JPH04153326A - ピッチ系炭素繊維の製法 - Google Patents

ピッチ系炭素繊維の製法

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JPH04153326A
JPH04153326A JP27481190A JP27481190A JPH04153326A JP H04153326 A JPH04153326 A JP H04153326A JP 27481190 A JP27481190 A JP 27481190A JP 27481190 A JP27481190 A JP 27481190A JP H04153326 A JPH04153326 A JP H04153326A
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JP
Japan
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pitch
spinning
fiber
optically
treatment
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Pending
Application number
JP27481190A
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English (en)
Inventor
Eiji Kitajima
北嶋 栄二
Takashi Oyama
隆 大山
Tamotsu Tano
保 田野
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Koa Oil Co Ltd
Original Assignee
Koa Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、高弾性率と高圧縮強度を兼有するピッチ系
炭素繊維の製法に関する。
従来の技術 炭素繊維は軽量で強度が高く、優れた耐熱性や耐薬品性
等の特性を有するために構造用複合材基材や高能性素材
等として多くの分野、例えば宇宙用、航空用、レジャー
用、スポーツ用および産業用の複合材料等の分野におい
て利用されている。
炭素繊維はポリアクリロニトリル系(PAN系)炭素繊
維とピッチ系炭素繊維に大別されるが、ピッチ系炭素繊
維の中でも高性能品(HP)の炭素繊維は繊維軸に配向
した異方性の高い黒鉛結晶から構成されているために、
PAN系に比べて弾性率は高いが、圧縮強度が低いとい
う欠点があり、その改良が要請されている。特に、宇宙
用や航空用の先端複合材料等の分野においては、高弾性
率と高圧縮強度を兼有するピッチ系炭素繊維の開発が要
請されている。
この発明はこのような要請に応え、実用上十分に高弾性
率と高圧縮強度を兼有するピッチ系炭素繊維を提供する
ためになされたものである。
課題を解決するための手段 即ち本発明は、ピッチを構成する芳香族炭化水素が酸素
原子によって三次元的に架橋された酸素を0.5〜2.
0重量%含有する光学的等方性紡糸ピッチを0.5〜I
O重量%配合した光学的異方性紡糸ピッチを溶融紡糸し
、得られた繊維を不融化処理に付した後、炭化処理に付
し、さらに黒鉛化処理に付すことを特徴とする高圧縮強
度と高弾性率を兼有するピッチ系炭素繊維の製法に関す
る。
本発明で使用する光学的等方性紡糸ピッチは、石油系ま
たは石炭系の重質油またはピッチを原料として調製され
得るが、例えば、空気を吹き込みながら熱処理すること
によっても調製することができる。この場合、通気量は
重質油1kgに対し1〜5M分であり、加熱温度は30
0〜350℃でおこなうことができる。
上記のようにして酸素を含有させた等方性ピッチは、軟
化点を調整するために、通常、300〜320℃で、0
9l−1,0mmHgの条件下での減圧ストリッピング
処理に付される。調整される軟化点は、基材ピッチとし
て使用する光学的異方性紡糸ピッチの軟化点との差が1
0℃以内、好ましくは5℃以内になる温度である。両者
の軟化点の差がlOoCを越える場合には、両者の最適
紡糸温度が相違するために、紡糸性が著しく悪化する。
本発明で使用する光学的等方性紡糸ピッチは、上記のエ
アーブローイング法以外に、酸化剤、例えば、硝酸や混
酸等を用いて調製してもよい。
本発明で使用する光学的等方性紡糸ピッチは、ピッチを
構成する芳香族炭化水素が酸素原子によって三次元的に
架橋された構造を有すると考えられている。
該光学的等方性紡糸ピッチの酸素含有量は0゜5〜2.
0重量%、好ましくは1.0〜1.5重量%であり、0
.5重量%よりも少ない場合には、後述するように、異
方性紡糸ピッチとの相溶性が残るために圧縮強度を向上
させる効果が不充分となり好ましくない。また、2.0
重量%よりも多くなると、紡糸性が著しく悪化するため
、異方性ピッチを混合した混合ピッチにおいても紡糸性
が悪く、安定した紡糸を行うことができない。
上記の酸素含有光学的等方性紡糸ピッチの配合量は0.
