JPH04169192A - 非a非b型肝炎ウイルス抗原ポリペプチド、該抗原ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、及びそれらを用いた非a非b型肝炎の診断方法 3 - Google Patents

非a非b型肝炎ウイルス抗原ポリペプチド、該抗原ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、及びそれらを用いた非a非b型肝炎の診断方法 3

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JPH04169192A
JPH04169192A JP27297990A JP27297990A JPH04169192A JP H04169192 A JPH04169192 A JP H04169192A JP 27297990 A JP27297990 A JP 27297990A JP 27297990 A JP27297990 A JP 27297990A JP H04169192 A JPH04169192 A JP H04169192A
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hepatitis
antigen polypeptide
virus
antigen
hepatitis virus
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JP27297990A
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Yasuaki Shimizu
清水 保明
Emiko Yano
恵美子 矢野
Takeshi Imai
剛 今井
Shuhei Yasuda
安田 修平
Junko Ishida
石田 純子
Terumasa Arima
暉勝 有馬
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野)− 本発明は、非A非B型肝炎ウィルス抗原に関する。より
詳しくは、本発明は非A11= B型肝炎患者血清と特
異的に抗原抗体反応を示す抗原ポリペプチド並びに該抗
原ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、及びそ
れらを用いた非A非B型肝炎の診断法に関する。
(従来の技術〉 非A非B型肝炎とは、伝搬性のウィルスにより惹起され
ると考えられているウィルス性肝炎の内、実体の明らか
にされている ^型肝炎ウィルス(HAY>、B!!!
肝炎ウイ7つ、ス(HBV)、D型肝炎ウィルス()I
DV)、あるいは肝細胞にも感染して症状を呈するサイ
トメガロウィルス(CMV)、エプスタイン・バーウィ
ルス(EBV)、アデノウィルス等をその病因とする肝
炎を、ウィルス学的・血清学的に除外したものである。
疫学的証拠によれば非A非B型肝炎には次の3つの型が
あると示唆されている、即ち開発途上国で流行する水系
伝染型、輸血後(または注射針事故)型及び先進国諸国
でみられる散発性(集団獲得)型である。水系伝染型は
他の2つの型とは異なるウィルスに起因すると考えられ
ていたが、近年その主要な原因ウィルス(E型肝炎ウィ
ルス)の遺伝子断片が、ゲンラボ(Gene!abs)
社(米国)と米r5CDCのグループにより単離された
[国際公開第89/12462.89/12641号パ
ンフレット(1990)、 Reyes、G、R,、e
t al、5cience247、1335 (199
0)13本明細書においては特に断わらない限り ”非
A非B型肝炎”とはこの水系伝染型は含めず残りの輸血
後型および散発性型により生じるものを意味する。
これまで輸血を受けた人の10〜20 %に輸血後肝炎
が発生することはよく知られているが、輸血後肝炎がB
型肝炎ウィルス以外によっても起きることが明らかにな
ったのはオールター〔^1terJJ6.et al、
 Annals of Internal Medic
ine 77.691(1972) ]、プリンス[P
r1nce、^、M、、et al、Lancet2、
241 (1974)コ、ファインストーン[Fe1n
stone。
S、M  、et  al、  New  Engla
nd  Journal  of  Medicine
292、767 (1975) ]の報告以来である。
その後A型肝炎ウィルスの関与も否定され、 「非A非
