JPH04125564A - 電子写真製版用印刷原版および印刷版ならびにその製造方法 - Google Patents

電子写真製版用印刷原版および印刷版ならびにその製造方法

Info

Publication number
JPH04125564A
JPH04125564A JP24648690A JP24648690A JPH04125564A JP H04125564 A JPH04125564 A JP H04125564A JP 24648690 A JP24648690 A JP 24648690A JP 24648690 A JP24648690 A JP 24648690A JP H04125564 A JPH04125564 A JP H04125564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
printing
plate
weight
photosensitive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24648690A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kaieda
修 海江田
Seiji Masuda
清司 増田
Hideki Ito
伊東 秀記
Koji Yoshitoshi
吉年 孝司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP24648690A priority Critical patent/JPH04125564A/ja
Priority to US07/711,095 priority patent/US5166025A/en
Publication of JPH04125564A publication Critical patent/JPH04125564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真製版用印刷原版およびこれを露光な
らびに現像してなる印刷版およびその製造方法に関する
ものである。詳しく述べると、半導体レーザーに感度を
有する電子写真法によりダイレクト製版可能な印刷版用
原版およびこれを露光ならびに現像してなる印刷版およ
びその製造方法に関するものである。
(従来の技術) 現在、コンピュータ画像処理と大容量データ通信の技術
進歩によって、コンピュータで画像処理を行い、デジタ
ル信号化された画像情報を電話回線、通信衛星などで電
送した後、受信側のスキャナ装置にかけ、レーザーで走
査露光を行って印刷する、いわゆる電送印刷が新しいシ
ステムとして提案されてる。
従来の製版用印刷原版は、感光性樹脂を用いる方式(P
S版方式)が主流である。このPS版方式の場合、電送
されてきた情報をいったん銀塩フィルムに書き込み、こ
のフィルムを製版用印刷原版に密着露光して製版するた
め、大がかりな設備を要し、また製版に時間がかかるな
どの問題がある。さらに、PS版方式の感光材料の多く
は光化学反応を利用することから多量の露光を必要とし
、一般に感度が低い。このため、PS版方式の感光材料
は、低出力で安価な半導体レーザーでの露光によっては
十分満足のいく画像情報を得ることができないという欠
点も有している。
上記PS版方式の問題点を解決するため、製版用印刷原
版としてハロゲン化銀感光材料を使用する方式および電
子写真法を利用する方式が提案され、一部実用化されて
いる。前者の方式は感度は良好であるが、耐剛性が劣り
、しかも1枚当りのコストが高いという欠点を有してい
る。これに対し、後者の方式では、ダイレクト製版が可
能であり、しかも比較的感度が高く、安価で、高耐剛性
の印刷版を製造できる可能性を有しているため、近年活
発に研究されている。
電子写真製版用印刷原版においては、光導電性物質とし
て酸化亜鉛や有機化合物などが使用されている。酸化亜
鉛を用いた製版用印刷原版は、−般に(A)得られる印
刷版の非画像部の親水性が劣るため汚れ易い、(B)印
刷中に加えられる機械的圧力や湿し水の浸透によって感
光層などの剥離が生じるため、得られる印刷版は耐剛性
に劣る、(c)可視光領域に感度をもたせるため色素増
感が行なわれるが、それでも600n層以上の長波長領
域において十分な感度を有しておらず、半導体レーサー
での露光が困難であるなどの欠点を有している。
有機光導電性化合物を用いた製版用印刷原版の場合、有
機光導電性化合物をアルカリ可溶性樹脂を主成分とする
結着剤に分散させた感光性材料を、例えば砂目室てした
アルミニウム板などの基板上に設けて感光層を形成した
後、この感光層上に電子写真法によりトナー画像を形成
し、アルカリ性溶出液で非画像部を溶解除去して製版す
る。
有機光導電性化合物をアルカリ可溶性樹脂に分散させた
感光層を設けてなる電子写真製版用印刷原版は、数多く
提案されている。例えば特開昭54−134,632号
、同55−105.254号、同55−153,948
号の各公報においては、アルカリ可溶性樹脂としてフェ
ノール樹脂が用いられている。しかし、フェノール樹脂
を有機光導電性化合物の結着剤として用いた場合は形成
皮膜が脆弱であり、よって耐剛性に劣る等の欠点がある
特開昭58−76.843号、同59−147゜355
号、同60−17.752号、同60−243.670
号、同62−198.864号および同64−23,2
60号各公報においては、アルカリ可溶性樹脂として、
スチレン−マレイン酸共重合体が用いられている。しか
しながら、スチレン−マレイン酸共重合体を有機光導電
性化合物の結着剤として用いた場合は形成被膜が硬く、
印刷板を湾曲させるとひび割れを生じ易いなどの欠点が
ある。アクリル系樹脂も多く用いられており、特開昭5
4−89.801号では、例えば結着剤として水性アク
リル樹脂、有機光導電性化合物としてε型結晶性銅フタ
ロシアニンが用いられている。これらは電子写真法によ
り画像は形成できるが、アルカリ水溶液でのエツチング
処理が容易でなく、また半導体レーザーなど、近赤外域
での露光ができないなどの欠点がある。
特開昭56−146,145号では、結着剤として、例
えばアクリル酸/メタクリル酸メチル/アクリル酸ブチ
ル共重合体等のアクリル系樹脂を用い、有機光導電性化
合物として、縮合多環牛ノン系顔料およびオキサジアゾ
ール誘導体を用いる方法が開示されている。これらは、
アルカリ水溶液でのエツチング処理は容易であるが、電
子写真特性が充分満足できるものといえず、また、保存
安定性が悪いという問題点を有している。さらに、半導
体レーザーなど近赤外域での露光ができないなどの欠点
も有している。また半導体レーザーなど近赤外域での露
光ができなかったり、できたとしても電子写真特性とし
て不充分な性能しか得られない為に印刷特性が悪い等の
問題点を有している。
特開昭57−161,863号、同58−145,49
5号、同63−136,052号、同63−199.3
59号および同64−31.165号では結着剤として
、例えばブチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体
