JPH0414461Y2 - - Google Patents

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JPH0414461Y2
JPH0414461Y2 JP12506787U JP12506787U JPH0414461Y2 JP H0414461 Y2 JPH0414461 Y2 JP H0414461Y2 JP 12506787 U JP12506787 U JP 12506787U JP 12506787 U JP12506787 U JP 12506787U JP H0414461 Y2 JPH0414461 Y2 JP H0414461Y2
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yarn
rotary disk
twisting
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hole
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 この考案は、紡績機における撚糸工程で、糸に
撚りをかけるのに使用される撚糸用ロータリーデ
イスクの改良に関する。更に詳細には、該考案
は、従来製品では切削加工が困難で製造時のコ
ストが高くついていた難点を解消すると共に、
従来製品では回転ブレに伴う不良品が多く生じて
いた難点に鑑み、回転時のセンター出しを容易に
して回転ブレをなくし、製造時の歩留まりを向上
させ得るようにした撚糸用のロータリーデイスク
に関するものである。 従来技術 撚糸機では、給糸パーンから繰出される紡績糸
に撚りを施すために、所謂ロータリーデイスクが
好適に使用される。なおロータリーデイスクの語
は現場用語であつて、学術用語として確立したも
のはないようである。従つてその他に、「円錐型
スピンドル」等の用語も使われているが、本明細
書では、最も一般的に多用されている「ロータリ
ーデイスク」の用語に従うものとする。 このロータリーデイスクの具体的な用途を、第
3図および第4図を参照して簡単に説明する。第
2図に示す如く、撚糸用ロータリーデイスク10
はアルミニウム等の非磁性金属を材質とし、上方
に開放する大径開口部を有すると共に、この開口
部から下方に向けて円錐状に収束する略碗状のデ
イスク本体12と、このデイスク本体12の外表
面に施したセラミツクスの硬質皮膜層14とから
基本的に構成されている。前記の大径開口部は、
第4図に示す撚糸機34にセツトされる給糸パー
ン36(撚りを施される前の紡績糸をボビン状に
巻回したもの)の逆円錐状下部を収容可能になつ
ている。またデイスク本体12の開口部内周面に
は、バランスウエイトとして機能する厚肉部16
が一体形成されると共に、デイスク本体12回転
中心には、前記撚糸機34における垂直回転軸3
8の挿通を許容する透孔18が開設されている。 この撚糸用ロータリーデイスク10は、第4図
に示すように、撚糸機34の垂直回転軸38に取
付けられ、該回転軸38の上端部は前記透孔18
を介して、略碗状をなすデイスク本体12の内部
に垂直に突出している。そして撚糸に際して前記
給糸パーン36は、デイスク本体12に次の如く
セツトされる。すなわち給糸パーン36の逆円錐
状下部は、デイスク本体12の碗状内部に収納さ
れ、該パーン36の下端部は前記回転軸38の上
端部に挿通固定される。従つて回転軸38が所要
方向に回転すれば、前記ロータリーデイスク10
および給糸パーン36も一体的に回転する。 給糸パーン36から糸出しされた紡績糸40
は、第4図に示すように、給糸パーン36の中心
となつている中空軸42に頂部から挿入され、そ
の中空部に沿つて下方に伸びた後、半径方向に延
出してデイスク本体12の下部側面に穿設した通
孔44から外部に導出されている。外部に導出さ
れた紡績糸40は、給糸パーン36に沿つて上方
に延在し、図示しない撚糸巻取機により巻取り可
能となつている。この状態で撚糸機34の垂直回
転軸38を回転させれば、前述の如くロータリー
デイスク10および給糸パーン36は一体回転
し、該給糸パーン36から繰出される紡績糸40
に撚りが施される。この撚りを与えられた紡績糸
40は、前記撚糸巻取機で巻取られるに至る。 考案が解決しようとする課題 先に述べた如く、撚糸用ロータリーデイスクを
構成するデイスク本体12は、アルミニウム等の
非磁性金属を材質とし、これを略碗状に形成する
ことにより得られるものであるが、従来のものは
以下の如き欠点を有していた。すなわち従来は、
例えばアルミニウムの基材を熱間鍛造して概略的
に碗状をなすアルミブロツクを得、このアルミブ
ロツクを回転切削することにより、デイスク本体
12と前記バランスウエイトとして機能する厚肉
部16とを一体的に削り出していた。しかしこの
切削加工は、材料に多くの無駄を生ずると共に、
長い加工時間を有して全体的にコスト高となる難
点がある。 また、前記ロータリーデイスクを製造する際に
は、前述した如くアルミニウムの基材を熱間鍛造
する固定を必要とするが、この熱間鍛造時にアル
ミニウムの基材には密度のバラツキを往々にして
生ずる。従つて製品の最終検査に当り、該ロータ
