JPH0379717A - 延性の優れた冷延鋼板の製造方法 - Google Patents
延性の優れた冷延鋼板の製造方法Info
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- JPH0379717A JPH0379717A JP21688689A JP21688689A JPH0379717A JP H0379717 A JPH0379717 A JP H0379717A JP 21688689 A JP21688689 A JP 21688689A JP 21688689 A JP21688689 A JP 21688689A JP H0379717 A JPH0379717 A JP H0379717A
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- Japan
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- steel
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- ductility
- annealing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、溶鋼から直接薄鋳帯を鋳造した後、熱延工程
を経ることなく冷延・焼鈍して製造される延性の優れた
冷延鋼板で、しかも成形加工時に肌荒れの生じない冷延
鋼板の製造方法に関するものである。
を経ることなく冷延・焼鈍して製造される延性の優れた
冷延鋼板で、しかも成形加工時に肌荒れの生じない冷延
鋼板の製造方法に関するものである。
(従来の技術)
近年、薄板製造工程の大幅な短縮化を図るため、新しい
薄板製造プロセスとして溶鋼から直接薄鋳帯を鋳造し、
熱延における粗圧延、あるいは熱延そのものを省略して
冷延鋼板を製造するといった方法が考案されている。
薄板製造プロセスとして溶鋼から直接薄鋳帯を鋳造し、
熱延における粗圧延、あるいは熱延そのものを省略して
冷延鋼板を製造するといった方法が考案されている。
しかし、これらの方法には、従来の製造工程では問題に
ならなかった、冷延前における析出物の析出不足及び粗
大な結晶粒に起因して、冷延・焼鈍後の延性を従来工程
のものに比べて劣化させるという欠点がある。
ならなかった、冷延前における析出物の析出不足及び粗
大な結晶粒に起因して、冷延・焼鈍後の延性を従来工程
のものに比べて劣化させるという欠点がある。
中でも、熱延工程を省略する工程では薄鋳帯の組織が粗
大なため、この工程で得られた冷延鋼板は成形加工する
と肌荒れが生じるとともに、延性が大きく劣化する。こ
の肌荒れを防止し、かつ延性を改善するためには鋳造後
の組織を微細化する必要があるが、その方法としてすで
に特開昭62−207828号公報に開示されている方
法が知られている。これはCaを添加して形成されるC
aOやCaSをδフェライトの晶出液として利用し、凝
固組織を細かくしようとするものである。
大なため、この工程で得られた冷延鋼板は成形加工する
と肌荒れが生じるとともに、延性が大きく劣化する。こ
の肌荒れを防止し、かつ延性を改善するためには鋳造後
の組織を微細化する必要があるが、その方法としてすで
に特開昭62−207828号公報に開示されている方
法が知られている。これはCaを添加して形成されるC
aOやCaSをδフェライトの晶出液として利用し、凝
固組織を細かくしようとするものである。
しかし、こうした凝固組織の制御は鋼中OやS量、溶鋼
温度あるいは添加元素の添加時期など制約条件が多いた
め、鋳造が困難である。また、鋳片の組織が不均一とな
りやすく、その結果、冷延・焼鈍後の組織を不均一とし
て延性を劣化させる。
温度あるいは添加元素の添加時期など制約条件が多いた
め、鋳造が困難である。また、鋳片の組織が不均一とな
りやすく、その結果、冷延・焼鈍後の組織を不均一とし
て延性を劣化させる。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は、成形加工後の肌荒れを防止し、かつ延性を改
善するために、直接薄鋳帯に鋳造された鋳片について、
熱延工程を省略した工程でも、冷延・焼鈍後の組織を均
一化し、従来工程で得られる延性と同等以上の延性を有
する冷延鋼板が得られる製造方法を提供することを目的
とするものである。
善するために、直接薄鋳帯に鋳造された鋳片について、
