JPH0413776A - m―フェニレンジアミン系化合物及びそれを用いた電子写真感光体 - Google Patents

m―フェニレンジアミン系化合物及びそれを用いた電子写真感光体

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JPH0413776A
JPH0413776A JP11613390A JP11613390A JPH0413776A JP H0413776 A JPH0413776 A JP H0413776A JP 11613390 A JP11613390 A JP 11613390A JP 11613390 A JP11613390 A JP 11613390A JP H0413776 A JPH0413776 A JP H0413776A
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栄一 宮本
Nariaki Muto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電子写真感光体における電荷輸送材料とし
て好適なm−フェニレンジアミン系化合物及びそれを用
いた電子写真感光体に関する。
[従来の技術] 近年、複写機などの画像形成装置における電子写真感光
体として、加工性に優れ、製造コストの面で有利である
とともに、機能設計の自由度が大きいを機感光体が使用
されている。
また、電子写真感光体を用いて複写画像を形成する場合
には、カールソンプロセスが広く利用されている。カー
ルソンプロセスは、コロナ放電により感光体を均一に帯
電させる帯電工程と、帯電した感光体に原稿像を露光し
、原稿像に対応した静電潜像を形成する露光工程と、静
電潜像をトナーを含有する現像剤で現像し、トナー像を
形成する現像工程と、トナー像を紙なとの基材に転写す
る転写工程と、基材に転写されたトナー像を定着させる
定着工程と、転写工程の後、感光体上に残留するトナー
を除去するクリーニング工程とを含んでいる。このカー
ルソンプロセスにおいて高品質の画像を形成するには、
電子写真感光体が帯電特性及び感光特性に優れているこ
と及び、露光後の残留電位が低いことが要求される。
これらの特性を達成するための手段の一つとして適正な
電荷輸送材料の選択がある。そして上記電荷輸送材料と
−してポリビニルカルバゾール、オキサジアゾール系化
合物、ピラゾリン系化合物、ヒドラゾン系化合物など多
くの化合物が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記電荷輸送材料は、電荷輸送能を示すドリフ
ト移動度が比較的小さい。また、ドリフト移動度の電界
強度依存性が大きいために、低電界での電荷の移動が少
なく、残留電位がぬけにくくいという問題点がある。さ
らに紫外光線の照射により劣化しやすいなどの問題点か
ある。
このような問題点に対して、ドリフト移動度の電界依存
性が小さく、樹脂との相溶性のよいm−フェニレンジア
ミン系化合物としてN、N。
N’  N’−テトラフェニル−1,3−フユニレンジ
アミンが提案されている(特願昭62−301703号
)。このm−フェニレンジアミン系化合物は紫外光など
に対する耐光性も良好で、実際の複写機で使用した場合
にも安定な特性を示す。
しかし、複写機が故障した場合などにおいて、長時間の
光暴露や高温下での光暴露が発生した場合、回復が不可
能なダメージを被るという問題点がある。
この発明は上記の問題点を解決するものであり、より耐
光性を有し光安定性に優れたm−フェニレンジアミン系
化合物とそれを用いた電子写真感光体を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用]一般に光劣化に
よる感光体特性の低下の原因は、電荷輸送材料に対して
トラップとなる不純物が感光体中に生成することにある
。m−フェニレンジアミン系化合物の場合、このような
光劣化反応として中心ベンゼン環と他のフェニル基との
間で起こる閉環反応が考えられる。この反応はフェニレ
ンジアミン系化合物分子の電子密度が中心ベンゼン環に
偏っているために起こりやすいと考えられる。そこで、
中心ベンゼン環に付加した窒素原子に結合したフェニル
基の0(オルト)位を置換基で置換することにより、当
該位置を保護し、化合物の反応性を抑制して光に対する
安定性を向上させることが可能であると考え、種々の実
験の結果、上記フェニル基の0(オルト)位を所定の置
換基で置換することにより、ドリフト移動度等の電荷輸
送特性を損なうことなく、感光体の光安定性を効果的に
改善できることを見出した。
しかして、この発明のm−フェニレンジアミン系化合物
は、 下記の一般式[■] : (式中、RI  R2、R3、R4は同一または異なっ
て、アルキル基、アルコキシル基、ハロゲン原子、アミ
ノ基、N−置換アミノ基を示し、R5はアルキル基、ア
ルコキシル基、ハロゲン原子、アミノ基、N−置換アミ
ノ基、アリル基、アリール基を示し、pは0〜4の整数
を示す)で表されるm−フェニレンジアミン系化合物で
ある。
前記m−フェニレンジアミン系化合物は中心ベンゼン環
の窒素原子に付加したフェニル基の。
(オルト)位を置換基(アルキル基、アルコキシル基、
ハロゲン原子、アミノ基、N−11i換アミノ基)で置
換しているため、分子の電子密度が平均化されて酸化物
質などからの攻撃を受けにくくなり、閉環反応が抑制さ
れて光に対する安定性が向上する。
また、上記m−フェニレンジアミン系化合物を含有する
感光体は、長時間の光暴露や高温下での光暴露に対して
、従来の感光体よりダメージを被ることが少なく、光安
定性に優れている。
E発明の好適態様コ 前記−数式[11で表されるこの発明のm−フェニレン
ジアミン系化合物において、R” 、R’R3R4のう
ちアルキル基としては、メチル基。
エチル基、プロピル基、イソプロプル基、ブチル基、イ
ソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基等の炭素数1〜6の低級アルキル基が例示される。
アルコキシル基としては、メトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基、イソプロポキシ基、ペンチルオキシ基、ヘ
キシルオキシ基などのアルキル部分の炭素数が1〜6の
低級アルコキシ基が例示される。
上記R1、R2、R3、)j4は同一であってもよく、
互いに異なっていてもよい。
また、R5は、中心ベンゼン環のどの位置に置換しても
よく、何個置換してもまた置換しなくてもよい。
一般式[1]で表されるm−フェニレンジアミン系化合
物としては具体的には次のような化合物が例示される。
ただし、p−1の場合のみを示すが、この発明はpが2
以上の化合物を包含するものであることはもちろんであ
る。
本発明の上記−数式[I]で表される化合物は、種々の
方法で合成することが可能であり、例えば、下記の一連
の反応式[A]あるいは反応式[B]により合成するこ
とができる。
反応式[A] : (以下余白) 反応式[B] : [式中、R”およびRoは同一または異なって、アルキ
ル基、アルコキシル基、ハロゲン原子、アミノ基、N−
置換アミノ基を示す。] すなわち、上記[A]の反応においては、式(1)で表
されるレソルシノール誘導体と式(2)で表されるアニ
リン誘導体とをヨウ素の存在下で窒素気流中で還流して
反応させ、上記式(3)で表されるフェニレンジアミン
系化合物を得る。次いで、上記の式(3)の化合物と上
記式(4)で表わされるヨードベンゼン誘導体とを炭酸
カリウムおよび銅粉の存在下、溶剤(例えば、ニトロベ
ンゼン)中で反応させることにより一般式[I]におい
て R1とR3R2とR4かそれぞれ同一である本発明
の化合物が得られる。
一数式CI]で表される化合物において、アルキル基等
の置換基R5は、上述のように、例えば、レソルシノー
ルに予め導入しておくことが可能であり、R″ (すな
わち、R2,R’)はアニリンに予め導入し、さらに、
R’  (すなわち、R1R3)はヨードベ′:ンゼン
に予め導入しておくことができる。
また、上記反応式[B]に示すように、式(5)のm−
フェニレンジアミンと式(6)のヨードベンゼン誘導体
を炭酸カリウム、銅粉とともに溶剤中で還流反応させる
ことによって、一般式[1]においてR1−R4がすべ
て同一(R″′)である本発明の化合物を合成すること
ができる。
また、上記反応式[A]または[B]で得られる化合物
以外の本発明化合物、例えばR1−R4が全て異なる置
換基である化合物等を合成するには、上記反応式[A]
または[B]における出発原料のモル比を適宜調製して
、段階的に置換基RI=R4を有する各フェニル基を導
入する方法があげられる。また、置換基を有しないフェ
ニル基を導入した後、置換基R1〜R4を順次導入する
ようにしてもよい。
この発明の前記一般式[I]で表される化合物は、公知
の他の電荷輸送材料と組み合わせて使用することができ
る。この場合の電荷輸送材料としては、公知の種々の電
子吸引性化合物、電子供与性化合物を用いることができ
る。
