JPH0418132A - 異収縮マルチフィラメント混繊糸及びその製造方法 - Google Patents
異収縮マルチフィラメント混繊糸及びその製造方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
関する。更に詳しくは、横断面複合形状が不同の複合繊
維を用いた異収縮混繊糸に関するものである。
ているが、通常紡糸された糸条(生糸)は天然繊維の風
合には程遠くヌメリ感を有し嵩高性に欠けるため、仮撚
加工を初めとする種々の捲縮付与加工糸や、熱に対する
収縮率の違いに起因して生ずる糸長差によって嵩高性を
付与する所謂異収縮混繊糸等として用いることが古くよ
り行なわれている。
熱収縮糸との熱収縮率差を大きくする程顕著な嵩高性を
得ることができ、例えば特公昭61−13009号公報
ではポリエチレンテレフタレート単独成分からなる低収
縮糸と、共重合ポリエチレンテレフタレート成分からな
る高収縮糸とを混繊せしめることが記載されている。
法としては、前記の如き種々の嵩高加工の他に、ポリエ
ステル繊維をアルカリ処理してシルキーな風合を得る方
法等があり、異収縮混練糸に該方法を用いたものとして
特公昭55−22586号公報に記載されたもの等があ
る。しかし、通常の合成繊維を用いたものでは、天然繊
維に極めて近似した風合や、特異な外観を得ることはで
きない、これは、天然繊維の単糸は夫々微妙に異なった
形状・構造をなしているためである。
ポリマーをランダムな形状に接合した複合繊維を用いて
イレギュラー性を得ることが、又、特開昭63−243
373号公報には、該複合繊維からなる異収縮混繊糸を
用いて絹紡調の風合を得ることが開示されている。
充分ではなく、例えば特開昭63−243373号公報
に記載された布帛では、シルキー調でソフトな風合は得
られるもののふくらみ感に欠けるという問題点があった
。これは、顕在捲縮率は大きくとも、潜在捲縮率が充分
ではないことに起因する。
熱収縮率差及び潜在捲縮性を有した嵩高性に優れる異収
縮混繊糸の提供を目的とする。
糸形状・構造をもった合成繊維糸条の提供にある。
2種の繊維形成性合成ポリマーが接合された複合フィラ
メントより構成されるマルチフィラメント糸において、
該マルチフィラメント横断面における2種のポリマーの
複合状態が全フィラメント間で実質的に不同であり、し
かも該マルチフィラメントは低熱収縮率ポリマーと高熱
収縮率ポリマーの接合比率が9:1〜2:1の範囲にあ
る低熱収縮率フィラメント群と、該接合比率が1:9〜
1:2の範囲にある高熱収縮率フィラメント群とからな
ることを特徴とする異収縮マルチフィラメント混繊糸及
び、相互親和性を有し且つ熱収縮率を異にした2種の繊
維形成性合成ポリマーを夫々別個に溶融して2種のポリ
マー流となし、次いで各ポリマー流に対応して複数のギ
ヤポンプを用い、複数の静止系混練素子へ2種のポリマ
ー流を供給して複合状態となした後、6個以上の紡糸孔
を有する複数の紡糸口金より紡糸し、紡出されたマルチ
フィラメントを混繊すると共に、各ポリマー流に対応す
る複数のギヤポンプ間の供給量を異ならしめることを特
徴とする異収縮マルチフィラメント混繊糸の製造方法で
ある。
維形成性合成ポリマーは溶融温度が近領し、加工工程等
で剥離を生じ難いような相互親和性を有するもので、熱
収縮率を互いに異にする組合せが必要であり、更に染色
性、溶剤に対する熔解速度に差を有するものを用いるこ
とが好ましい。
レフタレートとポリエチレンテレフタレートにイソフタ
ル酸を2〜10mo 1%程度共重合せしめた変性ポリ
エステル又はポリエチレンテレフタレートにポリエチレ
ングリコールを6重量%程度とスルホイソフタル酸を4
mo 1%程度共重合せしめた変性ポリエステル、更に
は前記両度性ポリエステル同士の組合せ等があるが、第
1の組合せが最も好ましい。
性合成ポリマーがランダムに複合されたものである。こ
こでランダムに複合されたとは、次に述べる特徴を有し
た横断面形状からなることを云う。
複合状態が全フィラメント間で実質的に不同であると云
う点である。即ち、該複合フィラメントから構成された
マルチフィラメント糸の任意の横断面形状を模式的に表
わした第1図に示す如く、実質的に同一の断面形状を有
した単糸フィラメントの組合せはない、これは、本マル
チフィラメント糸のどの部分の横断面を観察しても同様
である。但し、各単糸フィラメント横断面形状の糸軸方