、スチレン/2−エチルへキシルアクレート/アクリル
酸共重合体、メチルメタクリレート/エチルメタクリレ
ート/メチルアクリレート/イタコン酸共重合体等のア
クリル系樹脂を用い、光導電材としてピラゾリン誘導体
、酸化亜鉛あるいはα−型フタロシアニン等を用いる方
法が開示されている。これらはいずれも帯電性が劣った
り、アルカリ溶出性が不十分なため印刷特性が悪かった
りあるいは印刷耐久性が低い、印刷版の印字安定性が悪
い等の欠点を有している。また、半導体レーザーなど近
赤外域での露光ができなかったり、できたとしても電子
写真特性として不十分な性能しか得られない為に印刷特
性が悪い等の問題点を有している。
(発明が解決しようとする課題) したがって、本発明の目的は、新規な電子写真製版用印
刷原版ならびにその製造方法およびこれを露光ならびに
現像してなる印刷版を提供することにある。本発明の他
の目的は、有機光導電性化合物を用いる方式の改善され
た電子写真製版用印刷原版および平版印刷用印刷版なら
びにその製造方法を提供することにある。本発明のさら
に他の目的は、電子写真時2性およびアルカリ溶出性に
優れた電子写真製版用印刷原版および印刷特性に優れた
平版印刷用印刷版ならびにその製造方法を提供すること
にある。本発明の別の目的は、保存安定性および耐剛性
の良好な印刷版を与える電子写真製版用印刷原版を提供
することにある。本発明のさらに別の目的は、基板との
密着性が良くかつ機械的強度が良好な結着剤を使用して
耐光性ならびに耐候性に優れた感光層を有する電子写真
製版用印刷原版ならびにその製造方法を提供することに
ある。本発明の他の目的は、近赤外の長波長領域でも高
い感度を有し、半導体レーザー等を用いて露光可能な電
子写真製版用印刷原版ならびにその製造方法を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) これらの諸目的は、導電性支持体上に有機光導電性化合
物を含有するアルカリ可溶性結着剤よりなる感光層を設
けてなる電子写真製版用印刷原版において、該有機光導
電性化合物が一数式工[ただし、式中、Rは−SZ基(
Zはフェニル基、炭素数1〜5のアルキル基で置換され
たフェニル基またはナフチル基である)を表わす]で表
わされる亜鉛フタロシアニンであり、また該結着剤が(
a)アクリル酸ヒドロキシアルキルおよびメタクリル酸
ヒドロキシアルキルよりなる群から選ばれた少なくとも
1種の化合物、(b)少なくとも1種の共重合性不飽和
カルボン酸、(c)少なくとも1種のスチレン化合物お
よび(d)(a)のアクリル酸ヒドロキシアルキル以外
のアクリル酸エステルから選ばれた少なくとも1種の化
合物からなる単量体混合物を重合して得られる共重合体
であり、かつ該感光層を導電性支持体上に塗布したのち
、100〜160℃の温度範囲で加熱処理せしめてなる
ことを特徴とする電子写真製版用印刷原版により達成さ
れる。
これらの諸目的は、前記感光層を導電性支持体上に塗布
したのち、100〜160℃の温度範囲で加熱処理する
ことを特徴とする電子写真製版用印刷原版の製造方法に
よっても達成される。
これらの諸目的は、前記電子写真製版用印刷原版を電子
写真法によりトナー画像を形成し、定着後、アルカリ性
エツチング液で非画像部をエツチング除去して得られる
平版印刷用印刷版によっても達成される。
(作用) 本発明による電子写真製版用印刷原版は、導電柱支持体
上に感光層が形成されてなるものであり、該感光層は、
有機光導電性化合物を含有するアルカリ可溶性結着剤よ
りなるものである。
本発明において使用される有機光導電性化合物は、上記
−数式Iで表わされる亜鉛フタロシアニンである。該亜
鉛フタロシアニンは、アルカリ可溶性結着剤中でも電子
写真特性に優れ、かつアルカリ溶出性を妨げな−いもの
である。
上記−数式(I)で表される亜鉛フタロシアニンの具体
例としては以下のものを挙げることができる。なお、以
下の化合物のいずれかにおいても、フッ素原子は下記の
式(II) で表わされるフタロシアニン核の1.4.5.8.9.
12.13および16位に計8個導入されているもので
ある。なお、[コ内は略名である。
オクタフルオロ−オクタキス(フェニルチオ)亜鉛フタ
ロシアニン [Fs  (PhS)s ZnPc1 オクタロフルオローオクタキス(0−トリルチオ)亜鉛
フタロシアニン [Fa  (o−MePhS)a  ZnPcコオクタ
フルオローオクタキス(m−トリルチオ)亜鉛フタロシ
アニン [FB  (m−MePhS)B  ZnPcコオクタ
フルオローオクタキス(p−トリルチオ)亜鉛フタロシ
アニン [Fs  (p−MePhS)B ZnPc]オクタフ
ルオロ−オクタキス(2,4−キシリルチオ)亜鉛フタ
ロシアニン [Fs  (2,4−MePhS)s ZnPc]オク
タフルオロ−オクタキス(2,3−キシリルチオ)亜鉛
フタロシアニン [FB  (2,3−MePhS)a  ZnPc:]
]オクタフルオローオクタキス0−エチルフェニルチオ
)亜鉛フタロシアニン [FB  (o−EtPhS)6  ZnPcコオクタ
フルオローオクタキス(p−エチルフェニルチオ)亜鉛
フタロシアニン [Fa  (p−EtPhS)a ZnPc]オクタフ
ルオロ−オクタキス(0−イソプロピルフェニルチオ)
亜鉛フタロシアニン [Fs  (o−IPrPhS)s ZnPc]オクタ
フルオロ−オクタキス(p−イソプロピルフェニルチオ
)亜鉛フタロシアニン [Fs  (p−IPrPhS)s ZnPc:1オク
タフルオロ−オクタキス(O−ブチルフェニルチオ)亜
鉛フタロシアニン [Fs  (o−BuPhS)a ZnPc]オクタフ
ルオロ−オクタキス(m−ブチルフェニルチオ)亜鉛フ
タロシアニン [FB  (m−BuPhS)6 ZnPc]オクタフ
ルオロ−オクタキス(p−ブチルフェニルチオ)亜鉛フ
タロシアニン [Fs  (p−BuPhS)s ZnPc]オクタフ
ルオロ−オクタキス(p−ターシャリリイブチルフェニ
ルチオ)亜鉛フタロンアニン[Fa  (p−t−Bu
PhS)sZnPcコオクタフルオローオクタキス(ナ
フチルチオ)亜鉛フタロシアニン [Fs  (NPhS)s  ZnPcコ一般式I数式
わされる亜鉛フタロシアニンは、例えば3.4,5.6
−チトラフルオロフタロニトリルを出発原料として次の
ようにして製造することができる。
3.4.5.6−チトラフルオロフタロニトリルをメタ
ノール、アセトニトリルなどの有機溶媒中でアルカリ性
物質(例えばKF)などの縮合剤の存在下にR8H,R
3NaまたはR3K にこで、Rはフェニル基またはナ
フチル基などを示す)と反応させて、3.4.5.6−
チトラフルオロフタロニトリルの4位、5位フッ素原子
を官能基で予め置換させたものを合成し、次いて得られ
た置換基の導入された。フタロニトリルと亜鉛粉末ある
いは亜鉛ハロゲン化物とを加熱溶融または有機溶媒中で
加熱して前記亜鉛フタロシアニンを得る。
本発明において使用される結着剤としては、該結着剤が
(a)アクリル酸ヒドロキシアルキルおよびメタクリル
酸ヒドロキシアルキルよりなる群から選ばれた少なくと