熱延工程を省略した工程でも、冷延・焼鈍後の組織を均
一化し、従来工程で得られる延性と同等以上の延性を有
する冷延鋼板が得られる製造方法を提供することを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、上記の実情に鑑み鋭意検討した結果、M
n、TI及びBを添加し、凝固後の冷却条件を適切にと
ると冷延・焼鈍後の組織が均一となることを見出した。
n、TI及びBを添加し、凝固後の冷却条件を適切にと
ると冷延・焼鈍後の組織が均一となることを見出した。
これは鋳片段階で、固溶SがMnにより固定されること
と、Bの粒界偏析により、冷却中でのオーステナイト粒
界からのフェライトの析出が抑制され、粒内からもフェ
ライトが析出するようになることから、鋳片の組織が微
細均一化されるためと考えられる。
と、Bの粒界偏析により、冷却中でのオーステナイト粒
界からのフェライトの析出が抑制され、粒内からもフェ
ライトが析出するようになることから、鋳片の組織が微
細均一化されるためと考えられる。
本発明は、熱延工程のない工程で製造する冷延鋼板を対
象とし、凝固からオーステナイトの低温域までを比較的
緩やかに冷却してオーステナイト域でMnSを析出させ
て固溶Sを固定した後、フェライト域へ急冷することに
より、粒内からのフェライト析出を促進させる。それに
より冷延前の組織を微細均一化し、冷延・焼鈍後の組織
を均一化して延性を改善し、かつ成形加工後の肌荒れの
発生を防止するものである。
象とし、凝固からオーステナイトの低温域までを比較的
緩やかに冷却してオーステナイト域でMnSを析出させ
て固溶Sを固定した後、フェライト域へ急冷することに
より、粒内からのフェライト析出を促進させる。それに
より冷延前の組織を微細均一化し、冷延・焼鈍後の組織
を均一化して延性を改善し、かつ成形加工後の肌荒れの
発生を防止するものである。
すなわち、本発明の要旨は次の通りである。
C: 0.02〜0.20wt%、 Si:2.0w
t%以下、 Mn:0.5 〜3.0wt %、
S : 0.001 〜0.02wt%、 T1:(
N ) X 48/ 14〜0.05wt%、 B
: 0.0003〜0.005vt%、 N : 0
.01vt%以下を含み、残部Fe及び不可避的不純物
元素からなる溶鋼を、連続鋳造にて板厚1os1以下の
薄鋳帯とし、凝固からオーステナイト域までを平均冷却
速度:30℃/s以下で、さらにオーステナイト域から
フェライト変態域までを平均冷却速度=30℃/s以上
で冷却した後、通常の方法で冷間圧延を施し、連続焼鈍
さらに調質圧延を行なうことを特徴とする延性の優れた
冷延鋼板の製造方法。
t%以下、 Mn:0.5 〜3.0wt %、
S : 0.001 〜0.02wt%、 T1:(
N ) X 48/ 14〜0.05wt%、 B
: 0.0003〜0.005vt%、 N : 0
.01vt%以下を含み、残部Fe及び不可避的不純物
元素からなる溶鋼を、連続鋳造にて板厚1os1以下の
薄鋳帯とし、凝固からオーステナイト域までを平均冷却
速度:30℃/s以下で、さらにオーステナイト域から
フェライト変態域までを平均冷却速度=30℃/s以上
で冷却した後、通常の方法で冷間圧延を施し、連続焼鈍
さらに調質圧延を行なうことを特徴とする延性の優れた
冷延鋼板の製造方法。
以下に、本発明の化学組成、鋳造厚及び凝固後の冷却速
度の限定理由について説明する。
度の限定理由について説明する。
Cは、鋼の強度を決める重要な元素であるが、過度の添
加は溶接性を劣化させるため、上限を0.2wt%とす
る。一方、0.02vt%未満の極低炭素となると、凝
固後冷却中に起こるオーステナイト粒界からのフェライ
ト析出が、後述するようにBのオーステナイト粒界への
偏析によっても抑制できなくなり、粒内からのフェライ
ト析出が起こらない。
加は溶接性を劣化させるため、上限を0.2wt%とす
る。一方、0.02vt%未満の極低炭素となると、凝
固後冷却中に起こるオーステナイト粒界からのフェライ
ト析出が、後述するようにBのオーステナイト粒界への
偏析によっても抑制できなくなり、粒内からのフェライ
ト析出が起こらない。
Siは、鋼の強度−延性バランスをくずさずに、高強度
化する場合に添加するとともに、変態点を上げてフェラ
イトの析出を促進させるために添加する。しかし、過度
の添加は、延性及び表面性状の劣化をきたすため、上限
を2,0νt%とする。
化する場合に添加するとともに、変態点を上げてフェラ
