JPH04157176A - 鋼板の連続金属めっき方法および装置 - Google Patents

鋼板の連続金属めっき方法および装置

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JPH04157176A
JPH04157176A JP27941690A JP27941690A JPH04157176A JP H04157176 A JPH04157176 A JP H04157176A JP 27941690 A JP27941690 A JP 27941690A JP 27941690 A JP27941690 A JP 27941690A JP H04157176 A JPH04157176 A JP H04157176A
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plated
plating
metal
plated metal
steel sheet
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JP27941690A
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Yoshiaki Ando
安藤 嘉紹
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、加熱された鋼板にめっき金属を接触させ、
鋼板面上に溶着させることにより鋼板に連続めっきを施
す方法およびこの方法の実施に使用される装置に関する
〔従来の技術〕
従来、鋼板表面に合金化反応によるめっき皮膜を形成さ
せる方法としては、予め溶融しためっき金属浴中に被め
っき鋼板を浸漬する溶融めっき法が広く行われている。
この種のめっき法は、めっき前の鋼板表面の前処理法に
よりいくつかのプロセスに分けられるが、めっき部分の
みを取り上げると、その基本は総て共通である。
一例として、銅帯を連続的にめっきする連続溶融亜鉛め
っきライン(CGL)について説明する。
第3図は、CGLの一例を示すもので、1は鋼帯9の表
面の油分および汚れを燃焼除去し、銅帯を所定温度まで
加熱する直火加熱帯、2は銅帯表面の酸化皮膜を雰囲気
中の水素にて還元し、且つ、焼鈍を行なう還元炉、3は
鋼帯を所定のヒートサイクルにしたがって冷却する冷却
炉である。
前記1〜3の前処理炉で熱処理および表面を清浄化され
た鋼帯9は、溶融亜鉛浴4中に浸漬され、銅帯表面に溶
融亜鉛めっきの被膜が形成される。
溶融亜鉛浴から連続的に引き出された銅帯は、浴の直上
に配置された気体絞りノズル5により、めっき付着量が
制御される。付着量調整後のめっき鋼帯は、ミニマムス
パングル装置またはガルバニール装置6等により所定の
表面調整が施される。
このようにして得られた溶融めっき鋼板は表面が比較的
美麗で、しかも耐食性も優れているため、広く実用に供
されている。
しかし、従来の溶融亜鉛めっき方法は、めっき浴を使用
することに伴う種々の問題を有している。
特に最近では、めっき鋼帯には家電、自動車の外板用途
等を中心にして従来に増して表面の均一さ、平滑さ、美
麗さが求められ、また品種的にも差厚めつき、片面めっ
き等の新規製品の需要も高く、このため従来の溶融めっ
き法によるめっき鋼帯の品質やめっきプロセス自体に対
する問題点が顕在化してきた。
■、常時、多量のめっき金属を溶融保持した溶融めっき
浴を使用することに伴う問題 りめっき付着量の調整に気体絞り法を適用することによ
る問題 璽、長大な前処理炉を使用することによる問題更に、上
記に分類した各項目についての問題点の内容を以下に詳
述する。
1、溶融めっき浴使用に伴う問題 1)めっき浴中に銅帯表面からのFaが溶出し、また、
めっき金属が酸化されることにより、多量のドロスが発
生し、これを汲み上げ除去しなければならないために、
銅帯に付着する以外のめっき金属の損失が生ずる。
2)めっき浴中に、前記ドロスの発生や、浴を保持する
ポットを構成する煉瓦の屑の混入等、不純物が混じりや
すく、これらが銅帯に付着して、めっき外観を低下させ
る。
3)浴中に投入するめっき金属地金成分と、銅帯に付着
する成分およびドロス等の副生物として浴外に排出され
る成分中の微量元素量が異なるため、目標通りの元素を
