JPH038185B2 - - Google Patents
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- JPH038185B2 JPH038185B2 JP57135860A JP13586082A JPH038185B2 JP H038185 B2 JPH038185 B2 JP H038185B2 JP 57135860 A JP57135860 A JP 57135860A JP 13586082 A JP13586082 A JP 13586082A JP H038185 B2 JPH038185 B2 JP H038185B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- fatty acid
- acid ester
- cream
- higher fatty
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Edible Oils And Fats (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Dairy Products (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
Description
本発明は水中油型乳化油脂組成物に関する。更
に詳しくは、凍結融解等に対して安定性の良い、
起泡特性の優れた、更に、コーヒーホワイトナー
として優れた特性を有する水中油型可塑性乳化油
脂組成物に関する。 従来、洋菓子、ケーキ等々のトツピング、フイ
リング用、あるいは、コーヒーに使用されるクリ
ームとしては、牛乳から分離した生クリーム、動
物若しくは植物油脂を原料とした液状クリームあ
るいはこれらに適当な担体を添加し乾燥した粉末
状のものが主である。これらのうち液状型は貯
蔵、輸送中における温度変化や振動が原因で乳化
の一部が破壊され著しい粘度上昇、所謂「ボテ」
という現象を起しやすく保存安定性が不十分であ
る。一方、粉末型は貯蔵、保存安定性に関しては
良好であるが、粉末化の為の過度の加熱と粉末化
用担体の添加が必要である。その為に物性及び風
味の点において充分満足できるものは得られてい
ない。 近時、グリセリン脂肪酸エステル及び増粘剤と
を併用して水分含量を減少せしめることにより安
定な固型状クリームを製造する方法が開示されて
いるが(特開昭55−23166号公報)、ホイツプクリ
ームとした場合、増粘剤の影響で口融けが悪く、
また常温以上の温度における安定性において問題
がある。 斯様に、クリームを起泡して洋菓子、ケーキ
等々のトツピング、フイリング用に使用する為の
多大な努力がなされているが、クリーム即ち水中
油型乳化油脂組成物が具備すべき性能、性状(例
えば、重要なものとしてオーバーラン、硬さ、保
型性、最適起泡状態持続時間の長さ、凍結融解安
定性、造花性を挙げることができる。)を全て具
備したものは未だ得られていない。 本発明者等は、斯様な従来の欠点を解消すべく
種々研究した結果、今般シヨ糖高級脂肪酸エステ
ルとシヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪酸エス
テル化物及びグリセリンモノ脂肪酸エステルを併
用することにより、増粘剤、乳化安定剤を使用す
ることなしに口融けが良好な、安定な、可塑性を
有する水中油型可塑性乳化油脂組成物が得られる
ことを見い出し本発明を完成した。 即ち、本発明は 動植物油脂 30〜60重量% シヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪酸エステル
化物 0.1〜5 シヨ糖高級脂肪酸エステル 0.1〜3重量% グリセリンモノ脂肪酸エステル 0.1〜3 糖 類 15〜45 水 バランス を含有することを特徴とする水中油型乳化油脂組
成物を提供するものである。 本発明の水中油型乳化油脂組成物は動植物油
脂、糖類及び水をシヨ糖高級脂肪酸エステルとシ
ヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪酸エステル化
物とグリセリンモノ脂肪酸エステルとで水中油型
に乳化した起泡特性の優れた、凍結融解等に対す
る安定性の良好な更にはコーヒーホワイトナーと
して優れた特性を有するものである。 本発明で使用する動植物油脂は食用油脂であれ
ば特に制限がなく、大豆油、ナタネ油、パーム
油、コーン油、綿実油、ヤシ油、パーム核油等々
