JPH0375289B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0375289B2 JPH0375289B2 JP57057892A JP5789282A JPH0375289B2 JP H0375289 B2 JPH0375289 B2 JP H0375289B2 JP 57057892 A JP57057892 A JP 57057892A JP 5789282 A JP5789282 A JP 5789282A JP H0375289 B2 JPH0375289 B2 JP H0375289B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire electrode
- wire
- cutting
- roller
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H7/00—Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
- B23H7/02—Wire-cutting
- B23H7/08—Wire electrodes
- B23H7/10—Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ワイヤカツト放電加工装置における
ワイヤ電極(以下、ワイヤと称する。)自動供給
方法において、ワイヤ自動供給中にトラブルから
くる供給の失敗を検出して、再度ワイヤ自動供給
をやり直し、成功に結びつける方法に関するもの
である。
ワイヤ電極(以下、ワイヤと称する。)自動供給
方法において、ワイヤ自動供給中にトラブルから
くる供給の失敗を検出して、再度ワイヤ自動供給
をやり直し、成功に結びつける方法に関するもの
である。
まず、第1図に基づき従来のワイヤ自動供給装
置についてその構成を説明する。
置についてその構成を説明する。
図において1はワイヤ供給リールで、トルクモ
ータ(図示せず)に連結されていて、ワイヤ電極
2がたるまない程度のブレーキ力を得るために逆
転トルクがかかるようになつている。3はブレー
キローラで、電磁ブレーキ(図示せず)と連結さ
れている。4は押えローラで、バネ力により、ブ
レーキローラ3に押し付けられている。上記ワイ
ヤ電極2は、これらブレーキローラ3と押えロー
ラ4の間にはさまれていて、すべることなく一定
の張力がかけられる。5は方向変換ローラ、6は
位置決め用ダイスであり、内径は、ワイヤ電極2
の直径よりやや大きめになつている。7はワイヤ
送り用ピンチローラ、8はワイヤ送り用押えロー
ラである。上記ローラ7はワイヤ自動供給中の
み、昇降板9に取り付けられたピンチローラ用モ
ータ10によつて回転させられる。又、ローラ8
はバネ力により上記ローラ7に押し付けられてお
り、ワイヤ自動供給中は、ワイヤ電極2はローラ
7,8の間にはさまれ、すべることなく図中下方
に送給されるようになつている。位置決め用ダイ
ス6により、ワイヤ電極2はローラ7,8の間か
ら外れることはない。
ータ(図示せず)に連結されていて、ワイヤ電極
2がたるまない程度のブレーキ力を得るために逆
転トルクがかかるようになつている。3はブレー
キローラで、電磁ブレーキ(図示せず)と連結さ
れている。4は押えローラで、バネ力により、ブ
レーキローラ3に押し付けられている。上記ワイ
ヤ電極2は、これらブレーキローラ3と押えロー
ラ4の間にはさまれていて、すべることなく一定
の張力がかけられる。5は方向変換ローラ、6は
位置決め用ダイスであり、内径は、ワイヤ電極2
の直径よりやや大きめになつている。7はワイヤ
送り用ピンチローラ、8はワイヤ送り用押えロー
ラである。上記ローラ7はワイヤ自動供給中の
み、昇降板9に取り付けられたピンチローラ用モ
ータ10によつて回転させられる。又、ローラ8
はバネ力により上記ローラ7に押し付けられてお
り、ワイヤ自動供給中は、ワイヤ電極2はローラ
7,8の間にはさまれ、すべることなく図中下方
に送給されるようになつている。位置決め用ダイ
ス6により、ワイヤ電極2はローラ7,8の間か
ら外れることはない。
昇降板9の昇降は、昇降用モータ11とカツプ
リング12により結合した、ボールネジ13の回
転により行なわれる。上記昇降板9の図において
裏側には、ボールネジ13の回転を上下の直線運
動に変換するためのボールナツトが取り付けられ
ている。このボールネジ13は昇降ガイド14に
取り付けられたモーター取付部15で一端を支持
され、他端は軸受16で支持されていて、両端支
持方式になつている。なお、上記昇降板9は昇降
ガイド14により昇降が支持されているので正確
な上下直線運動ができる。
リング12により結合した、ボールネジ13の回
転により行なわれる。上記昇降板9の図において
裏側には、ボールネジ13の回転を上下の直線運
動に変換するためのボールナツトが取り付けられ
ている。このボールネジ13は昇降ガイド14に
取り付けられたモーター取付部15で一端を支持
され、他端は軸受16で支持されていて、両端支
持方式になつている。なお、上記昇降板9は昇降
ガイド14により昇降が支持されているので正確
な上下直線運動ができる。
また、昇降板9には、パイプガイド17がガイ
ド固定板18を介して固定されている。このパイ
プガイド17は昇降板9の昇降に伴つて昇降する
ので、ぶれを防止するために軸受19により支持
されている。さらにパイプガイド17の先端には
ワイヤ電極2を支持するためのダイスガイド20
が取り付けられている。なお、軸受16,19、
昇降ガイド14は固定板21に取り付けられてい
る。
ド固定板18を介して固定されている。このパイ
プガイド17は昇降板9の昇降に伴つて昇降する
ので、ぶれを防止するために軸受19により支持
されている。さらにパイプガイド17の先端には
ワイヤ電極2を支持するためのダイスガイド20
が取り付けられている。なお、軸受16,19、
昇降ガイド14は固定板21に取り付けられてい
る。
次に22は切断用モーター、23はアーム回転
用モーターであり、両者共、箱24に固定されて
いる。25はワイヤ切断部、26は切断アーム、
27はワイヤ切断後のワイヤ切屑を捨てるための
受皿である。そして上記切断装置24及び受皿2
7は、固定板21に取り付けられている。なお、
切断装置24及びワイヤ切断部25についての詳
細は後述することにする。
用モーターであり、両者共、箱24に固定されて
いる。25はワイヤ切断部、26は切断アーム、
27はワイヤ切断後のワイヤ切屑を捨てるための
受皿である。そして上記切断装置24及び受皿2
7は、固定板21に取り付けられている。なお、
切断装置24及びワイヤ切断部25についての詳
細は後述することにする。
パイプガイド17は、加工中、基準V溝板28
に対して押し付け板29により押し付けられ固定
されている。この基準V溝板28は上記パイプガ
イド17がはまるようにV溝面で受けていて位置
が決まるようになつている。なお基準V溝板28
は、常時、箱30に固定されており、箱30は固
定板21に取り付けられている。又、箱30に
は、加工液31を噴流し加工部32へ供給するた
めのノズル33が取り付けられている。
に対して押し付け板29により押し付けられ固定
されている。この基準V溝板28は上記パイプガ
イド17がはまるようにV溝面で受けていて位置
が決まるようになつている。なお基準V溝板28
は、常時、箱30に固定されており、箱30は固
定板21に取り付けられている。又、箱30に
は、加工液31を噴流し加工部32へ供給するた
めのノズル33が取り付けられている。
また、パイプガイド17には、図のように3ケ
所の切欠きがあり、加工中、この切欠部に給電ピ
ン34,35があり、ワイヤ電極2と3点接触し
ていて、ここから電力を供給する。給電ピン34
は移動板36に固定されており、パイプガイド1
7が昇降する場合は、図中右へ移動して接触しな
いようにする。同様に、給電ピン35は移動板3
7に固定されており、押し付け板29と共に図中
左へ移動するようになつている。38は被加工
物、39はテーブルである。
所の切欠きがあり、加工中、この切欠部に給電ピ
ン34,35があり、ワイヤ電極2と3点接触し
ていて、ここから電力を供給する。給電ピン34
は移動板36に固定されており、パイプガイド1
7が昇降する場合は、図中右へ移動して接触しな
いようにする。同様に、給電ピン35は移動板3
7に固定されており、押し付け板29と共に図中
左へ移動するようになつている。38は被加工
物、39はテーブルである。
次に、40は下部のダイスガイド、41は下部
の給電ダイスである。両者共、箱42に固定され
ると共に、下部アーム43に取り付けられてい
る。箱42には、加工液31を噴流し加工部32
へ供給するためのノズル78が取り付けられてお
り、またワイヤ電極2を案内するための案内ノズ
ル44が取り付けられている。
の給電ダイスである。両者共、箱42に固定され
ると共に、下部アーム43に取り付けられてい
る。箱42には、加工液31を噴流し加工部32
へ供給するためのノズル78が取り付けられてお
り、またワイヤ電極2を案内するための案内ノズ
ル44が取り付けられている。
