JPH0372206B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0372206B2 JPH0372206B2 JP59252197A JP25219784A JPH0372206B2 JP H0372206 B2 JPH0372206 B2 JP H0372206B2 JP 59252197 A JP59252197 A JP 59252197A JP 25219784 A JP25219784 A JP 25219784A JP H0372206 B2 JPH0372206 B2 JP H0372206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substance
- pain
- renal osteodystrophy
- weight
- bone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は24,25−ジヒドロキシコレカルシフエ
ロールを含有する疼痛軽減剤に関する。詳しくは
腎性骨異栄養症における疼痛軽減剤に関する。 腎疾患に合併する骨病変に腎性骨異栄養症
(ROD)が知られている。RODは組織学的に、
骨吸収の増加を示す線維性骨塩と石灰化障害に起
因する骨軟化症とに分けられるが、一般的にはこ
の2種類の骨病変が混在していることが多く、
RODの成因には多くの因子が関係していると云
われている。RODの骨痛は骨病変のどのタイプ
でも起り、潜在性に始まりゆつくりと進行する。
病変は胸廓、腰椎、股関節、膝関節、足などにみ
られ、体重負荷時、歩行時、寝返り時などに疼痛
が増加する。上述のように腎性骨異栄養症におけ
る疼痛が問題になつているが、現在安全で長期間
有効な治療法がなく、副作用の少ない長期投与可
能な薬剤の開発が待望されている。 本発明者等は、健康な人間の体内に存在する内
因性のもので安全性の証明されている物質につい
て鋭意研究した結果、24,25−ジヒドロキシコレ
カルシフエロール(以下、本物質又は24,25−
(OH)2−D3と略称する)が腎性骨異栄養症にお
ける疼痛軽減剤作用を有すること、即ち合併症に
著効であるとの知見を得て本発明に到達した。 本物質は24R,25−(OH)2−D3、24S,25−
(OH)2−D3又はこれらの混合物であつてもよい
が特に24R,25−(OH)2−D3であることが好まし
い。本発明の腎性骨異栄養症における疼痛軽減剤
は活性成分として上記本物質を含有する、下記に
示すごとき種々の製剤形態で用いられる。本発明
の腎性骨異栄養症における疼痛軽減剤は経口又は
非経口的経路で投与されるが、経口投与が好まし
い。 本物質を有効成分とする製剤は錠剤、散剤、顆
粒剤、坐剤、カプセル剤、アルコール溶液剤、油
性溶液剤、水性懸濁液剤などの投与形態で用いら
れる。又油性溶媒としては、中級脂肪酸のトリグ
リセライドエステル、コーン油、綿実油、落花生
油、魚肝油、油状エステルなどが用いられる。カ
カオ油、グリセリン等も好ましい。その他の成分
として乳糖、でんぷん、タルク、ステアリン酸マ
グネシウム、ソルビン酸、ソルビン酸の塩、糖又
はその誘導体、アルコール、生理食塩水、界面活
性剤、酸化防止剤等を本物質と併用し得る。 本物質は、単位投与形態の中に0.00002〜4重
量%、好ましくは0.0002〜1重量%含有し得る。
又、本物質は成人に対し1日当り0.1〜100000μ
g、好ましくは0.5〜10000μg投与する。 次に本物質の急性毒性を調べた結果を記す。 急性毒性: ICR系雄マウス(体重25±3g)10匹を用いて
本物質をエタノールに溶解し、エタノール濃度が
2%になるように中級脂肪酸のトリグリセライド
エステルに懸濁し、経口(p.o)投与した。投与
量は100mg/Kgである。投与後2週間中毒症状を
観察したが、10匹とも異常なく生存した。屠殺
後、血液生化学検査、解剖所見、病理組織学的検
索を行なつたが、2%エタノール含有中級脂肪酸
のトリグリセライドエステルのみを投与したコン
トロール群と何ら変わるところがなかつた。従つ
て、本物質の経口投与のLD50の値は100mg/Kg以
上であるので極めて安全なものといえる。 本物質の効果の一例を示すと、本発明者等は疼
痛を訴えている腎性骨異栄養症の患者に24R,25
−(OH)2−D3、10μgを連日2〜4週間経口投与
し、自他覚症状を観察した結果疼痛軽減効果を得
た。 本物質は腎性骨異栄養症等における疼痛軽減剤
として有効である。 更に、以下に実施例を例示して本発明の効果を
具体的に説明する。なお、実施例中で使用した
24R,25−(OH)2−D3の24位の光学異性体の構造
確認はTetrahedron Letters No.26,pp2203〜
2206,1975を参照して行なつた。 実施例 1 アルゴン・バブリング中で400W高圧水銀ラン
プで72時間照射して不純な反応性のパーオキシド
を消失せしめた中級脂肪酸のトリグリセライドエ
ステル1Kgに24R,25−(OH)2−D3 5mgを溶解
し、1カプセル中に24R,25−(OH)2−D3を0.5μ
g含有するように下記剤皮成分を加温溶解し軟カ
プセル製造機を用いて常法により軟カプセル剤を
