JPH0379384B2 - - Google Patents
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- JPH0379384B2 JPH0379384B2 JP57035117A JP3511782A JPH0379384B2 JP H0379384 B2 JPH0379384 B2 JP H0379384B2 JP 57035117 A JP57035117 A JP 57035117A JP 3511782 A JP3511782 A JP 3511782A JP H0379384 B2 JPH0379384 B2 JP H0379384B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyethylene resin
- film
- composition
- weight
- minutes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔〕 発明の目的
本発明はポリエチレン系樹脂組成物を使用した
インフレーシヨンフイルムの製造方法に関する。
さらにくわしくは、メルト・インデツクスおよび
密度が互いに異なる三種のポリエチレン系樹脂か
らなるポリエチレン系樹脂組成物を使用したイン
フレーシヨンフイルムの製造方法を提供すること
を目的とするものである。 〔〕 発明の背景 従来から、高密度ポリエチレン系樹脂を成形す
ることによつて得られるフイルムは、耐衝撃性お
よび引張り速度のごとき機械的特性が優れている
ためにシヨツピングバツクやゴミ袋のように多方
面にわたつて使用されている。また、厚みが約10
ミクロンであるフイルムはいわゆる極薄フイルム
は規格袋として一般に広く普及している。しか
し、これらの原料であるポリエチレン系樹脂とし
ては、ハイロード・メルト・インデツクスが0.1
〜0.8g/10分である超高分子量のポリエチレン
系樹脂とメルト・インデツクスが20g/10分以上
である低分子量のポリエチレン系樹脂からなる組
成物が一般に使われている。 現在、前記のフイルムを製造するために高速度
(100m/分以上)成形が可能なポリエチレン系樹
脂または該樹脂の組成物が要望されている。しか
しながら、前記の組成物を用いて前記の極薄フイ
ルムを成形した場合、成膜速度は70〜80m/分が
限界である。たとえ、高速度でフイルムを成形し
た場合、フイルムが切断するために連続して製造
することは困難である。 〔〕 発明の構成 以上のことから、本発明者らは、これらの問題
点を解決することのできる樹脂組成物を得るため
に種々探索した結果、 (A) 『密度が0.900〜0.940g/cm3であり、かつ
「ハイロード・メルト・インデツクス」(JIS K
−6760にしたがい、温度が190℃および荷重が
21.6Kgの条件で測定、以下「HLMI」と云う)
が0.1〜0.8g/10分であるポリエチレン系樹
脂』〔以下「ポリエチレン系樹脂(A)」と云う〕
100重量部、 (B) 『密度が0.940〜0.970g/cm3であり、かつ
「メルト・インデツクス」(JIS K−6760にした
がい、温度が190℃および荷重が2.16Kgの条件
で測定、以下「MI」と云う)が15〜100g/10
分であるポリエチレン系樹脂』〔以下「ポリエ
チレン系樹脂(B)」と云う〕50〜150重量部 および (C) 「密度が0.930〜0.970g/cm3であり、かつMI
が0.1〜1.2g/10分であるポリエチレン系樹
脂」〔以下「ポリエチレン系樹脂(C)」と云う〕
50〜150重量部 からなるポリエチレン系樹脂組成物が特にインフ
レーシヨン成形用樹脂組成物としてすぐれている
ことを見出し、本発明に到達した。 〔〕 発明の効果 本発明に係る製造方法において使用されるポリ
エチレン系樹脂組成物は下記のごとき効果(特
徴)を発揮する。 (1) 該組成物をインフレーシヨンフイルムに成形
した場合、得られるフイルムは縦方向と横方向
の引張強度のバランスが著しくすぐれている。 (2) このフイルムの偏肉精度が著しく向上してお
り、従来のポリエチレン系樹脂またはその組成
物を成形して得られるインフレーシヨンの偏肉
精度(厚みムラ)は±10%が限度であつたが、
本発明の組成物では、偏肉精度を±5%以内に
することが可能となり、T−ダイフイルムなみ
の高品質フイルムの製造が可能となる。 (3) 本発明に係る製造方法において使用される組
成物では、厚みが約10ミクロンのフイルムを製
造するさいに従来のインフレーシヨンフイルム
の成膜速度(70〜80m/分)よりさらに高速度
(100m/分以上)にすることが可能である。し
たがつて、生産性が著しく向上するのみなら