も1種の化合物、(b)少なくとも1種の共重合性不飽
和カルボン酸、(c)少なくとも1種のスチレン化合物
および(d)(a)のアクリル酸ヒドロキシアルキル以
外のアクリル酸エステルから選ばれた少なくとも1種の
化合物、さらに必要により(e)(a)のメタクリル酸
ヒドロキシアルキル以外のメタクリル酸エステルから選
ばれた少なくとも1種の化合物からなる単量体混合物を
重合して得られる共重合体である。
単量体(a)は、ヒドロキシアルキル基の炭素数が2〜
10、好ましくは2〜6のアクリル酸ヒドロキシアルキ
ルおよびメタクリル酸ヒドロキシアルキル(以下、アク
リル酸とメタクリル酸とをまとめて「(メタ)アクリル
酸」という)から選ばれる少なくとも1種の化合物であ
る。(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルの具体例と
しては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(
メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)ア
クリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸
2−ヒドロキシブチル、グリセロールモノ(メタ)アク
リレート、(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン
などを挙げることができる。
単量体(a)の使用によって、電子写真特性および印刷
版としての耐久性が向上する。また、均一なきれいな塗
膜が得られる。これは、結着剤にヒドロキシ基を導入す
ることによって、結着剤の導電性支持体への密着性、ま
た本発明のフタロシアニンとの親和性が高められること
によって、分散性を向上させた結果と考えられる。また
、アルカリエツチング性を高める効果もあり、比率が高
くなると電子写真特性を悪くする共重合性不飽和カルボ
ン酸の比率を低くすることもできる。
単量体(a)の使用割合は、全単量体混合物の0.5〜
40重量%、好ましくは2〜25重量%である。この使
用割合が0.5重量%未満、あるいは40重量%を超え
ると電子写真特性および印刷版の耐久性が低下して好ま
しくない。
単量体(b)は少なくとも1種の共重合性不飽和カルボ
ン酸である。この共重合性不飽和カルボン酸としては、
(メタ)アクリル酸などのモノカルボン酸、マレイン酸
、イタコン酸、シトラコン酸なとのジカルボン酸、およ
びマレイン酸モノイソプロピルなどのジカルボン酸モノ
エステルなどの分子中に少なくとも1個のカルボキシル
基を有する不飽和単量体を使用することができる。これ
らのうち、(メタ)アクリル酸および/またはイタコン
酸が好適に使用される。単量体(b)の使用割合は、全
単量体混合物の10〜40重量%、好ましくは15〜3
0重量%である。この使用割合が10重量%未満では、
得られる共重合体のアルカリ可溶性が低(なってエツチ
ング速度が低下する。一方、40重量%を超えると、帯
電性が低下して感光層として使用することができなくな
る。
本発明において結着剤として使用する共重合体において
は、良好なエツチング性を得るためにカルボン酸を共重
合体中に導入して酸価を50〜3001g−KOH/ 
gの範囲に調整する。すなわち、このように共重合性カ
ルボン酸を特定割合で使用することによって、電子写真
特性を損なうことなくエツチング性を向上させることが
可能となる。
単量体(c)はスチレン化合物である。スチレン化合物
としては、スチレン、メチルスチレン、エチルスチレン
、イソプロピルスチレン等のアルキルスチレンが好まし
く使用され、特にスチレンが好ましく使用される。単量
体(c)の使用割合は、全単量体混合物の10〜70重
量%、好ましくは25〜55重量%である。この使用割
合が10重量%未満では強度、フタロシアニンとの親和
性(分散性)、帯電性が低下する。一方、70重量%を
超えると、相対的に単量体(a)および(b)の割合が
減少するため単量体(a)および(b)の使用による前
記の効果が失われて好ましくない。
単量体(dメは、単量体(a)としてのアクリル酸ヒド
ロキシアルキル以外のアクリル酸エステルから選ばれる
少なくとも1種の化合物である。
このアクリル酸エステルとは、具体的にはアルキル基の
炭素数が1〜12、好ましくは2〜8のアクリル酸アル
キル、またはシクロアルキル基の炭素数が5〜7のアク
リル酸シクロアルキルである。
アクリル酸アルキルまたはアクリル酸シクロアルキルの
具体例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル
、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−プロピル、
アクリル酸2−エチルへキシル、アクリル酸ラウリル、
アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘプチル
などを挙げることができる。アクリル酸アルキルまたは
アクリル酸シクロアルキルの使用割合は、全単量体混合
物の5〜50重量%、好ましくは10〜40重量%であ
る。この使用割合が上記範囲内では親油性を高めること
ができ、また得られる共重合体の結合力が高められ、可
撓性も向上するが、50重量%を超えると、相対的に単
量体(a)、(b)および(c)の割合が減少するため
、単量体(a)、(b)および(c)の使用による前記
の効果が失われて好ましくない。本発明において、必要
に応じて使用する単量体(e)は、単量体としてのメタ
クリル酸ヒドロキシアルキル以外のメタクリル酸エステ
ルから選ばれる少なくとも1種の化合物である。このメ
タクリル酸エステルとは、具体的にはアルキル基の炭素
数が1〜12、好ましくは2〜8のメタクリル酸アルキ
ル、またはシクロアルキル基の炭素数が5〜7のメタク
リル酸シクロアルキルである。
メタクリル酸アルキルまたはメタクリル酸シクロアルキ
ルの具体例としては、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イ
ソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イ
ソブチル、メタクリル酸5ec−ブチル、メタクリル酸
t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタク
リル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘプチルな
どを挙げることができる。メタクリル酸アルキルまたは
メタクリル酸シクロアルキルの使用割合は全単量体混合
物の0〜40重量%、好ましくは15重量%以下である
。この使用割合が上記範囲内では、耐久性を高めること
ができ、40重量%を超えるとフタロシアニンとの分散
性を悪くするので好ましくない。
上記単量体混合物のうち代表的な単量体混合物(p−1
)〜(p−10)の組成およびその比率を以下に示す。
(p−1)アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル/アク