上記案内ノズル44を通つたワイヤ電極2は、
ベルトローラー45,46に張られた下部ベルト
47と下部ローラー48との間にはさまれて進行
し、ラツパ管49へと導かれる。その後、ワイヤ
電極2は、回収パイプ50を通り抜け、回収ロー
ラー51,52に張られた回収ベルト53と回収
ローラー54との間にはさまれて進行し、回収箱
55へと導かれ、図のようにワイヤ電極2は円を
描いて捨てられる。なお、ワイヤ電極2の送り速
度は、回収ローラー54の図において裏に取り付
けられた減速ギヤー付モーターの回転により可変
であり、さらに回収ローラー54と下部ローラー
48は裏側でベルト伝達になつている。しかも、
上記両者のローラー48,54は、同一の直径な
ので、同期回転している。そこで、ワイヤ電極2
は、下部ローラー48部による摩擦力と回収ロー
ラー54部によるそれにより、すべることなく引
張られて、回収箱55へと回収される。
ベルトローラー45,46に張られた下部ベルト
47と下部ローラー48との間にはさまれて進行
し、ラツパ管49へと導かれる。その後、ワイヤ
電極2は、回収パイプ50を通り抜け、回収ロー
ラー51,52に張られた回収ベルト53と回収
ローラー54との間にはさまれて進行し、回収箱
55へと導かれ、図のようにワイヤ電極2は円を
描いて捨てられる。なお、ワイヤ電極2の送り速
度は、回収ローラー54の図において裏に取り付
けられた減速ギヤー付モーターの回転により可変
であり、さらに回収ローラー54と下部ローラー
48は裏側でベルト伝達になつている。しかも、
上記両者のローラー48,54は、同一の直径な
ので、同期回転している。そこで、ワイヤ電極2
は、下部ローラー48部による摩擦力と回収ロー
ラー54部によるそれにより、すべることなく引
張られて、回収箱55へと回収される。
次にワイヤ電極2を切断する装置22,23,
24,25,26の構成を第2図を用いて説明す
ることにする。
24,25,26の構成を第2図を用いて説明す
ることにする。
56は、ワイヤ電極2を切断するためのカツタ
ーであり、ネジ57により、移動棒58に固定さ
れている。移動棒58の先端には、ワイヤ電極2
を切断する際に動かぬように支持する支持棒59
が固定されており、接触部にはゴム60が接着さ
れていて、すべりを防止している。また、61は
切断受板で、ネジ62により、切断アーム26に
固定されている。上記切断受板61には、ゴム6
4が接着されていて、すべりを防止している。ワ
イヤ電極2を切断するときは、切断受板61とカ
ツター56との間で、移動棒58が図中左方向へ
移動することにより、切断され、同時にゴム60
及び64の間で支持される。移動棒58の図中右
端にはネジが切られていて、圧縮バネ65を入れ
込んだ後、止めナツト66がネジ込まれ固定され
ている。移動棒58の左右移動は、偏心カム67
の半回転動作により行なわれる。図は、偏心カム
67が最右端にある場合で、移動棒58も圧縮バ
ネ65の復元力により右端にある。逆に、ワイヤ
電極を切断するときは、偏心カム67が半回転し
て最左端の位置となるので、移動棒58及び止め
ナツト66は左端に位置して、カツター56と切
断受板61との間で切断される。
ーであり、ネジ57により、移動棒58に固定さ
れている。移動棒58の先端には、ワイヤ電極2
を切断する際に動かぬように支持する支持棒59
が固定されており、接触部にはゴム60が接着さ
れていて、すべりを防止している。また、61は
切断受板で、ネジ62により、切断アーム26に
固定されている。上記切断受板61には、ゴム6
4が接着されていて、すべりを防止している。ワ
イヤ電極2を切断するときは、切断受板61とカ
ツター56との間で、移動棒58が図中左方向へ
移動することにより、切断され、同時にゴム60
及び64の間で支持される。移動棒58の図中右
端にはネジが切られていて、圧縮バネ65を入れ
込んだ後、止めナツト66がネジ込まれ固定され
ている。移動棒58の左右移動は、偏心カム67
の半回転動作により行なわれる。図は、偏心カム
67が最右端にある場合で、移動棒58も圧縮バ
ネ65の復元力により右端にある。逆に、ワイヤ
電極を切断するときは、偏心カム67が半回転し
て最左端の位置となるので、移動棒58及び止め
ナツト66は左端に位置して、カツター56と切
断受板61との間で切断される。
次に切断アーム26の回転を説明する。
箱24に取り付けられたアーム回転用モーター
23が回転すると、その軸に取り付けてある歯車
69により歯車70が回転する。歯車70は、ア
ーム回転棒71に固定されていて、さらに切断ア
ーム26が連結されている。アーム回転棒71は
軸受72,73によつて支持されている。しかる
に、アーム回転用モーター23がほぼ半回転する
ことにより、切断アーム26は、図中180°反対側
へ回転して止まる。図の位置と180°反対側の位置
はリミツトスイツチ等で検出することにより、決
められるようになつている。
23が回転すると、その軸に取り付けてある歯車
69により歯車70が回転する。歯車70は、ア
ーム回転棒71に固定されていて、さらに切断ア
ーム26が連結されている。アーム回転棒71は
軸受72,73によつて支持されている。しかる
に、アーム回転用モーター23がほぼ半回転する
ことにより、切断アーム26は、図中180°反対側
へ回転して止まる。図の位置と180°反対側の位置
はリミツトスイツチ等で検出することにより、決
められるようになつている。
次に、偏心カム67の回転を説明する。
アーム回転棒71の中心側には、図中断面部分
でもわかるように偏心カム回転棒74が挿入され
ており、回転自在となつている。偏心カム回転棒
74の下端に偏心カム67が固定されており、軸
受75によりなめらかに回転できる。また上端に
は、カツプリング76を介して切断用モーター2
2と連結されている。そこで、切断アーム26を
180°反対側に位置させるためにアーム回転用モー
ター23が回転するとき、同時に切断用モーター
22も起動をかけて180°回転させる。これにより
図中、偏心カム67と止めナツト66との関係は
変わらないので、ワイヤ電極2はカツター56と
切断受板61の間に位置するわけである。その
後、切断用モーター22のみをさらに180°回転さ
せることにより、移動棒58が切断受板61の方
向に移動して、前述したようにワイヤ電極2を切
断することができる。その後は、アーム回転用モ
ータ23を逆に180°回転するとき、同時に切断用
モーター22も起動することにより、図の位置に
戻り、移動棒58は最左端の位置にある。そして
切断用モーター23を逆に180°回転することによ
り、図の状態に戻すことができるわけである。
でもわかるように偏心カム回転棒74が挿入され
ており、回転自在となつている。偏心カム回転棒
74の下端に偏心カム67が固定されており、軸
受75によりなめらかに回転できる。また上端に
は、カツプリング76を介して切断用モーター2
2と連結されている。そこで、切断アーム26を
180°反対側に位置させるためにアーム回転用モー
ター23が回転するとき、同時に切断用モーター
22も起動をかけて180°回転させる。これにより
図中、偏心カム67と止めナツト66との関係は
変わらないので、ワイヤ電極2はカツター56と
切断受板61の間に位置するわけである。その
後、切断用モーター22のみをさらに180°回転さ
せることにより、移動棒58が切断受板61の方
向に移動して、前述したようにワイヤ電極2を切
断することができる。その後は、アーム回転用モ
ータ23を逆に180°回転するとき、同時に切断用
モーター22も起動することにより、図の位置に
戻り、移動棒58は最左端の位置にある。そして
切断用モーター23を逆に180°回転することによ
り、図の状態に戻すことができるわけである。
次に第3図においてワイヤ電極2を切断する動
作について説明する。
作について説明する。
まず第3図aは、ワイヤ電極2が被加工物38
の加工開始穴77に通つている状態を初期設定
し、切断動作に入る場合である。すなわち、第1
図が初期設定した状態である。まず、パイプガイ
ド17が図中矢印方向に上昇するために給電ピン
34,35が取り付けられている移動板36,3
7及び移動板37が取り付けられている押し付け
板29が図中矢印方向へ移動する。
の加工開始穴77に通つている状態を初期設定
し、切断動作に入る場合である。すなわち、第1
図が初期設定した状態である。まず、パイプガイ
ド17が図中矢印方向に上昇するために給電ピン
34,35が取り付けられている移動板36,3
7及び移動板37が取り付けられている押し付け
板29が図中矢印方向へ移動する。
なお、パイプガイド17は、ある決められた位
置まで上昇し停止する。
置まで上昇し停止する。
このとき、第1図で述べたように、ワイヤ送り
用ピンチローラ7及びワイヤ送り用押えローラ8
はパイプガイド17と一体で上昇し停止すると共
に、図の矢印の如くから回りをするようになつて
いる。
用ピンチローラ7及びワイヤ送り用押えローラ8
はパイプガイド17と一体で上昇し停止すると共
に、図の矢印の如くから回りをするようになつて
いる。
基準V溝板28は、常に固定されていて、パイ
プガイド17が昇降する場合は、こすつていくわ