ず、フイルムの溶融状態から結晶化するさいの
分子の配向効果を大きくしてフイルムの強度を
さらに強くすることができるためにすぐれた品
質を有するフイルムを製造することができる。 〔〕 発明の具体的説明 (A) ポリエチレン系樹脂(A) 本発明において用いられるポリエチレン系樹
脂(A)の密度は0.900〜0.940g/cm3であり、特に
0.910〜0.940g/cm3のものが好適である。この
ポリエチレン系樹脂(A)の密度が0.940g/cm3を
越えると、得られる組成物をフイルムに成形し
た場合、強度が適当でないため好ましくなく、
また0.900g/cm3未満のものは製造しにくいと
いう欠点をもつ。 またHLMIは0.1〜0.8g/10分である。この
ポリエチレン系樹脂のHLMIが0.1/10分未満
では、他のポリエチレン系樹脂と分散性が悪く
なり、したがつて得られる組成物をフイルムに
成形した場合、フイルムにフイツシユアイやゲ
ルが多発するために好ましくない。一方、0.8
g/10分を越えると、フイルムの強度が低下す
るため望ましくない。 (B) ポリエチレン系樹脂(B) また、本発明において使用されるポリエチレ
ン系樹脂(B)の密度は0.940〜0.970g/cm3であ
り、殊に0.945〜0.970g/cm3が好適である。こ
のポリエチレン系樹脂の密度が0.940g/cm3未
満では、得られるフイルムが軟かくなり過ぎる
ために好ましくなく、0.970g/cm3を越えるも
のは製造しにくいという欠点をもつ。 またMIは15〜100g/10分であり、特に20〜
80g/10分が好適である。このポリエチレン系
樹脂(B)のMIが15g/10分未満では、組成物の
加工性が著しく低下するために好ましくなく、
100g/10分を越えるものは製造しにくいとい
う欠点をもつ。 (C) ポリエチレン系樹脂(C) さらに、本発明において使われるポリエチレ
ン系樹脂(C)の密度は0.930〜0.970g/cm3であ
り、とりわけ0.940〜0.965g/cm3のものが好適
である。該ポリエチレン系樹脂(C)の密度が
0.930g/cm3未満では、得られる組成物を薄肉
フイルムを製造するさいに高速成形することが
困難になるため望ましくなく、0.970g/cm3を
越えるものは製造しにくいという欠点をもつ。 またMIは0.1〜1.2g/10分であり、0.1〜1.0
g/10分が好適である。MIが0.1g/10分未満
では、得られる組成物を薄肉フイルムを製造す
るときに高速成形することが難しくなり、一方
1.2g/10分を越えると、フイルムの強度が低
下するためにいずれも望ましくない。 以上のポリエチレン系樹脂(A)、ポリエチレン
系樹脂(B)およびポリエチレン系樹脂(C)は、いず
れも遷移金属化合物(たとえば、チタン含有化
合物)もしくは担体(たとえば、マグネシウム
含有化合物)に担持された遷移金属化合物と有
機金属化合物(例えば、有機アルミニウム化合
物)とから得られる触媒系(すなわち、チーグ
ラー触媒)または担体(たとえば、シリカ、シ
リカ−アルミナ)に担持されたクロム含有化合
物(たとえば、三酸化クロム)を少なくとも使
用することによつて得られる触媒系(すなわ
ち、フイリツプス触媒)を用いてエチレンを単
独重合あるいはエチレンとα−オレフイン(炭
素数は3〜12個)とを中低圧で共重合すること
によつて得られる。一般に、α−オレフインの
共重合割合が増加するにともない、得られるポ
リエチレン系樹脂の密度が低下する。また単独
重合または共重合のさいに分子量調節剤(たと
えば水素)の使用量を増加させるにともない、
得られるポリエチレン系樹脂の分子量が低下す
る。したがつて、本発明を実施するときに前記
のHLMIまたはMIの範囲であり、かつ前記の
密度の範囲を有するポリエチレン系樹脂を選択
する必要がある。 (D) 組成割合 100重量部のポリエチレン系樹脂(A)に対する
ポリエチレン系樹脂(B)の組成割合は50〜150重
量部であり、特に60〜140重量部が好適である。
100重量部のポリエチレン系樹脂(A)に対するポ
リエチレン系樹脂(B)の組成割合が50重量部未満
では、得られる組成物の加工性が著しく低下す
る。一方、150重量部を越えると、フイルムの
強度が低下するため好ましくない。 また、100重量部のポリエチレン系樹脂(A)に
対するポリエチレン系樹脂(C)の組成割合は50〜
150重量部であり、とりわけ60〜140重量部が好
適である。100重量部のポリエチレン系樹脂(A)
に対するポリエチレン系樹脂の組成割合が50重
量部未満では、組成物を用いて成形物を製造す
るさいに高速成形性が不充分である。一方、
150重量部を越えると、得られる成形物の強度