イトの析出を促進させるために添加する。しかし、過度
の添加は、延性及び表面性状の劣化をきたすため、上限
を2,0νt%とする。
Mnも鋼を高強度化するために添加する。また、本発明
においては、前述したようにMn、Sを析出させて固溶
Sを固定することが目的である。冷却中にMnSを析出
させるために0.5wt%以上とする。過度の添加はコ
ストを上げるばかりでなく、加工性を劣化させるため、
上限を3.0νt%とする。
においては、前述したようにMn、Sを析出させて固溶
Sを固定することが目的である。冷却中にMnSを析出
させるために0.5wt%以上とする。過度の添加はコ
ストを上げるばかりでなく、加工性を劣化させるため、
上限を3.0νt%とする。
Sは、固溶Sとして残さないためには少ないほうがよい
が、脱硫コストをむやみに上昇させないために0.00
1vt%を下限とする。一方、過度の含有は固溶Sの残
存、あるいは多量の硫化物の形成により加工性を劣化さ
せるため、上限を0.02wt%とする。
が、脱硫コストをむやみに上昇させないために0.00
1vt%を下限とする。一方、過度の含有は固溶Sの残
存、あるいは多量の硫化物の形成により加工性を劣化さ
せるため、上限を0.02wt%とする。
本発明の場合、TIはNを固定し、BをBNとして析出
させることなく、後述するように、固溶Bとしてオース
テナイト粒界に偏析させるために添加する。したがって
、(CN) X48/14) wt%以上が必要となる
。また、鋼の高強度化のためには、さらにTtCよる析
出強化も利用できるが、過度の添加は大きな延性の劣化
を招くため、0.05wt%を上限とする。
させることなく、後述するように、固溶Bとしてオース
テナイト粒界に偏析させるために添加する。したがって
、(CN) X48/14) wt%以上が必要となる
。また、鋼の高強度化のためには、さらにTtCよる析
出強化も利用できるが、過度の添加は大きな延性の劣化
を招くため、0.05wt%を上限とする。
Bは、微量の添加でオーステナイト粒界に偏析して、粒
界からのフェライトの析出を抑制し、相対的に粒内での
変態を促す効果があるため、その効果の現われる0、0
003wt%以上を添加する。上限は変態時の時間割れ
や、大きな延性の劣化を招かないように0.0口5wt
%とする。
界からのフェライトの析出を抑制し、相対的に粒内での
変態を促す効果があるため、その効果の現われる0、0
003wt%以上を添加する。上限は変態時の時間割れ
や、大きな延性の劣化を招かないように0.0口5wt
%とする。
Nは、TI添加量の削減、及び固溶Bのオーステナイト
粒界への効率的な偏析を施すためには少ない方が良い。
粒界への効率的な偏析を施すためには少ない方が良い。
そのため0.Ofwt%以下とする。
叙上の化学組成を有する鋼は、連続鋳造にて薄鋳帯とさ
れるが、本発明では熱延工程を省略する工程を前提とす
るため、冷延性を考慮してその鋳造厚を10mm以下と
する。10關を超えると冷延時にハンチングが生じやす
くなり、安定した冷延が困難となる。
れるが、本発明では熱延工程を省略する工程を前提とす
るため、冷延性を考慮してその鋳造厚を10mm以下と
する。10關を超えると冷延時にハンチングが生じやす
くなり、安定した冷延が困難となる。
次に、本発明において、最も重要な薄鋳帯の冷却条件に
ついてであるが、その条件として、固溶SをMnSとし
て固定し、粒内からフェライトの析出が促進されるもの
でなくてはならない。したがって、凝固後からオーステ
ナイト域、好ましくはAr、変態点直上までの温度域は
比較的緩やかに冷却し、MnSを十分に析出させる必要
がある。
ついてであるが、その条件として、固溶SをMnSとし
て固定し、粒内からフェライトの析出が促進されるもの
でなくてはならない。したがって、凝固後からオーステ
ナイト域、好ましくはAr、変態点直上までの温度域は
比較的緩やかに冷却し、MnSを十分に析出させる必要
がある。
そのためこの範囲の冷却速度を30℃/s以下とする。
これ以上の冷却速度をとると、MnSの析出が不十分と
なる。その結果、固溶Sが残るため鋳片の組織が不均一
となり、冷延・焼鈍後の組織も不均一なものとし、成形
加工時の肌荒れ発生と延性の劣化を招く。
なる。その結果、固溶Sが残るため鋳片の組織が不均一
となり、冷延・焼鈍後の組織も不均一なものとし、成形
加工時の肌荒れ発生と延性の劣化を招く。
続いてフェライト変態域までを急冷し、この温度域で冷
却を終了させなくてはならない。この温度域での冷却速