含有するめっき浴成分に調整制御するのが困難である。
このため、めっき密看性不良や、ガルバニール材の合金
化不良等、各種めっき欠陥が発生する。
4)高温、高侵食性のめっき金属浴中に、銅帯通板用の
ロールや、ロール支持アーム、軸受等、鋼製の機械部品
を浸漬する必要がある。
このため、これら部品の侵食の進行や、これに伴うドロ
スの発生、さらには浴中ロール表面の侵食によるめっき
表面外観の低下等の問題が生ずる。
さらに、これらの機械部品の侵食または損傷部を定期的
に修理、交換するための操業停止時間が必要であり、設
備の生産能力を有効、最大限に生かすことができない。
5)めっき浴中に通板用ロール7を使用することにより
、めっき表面にロールのグループ溝が転写しやすく、め
っき外観の悪化を招く。
また、気体絞り前に設置した絞りロール8によっても、
ロールと銅帯との接触による銅帯表面の疵や、微小なド
ロス粒の付着が発生することがある。
6)塔下部に堆積するボトムドロスの排出作業、浴面に
堆積するトップドロスの排出作業、浴中への銅帯の初期
通板作業、めっき浴中ロールの手入れ作業等、高温、多
量のめっき浴近傍での作業は、作業者の負担となり、が
っ、危険である。
7)ポット−基当り、一種のめっきしかできないため、
各種の異種めっきを行なう際には、浴の汲み出しによる
浴替え、または異種のめっき金属を溶解したポットを予
めfsliIシ、ポットの移動を行なう等の作業が必要
である。
これらの作業は、多くの時間、労力と、ポット増設が必
要となる。
8)両面めっきと片面めっきを単一の設備で生産する場
合、ポット部のめっき設備の変更が必要となり、前記と
同様、設備投資に加え、多くの時間と労力を必要とする
D、付着量調整に伴う問題 1)気体絞りによる付着量調整は、空気、燃焼生成ガス
、窒素ガス、蒸気等の気体を用いて行なわれるため、昇
圧用ブロアの運転費がかかり、さらに燃焼生成ガスの場
合は燃料費、窒素ガスや蒸気の場合はガス費用等が必要
となる。
また、付帯のガス温度調整設備や、ガス量、ガス圧力の
調整装置が必要である。
2)目標付着量変更時、気体絞り条件の調整に時間がか
かるため、目標とする付着量の製品を直ちに得ることが
できない。
3)被めっき鋼帯の幅方向で、気体絞りガスの圧力およ
び流速分布が必ずしも均一でないため、幅方向で均一な
めっきの付着量を得ることが容易でない。
4)気体絞り時に、ノズルからの気体が銅帯表面の溶融
めっき被膜に衝突する際に微小なめっき金属の飛沫が発
生し、これがめつき表面に付着し、めっき外観を低下さ
せる。
また、この飛沫が気体絞りノズルの気体吐出部やその周
辺に付着し、ガス圧力、流速分布を乱すため、めっきの
付着量むらが生じやすい。
5)気体絞り時、銅帯表面を流下するめっきの流動性が
各部で異なるため、めっき表面に、大〜小の波形模様が
残り、外観上の問題となる。
また、この現象は、気体絞りを不活性ガス雰囲気中で行
なうことにより、めっき表面の酸化被膜の形成を防止す
ることにより軽減できることが知られているが、気体絞
り作業をすべて不活性ガス雰囲気中で行なうことは、従
来方法においては、設備、操業面での問題が少なくない
6)気体絞りに伴って発生する飛沫が酸化された状態で
めっき浴表面に堆積する。これはトップドロスとして浴
外に排出されるため、めっき金属の損失が生ずる。
また、ドロスの排出にも多くの労力が必要となる。
7)気体絞りにより調整可能な付着量範囲が存在し、極
端な薄めつき(約30 g / rr?以下)や厚めつ
き(約500g/rr?以上)の製造は困難である。
即ち、薄めつきの場合では気体衝突力によっては付着量
を絞り切れず、また、厚めつきの場合では、めっき表面
を平滑、美麗に保つことが難しい。
冒、前処理炉における問題 Si、Mn添加高張力鋼では、前処理炉における直火加
熱、還元、冷却中に、易酸化性元素である、Si、 M
nが表層に酸化濃化して、めっき密着性、濡れ性が阻害
される現象が生ずる。
このような現象は、従来のような長大な前処理炉を使用
する以上、免れ得ない現象であり、高張力鋼として使用
できる鋼種が限定される。
このように種々の問題を有する従来の溶融めっき方法に
対し、出願人は先に、溶融めっき浴をまったく用いるこ
となく銅帯に溶融めっきを連続的に施すことができるめ
っき方式を特開昭63−114982号として提案した
