JPH0419214B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0419214B2 JPH0419214B2 JP60028429A JP2842985A JPH0419214B2 JP H0419214 B2 JPH0419214 B2 JP H0419214B2 JP 60028429 A JP60028429 A JP 60028429A JP 2842985 A JP2842985 A JP 2842985A JP H0419214 B2 JPH0419214 B2 JP H0419214B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydroxy
- carbon atoms
- halo
- cyclopentenones
- alkyl group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノン類およびその製造法に関する。 更に詳しくは、本発明は優れた制癌作用、抗ウ
イルス作用、抗菌作用等の薬理作用を有するプロ
スタグランジンA様の構造を持つ2−ハロ−4−
ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類およびその
製造法に関する。 <従来技術> プロスタグランジンは、血小板凝集抑制作用、
血圧降下作用等の特異な生物活性を有する化合物
であり、近年医療の領域において末梢循環器系疾
患治療薬として用いられている有用な天然物であ
る。プロスタグランジンのなかで、そのシクロペ
ンタン環に二重結合を有するものとしてプロスタ
グランジンA類が知られており、例えばプロスタ
グランジンA2は血圧降下作用を有する薬物とし
て期待されている〔イー・ジエー・コーリー(E.
J.Corey)ら、ジャーナル・オブ・ザ・アメリカ
ン・ケミカル・ソサイエテイー(J.Amer.Chem.
Soc.),95,6831(1973)参照〕。 他方、プロスタグランジンA類がDNA合成を
強く抑制することからプロスタグランジンA類の
抗腫瘍剤としての可能性が報告されている〔バイ
オケミカル・アンド・バイオフイジカル・リサー
チ・コミユニケーシヨンズ(Biochem.Biophys.
Res.Commun.〕,87,795,1979;ダブリユー・
エー・ターナー(W.A.Turner),プロスタグラ
ンジンズ・アンド・リレイテツド・リピツズ
(Prostaglandins Relat.Lipids),2,365〜8
(1982)参照〕。 また、下記式 で表わされるプロスタグランジン類縁化合物が沖
縄産サンゴ〔オキナワソフトコーラル;クラブラ
リア・ビリデイス(Okinawan soft coral:
clavularia viridis)〕から単離され、生理作用と
して抗炎症作用、制ガン作用を有することが知ら
れている〔エツチ・キクチ(H.Kikuchi)ら、テ
トラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Lett.),
23,5171(1982);エム・コバヤシ(M.
Kobayashi)ら,テトラヘドロン・レターズ
(Tetrahedron Lett.),23,5331(1982);福島雅
典、癌と化学療法、10,1930(1983)参照〕。また
このプロスタグランジン類縁化合物の合成も成さ
れている〔イ・ジエ・コーリー(E.J.Corey)ら、
ジヤーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・
ソサイエテイー(J.Am.Chem.Soc.),106,3384
(1984)参照〕。 さらに近年オアフ島で採集された舟底に着生す
るTelesto riiseiから下記式 で表わされるプロスタグランジン類縁物質である
プナグランジン類が単離され(月刊薬事24,41
(1982)参照)生理作用として制ガン作用を有す
ることが知られている(福島雅典ら、第43回日本
癌学会要旨集905(1984)参照)。 <発明の目的> 本発明者らは、かかる点に着目し、新たなプロ
スタグランジン類縁化合物を得ることを目的とし
て鋭意研究した結果、4−ヒドロキシ−4−アル
キル−2−シクロペンテノン類にアルデヒド類を
アルドール縮合せしめることによつて、プロスタ
グランジンA様の構造を有する新規なプナグラン
ジン類似化合物が工業的に有利に得られ、その生
物活性を検討した所、極めて強いガン細胞増殖抑
制活性を示し、このものが新しいタイプの医薬品
として有用であることを見出し本発明に到達した
ものである。 しかして、本発明の目的は、優れた制癌作用、
抗ウイルス作用等を有する2−ハロ−4−ヒドロ
キシ−2−シクロペンテノン類およびその工業的
に有利な製造法を提供することにある。 <発明の構成> 本発明は、下記式〔〕 [式中、R1は置換基として−COOR4(ここでR4
は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基又は1当
量のカチオンを表わす。)を有している炭素数4
〜6のアルキル基を表わす。R2非置換の炭素数
7〜10のアルキル基を表わし、R3はトリメチル
シリル基、アセチル基もしくは水素原子を表わ
す。AおよびBは、Aが水素原子であるときBが
水酸基であるか、又はAおよびBが互いに結合し
1本の結合手を表わす。Xはハロゲン原子を表わ
す。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノン類およびその製造法に関する。 上記式[]において、R1は置換の炭素数4
〜6のアルキル基を表わす。 炭素数4〜6のアルキル基としては、例えば、
n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペン
チル、n−ヘキシル等の直鎖状または分枝状のも
のを挙げることができる。 炭素数4〜6のアルキル基の置換基は−
COOR4(ここでR4は水素原子、炭素数1〜10のア
