JPH0418645B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0418645B2 JPH0418645B2 JP10729383A JP10729383A JPH0418645B2 JP H0418645 B2 JPH0418645 B2 JP H0418645B2 JP 10729383 A JP10729383 A JP 10729383A JP 10729383 A JP10729383 A JP 10729383A JP H0418645 B2 JPH0418645 B2 JP H0418645B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- density
- birefringence
- oil
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 claims description 17
- -1 polypropylene Polymers 0.000 claims description 6
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 claims description 6
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 3
- 150000004996 alkyl benzenes Chemical class 0.000 claims description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 5
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 5
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 238000002425 crystallisation Methods 0.000 description 2
- 230000008025 crystallization Effects 0.000 description 2
- 241001391944 Commicarpus scandens Species 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 1
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000001066 destructive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010292 electrical insulation Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Description
本発明は油浸絶縁ケーブルに関する。
従来、二軸延伸ポリプロピレンフイルムの両面
に紙を積層せしめたもの、無延伸ポリプロピレン
フイルムの両面に紙を積層せしめたものは公知で
ある。しかしながら、それらを用いた油浸絶縁ケ
ーブルは、絶縁油による膨潤が大きいため、絶縁
層のまきじまりが生じやすいという欠点があつ
た。これらの欠点を除くために鋭意研究を行つた
結果密度(ポリプロピレンフイルム単位積層当り
の重さであつて、密度勾配管怯ASTM D−1505
によつて測定したもの)0.905〜0.915g/cm3、複
屈折0.020〜0.035の範囲にあるポリプロピレンフ
イルム以下PPフイルムというの片面又は両面に
電気絶縁紙を積層せしめたテープを用いることに
より、すぐれた油浸絶縁ケーブルを産み出すこと
に成功した。ここで用いるPPフイルムの密度は
0.905〜0.915g/cm3、好ましくは0.907〜0.912
g/cm3の範囲にあることが必要である。密度がこ
の範囲より低いと、油による膨潤が大きくなつて
しまい、PPフイルム厚が厚くなることから、ケ
ーブル絶縁体層が固くなり、この状態で曲げを受
けると積層テープ間がすべらなくなり積層テープ
にしわ、切れ等発生し油層(油浸絶縁ケーブルで
は油層が電気破壊強度上の弱点であり、これを極
力薄くする必要がある)が厚くなつて交流破壊値
が低下する。又逆に、この範囲より高いとフイル
ムが脆くなつて、機械強度が低下し、積層テープ
が切れやすくなり、このため結果的に油層が厚く
なつて交流破壊値が低下する。又このPPフイル
ムの複屈折は0.020〜0.035、好ましくは0.025〜
0.032の範囲にあることが必要である。複屈折が
この範囲より小さいと油による膨潤が大きくなつ
てしまうし、逆にこの範囲より大きいとフイルム
が割れ易くなり、それぞれ前述と同様の作用によ
り交流破壊値が低下する。 なお、ここでPPフイルムの密度と複屈折につ
いて若干の補足をする。 PP(ポリプロピレン)の密度は完全無定形(非
結晶)の密度=0.850と完全結晶の密度=0.936の
中間の値を示す。PPフイルムにおいては、完全
非晶や完全結晶のフイルムは存在せず結晶と非晶
が混在した状態であり、密度は結晶化度によつて
決る。結晶化度を決定する要因としては、分子
量、歳製膜時の冷却温度、延伸温度、延伸倍率、
熱処理温度などがある。本願発明実施例記載の圧
延による高倍率延伸では配向結晶化が進みフイル
ムの密度は高くなる。一般に未延伸フイルムの密
度は約0.89、通常の2軸延伸フイルムは0.90〜
0.91程度である。 次にフイルムの複屈折は分子分極率の異方性に
基づいて生じるものであり、溶融状態のように完
全に分子がランダムな状態にあるときには複屈折
はゼロでり、延伸などにより分子配向が進むと、
複屈折が生じ、配向度が大きくなるほど複屈折も
大となる。すなわち複屈折は分子配向の目安とな
る。通常の2軸延伸フイルムは複屈折0.013〜
0.019程度であり、本願発明の0.020〜0.035より小
さい。なお、複屈折の測定は偏光顕微鏡を用い
て、コンペンセーター法により測定したものであ
る。 本願発明のPPフイルムは圧延による高倍率一
軸延伸フイルムであるので、延伸時に配向と結晶
化が同時に進行し、高密度(高結晶化度)で、高
複屈折(高配向度)となる。 したがつてPPフイルムは非晶相の少ない緻密
な構造となり油による膨潤は小さい(油は非晶相