リル酸/スチレン/アクリル酸ブチル(5/20/35
/40 (重量比、以下同じ))、(p −2)メタク
リル酸−2−ヒドロキシエチル/メタアクリル酸/スチ
レン/アクリル酸ブチル(2/23/40/35)、 (p −3)メタクリル酸−2−ヒドロキシブチル/ア
クリル酸/スチレン/アクリル酸イソプロピル(15/
25/45/15)、 (p−4)メタクリル酸−3−ヒドロキシプロピル/ア
クリル酸/スチレン/アクリル酸メチル/メタクリル酸
エチル(5/20/35/25/15)、 (p −5)アクリル酸−3−ヒドロキシブチル/メタ
クリル酸/スチレン/アクリル酸イソブチル/メタクリ
ル酸イソプロピル(20/30/25/2015)、 (p −6)メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル/メ
タクリル酸/スチレン/アクリル酸プロピル/メタクリ
ル酸エチル(5/25/40/2515)、 (p −7)メタクリル酸−2−ヒドロキシブチル/イ
タコン酸/スチレン/アクリル酸ブチル/メタクリル酸
メチル(10/15/35/30/10)、 (p−8)アクリル酸−3−ヒドロキンブチル/アクリ
ル酸/スチレン/アクリル酸エチル/メタクリル酸ブチ
ル(5/20/25/40/10)。
上記単量体混合物の重合方法には特に制限はなく、例え
ばパーオキシド類、ハイドロパーオキシド類、アゾビス
イソブチロニトリルなどのラジカル重合開始剤の存在下
に塊状重合、溶液重合あるいは懸濁重合などの通常の重
合方法により50〜100℃、好ましくは70〜90℃
の温度で行うことができる。単量体混合物の添加方法も
、−括添加、分割添加、連続添加あるいはこれらの組合
せなど適宜選択することができる。
上記単量体混合物を重合して得られる共重合体の数平均
分子量は1.000〜50,000、好ましくは3,0
00〜30.000である。
上記単量体混合物を重合して得られる共重合体であって
、特に上記範囲の数平均分子量を有する共重合体は、ア
ルカリ性物質に可溶であり、この共重合体を上記光導電
性フタロシアニン化合物とともに塗布して得られる感光
層は良好なアルカリ可溶性を示し、エツチング性に優れ
ている。
本発明の電子写真製版用印刷原版は、上記光導電性フタ
ロシアニン化合物および結着剤としての上記共重合体か
らなる塗布液を導電性支持体に塗布して感光層を設けた
ものである。
上記塗布液の調製方法には特に制限はなく、結着剤(ま
たは光導電性フタロシアニン化合物)を適当な溶剤中に
溶解または分散し、これに光導電性フタロシアニン化合
物(または結着剤)を溶解または分散して調製してもよ
く、あるいは結着剤と光導電性フタロシアニン化合物と
を別々の溶剤に溶解または分散し、その後両者を混合し
て調製してもよい。上記結着剤および光導電性フタロシ
アニン化合物の溶解または分散に使用する溶剤としては
、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンなどの環状エーテル類、クロ
ロホルム、ジクロルメタン、ジクロルエタンなどのハロ
ゲン含有炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトンな
どのケトン類、酢酸エチルなどのエステル類、メチルセ
ロソルブなどのセロソルブ類などの有機溶剤を使用する
ことができる。
上記塗布液を調製する際、光導電性フタロシアニン化合
物は、結着剤の3〜50重量%、好ましくは5〜30重
量%の割合で使用するのがよい。
また、光導電性フタロシアニン化合物および結着剤を溶
剤に溶解または分散する濃度はいずれも通常0.5〜5
0重量%、好ましくは5〜30重量%である。
感光層の膜厚は、2〜10μm1特に3〜6μmが好ま
しい。膜厚が厚い場合エツチングの際サイドエッチが出
き易くなり、よって細かい線が削られ易くなるので好ま
しくない。膜厚が薄くなると帯電性が悪くなるので好ま
しくない。
本発明では、上記感光層を導電性支持体上に形成せしめ
た後、100〜160℃の温度範囲、好ましくは110
〜140℃の温度範囲で加熱処理を行う。加熱処理を行
う目的は、上記単量体混合物を重合して得られる共重合
体中のアクリル酸ヒドロキシアルキルあるいはメタクリ
ル酸ヒドロキシアルキル単量体に由来する残基ヒドロキ
シ基と不飽和カルボン酸単量体に由来する残基カルボン
酸基との間で一部自己架橋を起なわせしめるためである
。一部自己架橋を起なわせることにより感光層と導電性
支持体との密着性を向上でき、その結果印刷時の耐刷性
の向上をはかることが可能になる。100℃未満の温度
の場合、自己架橋が起りにくくなり、よって、効果が少
ない。また160℃を越える温度の場合、自己架橋が進
みすぎ、その結果アルカリ可溶性が乏しくなるので使え
ない。すなわち、自己架橋を適度にコントロールするこ
とによって目的が達成される。加熱時間は、温度等によ
って異なるが、0.1〜24時間の範囲で行うのが望ま
しい。
上記感光層を形成するための塗布液には、正の極性に帯
電して使用する感光層において多塩基酸有機化合物、例
えば下記の一数式■、■およびVで表される化合物、な
らびに無水コハク酸および無水マレイン酸から選ばれる
少なくとも1種の化合物を増感剤として含有させて、電
子写真特性を更に向上させることができる。
(式中、 〜X5 は同一でも、 あるいは異なっ ていでもよく、それぞれ、水素、 OHまたは−NO2を表す)。
フッ素、 一〇〇 (式中、Y1〜Y4は同一でも、あるいは異なっていて
もよく、それぞれ、水素、フッ素、−C00Hまたは−
NO2を表す)。
(式中、21〜Z2は同一でも、あるいは異なっていて
もよ(、それぞれ、水素、フッ素、−COOHまたは−
NO2を表す)。
これらの増感剤の具体例としては、無水コハク酸、無水
マレイン酸、フタル酸、テトラフルオロフタル酸、4−
ニトロフタル酸、無水フタル酸、テトラフルオロ無水フ
タル酸、4−ニトロ無水フタル酸、トリメリット酸、無
水トリメリット酸、ピロメリット酸、無水ピロメリット
酸、安息香酸、ペンタフルオロ安息香酸、テトラフルオ
ロ安息香酸などを挙げることができる。好ましくは、無
水コハク酸、テトラフルオロ無水フタル酸、安息香酸、
ペンタフルオロ安息香酸およびテトラフルオロ安息香酸
であり、特に好ましくはテトラフルオロ無水フタル酸、
ペンタフルオロ安息香酸およびテトラフルオロ安息香酸
である。
上記増感剤は光導電性フタロシアニン化合物の0.01
〜10重量%、好ましくは2.0重量%以下の割合で使
用するのがよい。
また、上記感光層を形成するための塗布液には、負の極
性に帯電して使用する感光層において、オキサゾール誘
導体、オキサジアゾール誘導体、ピラゾリン誘導体、ヒ
ドラゾン誘導体あるいはトリフェニルアミン誘導体で例
示される電荷移動物質および/またはアミノトリアジン
樹脂を含有させて、電子写真感光体特性を更に向上させ
るこができる。
電荷移動物質としては下記一般式VIで表わされるヒド
ラゾン誘導体を用いるのが好ましい。
(式中、R1およびR2は、アリール基またはアラルキ
ル基を示し、R3は水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基、ベンジル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、フェノ
キシ基またはベンジルオキシ基を示す。) これら前記−数式で表わされるヒドラジン化合物の具体
例として次のものが例示される。
(cT−2) (cT−3) (cT−4) (cT−5) (cT−6) (cT−7) (cT−9) (cT−11’) (cT−12) (cT−13) アミノトリアジン樹脂としては、例えばメラミン樹脂、
ベンゾグアナミン樹脂、アセトグアナミン樹脂、CTU
グアナミン樹脂(商品名、味の素(株)製)およびシク
ロヘキシルカルボグアナミン樹脂等が挙げられる。特に
シクロヘキシルカルボグアナミン樹脂を用いることが好
ましい。
アミノトリアジン樹脂は、アミノトリアジンとホルムア
ルデヒドおよび所望によりブタノール等のアルコールと
を反応させることにより得られるアミノトリアジン樹脂
組成物、すなわちアミノトリアジンのメチロール化物、
アルキルエーテルメチロール化物をそのままあるいは各
々を適度に脱水縮合したものが用いられる。上記電荷移
動物質および/またはアミノトリアジン樹脂は、光導電
性フタロシアニン化合物の60重量%以下の割合、特に
0.1〜20重量%の割合で使用するのがよい。
本発明において使用する導電性支持体には、特に制限は
なく、一般に使用されているアルミニウム板、亜鉛板、
または銅−アルミニウム板、銅−ステンレス板、クロム
−銅板などのバイメタル板またはクロム−銅−アルミニ
ウム板、クロム−銅−鉄板、クロム−銅−ステンレス板
などのトライメタル板などの親水性表面を有するものを
使用することができる。導電性支持体の厚さは0.05
〜0.5m東程度が好ましい。
特にアルミニウム表面を有する支持体の場合には、砂目
室て処理、ケイ酸ナトリウム、フッ化ジルコニウム酸カ
リウムなどの水溶液への浸漬処理、あるいは陽極酸化処
理などの表面処理を行われているものが好ましい。
上記陽極酸化処理は、例えばリン酸、クロム酸、硫酸、
ホウ酸などの無機酸、または蓚酸スルファミン酸などの
有機酸、またはこれらの塩の溶液からなる電解液中でア
ルミニウム板を陽極として電流を流すことによって実施
することができる。また、本発明では、導電性支持体基
材と光導電性感光層との間に、耐剛性を高める目的で、
感光層中の結着剤より酸価を高めた本発明の範囲内の組
成の樹脂からなる中間層を特に設けることは好適である
本発明の電子写真製版用印刷原版の製版方法には特に制
限はな〈従来公知の方法によって実施することができる
。例えば、先ず、通常の電子写真法にしたがい、コロナ
帯電器などにより暗所で一様に帯電させ、タングステン
ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプまたは蛍光灯
などの光源を用いた反射画像露光や透明陽画フィルムを
通しての密着像露光、あるいはHe−Neレーザー、ア
ルゴンレーザーまたは半導体レーザーなどのレーザー光
によるスキャニング露光を行って静電潜像を形成し、こ
の静電潜像をトナーで現像し、加熱定着して、感光層上
にトナー像を得る。
トナーとしては、疎水性でインク受容性があり、かつ印
刷に耐え得るだけの印刷原版への接着性を必要とし、さ
らにアルカリ性の水性エツチング液でのエツチングの際
にレジスト性がなければならない。また、電子写真現像
剤としては、粉体現像剤より解像力の優れた液体現像剤
を使うのが好ましい。これらの条件を満すのに液体現像
剤中の樹脂としては、例えばスチレン樹脂、アクリル樹
脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−メタクリル
系樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等を含有する
トナーを用いるのがよい。また、それらの分散媒として
は、低誘電率で高電気絶縁性の有機溶媒があり、例えば
イソパラフィン炭素化水素を用いるのがよい。またトナ
ーの安全性や定着性に悪影響を及ぼさない範囲で着色の
ための顔料や染料、さらに荷電制御剤を含有させて、正
電荷を有するトナーまたは負電荷を有するトナーを目的
に応じて使用するのがよい。
次に、このようにトナー像を形成した製版用印刷原版を
アルカリ性の溶出液中に浸漬すると、トナー像によりマ
スクされていない非画像部の感光層が溶解除去され、導
電性支持体の親水性表面が露出1.、トナー像の画像部
のみが支持体表面に残り、目的とする平板印刷用印刷板
を得ることができる。
上記非画像部の感光層を溶解除去するに使用するアルカ
リ性の溶出液としては、例えばケイ酸ナトリウム、リン
酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなど
の無機塩のアルカリ性水溶液、トリエタノールアミン、
エチレンジアミンなどの有機アミン類を含むアルカリ性
水溶液、あるいはこれらにエタノール、ベンジルアルコ
ール、エチレングリコール、グリセリンなどの有機溶剤
または界面活性剤を添加した溶液を使用することができ
る。例えば、下記の組成のアルカリ水性エツチング液を
使用する。
EDTA−4H4g ベンジルアルコール   30g モノエタノ−ルア;ン   5g    水で全量を1
gトリエタノールアミン  60g    に合わせる
NaOH25g また、前記電子写真製版用印刷原版は、レーザープレン
ター(OPC)用電子写真感光体としても使用できる。
レーザープリンターにおいては、現像したトナーを紙に
転写して紙の上に定着する。
(実施例) 以下、製造例および実施例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明する。なお、「部」および「%」は、特にこと
わりのない限り1重量部」および「重量%」を意味する
製造例1 [Fs  (PhS)s ZnPcの製造](1)出発
原料の合成 200m1の4ツロフラスコに3.4. 5.6−テト
ラフルオロフタロニトリル19. 6g (98ミリモ
ル)、チオフェノール21.6g (196ミリモル)
、フッ化カリウム(KF)17.1g(294ミリモル
)およびアセトニトリル100m1を仕込み、50℃で
12時間撹拌下反応させた。
その後、室温に冷却し、得られた黄色の固形物をろ過し
、得られたケーキをメタノール、次いで温水で洗浄して
精製し、3.6−ジフルオロ−4゜5−ビスフェニルチ
オフタロニトリル34.5g(対3.4. 5. 6−
チトラフルオロフタロニトリル収率:92.5モル%)
を得た。
(2)Fs  (PhS)e ZnPcの合成100m
1の4ツロフラスコに3.6−ジフルオロ−4,5−ビ
スフェニルチオフタロニトリル10g (26,2ミリ
モル)、ヨウ化亜鉛3.14g (9,8ミリモル)お
よびベンゾニトリル50m1を仕込み、次いで175℃
で6時間撹拌下反応させた。その後、冷却し、得られた
緑色の固形物をろ過し、次いでメタノール、ベンゼン、
アセトンの順番でソックスレーを用いて洗浄し、FB(
PhS)s ZnPc (対3,6−ジフルオロ−4,
5−ビスフェニルチオフタロニトリル収率ニア9.4モ
ル%)を得た。
製造例2 [共重合体の製造コ 共重合体は、例えば次のようして製造することができる
。撹拌機、温変計、冷却管、窒素導入管、単量体混合物
滴下ロートおよび重合開始剤滴下ロートを備えたセパラ
ブルフラスコに溶剤としてイソプロパツール40部をい
れた後、窒素導入管から窒素を導入してフラスコ内を窒
素雰囲気にする。
次に、単量体混合物滴下ロー1・に単量体混合物60部
を、また重合開始剤滴下ロートにアゾビスイソブチロニ
トリル0.2部を仕込む。80℃にフラスコ内温を調整
しながら単量体混合物および重合開始剤を2時間かけて
滴下し、さらに80℃で2時間、次いで85〜90℃で
2時間加熱後、冷却する。
実施例I FB  (o−MePhS)B ZnPc1.5部、ペ
ンタフルオロ安息香酸0.05部、単量体混合物(P’
−1)から得られた共重合体12.0部およびジクロロ
エタン83部をペイントシェーカ分散機で2時間分散し
た。得られた分散液をバーコーターで厚さ0.15mm
の砂目室てし、更に陽極酸化処理を行ったアルミ板上に
塗布し、60℃の熱風で30分間乾燥し、更に減圧下1
00℃で2時間、110℃で3時間加熱処理して、感光
層を形成した。このときの感光層の膜厚は5μmであっ
た。
このようにして得られた、電子写真製版用印刷原版とし
ての単層型電子写真感光体を静帯電試験装置(川口電気
(株)製5P−428)を用いて、+6.OkVで正に
帯電させた。
その後、暗所で5秒間保持した後、白色光(タングステ
ンランプ)−を用いて照度5ルツクスで5秒間露光し、
帯電特性(表面電位(Vo ) 、暗所で5秒間保持し
た後の電位(V5 ) 、露光前の電位を露光によって
1/2に減衰するに必要な露光量(E172 )  (
(Lux−sec))および分光フィルターにより分光
された780nmの単色光を0.5μy/c−で照射し
、半減露光エネルギー感度(μJ/cd)を求めた。
次に、この単層型電子写真感光体を0.5%の水酸化ナ
トリウムを含有した水溶液に浸漬し、水洗することによ
り、感光層を除去した。この際の感光層の除去速度によ
ってアルカリ溶出性を判定した。
次に、別に用意されたこの砂目室てアルミ板上に形成し
た単層型電子写真感光体を凸版印刷源TTPSレーザー
製版機(凸版印刷株式会社製)を用い、液体現像法によ
って製版した。なおコロナ帯電は、+6kVで負極性現
像剤で静電潜像を現像し、加熱定着してトナー像を形成
した。
この形成したトナー像を、アルカリ性水性エツチング液
で洗い出し、水洗して平版印刷用印刷版を作成した。
このようにして製版した印刷版をオフセット印刷機を用
い、常法にしたがって印刷し、地汚れの程度、印刷の鮮
明性を初期と10万枚印刷後について評価した。
以上の電子写真特性、アルカリ溶出性および印刷性能の
評価を結果を表2に示した。
実施例2〜17 実施例1において、FB  (o−MePhS)sZn
Pcおよび単量体混合物(p−1)の共重合体の代わり
に、表1に示す光導電性フタロシアニン化合物、単量体
混合物(P−1)〜(P−8)のいずれから得られる共
重合体および増感剤を使用し、表1に示す加熱処理条件
および膜厚で行なった以外は実施例1と同様にして電子
写真製版用印刷原版を作成し、その電子写真特性、アル
カリ溶出性および印刷性能を評価し、その結果を表2に
示した。また、上記の作成された電子写真感光体を2力
月、螢光対の点灯されている部屋に放置し、その後の電
子写真特性および印刷性能を測定した所、2力月後にお
いても、はとんど性能に差はなかった。
比較例1〜6 実施例1において、FB  (o−MePhs)BZ 
n P cおよび単量体混合物(P−1)の共重合体の
代わりに、表1に示す光導電性フタロシアニン化合物、
(P−1)〜(P〜8)または製造例2と同じ様にして
製造した下記の(S−1)〜(S −5)の単量体混合
物から得られる共重合体および増感剤を使用し、表1に
示す加熱処理条件および膜厚で行なった以外は実施例1
と同様にして電子写真特性、アルカリ溶出性および印刷
性能を評価し、その結果を表2に示した。
(S−1) (S−2) (S −3) (S−4) アクリル酸/アクリル酸ブチル/ メタクリル酸ブチル (25/20155)、 メタクリル酸/スチレン/ アクリル酸イソプロピル (30/15155)、 メタクリル酸/アクリル酸メチル/ メタクリル酸エチル (15/60/25)、 アクリル酸/スチレン/ (S−5) アクリル酸エチル/ メタクリル酸メチル (25/8/20/47)、 アクリル酸/アクリル酸ブチル/ メタクリル酸メチル/ メタクリル酸2−ヒドロキシエチル (10/40/40/10)。
実施例18〜27 実施例1において、FB  (o−MePhS)aZn
Pcおよび単量体混合物(P−1)の共重合体の代わり
に、表3に示す光導電性フタロシアニン化合物、単量体
混合物(P−1)〜(P−8)のいずれから得られる共
重合体および添加剤を使用し、表3に示す加熱処理条件
および膜厚で行なった以外は実施例1と同様にして電子
写真製版用印刷原版を作成した。このようにして得られ
た電子写真製版用印刷原版としての単層型電子写真感光
体を静帯試験装置を用いて、−6,Qkvで負に帯電さ
せた。その後実施例1と同様にして電子写真特性、アル
カリ溶出性および印刷性能を評価し、その結果を表4に
示した。
(発明の効果) 本発明による電子写真製版用印刷原版は、以上のごとき
構成を有してなるものであるから、つぎのごとき効果を
有するものである。
(1)電子写真特性に優れ、電子写真製版を効率よく行
うことができる。
(2)アルカリ溶出性に優れ、製版過程で効果的なエツ
チングを行うことができる。
(3)電子写真特性(帯電性、感度)が良好な状態のま
までフタロシアニン含量が低く、膜厚の薄い感光層が得
られる。
(4)長波長領域においても良好な感度を示すことから
、タングステンランプなど通常の光源はもとより、低出
力のレーザーを用いて露光することができる。したがっ
て、種々の光源を用いてダイレクト製版が可能となる。
(5)該結着剤は、亜鉛フタロシアニンに対して親和性
が高く、かつ分散性が良好である。
(6)電子写真製版によって得られる印刷版は印刷特性
に優れ、10万回以上用いても鮮明な印刷物を得ること
ができる。
また、 保存安定性にも優 れている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)導電性支持体上に有機光導電性化合物を含有する
    アルカリ可溶性結着剤よりなる感光層を設けてなる電子
    写真製版用印刷原版において、該有機光導電性化合物が
    一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ [ただし、式中、Rは−SZ基(Zはフェニル基、炭素
    数1〜5のアルキル基で置換されたフェニル基またはナ
    フチル基である)を表わす]で表わされる亜鉛フタロシ
    アニンであり、また該結着剤が(a)アクリル酸ヒドロ
    キシアルキルおよびメタクリル酸ヒドロキシアルキルよ
    りなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物、(b)
    少なくとも1種の共重合性不飽和カルボン酸、(c)少
    なくとも1種のスチレン化合物および(d)(a)のア
    クリル酸ヒドロキシアルキル以外のアクリル酸エステル
    から選ばれた少なくとも1種の化合物からなる単量体混
    合物を重合して得られる共重合体であり、かつ該感光層
    を導電性支持体上に塗布したのち、100〜160℃の
    温度範囲で加熱処理せしめてなることを特徴とする電子
    写真製版用印刷原版。 (2)さらに、該単量体混合物が(a)のメタクリル酸
    ヒドロキシアルキル以外のメタクリル酸エステルから選
    ばれた少なくとも1種の化合物を含有してなる請求項1
    に記載の電子写真製版用印刷原版。 (3)該結着剤が(a)アルキル基の炭素数が2〜10
    のアクリル酸ヒドロキシアルキルおよびメタクリル酸ヒ
    ドロキシアルキルよりなる群から選ばれた少なくとも1
    種の化合物0.5〜40重量%、(b)アクリル酸、メ
    タクリル酸およびイタコン酸よりなる群から選ばれた少
    なくとも1種の共重合性不飽和カルボン酸10〜40重
    量%、(c)少なくとも1種のスチレン化合物10〜7
    0重量%、(d)アルキル基の炭素数が1〜12のアク
    リル酸アルキルおよびシクロアルキル基の炭素数が5〜
    7のアクリル酸シクロアルキルよりなる群から選ばれた
    少なくとも1種のアクリル酸エステル5〜50重量%お
    よび(e)アルキル基の炭素数が1〜12のメタクリル
    酸アルキルおよびシクロアルキル基の炭素数が5〜7の
    メタクリル酸シクロアルキルよりなる群から選ばれた少
    なくとも1種のメタクリル酸エステル0〜40重量%か
    らなる単量体混合物を重合して得られる数平均分子量が
    1,000〜50,000の共重合体である請求項2に
    記載の電子写真製版用印刷原版。(4)正の極性に帯電
    して使用する感光層において、該感光層が増感剤を含有
    する請求項1から3のいずれかに記載の電子写真製版用
    印刷原版。 (5)増感剤が下記一般式III、IVおよびVで表される
    化合物、無水コハク酸および無水マレイン酸よりなる群
    から選ばれた少なくとも1種のものである請求項4に記
    載の電子写真製版用印刷原版。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(III) (式中、X^1〜X^5は同一でも、あるいは異なって
    いてもよく、それぞれ、水素、フッ素、−COOHまた
    は−NO_2を表す)、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(IV) (式中、Y^1〜Y^4は同一でも、あるいは異なって
    いてもよく、それぞれ、水素、フッ素、−COOHまた
    は−NO_2を表す)および ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(V) (式中、Z^1〜Z^2は同一でも、あるいは異なって
    いてもよく、それぞれ、水素、フッ素、−COOHまた
    は−NO_2を表す)。 (6)負の極性に帯電して使用する感光層において、感
    光層がオキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、
    ピラゾリン誘導体、ヒドラゾン誘導体あるいはトリフェ
    ニルアミン誘導体の少なくともひとつの電荷移動物質を
    含有する請求項1から3のいずれかに記載の電子写真製
    版用印刷原版。 (7)電荷移動物質が下記一般式VIで表わされる請求項
    6記載の電子写真製版用印刷原版。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(VI) (式中、R^1およびR^2はアリール基またはアラル
    キル基を示し、R^3は水素原子、炭素数1〜4のアル
    キル基、ベンジル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、フ
    ェノキシ基またはベンジルオキシ基を示す。) (8)負の極性に帯電して使用する感光層において、感
    光層がアミノトリアジン樹脂を含有する請求項1から3
    のいずれかに記載の電子写真製版用印刷原版。 (9)アミノトリアジン樹脂がベンゾグアナミン樹脂組
    成物、シクロヘキシルカルボグアナミン樹脂組成物、メ
    ラミン樹脂組成物およびアセトグアナミン樹脂組成物よ
    りなる群から選ばれた少なくとも1種のものである請求
    項8に記載の電子写真製版用印刷原版。 (10)アミノトリアジン樹脂およびその組成物がそれ
    ぞれメチロール化アミノトリアジンの縮合物およびアル
    キルエーテル、メチロール化アミノトリアジンの縮合物
    である請求項8に記載の電子写真製版用印刷原版。 (11)導電性支持体上に有機光導電性化合物を含有す
    るアルカリ可溶性結着剤よりなる感光層を設けてなる電
    子写真製版用印刷原版の製造方法において、該有機光導
    電性化合物が一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ [ただし、式中、Rは−SZ基(Zはフェニル基、炭素
    数1〜5のアルキル基で置換されたフェニル基またはナ
    フチル基である)を表わす]で表わされる亜鉛フタロシ
    アニンであり、また該結着剤が(a)アクリル酸ヒドロ
    キシアルキルおよびメタクリル酸ヒドロキシアルキルよ
    りなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物、(b)
    少なくとも1種の共重合性不飽和カルボン酸、(c)少
    なくとも1種のスチレン化合物および(d)(a)のア
    クリル酸ヒドロキシアルキル以外のアクリル酸エステル
    から選ばれた少なくとも1種の化合物からなる単量体混
    合物を重合して得られる共重合体であり、かつ該感光層
    を導電性支持体上に塗布したのち、100〜160℃の
    温度範囲で加熱処理することを特徴とする電子写真製版
    用印刷原版の製造方法。 (12)さらに、該単量体混合物が(a)のメタクリル
    酸ヒドロキシアルキル以外のメタクリル酸エステルから
    選ばれた少なくとも1種の化合物を含有してなる請求項
    11に記載の電子写真製版用印刷原版の製造方法。 (13)該結着剤が(a)アルキル基の炭素数が2〜1
    0のアクリル酸ヒドロキシアルキルおよびメタクリル酸
    ヒドロキシアルキルよりなる群から選ばれた少なくとも
    1種の化合物0.5〜40重量%、(b)アクリル酸、
    メタクリル酸およびイタコン酸よりなる群から選ばれた
    少なくとも1種の共重合性不飽和カルボン酸10〜40
    重量%、(c)少なくとも1種のスチレン化合物10〜
    70重量%、(d)アルキル基の炭素数が1〜12のア
    クリル酸アルキルおよびシクロアルキル基の炭素数が5
    〜7のアクリル酸シクロアルキルよりなる群から選ばれ
    た少なくとも1種のアクリル酸エステル5〜50重量%
    および(e)アルキル基の炭素数が1〜12のメタクリ
    ル酸アルキルおよびシクロアルキル基の炭素数が5〜7
    のメタクリル酸シクロアルキルよりなる群から選ばれた
    少なくとも1種のメタクリル酸エステル0〜40重量%
    からなる単量体混合物を重合して得られる数平均分子量
    が1,000〜50,000の共重合体である請求項1
    2に記載の電子写真製版用印刷原版の製造方法。 (14)請求項1〜10のいずれかに記載の電子写真製
    版用印刷原版を電子写真法によりトナー画像を形成し、
    定着後、アルカリ性エッチング液で非画像部をエッチン
    グ除去して得られる平版印刷用印刷版。
JP24648690A 1989-06-29 1990-09-17 電子写真製版用印刷原版および印刷版ならびにその製造方法 Pending JPH04125564A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24648690A JPH04125564A (ja) 1990-09-17 1990-09-17 電子写真製版用印刷原版および印刷版ならびにその製造方法
US07/711,095 US5166025A (en) 1989-06-29 1991-06-06 Matric plate for electrophotographic platemaking, production thereof and printing plate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24648690A JPH04125564A (ja) 1990-09-17 1990-09-17 電子写真製版用印刷原版および印刷版ならびにその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04125564A true JPH04125564A (ja) 1992-04-27

Family

ID=17149118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24648690A Pending JPH04125564A (ja) 1989-06-29 1990-09-17 電子写真製版用印刷原版および印刷版ならびにその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04125564A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014157387A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 富士フイルム株式会社 着色組成物、感光性着色組成物、カラーフィルタ及びその製造方法、固体撮像素子、並びに画像表示装置
JP2018120179A (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014157387A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 富士フイルム株式会社 着色組成物、感光性着色組成物、カラーフィルタ及びその製造方法、固体撮像素子、並びに画像表示装置
JP2018120179A (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4500622A (en) Electrophotographic light-sensitive printing materials
JPS6359130B2 (ja)
US4760006A (en) 2,3-bis(dialkylaminophenyl)quinoxalines and their use in electrophotographic recording materials
JPS61243457A (ja) 電子写真記録材料
US4547447A (en) Photosensitive members for electrophotography containing phthalocyanine
US5166025A (en) Matric plate for electrophotographic platemaking, production thereof and printing plate
US4533612A (en) Electrophotographic recording materials containing special charge carrier-transporting compounds
JPS62198864A (ja) 電子写真用感光体
JPH04125564A (ja) 電子写真製版用印刷原版および印刷版ならびにその製造方法
JPS61230137A (ja) ポリエステル及びリソグラフイー用要素
JPH0230502B2 (ja)
US4859555A (en) Electrophotographic printing plate comprising disazo and perynone compounds, hole transport material and alkali soluble resin
EP0406001B1 (en) Matrix plate for electrophotographic platemaking and printing plate
JPH03131861A (ja) 電子写真複写材料
JPH0230500B2 (ja)
JPH0520734B2 (ja)
JPS60222468A (ja) 2,4,5‐トリフエニル‐v‐トリアゾール及びその使用
JPH03223759A (ja) 感光性組成物
JPH10204085A (ja) クマリン化合物およびその用途
US4924003A (en) Pyrazoline compounds
US5219693A (en) Printing plate for electrophotographic process comprising trisazo incorporated in an alkali-soluble resin binder
JPS6036470A (ja) 新規なベンゾトリアゾール化合物及びその用途
JPH01163752A (ja) 電子写真式製版用印刷原版
JPS6017760A (ja) 電子写真製版用印刷版
EP0391371A2 (en) Electrophotographic lithographic printing plate