JPH0415567Y2 - - Google Patents

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JPH0415567Y2
JPH0415567Y2 JP1984168731U JP16873184U JPH0415567Y2 JP H0415567 Y2 JPH0415567 Y2 JP H0415567Y2 JP 1984168731 U JP1984168731 U JP 1984168731U JP 16873184 U JP16873184 U JP 16873184U JP H0415567 Y2 JPH0415567 Y2 JP H0415567Y2
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brake hydraulic
hydraulic
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brake
modulators
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、一対の出力ポートを有するタンデム
型マスタシリンダの第1の出力ポートからの出力
油圧に応じた制動油圧を発生すべく構成された右
前輪用ブレーキ油圧モジユレータおよび左後輪用
ブレーキ油圧モジユレータと、同マスタシリンダ
の第2の出力ポートからの出力油圧に応じた制動
油圧を発生すべく構成された左前輪用ブレーキ油
圧モジユレータおよび右後輪用ブレーキ油圧モジ
ユレータと、車輪がロツクしそうになつたときに
制動油圧を低下すべく前記左、右前輪用ブレーキ
油圧モジユレータおよび左、右後輪用ブレーキ油
圧モジユレータへの制御液圧の供給、解放を制御
するアンチロツク制御弁手段とを備える、所謂二
系統X配管形式の車両用ブレーキ油圧制御装置に
関する。
(2) 従来の技術 従来、斯かる形式の車両用ブレーキ油圧制御装
置においては、マスタシリンダの第1及び第2出
力ポートより、その出力油圧を各ブレーキ油圧モ
ジユレータに導く油路が複雑に入り組んでおり、
例えば特開昭58−194648号公報に開示するよう
に、第1の出力ポートから右前輪用ブレーキ油圧
モジユレータおよび左後輪用ブレーキ油圧モジユ
レータに向かう油路は、途中で二股状に分岐配管
されて両モジユレータにそれぞれ接続されるよう
に構成されると共に、その両モジユレータは別々
のケーシングにそれぞれ配設されていた。
(3) 考案が解決しようとする課題 本考案は上記事情に鑑み提案されたもので、各
ブレーキ油圧モジユレータを合理的に配置してマ
スタシリンダの出力油圧を各モジユレータに導く
油路を極力単純化し、且つその加工も極力容易と
した、車両用ブレーキ油圧制御装置を提供するこ
とを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案によれば、前
記形式の車両用ブレーキ油圧制御装置において、
前記右前輪用ブレーキ油圧モジユレータおよび左
後輪用ブレーキ油圧モジユレータは、その両モジ
ユレータの入力油圧室相互間を連通させる第1の
連通路と、その一方のモジユレータの入力油圧室
を前記第1の出力ポートに連なる油路に連通させ
る第1の入口油路とを互いに同一軸線上に穿設し
た共通のケーシングに並設され、また前記左前輪
用ブレーキ油圧モジユレータおよび右後輪用ブレ
ーキ油圧モジユレータは、その両モジユレータの
入力油圧室相互間を連通させる第2の連通路と、
その一方のモジユレータの入力油圧室を前記第2
の出力ポートに連なる油路に連通させる第2の入
口油路とを互いに同一軸線上に穿設した共通のケ
ーシングに並設される。
(2) 作用 タンデム型マスタシリンダの各出力ポートから
の出力油圧を対応する一対の油圧モジユレータに
導くための共通の入口油路と、その一対の油圧モ
ジユレータ相互間の連通路とが、その両油圧モジ
ユレータが並設される共通のケーシングにおいて
同一軸線上に穿設加工できるから、それらの加工
作業の能率向上が図られる。しかも上記入口油路
及び連通路並びにそれら間の油圧モジユレータ自
身が、各出力ポートからの出力油圧を対応する一