に侵入する)。また高度に一軸配向しているため、
フイルムの長さ方向の強度は非常に強いが、横方
向は分子間の拘束力が弱いため縦裂けし易い。前
述の「複屈折が0.035より大きいとフイルムが割
れ易くなる」との説明は上記理由による。 このPPフイルムと積層せしめる電気絶縁紙は
セルロースを主成分とする天然紙又は合成紙であ
る。特に好ましい紙は密度が0.6〜0.9、気密度が
3000ガーレ秒以上のものである。又PPフイルム
と紙との積層方法として特に好ましいのは、熱硬
化性接着剤による積層である。 実施例 以下実施例につき説明する。まず常法により、
未延伸PPフイルムを作る。この未延伸フイルム
を1組の圧延ロールの間に挿入し圧延する。圧延
の倍率は7〜10倍程度が好ましい。又圧延時の圧
力は100〜1000Kg/cmが好ましい。このようにし
て作つた90μのフイルムと電気絶縁紙(密度0.77)
をサンドイツチ状に積層せしめた。又比較のため
に、常法で押出した90μの押出(未延伸)フイル
ムと同じ絶縁紙を積層せしめた積層紙を作つた。 2つの積層紙を22mm巾のテープ状に切つたのち
150mm2の銅より線に1/3ラツプで10枚まきつけた。
この上に0.2mm厚の銅テープ(巾2.2mm)を1/3ラ
ツプで3枚まきつけた。 こうして出来上つたケーブル(2.5m)を100℃
のアルキルベンゼン(粘度10センチストークス30
℃)に48hr浸漬した。 浸漬した後、半径50cmの円柱にまきつけまげ試
験を16回行つた。 まげ試験の後、交流破壊試験を行つた。結果は
表−1に示す通りである。
に紙を積層せしめたもの、無延伸ポリプロピレン
フイルムの両面に紙を積層せしめたものは公知で
ある。しかしながら、それらを用いた油浸絶縁ケ
ーブルは、絶縁油による膨潤が大きいため、絶縁
層のまきじまりが生じやすいという欠点があつ
た。これらの欠点を除くために鋭意研究を行つた
結果密度(ポリプロピレンフイルム単位積層当り
の重さであつて、密度勾配管怯ASTM D−1505
によつて測定したもの)0.905〜0.915g/cm3、複
屈折0.020〜0.035の範囲にあるポリプロピレンフ
イルム以下PPフイルムというの片面又は両面に
電気絶縁紙を積層せしめたテープを用いることに
より、すぐれた油浸絶縁ケーブルを産み出すこと
に成功した。ここで用いるPPフイルムの密度は
0.905〜0.915g/cm3、好ましくは0.907〜0.912
g/cm3の範囲にあることが必要である。密度がこ
の範囲より低いと、油による膨潤が大きくなつて
しまい、PPフイルム厚が厚くなることから、ケ
ーブル絶縁体層が固くなり、この状態で曲げを受
けると積層テープ間がすべらなくなり積層テープ
にしわ、切れ等発生し油層(油浸絶縁ケーブルで
は油層が電気破壊強度上の弱点であり、これを極
力薄くする必要がある)が厚くなつて交流破壊値
が低下する。又逆に、この範囲より高いとフイル
ムが脆くなつて、機械強度が低下し、積層テープ
が切れやすくなり、このため結果的に油層が厚く
なつて交流破壊値が低下する。又このPPフイル
ムの複屈折は0.020〜0.035、好ましくは0.025〜
0.032の範囲にあることが必要である。複屈折が
この範囲より小さいと油による膨潤が大きくなつ
てしまうし、逆にこの範囲より大きいとフイルム
が割れ易くなり、それぞれ前述と同様の作用によ
り交流破壊値が低下する。 なお、ここでPPフイルムの密度と複屈折につ
いて若干の補足をする。 PP(ポリプロピレン)の密度は完全無定形(非
結晶)の密度=0.850と完全結晶の密度=0.936の
中間の値を示す。PPフイルムにおいては、完全
非晶や完全結晶のフイルムは存在せず結晶と非晶
が混在した状態であり、密度は結晶化度によつて
決る。結晶化度を決定する要因としては、分子
量、歳製膜時の冷却温度、延伸温度、延伸倍率、
熱処理温度などがある。本願発明実施例記載の圧
延による高倍率延伸では配向結晶化が進みフイル
ムの密度は高くなる。一般に未延伸フイルムの密
度は約0.89、通常の2軸延伸フイルムは0.90〜
0.91程度である。 次にフイルムの複屈折は分子分極率の異方性に
基づいて生じるものであり、溶融状態のように完
全に分子がランダムな状態にあるときには複屈折
はゼロでり、延伸などにより分子配向が進むと、
複屈折が生じ、配向度が大きくなるほど複屈折も
大となる。すなわち複屈折は分子配向の目安とな
る。通常の2軸延伸フイルムは複屈折0.013〜
0.019程度であり、本願発明の0.020〜0.035より小
さい。なお、複屈折の測定は偏光顕微鏡を用い
て、コンペンセーター法により測定したものであ
る。 本願発明のPPフイルムは圧延による高倍率一
軸延伸フイルムであるので、延伸時に配向と結晶
化が同時に進行し、高密度(高結晶化度)で、高
複屈折(高配向度)となる。 したがつてPPフイルムは非晶相の少ない緻密
な構造となり油による膨潤は小さい(油は非晶相
に侵入する)。また高度に一軸配向しているため、
フイルムの長さ方向の強度は非常に強いが、横方
向は分子間の拘束力が弱いため縦裂けし易い。前
述の「複屈折が0.035より大きいとフイルムが割
れ易くなる」との説明は上記理由による。 このPPフイルムと積層せしめる電気絶縁紙は
セルロースを主成分とする天然紙又は合成紙であ
る。特に好ましい紙は密度が0.6〜0.9、気密度が
3000ガーレ秒以上のものである。又PPフイルム
と紙との積層方法として特に好ましいのは、熱硬
化性接着剤による積層である。 実施例 以下実施例につき説明する。まず常法により、
未延伸PPフイルムを作る。この未延伸フイルム
を1組の圧延ロールの間に挿入し圧延する。圧延
の倍率は7〜10倍程度が好ましい。又圧延時の圧
力は100〜1000Kg/cmが好ましい。このようにし
て作つた90μのフイルムと電気絶縁紙(密度0.77)
をサンドイツチ状に積層せしめた。又比較のため
に、常法で押出した90μの押出(未延伸)フイル
ムと同じ絶縁紙を積層せしめた積層紙を作つた。 2つの積層紙を22mm巾のテープ状に切つたのち
150mm2の銅より線に1/3ラツプで10枚まきつけた。
この上に0.2mm厚の銅テープ(巾2.2mm)を1/3ラ
ツプで3枚まきつけた。 こうして出来上つたケーブル(2.5m)を100℃
のアルキルベンゼン(粘度10センチストークス30
℃)に48hr浸漬した。 浸漬した後、半径50cmの円柱にまきつけまげ試