が低下するため好ましくない。 (E) 組成物の製造 本発明において用いられる組成物の製造に
は、以上のポリエチレン系樹脂(A)、ポリエチレ
ン系樹脂(B)およびポリエチレン系樹脂(C)を均一
に混合することによつてその目的を達成するこ
とができるが、組成物の使用目的に応じて、一
般にポリエチレン系樹脂の分野に応じて配合さ
れている酸素、光(紫外線)および熱に対する
安定剤、難燃化剤、充填剤、滑剤、加工性改良
剤および帯電防止剤のごとき添加剤を本発明の
組成物が有する前記の特徴(効果)がそこなわ
れない範囲ならば添加してもよい。 本発明に係る製造方法において使用される組
成物を製造する方法としては、ポリエチレン系
樹脂の分野において一般に使われているドラム
タンブラーおよびヘンシエルミキサーのごとき
混合機を用いてドライブレンドする方法ならび
に押出機、ミキシングロール、ニーダー、ロー
ルミル、バンバリーミキサーおよび連続ミキサ
ーのごとき混合機を使用して溶融混練りする方
法があげられる。さらに、あらかじめドライブ
レンドすることによつて得られる混合物を溶融
混練りすることによつて一層均一な組成物を得
ることができる(たとえばヘンシエルミキサー
を用いてドライブレンドし、得られる混合物を
押出機を使用して溶融混練りする)。 本発明において使用される組成物を製造する
さいに溶融混練りするときの混練り温度、およ
び該加工方法によつて成形物を製造する場合の
成形温度は、いずれも組成成分であるポリエチ
レン系樹脂の軟化点以上である。しかし、これ
らの温度が高い温度で実施するならば、用いら
れるポリエチレン系樹脂が熱劣化を生じる。こ
れらのことから、これらの温度は通常180〜230
℃である。 〔〕 実施例および比較例 以下、実施例によつて本発明をさらにくわしく
説明する。 なお、実施例および比較例において、高速成形
性とは、押出機(径40mm)にダイス(径35mm)を
使用してB.U.R.(膨張比)=4.0にしてフイルムを
成膜した時、10分間安定成膜ができる上限の速度
である。また、フイルム衝撃強度は振り子式イン
パクト・テスターを用い、衝撃子として1インチ
の半球を使つて測定した。 実施例1〜4、比較例1〜8 100重量部のポリエチレン系樹脂(A)に対して第
1表に配合量を示すポリエチレン系樹脂(B)および
ポリエチレン系樹脂(C)(それぞれの密度および
HLMIまたはMIを第1表に表わす)をあらかじ
めヘンシエルミキサーを使つて5分間ドライブレ
ンドを行なつた。得られた各混合物を押出機(径
40mm)を用いて混練りしながら(樹脂温度200℃)
ペレツトを製造した。このようにして得られたそ
れぞれのペレツトを押出機(径65mm)を使用し、
樹脂温度が190℃条件で厚さが20ミクロンのフイ
ルムを製造した。このようにして製造された各フ
イルムの衝撃強度を測定した。
インフレーシヨンフイルムの製造方法に関する。
さらにくわしくは、メルト・インデツクスおよび
密度が互いに異なる三種のポリエチレン系樹脂か
らなるポリエチレン系樹脂組成物を使用したイン
フレーシヨンフイルムの製造方法を提供すること
を目的とするものである。 〔〕 発明の背景 従来から、高密度ポリエチレン系樹脂を成形す
ることによつて得られるフイルムは、耐衝撃性お
よび引張り速度のごとき機械的特性が優れている
ためにシヨツピングバツクやゴミ袋のように多方
面にわたつて使用されている。また、厚みが約10
ミクロンであるフイルムはいわゆる極薄フイルム
は規格袋として一般に広く普及している。しか
し、これらの原料であるポリエチレン系樹脂とし
ては、ハイロード・メルト・インデツクスが0.1
〜0.8g/10分である超高分子量のポリエチレン
系樹脂とメルト・インデツクスが20g/10分以上
である低分子量のポリエチレン系樹脂からなる組
成物が一般に使われている。 現在、前記のフイルムを製造するために高速度
(100m/分以上)成形が可能なポリエチレン系樹
脂または該樹脂の組成物が要望されている。しか
しながら、前記の組成物を用いて前記の極薄フイ
ルムを成形した場合、成膜速度は70〜80m/分が
限界である。たとえ、高速度でフイルムを成形し
た場合、フイルムが切断するために連続して製造
することは困難である。 〔〕 発明の構成 以上のことから、本発明者らは、これらの問題
点を解決することのできる樹脂組成物を得るため
に種々探索した結果、 (A) 『密度が0.900〜0.940g/cm3であり、かつ
「ハイロード・メルト・インデツクス」(JIS K
−6760にしたがい、温度が190℃および荷重が
21.6Kgの条件で測定、以下「HLMI」と云う)
が0.1〜0.8g/10分であるポリエチレン系樹
脂』〔以下「ポリエチレン系樹脂(A)」と云う〕