対の油圧モジユレータに分配する分岐ジヨイント
機能を果たすから、各出力ポートからケーシング
に至る油路の途中を特別に分岐配管する必要はな
くなる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、タンデム型マス
タシリンダMcの一対の出力ポート1a,1bに
は油路2a,2bが接続されており、一方の出力
ポート1aからの出力油圧は油路2aを介して右
前輪ブレーキ油圧モジユレータMfrおよび左後輪
用ブレーキ油圧モジユレータMrlに供給され、他
方の出力ポート1bからの出力油圧は油路2bを
介して左前輪用ブレーキ油圧モジユレータMfl
よび右後輪用ブレーキ油圧モジユレータMrrに供
給される。左、右前輪用ブレーキ油圧モジユレー
タMfl,MfrはマスタシリンダMcの出力油圧に対
応した制動油圧を左、右前輪用ブレーキBfl,Bfr
に与えるべく作用し、左、右後輪用ブレーキ油圧
モジユレータMrl,MrrはマスタシリンダMcの出
力油圧を比例的に減圧した制動油圧を左、右後輪
用ブレーキBrl,Brrに与えるべく作用する。
また、各車輪がロツクを生じそうになつたとき
に制動油圧を低下させるべく、制御液圧源5およ
びリザーバRと、左、右前輪用ブレーキ油圧モジ
ユレータMfl,Mfrならびに左、右後輪用ブレー
キ油圧モジユレータMrl,Mrrとの間には、アン
チロツク制御弁手段6a,6bが介装される。す
なわち、左、右前輪用ブレーキ油圧モジユレータ
Mfl,Mfrのアンチロツク作動は一方のアンチロ
ツク制御弁手段6aの作動によつて制御され、
左、右後輪用ブレーキ油圧モジユレータMrl
Mrrのアンチロツク作動は他方のアンチロツク制
御弁手段6bの作動によつて制御される。
第2図〜第4図において、各ブレーキ油圧モジ
ユレータMfl,Mfr,Mrl,Mrrは、共通なケーシ
ング7内に設けられる。しかも左、右前輪用ブレ
ーキ油圧モジユレータMfl,Mfrと、左、右後輪
用ブレーキ油圧モジユレータMrl,Mrrとは、相
互に平行に配列される。また同一油圧系統にある
ブレーキ油圧モジユレータ、すなわちマスタシリ
ンダMcの一方の出力ポート1aから油圧が供給
される右前輪用ブレーキ油圧モジユレータMfr
よび左後輪用ブレーキ油圧モジユレータMrlと、
マスタシリンダMcの他方の出力ポート1bから
油圧が供給される左前輪用ブレーキ油圧モジユレ
ータMflおよび右後輪用ブレーキ油圧モジユレー
タMrrとが相互に平行な一直線上で隣接するよう
にブレーキ油圧モジユレータMfl,Mfr,Mrl
Mrrが配列される。さらに、左、右前輪用ブレー
キ油圧モジユレータMfl,Mfrを結ぶ一直線の延
長上に一方のアンチロツク制御弁手段6aが配置
され、左、右後輪用ブレーキ油圧モジユレータ
Mrl,Mrrを結ぶ一直線の延長上に他方のアンチ
ロツク制御弁手段6bが配置され、両アンチロツ
ク制御弁手段6a,6bはケーシング7の側部に
設けられた取付部85に一体的に支持されてお
り、それらのアンチロツク制御弁手段6a,6b
の上部にリザーバRが配設される。
各ブレーキ油圧モジユレータMfl,Mfr,Mrl
Mrrは、上下方向に延びて相互に平行に配設され
ており、左、右前輪用ブレーキ油圧モジユレータ
Mfl,Mfrの構成は基本的に同一であり、左、右
後輪用ブレーキ油圧モジユレータMrl,Mrrの構
成は一部を除いて前記左、右前輪用ブレーキ油圧
モジユレータMfl,Mfrと基本的に同一である。
そこで、以下には左前輪用ブレーキ油圧モジユレ
ータMflの構造について詳述するとともに、右後
輪用ブレーキ油圧モジユレータMrrについては
左、右前輪用ブレーキ油圧モジユレータMfl
Mfrと異なる部分についてのみ説明し、左前輪用
ブレーキ油圧モジユレータMflに対応する主要部
分については同一の参照符号を付して図示するの
みとする。
第5図において、左前輪用ブレーキ油圧モジユ
レータMflは、ケーシング7に穿設され上端が開
放した有底シリンダ穴8内に、上方から構成部品
を組込んで構成される。すなわち、シリンダ穴8
内には、円盤状隔壁9と、円筒状スリーブ10と
が嵌入される。隔壁9は、シリンダ穴8の内面と