ルキル基または1当量のカチオンを表わす。)で
ある。 R4の炭素数1〜10のアルキル基としては、上
記したものと同様のアルキル基及びそれらに加え
てメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、
n−デシル等を挙げることができる。1当量のカ
チオンとしては、例えばNH4 +、テトラメチルア
ンモニウム、モノメチルアンモニウム、トリメチ
ルアンモニウムなどのアンモニウムカチオン;
Na+、K+、1/2Ca2+、1/2Al3+、などの金属カチ
オン等を挙げることができる。 これらのうち、R4としては水素原子またはメ
チル基を好ましいものとして挙げることができ
る。 上記式[]において、R2は非置換の炭素数
7〜10のアルキル基を表わす。炭素数7〜10のア
ルキル基としては、例えば2−メチルヘキシル、
n−ヘプチル、n−オクチル、3,7−ジメチル
オクチル等を挙げることができる。 上記式[]において、R3としては水素原子、
トリメチルシリル基、アセチル基等を挙げること
ができる。 AおよびBは、Aが水素原子であるときBが水
酸基であるか、またはAおよびBが互いに結合し
1本の結合手を表わす。すなわち、上記式〔〕
で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノン類は、A、Bの定義により、下記
式〔a〕 [式中、R1,R2,R3,Xは上記定義に同じであ
る。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シ
クロペンテノン類と下記式〔b〕 [式中、R1、R2、R3、Xは前記定義に同じであ
る。表示は結合手が二重結合に対し、Eまたは
Z配置またはそれらの任意の割合いの混合物であ
ることを表わす。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−アルキリデン−2−シクロペンテノ
ン類を表わす。 上記式〔a〕で表わされる2−ハロ−4−ヒ
ドロキシ−4−アルキル−5−(1−ヒドロキシ
アルキル)−2−シクロペンテノン類においては、
五員環上の4位、すなわちR2、OR3が置換した
炭素原子、五員環上の5位、すなわちヒドロキシ
アルキル基が置換した炭素原子および水酸基と
R1が置換した炭素原子の不斉に由来する8種の
立体異性体が存在するが、本発明においてはそれ
らの立体異性体のいずれかひとつであるか、それ
らの任意の割合の混合物である。 上記式〔b〕で表わされる2−ハロ−4−ヒ
ドロキシ−4−アルキル−5−アルキリデン−2
−シクロペンテノン類においては五員環上の4
位、すなわちR2、OR3が置換した炭素原子の不
斉およびR1が結合した炭素原子へ結合手の向き
に由来する4種の立体異性体が存在するが、本発
明においてはそれらの立体異性体のいずれかひと
つであるか、それらの任意の割合の混合物であ
る。 上記式〔〕、〔a〕、〔b〕においてXはハ
ロゲン原子を表わし、かかるハロゲン原子として
は、フツ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子が挙げられ、塩素原子または臭素原子が好まし
く、特に塩素原子が好ましい。 本発明の2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノン類は、特に下記式〔〕 [式中、R2、R3、R4、X、A、Bは前記定義に
同じである。] で表わされる化合物が好ましい。上記式〔〕に
おいて、R4は水素原子、炭素数1〜10のアルキ
ル基または1当量のカチオンを表わす。これらの
具体例は前記したものと同様である。またR2、
R3、A、B、Xも前記したものと同様である。 上記式〔a〕あるいは〔〕で表わされる2
−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−5−
(1−ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノ
ン類の具体例としては例えば以下のものが挙げら
れる。 (1) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−オクチル
−5−(1−ヒドロキシ−6−カルボキシヘキ
シル)−2−シクロペンテノン (2) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ−
4−オクチル−5−(1−ヒドロキシ−6−カ
ルボキシヘキシル)−2−シクロペンテノン (3) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−オクチル
−5−(1−ヒドロキシ−6−カルボキシヘキ
シル)−2−シクロペンテノン (4) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−(3,7)
−ジメチルオクチル)−5−(1−ヒドロキシ−
6−カルボキシヘキシル)−2−シクロペンテ
ノン (5) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ−
4−(3,7−ジメチルオクチル)−5−(1−
ヒドロキシ−6−カルボキシヘキシル)−2−
シクロペンテノン (6) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−(3,7
−ジメチルオクチル)−5−(1−ヒドロキシ−
6−カルボキシヘキシル)−2−ジクロペンテ
ノン (7) (1)〜(6)のメチルエステル 上記式〔b〕あるいは〔〕で表わされる
2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−5
−アルキリデン−2−シクロペンテノン類の具
体例としては例えば以下のものが挙げられる。 (8) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−オクチル
−5−〔(E)−6−カルボキシヘキシリデン〕−2
−シクロペンテノン (9) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−オクチル
−5−〔(Z)−6−カルボキシヘキシリデン〕−
2−シクロペンテノン (10) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ−
4−オクチル−5−〔(E)−6−カルボキシヘキ
シリデン〕−2−シクロペンテノン (11) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ
−4−オクチル−5−〔(Z)−6−カルボキシ
ヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン (12) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−オクチ
ル−5−〔(E)−6−カルボキシヘキシリデン〕−
2−シクロペンテノン (13) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−オクチ
ル−5−〔(Z)−6−カルボキシヘキシリデン〕
−2−シクロペンテノン (14) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−(3,
7−ジメチルオクチル)−5−〔(E)−6−カルボ
キシヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン (15) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−(3,
7−ジメチルオクチル)−5−〔(Z)−6−カル
ボキシヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン (16) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ
−4−(3,7−ジメチルオクチル)−5−〔(E)
−6−カルボキシヘキシリデン〕−2−シクロ
ペンテノン (17) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ
−4−(3,7−ジメチルオクチル)−5−
〔(Z)−6−カルボキシヘキシリデン〕−2−シ
クロペンテノン (18) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−(3,
7−ジメチルオクチル)−5−〔(E)−6−カルボ
キシヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン (19) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−(3,
7−ジメチルオクチル)−5−〔(Z)−6−カル
ボキシヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン (20) (8)〜(19)のメチルエステル 本発明の2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノン類で上記式〔a〕で表わされる2
−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−5−
(1−ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノ
ン類は、下記式〔〕 [式中、R2は非置換の炭素数7〜10のアルキル
基を表わす。R30は水酸基の保護基を表わす。X
はハロゲン原子を表わす。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−2−シクロペンテノン類に下記式〔〕 OHC−R10 ……〔〕 [式中、R10は置換基として−COOR40(ここで
R40は炭素数1〜10のアルキル基を表わす。)を
有している炭素数4〜6のアルキル基を表わす。] で表わされるアルデヒド類をアルドール縮合反応
せしめ、必要に応じて脱保護、加水分解、塩生成
反応に付すことによつて得られる。 上記式[]において、R2は非置換の炭素数
7〜10のアルキル基を表わし、Xはハロゲン原子
を表わす。かかるR2、Xの具体例は、前記した
ものと同様のものが挙げられる。 R30は水酸基の保護基を表わし、かかるR30の
具体例としてはトリメチルシリル基、アセチル基
が挙げられる。 上記式[]においてR10は置換の炭素数4〜
6のアルキル基を表わす。 炭素数4〜6のアルキル基としては、例えば、
n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペン
チル、n−ヘキシル等の直鎖状または分枝状のも
のを挙げることができる。 かかる炭素数4〜6のアルキル基の置換基は−
COOR40(ここでR40は炭素数1〜10のアルキル基
を表わす)である。 R40の炭素数1〜10のアルキル基としては、上
記R4で記載したものと同様のアルキル基を挙げ
ることができる。 これらのうち、R40としてはメチル基を好まし
いものとして挙げることができる。 出発原料〔〕は、それ自体公知の化合物であ
る3−ハロゲン化−4−ヒドロキシ−2−シクロ
ペンテノン〔ダブリュー・リカーズ(W−
Rickards)ら、ジヤーナル・オブ・ザ・ケミカ
ル・ソサイエテイー・ケミカル・コミユニケーシ
ヨンズ(J.C.S.,Chem,Commun,)、121
(1979)〕から下記反応スキームAに示されるよう
な経路で製造することができる。 〔R2、R30は上記定義に同じである。〕 上記式〔〕の化合物と上記式〔〕のアルデ
ヒド類とはアルドール縮合反応に付される。反応
は塩基性化合物の存在下、溶媒中で行なわれる。
塩基性化合物、反応溶媒としてはたとえば文献:
エ・テイ・ニールセン(A.T.Nielsen),ダブリ
ユー・ジエー・ハウリアン(W.J.Houlinan),オ
ルガニツク・リアクシヨン(Org.React.),16,
1(1968);エツチ・オー・ハウス(H.O.