の即物油脂類、牛脂、ラード、魚油、鯨油、乳脂
等々の動物油脂類のいずれも使用することがで
き、またこれらを水添処理したもの及びエステル
交換したものも使用することができる。これらの
油脂は単独若しくは2種以上混合して使用するこ
とが出来る。就中、固体脂指数が5℃で45以上、
20℃で30以上、40℃で10以下になる様に調製した
油脂を使用するのが、口融け感を損わない点及び
ホイツプが室温で行なえる点等から好適である。
動植物油脂の水中油型乳化油脂組成物中における
含有量は30〜60重量%(以下、%と略記する)が
好ましい。この範囲より少ないと可塑性が得難く
ホイツプしたとき腰が弱い。逆にこの範囲より多
すぎると乳化が不安定となる。 本発明で使用するシヨ糖高級脂肪酸エステルは
食品用乳化剤として使用されるものであり、シヨ
糖のモノ、ジ、トリ、テトラ、ペンタエステル等
の部分エステルを主成分とする混合物である。そ
の構成高級脂肪酸は通常炭素数12〜24の天然脂肪
酸であり、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン
酸等が例示される。本発明の目的には、不飽和高
級脂肪酸エステルであつても効果を奏することが
出来るが、飽和の高級脂肪酸エステルの方が優れ
ている。またHLBの面からみれば3以上のもの
が好ましい。シヨ糖高級脂肪酸エステルの水中油
型乳化油脂組成物中の含有量は0.1〜3%が好適
であつて、当該範囲より少なければオーバーラン
が小さく、また逆に多ければ風味、クリーム物性
等に悪影響を及ぼす。 本発明で使用するシヨ糖高級脂肪酸エステルの
低級脂肪酸エステル化物は、上記の乳化剤として
知られているシヨ糖高級脂肪酸エステルの未反応
水酸基を低級脂肪酸によりエステル化したもので
ある。ここで用いられる低級脂肪酸としては、酢
酸、酪酸等の脂肪酸が挙げられるが、酢酸エステ
ル化物(アセチル化物)が最も入手し易い。低級
脂肪酸エステル化反応は低級脂肪酸そのものを使
つても良く、その酸無水物あるいはエステルもし
くは酸ハロゲン化物等を用いて行なつても良い。
これらのシヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪酸
エステル化物は、例えば特開昭49−26220号公報
に記載されているように既知の物質であるが、本
発明のような特定組合せにおける効果は全く知ら
れていない。シヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂
肪酸エステル化物は、水中油型乳化油脂組成物中
に0.1〜5%が好適で、当該範囲より少なければ
乳化が不安定であつて、特に本物質を当該系に使
用することにより凍結融解時の安定性が著しく改
善される。また5%を超えても性能上の顕著な欠
点はないが効果は既に飽和しており経済的でな
い。 本発明で使用するグリセリンモノ脂肪酸エステ
ルの脂肪酸の炭素数は12〜22が好ましく、就中パ
ルミチン酸、ステアリン酸のエステルが好まし
い。脂肪酸は単独若しくは2種以上の混合であつ
てもよい。グリセリンモノ脂肪酸エステルは水中
油型乳化油脂組成物中に0.1〜3%配合するのが
良い。更に、グリセリンのジ若しくはトリ脂肪酸
エステルが共存することを妨げるものではない。
しかし、グリセリンモノ脂肪酸エステルの量が
0.1%未満では乳化安定性が悪く、逆に3%を越
えても効果は既に飽和しており経済的でないばか
りか風味上好ましくはない。 本発明の乳化油脂組成物の連続相を形成する水
相には、微生物汚染防止、甘味等の為の糖類を含
有させることを必須とする。 本発明で使用する糖類としては、ブドウ糖、果
糖、シヨ糖、乳糖、水飴、転化糖、異性化糖、ソ
ルビツト、マルチツト等の単糖類、二糖類、オリ
ゴ糖、糖アルコール類等々あるいはこれらの混合
別が例示される。これらの糖類のうち風味等の点
から、シヨ糖、転化糖、異性化糖が好適である。 これら糖類の水中油型乳化油脂組成物中の含有
量は15〜45%であることが乳化油脂の可塑性を維
持するのに好適である。 本発明の水中油型乳化油脂組成物は通常の乳化
方法で乳化製造出来るもので製造に際しての制約
は何等付されない。好ましい製造法として予め動
植物油脂とシヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪
酸エステル化物とグリセリンモノ脂肪酸エステル
とを加熱溶解して混合し、次いでシヨ糖高級脂肪
酸エステル、糖類及び水を含有する水相部と混合
乳化し、コロイドミル、ホモゲナイザー等の公知
