JPH037664B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH037664B2 JPH037664B2 JP62244419A JP24441987A JPH037664B2 JP H037664 B2 JPH037664 B2 JP H037664B2 JP 62244419 A JP62244419 A JP 62244419A JP 24441987 A JP24441987 A JP 24441987A JP H037664 B2 JPH037664 B2 JP H037664B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- previtamin
- formula
- compound
- reaction
- compounds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D487/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
- C07D487/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D487/04—Ortho-condensed systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/02—Nutrients, e.g. vitamins, minerals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/12—Drugs for disorders of the metabolism for electrolyte homeostasis
- A61P3/14—Drugs for disorders of the metabolism for electrolyte homeostasis for calcium homeostasis
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D237/00—Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings
- C07D237/26—Heterocyclic compounds containing 1,2-diazine or hydrogenated 1,2-diazine rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F7/00—Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
- C07F7/02—Silicon compounds
- C07F7/08—Compounds having one or more C—Si linkages
- C07F7/18—Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
- C07F7/1804—Compounds having Si-O-C linkages
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Hematology (AREA)
- Obesity (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Public Health (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Rheumatology (AREA)
- Endocrinology (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は1α−ヒドロキシ−プレビタミンD3に
関するものである。 1α−ヒドロキシビタミンD化合物、例えば、
1α−ヒドロキシビタミンD3、1α,25−ジヒドロ
キシビタミンD3および1α,24,25−トリヒドロ
キシビタミンD3が強い生物学的活性を有し、カ
ルシウム代謝に関する問題が役割を演ずるすべて
の場合に用いることができることは広く知られて
いる。原則として1α−ヒドロキシ−プレビタミ
ンD化合物は同じ生物学的用途に用いることがで
きる。 1α−ヒドロキシビタミンD化合物の需要が大
きいことを考えると、かかる化合物の優れた製造
方法は極めて重要である。 オランダ国特許第159093号明細書はコレステロ
ールから出発して約15の反応工程で1α−ヒドロ
キシビタミンD3を製造する方法を開示している。
この方法によれば、紫外線照射前に1α位に水酸
基を導入する。この方法は、紫外線照射で得られ
る1α−ヒドロキシル化ビタミンD化合物の収率
が、1位でヒドロキシル化されていない対応する
化合物の紫外線照射工程における収率と較べて低
下、即ち最大で20%であるという欠点を有し、後
者の場合には転化した出発物質に対して計算して
60%の収率を容易に得ることができる(例えば、
「Recueil」79、第369頁(1960)参照。また、上
述のオランダ国特許明細書に記載されている方法
の他の反応工程も低い収率を与える。 また1α−ヒドロキシエルゴカルシフエロール
の製造方法は米国特許第3907843号明細書に開示
されているが、この方法では出発物質としてイソ
エルゴステロンを用いる。この方法は上述と同じ
欠点を有する。明らかに、これらの欠点はこの分
野における多数の研究者によつて認められてお
り、このことは1α−水酸基をビタミンD化合物
自体に導入するに当つて紫外線照射後にこれを行
うことが記載されている数多くの特許から明らか
である。これらの特許明細書、例えば欧州特許出
願第10992号および米国特許第4195027号および同
第4202829号明細書では、二酸化セレンまたはセ
レン酸エテスルを用いてアリル位置の酸化を行う
ことにより1α−水酸基をビタミンD化合物に直
接導入している。しかし、かかるアリル位置の直
接酸化の結果はあまり満足できぬものである。こ
の理由は酸化が小さい選択率で進行するからであ
る。実際に、所望の1α−水酸基のほかに、1個
または2個以上の他の水酸基がビタミンD化合物
に容易に導入される。 コレストロールから出発して1α−ヒドロキシ
ビタミンD3を合成する方法の全体は佐藤氏等に
よつて「Chem.Pharm.Bull.」第26巻、第10号
(1978)、2933−2940頁に扱瀝されている。この刊
行物には全収率は約1.5%であることが記載され
ているが、この全収率はこれ以前の刊行物に記載
されている値、すなわち2.2%より僅かであるが
小さい。しかし、このような収率は1α−ヒドロ
キシビタミンD化合物を商業的規模で製造する場
合には改善する必要がある。 いくつかの1α−ヒドロキシ−プレビタミンD
化合物は文献から既知である。上述の佐藤氏等の
刊行物には油状の1α−ヒドロキシ−プレビタミ
ンD3の単離が記載されている。これと同一の化
合物は英国特許第1463985号から知られている。 本発明の目的は結晶質状態の1α−ヒドロキシ
−プレビタミンD3を実質的に純粋な状態で提供
することにある。 本発明においては1α−ヒドロキシ−プレビタ
ミンD3を充分に精製できる結晶質状態で得るこ
とができることを見い出した。 従つて、本発明は次の一般式: (式中のRは1,5−ジメチルヘキシル基を示
す) で表わされる実質的に純粋な結晶質状態の1α−
ヒドロキシ−プレビタミンD3に関するものであ
る。 本発明の1α−ヒドロキシ化合物は、従来知ら
れていない反応経路を経由して、すなわち、次の
一般式: (上式において Rは1,5−ジメチルヘキシル基を示し、 R′は水酸基、エステル化された水酸基または
エーテル化された水酸基を示し、 AおよびBは同一または異なる基で1〜4個の
炭素原子を有するアルコキシ基を示すか、あるい
はAとBとは一緒になつてフエニルイミノ基また
はo−フエニレン基を示す)で表わされるジエノ
フイルとの付加物を、 (a) クロム含有酸化剤および二酸化セレンからな
る群から選定した1種の酸化剤と反応させた後
に金属水素化物または複合金属水素化物で還元
することにより、あるいは (b) 臭素化剤と反応させた後に加水分解すること
により、あるいは (c) 臭素化剤と反応させた後にクロム含有酸化剤
で酸化し、次いで金属水素化物または複合金属
水素化物で還元することにより、あるいは (d) 臭素化剤と反応させた後に加水分解を行うか
あるいは行わずにクロム含有酸化剤または二酸
化マンガンで酸化し、次いで金属水素化物また
は複合金属水素化物で還元することにより、 1α位でヒドロキシル化し、次いで保護基を除
去した後に1α−ヒドロキシ−プレビタミンDを
単離することにより製造することができる。 上述のジエノフイルは次の一般式1: (式中のAおよびBは上述のものと同一のもの
を示す)で表わされる。適当なジエノフイルの例
としては置換もしくは未置換のフエニル基により
4位で置換されている1,2,4−トリアゾリン
−3,5−ジオンを挙げることができる。適当な
ジエノフイルの他の例は1,4−フタラジンジオ
ンおよびジ(C1〜C4)アルキルアゾジカルボキ
シレートである。1α−ヒドロキシ(プレ)ビタ
ミンD化合物を製造する際の出発物質として用い
るのに好ましいのは、プレビタミンD化合物と次
の一般式3: (式中のA′およびB′は同一の基でメトキシ基
またはエトキシ基を示すか、あるいはA′とB′と
は一緒になつてフエニルイミノ基またはo−フエ
ニレン基を示す)で表わされるジエノフイルとの
付加物、即ちプレビタミンD化合物とジエノフイ
ルである4−フエニル−1,2,4−トリアゾリ
ン−3,5−ジオン、ジメチルまたはジエチルア
ゾジカルボキシレートあるいは1,4−フタラジ
ンジオンとの付加物である。 「J.Org.Chem.」第41巻、第12号、第2098〜
2101頁(1976)および「Liebigs Ann.Chem.」
1978、第745〜756頁には、4−フエニル−1,
2,4−トリアゾリン−3,5−ジオンを用いて
ビタミンD3中の作用を受け易いトリエンを保護
することが記載されている。しかし、4−フエニ
ル−1,2,4−トリアゾリジン−3,5−ジオ
ン−1,2−ジイル基の脱離によつてビタミン
D3の立体異性体、即ち5,6−トランス−ビタ
ミンD3が生成する。 しかし、プレビタミンD化合物と適当なジエノ
フイル、例えば、4−フエニル−1,2,4−ト
リアゾリジン−3,5−ジオン、ジエチルアゾジ
カルボキシレートまたは1,4−フタラジンジオ
ンとの付加物を、1α−ヒドロキシ−プレビタミ
ンD3を製造する際の出発物質として使用できる
ことが分つた。所望の水酸基D3を導入した後に、
上記付加物からジエノフイル基を容易に除去する
ことができ、この付加物では、上述のビタミン
D3付加物とは対照的にヒドロキシル化ビタミン
D化合物に転位する間に立体配置が維持されてい
る。 上述のプレビタミンD化合物は次の一般式2: (式中、RおよびR′は上述のものと同一のも
のを示す)で表わされる。適当なプレビタミンD
化合物は、プレビタミンD3およびプレビタミン
D3と脂肪族または芳香族のカルボン酸とのエテ
スル化生成物あるいは適当なエーテル化剤とのエ