度が30℃/s未満となると、粒界からのフェライト析
出が顕著となる。その結果、鋳片の組織を不均一とし、
前述したように冷延・焼鈍後、成形加工時の肌荒れ発生
の原因となるとともに、やはり延性の劣化を招く。した
がって、この粒界からのフェライト析出を抑制するため
、オーステナイト域からフェライト変態域までの冷却速
度を30℃/s以上とする。冷却後は特に規定するもの
ではないが、最終的な鋳片の組織として均一微細な組織
となるように、そのまま空冷あるいは必要に応じて保定
を行なってから冷却してもよい。
却を終了させなくてはならない。この温度域での冷却速
度が30℃/s未満となると、粒界からのフェライト析
出が顕著となる。その結果、鋳片の組織を不均一とし、
前述したように冷延・焼鈍後、成形加工時の肌荒れ発生
の原因となるとともに、やはり延性の劣化を招く。した
がって、この粒界からのフェライト析出を抑制するため
、オーステナイト域からフェライト変態域までの冷却速
度を30℃/s以上とする。冷却後は特に規定するもの
ではないが、最終的な鋳片の組織として均一微細な組織
となるように、そのまま空冷あるいは必要に応じて保定
を行なってから冷却してもよい。
冷延及び連続焼鈍の条件については特に限定はしないが
、通常の方法にて行なえばよい。
、通常の方法にて行なえばよい。
(実 施 例)
実施例 1
C: 0.080wt%、 S i:0.25vt%
、 Mn:1.52vt%。
、 Mn:1.52vt%。
P : 0.007wt%、 S : 0.010wt
%、 AI!: 0.011vt%。
%、 AI!: 0.011vt%。
N : 0.0052wt%、 Ti:0.02vt%
、 B : 0.0010wt%。
、 B : 0.0010wt%。
残部Fe及び不可避的不純物からなる鋼を転炉出鋼し、
連続鋳造にて6mmの薄鋳帯とした。
連続鋳造にて6mmの薄鋳帯とした。
次いで、第1表に示すような冷却条件にて冷却を行ない
、冷却終了温度=700℃にて巻取った。酸洗後80%
の圧下率で冷間圧延を施した後、750”Cで連続焼鈍
を行ない、続いて1%の調質圧延をした。その後肌荒れ
発生の有無を調査するため、JIS Z 2201.5
号試験片に加工し、同2241記載の試験方法にしたが
って引張試験を行なった。同表にその結果を示す。
、冷却終了温度=700℃にて巻取った。酸洗後80%
の圧下率で冷間圧延を施した後、750”Cで連続焼鈍
を行ない、続いて1%の調質圧延をした。その後肌荒れ
発生の有無を調査するため、JIS Z 2201.5
号試験片に加工し、同2241記載の試験方法にしたが
って引張試験を行なった。同表にその結果を示す。
凝固後の冷却条件が本発明の範囲にしたがったkl、2
.3及び6では、鋳片の組織が微細均一なため、この鋳
片を冷延・焼鈍しても組織は均一で、引張試験を行なっ
ても肌荒れが発生せず、延性は劣化しない。
.3及び6では、鋳片の組織が微細均一なため、この鋳
片を冷延・焼鈍しても組織は均一で、引張試験を行なっ
ても肌荒れが発生せず、延性は劣化しない。
ところが、No、4及び5では、オーステナイト域から
フェライト変態域までの冷却速度が本発明の範囲よりも
遅いため、冷却中に粒界からフェライトが析出する。し
たがって、鋳片は全体的に不均一な組織となったり、あ
るいは全面粗大なフェライトが形成された組織となるた
め、冷延・焼鈍すると不均一な組織となり、引張試験を
行なうと肌荒れが発生するとともに、延性が大きく劣化
する。
フェライト変態域までの冷却速度が本発明の範囲よりも
遅いため、冷却中に粒界からフェライトが析出する。し
たがって、鋳片は全体的に不均一な組織となったり、あ
るいは全面粗大なフェライトが形成された組織となるた
め、冷延・焼鈍すると不均一な組織となり、引張試験を
行なうと肌荒れが発生するとともに、延性が大きく劣化
する。
また、弘7は凝固からAr、産直上までの冷却速度が速
く、MnSの析出が十分に起こらないため固溶Sが残存
し、鋳片の組織が不均一なものとなる。そのため、同様
に冷延・焼鈍後の組織も不均一になり、肌荒れが発生し
、かつ延性も低い。
く、MnSの析出が十分に起こらないため固溶Sが残存
し、鋳片の組織が不均一なものとなる。そのため、同様
に冷延・焼鈍後の組織も不均一になり、肌荒れが発生し
、かつ延性も低い。
実施例 2
第2表に示す化学成分の鋼を転炉出鋼し、連続鋳造にて
3關の薄鋳帯に鋳造後、続く冷却、冷延及び焼鈍条件を
一定として製品を得た。すなわち、凝固後Ar、点直上
までの冷却速度を10℃/ s s続くフェライト変態
域までの冷却速度を70℃/sとし、冷却終了温度にて
巻取った。酸洗後70%の圧下率で冷間圧延を施した後
、800℃で連続焼鈍を行ない、1%の調質圧延をし、
実施例1と同じ方法にて肌荒れ発生の有無を調査した。
3關の薄鋳帯に鋳造後、続く冷却、冷延及び焼鈍条件を
一定として製品を得た。すなわち、凝固後Ar、点直上
までの冷却速度を10℃/ s s続くフェライト変態
域までの冷却速度を70℃/sとし、冷却終了温度にて
巻取った。酸洗後70%の圧下率で冷間圧延を施した後
、800℃で連続焼鈍を行ない、1%の調質圧延をし、
実施例1と同じ方法にて肌荒れ発生の有無を調査した。
なお、冷延・焼鈍後の表面状態については、Stスケー
ル形成の有無を調べ、0:なし、Δ:問題にならない程
度、×:ありで評価した。第3表にそれらの結果をまと
めて示す。
ル形成の有無を調べ、0:なし、Δ:問題にならない程
度、×:ありで評価した。第3表にそれらの結果をまと
めて示す。
本発明の範囲にしたがったもの(B、C,D及びB鋼)
では、鋳片の組織が均一なため、この鋳片を冷延・焼鈍
すると均一な組織が得られ、引張試験を行なっても肌荒
れは発生せず、延性は劣化しない。
では、鋳片の組織が均一なため、この鋳片を冷延・焼鈍
すると均一な組織が得られ、引張試験を行なっても肌荒
れは発生せず、延性は劣化しない。
A鋼はCff1が低く、Bを添加して粒界からのフェラ
イト析出を抑制してもそれを抑えきれず、粒界からフェ
ライトが析出し、鋳片の組織は不均一な組織となる。そ
のため、冷延・焼鈍後の組織が不均一となり、引張試験
を行なうと肌荒れが生じ、延性が低い。
イト析出を抑制してもそれを抑えきれず、粒界からフェ
ライトが析出し、鋳片の組織は不均一な組織となる。そ
のため、冷延・焼鈍後の組織が不均一となり、引張試験
を行なうと肌荒れが生じ、延性が低い。
Si量の多いF鋼は、冷延・焼鈍後の表面に81スケー
ルが形成され、表面性状が悪い、G鋼は、Mnff1が
少ないため、凝固からオーステナイト域への冷却中に析
出するMnSの析出量が少なく、鋳片段階で残存する固
溶S量が多くなる。そのため冷延、・焼鈍後の組織が不
均一となる。したがって、引張試験を行なうと肌荒れが
生じ、延性が低い。
ルが形成され、表面性状が悪い、G鋼は、Mnff1が
少ないため、凝固からオーステナイト域への冷却中に析
出するMnSの析出量が少なく、鋳片段階で残存する固
溶S量が多くなる。そのため冷延、・焼鈍後の組織が不
均一となる。したがって、引張試験を行なうと肌荒れが
生じ、延性が低い。
H鋼は、S量が多いため鋳片に固溶Sが多く残存し、G
鋼と同様に、B鋼と比べても延性が低く加工性が悪い。
鋼と同様に、B鋼と比べても延性が低く加工性が悪い。
■及びJjflでは、やはり冷延・焼鈍後の組織が不均
一となり、引張試験を行なうと肌荒れが生じ、延性も低
い。これはNff1に対しT1の添加量が少ないG鋼で
は、Bが過剰NとむすびつきBNを形成するため、粒界
に偏析する固溶B量が減少し、粒界からのフェライト析
出を抑制するBの効果が不十分となる。そのため粒界か
らフェライトが析出し、鋳片が不均一な組織となるため
と考えられる。また、Bを添加していないJ鋼もG鋼と
同様な理由から、鋳片の組織が不均一となるためと考え
られる。
一となり、引張試験を行なうと肌荒れが生じ、延性も低
い。これはNff1に対しT1の添加量が少ないG鋼で
は、Bが過剰NとむすびつきBNを形成するため、粒界
に偏析する固溶B量が減少し、粒界からのフェライト析
出を抑制するBの効果が不十分となる。そのため粒界か
らフェライトが析出し、鋳片が不均一な組織となるため
と考えられる。また、Bを添加していないJ鋼もG鋼と
同様な理由から、鋳片の組織が不均一となるためと考え
られる。
(発明の効果)
以上述べたように、本発明によれば、薄鋳帯に鋳造して
も冷延・焼鈍後の組織は均一なものとなり、成形加工時
に発生する肌荒れを防止できると同時に、延性を確保す
ることができる。つまり、熱延工程を省略した工程にお
いて、従来工程での材質と同等以上の冷延鋼板を製造す
ることが可能となり、従来工程に比べて大幅なコストダ
ウンが図れる。
も冷延・焼鈍後の組織は均一なものとなり、成形加工時
に発生する肌荒れを防止できると同時に、延性を確保す
ることができる。つまり、熱延工程を省略した工程にお
いて、従来工程での材質と同等以上の冷延鋼板を製造す
ることが可能となり、従来工程に比べて大幅なコストダ
ウンが図れる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 C:0.02〜0.20wt%、Si:2.0wt%以
下、Mn:0.5〜3.0wt%、S:0.001〜0
.02wt%、Ti:〔N〕×48/14〜0.05w
t%、B:0.0003〜0.005wt%、N:0.
01wt%以下を含み、残部Fe及び不可避的不純物元
素からなる溶鋼を、連続鋳造にて板厚10mm以下の薄
鋳帯とし、凝固からオーステナイト域までを平均冷却速
度:30℃/s以下で、さらにオーステナイト域からフ
ェライト変態域までを平均冷却速度:30℃/s以上で
冷却した後、通常の方法で冷間圧延を施し、連続焼鈍さ
らに調質圧延を行なうことを特徴とする延性の優れた冷
延鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21688689A JP2825864B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 延性の優れた冷延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21688689A JP2825864B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 延性の優れた冷延鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0379717A true JPH0379717A (ja) | 1991-04-04 |
| JP2825864B2 JP2825864B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=16695452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21688689A Expired - Lifetime JP2825864B2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 延性の優れた冷延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2825864B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100466420B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2005-01-13 | 주식회사 포스코 | 박판주조기를 이용한 고강도 오스테나이트계 스테인레스강판의 제조방법 |
| US8318893B2 (en) | 2007-12-12 | 2012-11-27 | Mitsubishi Chemical Corporation | Aliphatic polyester resin and its production method |
-
1989
- 1989-08-23 JP JP21688689A patent/JP2825864B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100466420B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2005-01-13 | 주식회사 포스코 | 박판주조기를 이용한 고강도 오스테나이트계 스테인레스강판의 제조방법 |
| US8318893B2 (en) | 2007-12-12 | 2012-11-27 | Mitsubishi Chemical Corporation | Aliphatic polyester resin and its production method |
| US8969507B2 (en) | 2007-12-12 | 2015-03-03 | Mitsubishi Chemical Corporation | Aliphatic polyester resin and its production method |
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| JP2825864B2 (ja) | 1998-11-18 |
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