JPH0372564A - エンジンヘッドカバー用ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

エンジンヘッドカバー用ポリアミド樹脂組成物

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JPH0372564A
JPH0372564A JP8520690A JP8520690A JPH0372564A JP H0372564 A JPH0372564 A JP H0372564A JP 8520690 A JP8520690 A JP 8520690A JP 8520690 A JP8520690 A JP 8520690A JP H0372564 A JPH0372564 A JP H0372564A
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polyamide
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acid component
resin composition
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JP8520690A
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Yukio Yoshihara
吉原 幸雄
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、エンジンヘッドカバー用ポリアミド樹脂組成
物に関し、さらに詳しくは、引張強度、曲げ強度、耐熱
性、耐吸水性に優れるとともに、反りが小さく耐変形性
に優れたエンジンヘッドカバーを提供し得るようなエン
ジンヘッドカバー用ポリアミド樹脂組成物に関する。
発明の技術的背景 最近、自動車エンジンルーム内の部品は、軽量化、防錆
およびデザインの自由度などの面から部品のプラチック
化が著しく進んでいる。自動車工ンジンルーム内の部品
は、機械的強度と耐熱性に優れていることが要求される
ため、従来、ポリカプラミド(ナイロン6)、ポリヘキ
サメチレンアジパミド(ナイロン66)のガラス繊維強
化品が自動車エンジンルーム内の部品として用いられて
きた。
しかしながら、上記のようなガラス繊維強化品は、自動
車エンジンルーム内の部品として必ずしも満足できる性
能を有せず、たとえば耐水性が充分でないため、吸水に
よる寸法変化および吸水による物性の変化が生じ、しか
も射出成形後の製品の反りが大きくて耐変形性が充分で
ないという問題点があった。特に、エンジンヘッドカバ
ーは、広面積の平面部分を有し、箱でシール性が要求さ
れるため、反り(変形)が大きな問題となる。
ところで、従来のポリカプラミド(ナイロン6)、ある
いはポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)の
ガラス繊維強化品よりも機械的強度および耐熱性に優れ
たポリアミド組成物として、特開昭62−57458号
公報には、特定の芳香族系ポリアミドと特定のポリアミ
ドと充填剤とからなるポリアミド組成物が開示されてい
る。
しかしながら、このようなポリアミド組成物をもってし
ても、エンジンヘッドカバー用組成物としては、必ずし
も耐変形性が充分でない。
そこで、本発明者らは、上記のような問題点を解決すべ
く鋭意研究し、特定の芳香族ジカルボン酸成分単位が含
まれたジカルボン酸成分単位および特定のアルキレンジ
アミン成分単位からなる芳香族ポリアミドと、特定の相
対粘度[η、]を有する高分子量の線状ポリアミドと、
無機繊維とを特定割合で配合したポリアミド樹脂組成物
を用いて射出成形したところ、引張強度、曲げ強度、耐
熱性および耐水性に優れるとともに、反りが小さく耐変
形性に優れる射出成形品が得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、引張強度、曲げ強度、耐熱性