100重量部、 (B) 『密度が0.940〜0.970g/cm3であり、かつ
「メルト・インデツクス」(JIS K−6760にした
がい、温度が190℃および荷重が2.16Kgの条件
で測定、以下「MI」と云う)が15〜100g/10
分であるポリエチレン系樹脂』〔以下「ポリエ
チレン系樹脂(B)」と云う〕50〜150重量部 および (C) 「密度が0.930〜0.970g/cm3であり、かつMI
が0.1〜1.2g/10分であるポリエチレン系樹
脂」〔以下「ポリエチレン系樹脂(C)」と云う〕
50〜150重量部 からなるポリエチレン系樹脂組成物が特にインフ
レーシヨン成形用樹脂組成物としてすぐれている
ことを見出し、本発明に到達した。 〔〕 発明の効果 本発明に係る製造方法において使用されるポリ
エチレン系樹脂組成物は下記のごとき効果(特
徴)を発揮する。 (1) 該組成物をインフレーシヨンフイルムに成形
した場合、得られるフイルムは縦方向と横方向
の引張強度のバランスが著しくすぐれている。 (2) このフイルムの偏肉精度が著しく向上してお
り、従来のポリエチレン系樹脂またはその組成
物を成形して得られるインフレーシヨンの偏肉
精度(厚みムラ)は±10%が限度であつたが、
本発明の組成物では、偏肉精度を±5%以内に
することが可能となり、T−ダイフイルムなみ
の高品質フイルムの製造が可能となる。 (3) 本発明に係る製造方法において使用される組
成物では、厚みが約10ミクロンのフイルムを製
造するさいに従来のインフレーシヨンフイルム
の成膜速度(70〜80m/分)よりさらに高速度
(100m/分以上)にすることが可能である。し
たがつて、生産性が著しく向上するのみなら
ず、フイルムの溶融状態から結晶化するさいの
分子の配向効果を大きくしてフイルムの強度を
さらに強くすることができるためにすぐれた品
質を有するフイルムを製造することができる。 〔〕 発明の具体的説明 (A) ポリエチレン系樹脂(A) 本発明において用いられるポリエチレン系樹
脂(A)の密度は0.900〜0.940g/cm3であり、特に
0.910〜0.940g/cm3のものが好適である。この
ポリエチレン系樹脂(A)の密度が0.940g/cm3を
越えると、得られる組成物をフイルムに成形し
た場合、強度が適当でないため好ましくなく、
また0.900g/cm3未満のものは製造しにくいと
いう欠点をもつ。 またHLMIは0.1〜0.8g/10分である。この
ポリエチレン系樹脂のHLMIが0.1/10分未満
では、他のポリエチレン系樹脂と分散性が悪く
なり、したがつて得られる組成物をフイルムに
成形した場合、フイルムにフイツシユアイやゲ
ルが多発するために好ましくない。一方、0.8
g/10分を越えると、フイルムの強度が低下す
るため望ましくない。 (B) ポリエチレン系樹脂(B) また、本発明において使用されるポリエチレ
ン系樹脂(B)の密度は0.940〜0.970g/cm3であ
り、殊に0.945〜0.970g/cm3が好適である。こ
のポリエチレン系樹脂の密度が0.940g/cm3未
満では、得られるフイルムが軟かくなり過ぎる
ために好ましくなく、0.970g/cm3を越えるも
のは製造しにくいという欠点をもつ。 またMIは15〜100g/10分であり、特に20〜
80g/10分が好適である。このポリエチレン系
樹脂(B)のMIが15g/10分未満では、組成物の
加工性が著しく低下するために好ましくなく、
100g/10分を越えるものは製造しにくいとい
う欠点をもつ。 (C) ポリエチレン系樹脂(C) さらに、本発明において使われるポリエチレ
ン系樹脂(C)の密度は0.930〜0.970g/cm3であ
り、とりわけ0.940〜0.965g/cm3のものが好適
である。該ポリエチレン系樹脂(C)の密度が
0.930g/cm3未満では、得られる組成物を薄肉
フイルムを製造するさいに高速成形することが
困難になるため望ましくなく、0.970g/cm3を
越えるものは製造しにくいという欠点をもつ。 またMIは0.1〜1.2g/10分であり、0.1〜1.0
g/10分が好適である。MIが0.1g/10分未満
では、得られる組成物を薄肉フイルムを製造す
るときに高速成形することが難しくなり、一方
1.2g/10分を越えると、フイルムの強度が低
下するためにいずれも望ましくない。 以上のポリエチレン系樹脂(A)、ポリエチレン
系樹脂(B)およびポリエチレン系樹脂(C)は、いず
れも遷移金属化合物(たとえば、チタン含有化
合物)もしくは担体(たとえば、マグネシウム
含有化合物)に担持された遷移金属化合物と有
機金属化合物(例えば、有機アルミニウム化合
物)とから得られる触媒系(すなわち、チーグ
ラー触媒)または担体(たとえば、シリカ、シ
