JPH0372207B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0372207B2 JPH0372207B2 JP59252198A JP25219884A JPH0372207B2 JP H0372207 B2 JPH0372207 B2 JP H0372207B2 JP 59252198 A JP59252198 A JP 59252198A JP 25219884 A JP25219884 A JP 25219884A JP H0372207 B2 JPH0372207 B2 JP H0372207B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pain
- substance
- ectopic calcification
- dihydroxycholecalciferol
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は24,25−ジヒドロキシコレカルシフエ
ロールを含有する異所性石灰化における疼痛軽減
剤に関する。 近年透析技術の進歩により慢性腎不全患者の寿
命は著しく延長したが、一方では長期透析におけ
る合併症も多様化し、関節周囲や軟部組織に異所
性石灰化が出現し、疼痛を訴える患者も多い。現
在、安全で有効な治療薬はなく、副作用の少ない
経口投与及び長期間の投与が可能な有効な治療薬
が待望されている。 我々は先に鎮痛効果について出願しているが、
正常状態での物理的、化学的な刺激に対する鎮痛
効果と、病態での自発痛に対する疼痛軽減は薬理
学的に異なつている。 本発明者等は、健康な人間の体内に存在する内
因性のもので安全性の証明されている物質につい
て鋭意研究した結果、24,25−ジヒドロキシコレ
カルシフエロール(以下、本物質又は24,25−
(OH)2−D3と略称する)が異所性石灰化におけ
る疼痛軽減剤作用を有することの知見を得て本発
明に到達した。 本物質は24R,25−(OH)2−D3、24S,25−
(OH)2−D3又はこれらの混合物であつてもよい
が特に24R,25−(OH)2−D3であることが好まし
い。本発明の異所性石灰化における疼痛軽減剤は
活性成分として上記本物質を含有する、下記に示
すごとき種々の製剤形態で用いられる。本発明の
異所性石灰化における疼痛軽減剤は腹腔内等の非
経口的経路で投与されるが、経口投的に投与され
ても良い。 本物質を有効成分とする製剤は錠剤、散剤、顆
粒剤、坐剤、カプセル剤、アルコール溶液剤、油
性溶液剤、水性懸濁液剤などの投与形態で用いら
れる。又油性溶媒としては、中級脂肪酸のトリグ
リセライドエステル、コーン油、綿実油、落花生
油、魚肝油、油状エステルなどが用いられる。
又、カカオ油、グリセリン等も好ましい。その他
の成分として乳糖、でんぷん、タルク、ステアリ
ン酸マグネシウム、ソルビン酸、ソルビン酸の
塩、糖又はその誘導体、アルコール、生理食塩
水、界面活性剤、酸化防止剤等を本物質と併用し
得る。 本物質は、単位投与形態の中に0.00002〜4重
量%、好ましくは0.0002〜1重量%含有し得る。
又、本物質は成人に対し1日当り0.1〜100000μ
g、好ましくは0.5〜10000μg投与する。 次に本物質の急性毒性を調べた結果を記す。 急性毒性: ICR系雄マウス(体重25±3g)10匹を用いて
本物質をエタノールに溶解し、エタノール濃度が
2%になるように中級脂肪酸のトリグリセライド
エステルに懸濁し、経口(p.o)投与した。投与
量は100mg/Kgである。投与後2週間中毒症状を
観察したが、10匹とも異常なく生存した。屠殺
後、血液生化学検査、解剖所見、病理組織学的検
索を行なつたが、2%エタノール含有中級脂肪酸
のトリグリセライドエステルのみを投与したコン
トロール群と何ら変わるところがなかつた。従つ
て、本物質の経口投与のLD50の値は100mg/Kg以
上であるので極めて安全なものといえる。 本発明者等は、疼痛を主訴とする異所性石灰化
を認めた慢性腎不全透析患者に対して24R,25−
(OH)2−D3 6〜10μgを連日3週間に渡り経口
投与した結果、疼痛軽減効果を得た。 本物質は異所性石灰化による疼痛軽減剤として
有用である。 以下に実施例を例示して本発明の効果を具体的
に説明する。なお、実施例中で使用した24R,25
−(OH)2−D3の24位の光学異性体の構造確認は
Tetrahedron Letters No.26,pp2203〜2206,
1975を参照して行なつた。 実施例 1 アルゴン・バブリング中で400W高圧水銀ラン
プで72時間照射して不純な反応性のパーオキシド
を消失せしめた中級脂肪酸のトリグリセライドエ
ステル1Kgに24R,25−(OH)2−D3 5mgを溶解
し、1カプセル中に24R,25−(OH)2−D3を0.5μ
g含有するように下記剤皮成分を加温溶解し軟カ