B型肝炎」と診断されるようになった。この肝炎が感染
性の疾患であることは、輸血の他、血液製剤(凝固因子
製剤や免疫グロブリン製剤)によっても発症し、更にそ
れらの製剤ロフトによって肝炎発生の見られるものと見
られないものがあるという疫学的な調査から推定されて
いた。濾過実験や、クロロホルム、ホルマリン処理後の
感染実験、密度勾配遠心法による分画などにより、この
S染病原因子はエンベロープを持つ小型のRNAウィル
スであり、おそらくトガウィルス(Togavirus
)の−種であろうと考えられていた。
ところで厚生省の推計(1988年)によれば輸血後急
性肝炎の9割以上が、また散発性急性肝炎の約5割が非
A非B型肝炎と推計されているが、こうして起こった肝
炎の、およそ半数が慢性肝炎に進み、10〜20 Kは
肝硬変へと進行する。そして更には肝癌へと進んでいく
過程においても、非A非B型肝炎ウィルスの持続8染お
よび/またはそれに件なう慢性炎症が関係していると考
えられる。従って、非A非B型肝炎ウィルスの予防及び
治療法を確立することは医療上の緊急の要請であるが、
以下に述べるように現在においてもなお、10oz確実
な診断法、予防法、治療法の確立には至っていない。
近年、輸血により起こる非A非B型肝炎ウィルス特異的
抗原の遺伝子のaXが2つのグループにより報告された
。一つはカイロン社(米E>のグループによるものであ
り[Choo、Q−L、、et at。
5cience 244.359<1989)、 Ku
o、G、、et at、 5cience244、36
2 (1989)、特表千2−500880号 公報、
欧州特許出願公開第318216号明細書(1989)
コ、もう一つは岡山大学(現鹿児島大学)の有馬らのグ
ループによるものである[^rima、T、、et a
l、Hepatology8.1275(1988)、
 Arima、T、、et al、 Gastroen
tero−1ogia Japonica 24.68
5(1989)、Arima、T、、et alGas
troenterologia Japonica 2
5.218(1990)、欧州特許出願公開第3630
25号明M31 <1990)コ1両者の抗原はともに
多くの輸血後非A非B型慢性肝炎患者血清および一部の
散発性非A非B型慢性肝炎患者血清と特異的に反応し、
正常人血清、A型急性肝炎およびB型慢性肝炎患者血清
とはほとんど反応しなかった。またこれらをコードする
遺伝子は宿主細胞由来ではなく、これらの抗原は非A非
B型肝炎ウィルス遺伝子に由来するものと考えられた。
カイロン社のグループはこの遺伝子を含有するウィルス
をC型肝炎ウィルス(HCV)と命名した。その遺伝子
構造からHCVはフラビウィルス科に属するものと考え
られている。但し、感染性ウィルス粒子や感染性ウィル
スゲノムの単離はなされておらず、いまだ非A非B型肝
炎ウィルスとしての病原性を証明するには至っていない
その後、複数の日本のグループにより非^非B型肝炎患
者血清よりイムノスクリーニング法および逆転写−ポリ
メラーゼ・チエイン反応CRT−PCR)法を用いて 
HCVにホモロジーを有する遺伝子断片がクローニング
された。これらはカイロン社のHCVに比べて塩基配列
レベルで5χ〜30%程度、アミノ酸レベルで5x〜2
0χ程度の相違が認められ、HCVの日本型変異株に一
由来するものと考えられて1)る[ Maeno、M、
、et al、、Nucleic Ac1ds Re5
earch1B、 26s5 (1990)、高田伸夫
ら、肝臓315upp1.217(1990)、金子周
一ら、肝It315upp1.213(1990)、加
藤宣之ら、肝臓315upp1.214<1990)]
このように非非A非B型肝炎ウイルに関する知見が気積
しつつあるが、1 ) I’lCVの亜型のN類および
分布状態、2 ) HCV以外にも輸血により同様の病
態を惹起する別のウィルスが存在するのか、3)先進諸
国でみちれる”散発性”非A非B型肝炎も全て上述のH
CVで惹起されるものかどうかなどについては十分研究
はなされていない、すなわち非A非B型肝炎に対応した
詳細且つ有用な診断法及び治療用羊膜の開発に必要な抗
原の同定に関する研究は、いまだ十分には完成されてし
1ない。
たとえば、非A非B型肝炎の於断については該ウィルス
抗体測定キットが既に市販されているものもあるが、輸
血後非A非B型肝炎患者血清の約7割としか反応しない
こと[Kuo、 G、 、 et alScience
 244.362(199p)コ、慢性期の非A非B型
