JPH04135019U - 弾性表面波フイルタ - Google Patents
弾性表面波フイルタInfo
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- JPH04135019U JPH04135019U JP4221291U JP4221291U JPH04135019U JP H04135019 U JPH04135019 U JP H04135019U JP 4221291 U JP4221291 U JP 4221291U JP 4221291 U JP4221291 U JP 4221291U JP H04135019 U JPH04135019 U JP H04135019U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低損失で良好な周波数特性を持つ弾性表面波
フィルタを得る。 【構成】 圧電基板11上に形成される入力弾性表面波
変換器20及び出力弾性表面波変換器30をアルミニウ
ム等の低抵抗特性を有しかつ伝搬損失を減少し得る低密
度の電極金属膜21の1層で構成し、この電極金属膜2
1と圧電基板11に強固に密着するクロムとアルミニウ
ム等による2層構造のボンディングパッド部60,70
とを接続した。これにより、抵抗損失及び伝搬損失が減
少し、ボンディングパッド部60,70では密着度強化
用のクロム等の金属膜によって圧電基板11の表面に強
固に密着し、ボンディング性の低下が防止される。
フィルタを得る。 【構成】 圧電基板11上に形成される入力弾性表面波
変換器20及び出力弾性表面波変換器30をアルミニウ
ム等の低抵抗特性を有しかつ伝搬損失を減少し得る低密
度の電極金属膜21の1層で構成し、この電極金属膜2
1と圧電基板11に強固に密着するクロムとアルミニウ
ム等による2層構造のボンディングパッド部60,70
とを接続した。これにより、抵抗損失及び伝搬損失が減
少し、ボンディングパッド部60,70では密着度強化
用のクロム等の金属膜によって圧電基板11の表面に強
固に密着し、ボンディング性の低下が防止される。
Description
【0001】
本考案は、圧電基板の表面に沿って伝搬する弾性表面波により所望の周波数を
取り出す弾性表面波フィルタ、特に弾性表面波の励振及び受信用の入力弾性表面
波変換器及び出力弾性表面波変換器の材料特性を改善して低損失で良好な周波数
特性を得るようにした弾性表面波フィルタに関するものである。
【0002】
従来、この種の弾性表面波フィルタとしては、例えば、図2に示すようなもの
があった。以下、その構成を図を用いて説明する。
【0003】
図2は従来の弾性表面波フィルタの一構成例を示す概略の平面図、及び図3は
図2のx−y線断面図である。
【0004】
この弾性表面波フィルタは、例えば通信用の信号フィルタ等に用いられて所望
の周波数を取り出すものであり、圧電基板1を有している。この圧電基板1上に
は、3個の入力弾性表面波変換器2と2個の出力弾性表面波変換器3とが、交互
に対向して配設されている。各入力弾性表面波変換器2は、櫛形形状(すだれ状
ともいう)に形成された複数対の電極指2a,2bで構成され、同様に各出力弾
性表面波変換器3も櫛形形状に形成された複数対の電極指3a,3bで構成され
ている。
【0005】
各入力弾性表面波変換器2及び各出力弾性表面波変換器3の電極指2a,3a
は、引き出し電極部4,5を介して入力電気信号用のボンディングパッド6と、
出力電気信号用のボンディングパッド7にそれぞれ接続されている。電極指2b
,電極指3bには、アース用ボンディングパッド8,9がそれぞれ接続されてい
る。また、圧電基板1上には、入力弾性表面波変換器2及び出力弾性表面波変換
器3の外周に、例えばアース用の配線パターン10が形成されている。
【0006】
図3に示すように、入力弾性表面波変換器2は、下地電極用のクロム(Cr)
膜Aと、アルミニウム(Al)或いはアルミニウム合金の金属膜Bとの2層構造
で形成されている。出力弾性表面波変換器3についても同様に、入力弾性表面波
変換器2と同一材料の2層構造で形成されている。引き出し電極部4,5及びボ
ンディングパッド6,7は、各入力弾性表面波変換器2及び各出力弾性表面波変
換器3の形成の後に、クロム膜Cと、アルミニウム或いはアルミニウム合金や金
(Au)の金属膜Dとを、被着して形成されるため、引き出し電極部4,5及び
ボンディングパッド6,7はそれぞれ4層構造となっている。また、アース用ボ
ンディングパッド8,9についても、電極指2b,3bの接続部分にクロム膜C
と、アルミニウム等の金属膜Dとを、被着して形成されるので、4層構造となっ
ている。
【0007】
この弾性表面波フィルタは、ボンディングパッド6、ボンディングパッド7、
及び各アース用ボンディングパッド8,9が、ボンディングワイヤを介して図示
しない入力端子、出力端子、及びアース用の配線パターン10にそれぞれ接続さ
れている。
【0008】
次に、この弾性表面波フィルタの動作を説明する。
【0009】
図示しない入力端子に電気信号を入力すると、該入力電気信号は、ボンディン
グパッド6を介して各入力弾性表面波変換器2に供給される。各入力弾性表面波
変換器2は、電極指2a,2bと垂直な方向(図中の矢印の方向)に弾性表面波
を励振する。その際、各出力弾性表面波変換器3は、伝搬してきた弾性表面波を
電極指3a,3bで受信して電気信号に変換し、該電気信号をボンディングパッ
ド7を介して図示しない出力端子へ出力する。
【0010】
このようにして、各入力弾性表面波変換器2の電極指2a,2b間で励起され
る弾性表面波出力に一致する周波数で高い出力が得られ、逆に不一致の時に出力
が低くなり、フィルタとして機能する。
【0011】
ここで、この種の弾性表面波フィルタの挿入損失は、入力弾性表面波変換器2
及び出力弾性表面波変換器3の個数をそれぞれN,Mとすると、次式(1)で与
えられる。
10 Log(N/M) dB …(1)
式(1)により、入力弾性表面波変換器2及び出力弾性表面波変換器3の個数
N,Mを増せば、弾性表面波フィルタの挿入損失が減少する。
【0012】
しかしながら、前記従来技術では、次のような課題があった。
【0013】
(i) 前記式(1)に表せる理論的な挿入損失の他、周波数特性を改善するた
めに、抵抗損失及び伝搬損失の低減化が望まれる。ところが、電極用金属材料の
特性等により、抵抗損失を少なくしようとすれば、伝搬損失の増大を招くという
問題を生ずる。
【0014】
(ii) 図3に示すクロム膜Aは、その固有抵抗が比較的大きいにもかかわら
ず、圧電基板1に於いて、入力弾性表面波変換器2、出力弾性表面波変換器3、
引き出し電極部4,5、及びボンディングパッド6,7等の電極用金属との密着
度を強化するための金属剥離防止として使用され、通常100Å前後の膜厚で用
いられている。仮に、抵抗損失低減のために、クロム膜A,Cを除くと、ワイヤ
ボンディングを行う際に、圧電基板1の材料と電極用金属とで剥離が生じ、ボン
ディングができなくなるという問題が生じる。
【0015】
本考案は、前記従来技術が持っていた課題として、伝搬損失を増大させずに抵
抗損失の低減化を図ることが困難な点、及び圧電基板と電極用金属の剥離防止を
考慮して抵抗損失の低減化を図る必要がある点について解決した弾性表面波フィ
ルタを提供するものである。
【0016】
第1の考案は、前記課題を解決するために、表面に沿って弾性表面波が伝搬す
る圧電基板に、入力電気信号を前記弾性表面波に変換する入力弾性表面波変換器
と、前記入力弾性表面波変換器と対向配置され前記弾性表面波を出力電気信号に
変換して出力する出力弾性表面波変換器と、前記入力弾性表面波変換器及び前記
出力弾性表面波変換器にそれぞれ接続された引き出し電極部と、前記引き出し電
極部に接続されたボンディングパッド部とが、設けられた弾性表面波フィルタに
おいて、前記入力弾性表面波変換器、前記出力弾性表面波変換器、前記引き出し
電極部、及び前記ボンディングパッド部を、次のように構成したものである。
【0017】
即ち、前記入力弾性表面波変換器及び前記出力弾性表面波変換器は、低抵抗特
性を有しかつ伝搬損失を減少し得る低密度の1層の電極金属膜で構成している。
前記引き出し電極部は、前記圧電基板上に形成され前記電極金属膜に延設された
第1の配線金属膜と前記第1の配線金属膜上に形成された密着度強化用の第2の
配線金属膜と前記第2の配線金属膜上に形成された第3の配線金属膜との3層で
構成している。前記ボンディングパッド部は、前記圧電基板上に形成され前記第
2の配線金属膜に延設された密着度強化用の第1のボンディング金属膜と前記第
1のボンディング金属膜上に形成され前記第3の配線金属膜に延設されたワイヤ
ボンディング用の第2のボンディング金属膜との2層で構成している。
【0018】
第2の考案は、第1の考案の前記電極金属膜及び前記第1の配線金属膜を、ア
ルミニウム又はアルミニウム合金で形成し、前記第2の配線金属膜及び前記第1
のボンディング金属膜を、クロムで形成し、さらに前記第3の配線金属膜及び前
記第2のボンディング金属膜を、アルミニウム、アルミニウム合金、又は金で形
成したものである。
【0019】
第1の考案は、以上のように弾性表面波フィルタを構成したので、入力電気信
号がボンディングパッド部を介して入力されると、入力弾性表面波変換器は、圧
電効果によって弾性表面波を励振するように働く。出力弾性表面波変換器は、圧
電基板の表面を伝搬してきた弾性表面波を受信して電気信号に変換し、該電気信
号を出力電気信号として出力するように働く。ここで、入力弾性表面波変換器及
び出力弾性表面波変換器は、低抵抗特性を有しかつ伝搬損失を減少し得る低密度
の1層の電極金属膜で形成されることにより、周期的振動に対して負荷にならず
、圧電基板との密着強度が低下しないまでも抵抗損失の減少、伝搬損失の減少が
得られるように機能する。
【0020】
一方、圧電基板上には、第1の配線金属膜と第3の配線金属膜とが密着度強化
用の第2の配線金属膜によって強固に密着した引き出し電極部が形成されており
、ボンディングパッド部ではボンディング用の第2のボンディング金属膜が密着
度強化用の第1のボンディング金属膜によって圧電基板の表面に強固に密着し、
ボンディング性の低下が防止される。
【0021】
第2の考案では、第1の考案による抵抗損失の減少、伝搬損失の減少及び安定
したボンディング性を、信頼性、再現性よく実現できる。従って、前記課題を解
決できるのである。
【0022】
図1は本考案の一実施例を示す弾性表面波フィルタの概略の平面図、及び図4
は図1のX−Y線断面図である。
【0023】
図1に示すように、この弾性表面波フィルタは、例えば通信用の信号フィルタ
等に用いられるものであり、例えばニオブ酸リチウム(LiNbO3 )単結晶等
からなる弾性表面波素子用の圧電基板11を有している。この圧電基板11上に
は、櫛形形状に形成された複数対の電極指20a,20bを有する3個の入力弾
性表面波変換器20と、該電極指20a,20bと同一形状の電極指30a,3
0bを有する2個の出力弾性表面波変換器30とが、交互に対向して配設されて
いる。
【0024】
さらに、圧電基板11上には、各入力弾性表面波変換器20の電極指20a及
び各出力弾性表面波変換器30の電極指30bにそれぞれ接続された引き出し電
極部40,50と、該引き出し電極部40,50にそれぞれ接続されたボンディ
ングパッド部60,70と、各入力弾性表面波変換器20の電極指20b及び各
出力弾性表面波変換器30の電極指30aにそれぞれ接続されたアース用ボンデ
ィングパッド部80,90とが形成されている。
【0025】
また、圧電基板11上には、例えば入力弾性表面波変換器20,出力弾性表面
波変換器30の外周を、所定のアース用配線パターン100が形成されている。
そして、ボンディングパッド部60、ボンディングパッド部70、及び各アース
用ボンディングパッド部80,90が、ボンディングワイヤを介して図示しない
入力端子、出力端子、及びアース用の配線パターン100にそれぞれ接続されて
いる。
【0026】
図4に示すように、各入力弾性表面波変換器20及び出力弾性表面波変換器3
0は、圧電基板11上にスパッタリング蒸着技術等を用い、例えばアルミニウム
膜を形成した後、ホトリソグラフィ技術を用いて、電極金属膜21が形成される
。この電極金属膜21が電極指20a,20b及び電極指30a,30bとなっ
ている。また、電極金属膜21と共に引き出し電極用の第1の配線金属膜41,
51が同時にパターン形成される。各電極金属膜21は、圧電基板11上に1層
が設けられ、その膜厚は約500Å〜1000Åである。ここで、アルミニウム
は、低抵抗特性を有しかつ伝搬損失を減少し得る低密度の金属の1つとして選ば
れている。
【0027】
引き出し電極部40は、電極金属膜21と同一材料の第1の配線金属膜41と
、この第1の配線金属膜41上に層状に形成された第2の配線金属膜42と、第
3の配線金属膜43とで構成されている。同様に、引き出し電極部50は、電極
金属膜21と同一材料の第1の配線金属膜51と、この第1の配線金属膜51上
に層状に形成された第2の配線金属膜52と、第3の配線金属膜53とで構成さ
れている。
【0028】
第2の配線金属膜42,52及び第3の配線金属膜43,53は、第1の配線
金属膜41,51上に、スパッタリング蒸着技術及びホトリソグラフィ技術等を
用い、先ず密着度強化用の金属の1つであるクロム等からなる第2の配線金属膜
42,52をそれぞれ形成し、さらにその第2の配線金属膜42,52の上に、
アルミニウム等からなる第3の配線金属膜43,53がそれぞれパターン形成さ
れたものである。第1の配線金属膜41,51上には、クロムとアルミニウムの
2層膜が形成されることになり、その膜厚は、約3000Å〜1μmである(ク
ロムの膜厚は約100Å)。従って、図1中の斜線で示す部分が、3層構造とな
り、その電極膜厚は、約3500Å〜1.1μmになる。
【0029】
ボンディングパッド部60,70は、引き出し電極部40,50と同時に形成
され、圧電基板11の表面に密着し第2の配線金属膜42,52と同一の材料で
同時に形成された第1のボンディング金属膜61,71と、この第1のボンディ
ング金属膜61,71上に、第3の配線金属膜43,53と同一の材料で同時に
形成された第2のボンディング金属膜62,72とで構成されている。ボンディ
ングパッド部60,70は、圧電基板11上に、クロムとアルミニウムの2層膜
が形成されることになり、その膜厚は、約3000Å〜1μmである。
【0030】
アース用ボンディングパッド部80,90は、圧電基板11の表面にそれぞれ
密着し各入力弾性表面波変換器20の電極指20b及び各出力弾性表面波変換器
30の電極指30bの接続部分に亙って形成された第1のボンディング金属膜8
1,91と、この第1のボンディング金属膜81,91上に形成されたワイヤボ
ンディング用の第2のボンディング金属膜82,92とで構成されている。そし
て、ボンディングパッド部60,70と同様に、圧電基板11上に、クロムとア
ルミニウムの2層膜が形成されることになり、その膜厚は、約3000Å〜1μ
mである。
【0031】
以上のように構成される弾性表面波フィルタの動作を説明する。
【0032】
入力電気信号が図示しない入力端子に入力されると、該入力電気信号はボンデ
ィングパッド部60を介して各入力弾性表面波変換器20に供給される。入力弾
性表面波変換器20では、圧電効果によって電極指20a,20b間に歪みが生
じ、電極指20a,20bと垂直な方向(図中の矢印で示す垂直な双方向)へ弾
性表面波を励振する。弾性表面波が出力弾性表面波変換器30へ達すると、各出
力弾性表面波変換器30は、電極指30a,30bによって弾性表面波を電気信
号に変換し、該電気信号を出力電気信号としてボンディングパッド部70を介し
て図示しない出力端子へ出力する。
【0033】
このようにして、電極指20a,20b間の間隔を所望の周波数に対応させて
設定することにより、励起される弾性表面波出力に一致する周波数で、高い出力
が得られ、逆に不一致の時に出力が低くなり、フィルタとしての機能が得られる
。
【0034】
本実施例では、次のような利点を有する。
【0035】
(a) 入力弾性表面波変換器20及び出力弾性表面波変換器30を電極金属膜
21の1層で構成して圧電基板11上に形成している。これにより、弾性表面波
フィルタの抵抗損失及び伝搬損失が減少する。この理由を次に説明する。
【0036】
抵抗損失は、電極用金属の固有抵抗で決まる。一方、伝搬損失は、電極用金属
の密度で決まる。例えば、固有抵抗は、アルミニウム;2.6μΩ−m,金;2
.1μΩ−m,クロム;12.9μΩ−mである。密度は、アルミニウム;2.
