JPH039068B2 - - Google Patents
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- JPH039068B2 JPH039068B2 JP59156427A JP15642784A JPH039068B2 JP H039068 B2 JPH039068 B2 JP H039068B2 JP 59156427 A JP59156427 A JP 59156427A JP 15642784 A JP15642784 A JP 15642784A JP H039068 B2 JPH039068 B2 JP H039068B2
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- heat
- protection tube
- ceramic fiber
- consumable
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、主に高炉、平炉及び転炉の溶銑及び
溶鋼中の温度の測定、更には溶存酸素量及びカー
ボン量等の測定、並びにサンプリングを目的とす
る消耗型浸漬プローブの耐熱保護管に関する。 〔従来の技術〕 近年、鉄鋼関係の製銑、製鋼分野の合理化及び
品質管理の向上のため、たとえば、転炉、電炉、
鋳造工程に於ては温度管理を目的とする急速浸漬
熱電対法である消耗型熱電対による測温が行なわ
れ、また、転炉、鋳造工程においては、消耗型熱
電対を更に進めたカーボン、酸素量の測定及びサ
ンプリング等を目的とする消耗型多目的測定素子
(サブランス等)が使用され、品質管理上、及び
操業上極めて重要な役割を果たしている。 この消耗型熱電対及び消耗型多目的測定素子は
いわゆる消耗型浸漬プローブには測定時に、溶鋼
及び溶銑中に浸漬する部分に、熱劣化防止と耐浸
食性向上を目的とする耐熱保護管が装着され、そ
の耐熱保護管として、アスベストスリーブ、セラ
ミツクフアイバースリーブ等が用いられている。 〔発明が解決すべき問題点〕 しかしながら、これらの耐熱保護管を装着した
消耗型浸漬プローブは、溶鋼、溶銑への浸漬時に
数多くの問題を生じ、決して満足のいく状態にま
で至つていない。 即ち耐熱保護管としてアスベストを主成分とす
るスリーブを用いた場合には、安価である反面、
耐熱性、耐食性が著しく低いため、浸漬中に消失
してしまい、アスベストスリーブを装着したプロ
ーブは、浸漬中に溶鋼、溶銑中で焼失し、スプラ
ツシユが発生したり、あるいは溶鋼又は溶銑から
の引き上げ時に浸漬部分だけが溶鋼又は溶銑中に
残り不純物として残留することがある。 またアスベストの使用による作業環境の汚染、
即ちアスベスト公害を引き起こすことにもなり、
その使用が著しく制約を受けつつある。 一方、セラミツクフアイバーを主成分とするス
リーブは、大別すると(イ)解繊されたセラミツクフ
アイバーと結合剤とを含む水系スラリーから真空
吸引成形し乾燥して得られたものに、無機質結合
剤にて硬化処理したスリーブと(ロ)セラミツクフア
イバーを主成分とするペーパー状物を多層に巻き
回した成形体に、無機質結合剤にて硬化処理した
スリーブとに分けられ、前者(イ)に於ては、アスベ
ストに比べて耐熱性の高い無機質繊維であるにも
かかわらず耐侵食性を有するのに要する必要な緻
密性が十分得られず、更に緻密性を高めるために
施された、結合剤、コーテイング材による硬化処
理の程度に著しいムラがあるため耐久性能にバラ
ツキが生じたり、また真空吸引成形後の金型から
の脱型時に発生する変形により所望の精度を有す
るスリーブは得にくくなる。一方後者(ロ)に於て
は、多層に巻き回す段階での硬化処理が可能なた
め硬化処理に著しいムラは生じないが、特に浸漬
時に接触するスラグに対する十分な耐侵食性を有
するに要する緻密性に欠けているとともに、セラ
ミツクフアイバーを一度ペーパー状に成形したも
のから円筒状に成形するため非常に高価なものと
なり消耗品としての使用に不向きであり、前者と
同様決して満足できるものではない。 このように従来の耐熱保護管を装着した消耗型
浸漬プローブは、溶銑、溶鋼及びスラグに対する
耐浸食性が不十分であるため、安定した使用が不
可能であり、又アスベストスリーブを装着したプ
ローブでは、、アスベスト粉じんによる作業環境
の悪化を引き起こし、更には、セラミツクフアイ
バー多層巻きスリーブを装着した消耗型浸漬プロ
ーブでは、スリーブが高価すぎるため消耗品とし
ての使用に不向きであるといつた種々の改良すべ
き問題点を有している。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明は上記諸欠点を解決することにより、溶
銑、溶鋼への浸漬時における断熱性、耐侵食性に
優れ安定した使用が可能でありかつ極めて安価な
耐熱保護管を装着した消耗型浸漬プローブを提供
することを目的とするものである。 即ち本発明は、溶銑及び溶鋼中の温度の測定、
更には、溶存酸素量及びカーボン量等を測定する
消耗型熱電対及びサブランス等の消耗型浸漬プロ
ーブの浸漬部の外側に装着する耐熱保護管に係わ
り、前記耐熱性保護管はセラミツクフアイバー60
〜95重量%と粘土5〜40重量%と有機成形助剤が
10重量%以下からなる組成物であつて、嵩密度が
0.5〜1.2g/cm3を有することを特徴とする耐熱保
護管を提供することにより、前記目的を達成する
ことができるものである。 本発明に用いる無機質繊維材料としては、耐熱
性、断熱性及び耐スポーリング性に優れたものと
するために、セラミツクフアイバーを使用し、特
に高い耐熱性を必要とする場合には付加的にアル
ミナ結晶質フアイバー、ムライト結晶質フアイバ
ー等も使用することができる。溶銑、溶鋼及びス
ラグに対する短時間の浸漬に対しては十分な耐久
性を有しかつ安価であるセラミツクフアイバーが
特に好ましい。この主材となるセラミツクフアイ
バーの配合量を60〜95重量%の範囲に限定する理
由は、60重量%未満であると断熱性、耐スポーリ
ング性に優れたものが得られず、逆に95重量%超
えると、取扱い強度及び熱間強度が小さくなり過
ぎるためである。 また本発明に用いる粘土は、モンモリロナイ
ト、ヘクトライト、ベントナイト、酸性白土、カ
オリン、木節粘土等の結合力を有し可塑性、耐火
性に富む粘土であれば何れのものでも使用でき
る。特に少量で成形時の成形体の保形性を付与す
る可塑性、及び取扱い強度、熱間強度を得るのに
必要な結合力を有するモンモリロナイト、ヘクト
ライトが好ましい。この粘土の添加量を5〜40重
量%の範囲に限定する理由は、5重量%未満では
十分な取扱い強度及び熱間強度が小さく、逆に40
重量%を超えると取扱い強度及び熱間強度が十分
高くなる反面、耐熱スポーリング性及び断熱性が
低下してしまうためである。 更に本発明に用いる有機成形助剤としては、取
扱い強度を高めることができる助剤であれば何れ
のものでも用いることができる。しかし、少量で
効果を発揮するメチルセルロつス、ヒドロキシメ
チルセルローズ、フエノール、アクリル酸エステ
ルの中から選ばれる何れか1種又は2種以上であ
ることが好ましい。この成形助剤の添加量を10重
量%以下の範囲に限定する理由は、10重量%を超
えると溶鋼、溶銑への浸漬時に発煙又はスプラツ
シユを発生させ作業環境の悪化を引き起こし、更
には、カーボン量等の測定用プローブでは測定誤
差を生じやすくなるからである。 また、本発明の耐熱性保護管の前記構成材料以
外に、耐侵食性又は価格低減を目的としてアルミ
ナ、ムライト、シヤモツト等の耐火粉末あるい
は、マグネシア、酸化クロム、マグネシア−クロ
ミアスピネル、炭化ケイ素等の耐浸食性に富む耐
火粉末を添加することができる。更には取扱い強
度、熱間強度をより高めることを目的として、コ
ロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、塩基性塩
化アルミニウム、リン酸アルミニウム、リン酸ア
ンモニウム等の一般耐熱性無機質結合剤を添加す
ることができる。 本発明の耐熱保護管に於いてセラミツクフアイ
バーは、その一部が解繊された状態であつて、前
記粘土と前記有機成形助剤とから主として構成さ
れる組成物に均一に分散しており、残部が粒径5
mm以下の粒状物であり前記粒状物の周りに前記セ
ラミツクフアイバーが均一に分散している組成物
で覆われた構造を有することを好適とする。この
ような構造を有することにより、前記耐熱保護管
は繊維質成形体が本来有する高断熱性、耐熱スポ
ーリング性を保持しながら強度を著しく高めるこ
とができる。 前記セラミツクフアイバーの粒状物の粒径を5
mm以下とした理由は、前記粒状物の粒径が5mmよ
り大きくなると特に肉厚の薄い耐熱保護管の場合
に、十分な取扱い強度及び熱間強度が得られなく
なるからである。 本発明の耐熱保護管の嵩密度を0.5〜1.2g/cm3
の範囲に限定する理由は、嵩密度が0.5g/cm3未
満では、構成材料がたとえ耐侵食性に優れたもの
であつても気孔率が高くなるため、浸漬時に、溶
鋼、溶銑、スラグの侵入が生じやすく、急激に侵
食されてしまう。逆に、嵩密度が1.2g/cm3を超
えると、溶鋼、溶銑及びスラグに対する耐侵食性
は向上するが消耗型プローブ内部の各種測定又は
機能を内蔵する紙スリーブを保護するのに必要と
する断熱性が低下するとともに、耐熱スポーリン
グ性が低下してしまい耐熱保護管としての役目を
発揮しなくなるからである。 本発明の耐熱保護管の肉厚を2〜10mmの範囲に
限定した理由は、肉厚が2mm未満では、単に測温
のみの短時間(数秒間)の使用の場合において
も、プローブの内部を保護するために必要な断熱
性、耐侵食性が得られないため好ましくない。逆
に肉厚が10mmを超えると、プローブ内部を保護す
るのに必要となる断熱性、耐侵食性は著しく向上
するが、過剰品質となり価格的に高くなりすぎる
ため消耗品としての使用に適さなくなるからであ
る。 〔発明の効果〕 このようにして得られた本発明の耐熱保護管
は、前述のアスベストスリーブに比べ著しく耐熱
性、耐侵食性に優れ、更にセラミツクフアイバー
湿式真空吸引成形スリーブ及びセラミツクフアイ
バーペーパー多層巻きスリーブに比べて、スラ
グ、溶銑、溶鋼に対して要求される耐侵食性を有
するのに必要な緻密性を有し、更に高温断熱特性
が優れているため、前記耐熱保護管を装着した消
耗型浸漬プローブは、センサーとして、理想的な
働きを発揮する。 また本発明の耐熱保護管は前記構成材料100重
量部に対して水を60〜130重量部加えて混練して
可塑性を有する調合物となし、次いで同心円状に
円形中玉を配したノズルを先端部に有する押出成
形機にて連続して真空パイプとなし、乾燥したも
のが好ましい。押出成形による耐熱保護管は組成
および密度にばらつきはなくまた寸法精度良好な
成形体が得られるため、セラミツクフアイバー湿
式真空吸引成形スリーブのように、硬化処理の処
理むらによる嵩密度のバラツキ、更に成形後の脱
型時に生じる変形による寸法精度不良といつた品
質面の問題は全く生じない。更に本発明の耐熱保
護管は連続的に成形されるため、成形コストがセ
ラミツクフアイバー湿式真空吸引成形の1/2〜1/
3、セラミツクフアイバーペーパー多層巻きスリ
ーブの1/5〜1/6で済むため、前記耐熱保護管を装
着した消耗型浸漬プローブは、消耗品としての使
用に適したセンサーとなりうる。 次に本発明の耐熱保護管を装着してなる消耗型
浸漬プローブの実施例を比較例と対比して説明す
る。 実施例 1 セラミツクフアイバーをカツターミルにて、10
mm以下の大きさのチツプ状バルクとなし、前記セ
ラミツクフアイバーと、粘土としてモンモリロナ
イト、ヘクトライト、有機成形助剤としてメチル
セルローズ、フエノール、無機質結合剤としてコ
ロイダルシリカ、無機質充填材としてムライト粉
末、及び水を第1表に示す組合せで配合してニー
ダーで混練した。続いて、内径50mmの円形ノズル
の内部に同心円状に外径40mmの円形中玉を配設し
た押出口を有する押出成形機にて円筒状のスリー
ブを成形し長さ300mmに切断し乾燥した。得られ
た品質を同じく第1表に示す。こうして得られた
無機繊維質スリーブを第1図に示すような消耗型
熱電対の外側に装着させたプローブを、予め誘導
加熱炉にて溶湯温度が1700℃に保持された塩基性
スラグを含む鋼中に20秒浸漬した後、その耐久状
況をチエツクした。 その結果を同じく第1表に示す。 比較例 1 水中にセラミツクフアイバーと結合剤としてコ
ロイダルシリカ及び、成形助剤としてポリアクリ
ルアミドを添加したスラリーから真空吸引成形法
にて成形した円筒状成形体を乾燥して、外径50
mm、肉厚5mm、長さ300mm、嵩密度0.3g/cm3の成
形体とした。その後、コロイダルシリカで硬化処
理し嵩密度0.5g/cm3のセラミツクフアイバース
リーブを得た。 こうして得られた前記スリーブを実施例1と同
様に消耗型熱電対に装着して、耐久試験を行なつ
た。 その結果を第2表に示す。 比較例 2 水中にセラミツクフアイバーと結合剤としてラ
テツクス、成形助剤として硫酸アルミニウムを添
加したスラリーから丸網式抄造機にて、抄造し乾
燥し更に切断して、肉厚0.5mm、嵩密度0.25g/
cm3のセラミツクフアイバーペーパーを得た。その
後前記セラミツクフアイバーペーパーを内径40
mm、肉厚5mm、長さ300mmの成形体になるように
多層に巻き回し続いてコロイダルシリカで硬化処
理し嵩密度0.55g/cm3のセラミツクフアイバース
リーブを得た。 こうして得られた前記スリーブを実施例1と同
様に消耗型熱電対に装着して、耐久試験を行なつ
た。 その結果を第2表に示す。
溶鋼中の温度の測定、更には溶存酸素量及びカー
ボン量等の測定、並びにサンプリングを目的とす
る消耗型浸漬プローブの耐熱保護管に関する。 〔従来の技術〕 近年、鉄鋼関係の製銑、製鋼分野の合理化及び
品質管理の向上のため、たとえば、転炉、電炉、
鋳造工程に於ては温度管理を目的とする急速浸漬
熱電対法である消耗型熱電対による測温が行なわ
れ、また、転炉、鋳造工程においては、消耗型熱
電対を更に進めたカーボン、酸素量の測定及びサ
ンプリング等を目的とする消耗型多目的測定素子
(サブランス等)が使用され、品質管理上、及び
操業上極めて重要な役割を果たしている。 この消耗型熱電対及び消耗型多目的測定素子は
いわゆる消耗型浸漬プローブには測定時に、溶鋼
及び溶銑中に浸漬する部分に、熱劣化防止と耐浸
食性向上を目的とする耐熱保護管が装着され、そ
の耐熱保護管として、アスベストスリーブ、セラ
ミツクフアイバースリーブ等が用いられている。 〔発明が解決すべき問題点〕 しかしながら、これらの耐熱保護管を装着した
消耗型浸漬プローブは、溶鋼、溶銑への浸漬時に
数多くの問題を生じ、決して満足のいく状態にま
で至つていない。 即ち耐熱保護管としてアスベストを主成分とす
るスリーブを用いた場合には、安価である反面、
耐熱性、耐食性が著しく低いため、浸漬中に消失
してしまい、アスベストスリーブを装着したプロ
ーブは、浸漬中に溶鋼、溶銑中で焼失し、スプラ
ツシユが発生したり、あるいは溶鋼又は溶銑から
の引き上げ時に浸漬部分だけが溶鋼又は溶銑中に
残り不純物として残留することがある。 またアスベストの使用による作業環境の汚染、
即ちアスベスト公害を引き起こすことにもなり、
その使用が著しく制約を受けつつある。 一方、セラミツクフアイバーを主成分とするス
リーブは、大別すると(イ)解繊されたセラミツクフ
アイバーと結合剤とを含む水系スラリーから真空
吸引成形し乾燥して得られたものに、無機質結合
剤にて硬化処理したスリーブと(ロ)セラミツクフア
イバーを主成分とするペーパー状物を多層に巻き
回した成形体に、無機質結合剤にて硬化処理した
スリーブとに分けられ、前者(イ)に於ては、アスベ
ストに比べて耐熱性の高い無機質繊維であるにも
かかわらず耐侵食性を有するのに要する必要な緻
密性が十分得られず、更に緻密性を高めるために
施された、結合剤、コーテイング材による硬化処
理の程度に著しいムラがあるため耐久性能にバラ
ツキが生じたり、また真空吸引成形後の金型から
の脱型時に発生する変形により所望の精度を有す
るスリーブは得にくくなる。一方後者(ロ)に於て
は、多層に巻き回す段階での硬化処理が可能なた
め硬化処理に著しいムラは生じないが、特に浸漬
時に接触するスラグに対する十分な耐侵食性を有
するに要する緻密性に欠けているとともに、セラ
ミツクフアイバーを一度ペーパー状に成形したも
のから円筒状に成形するため非常に高価なものと
なり消耗品としての使用に不向きであり、前者と
同様決して満足できるものではない。 このように従来の耐熱保護管を装着した消耗型
浸漬プローブは、溶銑、溶鋼及びスラグに対する
耐浸食性が不十分であるため、安定した使用が不
可能であり、又アスベストスリーブを装着したプ
ローブでは、、アスベスト粉じんによる作業環境
の悪化を引き起こし、更には、セラミツクフアイ
バー多層巻きスリーブを装着した消耗型浸漬プロ
ーブでは、スリーブが高価すぎるため消耗品とし
ての使用に不向きであるといつた種々の改良すべ
き問題点を有している。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明は上記諸欠点を解決することにより、溶
銑、溶鋼への浸漬時における断熱性、耐侵食性に
優れ安定した使用が可能でありかつ極めて安価な
耐熱保護管を装着した消耗型浸漬プローブを提供
することを目的とするものである。 即ち本発明は、溶銑及び溶鋼中の温度の測定、
更には、溶存酸素量及びカーボン量等を測定する
消耗型熱電対及びサブランス等の消耗型浸漬プロ
ーブの浸漬部の外側に装着する耐熱保護管に係わ
り、前記耐熱性保護管はセラミツクフアイバー60
〜95重量%と粘土5〜40重量%と有機成形助剤が
10重量%以下からなる組成物であつて、嵩密度が
0.5〜1.2g/cm3を有することを特徴とする耐熱保
護管を提供することにより、前記目的を達成する
ことができるものである。 本発明に用いる無機質繊維材料としては、耐熱
性、断熱性及び耐スポーリング性に優れたものと
するために、セラミツクフアイバーを使用し、特
に高い耐熱性を必要とする場合には付加的にアル
ミナ結晶質フアイバー、ムライト結晶質フアイバ
ー等も使用することができる。溶銑、溶鋼及びス
ラグに対する短時間の浸漬に対しては十分な耐久
性を有しかつ安価であるセラミツクフアイバーが
特に好ましい。この主材となるセラミツクフアイ
バーの配合量を60〜95重量%の範囲に限定する理
由は、60重量%未満であると断熱性、耐スポーリ
ング性に優れたものが得られず、逆に95重量%超
えると、取扱い強度及び熱間強度が小さくなり過
ぎるためである。 また本発明に用いる粘土は、モンモリロナイ
ト、ヘクトライト、ベントナイト、酸性白土、カ
オリン、木節粘土等の結合力を有し可塑性、耐火
性に富む粘土であれば何れのものでも使用でき
る。特に少量で成形時の成形体の保形性を付与す
る可塑性、及び取扱い強度、熱間強度を得るのに
必要な結合力を有するモンモリロナイト、ヘクト
ライトが好ましい。この粘土の添加量を5〜40重
量%の範囲に限定する理由は、5重量%未満では
十分な取扱い強度及び熱間強度が小さく、逆に40
重量%を超えると取扱い強度及び熱間強度が十分
高くなる反面、耐熱スポーリング性及び断熱性が
低下してしまうためである。 更に本発明に用いる有機成形助剤としては、取
扱い強度を高めることができる助剤であれば何れ
のものでも用いることができる。しかし、少量で
効果を発揮するメチルセルロつス、ヒドロキシメ
チルセルローズ、フエノール、アクリル酸エステ
ルの中から選ばれる何れか1種又は2種以上であ
ることが好ましい。この成形助剤の添加量を10重
量%以下の範囲に限定する理由は、10重量%を超
えると溶鋼、溶銑への浸漬時に発煙又はスプラツ
シユを発生させ作業環境の悪化を引き起こし、更
には、カーボン量等の測定用プローブでは測定誤
差を生じやすくなるからである。 また、本発明の耐熱性保護管の前記構成材料以
外に、耐侵食性又は価格低減を目的としてアルミ
ナ、ムライト、シヤモツト等の耐火粉末あるい
は、マグネシア、酸化クロム、マグネシア−クロ
ミアスピネル、炭化ケイ素等の耐浸食性に富む耐
火粉末を添加することができる。更には取扱い強
度、熱間強度をより高めることを目的として、コ
ロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、塩基性塩
化アルミニウム、リン酸アルミニウム、リン酸ア
ンモニウム等の一般耐熱性無機質結合剤を添加す
ることができる。 本発明の耐熱保護管に於いてセラミツクフアイ
バーは、その一部が解繊された状態であつて、前
記粘土と前記有機成形助剤とから主として構成さ
れる組成物に均一に分散しており、残部が粒径5
mm以下の粒状物であり前記粒状物の周りに前記セ
ラミツクフアイバーが均一に分散している組成物
で覆われた構造を有することを好適とする。この
ような構造を有することにより、前記耐熱保護管
は繊維質成形体が本来有する高断熱性、耐熱スポ
ーリング性を保持しながら強度を著しく高めるこ
とができる。 前記セラミツクフアイバーの粒状物の粒径を5
mm以下とした理由は、前記粒状物の粒径が5mmよ
り大きくなると特に肉厚の薄い耐熱保護管の場合
に、十分な取扱い強度及び熱間強度が得られなく
なるからである。 本発明の耐熱保護管の嵩密度を0.5〜1.2g/cm3
の範囲に限定する理由は、嵩密度が0.5g/cm3未
満では、構成材料がたとえ耐侵食性に優れたもの
であつても気孔率が高くなるため、浸漬時に、溶
鋼、溶銑、スラグの侵入が生じやすく、急激に侵
食されてしまう。逆に、嵩密度が1.2g/cm3を超
えると、溶鋼、溶銑及びスラグに対する耐侵食性
は向上するが消耗型プローブ内部の各種測定又は
機能を内蔵する紙スリーブを保護するのに必要と
する断熱性が低下するとともに、耐熱スポーリン
グ性が低下してしまい耐熱保護管としての役目を
発揮しなくなるからである。 本発明の耐熱保護管の肉厚を2〜10mmの範囲に
限定した理由は、肉厚が2mm未満では、単に測温
のみの短時間(数秒間)の使用の場合において
も、プローブの内部を保護するために必要な断熱
性、耐侵食性が得られないため好ましくない。逆
に肉厚が10mmを超えると、プローブ内部を保護す
るのに必要となる断熱性、耐侵食性は著しく向上
するが、過剰品質となり価格的に高くなりすぎる
ため消耗品としての使用に適さなくなるからであ
る。 〔発明の効果〕 このようにして得られた本発明の耐熱保護管
は、前述のアスベストスリーブに比べ著しく耐熱
性、耐侵食性に優れ、更にセラミツクフアイバー
湿式真空吸引成形スリーブ及びセラミツクフアイ
バーペーパー多層巻きスリーブに比べて、スラ
グ、溶銑、溶鋼に対して要求される耐侵食性を有
するのに必要な緻密性を有し、更に高温断熱特性
が優れているため、前記耐熱保護管を装着した消
耗型浸漬プローブは、センサーとして、理想的な
働きを発揮する。 また本発明の耐熱保護管は前記構成材料100重
量部に対して水を60〜130重量部加えて混練して
可塑性を有する調合物となし、次いで同心円状に
円形中玉を配したノズルを先端部に有する押出成
形機にて連続して真空パイプとなし、乾燥したも
のが好ましい。押出成形による耐熱保護管は組成
および密度にばらつきはなくまた寸法精度良好な
成形体が得られるため、セラミツクフアイバー湿
式真空吸引成形スリーブのように、硬化処理の処
理むらによる嵩密度のバラツキ、更に成形後の脱
型時に生じる変形による寸法精度不良といつた品
質面の問題は全く生じない。更に本発明の耐熱保
護管は連続的に成形されるため、成形コストがセ
ラミツクフアイバー湿式真空吸引成形の1/2〜1/
3、セラミツクフアイバーペーパー多層巻きスリ
ーブの1/5〜1/6で済むため、前記耐熱保護管を装
着した消耗型浸漬プローブは、消耗品としての使
用に適したセンサーとなりうる。 次に本発明の耐熱保護管を装着してなる消耗型
浸漬プローブの実施例を比較例と対比して説明す
る。 実施例 1 セラミツクフアイバーをカツターミルにて、10
mm以下の大きさのチツプ状バルクとなし、前記セ
ラミツクフアイバーと、粘土としてモンモリロナ
イト、ヘクトライト、有機成形助剤としてメチル
セルローズ、フエノール、無機質結合剤としてコ
ロイダルシリカ、無機質充填材としてムライト粉
末、及び水を第1表に示す組合せで配合してニー
ダーで混練した。続いて、内径50mmの円形ノズル
の内部に同心円状に外径40mmの円形中玉を配設し
た押出口を有する押出成形機にて円筒状のスリー
ブを成形し長さ300mmに切断し乾燥した。得られ
た品質を同じく第1表に示す。こうして得られた
無機繊維質スリーブを第1図に示すような消耗型
熱電対の外側に装着させたプローブを、予め誘導
加熱炉にて溶湯温度が1700℃に保持された塩基性
スラグを含む鋼中に20秒浸漬した後、その耐久状
況をチエツクした。 その結果を同じく第1表に示す。 比較例 1 水中にセラミツクフアイバーと結合剤としてコ
ロイダルシリカ及び、成形助剤としてポリアクリ
ルアミドを添加したスラリーから真空吸引成形法
にて成形した円筒状成形体を乾燥して、外径50
mm、肉厚5mm、長さ300mm、嵩密度0.3g/cm3の成
形体とした。その後、コロイダルシリカで硬化処
理し嵩密度0.5g/cm3のセラミツクフアイバース
リーブを得た。 こうして得られた前記スリーブを実施例1と同
様に消耗型熱電対に装着して、耐久試験を行なつ
た。 その結果を第2表に示す。 比較例 2 水中にセラミツクフアイバーと結合剤としてラ
テツクス、成形助剤として硫酸アルミニウムを添
加したスラリーから丸網式抄造機にて、抄造し乾
燥し更に切断して、肉厚0.5mm、嵩密度0.25g/
cm3のセラミツクフアイバーペーパーを得た。その
後前記セラミツクフアイバーペーパーを内径40
mm、肉厚5mm、長さ300mmの成形体になるように
多層に巻き回し続いてコロイダルシリカで硬化処
理し嵩密度0.55g/cm3のセラミツクフアイバース
リーブを得た。 こうして得られた前記スリーブを実施例1と同
様に消耗型熱電対に装着して、耐久試験を行なつ
た。 その結果を第2表に示す。
【表】
【表】
第1図は、消耗型浸漬プローブの一種の斜視図
である。第2図は消耗型熱電対の一例を示す断面
図である。 1……鋼板製保護キヤツプ、2……陶器、3…
…耐熱保護管、4……紙管、5……紙管、6……
鋼管、7……PR熱電対、8……補償導線。
である。第2図は消耗型熱電対の一例を示す断面
図である。 1……鋼板製保護キヤツプ、2……陶器、3…
…耐熱保護管、4……紙管、5……紙管、6……
鋼管、7……PR熱電対、8……補償導線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 セラミツクフアイバー60〜95重量%と粘土5
〜40重量%と有機成形助剤10重量%以下とからな
り、粒径5mm以下のセラミツクフアイバー粒状物
が、解繊された状態のセラミツクフアイバーと粘
土と有機成形助剤とから主として構成される組成
物で覆われた構造を有する嵩密度が0.5〜1.2g/
cm3の耐熱保護管。 2 前記保護管は、肉厚が2〜10mmである特許請
求の範囲第1項記載の耐熱保護管。 3 前記保護管は、押出成形機により成形されて
なるものである特許請求の範囲第1項あるいは第