肝炎患者血清との反応率は高いが急性期の非A非B型肝
炎患者血清および散発性非A非B型肝炎患者血清との反
応率は低いこと[Miya@ura、 T、 、 et
al、 Proc、Natl、Acad、Sci、U、
S、A、 87.983(1990)。
西岡久寿弥ら、内科64.1027 (1989)コ、
また抗体陽転までに平均4ケ月を要すること[At1e
r、 H,J、 。
et il、 N、Engl、J、Med、30,14
94(1989)]および該ウつルス抗体の存在が必ず
しもウィルス血症と一致しないこと[岡本宏明、肝1i
 315upp1.40(1990)。
古澤浩司、肝1ia 315upp1.42(1990
)]等が知られており、非A11−B型肝炎ウィルス抗
体の診断法には未だ多くの解決すべき課題が残されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、従来の該ウィルス抗原よりも有用な抗原
、即ちl)輸血後非A非B型肝炎患者血清への反応率の
高い抗原、2)散発性非A非B型肝炎患者血清への反応
率の高い抗原、3〉急性期非A11−B型肝炎の患者血
清にも反応できる抗原(より感染早期に出現するウィル
ス抗体を検出できる抗原)、4)ウィルス血膨と相関性
の強し)ウィルス抗体を検出できる抗原を発見すべく鋭
意研究した結果、日本人ヒト血漿より新たな非A非B型
肝炎ウィルス抗原の遺伝子を取得した。そしてその遺伝
子の塩基配列を決定したところ、従来報告されている塩
基配列(特表千2−500880号公報第47図に示さ
れる塩基配列の5493番目から5627番目)とホモ
ロジーがあるが、異なる塩基配列であり、新規な非A非
B型肝炎ウィルス抗原であった。しかも、この抗原は慢
性期のみならず急性期に出現するウィルス抗体をも検出
できる抗原であることと知り本発明を完成した。
(課題を解決するための手段) 本発明の実施においては、特に指示されない限り、当該
分野で公知である分子生物学、微生物学組換えDNA、
および免疫学の従来の手法が採用される。このような手
法は、以下の実験書を参照されたい。
実験書1:  Sambrook、J、、Fr1tsc
h、E、F、、およびManiatis、T、  Mo
1ecular  Cloning  2nd  Ed
、;  ColdSpring  Harbor  (
1989)実験書2:  DNA cloning 1
巻(Glover、 D、M、 1i)IRL  Pr
ess、  (1985)実験書3:  DNA Cl
oning 3巻(Glover、 D、M、編)IR
L  Press、  (1987)実験書4:  H
andbook of experimental i
a+*uno−1ogy、 4th ed、 l〜IV
巻(Weir、 D、M編)、Black−well 
 (1986) 実験書5:  Current Protocols 
in MolecularBiology  (^us
ubel、F、M、  et  al、、1i)Joh
n  Wiley&  5ons  (1988) 実験書6:  Method in Enzymolo
gy 185巻(Goedd−e I、 D、 V、編
)^cademic Press (1990)(1)
ウィルスRN^の調製 a)患者血液からのRNAの調製 HBs抗原陰性、  HBv−DNA陰性、高ALT(
GPT)活性値(>351tl/1)を示すヒト血漿ま
たは非A非B型肝炎患者血清をプールし、ウィルスRN
A1Fl製のための出発材料とする。ウィルス粒子はポ
リエチレングリコール沈澱法により沈澱物として濃縮・
回収し、沈澱物からのRNAの抽出はグアニジン・チオ
シアネート法等の方法[Chomczynski、 P
、 and 5acchi、N、: Analytic
al Bioche+1istry 162.159 
(1987)]により行なわれる。この際、RNase
によるRNAの分解を防ぐためRNaseインヒビター
として、例えばヘパリン、ポリビニル硫酸、ジエチルピ
ロカーボネート、バナジウム複合体等を添加することも
出来る。
また、ヒト血清の代わりに非^非B型肝炎ウィルスを感
染させたチンパンジー血清を用いることもできるが、一
般にウィルスを異種動物で継代した場合にウィルス遺伝
子に変異が生じる場合もあるので、該抗原をクローニン
グする場合にはヒト血清を出発材料にするのが好ましい
b)患者肝組織からのRNAの調製 過去に非^非B型肝炎に感染したことがあると考えられ
る肝臓がん患者より切除された肝組織より常法[実験書