の間にOリング11を介装してシリンダ穴8に嵌
入され、スリーブ10はシリンダ穴8の内面との
間にOリング13を介装してシリンダ穴8に嵌入
される。シリンダ穴8の途中には上方に臨む段部
12が設けられる。またシリンダ穴8の開放端に
対応してケーシング7には蓋部材14が取付けら
れており、この蓋部材14および段部12間で隔
壁9およびスリーブ10が挟圧、固定される。な
おスリーブ10は隔壁9と一体化されてもよい。
隔壁9およびスリーブ10をシリンダ穴8内で
固定することにより、ケーシング7内には隔壁9
よりも下方の第1シリンダ部15と、隔壁9より
も上方の第2シリンダ部16とが同心に形成され
る。
第1シリンダ部15には、第1ピストン17が
摺合され、この第1ピストン17および隔壁9間
に入力油圧室18が画成され、ケーシング7の底
部および第1ピストン17間に制御室19が画成
される。
隔壁9の下部外面とシリンダ穴8の内面との間
には環状油路28が画成されており、隔壁9には
入力油圧室18および環状油路28間を連通すべ
く油路20が穿設される。またケーシング7に
は、左前輪用ブレーキ油圧モジユレータMfl側の
側面7aで開口して前記環状油路28に連通する
入口油路21が穿設される。さらに右後輪用ブレ
ーキ油圧モジユレータMrrにも同様に環状油路2
8が設けられており、その環状油路28と、左前
輪用ブレーキ油圧モジユレータMflの環状油路2
8とは、連通路29を介して連通されており、こ
の連通路29は入口油路21の軸線延長上でケー
シング7に穿設される。したがつてケーシング7
の加工時に、入口油路21および連通路29は同
時に穿設される。しかも入口油路21の開口端に
はマスタシリンダMcの出力ポート1bに連なる
油路2bが接続される。したがつて、両ブレーキ
油圧モジユレータMfl,Mrrの入力油圧室には出
力ポート1bの出力油圧が供給される。
第2シリンダ部16には第1ピストン17と同
一径の第2ピストン22が摺合され、第2ピスト
ン22および隔壁9間には出力油圧室23が画成
され、第2ピストン22および蓋部材14間には
ばね室24が画成される。スリーブ10には出力
油圧室23に常時連通すべく油路25が穿設され
ており、左前輪用車輪ブレーキBflに通じる油路
3b(第1図参照)を接続すべくケーシング7の
側壁に穿設された出口油路26は、前記油路25
を介して出力油圧室23に穿設され、出口油路2
6は入口油路21と同一側でケーシング7の側面
7aに開口される。
蓋部材14は基本的に有底円筒状に形成されて
おり、その開放端がシリンダ穴8の開放端に螺合
してスリーブ10に当接される。しかも蓋部材1
4の閉塞端には孔27が穿設される。
隔壁9の中心部には入力油圧室18および出力
油圧室23間にわたつて透孔31が穿設されてお
り、この透孔31にはOリング32を両者間に介
在させてピストン棒33が軸方向移動自在に挿通
される。ピストン棒33の下部には前記第1ピス
トン17が一体的に設けられており、ピストン棒
33の上部には、制限された範囲内での軸方向相
対移動を許容して第2ピストン22がシール部材
34を両者間に介在させて装着される。また、ピ
ストン棒33の上部には上方に臨む段部35が一
体的に設けられており、この段部35に当接する
受部材36がナツト37によつてピストン棒33
の上端に固定される。
第2ピストン22には隔壁9側に延びる円筒部
38が一体的に設けられており、この円筒部38
に対応して、ピストン棒33には出力油圧室23
に常時連通する係止孔39が一直径線に沿つて穿
設される。しかもこの係止孔39は、その横断面
形状がピストン棒33の軸線方向に沿つて長い長
円形状に形成されており、一端あるいは両端を第
2ピストン22の円筒部38に固定したロツド4
0が係止孔39に挿通される。したがつて第2ピ
ストン22は、ロツド40が係止孔39内でピス
トン棒33の軸方向に沿つて移動し得る範囲内で
ピストン棒33との相対移動を許容される。
第1ピストン17よりも隔壁9側において、ピ
ストン棒33には鍔部42が設けられており、こ
の鍔部42は隔壁9に当接してピストン棒33の
上方への移動を規制する。また第1ピストン17
および鍔部42間にはシール部材43が嵌着さ
