JPH04125558U - 球面研削加工装置 - Google Patents

球面研削加工装置

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JPH04125558U
JPH04125558U JP3777491U JP3777491U JPH04125558U JP H04125558 U JPH04125558 U JP H04125558U JP 3777491 U JP3777491 U JP 3777491U JP 3777491 U JP3777491 U JP 3777491U JP H04125558 U JPH04125558 U JP H04125558U
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ball
grinding
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泰二 外川
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工物に球面を粗く創成する工程および前
記球面を所定の形状に創成する工程の2つを1つの工程
に置き換えるとともに研削加工の時間を短縮する。 【構成】 球面2aが形成された砥石2は、回転機構3
により中心軸線aまわりに回転され、不図示の球芯揺動
機構により揺動軸線cまわりに球芯揺動される。移動機
構6のLMガイド8は電動モータ9によりボールねじ7
が回転することにより矢印B方向に移動し、加圧機構1
0のホルダ13に吸着された被加工物1を砥石2に接触
させる。エアシリンダ11のピストン11cに生じた加
圧力はスピンドル12、スピンドル12に回転可能に装
着されたホルダ13を介して被加工物1に作用し、被加
工物1が砥石2に押圧される。砥石2を球芯揺動させる
とともに従来にない高速回転数5000〜10000r
pmで回転することにより、単位時間当りの研削取代が
増加し、被加工面の表面粗さが従来より良好になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レンズ等の被加工物を研削して被加工物に高精度の球面を創成する 球面研削加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レンズ等の被加工物に高精度の球面を創成する加工は、従来、次の(1)〜( 4)の4つの工程から成り立っている。 (1)被加工物をカーブジェネレータ(カップ状の研削砥石)を用いて研削して 被加工物に球面を粗く創成する形状創成粗研削工程 (2)球面が粗く創成された被加工物をメタルボンド砥石(カーブジェネレータ よりも粗さの細かい#の砥石)を用いて研削して被加工物に所定の球面を創成す る形状創成仕上工程 (3)所定の球面が創成された被加工物をレジンボンド砥石を用いて研削して被 加工物の球面の表面粗さを向上させる仕上研削工程 (4)表面粗さを向上させた被加工物をウレタンゴム等の弾性体と砥粒とを用い て研磨して被加工物の球面の表面を仕上げる仕上研磨工程 (1)および(2)の工程における被加工物と砥石との相対的な回転速度はい ずれも2000〜3000rpmである。(2)および(3)の工程において使 用する各砥石には球面がそれぞれ形成されており、この各球面により被加工物が 研削される。
【0003】 また、被加工物に球面を創成する加工の安定化を目指して開発された、球芯揺 動、球芯加圧方式の研削加工装置(特開昭64−45557号公報参照)が知ら れている。
【0004】 この研削加工装置は、被加工物を研削するための球面が形成された研磨皿と、 研磨皿の球面の曲率中心点を通る中心軸線まわりに研磨皿を回転させる回転機構 と、曲率中心点において中心軸線と直交する所定の軸線まわりに研磨皿を揺動さ せる球芯揺動機構と、被加工物を、曲率中心点を通り所定の軸線と直交する直線 に沿って、研磨皿に向けて移動させ研磨皿に押圧し、また被加工物を直線に沿っ て研磨皿から離れる方向に移動させる押圧機構とから構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の研削加工装置は、被加工物に高精度の球面を創成する加工が( 1)〜(4)の4つの工程からなり、工程数が多く、昨今の加工コストの削減の 要求に答えられないという欠点がある。