上記電子吸引性化合物としては、例えば、2゜6−シメ
チルー2°  6゛−ジtert−ジブチルジフェノキ
ノン等のジフェノキノン誘導体、マロノニトリル、チオ
ピラン系化合物、テトラシアノエチレン、2.4.8−
トリニドロチオキサントン、3.4.5.7−テトラニ
トロ−9−フルオレノン、ジニトロベンゼン、ジニトロ
アントラセン、ジニトロアクリジン、ニトロアントラキ
ノン、ジニトロアントラキノン、無水コハク酸、無水マ
レイン酸、ジブロモ無水マレイン酸等が例示される。
また、電子供与性化合物としては、2.5−ジ(4−メ
チルアミノフェニル)、1,3.4−オキサジアゾール
、等のオキサジアゾール化合物、9−(4−ジエチルア
ミノスチリル)アントラセン等のスチリル化合物、ポリ
ビニルカルバゾール等のカルバゾール化合物、1−フェ
ニル−3−(p−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン
等のピラゾリン化合物、ヒドラゾン化合物、トリフェニ
ルアミン系化合物、インドール系化合物、オキサゾール
系化合物、インオキサゾール系化合物、チアゾール系化
合物、チアジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物
、ピラゾール系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒
素環式化合物、縮合多環式化合物が例示される。
これらの電荷輸送材料は、1種または2種以上混合して
用いられる。なお、ポリビニルカルバゾール等成膜性を
有する電荷輸送材料を用いる場合には、結合剤樹脂は必
ずしも必要ではない。
上記−数式[I]で表される化合物は、いわゆる単層型
及び積層型の電子写真感光体のいずれにも適用すること
ができる。
単層型電子写真感光体とするには、電荷輸送材料である
前記−数式[1]で表される化合物と電荷発生材料と結
合剤樹脂等とを含有する感光層を導電性基材上に形成す
ればよい。
また、積層型の電子写真感光体とするには、導電性基材
上に、蒸着または、塗布等の手段により電荷発生材料を
含有する電荷発生層を形成し、この電荷発生層上に、前
記−数式[11で表される化合物と結着剤樹脂とを含有
する電荷輸送層を形成すればよい。また、上記とは逆に
、導電性基材上に上記と同様の電荷輸送層を形成し、次
いで蒸着または塗布などの手段により電荷発生材料を含
有する電荷発生層を形成してもよい。さらに、電荷発生
層を電荷発生材料と電荷輸送材料とを結着樹脂中に分散
して塗布することにより形成してもよい。
上記電荷発生材料としては、例えば、セレン、セレン−
テルル、アモルファスシリコン、ピリリウム塩、アゾ系
顔料、ジスアゾ系顔料、アンサンスロン系顔料、フタロ
シアニン系顔料、インジゴ系顔料、トリフェニルメタン
系顔料、スレン系顔料、トルイジン系顔料、ピラゾリン
系顔料、ペリレン系顔料、キナクリドン系顔料、ピロー
ル系顔料等が例示され、所望の領域に吸収波長域を有す
るように、一種または2M以上を混合して用いられる。
また、上記感光層、電荷発生層及び電荷輸送層における
結合剤樹脂としては、種々の樹脂を使用することができ
る。例えば、スチレン系重合体、スチレン−ブタジェン
共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチ
レン−マレイン酸共重合体、アクリル系重合体、スチレ
ン−アクリル系共重合体、ポリエチレン、エチレン酢酸
ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル
、ポリプロピレン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
ポリエステル、アルキッド樹脂、ポリアミド、ポリウレ
タン、ポリカーボネート、ボリアリレート、ポリスルホ
ン、ジアリルフタレート樹脂、ケトン樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂等の熱可塑性樹脂や
、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿
素樹脂、メラミン樹脂、その他架橋性の熱硬化性樹脂、
及びエポキシアクリレート、ウレタン−アクリレート等
の光硬化性樹脂等積々の重合体が例示される。これらの
結合剤樹脂は1種でまたは2種以上混合して用いられる
また、塗布手法により電荷発生層及び電荷輸送層を形成
する場合には溶剤が使用される。この溶剤としては、種
々の有機溶剤を使用することが可能であり、メタノール
、エタノール、イソプロパツール、ブタノール等のアル
コール類、n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等
の脂肪族系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、
四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、
ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、ジメチル
ホルムアルデヒド、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド等の種々の溶剤が例示され、これらを1種ま
たは2種以上混合して用いることができる。
また、上記電荷発生層の感度をよくするために、例えば
、ターフェニル、ハロナフトキノン類、アセナフチレン
等の公知の増感剤を上記電荷発生材料と共に用いてもよ
い。さらには、電荷輸送材料や電荷発生材料の分散性、
染工性等をよくするために界面活性剤、レベリング剤等
を使用してもよい。
上記導電性基材としては、導電性を有する種々の材料を
使用するこさができ、例えば、アルミニウム、銅、スズ
、白金、金、銀、バナジウム、モリブデン、クロム、カ
ドミウム、チタン、ニッケル、パラジウム、インジウム
、ステンレス銅、真鍮等の金属単体や、上記金属が蒸着
またはラミネートされたプラスチック材料、ヨウ化アル
ミニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で被覆されたガ
ラス等が例示される。上記導電性基材はシート状、ドラ
ム状のいずれでもよく、基材自体が導電性を有するかあ
るいは基材の表面が導電性を有していればよい。この基
材としては、使用に際し、十分な機械的強度を有するも
のが好ましい。
上記電荷輸送材料としてのこの発明の化合物と結合樹脂
は、電荷の輸送を阻害しない範囲及び結晶化しない範囲
で種々の割合で使用することが可能であるが、結合剤樹
脂100重量部に対して、前記一般式CI]で表される
化合物125重量部ないし200重量部を使用すること
が好ましい。
また、一般式[I]で表される化合物を含有する電荷輸
送層は、2〜100μm、特に5〜30μm程度の層厚
に形成することが好ましい。
上記電荷発生材料を結合剤樹脂と共に用いる場合、電荷
発生材料と結合剤樹脂とは種々の割合で使用することが
できるが、電荷発生材料10重量部に対して、結合剤樹
脂1〜150重量部の割合で用いることが望ましい。
また、上記電荷発生材料を含有する電荷発生層は、その
膜厚を任意に選択することができるが、0.01〜20
μm、特に0.1〜10μm程度に形成することが望ま
しい。また、一般式[I]で表される化合物及び電荷発
生材料を単一層中に存在させた単層型感光層は、その膜
厚を任意に選択することができるが、2〜100声、特
に5〜30/7m程度の層厚にすることが好ましい。
また、単層型電子写真用感光体にあっては、上記基材と
感光層との間に、また、積層型電子写真用感光体にあっ
ては、上記基材と電荷発生層との間や基材と電荷輸送層
との間及び電荷発生層と電荷輸送層との間に、感光体の
特性を阻害しない範囲でバリア層が形成されていてもよ
く、感光体の表面には、保護層が形成されていてもよい
上記電荷発生層及び電荷輸送層を、塗布の方法により形
成する場合には、電荷発生材料等と結合剤樹脂などを公
知の方法、例えば、ロールミル、ボールミル、アトライ
タ、ペイントシェーカーあるいは超音波分散器等を用い
て分散混合して調製し、これを公知の手段により塗布、
乾燥すればよい。なお、上述のように、電荷発生層は上
記電荷発生材料を蒸着することにより形成してもよい。
以下実施例により本発明の詳細な説明する。
[実施例] (1)電荷輸送材料の合成例 第1の合成例 (N、N、N’  N’−テトラキス(2−トリル)−
1,3−フェニレンジアミンの合成)m−フェニレンジ
アミン2.7g <0.025モル)と0−ヨードトル
エン21.8g (0,1モル)とをニトロベンゼン1
00mJ中に溶解させ、炭酸カリウム6.9g (0,
05モル)、銅粉末1.5gの存在下、24時間還流し
て反応させ、標記の化合物N、N、N’ 、N’−テト
ラキス(2−トリル)−1,3−フェニレンジアミン(
本発明化合物1)を得た。
この化合物の元素分析結果を以下に示す。
C34H32N2として 実施値 H:6.91%、C:87.33%、N:5.