1.7章]によりRNAを調製することができる。
(2)cDNAライブラリーの構築 得られたRNAを鋳型とし、ランダムヘキサマーをブラ
イマーとしてGubler−)1off++an法[G
ene、 25、263 (1983)]により二本鎖
cDN^を合成する。該cDNAはλgtllファージ
ベクターに挿入される。
λgtllを用いたイムノスクリーニング法は特定の抗
体に対応する抗原の遺伝子を単離するために開発された
方法であり公知である[ Young、 R,^、λn
dDavis、R,W、、 Proc、Natl、^c
ad、sci、USA 80.1194(1983)、
実験書2.p49−78 ]、  またλgtll以外
にA ZAP、λZAPII、 pUc19. pUE
Xlなどのベクターに挿入する事も出来る0組換え体λ
gtttは、宿主の大腸gA(例えばY1090株など
)に感染させるが、一定の条件下でバクテリオファージ
の増殖機構に従って増殖し、これに伴って、先に組み込
まれたcDNAも増幅される。増殖したバクテリオファ
ージは一定の条件下で、宿主大腸菌を溶菌し、肉眼的に
認識できるプラークを形成する。
(3)患者血清による cDNAライブラリーのイムノ
スクリーニング λgtll ファージベクターに挿入された cDNA
は、β−ガラクトシダーゼ(β−gal)との融合ポリ
ペプチドとして発現されるため、特定の抗原に対して生
じた特異的な抗血清で多数の組換え体λgtllをスク
リーニングすれば、特定の抗原ポリペプチドをコードす
るcDNAを免疫化学的方法によって同定することがで
きる6本発明においては、上記(2)で作製した CD
IN^ライブラリーを1種々の非^非B型肝炎手1者血
清またはそのプール血清でスクリーニングする事が望ま
しい、具体的には、プラークを形成している培養シャー
レ等から発現された融合抗原蛋白をニトロセルロース膜
にトランスファーし、上述の患者血清を 1次抗体とし
て反応させ、これにペルオキシダーゼ標識ヤギ抗(ヒト
 IgG) IgG等を 2次抗体として反応させ、発
色反応陽性となるプラークを単離する。
(4) cDN^DNA決定 こうして得られた本発明の抗原遺伝子の塩基配列は、組
換え体λgtllDNA上、およびサブクローニング後
のプラスミドベクターDNA上でサンガー法[Sang
er、F、、et al、、Proc、Natl、^c
ad、 Sc i、 USA、 、 74゜5463 
(1977)、実験書1.13章]を応用した市販のシ
ークエンスキットを用いて決定することが出来る。
(5)抗原遺伝子の塩基配列を利用した患者血清中の該
ウィルスゲノムの検出法 本発明の非A非B型肝炎ウィルスポリヌクレオチドの塩
基配列の開示部分を基本として、連続した8塩基以上の
部分を包含するポリヌクレオチドを、ホスホアミダイト
法[Hunkapiller、 M、 etat、 N
ature 310,105−111(1984)1等
の合成法、或は市販のDNA合成機(例えば、アプライ
ドバイオシステムズ(ABI)、 38OA型、DNA
合tcPIなど)を用いて合成する事が出来る。このポ
リヌクレオチドは、本発明のウィルスゲノムとハイブリ
ダイズし、該ウィルスの同定、検出に用いるプローブ〈
またはプライマー)として有用である。該ポリヌクレオ
チドを診断に利用する際には、常法により、放耐性プロ
ーブ、ビオチン蛍光プローブ、及び化学発光プローブ等
の標識プローブとして用いることができるが、上述のハ
イブリダイゼーシミン法、標識法5 およびシグナルの
増幅、検出方法はいず゛  れも公知であり、高橋豊三
、DNA70−ブ■、シーエムシー (1990)を参
照し実施することができる。
これまで非A非B型肝炎ウィルスは患者血清中に極微量
にしか存在しない事(B型肝炎ウィルスの場合の1/1
0’li度)が知られている。この様な場合には1本発
明の塩基配列の一部を利用した逆転写−PCR法[Ka
wasaki、 E、 S、 、 et al、 、 
Proc、 Natl。
Acad、 Sc1. USA85.5698 (19
88)、岡本宏明、肝臓31、5upp1.40 (1
990) ]などにより目的ウイlレスゲノムを増幅後
、検出する事も出港る。
(6)非^非B型肝炎ウィルス抗原ポリペプチド及び融
合抗原ポリペプチドの調製 a)遺伝子組換え技術を用いた組換え抗原ポリペプチド
及び組換え融合抗原ポリペプチドの発現:該抗原ポリペ
プチドは公知の発現ベクターを用いて発現できる0例え
ば、大腸菌での発現は実験書1の17章、実験13 、