7g/cm3 ,金;19.3g/cm3 ,クロム;7.2g/cm3 である。
【0037】
抵抗損失を少なくするには、例えばアルミニウム,金,クロムの中では、固有
抵抗の小さい金が最良であり、次にアルミニウムとなる。伝搬損失を少なくする
には、例えばアルミニウム,金,クロムの中では、密度の小さいアルミニウムが
一番よい。このように、固有抵抗及び密度をもって選択された金属、例えばアル
ミニウムを1層で入力弾性表面波変換器20及び出力弾性表面波変換器30を形
成すれば、従来クロムを用いたものよりもクロムによる電気抵抗及び質量の増大
を防止できることは明らかであり、電極指20a,20b及び電極指30a,3
0bの周期的な振動に対して負荷を除去できるので、伝搬損失を増大させず抵抗
損失を減少できる。
【0038】
(b) ボンディングパッド部60,70の電極材料は、通常、信頼性、再現性
等を考慮してクロムとアルミニウム、或いはクロムと金の2層構造で形成される
。クロムは、圧電基板11との密着度を強化する(剥離防止)ため、約100Å
で使用される。本実施例においても、下地電極材料にクロムを用いているため、
ボンディングパッド部60,70及びアース用ボンディングパッド部80,90
では、2層構造として圧電基板11との密着強度を高め、引き出し電極部40,
50では、3層構造としてその金属膜相互の密着性を高めているので、電極用金
属が剥離する問題は生ぜず、従来どおりのボンディング性が得られる。
【0039】
なお、本考案は、前記実施例に限らず、種々の変形が可能である。その変形例
としては、例えば次のようなものがある。
【0040】
(I) 前記実施例では、圧電基板11は、LiNbO3 単結晶からなる圧電物
質を用いたが、例えばLiTaO3 単結晶等の圧電物質で構成してもよい。また
、ガラス基板に圧電物質を膜形成した基板を用いてもよい。
【0041】
(II) 図1では、入力弾性表面波変換器20,出力弾性表面波変換器30で
ある電極の設置合計数を5個としたがこれに限定されない。5以上の弾性表面波
変換器を用いて構成してもよい。
【0042】
(III) 前記実施例では、各入力弾性表面波変換器20及び各出力弾性表面
波変換器30の電極材料としてアルミニウムを用いたが、本考案の趣旨に沿うも
のであれば、アルミニウムの他の電極材料を用いてもよい。例えば、アルミニウ
ムと銅(Cu)、アルミニウムとシリコン(Si)等のアルミニウム合金を用い
てもよい。また、ボンディングパッド部60,70の電極材料は、第1のボンデ
ィング金属膜をクロムとし、第2のボンディング金属膜にアルミニウム合金や金
等を用いた2層構造であってもよい。
【0043】
(IV) 図1では、圧電基板11上にアース用配線パターン100を形成して
アース用ボンディングパッド部80,90をそれぞれ接続するようにしたが、ア
ース用ボンディングパッド部80,90を、例えば圧電基板11の外部等のアー
ス端子へ接続する構成としてもよい。
【0044】
以上詳細に説明したように、第1の考案によれば、圧電基板上に形成される入
力弾性表面波変換器及び出力弾性表面波変換器を、低抵抗特性を有しかつ伝搬損
失を減少し得る低密度の電極金属膜の1層構造とし、この電極金属膜と圧電基板
に強固に密着する2層構造の金属膜によるボンディングパッド部とを接続してい
るので、電気的特性を損うことなく抵抗損失及び伝搬損失が減少し、ボンディン
グ時の金属剥離の問題を解決できる。これにより、低損失で良好な周波数特性を
持つ弾性表面波フィルタを得ることができる。
【0045】
第2の考案によれば、第1の考案による抵抗損失の減少、伝搬損失の減少及び
安定したボンディング性を、信頼性、再現性よく実現でき、弾性表面波フィルタ
をコスト面で簡単かつ安価に提供できる。
【図1】本考案の実施例の弾性表面波フィルタの平面図
である。
である。
【図2】従来の弾性表面波フィルタの平面図である。
【図3】図2のx−y線断面図である。
【図4】図1のX−Y線断面図である。
11 圧電基板
20 入力弾性表面波変換器
30 出力弾性表面波変換器
40,50 引き出し電極部
60,70 ボンディングパッド部
21 電極金属膜
41,42,43、51,52,53 第1,第2,第
3の配線金属膜 61,62、71,72 第1,第2のボンディング金
属膜
3の配線金属膜 61,62、71,72 第1,第2のボンディング金