の混合機を使用して均質化後急冷混捏することに
よる製造が挙げられる。 本発明は、動植物油脂、シヨ糖高級脂肪酸エス
テル、シヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪酸エ
ステル化物、グリセリンモノ脂肪酸エステル、糖
類及び水の必須成分のみでも本発明の目的とする
性能を充分具備した水中油型乳化油脂組成物を得
ることが出来るが、更にレシチンを併用すること
によつて一層の効果を発現できる。 レシチンとはホスフアチジルコリンであるが本
発明においては工業的に生産されているリン脂質
を指称する。即ち、大豆リン脂質、卵黄レシチン
等々と称されているレシチンの混合物をも含有す
るものであり、純レシチンも当然に包合される概
念である。レシチンの添加量はリン脂質として
0.02〜2%の範囲で添加するのが適当である。レ
シチンは特にオーバーランを高める働きがあり、
0.02%未満ではオーバーランに寄与する添加効果
は顕著でなく、また2%を越えても既に効果は飽
和しており却つて風味を悪化させ好ましくない。 本発明の水中油型乳化油脂組成物にはその他公
知の成分(例えば乳関連成分、着色料、果汁、抗
酸化剤、防腐剤等)を適宜その目的に応じて配合
することができる。 また本発明の組成物をホイツプクリームとして
使用する場合、該組成物100重量部に対し、水、
果汁、牛乳、クリーム類等を0〜50重量部加え、
更に必要に応じて、エツセンス、果肉、洋酒等を
適当量加えてホイツプすることにより、使用目的
にあつた任意のオーバーラン及び風味を有するホ
イツプクリームが得られる。 以下、実施例を挙げ本発明を詳細に具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例には制約されな
い。尚、実施例での品質評価は次の方法により行
なつた。 (1) オーバーラン 20℃でホーバートミキサーを使用し5分間撹
拌起泡する。 オーバーラン(%)=A−B/B×100 A:一定容積(100c.c.)の起泡前のクリームの
重量 B:Aと同容積の起泡後のクリームの重量 (2) 保型性 起泡したクリームを絞つて花型に造花した
後、20℃に1日放置してその外観を観察するこ
とにより評価した。 A:保型性が極めて良い。 B:保他性が良い。 C:保型性が悪い。 D:保型性が極めて悪い。 (3) クリームの組織 起泡クリームの外観を観察することにより評
価した。 A:クリームのツヤ・キメが極めて良い。 B:クリームのツヤ・キメが良い。 C:クリームのツヤ・キメが悪い。 D:クリームのツヤ・キメが極めて悪い。 (4) 凍結融解安定性 −20℃に一週間静置して後、20℃恒温室に2
日間放置の状態を観察。 A:変化認めず。 B:オイルオフがないがやや組織が粗い。 C:ややオイルオフを認める。 D:オイルオフを認める。 (5) 口どけ感 ホイツプ後の組成物1gを人口の口中に入れ
た後、組成物の固体感が消失するまでの時間を
測定する。 A:0〜5秒で消失する B:6〜10秒で消失する C:11秒以上で消失する 実施例 1 第1表に示す組成の油脂組成物を下記方法によ
り製造し、その性状を検討した。結果を第1表に
示す。 <油脂組成物の製造法> 先ず水相成分を均一に溶解した後に、75℃に昇
温する。次にその水相へ乳化剤を溶解した75℃の
油相を加え、約15分間激しく撹拌して予備乳化物
を得る。 この予備乳化物を圧力式ホモジナイザーを用い
て均質化した後に急冷温捏して目的とする試料を
得た。
に詳しくは、凍結融解等に対して安定性の良い、
起泡特性の優れた、更に、コーヒーホワイトナー
として優れた特性を有する水中油型可塑性乳化油
脂組成物に関する。 従来、洋菓子、ケーキ等々のトツピング、フイ
リング用、あるいは、コーヒーに使用されるクリ
ームとしては、牛乳から分離した生クリーム、動
物若しくは植物油脂を原料とした液状クリームあ
るいはこれらに適当な担体を添加し乾燥した粉末
状のものが主である。これらのうち液状型は貯
蔵、輸送中における温度変化や振動が原因で乳化
の一部が破壊され著しい粘度上昇、所謂「ボテ」
という現象を起しやすく保存安定性が不十分であ
る。一方、粉末型は貯蔵、保存安定性に関しては
良好であるが、粉末化の為の過度の加熱と粉末化
用担体の添加が必要である。その為に物性及び風
味の点において充分満足できるものは得られてい
ない。 近時、グリセリン脂肪酸エステル及び増粘剤と
を併用して水分含量を減少せしめることにより安
定な固型状クリームを製造する方法が開示されて