【0006】 本考案の目的は、研削加工の時間を短縮して加工コストの削減を図ることがで きる球面研削加工装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の球面研削加工装置は、回転機構が砥石を概ね5000〜10000r pmの回転数の範囲で回転させるものである。
【0008】
【作用】
図3は、本考案の球面研削加工装置により、被加工物としてのガラスレンズを 研削加工したときの砥石(ダイヤを含有するメタルボンド砥石,#1000)の 回転数と研削取代・表面粗さとの関係を示したグラフであり、同図から次のこと が明らかである。 A.砥石の回転数を従来の2000〜3000rpmから5000〜10000 rpmに上げることにより、同じ粗さの#の砥石を使用したままで単位時間当り の研削取代が2〜3倍に増加する。 B.被加工物の被加工面の表面粗さが砥石の回転数の増加に伴い徐々に良好にな り、約8000rpmを越えると劣化傾向を示す。5000〜10000rpm の回転数の範囲では、従来よりも良好な表面粗さとなり、従来よりも1ランク細 かい#の砥石を使用したのと同様の表面粗さとなる。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0010】 図1は本考案の一実施例の球面研削加工装置を模式的に示す図であって、同図 (a)は正面図、同図(b)は(a)の右側面図である。
【0011】 ガラスレンズ等の被加工物1を研削する砥石2は、ダイヤを含有するメタルボ ンド砥石等からなり、所望の曲率半径の球面2aを有している。球面2aは、そ の全面が砥石により形成されたものでもよいし、粒状のペレット砥石により形成 されたものでもよい。砥石2は回転機構3を構成する駆動モータ3aの出力軸3 bに不図示の固定ねじにより固定されている。また、砥石2は、前記固定ねじを ゆるめることにより、出力軸3bの中心軸線aに沿って往復移動可能となり、砥 石2の球面2aの曲率中心点と中心軸線a上に位置する中心点bとが一致するよ うに調節されている。回転機構3は砥石2を中心軸線aまわりに概ね5000〜 10000rpmの範囲の任意の回転数で回転させることができるものである。 回転機構3は不図示の球芯揺動機構を介して装置ベース4に装着されており、 この球芯揺動機構は、中心点bにおいて中心軸線aと直交する揺動軸線cまわり に、砥石2を回転機構3ごと矢印A方向に揺動(球芯揺動)させる。回転機構3 が球芯揺動機構を介して装着された装置ベース4としては、株式会社春近精密製 のHP−088を利用することができる。
【0012】 次に、被加工物1を、中心点bを通り揺動軸線cと直交する加圧直線dに沿っ て、往復移動させ、また砥石2の球面2aに押圧する押圧機構5について説明す る。押圧機構5は移動機構6と加圧機構10とからなり、まず、移動機構6につ いて説明する。
【0013】 装置ベース4の上部には、ボールねじ7が加圧直線dと平行にベアリング4a ,4bを介して回転可能に取り付けられており、ボールねじ7はLMガイド8を 挿通してLMガイド8の内部に設けられたボールナット8aに螺合している。ま た、ボールねじ7の上端は装置ベース4の上端に取り付けられた電動モータ9の 出力軸に接続されている。LMガイド8は、電動モータ9の駆動によりボールね じ7が正転、逆転することにより、矢印B方向およびその逆方向に装置ベース4 に設けられたガイドレール4cに案内されて往復移動する。
【0014】 次に、加圧機構10について説明する。エアシリンダ11がLMガイド8に取 り付けられ、その内部はピストン11cにより2室に区画され、各室はそれぞれ エア流入口11a,11bを介して不図示のエア供給装置に連通している。スピ ンドル12の上端部はエアシリンダ11の内部に挿入されてピストン11cに固 定されており、スピンドル12の下端部には被加工物1が嵌合する凹部13aが 形成されたホルダ13がベアリングを介して回転可能に装着されている。ホルダ 13およびスピンドル12の内部には一方が凹部13a内に開口するエア流路1 6があけられており、エア流路16の他方は不図示のエア吸入噴出装置に連通し ている。エアシリンダ11の内部の前記2室に各エア流入口11a,11bをそ れぞれ介して適宜圧力のエアが供給されることにより、ピストン11cに矢印B 方向に働く加圧力が発生し、この加圧力はスピンドル12、ホルダ13を介して 被加工物1に作用する。本実施例では、この加圧力は低加圧力と高加圧力との2 段階に設定されている。ホルダ13は、前記エア吸入噴出装置により、エアが凹 部13aからエア流路16を通して吸入されることにより、被加工物1が凹部1 3aに吸着され、エアがエア流路16を通して凹部13aから噴出されることに より、被加工物1が凹部13aから離れる。