 p59−88、実験書6.pH−128などを、酵母
での発現は実験書3 、 p141−161゜実験書6
 、P231−484、また、は乳動物m胞を宿主とし
た場合の発現方法は実験書1の16章、実験書3 、p
163−212、実験書6 、p485−598などを
費考に実施することが出来る6発現した組換え抗原ポリ
ペプチドは、溶解した細胞あるいは培地から当該分野で
は公知の蛋白精製の手法(@外濾過、遠心分離、透析、
イオン交換クロマトグラフィー、ゲルr過、電気泳動、
アフィニティークロマトグラフィー、HPLC等;たと
えば Methods in Er+zymo−1og
7182巻 (Deutscher、 M、 P、 @
 ) Acade+wjc Press(1990)等
を参照)を利用することにより精製することができる。
また、融合基原ポリペプチドの簡便な発現方法としては
1例えば本発明の組換え体λgtllクローンY15が
溶原化した大腸菌Y1089株をrPTG (1sop
ropyHhio−β−galactoside)で発
現誘導する方法である[実験書2 、p7ロー77]0
発現した融合抗原ポリペプチドは、ゲルろ過および/ま
たはβ−galに対するマウスモノクローナル抗体(ベ
ーリンガーマンハイム、1083104)を用いた免疫
沈降法またはアフィニティークロマトグラフィーにより
精製できる。′iた、β−gaJ以外を用いた融合抗原
ポリペプチドの発現は、実験書6、P129−165を
参考にして行なうことが出来る。
b〉ペプチド合成による該抗原ポリペプチドの調製: 該抗原ポリペプチドは2本発明で決定したアミノ酸配列
をもとに化学合成によっても供給されうる。この場合、
全配列を合成が比較的容易な長さぐ の断片(10〜稠残基)に、しかも隣り合う断片同士が
5〜10残基程度重複するよう分割して合成するのが好
ましい、抗ウイルス抗体の検出のためには、これらの分
割合成したペプチド断片のすべてを混合して使用するが
、エピトープマツピングにより抗原性領域が特定されれ
ば、抗原性領域を含む断片のみを単独または数種混合し
て使用することができ る。
該抗原ポリペプチドのアミノ酸配列を含む各種ポリペプ
チドは液相法あるいは固相法 により手動で、また呻自動合成装置(例えばABI社の
430A型ペプチド合成機)により化学合成することが
できる。  t−Boc法又はFmoc法に従い固相法
により合成したポリペプチドは樹脂よりトリフルオロメ
タンスルホン酸、フッ化水素、またはトリフルオロ酢酸
などを用いて切り出される。これらの合成ペプチドは、
さらに精製度を高めるために。
分取用逆相高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)
によって精製することも可能である。
(7)イムノアッセイによる患者血清中のウィルス抗体
の検出法 本発明によって得られた非へ非B型肝炎ウィルス抗原ポ
リペプチド、またはその一部のエピトープからなる抗原
ポリペプチドは、イムノアッセイを用いて、例えば、血
液、血漿、血清、髄液などの体液試料およびヒト免疫グ
ロブリン製剤などを含む生物学的試料に於ける非A非B
型肝炎ウィルス抗体の存在を検出するために使用するこ
とができる。このイムノアッセイにおいては上記抗原ポ
リペプチドと試料中の非A非B型肝炎ウィルス抗体との
間で免疫学的結合体(抗原抗体結合物)を形成し得る条
件下で該抗原ポリペプチドを試料と接触させるのが望ま
しい、抗原抗体結合物がたとえわずかでも形成されるの
であれば、試料中に非A非B型肝炎ウィルス抗体が存在
することが分かり、適当な手段によって検出・測定でき
る。
このような方法として、免疫沈澱法、凝集法、ラジオイ
ムノアッセイ(RIA)、 EIA、 ELISA、ウ
ェスタンプロットアッセイあるいはパインディングイム
ノアッセイなどがある。さらに該抗原ポリペプチドを用
いるアッセイプロトコールは競合的または非競合的結合
方法によってもできる。
該抗原ポリペプチドはアッセイ方法に応じて標識物でラ
ベルしてもよい、ポリペプチドに結合するラベルは公知
の物を用いる事ができ、例えば、蛍光分子、発光色素分
子、放射性分子、酵素、コファクター、ビオチン・アビ
ジン、金コロイド、磁性粒子などがある。又、本発明の
抗原ポリペプチドを化学修飾すれば、公知手段によって
、キャリアタンパクやキャリアポリペプチドあるいは公
知の支持体に結合することができる。この様な支持体と
しては、例えばポリスチレンやポリビニル製のマイクロ
タイタープレートやビーズ、ガラス管やガラスピーズ、