ーテル化生成物である。 適当なエテスル化剤は2〜5個の炭素原子を有
するアルキルクロロカーボネート、または芳香族
カルボン酸、1〜4個の炭素原子を有する飽和脂
肪族カルボン酸、p−トルエンスルホン酸、メタ
シスルホン酸、トリフルオロ酢酸、またはエステ
ル化反応に適したこれらの酸の誘導体である。エ
ーテル形態の不安定な水酸基を保護するには、か
かる目的に知られているすべてのエーテル化剤、
例えば、トリフエニルメチルハライド、2,3−
ジヒドロピラン、またはトリアルキルシリルハラ
イドまたはトリアルキルシリルエトキシメチルハ
ライドでそのアルキル基が1〜6個の炭素原子を
有するものが原則として適当である。この目的に
特に適当なのはトリメチルシリルクロリド、tert
−ブチルジメチルクロリドまたはトリメチルシリ
ル−エトキシメチルクロリドである。この理由は
これらのエーテル化剤は保護すべき水酸基と直ち
に反応してエーテル官能基を生成し、この基は一
方では反応雰囲気下に充分安定であり、他方では
容易に脱離してもとの水酸基に戻すことができる
からである。tert−ブチルジメチルシリルクロリ
ドが好ましい。この理由はtert−ブチルジメチル
シリル基が保護基として極めて適当であることが
分つたからである。 「J.Am.Chem.Soc」94(17)、第6190〜6191頁
(1972)には、tert−ブチルジメチルシリル基を
用いて水酸基を保護することが示されている。し
かし、ビタミンD化合物またはプレビタミンD化
合物中の不安定な水酸基を保護するために上記シ
リル基を用いることは記載されていない。tert−
ブチルジメチルシリルクロリドとの反応は、上述
の「J.Am.Chem.Soc.」94(17)、第6190〜6191
頁(1972)に記載されているように、即ち不活性
有機溶媒例えばジメチルホルムアミド中で、有機
塩基例えばイミタゾールの存在下に、0℃と溶媒
の沸点との間の温度好ましくは室温でtert−ブチ
ル−ジメチルシリルクロリドとアルコールとを互
に反応させることにより実施することができる。 上述のようなプレビタミンD化合物の付加物の
1α−ヒドロキシル化は、上述のような種々の方
法で、即ちクロム含有酸化剤または二酸化セレン
と反応させた後に還元することにより、あるいは
臭素化剤と反応させた後に加水分解することによ
り実施することができる。 クロム酸、ピリジンジクロメート、tert−ブチ
ルクロメート、ビス(テトラブチルアンモニウ
ム)ジクロメートまたはクロムトリオキシド−
3,4−ジメチルピラゾール錯体がクロム含有酸
化剤として好ましい。正しい立体配置を得るに
は、水素化アルミニウムリチウムと塩化アルミニ
ウムとの反応生成物が還元剤として好ましい。酸
化は極性有機溶媒、例えばジクロロメタンのよう
な塩素化脂肪族炭化水素中で、0℃と使用溶媒の
沸点との間の温度好ましくは室温で行うのが普通
である。上述の還元剤による還元は、溶媒である
エーテル例えばテトラヒドロフラン中で、−100℃
〜0℃の温度好ましくは−50℃〜−80℃の温度で
行うのが好ましい。還元の前に行う酸化により所
望の1α−ヒドロキシ付加物化合物が満足できる
立体化学的純度、即ち約80%の純度で生成する。 プレビタミンD化合物の付加物とクロム含有酸
化剤との反応ではプレビタミンD化合物の1位に
ケト基を生成することができるが、この反応は必
ずしも容易に進行するとは限らないので、酸化を
行う前に1位をヒドロキシル化または臭素化する
のが好ましいことが多い。このヒドロキシル化は
臭素化合物と反応させた後に加水分解を行うこと
により実施するのが最良である。生成する立体異
性体混合物、即ち1α−および1β−ヒドロキシプ
レビタミンD化合物の付加物混合物は酸化するこ
とができる。かかる酸化は、上述の酸化剤を用い
て行うほかに二酸化マンガンを用いて行うことが
できる。生成するケトンの立体特異的
(stereospecific)還元により所望の1α−ヒドロキ
シ付加物化合物が生成する。また臭素化プレビタ
ミンD付加物化合物も直接酸化反応させることが
できる。かかる酸化のためには、クロム含有酸化
剤が最適で、特にビス(テトラブチルアンモニウ
ム)ジクロメートまたはピリジンジクロメートが
好ましい。この臭素化合物は単離する必要がな
い。臭素化反応の直後に、中間体として生成した
臭素化合物を含有する反応混合物を酸化反応させ
ることができる。 また、加水分解後に得られる立体異性体混合物
から1α−ヒドロキシ−プレビタミンD化合物の
付加物を単離できるのは勿論で、この結果上述の
酸化および還元を省略できる。しかし、純粋な
1α−立体異性体を良好な収率で得るには、1−
ケト化合物を経由するバイパスが好ましい。上述
の臭素化には臭素化合物としてN−ブロムサクシ
ンイミド、N,N′−ジブロムジメチルヒダント
インまたはN−ブロムフタルイミドを用いるのが
好ましく、次いで水と水混和性有機溶媒との混合
物を用いて加水分解を行うのが普通である。臭素
化反応はハロゲン化物を含有する有機溶媒、例え
ば、塩素化脂肪族炭化水素、例えば、四塩化炭素
中、または脂肪族炭化水素、例えばn−ヘキサン
中、または上述の溶媒の混合物中で、酸捕促剤、
例えば有機塩基、例えばS−コリジンの存在下
に、照射下あるいは触媒量のラジカル反応開始剤
化合物、例えば過酸化物またはアゾ化合物、例え
ばα,α′−アゾイソブチロニトリルの存在下に、
室温と使用溶媒の沸点との間の反応温度で、好ま
しくは溶媒の沸点で行うのが好ましい。溶媒を留
出させた後に、生成した1−臭素化合物を水と水
混和性有機溶媒例えばジオキサンまたはアセトン
との混合物で加水分解する。この加水分解は、銀
イオンを例えば担体であるリセツト上の炭酸銀の
形態で存在させて行うか、あるいは湿つた二酸化
ケイ素を用いて行うことができる。 1α−ヒドロキシル化付加物の保護基の除去は
かかる基を除去するそれ自体既知の方法で行うこ
とができる。例えば、保護基であるtert−ブチル
ジメチルシリル基は、「J.Am.Chem.Soc.」94
(17)、第6190〜6191頁(1972)に記載されている
ように、不活性有機溶媒例えばテトラヒドロフラ
ンのようなエーテルの存在下に、弗素化合物例え
ばテトラブチルアンモニウムフルオリドと反応さ
せることにより除去できる。また、酸、所要に応
じて担体例えば二酸化ケイ素に吸着させた酸を用
いて脱離を行うこともできる。保護基であるジエ
ノフイル基は、「Liebigs Ann.Chem.」1978、第
745〜756頁中に4−フエニル−1,2,4−トリ
アゾリン−3,5−ジオン−1,2−ジイル基の
場合について記載されているようにして、即ち所
要に応じて1種または2種以上の酸化剤の存在下
に、プロトン性溶媒、非プロトン性溶媒またはこ
れらの混合物中で塩基と反応させることにより、
好ましくはアルコール例えばメタノールまたはn
−ブタノール中で、0℃と使用アルコールの沸点
との間の温度好ましくはアルコールの沸点でアル
カリ金属水酸化物と反応させることにより簡単に
除去できる。またアルカリ金属水素化物例えば水
素化アルミニウムリチウムにより、不活性非プロ
トン性溶媒中で、アルコール中のナトリウムアル
コラートを用いて、あるいはS−コリジンを用い
て脱離を行うことができる。 保護基であるジエノフイル基の除去は適当なそ
れぞれの時点、例えば1位に水酸基を導入した後
に行うことができる。この場合には立体異性体混
合物は好ましくは次のようにして純粋な1α−ヒ
ドロキシ−プレビタミンD3に転換する必要があ
る:加水分解後に得られた前述の立体異性体混合
物から両保護基、即ちジエノフイル基および例え
ばシリルエーテル基を除去すると1α−と1β−ヒ
ドロキシビタミンD3との混合物が生成する。こ
の混合物を好ましくは二酸化マンガンで酸化する
と対応する1−オキソ−プレビタミンD3が生成
し、この化合物は、1α−ヒドロキシ付加物化合
物を製造する場合について前述したように、所望
の1α−ヒドロキシビタミンD化合物に立体特異
的に還元することができる。 1α−ヒドロキシ−プレビタミンD3は上述の方
法により十分に精製できる結晶質状態で得ること
ができる。 また、タキステロール化合物、即ち次の一般式
2a: (式中のRおよびR′は上述のものと同一のも
のを示す)で表わされる化合物好ましくはタキス
テロールと、次の一般式3: (式中のA′およびB′は上述のものと同一のも
のを示す)で表わされるジエノフイルとの付加物
は原則として1α−ヒドロキシル化ビタミンDま
たはプレビタミンD化合物の製造に用いることが
できることが分つた。 プレビタミンD化合物は文献において既知であ
る。1949年という早い時期にはVelluz等(「Bull.
Soc.Ch.Fr.1949,501)はプレビタミンD3を発見
し、1955年にはKoevoet(「Recueil」74(1955),
788−792)はこの化合物を論文に発表した。これ
らの報文からプレビタミンD3はビタミンD3から
エキリブレーシヨン(equilibration)により得る
ことができるが、極めて好ましくない構造上の変
化の結果として温度が僅か上昇すると極めて容易
に出発物質に転化する。しかも、プレビタミン
D3は結晶質でなく、従つて純粋な形態で得るこ
とは実質的に不可能である。このような不安定性
および取扱いの困難性はおそらく、従来文献にお
いてプレビタミンD化合物が合成の目的にはほと
んど留意されていなかつた理由であろう。本質的
に同じことがプレビタミンD3の立体異性体、即
ちタキステロールに当てはまり、このことはまた
「Recueil」74、1955、第788−792頁においても議
論されている。上述の米国特許第4202829号明細
書では、酸化セレンでアリル位置を酸化する際の
出発物質としてプレビタミンD化合物が示されて
おり、この際熱異性化後に所望の1−ヒドロキシ
ル化ビタミンD化合物を得ることができる。しか
し、プレビタミンD化合物が、上記特許明細書に
おいて出発物質として挙げられている他の立体異
性体、例えばビタミンD化合物または5,6−ト
ランス−ビタミンD化合物より好ましいという印
象は得られないので、同様な劣つた立体選択性が
予期される。従つて、不安定なプレビタミンDま
たはタキステロール化合物、例えばプレビタミン
Dまたはタキステロールまたはこれらの化合物の
1種の誘導体と適当なジエノフイル、例えば4−
フエニル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−
ジオン、ジエチルアゾジカルボキシレートまたは
1,4−フタラジンジオンとの反応が、再結晶に
よる精製を全く問題なく行うことのできるような
安定な付加物を生成することは、驚くべきことで
ある。 上述のプレビタミンDまたはタキステロール化
合物と一般式3(式中のA′およびB′は上述のもの
と同一のものを示す)で表わされるジエノフイル
との付加物は、関連する化合物を製造するそれ自
体既知である方法で製造することができる。例え
ば、この付加物はビタミンD化合物と4−フエニ
ル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン
との付加物を製造するのに既知である方法、例え
ば上述の文献「J.Org.Chem.」第41巻、第12号、
第2098〜2101頁(1976)及び「Liebigs.Ann.
