JPH0314023B2 - - Google Patents
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- JPH0314023B2 JPH0314023B2 JP56181360A JP18136081A JPH0314023B2 JP H0314023 B2 JPH0314023 B2 JP H0314023B2 JP 56181360 A JP56181360 A JP 56181360A JP 18136081 A JP18136081 A JP 18136081A JP H0314023 B2 JPH0314023 B2 JP H0314023B2
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Description
本発明は新規なカルボスチリル誘導体に関す
る。本発明のカルボスチリル誘導体は文献未載の
新規化合物であつて、下記一般式で表わされる。 [式中R1は水素原子を示す。R2は水素原子を
示す。R3は水素原子、低級アルカノイル基、ピ
リジルカルボニル基、低級アルコキシカル1ニル
基、フエニルカルボニル基又はフエニル低級アル
カノイル基を示す。上記フエニルカルボニル基及
びフエニル低級アルカノイル基のフエニル環上に
は低級アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、
ニトロ基、アミノ基、水酸基、低級アルカノイル
アミノ基、低級アルキルチオ基及び低級アルカノ
イルオキシ基なる群から選ばれた基を1乃至3個
又は低級アルキレンジオキシ基を置換基として有
していても良い。カルボスチリル骨格の3位と4
位との炭素間結合は一重結合又は二重結合を示
す。但し、カルボスチリル骨格の3位と4位との
炭素間結合が一重結合である場合、R3は、フエ
ニル環上に低級アルコキシ基、ハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基、アミノ基及び水酸基なる群か
ら選ばれた基を1乃至3個又は低級アルキレンジ
オキシ基を有することのあるフエニルカルボニル
基、水素原子、低級アルカノイル基又は低級アル
コキシカルボニル基であつてはならない。] 上記一般式(1)で表わされる本発明の化合物は、
心筋の収縮を増加させる作用(陽性変力作用)及
び冠血流量増加作用を有し、例えばうつ血性心不
全等の心臓疾患の治療のための強心剤として有用
である。殊に本発明の化合物は心拍数を増加させ
ないか又はその増加の程度が僅かであるという特
徴を有するものである。 上記一般式(1)において示される各基は、より具
体的には夫々次の通りである。 低級アルコキシ基としては、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、
tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルコ
キシ基を例示できる。 低級アルカノイル基としては、ホルミル、アセ
チル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、
ペンタノイル、tert−ブチルカルボニル、ヘキサ
ノイル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のア
ルカノイル基を例示できる。 ハロゲン原子としては、弗素、塩素、臭素及び
沃素原子を示す。 低級アルキレンジオキシ基としては、メチレン
ジオキシ、エチレンジオキシ、トリメチレンジオ
キシ基等の炭素数1〜4の直鎖又は分枝状のアル
キレンジオキシ基を例示できる。 フエニル環上に置換基として低級アルコキシ
基、ハロゲン原子、低級アルキル基、シアノ基、
ニトロ基、アミノ基、水酸基、低級アルカノイル
アミノ基、低級アルキルチオ基及び低級アルカノ
イルオキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個又
は低級アルキレンジオキシ基を有するフエニルカ
ルボニル基としては、2−クロルベンゾイル、3
−クロルベンゾイル、4−クロルベンゾイル、2
−フルオロベンゾイル、3−フルオロベンゾイ
ル、4−フルオロベンゾイル、2−ブロムベンゾ
イル、3−ブロムベンゾイル、4−ブロムベンゾ
イル、2−ヨードベンゾイル、4−ヨードベンゾ
イル、3,5−ジクロルベンゾイル、2,6−ジ
クロルベンゾイル、3,4−ジクロルベンゾイ
ル、3,4−ジフルオロベンゾイル、3,5−ジ
ブロムベンゾイル、3,4,5−トリクロルベン
ゾイル、2−メチルベンゾイル、3−メチルベン
ゾイル、4−メチルベンゾイル、2−エチルベン
ゾイル、3−エチルベンゾイル、4−エチルベン
ゾイル、3−イソプロピルベンゾイル、4−ヘキ
シルベンゾイル、3,4−ジメチルベンゾイル、
2,5−ジメチルベンゾイル、3,4,5−トリ
メチルベンゾイル、2−メトキシベンゾイル、3
−メトキシベンゾイル、4−メトキシベンゾイ
ル、2−エトキシベンゾイル、3−エトキシベン
ゾイル、4−エトキシベンゾイル、4−イソプロ
ポキシベンゾイル、4−ヘキシルオキシベンゾイ
ル、3,4−ジメトキシベンゾイル、3,4−ジ
エトキシベンゾイル、3,4,5−トリメトキシ
ベンゾイル、2,5−ジメトキシベンゾイル、2
−ニトロベンゾイル、3−ニトロベンゾイル、4
−ニトロベンゾイル、2,4−ジニトロベンゾイ
ル、2−アミノベンゾイル、3−アミノベンゾイ
ル、4−アミノベンゾイル、2,4−ジアミノベ
ンゾイル、2−シアノベンゾイル、3−シアノベ
ンゾイル、4−シアノベンゾイル、2,4−ジシ
アノベンゾイル、3,4−メチレンジオキシベン
ゾイル、3,4−エチレンジオキシベンゾイル、
2,3−メチレンジオキシベンゾイル、3−メチ
ル−4−クロロベンゾイル、2−クロル−6−メ
チルベンゾイル、2−メトキシ−3−クロロベン
ゾイル、2−ヒドロキシベンゾイル、3−ヒドロ
キシベンゾイル、4−ヒドロキシベンゾイル、
3,4−ジヒドロキシベンゾイル、3,4,5−
トリヒドロキシベンゾイル、2−ホルミルアミノ
ベンゾイル、3−アセチルアミノベンゾイル、4
−アセチルアミノベンゾイル、2−アセチルアミ
ノベンゾイル、3−プロピオニルアミノベンゾイ
ル、4−ブチリルアミノベンゾイル、2−イソブ
チリルアミノベンゾイル、3−ペンタノイルアミ
ノベンゾイル、3−tert−ブチルカルボニルアミ
ノベンゾイル、4−ヘキサノイルアミノベンゾイ
ル、2,6−ジアセチルアミノベンゾイル、2−
メチルチオベンゾイル、3−メチルチオベンゾイ
ル、4−メチルチオベンゾイル、2−エチルチオ
ベンゾイル、3−エチルチオベンゾイル、4−エ
チルチオベンゾイル、3−イソプロピルチオベン
ゾイル、4−ヘキシルチオベンゾイル、3,4−
ジメチルチオベンゾイル、2,5−ジメチルチオ
ベンゾイル、3,4,5−トリメチルチオベンゾ
イル、2−ホルミルオキシベンゾイル、3−アセ
チルオキシベンゾイル、4−アセチルオキシベン
ゾイル、2−アセチルオキシベンゾイル、3−プ
ロピオニルオキシベンゾイル、4−ブチリルオキ
シベンゾイル、2−イソブチリルオキシベンゾイ
ル、3−ペンタノイルオキシベンゾイル、3−
tert−ブチリルオキシベンゾイル、4−ヘキサノ
イルオキシベンゾイル、3,4−ジアセチルオキ
シベンゾイル、3,4,5−トリアセチルオキシ
ベンゾイル基等のフエニル環上に置換基として炭
素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルコキシ基、ハ
ロゲン原子、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のア
ルキル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、水酸
基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノイ
ルアミノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のア
ルキルチオ基、炭素数及び1〜6の直鎖又は分枝
状のアルカノイルオキシ基なる群から選ばれた基
を1〜3個又は炭素数1〜4のアルキレンジオキ
シ基を有するフエニルカルボニル基を例示でき
る。 低級アルコキシカルボニル基としては、メトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ
カルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキ
シカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペン
チルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニ
ル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルコ
キシ基を有するカルボニル基を例示できる。 低級アルカノイルアミノ基としては、ホルミル
アミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、
ブチリルアミノ、イソブチリルアミノ、ペンタノ
イルアミノ、tert−ブチルカルボニルアミノ、ヘ
キサノイルアミノ基等の炭素数1〜6の直鎖又は
分枝状のアルカノイルアミノ基を例示できる。 低級アルキルチオ基としては、メチルチオ、エ
チルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブ
チルチオ、tert−ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘ
キシルチオ基等の炭素数1〜6を有する直鎖又は
分枝状のアルキルチオ基を例示できる。 低級アルカノイルオキシ基としては、ホルミル
オキシ、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、
ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、ペンタノ
イルオキシ、tert−ブチルカルボニルオキシ、ヘ
キサノイルオキシ基等の炭素数1〜6の直鎖又は
分枝状のアルカノイルオキシ基を例示できる。 フエニル低級アルカノイル基としては2−フエ
ニルアセチル、3−フエニルプロピオニル、4−
フエニルブチリル、2−フエニルブチリル、6−
フエニルヘキサノイル、2−フエニルプロピオニ
ル、3−フエニルブチリル、4−フエニル−3−
メチルブチリル、5−フエニルペンタノイル、2
−メチル−3−フエニルプロピオニル基等のアル
カノイル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝状
のアルカノイル基を例示できる。 フエニル環上に置換基として低級アルコキシ
基、低級アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、
シアノ基、アミノ基、水酸基、低級アルカノイル
アミノ基、低級アルキルチオ基、及び低級アルカ
ノイルオキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個
又は低級アルキレンジオキシ基を有するフエニル
低級アルカノイル基としては、2−(2−クロル
フエニル)アセチル、2−(3−クロルフエニル)
アセチル、2−(4−クロルフエニル)アセチル、
3−(2−フルオロフエニル)プロピオニル、4
−(3−フルオロフエニル)ブチリル、2−(4−
フルオロフエニル)アセチル、5−(2−ブロム
フエニル)ペンタノイル、6−(3−ブロムフエ
ニル)ヘキサノイル、2−メチル−3−(4−ブ
ロムフエニル)プロパノイル、2−(3−ヨード
フエニル)アセチル、2−(4−ヨードフエニル)
アセチル、2−(3,5−ジクロルフエニル)ア
セチル、2−(3,4−ジクロルフエニル)アセ
チル、3−(2,6−ジクロルフエニル)プロピ
オニル、4−(3,4−ジクロルフエニル)ブチ
リル、2−(3,4−ジフルオロフエニル)アセ
チル、5−(3,5−ジブロムフエニル)ペンタ
ノイル、6−(3,4,5−トリクロルフエニル)
ヘキサノイル、2−(4−メチルフエニル)アセ
チル、2−(2−メチルフエニル)アセチル、2
−(3−メチルフエニル)アセチル、3−(3−エ
チルフエニル)プロピオニル、4−(2−エチル
フエニル)ブチリル、5−4−(エチルフエニル)
ペンタノイル、6−(3−イソプロピルフエニル)
ヘキサノイル、2−メチル−3−(4−ヘキシル
フエニル)プロピオニル、2−(3,4−ジメチ
ルフエニル)アセチル、2−(2,5−ジメチル
フエニル)アセチル、2−(3,4,5−トリメ
チルフエニル)アセチル、2−(4−メトキシフ
エニル)アセチル、2−(3,4−ジメトキシフ
エニル)アセチル、2−(3,4,5−トリメト
キシフエニル)アセチル、2−(3−メトキシフ
エニル)アセチル、2−(2−メトキシフエニル)
アセチル、3−(2−エトキシフエニル)プロピ
オニル、4−(4−エトキシフエニル)ブチリル、
5−(3−エトキシフエニル)ペンタノイル、6
−(4−イソプロポキシフエニル)ヘキサノイル、
2−(4−ヘキシルオキシフエニル)アセチル、
2−メチル−3−(3,4−ジメトキシフエニル)
プロピオニル、2−(3,4−ジメトキシフエニ
ル)アセチル、2−(3,4−ジエトキシフエニ
ル)アセチル、2−(3,4,5−トリメトキシ
フエニル)アセチル、2−(2,5−ジメトキシ
フエニル)アセチル、2−(3−ニトロフエニル)
アセチル、2−(2−ニトロフエニル)アセチル、
2−(4−ニトロフエニル)アセチル、3−(2,
4−ジニトロフエニル)プロピオニル、4−(2
−アミノフエニル)ブチリル、5−(3−アミノ
フエニル)ペンタノイル、6−(4−アミノフエ
ニル)ヘキサノイル、(2,4−ジアミノ)フエ
ニルアセチル、2−シアノフエニルアセチル、2
−(3−シアノフエニル)アセチル、2−メチル
−3−(4−シアノフエニル)プロピオニル、2
−(2,4−ジシアノフエニル)アセチル、2−
(3,4−メチレンジオキシフエニル)アセチル、
2−(3,4−エチレンジオキシフエニル)アセ
チル、2,3−メチレンジオキシフエニルアセチ
ル、2−(3,4−メチレンジオキシフエニル)
アセチル、2−(3,4−エチレンジオキシフエ
ニル)アセチル、2−(3−メチル−4−クロル
フエニル)アセチル、2−(2−クロル−6−メ
チルフエニル)アセチル、2−(2−メトキシ−
3−クロルフエニル)アセチル、2−(2−ヒド
ロキシフエニル)アセチル、2−(3,4−ジヒ
ドロキシフエニル)アセチル、2−(3−ヒドロ
キシフエニル)アセチル、3−(4−ヒドロキシ
フエニル)プロピオニル、6−(3,4−ジヒド
ロキシフエニル)ヘキサノイル、2−(3,4,
5−トリヒドロキシフエニル)アセチル、2−
(2−ホルミルアミノフエニル)アセチル、2−
(3−アセチルアミノフエニル)アセチル、3−
(2−アセチルアミノフエニル)プロピオニル、
4−(4−アセチルアミノフエニル)ブチリル、
2−(2−プロピオニルアミノフエニル)アセチ
ル、3−(3−ブチリルアミノフエニル)プロピ
オニル、4−(4−イソブチリルアミノフエニル)
ブチリル、5−(2−tert−ブチルカルボニルア
ミノフエニル)ペンタノイル、6−(3−ペンタ
ノイルアミノフエニル)ヘキサノイル、2−(2,
4−ジアセチルアミノフエニル)アセチル、2−
(4−メチルチオフエニル)アセチル、2−(2−
メチルチオフエニル)アセチル、2−(3−メチ
ルチオフエニル)アセチル、3−(3−エチルチ
オフエニル)プロピオニル、4−(2−エチルチ
オフエニル)ブチリル、5−(4−エチルチオフ
エニル)ペンタノイル、6−(3−イソプロピル
チオフエニル)ヘキサノイル、2−メチル−3−
(4−ヘキシルチオフエニル)プロピオニル、2
−(3,4−ジメチルチオフエニル)アセチル、
2−(2,5−ジメチルチオフエニル)アセチル、
2−(3,4,5−トリメトキシフエニル)アセ
チル、2−(4−アセチルオキシフエニル)アセ
チル、2−(3,4−アセチルオキシフエニル)
アセチル、2−(3,4,5−トリアセチルオキ
シフエニル)アセチル、2−(3−アセチルオキ
シフエニル)アセチル、2−(2−アセチルオキ
シフエニル)アセチル、3−(2−プロピオニル
オキシフエニル)プロピオニル、4−(4−ペン
タノイルオキシフエニル(ブチリル、5−(3−
プロピオニルオキシフエニル)ペンタノイル、6
−(4−イソブチリルオキシフエニル)ヘキサノ
イル、2−(4−ヘキサノイルオキシフエニル)
アセチル、2−(4−ブチリルオキシフエニル)
アセチル基等のフエニル環上に置換基として炭素
数1〜6の直鎖又は分枝状のアルコキシ基、炭素
数1〜6の直鎖又は分枝状のアルキル基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、水酸
基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノイ
ルアミノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のア
ルキルチオ基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝状
のアルカノイルオキシ基なる群から選ばれた基を
1〜3個又は炭素数1〜4の直鎖又は分枝状のア
ルキレンジオキシ基を有することのあるフエニル
基を有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアル
カノイル基を例示できる。 本発明の化合物は種々の方法により製造される
が、その好ましい一例を挙げれば下記反応行程式
−1に示す方法により製造される。 〔式中Xはハロゲン原子、低級アルカンスルホ
ニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ基、ア
ラルキルスルホニルオキシ基又は水酸基を示す。
R1、R2、R3及びカルボスチリル骨格の3位と4
位との炭素間結合は前記に同じ。〕 一般式(3)において、Xで示されるハロゲン原子
としては具体的には塩素、弗素、臭素及び沃素原
子であり、低級アルカンスルホニルオキシ基とし
ては具体的にはメタンスルホニルオキシ、エタン
スルホニルオキシ、イソプロパンスルホニルオキ
シ、プロパンスルホニルオキシ、ブタンスルホニ
ルオキシ、tert−ブタンスルホニルオキシ、ペン
タンスルホニルオキシ、ヘキサンスルホニルオキ
シ基等を例示でき、またアリールスルホニルオキ
シ基としては具体的にはフエニルスルホニルオキ
シ、4−メチルフエニルスルホニルオキシ、2−
メチルフエニルスルホニルオキシ、4−ニトロフ
エニルスルホニルオキシ、4−メトキシフエニル
スルホニルオキシ、3−クロルフエニルスルホニ
ルオキシ、α−ナフチルスルホニルオキシ基等の
置換又は未置換のアリールスルホニルオキシ基を
例示でき、またアラルキルスルホニルオキシ基と
しては具体的にはベンジルスルホニルオキシ、2
−フエニルエチルスルホニルオキシ、4−フエニ
ルブチルスルホニルオキシ、4−メチルベンジル
スルホニルオキシ、2−メチルベンジルスルホニ
ルオキシ、4−ニトロベンジルスルホニルオキ
シ、4−メトキシベンジルスルホニルオキシ、3
−クロルベンジルスルホニルオキシ、α−ナフチ
ルメチルスルホニルオキシ基等の置換又は未置換
のアラルキルスルホニルオキシ基を例示できる。 出発原料として一般式(3)の化合物のうちXがハ
ロゲン原子、低級アルカンスルホニルオキシ基、
アリールスルホニルオキシ基又はアラルキルスル
ホニルオキシ基を示す化合物を用いる場合には、
一般式(2)の化合物と一般式(3)の化合物との反応
は、一般に適当な不活性溶媒中塩基性縮合剤の存
在下又は不存在下にて行なわれる。用いられる不
活性溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、ブタノール等の低級
アルコール類、酢酸、酢酸エチル、ジメチルスル
ホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル
リン酸トリアミド等を挙げることができる。また
塩基性縮合剤としては例えば炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等の金属水酸化物、ナトリウムメチレート、
ナトリウムエチレート等の金属アルコラート、ピ
リジン、トリエチルアミン等の第3級アミン等を
挙げることができる。一般式(2)の化合物と一般式
(3)の化合物との使用割合としては特に限定がなく
広い範囲内で適宜選択すればよいが、前者に対し
て後者を通常少なくとも等モル量程度、好ましく
は等モル〜5倍モル量用いるのがよい。該反応は
通常40〜120℃程度、好ましくは50〜100℃にて行
なわれ、一般に5〜30時間程度で反応は終了す
る。 出発原料として一般式(3)の化合物のうちXが水
酸基を示す化合物を用いる場合には、一般式(2)の
化合物と一般式(3)の化合物との反応は、脱水縮合
剤の存在下無溶媒下又は適当な溶媒中にて行なわ
れる。使用される脱水縮合剤としては例えばポリ
リン酸等の縮合リン酸類、正リン酸、焦リン酸、
メタリン酸等のリン酸類、正亜リン酸等の亜リン
酸類、五酸化リン等の無水リン酸類、塩酸、硫
酸、ホウ酸等の酸類、リン酸ナトリウム、ボロン
ホスフエート、リン酸第二鉄、リン酸アルミニウ
ム等の金属リン酸塩類、活性アルミナ、重硫酸ナ
トリウム、ラネーニツケル等を挙げることができ
る。また使用される溶媒としては例えばジメチル
ホルムアミド、テトラリン等の高沸点溶媒を挙げ
ることができる。一般式(2)の化合物と一般式(3)の
化合物との使用割合としては特に限定がなく広い
範囲内で適宜選択することができるが、通常前者
に対して後者を等モル量程度以上、好ましくは等
モル〜2倍モル量用いるのがよい。脱水縮合剤の
使用量としては特に限定されず広範囲から適宜選
択し得るが、一般式(2)の化合物に対して通常触媒
量以上、好ましくは0.5〜5倍モル量程度用いる
のがよい。上記反応では有利な酸化反応を防止す
る目的で、不活性ガス気流中例えば二酸化炭素又
は窒素気流中で反応を行なうのが望ましい。上記
反応は常圧下及び加圧下のいずれでも行ない得る
が、常圧下にて反応を行なうのが好適である。上
記反応は通常100〜350℃程度、好ましくは125〜
255℃にて好適に進行し、一般に3〜10時間程度
で反応は終了する。尚上記反応においては一般式
(3)の化合物を塩の形態で使用してもよい。 〔式中R3′は低級アルカノイル基、フエニル環
上に置換基として低級アルコキシ基、ハロゲン原
子、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、水酸基、低
級アルカノイルアミノ基、低級アルキルチオ基及
び低級アルカノイルオキシ基なる群から選ばれた
基を1〜3個又は低級アルキレンジオキシ基を有
することのあるフエニルカルボニル基、フエニル
低級アルカノイル基、ピリジルカルボニル基又は
低級アルコキシカルボニル基を示す。X1は水酸
基を示す。R1,R2及びカルボスチリル骨格の3
位と4位の炭素間結合は前記に同じ。但し、カル
ボスチリル骨格の3位と4位との炭素間結合が一
重結合である場合、R3′は、フエニル環上に低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基、アミノ基及び水酸基なる群から選ばれた基を
1乃至3個又は低級アルキレンジオキシ基を有す
ることのあるフエニルカルボニル基、低級アルカ
ノイル基又は低級アルコキシカルボニル基であつ
てはならない。〕 反応行程式−2で示される方法は一般式(4)で表
わされるカルボスチリル誘導体と一般式(5)で表わ
されるカルボン酸とを通常のアミド結合生成反応
にて反応させる方法である。アミド結合生成反応
としては公知のアミド結合生成反応の条件を容易
に適用することが出来る。例えば(イ)混合酸無水物
法即ちカルボン酸(5)にアルキルハロカルボン酸を
反応させて混合酸無水物とし、これにアミン(4)を
反応させる方法、(ロ)活性エステル法即ちカルボン
酸(5)をp−ニトロフエニルエステル、N−ヒドロ
キシコハク酸イミドエステル、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾールエステル等の活性エステルと
し、これにアミン(4)を反応させる方法、(ハ)カルボ
ジイミド法即ちカルボン酸(5)にアミン(4)をジシク
ロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダ
ゾール等の活性化剤の存在下に縮合させる方法、
(ニ)その他の方法としてカルボン酸(5)を無水酢酸等
の脱水剤によりカルボン酸無水物としこれにアミ
ン(4)を反応させる方法、カルボン酸(5)と低級アル
コールとのエステルにアミン(4)を高圧高温下に反
応させる方法、カルボン酸(5)の酸ハロゲン化物即
ちカルボン酸ハライドにアミン(4)を反応させる方
法等を挙げることができる。 混合酸無水物法において用いられる混合酸無水
物は通常のシヨツテン−バウマン反応により得ら
れ、これを通常単離することなくアミン(4)と反応
させることにより一般式(1a)の本発明化合物
が製造される。シヨツテン−バウマン反応は塩基
性化合物の存在下に行われる。用いられる塩基性
化合物としてはシヨツテン−バウマン反応に慣用
の化合物が用いられ例えば、トリエチルアミン、
トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリ
ン、N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシ
クロ〔4,3,0〕ノネン−5〔DBN〕、1,5
−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデセン−5
(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕
オクタン(DABCO)等の有機塩基、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水
素ナトリウム等の無機塩基が挙げられる。該反応
は−20〜100℃好ましくは0〜50℃において行わ
れ、反応時間は5分〜10時間好ましくは5分〜2
時間で行われる。得られた混合酸無水物とアミン
(4)の反応は−20〜150℃好ましくは10〜50℃にお
いて行われ、反応時間は5分〜10時間好ましくは
5分〜5時間の条件下に行われる。混合酸無水物
法は一般に溶媒中で行われる。用いられる溶媒は
混合酸無水物法に慣用の溶媒がいずれも使用可能
であり、具体的には塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸メチル、
酢酸エチル等のエステル類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミド等の非プロトン性極性溶媒な
どが挙げられる。混合酸無水物法において使用さ
れるアルキルハロカルボン酸としてはクロロ蟻酸
メチル、ブロモ蟻酸メチル、クロロ蟻酸エチル、
ブロモ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソブチル等が挙
げられる。該法におけるカルボン酸(5)とアルキル
ハロカルボン酸とアミン(4)の使用割合は通常当モ
ルづつ使用されるが、アミン(4)に対してアルキル
ハロカルボン酸及びカルボン酸(5)を1〜1.5倍モ
ル使用してもよい。 またカルボン酸ハライドにアミン(4)を反応させ
る方法を採用する場合、該反応は塩基性化合物の
存在下適当な溶媒中にて行なわれる。用いられる
塩基性化合物としては公知のものを広く使用で
き、例えば上記シヨツテン−バウマン反応に用い
られる塩基性化合物のほかに水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム等を挙げることができる。用いられる溶媒と
しては、例えば上記シヨツテン−バウマン反応に
用いられる溶媒のほかにメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール、3−メトキシ−
1−ブタノール、エチルセロソルブ、メチルセロ
ソルブ等のアルコール類、ピリジン、アセトン等
を挙げることができる。アミン(4)とカルボン酸ハ
ライドとの使用割合としては特に限定がなく広い
範囲内で適宜選択すればよいが、通常前者に対し
て後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等
モル〜5倍モル量用いるのがよい。該反応は通常
−20〜180℃程度、好ましくは0〜150℃にて行な
われ、一般に5分〜30時間で反応は完結する。 〔式中R4はハロゲン原子を示す。R1、R2、R3
及びXは前記に同じ。〕 一般式(12)の化合物と一般式(3)の化合物との反応
は、前記一般式(2)の化合物と一般式(3)の化合物と
の反応と同様の条件下にて行なわれる。 一般式(13)の化合物の閉環反応は、一般にフ
リーデル−クラフツ反応と呼ばれるものであり、
この反応は溶媒中ルイス酸の存在下に行なわれ
る。この際使用される溶媒としてはこの種の反応
に通常使用されるものが有利に用いられ、例えば
二硫化炭素、ニトロベンゼン、クロルベンゼン、
ジクロルメタン、ジクロルエタン、トリクロルエ
タン、テトラクロルエタン等が例示される。更に
ルイス酸も従来使用されているものが好適に用い
られ、例えば塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化
鉄、塩化錫、三臭化硼素、三弗化硼素、濃硫酸等
が使用され得る。ルイス酸の使用量は適宜に決定
すれば良いが、通常一般式(13)の化合物に対し
て2〜6倍モル程度、好ましくは3〜4倍モル程
度が用いられる。反応温度は適宜選択されるが通
常20〜120℃程度、好ましくは40〜70℃程度とす
るのがよい。該反応の反応時間は原料、触媒、反
応温度等により異なり一概には言えないが、通常
0.5〜6時間程度にて反応は終了する。 〔式中R1、R2及びR3は前記に同じ。〕 一般式(1i)の化合物の還元には通常の接触還
元条件が適用される。用いられる触媒としてはパ
ラジウム、パラジウム−炭素、プラチナ、ラネー
ニツケル等の金属を例示でき、斯かる金属を通常
の触媒量で用いるのがよい。また用いられる溶媒
としては例えばメタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、ジオキサン、THF、ヘキサン、シ
クロヘキサン、酢酸エチル等を挙げることができ
る。該還元反応は常圧及び加圧下のいずれでも行
なうことができるが、通常常圧〜20Kg/cm3、好ま
しくは常圧〜10Kg/cm3にて行なうのがよい。また
反応温度としては通常0〜150℃程度、好ましく
は室温〜100℃とするのがよい。 また一般式(1h)の化合物の脱水素反応は、
適当な溶媒中酸化剤を使用して行なわれる。用い
られる酸化剤としては例えば2,3−ジクロロ−
5,6−ジシアノベンゾキノン、クロラニル
(2,3,5,6−テトラクロロベンゾキノン)
等のベンゾキノン類、N−ブロモコハク酸イミ
ド、N−クロロコハク酸イミド、臭素等のハロゲ
ン化剤、二酸化セレン、パラジウム炭素、パラジ
ウム黒、酸化パラジウム、ラネーニツケル等の水
素化触媒等を挙げることができる。ハロゲン化剤
の使用量としては特に限定されず広い範囲から適
宜選択すればよいが通常一般式(1h)の化合物
に対して通常1〜5倍モル量、好ましくは1〜2
倍モル量使用するのがよい。また水素化触媒を用
いる場合には通常の触媒量とするのがよい。溶媒
としてはジオキサン、テトラヒドロフラン、メト
キシエタノール、ジメトキシエタン等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン等の
芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化
炭化水素類、ブタノール、アミルアルコール、ヘ
キサノール等のアルコール類、酢酸等の極性プロ
トン溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の極
性非プロトン溶媒類等を例示できる。該反応は通
常室温〜300℃、好ましくは室温〜200℃にて行な
われ、一般に1〜40時間程度で反応は終了する。 更に一般式(1)で表わされる本発明の化合物のう
ちR1が水素原子を示し且つカルボスチリル骨格
の3位及び4位の炭素間結合が二重結合である化
合物は、下記反応行程式−5に示すようにラクタ
ム−ラクチム型の互変異性をとり得る。 〔式中R2及びR3は前記に同じ。〕 また一般式(1)で表わされる本発明の化合物は下
記反応行程式−6に示す方法によつても製造され
る。 〔式中R5及びR5′は低級アルキル基を示す。R5
とR5′とはこれらが結合する酸素原子と共に互い
に結合して低級アルキレンジオキシ基を形成して
もよい。R6は水素原子又は低級アルキル基を示
す。R6′は低級アルキル基を示す。R1′は低級アル
カノイル基を示す。〓は一重結合又は二重結合を
示す。R1、R4及びX2は前記に同じ。〕 一般式(15)の化合物のニトロ化は、通常の芳
香族化合物のニトロ化反応条件下で例えば無溶媒
もしくは適当な不活性溶媒中ニトロ化剤を用いて
行なわれる。不活性溶媒としては例えば酢酸、無
水酢酸、濃硫酸等を、またニトロ化剤としては例
えば発煙硝酸、濃硝酸、混酸(硫酸、発煙硫酸、
リン酸又は無水酢酸と硝酸)、硫酸カリウム、硝
酸ナトリウム等のアルカリ金属硝酸塩と硫酸等を
夫々例示できる。上記ニトロ化剤の使用量は、原
料化合物に対し等モル以上通常過剰量とすればよ
く、反応は有利には0〜室温付近で1〜4時間で
実施される。 一般式(16)の化合物のアルデヒド基のアセタ
ール化反応は、適当な溶媒中、アセタール化剤と
酸の存在下反応させることにより行なわれる。こ
こで使用される溶媒としては、反応に影響を与え
ないものであればいずれでもよく、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
メタノール、エタノール等のアルコール類、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド等が
例示出来る。アセタール化剤としては、例えばメ
タノール、エタノール、イソプロパノール、エチ
レングリコール等のアルコール類、オルトギ酸エ
チル等のオルトエステル類が使用される。酸とし
ては例えば塩酸、硫酸等の鉱酸類、パラトルエン
スルホン酸等の有機酸等を挙げることが出来る。
使用されるアセタール化剤の量としては、一般式
(16)の化合物に対して、オルトエステル類を用
いる場合は、少なくとも等モル、好ましくは1〜
1.5倍モル使用するのがよく、アルコール類を使
用する場合は、少なくとも2倍モル、通常大過剰
使用するのがよい。反応温度は、通常0〜50℃、
好ましくは室温付近とするのがよく、30分〜5時
間程度で反応は終了する。 一般式(17)の化合物と一般式(18)のピペラ
ジン誘導体との反応は、溶媒の存在下行うことが
出来る。使用される溶媒としては、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
メタノール、エタノール、イソプロパノール等の
低級アルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン(THF)、エチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチルエーテル等のエーテル類、N−メ
チルピロリドン、ジメチルホルムアミド
(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド等の極性溶剤を挙げ
ることが出来る。上記反応は、より有利には塩基
性化合物を脱酸剤として用いて行つてもよい。該
塩基性化合物としては、例えば炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウム、
トリエチルアミン、トリプロピルアミン等の第三
級アミン、ピリジン、キノリン等を例示できる。
一般式(18)のピペラジン誘導体の使用量として
は、一般式(17)の化合物に対して通常1〜10倍
モル量、好ましくは3〜7倍モル量使用するのが
よい。反応温度は通常50〜150℃、好ましくは50
〜100℃とするのがよく、一般に1.5〜10時間程度
で反応は終了する。 一般式(19)の化合物の加水分解反応は、例え
ばメタノール、エタノール、イソプロパノール等
のアルコール類中、塩酸、硫酸等の鉱酸の存在下
に、反応温度室温〜溶媒の沸点温度にて、30分〜
3時間反応させることにより行なわれる。 一般式(20)の化合物とマロン酸(21)との反
応は、適当な溶媒中塩基性化合物の存在下に行な
われる。使用される溶媒としては、前記化合物
(17)と(18)との反応で使用される溶媒をすべ
て使用出来、それに加えて、ピリジン等の極性溶
媒も使用出来る。該塩基性化合物としては、例え
ば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、ナトリウムアミド、
水素化ナトリウム、トリエチルアミン、トリプロ
ピルアミン、ピペリジン等の第三級アミン、ピリ
ジン、キノリン等を例示できる。一般式(20)の
化合物とマロン酸(21)の使用割合としては、一
般式(20)の化合物に対して、少なくとも等モ
ル、通常2〜7倍モル使用するのがよい。反応は
通常0〜200℃、好ましくは70〜150℃程度にて行
なわれ、1〜10時間程度で反応は終了する。 一般式(22)の化合物のエステル化反応は、例
えばメチルアルコール、エチルアルコール、イソ
プロピルアルコール等のアルコール類中、塩酸、
硫酸等の酸又はチオニルクロライド、オキシ塩化
リン、五塩化リン、三塩化リン等のハロゲン化剤
の存在下、通常0〜150℃、好ましくは50〜100℃
にて、1〜10時間程度で行なわれる。酸の使用量
としては、一般式(22)の化合物に対して通常1
〜1.2倍モル量使用出来、またハロゲン化剤の使
用量としては、一般式(22)の化合物に対して少
なくとも等モル、好ましくは1〜5倍モル量使用
するのがよい。 一般式(22)又は(23)の化合物を還元して一
般式(24)の化合物を得る反応としては、例えば
適当な溶媒中接触還元触媒を用いて還元するか
又は適当な不活性溶媒中、金属もしくは金属塩
と酸又は金属もしくは金属塩とアルカリ金属水酸
化物、硫化物、アンモニウム塩等との混合物等を
還元剤として用いて還元することにより行なわれ
る。の接触還元を用いる場合、使用される溶媒
としては、例えば水、酢酸、メタノール、エタノ
ール、イソプロパノール等のアルコール類、ヘキ
サン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテ
ル類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、
N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性
極性溶媒等が挙げられる。使用される接触還元触
媒としては、例えばパラジウム、パラジウム−
黒、パラジウム−炭素、白金、酸化白金、亜クロ
ム酸銅、ラネーニツケル等が用いられる。触媒の
使用量としては、一般式(22)又は(23)の化合
物に対して0.02〜1.00倍重量用いるのがよい。反
応は通常−20〜室温付近、好ましくは0〜室温付
近、水素圧は1〜10気圧で行なわれ、反応は0.5
〜10時間程度で終了する。またの方法を用いる
場合、鉄、亜鉛、錫もしくは塩化第一錫と塩酸、
硫酸等の鉱酸、又は鉄、硫酸第一鉄、亜鉛もしく
は錫と水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化
物、硫化アンモニウム等の硫化物、アンモニア
水、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩との混
合物が環元剤として用いられる。使用される不活
性溶媒としては、例えば水、酢酸、メタノール、
エタノール、ジオキサン等を例示できる。上記還
元反応の条件としては用いられる還元剤によつて
適宜選択すればよく、例えば塩化第一錫と塩酸と
を還元剤として用いる場合有利には0〜室温付
近、0.5〜10時間程度反応を行なうのがよい。還
元剤の使用量としては、原料化合物に対して少な
くとも等モル量、通常は等モル〜5倍モル量用い
られる。またの方法において50〜150℃付近に
て反応を行なうと、化合物(24)を経て一般式(1)
の化合物を直接得ることができる。 一般式(24)の化合物のアシル化は、適当なア
シル化剤を用いることにより行なわれる。ここで
アシル化剤としては例えば酢酸等の低級アルカン
酸、無水酢酸等の低級アルカン酸無水物、アセチ
ルクロライド等の低級アルカン酸ハロゲン化物等
を挙げることができる。アシル化剤として低級ア
ルカン酸無水物又は低級アルカン酸ハロゲン化物
を使用する場合、アシル化反応は塩基性化合物の
存在下にて行なわれる。使用される塩基性化合物
としては例えば金属ナトリウム、金属カリウム等
のアルカリ金属及びこれらアルカリ金属の水酸化
物、炭酸塩、重炭酸塩或いはピリジン、ピペリジ
ン等の芳香族アミン化合物等が挙げられる。該反
応は無溶媒もしくは溶媒中のいずれでも進行する
が、通常は適当な溶媒を用いて行なわれる。溶媒
としては例えばアセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類、エーテル、ジオキサン等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、水等が挙げられる。アシル化剤は原料
化合物に対して等モル〜大過剰量の範囲内で用い
られるが、一般には5〜10倍モル用いるのがよ
い。また該反応は0〜150℃で進行するが、一般
には0〜80℃で行なうのがよい。さらにまたアシ
ル化剤として低級アルカン酸を使用する場合、反
応系内に脱水剤として硫酸、塩酸等の鉱酸やパラ
トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、エタ
ンスルホン酸等のスルホン酸類を添加し、好まし
くは50〜150℃に反応温度を維持することにより
アシル化反応は有利に進行する。 一般式(24)又は(25)の化合物を環化して一
般式(1)の化合物を得る反応は、適当な溶媒中、塩
基性化合物又は酸、好ましくは酸の存在下又は非
存在下に行なわれる。用いられる塩基性化合物と
しては、公知のものを広く使用出来、例えばトリ
エチルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジ
メチルアニリン、N−メチルモルホリン、1,5
−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノネン−5
(DBN)、1,5−ジアザビシクロ〔5,4,0〕
ウンデセン−5(DBU)、1,4−ジアザビシク
ロ〔2,2,2〕オクタン(DABCO)等の有機
塩酸、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、
水素化カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナ
トリウム等の無機塩基が挙げられる。酸として
は、例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸、硝酸、ポリ
リン酸等の無機酸、p−トルエンスルホン酸、エ
タンスルホン酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸等
を例示できる。使用される溶媒としては、反応に
影響を与えないものであればいずれも使用出来、
例えばメタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、エ
チルセロソルブ、メチルセロソルブ等のアルコー
ル類、ピリジン、アセトン等を挙げることができ
る。塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタ
ン、ジフエニルエーテル等のエーテル類、酢酸メ
チル、酢酸エチル等のエステル類、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキ
サメチルリン酸トリアミド等の非プロトン性極性
溶媒又はその混合溶媒などが挙げられる。該反応
は、通常−20〜150℃、好ましくは0〜150℃にて
行なわれ、反応は一般に5分〜30時間で終了す
る。 また一般式(1f)で表わされる本発明の化合物
のうちフエニル環上の置換基がアミノ基を示す化
合物は、フエニル環上の置換基がニトロ基を示す
化合物を還元することにより容易に製造される。
この還元には例えば芳香族ニトロ基を芳香族アミ
ン基に還元する通常の条件を採用でき、より具体
的には亜硫酸ソーダ、亜硫酸ガス等の還元剤を用
いる方法、パラジウム−炭素等の還元触媒を用い
る接触還元法等を用いることができる。 上記一般式(1)で表わされる本発明の化合物のう
ちR2が水素原子を示す化合物は、対応するR2が
低級アルコキシ基を示す化合物をエーテル分解す
ることによつても製造される。このエーテル分解
は例えば三臭化硼素、三弗化硼素、塩化アルミニ
ウム等のルイス酸の存在下に行なわれる。斯かる
ルイス酸は原料化合物に対して通常過剰量用いる
のがよい。また反応温度は通常−30℃〜室温程度
である。 一般式(1)で表わされる本発明の化合物のうち
R3が水酸基又はアミノ基を示す化合物は、対応
するR3が低級アルカノイルオキシ基又は置換基
として低級アルカノイル基を有するアミノ基を示
す化合物をそれぞれ加水分解することによつても
製造される。この加水分解は適当な溶媒中酸又は
塩基性化合物の存在下にて行なわれる。溶媒とし
ては例えば水、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等の低級アルコール類、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等のエーテル類、これらの混
合溶媒等を挙げることができる。酸としては例え
ば塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸等を、また塩
基性化合物としては例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化
物等をそれぞれ挙げることができる。該反応は通
常室温〜150℃、好ましくは80〜120℃にて好適に
進行し、一般に1〜15時間程度で反応は終了す
る。 また一般式(1)で表わされる本発明の化合物のう
ちR3が低級アルカノイルアミノ基又は低級アル
カノイルオキシ基を示す化合物はR3がアミノ基
又は水酸基を示す化合物をアシル化することによ
つても製造される。このアシル化反応は、前記一
般式(24)の化合物のアシル化と同様の反応条件
下にて行なうのがよい。 一般式(1)の化合物は反応行程式−7に示す方法
によつても製造される。 〔式中AはR7CH=CH−(R7は低級アルコキシ
基又はハロゲン原子)、
る。本発明のカルボスチリル誘導体は文献未載の
新規化合物であつて、下記一般式で表わされる。 [式中R1は水素原子を示す。R2は水素原子を
示す。R3は水素原子、低級アルカノイル基、ピ
リジルカルボニル基、低級アルコキシカル1ニル
基、フエニルカルボニル基又はフエニル低級アル
カノイル基を示す。上記フエニルカルボニル基及
びフエニル低級アルカノイル基のフエニル環上に
は低級アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、
ニトロ基、アミノ基、水酸基、低級アルカノイル
アミノ基、低級アルキルチオ基及び低級アルカノ
イルオキシ基なる群から選ばれた基を1乃至3個
又は低級アルキレンジオキシ基を置換基として有
していても良い。カルボスチリル骨格の3位と4
位との炭素間結合は一重結合又は二重結合を示
す。但し、カルボスチリル骨格の3位と4位との
炭素間結合が一重結合である場合、R3は、フエ
ニル環上に低級アルコキシ基、ハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基、アミノ基及び水酸基なる群か
ら選ばれた基を1乃至3個又は低級アルキレンジ
オキシ基を有することのあるフエニルカルボニル
基、水素原子、低級アルカノイル基又は低級アル
コキシカルボニル基であつてはならない。] 上記一般式(1)で表わされる本発明の化合物は、
心筋の収縮を増加させる作用(陽性変力作用)及
び冠血流量増加作用を有し、例えばうつ血性心不
全等の心臓疾患の治療のための強心剤として有用
である。殊に本発明の化合物は心拍数を増加させ
ないか又はその増加の程度が僅かであるという特
徴を有するものである。 上記一般式(1)において示される各基は、より具
体的には夫々次の通りである。 低級アルコキシ基としては、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、
tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキ
シ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルコ
キシ基を例示できる。 低級アルカノイル基としては、ホルミル、アセ
チル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、
ペンタノイル、tert−ブチルカルボニル、ヘキサ
ノイル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のア
ルカノイル基を例示できる。 ハロゲン原子としては、弗素、塩素、臭素及び
沃素原子を示す。 低級アルキレンジオキシ基としては、メチレン
ジオキシ、エチレンジオキシ、トリメチレンジオ
キシ基等の炭素数1〜4の直鎖又は分枝状のアル
キレンジオキシ基を例示できる。 フエニル環上に置換基として低級アルコキシ
基、ハロゲン原子、低級アルキル基、シアノ基、
ニトロ基、アミノ基、水酸基、低級アルカノイル
アミノ基、低級アルキルチオ基及び低級アルカノ
イルオキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個又
は低級アルキレンジオキシ基を有するフエニルカ
ルボニル基としては、2−クロルベンゾイル、3
−クロルベンゾイル、4−クロルベンゾイル、2
−フルオロベンゾイル、3−フルオロベンゾイ
ル、4−フルオロベンゾイル、2−ブロムベンゾ
イル、3−ブロムベンゾイル、4−ブロムベンゾ
イル、2−ヨードベンゾイル、4−ヨードベンゾ
イル、3,5−ジクロルベンゾイル、2,6−ジ
クロルベンゾイル、3,4−ジクロルベンゾイ
ル、3,4−ジフルオロベンゾイル、3,5−ジ
ブロムベンゾイル、3,4,5−トリクロルベン
ゾイル、2−メチルベンゾイル、3−メチルベン
ゾイル、4−メチルベンゾイル、2−エチルベン
ゾイル、3−エチルベンゾイル、4−エチルベン
ゾイル、3−イソプロピルベンゾイル、4−ヘキ
シルベンゾイル、3,4−ジメチルベンゾイル、
2,5−ジメチルベンゾイル、3,4,5−トリ
メチルベンゾイル、2−メトキシベンゾイル、3
−メトキシベンゾイル、4−メトキシベンゾイ
ル、2−エトキシベンゾイル、3−エトキシベン
ゾイル、4−エトキシベンゾイル、4−イソプロ
ポキシベンゾイル、4−ヘキシルオキシベンゾイ
ル、3,4−ジメトキシベンゾイル、3,4−ジ
エトキシベンゾイル、3,4,5−トリメトキシ
ベンゾイル、2,5−ジメトキシベンゾイル、2
−ニトロベンゾイル、3−ニトロベンゾイル、4
−ニトロベンゾイル、2,4−ジニトロベンゾイ
ル、2−アミノベンゾイル、3−アミノベンゾイ
ル、4−アミノベンゾイル、2,4−ジアミノベ
ンゾイル、2−シアノベンゾイル、3−シアノベ
ンゾイル、4−シアノベンゾイル、2,4−ジシ
アノベンゾイル、3,4−メチレンジオキシベン
ゾイル、3,4−エチレンジオキシベンゾイル、
2,3−メチレンジオキシベンゾイル、3−メチ
ル−4−クロロベンゾイル、2−クロル−6−メ
チルベンゾイル、2−メトキシ−3−クロロベン
ゾイル、2−ヒドロキシベンゾイル、3−ヒドロ
キシベンゾイル、4−ヒドロキシベンゾイル、
3,4−ジヒドロキシベンゾイル、3,4,5−
トリヒドロキシベンゾイル、2−ホルミルアミノ
ベンゾイル、3−アセチルアミノベンゾイル、4
−アセチルアミノベンゾイル、2−アセチルアミ
ノベンゾイル、3−プロピオニルアミノベンゾイ
ル、4−ブチリルアミノベンゾイル、2−イソブ
チリルアミノベンゾイル、3−ペンタノイルアミ
ノベンゾイル、3−tert−ブチルカルボニルアミ
ノベンゾイル、4−ヘキサノイルアミノベンゾイ
ル、2,6−ジアセチルアミノベンゾイル、2−
メチルチオベンゾイル、3−メチルチオベンゾイ
ル、4−メチルチオベンゾイル、2−エチルチオ
ベンゾイル、3−エチルチオベンゾイル、4−エ
チルチオベンゾイル、3−イソプロピルチオベン
ゾイル、4−ヘキシルチオベンゾイル、3,4−
ジメチルチオベンゾイル、2,5−ジメチルチオ
ベンゾイル、3,4,5−トリメチルチオベンゾ
イル、2−ホルミルオキシベンゾイル、3−アセ
チルオキシベンゾイル、4−アセチルオキシベン
ゾイル、2−アセチルオキシベンゾイル、3−プ
ロピオニルオキシベンゾイル、4−ブチリルオキ
シベンゾイル、2−イソブチリルオキシベンゾイ
ル、3−ペンタノイルオキシベンゾイル、3−
tert−ブチリルオキシベンゾイル、4−ヘキサノ
イルオキシベンゾイル、3,4−ジアセチルオキ
シベンゾイル、3,4,5−トリアセチルオキシ
ベンゾイル基等のフエニル環上に置換基として炭
素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルコキシ基、ハ
ロゲン原子、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のア
ルキル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、水酸
基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノイ
ルアミノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のア
ルキルチオ基、炭素数及び1〜6の直鎖又は分枝
状のアルカノイルオキシ基なる群から選ばれた基
を1〜3個又は炭素数1〜4のアルキレンジオキ
シ基を有するフエニルカルボニル基を例示でき
る。 低級アルコキシカルボニル基としては、メトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ
カルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキ
シカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペン
チルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニ
ル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルコ
キシ基を有するカルボニル基を例示できる。 低級アルカノイルアミノ基としては、ホルミル
アミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、
ブチリルアミノ、イソブチリルアミノ、ペンタノ
イルアミノ、tert−ブチルカルボニルアミノ、ヘ
キサノイルアミノ基等の炭素数1〜6の直鎖又は
分枝状のアルカノイルアミノ基を例示できる。 低級アルキルチオ基としては、メチルチオ、エ
チルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブ
チルチオ、tert−ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘ
キシルチオ基等の炭素数1〜6を有する直鎖又は
分枝状のアルキルチオ基を例示できる。 低級アルカノイルオキシ基としては、ホルミル
オキシ、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、
ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、ペンタノ
イルオキシ、tert−ブチルカルボニルオキシ、ヘ
キサノイルオキシ基等の炭素数1〜6の直鎖又は
分枝状のアルカノイルオキシ基を例示できる。 フエニル低級アルカノイル基としては2−フエ
ニルアセチル、3−フエニルプロピオニル、4−
フエニルブチリル、2−フエニルブチリル、6−
フエニルヘキサノイル、2−フエニルプロピオニ
ル、3−フエニルブチリル、4−フエニル−3−
メチルブチリル、5−フエニルペンタノイル、2
−メチル−3−フエニルプロピオニル基等のアル
カノイル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝状
のアルカノイル基を例示できる。 フエニル環上に置換基として低級アルコキシ
基、低級アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、
シアノ基、アミノ基、水酸基、低級アルカノイル
アミノ基、低級アルキルチオ基、及び低級アルカ
ノイルオキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個
又は低級アルキレンジオキシ基を有するフエニル
低級アルカノイル基としては、2−(2−クロル
フエニル)アセチル、2−(3−クロルフエニル)
アセチル、2−(4−クロルフエニル)アセチル、
3−(2−フルオロフエニル)プロピオニル、4
−(3−フルオロフエニル)ブチリル、2−(4−
フルオロフエニル)アセチル、5−(2−ブロム
フエニル)ペンタノイル、6−(3−ブロムフエ
ニル)ヘキサノイル、2−メチル−3−(4−ブ
ロムフエニル)プロパノイル、2−(3−ヨード
フエニル)アセチル、2−(4−ヨードフエニル)
アセチル、2−(3,5−ジクロルフエニル)ア
セチル、2−(3,4−ジクロルフエニル)アセ
チル、3−(2,6−ジクロルフエニル)プロピ
オニル、4−(3,4−ジクロルフエニル)ブチ
リル、2−(3,4−ジフルオロフエニル)アセ
チル、5−(3,5−ジブロムフエニル)ペンタ
ノイル、6−(3,4,5−トリクロルフエニル)
ヘキサノイル、2−(4−メチルフエニル)アセ
チル、2−(2−メチルフエニル)アセチル、2
−(3−メチルフエニル)アセチル、3−(3−エ
チルフエニル)プロピオニル、4−(2−エチル
フエニル)ブチリル、5−4−(エチルフエニル)
ペンタノイル、6−(3−イソプロピルフエニル)
ヘキサノイル、2−メチル−3−(4−ヘキシル
フエニル)プロピオニル、2−(3,4−ジメチ
ルフエニル)アセチル、2−(2,5−ジメチル
フエニル)アセチル、2−(3,4,5−トリメ
チルフエニル)アセチル、2−(4−メトキシフ
エニル)アセチル、2−(3,4−ジメトキシフ
エニル)アセチル、2−(3,4,5−トリメト
キシフエニル)アセチル、2−(3−メトキシフ
エニル)アセチル、2−(2−メトキシフエニル)
アセチル、3−(2−エトキシフエニル)プロピ
オニル、4−(4−エトキシフエニル)ブチリル、
5−(3−エトキシフエニル)ペンタノイル、6
−(4−イソプロポキシフエニル)ヘキサノイル、
2−(4−ヘキシルオキシフエニル)アセチル、
2−メチル−3−(3,4−ジメトキシフエニル)
プロピオニル、2−(3,4−ジメトキシフエニ
ル)アセチル、2−(3,4−ジエトキシフエニ
ル)アセチル、2−(3,4,5−トリメトキシ
フエニル)アセチル、2−(2,5−ジメトキシ
フエニル)アセチル、2−(3−ニトロフエニル)
アセチル、2−(2−ニトロフエニル)アセチル、
2−(4−ニトロフエニル)アセチル、3−(2,
4−ジニトロフエニル)プロピオニル、4−(2
−アミノフエニル)ブチリル、5−(3−アミノ
フエニル)ペンタノイル、6−(4−アミノフエ
ニル)ヘキサノイル、(2,4−ジアミノ)フエ
ニルアセチル、2−シアノフエニルアセチル、2
−(3−シアノフエニル)アセチル、2−メチル
−3−(4−シアノフエニル)プロピオニル、2
−(2,4−ジシアノフエニル)アセチル、2−
(3,4−メチレンジオキシフエニル)アセチル、
2−(3,4−エチレンジオキシフエニル)アセ
チル、2,3−メチレンジオキシフエニルアセチ
ル、2−(3,4−メチレンジオキシフエニル)
アセチル、2−(3,4−エチレンジオキシフエ
ニル)アセチル、2−(3−メチル−4−クロル
フエニル)アセチル、2−(2−クロル−6−メ
チルフエニル)アセチル、2−(2−メトキシ−
3−クロルフエニル)アセチル、2−(2−ヒド
ロキシフエニル)アセチル、2−(3,4−ジヒ
ドロキシフエニル)アセチル、2−(3−ヒドロ
キシフエニル)アセチル、3−(4−ヒドロキシ
フエニル)プロピオニル、6−(3,4−ジヒド
ロキシフエニル)ヘキサノイル、2−(3,4,
5−トリヒドロキシフエニル)アセチル、2−
(2−ホルミルアミノフエニル)アセチル、2−
(3−アセチルアミノフエニル)アセチル、3−
(2−アセチルアミノフエニル)プロピオニル、
4−(4−アセチルアミノフエニル)ブチリル、
2−(2−プロピオニルアミノフエニル)アセチ
ル、3−(3−ブチリルアミノフエニル)プロピ
オニル、4−(4−イソブチリルアミノフエニル)
ブチリル、5−(2−tert−ブチルカルボニルア
ミノフエニル)ペンタノイル、6−(3−ペンタ
ノイルアミノフエニル)ヘキサノイル、2−(2,
4−ジアセチルアミノフエニル)アセチル、2−
(4−メチルチオフエニル)アセチル、2−(2−
メチルチオフエニル)アセチル、2−(3−メチ
ルチオフエニル)アセチル、3−(3−エチルチ
オフエニル)プロピオニル、4−(2−エチルチ
オフエニル)ブチリル、5−(4−エチルチオフ
エニル)ペンタノイル、6−(3−イソプロピル
チオフエニル)ヘキサノイル、2−メチル−3−
(4−ヘキシルチオフエニル)プロピオニル、2
−(3,4−ジメチルチオフエニル)アセチル、
2−(2,5−ジメチルチオフエニル)アセチル、
2−(3,4,5−トリメトキシフエニル)アセ
チル、2−(4−アセチルオキシフエニル)アセ
チル、2−(3,4−アセチルオキシフエニル)
アセチル、2−(3,4,5−トリアセチルオキ
シフエニル)アセチル、2−(3−アセチルオキ
シフエニル)アセチル、2−(2−アセチルオキ
シフエニル)アセチル、3−(2−プロピオニル
オキシフエニル)プロピオニル、4−(4−ペン
タノイルオキシフエニル(ブチリル、5−(3−
プロピオニルオキシフエニル)ペンタノイル、6
−(4−イソブチリルオキシフエニル)ヘキサノ
イル、2−(4−ヘキサノイルオキシフエニル)
アセチル、2−(4−ブチリルオキシフエニル)
アセチル基等のフエニル環上に置換基として炭素
数1〜6の直鎖又は分枝状のアルコキシ基、炭素
数1〜6の直鎖又は分枝状のアルキル基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、水酸
基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノイ
ルアミノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のア
ルキルチオ基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝状
のアルカノイルオキシ基なる群から選ばれた基を
1〜3個又は炭素数1〜4の直鎖又は分枝状のア
ルキレンジオキシ基を有することのあるフエニル
基を有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアル
カノイル基を例示できる。 本発明の化合物は種々の方法により製造される
が、その好ましい一例を挙げれば下記反応行程式
−1に示す方法により製造される。 〔式中Xはハロゲン原子、低級アルカンスルホ
ニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ基、ア
ラルキルスルホニルオキシ基又は水酸基を示す。
R1、R2、R3及びカルボスチリル骨格の3位と4
位との炭素間結合は前記に同じ。〕 一般式(3)において、Xで示されるハロゲン原子
としては具体的には塩素、弗素、臭素及び沃素原
子であり、低級アルカンスルホニルオキシ基とし
ては具体的にはメタンスルホニルオキシ、エタン
スルホニルオキシ、イソプロパンスルホニルオキ
シ、プロパンスルホニルオキシ、ブタンスルホニ
ルオキシ、tert−ブタンスルホニルオキシ、ペン
タンスルホニルオキシ、ヘキサンスルホニルオキ
シ基等を例示でき、またアリールスルホニルオキ
シ基としては具体的にはフエニルスルホニルオキ
シ、4−メチルフエニルスルホニルオキシ、2−
メチルフエニルスルホニルオキシ、4−ニトロフ
エニルスルホニルオキシ、4−メトキシフエニル
スルホニルオキシ、3−クロルフエニルスルホニ
ルオキシ、α−ナフチルスルホニルオキシ基等の
置換又は未置換のアリールスルホニルオキシ基を
例示でき、またアラルキルスルホニルオキシ基と
しては具体的にはベンジルスルホニルオキシ、2
−フエニルエチルスルホニルオキシ、4−フエニ
ルブチルスルホニルオキシ、4−メチルベンジル
スルホニルオキシ、2−メチルベンジルスルホニ
ルオキシ、4−ニトロベンジルスルホニルオキ
シ、4−メトキシベンジルスルホニルオキシ、3
−クロルベンジルスルホニルオキシ、α−ナフチ
ルメチルスルホニルオキシ基等の置換又は未置換
のアラルキルスルホニルオキシ基を例示できる。 出発原料として一般式(3)の化合物のうちXがハ
ロゲン原子、低級アルカンスルホニルオキシ基、
アリールスルホニルオキシ基又はアラルキルスル
ホニルオキシ基を示す化合物を用いる場合には、
一般式(2)の化合物と一般式(3)の化合物との反応
は、一般に適当な不活性溶媒中塩基性縮合剤の存
在下又は不存在下にて行なわれる。用いられる不
活性溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、ブタノール等の低級
アルコール類、酢酸、酢酸エチル、ジメチルスル
ホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル
リン酸トリアミド等を挙げることができる。また
塩基性縮合剤としては例えば炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等の金属水酸化物、ナトリウムメチレート、
ナトリウムエチレート等の金属アルコラート、ピ
リジン、トリエチルアミン等の第3級アミン等を
挙げることができる。一般式(2)の化合物と一般式
(3)の化合物との使用割合としては特に限定がなく
広い範囲内で適宜選択すればよいが、前者に対し
て後者を通常少なくとも等モル量程度、好ましく
は等モル〜5倍モル量用いるのがよい。該反応は
通常40〜120℃程度、好ましくは50〜100℃にて行
なわれ、一般に5〜30時間程度で反応は終了す
る。 出発原料として一般式(3)の化合物のうちXが水
酸基を示す化合物を用いる場合には、一般式(2)の
化合物と一般式(3)の化合物との反応は、脱水縮合
剤の存在下無溶媒下又は適当な溶媒中にて行なわ
れる。使用される脱水縮合剤としては例えばポリ
リン酸等の縮合リン酸類、正リン酸、焦リン酸、
メタリン酸等のリン酸類、正亜リン酸等の亜リン
酸類、五酸化リン等の無水リン酸類、塩酸、硫
酸、ホウ酸等の酸類、リン酸ナトリウム、ボロン
ホスフエート、リン酸第二鉄、リン酸アルミニウ
ム等の金属リン酸塩類、活性アルミナ、重硫酸ナ
トリウム、ラネーニツケル等を挙げることができ
る。また使用される溶媒としては例えばジメチル
ホルムアミド、テトラリン等の高沸点溶媒を挙げ
ることができる。一般式(2)の化合物と一般式(3)の
化合物との使用割合としては特に限定がなく広い
範囲内で適宜選択することができるが、通常前者
に対して後者を等モル量程度以上、好ましくは等
モル〜2倍モル量用いるのがよい。脱水縮合剤の
使用量としては特に限定されず広範囲から適宜選
択し得るが、一般式(2)の化合物に対して通常触媒
量以上、好ましくは0.5〜5倍モル量程度用いる
のがよい。上記反応では有利な酸化反応を防止す
る目的で、不活性ガス気流中例えば二酸化炭素又
は窒素気流中で反応を行なうのが望ましい。上記
反応は常圧下及び加圧下のいずれでも行ない得る
が、常圧下にて反応を行なうのが好適である。上
記反応は通常100〜350℃程度、好ましくは125〜
255℃にて好適に進行し、一般に3〜10時間程度
で反応は終了する。尚上記反応においては一般式
(3)の化合物を塩の形態で使用してもよい。 〔式中R3′は低級アルカノイル基、フエニル環
上に置換基として低級アルコキシ基、ハロゲン原
子、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、水酸基、低
級アルカノイルアミノ基、低級アルキルチオ基及
び低級アルカノイルオキシ基なる群から選ばれた
基を1〜3個又は低級アルキレンジオキシ基を有
することのあるフエニルカルボニル基、フエニル
低級アルカノイル基、ピリジルカルボニル基又は
低級アルコキシカルボニル基を示す。X1は水酸
基を示す。R1,R2及びカルボスチリル骨格の3
位と4位の炭素間結合は前記に同じ。但し、カル
ボスチリル骨格の3位と4位との炭素間結合が一
重結合である場合、R3′は、フエニル環上に低級
アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基、アミノ基及び水酸基なる群から選ばれた基を
1乃至3個又は低級アルキレンジオキシ基を有す
ることのあるフエニルカルボニル基、低級アルカ
ノイル基又は低級アルコキシカルボニル基であつ
てはならない。〕 反応行程式−2で示される方法は一般式(4)で表
わされるカルボスチリル誘導体と一般式(5)で表わ
されるカルボン酸とを通常のアミド結合生成反応
にて反応させる方法である。アミド結合生成反応
としては公知のアミド結合生成反応の条件を容易
に適用することが出来る。例えば(イ)混合酸無水物
法即ちカルボン酸(5)にアルキルハロカルボン酸を
反応させて混合酸無水物とし、これにアミン(4)を
反応させる方法、(ロ)活性エステル法即ちカルボン
酸(5)をp−ニトロフエニルエステル、N−ヒドロ
キシコハク酸イミドエステル、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾールエステル等の活性エステルと