また紙、セルロース、セルロース誘導体やシリカのよう
なりロマトグラフイー用支持体も用いることができる。
これらアッセイ法のうち、特に患者血清や血液あるいは
血液製剤などを大規模スクリーニングするに’ij、 
 E L I SA、環系法またはウェスタンプロット
アッセイなどが好適である。
最も簡便な方法としては、例えば本発明により得られた
抗原を例えば β−galとの融合蛋白として発現させ
、ニトロセルロース膜にプロットしたものを固相に固定
した抗原とし、ELISA法により非A非B型肝炎ウィ
ルス抗体を検出する方法(イムノプラークアッセイ、ウ
ェスタンプロットアッセイなと)である(実施例4)。
(発明の効果) 本発明の抗原ポリペプチドは、従来の抗原を利用した検
査法では検出不可能な非A非B型肝炎ウィルス抗体の検
出に有用である。また、本発明の非A非B型肝炎ウィル
スポリヌクレオチド配列を利用すれば、従来の検出法を
用いた検出感度では測定不可能なウィルス粒子(ゲノム
)の検出が可能である。また、該抗原ポリペプチドを用
いて、該ウィルス抗原の検出及び非^非B型肝炎の治療
に利用し得るポリクローナル抗体及びモノクローナル抗
体を作成することが出来る。また、該抗原ポリペプチド
はウィルスの感染予防及び感染後の治療のためのワクチ
ンの製造に利用できる。
実施例 以下に実施例をあげて、本発明を更に具体的に説明する
が、これらは本発明の範囲を制限するものではない。
実施例1:  cDNDNAのための血漿RN^の抽出
^LT活性値が異常高値 (>701U/l>でHBs
抗原およびHBV−DNAが陰性を示す凍結血漿200
0 mlを室温で融解したのち、5000rpm(日立
、 l’1PR9−20−ター)、20分、4°Cで遠
心しフィブリンを除去した。上清に80 gのポリエチ
レングリコール4000を加え溶解した。  30分間
氷冷したのち同じ条件で遠心し、沈澱物を回収した。沈
澱物からのRNAの抽出は、グアニジン・チオシアネー
トを用いたAGPC法[Chomczyr+Ski、 
P、 および5acchi、 N、 :^nalyti
cal Biochemistry、 lJd、 15
6(1987) ]に準じた。すなわち沈澱物を2倍量
(沈澱物1gを 11と換X)の溶液6D (6)4グ
アニジン・チオシアネート、  25mMクエン酸ナト
リウム  pH7,0、0,5%サルコシール、 0.
1M 2−メルカプトエタノール)に溶解後、0.1容
量の2M酢酸ナトリウム (pi(4’、O)を加え、
次に等容量のフェノール、0.2容量のクロロホルム:
 イソアミルアルコール混M (49:l)で抽出を行
った。  15分間水冷後、遠心し上層を分取し、等量
の2−プロパツールを加え、RNAを沈澱させた。遠心
後、沈i!i物を 05宵9 の溶?!! 4T) (
4@グアニジン・チオシアネート、  25+mMクエ
ン酸ナトリウム pH7,0; 0.5%サルコシール
、0.1M2−メルカプトエタノール)でで溶解後、2
倍容量のエタノールを添加し、再度RNAを沈澱させた
。遠心後注澱物を75%エタノールで洗浄し、乾燥させ
た。沈澱物は、 50μ9の滅菌蒸留水に溶解し、RN
A溶液と、   した。
実施例2:  cDNAライブラリーの作成lOμlの
RNA溶液を出発材料にcDN^合成を行った。  R
NAから 2重鎖cDNAの作成は、市販のcDNA合
成システム・プラス(アマジャム、 RPN−1256
Z)を用いて行った。  RNAから1重鎖cDNAの
変換率は約2%、1重鎖cDNAから2重鎖cDNAへ
の変換率は、約100篤であった。
合成した2重鎖cDNAは、エタノール沈澱を行ったの
ち100.u II  のTE溶液 (10mM Tr
is−Cff 。
pH8,01腸14 EDTA)に溶解した0次に市販
のcDN^合成キット(ファルマシアIJB、 27−
9260−01>を用いて以下の反応を行った。  c
DNA溶液をキットに付属している5ephacryl
 S−300スパンカラムを通すことにより、!×T4
リガーゼ溶液にバッファー交換を行った0次に、説明書
に準じEcoRIアダプターの付加反応と T4−キナ
ーゼ反応を行った。
cDNAに結合しなかったアダプターは、5ephac
rylS−300スパンカラムを用いて除去しな、溶出
液中のcDNAは、5μgのキャリアー tRN^とと
もにエタノール沈澱を行った。沈澱物は75%エタノー
ルで洗浄したのち風乾した。
次に市販のcDNAクローニングシステムλgtl l
・アダプター法(アマジャム+、 RPN 1280)
を用いて以下の反応を行った。沈澱物に5μ9 の滅菌
蒸留水、4μ9(2μg)のλgtll EcoR1ア
ーム、1μ9 のL/Xバッファーを加えてン容解した
のち、lμQ  (2,50)のT4リガーゼを加え、
15℃で一晩放置した0次に、GIGAPACK n 
 GoldλDNAパッケージングキット(Str4t
agene、 200216)を用いて上記反応物(組
み換え λgtll DNAが含まれる)の in v
itroパッケージング反応を行い、cDNAライブラ
リー (Lot、B)を作成した。
実施例3: 非A非B型肝炎ウィルス抗原遺伝子のイム
ノスクリーニングによるクローニングcDNAライブラ
リー (Lot、 B)中のプラークと1次抗体および
2次抗体との反応は、市販のスーパースクリーン・イム
ノスクリーニングシステム(アマジャム、 RPN 1
281Z)の方法に準じて行った。スクリーニングに使
用した1次抗体は、非A非B型肝炎患者のプール血清(
5名の急性肝炎回復期と5名の慢性肝炎)を、大腸菌ラ
イゼート(バイオ・ラット、 17−32(15)で吸
収 (21gライゼート/19  血清)したものを溶
液A (10mM Tris−CQ、 pH7,515
0mM NACl 、 2% (W/V) BSA)で
20倍希釈して使用した。2次抗体には、パーオキシダ
ーゼ標識したヤギ抗(ヒト IgG) IgG (カッ
ペル、 3201−0081)を500倍希釈して使用
した0発色反応は市販のラムダ・リフト検出キットGA
R−HRP (バイオ・ラット、  17−3556)
を用い、て行った。
約500.000個のプラークより10ケの陽性プラー
ク(ニトロセルロースフィルター上で青紫色に発色)を
単離した。その中の1クローンをY15と命名し、以下
の解析を続けた。
実施例4: クローンY15の抗原特異性試験a)イム
ノプラークアッセイ Y15クローンと陰性クローンを 2=8の割合で混合
したものをブレーティングし、上述のイムノスクリーニ
ングの方法を用いて、非A非B型慢性肝炎患者(輸血歴
有)血清(5名)、非A非B型急性肝炎患者(輸血!!
!無)血清(6名)、非A非B型慢性肝炎患者(輸血歴
然)血清(5名)、正常人゛コントロール血清(5名>
、B型慢性肝炎患者血清(5名)、A型急性肝炎患者血
漬(1名)との反応性を調べた。その結果、クローンY
15は、非A非B型肝炎患者血清とのみ詩興的に反応す
ることが示された(表1)。
非A非B型急性肝炎患者有  5  315非A非B!
!2急性肝炎輸血無  6  2/6非A非B型慢性肝
炎輸血無  5  415A型   急性肝炎    
 1  0/IB型   慢性肝炎     5  0
15コン ロー1        .15 すなわち、クローンY15は非A非B型肝炎患者由来の
血清により免疫学的に認識される抗原(エピトープ)を
コードしていることがV&認された。また、この抗原は
急性期の非A非B型肝炎患者血清とも反応することが判
明した。
b)ウェスタンプロットアッセイ λgll (親株)溶源菌及び組換え体λgtllY1
5溶原菌の調製、上記溶源菌の培養及びβ−gilおよ
びβ−gal融合抗原ポリペプチドの発現誘導は実験書
3、p76の方法に準じて行った6発現誘導後、培養液
を超音波破砕し蛋白濃度をBio−Rad法(バイオ・
ラット、 500−0001 )で測定した。各破砕液
より5μg相当の蛋白量を5DS−F’AGHにかけ、
泳動後セミドライエレクトロプロッター (Integ
ated 5eparati。
n Systems)をもちいてウニ各タンプロットを
おこなった。1次抗体には、表1記載の各種血清を使用
し、実施例3)記載のイムノスクリーニングの方法を用
いてβ−gal、β−gal@合抗原に対する各種血清
の反応性をしらべた。その結果、β−gal融合抗原ポ
リペプチド(約100kd>と非A非B型肝炎患者血清
との組合せにおいてのみ呈色反応が認められ(陽性率は
表1の結果と同じ)該抗原ポリペプチドの抗原特異性が
確認された。
実施例5: クローンY15由来のcDNAの塩基配列
および該配列内にコードされる抗原ポリペプチド配列の
決定 クローンY15を実験書1の2.118記載のプレート
ライゼート法により増殖させたのちファージDNAを調
製した。5μgのファージDNAを EcoRr消化し
た後、フェノール抽出およびエタノール沈澱により精製
した。
3μgのEcoRI消化物をアルカリホスファターゼ処
理した後、  T4キナーゼと γ)2 P−ATPを