。この方式は、加熱され連続的に通板する鋼帯に、同相
のめっき金属を接触させることにより鋼帯面上に溶着さ
せ、めフき金属層を形成させるものである。
このようなめっき方式によれば、溶融金属浴を全く用い
ることなくめっきをおこなうことができ、しかも、固体
のめっき金属材を被めっき鋼帯方向に送給して銅帯面で
めっき目付分だけ溶融させ、これを銅帯に付着させる方
式であるため、めっき付着量を固体のめっき金属材の送
給速度によりコントロールでき、このため高い付着量精
度を確保できる。
しかし、この方法ではめっき金属を銅帯面上で適切に溶
融させるためには、実質的にめっき金属材を予熱するこ
とが必要であり、このため、予熱装置が必要となり、ま
たエネルギーコストも高い。
また、板状等のめっき金属材を多数ストックしておき、
これを順次供給装置により銅帯方向に送給する必要があ
り、めっき金属材の連続的な供給、ハンドリングといっ
た面で難がある。
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、めっ
き金属材の予熱を必要とせず、しかもめっき金属材を連
続的且つ円滑に銅帯に対して供給しつつ#Ii帯に連続
めっきを施すことができる方法、およびその実施に好適
な装置の提供をその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
このため本発明法は、加熱された被めっき鋼板にめっき
金属を接触させ、めっき金属を鋼板面に溶着させること
によりめっき鋼板を製造する方法において、被めっき鋼
板に溶着すべき金属を連続鋳造法により鋳造し、鋳造さ
れためっき金属をそのまま被めっき鋼板方向に送給する
とともに、その送給途中において、熱処理および圧延を
順次行って、鋳造めっき金属の成分の均一化、組織改質
および表面性状の調整を図った後、被めっき鋼板と連続
的に接触させることにより、鋼板表面にめっき金属層を
形成させるようにしたことをその特徴とする。
また、このような方法を実施するための本発明装置は、
めっき金属の連続鋳造装置と、該連続鋳造装置から連続
的に供給される鋳造めっき金属を通板する被めっき鋼板
に向けて連続的に送給する送り装置と、該送り装置によ
る送給途中において。
鋳造めっき金属を熱処理する加熱装置と、該加熱装置よ
りもめっき金属送給方向下流側において鋳造めっき金属
を圧延する連続圧延機とからなることをその特徴とする
〔作用〕
めっき金属は所定の形状に連続鋳造され、そのまま被め
っき鋼帯方向に送り出され、熱処理および圧延が順次な
された後、銅帯と接触する。被めっき鋼帯は、めっき金
属の溶着に最適な温度(めっき金属の融点以上の温度)
に加熱されており、めっき金属片も連続鋳造直後で溶融
点近くの温度をもつため、めっき金属片は銅帯との接触
により容易に溶融し、銅帯表面にめっき被膜が形成され
る。
連続鋳造されためっき金属はその外側から凝固し始める
ため、鋳造ままのめっき金属は不純物が中心に偏析する
中心偏析が生じ、それをそのまま鋼板面に溶着させた場
合、めっき皮膜の成分が鋼板の幅方向で不均一になる恐
れがある。このため、本発明では鋳造されためっき金属
を熱処理し、熱拡散による成分の均一化を図る。また、
この熱処理では、鋳造ままの柱状結晶組織を溶着に適し
た等方性の結晶組織とすることも目的としており、この
ため、熱処理温度はめっき金属の再結晶温度以上とする
ことが好ましい。
また、めっき金属はこの熱処理に続く圧延により、表面
性状が整えられるととともに、結晶方位の調整がなされ
、成分分布、組織および表面性状ともにめっきに最適な
状態で鋼板と接触する。
このようにして形成されためっき被膜には、通常、めっ
き表面調整装置により付着量調整とめっき外観調整を目
的とした表面調整がなされる。
なお、本発明ではめっき金属の予熱は基本的には不要で
あるが、場合によってはその溶融をより円滑にするため
、溶着直前のめっき金属片を予熱してもよい。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示すものである。
図において、Aは分配器30およびウォータージャケッ
ト31からなるめっき金属の連続鋳造装置である。
被めっき鋼帯に溶着させるめっき金属29は溶融状態で
分配器30に保持されており、ウォータージャケット3
1を通過する間に連続的にめっき金属片10に鋳造され