属膜
Claims (2)
- 【請求項1】 表面に沿って弾性表面波が伝搬する圧電
基板に、入力電気信号を前記弾性表面波に変換する入力
弾性表面波変換器と、前記入力弾性表面波変換器と対向
配置され前記弾性表面波を出力電気信号に変換して出力
する出力弾性表面波変換器と、前記入力弾性表面波変換
器及び前記出力弾性表面波変換器にそれぞれ接続された
引き出し電極部と、前記引き出し電極部に接続されたボ
ンディングパッド部とが、設けられた弾性表面波フィル
タにおいて、前記入力弾性表面波変換器及び前記出力弾
性表面波変換器は、低抵抗特性を有しかつ伝搬損失を減
少し得る低密度の1層の電極金属膜で構成し、前記引き
出し電極部は、前記圧電基板上に形成され前記電極金属
膜に延設された第1の配線金属膜と前記第1の配線金属
膜上に形成された密着度強化用の第2の配線金属膜と前
記第2の配線金属膜上に形成された第3の配線金属膜と
の3層で構成し、前記ボンディングパッド部は、前記圧
電基板上に形成され前記第2の配線金属膜に延設された
密着度強化用の第1のボンディング金属膜と前記第1の
ボンディング金属膜上に形成され前記第3の配線金属膜
に延設されたワイヤボンディング用の第2のボンディン
グ金属膜との2層で構成したことを特徴とする弾性表面
波フィルタ。 - 【請求項2】 請求項1記載の弾性表面波フィルタにお
いて、前記電極金属膜及び前記第1の配線金属膜をアル
ミニウム又はアルミニウム合金で形成し、前記第2の配
線金属膜及び前記第1のボンディング金属膜をクロムで
形成し、前記第3の配線金属膜及び前記第2のボンディ
ング金属膜をアルミニウム、アルミニウム合金、又は金
で形成した弾性表面波フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4221291U JPH04135019U (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 弾性表面波フイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4221291U JPH04135019U (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 弾性表面波フイルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04135019U true JPH04135019U (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=31922767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4221291U Withdrawn JPH04135019U (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 弾性表面波フイルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04135019U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7218038B2 (en) | 2003-05-26 | 2007-05-15 | Fujitsu Media Devices Limited | Surface acoustic wave element, and surface acoustic wave device including the same |
-
1991
- 1991-06-06 JP JP4221291U patent/JPH04135019U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7218038B2 (en) | 2003-05-26 | 2007-05-15 | Fujitsu Media Devices Limited | Surface acoustic wave element, and surface acoustic wave device including the same |
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