用いて5′末端ラベルを行った。フェノール抽出とエタ
ノール沈澱により DNA断片、を精製した後、5.O
xポリアクリルアミドゲル電気泳動を行いオートラジオ
グラフィーにより EcoRI消化により切り出された
cDNAの長さを調べた。その結果cDN^のサイズは
約130塩基対であることが判った。
次に前述のEcoRI消化物と EcoRI消化後脱消
化後止リン酸化Z19 (7y ル? シフ LKB、
 27−4986−01)とでT4リガーゼ反応を行っ
た1反応液をJM109 (宝酒造、 9052)にト
ランスフェクションし、約130塩基のインサートPも
っプラスミドを単離した (pTZ19−Y15と命名
)。
pTZ19−Y15に組み込まれた cDNAの塩基配
列は、DyeDeoxy Terminator Ta
q Sequencing Xit (^Bl。
401070)を用いてシーフェンス反応を行い、  
DNAシークエンサー(八Bl、 373^型)で泳動
して決定した。
決定には)413プライ7−M4(宝酒造、3832)
、1413ブライマーRV (宝酒造、 3830)を
用いて両方鎖を読み、決定した。
また、決定した配列のいずれの鎖が組換えλgtll上
でβ−gal蛋白と融合蛋白を形成するのに関与してい
たかを確認するため λgtll EcoR1部位プラ
イマー正向、逆向(New England Biol
abs、 1218.1222)を用いてファージDN
Aを直接鋳型に用いて塩基配列決定を行った。これらの
結果に基づき、非A非B型肝炎患者血清に特異的に反応
する抗原をコードする塩基配列を第1図に示すように、
また抗原のアミノ酸配列を第2区に示す様に決定した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の非A非B型肝炎ウィルス抗原ポリペ
プチドをコードする塩基配列を示す。 第2図は5本発明の非A非B型肝炎ウィルス抗原ポリペ
プチドのアミノ酸配列を示す。 特許出願人 山之内製薬株式会社 有  馬    暉  勝

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記アミノ酸配列で示される非A非B型肝炎ウィ
    ルス抗原ポリペプチド 【遺伝子配列があります。】
  2. (2)化学合成された請求項(1)記載の抗原ポリペプ
    チドまたはそのアミノ酸配列を含むポリペプチド断片群
  3. (3)請求項(1)のアミノ酸配列を有する融合抗原ポ
    リペプチド
  4. (4)抗原ポリペプチドがβ−ガラクトシダーゼ(β−
    gal)と融合されたものである請求項(3)記載の融
    合抗原ポリペプチド
  5. (5)請求項(4)記載の抗原ポリペプチドを発現する
    組換え体λgtllクローンY15
  6. (6)請求項(1)、(3)または(4)のいずれかの
    項に記載の抗原ポリペプチドをコードするポリヌクレオ
    チド
  7. (7)下記塩基配列で示される非A非B型肝炎ウィルス
    ポリヌクレオチド 【遺伝子配列があります。】
  8. (8)非A非B型肝炎ウィルスに由来するポリヌクレオ
    チドを検出するためのポリヌクレオチドであって、請求
    項(7)記載の連続した8塩基、またはそれ以上の長さ
    からなるポリヌクレオチドプローブ
  9. (9)請求項(1)、(3)または(4)のいずれかの
    項に記載の抗原ポリペプチドを生産するように組換え体
    発現ベクターで形質転換された宿主細胞を該ポリペプチ
    ドを発現する条件下で培養することを特徴とする抗原ポ
    リペプチドの生産方法
  10. (10)請求項 (1)、(2)、(3)または(4)
    記載の抗原ポリペプチドと生物学的試料中に存在する非
    A非B型肝炎ウィルス抗体との反応で形成される免疫学
    的結合物を測定して生物学的試料中の非A非B型肝炎ウ
    ィルス抗体の存在を確認する非A非B型肝炎ウィルス抗
    体の検出方法
JP27297990A 1990-10-09 1990-10-09 非a非b型肝炎ウイルス抗原ポリペプチド、該抗原ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、及びそれらを用いた非a非b型肝炎の診断方法 3 Pending JPH04169192A (ja)

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