プセル製造機を用いて常法により軟カプセル剤を
作成した。 剤皮処方例 ゼラチン 10重量部 グリセリン 2重量部 防腐剤 0.05重量部 (エチルパラベン) チタンホワイト 0.2重量部 水 0.2重量部(最終) 同様にして1カプセル中に1μg、2μg、5μg
又は10μg含有するものをそれぞれ作成した。 実施例 2 5週令の雄または雌のICR系マウスに24R,25
−(OH)2−D3を1%エタノール含有パナセート
810に所定の濃度で溶解し、30日間連日、各々の
群にそれぞれ10,100,1000μg/Kg・日の投与
量で強制経口投与し、溶媒のみの群と下記の項目
を比較した結果を以下に示す。体重測定による成
長曲線によれば群間による体重変化の有意差は認
められなかつた。 下記の臓器については10%ホルマリンで固定
後、ヘマトキシリン・エオシン染色を施し、病理
組織学的検索を行なつたが、特に異常は認められ
なかつた。 脳、心、肺、肝、腎、副腎、脾、膵、甲状腺、
下垂体、胸腺、腸間膜リンパ、精巣、卵巣、子
宮、胃、小腸(空腸、回腸、十二指腸)、大腸
(結腸、盲腸)、眼球、顎下腺、膀胱、背部皮膚、
筋肉、胸骨、胸骨髄、大腿骨、大腿骨髄。
ロールを含有する異所性石灰化における疼痛軽減
剤に関する。 近年透析技術の進歩により慢性腎不全患者の寿
命は著しく延長したが、一方では長期透析におけ
る合併症も多様化し、関節周囲や軟部組織に異所
性石灰化が出現し、疼痛を訴える患者も多い。現
在、安全で有効な治療薬はなく、副作用の少ない
経口投与及び長期間の投与が可能な有効な治療薬
が待望されている。 我々は先に鎮痛効果について出願しているが、
正常状態での物理的、化学的な刺激に対する鎮痛
効果と、病態での自発痛に対する疼痛軽減は薬理
学的に異なつている。 本発明者等は、健康な人間の体内に存在する内
因性のもので安全性の証明されている物質につい
て鋭意研究した結果、24,25−ジヒドロキシコレ
カルシフエロール(以下、本物質又は24,25−
(OH)2−D3と略称する)が異所性石灰化におけ
る疼痛軽減剤作用を有することの知見を得て本発
明に到達した。 本物質は24R,25−(OH)2−D3、24S,25−
(OH)2−D3又はこれらの混合物であつてもよい
が特に24R,25−(OH)2−D3であることが好まし
い。本発明の異所性石灰化における疼痛軽減剤は
活性成分として上記本物質を含有する、下記に示
すごとき種々の製剤形態で用いられる。本発明の
異所性石灰化における疼痛軽減剤は腹腔内等の非
経口的経路で投与されるが、経口投的に投与され
ても良い。 本物質を有効成分とする製剤は錠剤、散剤、顆
粒剤、坐剤、カプセル剤、アルコール溶液剤、油
性溶液剤、水性懸濁液剤などの投与形態で用いら
れる。又油性溶媒としては、中級脂肪酸のトリグ
リセライドエステル、コーン油、綿実油、落花生
油、魚肝油、油状エステルなどが用いられる。
又、カカオ油、グリセリン等も好ましい。その他
の成分として乳糖、でんぷん、タルク、ステアリ
ン酸マグネシウム、ソルビン酸、ソルビン酸の
塩、糖又はその誘導体、アルコール、生理食塩
水、界面活性剤、酸化防止剤等を本物質と併用し
得る。 本物質は、単位投与形態の中に0.00002〜4重
量%、好ましくは0.0002〜1重量%含有し得る。
又、本物質は成人に対し1日当り0.1〜100000μ
g、好ましくは0.5〜10000μg投与する。 次に本物質の急性毒性を調べた結果を記す。 急性毒性: ICR系雄マウス(体重25±3g)10匹を用いて
本物質をエタノールに溶解し、エタノール濃度が
2%になるように中級脂肪酸のトリグリセライド
エステルに懸濁し、経口(p.o)投与した。投与
量は100mg/Kgである。投与後2週間中毒症状を
観察したが、10匹とも異常なく生存した。屠殺
後、血液生化学検査、解剖所見、病理組織学的検
索を行なつたが、2%エタノール含有中級脂肪酸
のトリグリセライドエステルのみを投与したコン
トロール群と何ら変わるところがなかつた。従つ
て、本物質の経口投与のLD50の値は100mg/Kg以
上であるので極めて安全なものといえる。 本発明者等は、疼痛を主訴とする異所性石灰化
を認めた慢性腎不全透析患者に対して24R,25−
(OH)2−D3 6〜10μgを連日3週間に渡り経口
投与した結果、疼痛軽減効果を得た。 本物質は異所性石灰化による疼痛軽減剤として
有用である。 以下に実施例を例示して本発明の効果を具体的
に説明する。なお、実施例中で使用した24R,25
−(OH)2−D3の24位の光学異性体の構造確認は
Tetrahedron Letters No.26,pp2203〜2206,
1975を参照して行なつた。 実施例 1 アルゴン・バブリング中で400W高圧水銀ラン
プで72時間照射して不純な反応性のパーオキシド
を消失せしめた中級脂肪酸のトリグリセライドエ
ステル1Kgに24R,25−(OH)2−D3 5mgを溶解
し、1カプセル中に24R,25−(OH)2−D3を0.5μ