れ、ピストン棒33の下端に装着される盲蓋44
と第1ピストン17との間には、シール部材45
が嵌着され、両シール部材43,45は第1シリ
ンダ部15の内面に摺接する。さらに、第2ピス
トン22には隔壁9寄りの部分に環状の嵌合溝4
6が設けられており、この嵌合溝46には第2シ
リンダ部16の内面に摺接するシール部材47が
嵌着される。
受部材36すなわちピストン棒33と蓋部材1
4との間には、第1ばね48が介装され、この第
1ばね48のはね力により、ピストン棒33は下
方すなわち第1ピストン17が隔壁9から離反す
る方向に付勢される。また受部材36すなわちピ
ストン棒33と第2ピストン22との間には、第
2ピストン22を隔壁9側に向けて相対移動せし
めるべくばね力を発揮するための前記第1ばね4
8よりもセツト荷重の小さい第2ばね52が介装
される。
隔壁9には、入力油圧室18および出力油圧室
23間を連通、遮断する第1弁機構53が設けら
れる。この第1弁機構53は入力油圧室18に通
じて隔壁9に設けられた弁室54と、該弁室54
および出力油圧室23間にわたつて設けられる弁
孔55と、弁孔55を開閉すべく弁室54内に収
容される球状の弁体56と、弁体56に一体化さ
れ弁孔55を貫通して出力油圧室23内に臨む駆
動棒57と、弁室54内に収容された弁体56を
弁孔55側に付勢するばね58とを備える。弁室
54の弁孔55側の端面には、弁孔55側に向か
うにつれて小径となる円錐状の弁座59が設けら
れる。また駆動棒57の長さは、第2ピストン2
2が隔壁9側に最大限変位したときに、第2ピス
トン22における円筒部38の先端に設けられた
押圧部60により押圧され、弁体56を弁座59
から離反させるのに充分な値に設定される。
また、ピストン棒33内には第2弁機構61が
設けられる。この第2弁機構61は、入力油圧室
18に常時連通する弁室62と、ピストン棒33
と同心の弁孔63を有する円筒状弁座部材64
と、弁孔63に同心に連なり弁孔63および係止
孔39間を連通する通路65と、弁孔63を開閉
すべく弁室62内に収容される球状の弁体66
と、弁体66を弁孔63側に付勢するばね67
と、弁体66を押圧して弁孔63を開放すべく通
路65および弁孔66に挿通される駆動棒68と
を備える。
弁室62は、ピストン棒33の下端に同心に穿
設された有底穴内に、弁座部材64を嵌入し、前
記有底穴の開放端を盲蓋44で閉じることによ
り、弁座部材64および盲蓋44間に画成され
る。弁室62および通路65間のシールは、弁座
部材64を前記有底穴内に圧入、固定することに
よつて行なわれるが、弁座部材64の外面と有底
穴内面との間にシール部材を介装するようにして
もよい。弁室62内には弁体66を受ける弁体受
け69がピストン棒33の軸方向移動自在に収容
されており、ばね67は盲蓋44と弁体受け69
との間に介装される。また、ピストン棒33には
弁室62と入力油圧室18との間を連通する連通
孔70が穿設される。
駆動棒68の長さは、閉弁状態にある弁体66
に一端が当接しているときに、その他端が係止孔
39内に一定長さだけ突出するように設定されて
いる。したがつて、第2ピストン22が受部材3
6から離反して隔壁9に近接する方向へピストン
棒33に対し一定距離を超えて相対移動したとき
に、第2弁機構61の弁体66は弁座部材64か
ら離反して開弁する。
右後輪用ブレーキ油圧モジユレータMrrに関し
ては、第1ピストン17′の受圧面積すなわち外
径が、第2ピストン22の受圧面積すなわち外径
よりも小さくなるように定められ、それに応じて
第1シリンダ部15′の内径が小さくなる。しか
も第1ばね48′のセツト荷重は、左前輪用ブレ
ーキ油圧モジユレータMflの第1ばね48よりも
大きく設定されており、第1ばね48′は第1ば
ね48よりも大型化する。それに応じて蓋部材1
4′も大型化する。
右後輪用ブレーキ油圧モジユレータMrrのその
他の構造については左前輪用ブレーキ油圧モジユ
レータMflと基本的に同一であり、出口油路2
6′は左前輪用ブレーキ油圧モジユレータMflの出
口油路26に隣接してケーシング7の側面7aに
開口され、この出口油路26′には右後輪用ブレ