験を16回行つた。 まげ試験の後、交流破壊試験を行つた。結果は
表−1に示す通りである。
【表】
上記に示すように、比較品に比べ、本発明品の
交流破壊値は大きい。このようにして発明を完成
させた。
交流破壊値は大きい。このようにして発明を完成
させた。
Claims (1)
- 1 密度0.905〜0.915g/cm3、複屈折0.020〜
0.035の範囲にあるポリプロピレンフイルムの片
面又は両面に電気絶縁紙を積層せしめてなるテー
プと絶縁油としてアルキルベンゼンを用いた油浸
絶縁ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10729383A JPS607A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 油浸絶縁ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10729383A JPS607A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 油浸絶縁ケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS607A JPS607A (ja) | 1985-01-05 |
| JPH0418645B2 true JPH0418645B2 (ja) | 1992-03-27 |
Family
ID=14455426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10729383A Granted JPS607A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 油浸絶縁ケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS607A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3217276A1 (en) | 2016-03-08 | 2017-09-13 | Ricoh Company, Ltd. | Information processing system, job processing method, data storage apparatus, information device, and carrier means |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105203856B (zh) * | 2015-09-28 | 2018-07-03 | 国网重庆市电力公司电力科学研究院 | 一种油纸绝缘系统电场强度计算方法和装置 |
-
1983
- 1983-06-14 JP JP10729383A patent/JPS607A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3217276A1 (en) | 2016-03-08 | 2017-09-13 | Ricoh Company, Ltd. | Information processing system, job processing method, data storage apparatus, information device, and carrier means |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS607A (ja) | 1985-01-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11440292B2 (en) | Polypropylene film, metal layer laminated film, and film capacitor | |
| EP3124205B1 (en) | Biaxially oriented polypropylene film | |
| KR102513765B1 (ko) | 폴리프로필렌 필름 및 이것을 사용한 금속막 적층 필름, 필름 콘덴서 | |
| JPWO2015072291A1 (ja) | 二軸配向ポリプロピレンフィルムおよびその製造方法 | |
| Gao et al. | The influence of morphology on the electrical breakdown strength of polypropylene film | |
| JP6682937B2 (ja) | コンデンサ用二軸配向ポリプロピレンフィルム、金属膜積層フィルム、およびフィルムコンデンサ | |
| WO2021166994A1 (ja) | ポリプロピレンフィルム、それを用いた金属膜積層フィルムおよびフィルムコンデンサ | |
| US4675470A (en) | Electric power cable | |
| JPH0418645B2 (ja) | ||
| JP7318187B2 (ja) | ポリプロピレンフィルム、金属膜積層フィルムおよびフィルムコンデンサ | |
| WO2013069206A1 (ja) | 絶縁層被覆電線 | |
| JPH0745230B2 (ja) | ポリプロピレンエンボスフイルム | |
| JPS6214564B2 (ja) | ||
| CA1220533A (en) | Electric power cable | |
| JPS6129087B2 (ja) | ||
| JPS631735B2 (ja) | ||
| JPS6046497B2 (ja) | 複合電気絶縁紙 | |
| JPS58161211A (ja) | 電力線被覆絶縁材の製造方法 | |
| JPS6224886B2 (ja) | ||
| JPH0239050B2 (ja) | Aburairidenryokukeeburunoseizohoho | |
| JPH0244085B2 (ja) | ||
| JPS60143521A (ja) | 油浸ケ−ブル用絶縁材料 | |
| JPS6261202A (ja) | 電気絶縁用ポリスチレンフイルム | |
| JPH022410B2 (ja) | ||
| JPS6351323B2 (ja) |