し、これにアミン(4)を反応させる方法、(ハ)カルボ
ジイミド法即ちカルボン酸(5)にアミン(4)をジシク
ロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダ
ゾール等の活性化剤の存在下に縮合させる方法、
(ニ)その他の方法としてカルボン酸(5)を無水酢酸等
の脱水剤によりカルボン酸無水物としこれにアミ
ン(4)を反応させる方法、カルボン酸(5)と低級アル
コールとのエステルにアミン(4)を高圧高温下に反
応させる方法、カルボン酸(5)の酸ハロゲン化物即
ちカルボン酸ハライドにアミン(4)を反応させる方
法等を挙げることができる。 混合酸無水物法において用いられる混合酸無水
物は通常のシヨツテン−バウマン反応により得ら
れ、これを通常単離することなくアミン(4)と反応
させることにより一般式(1a)の本発明化合物
が製造される。シヨツテン−バウマン反応は塩基
性化合物の存在下に行われる。用いられる塩基性
化合物としてはシヨツテン−バウマン反応に慣用
の化合物が用いられ例えば、トリエチルアミン、
トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリ
ン、N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシ
クロ〔4,3,0〕ノネン−5〔DBN〕、1,5
−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデセン−5
(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕
オクタン(DABCO)等の有機塩基、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水
素ナトリウム等の無機塩基が挙げられる。該反応
は−20〜100℃好ましくは0〜50℃において行わ
れ、反応時間は5分〜10時間好ましくは5分〜2
時間で行われる。得られた混合酸無水物とアミン
(4)の反応は−20〜150℃好ましくは10〜50℃にお
いて行われ、反応時間は5分〜10時間好ましくは
5分〜5時間の条件下に行われる。混合酸無水物
法は一般に溶媒中で行われる。用いられる溶媒は
混合酸無水物法に慣用の溶媒がいずれも使用可能
であり、具体的には塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸メチル、
酢酸エチル等のエステル類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミド等の非プロトン性極性溶媒な
どが挙げられる。混合酸無水物法において使用さ
れるアルキルハロカルボン酸としてはクロロ蟻酸
メチル、ブロモ蟻酸メチル、クロロ蟻酸エチル、
ブロモ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソブチル等が挙
げられる。該法におけるカルボン酸(5)とアルキル
ハロカルボン酸とアミン(4)の使用割合は通常当モ
ルづつ使用されるが、アミン(4)に対してアルキル
ハロカルボン酸及びカルボン酸(5)を1〜1.5倍モ
ル使用してもよい。 またカルボン酸ハライドにアミン(4)を反応させ
る方法を採用する場合、該反応は塩基性化合物の
存在下適当な溶媒中にて行なわれる。用いられる
塩基性化合物としては公知のものを広く使用で
き、例えば上記シヨツテン−バウマン反応に用い
られる塩基性化合物のほかに水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム等を挙げることができる。用いられる溶媒と
しては、例えば上記シヨツテン−バウマン反応に
用いられる溶媒のほかにメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール、3−メトキシ−
1−ブタノール、エチルセロソルブ、メチルセロ
ソルブ等のアルコール類、ピリジン、アセトン等
を挙げることができる。アミン(4)とカルボン酸ハ
ライドとの使用割合としては特に限定がなく広い
範囲内で適宜選択すればよいが、通常前者に対し
て後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等
モル〜5倍モル量用いるのがよい。該反応は通常
−20〜180℃程度、好ましくは0〜150℃にて行な
われ、一般に5分〜30時間で反応は完結する。 〔式中R4はハロゲン原子を示す。R1、R2、R3
及びXは前記に同じ。〕 一般式(12)の化合物と一般式(3)の化合物との反応
は、前記一般式(2)の化合物と一般式(3)の化合物と
の反応と同様の条件下にて行なわれる。 一般式(13)の化合物の閉環反応は、一般にフ
リーデル−クラフツ反応と呼ばれるものであり、
この反応は溶媒中ルイス酸の存在下に行なわれ
る。この際使用される溶媒としてはこの種の反応
に通常使用されるものが有利に用いられ、例えば
二硫化炭素、ニトロベンゼン、クロルベンゼン、
ジクロルメタン、ジクロルエタン、トリクロルエ
タン、テトラクロルエタン等が例示される。更に
ルイス酸も従来使用されているものが好適に用い
られ、例えば塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化
鉄、塩化錫、三臭化硼素、三弗化硼素、濃硫酸等
が使用され得る。ルイス酸の使用量は適宜に決定
すれば良いが、通常一般式(13)の化合物に対し
て2〜6倍モル程度、好ましくは3〜4倍モル程
度が用いられる。反応温度は適宜選択されるが通
常20〜120℃程度、好ましくは40〜70℃程度とす
るのがよい。該反応の反応時間は原料、触媒、反
応温度等により異なり一概には言えないが、通常
0.5〜6時間程度にて反応は終了する。 〔式中R1、R2及びR3は前記に同じ。〕 一般式(1i)の化合物の還元には通常の接触還
元条件が適用される。用いられる触媒としてはパ
ラジウム、パラジウム−炭素、プラチナ、ラネー
ニツケル等の金属を例示でき、斯かる金属を通常
の触媒量で用いるのがよい。また用いられる溶媒
としては例えばメタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、ジオキサン、THF、ヘキサン、シ
クロヘキサン、酢酸エチル等を挙げることができ
る。該還元反応は常圧及び加圧下のいずれでも行
なうことができるが、通常常圧〜20Kg/cm3、好ま
しくは常圧〜10Kg/cm3にて行なうのがよい。また
反応温度としては通常0〜150℃程度、好ましく
は室温〜100℃とするのがよい。 また一般式(1h)の化合物の脱水素反応は、
適当な溶媒中酸化剤を使用して行なわれる。用い
られる酸化剤としては例えば2,3−ジクロロ−
5,6−ジシアノベンゾキノン、クロラニル
(2,3,5,6−テトラクロロベンゾキノン)
等のベンゾキノン類、N−ブロモコハク酸イミ
ド、N−クロロコハク酸イミド、臭素等のハロゲ
ン化剤、二酸化セレン、パラジウム炭素、パラジ
ウム黒、酸化パラジウム、ラネーニツケル等の水
素化触媒等を挙げることができる。ハロゲン化剤
の使用量としては特に限定されず広い範囲から適
宜選択すればよいが通常一般式(1h)の化合物
に対して通常1〜5倍モル量、好ましくは1〜2
倍モル量使用するのがよい。また水素化触媒を用
いる場合には通常の触媒量とするのがよい。溶媒
としてはジオキサン、テトラヒドロフラン、メト
キシエタノール、ジメトキシエタン等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン等の
芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化
炭化水素類、ブタノール、アミルアルコール、ヘ
キサノール等のアルコール類、酢酸等の極性プロ
トン溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の極
性非プロトン溶媒類等を例示できる。該反応は通
常室温〜300℃、好ましくは室温〜200℃にて行な
われ、一般に1〜40時間程度で反応は終了する。 更に一般式(1)で表わされる本発明の化合物のう
ちR1が水素原子を示し且つカルボスチリル骨格
の3位及び4位の炭素間結合が二重結合である化
合物は、下記反応行程式−5に示すようにラクタ
ム−ラクチム型の互変異性をとり得る。 〔式中R2及びR3は前記に同じ。〕 また一般式(1)で表わされる本発明の化合物は下
記反応行程式−6に示す方法によつても製造され
る。 〔式中R5及びR5′は低級アルキル基を示す。R5
とR5′とはこれらが結合する酸素原子と共に互い
に結合して低級アルキレンジオキシ基を形成して
もよい。R6は水素原子又は低級アルキル基を示
す。R6′は低級アルキル基を示す。R1′は低級アル
カノイル基を示す。〓は一重結合又は二重結合を
示す。R1、R4及びX2は前記に同じ。〕 一般式(15)の化合物のニトロ化は、通常の芳
香族化合物のニトロ化反応条件下で例えば無溶媒
もしくは適当な不活性溶媒中ニトロ化剤を用いて
行なわれる。不活性溶媒としては例えば酢酸、無
水酢酸、濃硫酸等を、またニトロ化剤としては例
えば発煙硝酸、濃硝酸、混酸(硫酸、発煙硫酸、
リン酸又は無水酢酸と硝酸)、硫酸カリウム、硝
酸ナトリウム等のアルカリ金属硝酸塩と硫酸等を
夫々例示できる。上記ニトロ化剤の使用量は、原
料化合物に対し等モル以上通常過剰量とすればよ
く、反応は有利には0〜室温付近で1〜4時間で
実施される。 一般式(16)の化合物のアルデヒド基のアセタ
ール化反応は、適当な溶媒中、アセタール化剤と
酸の存在下反応させることにより行なわれる。こ
こで使用される溶媒としては、反応に影響を与え
ないものであればいずれでもよく、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
メタノール、エタノール等のアルコール類、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド等が
例示出来る。アセタール化剤としては、例えばメ
タノール、エタノール、イソプロパノール、エチ
レングリコール等のアルコール類、オルトギ酸エ
チル等のオルトエステル類が使用される。酸とし
ては例えば塩酸、硫酸等の鉱酸類、パラトルエン
スルホン酸等の有機酸等を挙げることが出来る。
使用されるアセタール化剤の量としては、一般式
(16)の化合物に対して、オルトエステル類を用
いる場合は、少なくとも等モル、好ましくは1〜
1.5倍モル使用するのがよく、アルコール類を使
用する場合は、少なくとも2倍モル、通常大過剰
使用するのがよい。反応温度は、通常0〜50℃、
好ましくは室温付近とするのがよく、30分〜5時
間程度で反応は終了する。 一般式(17)の化合物と一般式(18)のピペラ
ジン誘導体との反応は、溶媒の存在下行うことが
出来る。使用される溶媒としては、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
メタノール、エタノール、イソプロパノール等の
低級アルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン(THF)、エチレングリコールジメチルエー
テル、ジエチルエーテル等のエーテル類、N−メ
チルピロリドン、ジメチルホルムアミド
(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド等の極性溶剤を挙げ
ることが出来る。上記反応は、より有利には塩基
性化合物を脱酸剤として用いて行つてもよい。該
塩基性化合物としては、例えば炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウム、
トリエチルアミン、トリプロピルアミン等の第三
級アミン、ピリジン、キノリン等を例示できる。
一般式(18)のピペラジン誘導体の使用量として
は、一般式(17)の化合物に対して通常1〜10倍
モル量、好ましくは3〜7倍モル量使用するのが
よい。反応温度は通常50〜150℃、好ましくは50
〜100℃とするのがよく、一般に1.5〜10時間程度
で反応は終了する。 一般式(19)の化合物の加水分解反応は、例え
ばメタノール、エタノール、イソプロパノール等
のアルコール類中、塩酸、硫酸等の鉱酸の存在下
に、反応温度室温〜溶媒の沸点温度にて、30分〜
3時間反応させることにより行なわれる。 一般式(20)の化合物とマロン酸(21)との反
応は、適当な溶媒中塩基性化合物の存在下に行な
われる。使用される溶媒としては、前記化合物
(17)と(18)との反応で使用される溶媒をすべ
て使用出来、それに加えて、ピリジン等の極性溶
媒も使用出来る。該塩基性化合物としては、例え
ば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、ナトリウムアミド、
水素化ナトリウム、トリエチルアミン、トリプロ
ピルアミン、ピペリジン等の第三級アミン、ピリ
ジン、キノリン等を例示できる。一般式(20)の
化合物とマロン酸(21)の使用割合としては、一
般式(20)の化合物に対して、少なくとも等モ
ル、通常2〜7倍モル使用するのがよい。反応は
通常0〜200℃、好ましくは70〜150℃程度にて行
なわれ、1〜10時間程度で反応は終了する。 一般式(22)の化合物のエステル化反応は、例
えばメチルアルコール、エチルアルコール、イソ
プロピルアルコール等のアルコール類中、塩酸、
硫酸等の酸又はチオニルクロライド、オキシ塩化
リン、五塩化リン、三塩化リン等のハロゲン化剤
の存在下、通常0〜150℃、好ましくは50〜100℃
にて、1〜10時間程度で行なわれる。酸の使用量
としては、一般式(22)の化合物に対して通常1
〜1.2倍モル量使用出来、またハロゲン化剤の使
用量としては、一般式(22)の化合物に対して少
なくとも等モル、好ましくは1〜5倍モル量使用
するのがよい。 一般式(22)又は(23)の化合物を還元して一
般式(24)の化合物を得る反応としては、例えば
適当な溶媒中接触還元触媒を用いて還元するか
又は適当な不活性溶媒中、金属もしくは金属塩
と酸又は金属もしくは金属塩とアルカリ金属水酸
化物、硫化物、アンモニウム塩等との混合物等を
還元剤として用いて還元することにより行なわれ
る。の接触還元を用いる場合、使用される溶媒
としては、例えば水、酢酸、メタノール、エタノ
ール、イソプロパノール等のアルコール類、ヘキ
サン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテ
ル類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、
N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性
極性溶媒等が挙げられる。使用される接触還元触
媒としては、例えばパラジウム、パラジウム−
黒、パラジウム−炭素、白金、酸化白金、亜クロ
ム酸銅、ラネーニツケル等が用いられる。触媒の
使用量としては、一般式(22)又は(23)の化合
物に対して0.02〜1.00倍重量用いるのがよい。反
応は通常−20〜室温付近、好ましくは0〜室温付
近、水素圧は1〜10気圧で行なわれ、反応は0.5
〜10時間程度で終了する。またの方法を用いる
場合、鉄、亜鉛、錫もしくは塩化第一錫と塩酸、
硫酸等の鉱酸、又は鉄、硫酸第一鉄、亜鉛もしく
は錫と水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化
物、硫化アンモニウム等の硫化物、アンモニア
水、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩との混
合物が環元剤として用いられる。使用される不活
性溶媒としては、例えば水、酢酸、メタノール、
エタノール、ジオキサン等を例示できる。上記還
元反応の条件としては用いられる還元剤によつて
適宜選択すればよく、例えば塩化第一錫と塩酸と
を還元剤として用いる場合有利には0〜室温付
近、0.5〜10時間程度反応を行なうのがよい。還
元剤の使用量としては、原料化合物に対して少な
くとも等モル量、通常は等モル〜5倍モル量用い
られる。またの方法において50〜150℃付近に
て反応を行なうと、化合物(24)を経て一般式(1)
の化合物を直接得ることができる。 一般式(24)の化合物のアシル化は、適当なア
シル化剤を用いることにより行なわれる。ここで
アシル化剤としては例えば酢酸等の低級アルカン
酸、無水酢酸等の低級アルカン酸無水物、アセチ
ルクロライド等の低級アルカン酸ハロゲン化物等
を挙げることができる。アシル化剤として低級ア
ルカン酸無水物又は低級アルカン酸ハロゲン化物
を使用する場合、アシル化反応は塩基性化合物の
存在下にて行なわれる。使用される塩基性化合物
としては例えば金属ナトリウム、金属カリウム等
のアルカリ金属及びこれらアルカリ金属の水酸化
物、炭酸塩、重炭酸塩或いはピリジン、ピペリジ
ン等の芳香族アミン化合物等が挙げられる。該反
応は無溶媒もしくは溶媒中のいずれでも進行する
が、通常は適当な溶媒を用いて行なわれる。溶媒
としては例えばアセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類、エーテル、ジオキサン等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、水等が挙げられる。アシル化剤は原料
化合物に対して等モル〜大過剰量の範囲内で用い
られるが、一般には5〜10倍モル用いるのがよ
い。また該反応は0〜150℃で進行するが、一般
には0〜80℃で行なうのがよい。さらにまたアシ
ル化剤として低級アルカン酸を使用する場合、反
応系内に脱水剤として硫酸、塩酸等の鉱酸やパラ
トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、エタ
ンスルホン酸等のスルホン酸類を添加し、好まし
くは50〜150℃に反応温度を維持することにより
アシル化反応は有利に進行する。 一般式(24)又は(25)の化合物を環化して一
般式(1)の化合物を得る反応は、適当な溶媒中、塩
基性化合物又は酸、好ましくは酸の存在下又は非
存在下に行なわれる。用いられる塩基性化合物と
しては、公知のものを広く使用出来、例えばトリ
エチルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジ
メチルアニリン、N−メチルモルホリン、1,5
−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノネン−5
(DBN)、1,5−ジアザビシクロ〔5,4,0〕
ウンデセン−5(DBU)、1,4−ジアザビシク
ロ〔2,2,2〕オクタン(DABCO)等の有機
塩酸、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、
水素化カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナ
トリウム等の無機塩基が挙げられる。酸として
は、例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸、硝酸、ポリ
リン酸等の無機酸、p−トルエンスルホン酸、エ
タンスルホン酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸等
を例示できる。使用される溶媒としては、反応に
影響を与えないものであればいずれも使用出来、
例えばメタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、エ
チルセロソルブ、メチルセロソルブ等のアルコー
ル類、ピリジン、アセトン等を挙げることができ
る。塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタ
ン、ジフエニルエーテル等のエーテル類、酢酸メ
チル、酢酸エチル等のエステル類、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキ
サメチルリン酸トリアミド等の非プロトン性極性
溶媒又はその混合溶媒などが挙げられる。該反応
は、通常−20〜150℃、好ましくは0〜150℃にて
行なわれ、反応は一般に5分〜30時間で終了す
る。 また一般式(1f)で表わされる本発明の化合物
のうちフエニル環上の置換基がアミノ基を示す化
合物は、フエニル環上の置換基がニトロ基を示す
化合物を還元することにより容易に製造される。
この還元には例えば芳香族ニトロ基を芳香族アミ
ン基に還元する通常の条件を採用でき、より具体
的には亜硫酸ソーダ、亜硫酸ガス等の還元剤を用
いる方法、パラジウム−炭素等の還元触媒を用い
る接触還元法等を用いることができる。 上記一般式(1)で表わされる本発明の化合物のう
ちR2が水素原子を示す化合物は、対応するR2が
低級アルコキシ基を示す化合物をエーテル分解す
ることによつても製造される。このエーテル分解
は例えば三臭化硼素、三弗化硼素、塩化アルミニ
ウム等のルイス酸の存在下に行なわれる。斯かる
ルイス酸は原料化合物に対して通常過剰量用いる
のがよい。また反応温度は通常−30℃〜室温程度
である。 一般式(1)で表わされる本発明の化合物のうち
R3が水酸基又はアミノ基を示す化合物は、対応
するR3が低級アルカノイルオキシ基又は置換基
として低級アルカノイル基を有するアミノ基を示
す化合物をそれぞれ加水分解することによつても
製造される。この加水分解は適当な溶媒中酸又は
塩基性化合物の存在下にて行なわれる。溶媒とし
ては例えば水、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等の低級アルコール類、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等のエーテル類、これらの混
合溶媒等を挙げることができる。酸としては例え
ば塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸等を、また塩
基性化合物としては例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化
物等をそれぞれ挙げることができる。該反応は通
常室温〜150℃、好ましくは80〜120℃にて好適に
進行し、一般に1〜15時間程度で反応は終了す
る。 また一般式(1)で表わされる本発明の化合物のう
ちR3が低級アルカノイルアミノ基又は低級アル
カノイルオキシ基を示す化合物はR3がアミノ基
又は水酸基を示す化合物をアシル化することによ
つても製造される。このアシル化反応は、前記一
般式(24)の化合物のアシル化と同様の反応条件
下にて行なうのがよい。 一般式(1)の化合物は反応行程式−7に示す方法
によつても製造される。 〔式中AはR7CH=CH−(R7は低級アルコキシ
基又はハロゲン原子)、
【式】(R8及
びR9は低級アルキル基)又はCH≡C−を示す。
R1、R2及びR3は前記に同じ。〕 一般式(26)の化合物と一般式(27)の化合物
との反応は、前記一般式(4)の化合物と一般式(5)の
化合物と同様の反応条件下に行なわれる。 一般式(28)の化合物の環化は、酸の存在下無
溶媒下で又は適当な溶媒中にて行なわれる。酸と
しては特に限定されず通常の無機酸や有機酸を広
く使用でき、具体的には塩酸、臭化水素酸、硫酸
等の無機酸、塩化アルミニウム、三弗化硼素、四
塩化チタン等のルイス酸、ギ酸、酢酸、エタンス
ルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸等
を例示し得る。これらの酸のうちで塩酸、臭化水
素酸、硫酸等が好ましい。斯かる酸の使用量とし
ては、通常一般式(28)の化合物に対して少くと
も等重量、好ましくは10〜50倍重量の酸を用いる
のがよい。また溶媒としては通常の不活性溶媒を
広く使用でき、例えば水、メタノール、エタノー
ル、プロパノール等の低級アルコール類、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベン
ゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、塩化メチ
レン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化
炭化水素類、アセトン、ジメチルスルホキシド、
ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリ
アミド等を例示できる。これらのうちで前記低級
アルコール類、エーテル類、アセトン、ジメチル
スルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメ
チルリン酸トリアミド等の水溶性溶媒が好まし
い。該反応は通常0〜100℃、好ましくは室温〜
60℃にて行なわれ、通常5分〜6時間程度で反応
は終了する。 一般式(1)の化合物は反応行程式−8に示す方法
によつても製造される。 〔式中R1、R2、R3、X2及びカルボスチリル骨
格の3位と4位との炭素間結合は前記に同じ。〕 一般式(29)の化合物と一般式(18)の化合物
との反応は、一般に適当な不活性溶媒中、塩基性
縮合剤の存在下又は非存在下にて行なわれる。用
いられる不活性溶媒としては、例えばベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、3−メトキシ−1−ブタノール、エチルセロ
ソルブ、メチルセロソルブ等のアルコール類、ピ
リジン、アセトン、ジメチルスルホキシド、ジメ
チルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド等を挙げることができる。また塩基性縮合剤と
しては例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、
水素化カリウム、トリエチルアミン等を挙げるこ
とができる。一般式(29)の化合物と一般式
(18)の化合物との使用割合としては特に限定が
なく広い範囲内で適宜選択すればよいが、前者に
対して後者を通常少なくとも等モル量程度、好ま
しくは等モル〜5倍モル量用いるのがよい。該反
応は通常室温〜180℃程度、好ましくは100〜150
℃にて行なわれ、一般に3〜30時間程度で反応は
終了する。また該反応においては触媒として銅粉
を用いると反応は有利に進行する。 上記一般式(2)の化合物のうちアミノ基が8位に
置換した化合物(一般式(37)又は(38)の化合
物)は下記反応行程式−13に示す方法によつても
製造される。 〔式中R10は低級アルカノイル基、R11は低級
アルキル基を示す。X2は前記に同じ。〕 一般式(30)の化合物のアシル化は、前記一般
式(24)の化合物のアシル化と同様の反応条件下
に行なわれる。一般式(31)の化合物のニトロ基
の還元は、前記一般式(22)又は(23)の還元と
同様の反応条件下に行なわれる。一般式(32)の
化合物と一般式(33)の化合物との反応は、後者
に対して前者を通常少なくとも等モル、好ましく
は1〜5倍モル量用いる以外は、前記化合物(4)と
化合物(5)との反応において化合物(5)としてカルボ
ン酸ハライドを用いる反応と同様の条件下に行な
えばよいが、塩基性化合物の非存在下でも反応は
進行する。一般式(34)の化合物の環化反応は、
前記一般式(28)の化合物の環化反応と同様の反
応条件下に行なうことができる。一般式(35)の
カルボスチリル誘導体の還元は、前記一般式
(1i)のカルボスチリル誘導体の還元と同様の反
応条件下に行なうことができる。一般式(35)又
は36のカルボスチリル誘導体の加水分解反応は、
前記一般式(1)の化合物のうちR3が低級アルカノ
イルアミノ基を示す化合物の加水分解反応と同様
の反応条件下に行なうことができる。 本発明の一般式(1)で表わされるカルボスチリル
誘導体は、医学的に許容される酸を作用させるこ
とにより容易に酸付加塩とすることができる。該
酸としては例えば、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水
素酸等の無機酸、シユウ酸、マレイン酸、フマー
ル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸等
の有機酸を挙げることができる。 また本発明の一般式(1)で表わされるカルボスチ
リル誘導体のうち酸性基を有する化合物は、医薬
的に許容される塩基性化合物を作用させることに
より容易に塩を形成させることができる。該塩基
性化合物としては例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム等を挙げることができる。 斯くして得られる各々の行程での目的化合物
は、通常の分離手段により容易に単離精製するこ
とができる。該分離手段としては、例えば溶媒抽
出法、稀釈法、再結晶法、カラムクロマトグラフ
イー、プレパラテイブ薄層クロマトグラフイー等
を例示できる。 尚本発明は光学異性体も当然に包含するもので
ある。 一般式(1)の化合物は通常、一般的な医薬製剤の
形態で用いられる。製剤は通常使用される充填
剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性
剤、滑沢剤などの稀釈剤あるいは賦形剤を用いて
調製される。この医薬製剤としては各種の形態が
治療目的に応じて選択でき、その代表的なものと
して錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆
粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤
等)などが挙げられる。錠剤の形態に成形するに
際しては、担体としてこの分野で従来公知のもの
を広く使用でき、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリ
ウム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウ
ム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸などの賦
形剤、水、エタノール、プロパノール、単シロツ
プ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カ
ルボキシメチルセルロース、セラツク、メチルセ
ルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリド
ンなど結合剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリ
ウム、カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナト
リウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、
乳糖などの崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバ
ター、水素添加油などの崩壊抑制剤、第四級アン
モニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウムなどの吸
収促進剤、グリセリン、デンプンなどの保湿剤、
デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロ
イド状ケイ酸などの吸着剤、精製タルク、ステア
リン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコールな
どの滑沢剤などが例示できる。さらに錠剤は必要
に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、
ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フイルムコーテイン
グ錠あるいは二重錠、多層錠とすることができ
る。丸剤の形態に成形するに際しては、担体とし
てこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例
えばブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化
植物油、カオリン、タルクなどの賦形剤、アラビ
アゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール
などの結合剤、ラミナランカンテンなどの崩壊剤
などが例示できる。坐剤の形態に成形するに際し
ては、担体として従来公知のものを広く使用で
き、例えばポリエチレングリコール、カカオ脂、
高級アルコール、高級アルコールのエステル類、
ゼラチン、半合成グリセライドなどを挙げること
ができる。注射剤として調製される場合には、液
剤および懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であ
るのが好ましく、これら液剤、乳剤および懸濁剤
の形態に成形するのに際しては、稀釈剤としてこ
の分野において慣用されているものをすべて使用
でき、例えば水、エチルアルコール、プロピレン
グリコール、エトキシ化イソステアリルアルコー
ル、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類な
どを挙げることができる。なお、この場合等張性
の溶液を調製するに充分な量の食塩、ブドウ糖あ
るいはグリセリンを強心剤中に含有せしめてもよ
く、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤な
どを添加してもよい。更に必要に応じて着色剤、
保存剤、香料、風味剤、甘味剤などや他の医薬品
を該治療剤中に含有せしめてもよい。 本発明の強心剤中に含有されるべき一般式(1)の
化合物の量はとくに限定されず広範囲に選択され
るが、通常全組成物中1〜70重量%、好ましくは
1〜30重量%である。 本発明の強心剤の投与方法にはとくに制限はな
く、各種製剤形態、患者の年令、性別その他の条
件、疾患の程度などに応じた方法で投与される。
例えば錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤
およびカプセル剤の場合には経口投与される。ま
た注射剤の場合には単独であるいはブドウ糖、ア
ミノ酸などの通常の補液と混合して静脈内投与さ
れ、さらには必要に応じて単独で筋肉内、皮内、
皮下もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には
直腸内投与される。 本発明の強心剤の投与量は用法、患者の年令、
性別その他の条件、疾患の程度などにより適宜選
択されるが、通常有効成分である一般式(1)の化合
物の量は1日当り体重1Kg当り約0.1〜10mgとす
るのがよい。また、投与単位形態中に有効成分を
2〜200mg含有せしめるのがよい。 以下に参考例及び実施例を挙げる。 参考例 1 濃硫酸500mlに外部氷冷撹拌下に濃硝酸29.3ml
を滴下し、さらにm−クロロベンズアルデヒド50
gを5℃以下にて滴下する。室温にて1時間撹拌
後、反応混合物を氷中に注入し、析出固体を取
する。析出固体を水洗後、塩化メチレンに溶解
し、塩化メチレン層を希苛性ソーダ水溶液にて洗
い、さらに水洗後硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を留去する。62.3gの2−ニトロ−5−クロロベ
ンズアルデヒドを得る。 mp65〜69℃ 参考例 2 2−ニトロ−5−クロルベンズアルデヒド100
gをトルエン1000mlに溶解する。次にp−トルエ
ンスルホン酸10g及びオルトギ酸エチル87.8gを
加え、室温にて1時間撹拌する。希苛性ソーダ水
溶液にて中和し、トルエン層を水洗後無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥し、濃縮し、138gのオイル状
の2−ニトロ−5−クロロベンズアルデヒドジエ
チルアセタールを得る。 参考例 3 2−ニトロ−5−クロロベンズアルデヒドジエ
チルアセタール138gをDMF750mlに溶解し、無
水ピペラジン250gを加え80℃にて4時間撹拌す
る。過剰のピペラジン及びDMFを減圧留去し、
残渣に希苛性ソーダ水溶液を加え、溶解後塩化メ
チレンにて抽出する。塩化メチレン層を水洗後、
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去する。残渣
にイソプロピルアルコール850mlを加え、溶解す
る。濃HCl65mlを加え、1時間加熱還流する。冷
却後、析出結晶を取する。93gの2−ニトロ−
5−ピペラジニルベンズアルデヒド・塩酸塩を得
る。 mp195〜201℃ 参考例 4 2−ニトロ−5−ピペラジニルベンズアルデヒ
ド・塩酸塩47gをピリジン500mlに溶解し、ピペ
リジン5g、マロン酸100gを加え5時間加熱還
流する。冷却後析出結果を取する。取した結
晶にメタノール1000mlを加え1時間加熱還流す
る。冷却後取する。42gの2−ニトロ−5−ピ
ペラジニルケイ皮酸を得る。 mp229〜237℃ 参考例 5 2−ニトロ−5−ピペラジニルケイ皮酸10gを
エチルアルコール100mlに懸濁し、外部氷冷撹拌
下にチオニルクロライド3mlを滴下する。3時間
加熱還流する。エチルアルコール、チオニルクロ
ライドを留去し、残渣にイソプロパノールを加
え、加熱溶解し、冷却する。析出する黄色結晶を
取する。4.3gの2−ニトロ−5−ピペラジニ
ルケイ皮酸エチルエステル塩酸塩を得る。 mp210−220℃ 参考例 6 2−ニトロ−5−ピペラジニルベンズアルデヒ
ド5gをDMF50mlに懸濁し、トリエチルアミン
6mlを加え、外部氷冷撹拌下に3,4−ジメトキ
シベンゾイルクロライド4.4gをDMF20mlに溶解
した溶液を滴下する。室温にて2時間撹拌し、飽
和食塩水の中にあける。塩化メチレンにて抽出
し、塩化メチレン層を水洗後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。溶媒を留去し、メチルアルコール
を加え、加熱後冷却し、取する。DMFにて再
結晶し、4.5gの2−ニトロ−5−〔4−(3,4
−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
ベンズアルデヒドの黄色結晶を得る。 mp196〜198℃ 参考例 7 2−ニトロ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)−1−ピペラジニル〕ベンズアルデヒ
ド4gをピリジン20mlを加え、溶解し、マロン酸
2.1g、ピペリジン0.4mlを加え、80℃にて4時間
撹拌する。ピリジン及びピペリジンを濃縮し、希
塩酸水溶液にあけ、塩化メチレンにて抽出する。
塩化メチレン層を水洗し、溶媒を濃縮する。残渣
にメタノールを加え、冷却し、析出結晶を取す
る。3.7gの2−ニトロ−5−〔4−(3,4−ジ
メトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕ケイ
皮酸を得る。 mp197〜202℃ 参考例 8 2−ニトロ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)ピペラジノ〕ケイ皮酸12gを濃塩酸60
mlに溶解する。この中に塩化第一スズ20gを濃塩
酸40mlに溶解した溶液を室温にて滴下する。2時
間撹拌後析出結晶を取する。この結晶をメタノ
ール240mlに溶解し、10%苛性ソーダ水溶液にて
中和し、折出結果を取する。メタノール液を濃
縮し、エタノールにて再結晶する。6.3gの2−
アミノ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイ
ル)ピペラジノ〕ケイ皮酸を得る。 mp168〜170.5℃ 淡黄色粉末状晶 参考例 9 2−アミノ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)ピペラジノ〕ケイ皮酸5gをエタノー
ル−水混合溶媒に溶解し、5%パラジウム炭素
0.5gを加え、常圧にて還元する。理論量の水素
を吸収させた後、触媒を過し、エタノール−水
を濃縮乾固する。クロロホルムに溶解し、シリカ
ゲルクロマトにより分離し、1.5gの3−〔2−ア
ミノ−5−{4−(3,4−ジメトキシベンゾイ
ル)ピペラジノ}フエニル〕プロピオン酸を得
る。 mp98〜101℃ 参考例 10 3−〔2−アミノ−5−{4−(3,4−ジメト
キシベンゾイル)ピペラジノ}フエニル}プロピ
オン酸4.4gを酢酸40mlに溶解し、無水酢酸1.1g
を加え室温にて1時間撹拌する。酢酸を濃縮後、
水を加える。析出結晶を取する。水洗後アセト
ン−水の混合溶媒にて再結晶する。1.5gの3−
〔2−アミノアセチル−5−{4−(3,4−ジメ
トキシベンゾイル)ペピラジノ}フエニル〕プロ
ピオン酸を得る。 mp78.5〜80.5℃ 参考例 11 o−ニトロアニリン300gを無水酢酸620mlに溶
解し、40〜50℃で3時間撹拌する。反応混合物を
氷水中に注ぎ込み、析出晶を取し、乾燥する。
得られるo−アセチルアミノニトロベンゼンをメ
タノール2.4に懸濁し、10%Pd/C20gを加え、
常温、常圧で接触還元を行なう。反応終了後触媒
を別し、溶媒を減圧留去すると結晶が得られ
る。これをエタノールで洗浄し、得られる結晶を
五酸化リン上で減圧乾燥してo−アミノアセトア
ニリド248gを得る。 参考例 12 o−アセチルアミノアニリン248gをジメチル
ホルムアミド1に溶解し、室温撹拌下にβ−エ
トキシアクリル酸クロリド114gのジメチルホル
ムアミド400ml溶液を3.5時間要して滴下する。そ
の後同温度にてさらに30分撹拌する。反応混合物
を氷水中に注ぎ込み析出晶を取して1−アセチ
ルアミノ−2−(β−エトキシアクリロイルアミ
ド)ベンゼン84.9gを得る。 参考例 13 1−アセチルアミノ−2−(β−エトキシアク
リロイルアミド)ベンゼン84.9gを濃硫酸中に室
温撹拌下徐々に加える。添加終了後室温にてさら
に2時間撹拌する。反応混合物を多量の氷水中に
注ぎ込み、析出晶を取し、8−アセチルアミノ
カルボスチリル49.5gを得る。 参考例 14 8−アセチルアミノカルボスチリル15.0gをジ
オキサン300mlに懸濁し、10%Pd/C2.0gを加
え、70〜80℃、常圧下に接触還元を行なう。反応
終了後触媒を別し、溶媒を減圧留去して、8−
アセチルアミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル14.3gを得る。 参考例 15 8−アセチルアミノ−3,4−ジヒドロカルボ
スチリル11.8gを20%塩酸90mlに懸濁し、加熱還
流下に1時間撹拌する。反応混合物を氷水中に注
ぎ込み、5N−水酸化ナトリウムで中和し、さら
に飽和重曹水を加えてPH≒8とする。析出晶を
取し、8−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル7.87gを得る。 参考例 16 8−アセチルアミノカルボスチリル21.5gを20
%塩酸190mlに懸濁し、加熱還流下に1時間撹拌
する。反応混合物を氷水中に注ぎ込み、5N−水
酸化ナトリウムで中和する。析出晶を取して、
8−アミノカルボスチリル15.47gを得る。 参考例 17 6−アミノ−3,4−ジビドロカルボスチリル
9.36g、N,N−(ジ−β−ブロモエチル)−3,
4−ジメトキシベンズアミド18.3g及びメタノー
ル70mlの混合物を15時間撹拌還流する。冷後炭酸
カリウム3.06gを加えて8時間撹拌還流する。冷
後析出する結晶を取する。メタノールで洗浄
し、エタノール−クロロホルムで再結晶して8.5
gの6−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)
−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボ
スチリルを得た。 mp238−239.5℃ 無色粒状晶 元素分析 C H N 計算値(%) 66.84 6.33 10.63 実測値(%) 66.71 6.51 10.52 実施例3と同様にして実施例1〜29の化合物を
得た。 実施例 1 6−(4−エトキシカルボニル−1−ピペラジ
ニル)カルボスチリル mp223〜224℃(メタノール) 黄色針状晶 実施例 2 6−〔4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp250.5〜252℃ (メタノール−クロロホル
ム) 黄色粉末状晶 実施例 3 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp265〜266℃ (メタノール−クロロホルム) 黄色粉末状晶 実施例 4 6−〔4−(4−メトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル mp230〜233℃ (クロロホルム−メタノール) 黄色針状晶 実施例 5 6−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル〕カルボスチリル mp265〜266.5℃(分解) (メタノール−クロロホルム) 黄色粒状晶 実施例 6 6−〔4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイ
ル)−1−ピペラジニル〕カルボスチリル mp249.5〜250℃ メタノール−クロロホルム) 黄色針状晶 実施例 7 6−〔4−(4−シアノベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp300〜301℃(分解) (エタノール−クロロホルム) 黄色粉末状晶 実施例 8 6−〔4−(3,4−メチレンジオキシベンゾイ
ル)−1−ピペラジニル〕カルボスチリル mp266〜267℃(分解) (メタノール−クロロホルム) 黄色粉末状晶 実施例 9 6−〔4−(4−ニトロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp265〜266℃(分解) (メタノール−クロロホルム) 黄色針状晶 実施例 10 6−〔4−(4−アミノベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp287〜290℃(クロロホルム−メタノール) 黄色粉末状晶 実施例 11 6−(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル〕カ
ルボスチリル mp264〜265℃ (エタノール−クロロホルム) 黄色針状晶 実施例 12 5−〔4−(4−アセチルアミノベンゾイル)−
1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボス
チリル mp300℃以上(クロロホルム−メタノール) 無色粉末状晶 実施例 13 6−〔4−(4−ホルミル)−1−ピペラジニル〕
カルボスチリル mp286.5〜288℃(メタノール) 黄色鱗片状晶 実施例 14 6−〔4−(4−メチルチオベンゾイル)−1−
ピペラジニル〕カルボスチリル mp247.5〜249.5℃ (クロロホルム−メタノール) 黄色針状晶 実施例 15 6−〔4−(3−ピリジルカルボニル)−1−ピ
ペラジニル〕3,4−ジヒドロカルボスチリル mp250〜252℃(エタノール) 黄色針状晶 実施例 16 6−〔4−(4−メトキシフエニルアセチル)−
1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボス
チリル mp266〜268.5℃(メタノール) 黄色粉末状晶 実施例 17 6−(4−フエニルプロピオニル−1−ピペラ
ジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル mp189.5〜191℃ (クロロホルム−メタノール) 黄色粒状晶 実施例 18 8−(4−ベンゾイル)−1−ピペラジニル)カ
ルボスチリル mp244〜245℃(エタノール) 無色粉末状晶 実施例 19 8−〔4−(4−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp255.5〜257℃ (エタノール−クロロホルム) 無色粉末状晶 実施例 20 8−〔4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp208〜209℃(エタノール) 無色粒状晶 実施例 21 8−〔4−(2−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp239〜240.5℃(エタノール) 無色針状晶 実施例 22 8−〔4−(4−メトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル mp208〜210℃(エタノール) 無色鱗片状晶 実施例 23 8−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル〕カルボスチリル mp197〜198℃(エタノール−エーテル) 無色鱗片状晶 実施例 24 8−〔4−(4−メチルチオベンゾイル)−1−
ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル mp178〜179.5℃(エタノール) 無色粒状晶 実施例 25 7−〔4−(4−メチルチオベンゾイル)−1−
ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル mp258〜260℃ (クロロホルム−メタノール) 無色稜状晶 実施例 26 6−〔4−(4−メトキシフエニルアセチル)1
−ピペラジニル〕カルボスチリル mp224〜225℃(エタノール) 黄色針状晶 実施例 27 6−〔4−(4−ヒドロキシフエニルアセチル)
−1−ピペラジニル〕カルボスチリル mp300℃以上(ジメチルホルムアミド) 黄色粉末状晶 参考例 18 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカ
ルボスチリル・1臭化水素酸塩3.5gをジメチル
ホルムアミド(以下「DMF」と略す)40mlに懸
濁し、炭酸水素ナトリウム960mgを加え室温にて
30分撹拌して6−(1−ピペラジニル)−3,4−
ジヒドロカルボスチリルとした後、トリエチルア
ミン2.34mlを加え、室温にて撹拌下に3,4−ジ
メトキシベンゾイルクロライド2.9gを含む
DMF10ml溶液を徐々に滴下する。滴下後30分撹
拌する。多量の飽和食塩水に注ぎクロロホルムに
て抽出する。飽和重曹水、次に水洗し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥する。クロロホルムを留去し、
残渣の結晶をクロロホルム−エタノールで再結晶
し、mp238〜239.5℃の6−〔4−(3,4−ジメ
トキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3,4
−ジヒドロカルボスチリル3.8gを得る。 無色粒状晶 元素分析 C H N 計算値(%) 66.84 6.33 10.63 実測値(%) 66.69 6.49 10.51 参考例18と同様にして前記実施例2〜12、14〜
27の化合物を得る。 実施例 28 6−アミノカルボスチリル25g、ビス(β−ブ
ロムエチル)アミン・臭化水素酸塩50g及び
DMFの混合物を80〜90℃にて3時間撹拌する。
室温まで冷却後炭酸ナトリウム8.2gを加え、80
〜90℃にて4時間撹拌する。室温まで冷却し、析
出晶を取、エタノールで洗浄、乾燥し、エタノ
ール−水から再結晶して6−(1−ピペラジニル)
カルボスチリル・臭化水素酸塩22gを得る。 mp300℃以上 淡黄色稜状晶 実施例 29 6−(1−ピペラジニル)カルボスチリル・臭
化水素酸塩2gをDMF20mlに懸濁し、トリエチ
ルアミン2.34mlを加え、室温撹拌下に3,4−メ
チレンジオキシベンゾイルクロライド1.43gの
DMF2ml溶液を徐々に滴下する。滴下後、室温に
て30分撹拌後、多量の水に注ぎ、析出する結晶を
取する。乾燥後シリカゲルカラムにて精製し、
クロロホルム−メタノールで再結晶し、mp266〜
267℃(分解)の6−〔4−(3,4−メチレンジ
オキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕カルボ
スチリル1.9gを得る。 黄色粉末状晶 実施例 30 8−アミノカルボスチリル15.47g及びビス
(β−ジブロモエチル)アミン・臭化水素酸塩33
gをDMFに懸濁し、70〜80℃にて10時間撹拌す
る。これに炭酸ナトリウム5.1gを加え、同温度
で7時間撹拌する。溶媒を減圧留去後、残渣にメ
タノールを加え結晶化すると粗結晶が得られる。
これをメタノール−エーテルより再結晶して8−
(1−ピペラジニル)カルボスチリル・臭化水素
酸塩5.1gを得る。 mp300℃以上 無色鱗片状晶 実施例 31 8−(1−ピペラジニル)カルボスチリル0.7g
及び炭酸水素ナトリウム0.2gをDMF5mlに懸濁
し、室温で30分撹拌する。この液にトリエチルア
ミン0.4mlを加え、2−クロロベンゾイルクロラ
イド0.47gのDMF5ml溶液を滴下し、室温でさら
に30分撹拌する。反応混合物を飽和重曹水に注ぎ
込み、クロロホルム抽出する。有機層を水洗し、
次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥後溶媒を減圧留去し、エーテルを加えて結晶化
する。エタノールより再結晶して8−〔4−(2−
クロロベンゾイル)−1−ピペラジニル〕カルボ
スチリル0.24gを得る。 mp239〜240.5℃ 無色針状晶 実施例 19 (a) 6−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル9.36gをメタノール70mlに溶解し、ジ−β−
ブロムエチルエーテル13.5gを加えて10時間撹
還流を行う。冷後、炭酸カリウム3.06gを加え
て10時間還流後、冷却し析出結晶を取する。
結晶を40mlの水に溶解し、希水酸化ナトリウム
溶液にて、弱アルカリ性とする。母液を留去
し、残渣にイソプロパノールを加えて析出結晶
を取する。4.7gの6−(4−モルホリノ)−
3,4−ジヒドロカルボスチリルを得る。IR
及びNMRスペクトルより確認した。 元素分析 C H N 計算値(%) 67.24 6.90 12.07 実測値(%) 67.12 7.02 11.98 (b) 6−モルホリノ−3,4−ジヒドロカルボス
チリル2.32g、4−メトキシベンジルアミン
14.7gを封管中に入れ170〜200℃で5時間加熱
する。減圧濃縮で4−メトキシベンジルアミン
を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフイーにより分離精製しエタノールより再
結晶するとmp196〜198℃無色針状晶の6−〔4
−(4−メトキシベンジル)−1−ピペラジニ
ル〕3,4−ジヒドロカルボスチリル0.35gが
得られる。 元素分析 C H N 計算値(%) 71.79 7.12 11.97 実測値(%) 71.65 6.98 12.10 実施例135と同様にして前記実施例1〜28、30
の化合物を得る。 参考例 20 6−〔ビス−(2−クロロエチル)アミノ〕−3,
4−ジヒドロカルボスチリル14.5gと4−メトキ
シベンジルアミン8.0g、メタノール70mlの混合
物を15時間撹拌還流する。冷後炭酸ナトリウム
3.06gを加えて8時間撹拌還流する。冷後析出す
る結晶を取する。エタノールより再結晶して、
mp196〜198℃、無色針状晶の6−〔4−(4−メ
トキシベンジル)−1−ピペラジニル〕−3,4−
ジヒドロカルボスチリル8.1gを得る。 元素分析 C H N 計算値(%) 71.79 7.12 11.97 実測値(%) 71.62 7.21 11.82 実施例136と同様にして、前記実施例28及び30
の化合物を得る。 参考例 21 (a) 6−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル81gにエチレンクロロヒドリン82gを加えて
約160℃にて10時間撹拌する。放冷後、反応液
に10N−NaOH水100mlを加えて分液し、有機
層をKOHで乾燥する。KOHを去し、母液を
減圧蒸留する。6−〔ビス−(2−ヒドロキシエ
チルアミノ)〕−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル90gを得る。IR及びNMRスペクトルより確
認した。 元素分析 C H N 計算値(%) 62.40 7.20 11.20 実測値(%) 62.27 7.09 11.34 (b) 6−〔ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミ
ノ〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル9g、
4−メトキシベンジルアミン4.1g及びポリリ
ン酸7.6gの混合物を160〜170℃にて約6時間
反応させる。その後反応液を放冷し、水約500
mlを滴下し溶解する。48%水酸化ナトリウムで
中和し、クロロホルムで抽出する。炭酸カリウ
ムで脱水後、クロロホルムを留去し、エタノー
ルより再結晶して、mp196〜198℃、無色針状
晶の6−〔4−(4−メトキシベンジル)−1−
ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル8gを得る。 元素分析 C H N 計算値(%) 71.79 7.12 11.97 実測値(%) 71.91 7.01 11.86 参考例2と同様にして前記実施例28及び30の化
合物を得る。 参考例 22 6−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル
2.7g、N,N−(ジ−2−ヒドロキシエチル)−
3,4−ジメトキシベンズアミド5.9g及び85%
リン酸8.6gを撹拌下165〜175℃にて4.5時間反応
させた。放冷後水約50mlを滴下溶解し、48%水酸
化ナトリウム水溶液で中和し、クロロホルムで抽
出する。炭酸カリウムで脱水後、クロロホルムを
留去し、エタノール−クロロホルムで再結晶して
4.7gの6−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイ
ル)−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカル
ボスチリルを得た。 mp238〜239.5℃ 無色粒状晶 元素分析 C H N 計算値(%) 66.84 6.33 10.63 実測値(%) 66.95 6.23 10.51 参考例22と同様にして前記実施例1〜28、30の
化合物を得る。 参考例 23 (a) p−アミノアニリン7.02gをトルエン150ml
に溶解し、トリエチルアミン9.12mlを加える。
次にβ−ブロムプロピオニルクロライド11gの
トルエン30ml溶液を撹拌下80℃で滴下する。続
いて30分間反応させた後着色ハルツ状物を除去
し、水洗、乾燥、溶媒留去して油状物としてN
−(β−ブロムプロピオニル)−p−アミノ−ア
ニリンを得る。収量10.1g、IR及びNMRスペ
クトルより確認した。 元素分析 C H N 計算値(%) 44.44 4.53 11.52 実測値(%) 44.32 4.61 11.43 (b) N−(β−ブロムプロピオニル)−p−アミノ
−アニリン14.0g、ビス−(β−ブロモエル)
アミン・1臭素酸塩18g、メタノール70mlの混
合物を15時間撹拌還流する。冷後炭酸ナトリウ
ム3.06gを加えて8時間撹拌還流する。冷後析
出する結晶を取し、メタノールで洗浄して
5.3gのN−(β−ブロムプロピオニル)−p−
ピペラジニル−アニリンを得た。IR及びNMR
スペクトルより確認した。 元素分析 C H N 計算値(%) 50.00 5.77 13.46 実測値(%) 49.91 5.69 13.41 (c) N−(β−ブロムプロピオニル)−p−ピペラ
ジニル−アニリン2.2g及び紛砕した無水塩化
アルミニウム28gを二硫化炭素50mlに懸濁し、
4時間加熱還流する。反応液を氷水中に投入
し、析出物を取、水洗、エーテル洗浄ののち
臭化水素酸塩としメタノール−水より再結晶し
て、0.9gの6−(1−ピペラジニル)−3,4
−ジヒドロカルボスチリル・1臭化水素酸塩を
得る。 mp289〜293℃(分解) (メタノール−水) 無色針状晶 元素分析 C H N 計算値(%) 50.00 5.77 13.46 実測値(%) 49.96 5.81 13.51 参考例23と同様にして前記実施例1〜28、30の
化合物を得る。 参考例 24 ジメチルホルムアミド100mlに3,4−ジメト
キシ安息香酸2.6gと1,8−ジアザビシクロ
〔5,4,0〕ウンデセン−7 1.65gをジメチ
ルホルムアミド100mlに加えて、外部氷冷撹拌下
にクロルギ酸イソブチル1.5mlを滴下する。滴下
後30分撹拌し、これに6−(1−ピペラジニル)−
3,4−ジヒドロカルボスチリル2.3gをジメチ
ルホルムアミド40mlにとかした溶液を加えて、室
温にて5時間撹拌する。反応後、溶媒を留去し残
渣をクロロホルム約300mlで抽出し、希NaHCO3
水、水、希塩酸、水で洗浄する。クロロホルムを
留去後、残渣をエタノール−クロロホルムから再
結晶して、mp238〜239.5℃の.6−〔4−(3,
4−ジメトキシベンゾイル−1−ピペラジニル〕
−3,4−ジヒドロカルボスチリル1.7gを得る。 無色粒状晶 元素分析 C H N 計算値(%) 66.84 6.33 10.63 実測値(%) 66.72 6.45 10.52 参考例24と同様にして前記実施例1〜12、14〜
27の化合物を得る。 参考例 25 無水酢酸1.22ml、ギ酸0.5mlの混合物を50〜60
℃にて2時間撹拌する。室温まで冷却し、5−ピ
ペラジニル−3,4−ジヒドロカルボスチリル
1.0gを徐々に加える。反応物は固化する。ジク
ロロメタン5mlを加えて室温にて2時間撹拌す
る。多量の水を加えクロロホルムにて抽出する。
水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥しクロロホル
ムを留去する。残渣をメタノールで再結晶して、
mp263〜265℃の5−(4−ホルミル−1−ピペラ
ジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル420mg
を得た。 無色粒状晶 参考例25と同様にして前記実施例13の化合物を
得る。 参考例 26 2−ニトロ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)−1−ピペラジニル〕ケイ皮酸8.8gを
DMF88mlに溶解し、ラネーニツケル触媒1.6gを
加え、パールにて水素圧3Kg/cm2を加え、80℃に
て4時間反応する。水素を除いた後、内溶液を取
り出し、触媒を除去後溶液を濃縮乾固し、残渣に
メタノールを加え結晶化させる。析出結晶を取
し、DMFで再結晶し、さらにクロロホルム−メ
タノール混合溶媒にて再結晶して6−〔4−(3,
4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
−3,4−ジヒドロカルボスチリル5.8gを得る。 mp238〜239.5℃ 参考例26と同様にして実施例15〜17、24、25の
化合物を得る。 実施例 32 6−ピペラジニル−3,4−ジヒドロカルボス
チリル・1臭化水素酸塩1.0gをDMFに懸濁し、
炭酸水素ナトリウム296mgを加えて室温にて撹拌
(30分)し、6−ピペラジニル−3,4−ジヒド
ロカルボスチリルとし、次にトリエチルアミン
0.62mlを加えた後、4−アセチルオキシベンゾイ
ルクロライド605mlのDMF5mlに溶液を徐々に滴
下する。滴下後、室温にて1時間撹拌する。多量
の水に注ぎクロロホルムで抽出する。飽和炭酸水
素ナトリウム、水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥する。クロロホルムを留去し、6−
〔4−(4−アセチルオキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル
を得る。 元素分析(C22H23N3O4として) C H N 計算値(%) 67.16 5.89 10.68 実測値(%) 67.04 5.98 10.49 実施例 33 (a) p−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)
−1−ピペラジニル〕アニリン11gをベンゼン
100mlに溶解し、トリエチルアミン4.56mlを加
える。次に還流下β−メトキシアクリル酸クロ
ライド3.94gのベンゼン20ml溶液を滴下する。
滴下後1時間還流する。反応終了後反応液を水
洗、乾燥、溶媒留去する。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーで精製してN−(β−
メトキシアクリロイル)−p−〔4−(3,4−
ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
アニリン10gを得る。 元素分析(C23H27N3O5として) C H N 計算値(%) 64.92 6.40 9.88 実測値(%) 64.77 6.51 9.75 (b) N−(β−メトキシアクリロイル)−p−〔4
−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕アニリン5gを室温撹拌下60%硫酸
50mlに徐々に加える。2時間反応をつづける。
反応液を10N−NaOHで中和し、析出晶を
取、水洗後クロロホルム−メタノールで再結晶
してmp265〜266.5℃(分解)の6−〔4−(3,
4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル〕カルボスチリル230mgを得る。 黄色粒状晶 元素分析(C22H23N3O4として) C H N 計算値(%) 67.16 5.89 10.68 実測値(%) 67.03 5.78 10.81 実施例33と同様にして前記実施例1〜28、30の
化合物を得る。 実施例 146 6−ブロム−3,4−ジヒドロカルボスチリル
5.6g、4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジン2.9g、炭酸カリウム1.8g及び銅
粉0.2gを3−メトキシブタノール60mlに混和し、
5時間還流する。反応液を過し、母液を減圧濃
縮乾固し、残渣をメタノール−クロロホルムで抽
出する。クロロホルム層を留去し、得られる残渣
をプレパラテイブシリカゲル薄層クロマトグラフ
イーにより精製する。クロロホルム−エタノール
で再結晶し、mp238〜239.5℃の6−〔4−(3,
4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
−3,4−ジヒドロカルボスチリル489mgを得る。 無色粒状晶 元素分析(C22H25N3O4として) C H N 計算値(%) 66.84 6.33 10.63 実測値(%) 66.70 6.48 10.53 実施例146と同様にして前記実施例1、2、4
〜91、128、130、132、133の化合物を得る。 参考例 28 3−{2−アミノ−5−〔4−(3,4−ジメト
キシベンゾイル)ピペラジノ〕フエニル}プロピ
オン酸1gをクロロホルムとメタノールとの混合
溶媒に溶解し、濃塩酸1mlを加え、室温にて1時
間撹拌する。溶媒を留去し、エタノール−クロロ
ホルムにて再結晶して6−〔4−(3,4−ジメト
キシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3,4−
ジヒドロカルボスチリル500mgを得る。 mp238〜239.5℃ 無色粒状晶 参考例28と同様にして前記実施例15〜17、24、
25、28、30の化合物を得る。 実施例 34 3−{2−アミノアセチル−5−〔4−(3,4
−ジメトキシベンゾイル)ピペラジノ〕フエニ
ル}プロピオン酸10gをジフエニルエーテル100
mlに溶解し、90〜100℃にて撹拌する。8時間反
応後水にあけ、析出晶を取する。これよりシリ
カゲルカラムクロマトにより分離し、メタノール
−クロロホルムより再結晶して6−〔4−(3,4
−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
カルボスチリルを得る。収量1.2g mp265〜266.5℃(分解) 黄色粒状晶 実施例34と同様にして前記実施例1〜4、6〜
14、18〜23、28、30の化合物を得る。 参考例 29 2−アミノ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)ピペラジノ〕ケイ皮酸5gをDMF50
mlに溶解し、5%パラジウム炭素0.5gを加え、
パールにて水素圧3Kg/cm2を加え、80℃にて4時
間反応させる。水素を除いた後内溶液を取り出し
触媒を除去後溶液を半量濃縮し、多量の水にあけ
る。析出結晶を取し、エタノール−クロロホル
ムにて再結晶し、6−〔4−(3,4−ジメトキシ
ベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル2.9gを得る。 mp238〜239.5℃ 無色粒状晶 例と同様にして前記実施例15〜17、24、25の化
合物を得る。 薬理試験 (a) 体重8〜13Kgの雌雄雑種成犬にペントバルビ
タールのナトリウム塩を30mg/Kgの割合で静脈
内投与し、麻酔にかける。ヘパリンのナトリウ
ム塩を1000U/Kgの割合で静脈内投与後脱血致
死させ、心臓をロツク液中に摘出する。右冠状
動脈より洞結節動脈に向つてカニユーレを挿入
し、右心房をカニユーレと共に摘出する。次い
で予めペントバルビタールのナトリウム塩(30
mg/Kg、静脈内投与)により麻酔し、ヘパリン
処理(1000U/Kg、静脈内投与)した体重18〜
27Kgの雌雄雑種成犬の頚動脈から血液を、ペリ
スタリツクポンプを介して右冠状動脈に挿入し
たカニユーレに導き、右心房を潅流する。潅流
圧は100mmHgの定圧とする。右心房の運動は
静止張力2g下で、力変位変換器を介して心房
筋の収縮力を測定する。冠動脈血流量は電磁流
量計を用いて測定する。全ての記録はインク書
き記録計上に記録させる。尚この方法の詳細は
千葉らにより報告されている〔Japan,J.
Pharmacol,25,433〜439(1975)、Naunyn−
Schmiedberg′s Arch.Pharmacol,289,315〜
325(1975)〕。 供試化合物は、右冠状動脈に挿入したカニユ
ーレに近接して接続したゴムチユーブを介して
動脈内に10〜30μの容量で注射する。供試化
合物の陽性変力作用は化合物投与前の発生張力
に対する%変化として表わし、また冠血流の変
化は投与前からの絶対値(ml/分)として表わ
す。結果を下記第1表に示す。 (b) 体重8〜13Kgの雌雄雑種成犬にペントバルビ
タールのナトリウム塩を30mg/Kgの割合で静脈
内投与し、麻酔にかける。ヘパリンのナトリウ
ム塩を1000U/Kgの割合で静脈内投与後脱血致
死させ、心臓を摘出する。標本は主に乳頭筋及
び心室中隔から成り、前中隔動脈に挿入したカ
ニユーレより、供血犬から導かれた血液で100
mmHgの定圧で潅流される。供血犬は体重18〜
27Kgで、予めペントバルビタール・ナトリウム
塩30mg/Kgを静脈内投与して麻酔し、ヘパリ
ン・ナトリウム塩1000U/Kgを静脈内投与して
おく。双極電極を用い、値の1.5倍の電圧(0.5
〜3V)、刺激幅5msec及び刺激頻度毎分120回
の矩形波で乳頭筋を刺激する。乳頭筋の静止張
力は1.5gで、乳頭筋の発生張力は力変位交換
器を介して測定する。前中隔動脈の血流量は電
磁流量計を用いて測定する。発生張力及び血流
量の記録はインク書き記録計上に記録する。
尚、この方法の詳細は遠藤と橋本により既に報
告されている(Am.J.Physiol.,218,1459〜
1463,1970)。 供試化合物は10〜30μの容量で4秒間で動脈
内投与する。供試化合物の変力作用は薬物投与前
の発生張力に対する%変化として表わす。冠血流
量に対する作用は投与前からの絶対値の変化
(ml/min)として表わす。結果を下記第2表に
示す。 供試化合物No. 1 6−〔4−(4−メチルチオベンゾイル)−1
−ピペラジニル〕−カルボスチリル 2 6−〔4−(3−ピリジルカルボニル)−1−
ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル 3 6−〔4−(4−メトキシフエニルアセチル)
−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカル
ボスチリル・1/2水和物 4 6−(4−フエニルプロピオニル−1−ピペ
ラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル 5 8−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)
−1−ピペラジニル〕カルボスチリル 6 6−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)
−1−ピペラジニル〕カルボスチリル 7 6−〔4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル 8 6−〔4−(3,4−メチレンジオキシベンゾ
イル)−1−ピペラジニル〕カルボスチリル 9 6−〔4−(4−ニトロベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル 10 6−〔4−(4−シアノベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル 11 6−(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル)
カルボスチリル 12 6−〔4−(4−クロロベンゾイル−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル 13 6−〔4−(3,4,5−トリメトキシベンゾ
イル−1−ピペラジニル〕カルボスチリル 6−(4−エトキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル)カルボスチリル 15 6−〔4−(4−アミノベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル 16 6−〔4−(4−ホルミル)1−ピペラジニ
ル〕カルボスチリル 17 7−(4−フエニルプロピオニル−1−ピペ
ラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル 18 パパベリン(対照化合物) 19 アムリノン(対照化合物)
R1、R2及びR3は前記に同じ。〕 一般式(26)の化合物と一般式(27)の化合物
との反応は、前記一般式(4)の化合物と一般式(5)の
化合物と同様の反応条件下に行なわれる。 一般式(28)の化合物の環化は、酸の存在下無
溶媒下で又は適当な溶媒中にて行なわれる。酸と
しては特に限定されず通常の無機酸や有機酸を広
く使用でき、具体的には塩酸、臭化水素酸、硫酸
等の無機酸、塩化アルミニウム、三弗化硼素、四
塩化チタン等のルイス酸、ギ酸、酢酸、エタンス
ルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸等
を例示し得る。これらの酸のうちで塩酸、臭化水
素酸、硫酸等が好ましい。斯かる酸の使用量とし
ては、通常一般式(28)の化合物に対して少くと
も等重量、好ましくは10〜50倍重量の酸を用いる
のがよい。また溶媒としては通常の不活性溶媒を
広く使用でき、例えば水、メタノール、エタノー
ル、プロパノール等の低級アルコール類、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベン
ゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、塩化メチ
レン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化
炭化水素類、アセトン、ジメチルスルホキシド、
ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリ
アミド等を例示できる。これらのうちで前記低級
アルコール類、エーテル類、アセトン、ジメチル
スルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメ
チルリン酸トリアミド等の水溶性溶媒が好まし
い。該反応は通常0〜100℃、好ましくは室温〜
60℃にて行なわれ、通常5分〜6時間程度で反応
は終了する。 一般式(1)の化合物は反応行程式−8に示す方法
によつても製造される。 〔式中R1、R2、R3、X2及びカルボスチリル骨
格の3位と4位との炭素間結合は前記に同じ。〕 一般式(29)の化合物と一般式(18)の化合物
との反応は、一般に適当な不活性溶媒中、塩基性
縮合剤の存在下又は非存在下にて行なわれる。用
いられる不活性溶媒としては、例えばベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、3−メトキシ−1−ブタノール、エチルセロ
ソルブ、メチルセロソルブ等のアルコール類、ピ
リジン、アセトン、ジメチルスルホキシド、ジメ
チルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド等を挙げることができる。また塩基性縮合剤と
しては例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、
水素化カリウム、トリエチルアミン等を挙げるこ
とができる。一般式(29)の化合物と一般式
(18)の化合物との使用割合としては特に限定が
なく広い範囲内で適宜選択すればよいが、前者に
対して後者を通常少なくとも等モル量程度、好ま
しくは等モル〜5倍モル量用いるのがよい。該反
応は通常室温〜180℃程度、好ましくは100〜150
℃にて行なわれ、一般に3〜30時間程度で反応は
終了する。また該反応においては触媒として銅粉
を用いると反応は有利に進行する。 上記一般式(2)の化合物のうちアミノ基が8位に
置換した化合物(一般式(37)又は(38)の化合
物)は下記反応行程式−13に示す方法によつても
製造される。 〔式中R10は低級アルカノイル基、R11は低級
アルキル基を示す。X2は前記に同じ。〕 一般式(30)の化合物のアシル化は、前記一般
式(24)の化合物のアシル化と同様の反応条件下
に行なわれる。一般式(31)の化合物のニトロ基
の還元は、前記一般式(22)又は(23)の還元と
同様の反応条件下に行なわれる。一般式(32)の
化合物と一般式(33)の化合物との反応は、後者
に対して前者を通常少なくとも等モル、好ましく
は1〜5倍モル量用いる以外は、前記化合物(4)と
化合物(5)との反応において化合物(5)としてカルボ
ン酸ハライドを用いる反応と同様の条件下に行な
えばよいが、塩基性化合物の非存在下でも反応は
進行する。一般式(34)の化合物の環化反応は、
前記一般式(28)の化合物の環化反応と同様の反
応条件下に行なうことができる。一般式(35)の
カルボスチリル誘導体の還元は、前記一般式
(1i)のカルボスチリル誘導体の還元と同様の反
応条件下に行なうことができる。一般式(35)又
は36のカルボスチリル誘導体の加水分解反応は、
前記一般式(1)の化合物のうちR3が低級アルカノ
イルアミノ基を示す化合物の加水分解反応と同様
の反応条件下に行なうことができる。 本発明の一般式(1)で表わされるカルボスチリル
誘導体は、医学的に許容される酸を作用させるこ
とにより容易に酸付加塩とすることができる。該
酸としては例えば、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水
素酸等の無機酸、シユウ酸、マレイン酸、フマー
ル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸等
の有機酸を挙げることができる。 また本発明の一般式(1)で表わされるカルボスチ
リル誘導体のうち酸性基を有する化合物は、医薬
的に許容される塩基性化合物を作用させることに
より容易に塩を形成させることができる。該塩基
性化合物としては例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム等を挙げることができる。 斯くして得られる各々の行程での目的化合物
は、通常の分離手段により容易に単離精製するこ
とができる。該分離手段としては、例えば溶媒抽
出法、稀釈法、再結晶法、カラムクロマトグラフ
イー、プレパラテイブ薄層クロマトグラフイー等
を例示できる。 尚本発明は光学異性体も当然に包含するもので
ある。 一般式(1)の化合物は通常、一般的な医薬製剤の
形態で用いられる。製剤は通常使用される充填
剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性
剤、滑沢剤などの稀釈剤あるいは賦形剤を用いて
調製される。この医薬製剤としては各種の形態が
治療目的に応じて選択でき、その代表的なものと
して錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆
粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤
等)などが挙げられる。錠剤の形態に成形するに
際しては、担体としてこの分野で従来公知のもの
を広く使用でき、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリ
ウム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウ
ム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸などの賦
形剤、水、エタノール、プロパノール、単シロツ
プ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カ
ルボキシメチルセルロース、セラツク、メチルセ
ルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリド
ンなど結合剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリ
ウム、カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナト
リウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、
乳糖などの崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバ
ター、水素添加油などの崩壊抑制剤、第四級アン
モニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウムなどの吸
収促進剤、グリセリン、デンプンなどの保湿剤、
デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロ
イド状ケイ酸などの吸着剤、精製タルク、ステア
リン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコールな
どの滑沢剤などが例示できる。さらに錠剤は必要
に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、
ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フイルムコーテイン
グ錠あるいは二重錠、多層錠とすることができ
る。丸剤の形態に成形するに際しては、担体とし
てこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例
えばブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化
植物油、カオリン、タルクなどの賦形剤、アラビ
アゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール
などの結合剤、ラミナランカンテンなどの崩壊剤
などが例示できる。坐剤の形態に成形するに際し
ては、担体として従来公知のものを広く使用で
き、例えばポリエチレングリコール、カカオ脂、
高級アルコール、高級アルコールのエステル類、
ゼラチン、半合成グリセライドなどを挙げること
ができる。注射剤として調製される場合には、液
剤および懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であ
るのが好ましく、これら液剤、乳剤および懸濁剤
の形態に成形するのに際しては、稀釈剤としてこ
の分野において慣用されているものをすべて使用
でき、例えば水、エチルアルコール、プロピレン
グリコール、エトキシ化イソステアリルアルコー
ル、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類な
どを挙げることができる。なお、この場合等張性
の溶液を調製するに充分な量の食塩、ブドウ糖あ
るいはグリセリンを強心剤中に含有せしめてもよ
く、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤な
どを添加してもよい。更に必要に応じて着色剤、
保存剤、香料、風味剤、甘味剤などや他の医薬品
を該治療剤中に含有せしめてもよい。 本発明の強心剤中に含有されるべき一般式(1)の
化合物の量はとくに限定されず広範囲に選択され
るが、通常全組成物中1〜70重量%、好ましくは
1〜30重量%である。 本発明の強心剤の投与方法にはとくに制限はな
く、各種製剤形態、患者の年令、性別その他の条
件、疾患の程度などに応じた方法で投与される。
例えば錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤
およびカプセル剤の場合には経口投与される。ま
た注射剤の場合には単独であるいはブドウ糖、ア
ミノ酸などの通常の補液と混合して静脈内投与さ
れ、さらには必要に応じて単独で筋肉内、皮内、
皮下もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には
直腸内投与される。 本発明の強心剤の投与量は用法、患者の年令、
性別その他の条件、疾患の程度などにより適宜選
択されるが、通常有効成分である一般式(1)の化合
物の量は1日当り体重1Kg当り約0.1〜10mgとす
るのがよい。また、投与単位形態中に有効成分を
2〜200mg含有せしめるのがよい。 以下に参考例及び実施例を挙げる。 参考例 1 濃硫酸500mlに外部氷冷撹拌下に濃硝酸29.3ml
を滴下し、さらにm−クロロベンズアルデヒド50
gを5℃以下にて滴下する。室温にて1時間撹拌
後、反応混合物を氷中に注入し、析出固体を取
する。析出固体を水洗後、塩化メチレンに溶解
し、塩化メチレン層を希苛性ソーダ水溶液にて洗
い、さらに水洗後硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を留去する。62.3gの2−ニトロ−5−クロロベ
ンズアルデヒドを得る。 mp65〜69℃ 参考例 2 2−ニトロ−5−クロルベンズアルデヒド100
gをトルエン1000mlに溶解する。次にp−トルエ
ンスルホン酸10g及びオルトギ酸エチル87.8gを
加え、室温にて1時間撹拌する。希苛性ソーダ水
溶液にて中和し、トルエン層を水洗後無水硫酸ナ
トリウムにて乾燥し、濃縮し、138gのオイル状
の2−ニトロ−5−クロロベンズアルデヒドジエ
チルアセタールを得る。 参考例 3 2−ニトロ−5−クロロベンズアルデヒドジエ
チルアセタール138gをDMF750mlに溶解し、無
水ピペラジン250gを加え80℃にて4時間撹拌す
る。過剰のピペラジン及びDMFを減圧留去し、
残渣に希苛性ソーダ水溶液を加え、溶解後塩化メ
チレンにて抽出する。塩化メチレン層を水洗後、
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去する。残渣
にイソプロピルアルコール850mlを加え、溶解す
る。濃HCl65mlを加え、1時間加熱還流する。冷
却後、析出結晶を取する。93gの2−ニトロ−
5−ピペラジニルベンズアルデヒド・塩酸塩を得
る。 mp195〜201℃ 参考例 4 2−ニトロ−5−ピペラジニルベンズアルデヒ
ド・塩酸塩47gをピリジン500mlに溶解し、ピペ
リジン5g、マロン酸100gを加え5時間加熱還
流する。冷却後析出結果を取する。取した結
晶にメタノール1000mlを加え1時間加熱還流す
る。冷却後取する。42gの2−ニトロ−5−ピ
ペラジニルケイ皮酸を得る。 mp229〜237℃ 参考例 5 2−ニトロ−5−ピペラジニルケイ皮酸10gを
エチルアルコール100mlに懸濁し、外部氷冷撹拌
下にチオニルクロライド3mlを滴下する。3時間
加熱還流する。エチルアルコール、チオニルクロ
ライドを留去し、残渣にイソプロパノールを加
え、加熱溶解し、冷却する。析出する黄色結晶を
取する。4.3gの2−ニトロ−5−ピペラジニ
ルケイ皮酸エチルエステル塩酸塩を得る。 mp210−220℃ 参考例 6 2−ニトロ−5−ピペラジニルベンズアルデヒ
ド5gをDMF50mlに懸濁し、トリエチルアミン
6mlを加え、外部氷冷撹拌下に3,4−ジメトキ
シベンゾイルクロライド4.4gをDMF20mlに溶解
した溶液を滴下する。室温にて2時間撹拌し、飽
和食塩水の中にあける。塩化メチレンにて抽出
し、塩化メチレン層を水洗後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。溶媒を留去し、メチルアルコール
を加え、加熱後冷却し、取する。DMFにて再
結晶し、4.5gの2−ニトロ−5−〔4−(3,4
−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
ベンズアルデヒドの黄色結晶を得る。 mp196〜198℃ 参考例 7 2−ニトロ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)−1−ピペラジニル〕ベンズアルデヒ
ド4gをピリジン20mlを加え、溶解し、マロン酸
2.1g、ピペリジン0.4mlを加え、80℃にて4時間
撹拌する。ピリジン及びピペリジンを濃縮し、希
塩酸水溶液にあけ、塩化メチレンにて抽出する。
塩化メチレン層を水洗し、溶媒を濃縮する。残渣
にメタノールを加え、冷却し、析出結晶を取す
る。3.7gの2−ニトロ−5−〔4−(3,4−ジ
メトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕ケイ
皮酸を得る。 mp197〜202℃ 参考例 8 2−ニトロ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)ピペラジノ〕ケイ皮酸12gを濃塩酸60
mlに溶解する。この中に塩化第一スズ20gを濃塩
酸40mlに溶解した溶液を室温にて滴下する。2時
間撹拌後析出結晶を取する。この結晶をメタノ
ール240mlに溶解し、10%苛性ソーダ水溶液にて
中和し、折出結果を取する。メタノール液を濃
縮し、エタノールにて再結晶する。6.3gの2−
アミノ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイ
ル)ピペラジノ〕ケイ皮酸を得る。 mp168〜170.5℃ 淡黄色粉末状晶 参考例 9 2−アミノ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)ピペラジノ〕ケイ皮酸5gをエタノー
ル−水混合溶媒に溶解し、5%パラジウム炭素
0.5gを加え、常圧にて還元する。理論量の水素
を吸収させた後、触媒を過し、エタノール−水
を濃縮乾固する。クロロホルムに溶解し、シリカ
ゲルクロマトにより分離し、1.5gの3−〔2−ア
ミノ−5−{4−(3,4−ジメトキシベンゾイ
ル)ピペラジノ}フエニル〕プロピオン酸を得
る。 mp98〜101℃ 参考例 10 3−〔2−アミノ−5−{4−(3,4−ジメト
キシベンゾイル)ピペラジノ}フエニル}プロピ
オン酸4.4gを酢酸40mlに溶解し、無水酢酸1.1g
を加え室温にて1時間撹拌する。酢酸を濃縮後、
水を加える。析出結晶を取する。水洗後アセト
ン−水の混合溶媒にて再結晶する。1.5gの3−
〔2−アミノアセチル−5−{4−(3,4−ジメ
トキシベンゾイル)ペピラジノ}フエニル〕プロ
ピオン酸を得る。 mp78.5〜80.5℃ 参考例 11 o−ニトロアニリン300gを無水酢酸620mlに溶
解し、40〜50℃で3時間撹拌する。反応混合物を
氷水中に注ぎ込み、析出晶を取し、乾燥する。
得られるo−アセチルアミノニトロベンゼンをメ
タノール2.4に懸濁し、10%Pd/C20gを加え、
常温、常圧で接触還元を行なう。反応終了後触媒
を別し、溶媒を減圧留去すると結晶が得られ
る。これをエタノールで洗浄し、得られる結晶を
五酸化リン上で減圧乾燥してo−アミノアセトア
ニリド248gを得る。 参考例 12 o−アセチルアミノアニリン248gをジメチル
ホルムアミド1に溶解し、室温撹拌下にβ−エ
トキシアクリル酸クロリド114gのジメチルホル
ムアミド400ml溶液を3.5時間要して滴下する。そ
の後同温度にてさらに30分撹拌する。反応混合物
を氷水中に注ぎ込み析出晶を取して1−アセチ
ルアミノ−2−(β−エトキシアクリロイルアミ
ド)ベンゼン84.9gを得る。 参考例 13 1−アセチルアミノ−2−(β−エトキシアク
リロイルアミド)ベンゼン84.9gを濃硫酸中に室
温撹拌下徐々に加える。添加終了後室温にてさら
に2時間撹拌する。反応混合物を多量の氷水中に
注ぎ込み、析出晶を取し、8−アセチルアミノ
カルボスチリル49.5gを得る。 参考例 14 8−アセチルアミノカルボスチリル15.0gをジ
オキサン300mlに懸濁し、10%Pd/C2.0gを加
え、70〜80℃、常圧下に接触還元を行なう。反応
終了後触媒を別し、溶媒を減圧留去して、8−
アセチルアミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル14.3gを得る。 参考例 15 8−アセチルアミノ−3,4−ジヒドロカルボ
スチリル11.8gを20%塩酸90mlに懸濁し、加熱還
流下に1時間撹拌する。反応混合物を氷水中に注
ぎ込み、5N−水酸化ナトリウムで中和し、さら
に飽和重曹水を加えてPH≒8とする。析出晶を
取し、8−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル7.87gを得る。 参考例 16 8−アセチルアミノカルボスチリル21.5gを20
%塩酸190mlに懸濁し、加熱還流下に1時間撹拌
する。反応混合物を氷水中に注ぎ込み、5N−水
酸化ナトリウムで中和する。析出晶を取して、
8−アミノカルボスチリル15.47gを得る。 参考例 17 6−アミノ−3,4−ジビドロカルボスチリル
9.36g、N,N−(ジ−β−ブロモエチル)−3,
4−ジメトキシベンズアミド18.3g及びメタノー
ル70mlの混合物を15時間撹拌還流する。冷後炭酸
カリウム3.06gを加えて8時間撹拌還流する。冷
後析出する結晶を取する。メタノールで洗浄
し、エタノール−クロロホルムで再結晶して8.5
gの6−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)
−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボ
スチリルを得た。 mp238−239.5℃ 無色粒状晶 元素分析 C H N 計算値(%) 66.84 6.33 10.63 実測値(%) 66.71 6.51 10.52 実施例3と同様にして実施例1〜29の化合物を
得た。 実施例 1 6−(4−エトキシカルボニル−1−ピペラジ
ニル)カルボスチリル mp223〜224℃(メタノール) 黄色針状晶 実施例 2 6−〔4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp250.5〜252℃ (メタノール−クロロホル
ム) 黄色粉末状晶 実施例 3 6−〔4−(4−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp265〜266℃ (メタノール−クロロホルム) 黄色粉末状晶 実施例 4 6−〔4−(4−メトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル mp230〜233℃ (クロロホルム−メタノール) 黄色針状晶 実施例 5 6−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル〕カルボスチリル mp265〜266.5℃(分解) (メタノール−クロロホルム) 黄色粒状晶 実施例 6 6−〔4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイ
ル)−1−ピペラジニル〕カルボスチリル mp249.5〜250℃ メタノール−クロロホルム) 黄色針状晶 実施例 7 6−〔4−(4−シアノベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp300〜301℃(分解) (エタノール−クロロホルム) 黄色粉末状晶 実施例 8 6−〔4−(3,4−メチレンジオキシベンゾイ
ル)−1−ピペラジニル〕カルボスチリル mp266〜267℃(分解) (メタノール−クロロホルム) 黄色粉末状晶 実施例 9 6−〔4−(4−ニトロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp265〜266℃(分解) (メタノール−クロロホルム) 黄色針状晶 実施例 10 6−〔4−(4−アミノベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp287〜290℃(クロロホルム−メタノール) 黄色粉末状晶 実施例 11 6−(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル〕カ
ルボスチリル mp264〜265℃ (エタノール−クロロホルム) 黄色針状晶 実施例 12 5−〔4−(4−アセチルアミノベンゾイル)−
1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボス
チリル mp300℃以上(クロロホルム−メタノール) 無色粉末状晶 実施例 13 6−〔4−(4−ホルミル)−1−ピペラジニル〕
カルボスチリル mp286.5〜288℃(メタノール) 黄色鱗片状晶 実施例 14 6−〔4−(4−メチルチオベンゾイル)−1−
ピペラジニル〕カルボスチリル mp247.5〜249.5℃ (クロロホルム−メタノール) 黄色針状晶 実施例 15 6−〔4−(3−ピリジルカルボニル)−1−ピ
ペラジニル〕3,4−ジヒドロカルボスチリル mp250〜252℃(エタノール) 黄色針状晶 実施例 16 6−〔4−(4−メトキシフエニルアセチル)−
1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボス
チリル mp266〜268.5℃(メタノール) 黄色粉末状晶 実施例 17 6−(4−フエニルプロピオニル−1−ピペラ
ジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル mp189.5〜191℃ (クロロホルム−メタノール) 黄色粒状晶 実施例 18 8−(4−ベンゾイル)−1−ピペラジニル)カ