98% 計算値 H:6.88%、C:87.14%、N:6.
09% またこの化合物の融点は181〜183℃であった。
第2の合成例 (N、N、N’ 、N’−テトラキス(2−メトキシフ
ェニル)−5メチル−1,3−フェニレンジアミンの合
成) 5−メチルレソルシノール12.4g及び0−メトキシ
アミノベンゼン12.0gをヨウ素0゜5gの存在下、
窒素気流中で3日間還流反応させ、N、N’ ビス(2
−メトキシフェニル)−5−メチル−1,3−フェニレ
ンジアミンを得た。次に、このN、N’ ビス(2−メ
トキシフェニル)−5−メチル−1,3−フェニレンジ
アミン16.7gと0−メトキシヨードベンゼン11.
7gとを、炭酸カリウム9.7g、銅粉末2gの存在下
、ニトロベンゼン100mJ中で24時間還流して反応
させ、標記の化合物N、N、N’ 、N’−テトラキス
(2−メトキシフェニル)−5−メチル−1,3−フェ
ニレンジアミン(本発明化合物2)を得た。
この化合物の融点は126〜127℃であった。
第3の合成例 (N、N、N’ 、N’−テトラキス(2−クロロフェ
ニル)−1,3−フェニレンジアミンの合成)m−フェ
ニレンジアミン2.7gと。−クロロヨードベンゼン6
.0gとを、炭酸カリウム6゜9g1銅粉末1.5gの
存在下、二ロベンゼン10CIJ中に溶解させ、窒素気
流中で24時間還流反応させ、標記の化合物N、N、N
’  N’ −テトラキス(2−クロロフェニル)−1
,3−フェニレンジアミン(本発明化合物3)を得た。
この化合物の融点は122〜123℃テアった。
第4の合成例 (N、N、N’ 、N’−テトラキス(2−アミノフェ
ニル)−5−メチル−1,3−フェニレンジアミンの合
成) 上記第2の合成例の。−メトキシアミノベンゼンの代わ
りに0−フェニレンジアミン10.8gを用いて上記第
2の合成例と同様にして、N、 N−ビス(2−アミノ
フェニル)−5−メチル−1,3−フェニレンジアミン
を得た。このN、 N−ビス(2−アミノフェニル)−
5−メチル−1,3−フェニレンジアミン15.2gと
。−アミノヨードベンゼン11.0gとを、炭酸カリウ
ム9.7g、銅粉末2gの存在下、ニトロベンゼン10
0mj中で24時間還流して反応させ、標記の化合物N
、N、N’ 、N’−テトラキス(2−アミノフェニル
)−5−メチル−1,3−フェニレンジアミン(本発明
化合物4)を得た。この化合物の融点は144〜145
℃であった。
(2)  電子写真感光体の調製 単層型電子写真感光体の調製 電荷発生材料としてN、N”−ジ(3,5−ジメチルフ
ェニル)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキ
シジイミド8重量部、電荷輸送材料として上記合成例1
〜4で合成した本発明化合物100重量部、結合剤樹脂
としてポリ−(4゜4゛−シクロへキシリデンジフェニ
ル)カーボネート(三菱瓦斯化学社製、ポリカーボネー
トZ200)100重量部及び所定量のテトラヒドロフ
ランを合わせて、超音波分散器にて混合分散し、単層型
感光層用塗布液を調製した。この塗布液を外径781I
I×長さ340 m+gのアルミニウム素管上に塗布し
た後、暗所にて100℃で30分間加熱乾燥させて、厚
み24μmの単層型感光層を有するドラム型の電子写真
感光体を作成した。
積層型電子写真感光体の調製 結着剤樹脂としてポリビニルブチラール(接水化学社製
、商品名工スレツクBLI)100重量部と、電荷発生
材料としてオキソチタニルフタロシアニン100重量部
と、所定量のテトラヒドロフランとをボールミルに仕込
み、24時間撹拌混合して電荷発生層用塗布液を調製し
、この調製液をアルミニウムドラムに浸漬法によって塗
布し、110℃で30分間熱風乾燥して硬化させること
により膜厚0.5μmの電荷発生層を形成した。
次いで、結着剤樹脂としてポリカーボネート樹脂(三菱
瓦斯化学社製、商品名ニーピロン)100重量部と、電
荷輸送層として上記上記合成例1〜4で合成した各化合
物100重量部と、所定量のトルエンとをホモミキサで
撹拌混合して電荷輸送層用塗布液を調製した。この塗布
液を上記電荷発生層の表面に浸漬法により塗布し、12
0℃で30分間熱風乾燥することにより膜厚的20μm
の電荷輸送層を形成して、積層型電子写真感光体を作成
した。
比較例 電荷輸送材料として(N、N、No、No−テトラキス