、耐水性に優れるとともに、耐変形性にも優れるエンジ
ンヘッドカバーが得られるようなエンジンヘッドカバー
用ポリアミド樹脂組成物を提供することを目的としてい
る。
発明の概要 本発明に係るエンジンヘッドカバー用ポリアミド樹脂組
成物は、テレフタル酸成分単位30〜100モル%およ
びテレフタル酸成分単位以外の芳香族ジカルボン酸成分
単位0〜40モル%および/または脂肪族ジカルボン酸
成分単位0〜70モル%とからなる芳香族ジカルボン酸
成分単位(a)(但し、ジカルボン酸成分単位の合計を
100モル%とする。)と、脂肪族アルキレンジアミン
成分単位および/または脂環族アルキレンジアミン成分
単位(b)とからなる芳香族ポリアミド(A);70〜
30重量部と、 一般式−CH−CONH−CH2−で表わされるアミド
結合を有し、かつ相対粘度[η ]が3.4以上である
線状ポリアミド(B);30〜70重量部 (ただし、成分(A)と成分(B)の合計重量は100
重量部とする)と、 無機繊維(C):芳香族ポリアミド(A)および線状ポ
リアミド(B)の合計重量100重量部に対して5〜2
00重量部 とからなることを特徴としている。
発明の詳細な説明 以下、本発明に係るエンジンヘッドカバー用ポリアミド
樹脂組成物について具体的に説明する。
本発明に係るエンジンヘッドカバー用ポリアミド樹脂組
成物は、芳香族ポリアミド(A)と、線状ポリアミド(
B)と、無機繊維(C)とから構成されている。
芳香族ポリアミド(A) 本発明で用いられる芳香族ポリアミド(A)は、テレフ
タル酸成分単位を主成分単位とする芳香族ジカルボン酸
成分単位(a)と、アルキレンジアミン成分単位(b)
とから構成されている。
この芳香族ポリアミド(A)は、濃硫酸中30℃の温度
で測定した極限粘度[η]が通常、0.5〜3.Odj
/g、好ましくは0.8〜1.5dl/gの範囲である
ことが望ましい。
上記のような芳香族ジカルボン酸成分単位(a)には、
テレフタル酸成分単位に加えて、その他の芳香族ジカル
ボン酸成分単位および/または脂肪族ジカルボン酸成分
単位が含まれていてもよい。
このようなその他の芳香族ジカルボン酸成分単位の具体
例としては、イソフタル酸、フタル酸、2−メチルテレ
フタル酸、ナフタリンジカルボン酸などから誘導される
成分単位が挙げられ、これらの内では、イソフタル酸成
分単位またはナフタリンジカルボン酸成分単位が好まし
く、特にイソフタル酸成分単位が好ましい。
なお、芳香族ジカルボン酸成分単位には、上記のテレフ
タル酸成分単位と、その他の芳香族ジカルボン酸成分単
位および/または脂肪族ジカルボン酸成分単位とに加え
て、少量のトリメリット酸、ピロメリット酸などの三塩
基性以上の多価カルボン酸から誘導される成分単位が含
まれていてもよい。
上記の芳香族ポリアミド(A)を構成する芳香族ジカル
ボン酸成分単位(a)には、全ジカルボン酸成分単位1
00モル中、テレフタル酸成分単位は、通常、30〜1
00モル%、テレフタル酸成分単位以外の芳香族ジカル
ボン酸成分単位は、通常、0〜40モル%の量で含まれ
ている。脂肪族ジカルボン酸成分単位は、テレフタル酸
成分単位以外の芳香族ジカルボン酸成分単位と共に、あ
るいは、テレフタル酸成分単位以外の芳香族ジカルボン
酸成分単位に代えて、通常、0〜70モル%の量で含ま
れている。
本発明で用いられる芳香族ポリアミド(A)は、上記の
ような芳香族ジカルボン酸成分単位(a)と、脂肪族ア
ルキレンジアミン成分単位および/または脂環族アルキ
レンジアミン成分単位(b)とから構成される。この脂
肪族アルキレンジアミン成分単位のうちでは、炭素数が
4〜25の直鎖状あるいは分枝を有する鎖状のアルキレ
ンジアミン成分単位が好ましく、さらに好ましくは炭素
数が6〜18の直鎖状あるいは分枝を有する鎖状のアル
キレンジアミン成分単位が望ましい。
このような脂肪族系ジアミン成分単位としては、具体的
には、たとえば1 .6−ジアミノヘキサン1 .7−ジアミノへブタン1 .8−ジアミノオクタン1 .9−ジアミノノナン、l、10−ジアミノデカン1.
