JPH0375139B2 - - Google Patents

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JPH0375139B2
JPH0375139B2 JP62161277A JP16127787A JPH0375139B2 JP H0375139 B2 JPH0375139 B2 JP H0375139B2 JP 62161277 A JP62161277 A JP 62161277A JP 16127787 A JP16127787 A JP 16127787A JP H0375139 B2 JPH0375139 B2 JP H0375139B2
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soybeans
soymilk
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、充填豆腐の製造法に係り、長期間貯
蔵し食品に供することのできる充填豆腐(以下、
LL充填豆腐という。)の製造法に関する。 (従来の技術) 従来より、木綿豆腐、無菌豆腐、充填豆腐、レ
トルト豆腐等として種々の豆腐が知られており、
また種々の製造法が提案されている。 一例を挙げれば、特公昭59−21586号公報には、
木綿様豆腐の製造法について記載されており、
(以下、この方法を従来法という)、これは、「常
法によつて得られた豆乳を120℃以上の温度で殺
菌し、冷却し、これに凝固剤を添加し、カードを
形成せしめ、次いで遠心分離機で脱水してカード
の水分含有量を78〜90重量%に調整し、脱水した
カードを容器に充填し、密封し、加熱することに
より、木綿様豆腐を製造する方法」(特許請求の
範囲)である。 この従来法において、使用される豆乳は、常法
により製造されたものであつて、その固形分含量
は3〜12重量%に調整されたものであり(同公報
4欄26行)、また、保存性良好な豆腐を得るため、
この豆乳を高温殺菌すること、具体的には、120
〜128℃の温度で、6〜1秒間処理することが記
載されている(同公報5欄39〜42行)。 また、凝固剤として、二価金属塩の硫酸カルシ
ウム等を使用し、例えば二価金属塩を使用する場
合、その濃度は7〜35mMであり、その多、二価
金属塩と酸剤との併用についても記載されている
(同公報6欄12〜19行)。 (発明が解決しようとする課題) 上記従来法によれば、製品の原料となる豆乳
は、常法により得られた丸大豆の豆乳を用いてお
り、この豆乳中に、豆腐の腐敗の最大原因たる耐
熱性胚芽菌が100%包含されている。 従つて、この方法では、無菌の製品を製造する
ため、豆乳の状態で一次殺菌を行つているが、前
記公報第6頁の第3表に記載されるように、製造
直後は細菌数も少なく、風味等も良好と判定され
たものが、7日目以後細菌数が増加し、30日目の
ものは細菌数が格段に増加し、風味に欠けるもの
と判定されている。 そして、この方法は、他の市販豆腐等よりも保
存性の良好な豆腐が得られるものと理解できる
が、30日以上経過した豆腐は、味覚の劣化が激し
く、且つ、細菌数の増加による悪影響から、到底
食品として長期間保存可能のもの、例えば常温で
約半年、低温で1年間程度の長期間保存可能な豆
腐を得ることは、困難であつた。 また、従来より、豆腐製造工程における殺菌と
して、常法によつて得られた豆乳を120℃以上の
温度で一度のみ行なう、いわゆる一次殺菌法を採
用するものも存在するが、これでは、完全に殺菌
することが極めて困難であるばかりでなく、該豆
乳に凝固剤を添加し、容器に充填する砕、例えば
無菌室を準備して慎重に包装せざるを得ない等配
慮を必要とし、手間がかかり、また、このような
条件下では、複雑な設備が必要であるという欠点
を有していた。 更に、従来より、二次殺菌として、110℃以上
の高温水中で殺菌する方法も知られているが、こ
の二次殺菌法では、無菌豆腐を製造するため、高
温水中で長時間にわたつて殺菌処理をしなければ
ならず、その結果、製品がいわゆる「カツペン現
象」を起し、黒い豆腐ができ易いという欠点を有
していた。 本発明は、上記問題点の諸欠点を解消し、味覚
の劣化の殆どない、常温で約半年、低温で1年間