る。このめっき金属片10を送りロール11によってウ
ォータージャケット31から連続的に引き出すとともに
、所要めっき付着量を満足させる量分だけ被めっき鋼帯
9に溶着させる。
鋳造された後、送りロール11によって銅帯方向に送給
されるめっき金属は、その送給途中において加熱装置3
5(加熱炉)により加熱処理され、次いで連続圧延機3
6により圧延がなされ、しかる後鋼板に接触する。上記
熱処理では、鋳造めっき金属の成分の均一化と結晶組織
の改質がなされ、また圧延では表面性状と結晶方位の調
整がなされる。
鋼帯9は、めっき金属片が接触する部分12でめっき金
属の溶融が生ずるよう、予めめっき金属の融点以上の温
度に加熱しておくことが必要である。めっき金属10は
連続鋳造後の温度が溶融点近傍に制御されることが好ま
しい。溶着時のめつき金属片の性状は、凝固状態あるい
は半凝固状態のいずれでもよい。
めっき金属先端から溶は出しためっき金属は斜線部13
で示すように銅帯表面に付着する。したがって、めっき
金属片10の幅は、付着するめっき金属が銅帯表面のほ
ぼ全幅を覆うように、銅帯の幅に合わせて決定すること
が好適である。
めっき金属片の送り速度は、目標付着量を銅帯全面に与
えるために必要なめっき金属量を計算し、決定すればよ
い。
めっき金属片10から銅帯面に溶着したままのめっき被
膜13は、そのままでは若干の付着量むらがあり、また
、銅帯全幅に広がりにくいので、被膜を均一化する必要
がある。第1図ではこのための装置として、超音波振動
方式の表面調整装置14が用いられている。
表面調整装置14には、超音波振動子15が付帯してお
り、調整装置に適当な周波数、出力の超音波振動を与え
る。
めっき金属の付着した銅帯表面に、この表面調整装置を
適度な圧下刃で接触させると、めっき金属は銅帯全体に
均一に広がり、通常の溶融めっきと類似のめっき被膜が
形成される。
このように表面調整板を接触させ超音波振動を付与する
ことにより、めっきの濡れ不良が著しく低減し、均一で
且つ表面平滑な被膜が得られる。
本発明では、めっき被膜と銅帯との接合は、通常の溶融
めっき法と同様金属間の相互拡散現象によるものであり
、めっき金属片接触前の鋼板表面は、酸化物汚れ等のな
い、清浄な表面でなければならない。
このため、第1図に示した本発明法は、大気中において
は、フラックス処理された鋼板面に適用可能である。ま
た、炉内で還元処理済みの鋼板面に対しては、非酸化性
の不活性ガス、または還元性ガス雰囲気中で実施する必
要がある。
被めっき鋼帯は、表面が清浄化されていればよく、従来
の溶融めっきラインで浴に侵入する直前の銅帯や、連続
焼鈍ライン出側の銅帯に適用可能である。また、別種の
表面清浄化装置との組合せによっても使用可能であるこ
と言うまでもない。
第2図は、本発明の装置を第3図に示す従来の溶融めっ
き設備の前処理炉に相当する炉の後端17に接続した場
合の一実施例を示すものである。
鋼帯9は、前処理炉で表面を還元、清浄化された状態の
まま、シールボックス18によって不活性又は還元性に
保たれた雰囲気下に入り、めっき金属溶着に必要な温度
まで加熱装置19によって加熱される。
一方、連続鋳造装置Aにより鋳造・成形されためっき金
属片10は、多数配置された送りロール群32によって
そのまま銅帯両面側から鋼帯表面に送られ、加熱装置1
35による加熱処理と連続圧延機36による圧延を経た
後、銅帯面への溶着が行なわれる。この際、めっき金属
片はめっきに消耗される量に見合った量だけ、送りロー
ルによって銅帯表面に向かって送給される。
めっき金属溶着後の表面に対し、超音波振動子を付帯し
た表面調整板14を適度な圧力で接触させる。表面調整
装置全体は、衝撃緩衝装置の付いた特殊なシリンダー2
3で保持されているため、めっき面への極く軽度の接触
が可能であり、また。
不使用時は所定位置まで退避可能な構造となっている。
また、表面調整板14には加熱装置が組み込まれており
、使用時には所定温度まで加熱して用いられる。
表面調整後の鋼帯9は、各種の処理を経て冷却された後
、シールボックス18外に出る。
第2図では、合金化加熱炉24を使用して合金化処理を
施す例が示されており、めっき後の鋼帯9は、必要に応
じて電気誘導加熱方式等による加熱炉24にて加熱処理
され、めっき鋼帯素地との合金化処理が施される。