けである。なおノズル33は常に固定である。ダ
イスガイド20は、パイプガイド17が上昇する
とき、ワイヤ電極2をこすつていく程度のクリア
ランスを有している。a図のダイスガイド20の
下端位置を切断位置と呼ぶことにする。
プガイド17が昇降する場合は、こすつていくわ
けである。なおノズル33は常に固定である。ダ
イスガイド20は、パイプガイド17が上昇する
とき、ワイヤ電極2をこすつていく程度のクリア
ランスを有している。a図のダイスガイド20の
下端位置を切断位置と呼ぶことにする。
次に第3図bでは、切断位置にまで、切断アー
ム26を180°回転して持つてきた状態を示してい
る。これにより、切断部25にワイヤ電極2が位
置決めされたことになる。切断用モーター22ア
ーム回転用モーター23の動作は、第2図で述べ
た通りである。ワイヤ送り用ピンチローラ7及び
ワイヤ送り用押えローラ8はこのとき停止してい
る。しかもピンチローラ7には、第3図aの矢印
方向と反対方向には回転しないようにワンウエイ
クラツチ(図示せず)が取り付けられている。
ム26を180°回転して持つてきた状態を示してい
る。これにより、切断部25にワイヤ電極2が位
置決めされたことになる。切断用モーター22ア
ーム回転用モーター23の動作は、第2図で述べ
た通りである。ワイヤ送り用ピンチローラ7及び
ワイヤ送り用押えローラ8はこのとき停止してい
る。しかもピンチローラ7には、第3図aの矢印
方向と反対方向には回転しないようにワンウエイ
クラツチ(図示せず)が取り付けられている。
次に第3図cでは、ワイヤ電極2を実際に切断
した後の状態を示している。すなわち、第2図で
述べたように切断後、切断アーム26は逆に180°
回転して元に戻つている。そして切断後のワイヤ
電極2の下方の部分は第2図で述べたように切断
用モーター22がさらに180°回転したことを検出
して、第1図の回収ローラ54が回転を始めるの
で、回収箱55へと回収される。
した後の状態を示している。すなわち、第2図で
述べたように切断後、切断アーム26は逆に180°
回転して元に戻つている。そして切断後のワイヤ
電極2の下方の部分は第2図で述べたように切断
用モーター22がさらに180°回転したことを検出
して、第1図の回収ローラ54が回転を始めるの
で、回収箱55へと回収される。
次に第3図dは、ワイヤ電極2を実際に切断完
了した状態を示している。すなわち第3図cの状
態完了後は、第3図dの状態になるまでパイプガ
イド17が下降する。この状態は、第3図aの初
期状態で移動板36,37が移動したままの状態
であり、これで、パイプガイド17の位置は第1
図と同じ位置である。このときのダイスガイド2
0の下端を定位置と呼ぶことにする。
了した状態を示している。すなわち第3図cの状
態完了後は、第3図dの状態になるまでパイプガ
イド17が下降する。この状態は、第3図aの初
期状態で移動板36,37が移動したままの状態
であり、これで、パイプガイド17の位置は第1
図と同じ位置である。このときのダイスガイド2
0の下端を定位置と呼ぶことにする。
なお、パイプガイド17の下降中は、ワイヤ電
極2は、ワイヤ送り用ピンチローラ7とワイヤ送
り用押えローラ8との間ではさまれているので、
しかもピンチローラ7にはワンウエイクラツチが
取り付けられていて、逆転しないのでダイスガイ
ド20の先端から抜けて上方に出てしまうことは
ない。第3図dの状態を以つて切断完了とする
なお第3図a〜dの切断動作中は、第1図のブレ
ーキローラ3に連結された電磁ブレーキのブレー
キ力は極端に弱められている。
極2は、ワイヤ送り用ピンチローラ7とワイヤ送
り用押えローラ8との間ではさまれているので、
しかもピンチローラ7にはワンウエイクラツチが
取り付けられていて、逆転しないのでダイスガイ
ド20の先端から抜けて上方に出てしまうことは
ない。第3図dの状態を以つて切断完了とする
なお第3図a〜dの切断動作中は、第1図のブレ
ーキローラ3に連結された電磁ブレーキのブレー
キ力は極端に弱められている。
次に第4図において、ワイヤ電極2を加工開始
穴及び下部ダイスガイドへと通す挿入動作につい
て説明する。
穴及び下部ダイスガイドへと通す挿入動作につい
て説明する。
ここでは、ワイヤ電極を加工開始穴次に下部ダ
イスガイドへと通し、第1図の回収箱55へと送
るまでをワイヤ電極2の挿入動作と呼ぶことにす
る。まず、第4図aの状態が、ワイヤ挿入動作の
初期状態である。これは、第3図の切断動作の最
終状態と同じ状態である。すなわち、上部ダイス
ガイド20及び加工開始穴77及び下部ダイスガ
イド40は鉛直方向に整列した状態にあるわけで
ある。
イスガイドへと通し、第1図の回収箱55へと送
るまでをワイヤ電極2の挿入動作と呼ぶことにす
る。まず、第4図aの状態が、ワイヤ挿入動作の
初期状態である。これは、第3図の切断動作の最
終状態と同じ状態である。すなわち、上部ダイス
ガイド20及び加工開始穴77及び下部ダイスガ
イド40は鉛直方向に整列した状態にあるわけで
ある。
次に、第4図bで示されるように、パイプガイ
ド17を下降させて、これを加工開始穴77へ通
し、上部ダイスガイド20と下部ダイスガイド4
0を対向させるわけである。この状態での上部ダ
イスガイド20の下端を下限と呼ぶことにする。
この位置はリミツトスイツチ等で検出されてい
る。
ド17を下降させて、これを加工開始穴77へ通
し、上部ダイスガイド20と下部ダイスガイド4
0を対向させるわけである。この状態での上部ダ
イスガイド20の下端を下限と呼ぶことにする。
この位置はリミツトスイツチ等で検出されてい
る。
次に第4図cで示されるように、ワイヤ送り用
ピンチローラ7とワイヤ送り用押えローラ8との
回転力により、両者にはさまれたワイヤ電極2は
進行を始める。第4図cは下部ダイスガイド40
をワイヤ電極2が通過した状態を示している。
ピンチローラ7とワイヤ送り用押えローラ8との
回転力により、両者にはさまれたワイヤ電極2は
進行を始める。第4図cは下部ダイスガイド40
をワイヤ電極2が通過した状態を示している。
その後は、第1図で見られるようにワイヤ電極
2は、給電ダイス41、案内ノズル44を通り抜
けて、下部ベルト47まで導かれる。なお、下部
ローラー48及び回収ローラー54は、第4図に
おいてピンチローラー7、押えローラ8が回転す
ると同時に回転を始める。上記下部ローラー48
及び回収ローラー54はベルト伝達により同期が
とられている。したがつて、ワイヤ電極2が下部
ベルト47、下部ローラー48の入口まで進行し
てくると両者の間に引き込まれて導びかれ、第1
図のように回収箱55へと回収される。ここで給
電ダイス41と回収箱55との間で接触感知を行
なうことにより、ワイヤ電極2が回収箱55にま
で導びかれたかどうかが判るわけである。このよ
うに接触感知された後は第4図dで示されるよう
にパイプガイド17は定位置まで上昇して止ま
り、さらに移動板36,37及び押し付け板29
が図中矢印方向に移動してパイプガイド17を固
定すると共に給電ピン34,35によりワイヤ電
極2へ給電可能な状態となる。これで加工開始が
可能になると同時に第4図dの状態が挿入動作の
完了である。なお、第3図の切断動作中と同様に
第4図の挿入動作中は第1図のブレーキローラ3
に連結された電磁ブレーキのブレーキ力は極端に
弱められている。
2は、給電ダイス41、案内ノズル44を通り抜
けて、下部ベルト47まで導かれる。なお、下部
ローラー48及び回収ローラー54は、第4図に
おいてピンチローラー7、押えローラ8が回転す
ると同時に回転を始める。上記下部ローラー48
及び回収ローラー54はベルト伝達により同期が
とられている。したがつて、ワイヤ電極2が下部
ベルト47、下部ローラー48の入口まで進行し
てくると両者の間に引き込まれて導びかれ、第1
図のように回収箱55へと回収される。ここで給
電ダイス41と回収箱55との間で接触感知を行
なうことにより、ワイヤ電極2が回収箱55にま
で導びかれたかどうかが判るわけである。このよ
うに接触感知された後は第4図dで示されるよう
にパイプガイド17は定位置まで上昇して止ま
り、さらに移動板36,37及び押し付け板29
が図中矢印方向に移動してパイプガイド17を固
定すると共に給電ピン34,35によりワイヤ電
極2へ給電可能な状態となる。これで加工開始が
可能になると同時に第4図dの状態が挿入動作の
完了である。なお、第3図の切断動作中と同様に
第4図の挿入動作中は第1図のブレーキローラ3
に連結された電磁ブレーキのブレーキ力は極端に
弱められている。
以上、従来のワイヤ自動供給方法とは、加工開
始穴が変わるたびに切断動作をした後、挿入動作
をして加工の出来る状態に自動的に持つていく方
法である。
始穴が変わるたびに切断動作をした後、挿入動作
をして加工の出来る状態に自動的に持つていく方
法である。
次に、この従来のワイヤ自動供給方法における
挿入動作中の欠点について説明することにする。
挿入動作中の欠点について説明することにする。
まず、挿入動作中とは第4図のaからdまでの
ことを言う。挿入動作中のトラブルしては多種多
様にあるが、第5図、第6図により、挿入動作継
続不可能になるトラブルについて説明することに