11−ジアミノウンデカン1 、+2−ジアミノドデカン等の直鎖状アルキレンジアミ
ンから誘導される成分単位; および、 1.4−ジアミノ−1,1−ジメチルブタン、1.4−
ジアミノ−1−エチルブタン、1.4−ジアミノ−1,
2−ジメチルブタン、1.4−ジアミノ−1,3−ジメ
チルブタン1.4−ジアミノ−1,4−ジメチルブタン
1.4−ジアミノ−2,3−ジメチルブタン1.2−ジ
アミノ−1−ブチルエタン、 6−ジアミノ−2,5−ジメチルヘキサン1.6−ジア
ミノ−2,4−ジメチルヘキサン、1.6−ジアミノ−
3,3−ジメチルヘキサン、1、G−ジアミノ−2,2
−ジメチルヘキサン1.6−ジアミノ−2,2,4−ト
リメチルヘキサン1.6−ジアミノ−2,4,4−)リ
フチルヘキサン1.7−ジアミノ−2,3−ジメチルへ
ブタン1.7−ジアミノ−2,4−ジメチルへブタン1
.7−ジアミノ−2,5−ジメチルへブタン1.7−ジ
アミノ−2,2−ジメチルへブタン1.8−ジアミノ−
1,3−ジメチルオクタン1.8−ジアミノ−1,4−
ジメチルオクタン1.8−ジアミノ−2,4−ジメチル
オクタン1.8−ジアミノ−3,4−ジメチルオクタン
1.8−ジアミノ−4,5−ジメチルオクタン1.8−
ジアミノ−2,2−ジメチルオクタン、1.8−ジアミ
ノ−3,3−ジメチルオクタン、1.8−ジアミノ−4
,4−ジメチルオクタン、1.6−ジアミノ−2,4−
ジエチルヘキサン、1.9−ジアミノ−5−メチルノナ
ン等の分枝を有する鎖状のアルキレンジアミンから誘導
される成分単位を挙げることができる。
このような直鎖状あるいは分枝を有する鎖状のアルキレ
ンジアミン成分単位のうちでは、直鎖状のアルキレンジ
アミン成分単位が好ましく、とくに1.6−ジアミノヘ
キサン、1,8−ジアミノオクタン、110−ジアミノ
デカン、1.12−ジアミノドデカン等の直鎖状アルキ
レンジアミンのうちの1種あるいは2種以上の化合物か
ら誘導される成分単位が好ましく、さらに好ましくは、
1.10−ジアミノデカン成分単位が好ましい。
脂環族ジアミン成分単位は、通常、炭素原子数が6〜2
5程度であり、かつ少なくとも1個の脂環族炭化水素環
を含むジアミンから誘導される成分単位である。
このような脂譚族ジアミン成分単位としては、具体的に
は、たとえば、 13−ジアミノシクロヘキサン、 1.4−ジアミノシクロヘキサン、 1.3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1.4
−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、イソホロンジ
アミン、 ピペラジン、 2.5−ジメチルピペラジン、 ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(4−
アミノシクロヘキシル)プロパン、4.4′−ジアミノ
−3,3′−ジメチルジシクロヘキシルプロパン、 44′−ジアミノ−3,3′−ジメチルジシクロヘキシ
ルメタン、 4.4′−ジアミノ−3,3′−ジメチル−5,5′−
ジメチルジシクロヘキシルメタン、 4.4゛−ジアミノ−3,3゛−ジメチル−5,5゛−
ジメチルジシクロヘキシルプロパン、 α−α′−ビス(4−アミノシクロヘキシル)−p−ジ
イソプロピルベンゼン、 α−α′−ビス(4−アミノシクロヘキシル)1−ジイ
ソプロピルベンゼン、 α−α′−ビス(4−アミノシクロヘキシル)−,1,
4−シクロヘキサン、 α−α′−ビス(4−アミノシクロヘキシル)−1,3
−シクロヘキサンなどの脂環族ジアミンから誘導される
成分単位を挙げることができる。
これらの脂環族ジアミン成分単位のうちでは、ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロ
ヘキシル)メタン、4.4’−ジアミノ−3,3’−ジ
メチルジシクロヘキシルメタンが好ましく、特にビス(
4−アミノシクロヘキシル)メタン、1.3−ビス(ア
ミノシクロヘキシル)メタン、1.3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサン等の脂環族ジアミンから誘導され
る成分単位が好ましい。
上記のような芳香族ポリアミド(A)は、従来公知の種
々の方法により製造することができる。
たとえば、芳香族ジカルボン酸をハライドにし、直鎖脂
肪族アルキレンジアミンと均一溶液中で重縮合させる溶