ーキBrrに通じる油路4b(第1図参照)が接続さ
れる。
右前輪用ブレーキ油圧モジユレータMfrおよび
左後輪用ブレーキ油圧モジユレータMrlについて
も、上述と同様に構成されており、右前輪用ブレ
ーキ油圧モジユレータMfrの環状油路28に連通
する入口油路71と、両ブレーキ油圧モジユレー
タMfr,Mrlの出力油圧室23にそれぞれ連通す
る出口油路72,72′とは、前記入口油路21
および出口油路26,26′と同様にケーシング
7の側面7aに開口される。入口油路71には油
路2aが接続され、出口油路72,72′には油
路3a,4aがそれぞれ接続される。
ケーシング7の下部には、左、右前輪用ブレー
キ油圧モジユレータMfl,Mfrの制御室19に連
通する供給油路73aと、左、右後輪用ブレーキ
油圧モジユレータMrl,Mrrの制御室19に連通
する供給油路73bとが一直線状にかつ平行に穿
設されており、それらの供給油路73a,73b
の一端開口部は蓋74a,74bで閉塞される。
両供給油路73a,73bは前記各制御室19へ
の制御液圧を供給するためのものであり、給油路
73a,73bの他端はアンチロツク制御弁手段
6a,6bを介して制御液圧源5に接続される。
再び第1図において、制御液圧源5は、リザー
バRから制御液体たとえば作動油を汲み上げる油
圧ポンプPと、アキユムレータAcとから成り、
油圧ポンプPは車両運転時に必要に応じて駆動さ
れる。また制御液圧源5には、油圧ポンプPの故
障および油圧失陥ならびに油圧ポンプPの駆動開
始および停止を検知するための油圧センサSが付
設される。
アンチロツク制御弁手段6a,6bは、平時は
閉じている第1電磁弁V1a,V1bと、平時は
開いている第2電磁弁V2a,V2bとから成
り、各車輪がロツクしそうになつたときに、第1
電磁弁V1a,V1bは開弁駆動され、第2電磁
弁V2a,V2bは閉弁駆動される。
第1電磁弁V1a,V1bは供給油路73a,
73bの途中に設けられており、第2電磁弁V2
a,V2bは、第1電磁弁V1a,V1bおよび
制御室19間で供給油路73a,73bから分岐
してリザーバRに至る戻し油路75a,75bの
途中に設けられる。
また第1電磁弁V1a,V1bおよび第2電磁
弁V2a,V2bは、円筒状ハウジング76a,
76b内に積層配置されており、それらのハウジ
ング76a,76bの上部にリザーバRが配設さ
れる。
各ブレーキ油圧モジユレータMfl,Mfr,Mrl
Mrrの蓋部材14,14′を覆うようにして、ケ
ーシング7の上端にはキヤツプ7が嵌合されてお
り、このキヤツプ77の上面には上部が開放した
横断面弧状の支持部78a,78bが設けられ
る。各支持部78a,78bには、両アンチロツ
ク制御弁6a,6bの各電磁弁V1a,V2a;
V1b,V2bに配線を接続するための接続部材
79a,79bがそれぞれ嵌合保持される。
次にこの実施例の作用について説明するが、先
ず両前輪用ブレーキ油圧モジユレータMfl,Mfr
の作用について説明すると、通常運転状態で、ブ
レーキペダル83操作しない非制動時には、ピス
トン棒33は第1ばね48のばね力により下方に
移動しており、第2ピストン22は隔壁9に当接
している。このため第1弁機構53においては、
駆動棒57が第2ピストン22の押圧部60によ
つて押圧され、弁体56が弁座59から離反して
開弁している。したがつて、マスタシリンダ1の
出力ポート2から、油路3、入口油路21、油路
20、入力油圧室18、弁室54、弁孔55、出
力油圧室23、油路25、出口油路26および油
路6を介して車輪ブレーキ5に至る油圧経路が形
成される。これにより制動油圧系の作動油の充填
をアンチロツク制御用ブレーキ油圧制御用装置を
備えていないブレーキ油圧装置と同様に極めて容
易に行なうことができる。すなわち、従来はマス
タシリンダMcから入力油圧室18までの油圧経
路と、出力油圧室23から車輪ブレーキBfl,Bfr
までの油圧経路とを分けて、作動油の充填を行な
わなければならなかつたのに対し、マスタシリン
ダMcから両前輪用ブレーキBfl,Bfrに至るまでの
制動油圧経路が成立するので、マスタシリンダ
Mc側から作動油を充填することにより、両ブレ
