に応じて特定の位相区間で変更する
ことができるものであり、前記第2のモードにお
いて、演算チヤンネル数が相対的に少ない楽音発
生チヤンネルでは、それに対応する演算チヤンネ
ルに対して前記制御信号を与えて前記波形信号の
波形形状を変更し、これにより演算に用いる波形
信号の高調波成分を変更することができるように
した特許請求の範囲第4項記載の楽音信号発生装
置。 6 前記楽音発生演算手段は、1つの基本的楽音
発生演算回路を時分割使用することにより前記特
定数の演算チヤンネルを時分割的タイムスロツト
により提供するものである特許請求の範囲第1項
記載の楽音信号発生装置。 7 前記楽音発生演算手段における各演算チヤン
ネルは、周波数変調演算による楽音発生方式の基
本的演算を実行するものである特許請求の範囲第
1項又は第6項記載の楽音信号発生装置。 8 前記楽音発生演算手段における各演算チヤン
ネルは、振幅変調演算による楽音発生方式の基本
的演算を実行するものである特許請求の範囲第1
項又は第6項記載の楽音信号発生装置。 9 前記モード選択手段は、自動演奏選択スイツ
チを含み、所定の自動演奏が選択されていないと
き前記第1のモードを選択し、該スイツチにより
所定の自動演奏が選択されたとき前記第2のモー
ドを選択するものであり、第2のモードにおいて
設定される前記M個の楽音発生チヤンネルのうち
一部を自動演奏用のチヤンネルとして使用し、残
りを通常演奏用のチヤンネルとして使用するよう
にした特許請求の範囲第1項記載の楽音信号発生
装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60135793A JPS61294499A (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 | 楽音信号発生装置 |
| US06/875,479 US4788896A (en) | 1985-06-21 | 1986-06-18 | Tone Generator having a variable number of channels with a variable number of operating units |
| EP86304783A EP0206786B1 (en) | 1985-06-21 | 1986-06-20 | Tone signal generation device |
| DE8686304783T DE3683874D1 (de) | 1985-06-21 | 1986-06-20 | Tonsignalserzeugungsvorrichtung. |
| HK134695A HK134695A (en) | 1985-06-21 | 1995-08-24 | Tone signal generation device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60135793A JPS61294499A (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 | 楽音信号発生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61294499A JPS61294499A (ja) | 1986-12-25 |
| JPH0370236B2 true JPH0370236B2 (ja) | 1991-11-06 |
Family
ID=15159958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60135793A Granted JPS61294499A (ja) | 1985-06-21 | 1985-06-21 | 楽音信号発生装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4788896A (ja) |
| EP (1) | EP0206786B1 (ja) |
| JP (1) | JPS61294499A (ja) |
| DE (1) | DE3683874D1 (ja) |
| HK (1) | HK134695A (ja) |
Families Citing this family (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5119710A (en) * | 1986-03-09 | 1992-06-09 | Nippon Gakki Seizo Kabushiki Kaisha | Musical tone generator |
| EP0278438B1 (en) * | 1987-02-06 | 1995-11-02 | Yamaha Corporation | Multi-recording apparatus of an electronic musical instrument |
| JP2606235B2 (ja) * | 1987-10-07 | 1997-04-30 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
| JPH07113829B2 (ja) * | 1988-01-06 | 1995-12-06 | ヤマハ株式会社 | 自動演奏装置 |
| US4862784A (en) * | 1988-01-14 | 1989-09-05 | Yamaha Corporation | Electronic musical instrument |
| US5206446A (en) * | 1989-01-18 | 1993-04-27 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic musical instrument having a plurality of tone generation modes |
| JP2750530B2 (ja) * | 1989-02-03 | 1998-05-13 | ローランド株式会社 | 電子楽器 |
| JPH02251900A (ja) * | 1989-03-24 | 1990-10-09 | Yamaha Corp | メロディ発生器 |
| JPH02311898A (ja) * | 1989-05-29 | 1990-12-27 | Brother Ind Ltd | 演奏記録再生装置 |
| US5354948A (en) * | 1989-10-04 | 1994-10-11 | Yamaha Corporation | Tone signal generation device for generating complex tones by combining different tone sources |
| JPH0833734B2 (ja) * | 1989-10-11 | 1996-03-29 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器における極値チャンネル指定方法 |
| JP2780403B2 (ja) * | 1989-12-21 | 1998-07-30 | ブラザー工業株式会社 | 演奏記録装置 |