向への変化は本発明では関係なく、特に変化せしめる必
要はない。
載された複合フィラメントにおいても有するものである
が、本発明において最も重要な特徴は次に述べるもので
ある。
、低熱収縮率ポリマーは高熱収縮率ポリマーとの接合比
率が太き(異なる2種のフィラメント群に大別される点
であり、その接合比率は低熱収縮率フィラメントが9=
1〜2:1、高熱収縮率フィラメントがl:9〜1:2
、好ましくは4:1〜2:1と1:4と1:2の範囲に
ある。
Pt )が低熱収縮率ポリマー、(PM )が高熱収縮
率ポリマーを示し、第1図(L)が低熱収縮率フィラメ
ントの形状を、第1図(H)が高熱収縮率フィラメント
の形状を表わしたものである。
ラメント間で異なる。しかしながら両成分ポリマーの接
合比率は該範囲内の2種のものに統一されるのである。
高熱収縮率フィラメントの比率は4:1〜2二1程度で
あれば好ましく、又使用に当たっては、他の第3成分を
高々201量%程度混用してもよい。
著な嵩高性を発現するものとなるが、その効果を更に増
大させるため、各単糸フィラメント断面形状は異形とす
ることが好ましい。異形断面の例としては、3〜10の
多葉形、H字型、Y字型、L字型、偏平状を挙げること
ができる。
の横断面を有するフィラメントにおいて、偏平フィラメ
ントの横断面の短辺と長辺の比が5以上であり、H字の
中心部の偏平フィラメントの横断面の長辺と、他の2枚
の偏平フィラメントの横断面の長辺との比が0.6〜2
であって、単糸繊度1〜10デニールの熱可塑性異型断
面フィラメント、H字状フィラメント横断面の1例を第
2図(A)に示す。
て連続せしめてなり、7字状の横断面を有するフィラメ
ントにおいて、偏平フィラメントの横断面の短辺と長辺
の比が4以上であり且つ、単糸繊度が1〜10デニール
である熱可塑性異型断面フィラメント、Y字状フィラメ
ント横断面の1例を第2図(B)に示す。
、屈曲角90°〜150”であるL字状の横断面を存す
るフィラメントにおいて、偏平フィラメントの横断面の
短辺と長辺の比が3以上であり、第6図に示す模式図に
おいて、H/Lが0.08〜0.3であり、H/H’が
1,75以下であって、単糸繊度1〜10デニールの熱
可塑性異型断面フィラメント、L字状フィラメント横断
面の1例を第2図(C)に示す。
軸方向における長さと短軸方向における中央部の長さの
比が5〜1oであって、単糸繊度1〜10デニールの熱
可塑性異型断面フィラメント。
。
ヒートセント等の熱処理により極めて大きな糸長差・嵩
高性を発現し、低熱収縮率フィラメントと高熱収縮率フ
ィラメントの湧水収縮重器よ夫々6〜8%、30〜50
%で両者の差巳よ24%を超えるものとなる。又、該熱
処理Gこより糸条番ま通常の異収縮混繊糸と異なり、低
・高熱収縮率フィラメントの両者共微細な捲縮を有した
ものとなる。
を夫々別個に溶融して2種のポリマー流となす、第3図
はかかるポリマー流の経路を示した模式図である。同図
に示す如く、2種のポ1ツマー流は夫々、複数(図では
各2個)のギヤポンプ(1a、 1 d)、 (1b
、 1 c)を用し)で口金(2)に供給される。
供給量を夫々異ならしめることである。
lc)間の供給量は夫々少なくとも異ならしめることが
必要である。又、同図における総てのギヤポンプ(1a
、 1 b、 1 c、 1 d)間で供給量を
変化せしめてもよく、この場合接合比率だけでなく、繊
度も異なった糸条が紡糸される。
のが用い得るが、特に公知のインバータ方式によりギヤ
ポンプ(1) の制御を行うことが好ましい、インバー
タ方式による制御は容易に且つ自由な幅で供給量を変化
せしめることができるため本方法の目的に通している。
号公報に開示されたもので、静止系混練素子と6個以上
の紡糸孔を有するものであり、静止系混練素子のエレメ
ントは1〜4個が好ましい、又、紡糸孔は異型とするこ
とが好ましく、前述の如く3〜10の多葉形、H字、7
字、L字1偏平、U字型等が特に好ましい。
に開示された如く、2種のポリマー流を供給して複合状
態にて紡糸する。この際、第3図においてギヤポンプ(
1a、 I C)の供給量を大。
各ポリマー流に対応するギヤポンプ(1)の供給量を異
ならしめた場合、ギヤポンプ(Ia、lb)より供給さ
れたポリマー流を複合して口金(2a。
給されたポリマー流を複合して口金(2C12d)より
糸条りを紡糸する。同図の場合口金は2個以上(2a又