なお、25は不活性または還元性ガス雰囲気中でのガス
吹付による冷却装置、26は同雰囲気中での水冷装置、
27は同雰囲気中での乾燥装置である。
溶着めつきおよび合金化処理後の銅帯は、不活性または
還元性ガス雰囲気中で常温まで冷却された後、同雰囲気
から大気雰囲気中に出る。
また、28は溶着めっき前の銅帯表面処理装置であり、
高Si、 Mn添加高張力鋼帯を前処理炉で加熱、還元
処理する場合に、表面に濃化生成するSi。
Mn等の難めつき被膜の除去を目的とする。ここでは、
ブラシング等による難めつき被膜の機械的研磨除去や、
放電処理等による電気的な被膜の破壊除去を行なう。こ
の雰囲気も、不活性または還元性であることは言うまで
もない。
なお、その他の図面において、33はめっき金属地金の
投入口、34は雰囲気ガスの出入口である。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明のめっき法は、従来のめっき浴を使用
する溶融めっき法に対し、次のような基本的な利点があ
る。
1、溶融めっき浴を必要としないことによる利点l)め
っき金属と鉄との反応やめっき金属が酸化されることに
よって生じるドロスの発生がなく、銅帯に付着する以外
のめっき金属の損失がない。
2)ドロス、不純物等が表面に付着せず、外観が美麗に
保たれる。
3)めっき金属を直接溶着させるため、めっき金属片と
ほとんど同一の成分がめっきされ、めっき層中成分の制
御が容易となる。
4)浴中浸漬部品を使用する必要がなく、機械部品の侵
食による修理、交換に起因する操業停止時間が短縮され
る。
5)めっき浴中のロールを使用する必要がないため、浴
中ロールグループの転写による外観の悪化、絞りロール
による腰折れ等、製品品質の悪化が生じない。
6)ボトムドロスやトップドロスの排出、浴中への鋼板
の通板作業、浴中ロールの手入れ作業が不要となり、作
業者の負担が著しく軽減する。
7)各種の合金めっきを実施する場合にも、銅帯に溶着
させるめっき金属を交換するだけでよく、浴替え、ポッ
トの移動等大がかりな作業を必要とせず容易に各種のめ
っきが実施可能である。
例えば、各種のZn−A1合金めっき(5〜100%A
1)、スパングル消去を目的としたpb抜Znめっき等
を容易に行なうことができる。
また、性能は優れているものの、高融点のために従来の
溶融めっきでは容易に実施できなかった高合金めっき金
属も容易にめっきすることができる。例えば、Zn−T
i系合金めっき、Zn−Mn系合金めっき、Zn−Ni
系合金めっき、AIにA12Q、を分散させた特殊合金
めっき等も容易に実施することができる。
8)銅帯の表裏に配設しためっき金属片送給装置の使用
有無の選択および送給速度の変更により、各種形態のめ
っき鋼帯を容易に得ることが可能である。
例えば、片側の送給を停止することにより片面めっき鋼
板が、また両側の送給速度を変えることにより、差厚め
つき鋼板が容易に製造可能である。
更に、片面毎にめっき層成分の異なる異種合金めっき鋼
板等も製造可能となる。
L付着量調整における利点 ■)めっきの付着量調整は、基本的に、めっき金属片の
送給量調整によって行なうことができる。このため、従
来溶融めっきにおいて用いられている気体絞りの必要が
なく、保守の面倒な気体絞りノズルや、付帯するガス温
度。
ガス量、ガス圧力等の調整設備が不要となる。
また、昇圧用ブロア運転費、燃焼生成ガス利用の場合の
燃料費、窒素ガス利用の場合のガス費用が削減できる。
2)目標付着量変更時は、めっき金属片送給速度を変更
するだけでよく、付着量の迅速変更が可能である。
3)めっき溶着後の表面調整は、表面平滑な表面調整板
を銅帯面にだいし平行に押し当てることにより行なうこ
とができるため、幅方向で均一なめっき付着量を得るこ
とが可能である。
4)めっき後、めっき鋼帯温度が常温付近に低下するま
で不活性または還元性雰囲気に保持することにより、め
っき被膜の表面酸化や気体絞りに起因するめっき表面の
波状模様が発生せず、美麗な表面性状が得られる。
5)めっき金属片の送給量により付着量調整が可能なた
め、現在の気体絞り法では不可能な極薄から極厚めつき
までの多様な製品を得ることが可能となる。
厘、装置構造上の利点 1)めっき浴、気体絞りを使用しないことにより、めっ
き郡全体を不活性または還元性ガスでシールすることが
容易となる。