リーデイスクを回転させると、前記密度のバラツ
キに起因してブレを発生し、一般的な穿孔等のバ
ランス調整によつても修正不能な不良品となつ
て、歩留まりを低下させる大きな難点も有してい
る。 考案の目的 この考案は、前述した従来の撚糸用ロータリー
デイスクに内在している前記難点に鑑み、これを
解決するべく提案されたものであつて、従来製
品では切削加工が困難で製造コストが高くついて
いた難点を解消すると共に、従来製品では回転
ブレに伴う不良品が多く生じていた難点に鑑み、
回転時のセンター出しを容易にして回転ブレをな
くし、製造時の歩留まりを向上させ得るロータリ
ーデイスクを提供することを目的とする。 課題を解決するための手段 前述した課題を克服し、所期の目的を達成する
ため本考案は、撚糸機に設けた垂直回転軸に取付
けられ、給糸パーンから繰出される紡績糸に撚り
を施すために、上方に開放して前記給糸パーンの
下部を収容可能な大径開口部を有すると共に、こ
の開口部から下方に向けて円錐状に収束する略碗
状のデイスク本体からなり、その下部中心に前記
回転軸が挿通される透孔が開設されると共に、該
デイスク本体の表面にセラミツクス等の硬質被膜
層を施してなる撚糸用ロータリーデイスクにおい
て、 前記デイスク本体を、非磁性の金属板を絞り加
工して略碗状に形成すると共に、その下部中心に
前記回転軸の挿通を許容する透孔を開設してなる
基体と、前記基体の裏面に密着的に取付けられる
合成樹脂や非磁性金属等を材質とする内部材とか
ら構成し、 前記内部材は、前記基体の開口部側内周縁に取
付けられ、バランスウエイトとして機能する環状
肉厚部と、前記基体の下部内周縁に取付けられ、
該基体に開設した前記透孔に対応すると共に該透
孔より若干小径の透孔を穿設した環状部材とから
構成したことを特徴とする。 実施例 次に、本考案に係る撚糸用ロータリーデイスク
につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照
しながら以下説明する。第1図は、第1実施例に
係るロータリーデイスク10の半体縦断正面図、
第2図は、第2実施例に係るロータリーデイスク
10の半体縦断正面図である。なお、第3図に関
して説明したと同じ部材については、同じ符号を
付して示すものとする。 何れの実施例に係るロータリーデイスク10に
おいても、そのデイスク本体12は、上方に開
放して、前記給糸パーン36の下部を収容可能な
大径開口部を有し、該開口部から下方に向けて円
錐状に収束する略碗状の基体22と、この基体
22の裏面に密着的に取付けられる後述の内部材
24とから構成されている。なお基体22の下部
中心には、前記回転軸38の挿通を許容する透孔
20が開設してある。すなわち基体22は、所要
厚みを有する非磁性金属板を「絞り加工」するこ
とによつて、撚糸用ロータリーデイスクに必要な
前述した略碗状の形状が付与されている。この
「絞り加工」は、先ず非磁性金属板をプレス成形
することにより概略の碗形状を付与し、次いでこ
れをスピニング加工機にセツトして精密最終加工
を行なうことによりなされる。但し、プレス成形
を施すことなく、直ちにスピニング加工を施すよ
うにしてもよい。 この実施例で基体22を構成する非磁性金属板
としては、例えば表1に示す成分を有するオース
テナイト系ステンレス鋼が好適に推奨される。こ
の鋼材は、かなりの深絞りに耐えると共に強度低
下を伴うことがなく、耐腐食性にも優れた素材で
ある。
【表】 このように非磁性金属板の「絞り加工」によつ
て略碗状の形状を付与された基体22の裏面に
は、例えば硬質合成樹脂を材質とする環状の内部
材24がエポキシ系接着剤を介して密着的に取付
けられる。そしてこの内部材24は、更に第1実
施例に示す如く2ピース型または第2実施例に示
す如く1ピース型の以下の部材から構成される。
すなわち第1図に示す内部材24は、基体22の
開口部内周縁に密着的に取付けられる環状肉厚部
26と、該基体22の下端内周縁に取付けられる
環状部材28との2ピースで構成されている。 この環状肉厚部26は、撚糸用ロータリーデイ
スク10を回転させる際に、慣性によるフライホ
イールおよびバランスウエイトとして機能する。
また前記の環状部材28には、これを前記基体2
2の下部内周縁に取付けた際に、該基体22に開
設した前記透孔20と対応する箇所において、同
じく透孔30が開設されている。そして、この環
状部材28における前記透孔30の口径は、基体
22に設けた前記透孔20より若干小径となるよ
う設定されている。なお第1実施例では、環状肉
厚部26と環状部材28とを2ピース構成とした
が、第2図に示す第2実施例の如く、両者を一体
化した1ピース構成として、基体内周面全てをこ
れで覆うようにしてもよい。 次に、前述の如く環状部材28における透孔3
0の口径を、基体22の透孔20より小径とする
理由につき説明する。これは、基体22の下部に
設けられる透孔20が、ロータリーデイスク10
の回転中心に対し多少のズレがあつても、環状部
材28の透孔30を削ることにより、このズレを
補正し得るようにするためのものである。すなわ
ち基体22は、先に述べたように絞り加工により
成形されるので、従来のアルミ素材からの切削に
比べ加工精度が幾分落ちることは避けられない。