House),“モダン・シンセテイツク・リアクシヨ
ンズ(Modern Synthetic Reactions),セカン
ド・エデイシヨン(2nd Ed.),ベンジヤミン
(Benjamin)(1972),P629;新実験化学講座14,
736,851等記載のものが選ばれる。アルドー
ル縮合反応は好ましくは、リチウムジイソプロピ
ルアミド、リチウムジエチルアミド、リチウムビ
ストリメチルシリルアミド等の金属アミド類;あ
るいはトリエチルアミン、ジイソプロピルエチル
アミン、トリブチルアミン等の三級アミン類の存
在下ジブチルホウ素トリフルオロメタンスルホン
酸等のジアルキルホウ素トリフルオロメタンスル
ホン酸類が用いられる。 アルドール縮合反応を金属アミド類を用いて行
なうとき、その使用量は、上記式〔〕の2−ハ
ロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−2−シクロ
ペンテノン類に対し0.5〜30当量、好ましくは0.9
〜10当量が用いられる。反応溶媒としては、エー
テル、テトラヒドロフランの如きエーテル類;石
油エーテル、ヘキサン、ペンタン等の炭化水素類
が用いられる。反応温度は、好ましくは−100℃
〜50℃、特に好ましくは−80℃〜0℃の範囲であ
る。 アルドール縮合反応を三級アミン類およびジア
ルキルホウ素トリフルオロメタンスルホン酸類を
用いて行なうとき、その使用量は、上記式〔〕
の2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−2
−シクロペンテノン類に対し、それぞれは0.5〜
50当量、好ましくは1〜10当量が用いられる。 アルデヒド類〔〕は、上記式〔〕の2−ハ
ロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−2−シクロ
ペンテノン類に対し0.5〜10当量、好ましくは0.8
〜2当量が用いられる。 反応時間は使用する原料化合物、試薬、反応溶
媒等によつて異なるが、通常5分〜1日の範囲で
行なわれ、好ましくは10分〜12時間の範囲であ
る。 反応終了後、生成物は通常の手段、例えば抽
出、水洗、乾燥、クロマトグラフイー等で精製分
取することができる。生成物は必要に応じて脱保
護、加水分解、塩生成反応に付される。 水酸基の保護基の脱保護は次のようにして行う
ことが出来る。 保護基が水酸基の酸素原子と共にアセタール結
合を形成する基の場合には、例えば酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸のピリジニウム塩又は陽イオン
交換樹脂等を触媒とし、例えば水、テトラヒドロ
フラン、エチルエーテル、ジオキサン、アセト
ン、アセトニトリル等を反応溶媒とすることによ
り好適に実施される。反応は通常−78℃〜+30℃
の温度範囲で10分〜3日間程度行なわれる。ま
た、保護基がトリ(C1〜C7)炭化水素−シリル
基の場合には、例えば酢酸、テトラブチルアンモ
ニウムフルオライド、セシウムフルオライド等の
存在下に、上記した如き反応溶媒中で同様の温度
で同様の時間実施される。また保護基がアシル基
の場合には、例えば苛性ソーダ、苛性カリ、水酸
化カルシウムの水溶液もしくは水−アルコール混
合溶液、あるいはナトリウムメトキシド、カリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシドを含むメタ
ノール、エタノール溶液中で、加水分解せしめる
ことにより実施することができる。 目的化合物中にエステル基がある場合、これを
加水分解に付することができ、例えばリパーゼ等
の酵素を用い、水又は水を含む溶媒中で−10℃〜
+60℃の温度範囲で10分〜24時間程度行なわれ
る。 目的化合物の分子内にカルボキシル基を有する
場合、次いで必要により更に塩生成反応に付され
相当するカルボン酸塩を得ることができる。塩生
成反応はそれ自体公知であり、カルボン酸とほぼ
等量の水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウムなどの塩基性化合物、あるいはアンモ
ニア、トリメチルアミン、モノエタノールアミ
ン、モルホリンなどと通常の方法で中和反応せし
めることにより行なわれる。 かくして下記式〔a〕 [式中、R1、R2、R3、Xは上記定義に同じであ
る。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シ
クロペンテノン類が得られる。 本発明の2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノン類で上記式〔b〕で表わされる2
−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−5−ア
ルキリデン−2−シクロペンテノン類は、下記式
〔a′〕 [式中、R10、R2、R30およびXは前記定義に同