Chem.」1978、第745〜756頁に記載されている方
法で製造できる。このためには、プレビタミンD
またはタキステロール化合物とジエノフイルとを
不活性有機溶媒、例えばエテスル例えば酢酸エチ
ル、塩素化脂肪族炭化水素例えばジクロロメタ
ン、芳香族炭化水素例えばトルエン、エーテル例
えばテトラヒドロフラン、ケトン例えばアセト
ン、またはこれらの溶媒の混合物中で、室温また
はこれより僅かに低い温度、好ましくは約0℃で
反応させる。 プレビタミンDまたはタキステロール化合物と
してはプレビタミンD3、タキテスロール、また
はこれらの化合物の1種と脂肪族または芳香族カ
ルボン酸とのエテスル化生成物あるいは適当なエ
ーテル化剤とのエーテル化生成物を選定するのが
好ましい。 本発明においては、上述のプレビタミンD化合
物と一般式3で表わされるジエノフイルとの付加
物は異なる方法で、即ち適当な有機溶媒中で対応
する7−デヒドロコレステロール化合物に紫外線
を照射し、次いで未転化出発物質を回収した後に
照射生成物とジエノフイルとを反応させることに
より製造することができることを見い出した。7
−デヒドロコレステロール化合物としては次の一
般式4: (式中のRおよびR′は上述のものと同一もの
を示す)で表わされる化合物、例えば、7−デヒ
ドロコレステロール、あるいはこれらのエテスル
またはエーテルを用いるのが好ましい。紫外線照
射は、不活性有機溶媒好ましくはテトラヒドロフ
ランまたはジエチルエーテルのようなエーテル中
で、室温またはこれより僅かに低い温度で行う。
照射後に未転化の出発物質を、例えば、適当な溶
媒から晶出させた後に濾過することにより回収す
ることができる。次に行われる一般式3で表わさ
れるジエノフイルとの反応はほぼ同じ温度で不活
性有機溶媒好ましくはジクロロメタンのような塩
素化脂肪族炭化水素の溶液中で行う。 次に本発明を実施例および参考例について説明
する。 参考例 1 プレビタミンD3−ブチレートと4−フエニル
−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン
との付加物の製造 (a) 約0℃に冷却した乾燥ジクロロメタン90mlに
17.77gのビタミンD3(式5、R=1,5−ジメ
チルヘキシル)、4.03gの酪酸および0.656gの
ジメチルアミノピリジンを溶解した溶液に、0
℃において窒素雰囲気下に9.54gのジシクロヘ
キシルカルボジイミドを添加した。0℃で10分
間かきまぜた後に反応混合物を室温に達するま
で静置した。このエテスル化反応後に薄層クロ
マトグラフイーを行つた(溶離剤:イソオクタ
ン/酢酸エチル=95/5)。3〜4時間後に、
生成した懸濁液を濾過し、しかる後に沈澱をジ
クロロメタンで洗浄した。濾液と洗液とを一緒
にし、0.1N塩酸および飽和NaCl溶液で順次洗
浄した。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。減圧下に濃縮した後に、残留物を少量のア
セトンに溶解し、次いで生成した溶液を0℃〜
−20℃の温度まで冷却した。所望のブチレート
(式6)が晶出した。生成物を濾別した。収量
は18.354g、融点60℃。 (b) 23.11gのビタミンD3−ブチレート(式6)
を丸底フラスコに入れ、油浴上で融解させた。
生成したほぼ透明な淡黄色の融成物を110〜120
℃の温度に45分間維持した。70℃に冷却後、こ
の融成物に99mlの冷アセトンを加えた。次いで
生成した溶液を8℃までさらに冷却し、数個の
ビタミンD3−ブチレート結晶を種晶として添
加した。この反応混合物を−20℃で12時間静置
した後に結晶質物質を濾別した。この物質は
11.7gの未転化ビタミンD3−ブチレートであつ
た。液を減圧下に最高20℃で蒸発させた。残留
物は淡黄色樹脂状物質で、その重量は10.9gで
あつた。この物質はビタミンD3−ブチレート
(式6)とプレビタミンD3−ブチレート(式
7)との混合物であつた。確認は薄層クロマト
グラフイーにより行つた。 (c) 7.25gの4−フエニル−1,2,4−トリア
ゾリン−3,5−ジオンを90mlの乾燥ジクロロ
メタンに溶解した溶液を、窒素雰囲気下に0℃
でかきまぜながら、ビタミンD3−ブチレート
(式6)とプレビタミンD3−ブチレート(式
7)との混合物18.8gを330mlの乾燥ジクロロ
メタンに溶解した溶液に滴下した。この溶液は
反応の終りに淡黄色になつた。この溶液を減圧
下に濃縮し、次いで油状残留物を少量のアセト
ンに溶解した。所望のプレビタミンD3−ブチ
レートと4−フエニル−1,2,4−トリアゾ
リン−3,5−ジオンとの付加物(式8)が−
10℃で晶出し、これを濾別し、次いで冷ヘキサ
ンで洗浄した。濾液を濃縮することにより第2
の分量の結晶質の付加物が生成した。この結晶
質物質を集め、アセトンで再結晶し、冷ヘキサ
ンで洗浄した。収量14.87g。物理化学的特
性:UV:λnax=218nm;Rf(酢酸エチル/イ
ソオクタン:3/7)=0.34;融点:153℃式8
に示す構造はX線回折分析により求めた。 参考例 2 1α−ヒドロキシビタミンD3の製造 (a) 13.675gの付加物(式8)を200mlの乾燥メ
タノールに溶解した溶液に12gの炭酸カルシウ
ムを懸濁させ、次いで45分間還流させた。生成
した懸濁液を減圧下に濃縮し、次いで残留物を
水とジエチルエーテルとの混合物に溶解した。
エーテル相を分離し、希硫酸(100mlの水中の
14mlの濃硫酸)、炭酸ナトリウム溶液および飽
和NaCl溶液で順次洗浄した。硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した後に、有機相の溶媒を留出させ
た。残留物を少量のアセトンから晶出させ、
10.86gの所望のアルコール〔式9)を得た。
融点:153〜153.5℃。 (b) アルコール(式9)11.79g、イミダゾール
3.587gおよびtert−ブチルジメチルシリルクロ
リド4.450gを200mlのジメチルホルムアミドに
溶解した溶液を窒素雰囲気下に室温で45分間か
きまぜた。15分後に白色結晶質沈澱が生成し
た。45分後に2個の透明相が生成するまでヘキ
サンを加えた。ジメチルホルムアミド相をヘキ
サンで抽出し、集めたヘキサン相を0.1N塩酸、
水、重炭酸ナトリウム溶液および飽和NaCl溶
液で順次洗浄し、次いで硫酸マグネシウム上で
乾燥した。減圧下に濃縮した後に、油状残留物
を200mlの沸騰アセトニトリルに溶解した。冷
却した際に所望のシリルエーテル(式10)が
13.47gの収量で晶出した。融点137℃。式8の
ブチレートの1H NMRスペクトルと比較した
際の1H NMRスペクトルの変化:δ=4.93に
おける信号はδ=3.78に移行した(1H,m,
C3−H)。 参考例2(b)におけると本質的に同様にして、
プレビタミンD3と4−フエニル−1,2,4
−トリアゾリン−3,5−ジオンとの付加物の
トリメチルシリルエーテルを75%の収率で得
た。融点165〜167℃。UV(CH3OH):λnax=
217nm;Rf(ヘキサン/アセトン:8/2)=
0.40。 (c) 592mgのN−ブロモサクシンイミドおよびα,
α′−アゾイソブチロニトリルの結晶を、1.50g
のシリルエーテル(式10)を20mlの乾燥四塩化
炭素に溶解した溶液に添加した。生成した溶液
を窒素雰囲気下に5〜10分で110〜120℃まで加
熱した。次いでこの溶液を氷浴中で冷却し、次
いでセリツトで濾過した。溶媒を減圧下に留出
させ、次いで残留物を15mlのアセトンに溶解し
た。0.3mlの水をこの溶液に緩徐に滴下し、次
いでセリツト上の1.3gの炭酸銀を少量ずつ加
え、反応混合物を光から遮蔽した。反応後に薄
層クロマトグラフイー(溶離液:ベンゼン/ア
セトン=9/1)を行つた。10時間後に反応混
合物をセリツトで濾過し、次いで溶媒を減圧下
に留出させた。残留物をジエチルエーテルに溶
解し、飽和NaCl溶液で洗浄し、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した。減圧下に濃縮し、溶離液と
してベンゼン/酢酸エチル80/20(v/v)を
用いてカラムクロマトグラフイーにより精製し
た後に、全部で783mgの生成物を得た。この生
成物は式11および12のアルコールの混合物502
mgと、式11のアルコール126mgと、式12のアル
コール155mgとからなつていた。全反応生成物
中の式11および式12のアルコールの重量比は
3:7で、NMR分光分析法によりこれを求め
た。式11のアルコールのRf値:Rf(ベンゼン/
酢酸エチル=8/2):0.39;Rf(ベンゼン/酢
酸エチル=9/1):0.38。式12のアルコール
のRf値:Rf(ベンゼン/酢酸エチル=8/
2):0.33;Rf(ベンゼン/酢酸エチル=9/
1):0.30。 (d) 式11および式12のアルコールの混合物931mg
を1.5mlの乾燥塩化メチレンに溶解した溶液を、
1.015gのピリジンジクロメートを2.5mlの乾燥
塩化メチレンに溶解した溶液に加えた。室温で
10時間静置した後に、約10mlのジエチルエーテ
ルを加えた。生成した懸濁液を濾過し、次いで
沈澱をエーテルで洗浄した。エーテル部分を集
め、これから溶媒を減圧下に留出させ、しかる
後に残留物をカラムクロマトグラフイーにより
精製した。この際溶離液として容量比9:1の
イソオクタンと酢酸エチルとの混合物を用い
た。所望のシリルエーテル−エノン(式13)を
702mgの収量で得た。融点97〜98℃。13C NMR
−スペクトルにおいてエノン系の信号が131.1、
149.5および195.0ppmで観察された。 UV:λnax=222nm;240nmにおいてシヨル
ダー。 (e) また、式13のシリル−エーテルエノンは中間
体として生成した臭素化合物を単離せずに直接
酸化することにより式10のシリルエーテルから
製造することができた。 参考例2(a)に記載したようにして得た式10の
シリルエーテル1.0gを16mlの乾燥ヘキサンに
溶解した溶液に、0.196mlのコリジン、触媒量
のビス(4−tert−ブチルシクロヘキシル)パ
ーオキシジカーボネートおよび425mgのジメチ
ルジブロモヒダントインを順次加えた。20分後
にこの懸濁液をセリツトで濾過し、乾燥ヘキサ
ンで洗浄した。濾液を減圧下に濃縮し、10mlの
乾燥クロロホルムに溶解した。5.8mgのビス
(テトラブチルアンモウム)ジクロメートを上
述の溶液に加え、この反応混合物を2時間還流
させた。室温まで冷却した後に生成した懸濁液
をシリカゲルで濾過し、250mlのジエチルエー
テルで洗浄した。濾液と洗液とを一緒にし、こ