g含有するように下記剤皮成分を加温溶解し軟カ
プセル製造機を用いて常法により軟カプセル剤を
作成した。 剤皮処方例 ゼラチン 10重量部 グリセリン 2重量部 防腐剤 0.05重量部 (エチルパラベン) チタンホワイト 0.2重量部 水 0.2重量部(最終) 同様にして1カプセル中に1μg、2μg、5μg
又は10μg含有するものをそれぞれ作成した。 実施例 2 5週令の雄または雌のICR系マウスに24R,25
−(OH)2−D3を1%エタノール含有パナセート
810に所定の濃度で溶解し、30日間連日、各々の
群にそれぞれ10,100,1000μg/Kg・日の投与
量で強制経口投与し、溶媒のみの群と下記の項目
を比較した結果を以下に示す。体重測定による成
長曲線によれば群間による体重変化の有意差は認
められなかつた。 下記の臓器については10%ホルマリンで固定
後、ヘマトキシリン・エオシン染色を施し、病理
組織学的検索を行なつたが、特に異常は認められ
なかつた。 脳、心、肺、肝、腎、副腎、脾、膵、甲状腺、
下垂体、胸腺、腸間膜リンパ、精巣、卵巣、子
宮、胃、小腸(空腸、回腸、十二指腸)、大腸
(結腸、盲腸)、眼球、顎下腺、膀胱、背部皮膚、
筋肉、胸骨、胸骨髄、大腿骨、大腿骨髄。
【表】
→:対照に比べ変化なし
↑:対照に比べ増加
↑:対照に比べ増加
【表】
↑:対照に比べ増加
【表】
↑:対照に比べ増加
【表】
↑:対照と比べて増加
実施例 3 疼痛を主訴とする異所性石灰化を認めた慢性腎
不全透析患者に24R,25−(OH)2−D3 6〜10μg
を3週間連日経口投与し、安静時痛、動作時痛、
運動障害等の自他覚症状を観察し下表の如く疼痛
軽減効果を得た。
実施例 3 疼痛を主訴とする異所性石灰化を認めた慢性腎
不全透析患者に24R,25−(OH)2−D3 6〜10μg
を3週間連日経口投与し、安静時痛、動作時痛、
運動障害等の自他覚症状を観察し下表の如く疼痛
軽減効果を得た。
【表】
↑↑ 消失
↑ 改善
↑ 改善
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 24,25−ジヒドロキシコレカルシフエロール
を有効成分とする異所性石灰化における疼痛軽減
剤。 2 24,25−ジヒドロキシコレカルシフエロール
が24R,25−ジヒドロキシコレカルシフエロール
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載の異所性石灰化における疼痛軽減剤。 3 異所性石灰化は腎不全症におけるものである
特許請求の範囲第1項又は第2項記載の疼痛軽減
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25219884A JPS61130226A (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 | 異所性石灰化における疼痛軽減剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25219884A JPS61130226A (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 | 異所性石灰化における疼痛軽減剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61130226A JPS61130226A (ja) | 1986-06-18 |
| JPH0372207B2 true JPH0372207B2 (ja) | 1991-11-18 |
Family
ID=17233864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25219884A Granted JPS61130226A (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 | 異所性石灰化における疼痛軽減剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61130226A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58135812A (ja) * | 1982-02-08 | 1983-08-12 | Kureha Chem Ind Co Ltd | マグネシウム代謝調節剤 |
-
1984
- 1984-11-29 JP JP25219884A patent/JPS61130226A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61130226A (ja) | 1986-06-18 |
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