ーキBfl,Bfrまでの作動油の充填が終了する。
ブレーキペダル83によりブレーキ操作を行う
と、マスタシリンダMcの出力ポート1a,1b
からの制動油圧は、前記油圧経路を経て両ブレー
キBfl,Bfrに供給される。この際、制御室19に
は制御液圧源5からの制御液圧が供給されていな
いので、第2ピストン22は第1ばね48のばね
力により隔壁9側に最大限変位したままであり、
第1弁機構53は開弁したままである。このよう
に制動油圧がマスタシリンダMcから各ブレーキ
Bfl,Bfrまで直接供給されるので、制動油圧の洩
れを検知するために従来設けていたピストンのス
トロークスイツチを省略して、アンチロツク制御
機能を有していないブレーキ油圧装置と同様の手
段で油圧の洩れを検知することができる。
ブレーキ操作時に制動力が過大となり、車輪が
ロツク状態に入りそうになると、第2電磁弁V2
aが閉じ、第1電磁弁V1aが開くので、制御室
19に制御液圧源5からのアンチロツク制御液圧
が供給される。これにより第1ピストン17およ
びピストン棒33が第1ばね48および入力油圧
室18の油圧による下動力に抗して上方に押圧移
動される。この際、第2ピストン22は、出力油
圧室23の油圧による上動力と、第2ばね52に
よる下動力とがバランスするまで、受部材36に
当接した状態でピストン棒33とともに上動す
る。これにともなつて、第2ピストン22が隔壁
9から離反するので、第1弁機構53の弁体57
が弁座59に着座して閉弁し制動油圧の両ブレー
キBfl,Bfrへの供給が断たれるとともに、出力油
圧室23の容積が大となる。この結果、制動油圧
が減少し、車輪がロツク状態に入ることが防止さ
れる。
ここで、悪路走行時や制御液圧源5の故障時な
どのアンチロツク過剰制御時の作動について説明
する。先ず、非制動時には、制御室19内の制御
液圧の増大に伴つて、第1ピストン17およびピ
ストン棒33は第1ばね48のばね力に抗して上
動するが、第2ピストン22は第2ばね52によ
つてその上動を制止され、第2ピストン22がピ
ストン棒33に対して下方に相対移動する。これ
により、第2弁機構61においては、第2ピスト
ン22と一体的なロツド40が駆動棒68を押圧
し、弁体66が弁座部材64から離反して開弁す
る。このため入力油圧室18と出力油圧室23と
が連通し、出力油圧室23内が、実用上不都合に
なるような負圧になることが防止される。この
際、第2ピストン22とピストン棒33との相対
移動は、ロツド40が係止孔39の側壁に当接す
るまでであり、それ以降第2ピストン22はピス
トン棒33とともに上動する。
このような状態で制動操作を行なうと、マスタ
シリンダMcから入力油圧室18に供給された制
動油圧は、第2弁機構61を介して出力油圧室2
3に導かれ、油路3a,3bを介して両ブレーキ
Bfl,Bfrに作用する。この際、出力油圧室23の
油圧による第2ピストン22の上動力が第2ばね
52のばね力による下動力よりも大きくなると、
第2ピストン22は両者がバランスするまでピス
トン棒33に対して相対移動し、前述の制動時と
同様の作動が行なわれる。
次に、制動時に制御室19内の制御液圧が異常
に上昇した場合を想定する。この場合には、ピス
トン棒33が上動し、それに伴つて第2ピストン
22は出力油圧室23の油圧による上動力と第2
ばね52のばね力による下動力とがバランスする
までピストン棒33とともに上動する。ピストン
棒33がさらに上動すると、出力油圧室23の油
圧低下に伴つて第2ピストン22はピストン棒3
3に対して下方に相対移動し、第2弁機構61が
開弁作動する。これにより、出力油圧室23内の
油圧が実用上問題となる負圧にまで低下すること
が防止される。また適正なアンチロツクのために
入力油圧室18から排除されるべき必要油量より
も余分な分が出力油圧室23に導かれるので、ブ
レーキペダル83にはアンチロツク制御に必要と
される以上のキツクバツクが生じることはない。
両後輪用ブレーキ油圧モジユレータMrl,Mrr
については、上記両前輪用ブレーキ油圧モジユレ
ータMfl,Mfrと基本的には同様の作動をするが、
第1ピストン17′の受圧面積が第2ピストン2
2の受圧面積よりも小さく定められているので、