| DE4016175A1 (de) | 1990-05-19 | 1991-11-21 | Bayer Ag | Seitenkettenchlorierung von alkylierten stickstoff-heteroaromaten |
| JP2641605B2 (ja) * | 1990-08-06 | 1997-08-20 | 株式会社河合楽器製作所 | 電子楽器のチャンネル割り当て装置及びチャンネル割り当て方法 |
| JP2650488B2 (ja) * | 1990-11-29 | 1997-09-03 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器の楽音制御方法 |
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| US5698805A (en) * | 1995-06-30 | 1997-12-16 | Crystal Semiconductor Corporation | Tone signal generator for producing multioperator tone signals |
| US5644098A (en) * | 1995-06-30 | 1997-07-01 | Crystal Semiconductor Corporation | Tone signal generator for producing multioperator tone signals |
| US5639979A (en) * | 1995-11-13 | 1997-06-17 | Opti Inc. | Mode selection circuitry for use in audio synthesis systems |
| US5719345A (en) * | 1995-11-13 | 1998-02-17 | Opti Inc. | Frequency modulation system and method for audio synthesis |
| US5596159A (en) * | 1995-11-22 | 1997-01-21 | Invision Interactive, Inc. | Software sound synthesis system |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US4365533A (en) * | 1971-06-01 | 1982-12-28 | Melville Clark, Jr. | Musical instrument |
| US3882751A (en) * | 1972-12-14 | 1975-05-13 | Nippon Musical Instruments Mfg | Electronic musical instrument employing waveshape memories |
| US4018121A (en) * | 1974-03-26 | 1977-04-19 | The Board Of Trustees Of Leland Stanford Junior University | Method of synthesizing a musical sound |
| US3986423A (en) * | 1974-12-11 | 1976-10-19 | Oberheim Electronics Inc. | Polyphonic music synthesizer |
| JPS5812600B2 (ja) * | 1977-02-22 | 1983-03-09 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
| JPS5567799A (en) * | 1978-11-16 | 1980-05-22 | Nippon Musical Instruments Mfg | Electronic musical instrument |
| JPS5636697A (en) * | 1979-09-03 | 1981-04-09 | Nippon Musical Instruments Mfg | Electronic musical instrument |
| JPS56111515A (en) * | 1980-02-08 | 1981-09-03 | Mitsubishi Electric Corp | Distributing method for draft percentage in continuous rolling work |
| JPS56154798A (en) * | 1980-04-30 | 1981-11-30 | Nippon Musical Instruments Mfg | Electronic musical instrument |
| JPS5829519A (ja) * | 1981-08-14 | 1983-02-21 | Hitachi Ltd | 圧延機の入側案内装置 |
| JPS58211789A (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-09 | ヤマハ株式会社 | 楽音合成装置 |
| JPS59181394A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-15 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
-
1985
- 1985-06-21 JP JP60135793A patent/JPS61294499A/ja active Granted
-
1986
- 1986-06-18 US US06/875,479 patent/US4788896A/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-06-20 DE DE8686304783T patent/DE3683874D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1986-06-20 EP EP86304783A patent/EP0206786B1/en not_active Expired
-
1995
- 1995-08-24 HK HK134695A patent/HK134695A/en not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| HK134695A (en) | 1995-09-01 |
| EP0206786B1 (en) | 1992-02-12 |
| JPS61294499A (ja) | 1986-12-25 |
| EP0206786A2 (en) | 1986-12-30 |
| US4788896A (en) | 1988-12-06 |
| DE3683874D1 (de) | 1992-03-26 |
| EP0206786A3 (en) | 1988-03-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |