JPH039942Y2 - - Google Patents

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JPH039942Y2
JPH039942Y2 JP13499885U JP13499885U JPH039942Y2 JP H039942 Y2 JPH039942 Y2 JP H039942Y2 JP 13499885 U JP13499885 U JP 13499885U JP 13499885 U JP13499885 U JP 13499885U JP H039942 Y2 JPH039942 Y2 JP H039942Y2
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broach
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chip breaker
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、ルーツ型スーパチヤージヤのロータ
のように筒状の外周面に樹脂層が形成された被加
工物に仕上げ加工を施すブローチ装置に関するも
のである。
背景技術 ルーツ型スーパチヤージヤのロータとして、鉄
やアルミニウム等の金属製のロータ本体の外周面
に樹脂層を形成したものが従来から使用されてい
る。ルーツ型スーパチヤージヤにおいてはこのよ
うなロータがハウジング内において二つ噛み合わ
されて使用されるのであるが、体積効率を高める
ためにロータ間の間隙およびロータとハウジング
との間隙はできる限り小さくすることが望まし
く、そのために上記樹脂層の表面を精度良く仕上
げることが必要である。
この仕上げ加工は量産性の高いブローチ加工に
よることが望ましく、本考案の出願人の出願であ
る特願昭60−130409号の明細書には、ロータの目
標外周形状と同じ形状の切刃を備えた総形ブロー
チをロータの回転軸心と平行な方向に相対移動さ
せ、樹脂層を一挙に削り落とすことが記載されて
いる。
考案が解決しようとする問題点 このように総形ブローチを使用すれば樹脂層に
一挙に仕上げ加工を施すことができるのである
が、切屑が環状のものとなるため、その処理が面
倒となる問題があつた。
この問題は、ルーツ型スーパチヤージヤのロー
タを加工する場合のみならず、中心線に平行な筒
状の外周面に樹脂層が形成された被加工物を加工
する場合に共通の問題である。
問題点を解決するための手段 このような問題を解決するために、本考案は前
述のような総形ブローチを備えたブローチ装置に
おいて、総形ブローチの前記相対移動方向におけ
る前方側でかつ前記切刃より外側の位置に、総形
ブローチ側から視て上記切刃と交差する方向に延
びる切刃を備えたチツプブレーカを少なくとも1
個前記総形ブローチに近接して設けたものであ
る。
考案の効果 以上のように構成されたブローチ装置において
は、総形ブローチの切刃によつて削り取られてで
きた切屑は環状を成しているが、切削が進むにつ
れて外向きにそり返つてチツプブレーカに接触
し、切り裂かれることとなる。この裂目はブロー
チの移動方向、すなわち切屑の周方向と交差する
縦方向に形成され、総形ブローチによる切削が終
了したとき、切屑は環状を成さなくなり、特にチ
ツプブレーカが複数個設けられている場合には複
数に分断されることとなる。したがつて、切屑が
環状を成している場合に比較して切屑の処理が容
易となる効果が得られる。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第5図および第6図はルーツ型スーパチヤージ
ヤを示す図であり、図において10はハウジング
である。ハウジング10は、筒状のハウジング本
体12と、そのハウジング本体12の両端開口を
塞ぐ一対のエンドプレート14,16とから構成
されており、ハウジング本体12内に形成された
気密なロータ室18内には2個のまゆ形ロータ2
0,22が収容されている。これらロータ20,
22は、エンドプレート14,16により互に平
行に、かつ、回転可能に支持された2本の回転軸
24,26にそれぞれ固定されている。回転軸2
4,26のエンドプレート16からの突出端部に
はそれぞれギヤ28,30が固定され、噛み合わ
される一方、回転軸24のエンドプレート14か
らの突出端部にはプーリ32が固定され、ベルト
34によつて図示しないモータの出力軸に固定の
プーリに連結されている。そして、回転軸24が
モータによつて回転させられるとき、ロータ20
が回転させられるとともにギヤ28,30の噛合
いによつて回転軸26が回転させられ、ロータ2
2がロータ20とは逆方向にかつ同じ角速度で回
転駆動される。これらロータ20,22の回転に
よつて第6図に示すように空気がハウジング本体
12に形成された吸入口36から吸入され、吐出