入力油圧室18の油圧に比例して減圧した制動油
圧を出力油圧室23から出力することができ、比
例減圧弁としての機能を発揮する。したがつてマ
スタシリンダMcの出力油圧が比例的に減圧され
て、両後輪用ブレーキBrl,Brrに供給されること
になる。
かかるブレーキ油圧制御装置において、マスタ
シリンダMcの一方の出力ポート1aから油圧を
供給される右前輪用ブレーキ油圧モジユレータ
Mfrおよび左後輪用ブレーキ油圧モジユレータ
Mrlと、他方の出力ポート1bから油圧を供給さ
れる左前輪用ブレーキ油圧モジユレータMflおよ
び右後輪用ブレーキ油圧モジユレータMrrとは相
互に平行な一直線上に配置されており、また各出
力ポート1a;1bからの出力油圧を対応する各
一対の油圧モジユレータMfr,Mrl;Mfl,Mrr
導くための共通の入口油路内71;21と、その
各一対の油圧モジユレータMfr,Mrl;Mfl,Mrr
相互間の連通路29;29とをケーシング7に一
直線状に穿設することができるから、全体として
油路の単純化および加工の容易化を図ることがで
きる。
また、左、右前輪用ブレーキ油圧モジユレータ
Mfl,Mfrおよび一方のアンチロツク制御弁手段
6aと、左、右後輪用ブレーキ油圧モジユレータ
Mrl,Mrrおよび他方のアンチロツク制御弁手段
6bとも相互に平行な一直線上に配置されるの
で、供給油路73a,73bを一直線状に設ける
ことができ、これによつても油路の単純化と加工
の容易化を図ることができる。
さらに、入口油路21,71および出口油路2
6,26′,72,72′をケーシング7の同一側
面7aで開口するようにしたので、車両搭載時に
ケーシング7の前記側面7aを除く側面が他の物
で囲まれていてもよく、車両搭載時のレイアウト
上有利となる。
しかも、各モジユレータMfl,Mfr,Mrl,Mrr
は上部が開放したシリンダ穴8内に構成部品を組
込むことによつて構成されているので、点検、清
掃時に車両搭載状態のままで点検、清掃を行なう
ことができる。
その上に、アンチロツク制御弁手段6a,6b
をケーシング7に一体化し、それらのアンチロツ
ク制御弁手段6a,6bの上方にリザーバRを配
置し、キヤツプ77に接続部材79a,79bを
固定的に支持するようにしたので、全体をコンパ
クトに構成することができる。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、二系統X配管形
式の車両用ブレーキ油圧制御装置において、右前
輪用ブレーキ油圧モジユレータおよび左後輪用ブ
レーキ油圧モジユレータは、その両モジユレータ
の入力油圧室相互間を連通させる第1の連通路
と、その一方のモジユレータの入力油圧室をタン
デム型マスタシリンダの第1の出力ポートに連な
る油路に連通させる第1の入口油路とを互いに同
一軸線上に穿設した共通のケーシングに並設さ
れ、また左前輪用ブレーキ油圧モジユレータおよ
び右後輪用ブレーキ油圧モジユレータは、その両
モジユレータの入力油圧室相互間を連通させる第
2の連通路と、その一方のモジユレータの入力油
圧室を同マスタシリンダの第2の出力ポートに連
なる油路に連通させる第2の入口油路とを互いに
同一軸線上に穿設した共通のケーシングに並設さ
れるので、タンデム型マスタシリンダの各出力ポ
ートからの出力油圧を対応する一対の油圧モジユ
レータに導くための共通の入口油路と、その一対
の油圧モジユレータ相互間の連通路とを、その両
油圧モジユレータが並設される共通のケーシング
において同一軸線上に穿設加工することができ
て、それらの加工作業を頗る迅速且つ的確に行う
ことができ、しかも上記入口油路及び連通路並び
にそれら間の油圧モジユレータ自身が、各出力ポ
ートからの出力油圧を対応する一対の油圧モジユ
レータに分配する分岐ジヨイント機能を兼備して
いるから、各出力ポートからケーシングに至る油
路の途中を特別に分岐配管する必要はなくなり、
全体として油路構成の単純化と加工性向上を図り
コストダウンに大いに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は全体油圧系統図、第2図は全体正面図、第