する。第5図a,bのように、被加工物38下面
と下部ノズル78上端面との距離が大きい場合を
考えてみる。また同図は第4図cの状態の場合に
相当していて、パイプガイド17が加工開始穴7
7に入つており、下限の位置にある。下部ダイス
ガイド40は断面で示しており、中心部はダイヤ
モンド・サフアイア等の宝石類のダイス79が埋
め込まれている。
ことを言う。挿入動作中のトラブルしては多種多
様にあるが、第5図、第6図により、挿入動作継
続不可能になるトラブルについて説明することに
する。第5図a,bのように、被加工物38下面
と下部ノズル78上端面との距離が大きい場合を
考えてみる。また同図は第4図cの状態の場合に
相当していて、パイプガイド17が加工開始穴7
7に入つており、下限の位置にある。下部ダイス
ガイド40は断面で示しており、中心部はダイヤ
モンド・サフアイア等の宝石類のダイス79が埋
め込まれている。
第5図aの場合は、ワイヤ電極2が、ダイス7
9に挿入されずに、下部ダイスガイド40と下部
ノズル78との隙間に入つていつてしまつた場合
を示している。これは、ワイヤ電極2の初期状態
として内部歪によるくせとか、カールによるため
である。これに対して第5図bの場合はさらにく
せ、カールが大きい場合で、下部ノズル78の外
側に出てしまつている。両者共、ワイヤ電極2が
ダイス79を通過していないので、当然のことな
がらワイヤ電極2の挿入は失敗となり、その後の
放電加工も出来ないので続行不可能となつてしま
う。
9に挿入されずに、下部ダイスガイド40と下部
ノズル78との隙間に入つていつてしまつた場合
を示している。これは、ワイヤ電極2の初期状態
として内部歪によるくせとか、カールによるため
である。これに対して第5図bの場合はさらにく
せ、カールが大きい場合で、下部ノズル78の外
側に出てしまつている。両者共、ワイヤ電極2が
ダイス79を通過していないので、当然のことな
がらワイヤ電極2の挿入は失敗となり、その後の
放電加工も出来ないので続行不可能となつてしま
う。
次に第6図のように、第5図の欠点である被加
工物38の下面と下部ノズル70上端面との距離
が大きいことを解消している場合を考えてみる。
他の状況設定は第5図と同様である。
工物38の下面と下部ノズル70上端面との距離
が大きいことを解消している場合を考えてみる。
他の状況設定は第5図と同様である。
この第6図aの場合は、ワイヤ電極2がダイス
79を通過して成功した場合である。やはり第5
図よりは、第6図の方が下方ダイスガイド40の
位置にワイヤ電極2は導かれやすいと言える。
79を通過して成功した場合である。やはり第5
図よりは、第6図の方が下方ダイスガイド40の
位置にワイヤ電極2は導かれやすいと言える。
しかし、第6図bのようにワイヤ電極2の曲が
りが、下部ダイスガイド40の導入テーパ部に対
してほぼ直角に入つた場合、ワイヤ電極2はひつ
かかりを生じ、それ以上進行が出来なくなる。ま
たさらに第6図cのように放電加工によつて生じ
た加工チツプが長時間により、下部ダイスガイド
40の導入テーパ部に推積してしまうことがあ
る。これは、常時、加工液に浸された状態でな
く、間をおいて乾燥状態が繰り返されるので固く
不規則に付着物80となるわけである。この場合
は第6図bに比べて、もつと多くの機会において
ひつかかりの状態が生じ、やはり第6図bと同様
にワイヤ電極2が進行を妨げられる。このように
第6図b,cの場合は、ワイヤ電極2の進行が妨
げられるだけでなく、より強い力で矢印方向に進
行させようとすると大きな曲がり、もしくは折れ
等を生じてしまい第5図と同様、ワイヤ電極2の
挿入の失敗となり継続不可能になつてしまう。
りが、下部ダイスガイド40の導入テーパ部に対
してほぼ直角に入つた場合、ワイヤ電極2はひつ
かかりを生じ、それ以上進行が出来なくなる。ま
たさらに第6図cのように放電加工によつて生じ
た加工チツプが長時間により、下部ダイスガイド
40の導入テーパ部に推積してしまうことがあ
る。これは、常時、加工液に浸された状態でな
く、間をおいて乾燥状態が繰り返されるので固く
不規則に付着物80となるわけである。この場合
は第6図bに比べて、もつと多くの機会において
ひつかかりの状態が生じ、やはり第6図bと同様
にワイヤ電極2が進行を妨げられる。このように
第6図b,cの場合は、ワイヤ電極2の進行が妨
げられるだけでなく、より強い力で矢印方向に進
行させようとすると大きな曲がり、もしくは折れ
等を生じてしまい第5図と同様、ワイヤ電極2の
挿入の失敗となり継続不可能になつてしまう。
そこで本発明は、以上の欠点を鑑みて、失敗を
検出して再度挿入動作をやり直させて、最終的に
成功させてワイヤ電極挿入動作成功の確率を大幅
に向上しようとするものである。
検出して再度挿入動作をやり直させて、最終的に
成功させてワイヤ電極挿入動作成功の確率を大幅
に向上しようとするものである。
まず、挿入動作中の失敗を分類して、その各々
の失敗を検出する原理について述べることにす
る。失敗の種類を以下に示すように2通りとし
て、とらえてみる。
の失敗を検出する原理について述べることにす
る。失敗の種類を以下に示すように2通りとし
て、とらえてみる。
(1) ワイヤ電極の進行が妨げられた場合
主に第6図のような場合が挙げられるが、い
わゆるワイヤ電極の進行能力に対して高負荷が
生じた場合と言えるので、別に第6図に限るも
のでなくとも、進行が妨げられるものは全て含
んでいる。
わゆるワイヤ電極の進行能力に対して高負荷が
生じた場合と言えるので、別に第6図に限るも
のでなくとも、進行が妨げられるものは全て含
んでいる。
(2) ワイヤ挿入動作が完了しない場合
主に第5図のように、前記(1)と違つてワイヤ
電極の進行は妨げられてはいないが、挿入経路
以外にワイヤ電極が進行してしまう場合があ
る。
電極の進行は妨げられてはいないが、挿入経路
以外にワイヤ電極が進行してしまう場合があ
る。
まず、上記失敗のうち(1)について、その場合の
検出原理について述べることにする。
検出原理について述べることにする。
第7図aは第4図cの状態に相当している。す
なわち、ワイヤ送り用ピンチローラ7が駆動さ
れ、かつワイヤ電極2がワイヤ送り用押えローラ
8にはさまれて図中矢印方向に進行しているわけ
である。ワイヤ電極2はダイス81と微少なクリ
アランスを持つており、すべつていくわけであ
る。またワイヤ送り用押えローラ8は固定板82
に対してバネ83の力によりワイヤ電極2をワイ
ヤ送り用ピンチローラ7に押し付けている。ここ
でワイヤ電極2を進行させる力は以下のようにな
つている。図よりバネ83力による垂直抗力N、
ローラー7,8とワイヤ電極2との間の摩擦係数
をμとすると、ローラー7,8がワイヤ電極2を
進行させようとする摩擦力はμNとなる。またロ
ーラー7,8の上側にあるワイヤ電極2には、
Tpなる引張力が働いている。ただし、Tpは第1
図における供給リール1に働くブレーキ力及びブ
レーキローラ3にかかつているブレーキ力による
ものであるが、挿入動作中は、Tpを少なくする
ためにブレーキローラ3のブレーキ力は最低に弱
められている。したがつてワイヤ電極2を進行さ
せる力は図よりμN−Tpとなる。当然のことなが
ら、μN>Tpであることは言うまでもない。
なわち、ワイヤ送り用ピンチローラ7が駆動さ
れ、かつワイヤ電極2がワイヤ送り用押えローラ
8にはさまれて図中矢印方向に進行しているわけ
である。ワイヤ電極2はダイス81と微少なクリ
アランスを持つており、すべつていくわけであ
る。またワイヤ送り用押えローラ8は固定板82
に対してバネ83の力によりワイヤ電極2をワイ
ヤ送り用ピンチローラ7に押し付けている。ここ
でワイヤ電極2を進行させる力は以下のようにな
つている。図よりバネ83力による垂直抗力N、
ローラー7,8とワイヤ電極2との間の摩擦係数
をμとすると、ローラー7,8がワイヤ電極2を
進行させようとする摩擦力はμNとなる。またロ
ーラー7,8の上側にあるワイヤ電極2には、
Tpなる引張力が働いている。ただし、Tpは第1
図における供給リール1に働くブレーキ力及びブ
レーキローラ3にかかつているブレーキ力による
ものであるが、挿入動作中は、Tpを少なくする
ためにブレーキローラ3のブレーキ力は最低に弱
められている。したがつてワイヤ電極2を進行さ
せる力は図よりμN−Tpとなる。当然のことなが
ら、μN>Tpであることは言うまでもない。
次に第7図bはワイヤ電極2の進行経路中に障
害物84がある場合を示している。ただし実際
は、第6図で言つている高負荷を指しているが話
を簡単にするためには、第7図以降では障害物と
して扱うことにする。
害物84がある場合を示している。ただし実際
は、第6図で言つている高負荷を指しているが話
を簡単にするためには、第7図以降では障害物と
して扱うことにする。
第7図bは、ワイヤ電極2が障害物84により
進行を妨害されたので、パイプガイド17の内部
で曲げ力を受けて変形している状態である。その
ため、曲げ剛性に逆つた弾性変形なので、図のF
で示されるように変形を元に戻す方向の反力が働
くことになる。そのためワイヤ送り用ピンチロー
ラー7は矢印方向に回転自在なワンウエイクラツ
チのため回転を続けるが、ワイヤ電極2との間に