口38から吐出される。
上記まゆ形ロータ20,22は、第6図に示す
ように、金属製のロータ本体40とその外周面に
形成された所定厚さの樹脂層42とから構成され
ている。この樹脂層42は、本実施例においては
テトラフルオルエチレンとエチレンとの共重合体
であるアフロン(商品名)により、0.3ないし1.5
mmの厚さに形成されている。両ロータ20,22
の外形は同一形状、同一寸法であり、ロータ本体
40の外周面に所望の厚さよりも厚い樹脂層42
を形成した後、その外周面に第1図および第2図
に示すようなブローチ装置44によつて仕上げ加
工を施したものである。
ブローチ装置44は直方体状の支持ブロツク4
6を備えている。支持ブロツク46は、加工時に
は前記ロータ20,22の回転軸心と平行な方向
に移動させられるのであり、その中央部には支持
ブロツク46を上記移動方向に貫通する矩形断面
の段付孔48が形成されている。段付孔48の小
孔部50は、ロータ20,22の横断面よりも大
きくされており、大孔部52には前記樹脂層42
の余分な部分を削り落とす総形ブローチ56が嵌
合されている。総形ブローチ56は第2図に示す
ように外形が矩形状を成し、中央部には上記移動
方向に貫通し、前記段付孔48と同心の貫通孔5
8が形成されている。貫通孔58はロータ20,
22の横断面と相似の断面形状を有し、その上記
移動方向において前方側の端縁全周には、ロータ
20,22の目標外周形状と同じ寸法の切刃60
が形成されている。また、貫通孔58の切刃60
に連続する面は、貫通孔58の中心線と平行なラ
ンド62とされるとともに、ランド62から他方
の開口に至る部分は外向きに傾斜させられて逃げ
面64とされている。
支持ブロツク46の前記移動方向において前方
側の端面には別の支持体66が固定され、総形ブ
ローチ56を固定するとともに2個のチツプブレ
ーカ68を保持している。支持体66は、外形は
支持ブロツク46と同寸法の矩形状を成す一方、
中央部には、断面形状がロータ20,22の横断
面と相似で、前記貫通孔58よりも大きい貫通孔
70が形成されている。支持体66の貫通孔70
の幅が最も狭い部分を画定する部分には、貫通孔
70の中心線に直角な方向に延びる円形断面の貫
通孔72がそれぞれ形成されており、これら貫通
孔72にチツプブレーカ68がそれぞれ嵌合され
ている。チツプブレーカ68は、第3図に示すよ
うに、円柱材の一端部を削り落として切刃74を
形成したものであり、切刃74を形成する二つの
側面76(第3図においては一方のみ図示)が成
す角度が30度以下となるように形成されている。
また、他端部は切刃74と同じ方向に傾斜した面
に沿つて切り落とされ、傾斜面78が形成されて
いる。
チツプブレーカ68は、切刃74が支持体66
から貫通孔70内に突出するとともに総形ブロー
チ56と対向する状態となるように貫通孔72に
嵌合されており、支持体66に貫通孔72の直径
方向に螺合されたねじ80によつて固定される。
このときチツプブレーカ68の切刃74は、総形
ブローチ56に近接し、かつ、総形ブローチ56
側から視て切刃60と直交する方向に延びる状態
となる。また、支持体66のねじ80が螺合され
た部分よりも外側の部分には調節ねじ82が螺合
されており、前記傾斜面78には調節ねじ82の
先端に形成されたテーパ面84が係合させられて
いる。したがつて、ねじ80を緩めた状態で調節
ねじ82をねじ込めば、チツプブレーカ68の支
持体66からの突出量を増加させ得る一方、ねじ
80を緩めるとともに調節ねじ82を後退させた
状態でチツプブレーカ68を貫通孔72内に押し
込めば上記突出量を小さくすることができ、これ
らの操作を適宜に行うことによりチツプブレーカ
68の樹脂層42に対する位置を調節することが
できるのであり、本実施例においては、チツプブ
レーカ68の先端が仕上げ加工が施される前の樹
脂層42に対して微小距離隔てて位置するように
されている。
以上のように構成されたブローチ装置44によ
つてロータ本体40に形成された樹脂層42に仕
上げ加工を施す場合には、第4図に示すように回
転軸挿通孔86に前記回転軸24(26)を嵌合
固定し、その回転軸24(26)の一端を治具本
体88に設けられた位置決め穴90に挿入する一
方、他端に支持ピン92を係合させる。支持ピン
92は治具本体88により軸方向に移動可能に保
持され、油圧シリンダによつて駆動されるもので
ある。ブローチ装置44は、加工開始時には、チ
ツプブレーカ68を保持する支持体66がロータ
本体40の上面のすぐ真上に位置する状態とされ
ており、その状態から図示しない駆動装置により
ロータ本体40の回転軸心に平行な方向に沿つて
下方に移動させられる。
この際、チツプブレーカ68は、先端が樹脂層
42に接触しないようにされているため、樹脂層
42は総形ブローチ56のみによつて切削され
る。総形ブローチ56の切刃60によつて削られ