れを減圧下に濃縮した。この残留物をカラムク
ロマトグラフイーにより精製した。この際溶離
液としてヘキサン/アセトン=95/5を用い
た。得られた化合物は参考例2(d)に記載したよ
うにして製造した化合物(式13)と同一であつ
た。 同様にして上述の付加物のトリメチルシリル
エーテルを対応するシリル−エーテルエノンに
転化することができた。得られたトリメチルシ
リルエーテル−エノンをテトラヒドロフランに
溶解し、さらに精製せずに希釈した(1.5M)
塩酸溶液で処理することにより所望の式14のア
ルコール−エノン(物理化学的特性については
参考例2(e)参照のこと)に直接転化した。 (f) また、式13のtert−ブチルジメチルシリルエ
ーテル−エノンは下記のようにして製造するこ
とができた。 参考例2(c)に記載したようにして式10のシリ
ルエーテルの臭素化反応により1−臭素置換化
合物を製造した。臭素化後に10gの残留物を60
mlのジクロロメタンに溶解した。この溶液に10
gのピリジンジクロメートを加え、次いでこの
反応混合物を室温で18時間かきまぜた。500ml
のジエチルエーテルで希釈した後に反応混合物
を濾別した。濾液を減圧下に濃縮し、3.5gの
化合物を得た。この化合物は参考例2(d)に従つ
て製造した式13の化合物と同一であつた。 (g) テトラブチルアンモニウムフルオリドをテト
ラヒドロフランに溶解した1モル溶液10.2ml
を、700mgの式13のエノンおよび0.47mlの酪酸
を10mlのテトラヒドロフランに溶解した溶液
に、窒素雰囲気下に−10℃で滴下した。室温で
3時間かきまぜた後に、反応混合物を約10mlの
ジエチルエーテルで希釈し、飽和重炭酸塩溶液
および飽和NaCl溶液で順次洗浄した。次いで
有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下
に濃縮した。この残留物をクロマトグラフイー
で精製し、この際溶離液として容量比9:1の
ベンゼンとアセトンとの混合物を用いた。所望
のアルコール−エノン(式14)を528mgの収量
で得た。融点101〜102℃。 (h) 激しくかきまぜながら、308mgの塩化アルミ
ニウムを3.86mlの乾燥テトラヒドロフランに溶
解した溶液を、263mgの水素化アルミニウムリ
チウムを20mlの乾燥テトラヒドロフランに懸濁
させた懸濁液に室温で滴下した。この懸濁液に
3mlの乾燥テトラヒドロフラン中の式14のアル
コールエノン428mgを−70℃で滴下した。−60℃
で1時間かきまぜた後に約2mlのジエチルエー
テルを添加し、次いで5%塩酸を加えた。反応
混合物を室温にした後に、有機相を分離し、次
いで5%塩酸、飽和重炭酸溶液および飽和
NaCl溶液で順次洗浄した。硫酸マグネシウム
上で乾燥した後に溶液を減圧下に濃縮し、次い
でカラムクロマトグラフイーにより精製し、こ
の際溶離液として容量比8:2のベンゼンとア
セトンとの混合物を用いた。所望のジオール
(式15)を421mgの収量で得た。融点165〜167℃
(ジエチルエーテル)。Rf(ベンゼン/アセトン
=7/3):0.25。 【表】 実施例 1 1α−ヒドロキシ−プレビタミンD3の製造 参考例2(h)に記載したようにして得た精製した
式15のジオールを500mgの分量で25mlのメタノー
ルに溶解した。25mlの15N KOH水溶液を添加し
た後に、反応混合物を油浴内で110℃で加熱した。
次いで反応混合物を氷と水との混合物上に注ぎ、
次いでジエチルエーテルで抽出した。有機相を
NaHCO3水溶液およびNaCl溶液で順次洗浄し
た。溶媒を蒸発させた後に312mgの結晶質生成物
を得た。ジエチルエーテルで再結晶して次式30: (式中のRは1,5−ジメチルヘキシルを示
す)で表わされる1α−ヒドロキシ−プレビタミ
ンD3を得た。UV(CH3OH):λnax=260nm。構
造はそのNMRスペクトルにより確定した。
関するものである。 1α−ヒドロキシビタミンD化合物、例えば、
1α−ヒドロキシビタミンD3、1α,25−ジヒドロ
キシビタミンD3および1α,24,25−トリヒドロ
キシビタミンD3が強い生物学的活性を有し、カ
ルシウム代謝に関する問題が役割を演ずるすべて
の場合に用いることができることは広く知られて
いる。原則として1α−ヒドロキシ−プレビタミ
ンD化合物は同じ生物学的用途に用いることがで
きる。 1α−ヒドロキシビタミンD化合物の需要が大
きいことを考えると、かかる化合物の優れた製造
方法は極めて重要である。 オランダ国特許第159093号明細書はコレステロ
ールから出発して約15の反応工程で1α−ヒドロ
キシビタミンD3を製造する方法を開示している。
この方法によれば、紫外線照射前に1α位に水酸
基を導入する。この方法は、紫外線照射で得られ
る1α−ヒドロキシル化ビタミンD化合物の収率
が、1位でヒドロキシル化されていない対応する
化合物の紫外線照射工程における収率と較べて低
下、即ち最大で20%であるという欠点を有し、後
者の場合には転化した出発物質に対して計算して
60%の収率を容易に得ることができる(例えば、
「Recueil」79、第369頁(1960)参照。また、上
述のオランダ国特許明細書に記載されている方法
の他の反応工程も低い収率を与える。 また1α−ヒドロキシエルゴカルシフエロール
の製造方法は米国特許第3907843号明細書に開示
されているが、この方法では出発物質としてイソ
エルゴステロンを用いる。この方法は上述と同じ
欠点を有する。明らかに、これらの欠点はこの分
野における多数の研究者によつて認められてお
り、このことは1α−水酸基をビタミンD化合物
自体に導入するに当つて紫外線照射後にこれを行
うことが記載されている数多くの特許から明らか
である。これらの特許明細書、例えば欧州特許出
願第10992号および米国特許第4195027号および同
第4202829号明細書では、二酸化セレンまたはセ
レン酸エテスルを用いてアリル位置の酸化を行う
ことにより1α−水酸基をビタミンD化合物に直
接導入している。しかし、かかるアリル位置の直
接酸化の結果はあまり満足できぬものである。こ
の理由は酸化が小さい選択率で進行するからであ
る。実際に、所望の1α−水酸基のほかに、1個
または2個以上の他の水酸基がビタミンD化合物
に容易に導入される。 コレストロールから出発して1α−ヒドロキシ
ビタミンD3を合成する方法の全体は佐藤氏等に
よつて「Chem.Pharm.Bull.」第26巻、第10号
(1978)、2933−2940頁に扱瀝されている。この刊
行物には全収率は約1.5%であることが記載され
ているが、この全収率はこれ以前の刊行物に記載
されている値、すなわち2.2%より僅かであるが
小さい。しかし、このような収率は1α−ヒドロ
キシビタミンD化合物を商業的規模で製造する場
合には改善する必要がある。 いくつかの1α−ヒドロキシ−プレビタミンD
化合物は文献から既知である。上述の佐藤氏等の
刊行物には油状の1α−ヒドロキシ−プレビタミ
ンD3の単離が記載されている。これと同一の化
合物は英国特許第1463985号から知られている。 本発明の目的は結晶質状態の1α−ヒドロキシ
−プレビタミンD3を実質的に純粋な状態で提供
することにある。 本発明においては1α−ヒドロキシ−プレビタ
ミンD3を充分に精製できる結晶質状態で得るこ
とができることを見い出した。 従つて、本発明は次の一般式: (式中のRは1,5−ジメチルヘキシル基を示
す) で表わされる実質的に純粋な結晶質状態の1α−
ヒドロキシ−プレビタミンD3に関するものであ
る。 本発明の1α−ヒドロキシ化合物は、従来知ら
れていない反応経路を経由して、すなわち、次の
一般式: (上式において Rは1,5−ジメチルヘキシル基を示し、 R′は水酸基、エステル化された水酸基または
エーテル化された水酸基を示し、 AおよびBは同一または異なる基で1〜4個の
炭素原子を有するアルコキシ基を示すか、あるい
はAとBとは一緒になつてフエニルイミノ基また
はo−フエニレン基を示す)で表わされるジエノ
フイルとの付加物を、 (a) クロム含有酸化剤および二酸化セレンからな
る群から選定した1種の酸化剤と反応させた後
に金属水素化物または複合金属水素化物で還元
することにより、あるいは (b) 臭素化剤と反応させた後に加水分解すること
により、あるいは (c) 臭素化剤と反応させた後にクロム含有酸化剤
で酸化し、次いで金属水素化物または複合金属
水素化物で還元することにより、あるいは (d) 臭素化剤と反応させた後に加水分解を行うか
あるいは行わずにクロム含有酸化剤または二酸
化マンガンで酸化し、次いで金属水素化物また
は複合金属水素化物で還元することにより、 1α位でヒドロキシル化し、次いで保護基を除
去した後に1α−ヒドロキシ−プレビタミンDを
単離することにより製造することができる。 上述のジエノフイルは次の一般式1: (式中のAおよびBは上述のものと同一のもの
を示す)で表わされる。適当なジエノフイルの例
としては置換もしくは未置換のフエニル基により
4位で置換されている1,2,4−トリアゾリン
−3,5−ジオンを挙げることができる。適当な
ジエノフイルの他の例は1,4−フタラジンジオ
ンおよびジ(C1〜C4)アルキルアゾジカルボキ
シレートである。1α−ヒドロキシ(プレ)ビタ
ミンD化合物を製造する際の出発物質として用い
るのに好ましいのは、プレビタミンD化合物と次
の一般式3: (式中のA′およびB′は同一の基でメトキシ基
またはエトキシ基を示すか、あるいはA′とB′と
は一緒になつてフエニルイミノ基またはo−フエ
ニレン基を示す)で表わされるジエノフイルとの
付加物、即ちプレビタミンD化合物とジエノフイ
ルである4−フエニル−1,2,4−トリアゾリ
ン−3,5−ジオン、ジメチルまたはジエチルア
ゾジカルボキシレートあるいは1,4−フタラジ
ンジオンとの付加物である。 「J.Org.Chem.」第41巻、第12号、第2098〜
2101頁(1976)および「Liebigs Ann.Chem.」
1978、第745〜756頁には、4−フエニル−1,
2,4−トリアゾリン−3,5−ジオンを用いて
ビタミンD3中の作用を受け易いトリエンを保護
することが記載されている。しかし、4−フエニ
ル−1,2,4−トリアゾリジン−3,5−ジオ
ン−1,2−ジイル基の脱離によつてビタミン
D3の立体異性体、即ち5,6−トランス−ビタ
ミンD3が生成する。 しかし、プレビタミンD化合物と適当なジエノ
フイル、例えば、4−フエニル−1,2,4−ト
リアゾリジン−3,5−ジオン、ジエチルアゾジ
カルボキシレートまたは1,4−フタラジンジオ
ンとの付加物を、1α−ヒドロキシ−プレビタミ
ンD3を製造する際の出発物質として使用できる