リカ−アルミナ)に担持されたクロム含有化合
物(たとえば、三酸化クロム)を少なくとも使
用することによつて得られる触媒系(すなわ
ち、フイリツプス触媒)を用いてエチレンを単
独重合あるいはエチレンとα−オレフイン(炭
素数は3〜12個)とを中低圧で共重合すること
によつて得られる。一般に、α−オレフインの
共重合割合が増加するにともない、得られるポ
リエチレン系樹脂の密度が低下する。また単独
重合または共重合のさいに分子量調節剤(たと
えば水素)の使用量を増加させるにともない、
得られるポリエチレン系樹脂の分子量が低下す
る。したがつて、本発明を実施するときに前記
のHLMIまたはMIの範囲であり、かつ前記の
密度の範囲を有するポリエチレン系樹脂を選択
する必要がある。 (D) 組成割合 100重量部のポリエチレン系樹脂(A)に対する
ポリエチレン系樹脂(B)の組成割合は50〜150重
量部であり、特に60〜140重量部が好適である。
100重量部のポリエチレン系樹脂(A)に対するポ
リエチレン系樹脂(B)の組成割合が50重量部未満
では、得られる組成物の加工性が著しく低下す
る。一方、150重量部を越えると、フイルムの
強度が低下するため好ましくない。 また、100重量部のポリエチレン系樹脂(A)に
対するポリエチレン系樹脂(C)の組成割合は50〜
150重量部であり、とりわけ60〜140重量部が好
適である。100重量部のポリエチレン系樹脂(A)
に対するポリエチレン系樹脂の組成割合が50重
量部未満では、組成物を用いて成形物を製造す
るさいに高速成形性が不充分である。一方、
150重量部を越えると、得られる成形物の強度
が低下するため好ましくない。 (E) 組成物の製造 本発明において用いられる組成物の製造に
は、以上のポリエチレン系樹脂(A)、ポリエチレ
ン系樹脂(B)およびポリエチレン系樹脂(C)を均一
に混合することによつてその目的を達成するこ
とができるが、組成物の使用目的に応じて、一
般にポリエチレン系樹脂の分野に応じて配合さ
れている酸素、光(紫外線)および熱に対する
安定剤、難燃化剤、充填剤、滑剤、加工性改良
剤および帯電防止剤のごとき添加剤を本発明の
組成物が有する前記の特徴(効果)がそこなわ
れない範囲ならば添加してもよい。 本発明に係る製造方法において使用される組
成物を製造する方法としては、ポリエチレン系
樹脂の分野において一般に使われているドラム
タンブラーおよびヘンシエルミキサーのごとき
混合機を用いてドライブレンドする方法ならび
に押出機、ミキシングロール、ニーダー、ロー
ルミル、バンバリーミキサーおよび連続ミキサ
ーのごとき混合機を使用して溶融混練りする方
法があげられる。さらに、あらかじめドライブ
レンドすることによつて得られる混合物を溶融
混練りすることによつて一層均一な組成物を得
ることができる(たとえばヘンシエルミキサー
を用いてドライブレンドし、得られる混合物を
押出機を使用して溶融混練りする)。 本発明において使用される組成物を製造する
さいに溶融混練りするときの混練り温度、およ
び該加工方法によつて成形物を製造する場合の
成形温度は、いずれも組成成分であるポリエチ
レン系樹脂の軟化点以上である。しかし、これ
らの温度が高い温度で実施するならば、用いら
れるポリエチレン系樹脂が熱劣化を生じる。こ
れらのことから、これらの温度は通常180〜230
℃である。 〔〕 実施例および比較例 以下、実施例によつて本発明をさらにくわしく
説明する。 なお、実施例および比較例において、高速成形
性とは、押出機(径40mm)にダイス(径35mm)を
使用してB.U.R.(膨張比)=4.0にしてフイルムを
成膜した時、10分間安定成膜ができる上限の速度
である。また、フイルム衝撃強度は振り子式イン
パクト・テスターを用い、衝撃子として1インチ
の半球を使つて測定した。 実施例1〜4、比較例1〜8 100重量部のポリエチレン系樹脂(A)に対して第
1表に配合量を示すポリエチレン系樹脂(B)および
ポリエチレン系樹脂(C)(それぞれの密度および
HLMIまたはMIを第1表に表わす)をあらかじ
めヘンシエルミキサーを使つて5分間ドライブレ
ンドを行なつた。得られた各混合物を押出機(径
40mm)を用いて混練りしながら(樹脂温度200℃)
ペレツトを製造した。このようにして得られたそ
れぞれのペレツトを押出機(径65mm)を使用し、
樹脂温度が190℃条件で厚さが20ミクロンのフイ
ルムを製造した。このようにして製造された各フ
イルムの衝撃強度を測定した。
【表】
以上の実施例および比較例の結果から、本発明
に係る特定のポリエチレン系樹脂組成物を用いて
フイルムを製造するさい、高速成形性がすぐれて
いるばかりでなく、得られるフイルムの耐衝撃性