程度の長期間保存可能なLL充填豆腐を得ること
を目的とする。
【課題を解決するための手段】
そして、本発明は、前記問題点を解決し、上記
目的を達成するため、次の(a)〜(e)の工程からなる
LL充填豆腐の製造法である。 (a) 原料大豆を脱皮し、この脱皮大豆を10〜20℃
の低温水に5〜8時間浸漬する工程、 (b) 該大豆を磨砕、蒸煮、分離し、7〜13%濃度
の豆乳を得る工程、 (c) 該豆乳を脱気し、冷却する工程、 (d) 該豆乳に、該豆乳に対して0.14〜0.24重量%
のグルコノデルタラクトンと12度ボーメ換算で
0.02〜0.1重量%のにがりとを添加し、容器に
充填、密封する工程、 又は、該豆乳に、該豆乳に対して12度ボーメ
換算で0.8〜1.4重量%のにがりを添加し、容器
に充填、密封する工程、 (e) 該容器を110℃以上の高温水で30〜45分間加
熱し、殺菌、凝固する工程。 以下、本発明を各工程毎に詳細に説明する。 [(a)工程] 本発明は、まず、原料大豆を脱皮し、この脱皮
大豆を豆乳源として使用する。これは、豆腐の腐
敗の最大原因たる耐熱性芽胞菌を除去するためで
ある。 次に、豆乳を得る前工程として、該脱皮大豆を
浸漬処理し、膨潤させる。この浸漬処理条件とし
て、該脱皮大豆中の蛋白が溶出しないようにする
必要があり、このため、10〜20℃の低温水に5〜
8時間浸漬する。10℃未満で、しかも、5時間未
満では、大豆の膨潤が不十分であり、一方、20℃
以上で、しかも、8時間以上では、大豆中の蛋白
が溶出し、歩留まり、品質(風味)に悪影響を与
えるので、好ましくない。 本発明において、最適な浸漬処理は、15℃前後
の低温水を使用し、また、この浸漬室もこの低温
水と同様な15℃前後に空調した室とし、外的温度
変化による浸漬水への影響を排除し、そして、蛋
白の溶出が水面へのアワの発生により感知できる
ところから、このアワ発生直前(約7時間後)に
終了するのが好ましい。 [(b)工程、(c)工程] 次に、この脱皮大豆を磨砕、蒸煮、分離して豆
乳を製造する((b)工程)。 得られた豆乳は、約80℃であり、この高温の豆
乳を、(c)工程に示すように、脱気し、冷却する。 脱気は、通常の脱気槽を用い、豆乳中の気泡を
除去する。 また、冷却については、次の(d)工程で添加する
凝固剤により豆乳が凝固するのを防止するためで
あり、本発明において、1〜5℃に急冷するのが
好ましい。 [(d)工程] 次いで、この脱気した低温豆乳に、凝固剤とし
て、グルコノデルタラクトン及びにがりを添加す
る。 グルコノデルタラクトンの添加量は、豆乳に対
し0.14〜0.24重量%が好ましく、また、併用する
にがりは、12度ボーメ換算で同じく豆乳に対し
0.02〜0.1重量%が好ましい。 グルコノデルタラクトンの添加量が0.14重量%
未満で、また、併用するにがりの添加量が0.02重
量%未満の場合、後の(e)工程において、容器に充
填した豆乳を凝固させ難く、一方、グルコノデル
タラクトンの添加量が0.24重量%を越えると、ま
た、併用するにがりの添加量が0.1重量%を越え
ると、後の(e)工程での豆乳の凝固前に、該(d)工程
で凝固が始まるので、しかも、後記する悪影響が
生ずるので、いずれも好ましくない。 このグルコノデルタラクトン及びにがりは、豆
腐用凝固剤として知られており、そして、通常、
グルコノデルタラクトンの添加量は、豆乳に対し
0.3重量%程度であり、にがりでは、2重量%程
度である。 これに対して、本発明では、グルコノデルタラ
クトンの添加量は、従来のほぼ半量の0.14〜0.24
重量%であり、これによつて、グルコノデルタラ
クトンの添加による悪影響(豆腐表面が極めて滑
らかになり、プリン製品のような表面状を呈する
等の欠点)を防止することができる。 また、グルコノデルタラクトンと併用するにが
りの添加量も、本発明では、0.02〜0.1重量%と
小量であり、これによつて、にがりの添加による
悪影響(豆腐の甘味が増大し、また、日数を経る
にしたがつて、表面が荒くなる等の欠点)を防止
することができる。 本発明では、このように少量の凝固剤を用いる
が、この添加量であつても、次の(e)工程である
110℃以上の高温水で30〜45分間加熱することに
より、完全に凝固させることができるものであ
る。 また、本発明において、凝固剤として、グルコ
ノデルタラクトンを用いず、にがりを単独で使用
することもできるが、この場合のにがりの添加量
は、12度ボーメ換算で0.8〜1.4重量%である。 この添加量範囲の技術的意義は、上記と同様で
あるが、このにがり単独使用であつても、その添
加量は、従来のほぼ半量であり、この量であつて
も、次の(e)工程である110℃以上の高温水で30〜
45分間加熱することにより、完全に凝固させるこ
とができるものである。 なお、にがりとしては、海水から食塩を製造す
る際副産物として得られるものを使用するほう
が、入手容易の点から好ましいが、本発明は、特
にこれに限定するものではなく、他のMgCl2を主
成分とするものであれば、いずれも使用すること
ができる。 また、本発明において、12度ボーメのにがりを
用いる方が、これも入手容易の点から好ましい
が、本発明は、特にこれに限定するものではな
く、如何なるボーメのにがりをも使用することが
できる。 [(e)工程] 上記凝固剤を添加した後、容器に充填、密封し
((d)工程)、次いで、(e)工程に示すように、該容器
を110℃以上の高温水で30〜45分間加熱処理し、
完全殺菌、完全凝固させる。 (作用) 充填豆腐製品の優劣、質、味覚等は、豆乳の
量、濃度、温度、凝固剤の種類、量、加熱手段、
温度、時間、F値の取り方更には冷却の仕方等が
微妙に作用し合うものであるが、本発明は、前記
のとおりの構成((a)〜(e)の工程)としたので、こ
れらを完全にコントロールすることが可能とな
り、長期間保存可能な良質な充填豆腐を得ること
ができる。 即ち、本発明は、まず、原料大豆として脱皮大
豆を用いるものであり、これによつて、豆腐の腐
敗の最大原因たる耐熱性芽胞菌を除去することが
できる。 ところで、従来より脱皮大豆を使用することが
知られているが(特開昭60−149354号公報参照)、
本発明は、特に、脱皮大豆を原料とし((a)工程)、
かつ、凝固剤として、グルコノデルタラクトンと
にがり、又は、にがり単独を使用するが、その添
加量を従来のほぼ半量とし((d)工程)、更に、高
温水による加熱処理((e)工程)を採用するもので
あり、この各工程の組合せによつて、製品の優
劣、質、味覚等を完全にコントロールすることが
できる作用が生ずる。 通常、豆乳を100℃以上の高温で長時間加熱す
ると、豆腐の品質(風味等)を損ねるものであ
り、そのため、従来は、例えば120℃では数秒で
あり、また、45〜50分間加熱する場合であつて
も、80〜90℃と、100℃以下の加熱処理が採用さ
れているものであるが、本発明は、上記(a)〜(d)工
程を組合せにより、(e)工程の「110℃以上の高温
水で30〜56分間加熱処理」を採用しても、上記の
ような豆腐の品質(風味等)に影響を与えないも
のと考えられる。 そして、本発明は、常温で約半年、低温で一年
間程度の長時間保存しても、味覚の劣化が殆どな
いLL充填豆腐が得られる。 (実施例) 以下、本発明の実施例を挙げ、本発明を詳細に
説明する。 第1図は、本発明の一実施例の製造工程図であ
つて、1は原料、2〜13は、前記本発明の(a)〜
(e)工程を含む製造順工程、14は製品である。 原料(原料大豆)1として、丸大豆を使用し、
これを脱皮機により完全に脱皮させた後(第1工
程2)、この完全脱皮大豆を、15℃に空調した室
内で、15℃の低温水に5〜8時間浸漬する(第2
工程3)。 この膨潤大豆を磨砕し(第3工程4)、得られ
た呉(ゴ)を煮釜で100℃に加熱し(第4工程
5)、続いて、5〜10分間小量の蒸気で蒸すよう
に追炊きし、煮込む(第5工程6)。 次に、これを分離機にかけ、おからと豆乳に分
離する(第6工程7)。得られた豆乳の濃度は、
11.5%であり、温度は80℃であつた。 この高温豆乳を直ちに脱気槽に収納し、脱気し
た後(第7工程8)、冷却機により1〜5℃に急
冷却する(第8工程9)。 この低温豆乳10に、凝固剤として、グルコノ
デルタラクトン15g(豆乳重量に対し0.15重量
%)及び12度ボーメのにがり5g(豆乳重量に対
し0.05重量%)を添加撹拌する(第9工程10)。
又は、グルコノデルタラクトンを用いず、12度ボ
ーメのにがりを豆乳重量に対し0.8〜1.4重量%添
加することもできる(第9工程10)。 次に、250g入りPP容器(113m/m×75m/
m×35m/m)に上記凝固剤を含んだ豆乳を充填
密封する(第10工程11)。 この充填密封容器を殺菌機に入れ、豆乳を120
℃の高温水中で35〜45分間加熱し、F値7まで上
げ、殺菌と同時に凝固させ(第11工程12)、次
に、この殺菌機内で40℃まで冷却した後(第12工
程13)、殺菌機内より取り出し、製品14のLL
充填豆腐を得た。 得られたLL充填豆腐は、分析試験の結果、無
菌状態であり、極めて良好であつた。 (発明の効果) 本発明は、以上詳記したとおり、(a)〜(e)工程を
含むLL充填豆腐の製造法であり、この各工程の
組合せによつて、製品の優劣、質、味覚等を完全
にコントロールすることができ、味覚の劣化が殆
ど生じない製品が得られ、しかも、常温で約半
年、低温で一年間程度の長時間保存可能なLL充
填豆腐が得られる顕著な効果が生ずる。 そして、本発明により、如何なる地域にも常温
又は低温で運搬し、例えば国内のみならず国外の
需要先に健康食品を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の製造工程図であ
る。 1……原料、2……第1工程、3……第2工
程、4……第3工程、5……第4工程、6……第
5工程、7……第6工程、8……第7工程、9…
…第8工程、10……第9工程、11……第10工
程、12……第11工程、13……第12工程、14
……製品。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 原料大豆を脱皮し、この脱皮大豆を10〜
    20℃の低温水に5〜8時間浸漬する工程、 (b) 該大豆を磨砕、蒸煮、分離し、7〜13%濃度
    の豆乳を得る工程、 (c) 該豆乳を脱気し、冷却する工程、 (d) 該豆乳に、該豆乳に対して0.14〜0.24重量%
    のグルコノデルタラクトンと12度ボーメ換算で
    0.02〜0.1重量%のにがりとを添加し、容器に
    充填、密封する工程、 (e) 該容器を110℃以上の高温水で30〜45分間加
    熱し、殺菌、凝固する工程、 を含むことを特徴とするLL充填豆腐の製造法。 2 (a) 原料大豆を脱皮し、この脱皮大豆を10〜
    20℃の低温水に5〜8時間浸漬する工程、 (b) 該大豆を磨砕、蒸煮、分離し、7〜13%濃度
    の豆乳を得る工程、 (c) 該豆乳を脱気し、冷却する工程、 (d) 該豆乳に、該豆乳に対して12度ボーメ換算で
    0.8〜1.4重量%のにがりを添加し、容器に充
    填、密封する工程、 (e) 該容器を110℃以上の高温水で30〜45分間加
    熱し、殺菌、凝固する工程、 を含むことを特徴とするLL充填豆腐の製造法。
JP62161277A 1987-06-30 1987-06-30 Production of ll packed bean curd Granted JPS645468A (en)

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JP62161277A JPS645468A (en) 1987-06-30 1987-06-30 Production of ll packed bean curd

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JPS645468A JPS645468A (en) 1989-01-10
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090136634A1 (en) * 2005-12-26 2009-05-28 Morinaga Milk Industry Co., Ltd. Seasoned tofu and method of producing the same

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JPS645468A (en) 1989-01-10

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