ことが分つた。所望の水酸基D3を導入した後に、
上記付加物からジエノフイル基を容易に除去する
ことができ、この付加物では、上述のビタミン
D3付加物とは対照的にヒドロキシル化ビタミン
D化合物に転位する間に立体配置が維持されてい
る。 上述のプレビタミンD化合物は次の一般式2: (式中、RおよびR′は上述のものと同一のも
のを示す)で表わされる。適当なプレビタミンD
化合物は、プレビタミンD3およびプレビタミン
D3と脂肪族または芳香族のカルボン酸とのエテ
スル化生成物あるいは適当なエーテル化剤とのエ
ーテル化生成物である。 適当なエテスル化剤は2〜5個の炭素原子を有
するアルキルクロロカーボネート、または芳香族
カルボン酸、1〜4個の炭素原子を有する飽和脂
肪族カルボン酸、p−トルエンスルホン酸、メタ
シスルホン酸、トリフルオロ酢酸、またはエステ
ル化反応に適したこれらの酸の誘導体である。エ
ーテル形態の不安定な水酸基を保護するには、か
かる目的に知られているすべてのエーテル化剤、
例えば、トリフエニルメチルハライド、2,3−
ジヒドロピラン、またはトリアルキルシリルハラ
イドまたはトリアルキルシリルエトキシメチルハ
ライドでそのアルキル基が1〜6個の炭素原子を
有するものが原則として適当である。この目的に
特に適当なのはトリメチルシリルクロリド、tert
−ブチルジメチルクロリドまたはトリメチルシリ
ル−エトキシメチルクロリドである。この理由は
これらのエーテル化剤は保護すべき水酸基と直ち
に反応してエーテル官能基を生成し、この基は一
方では反応雰囲気下に充分安定であり、他方では
容易に脱離してもとの水酸基に戻すことができる
からである。tert−ブチルジメチルシリルクロリ
ドが好ましい。この理由はtert−ブチルジメチル
シリル基が保護基として極めて適当であることが
分つたからである。 「J.Am.Chem.Soc」94(17)、第6190〜6191頁
(1972)には、tert−ブチルジメチルシリル基を
用いて水酸基を保護することが示されている。し
かし、ビタミンD化合物またはプレビタミンD化
合物中の不安定な水酸基を保護するために上記シ
リル基を用いることは記載されていない。tert−
ブチルジメチルシリルクロリドとの反応は、上述
の「J.Am.Chem.Soc.」94(17)、第6190〜6191
頁(1972)に記載されているように、即ち不活性
有機溶媒例えばジメチルホルムアミド中で、有機
塩基例えばイミタゾールの存在下に、0℃と溶媒
の沸点との間の温度好ましくは室温でtert−ブチ
ル−ジメチルシリルクロリドとアルコールとを互
に反応させることにより実施することができる。 上述のようなプレビタミンD化合物の付加物の
1α−ヒドロキシル化は、上述のような種々の方
法で、即ちクロム含有酸化剤または二酸化セレン
と反応させた後に還元することにより、あるいは
臭素化剤と反応させた後に加水分解することによ
り実施することができる。 クロム酸、ピリジンジクロメート、tert−ブチ
ルクロメート、ビス(テトラブチルアンモニウ
ム)ジクロメートまたはクロムトリオキシド−
3,4−ジメチルピラゾール錯体がクロム含有酸
化剤として好ましい。正しい立体配置を得るに
は、水素化アルミニウムリチウムと塩化アルミニ
ウムとの反応生成物が還元剤として好ましい。酸
化は極性有機溶媒、例えばジクロロメタンのよう
な塩素化脂肪族炭化水素中で、0℃と使用溶媒の
沸点との間の温度好ましくは室温で行うのが普通
である。上述の還元剤による還元は、溶媒である
エーテル例えばテトラヒドロフラン中で、−100℃
〜0℃の温度好ましくは−50℃〜−80℃の温度で
行うのが好ましい。還元の前に行う酸化により所
望の1α−ヒドロキシ付加物化合物が満足できる
立体化学的純度、即ち約80%の純度で生成する。 プレビタミンD化合物の付加物とクロム含有酸
化剤との反応ではプレビタミンD化合物の1位に
ケト基を生成することができるが、この反応は必
ずしも容易に進行するとは限らないので、酸化を
行う前に1位をヒドロキシル化または臭素化する
のが好ましいことが多い。このヒドロキシル化は
臭素化合物と反応させた後に加水分解を行うこと
により実施するのが最良である。生成する立体異
性体混合物、即ち1α−および1β−ヒドロキシプ
レビタミンD化合物の付加物混合物は酸化するこ
とができる。かかる酸化は、上述の酸化剤を用い
て行うほかに二酸化マンガンを用いて行うことが
できる。生成するケトンの立体特異的
(stereospecific)還元により所望の1α−ヒドロキ
シ付加物化合物が生成する。また臭素化プレビタ
ミンD付加物化合物も直接酸化反応させることが
できる。かかる酸化のためには、クロム含有酸化
剤が最適で、特にビス(テトラブチルアンモニウ
ム)ジクロメートまたはピリジンジクロメートが
好ましい。この臭素化合物は単離する必要がな
い。臭素化反応の直後に、中間体として生成した
臭素化合物を含有する反応混合物を酸化反応させ
ることができる。 また、加水分解後に得られる立体異性体混合物
から1α−ヒドロキシ−プレビタミンD化合物の
付加物を単離できるのは勿論で、この結果上述の
酸化および還元を省略できる。しかし、純粋な
1α−立体異性体を良好な収率で得るには、1−
ケト化合物を経由するバイパスが好ましい。上述
の臭素化には臭素化合物としてN−ブロムサクシ
ンイミド、N,N′−ジブロムジメチルヒダント
インまたはN−ブロムフタルイミドを用いるのが
好ましく、次いで水と水混和性有機溶媒との混合
物を用いて加水分解を行うのが普通である。臭素
化反応はハロゲン化物を含有する有機溶媒、例え
ば、塩素化脂肪族炭化水素、例えば、四塩化炭素
中、または脂肪族炭化水素、例えばn−ヘキサン
中、または上述の溶媒の混合物中で、酸捕促剤、
例えば有機塩基、例えばS−コリジンの存在下
に、照射下あるいは触媒量のラジカル反応開始剤
化合物、例えば過酸化物またはアゾ化合物、例え
ばα,α′−アゾイソブチロニトリルの存在下に、
室温と使用溶媒の沸点との間の反応温度で、好ま
しくは溶媒の沸点で行うのが好ましい。溶媒を留
出させた後に、生成した1−臭素化合物を水と水
混和性有機溶媒例えばジオキサンまたはアセトン
との混合物で加水分解する。この加水分解は、銀
イオンを例えば担体であるリセツト上の炭酸銀の
形態で存在させて行うか、あるいは湿つた二酸化
ケイ素を用いて行うことができる。 1α−ヒドロキシル化付加物の保護基の除去は
かかる基を除去するそれ自体既知の方法で行うこ
とができる。例えば、保護基であるtert−ブチル
ジメチルシリル基は、「J.Am.Chem.Soc.」94
(17)、第6190〜6191頁(1972)に記載されている
ように、不活性有機溶媒例えばテトラヒドロフラ
ンのようなエーテルの存在下に、弗素化合物例え
ばテトラブチルアンモニウムフルオリドと反応さ
せることにより除去できる。また、酸、所要に応
じて担体例えば二酸化ケイ素に吸着させた酸を用
いて脱離を行うこともできる。保護基であるジエ
ノフイル基は、「Liebigs Ann.Chem.」1978、第
745〜756頁中に4−フエニル−1,2,4−トリ
アゾリン−3,5−ジオン−1,2−ジイル基の
場合について記載されているようにして、即ち所
要に応じて1種または2種以上の酸化剤の存在下
に、プロトン性溶媒、非プロトン性溶媒またはこ
れらの混合物中で塩基と反応させることにより、
好ましくはアルコール例えばメタノールまたはn
−ブタノール中で、0℃と使用アルコールの沸点
との間の温度好ましくはアルコールの沸点でアル
カリ金属水酸化物と反応させることにより簡単に
除去できる。またアルカリ金属水素化物例えば水
素化アルミニウムリチウムにより、不活性非プロ
トン性溶媒中で、アルコール中のナトリウムアル
コラートを用いて、あるいはS−コリジンを用い
て脱離を行うことができる。 保護基であるジエノフイル基の除去は適当なそ
れぞれの時点、例えば1位に水酸基を導入した後
に行うことができる。この場合には立体異性体混
合物は好ましくは次のようにして純粋な1α−ヒ
ドロキシ−プレビタミンD3に転換する必要があ
る:加水分解後に得られた前述の立体異性体混合
物から両保護基、即ちジエノフイル基および例え
ばシリルエーテル基を除去すると1α−と1β−ヒ
ドロキシビタミンD3との混合物が生成する。こ
の混合物を好ましくは二酸化マンガンで酸化する
と対応する1−オキソ−プレビタミンD3が生成
し、この化合物は、1α−ヒドロキシ付加物化合
物を製造する場合について前述したように、所望
の1α−ヒドロキシビタミンD化合物に立体特異
的に還元することができる。 1α−ヒドロキシ−プレビタミンD3は上述の方
法により十分に精製できる結晶質状態で得ること
ができる。 また、タキステロール化合物、即ち次の一般式
2a: (式中のRおよびR′は上述のものと同一のも
のを示す)で表わされる化合物好ましくはタキス
テロールと、次の一般式3: (式中のA′およびB′は上述のものと同一のも
のを示す)で表わされるジエノフイルとの付加物
は原則として1α−ヒドロキシル化ビタミンDま
たはプレビタミンD化合物の製造に用いることが
できることが分つた。 プレビタミンD化合物は文献において既知であ
る。1949年という早い時期にはVelluz等(「Bull.
Soc.Ch.Fr.1949,501)はプレビタミンD3を発見
し、1955年にはKoevoet(「Recueil」74(1955),
788−792)はこの化合物を論文に発表した。これ
らの報文からプレビタミンD3はビタミンD3から
エキリブレーシヨン(equilibration)により得る
ことができるが、極めて好ましくない構造上の変
化の結果として温度が僅か上昇すると極めて容易
に出発物質に転化する。しかも、プレビタミン
D3は結晶質でなく、従つて純粋な形態で得るこ
とは実質的に不可能である。このような不安定性
および取扱いの困難性はおそらく、従来文献にお
いてプレビタミンD化合物が合成の目的にはほと
んど留意されていなかつた理由であろう。本質的
に同じことがプレビタミンD3の立体異性体、即
ちタキステロールに当てはまり、このことはまた
「Recueil」74、1955、第788−792頁においても議
論されている。上述の米国特許第4202829号明細
書では、酸化セレンでアリル位置を酸化する際の
出発物質としてプレビタミンD化合物が示されて
おり、この際熱異性化後に所望の1−ヒドロキシ
ル化ビタミンD化合物を得ることができる。しか
し、プレビタミンD化合物が、上記特許明細書に
おいて出発物質として挙げられている他の立体異
性体、例えばビタミンD化合物または5,6−ト
ランス−ビタミンD化合物より好ましいという印