【0015】 このように構成された押圧機構5は、移動機構6により、加圧機構10のホル ダ13に吸着された被加工物1を加圧直線dに沿って矢印B方向およびその逆方 向に往復移動させることができ、また、加圧機構10により、被加工物1を砥石 2の球面2aに加圧直線dに沿って矢印B方向に低加圧力または高加圧力で押圧 することができる。
【0016】 装置ベース4には、コンベア15により搬送されてきたパレット14を、保持 して軸線eまわりに回転させ、ホルダ13の下方に移動させるパレット回転装置 (不図示)が設けられており、パレット回転装置により、被加工物1はパレット 14に載せられて、ホルダ13の下方とコンベア15上との間を移動される。
【0017】 また、装置ベース4の砥石2の近傍には、研削加工中に加工液を供給する加工 液供給パイプ16が設けられている。
【0018】 次に、本実施例の球面研削加工装置の動作について表(図2)を参照して説明 する。
【0019】 まず、ホルダ13を、パレット14がパレット回転装置によりホルダ13の下 方に移動されたとき、パレット14に載せられている被加工物1と干渉しない程 度上方の位置(上方待機位置)に停止させておき、加圧機構10の加圧力を低加 圧力(約3〜5kg)に調節し、ホルダ13の凹部13aではエア流路16から エアを噴出させておく。
【0020】 この後、パレット14がコンベア15により所定の位置まで移動させられてき たとき(時刻t1)、コンベア15を停止させ、パレット14をパレット回転装置 によりコンベア15上からホルダ13の下方へ移動させる。次に、移動機構6を 駆動し、ホルダ13を上方待機位置から下降させてパレット14上の被加工物1 を吸着できる位置(吸着排出位置)に停止させる(時刻t2)。ホルダ13の凹部 13aのエア噴出状態をエア吸入状態に切り換えて(時刻t3)被加工物1をホル ダ13の凹部13aに吸着させた後、再び移動機構6を駆動してホルダ13を吸 着排出位置から上方待機位置に上昇させて停止させる(時刻t4)。パレット14 をその後ホルダ13の下方からコンベア15上に戻す(時刻tS)。
【0021】 回転機構3を駆動して(時刻t6)砥石2を5000〜10000rpmの範囲 の回転数で回転させるとともに、球芯揺動機構を駆動させて砥石2を球芯揺動さ せる。ついで、移動機構6を駆動してホルダ13を、上方待機位置からホルダ1 3に吸着されている被加工物1が砥石2の球面2aに接触する位置(加工位置) まで下降させ(時刻t7 〜t8)、この下降中に加工液供給パイプ16から加工液 の供給を開始する。被加工物1が砥石2の球面2aと接触した後、ホルダ13の 凹部13aのエア吸入状態をエア噴出状態に切り換え(時刻t8)、凹部13a内 の真空状態を解除し、その後、エアを停止する。また、その接触の時から約0. 5〜1.0秒後に加圧機構10の加圧力を低加圧力から高加圧力に変更する(時 刻t8 〜t9)。この状態で所定の時間だけ研削を続けて被加工物1に所望の球面 を創成する。この研削中、被加工物1は砥石2からの回転力を受けて、ホルダ1 3とともに回転する。
【0022】 前記所定の時間の経過後、球芯揺動機構を停止させ(時刻t10)、その停止後 しばらくしてから回転機構3および加工液供給を停止し、同時にホルダ13の凹 部13aのエア停止状態をエア吸入状態に切り換えて被加工物1をホルダ13の 凹部13aに吸着させる(時刻t11)。また、これと同時に、加圧機構10の加 圧力を高加圧力から低加圧力に変更するとともに、移動機構6を駆動してホルダ 13を加工位置から上方待機位置に上昇させて停止させる(時刻t11)。
【0023】 次に、パレット回転装置を駆動してパレット14をコンベア上からホルダ13 の下方に移動させ(時刻t12)、移動機構6を駆動してホルダ13を上方待機位 置から吸着排出位置に下降させて停止させる(時刻t13)。ついで、ホルダ13 の凹部13aのエア吸入状態をエア噴出状態に切り換えて(時刻t14)ホルダ1 3の凹部13aに吸着されていた被加工物1をパレット14上に排出する。その 後、移動機構6を駆動してホルダ13を吸着排出位置から上方待機位置に上昇さ せて停止させ(時刻t15)、パレット回転装置を駆動してパレット14をホルダ 13の下方から移動させてコンベア15上に載せ(時刻t16)、コンベア15の 移動を再開する(時刻t17)。