(3−トリル)−1,3−フエニレンジアミン100重
量部を用いる以外は上記調製例と同様にして単層型及び
積層型の電子写真感光体を作成した。
(3)  電子写真感光体の評価 単層型電子感光体 (初期表面電位VSPの測定) 上記各単層型電子写真感光体を、静電複写試験装置(ジ
エンチック社製、ジエンチックシンシア30M)に装填
し、その表面を正に帯電させて各感光体の表面電位Vs
p(V)を測定した。
(半減露光量、残留電位測定) 上記帯電状態の各電子写真感光体を、上記静電複写試験
装置の露光光源であるl\ロゲンランブ(露光強度0.
92mW/cd)を用いて露光させ、表面電位vsPが
172となるまでの時間を求めて、半減露光量El/−
2(μJ/cm2)を算出した。
また、上記露光開始後0.15秒を経過した後の表面電
位を残留電位V、、(V)とした。
積層型電子写真感光体 露光光源として分光器にXeランプ光を通して得た単色
光(λ−780nm、露光強度=10μW / cd、
露光時間=1秒)を用いて各積層型電子写真感光体を露
光し、露光後0.5秒経過した後の表面電位を残留電位
V1.として測定した。その他については上記単層型電
子写真感光体の場合と同様の測定を行った。
上記実施例及び比較例で得られた電子写真感光体の帯電
特性及び感光特性の測定結果を表1及び表2に示す。
表1 (単層型電子写真感光体) 表2 (積層型電子写真感光体) 表1および表2において、「露光前」は、光照射前の初
期特性、「露光後」は白色螢光灯を用いて、400ルツ
クスの紫外線を含む白色光を40分間照゛射した後の特
性を示す。
上記表1及び2に示すように、本願発明の電荷輸送材料
用化合物を用いた感光体はいずれも、初期表面電位VS
P、半減露光量El/2、残留電位VRPともに露光前
後の値の変動が比較例より小さく光に対する安定性に優
れていることが判る。
[発明の効果コ 以上のように、この発明の電荷輸送材料用化合物は中心
ベンゼン環に付加した窒素原子に結合するフェニル基の
0(オルト)位を所定の置換基で置換することにより反
応点を保護しているため、光安定性に優れており、かつ
該電荷輸送材料を用いることにより、光安定性に優れた
電子写真感光体を得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の一般式[ I ]: ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 (式中、R^1、R^2、R^3、R^4は同一または
    異なつて、アルキル基、アルコキシル基、ハロゲン原子
    、アミノ基、N−置換アミノ基を示し、R^5はアルキ
    ル基、アルコキシル基、ハロゲン原子、アミノ基、N−
    置換アミノ基、アリル基、アリール基を示し、pは0〜
    4の整数を示す)で表されるm−フェニレンジアミン系
    化合物。
  2. (2)導電性基材上に、請求項1記載のm−フェニレン
    ジアミン系化合物を含む感光層を設けたことを特徴とす
    る電子写真感光体。
JP2116133A 1990-05-02 1990-05-02 m―フェニレンジアミン系化合物及びそれを用いた電子写真感光体 Expired - Lifetime JPH089578B2 (ja)

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EP91107132A EP0455247B1 (en) 1990-05-02 1991-05-02 m-Phenylenediamine compound and electrophotosensitive material using said compound
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0293654A (ja) * 1988-09-30 1990-04-04 Ricoh Co Ltd 電子写真用感光体

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JPH0293654A (ja) * 1988-09-30 1990-04-04 Ricoh Co Ltd 電子写真用感光体

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