象は得られないので、同様な劣つた立体選択性が
予期される。従つて、不安定なプレビタミンDま
たはタキステロール化合物、例えばプレビタミン
Dまたはタキステロールまたはこれらの化合物の
1種の誘導体と適当なジエノフイル、例えば4−
フエニル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−
ジオン、ジエチルアゾジカルボキシレートまたは
1,4−フタラジンジオンとの反応が、再結晶に
よる精製を全く問題なく行うことのできるような
安定な付加物を生成することは、驚くべきことで
ある。 上述のプレビタミンDまたはタキステロール化
合物と一般式3(式中のA′およびB′は上述のもの
と同一のものを示す)で表わされるジエノフイル
との付加物は、関連する化合物を製造するそれ自
体既知である方法で製造することができる。例え
ば、この付加物はビタミンD化合物と4−フエニ
ル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン
との付加物を製造するのに既知である方法、例え
ば上述の文献「J.Org.Chem.」第41巻、第12号、
第2098〜2101頁(1976)及び「Liebigs.Ann.
Chem.」1978、第745〜756頁に記載されている方
法で製造できる。このためには、プレビタミンD
またはタキステロール化合物とジエノフイルとを
不活性有機溶媒、例えばエテスル例えば酢酸エチ
ル、塩素化脂肪族炭化水素例えばジクロロメタ
ン、芳香族炭化水素例えばトルエン、エーテル例
えばテトラヒドロフラン、ケトン例えばアセト
ン、またはこれらの溶媒の混合物中で、室温また
はこれより僅かに低い温度、好ましくは約0℃で
反応させる。 プレビタミンDまたはタキステロール化合物と
してはプレビタミンD3、タキテスロール、また
はこれらの化合物の1種と脂肪族または芳香族カ
ルボン酸とのエテスル化生成物あるいは適当なエ
ーテル化剤とのエーテル化生成物を選定するのが
好ましい。 本発明においては、上述のプレビタミンD化合
物と一般式3で表わされるジエノフイルとの付加
物は異なる方法で、即ち適当な有機溶媒中で対応
する7−デヒドロコレステロール化合物に紫外線
を照射し、次いで未転化出発物質を回収した後に
照射生成物とジエノフイルとを反応させることに
より製造することができることを見い出した。7
−デヒドロコレステロール化合物としては次の一
般式4: (式中のRおよびR′は上述のものと同一もの
を示す)で表わされる化合物、例えば、7−デヒ
ドロコレステロール、あるいはこれらのエテスル
またはエーテルを用いるのが好ましい。紫外線照
射は、不活性有機溶媒好ましくはテトラヒドロフ
ランまたはジエチルエーテルのようなエーテル中
で、室温またはこれより僅かに低い温度で行う。
照射後に未転化の出発物質を、例えば、適当な溶
媒から晶出させた後に濾過することにより回収す
ることができる。次に行われる一般式3で表わさ
れるジエノフイルとの反応はほぼ同じ温度で不活
性有機溶媒好ましくはジクロロメタンのような塩
素化脂肪族炭化水素の溶液中で行う。 次に本発明を実施例および参考例について説明
する。 参考例 1 プレビタミンD3−ブチレートと4−フエニル
−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン
との付加物の製造 (a) 約0℃に冷却した乾燥ジクロロメタン90mlに
17.77gのビタミンD3(式5、R=1,5−ジメ
チルヘキシル)、4.03gの酪酸および0.656gの
ジメチルアミノピリジンを溶解した溶液に、0
℃において窒素雰囲気下に9.54gのジシクロヘ
キシルカルボジイミドを添加した。0℃で10分
間かきまぜた後に反応混合物を室温に達するま
で静置した。このエテスル化反応後に薄層クロ
マトグラフイーを行つた(溶離剤:イソオクタ
ン/酢酸エチル=95/5)。3〜4時間後に、
生成した懸濁液を濾過し、しかる後に沈澱をジ
クロロメタンで洗浄した。濾液と洗液とを一緒
にし、0.1N塩酸および飽和NaCl溶液で順次洗
浄した。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。減圧下に濃縮した後に、残留物を少量のア
セトンに溶解し、次いで生成した溶液を0℃〜
−20℃の温度まで冷却した。所望のブチレート
(式6)が晶出した。生成物を濾別した。収量
は18.354g、融点60℃。 (b) 23.11gのビタミンD3−ブチレート(式6)
を丸底フラスコに入れ、油浴上で融解させた。
生成したほぼ透明な淡黄色の融成物を110〜120
℃の温度に45分間維持した。70℃に冷却後、こ
の融成物に99mlの冷アセトンを加えた。次いで
生成した溶液を8℃までさらに冷却し、数個の
ビタミンD3−ブチレート結晶を種晶として添
加した。この反応混合物を−20℃で12時間静置
した後に結晶質物質を濾別した。この物質は
11.7gの未転化ビタミンD3−ブチレートであつ
た。液を減圧下に最高20℃で蒸発させた。残留
物は淡黄色樹脂状物質で、その重量は10.9gで
あつた。この物質はビタミンD3−ブチレート
(式6)とプレビタミンD3−ブチレート(式
7)との混合物であつた。確認は薄層クロマト
グラフイーにより行つた。 (c) 7.25gの4−フエニル−1,2,4−トリア
ゾリン−3,5−ジオンを90mlの乾燥ジクロロ
メタンに溶解した溶液を、窒素雰囲気下に0℃
でかきまぜながら、ビタミンD3−ブチレート
(式6)とプレビタミンD3−ブチレート(式
7)との混合物18.8gを330mlの乾燥ジクロロ
メタンに溶解した溶液に滴下した。この溶液は
反応の終りに淡黄色になつた。この溶液を減圧
下に濃縮し、次いで油状残留物を少量のアセト
ンに溶解した。所望のプレビタミンD3−ブチ
レートと4−フエニル−1,2,4−トリアゾ
リン−3,5−ジオンとの付加物(式8)が−
10℃で晶出し、これを濾別し、次いで冷ヘキサ
ンで洗浄した。濾液を濃縮することにより第2
の分量の結晶質の付加物が生成した。この結晶
質物質を集め、アセトンで再結晶し、冷ヘキサ
ンで洗浄した。収量14.87g。物理化学的特
性:UV:λnax=218nm;Rf(酢酸エチル/イ
ソオクタン:3/7)=0.34;融点:153℃式8
に示す構造はX線回折分析により求めた。 参考例 2 1α−ヒドロキシビタミンD3の製造 (a) 13.675gの付加物(式8)を200mlの乾燥メ
タノールに溶解した溶液に12gの炭酸カルシウ
ムを懸濁させ、次いで45分間還流させた。生成
した懸濁液を減圧下に濃縮し、次いで残留物を
水とジエチルエーテルとの混合物に溶解した。
エーテル相を分離し、希硫酸(100mlの水中の
14mlの濃硫酸)、炭酸ナトリウム溶液および飽
和NaCl溶液で順次洗浄した。硫酸マグネシウ
ム上で乾燥した後に、有機相の溶媒を留出させ
た。残留物を少量のアセトンから晶出させ、
10.86gの所望のアルコール〔式9)を得た。
融点:153〜153.5℃。 (b) アルコール(式9)11.79g、イミダゾール
3.587gおよびtert−ブチルジメチルシリルクロ
リド4.450gを200mlのジメチルホルムアミドに
溶解した溶液を窒素雰囲気下に室温で45分間か
きまぜた。15分後に白色結晶質沈澱が生成し
た。45分後に2個の透明相が生成するまでヘキ
サンを加えた。ジメチルホルムアミド相をヘキ
サンで抽出し、集めたヘキサン相を0.1N塩酸、
水、重炭酸ナトリウム溶液および飽和NaCl溶
液で順次洗浄し、次いで硫酸マグネシウム上で
乾燥した。減圧下に濃縮した後に、油状残留物
を200mlの沸騰アセトニトリルに溶解した。冷
却した際に所望のシリルエーテル(式10)が
13.47gの収量で晶出した。融点137℃。式8の
ブチレートの1H NMRスペクトルと比較した
際の1H NMRスペクトルの変化:δ=4.93に
おける信号はδ=3.78に移行した(1H,m,
C3−H)。 参考例2(b)におけると本質的に同様にして、
プレビタミンD3と4−フエニル−1,2,4
−トリアゾリン−3,5−ジオンとの付加物の
トリメチルシリルエーテルを75%の収率で得
た。融点165〜167℃。UV(CH3OH):λnax=
217nm;Rf(ヘキサン/アセトン:8/2)=
0.40。 (c) 592mgのN−ブロモサクシンイミドおよびα,
α′−アゾイソブチロニトリルの結晶を、1.50g
のシリルエーテル(式10)を20mlの乾燥四塩化
炭素に溶解した溶液に添加した。生成した溶液
を窒素雰囲気下に5〜10分で110〜120℃まで加
熱した。次いでこの溶液を氷浴中で冷却し、次
いでセリツトで濾過した。溶媒を減圧下に留出
させ、次いで残留物を15mlのアセトンに溶解し
た。0.3mlの水をこの溶液に緩徐に滴下し、次
いでセリツト上の1.3gの炭酸銀を少量ずつ加
え、反応混合物を光から遮蔽した。反応後に薄
層クロマトグラフイー(溶離液:ベンゼン/ア
セトン=9/1)を行つた。10時間後に反応混
合物をセリツトで濾過し、次いで溶媒を減圧下
に留出させた。残留物をジエチルエーテルに溶
解し、飽和NaCl溶液で洗浄し、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した。減圧下に濃縮し、溶離液と
してベンゼン/酢酸エチル80/20(v/v)を
用いてカラムクロマトグラフイーにより精製し
た後に、全部で783mgの生成物を得た。この生
成物は式11および12のアルコールの混合物502
mgと、式11のアルコール126mgと、式12のアル
コール155mgとからなつていた。全反応生成物
中の式11および式12のアルコールの重量比は
3:7で、NMR分光分析法によりこれを求め
た。式11のアルコールのRf値:Rf(ベンゼン/
酢酸エチル=8/2):0.39;Rf(ベンゼン/酢
酸エチル=9/1):0.38。式12のアルコール
のRf値:Rf(ベンゼン/酢酸エチル=8/
2):0.33;Rf(ベンゼン/酢酸エチル=9/
1):0.30。 (d) 式11および式12のアルコールの混合物931mg
を1.5mlの乾燥塩化メチレンに溶解した溶液を、
1.015gのピリジンジクロメートを2.5mlの乾燥
塩化メチレンに溶解した溶液に加えた。室温で
10時間静置した後に、約10mlのジエチルエーテ
ルを加えた。生成した懸濁液を濾過し、次いで
沈澱をエーテルで洗浄した。エーテル部分を集
め、これから溶媒を減圧下に留出させ、しかる
後に残留物をカラムクロマトグラフイーにより
精製した。この際溶離液として容量比9:1の
イソオクタンと酢酸エチルとの混合物を用い
た。所望のシリルエーテル−エノン(式13)を
702mgの収量で得た。融点97〜98℃。13C NMR