作成した。 剤皮処方例 ゼラチン 10重量部 グリセリン 2重量部 防腐剤 0.05重量部 (エチルパラベン) チタンホワイト 0.2重量部 水 0.2重量部(最終) 同様にして1カプセル中に1μg、2μg、5μg
又は10μg含有するものをそれぞれ作成した。 実施例 2 5週令の雄または雌のICR系マウスに24R,25
−(OH)2−D3を1%エタノール含有パナセート
810に所定の濃度で溶解し、30日間連日、各々の
群にそれぞれ10,100,1000μg/Kg・日の投与
量で強制経口投与し、溶媒のみの群と下記の項目
を比較した結果を以下に示す。体重測定による成
長曲線によれば群間による体重変化の有意差は認
められなかつた。 下記の臓器については10%ホルマリンで固定
後、マトキシリン・エオシン染色を施し、病理組
織学的検索を行なつたが、特に異常は認められな
かつた。 脳、心、肺、肝、腎、副腎、脾、膵、甲状腺、
下垂体、胸腺、腸間膜リンパ、精巣、卵巣、子
宮、胃、小腸(空腸、回腸、十二指腸)、大腸
(結腸、盲腸)、眼球、顎下腺、膀胱、背部皮膚、
筋肉、胸骨、胸骨髄、大腿骨、大腿骨髄。
ロールを含有する疼痛軽減剤に関する。詳しくは
腎性骨異栄養症における疼痛軽減剤に関する。 腎疾患に合併する骨病変に腎性骨異栄養症
(ROD)が知られている。RODは組織学的に、
骨吸収の増加を示す線維性骨塩と石灰化障害に起
因する骨軟化症とに分けられるが、一般的にはこ
の2種類の骨病変が混在していることが多く、
RODの成因には多くの因子が関係していると云
われている。RODの骨痛は骨病変のどのタイプ
でも起り、潜在性に始まりゆつくりと進行する。
病変は胸廓、腰椎、股関節、膝関節、足などにみ
られ、体重負荷時、歩行時、寝返り時などに疼痛
が増加する。上述のように腎性骨異栄養症におけ
る疼痛が問題になつているが、現在安全で長期間
有効な治療法がなく、副作用の少ない長期投与可
能な薬剤の開発が待望されている。 本発明者等は、健康な人間の体内に存在する内
因性のもので安全性の証明されている物質につい
て鋭意研究した結果、24,25−ジヒドロキシコレ
カルシフエロール(以下、本物質又は24,25−
(OH)2−D3と略称する)が腎性骨異栄養症にお
ける疼痛軽減剤作用を有すること、即ち合併症に
著効であるとの知見を得て本発明に到達した。 本物質は24R,25−(OH)2−D3、24S,25−
(OH)2−D3又はこれらの混合物であつてもよい
が特に24R,25−(OH)2−D3であることが好まし
い。本発明の腎性骨異栄養症における疼痛軽減剤
は活性成分として上記本物質を含有する、下記に
示すごとき種々の製剤形態で用いられる。本発明
の腎性骨異栄養症における疼痛軽減剤は経口又は
非経口的経路で投与されるが、経口投与が好まし
い。 本物質を有効成分とする製剤は錠剤、散剤、顆
粒剤、坐剤、カプセル剤、アルコール溶液剤、油
性溶液剤、水性懸濁液剤などの投与形態で用いら
れる。又油性溶媒としては、中級脂肪酸のトリグ
リセライドエステル、コーン油、綿実油、落花生
油、魚肝油、油状エステルなどが用いられる。カ
カオ油、グリセリン等も好ましい。その他の成分
として乳糖、でんぷん、タルク、ステアリン酸マ
グネシウム、ソルビン酸、ソルビン酸の塩、糖又
はその誘導体、アルコール、生理食塩水、界面活
性剤、酸化防止剤等を本物質と併用し得る。 本物質は、単位投与形態の中に0.00002〜4重
量%、好ましくは0.0002〜1重量%含有し得る。
又、本物質は成人に対し1日当り0.1〜100000μ
g、好ましくは0.5〜10000μg投与する。 次に本物質の急性毒性を調べた結果を記す。 急性毒性: ICR系雄マウス(体重25±3g)10匹を用いて
本物質をエタノールに溶解し、エタノール濃度が
2%になるように中級脂肪酸のトリグリセライド
エステルに懸濁し、経口(p.o)投与した。投与
量は100mg/Kgである。投与後2週間中毒症状を
観察したが、10匹とも異常なく生存した。屠殺
後、血液生化学検査、解剖所見、病理組織学的検
索を行なつたが、2%エタノール含有中級脂肪酸
のトリグリセライドエステルのみを投与したコン
トロール群と何ら変わるところがなかつた。従つ
て、本物質の経口投与のLD50の値は100mg/Kg以
上であるので極めて安全なものといえる。 本物質の効果の一例を示すと、本発明者等は疼
痛を訴えている腎性骨異栄養症の患者に24R,25
−(OH)2−D3、10μgを連日2〜4週間経口投与
し、自他覚症状を観察した結果疼痛軽減効果を得
た。 本物質は腎性骨異栄養症等における疼痛軽減剤
として有効である。 更に、以下に実施例を例示して本発明の効果を
具体的に説明する。なお、実施例中で使用した
24R,25−(OH)2−D3の24位の光学異性体の構造
確認はTetrahedron Letters No.26,pp2203〜
2206,1975を参照して行なつた。 実施例 1 アルゴン・バブリング中で400W高圧水銀ラン
プで72時間照射して不純な反応性のパーオキシド
を消失せしめた中級脂肪酸のトリグリセライドエ
ステル1Kgに24R,25−(OH)2−D3 5mgを溶解
し、1カプセル中に24R,25−(OH)2−D3を0.5μ
g含有するように下記剤皮成分を加温溶解し軟カ
プセル製造機を用いて常法により軟カプセル剤を