は2b)と(2C又は2d)が必要な如く、本方法では
複数個の口金(2)が必要である。
を、ポリマー流Bに低熱収縮率ポリマーを用いれば、糸
条Hは高熱収縮率、糸条しは低熱収縮率を有したものと
なる。
めることにより異収縮混繊糸となる。かかる混繊方法は
特に限定されず、空気等による流体交絡法や、複合板燃
性、引揃え合糸等種々のものが用い得るが、流体交絡法
が最も好ましく、交絡数は5〜30コ/M程度でよい。
けることが好ましい。即ち、前記の如き口金(2)より
紡糸された糸条は、延伸・熱セツト工程を経て製品とな
るが、高熱収縮率糸条Hは比較的低温で延伸・熱セット
を行ない、低熱収縮率糸条りは比較的高温で延伸・熱セ
ットを行なった後混繊を行うとよい。又、本発明の糸条
は延伸糸となして、混繊せしめることが嵩高性発現のた
めに好ましく、ポリエステル系ポリマーを用いた場合、
複屈折率(丸断面換算)は150〜200×1O−3程
度とするとよい。
捲取と延撚機による混繊の2工程からなるものでもよい
が、紡糸直接延伸法を用いて、第4図に示す如く隣り合
う2種間で前記の如く接合比率と熱履歴を異ならしめ、
合糸混繊を行なえば一工程で本方法を実施することが出
来効率的である。
i織後、減量加工することにより更にソフトな風合が得
られるが、複合繊維の2次分ポリマーに溶剤に対する溶
解性に差を有するもの(例えばポリエチレンテレフタレ
ートとポリエチレンテレフタレートにイソフタル酸を共
重合せしめたもの、共重合ポリエステルの方がアルカリ
に対して溶解が高い)を用いた場合、これを減量加工し
て、−成分を10〜25%程度溶解除去することが好ま
しい。但し、溶解除去量が過大となって、複合繊維が各
成分に分割されたり、−成分のみが残留したりすること
は好ましくない。
い、常温で発現している捲縮量として下記式により求め
た。
縮率)10 :検査機にて10回カセどりをして、カセ
をフックに掛け、軽荷重(2mg/d)と重荷重(0,
2g/d)を付けた時から1分後の試料長 11 :重荷重のみはずした1分後の試料長12 :軽
荷をつけたまま導水(99℃以上)に20分間浸し軽荷
重を外し一昼夜放置し、カセをフックに掛け、軽荷重(
2mg/d)と重荷重(0,2g/d)を付けた時から
1分後の試料長 l、二重荷重のみはずした1分後の試料長実施例1 固有粘度〔η〕が0.64のポリエチレンテレフタレー
ト(セミダル)と、ポリエチレンテレフタレートにイソ
フタル酸を2.5 m o i%共重合せしめた変性ポ
リエステル〔η= 0.62 )とを第3図に示す紡糸
装置を用いて紡糸した。即ち、各ポリマー流毎に2個の
インバータ・ギヤポンプを設け、該2個のインバータを
夫々85.3H2,42,6Hzで運転してギヤポンプ
送出量をQ、5 c c 。
マーの2種の流れを組合せて、2&Ilの複合流を形成
し、各々エレメント数3の静止系混練素子に供給し、Y
型の紡糸孔を6個有する紡糸口金より296℃で押出し
て紡速148Qm/minで捜取り、30 d/24
fの糸条Hと糸条りの2種の複合フィラメントを得た0
次に、該2糸条を次条件で延撚後、混繊して60d/4
8fの混繊糸を得た。
数 11000Orp延伸倍率 1段目:1.01
,2段目: 2.48TOTAL:2.50 交絡数 20コ/m 得られた糸条は、糸条Hのポリマ接合比がポリエチレン
テレフタレート:変性ポリエステルナ1:4.糸条りが
4=1であり、しかも全フィラメントの接合形状は実質
的に不同であった。糸条Hの横断面模式図を第1図(H
)、糸条りの横断面模式図を第1図(L)に示す。又、
混繊糸の物性値を第1表に示す。
履歴に差のある2種の延伸糸からなる混繊糸(比較例1
)、ポリエチレンテレフタレート及び、ポリエチレンテ
レフタレートにイソフタル酸を2.5 m o 1%共
重合した変性ポリエステル延伸糸からなる混繊糸(比較
例2)、更に、特開昭59−100717号に記載の方
法によりポリエチレンテレフタレートと変性ポリエステ
ルとをランダムに複合した複合糸であって熱履歴に差を
設けた2種の延伸糸からなる混繊糸(比較例3)の3種
第1表に示す如く、本発明に関る混繊糸は2種の糸条の
熱収差が大きく、更に潜在14HIM率にも優れている
。
動条件を変化させて2種の複合フィラメントを紡糸し、
第4図に示す装置で直接延伸すると共に混繊して370
0m/minで捲取り、60 d/48 fの混繊糸を
得た。延伸条件は次の通り。