いるが(特開昭55−23166号公報)、ホイツプクリ
ームとした場合、増粘剤の影響で口融けが悪く、
また常温以上の温度における安定性において問題
がある。 斯様に、クリームを起泡して洋菓子、ケーキ
等々のトツピング、フイリング用に使用する為の
多大な努力がなされているが、クリーム即ち水中
油型乳化油脂組成物が具備すべき性能、性状(例
えば、重要なものとしてオーバーラン、硬さ、保
型性、最適起泡状態持続時間の長さ、凍結融解安
定性、造花性を挙げることができる。)を全て具
備したものは未だ得られていない。 本発明者等は、斯様な従来の欠点を解消すべく
種々研究した結果、今般シヨ糖高級脂肪酸エステ
ルとシヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪酸エス
テル化物及びグリセリンモノ脂肪酸エステルを併
用することにより、増粘剤、乳化安定剤を使用す
ることなしに口融けが良好な、安定な、可塑性を
有する水中油型可塑性乳化油脂組成物が得られる
ことを見い出し本発明を完成した。 即ち、本発明は 動植物油脂 30〜60重量% シヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪酸エステル
化物 0.1〜5 シヨ糖高級脂肪酸エステル 0.1〜3重量% グリセリンモノ脂肪酸エステル 0.1〜3 糖 類 15〜45 水 バランス を含有することを特徴とする水中油型乳化油脂組
成物を提供するものである。 本発明の水中油型乳化油脂組成物は動植物油
脂、糖類及び水をシヨ糖高級脂肪酸エステルとシ
ヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪酸エステル化
物とグリセリンモノ脂肪酸エステルとで水中油型
に乳化した起泡特性の優れた、凍結融解等に対す
る安定性の良好な更にはコーヒーホワイトナーと
して優れた特性を有するものである。 本発明で使用する動植物油脂は食用油脂であれ
ば特に制限がなく、大豆油、ナタネ油、パーム
油、コーン油、綿実油、ヤシ油、パーム核油等々
の即物油脂類、牛脂、ラード、魚油、鯨油、乳脂
等々の動物油脂類のいずれも使用することがで
き、またこれらを水添処理したもの及びエステル
交換したものも使用することができる。これらの
油脂は単独若しくは2種以上混合して使用するこ
とが出来る。就中、固体脂指数が5℃で45以上、
20℃で30以上、40℃で10以下になる様に調製した
油脂を使用するのが、口融け感を損わない点及び
ホイツプが室温で行なえる点等から好適である。
動植物油脂の水中油型乳化油脂組成物中における
含有量は30〜60重量%(以下、%と略記する)が
好ましい。この範囲より少ないと可塑性が得難く
ホイツプしたとき腰が弱い。逆にこの範囲より多
すぎると乳化が不安定となる。 本発明で使用するシヨ糖高級脂肪酸エステルは
食品用乳化剤として使用されるものであり、シヨ
糖のモノ、ジ、トリ、テトラ、ペンタエステル等
の部分エステルを主成分とする混合物である。そ
の構成高級脂肪酸は通常炭素数12〜24の天然脂肪
酸であり、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン
酸等が例示される。本発明の目的には、不飽和高
級脂肪酸エステルであつても効果を奏することが
出来るが、飽和の高級脂肪酸エステルの方が優れ
ている。またHLBの面からみれば3以上のもの
が好ましい。シヨ糖高級脂肪酸エステルの水中油
型乳化油脂組成物中の含有量は0.1〜3%が好適
であつて、当該範囲より少なければオーバーラン
が小さく、また逆に多ければ風味、クリーム物性
等に悪影響を及ぼす。 本発明で使用するシヨ糖高級脂肪酸エステルの
低級脂肪酸エステル化物は、上記の乳化剤として
知られているシヨ糖高級脂肪酸エステルの未反応
水酸基を低級脂肪酸によりエステル化したもので
ある。ここで用いられる低級脂肪酸としては、酢
酸、酪酸等の脂肪酸が挙げられるが、酢酸エステ
ル化物(アセチル化物)が最も入手し易い。低級
脂肪酸エステル化反応は低級脂肪酸そのものを使
つても良く、その酸無水物あるいはエステルもし
くは酸ハロゲン化物等を用いて行なつても良い。
これらのシヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪酸
エステル化物は、例えば特開昭49−26220号公報
に記載されているように既知の物質であるが、本
発明のような特定組合せにおける効果は全く知ら
れていない。シヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂
肪酸エステル化物は、水中油型乳化油脂組成物中
に0.1〜5%が好適で、当該範囲より少なければ
乳化が不安定であつて、特に本物質を当該系に使
用することにより凍結融解時の安定性が著しく改
善される。また5%を超えても性能上の顕著な欠
点はないが効果は既に飽和しており経済的でな
い。 本発明で使用するグリセリンモノ脂肪酸エステ
ルの脂肪酸の炭素数は12〜22が好ましく、就中パ
ルミチン酸、ステアリン酸のエステルが好まし
い。脂肪酸は単独若しくは2種以上の混合であつ
てもよい。グリセリンモノ脂肪酸エステルは水中
油型乳化油脂組成物中に0.1〜3%配合するのが
良い。更に、グリセリンのジ若しくはトリ脂肪酸
エステルが共存することを妨げるものではない。
しかし、グリセリンモノ脂肪酸エステルの量が
0.1%未満では乳化安定性が悪く、逆に3%を越
えても効果は既に飽和しており経済的でないばか
りか風味上好ましくはない。 本発明の乳化油脂組成物の連続相を形成する水
相には、微生物汚染防止、甘味等の為の糖類を含
有させることを必須とする。 本発明で使用する糖類としては、ブドウ糖、果
糖、シヨ糖、乳糖、水飴、転化糖、異性化糖、ソ
ルビツト、マルチツト等の単糖類、二糖類、オリ
ゴ糖、糖アルコール類等々あるいはこれらの混合
別が例示される。これらの糖類のうち風味等の点
から、シヨ糖、転化糖、異性化糖が好適である。 これら糖類の水中油型乳化油脂組成物中の含有
量は15〜45%であることが乳化油脂の可塑性を維
持するのに好適である。 本発明の水中油型乳化油脂組成物は通常の乳化
方法で乳化製造出来るもので製造に際しての制約
は何等付されない。好ましい製造法として予め動
植物油脂とシヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪
酸エステル化物とグリセリンモノ脂肪酸エステル
とを加熱溶解して混合し、次いでシヨ糖高級脂肪
酸エステル、糖類及び水を含有する水相部と混合
乳化し、コロイドミル、ホモゲナイザー等の公知
の混合機を使用して均質化後急冷混捏することに
よる製造が挙げられる。 本発明は、動植物油脂、シヨ糖高級脂肪酸エス
テル、シヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪酸エ
ステル化物、グリセリンモノ脂肪酸エステル、糖
類及び水の必須成分のみでも本発明の目的とする
性能を充分具備した水中油型乳化油脂組成物を得
ることが出来るが、更にレシチンを併用すること
によつて一層の効果を発現できる。 レシチンとはホスフアチジルコリンであるが本
発明においては工業的に生産されているリン脂質
を指称する。即ち、大豆リン脂質、卵黄レシチン
等々と称されているレシチンの混合物をも含有す
るものであり、純レシチンも当然に包合される概
念である。レシチンの添加量はリン脂質として
0.02〜2%の範囲で添加するのが適当である。レ
シチンは特にオーバーランを高める働きがあり、
0.02%未満ではオーバーランに寄与する添加効果
は顕著でなく、また2%を越えても既に効果は飽
和しており却つて風味を悪化させ好ましくない。 本発明の水中油型乳化油脂組成物にはその他公
知の成分(例えば乳関連成分、着色料、果汁、抗
酸化剤、防腐剤等)を適宜その目的に応じて配合
することができる。 また本発明の組成物をホイツプクリームとして
使用する場合、該組成物100重量部に対し、水、
果汁、牛乳、クリーム類等を0〜50重量部加え、
更に必要に応じて、エツセンス、果肉、洋酒等を
適当量加えてホイツプすることにより、使用目的
にあつた任意のオーバーラン及び風味を有するホ
イツプクリームが得られる。 以下、実施例を挙げ本発明を詳細に具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例には制約されな
い。尚、実施例での品質評価は次の方法により行
なつた。 (1) オーバーラン 20℃でホーバートミキサーを使用し5分間撹
拌起泡する。 オーバーラン(%)=A−B/B×100 A:一定容積(100c.c.)の起泡前のクリームの
重量 B:Aと同容積の起泡後のクリームの重量 (2) 保型性 起泡したクリームを絞つて花型に造花した
後、20℃に1日放置してその外観を観察するこ
とにより評価した。 A:保型性が極めて良い。 B:保他性が良い。 C:保型性が悪い。 D:保型性が極めて悪い。 (3) クリームの組織 起泡クリームの外観を観察することにより評
価した。 A:クリームのツヤ・キメが極めて良い。 B:クリームのツヤ・キメが良い。 C:クリームのツヤ・キメが悪い。 D:クリームのツヤ・キメが極めて悪い。 (4) 凍結融解安定性 −20℃に一週間静置して後、20℃恒温室に2
日間放置の状態を観察。 A:変化認めず。 B:オイルオフがないがやや組織が粗い。 C:ややオイルオフを認める。 D:オイルオフを認める。 (5) 口どけ感 ホイツプ後の組成物1gを人口の口中に入れ
た後、組成物の固体感が消失するまでの時間を
測定する。 A:0〜5秒で消失する B:6〜10秒で消失する C:11秒以上で消失する 実施例 1 第1表に示す組成の油脂組成物を下記方法によ
り製造し、その性状を検討した。結果を第1表に
示す。 <油脂組成物の製造法> 先ず水相成分を均一に溶解した後に、75℃に昇
温する。次にその水相へ乳化剤を溶解した75℃の
油相を加え、約15分間激しく撹拌して予備乳化物
を得る。 この予備乳化物を圧力式ホモジナイザーを用い
て均質化した後に急冷温捏して目的とする試料を
得た。
【表】
実施例 2
実施例1に於ける実験番号7の組成物に於いて
糖の種類のみを変えて同様に品質を評価した。結
果を第2表に示す。
糖の種類のみを変えて同様に品質を評価した。結
果を第2表に示す。
【表】
実施例 3
実施例1に於ける実験番号7の組成物100重量
部に対し、第3表に示す量の水、、果汁又は牛乳
を添加した後、15℃でホイツプしてホイツプクリ
ームを得た。実施例1と同様に品質を評価し、結
果を第3表に示した。
部に対し、第3表に示す量の水、、果汁又は牛乳
を添加した後、15℃でホイツプしてホイツプクリ
ームを得た。実施例1と同様に品質を評価し、結
果を第3表に示した。
【表】
実施例 4
実施例1の実験番号7の組成物中の油脂の代わ
りに第4表に示すSFI値を有する3種類の油脂
甲、乙、丙を用いた以外は同様にして油脂組成物
を調製し、その品質を評価した。結果を第5表に
示す。
りに第4表に示すSFI値を有する3種類の油脂
甲、乙、丙を用いた以外は同様にして油脂組成物
を調製し、その品質を評価した。結果を第5表に
示す。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 動植物油脂 30〜60重量% シヨ糖高級脂肪酸エステルの低級脂肪酸エステル
化物 0.1〜5 シヨ糖高級脂肪酸エステル 0.1〜3 グリセリンモノ脂肪酸エステル 0.1〜3 糖 類 15〜45 水 バランス を含有することを特徴とする水中油型乳化油脂組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57135860A JPS5925639A (ja) | 1982-08-04 | 1982-08-04 | 水中油型乳化油脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57135860A JPS5925639A (ja) | 1982-08-04 | 1982-08-04 | 水中油型乳化油脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5925639A JPS5925639A (ja) | 1984-02-09 |
| JPH038185B2 true JPH038185B2 (ja) | 1991-02-05 |
Family
ID=15161452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57135860A Granted JPS5925639A (ja) | 1982-08-04 | 1982-08-04 | 水中油型乳化油脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5925639A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH069476B2 (ja) * | 1985-01-09 | 1994-02-09 | 明治乳業株式会社 | クリ−ム状乳化油脂組成物の製造法 |
| JPS62155047A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-10 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | 糖を含有する高濃度クリ−ム組成物 |
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