液法、極性溶媒中に溶解した芳香族ジカルボン酸のハラ
イドと非極性溶媒中に溶解した直鎖脂肪族アルキレンジ
アミンとを界面で縮合させる界面法などによって芳香族
ポリアミド(A)を製造することができる。また、溶融
重合法あるいは固相重合法により、上記のような芳香族
ポリアミド(A)を製造することもできる。
本発明においては、芳香族ポリアミド(A)は、芳香族
ポリアミド(A)および線状ポリアミド(B)の合計重
量100重量部に対し、70〜30重量部、好ましくは
60〜40重量部の量で用いられる。
線状ポリアミド(B) 本発明で用いられる線状ポリアミド(B)は、一般式−
CH−CONH−CH2−で表わされるアミド結合を有
し、かつ相対粘度[η ]が「 3.4以上である高分子量のポリアミドである。
一般式−CH2−C0NH−CH2−で表わされるアミ
ド結合を有するポリアミドとしては、具体的には、ポリ
テトラメチレンアジパミド、ポリヘキサメチレンアジパ
ミド、ポリへキサメチレンスペラミド、ポリへキサメチ
レンセパカミド、ヘキサメチレンジアミンと1.10−
デカンジカルボン酸とのポリアミド、ポリカプラミド、
ポリウンデカンアミド、ポリドデカンアミド、ポリメタ
キシリレンアジパミドなどが挙げられる。これらの線状
ポリアミド(B)の内では、ポリヘキサメチレンアジパ
ミド、ポリカブラミドが好ましく用いられる。
本発明では、上記のような線状ポリアミドの内、下記の
方法により測定して求められる相対粘度[η ]が33
.4以上好ましくは3.4〜10、さらに好ましくは3
.6〜6.5の範囲内にある高分子量の線状ポリアミド
が用いられる。
上記、の相対粘度[η ]は、JIS K 6810に
準じ、ポリマー濃度1 g / 100 mlとして9
6%硫酸25℃で測定することによって求められる。
本発明においては、線状ポリアミド(B)は、芳香族ポ
リアミド(A)および線状ポリアミド(B)の合計重量
100重量部に対し、70〜30重量部、好ましくは4
0〜60重量部の量で用いられる。
上記のような高分子量の線状ポリアミド(B)を上記範
囲内の量で用いると、ポリアミド組成物から得られる成
形体の耐変形性が向上する。
無機繊維(C) 本発明で用いられる無機繊維(C)としては、具体的に
は、ガラス繊維、カーボン繊維、ホウ素繊維、セラミッ
ク繊維、石綿繊維、ステンレススチール繊維などの繊維
状の無機系化合物が挙げられる。
これらの無機繊維(C)の内では、ガラス繊維が好まし
く用いられる。
これらの無機繊維は、2種以上混合して使用することも
できる。また、これらの無機繊維をシランカップリング
剤あるいはチタンカップリング剤などで処理して使用す
ることもできる。
本発明で用いられる無機繊維(C)は、径が5〜15μ
m1好ましくは6〜13μmであり、長さが好ましくは
2〜10m1特に好ましくは3〜6+msである。
本発明においては、無機繊維(C)は、芳香族ポリアミ
ド(A)および線状ポリアミド(B)の合計重量100
重量部に対して5〜200重量部、好ましくは5〜15
0重量部、さらに好ましくは10〜100重量部の量で
用いられる。
このような無機繊維(C)を上記範囲内の量で用いると
、ポリアミド樹脂組成物から得られる成形体の引張強度
、曲げ強度、曲げ弾性率などの機械的特性、熱変形温度
などの耐熱特性、耐水性などの物理的化学的特性が向上
するとともに、耐変形性が向上する。
本発明に係るエンジンヘッドカバー用ポリアミド樹脂組
成物は、上記のように芳香族ポリアミド(A)と線状ポ
リアミド(B)と無機繊維(C)とを必須の構成成分と
するが、これらの必須成分の他に必要に応じて、無機充
填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光保護剤、耐熱安定
剤、亜燐酸塩安定剤、過酸化物分解剤、塩基性補助剤、
増核剤、可塑剤、潤滑剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料、
染料などを含んでいてもよい。
上記の無機充填剤としては、粉末状、粒状、板状、スト
ランド状、クロス状、マット状を有する種々の充填剤な
どを挙げることができ、具体的には、シリカ、アルミナ
、シリカアルミナ、タルク、ケイソウ土、クレー、カオ
リン、石英、ガラス、マイカ、グラファイト、二硫化モ
リブデン、セラコラ、ベンガラ、二酸化チタン、酸化亜
鉛、アルミニウム、銅、ステンレスなどの粉状、板状の