2項記載の耐熱保護管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59156427A JPS6136179A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 耐熱保護管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59156427A JPS6136179A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 耐熱保護管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6136179A JPS6136179A (ja) | 1986-02-20 |
| JPH039068B2 true JPH039068B2 (ja) | 1991-02-07 |
Family
ID=15627507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59156427A Granted JPS6136179A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 耐熱保護管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6136179A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62113063A (ja) * | 1985-11-12 | 1987-05-23 | Kohjin Co Ltd | 溶融鉱物浸漬型用具の保護具 |
| JPH0424276Y2 (ja) * | 1986-10-21 | 1992-06-08 | ||
| JPH0325128U (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-14 | ||
| JP2523066B2 (ja) * | 1991-09-09 | 1996-08-07 | 川惣電機工業株式会社 | 高炉の炉下部における測温用プロ―ブ |
| JPH084581Y2 (ja) * | 1991-09-09 | 1996-02-07 | 川惣電機工業株式会社 | 高炉の炉下部における測温用プローブ |
| JP6323027B2 (ja) * | 2014-01-23 | 2018-05-16 | ヘレウス・エレクトロナイト株式会社 | 耐熱性保護管 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49124107A (ja) * | 1973-03-31 | 1974-11-27 | ||
| US4257812A (en) * | 1979-01-17 | 1981-03-24 | The Babcock & Wilcox Company | Fibrous refractory products |
| JPS5788085A (en) * | 1980-11-12 | 1982-06-01 | Fujii Gijutsu Kenkyusho Kk | Heat-resistant protection cylinder and manufacture |
| JPS58199781A (ja) * | 1982-05-12 | 1983-11-21 | 株式会社倉田高級耐火物製造所 | 高温断熱用複合材料成形体の製造方法 |
-
1984
- 1984-07-25 JP JP59156427A patent/JPS6136179A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6136179A (ja) | 1986-02-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |