JPH0413356B2 - - Google Patents
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- JPH0413356B2 JPH0413356B2 JP60062536A JP6253685A JPH0413356B2 JP H0413356 B2 JPH0413356 B2 JP H0413356B2 JP 60062536 A JP60062536 A JP 60062536A JP 6253685 A JP6253685 A JP 6253685A JP H0413356 B2 JPH0413356 B2 JP H0413356B2
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- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は染料などの工業原料、農薬、医薬の製
造上の原料として有用な1,7−結合したイサチ
ン誘導体およびその製法に関する。 更に詳しくは、本発明は、 一般式 (式中R1は水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基または低級アルコキシ基を表わし、R2
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基また
は低級アルコキシ基を表わし、R3は水素原子ま
たは低級アルキル基を表わし、Xはメチレン基、
酸素原子または硫黄原子を表わすが、ただし、い
ずれの場合もXがメチレン基であつて、かつR1,
R2およびR3が水素原子である化合物、R1がメチ
ル基でR2およびR3が水素原子である化合物、R1
が塩素または臭素でR2およびR3が水素原子であ
る化合物、R1およびR3がメチル基でR2が水素原
子である化合物を除く)で表わされる1,7−結
合したイサチン誘導体およびその製法に関する。 本明細書において、低級アルキル基としては、
例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピルなど直鎖状または分枝状の炭素数1〜3のも
のがあげられる。低級アルコキシ基としては、例
えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ
プロポキシなどの炭素数1〜3のものがあげられ
る。ハロゲン原子としては、例えばフツ素、塩
素、臭素、ヨウ素があげられる。 一般式[]が表わされる本発明化合物は、酸
素アルドースレダクターゼの強力な阻害作用を有
し、低毒性で副作用のない糖尿病合併症(例えば
糖尿病性白内障、糖尿病性神経症、糖尿病性腎
症、もしくは糖尿病性網膜症等)の治療薬である
スピロピロリジン−2,5−ジオン誘導体の合成
中間体として有用である。 従来の技術 イサチンおよびその誘導体は古くから知られて
おり、染料などの工業原料として、農薬・医薬の
製造上の中間体として有用である(FD.Popp,in
“Advances in Heterocyclic Che−mistry”
(AR.Katritzky and AJ.Boulton,ed.)Vol18,
ppl,Academic Press,New York,1975)。 一方、イサチンの1位と7位が環構造を形成し
て結合している1,7−結合したイサチン誘導体
は、ごく限られた構造についてのみ知られている
だけである。例えば、一般式[]において、X
はメチレン基である化合物の一部にその例を認め
る。このような化合物は、テトラハイドロキノリ
ン類とジエチルメソキサレートを縮合させ、つい
で空気酸化する(J.Martinet,Compt rend166
998(1918)か、シユウ酸クロライドと反応させ
たのち熱あるいは無水塩化アルミニウムのような
強酸で環化(Ger,Offen,2,117,116;
US.4151282)するか、あるいはジハロゲン化物
のアルカリ加水分解(G.Kollenzら、Justus
Liebig Ann.Chem.,1974 1634;US.Patent
397,838)などにより得られている。 あるいは、イサチンの1と7位が炭素数2ある
いは4以上の炭素鎖で結合している化合物(W.
J.Welstead Jr.ら、J.Med.Chem.,221074
(1979);Ger Offen 2,117,116)が炭素鎖4
以上で芳香環を伴なう化合物(B.A.Hessら、J.
Am.Chem.Soc.,91 1072(1969)などが知られ
ている。 しかしながら、おどろくべきことに、一般式
[]において、Xが酸素原子および硫黄原子で
ある1,7−結合したイサチン誘導体について
は、文献上記載がなく、新規である。 さらに、一般式[]で表わされる化合物につ
いて、種々の置換基を有する誘導体を得るため
に、適当な親電子試薬等による置換基導入の例に
ついても文献上記載をみない。 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、糖尿病合併症の予防および改
善に有用で新規なスピロピロリジン−2,5−ジ
オン誘導体の製造中間体である新規な1,7−結
合したイサチン誘導体およびその製法を提供する
ことである。 更に詳しくは、一般式[]において、Xが酸
素原子または硫黄原子である新規な1,7−結合
したイサチン誘導体を提供するため、新規な製法
を見い出すと共に、その製法によつてXがメチレ
ンである公知の1,7−結合したイサチン誘導体
を好収率かつ高純度で得る方法を提供するにあ
る。更に該製法によつて得られる1,7−結合し
たイサチン誘導体に適当な親電子的置換反応を行
なうことにより、更に新たな誘導体を提供するこ
とも本発明の目的の1つである。 問題を解決するための手段 本発明者等は、新規な1,7−結合したイサチ
ン誘導体とその製法を提供するため、鋭意研究を
重ねた結果、 一般式 (式中R1は水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基または低級アルコキシ基を表わし、R2
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基また
は低級アルコキシ基を表わし、R3は水素原子ま
たは低級アルキル基を表わし、Xはメチレン基、
酸素原子または硫黄原子を表わすが、ただし、い
ずれの場合もXがメチレン基であつて、かつR1,
R2およびR3が水素原子である化合物、R1がメチ
ル基でR2およびR3が水素原子である化合物、R1
が塩素または臭素でR2およびR3が水素原子であ
る化合物、R1およびR3がメチル基でR2が水素原
子である化合物を除く)で表わされる新規な1,
7−結合したイサチン誘導体が温和な条件下で収
率良く得られることを見い出し本発明を完成した
ものである。 一般式[]で表わされる新規な1,7−結合
したイサチン誘導体は以下の方法で製造すること
ができる。 一般式[]の化合物は、一般式[]の化合
物を出発原料として下記の経路によつて製造され
る(式中R1,R2,R3およびXは上記のものを表
わし、Yは塩素原子または臭素原子を表わす) 一般式[]で表わされる環状アミンモノハロ
ゲノアセチル体をピリジンと反応させることによ
り、一般式[]のピリジニウムハライドを得
る。一般式[]の化合物とピリジンとの反応
は、通常過剰量のピリジン中で行なうか、等モル
量よりやや過剰のピリジンを含む不活性な溶媒、
例えばベンゼンやトルエンなどの中で行なわれ
る。生成するピリジニウムハライド[]は一般
にピリジンに難溶であるため結晶として析出する
が、場合によつて不活性な溶媒中で反応を行なえ
ば有利に取り出すことができる。反応応温度は用
いる溶媒によつて異なるが、通常溶媒の沸点ない
し100℃である。得られるピリジニウムハライド
は一般に吸湿性であるので、ベンゼン、アセトン
あるいはアセトニトリルなどで洗い出したのち、
あるいはアルカノール類、例えばメタノール、エ
タノールあるいはイソプロパノールなどで再結晶
したのち直ちに次の反応に用いる。 次いで一般式[]の化合物とP−ニトロソ−
N,N−ジメチルアニリンを希アルカリの存在下
で反応させ、一般式[]で表わされるニトロン
誘導体を得る。P−ニトロソ−N,N−ジメチル
アニリンは市販されているものでもよく、あるい
は公知の方法で容易に得られる。一般式[]の
化合物とP−ニトロソ−N,N−ジメチルアニリ
ンの反応は、それぞれ等モル量を用い、20〜50%
の水を含む水溶性の溶媒、例えばジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、メタノールある
いはエタノール中で、0〜20℃の温度範囲で行な
われる。希アルカリとしては等モル量の1〜2規
定の水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを用
い、反応混合物中に徐々に滴下する。反応時間は
用いる溶媒系によつて異なるが、希アルカリ添加
後30分〜6時間で反応は完結する。この後、水で
希釈することにより反応溶媒中より固型物あるい
は結晶として有利にニトロソ誘導体を得る。ニト
ロソ誘導体はアルカノール類やアセトニトリルな
ど一般の溶剤で再結晶し、単離精製されるが、精
製せず直ちに次の反応に用いることもできる。 ついで、一般式[]で表わされるニトロソ誘
導体を酸で加水分解することにより、一般式
[]で表わされる1,7−結合したイサチン誘
導体を得る。酸加水分解は、通常、無機酸例えば
濃塩酸、希塩酸、希硫酸またはポリリン酸中、0
〜20℃で、2〜5時間撹拌することによつて行な
われる。一般式[]の化合物は水に不溶である
ので、反応溶媒中より結晶として析出する。必要
に応じ、水で希釈すれば有利に取り出すことがで
きる。ここに得られる一般式[]の化合物はほ
とんど純品であるが、さらに精製が必要な場合は
公知の溶媒抽出、晶出、再結晶またはクロマトグ
ラフイーなどにより単離精製することができる。 なお一般式[]のモノハロゲノアセチル体は
一般に公知(Brit.Pat.1,137,796)であるか、
または公知の方法、例えば1,2,3,4−テト
ラハイドロキノリン、3,4−2H−ジヒドロベ
ンゾオキサジンあるいは3,4−2H−ジヒドロ
ベンゾチアジンおよびその誘導体にトリエチルア
ミンまたはピリジンなどの有機塩基の存在下、ク
ロルアセチルクロライドまたはブロムアセチルブ
ロマイドなどでアセチル化することにより容易に
得られる。 本発明によると一般式[]の化合物は、従来
のように、強酸と共に加熱するといつた激しい条
件や複雑な中間体を用いることなく、温和な条件
下で簡単な操作により高収率で得られ、かつ一般
式[]で表わされる新規な化合物をも製造する
事が可能である。 一般式[]において、R1が塩素原子または
臭素原子である化合物は、R1が水素原子である
一般式[]の化合物を適当なハロゲン化剤と反
応させることによつても得ることができる。 ハロゲン化は常法により行なわれる。例えば塩
素化または臭素化はそれぞれ元素状の塩素または
臭素を用い、場合によつては塩化第二鉄あるいは
臭化第二鉄のような触媒の存在下、クロロホル
ム、四塩化炭素や酢酸のような溶剤中、10〜100
℃で実施することができる。場合により、塩化ス
ルフリルまたは臭化スルフリルを用い、必要に応
じ触媒としてヨウ素の存在下、酢酸またはクロロ
ホルムのような溶剤中10〜100℃で実施される。
あるいは、有機ハロゲン化剤、例えば、N−クロ
ルコハク酸イミドまたはN−ブロムコハク酸アミ
ドを用い、酢酸、クロロホルムまたは四塩化炭素
のような溶剤中10〜100℃で実施される。ハロゲ
ン化剤は等モル量から2倍モル量を用いるのが好
ましく、水過剰は避けるべきである。一般に反応
は2〜24時間で完結する。 作 用 本発明で得られる一般式[]で表わされる
1,7−結合したイサチン誘導体から、例えば下
記反応式に示すように、糖尿病合併症の予防や改
善に有効な一般式[]で表わされるスピロピロ
リジン−2,5−ジオン誘導体に導くことができ
る。 実施例 次に、本発明化合物を製造するための原料化合
物およびスピロピロリジン−2,5−ジオン誘導
体の製造例を参考例として挙げ、ついで本発明化
合物の実施例を挙げるが、本発明はこれらに限定
されるものではない。 参考例 1 7−クロロ−4−クロルアセチル−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン 2,4−ジクロロニトロベンベン12g(0.0625
モル)をジメチルスルホキシド120mlに溶解し、
10%水酸化カリウム85mlを加え、60〜70℃で18時
間撹拌した。氷水600mlに投じ、水溶液をエーテ
ルで洗つた。水溶液を6N塩酸で酸性としたのち
分離油状物をベンゼン抽出した。ベンゼン溶液を
水洗し、乾燥(無水硫酸ナトリウム)した。溶媒
を留去、冷却し、黄色針状晶の5−クロロ−2−
ニトロフエノール10.4g(95.9%)、融点40℃、
を得た。 上記化合物32g(0.19モル)、1,2−ジブロ
モエタン214.2g(1.14モル)、炭酸カリウム77.8
g(0.57当量)およびジメチルホルムアミド190
mlを70〜80℃で3時間撹拌した。無機塩を濾別し
たのち、ジメチルホルムアミドを留去し、残渣を
クロロホルム抽出した。水洗、乾燥したのち溶媒
を留去し、濃黄色油状物質の2−(2−ブロモエ
トキシ)−4−クロロニトロベンゼン48g(90.1
%)を得た。 NMR(CDCl3):δ(ppm); 3.68(t,2H,−CH2Br)、4.42(m,2H,−
OCH2−)、7.00〜7.10および7.78〜7.89
(m,3H,芳香族プロトン)。 上記化合物48g(0.17モル)、酢酸170mlおよび
水171mlの溶液に、撹拌下40gの還元鉄を1時間
要して少しずつ加えた。ついで1.5時間還流した
後、水500mlに投じた。不要の無機物を濾別し、
濾液中の油状物をベンゼンで抽出した。ベンゼン
溶液を水、飽和炭酸ナトリウム水溶液、水の順で
洗い乾燥した。溶媒留去後、残留油状物質を130
〜133℃/45mmHgで蒸留することにより、無色油
状物質の7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン10.6g(36.8%)を得
た。 NMR(CDCl3):δ(ppm); 3.41(t,2H,−CH2N−)、3.50(S,1H,
NH,重水交換後消失)、4.20(t,2H,−
OCH2−)、6.42〜6.77(m,3H,芳香族プ
ロトン)。 上記化合物10.5g(0.062モル)、ピリジン4.9g
(0.062モル)およびベンゼン60mlの溶液を5℃に
冷却し、撹拌下クロルアセチルクロライド7g
(0.062モル)のベンゼン20ml溶液を滴下した。2
時間室温で撹拌ついで一夜放置後、水100mlを加
えベンゼン抽出した。ベンゼン溶液を希塩酸、水
の順で洗い乾燥した。溶媒留去し、冷却すること
によつて無色プリズム晶の7−クロロ−4−クロ
ルアセチル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン14.5g(95%)、融点98〜100
℃、を得た。 NMR(CDCl3):δ(ppm); 3.93(t,2H,−CH2N−)、4.26(S,2H,
−CH2Cl)、4.37(t,2H,−OCH2−)、
6.83〜6.94(m,3H,芳香族プロトン)。 元素分析値 C10H9Cl2NO2として、 計算値 C48.80;H3.67;N5.69 実測値 C48.67;H3.68;N5.67 参考例 2 7−クロロ−4−クロルアセチル−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチア
ジン 7−クロロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−
3(4H)−オン29.95g(0.15モル)をジオキサン
200mlに懸濁し、水酸化ホウ素ナトリウム25.53g
(0.675モル)を加え、撹拌下酢酸40.53gを約40
分要して滴下した。50℃で2時間撹拌ついで還流
を3時間行なつた。溶媒を留去し、残渣に氷を
徐々に加えて還元剤を分解した。不溶物を濾別し
たのち、濾液中の油状物質をベンゼン抽出した。
ベンゼン溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
水の順に洗い、乾燥した。溶媒留去後、残留油状
物質を155〜165℃/1.5mmHgで蒸留した。そのの
ち、無色固型物として7−クロロ−3,4−ジヒ
ドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン21.6g(77.6
%)、融点71〜72℃、を得た。 NMR(CDCl3):δ(ppm); 3.04(m,2H,−CH2N−)、3.54〜3.65(m,
3H,−OCH2−とNH)、6.30〜6.70(m,
3H,芳香族プロトン)。 上記化合物21.5g(0.116モル)とピリジン9.18
g(0.16モル)のベンゼン110ml溶液を氷冷し、
撹拌下にクロルアセチルクロライド13.1g
(0.116モル)のベンゼン50ml溶液を滴下した。室
温で2時間撹拌したのち、水を加えベンゼン抽出
した。ベンゼン溶液を水、希塩酸、水の順で洗
い、乾燥した。溶媒を留去し、濃黄色油状物質と
して7−クロロ−4−クロロアセチル−3,4−
ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン30.4g
(定量的)を得た。一部四塩化炭素より再結する
と、淡黄色プリズム晶、融点104〜105℃の目的物
を得た。 NMR(CDCl3):δ(ppm); 3.23(t,2H,−CH2N−)、4.00(t,2H,
−OCH2−)、4.14(S,2H,COCH2Cl)、
7.02〜7.28(m,3H,芳香族プロトン)。 元素分析値 C10H9Cl2NOSとして、 計算値 C45.81;H3.46;N5.34 実測値 C45.65;H3.38;N5.43 参考例 3 8′−クロロ−2′,3′−ジヒドロスピ
ロ[ピロリジン−3,6′−ピロロ[1,2,3
−de][1,4]ベンゾオキサジン]−2,5,
5′(6′H)−トリオン 8−クロロ−2,3−ジヒドロピロロ[1,
2,3.de]−1,4−ベンゾオキサジン−5,6
−ジオン(実施例8の化合物)28.5g(0.127モ
ル)エチルシアノアセテート15.8g(0.14モル)
およびピペリジン0.5mlを含むエタノール(340
ml)溶液を4.5時間還流した。冷却後、析出結晶
を濾取し、エタノールで洗い乾燥した。暗赤色微
結晶のエチル 8−クロロ−α−シアノ−2,3
−ジヒドロ−5−オキソ−△6,〓−ピロロ[1,
2,3−de]−1,4−ベンゾオキサジンアセテ
ート32.3g(79.8%),mp,173〜175℃を得た。
一部エタノール;アセトニトリル(5:1)から
再結し、暗赤色針状晶、mp.172−173℃、を得
た。 上記化合物30.4g(0.09モル)のメタノール
(100ml)懸濁液に、撹拌下アシン化カリウム9.31
g(0.143モル)を加えた。30〜40℃で2時間撹
拌したのち、不溶物を濾別除去した。濾液を氷冷
し、塩化水素ガスを導通し飽和した。反応液を一
夜放置したのち、50℃に1時間加温、ついで4時
間還流した。放冷後、水100mlを加え分離した粘
性物質を酢酸エチルで抽出し、水洗、乾燥した。
溶媒留去し得られた褐色粘性物質を酢酸100mlに
溶かし、18時間還流した。溶媒を留去し、残渣に
ベンゼンを加え結晶化させ、濾取、乾燥した。淡
褐色粉末17.2g(61.9%)を得た。これを酢酸よ
り再結し、無色プリズム晶の8′−クロロ−2′,
3′−ジヒドロスピロ[ピロリジン3,6′−ピロロ
[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン]
−2,5,5′(6′H)−トリオン、14.1(50.7%)、
融
点270〜270.5℃、を得た。 元素分析値 C13H9ClN2O4として 計算値 C53.34;H3.10;N9.57 実測値 C53.34;H2.98;N9.48 参考例 4 5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ
[3,2,1−ij]キノリン−1,2−ジオン (1) 1,2,3,4−テトラハイドロキノリノカ
ルボニルメチルピリジニウム塩化物 1,2,3,4−テトラハイドロキノリン26.6
g(0.2モル)、ピリジン15.8g(0.2モル)および
ベンゼン200mlの混合物に、氷冷撹拌下クロルア
セチルクロライド22.6g(0.2モル)のベンゼン
溶液(30ml)を滴下した。室温で1時間撹拌後、
水100mlを加え、ベンゼン抽出した。ベンゼン溶
液を水洗、乾燥したのち、ベンゼンを留去して、
油状の1−クロルアセチル−1,2,3,4−テ
トラハイドロキノリンを得た。これにピリジン
200mlを加え、10分間還流し冷却、析出結晶を濾
取し、ピリジンで洗い乾燥した。エチルアルコー
ル−石油エーテルで再結し、無色板状晶52.2g
(90.4%)、融点211−212℃の目的物を得た。 (2) 1−[2−(p−ジメチルアミノフエニル)イ
ミノアセチル]−1,2,3,4−テトラハイ
ドロキノリン、N′−オキシド 上記化合物52.2g(0.18モル)の水180ml溶液
に、p−ニトロソ−N,N−ジメチルアニリン
27.2g(0.18モル)のジメチルホルムアミド180
mlの溶液を加え、これを0℃に冷却、撹拌下に
2N−水酸化ナトリウム90.5mlを滴下した。室温
で30分撹拌したのち、水600mlを滴下し結晶を析
出させた。これを濾取、水洗、乾燥するとほぼ定
量的に粗結晶品を得た。一部エタノールより再結
すると、融点130℃より分解する黄色針状晶を得
た。 (3) 5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,
1−ij]キノリン−1,2−ジオン 上記粗結晶品58g(0.18モル)を室温、撹拌下
の6N−塩酸120ml中に徐々に加えた。約3時間撹
拌したのち、一夜放置した。析出した赤色結晶を
濾取、水洗、乾燥後、エタノールから再結晶し、
暗赤色プリズム晶18.5g(54.6%)、融点199℃の
目的物を得た。 元素分析値 C11H9NO2として、 計算値 C70.58;H4.85;N7.48 実測値 C70.52;H4.67;N7.40 実施例 1 5,6−ジヒドロ−4−メチル−
4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−1,
2−ジオン 2−メチル−1,2,3,4−テトラハイドロ
キノリンより参考例4と同様にして得た(全収率
60.4%)。赤色針状晶、融点132〜133℃(エタノ
ール再結)。 元素分析値 C12H11NO2として、 計算値 C71.62;H5.51;N6.96 実測値 C71.73;H5.45;N7.03 実施例 2 2,3−ジヒドロピロロ[1,2,
3−de][1,4]ベンゾオキサジン−5,6
−ジオン (1) 3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオ
キサジノカルボニルメチルピリジニウム塩化物 3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン25g(0.185モル)をベンゼン100ml中、ピ
リジン14.63g(0.185モル)の存在下、クロルア
セチルクロライド20.9g(0.185モル)によりク
ロルアセチル化し、無色微結晶の4−クロルアセ
チル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン36.9g(94.4%)、融点107〜108℃。
を得た。 本化合物36.9g(0.174モル)をピリジン174ml
中、5分間還流したのち、冷却した。析出結晶を
濾取、ピリジン、ベンゼンの順で洗い乾燥した。
これをエタノールから再結し、無色針状晶の49.1
g(93.2%)、融点256〜257℃(分解)のピリジ
ニウム塩化物を得た。 (2) 4−[2−(p−ジメチルアミノフエニル)イ
ミノアセチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン N′−オキシド 上記化合物49.6g(0.164モル)を水200mlに溶
かし、pニトロソ−N,N−ジメチルアニリン
24.6g(0.164モル)のジメチルホルムアミド160
ml溶液を加えた。0℃、撹拌下に2N−水酸化ナ
トリウム82mlを約1時間要して滴下し、ついで撹
拌を30分続行した。生成した褐色油状物中に氷水
1を加え、攪拌し、結晶化した。これを濾取、
水洗、乾燥し、目的物を粗製品として定量的に得
た。一部をエタノールより再結すると、濃黄色針
状晶、融点147〜150℃(分解)の目的物を得た。 (3) 2,3−ジヒドロピロロ[1,2,3−de]
−1,4−ベンゾオキサジン−5,6−ジオン 上記粗製品53g(0.163モル)を濃塩酸100mlに
氷冷、撹拌下で徐々に加えた。ついで室温で3時
間撹拌し、一夜放置した。水100mlを加え、析出
結晶を濾取し、水洗、乾燥した。粗結晶22g(71
%)を得た。アセトニトリルより再結し、赤色微
結晶13.5g(40.6%)、融点188〜188.5℃(分解)
の目的物を得た。 元素分析値 C10H7NO3として、 計算値 C63.49;H3.73;N7.41 実測値 C63.41;H3.55;N7.42 実施例3〜11 実施例2と同様の方法により、式[]の化合
物から式[]の化合物を得た(表1)。 (ただし位置番号はXが0またはSの場合を示
す。)
造上の原料として有用な1,7−結合したイサチ
ン誘導体およびその製法に関する。 更に詳しくは、本発明は、 一般式 (式中R1は水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基または低級アルコキシ基を表わし、R2
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基また
は低級アルコキシ基を表わし、R3は水素原子ま
たは低級アルキル基を表わし、Xはメチレン基、
酸素原子または硫黄原子を表わすが、ただし、い
ずれの場合もXがメチレン基であつて、かつR1,
R2およびR3が水素原子である化合物、R1がメチ
ル基でR2およびR3が水素原子である化合物、R1
が塩素または臭素でR2およびR3が水素原子であ
る化合物、R1およびR3がメチル基でR2が水素原
子である化合物を除く)で表わされる1,7−結
合したイサチン誘導体およびその製法に関する。 本明細書において、低級アルキル基としては、
例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピルなど直鎖状または分枝状の炭素数1〜3のも
のがあげられる。低級アルコキシ基としては、例
えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ
プロポキシなどの炭素数1〜3のものがあげられ
る。ハロゲン原子としては、例えばフツ素、塩
素、臭素、ヨウ素があげられる。 一般式[]が表わされる本発明化合物は、酸
素アルドースレダクターゼの強力な阻害作用を有
し、低毒性で副作用のない糖尿病合併症(例えば
糖尿病性白内障、糖尿病性神経症、糖尿病性腎
症、もしくは糖尿病性網膜症等)の治療薬である
スピロピロリジン−2,5−ジオン誘導体の合成
中間体として有用である。 従来の技術 イサチンおよびその誘導体は古くから知られて
おり、染料などの工業原料として、農薬・医薬の
製造上の中間体として有用である(FD.Popp,in
“Advances in Heterocyclic Che−mistry”
(AR.Katritzky and AJ.Boulton,ed.)Vol18,
ppl,Academic Press,New York,1975)。 一方、イサチンの1位と7位が環構造を形成し
て結合している1,7−結合したイサチン誘導体
は、ごく限られた構造についてのみ知られている
だけである。例えば、一般式[]において、X
はメチレン基である化合物の一部にその例を認め
る。このような化合物は、テトラハイドロキノリ
ン類とジエチルメソキサレートを縮合させ、つい
で空気酸化する(J.Martinet,Compt rend166
998(1918)か、シユウ酸クロライドと反応させ
たのち熱あるいは無水塩化アルミニウムのような
強酸で環化(Ger,Offen,2,117,116;
US.4151282)するか、あるいはジハロゲン化物
のアルカリ加水分解(G.Kollenzら、Justus
Liebig Ann.Chem.,1974 1634;US.Patent
397,838)などにより得られている。 あるいは、イサチンの1と7位が炭素数2ある
いは4以上の炭素鎖で結合している化合物(W.
J.Welstead Jr.ら、J.Med.Chem.,221074
(1979);Ger Offen 2,117,116)が炭素鎖4
以上で芳香環を伴なう化合物(B.A.Hessら、J.
Am.Chem.Soc.,91 1072(1969)などが知られ
ている。 しかしながら、おどろくべきことに、一般式
[]において、Xが酸素原子および硫黄原子で
ある1,7−結合したイサチン誘導体について
は、文献上記載がなく、新規である。 さらに、一般式[]で表わされる化合物につ
いて、種々の置換基を有する誘導体を得るため
に、適当な親電子試薬等による置換基導入の例に
ついても文献上記載をみない。 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、糖尿病合併症の予防および改
善に有用で新規なスピロピロリジン−2,5−ジ
オン誘導体の製造中間体である新規な1,7−結
合したイサチン誘導体およびその製法を提供する
ことである。 更に詳しくは、一般式[]において、Xが酸
素原子または硫黄原子である新規な1,7−結合
したイサチン誘導体を提供するため、新規な製法
を見い出すと共に、その製法によつてXがメチレ
ンである公知の1,7−結合したイサチン誘導体
を好収率かつ高純度で得る方法を提供するにあ
る。更に該製法によつて得られる1,7−結合し
たイサチン誘導体に適当な親電子的置換反応を行
なうことにより、更に新たな誘導体を提供するこ
とも本発明の目的の1つである。 問題を解決するための手段 本発明者等は、新規な1,7−結合したイサチ
ン誘導体とその製法を提供するため、鋭意研究を
重ねた結果、 一般式 (式中R1は水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基または低級アルコキシ基を表わし、R2
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基また
は低級アルコキシ基を表わし、R3は水素原子ま
たは低級アルキル基を表わし、Xはメチレン基、
酸素原子または硫黄原子を表わすが、ただし、い
ずれの場合もXがメチレン基であつて、かつR1,
R2およびR3が水素原子である化合物、R1がメチ
ル基でR2およびR3が水素原子である化合物、R1
が塩素または臭素でR2およびR3が水素原子であ
る化合物、R1およびR3がメチル基でR2が水素原
子である化合物を除く)で表わされる新規な1,
7−結合したイサチン誘導体が温和な条件下で収
率良く得られることを見い出し本発明を完成した
ものである。 一般式[]で表わされる新規な1,7−結合
したイサチン誘導体は以下の方法で製造すること
ができる。 一般式[]の化合物は、一般式[]の化合
物を出発原料として下記の経路によつて製造され
る(式中R1,R2,R3およびXは上記のものを表
わし、Yは塩素原子または臭素原子を表わす) 一般式[]で表わされる環状アミンモノハロ
ゲノアセチル体をピリジンと反応させることによ
り、一般式[]のピリジニウムハライドを得
る。一般式[]の化合物とピリジンとの反応
は、通常過剰量のピリジン中で行なうか、等モル
量よりやや過剰のピリジンを含む不活性な溶媒、
例えばベンゼンやトルエンなどの中で行なわれ
る。生成するピリジニウムハライド[]は一般
にピリジンに難溶であるため結晶として析出する
が、場合によつて不活性な溶媒中で反応を行なえ
ば有利に取り出すことができる。反応応温度は用
いる溶媒によつて異なるが、通常溶媒の沸点ない
し100℃である。得られるピリジニウムハライド
は一般に吸湿性であるので、ベンゼン、アセトン
あるいはアセトニトリルなどで洗い出したのち、
あるいはアルカノール類、例えばメタノール、エ
タノールあるいはイソプロパノールなどで再結晶
したのち直ちに次の反応に用いる。 次いで一般式[]の化合物とP−ニトロソ−
N,N−ジメチルアニリンを希アルカリの存在下
で反応させ、一般式[]で表わされるニトロン
誘導体を得る。P−ニトロソ−N,N−ジメチル
アニリンは市販されているものでもよく、あるい
は公知の方法で容易に得られる。一般式[]の
化合物とP−ニトロソ−N,N−ジメチルアニリ
ンの反応は、それぞれ等モル量を用い、20〜50%
の水を含む水溶性の溶媒、例えばジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、メタノールある
いはエタノール中で、0〜20℃の温度範囲で行な
われる。希アルカリとしては等モル量の1〜2規
定の水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを用
い、反応混合物中に徐々に滴下する。反応時間は
用いる溶媒系によつて異なるが、希アルカリ添加
後30分〜6時間で反応は完結する。この後、水で
希釈することにより反応溶媒中より固型物あるい
は結晶として有利にニトロソ誘導体を得る。ニト
ロソ誘導体はアルカノール類やアセトニトリルな
ど一般の溶剤で再結晶し、単離精製されるが、精
製せず直ちに次の反応に用いることもできる。 ついで、一般式[]で表わされるニトロソ誘
導体を酸で加水分解することにより、一般式
[]で表わされる1,7−結合したイサチン誘
導体を得る。酸加水分解は、通常、無機酸例えば
濃塩酸、希塩酸、希硫酸またはポリリン酸中、0
〜20℃で、2〜5時間撹拌することによつて行な
われる。一般式[]の化合物は水に不溶である
ので、反応溶媒中より結晶として析出する。必要
に応じ、水で希釈すれば有利に取り出すことがで
きる。ここに得られる一般式[]の化合物はほ
とんど純品であるが、さらに精製が必要な場合は
公知の溶媒抽出、晶出、再結晶またはクロマトグ
ラフイーなどにより単離精製することができる。 なお一般式[]のモノハロゲノアセチル体は
一般に公知(Brit.Pat.1,137,796)であるか、
または公知の方法、例えば1,2,3,4−テト
ラハイドロキノリン、3,4−2H−ジヒドロベ
ンゾオキサジンあるいは3,4−2H−ジヒドロ
ベンゾチアジンおよびその誘導体にトリエチルア
ミンまたはピリジンなどの有機塩基の存在下、ク
ロルアセチルクロライドまたはブロムアセチルブ
ロマイドなどでアセチル化することにより容易に
得られる。 本発明によると一般式[]の化合物は、従来
のように、強酸と共に加熱するといつた激しい条
件や複雑な中間体を用いることなく、温和な条件
下で簡単な操作により高収率で得られ、かつ一般
式[]で表わされる新規な化合物をも製造する
事が可能である。 一般式[]において、R1が塩素原子または
臭素原子である化合物は、R1が水素原子である
一般式[]の化合物を適当なハロゲン化剤と反
応させることによつても得ることができる。 ハロゲン化は常法により行なわれる。例えば塩
素化または臭素化はそれぞれ元素状の塩素または
臭素を用い、場合によつては塩化第二鉄あるいは
臭化第二鉄のような触媒の存在下、クロロホル
ム、四塩化炭素や酢酸のような溶剤中、10〜100
℃で実施することができる。場合により、塩化ス
ルフリルまたは臭化スルフリルを用い、必要に応
じ触媒としてヨウ素の存在下、酢酸またはクロロ
ホルムのような溶剤中10〜100℃で実施される。
あるいは、有機ハロゲン化剤、例えば、N−クロ
ルコハク酸イミドまたはN−ブロムコハク酸アミ
ドを用い、酢酸、クロロホルムまたは四塩化炭素
のような溶剤中10〜100℃で実施される。ハロゲ
ン化剤は等モル量から2倍モル量を用いるのが好
ましく、水過剰は避けるべきである。一般に反応
は2〜24時間で完結する。 作 用 本発明で得られる一般式[]で表わされる
1,7−結合したイサチン誘導体から、例えば下
記反応式に示すように、糖尿病合併症の予防や改
善に有効な一般式[]で表わされるスピロピロ
リジン−2,5−ジオン誘導体に導くことができ
る。 実施例 次に、本発明化合物を製造するための原料化合
物およびスピロピロリジン−2,5−ジオン誘導
体の製造例を参考例として挙げ、ついで本発明化
合物の実施例を挙げるが、本発明はこれらに限定
されるものではない。 参考例 1 7−クロロ−4−クロルアセチル−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン 2,4−ジクロロニトロベンベン12g(0.0625
モル)をジメチルスルホキシド120mlに溶解し、
10%水酸化カリウム85mlを加え、60〜70℃で18時
間撹拌した。氷水600mlに投じ、水溶液をエーテ
ルで洗つた。水溶液を6N塩酸で酸性としたのち
分離油状物をベンゼン抽出した。ベンゼン溶液を
水洗し、乾燥(無水硫酸ナトリウム)した。溶媒
を留去、冷却し、黄色針状晶の5−クロロ−2−
ニトロフエノール10.4g(95.9%)、融点40℃、
を得た。 上記化合物32g(0.19モル)、1,2−ジブロ
モエタン214.2g(1.14モル)、炭酸カリウム77.8
g(0.57当量)およびジメチルホルムアミド190
mlを70〜80℃で3時間撹拌した。無機塩を濾別し
たのち、ジメチルホルムアミドを留去し、残渣を
クロロホルム抽出した。水洗、乾燥したのち溶媒
を留去し、濃黄色油状物質の2−(2−ブロモエ
トキシ)−4−クロロニトロベンゼン48g(90.1
%)を得た。 NMR(CDCl3):δ(ppm); 3.68(t,2H,−CH2Br)、4.42(m,2H,−
OCH2−)、7.00〜7.10および7.78〜7.89
(m,3H,芳香族プロトン)。 上記化合物48g(0.17モル)、酢酸170mlおよび
水171mlの溶液に、撹拌下40gの還元鉄を1時間
要して少しずつ加えた。ついで1.5時間還流した
後、水500mlに投じた。不要の無機物を濾別し、
濾液中の油状物をベンゼンで抽出した。ベンゼン
溶液を水、飽和炭酸ナトリウム水溶液、水の順で
洗い乾燥した。溶媒留去後、残留油状物質を130
〜133℃/45mmHgで蒸留することにより、無色油
状物質の7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾオキサジン10.6g(36.8%)を得
た。 NMR(CDCl3):δ(ppm); 3.41(t,2H,−CH2N−)、3.50(S,1H,
NH,重水交換後消失)、4.20(t,2H,−
OCH2−)、6.42〜6.77(m,3H,芳香族プ
ロトン)。 上記化合物10.5g(0.062モル)、ピリジン4.9g
(0.062モル)およびベンゼン60mlの溶液を5℃に
冷却し、撹拌下クロルアセチルクロライド7g
(0.062モル)のベンゼン20ml溶液を滴下した。2
時間室温で撹拌ついで一夜放置後、水100mlを加
えベンゼン抽出した。ベンゼン溶液を希塩酸、水
の順で洗い乾燥した。溶媒留去し、冷却すること
によつて無色プリズム晶の7−クロロ−4−クロ
ルアセチル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンゾオキサジン14.5g(95%)、融点98〜100
℃、を得た。 NMR(CDCl3):δ(ppm); 3.93(t,2H,−CH2N−)、4.26(S,2H,
−CH2Cl)、4.37(t,2H,−OCH2−)、
6.83〜6.94(m,3H,芳香族プロトン)。 元素分析値 C10H9Cl2NO2として、 計算値 C48.80;H3.67;N5.69 実測値 C48.67;H3.68;N5.67 参考例 2 7−クロロ−4−クロルアセチル−
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチア
ジン 7−クロロ−2H−1,4−ベンゾチアジン−
3(4H)−オン29.95g(0.15モル)をジオキサン
200mlに懸濁し、水酸化ホウ素ナトリウム25.53g
(0.675モル)を加え、撹拌下酢酸40.53gを約40
分要して滴下した。50℃で2時間撹拌ついで還流
を3時間行なつた。溶媒を留去し、残渣に氷を
徐々に加えて還元剤を分解した。不溶物を濾別し
たのち、濾液中の油状物質をベンゼン抽出した。
ベンゼン溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
水の順に洗い、乾燥した。溶媒留去後、残留油状
物質を155〜165℃/1.5mmHgで蒸留した。そのの
ち、無色固型物として7−クロロ−3,4−ジヒ
ドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン21.6g(77.6
%)、融点71〜72℃、を得た。 NMR(CDCl3):δ(ppm); 3.04(m,2H,−CH2N−)、3.54〜3.65(m,
3H,−OCH2−とNH)、6.30〜6.70(m,
3H,芳香族プロトン)。 上記化合物21.5g(0.116モル)とピリジン9.18
g(0.16モル)のベンゼン110ml溶液を氷冷し、
撹拌下にクロルアセチルクロライド13.1g
(0.116モル)のベンゼン50ml溶液を滴下した。室
温で2時間撹拌したのち、水を加えベンゼン抽出
した。ベンゼン溶液を水、希塩酸、水の順で洗
い、乾燥した。溶媒を留去し、濃黄色油状物質と
して7−クロロ−4−クロロアセチル−3,4−
ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン30.4g
(定量的)を得た。一部四塩化炭素より再結する
と、淡黄色プリズム晶、融点104〜105℃の目的物
を得た。 NMR(CDCl3):δ(ppm); 3.23(t,2H,−CH2N−)、4.00(t,2H,
−OCH2−)、4.14(S,2H,COCH2Cl)、
7.02〜7.28(m,3H,芳香族プロトン)。 元素分析値 C10H9Cl2NOSとして、 計算値 C45.81;H3.46;N5.34 実測値 C45.65;H3.38;N5.43 参考例 3 8′−クロロ−2′,3′−ジヒドロスピ
ロ[ピロリジン−3,6′−ピロロ[1,2,3
−de][1,4]ベンゾオキサジン]−2,5,
5′(6′H)−トリオン 8−クロロ−2,3−ジヒドロピロロ[1,
2,3.de]−1,4−ベンゾオキサジン−5,6
−ジオン(実施例8の化合物)28.5g(0.127モ
ル)エチルシアノアセテート15.8g(0.14モル)
およびピペリジン0.5mlを含むエタノール(340
ml)溶液を4.5時間還流した。冷却後、析出結晶
を濾取し、エタノールで洗い乾燥した。暗赤色微
結晶のエチル 8−クロロ−α−シアノ−2,3
−ジヒドロ−5−オキソ−△6,〓−ピロロ[1,
2,3−de]−1,4−ベンゾオキサジンアセテ
ート32.3g(79.8%),mp,173〜175℃を得た。
一部エタノール;アセトニトリル(5:1)から
再結し、暗赤色針状晶、mp.172−173℃、を得
た。 上記化合物30.4g(0.09モル)のメタノール
(100ml)懸濁液に、撹拌下アシン化カリウム9.31
g(0.143モル)を加えた。30〜40℃で2時間撹
拌したのち、不溶物を濾別除去した。濾液を氷冷
し、塩化水素ガスを導通し飽和した。反応液を一
夜放置したのち、50℃に1時間加温、ついで4時
間還流した。放冷後、水100mlを加え分離した粘
性物質を酢酸エチルで抽出し、水洗、乾燥した。
溶媒留去し得られた褐色粘性物質を酢酸100mlに
溶かし、18時間還流した。溶媒を留去し、残渣に
ベンゼンを加え結晶化させ、濾取、乾燥した。淡
褐色粉末17.2g(61.9%)を得た。これを酢酸よ
り再結し、無色プリズム晶の8′−クロロ−2′,
3′−ジヒドロスピロ[ピロリジン3,6′−ピロロ
[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン]
−2,5,5′(6′H)−トリオン、14.1(50.7%)、
融
点270〜270.5℃、を得た。 元素分析値 C13H9ClN2O4として 計算値 C53.34;H3.10;N9.57 実測値 C53.34;H2.98;N9.48 参考例 4 5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ
[3,2,1−ij]キノリン−1,2−ジオン (1) 1,2,3,4−テトラハイドロキノリノカ
ルボニルメチルピリジニウム塩化物 1,2,3,4−テトラハイドロキノリン26.6
g(0.2モル)、ピリジン15.8g(0.2モル)および
ベンゼン200mlの混合物に、氷冷撹拌下クロルア
セチルクロライド22.6g(0.2モル)のベンゼン
溶液(30ml)を滴下した。室温で1時間撹拌後、
水100mlを加え、ベンゼン抽出した。ベンゼン溶
液を水洗、乾燥したのち、ベンゼンを留去して、
油状の1−クロルアセチル−1,2,3,4−テ
トラハイドロキノリンを得た。これにピリジン
200mlを加え、10分間還流し冷却、析出結晶を濾
取し、ピリジンで洗い乾燥した。エチルアルコー
ル−石油エーテルで再結し、無色板状晶52.2g
(90.4%)、融点211−212℃の目的物を得た。 (2) 1−[2−(p−ジメチルアミノフエニル)イ
ミノアセチル]−1,2,3,4−テトラハイ
ドロキノリン、N′−オキシド 上記化合物52.2g(0.18モル)の水180ml溶液
に、p−ニトロソ−N,N−ジメチルアニリン
27.2g(0.18モル)のジメチルホルムアミド180
mlの溶液を加え、これを0℃に冷却、撹拌下に
2N−水酸化ナトリウム90.5mlを滴下した。室温
で30分撹拌したのち、水600mlを滴下し結晶を析
出させた。これを濾取、水洗、乾燥するとほぼ定
量的に粗結晶品を得た。一部エタノールより再結
すると、融点130℃より分解する黄色針状晶を得
た。 (3) 5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,2,
1−ij]キノリン−1,2−ジオン 上記粗結晶品58g(0.18モル)を室温、撹拌下
の6N−塩酸120ml中に徐々に加えた。約3時間撹
拌したのち、一夜放置した。析出した赤色結晶を
濾取、水洗、乾燥後、エタノールから再結晶し、
暗赤色プリズム晶18.5g(54.6%)、融点199℃の
目的物を得た。 元素分析値 C11H9NO2として、 計算値 C70.58;H4.85;N7.48 実測値 C70.52;H4.67;N7.40 実施例 1 5,6−ジヒドロ−4−メチル−
4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−1,
2−ジオン 2−メチル−1,2,3,4−テトラハイドロ
キノリンより参考例4と同様にして得た(全収率
60.4%)。赤色針状晶、融点132〜133℃(エタノ
ール再結)。 元素分析値 C12H11NO2として、 計算値 C71.62;H5.51;N6.96 実測値 C71.73;H5.45;N7.03 実施例 2 2,3−ジヒドロピロロ[1,2,
3−de][1,4]ベンゾオキサジン−5,6
−ジオン (1) 3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオ
キサジノカルボニルメチルピリジニウム塩化物 3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキ
サジン25g(0.185モル)をベンゼン100ml中、ピ
リジン14.63g(0.185モル)の存在下、クロルア
セチルクロライド20.9g(0.185モル)によりク
ロルアセチル化し、無色微結晶の4−クロルアセ
チル−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾ
オキサジン36.9g(94.4%)、融点107〜108℃。
を得た。 本化合物36.9g(0.174モル)をピリジン174ml
中、5分間還流したのち、冷却した。析出結晶を
濾取、ピリジン、ベンゼンの順で洗い乾燥した。
これをエタノールから再結し、無色針状晶の49.1
g(93.2%)、融点256〜257℃(分解)のピリジ
ニウム塩化物を得た。 (2) 4−[2−(p−ジメチルアミノフエニル)イ
ミノアセチル]−3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンゾオキサジン N′−オキシド 上記化合物49.6g(0.164モル)を水200mlに溶
かし、pニトロソ−N,N−ジメチルアニリン
24.6g(0.164モル)のジメチルホルムアミド160
ml溶液を加えた。0℃、撹拌下に2N−水酸化ナ
トリウム82mlを約1時間要して滴下し、ついで撹
拌を30分続行した。生成した褐色油状物中に氷水
1を加え、攪拌し、結晶化した。これを濾取、
水洗、乾燥し、目的物を粗製品として定量的に得
た。一部をエタノールより再結すると、濃黄色針
状晶、融点147〜150℃(分解)の目的物を得た。 (3) 2,3−ジヒドロピロロ[1,2,3−de]
−1,4−ベンゾオキサジン−5,6−ジオン 上記粗製品53g(0.163モル)を濃塩酸100mlに
氷冷、撹拌下で徐々に加えた。ついで室温で3時
間撹拌し、一夜放置した。水100mlを加え、析出
結晶を濾取し、水洗、乾燥した。粗結晶22g(71
%)を得た。アセトニトリルより再結し、赤色微
結晶13.5g(40.6%)、融点188〜188.5℃(分解)
の目的物を得た。 元素分析値 C10H7NO3として、 計算値 C63.49;H3.73;N7.41 実測値 C63.41;H3.55;N7.42 実施例3〜11 実施例2と同様の方法により、式[]の化合
物から式[]の化合物を得た(表1)。 (ただし位置番号はXが0またはSの場合を示
す。)
【表】
【表】
実施例12 8−クロロ−5,6−ジヒドロ−
4−メチル−4H−ピロロ[3,2,1−ij]
キノリン−1,2−ジオン 実施例1の化合物8.05g(0.04モル)を四塩化
炭素50mlに懸濁し、塩化スルフリル5.74g
(0.043モル)を加え、24時間還流した。冷却して
赤色結晶(4.4g)を得た。これをエタノールよ
り再結し、赤色プリズム晶2.93g(31.1%)、融
点152〜154℃の目的物を得た。 元素分析値 C12H10ClNO2として、 計算値 C61.15;H4.28;N5.94 実測値 C61.14;H4.14;N6.20 実施例 13 8−クロロ−2,3−ジヒドロピロ
ロ[1,2,3−de]−1,4−ベンゾオキサ
ジン−5,6−ジオン 実施例2の化合物28.4g(0.15モル)を酢酸
200mlに溶解し、これを撹拌下塩化スルフリル
16.2ml(0.2モル)を滴下した。ついで2時間覚
拌したのち、1時間還流した。反応液に水600ml
を加え、析出結晶を濾取、水洗、乾燥した。赤色
微結晶28.5g(85.1%)、融点192−194℃、を得
た。一部をアセトニトリルより再結すると、赤色
プリズム晶、融点196〜197℃の目的物を得た。 元素分析値 C10H6ClNO3として、 計算値 C53.71;H2.70;N6.26 実測値 C53.80;H2.50;N6.39 本品は実施例8の化合物と一致した。 実施例 14 8,9−ジクロロ−2,3−ジヒド
ロピロロ[1,2,3−de]−1,4−ベンゾ
オキサジン−5,6−ジオン 実施例13と同様の方法によつて、実施例3の化
合物から本化合物を赤色針状晶として得た(81.5
%)。融点237〜238℃。 元素分析値 C10H5Cl2NO3として、 計算値 C46.54;H1.95;N5.43 実測値 C46.25;H1.79;N5.37 実施例 15 8−ブロモ−2,3−ジヒドロピロ
ロ[1,2,3−de]−1,4−ベンゾオキサ
ジン−5,6−ジオン 実施例2の化合物3.78g(0.02モル)、臭素3.36
g(0.021モル)を酢酸30ml中、50℃で3時間覚
拌した。反応液に水50mlを加え、析出した暗赤色
粉末を濾取、水洗、乾燥した。これをアセトニト
リルより再結し、赤色プリズム晶3.47g(64.7
%)を得た。融点224〜225℃。 元素分析値 C10H6BrNO3として、 計算値 C44.80;H2.27;N5.23 実測値 C44.92;H2.05;N5.30
4−メチル−4H−ピロロ[3,2,1−ij]
キノリン−1,2−ジオン 実施例1の化合物8.05g(0.04モル)を四塩化
炭素50mlに懸濁し、塩化スルフリル5.74g
(0.043モル)を加え、24時間還流した。冷却して
赤色結晶(4.4g)を得た。これをエタノールよ
り再結し、赤色プリズム晶2.93g(31.1%)、融
点152〜154℃の目的物を得た。 元素分析値 C12H10ClNO2として、 計算値 C61.15;H4.28;N5.94 実測値 C61.14;H4.14;N6.20 実施例 13 8−クロロ−2,3−ジヒドロピロ
ロ[1,2,3−de]−1,4−ベンゾオキサ
ジン−5,6−ジオン 実施例2の化合物28.4g(0.15モル)を酢酸
200mlに溶解し、これを撹拌下塩化スルフリル
16.2ml(0.2モル)を滴下した。ついで2時間覚
拌したのち、1時間還流した。反応液に水600ml
を加え、析出結晶を濾取、水洗、乾燥した。赤色
微結晶28.5g(85.1%)、融点192−194℃、を得
た。一部をアセトニトリルより再結すると、赤色
プリズム晶、融点196〜197℃の目的物を得た。 元素分析値 C10H6ClNO3として、 計算値 C53.71;H2.70;N6.26 実測値 C53.80;H2.50;N6.39 本品は実施例8の化合物と一致した。 実施例 14 8,9−ジクロロ−2,3−ジヒド
ロピロロ[1,2,3−de]−1,4−ベンゾ
オキサジン−5,6−ジオン 実施例13と同様の方法によつて、実施例3の化
合物から本化合物を赤色針状晶として得た(81.5
%)。融点237〜238℃。 元素分析値 C10H5Cl2NO3として、 計算値 C46.54;H1.95;N5.43 実測値 C46.25;H1.79;N5.37 実施例 15 8−ブロモ−2,3−ジヒドロピロ
ロ[1,2,3−de]−1,4−ベンゾオキサ
ジン−5,6−ジオン 実施例2の化合物3.78g(0.02モル)、臭素3.36
g(0.021モル)を酢酸30ml中、50℃で3時間覚
拌した。反応液に水50mlを加え、析出した暗赤色
粉末を濾取、水洗、乾燥した。これをアセトニト
リルより再結し、赤色プリズム晶3.47g(64.7
%)を得た。融点224〜225℃。 元素分析値 C10H6BrNO3として、 計算値 C44.80;H2.27;N5.23 実測値 C44.92;H2.05;N5.30
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1は水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基または低級アルコキシ基を表わし、R2
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基また
は低級アルコキシ基を表わし、R3は水素原子ま
たは低級アルキル基を表わし、Xはメチレン基、
酸素原子または硫黄原子を表わすが、ただし、い
ずれの場合もXがメチレン基であつて、かつR1,
R2およびR3が水素原子である化合物、R1がメチ
ル基でR2およびR3が水素原子である化合物、R1
が塩素または臭素でR2およびR3が水素原子であ
る化合物、R1およびR3がメチル基でR2が水素原
子である化合物を除く)で表わされる1,7−結
合したイサチン誘導体。 2 一般式[]において、R1や水素原子、フ
ツ素、塩素、臭素、メチル基またはメトキシ基で
あり、R2が水素原子、フツ素、塩素、臭素、メ
チル基またはメトキシ基であり、R3が水素原子
またはメチル基であり、かつXがメチレン基、酸
素原子または硫黄原子からなるが、ただし、いず
れの場合もXがメチレン基であつて、かつR1,
R2およびR3が水素原子である化合物、R1がメチ
ル基でR2およびR3が水素原子である化合物、R1
が塩素または臭素でR2およびR3が水素原子であ
る化合物、R1およびR3がメチル基でR2が水素原
子である化合物を除く特許請求の範囲第1項記載
の1,7−結合したイサチン誘導体。 3 一般式 (式中R1は水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基または低級アルコキシ基を表わし、R2
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基また
は低級アルコキシ基を表わし、R3は水素原子ま
たは低級アルキル基を表わすがR1,R2およびR3
が水素原子である化合物、R1がメチル基でR2お
よびR3が水素原子である化合物、R1が塩素また
は臭素でR2およびR3が水素原子である化合物、
R1およびR3がメチル基でR2が水素原子である化
合物を除く)で表わされる特許請求の範囲第1項
記載の1,7−結合したイサチン誘導体。 4 一般式[]において、R1が水素原子、フ
ツ素、塩素、臭素、メチル基またはメトキシ基で
あり、R2が水素原子、フツ素、塩素、臭素、メ
チル基またはメトキシ基であり、R3が水素原子
またはメチル基からなるが、ただし、R1,R2お
よびR3が水素原子である化合物、R1がメチル基
でR2およびR3が水素原子である化合物、R1が塩
基または臭素でR2およびR3が水素原子である化
合物、R1およびR3がメチル基でR2が水素原子で
ある化合物を除く特許請求の範囲第3項記載の
1,7−結合したイサチン誘導体。 5 一般式 (式中R1は水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基または低級アルコキシ基を表わし、R2
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基また
は低級アルコキシ基を表わし、R3は水素原子ま
たは低級アルキル基を表わす)で表わされる特許
請求の範囲第1項記載の1,7−結合したイサチ
ン誘導体。 6 一般式[]において、R1が水素原子、フ
ツ素、塩素、臭素、メチル基またはメトキシ基で
あり、R2が水素原子、フツ素、塩素、臭素、メ
チル基またはメトキシ基であり、R3が水素原子
またはメチル基である特許請求の範囲第5項記載
の1,7−結合したイサチン誘導体。 7 一般式 (式中R1は水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基または低級アルコキシ基を表わし、R2
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基また
は低級アルコキシ基を表わし、R3は水素原子ま
たは低級アルキル基を表わす)で表わされる特許
請求の範囲第1項記載の1,7−結合したイサチ
ン誘導体。 8 一般式[]において、R1が水素原子、フ
ツ素、塩素、臭素、メチル基またはメトキシ基で
あり、R2が水素原子、フツ素、塩素、臭素、メ
チル基またはメトキシ基であり、R3が水素原子
またはメチル基である特許請求の範囲第7項記載
の1,7−結合したイサチン誘導体。 9 一般式 (式中R1は水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基または低級アルコキシ基を表わし、R2
は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基また
は低級アルコキシ基を表わし、R3は水素原子ま
たは低級アルキル基を表わし、Xはメチレン基、
酸素原子または硫黄原子を表わすが、ただし、い
ずれの場合もXがメチレン基であつて、かつR1,
R2およびR3が水素原子である化合物、R1がメチ
ル基でR2およびR3が水素原子である化合物、R1
が塩素または臭素でR2およびR3が水素原子であ
る化合物、R1およびR3がメチル基でR2が水素原
子である化合物を除く)で表わされる1,7−結
合したイサチン誘導体を製造するにあたり、 一般式 (式中R1,R2,R3およびXは上記のものを表
わし、Yは塩素原子または臭素原子を表わす)で
表わされるハロゲノアセチル体とピリジンとの反
応によつて得られる 一般式 (式中R1,R2,R3およびYは上記のものを表
わす)で表わされるピリジニウムハロゲン化物
を、P−ニトロソ−N,N−ジメチルアニリンと
反応させて、 一般式 (式中R1,R2,R3およびXは上記のものを表
わす)で表わされるニトロン誘導体を得、これを
無機酸で処理することを特徴とする一般式[]
で表わされる1,7−結合したイサチン誘導体の
製法。 10 一般式 (式中R1は水素原子であり、R2は水素原子、
ハロゲン原子、低級アルキル基または低級アルコ
キシ基を表わし、R3は水素原子または低級アル
キル基を表わし、Xはメチレン基、酸素原子また
は硫黄原子を表わす)で表わされる1,7−結合
したイサチン誘導体をハロゲン化することを特徴
とする一般式[]においてR1がハロゲン原子
であるが、ただし、Xはメチレン基であつて、か
つR1が塩素または臭素でR2およびR3が水素原子
である化合物を除く一般式[]で表わされる
1,7−結合したイサチン誘導体の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6253685A JPS60243088A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | 1,7−結合したイサチン誘導体およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6253685A JPS60243088A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | 1,7−結合したイサチン誘導体およびその製法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58245799A Division JPS60142984A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 新規なスピロピロリジン−2,5−ジオン誘導体およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60243088A JPS60243088A (ja) | 1985-12-03 |
| JPH0413356B2 true JPH0413356B2 (ja) | 1992-03-09 |
Family
ID=13203029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6253685A Granted JPS60243088A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | 1,7−結合したイサチン誘導体およびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60243088A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1394373A (en) * | 1972-05-17 | 1975-05-14 | Pfizer Ltd | Control of plant diseases |
| US4151282A (en) * | 1977-12-29 | 1979-04-24 | A. H. Robins Company, Inc. | Compositions and methods for treating diabetic complications |
-
1985
- 1985-03-27 JP JP6253685A patent/JPS60243088A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60243088A (ja) | 1985-12-03 |
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