【0024】 このように、本実施例では次に示す効果がある。#400の砥石を使用してい た従来の(1)の工程と#1500の砥石を使用していた従来の(2)の工程と を、#1000の砥石2を使用した1つの行程に置き換えることができる。その 結果、(a)研削加工時間が短縮される。(b)従来の(1)および(2)の工 程においてそれぞれ使用していた加工装置は不要となるので、加工装置の維持費 用および設置スペースが削減される。(c)従来の(1)および(2)の工程で はそれぞれ異なる種類の砥石が必要であったが、本実施例では1種類の砥石2だ けで済むので、砥石の費用が減る。(d)工程管理が容易となり作業人員が少な くて済む。(e)(a)〜(d)の結果、被加工物1の研削加工のコストダウン が可能となる。(f)押圧機構5を応答性の早い電動モータ9を使用した移動機 構6と加圧機構10とからなる構成としたことにより、従来の移動と加圧の双方 の機能を行なっていたエアシリンダ方式に比較して、被加工物1個の研削加工に つき、約2秒の時間短縮が可能となる。これにより、生産性が向上し、加工コス トの低減が可能となる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、砥石を球芯揺動させるとともに従来にない高速 の回転数5000〜10000rpmの範囲で回転させることにより、砥石の粗 さの#を変えることなく、単位時間当りの研削取代を大幅に増加させることがで き、また、被加工物の被加工面の表面粗さを従来に比較して良好に仕上げること ができ、その結果、異なる#のカーブジェネレータと砥石とを使用していた従来 の(1)および(2)の工程を1つの工程に置き換えることができるので、研削 加工の時間を短縮して加工コストの削減を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の球面研削加工装置を模式的
に示す図であって、図1(a)は正面図、図1(b)は
(a)の右側図面である。
【図2】同実施例の球面研削加工装置の各部の動作状態
を示す表である。
【図3】本考案の球面研削加工装置により被加工物とし
てのガラスレンズを研削加工したときの砥石の回転数と
研削取代・表面粗さとの関係を示したグラフである。
【符号の説明】
1 被加工物 2 砥石 2a 球面 3 回転機構 3a 駆動モータ 3b 出力軸 4 装置ベース 4a,4b ベアリング 4c ガイドレール 5 押圧機構 6 移動機構 7 ボールねじ 8 LMガイド 8a ボールナット 9 電動モータ 10 加圧機構 11 エアシリンダ 11a,11b エア流入口 11c ピストン 12 スピンドル 13 ホルダ 13a 凹部 14 パレット 15 コンベア 16 エア流路 a 中心軸線 b 中心点 c 揺動軸線 d 加圧直線
フロントページの続き (72)考案者 中村 宣夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を研削するための所望の曲率半
    径の球面を有する砥石と、前記砥石の球面の曲率中心点
    を通る中心軸線まわりに前記砥石を回転させる回転機構
    と、前記曲率中心点において前記中心軸線と直交する所
    定の軸線まわりに前記砥石を揺動させる球芯揺動機構
    と、前記被加工物を、前記曲率中心点を通り前記所定の
    軸線と直交する直線に沿って、前記砥石に向けて移動さ
    せ前記砥石に押圧し、また前記被加工物を前記直線に沿
    って前記砥石から離れる方向に移動させる押圧機構とを
    有する球面研削加工装置において、前記回転機構は、前
    記砥石を概ね5000〜10000rpmの回転数の範
    囲で回転させるものであることを特徴とする球面研削加
    工装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧機構が移動機構と加圧機構とか
    らなり、前記移動機構は、電動モータと、前記直線と平
    行に回転可能に設けられ、前記電動モータにより正転逆
    転されるボールねじと、前記ボールねじが螺合するボー
    ルナットが設けられ、ガイドレールにより案内されるL
    Mガイドとを有し、前記加圧機構は、前記被加工物を前
    記砥石の球面に押圧するための加圧力を発生する、前記
    LMガイドに取り付けられた内部にピストンを有するエ
    アシリンダと、前記ピストンに一端が固定されたスピン
    ドルと、前記スピンドルの他端に装着された前記被加工
    物を保持するためのホルダとを有する、請求項1に記載
    の球面研削加工装置。
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