すべりを生じてしまい、ワイヤ送り用押えローラ
8は回転を停止してしまう。
進行を妨害されたので、パイプガイド17の内部
で曲げ力を受けて変形している状態である。その
ため、曲げ剛性に逆つた弾性変形なので、図のF
で示されるように変形を元に戻す方向の反力が働
くことになる。そのためワイヤ送り用ピンチロー
ラー7は矢印方向に回転自在なワンウエイクラツ
チのため回転を続けるが、ワイヤ電極2との間に
すべりを生じてしまい、ワイヤ送り用押えローラ
8は回転を停止してしまう。
すなわち、F+Tp=μNの状態になつているわ
けである。
けである。
もう少し詳細に説明すると第7図cで示される
ように、パイプガイドの内壁85とワイヤ電極2
の摩擦係数をμ1、内壁85に押し付ける垂直抗力
をnとすると、ワイヤ電極2をパイプガイド内
(図中Lで示される範囲)に入れようとする力μN
−Tpによつて、ワイヤ電極2は変形を受け図の
ように多点で内壁85に接触し、各々、μ1oとい
う摩擦力を発生する。これらにより、ワイヤ電極
2は内壁85内部であたかもバネのような働きを
発生するわけで、そのバネ力は多点で接触が進む
につれて、ワイヤ電極2の短い部分での変形に進
行していくため、その曲げ変形の反力の合成力F
は増大していくわけである。その最終形態が第7
図bであり、F=μN−Tpである。すなわち、こ
の第7図bの状態において、ワイヤ電極2の進行
が完全に停止するわけである。
ように、パイプガイドの内壁85とワイヤ電極2
の摩擦係数をμ1、内壁85に押し付ける垂直抗力
をnとすると、ワイヤ電極2をパイプガイド内
(図中Lで示される範囲)に入れようとする力μN
−Tpによつて、ワイヤ電極2は変形を受け図の
ように多点で内壁85に接触し、各々、μ1oとい
う摩擦力を発生する。これらにより、ワイヤ電極
2は内壁85内部であたかもバネのような働きを
発生するわけで、そのバネ力は多点で接触が進む
につれて、ワイヤ電極2の短い部分での変形に進
行していくため、その曲げ変形の反力の合成力F
は増大していくわけである。その最終形態が第7
図bであり、F=μN−Tpである。すなわち、こ
の第7図bの状態において、ワイヤ電極2の進行
が完全に停止するわけである。
そこで、本発明者は、第7図を確認する意味で
実際に実験を行なつた。種々の実験を行なつた結
果、ワイヤ電極2は完全に停止する場合もある
が、進行の断続が発生することが判つた。
実際に実験を行なつた。種々の実験を行なつた結
果、ワイヤ電極2は完全に停止する場合もある
が、進行の断続が発生することが判つた。
このことを第8図を用いて説明することにす
る。
る。
第8図aはワイヤ電極2がまだ障害物84に達
していない場合である。また86はワイヤ電極2
の先端位置、87はダイス部の位置である。この
場合でも、ダイス部をワイヤ電極2が通過する際
の摩擦力fpが生じているわけである。すなわち
μN−Tp>Fpの状態であり、矢印88の方向へワ
イヤ電極2は引き込まれている。
していない場合である。また86はワイヤ電極2
の先端位置、87はダイス部の位置である。この
場合でも、ダイス部をワイヤ電極2が通過する際
の摩擦力fpが生じているわけである。すなわち
μN−Tp>Fpの状態であり、矢印88の方向へワ
イヤ電極2は引き込まれている。
次に第8図bは、ワイヤ電極2が障害物84に
接触した場合で、fpはf1(>fp)に増大する。しか
し、μN−Tp>f1のため、依然として矢印88は
同方向である。
接触した場合で、fpはf1(>fp)に増大する。しか
し、μN−Tp>f1のため、依然として矢印88は
同方向である。
次にc,dは、パイプガイド内壁85内で、ワ
イヤ電極2の曲げ変形が増加している状態であ
り、反力f2,f3と増加しているが、まだ、μN−
Tp>f2,f3なので、矢印88の方向は変わらな
い。
イヤ電極2の曲げ変形が増加している状態であ
り、反力f2,f3と増加しているが、まだ、μN−
Tp>f2,f3なので、矢印88の方向は変わらな
い。
次に第8図eまでワイヤ電極2の曲げが進行し
てくると、反力がf4に増加してμN−Tp=f4とな
つて、第7図bと同じになり、ワイヤ電極2の進
行が停止してしまう。そして理想的には、ワイヤ
送り用ピンチローラ7はワイヤ電極2面をすべり
ながら回転しているわけである。しかし、実際に
は、ピンチローラ7に取り付けられたワンウエイ
クラツチ及び駆動伝達ギヤのガタ及びピンチロー
ラの同心度の変化及びピンチローラ7の外周の面
性状の変化等により、ピンチローラ7の逆転及び
μNの変化によりfで示されるように、反力f4に
よつて逆転されてf4−△fとなるまで戻してしま
う。
てくると、反力がf4に増加してμN−Tp=f4とな
つて、第7図bと同じになり、ワイヤ電極2の進
行が停止してしまう。そして理想的には、ワイヤ
送り用ピンチローラ7はワイヤ電極2面をすべり
ながら回転しているわけである。しかし、実際に
は、ピンチローラ7に取り付けられたワンウエイ
クラツチ及び駆動伝達ギヤのガタ及びピンチロー
ラの同心度の変化及びピンチローラ7の外周の面
性状の変化等により、ピンチローラ7の逆転及び
μNの変化によりfで示されるように、反力f4に
よつて逆転されてf4−△fとなるまで戻してしま
う。
すなわちfでは矢印88の方向が変わり、ワイ
ヤ電極2が戻つてしまう。ただし、反力降下分の
△fは、μNの減少分に相当すると考えて良い。
ヤ電極2が戻つてしまう。ただし、反力降下分の
△fは、μNの減少分に相当すると考えて良い。
次に再び第8図gのように矢印88の方向が変
わり、ワイヤ電極2が送り込まれる。そして第8
図e→第8図f→第8図gのサイクルを繰り返し
て、ワイヤ電極2は断続(逆戻りを含む)運動を
すると共に、ワイヤ送り用押えローラ8は回転の
間欠運動を行なう。
わり、ワイヤ電極2が送り込まれる。そして第8
図e→第8図f→第8図gのサイクルを繰り返し
て、ワイヤ電極2は断続(逆戻りを含む)運動を
すると共に、ワイヤ送り用押えローラ8は回転の
間欠運動を行なう。
いわゆる第8図e,f,gにおいてLなる範囲
に送り込まれるワイヤ電極2の長さにより、その
ために生じる反力f4の変化(△f)を伴うバネ振
動が起きるわけである。この運動は、図中L1の
範囲のワイヤが座屈しない限り続くわけである。
に送り込まれるワイヤ電極2の長さにより、その
ために生じる反力f4の変化(△f)を伴うバネ振
動が起きるわけである。この運動は、図中L1の
範囲のワイヤが座屈しない限り続くわけである。
またこのとき、第1図に示す方向変換プーリー
5が同様に停止するか、間欠運動(回転)をする
ので、これを以つて検出することにより、ワイヤ
電極2の進行が妨害されたか、高負荷があつたか
を判断することができる。この種の検出をワイヤ
電極進行の際の高負荷の検出と名付けることにす
る。
5が同様に停止するか、間欠運動(回転)をする
ので、これを以つて検出することにより、ワイヤ
電極2の進行が妨害されたか、高負荷があつたか
を判断することができる。この種の検出をワイヤ
電極進行の際の高負荷の検出と名付けることにす
る。
次に前述した失敗の2について、その検出原理
を述べることにする。
を述べることにする。
第9図は、上部ダイスガイド20と下部ダイス
ガイド40とがワイヤ挿入動作中で最も離れた位
置にある場合である。この場合は、パイプガイド
17と被加工物38とで接触感知を行ない(ダイ
スガイド20を通して導通している)、ワイヤ電
極2の進行を始めた場合である。被加工物38の
板厚は最大のHnaxとしてある。さらに図中Lの
長さは、機械特有のものであり、一義的に定める
ことができる。
ガイド40とがワイヤ挿入動作中で最も離れた位
置にある場合である。この場合は、パイプガイド
17と被加工物38とで接触感知を行ない(ダイ
スガイド20を通して導通している)、ワイヤ電
極2の進行を始めた場合である。被加工物38の
板厚は最大のHnaxとしてある。さらに図中Lの
長さは、機械特有のものであり、一義的に定める
ことができる。
まず、ワイヤ電極2の実線で示されたものは挿
入が成功した場合であり、上部ダイスガイド20
より送給されたワイヤ電極2は、加工開始穴77
を通り、ノズル78、下部ダイスガイド40,給
電ダイス41、案内ノズル44と順に通り、ベル
トローラー45及び下部ベルト47と下部ローラ
ー48との間に送り込まれ、その後は、下部ロー
ラー48により引張られていく。これが、正規の
ワイヤ挿入経路であり、これに要した時間及び距
離は、ほぼ一義的に決められる。破線で示される
ワイヤ電極2は挿入の失敗例であり、挿入経路か
ら外れてしまつている。そこで本発明者は第1図
のワイヤ送り用ピンチローラ7によつてワイヤ電
極が進行する速度と下部ローラ48によつてワイ
ヤ電極が引張られて進行する速度が違うことか
ら、失敗の検出方法を見出したのである。すなわ
ち、下部ローラー48による進行速度は、放電加
工中の速度と同じく、ワイヤ送り用ピンチローラ
7によるものはダイスガイド40のように小さい
クリアランスを通過する関係を遅くしてある。
入が成功した場合であり、上部ダイスガイド20
より送給されたワイヤ電極2は、加工開始穴77
を通り、ノズル78、下部ダイスガイド40,給
電ダイス41、案内ノズル44と順に通り、ベル