このため基体22の下端中央の透孔20が、ロー
タリーデイスク10の回転中心に対し若干ズレを
生じたものとなる虞れがある。 そこで基体22の下部内周縁に取付けられる環
状部材28に、前述の如く、基体22の透孔20
より若干小径の透孔30を開設しておく。そして
該基体22に環状部材28を接着等により取付け
た後に、ロータリーデイスク10を回転させなが
ら、環状部材28における前記透孔30を僅かに
削ることによつて、該デイスク10の回転中心と
正確に一致した軸孔を形成することができる。 なお、基体22および内部材24を非磁性体と
する理由は、撚糸機ではロータリーデイスク等以
外の非回転部を静止保持する目的で強力な磁石が
用いられており、このような磁石の影響を回避す
るためである。従つて内部材24の材質は、合成
樹脂以外に、例えばアルミニウム等の非磁性金属
としてもよい。更にバランスウエイトとして機能
する環状肉厚部26には、その回転時におけるバ
ランスを調整するため、適宜の個所に凹孔32,
32……が形成される。また基体22の外表面に
は、セラミツクス等の硬質被膜層14が、例えば
溶射により形成される。この被膜層14は、基体
22の耐摩耗性を高めるために施される。 考案の効果 以上に述べた如く、本考案に係る撚糸用ロータ
リーデイスクは、そのデイスク本体を、非磁性の
金属板を絞り加工することにより略碗状に形成し
てなる基体と、この基体の裏面に密着取付けされ
る合成樹脂等を材質とする内部材とから構成され
ている。すなわち従来はアルミ等の金属素材を熱
間鍛造した後に切削加工していたので、該加工が
困難で時間を要しコスト高となつていたが、本考
案では基体を金属板の絞り加工で製造し得るの
で、材料に無駄がなく加工容易であつて、全体と
してコストを低減することができる。 また、前記内部材を、基体の下端内周縁に取付
けられバランスウエイトとして機能する環状肉厚
部と、基体の上端内周縁に取付けられ、該基体の
透孔より若干小径の透孔を穿設してなる環状部材
とから構成した。従つて、従来の製品では回転ブ
レに伴う不良品を多く生じていたが、本考案で
は、回転時のセンター出しが容易になつて回転ブ
レがなくなり、製造時の歩留まりを向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例に係る撚糸用ロ
ータリーデイスクの半体縦断正面図、第2図は、
第2実施例に係るロータリーデイスクの半体縦断
正面図、第3図は、従来技術に係る撚糸用ロータ
リーデイスクの半体縦断正面図、第4図は、撚糸
機にセツトして示す撚糸用ロータリーデイスクの
使用状態説明図である。 10……撚糸用ロータリーデイスク、12……
デイスク本体、14……セラミツクス等の硬質被
膜層、20……透孔、22……基体、24……内
部材、26……環状肉厚部、28……環状部材、
30……若干小径の透孔、34……撚糸機、36
……給糸パーン、38……垂直回転軸、40……
紡績糸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 撚糸機34に設けた垂直回転軸38に取
    付けられ、給糸パーン36から繰出される紡績
    糸40に撚りを施すために、上方に開放して前
    記給糸パーン36の下部を収容可能な大径開口
    部を有すると共に、この開口部から下方に向け
    て円錐状に収束する略碗状のデイスク本体12
    からなり、その下部中心に前記回転軸38が挿
    通される透孔が開設されると共に、該デイスク
    本体12の表面にセラミツクス等の硬質被膜層
    14を施してなる撚糸用ロータリーデイスクに
    おいて、 前記デイスク本体12を、非磁性の金属板を
    絞り加工して略碗状に形成すると共に、その下
    部中心に前記回転軸38の挿通を許容する透孔
    20を開設してなる基体22と、前記基体22
    の裏面に密着的に取付けられる合成樹脂や非磁
    性金属等を材質とする内部材24とから構成
    し、 前記内部材24は、前記基体22の開口部側
    内周縁に取付けられ、バランスウエイトとして
    機能する環状肉厚部26と、前記基体22の下
    部内周縁に取付けられ、該基体22に開設した
    前記透孔20に対応すると共に該透孔20より
    若干小径の透孔30を穿設した環状部材28と
    から構成したことを特徴とする撚糸用ロータリ
    ーデイスク。 〔2〕 前記内部材24を構成する環状肉厚部2
    6と環状部材28とは、別体として構成されて
    いる請求項1記載の撚糸用ロータリーデイス
    ク。 〔3〕 前記内部材24を構成する環状肉厚部2
    6と環状部材28とは、一体的に構成されてい
    る請求項1記載の撚糸用ロータリーデイスク。 〔4〕 前記セラミツクス等の硬質被膜層14
    は、略碗状をなす前記基体22の外周面に施さ
    れている請求項1記載の撚糸用ロータリーデイ
    スク。
JP12506787U 1987-08-17 1987-08-17 Expired JPH0414461Y2 (ja)

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