このため、めっき表面の酸化被膜の生成が抑制され、表
面の美麗な製品を得ることができる。
2)めっき直前に、被めっき鋼帯表面の清浄化処理(例
えば、ブラシによる研磨、放電による酸化膜の破壊)が
容易に行なえるため、連続焼鈍中に表面に難めっき性徴
化被膜の生成するSi、 Mn添加高張力鋼等、従来の
溶融めっきにおいて使用が制限されていた難めっき鋼種
にも適用が可能となる。
本発明は以上のような利点に加え、連続鋳造されためっ
き金属を高温の状態でそのまま鋼板に溶着させるため、
めっき金属の予熱が不要であるという利点がある。さら
に、めっき金属は連続鋳造されたまま鋼板面に供給され
るため、めっき金属の連続的且つ円滑な供給が可能であ
り、また板状めっき金属板のハンドリング等に要する設
備や手間も省くことができる。さらに、鋳造されためっ
き金属は、その送給途中において熱処理および圧延され
ることにより、成分均一化、組織改質および表面性状の
調整が図られるため、めっき金属の鋼板面への溶着を適
正に行なわしめることができ、また、板幅方向等におい
て成分の均一なめつき皮膜を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示−7斜視図である。 第2図は本発明の他の実施例を示す縦断図面である。第
3図は従来の連続溶融めっき設備を示す説明図である。 図において、9は銅帯、10はめっき金属片、11は送
りロール、14はめっき表面調整装置。 19は加熱装置、30は分配器、31はウォータージャ
ケット、32は送りロール、35は加熱装置、36は連
続圧延機、Aは連続鋳造装置である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱された被めっき鋼板にめっき金属を接触させ
    、めっき金属を鋼板面に溶着させることによりめっき鋼
    板を製造する方法において、被めっき鋼板に溶着すべき
    めっき金属を連続鋳造法により鋳造し、鋳造されためっ
    き金属をそのまま被めっき鋼板方向に送給するとともに
    、その送給途中において、熱処理および圧延を順次行っ
    て、鋳造めっき金属の成分均一化、組織改質および表面
    性状の調整を図った後、被めっき鋼板と連続的に接触さ
    せることにより、鋼板表面にめっき金属層を形成させる
    ことを特徴とする鋼板の連続金属めっき方法。
  2. (2)被めっき鋼板に接触させる直前のめっき金属が半
    凝固状態であることを特徴とする請求項(1)に記載の
    鋼板の連続金属めっき方法。
  3. (3)被めっき鋼板に接触させる直前のめっき金属が凝
    固状態であることを特徴とする請求項(1)に記載の鋼
    板の連続金属めっき方法。
  4. (4)めっき金属の連続鋳造を不活性または還元性雰囲
    気下で行うことを特徴とする請求項(1)、(2)また
    は(3)に記載の鋼板の連続金属めっき方法。
  5. (5)被めっき鋼板にめっき金属を溶着させた後、めっ
    き表面の均一化および美麗化を目的とした表面調整を行
    うことを特徴とする請求項(1)、(2)、(3)また
    は(4)に記載の鋼板の連続金属めっき方法。
  6. (6)めっき前からめっき後鋼板温度が大気中において
    めっき皮膜の酸化を生じない温度となるまでに至る鋼板
    の通板部およびめっき処理部を、不活性または還元性雰
    囲気とすることを特徴とする請求項(1)、(2)、(
    3)、(4)または(5)に記載の鋼板の連続金属めっ
    き方法。
  7. (7)加熱された被めっき鋼板にめっき金属を接触させ
    、めっき金属を鋼板面に溶着させることによりめっき鋼
    板を製造する装置において、めっき金属の連続鋳造装置
    と、該連続鋳造装置から連続的に供給される鋳造めっき
    金属を通板する被めっき鋼板に向けて連続的に送給する
    送り装置と、該送り装置による送給途中において、鋳造
    めっき金属を熱処理する加熱装置と、該加熱装置よりも
    めっき金属送給方向下流側において鋳造めっき金属を圧
    延する連続圧延機とからなる鋼板の連続金属めっき装置
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