トローラー45及び下部ベルト47と下部ローラ
ー48との間に送り込まれ、その後は、下部ロー
ラー48により引張られていく。これが、正規の
ワイヤ挿入経路であり、これに要した時間及び距
離は、ほぼ一義的に決められる。破線で示される
ワイヤ電極2は挿入の失敗例であり、挿入経路か
ら外れてしまつている。そこで本発明者は第1図
のワイヤ送り用ピンチローラ7によつてワイヤ電
極が進行する速度と下部ローラ48によつてワイ
ヤ電極が引張られて進行する速度が違うことか
ら、失敗の検出方法を見出したのである。すなわ
ち、下部ローラー48による進行速度は、放電加
工中の速度と同じく、ワイヤ送り用ピンチローラ
7によるものはダイスガイド40のように小さい
クリアランスを通過する関係を遅くしてある。
次に、第10図を用いて検出原理を説明する。
a,bの縦軸はワイヤ電極2の進行速度Vであ
り、V2が下部ローラ48によるもので、V1がワ
イヤ送り用ピンチローラ7によるものである。ま
た横軸は、Sが第9図のダイスガイド20からワ
イヤ挿入経路に沿つた長さ、Tがワイヤ送り用ピ
ンチローラ7によりワイヤ電極2が進行し初めて
からの経過時間である。
a,bの縦軸はワイヤ電極2の進行速度Vであ
り、V2が下部ローラ48によるもので、V1がワ
イヤ送り用ピンチローラ7によるものである。ま
た横軸は、Sが第9図のダイスガイド20からワ
イヤ挿入経路に沿つた長さ、Tがワイヤ送り用ピ
ンチローラ7によりワイヤ電極2が進行し初めて
からの経過時間である。
まずaはVとSのグラフで、89が挿入成功の
場合、90が挿入失敗である。
場合、90が挿入失敗である。
このグラフから判るように、挿入経路上で
Hnax+Lの距離進行後、成功の場合はV1からV2
へ速度が上昇し、失敗の場合は、V1のままであ
る。Lの位置でV1からV2へ即、速度が上昇しな
いのは、下部ベルトへの引き込み時間によるずれ
のためである。
Hnax+Lの距離進行後、成功の場合はV1からV2
へ速度が上昇し、失敗の場合は、V1のままであ
る。Lの位置でV1からV2へ即、速度が上昇しな
いのは、下部ベルトへの引き込み時間によるずれ
のためである。
次に第10図bのグラフから判るように、第1
0図aのV1からV2へ速度が上昇する時間TLは一
義的に決まる。そこでワイヤ送り用ピンチローラ
7によりワイヤ電極2が進行し初めてから最大で
もTL経過後、進行速度がV1からV2へ上昇してい
ないときは、ワイヤ挿入経路から外れたと判断し
て失敗として扱うことができる。
0図aのV1からV2へ速度が上昇する時間TLは一
義的に決まる。そこでワイヤ送り用ピンチローラ
7によりワイヤ電極2が進行し初めてから最大で
もTL経過後、進行速度がV1からV2へ上昇してい
ないときは、ワイヤ挿入経路から外れたと判断し
て失敗として扱うことができる。
このように、ワイヤ電極2が進行し初めてから
定時間後の進行速度の変化を検出することによ
り、失敗を検出することができる。この種の検出
をワイヤ挿入経路からワイヤ電極2が外れた検出
と名付けることにする。
定時間後の進行速度の変化を検出することによ
り、失敗を検出することができる。この種の検出
をワイヤ挿入経路からワイヤ電極2が外れた検出
と名付けることにする。
次に実際に失敗を検出する回路の実施例を述べ
ることにする。まず、ワイヤ電極2進行の際の高
負荷の検出回路について説明する。
ることにする。まず、ワイヤ電極2進行の際の高
負荷の検出回路について説明する。
まず、第8図で説明したように、ワイヤ電極2
の進行の断続運動を検出するために、第1図の方
向変換プーリー5の回転の間欠運動に置き換えて
行なう。第11図はそのための検出装置である。
第11図aにおいて、方向変換プーリー5には、
エンコーダ91が取り付けられている。ワイヤ電
極2が進行の断続運動をすると、方向変換プーリ
ー5の回転間欠運動となる。また、第11図bは
エンコーダ91の使用方法を説明している。P5
(+5V)外部電源をダイオード側とトランジスタ
側とで共用している。Rは抵抗でダイオードへ流
れる電流を制限している。出力側A、B端子が検
出回路に結線されている。
の進行の断続運動を検出するために、第1図の方
向変換プーリー5の回転の間欠運動に置き換えて
行なう。第11図はそのための検出装置である。
第11図aにおいて、方向変換プーリー5には、
エンコーダ91が取り付けられている。ワイヤ電
極2が進行の断続運動をすると、方向変換プーリ
ー5の回転間欠運動となる。また、第11図bは
エンコーダ91の使用方法を説明している。P5
(+5V)外部電源をダイオード側とトランジスタ
側とで共用している。Rは抵抗でダイオードへ流
れる電流を制限している。出力側A、B端子が検
出回路に結線されている。
次に第12図を用いて、検出回路を説明するこ
とにする。なお、A、B入力端子は第11図と対
応していて、B側はダイオード側である。
とにする。なお、A、B入力端子は第11図と対
応していて、B側はダイオード側である。
この第12図において、エンコーダの出力は0
〜5Vの範囲の交流であるので、まずコンデンサ
C1、抵抗R1により直流分をカツトして交流分だ
けにしている。次にOPアンプ92によりR3/R2
倍の増幅を行なう。その後、ダイオードD1,D2
により0〜5Vの範囲でクランプする。インバー
ターを通つた後のW2の波形はW1の交流を波形
整形した0〜5Vの範囲のパルスに変換されるわ
けである。93は高負荷検出用ワンシヨツトであ
り、出力パルスはTc1なる幅である。リレーコイ
ルL1は高負荷検出用で、D3は保護用のダイオー
ドである。また、94は後述する挿入経路外への
失敗検出用のワンシヨツトで、出力パルスはTc2
なる幅である。
〜5Vの範囲の交流であるので、まずコンデンサ
C1、抵抗R1により直流分をカツトして交流分だ
けにしている。次にOPアンプ92によりR3/R2
倍の増幅を行なう。その後、ダイオードD1,D2
により0〜5Vの範囲でクランプする。インバー
ターを通つた後のW2の波形はW1の交流を波形
整形した0〜5Vの範囲のパルスに変換されるわ
けである。93は高負荷検出用ワンシヨツトであ
り、出力パルスはTc1なる幅である。リレーコイ
ルL1は高負荷検出用で、D3は保護用のダイオー
ドである。また、94は後述する挿入経路外への
失敗検出用のワンシヨツトで、出力パルスはTc2
なる幅である。
リレーコイルL2は挿入経路外の検出用で、D4
は保護用のダイオードである。
は保護用のダイオードである。
第12図のW1,W2,W3の波形を用いて、
第13図に模式的なタイミングチヤートを示し、
高負荷検出方法を説明することにする。
第13図に模式的なタイミングチヤートを示し、
高負荷検出方法を説明することにする。
第13図aのW1がエンコーダの出力波形であ
る。これはワイヤ送り用ピンチローラによる方向
変換ローラの回転であり、ワイヤ挿入時の場合で
ある。このときW2の波形は周期Tiの方形波パル
スである。そしてW3の波形はW2のパルスの立
上りでワンシヨツトパルスを発生させているの
で、Ti<Tc1であることにより、ワイヤ挿入中は
常に5Vのハイレベルとなつている。
る。これはワイヤ送り用ピンチローラによる方向
変換ローラの回転であり、ワイヤ挿入時の場合で
ある。このときW2の波形は周期Tiの方形波パル
スである。そしてW3の波形はW2のパルスの立
上りでワンシヨツトパルスを発生させているの
で、Ti<Tc1であることにより、ワイヤ挿入中は
常に5Vのハイレベルとなつている。
よつて、第12図のリレーコイルL1はONの状
態になつていることが判る。そしてこの状態が高
負荷が発生していない状態である。
態になつていることが判る。そしてこの状態が高
負荷が発生していない状態である。
次に、第8図のe,f,gの状況下では、第1
3図bのW2の波形となる。すなわち、正常なパ
ルス幅で周期T1とパルス幅が短かく休止の長い
周期T2のものとが繰り返しでてくる。これは、
エンコーダが逆転してもパルスを出力するため
に、第8図fのようにバネ力でワイヤ電極2が戻
される場合は、逆回転力が瞬時に働き、第13図
bのT1での休止が短かく、T2のパルスも短かく
なる。それに対して、第8図gの場合は、ワイヤ
送り用ピンチローラの回転が正転起動がかかると
きなので最大の立上り時間がかかるために、第1
3図bのT2のように休止が長くなつてしまうわ
けである。実際に検出回路をシンクロスコープ等
で観測したときにもbのW2相当の波形を確認で
きた。
3図bのW2の波形となる。すなわち、正常なパ
ルス幅で周期T1とパルス幅が短かく休止の長い
周期T2のものとが繰り返しでてくる。これは、
エンコーダが逆転してもパルスを出力するため
に、第8図fのようにバネ力でワイヤ電極2が戻
される場合は、逆回転力が瞬時に働き、第13図
bのT1での休止が短かく、T2のパルスも短かく
なる。それに対して、第8図gの場合は、ワイヤ
送り用ピンチローラの回転が正転起動がかかると
きなので最大の立上り時間がかかるために、第1
3図bのT2のように休止が長くなつてしまうわ
けである。実際に検出回路をシンクロスコープ等
で観測したときにもbのW2相当の波形を確認で
きた。
その結果、W3の波形にはTf1なる幅の零レベ