−スペクトルにおいてエノン系の信号が131.1、
149.5および195.0ppmで観察された。 UV:λnax=222nm;240nmにおいてシヨル
ダー。 (e) また、式13のシリル−エーテルエノンは中間
体として生成した臭素化合物を単離せずに直接
酸化することにより式10のシリルエーテルから
製造することができた。 参考例2(a)に記載したようにして得た式10の
シリルエーテル1.0gを16mlの乾燥ヘキサンに
溶解した溶液に、0.196mlのコリジン、触媒量
のビス(4−tert−ブチルシクロヘキシル)パ
ーオキシジカーボネートおよび425mgのジメチ
ルジブロモヒダントインを順次加えた。20分後
にこの懸濁液をセリツトで濾過し、乾燥ヘキサ
ンで洗浄した。濾液を減圧下に濃縮し、10mlの
乾燥クロロホルムに溶解した。5.8mgのビス
(テトラブチルアンモウム)ジクロメートを上
述の溶液に加え、この反応混合物を2時間還流
させた。室温まで冷却した後に生成した懸濁液
をシリカゲルで濾過し、250mlのジエチルエー
テルで洗浄した。濾液と洗液とを一緒にし、こ
れを減圧下に濃縮した。この残留物をカラムク
ロマトグラフイーにより精製した。この際溶離
液としてヘキサン/アセトン=95/5を用い
た。得られた化合物は参考例2(d)に記載したよ
うにして製造した化合物(式13)と同一であつ
た。 同様にして上述の付加物のトリメチルシリル
エーテルを対応するシリル−エーテルエノンに
転化することができた。得られたトリメチルシ
リルエーテル−エノンをテトラヒドロフランに
溶解し、さらに精製せずに希釈した(1.5M)
塩酸溶液で処理することにより所望の式14のア
ルコール−エノン(物理化学的特性については
参考例2(e)参照のこと)に直接転化した。 (f) また、式13のtert−ブチルジメチルシリルエ
ーテル−エノンは下記のようにして製造するこ
とができた。 参考例2(c)に記載したようにして式10のシリ
ルエーテルの臭素化反応により1−臭素置換化
合物を製造した。臭素化後に10gの残留物を60
mlのジクロロメタンに溶解した。この溶液に10
gのピリジンジクロメートを加え、次いでこの
反応混合物を室温で18時間かきまぜた。500ml
のジエチルエーテルで希釈した後に反応混合物
を濾別した。濾液を減圧下に濃縮し、3.5gの
化合物を得た。この化合物は参考例2(d)に従つ
て製造した式13の化合物と同一であつた。 (g) テトラブチルアンモニウムフルオリドをテト
ラヒドロフランに溶解した1モル溶液10.2ml
を、700mgの式13のエノンおよび0.47mlの酪酸
を10mlのテトラヒドロフランに溶解した溶液
に、窒素雰囲気下に−10℃で滴下した。室温で
3時間かきまぜた後に、反応混合物を約10mlの
ジエチルエーテルで希釈し、飽和重炭酸塩溶液
および飽和NaCl溶液で順次洗浄した。次いで
有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下
に濃縮した。この残留物をクロマトグラフイー
で精製し、この際溶離液として容量比9:1の
ベンゼンとアセトンとの混合物を用いた。所望
のアルコール−エノン(式14)を528mgの収量
で得た。融点101〜102℃。 (h) 激しくかきまぜながら、308mgの塩化アルミ
ニウムを3.86mlの乾燥テトラヒドロフランに溶
解した溶液を、263mgの水素化アルミニウムリ
チウムを20mlの乾燥テトラヒドロフランに懸濁
させた懸濁液に室温で滴下した。この懸濁液に
3mlの乾燥テトラヒドロフラン中の式14のアル
コールエノン428mgを−70℃で滴下した。−60℃
で1時間かきまぜた後に約2mlのジエチルエー
テルを添加し、次いで5%塩酸を加えた。反応
混合物を室温にした後に、有機相を分離し、次
いで5%塩酸、飽和重炭酸溶液および飽和
NaCl溶液で順次洗浄した。硫酸マグネシウム
上で乾燥した後に溶液を減圧下に濃縮し、次い
でカラムクロマトグラフイーにより精製し、こ
の際溶離液として容量比8:2のベンゼンとア
セトンとの混合物を用いた。所望のジオール
(式15)を421mgの収量で得た。融点165〜167℃
(ジエチルエーテル)。Rf(ベンゼン/アセトン
=7/3):0.25。 【表】 実施例 1 1α−ヒドロキシ−プレビタミンD3の製造 参考例2(h)に記載したようにして得た精製した
式15のジオールを500mgの分量で25mlのメタノー
ルに溶解した。25mlの15N KOH水溶液を添加し
た後に、反応混合物を油浴内で110℃で加熱した。
次いで反応混合物を氷と水との混合物上に注ぎ、
次いでジエチルエーテルで抽出した。有機相を
NaHCO3水溶液およびNaCl溶液で順次洗浄し
た。溶媒を蒸発させた後に312mgの結晶質生成物
を得た。ジエチルエーテルで再結晶して次式30: (式中のRは1,5−ジメチルヘキシルを示
す)で表わされる1α−ヒドロキシ−プレビタミ
ンD3を得た。UV(CH3OH):λnax=260nm。構
造はそのNMRスペクトルにより確定した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 式中、Rは1,5−ジメチルヘキシル基を表わ
す、 で示される実質的に純粋な結晶質状態の1α−ヒ
ドロキシ−プレビタミンD3。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| NL8103393 | 1981-07-17 | ||
| NL8103393 | 1981-07-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6399053A JPS6399053A (ja) | 1988-04-30 |
| JPH037664B2 true JPH037664B2 (ja) | 1991-02-04 |
Family
ID=19837798
Family Applications (3)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57123065A Granted JPS5823660A (ja) | 1981-07-17 | 1982-07-16 | 1α―ヒドロキシビタミンDまたは1α―ヒドロキシ―プレビタミンD化合物の製造方法 |
| JP62244419A Granted JPS6399053A (ja) | 1981-07-17 | 1987-09-30 | 1α―ヒドロキシ―プレビタミンD↓3 |
| JP62244420A Granted JPS63107964A (ja) | 1981-07-17 | 1987-09-30 | プロビタミンdまたはタキステロール化合物とジエノフィルとの付加物およびその製造方法 |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57123065A Granted JPS5823660A (ja) | 1981-07-17 | 1982-07-16 | 1α―ヒドロキシビタミンDまたは1α―ヒドロキシ―プレビタミンD化合物の製造方法 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62244420A Granted JPS63107964A (ja) | 1981-07-17 | 1987-09-30 | プロビタミンdまたはタキステロール化合物とジエノフィルとの付加物およびその製造方法 |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4539153A (ja) |
| EP (1) | EP0070588B1 (ja) |
| JP (3) | JPS5823660A (ja) |
| AT (1) | ATE19623T1 (ja) |
| CA (1) | CA1327977C (ja) |
| DE (1) | DE3270978D1 (ja) |
| DK (1) | DK172151B1 (ja) |
| ES (1) | ES513950A0 (ja) |
| IL (1) | IL66317A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0402982B1 (en) * | 1989-06-15 | 1994-01-05 | Duphar International Research B.V | Adduct-aldehyde and its use for the preparation of a vitamin-D compound |
| CH681152A5 (de) * | 1991-06-04 | 1993-01-29 | Marigen S.A. | Neue biotenside und antitumorale ester und phosphatide mit vitamin-d- und vitamin-e-verbindungen, ihre herstellung und aufarbeitung zu spontan dispergierbaren konzentraten. |
| US5795882A (en) * | 1992-06-22 | 1998-08-18 | Bone Care International, Inc. | Method of treating prostatic diseases using delayed and/or sustained release vitamin D formulations |
| AU4645893A (en) * | 1992-06-22 | 1994-01-24 | Lunar Corporation | Oral 1alpha-hydroxyprevitamin D |
| IN188477B (ja) * | 1998-06-23 | 2002-09-28 | Hoffmann La Roche | |
| WO2003087048A2 (en) * | 2002-04-11 | 2003-10-23 | Instytut Farmaceutyczny | Preparation of 24 alkyl analogs of cholecalciferol and non-racemic compounds |
| US7253293B2 (en) * | 2004-01-06 | 2007-08-07 | Andrzej Slominski | Enzymatic method to produce 7-dehydropregnenolone, vitamin D3-like compounds and derivatives thereof |