ルボスチリル mp244〜245℃(エタノール) 無色粉末状晶 実施例 19 8−〔4−(4−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp255.5〜257℃ (エタノール−クロロホルム) 無色粉末状晶 実施例 20 8−〔4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp208〜209℃(エタノール) 無色粒状晶 実施例 21 8−〔4−(2−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル mp239〜240.5℃(エタノール) 無色針状晶 実施例 22 8−〔4−(4−メトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル mp208〜210℃(エタノール) 無色鱗片状晶 実施例 23 8−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル〕カルボスチリル mp197〜198℃(エタノール−エーテル) 無色鱗片状晶 実施例 24 8−〔4−(4−メチルチオベンゾイル)−1−
ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル mp178〜179.5℃(エタノール) 無色粒状晶 実施例 25 7−〔4−(4−メチルチオベンゾイル)−1−
ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル mp258〜260℃ (クロロホルム−メタノール) 無色稜状晶 実施例 26 6−〔4−(4−メトキシフエニルアセチル)1
−ピペラジニル〕カルボスチリル mp224〜225℃(エタノール) 黄色針状晶 実施例 27 6−〔4−(4−ヒドロキシフエニルアセチル)
−1−ピペラジニル〕カルボスチリル mp300℃以上(ジメチルホルムアミド) 黄色粉末状晶 参考例 18 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカ
ルボスチリル・1臭化水素酸塩3.5gをジメチル
ホルムアミド(以下「DMF」と略す)40mlに懸
濁し、炭酸水素ナトリウム960mgを加え室温にて
30分撹拌して6−(1−ピペラジニル)−3,4−
ジヒドロカルボスチリルとした後、トリエチルア
ミン2.34mlを加え、室温にて撹拌下に3,4−ジ
メトキシベンゾイルクロライド2.9gを含む
DMF10ml溶液を徐々に滴下する。滴下後30分撹
拌する。多量の飽和食塩水に注ぎクロロホルムに
て抽出する。飽和重曹水、次に水洗し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥する。クロロホルムを留去し、
残渣の結晶をクロロホルム−エタノールで再結晶
し、mp238〜239.5℃の6−〔4−(3,4−ジメ
トキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3,4
−ジヒドロカルボスチリル3.8gを得る。 無色粒状晶 元素分析 C H N 計算値(%) 66.84 6.33 10.63 実測値(%) 66.69 6.49 10.51 参考例18と同様にして前記実施例2〜12、14〜
27の化合物を得る。 実施例 28 6−アミノカルボスチリル25g、ビス(β−ブ
ロムエチル)アミン・臭化水素酸塩50g及び
DMFの混合物を80〜90℃にて3時間撹拌する。
室温まで冷却後炭酸ナトリウム8.2gを加え、80
〜90℃にて4時間撹拌する。室温まで冷却し、析
出晶を取、エタノールで洗浄、乾燥し、エタノ
ール−水から再結晶して6−(1−ピペラジニル)
カルボスチリル・臭化水素酸塩22gを得る。 mp300℃以上 淡黄色稜状晶 実施例 29 6−(1−ピペラジニル)カルボスチリル・臭
化水素酸塩2gをDMF20mlに懸濁し、トリエチ
ルアミン2.34mlを加え、室温撹拌下に3,4−メ
チレンジオキシベンゾイルクロライド1.43gの
DMF2ml溶液を徐々に滴下する。滴下後、室温に
て30分撹拌後、多量の水に注ぎ、析出する結晶を
取する。乾燥後シリカゲルカラムにて精製し、
クロロホルム−メタノールで再結晶し、mp266〜
267℃(分解)の6−〔4−(3,4−メチレンジ
オキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕カルボ
スチリル1.9gを得る。 黄色粉末状晶 実施例 30 8−アミノカルボスチリル15.47g及びビス
(β−ジブロモエチル)アミン・臭化水素酸塩33
gをDMFに懸濁し、70〜80℃にて10時間撹拌す
る。これに炭酸ナトリウム5.1gを加え、同温度
で7時間撹拌する。溶媒を減圧留去後、残渣にメ
タノールを加え結晶化すると粗結晶が得られる。
これをメタノール−エーテルより再結晶して8−
(1−ピペラジニル)カルボスチリル・臭化水素
酸塩5.1gを得る。 mp300℃以上 無色鱗片状晶 実施例 31 8−(1−ピペラジニル)カルボスチリル0.7g
及び炭酸水素ナトリウム0.2gをDMF5mlに懸濁
し、室温で30分撹拌する。この液にトリエチルア
ミン0.4mlを加え、2−クロロベンゾイルクロラ
イド0.47gのDMF5ml溶液を滴下し、室温でさら
に30分撹拌する。反応混合物を飽和重曹水に注ぎ
込み、クロロホルム抽出する。有機層を水洗し、
次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥後溶媒を減圧留去し、エーテルを加えて結晶化
する。エタノールより再結晶して8−〔4−(2−
クロロベンゾイル)−1−ピペラジニル〕カルボ
スチリル0.24gを得る。 mp239〜240.5℃ 無色針状晶 実施例 19 (a) 6−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル9.36gをメタノール70mlに溶解し、ジ−β−
ブロムエチルエーテル13.5gを加えて10時間撹
還流を行う。冷後、炭酸カリウム3.06gを加え
て10時間還流後、冷却し析出結晶を取する。
結晶を40mlの水に溶解し、希水酸化ナトリウム
溶液にて、弱アルカリ性とする。母液を留去
し、残渣にイソプロパノールを加えて析出結晶
を取する。4.7gの6−(4−モルホリノ)−
3,4−ジヒドロカルボスチリルを得る。IR
及びNMRスペクトルより確認した。 元素分析 C H N 計算値(%) 67.24 6.90 12.07 実測値(%) 67.12 7.02 11.98 (b) 6−モルホリノ−3,4−ジヒドロカルボス
チリル2.32g、4−メトキシベンジルアミン
14.7gを封管中に入れ170〜200℃で5時間加熱
する。減圧濃縮で4−メトキシベンジルアミン
を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフイーにより分離精製しエタノールより再
結晶するとmp196〜198℃無色針状晶の6−〔4
−(4−メトキシベンジル)−1−ピペラジニ
ル〕3,4−ジヒドロカルボスチリル0.35gが
得られる。 元素分析 C H N 計算値(%) 71.79 7.12 11.97 実測値(%) 71.65 6.98 12.10 実施例135と同様にして前記実施例1〜28、30
の化合物を得る。 参考例 20 6−〔ビス−(2−クロロエチル)アミノ〕−3,
4−ジヒドロカルボスチリル14.5gと4−メトキ
シベンジルアミン8.0g、メタノール70mlの混合
物を15時間撹拌還流する。冷後炭酸ナトリウム
3.06gを加えて8時間撹拌還流する。冷後析出す
る結晶を取する。エタノールより再結晶して、
mp196〜198℃、無色針状晶の6−〔4−(4−メ
トキシベンジル)−1−ピペラジニル〕−3,4−
ジヒドロカルボスチリル8.1gを得る。 元素分析 C H N 計算値(%) 71.79 7.12 11.97 実測値(%) 71.62 7.21 11.82 実施例136と同様にして、前記実施例28及び30
の化合物を得る。 参考例 21 (a) 6−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル81gにエチレンクロロヒドリン82gを加えて
約160℃にて10時間撹拌する。放冷後、反応液
に10N−NaOH水100mlを加えて分液し、有機
層をKOHで乾燥する。KOHを去し、母液を
減圧蒸留する。6−〔ビス−(2−ヒドロキシエ
チルアミノ)〕−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル90gを得る。IR及びNMRスペクトルより確
認した。 元素分析 C H N 計算値(%) 62.40 7.20 11.20 実測値(%) 62.27 7.09 11.34 (b) 6−〔ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミ
ノ〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル9g、
4−メトキシベンジルアミン4.1g及びポリリ
ン酸7.6gの混合物を160〜170℃にて約6時間
反応させる。その後反応液を放冷し、水約500
mlを滴下し溶解する。48%水酸化ナトリウムで
中和し、クロロホルムで抽出する。炭酸カリウ
ムで脱水後、クロロホルムを留去し、エタノー
ルより再結晶して、mp196〜198℃、無色針状
晶の6−〔4−(4−メトキシベンジル)−1−
ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル8gを得る。 元素分析 C H N 計算値(%) 71.79 7.12 11.97 実測値(%) 71.91 7.01 11.86 参考例2と同様にして前記実施例28及び30の化
合物を得る。 参考例 22 6−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル
2.7g、N,N−(ジ−2−ヒドロキシエチル)−
3,4−ジメトキシベンズアミド5.9g及び85%
リン酸8.6gを撹拌下165〜175℃にて4.5時間反応
させた。放冷後水約50mlを滴下溶解し、48%水酸
化ナトリウム水溶液で中和し、クロロホルムで抽
出する。炭酸カリウムで脱水後、クロロホルムを
留去し、エタノール−クロロホルムで再結晶して
4.7gの6−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイ
ル)−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカル
ボスチリルを得た。 mp238〜239.5℃ 無色粒状晶 元素分析 C H N 計算値(%) 66.84 6.33 10.63 実測値(%) 66.95 6.23 10.51 参考例22と同様にして前記実施例1〜28、30の
化合物を得る。 参考例 23 (a) p−アミノアニリン7.02gをトルエン150ml
に溶解し、トリエチルアミン9.12mlを加える。
次にβ−ブロムプロピオニルクロライド11gの
トルエン30ml溶液を撹拌下80℃で滴下する。続
いて30分間反応させた後着色ハルツ状物を除去
し、水洗、乾燥、溶媒留去して油状物としてN
−(β−ブロムプロピオニル)−p−アミノ−ア
ニリンを得る。収量10.1g、IR及びNMRスペ
クトルより確認した。 元素分析 C H N 計算値(%) 44.44 4.53 11.52 実測値(%) 44.32 4.61 11.43 (b) N−(β−ブロムプロピオニル)−p−アミノ
−アニリン14.0g、ビス−(β−ブロモエル)
アミン・1臭素酸塩18g、メタノール70mlの混
合物を15時間撹拌還流する。冷後炭酸ナトリウ
ム3.06gを加えて8時間撹拌還流する。冷後析
出する結晶を取し、メタノールで洗浄して
5.3gのN−(β−ブロムプロピオニル)−p−
ピペラジニル−アニリンを得た。IR及びNMR
スペクトルより確認した。 元素分析 C H N 計算値(%) 50.00 5.77 13.46 実測値(%) 49.91 5.69 13.41 (c) N−(β−ブロムプロピオニル)−p−ピペラ
ジニル−アニリン2.2g及び紛砕した無水塩化
アルミニウム28gを二硫化炭素50mlに懸濁し、
4時間加熱還流する。反応液を氷水中に投入
し、析出物を取、水洗、エーテル洗浄ののち
臭化水素酸塩としメタノール−水より再結晶し
て、0.9gの6−(1−ピペラジニル)−3,4
−ジヒドロカルボスチリル・1臭化水素酸塩を
得る。 mp289〜293℃(分解) (メタノール−水) 無色針状晶 元素分析 C H N 計算値(%) 50.00 5.77 13.46 実測値(%) 49.96 5.81 13.51 参考例23と同様にして前記実施例1〜28、30の
化合物を得る。 参考例 24 ジメチルホルムアミド100mlに3,4−ジメト
キシ安息香酸2.6gと1,8−ジアザビシクロ
〔5,4,0〕ウンデセン−7 1.65gをジメチ
ルホルムアミド100mlに加えて、外部氷冷撹拌下
にクロルギ酸イソブチル1.5mlを滴下する。滴下
後30分撹拌し、これに6−(1−ピペラジニル)−
3,4−ジヒドロカルボスチリル2.3gをジメチ
ルホルムアミド40mlにとかした溶液を加えて、室
温にて5時間撹拌する。反応後、溶媒を留去し残
渣をクロロホルム約300mlで抽出し、希NaHCO3
水、水、希塩酸、水で洗浄する。クロロホルムを
留去後、残渣をエタノール−クロロホルムから再
結晶して、mp238〜239.5℃の.6−〔4−(3,
4−ジメトキシベンゾイル−1−ピペラジニル〕
−3,4−ジヒドロカルボスチリル1.7gを得る。 無色粒状晶 元素分析 C H N 計算値(%) 66.84 6.33 10.63 実測値(%) 66.72 6.45 10.52 参考例24と同様にして前記実施例1〜12、14〜
27の化合物を得る。 参考例 25 無水酢酸1.22ml、ギ酸0.5mlの混合物を50〜60
℃にて2時間撹拌する。室温まで冷却し、5−ピ
ペラジニル−3,4−ジヒドロカルボスチリル
1.0gを徐々に加える。反応物は固化する。ジク
ロロメタン5mlを加えて室温にて2時間撹拌す
る。多量の水を加えクロロホルムにて抽出する。
水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥しクロロホル
ムを留去する。残渣をメタノールで再結晶して、
mp263〜265℃の5−(4−ホルミル−1−ピペラ
ジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル420mg
を得た。 無色粒状晶 参考例25と同様にして前記実施例13の化合物を
得る。 参考例 26 2−ニトロ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)−1−ピペラジニル〕ケイ皮酸8.8gを
DMF88mlに溶解し、ラネーニツケル触媒1.6gを
加え、パールにて水素圧3Kg/cm2を加え、80℃に
て4時間反応する。水素を除いた後、内溶液を取
り出し、触媒を除去後溶液を濃縮乾固し、残渣に
メタノールを加え結晶化させる。析出結晶を取
し、DMFで再結晶し、さらにクロロホルム−メ
タノール混合溶媒にて再結晶して6−〔4−(3,
4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
−3,4−ジヒドロカルボスチリル5.8gを得る。 mp238〜239.5℃ 参考例26と同様にして実施例15〜17、24、25の
化合物を得る。 実施例 32 6−ピペラジニル−3,4−ジヒドロカルボス
チリル・1臭化水素酸塩1.0gをDMFに懸濁し、
炭酸水素ナトリウム296mgを加えて室温にて撹拌
(30分)し、6−ピペラジニル−3,4−ジヒド
ロカルボスチリルとし、次にトリエチルアミン
0.62mlを加えた後、4−アセチルオキシベンゾイ
ルクロライド605mlのDMF5mlに溶液を徐々に滴
下する。滴下後、室温にて1時間撹拌する。多量
の水に注ぎクロロホルムで抽出する。飽和炭酸水
素ナトリウム、水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥する。クロロホルムを留去し、6−
〔4−(4−アセチルオキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル
を得る。 元素分析(C22H23N3O4として) C H N 計算値(%) 67.16 5.89 10.68 実測値(%) 67.04 5.98 10.49 実施例 33 (a) p−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)
−1−ピペラジニル〕アニリン11gをベンゼン
100mlに溶解し、トリエチルアミン4.56mlを加
える。次に還流下β−メトキシアクリル酸クロ
ライド3.94gのベンゼン20ml溶液を滴下する。
滴下後1時間還流する。反応終了後反応液を水
洗、乾燥、溶媒留去する。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーで精製してN−(β−
メトキシアクリロイル)−p−〔4−(3,4−
ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
アニリン10gを得る。 元素分析(C23H27N3O5として) C H N 計算値(%) 64.92 6.40 9.88 実測値(%) 64.77 6.51 9.75 (b) N−(β−メトキシアクリロイル)−p−〔4
−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕アニリン5gを室温撹拌下60%硫酸
50mlに徐々に加える。2時間反応をつづける。
反応液を10N−NaOHで中和し、析出晶を
取、水洗後クロロホルム−メタノールで再結晶
してmp265〜266.5℃(分解)の6−〔4−(3,
4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル〕カルボスチリル230mgを得る。 黄色粒状晶 元素分析(C22H23N3O4として) C H N 計算値(%) 67.16 5.89 10.68 実測値(%) 67.03 5.78 10.81 実施例33と同様にして前記実施例1〜28、30の
化合物を得る。 実施例 146 6−ブロム−3,4−ジヒドロカルボスチリル
5.6g、4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジン2.9g、炭酸カリウム1.8g及び銅
粉0.2gを3−メトキシブタノール60mlに混和し、
5時間還流する。反応液を過し、母液を減圧濃
縮乾固し、残渣をメタノール−クロロホルムで抽
出する。クロロホルム層を留去し、得られる残渣
をプレパラテイブシリカゲル薄層クロマトグラフ
イーにより精製する。クロロホルム−エタノール
で再結晶し、mp238〜239.5℃の6−〔4−(3,
4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
−3,4−ジヒドロカルボスチリル489mgを得る。 無色粒状晶 元素分析(C22H25N3O4として) C H N 計算値(%) 66.84 6.33 10.63 実測値(%) 66.70 6.48 10.53 実施例146と同様にして前記実施例1、2、4
〜91、128、130、132、133の化合物を得る。 参考例 28 3−{2−アミノ−5−〔4−(3,4−ジメト
キシベンゾイル)ピペラジノ〕フエニル}プロピ
オン酸1gをクロロホルムとメタノールとの混合
溶媒に溶解し、濃塩酸1mlを加え、室温にて1時
間撹拌する。溶媒を留去し、エタノール−クロロ
ホルムにて再結晶して6−〔4−(3,4−ジメト
キシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3,4−
ジヒドロカルボスチリル500mgを得る。 mp238〜239.5℃ 無色粒状晶 参考例28と同様にして前記実施例15〜17、24、
25、28、30の化合物を得る。 実施例 34 3−{2−アミノアセチル−5−〔4−(3,4
−ジメトキシベンゾイル)ピペラジノ〕フエニ
ル}プロピオン酸10gをジフエニルエーテル100
mlに溶解し、90〜100℃にて撹拌する。8時間反
応後水にあけ、析出晶を取する。これよりシリ
カゲルカラムクロマトにより分離し、メタノール
−クロロホルムより再結晶して6−〔4−(3,4
−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
カルボスチリルを得る。収量1.2g mp265〜266.5℃(分解) 黄色粒状晶 実施例34と同様にして前記実施例1〜4、6〜
14、18〜23、28、30の化合物を得る。 参考例 29 2−アミノ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)ピペラジノ〕ケイ皮酸5gをDMF50
mlに溶解し、5%パラジウム炭素0.5gを加え、
パールにて水素圧3Kg/cm2を加え、80℃にて4時
間反応させる。水素を除いた後内溶液を取り出し
触媒を除去後溶液を半量濃縮し、多量の水にあけ
る。析出結晶を取し、エタノール−クロロホル
ムにて再結晶し、6−〔4−(3,4−ジメトキシ
ベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル2.9gを得る。 mp238〜239.5℃ 無色粒状晶 例と同様にして前記実施例15〜17、24、25の化
合物を得る。 薬理試験 (a) 体重8〜13Kgの雌雄雑種成犬にペントバルビ
タールのナトリウム塩を30mg/Kgの割合で静脈
内投与し、麻酔にかける。ヘパリンのナトリウ
ム塩を1000U/Kgの割合で静脈内投与後脱血致
死させ、心臓をロツク液中に摘出する。右冠状
動脈より洞結節動脈に向つてカニユーレを挿入
し、右心房をカニユーレと共に摘出する。次い
で予めペントバルビタールのナトリウム塩(30
mg/Kg、静脈内投与)により麻酔し、ヘパリン
処理(1000U/Kg、静脈内投与)した体重18〜
27Kgの雌雄雑種成犬の頚動脈から血液を、ペリ
スタリツクポンプを介して右冠状動脈に挿入し
たカニユーレに導き、右心房を潅流する。潅流
圧は100mmHgの定圧とする。右心房の運動は
静止張力2g下で、力変位変換器を介して心房
筋の収縮力を測定する。冠動脈血流量は電磁流
量計を用いて測定する。全ての記録はインク書
き記録計上に記録させる。尚この方法の詳細は
千葉らにより報告されている〔Japan,J.
Pharmacol,25,433〜439(1975)、Naunyn−
Schmiedberg′s Arch.Pharmacol,289,315〜
325(1975)〕。 供試化合物は、右冠状動脈に挿入したカニユ
ーレに近接して接続したゴムチユーブを介して
動脈内に10〜30μの容量で注射する。供試化
合物の陽性変力作用は化合物投与前の発生張力
に対する%変化として表わし、また冠血流の変
化は投与前からの絶対値(ml/分)として表わ
す。結果を下記第1表に示す。 (b) 体重8〜13Kgの雌雄雑種成犬にペントバルビ
タールのナトリウム塩を30mg/Kgの割合で静脈
内投与し、麻酔にかける。ヘパリンのナトリウ
ム塩を1000U/Kgの割合で静脈内投与後脱血致
死させ、心臓を摘出する。標本は主に乳頭筋及
び心室中隔から成り、前中隔動脈に挿入したカ
ニユーレより、供血犬から導かれた血液で100
mmHgの定圧で潅流される。供血犬は体重18〜
27Kgで、予めペントバルビタール・ナトリウム
塩30mg/Kgを静脈内投与して麻酔し、ヘパリ
ン・ナトリウム塩1000U/Kgを静脈内投与して
おく。双極電極を用い、値の1.5倍の電圧(0.5
〜3V)、刺激幅5msec及び刺激頻度毎分120回
の矩形波で乳頭筋を刺激する。乳頭筋の静止張
力は1.5gで、乳頭筋の発生張力は力変位交換
器を介して測定する。前中隔動脈の血流量は電
磁流量計を用いて測定する。発生張力及び血流
量の記録はインク書き記録計上に記録する。
尚、この方法の詳細は遠藤と橋本により既に報
告されている(Am.J.Physiol.,218,1459〜
1463,1970)。 供試化合物は10〜30μの容量で4秒間で動脈
内投与する。供試化合物の変力作用は薬物投与前
の発生張力に対する%変化として表わす。冠血流
量に対する作用は投与前からの絶対値の変化
(ml/min)として表わす。結果を下記第2表に
示す。 供試化合物No. 1 6−〔4−(4−メチルチオベンゾイル)−1
−ピペラジニル〕−カルボスチリル 2 6−〔4−(3−ピリジルカルボニル)−1−
ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル 3 6−〔4−(4−メトキシフエニルアセチル)
−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカル
ボスチリル・1/2水和物 4 6−(4−フエニルプロピオニル−1−ピペ
ラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル 5 8−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)
−1−ピペラジニル〕カルボスチリル 6 6−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)
−1−ピペラジニル〕カルボスチリル 7 6−〔4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル 8 6−〔4−(3,4−メチレンジオキシベンゾ
イル)−1−ピペラジニル〕カルボスチリル 9 6−〔4−(4−ニトロベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル 10 6−〔4−(4−シアノベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル 11 6−(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル)
カルボスチリル 12 6−〔4−(4−クロロベンゾイル−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル 13 6−〔4−(3,4,5−トリメトキシベンゾ
イル−1−ピペラジニル〕カルボスチリル 6−(4−エトキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル)カルボスチリル 15 6−〔4−(4−アミノベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル 16 6−〔4−(4−ホルミル)1−ピペラジニ
ル〕カルボスチリル 17 7−(4−フエニルプロピオニル−1−ピペ
ラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル 18 パパベリン(対照化合物) 19 アムリノン(対照化合物)
【表】
【表】
【表】
製剤例 1
6−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)
−1−ピペラジニル〕カルボスチリル 5mg デンプン 132mg マグネシウムステアレート 18mg 乳糖 45mg 計 200mg 常法により1錠中、上記組成物の錠剤を製造し
た。
−1−ピペラジニル〕カルボスチリル 5mg デンプン 132mg マグネシウムステアレート 18mg 乳糖 45mg 計 200mg 常法により1錠中、上記組成物の錠剤を製造し
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中R1は水素原子を示す。R2は水素原子を
示す。R3は水素原子、低級アルカノイル基、ピ
リジルカルボニル基、低級アルコキシカルボニル
基、フエニルカルボニル基又はフエニル低級アル
カノイル基を示す。上記フエニルカルボニル基及
びフエニル低級アルカノイル基のフエニル環上に
は低級アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、
ニトロ基、アミノ基、水酸基、低級アルカノイル
アミノ基、低級アルキルチオ基及び低級アルカノ
イルオキシ基なる群から選ばれた基を1乃至3個
又は低級アルキレンジオキシ基を置換基として有
していても良い。カルボスチリル骨格の3位と4
位との炭素間結合は一重結合又は二重結合を示
す。但し、カルボスチリル骨格の3位と4位との
炭素間結合が一重結合である場合、R3は、フエ
ニル環上に低級アルコキシ基、ハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基、アミノ基及び水酸基なる群か
ら選ばれた基を1乃至3個又は低級アルキレンジ
オキシ基を有することのあるフエニルカルボニル
基、水素原子、低級アルカノイル基又は低級アル
コキシカルボニル基であつてはならない。] で表わされるカルボスチリル誘導体及びその塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18136081A JPS5883677A (ja) | 1981-11-11 | 1981-11-11 | カルボスチリル誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18136081A JPS5883677A (ja) | 1981-11-11 | 1981-11-11 | カルボスチリル誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5883677A JPS5883677A (ja) | 1983-05-19 |
| JPH0314023B2 true JPH0314023B2 (ja) | 1991-02-25 |
Family
ID=16099355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18136081A Granted JPS5883677A (ja) | 1981-11-11 | 1981-11-11 | カルボスチリル誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1981
- 1981-11-11 JP JP18136081A patent/JPS5883677A/ja active Granted
Also Published As
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