も良好であり、厚みが10ミクロン以下の極薄フイ
ルム用から厚みが20〜30ミクロンのシヨツピング
バツク用まで幅広く使用することができることが
明らかである。
に係る特定のポリエチレン系樹脂組成物を用いて
フイルムを製造するさい、高速成形性がすぐれて
いるばかりでなく、得られるフイルムの耐衝撃性
も良好であり、厚みが10ミクロン以下の極薄フイ
ルム用から厚みが20〜30ミクロンのシヨツピング
バツク用まで幅広く使用することができることが
明らかである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) 密度が0.900〜0.940g/cm3であり、かつ
ハイロード・メルト・インデツクスが0.1〜0.8
g/10分であるポリエチレン系樹脂100重量部、 (B) 密度が0.940〜0.970g/cm3であり、かつメル
ト・インデツクスが15〜100g/10分であるポ
リエチレン系樹脂50〜150重量部 および (C) 密度が0.930〜0.970g/cm3であり、かつメル
ト・インデツクスが0.1〜1.2g/10分であるポ
リエチレン系樹脂50〜150重量部 からなるポリエチレン系樹脂組成物を用い、イン
フレーシヨンフイルムを製造する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3511782A JPS58152036A (ja) | 1982-03-08 | 1982-03-08 | インフレーションフィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3511782A JPS58152036A (ja) | 1982-03-08 | 1982-03-08 | インフレーションフィルムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58152036A JPS58152036A (ja) | 1983-09-09 |
| JPH0379384B2 true JPH0379384B2 (ja) | 1991-12-18 |
Family
ID=12432980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3511782A Granted JPS58152036A (ja) | 1982-03-08 | 1982-03-08 | インフレーションフィルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58152036A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4461873A (en) * | 1982-06-22 | 1984-07-24 | Phillips Petroleum Company | Ethylene polymer blends |
| JPH0649808B2 (ja) * | 1985-07-26 | 1994-06-29 | 三井石油化学工業株式会社 | 夾雑物シ−ル性に優れたオレフイン樹脂組成物 |
| EP0989141A1 (en) * | 1998-09-25 | 2000-03-29 | Fina Research S.A. | Production of multimodal polyethelene |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5211235A (en) * | 1975-07-16 | 1977-01-28 | Nippon Petrochem Co Ltd | High density polyethylene composition |
| JPS57174329A (en) * | 1981-04-21 | 1982-10-27 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | Resin composition for extrusion molding |
| JPS5893741A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 押出しコ−テイング用樹脂組成物 |
-
1982
- 1982-03-08 JP JP3511782A patent/JPS58152036A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58152036A (ja) | 1983-09-09 |
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