の効果) 本発明に関る異収縮混繊糸は、従来のものに比べAfi
・に大なる熱収縮率差を有する成分からなり、潜在捲縮
性にも優れ嵩高性の発現も顕著である。
硬く、不自然な風合となるのに比べ、ソフトで自然な風
合も有し、婦人服ブラウス、ドレス用素材として極めて
有用なものである。
接合比率を自由に設定して製造可能であり、その有用性
は明らかである。
、第2図は同しく本発明に用い得るフィラメントの外形
を示した横断面模式図、第3図は本発明方法で用いる紡
糸装置の説明図、第4図は同じく本発明方法で用い得る
紡糸延伸装置の説明図である。 P、・・・低熱収縮率ポリマー、 PM・・・高熱収縮率ポリマー、 1・・・ギヤポンプ、 2・・・口金。 第1図 第2 (A) (B) (C) (D)
Claims (2)
- (1)相互親和性を有し、且つ熱収縮率を異にする2種
の繊維形成性合成ポリマーが接合された複合フィラメン
トより構成されるマルチフィラメント糸において、該マ
ルチフィラメント横断面における2種のポリマーの複合
状態が全フィラメント間で実質的に不同であり、しかも
該マルチフィラメントは低熱収縮率ポリマーと高熱収縮
率ポリマーの接合比率が9:1〜2:1の範囲にある低
熱収縮率フィラメント群と、該接合比率が1:9〜1:
2の範囲にある高熱収縮率フィラメント群とからなるこ
とを特徴とする異収縮マルチフィラメント混繊糸。 - (2)相互親和性を有し且つ熱収縮率を異にした2種の
繊維形成性合成ポリマーを夫々別個に溶融して2種のポ
リマー流となし、次いで各ポリマー流に対応して複数の
ギヤポンプを用い、複数の静止系混練素子へ2種のポリ
マー流を供給して複合状態となした後、6個以上の紡糸
孔を有する複数の紡糸口金より紡糸し、紡出されたマル
チフィラメントを混繊すると共に、各ポリマー流に対応
する複数のギヤポンプ間の供給量を異ならしめることを
特徴とする異収縮マルチフィラメント混繊糸の製造方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2118144A JP2774857B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | 異収縮マルチフィラメント混繊糸及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2118144A JP2774857B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | 異収縮マルチフィラメント混繊糸及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0418132A true JPH0418132A (ja) | 1992-01-22 |
| JP2774857B2 JP2774857B2 (ja) | 1998-07-09 |
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| JP2118144A Expired - Fee Related JP2774857B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | 異収縮マルチフィラメント混繊糸及びその製造方法 |
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Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59100717A (ja) * | 1982-12-01 | 1984-06-11 | Kanebo Ltd | 複合マルチフイラメント糸及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-05-07 JP JP2118144A patent/JP2774857B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59100717A (ja) * | 1982-12-01 | 1984-06-11 | Kanebo Ltd | 複合マルチフイラメント糸及びその製造方法 |
Also Published As
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