ルが発生することになる。このとき第12図のリ
レーコイルL1は、OFFの状態になる。このよう
に、方向変換プーリーの回転間欠運動が起きたこ
とをリレーコイルL1のONからOFFに状態変化す
ることで検出することができる。
ルが発生することになる。このとき第12図のリ
レーコイルL1は、OFFの状態になる。このよう
に、方向変換プーリーの回転間欠運動が起きたこ
とをリレーコイルL1のONからOFFに状態変化す
ることで検出することができる。
次に、挿入経路外の失敗検出回路及びタイミン
グチヤートについて説明することにする。
グチヤートについて説明することにする。
検出回路については、第12図と同様である。
第14図は、ワイヤ挿入時のタイミングチヤー
トであり、第14図aのW1に見られるTsの区
間は、第13図aの状態と同じであり、ワイヤ送
り用ピンチローラ7の回転によるものである。そ
の後の周波数の高い部分は、第9図で下部ベルト
47に引き込まれてワイヤ電極2の進行速度が増
大した状態を示している。
トであり、第14図aのW1に見られるTsの区
間は、第13図aの状態と同じであり、ワイヤ送
り用ピンチローラ7の回転によるものである。そ
の後の周波数の高い部分は、第9図で下部ベルト
47に引き込まれてワイヤ電極2の進行速度が増
大した状態を示している。
したがつて、第14図bに見られるように、
Tsの区間は周期Tiであり、その後は周期Tnに変
化している。このときW4の波形は、ワンシヨツ
トの幅がTc2(Ti>Tc2>Tn)であるから、Tsの区
間はパルス幅がTc2であり、その後はハイレベル
になつている。そこでTsは挿入が成功した時の
時間に相当しているので、例えばTs<TDなる時
間TD後にW4の状態は常にハイレベルとなる。
すなわち、第12図のリレーコイルL2はワイヤ
送り用ピンチローラー7が回転を開始してから
TD後は常にONの状態になるわけである。
Tsの区間は周期Tiであり、その後は周期Tnに変
化している。このときW4の波形は、ワンシヨツ
トの幅がTc2(Ti>Tc2>Tn)であるから、Tsの区
間はパルス幅がTc2であり、その後はハイレベル
になつている。そこでTsは挿入が成功した時の
時間に相当しているので、例えばTs<TDなる時
間TD後にW4の状態は常にハイレベルとなる。
すなわち、第12図のリレーコイルL2はワイヤ
送り用ピンチローラー7が回転を開始してから
TD後は常にONの状態になるわけである。
次にワイヤ挿入経路外にワイヤ電極2が進行し
た場合は、第14図bで示されるようにW2の波
形は周期Tiのパルスが続き、W4の波形はパルス
幅Tc2で連続する。そこでTD(TD>Ts)後、W4
の波形を見ることにより、Tf2なる休止が存在す
ることになる。
た場合は、第14図bで示されるようにW2の波
形は周期Tiのパルスが続き、W4の波形はパルス
幅Tc2で連続する。そこでTD(TD>Ts)後、W4
の波形を見ることにより、Tf2なる休止が存在す
ることになる。
このとき第12図リレーコイルL2はOFFの状
態になる。このようにワイヤ電極2の挿入中にワ
イヤ電極2が挿入経路より外れた場合、TD後の
リレーコイルL2のONからOFFもしくはOFFの状
態を判別することにより、検出することができ
る。
態になる。このようにワイヤ電極2の挿入中にワ
イヤ電極2が挿入経路より外れた場合、TD後の
リレーコイルL2のONからOFFもしくはOFFの状
態を判別することにより、検出することができ
る。
次に、上記のリレーコイルL1,L2の状態から
失敗検出信号を作りだすリレーシーケンス回路を
第15図を用いて説明する。
失敗検出信号を作りだすリレーシーケンス回路を
第15図を用いて説明する。
タイマーリレーRT1,RT2、リレーf1,f2のコ
イルはP24(+24V)で動作する。#M20は計算
機等及び手動で指令されるワイヤ挿入指令のリレ
ーであり、#WFはワイヤ送り用ピンチローラー
の回転中ONになるリレーである。
イルはP24(+24V)で動作する。#M20は計算
機等及び手動で指令されるワイヤ挿入指令のリレ
ーであり、#WFはワイヤ送り用ピンチローラー
の回転中ONになるリレーである。
まず、高負荷の失敗の場合、ワイヤ挿入開始に
より、リレー#WFがONになり、タイマーRT1
がセツトされる。リレー#RT1は2sec後にONに
なる。リレー#1RAのバツク接点は正常時開放
で失敗時に閉じて短絡となるので、失敗検出リレ
ー#f1がONになつて保持される。リレー#RT1
はワイヤ電極2の進行の立上り時に、誤検出しな
いための検出禁止の機能を持つている。
より、リレー#WFがONになり、タイマーRT1
がセツトされる。リレー#RT1は2sec後にONに
なる。リレー#1RAのバツク接点は正常時開放
で失敗時に閉じて短絡となるので、失敗検出リレ
ー#f1がONになつて保持される。リレー#RT1
はワイヤ電極2の進行の立上り時に、誤検出しな
いための検出禁止の機能を持つている。
次に挿入経路外の失敗の場合は、ワイヤ挿入開
始から、タイマーRT2がセツトされる。リレー
#RT2はTD後にONになる。リレー#2RAは変
負荷の失敗と同様、失敗時に短絡となるので、失
敗検出リレー#f2がONになつて、保持される。
始から、タイマーRT2がセツトされる。リレー
#RT2はTD後にONになる。リレー#2RAは変
負荷の失敗と同様、失敗時に短絡となるので、失
敗検出リレー#f2がONになつて、保持される。
したがつて、両者どちらの失敗に対しても、リ
レー#f1もしくは#f2がONとなる。そこでP5(+
5V)に対してリレー#f1,#f2を並列に入れると
F出力は、どちらの失敗に対してもハイレベルへ
と変化する。このF信号を計算機等に運送してや
ればよい。
レー#f1もしくは#f2がONとなる。そこでP5(+
5V)に対してリレー#f1,#f2を並列に入れると
F出力は、どちらの失敗に対してもハイレベルへ
と変化する。このF信号を計算機等に運送してや
ればよい。
次にF信号を計算機を用いて処理する場合、ど
のような処理方法をとるかを第16図のフローチ
ヤートを用いて説明する。
のような処理方法をとるかを第16図のフローチ
ヤートを用いて説明する。
まずフロースタートにより、挿入指令をだして
挿入動作を行なわせる。そこで失敗を検出(F信
号がハイレベル)しない限り、挿入完了となる。
もし失敗を検出した場合は、その回数がN回に達
しているかを判断する。N回に達している場合
は、機械装置の異常ということで機能を停止させ
る。N回に達していない場合は、切断指令を出し
て、切断動作を行なわせる。ここで言う切断、挿
入とは、第3図、第4図の一連の動作を意味して
いる。即ち、切断動作では失敗までに要したワイ
ヤ電極2は、第3図の切断装置により切断され、
ワイヤ電極の切断された部分(ワイヤ電極の切断
部)が排除され、その後挿入は新品のワイヤ電極
2、即ち上述のワイヤ電極の切断部が排除された
ワイヤ電極で行う。
挿入動作を行なわせる。そこで失敗を検出(F信
号がハイレベル)しない限り、挿入完了となる。
もし失敗を検出した場合は、その回数がN回に達
しているかを判断する。N回に達している場合
は、機械装置の異常ということで機能を停止させ
る。N回に達していない場合は、切断指令を出し
て、切断動作を行なわせる。ここで言う切断、挿
入とは、第3図、第4図の一連の動作を意味して
いる。即ち、切断動作では失敗までに要したワイ
ヤ電極2は、第3図の切断装置により切断され、
ワイヤ電極の切断された部分(ワイヤ電極の切断
部)が排除され、その後挿入は新品のワイヤ電極
2、即ち上述のワイヤ電極の切断部が排除された
ワイヤ電極で行う。
切断完了後は、再度挿入指令をだし挿入動作を
と言つたサイクルを繰り返す。このように、第1
6図のフローは挿入が成功するまで、すなわち失
敗がn回に達するまでは繰り返される。
と言つたサイクルを繰り返す。このように、第1
6図のフローは挿入が成功するまで、すなわち失
敗がn回に達するまでは繰り返される。
ここで失敗の回数をカウントしている理由につ
いて述べておく。
いて述べておく。
ワイヤ電極2の挿入時における失敗する確率を
xとすると、続けてN回失敗する確率は、xNと
なる。よつて、ワイヤ挿入がm回目で成功する確
率Pは、以下のようになる。
xとすると、続けてN回失敗する確率は、xNと
なる。よつて、ワイヤ挿入がm回目で成功する確
率Pは、以下のようになる。
P(m)=1−xm
(例)
() x=50%の場合
m=5回 P(5)=97%
m=7回 P(7)=99%
() x=30%の場合
m=3回 P(3)=97%
m=4回 P(4)=99%
上記の例でも判るように1回の挿入成功率が50
%(x=50%)の場合でも、7回失敗を検出して
再び挿入をやり直すことにより成功率が99%まで
上がる。また1回の成功率が70%(x=30%)の
場合、4回挿入し直すことにより99%に上がる。
このように1回で挿入成功する確率が悪くても数
回挿入を繰り返すことにより成功率が上がるわけ
である。すなわち挿入の信頼度が大幅に向上した
と言える。
%(x=50%)の場合でも、7回失敗を検出して
再び挿入をやり直すことにより成功率が99%まで
上がる。また1回の成功率が70%(x=30%)の