無機系化合物などが挙げられる。
これらの無機充填剤は、2種以上混合して使用すること
もできる。また、これらの無機充填剤をシランカップリ
ング剤あるいはチタンカップリング剤などで処理して使
用することもできる。
前記無機充填剤のうち、粉末状の無機充填剤としては、
具体的には、シリカ、シリカアルミナ、アルミナ、二酸
化チタン、グラファイト、二硫化モリブデン、ポリテト
ラフルオロエチレンなどを挙げることができ、特にグラ
ファイト、二硫化モリブデンまたはポリテトラフルオロ
エチレンを使用すると本発明に係るポリアミド樹脂組成
物から得られる成形体の動摩擦係数、テーパー摩耗、限
界Pv値などの耐摩耗性が向上するようになるので好ま
しい。
このような粉末状の無機充填剤の平均粒径は、通常、0
.1mμ〜200um、好ましくは1mμ〜100μm
の範囲にあることが望ましい。
平均粒径がこのような範囲にあると、ポリアミド樹脂組
成物の耐摩耗性が著しく向上してくるので好ましい。
このような粉末状の無機充填剤は、芳香族ポリアミド(
A)および線状ポリアミド(B)の合計重量100重量
部に対して、通常、200重量部以下の量で、好ましく
は150重量部以下の量で、特に好ましくは10〜10
0重量部の量で、含まれていることが望ましい。
本発明に係るエンジンヘッドカバー用ポリアミド樹脂組
成物は、前記ポリアミド樹脂組成物の各構成成分を溶融
状態に維持しながら充填剤を配合するなどの方法により
調製することができる。この際、押出機、ニーダ−など
を用いることができる。
上記のような本発明に係るエンジンヘッドカバー用ポリ
アミド樹脂組成物は、通常の溶融成形法、たとえば圧縮
成形法、射出成形法または押出し成形法などによって成
形することができる。
発明の効果 本発明に係るエンジンヘッドカバー用ポリアミド樹脂組
成物は、テレフタル酸成分単位を含有する芳香族ジカル
ボン酸成分単位(a)および特定のアルキレンジアミン
成分単位(b)からなる芳香族ポリアミド(A)と、特
定の相対粘度[η ]「 を有する高分子量の線状ポリアミド(−B)と、無機繊
維(C)とが特定割合で含んでなるので、成形時の流動
性が良く、この組成物を用いれば引張強度、曲げ強度、
耐熱性、耐水性に優れるとともに、耐変形性にも優れた
エンジンヘッドカバーが得られる。また、本発明に係る
ポリアミド樹脂組成物は、エンジンヘッドカバー以外で
も、箱状で平面部分の多い製品の反り改良として用いら
れる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 [芳香族ポリアミドの合tc] 1.6−ジアミノヘキサン254g (2,19M)、
テレフタル酸247g (1,49M) 、イソフタル
酸106g (0,64M)と触媒として次亜リン酸ナ
トリウム0.45g (4,25xlO’M)とイオン
交換水148 mlを1.Olの反応器に仕込み、窒素
置換後250℃、35kg/alで1時間反応を行なっ
た。反応終了後反応器より約10kg/d低く設定した
圧力の受器へ抜き出し、極限粘度[η]が0. 10 
 di/g (濃硫酸、30℃)のポリアミド545g
を得た。
次いで、このポリアミドを乾燥した後、二輪押出機を用
いてシリンダー設定温度330℃で溶融重合して極限粘
度[η]が1.ld//g(濃硫酸、30℃)の芳香族
ポリアミドを得た。
この芳香族ポリアミド中のテレフタル酸成分単位のモル
%は71%であり、融点は320℃であった。
[ポリアミド樹脂組成物の製造] 上記の芳香族ポリアミド60重量部と、相対粘度[η 
]6.0のポリカプラミド[ユニチカ製、ナイロン6 
A 11150140重量部とをタンブラ−でトライブ
レンドした後、ベント付二軸押出機[■池貝鉄鋼製、型
番PCM−45]を用いて径13μmのガラス繊維[日
東紡績■製、品番C5−6PA−4733]66重量部
をベント部より供給して320℃で造粒した。
このようにして得られたポリアミド樹脂組成物のペレッ
トを射出成形機[東芝機械製、l5−50)を用いて、
下記の条件で試験片を射出成形した。
[射出成形条件] シリンダー温度(℃): 290/300/300/300 射出圧力(kg/a1)  : 1次/2次霊1000/800 全型温度(Tl:):50 上記試験片について、引張特性、曲げ特性、耐熱性、耐
水性および耐変形性を下記の方法に従って評価した。
[評価方法] (1)引張特性 ASTM 0638に準じてASTMタイプ■の試験片
を用い、引張スピード20謹/分の条件で引張試験を行
なって引張強度を求める。
(2)曲げ特性 ASTM 0790に準じてサイズ3.2wX12.7
■X 127mmの試験片を用い、曲げ試験を行なって
曲げ強度と曲げ弾性率を求める。
(3)耐熱性 耐熱性の評価は熱変形温度で行なう。
熱変形温度は、ASTM−D−648に準じて、18.
6kg/−の曲げ応力を加えられたサイズ6.4mX1
2.7mX 127+mの試験片を毎分2℃で昇温させ
、たわみ量が0.254mmに到達した時の温度とする
(4)耐水性 耐水性の評価は吸水率で行なう。
吸水率は、ASTM−D−570に準じて、厚さ3.2
−の試験片を23℃水中に24時間放置して水分量を測
定し求める。
(5)耐変形性 耐変形性の評価は反りの程度をもって行なう。
反りの程度は、サイズ2mX130■×120閣の試験
片の2点を平板の上に接触させて平板と試験片との間の
最大高さを測定し、この最大高さをもって表わす。
評価結果を表1に示す。
実施例2 実施例1において、ポリカブラミドの代わりに、相対粘
度[η ]3.6のポリへキサメチレンアジパミド[宇
部興産製、ナイロン6621126B]を用いた以外は
、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂組成物さらに
は試験片を得、得られた試験片について上記物性を評価
した。
評価結果を表1に示す。
比較例1 実施例1において、芳香族ポリアミドの配合量を40重
量部とし、実施例1のポリカプラミド40重量部の代わ
りに、相対粘度[η ]2.1のポリカブラミド[ユニ
チカ製、ナイロン6A102011RL] 60重量部
を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹
脂組成物さらには試験片を得、得られた試験片について
上記物性を評価した。
評価結果を表1に示す。
表1 実施例3 実施例1において、相対粘度[η ]6.0の「 ポリカプラミド[ユニチカ製、ナイロン6、 A l0
50]の代わりに、相対粘度[η ]4.2のポリカブ
ラミド[ユニチカ製、ナイロン6 A 10451を用
いた以外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂組
成物さらには試験片を得、得られた試験片について上記
物性を評価した。
評価結果を表2に示す。
実施例4 実施例1において、芳香族ポリアミドおよびポリカプラ
ミドの配合量をそれぞれ40重量部、60重量部とした
以外は、実施例1と同様にしてポリアミド樹脂組成物さ
らには試験片を得、得られた試験片について上記物性を
評価した。
評価結果を表2に示す。
実施例5 実施例1において、芳香族ポリアミドの配合量を40重
量部とし、実施例1のポリカプラミド40重量部の代わ
りに、相対粘度[η ]3.6ノホリヘキサメチレンア
ジパミド[宇部興産製、ナイロン662026B] 6
0重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリ
アミド樹脂組成物さらには試験片を得、得られた試験片
について上記物性を評価した。
評価結果を表2に示す。
比較例2 実施例1において、ポリカプラミドの代わりに、相対粘
度[η ]2.50のポリへキサメチレン「 アジパミド[宇部興産製、ナイロン662015B]を
用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂
組成物さらには試験片を得、得られた試験片について上
記物性を評価した。
評価結果を表2に示す。
比較例3 実施例1において、芳香族ポリアミド60重量部および
ポリカプラミド40重量部の代わりに、相対粘度[η 
12.95のポリへキサメチレンアジパミド[宇部興産
製、ナイロン662020B]100重量部を用いた以
外は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂組成物さ
らには試験片を得、得られた試験片について上記物性を
評価した。
評価結果を表2に示す。
比較例4 実施例1において、芳香族ポリアミド60重量部および
ポリカプラミド40重量部の代わりに、相対粘度[η 
〕2.6のポリカプラミド[ユニ「 チカ製、ナイロン6 At(13011RL] 100
重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリア
ミド樹脂組成物さらには試験片を得、得られた試験片に
ついて上記物性を評価した。
評価結果を表2に示す。
実施例6 実施例1において用いられた芳香族ポリアミドに代えて
、下記の芳香族ポリアミドを用いた以外は、実施例1と
同様にして、ポリアミド樹脂組成物さらには試験片を得
、得られた試験片について上記物性を評価した。
評価結果を表2に示す。
1.6−ジアミノヘキサン255.6g (2,2M)
、テレフタル酸(TA)109.6g (0,66M)
、アジピン酸(AA)225.1g (1,54M)と
触媒として次亜リン酸ナトリウム0.47g(4,4X
I[1−3M )とイオン交換水146 mlを1.0
1の反応器に仕込み、窒素置換後250℃、35kg/
alfで1時間反応を行なった。反応終了後反応器より
約10kg/al低く設定した圧力の受器へ抜き出し、
極限粘度[η]が0.18d//g(濃硫酸、30℃)
のポリアミド510gを得た。
次いで、このポリアミドを乾燥した後、二軸押出機を用
いてシリンダー設定温度310℃で溶融重合して極限粘
度[η]が1.13dj/g (濃硫酸、30℃)の芳
香族ポリアミドを得た。
この芳香族ポリアミド中のテレフタル酸成分単位のモル
%は30%であり、融点は281℃であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)テレフタル酸成分単位30〜100モル%と、テレ
    フタル酸成分単位以外の芳香族ジカルボン酸成分単位0
    〜40モル%および/または脂肪族ジカルボン酸成分単
    位0〜70モル%とからなる芳香族ジカルボン酸成分単
    位(a)(但し、ジカルボン酸成分単位の合計を100
    モル%とする。)と、 脂肪族アルキレンジアミン成分単位および/または脂環
    族アルキレンジアミン成分単位(b)とからなる芳香族
    ポリアミド(A);70〜30重量部と、 一般式−CH_2−CONH−CH_2−で表わされる
    アミド結合を有し、かつ相対粘度[η_r]が3.4以
    上である線状ポリアミド(B);30〜70重量部 (ただし、成分(A)と成分(B)の合計重量は100
    重量部とする)と、 無機繊維(C);芳香族ポリアミド(A)および線状ポ
    リアミド(B)の合計重量100重量部に対して5〜2
    00重量部 とからなることを特徴とするエンジンヘッドカバー用ポ
    リアミド樹脂組成物。
JP8520690A 1989-05-12 1990-03-30 エンジンヘッドカバー用ポリアミド樹脂組成物 Pending JPH0372564A (ja)

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JP1-119076 1989-05-12
JP11907689 1989-05-12

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6136915A (en) * 1998-02-06 2000-10-24 Ube Industries, Ltd. Aromatic polyamide resin compositions
JP2009102154A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Fuji Xerox Co Ltd 記録材積載装置、画像形成システム、制御装置、およびプログラム
JP2012207090A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Toyobo Co Ltd 炭素長繊維強化ポリアミド樹脂複合材料
CN102804054A (zh) * 2009-06-17 2012-11-28 Jb资产有限公司 用于容纳监视装置的设备和包括该设备的监视单元
JP2013199834A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Fts:Kk 金属部材と合成樹脂部材の接合構造
KR20160075525A (ko) 2013-10-23 2016-06-29 아지노모토 가부시키가이샤 폴리아미드 화합물

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