3図は第1図の平面図、第4図は第2図の右側面
図、第5図は第2図のV−V線拡大断面図であ
る。 1a,1b……第1、第2の出力ポート、6
a,6b……アンチロツク制御弁手段、7……ケ
ーシング、7a……側面、8……シリンダ穴、2
1,71……第2、第1の入口油路、29……連
通路、26,26′,72,72′……出口油路、
Bfl,Bfr,Brl,Brr……車輪ブレーキ、Mc……マ
スタシリンダ、Mfl……左前輪用ブレーキ油圧モ
ジユレータ、Mfr……右前輪用ブレーキ油圧モジ
ユレータ、Mrl……左後輪用ブレーキ油圧モジユ
レータ、Mrr……右後輪用ブレーキ油圧モジユレ
ータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対の出力ポート1a,1bを有するタンデ
    ム型マスタシリンダMcの第1の出力ポート1
    aからの出力油圧に応じた制動油圧を発生すべ
    く構成された右前輪用ブレーキ油圧モジユレー
    タMfrおよび左後輪用ブレーキ油圧モジユレー
    Mrlと、同マスタシリンダMcの第2の出力ポ
    ート1bからの出力油圧に応じた制動油圧を発
    生すべく構成された左前輪用ブレーキ油圧モジ
    ユレータMflおよび右後輪用ブレーキ油圧モジ
    ユレータMrrと、車輪がロツクしそうになつた
    ときに制動油圧を低下すべく前記左、右前輪用
    ブレーキ油圧モジユレータMfl,Mfrおよび左、
    右後輪用ブレーキ油圧モジユレータMrl,Mrr
    への制御液圧の供給、開放を制御するアンチロ
    ツク制御弁手段6a,6bとを備える車両用ブ
    レーキ油圧制御装置において、前記右前輪用ブ
    レーキ油圧モジユレータMfrおよび左後輪用ブ
    レーキ油圧モジユレータMrlは、その両モジユ
    レータMfr,Mrlの入力油圧室18相互間を連
    通させる第1の連通路29と、その一方のモジ
    ユレータMfrの入力油圧室18を前記第1の出
    力ポート1aに連なる油路2aに連通させる第
    1の入口油路71とを互いに同一軸線上に穿設
    した共通のケーシング7に並設され、また前記
    左前輪用ブレーキ油圧モジユレータMflおよび
    右後輪用ブレーキ油圧モジユレータMrrは、そ
    の両モジユレータMrl,Mrrの入力油圧室18
    相互間を連通させる第2の連通路29と、その
    一方のモジユレータMflの入力油圧室18を前
    記第2の出力ポート1bに連なる油路2bに連
    通させる第2の入口油路21とを互いに同一軸
    線上に穿設した共通のケーシング7に並設され
    たことを特徴とする車両用ブレーキ油圧制御装
    置。 (2) 前記各ブレーキ油圧モジユレータMfl,Mfr
    Mrl,Mrrの入口油路21,71、および各車
    輪ブレーキBfl,Bfr,Brl,Brrに連なる出口油
    路26,26′,71,71′がケーシング7の
    一側面7aに開口されることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の車両用ブレー
    キ油圧制御装置。 (3) 前記各ブレーキ油圧モジユレータMfl,Mfr
    Mrl,Mrrは、上下に延びてケーシング7に穿
    設された有底シリンダ穴8内に構成部品を組込
    んで構成されることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の車両用ブレーキ油圧制
    御装置。
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JPS58194648A (ja) * 1982-05-11 1983-11-12 Nissin Kogyo Kk 車両用ブレ−キ油圧制御装置

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JPS6182869U (ja) 1986-05-31

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