場合、4回挿入し直すことにより99%に上がる。
このように1回で挿入成功する確率が悪くても数
回挿入を繰り返すことにより成功率が上がるわけ
である。すなわち挿入の信頼度が大幅に向上した
と言える。
以上要するに、本発明はワイヤ挿入中の失敗を
検出することにより、再度挿入をやり直すことに
よつて、成功に導くものであり、高信頼度のワイ
ヤ自動供給方法を提供するものである。
検出することにより、再度挿入をやり直すことに
よつて、成功に導くものであり、高信頼度のワイ
ヤ自動供給方法を提供するものである。
また本発明によれば、新品のワイヤ電極で再挿
入するから成功率が極めて高いという効果を奏す
る。
入するから成功率が極めて高いという効果を奏す
る。
第1図は、従来のワイヤ自動供給装置の構成
図、第2図は従来の切断装置の構成図、第3図は
従来の切断動作を示す図、第4図はワイヤ挿入動
作を示す図、第5図、第6図は従来の欠点を示す
図、第7図〜第10図はその欠点の理由及び波及
効果を説明する図、第11図、第12図は本発明
を実施するための検出手段及び回路の実施例図、
第13図、第14図は検出回路のタイミングチヤ
ート及び検出原理を示す図、第15図は挿入失敗
信号を作るリレーシーケンス図、第16図は本発
明を計算機により実施するためのフローチヤート
を示す図である。 図中、2はワイヤ電極、5は方向変換プーリ
ー、91はエンコーダー、92はOPアンプ、9
3,94はワンシヨツトである。なお、図中同一
符号は同一部分を示している。
図、第2図は従来の切断装置の構成図、第3図は
従来の切断動作を示す図、第4図はワイヤ挿入動
作を示す図、第5図、第6図は従来の欠点を示す
図、第7図〜第10図はその欠点の理由及び波及
効果を説明する図、第11図、第12図は本発明
を実施するための検出手段及び回路の実施例図、
第13図、第14図は検出回路のタイミングチヤ
ート及び検出原理を示す図、第15図は挿入失敗
信号を作るリレーシーケンス図、第16図は本発
明を計算機により実施するためのフローチヤート
を示す図である。 図中、2はワイヤ電極、5は方向変換プーリ
ー、91はエンコーダー、92はOPアンプ、9
3,94はワンシヨツトである。なお、図中同一
符号は同一部分を示している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ワイヤカツト放電加工に用いるワイヤ電極を
次の工程順序で自動供給するワイヤカツト放電加
工におけるワイヤ電極自動供給方法。 (a) ワイヤ電極を、ワイヤ電極供給部から被加工
物の加工開始穴へと通す第1の工程。 (b) 上記第1の工程後に、上記ワイヤ電極をワイ
ヤ電極回収部に向けて供給する第2の工程。 (c) 上記第2の工程中において、上記ワイヤ電極
が所定時間経過後に上記ワイヤ電極回収部と係
合しないことを検出するか、上記ワイヤ電極が
推進中に負荷により進行できないことを検出す
る第3の工程。 (d) 上記第3の工程における検出信号に基づきワ
イヤ電極の切断装置を作動させ、ワイヤ電極供
給部から上記検出に至るまでに供給されたワイ
ヤ電極を上記切断装置により切断し、ワイヤ電
極の切断部を排除する第4の工程。 (e) 上記第4の工程後に、上記ワイヤ電極の切断
部が排除された上記ワイヤ電極を上記ワイヤ電
極回収部に向けて再度供給する第5の工程。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5789282A JPS58177234A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | ワイヤカツト放電加工装置におけるワイヤ自動供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5789282A JPS58177234A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | ワイヤカツト放電加工装置におけるワイヤ自動供給方法 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5885789A Division JPH01274926A (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | ワイヤカット放電加工装置におけるワイヤ電極自動供給装置 |
| JP5885889A Division JPH01274927A (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | ワイヤカット放電加工装置におけるワイヤ電極自動供給方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58177234A JPS58177234A (ja) | 1983-10-17 |
| JPH0375289B2 true JPH0375289B2 (ja) | 1991-11-29 |
Family
ID=13068628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5789282A Granted JPS58177234A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | ワイヤカツト放電加工装置におけるワイヤ自動供給方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58177234A (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0669651B2 (ja) * | 1985-11-20 | 1994-09-07 | 三菱電機株式会社 | ワイヤ自動供給装置 |
| JPS62124828A (ja) * | 1985-11-25 | 1987-06-06 | Mitsubishi Electric Corp | 細穴放電加工装置 |
| JPS62162425A (ja) * | 1986-01-13 | 1987-07-18 | Makino Milling Mach Co Ltd | ワイヤカット放電加工機のワイヤ電極自動装填装置 |
| JPH01115520A (ja) * | 1987-10-27 | 1989-05-08 | Fanuc Ltd | ワイヤ自動結線終了検出方式 |
| JPH0790425B2 (ja) * | 1987-11-16 | 1995-10-04 | 三菱電機株式会社 | ワイヤ放電加工装置のワイヤ自動供給装置 |
| JPH02100828A (ja) * | 1988-10-08 | 1990-04-12 | Fanuc Ltd | 自動ワイヤ結線不良検出方式 |
| JPH0796168B2 (ja) * | 1989-02-23 | 1995-10-18 | 三菱電機株式会社 | ワイヤ放電加工装置のワイヤ自動供給装置 |
| JPH02303726A (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-17 | Mitsubishi Electric Corp | ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極供給装置 |
| JP2979755B2 (ja) * | 1991-08-12 | 1999-11-15 | ブラザー工業株式会社 | ワイヤ放電加工機のワイヤ巻上制御装置 |
| JP3084880B2 (ja) * | 1992-01-27 | 2000-09-04 | ブラザー工業株式会社 | ワイヤ放電加工機におけるワイヤ電極の切断装置 |
| CN103347634B (zh) | 2012-01-30 | 2016-01-20 | 三菱电机株式会社 | 线电极自动接线装置 |
| JP6603188B2 (ja) * | 2016-08-31 | 2019-11-06 | ファナック株式会社 | ワイヤ放電加工機 |
| JP2019051561A (ja) | 2017-09-13 | 2019-04-04 | ファナック株式会社 | 自動結線方法およびワイヤ放電加工機 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55148873U (ja) * | 1979-04-09 | 1980-10-27 | ||
| JPS5695540A (en) * | 1979-12-28 | 1981-08-03 | Mitsubishi Electric Corp | Wire cut type electrospark machining method |
-
1982
- 1982-04-07 JP JP5789282A patent/JPS58177234A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58177234A (ja) | 1983-10-17 |
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