| TW200714580A (en) * | 2005-10-14 | 2007-04-16 | Formosa Lab Inc | Process for preparing vitamin D analogs |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3901928A (en) * | 1973-01-10 | 1975-08-26 | Robert Henry Hesse | 1' ,3' -dihydroxy steroid-5-enes method of preparing same and their use for preparing 1' -hydroxy-25-hydrogen vitamin d compounds |
| US3993675A (en) * | 1975-02-24 | 1976-11-23 | Hoffmann-La Roche Inc. | Process for the preparation of 1α,25-dihydroxycholecalciferol |
| US4069321A (en) * | 1975-10-14 | 1978-01-17 | Merck & Co., Inc. | Blocked cholecalciferol and dihydrotachysterol 3 derivatives |
| US4022768A (en) * | 1976-02-12 | 1977-05-10 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Process for preparation of 1α,25-dihydroxycholecalciferol |
| US4110446A (en) * | 1977-07-14 | 1978-08-29 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Method of treating milk fever in dairy cattle with 1,25-dihydroxycholecalciferol |
| US4202829A (en) * | 1978-01-05 | 1980-05-13 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Process for preparing 1α-hydroxylated compounds |
| US4195027A (en) * | 1978-01-16 | 1980-03-25 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Process for preparing 1α-hydroxylated compounds |
| US4206131A (en) * | 1978-06-19 | 1980-06-03 | The Upjohn Company | Compounds and process |
| JPS557215A (en) * | 1978-06-30 | 1980-01-19 | Teijin Ltd | Preparation of active vitamin d3 or its oh-protected derivative and/or its corresponding previtamin d3 or its oh-protected derivative |
| PH16989A (en) * | 1978-11-07 | 1984-05-04 | Res Inst Medicine Chem | Process for the preparation of 1-hydroxylated vitamin d compounds |
| US4335120A (en) * | 1979-03-21 | 1982-06-15 | Hoffmann-La Roche Inc. | Administration of biologically active vitamin D3 and vitamin D2 materials |
-
1982
- 1982-07-05 EP EP82200833A patent/EP0070588B1/en not_active Expired
- 1982-07-05 DE DE8282200833T patent/DE3270978D1/de not_active Expired
- 1982-07-05 AT AT82200833T patent/ATE19623T1/de not_active IP Right Cessation
- 1982-07-14 ES ES513950A patent/ES513950A0/es active Granted
- 1982-07-14 IL IL66317A patent/IL66317A/xx not_active IP Right Cessation
- 1982-07-14 DK DK315782A patent/DK172151B1/da not_active IP Right Cessation
- 1982-07-16 CA CA000407425A patent/CA1327977C/en not_active Expired - Fee Related
- 1982-07-16 JP JP57123065A patent/JPS5823660A/ja active Granted
-
1984
- 1984-07-31 US US06/636,782 patent/US4539153A/en not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-09-30 JP JP62244419A patent/JPS6399053A/ja active Granted
- 1987-09-30 JP JP62244420A patent/JPS63107964A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3270978D1 (en) | 1986-06-12 |
| JPS6399053A (ja) | 1988-04-30 |
| IL66317A (en) | 1987-07-31 |
| DK172151B1 (da) | 1997-12-01 |
| CA1327977C (en) | 1994-03-22 |
| ATE19623T1 (de) | 1986-05-15 |
| JPS5823660A (ja) | 1983-02-12 |
| ES8308847A1 (es) | 1983-10-01 |
| JPH0339058B2 (ja) | 1991-06-12 |
| DK315782A (da) | 1983-01-18 |
| EP0070588A1 (en) | 1983-01-26 |
| IL66317A0 (en) | 1982-11-30 |
| JPS63107964A (ja) | 1988-05-12 |
| JPH0420431B2 (ja) | 1992-04-02 |
| US4539153A (en) | 1985-09-03 |
| ES513950A0 (es) | 1983-10-01 |
| EP0070588B1 (en) | 1986-05-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4539153A (en) | Method of preparing 1 α-hydroxyvitamin D and 1 α-hydroxyprevitamin D compounds, and adducts of a previtamin D or tachysterol compound with a suitable dienophile | |
| US20220267266A1 (en) | Improved, cost effective process for synthesis of vitamin d3 and its analogue calcifediol from ergosterol | |
| JP2804606B2 (ja) | 付加物―アルデヒドおよびビタミン―d化合物の調製のためのその使用 | |
| JPH0755960B2 (ja) | ステロイド誘導体およびその製造方法 | |
| JPH05271182A (ja) | 1α,7,8−トリヒドロキシビタミンD化合物 | |
| EP0084199B1 (en) | Method of preparing delta 5,7-steroids | |
| US5087709A (en) | Process for the preparation of 1α,25-dihydroxyvitamin D2 and the 24-epimer thereof | |
| US4298537A (en) | Process for producing steroid compounds having an oxo group in the side chain | |
| JP3588367B2 (ja) | 1β−ヒドロキシ−1α−低級アルキルビタミンD誘導体 | |
| JPH09143154A (ja) | ビタミンd3 誘導体の製造方法 | |
| JP2953665B2 (ja) | ステロイド誘導体の製造方法 | |
| Daniewski et al. | Synthesis of the Ring d‐Building Block of (24S)‐24‐Hydroxy Vitamin D3 from Menthol, I | |
| JP2714392B2 (ja) | ステロイド誘導体の製造法 | |
| JPH05339230A (ja) | 活性型ビタミンd2及びその誘導体の製造法 | |
| JP2975705B2 (ja) | ステロイド誘導体 | |
| JP3105973B2 (ja) | 活性型ビタミンd誘導体の製造法 | |
| JP2975704B2 (ja) | ステロイド誘導体 | |
| US5698714A (en) | Process for the preparation of 9, 10-secocholesta-5,7,10 (19)-trienes | |
| JP2000351796A (ja) | ステロイド誘導体およびその製造方法 | |
| JPH0680689A (ja) | ビタミンd2フッ素誘導体 |