作成した。 剤皮処方例 ゼラチン 10重量部 グリセリン 2重量部 防腐剤 0.05重量部 (エチルパラベン) チタンホワイト 0.2重量部 水 0.2重量部(最終) 同様にして1カプセル中に1μg、2μg、5μg
又は10μg含有するものをそれぞれ作成した。 実施例 2 5週令の雄または雌のICR系マウスに24R,25
−(OH)2−D3を1%エタノール含有パナセート
810に所定の濃度で溶解し、30日間連日、各々の
群にそれぞれ10,100,1000μg/Kg・日の投与
量で強制経口投与し、溶媒のみの群と下記の項目
を比較した結果を以下に示す。体重測定による成
長曲線によれば群間による体重変化の有意差は認
められなかつた。 下記の臓器については10%ホルマリンで固定
後、マトキシリン・エオシン染色を施し、病理組
織学的検索を行なつたが、特に異常は認められな
かつた。 脳、心、肺、肝、腎、副腎、脾、膵、甲状腺、
下垂体、胸腺、腸間膜リンパ、精巣、卵巣、子
宮、胃、小腸(空腸、回腸、十二指腸)、大腸
(結腸、盲腸)、眼球、顎下腺、膀胱、背部皮膚、
筋肉、胸骨、胸骨髄、大腿骨、大腿骨髄。
【表】
→:対照に比べ変化なし
↑:対照に比べ増加
↑:対照に比べ増加
【表】
↑:対照に比べ増加
【表】
↑:対照に比べ増加
【表】
↑:対照と比べて増加
実施例 3 骨痛を訴える透析歴1年以上の腎性骨異栄養症
の患者に24R,25−(OH)2−D3 10μgを連日2〜
4週間に渡り経口投与し、自他覚症状を観察した
結果、疼痛軽減効果を得た。
実施例 3 骨痛を訴える透析歴1年以上の腎性骨異栄養症
の患者に24R,25−(OH)2−D3 10μgを連日2〜
4週間に渡り経口投与し、自他覚症状を観察した
結果、疼痛軽減効果を得た。
【表】
↑↑ 著明に改善
↑ 改善
↑ 改善
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 24,25−ジヒドロキシコレカルシフエロール
を有効成分とする腎性骨異栄養症における疼痛軽
減剤。 2 24,25−ジヒドロキシコレカルシフエロール
が24R,25−ジヒドロキシコレカルシフエロール
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載の腎性骨異栄養症における疼痛軽減剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25219784A JPS61130225A (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 | 腎性骨異栄養症における疼痛軽減剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25219784A JPS61130225A (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 | 腎性骨異栄養症における疼痛軽減剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61130225A JPS61130225A (ja) | 1986-06-18 |
| JPH0372206B2 true JPH0372206B2 (ja) | 1991-11-18 |
Family
ID=17233850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25219784A Granted JPS61130225A (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 | 腎性骨異栄養症における疼痛軽減剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61130225A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07110809B2 (ja) * | 1987-11-18 | 1995-11-29 | 帝人株式会社 | 更年期障害の治療薬 |
| KR950000153A (ko) * | 1993-06-21 | 1995-01-03 | 아라끼 타다시 | 신성골이영양증(Renal Osteodystrophy)의 골질량감소 억제제 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55139320A (en) * | 1979-04-16 | 1980-10-31 | Teijin Ltd | Bone metabolism regulator |
| JPS58135812A (ja) * | 1982-02-08 | 1983-08-12 | Kureha Chem Ind Co Ltd | マグネシウム代謝調節剤 |
-
1984
- 1984-11-29 JP JP25219784A patent/JPS61130225A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61130225A (ja) | 1986-06-18 |
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