てできた切屑94は環状を成すのであるが、切削
が進むにつれて長くなる切屑94は総形ブローチ
56のすくい面上において外向きにそり返り、押
し下げられてチツプブレーカ68の切刃74に接
触し、縦方向に裂かれることとなる。この場合、
裂目は切刃74の位置から一定長さ総形ブローチ
56側へ進行するため、総形ブローチ56がロー
タ本体40の下端まで移動して切削を終えたと
き、切屑94の下側の部分、すなわち総形ブロー
チ56とチツプブレーカ68との間の部分はその
延びた裂目によつて切り離され、切屑94は二つ
に分断されることとなるのであり、環状のままで
ある場合に比較して処理が容易となる。
また、チツプブレーカ68は樹脂層42には触
らないようにされているため、ブローチ装置44
により切削されてできた仕上げ面にチツプブレー
カ68の刃跡が付くことはなく、きれいな仕上げ
面が得られる。
なお、上記実施例においてはチツプブレーカ6
8は2個設けられていたが、1個以上何個設けて
もよい。また、チツプブレーカ68の切刃74は
総形ブローチ56の切刃60と直交する方向に延
びるものであるが望ましいが、不可欠ではない。
切刃60と交差する方向に延びるものであれば、
環状の切屑を切り裂くことができるのである。
また、上記実施例においてチツプブレーカ68
は樹脂層42には触らないように設けられていた
が、刃先が樹脂層42に目標外周形状には達しな
い程度の深さ切り込んで溝を形成するようにすれ
ば、総形ブローチ56によつて削り取られた切屑
のチツプブレーカ68による切り裂きが容易とな
る。
さらに、上記実施例においてはブローチ装置4
4が移動させられるようになつていたが、逆にま
ゆ形ロータ20を移動させて仕上げ加工を行うこ
とも可能である。
また、上記実施例においては2枚の羽根を有す
るまゆ形ロータの外周面を仕上げ加工するための
ブローチ装置に本考案を適用した場合について説
明したが、3枚以上の羽根を有するロータは勿
論、その他、中心線に平行な筒状の外周面に樹脂
層が形成された被加工物を仕上げ加工するブロー
チに本考案を適用することも可能である。
その他、いちいち例示することはしないが、本
考案は当業者の知識に基づいて種々の変形、改良
を施した態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるブローチ装置
を示す正面断面図である。第2図は上記ブローチ
装置の平面図である。第3図は上記ブローチ装置
に取り付けられるチツプブレーカを示す斜視図で
ある。第4図は上記ブローチ装置による樹脂層の
加工状況を示す正面断面図である。第5図および
第6図は上記ブローチ装置によつて仕上げ加工さ
れたロータを備えたルーツ型スーパチヤージヤを
示す正面断面図および側面断面図である。 10:ハウジング、20,22:まゆ形ロー
タ、40:ロータ本体、42:樹脂層、44:ブ
ローチ装置、56:総形ブローチ、60:切刃、
68:チツプブレーカ、74:切刃、94:切
屑。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中心線に平行な筒状の外周面に樹脂層が形成さ
    れた被加工物の目標外周形状と同じ形状の切刃を
    備え、被加工物に対して前記中心線と平行な方向
    に相対移動して前記樹脂層に仕上げ加工を施す総
    形ブローチを備えたブローチ装置において、 前記総形ブローチの前記相対移動方向における
    前方側でかつ前記切刃より外側の位置に、前記総
    形ブローチ側から視て前記切刃と交差する方向に
    延びる切刃を備えたチツプブレーカを少なくとも
    1個前記総形ブローチに近接して設けたことを特
    徴とする樹脂層加工用ブローチ装置。
JP13499885U 1985-09-03 1985-09-03 Expired JPH039942Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13499885U JPH039942Y2 (ja) 1985-09-03 1985-09-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13499885U JPH039942Y2 (ja) 1985-09-03 1985-09-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6242922U JPS6242922U (ja) 1987-03-14
JPH039942Y2 true JPH039942Y2 (ja) 1991-03-12

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ID=31036761

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