JPH039051B2 - - Google Patents

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JPH039051B2
JPH039051B2 JP7605884A JP7605884A JPH039051B2 JP H039051 B2 JPH039051 B2 JP H039051B2 JP 7605884 A JP7605884 A JP 7605884A JP 7605884 A JP7605884 A JP 7605884A JP H039051 B2 JPH039051 B2 JP H039051B2
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JP
Japan
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hollow
frit
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tearing
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JP7605884A
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Inventor
Shuzo Tokumitsu
Yoshasu Nobuto
Hajime Ooyabu
Yukinobu Hoshida
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、鉄ホーロの釉薬組成物に関するもの
である。 従来例の構成とその問題点 一般に鉄板のホーロ修理は、鉄板より少し小さ
い熱膨張係数を持つたホーロフリツトに懸濁剤の
粘土、コロイダルシリカ、止まり調整剤の
NaNO2、NaAlO2あるいはMgCO3の電解質、そ
れに溶媒の水を配合してミル引きし、できたスリ
ツプを酸洗、ニツケル処理した鉄板に施釉、焼成
して行なう。 このようにして加工されたホーロ層表面にあら
われる欠陥のうち、スリツプに起因する欠陥とし
てテアリング(よりともいう)、亀裂、ヘヤーラ
イン、スポンジ泡、コツパーヘツドがある。これ
らの欠陥は、ホーロフリツトから溶出するホウ素
やアルカリ分が原因となつている。そして、その
程度はスリツプの製造条件、スリツプの保存条
件、ホーロ膜厚、乾燥法、乾燥した器物の取り扱
い、焼成条件に影響されるものである。 これらの欠陥のうち、テアリング、亀裂、ヘヤ
ーラインは比較的早期に発生するものである。そ
して、テアリング、亀裂等はミル引き後スリツプ
に尿素を少量添加することによつて防止されてい
た。 しかし、尿素を添加する方法は、高温焼成型
(800℃程度以上)の比較的アルカリ等の溶出の少
ないフリツトのスリツプでは問題はないが、アル
カリ等の溶出の多い低温焼付け型(700℃程度以
下)のフリツトのスリツプでは、フリツトから溶
出したアルカリ等によつて、尿素あるいは尿素分
解物が粘土、コロイダルシリカ、あるいはベント
ナイト粒子へ促進的に吸着され、吸着した尿素あ
るいは尿素分解物は焼成温度付近の高温で脱着す
るので、ホーロ表面にスポンジ状の泡が発生す
る。 本発明者らは、CdS系赤色顔料やTiO2系顔料
にも良く適合し、赤色をはじめ、黄色、桃色、緑
色、青色、かつ色、黒色、白色などの色調を自由
に発色させることのできる低軟化点ホーロフリツ
トとして下記の組成のフリツトを開発した。すな
わち少なくともSiO2、B2O3、Na2O、K2O、ZnO
およびF2と、Al2O3、ZrO2、TiO2の群から選択
される少なくとも1種の中間酸化物とから構成さ
れ、 SiO231〜39重量%、B2O313〜21重量%、
Na2O14〜22重量%、K2O1〜5重量%、ZnO13〜
20重量%、F22〜10重量%、〔Al2O3〕+〔ZrO2〕+
〔TiO2〕=2〜9重量%Al2O3≦5重量%、ZrO2
≦5重量%、TiO2≦5重量% である低軟化点ホーロフリツト。 しかし、このフリツトを下記のような一般のホ
ーロ釉薬組成物で鉄板に焼き付けた場合には次の
ような問題が生じる。 フリツト 100重量部 蛙目粘土 4重量部 コロイダルシリカ 0.5重量部 尿 素 0〜0.3重量部 NaNO2 0.1重量部 顔 料 6重量部 水 47容量部 すなわち通常、ミル引きした後、短時間の間に
使用した場合には問題はないが、このスリツプを
たとえば35℃で貯蔵し、尿素を含有しない場合に
は、約4時間経過したスリツプを使つたホーロ皮
膜にはテアリング、亀裂、ヘヤーラインが発生
し、スポンジ泡は10日以上後に発生する。また尿
素0.3重量部含有した場合には、約6時間経過後
にスポンジ泡を発生し、30時間経過後にテアリン
グあるいは亀裂が起こつた。 一般に、低軟化点ホーロフリツトは高温型に比
べて、アルカリ等の溶出が多い。この溶出した成
分が釉薬と鉄板の濡れ(なじみ)を悪くしたり、
あるいは溶出成分でフリツト粒子間に結晶物質を
生成(たとえばホウ砂)したりしてテアリングや
亀裂を生じると考えられる。 特に前記組成の低軟化点ホーロフリツトは、発
色性に優れているが、スリツプ中にアルカリ分や
ホウ素を多く溶出するという欠点と、フリツトの
表面張力が大きいという欠点を持つているため、
テアリングや亀裂が非常に発生しやすかつた。 そこで、尿素を釉薬配合物として試みたが、低
温焼付型ホーロ(以下低融ホーロと呼ぶ)におい
ては、尿素をミル引き時に添加する場合はもちろ
ん、ミル引き後の添加の場合でも、夏場にはミル
引き時およびスリツプ保存の温度が高温にならな
いように(20℃程度以下に)管理しなければなら
ないという欠点があつた。 このように、尿素にかわるテアリング、亀裂防
止剤が必要となつた。 発明の目的 本発明は、アルカリ等の溶出量の多い低軟化点
ホーロフリツトにおいても、欠陥が早期に発生し
ない鉄ホーロ釉薬組成物を提供することを目的と
する。 発明の構成 本発明の鉄ホーロ釉薬組成物は、鉄用のホーロ
フリツトを主成分とし、水ガラスをテアリングお
よび亀裂防止剤としてホーロフリツト100重量部
に対して0.1〜2重量部含有することを基本とし
ている。 さらに下記の組成の低軟化点ホーロフリツトの
スリツプのポツトライフを水ガラスによつて長く
できることによつて、発色性に優れた一回掛けの
低融ホーロを実用化に近づけることができる。 その低軟化点ホーロフリツトの組成は、少なく
ともSiO2、B2O3、Na2O、K2O、ZnOおよびF2
と、Al2O3、ZrO2、TiO2の群から選択される少
なくとも1種の中間酸化物とから構成され、 SiO231〜39重量%、B2O313〜21重量%、
Na2O14〜22重量%、K2O1〜5重量%、ZnO13〜
20重量%、F22〜10重量%、〔Al2O3〕+〔ZrO2〕+
〔TiO2〕=2〜9重量%、Al2O3≦5重量%、
ZrO2≦5重量%、TiO2≦5重量%である。 水ガラスは、ホーロフリツト粒子間のバインダ
ーとして働き、テアリング、亀裂を防止している
ものと思われるが、そのメカニズムは明らかにな
つていない。 水ガラスは、ホーロフリツト100重量部に対し
2重量部を超えて含有されていると、作業温度が
上昇し、泡が発生し光沢が悪くなるとともに、か
えつて亀裂が発生しやすくなる。0.1重量部未満
の場合には、テアリングや亀裂防止効果はほとん
どなく、夏場にアルカリ等の溶出の非常に多いフ
リツトを用いた場合、特に施釉膜厚が厚い
(200μm程度以上)時、テアリング、亀裂、ヘヤ
ーラインが発生し易い。 水ガラスの釉薬組成物中への添加方法は、ミル
添加の方が好ましい。しかし、水ガラスを使つた
場合でも、ミル引き時間を短く(1時間以内)
し、ミル中の温度が30℃を超えないようにするこ
とが望ましい。 まず、ホーロフリツトをつくる。それには、所
望のフリツト組成に応じて、各成分の原材料を調
合する。充分乾式混合した後、1100〜1300℃で加
熱溶融する。加熱温度、時間は最終的なフリツト
の組成比を変化させるので、良く管理することが
必要である。原料の溶解後20〜40分間ガラス化を
進行させ、必要に応じて撹拌することが重要であ
る。長い間溶融温度に維持しすぎると、アルカリ
成分やF2成分が昇華してしまうので、余り長く
しないようにする。溶融後、ガラスは水中に投入
して急冷する。これを乾燥するとホーロフリツト
が得られる。 このようにして得られたホーロフリツト100重
量部に懸濁剤として粘土、コロイダルシリカ等を
3〜9重量部、止り調整剤として亜硝酸ソーダ、
炭酸マグネシウム、アルミン酸ソーダ等を1重量
部以下、さらに顔料10重量部以下その他ケイ石
粉、含水硼砂に水40〜70容量部を添加してボール
ミル等で粉砕、混合する。 この時、いつしよに水ガラスを0.1〜2重量部
添加する。ここで、なるべくミル内の温度は30℃
以下に管理すると、ミル出しした後のスリツプの
ポツトライフは長くなる。 スリツプの粒度は、スリツプ50mlの200メツシ
ユ(74μm)残渣が、スプレイで施釉する場合は
1〜7g、デイツプで施釉する場合は15g以下で
あつて、なるべく粗い方がフリツト成分の溶出が
少なくなり好ましい。 このようにして得られたホーロ釉薬組成物は、
酸洗、無電解ニツケルメツキ処理した鋼材器物に
スプレイまたはデイツプ施釉し、乾燥した後、焼
成してホーロ皮膜化する。なお、焼成条件は低融
ホーロフリツトの場合、たとえば690℃以上4分
間である。 実施例の説明 次に、実施例について比較例と併せて説明す
る。 (A) 低融ホーロフリツトの製造 まず、下記の第1表に示す割合に配合し、低
融ホーロフリツト用配合物1,2をつくつた。
そして、この配合物を混合してアルミナるつぼ
に入れ、1100〜1300℃において溶融して清澄さ
せたのち、水中に投入して冷却した。その結
果、第2表の低融ホーロフリツトG−1、G−
2が得られた。
【表】
【表】
【表】 ホーロフリツトG−1、G−2共に750℃以
下で焼成可能な低温焼成フリツトであるが、G
−1の方がフリツトと鉄板の濡れが悪く、スリ
ツプ中に溶出するアルカリ量も多い。 なお第2表における評価方法は以下に従つ
た。 (1) タブレツトテスト(フリツトの流動性) ガラスフリツトの流動性は200メツシユの
ふるいを通過する粒度のフリツト2gを採取
し、その試料を金型に入れ、1トンの荷重で
プレス成形し、直径12.7mmのタブレツトとす
る。そしてその試料を酸洗、無電解ニツケル
メツキ処理した鋼板の上にのせ、690℃で5
分間加熱し、試料の流動径をノギスで測定す
る。この値は、フリツトの硬さと濡れ性を合
せた評価となる。 (2) フリツトの熱水溶解量 200メツシユのふるいを通過するが300メツ
シユのふるいを通過しない粒度のフリツト5
gを100c.c.の蒸溜水に浸浸し、1時間煮沸し
た後、その上澄み液を取り、メチルオレジ指
示薬を用いて、溶出したアルカリ成分を
0.1N−H2SO4で滴定し、その消費量を溶出
アルカリ量の尺度とした。 (B) ホーロスリツプの製造 上記のようにして得られた低融ホーロフリツ
トG−1、G−2を乾燥して粗粉砕したのち、
下記の第3表に示すミル添加剤を同表に示す割
合で配合した。 次に第3表に示す配合物のフリツト3Kg分
を、10のポツトミルに投入して、約75r・
p・mで1時間混合粉砕した。この時、ミル出
し温度は30℃以下に、スリツプの粒度(50c.c.の
200メツシユ残渣)は1〜7gとなるように調
整した。 スリツプはミル出し直後にホーロ皮膜の状態
を確認し、第3表に示す貯蔵温度の恒温槽ある
いは恒温水槽に貯蔵し、定期的にホーロ皮膜の
状態を確認した。
【表】
【表】 ホーロ加工処理は次の条件で行なつた。 基材;大きさ100mm×100mm、厚さ0.6mmのspp材
で前処理は、酸洗減量値400〜500mg/dm2ニ
ツケル付着量14〜20mg/dm2 施釉;スプレー法 ホーロ膜厚;150〜180μm 乾燥方法;遠赤外線乾燥 焼成条件;焼成時間は3分40秒、焼成温度は第
4表に示す 上記の条件でポツトライフを確認した結果を
第4表に示す。 フリツトG−1に対する水ガラスの効果を、
テアリング、亀裂防止剤を添加しなかつた場合
と尿素を添加した場合と比較した。 第4表の比較例1に示すように、スリツプを
冷蔵する場合は、防止剤を添加しなくても実用
上問題はない。
【表】
【表】 しかし、35℃付近、たとえば夏場に温室でG
−1フリツトのスリツプを貯蔵する場合は、テ
アリング・亀裂防止剤を添加しなければ(比較
例2)4時間程度で使用に耐えないスリツプに
なる。 そこで、防止剤として尿素を試みると(比較
例5)、6時間以内でスポンジ泡が発生する。
したがつて、これらの防止剤も実用的でない。 これらに比較して、水ガラス0.1〜0.2重量部
を添加すると(実施例1〜5)、35℃付近でス
リツプを貯蔵してもテアリングや亀裂の発生を
遅らすと共に、スポンジ泡の発生も尿素などに
くらべると、かなり遅くなり、夏場では1〜2
日は冷蔵しなくても充分使用に耐えるものを得
ることができる。 実施例5、比較例7、8でフリツトG−2の
スリツプのポツトライフ特性を示した。第4表
に示すように、低融ホーロフリツトでも流動性
が良く、溶出アルカリ量の少ないフリツトの場
合は、テアリング、亀裂防止剤を添加しなくて
も充分実用に耐える(比較例7)。しかしフリ
ツトG−2の場合でも、器物の取り扱いの衝撃
でテアリングおよび亀裂が発生する恐れのある
場合には、防止剤を添加する必要がある。この
場合は実施例5に示すように防止剤として水ガ
ラスでなければ実用的でない。 発明の効果 以上のように、本発明の水ガラスを含有したホ
ーロ釉薬組成物は、テアリングおよび亀裂、さら
にスポンジ泡が発生しにくいものである。 特にフリツトとして流動性や鉄板との濡れ性が
悪く、アルカリ溶出量の多い低融ホーロフリツト
を用いた場合、夏場でも充分使用に耐えるホーロ
釉薬組成物を提供できる。これまでの低融ホーロ
は、変形・強度劣化およびピンホール・つまとび
が少なく、かつ省資源・省エネルギであるなど多
くの特徴を持ちながら、フリツトからのB2O3や
アルカリ成分の溶出が大きいため、スリツプのポ
ツトライフが短かく実用化に大きな支障があつ
た。しかし本発明によつて、大きく実用化に近づ
けることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉄用ホーロフリツト100重量部に対してテア
    リングおよび亀裂防止剤として水ガラスを0.1〜
    2重量部含有していることを特徴とする鉄ホーロ
    釉薬組成物。 2 鉄用ホーロフリツトが、少なくともSiO2、
    B2O3、Na2O、K2O、ZnOおよびF2と、Al2O3、
    ZrO2、TiO2の群から選択される少なくとも1種
    の中間酸化物とから構成され、SiO2を31〜39重
    量%、B2O3を13〜21重量%、Na2Oを14〜22重量
    %、K2Oを1〜5重量%、ZnOを13〜20重量%、
    F2を2〜10重量%含有し、かつ前記中間酸化物
    を1種で5重量%以下、総量において2〜9重量
    %の範囲で含有する低軟化点ホーロフリツトであ
    る特許請求の範囲第1項記載の鉄ホーロ釉薬組成
    物。
JP59076058A 1984-04-16 1984-04-16 鉄ホ−ロ釉薬組成物 Granted JPS60221341A (ja)

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