5〜lO重量%、好ましくは1.0〜5重量%であり、
0.5重量%よりも少ない場合には、圧縮強度を十分に
向上させることができず、また、10重量%よりも多く
なると、弾性率の低下をもたらすので好ましくない。
本発明に使用する光学的異方性紡糸ピッチは、石油系ま
たは石炭系の重質油またはピッチを原料とし、従来から
既知のいずれの製法によって調製してもよく、その製法
は特に限定的ではないが、光学的異方性成分の割合が9
0%以上、好ましくは95%以上になるように調整すれ
ばよい。このような光学的異方性紡糸ピッチの軟化点は
通常200〜280℃で、トルエン不溶分およびキノリ
ンネ溶分は通常それぞれ50〜90%および0〜40%
である。
上記の光学的等方性紡糸ピッチおよび光学的異方性紡糸
ピッチは、溶融紡糸機へ供給する前に、例えば300〜
360℃の温度で溶融撹拌混合することによって、前者
を後者に均一分散させた混合紡糸ピッチとする。
得られた混合紡糸ピッチは溶融紡糸工程に付される。溶
融紡糸条件は特に限定的ではなレフが、例えば以下の条
件下でおこなう。
ノズル孔の口径:0.05〜0 、5 mm紡糸温度=
300〜350℃ 紡糸粘度=100〜300ポイズ 紡糸速度:100〜500m/分 本発明における紡糸条件は混合紡糸ピッチの粘度が30
0ポイズ以下、好ましくは150〜200ポイズになる
温度で紡糸する。紡糸粘度が300ポイズよりも高くな
ると後述するように等方性ピッチの紡糸変形によるフィ
ブリル化が不充分になるため繊維の弾性率および引張強
度が低下するので好ましくない。
上記の溶融紡糸工程によって得られる繊維を常法に従っ
て、不融化処理に付した後、炭化処理に付し、さらに黒
鉛化処理に付すことによって、本発明による高弾性率と
高圧縮強度を兼有するピッチ系炭素繊維が得られる。
不融化処理、炭化処理および黒鉛化処理の条件は例えば
以下の通りである。
不融化処理 処理温度:270〜300℃ 処理時間:10〜30分間 雰囲気: 空気 炭化処理 処理温度:800〜1000℃ 昇温速度:l〜5℃/分 処理時間:30〜90分間 雰囲気二 窒素ガス気流下 黒鉛化処理 処理温度:2500〜2800℃ 昇温速度:lO〜50℃/分 処理時間:1−10分間 雰囲気: アルゴンガス気流下 m−叫 本発明に使用する光学的等方性紡糸ピ・ソチは、ピッチ
の構成成分である芳香族炭化水素が酸素原子によって三
次元的に架橋した構造を有すると考えられるので、黒鉛
化処理によっても黒鉛構造をとらず、基材ピッチとして
使用する光学的異方性紡糸ピッチに対して相溶性を示さ
ない。このため両者を溶融混合すると、前者は約1〜5
μ程度の光学的等方性小球体となって後者に分散する。
このような相溶性のないピッチを混合紡糸することは従
来技術では不可能であるが、本発明においては、両者の
軟化点を近似させることによって最適紡糸粘度となる温
度が近接し、紡糸性を損なうことなく混合紡糸すること
が可能となる。
このような特性を有する混合ピッチを紡糸することによ
って、高弾性率と高圧縮強度を兼有する炭素繊維が得ら
れる理由は必ずしも明らかではないが、次の様に推察す
ることができる。即ち、光学的等方性紡糸ピッチは、紡
糸時の変形応力によって極めて細い針状体となって繊維
中にフィブリル状に分散するので繊維の圧縮方向の強度
を補強することが可能となり、炭素繊維の圧縮強度を向
上させることができる。また弾性率に関しては、繊維中
にフィブリル状に分散した光学的等方性紡糸ピッチの繊
維径が細く、さらに繊維断面を占める割合も小さいため
に、光学的異方性紡糸ピッチのみから得られる炭素繊維
の弾性率を、それほど損うことなく維持することが可能
となるので、高弾性率と高圧縮強度を兼有する炭素繊維
が得られると推察される。
以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例1 石油の接触分解で生成する重質油から得られた石油ピッ
チを減圧下での熱処理(400〜450’c/ l O
〜30 mmHg)に付すことによッテ、メンフェーズ
小球体含有ピッチを調製し、該メソフェーズピッチに、
原料油であるデカントオイルを常圧換算で430℃まで
蒸留して得られた留出油を凝集剤として添加することに
よって、光学的異方性紡糸ピッチA(異方性割合:99
%、軟化点:235℃1トル工ン不溶分ニア5%、キノ
リンネ溶分:25%)を分離した。
また、石油の接触分解で生成する重質油を430℃で蒸
留して得られた残留油1kgを、空気を4Q/分の割合
で吹き込みながら熱処理(320℃112時間)に付し
た後、300℃での減圧ストリ・ンピング処理に付すこ
とによって、光学的等方性紡糸ピッチ(酸素含有率=0
.9重量%、軟化点:235°O,)ルエン不溶分=5
3%、キノリンネ溶分二0%)を得た。
上記のようにして調製した光学的異方性紡糸ピッチA9
8重量部および光学的等方性紡糸ピッチ2重量部を溶融
撹拌混合しく溶融温度=330℃)、該混合ピッチを0
 、3 mmのノズル孔を通して溶融紡糸した(紡糸温
度=333℃1紡糸粘度:170ポイズ)。この場合、
曳糸性は良好で、1時間以上にわたって糸切れは発生し
なかった。
この繊維を不融化処理(空気中、280℃)に付し、次
いで炭化処理(N2気流中、1000℃)に付した後、
黒鉛化処理(Ar気流中、2800℃)に付すことによ
って、ピッチ系炭素繊維■を得た。
得られたピッチ系炭素繊維Iの物性を以下の表−1に示
す。
実施例2 光学的異方性紡糸ピッチA90重量部および光学的等方
性紡糸ピッチ10重量部を溶融撹拌混合する以外は、実
施例1と同様にして、ピッチ系炭素繊維■を調製した。
得られたピッチ系炭素繊維■の物性を以下の表−1に示
す。
比較例) 原料紡糸ピッチとして、実施例1記載の方法によって調
製した光学的異方性紡糸ピッチAを単独で使用する以外
は、実施例1と同様にして、ピッチ系炭素繊維工′を製
造した。
得られたピッチ系炭素繊維I′の物性を以下の表−1に
示す。
比較例2 実施例1記載の異方性紡糸ピッチAの調製手順に準拠し
て、光学的異方性紡糸ピッチB(異方性割合:100%
、軟化点=260°O,l−ルエン不溶分ニア8%、キ
ノリンネ溶分:28%)を分離した。
光学的異方性紡糸ピッチB98重量部および実施例1記
載の方法によって調製した光学的等方性紡糸ピッチ2重
量部を溶融撹拌混合し、該混合ピッチを実施例1と同様
の紡糸処理に付したところ、糸切れが頻発し、繊維を得
ることはできなかった。
比較例3 原料紡糸ピッチとして、実施例1記載の方法によって調
製した光学的等方性紡糸ピッチを単独で使用する以外は
、実施例1と同様にしてピッチ系炭素繊維■′を製造し
た。
得られたピッチ系炭素繊維■′の物性を以下の表−1に
示す。
I (1)ループ法による繊維自体の圧縮強度発明の効果 本発明によれば、従来法では製造することのできなかっ
た高弾性率と高圧縮強度を兼有するピッチ系炭素繊維を
簡易な方法によって低コストで製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ピッチを構成する芳香族炭化水素が酸素原子によっ
    て三次元的に架橋された酸素を0.5〜2.0重量%含
    有する光学的等方性紡糸ピッチを0.5〜10重量%配
    合した光学的異方性紡糸ピッチを溶融紡糸し、得られた
    繊維を不融化処理に付した後、炭化処理に付し、さらに
    、黒鉛化処理に付すことを特徴とする高圧縮強度と高弾
    性率を兼有するピッチ系炭素繊維の製法。 2、光学的等方性紡糸ピッチと光学的異方性紡糸ピッチ
    の軟化点差が10℃以下である請求項1記載の方法。 3、溶融紡糸時の粘度が300ポイズ以下である請求項
    1記載の方法。 4、請求項1から3いずれかに記載の方法によって製造
    されるピッチ系炭素繊維。
JP27481190A 1990-10-11 1990-10-11 ピッチ系炭素繊維の製法 Pending JPH04153326A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009030189A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Teijin Ltd 炭素繊維およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009030189A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Teijin Ltd 炭素繊維およびその製造方法

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