じ。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シ
クロペンテノン類を脱水反応せしめ、必要に応じ
て脱保護、加水分解、塩生成反応に付すことによ
つて得られる。 上記式〔Ia′〕において、R10は置換基として−
COOR40(ここでR40は炭素数1〜10のアルキル基
を表わす。) を有している炭素数4〜6のアルキル基を表わ
し、R2は非置換の炭素数7〜10のアルキル基を
表わし、R30は水酸基を表わし、Xはハロゲン原
子を表わす。かかるR10、R2、R30およびXの具
体例は前記したものと同様のものが挙げられる。 上記式〔a′〕で表わされる2−ハロ−4−ヒ
ドロキシ−4−アルキル−5−(1−ヒドロキシ
アルキル)−2−シクロペンテノン類の脱水反応
は、上記式〔a′〕の2−ハロ−4−ヒドロキシ
−4−アルキル−5−(1−ヒドロキシアルキル)
−2−シクロペンテノン類と有機スルホン酸の反
応性誘導体とを塩基性化合物の存在下に反応せし
めて、対応する有機スルホニルオキシ誘導体と
し、次いで塩基性化合物で処理することによつて
実施される。 上記式〔a′〕の化合物と有機スルホン酸の反
応性誘導体とを反応せしめる際に用いられる塩基
性化合物としては、アミン類が好ましく、かかる
アミン類としては、例えば、ピリジン、4−ジメ
チルアミノピリジン、トリエチルアミン、ジイソ
プロピルシクロヘキシルアミン、1,5−ジアザ
ビシクロ〔4.3.0〕ノン−5−エン(以下DBNと
略す),1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデ
ク−7−エン(以下、DBUと略す)、キヌクリジ
ン、トリエチレンジアミン、イソプロピルジメチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどが挙
げられ、なかでも特にピリジン、4−ジメチルア
ミノピリジン、DBU、DBNが好ましい。 有機スルホン酸の反応性誘導体としては、例え
ばメタンスルホニルクロリド、エタンスルホニル
クロリド、n−ブタンスルホニルクロリド、t−
ブタンスルホニルクロリド、トリフルオロメタン
スルホニルクロリド、ベンゼンスルホニルクロリ
ド、p−トルエンスルホニルクロリドなどの有機
スルホン酸ハロゲン化物;無水メタンスルホン
酸、無水エタンスルホン酸、無水トリフルオロメ
タンスルホン酸、無水ベンゼンスルホン酸、無水
p−トルエンスルホン酸などの無水有機スルホン
酸などが挙げられる。 使用する溶媒としては前記の塩基性化合物自身
を用いてもよいが、例えばジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン等のハロ
ゲン化炭化水素類;エーテル、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、ペンタ
ン、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素類を
用いても良い。好ましくはピリジンジクロロメタ
ンが用いられる。 反応は一般式〔a′〕で表わされる2−ハロ−
4−ヒドロキシ−4−アルキル−5−(1−ヒド
ロキシアルキル)−2−シクロペンテノン類の5
位のアルキル基上の水酸基と有機スルホン酸の反
応性誘導体との反応であり、化学量論的には両者
の化合物は等モルで反応する。実際に反応を行な
うには、通常、一般式〔a′〕の2−ハロ−4−
ヒドロキシ−4−アルキル−5−(1−ヒドロキ
シアルキル)−2−シクロペンテノン類に対し有
機スルホン酸の反応性誘導体を1〜10当量の割合
いで用いる。 塩基性化合物は、使用する有機スルホン酸の反
応性誘導体に対し1当量以上、好ましくは2当量
以上で用いられる。 使用する溶媒の量は、通常、上記式〔a′〕で
表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アル
キル−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シク
ロペンテノン類に対し、1〜1000倍容量、好まし
くは5〜100倍容量が用いられる。反応温度は使
用する原料化合物、塩基性化合物、溶媒等によつ
て異なるが、通常、−10℃から50℃の範囲であり、
好ましくは0℃から30℃の範囲で行なわれる。反
応時間は、条件により異なるが、0.1〜10時間程
度である。反応の進行は薄層クロマトグラフイー
等の方法により追跡される。 かくして、上記の反応(以下第1の反応とい
う)によれば上記式〔a′〕で表わされる2−ハ
ロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−5−(1−
ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノン類
の5位のアルキル基上の水酸基が有機スルホニル
オキシ基に変換された有機スルホニルオキシ誘導
体が生成する。該化合物は次いで塩基性化合物に
よつて処理され(以下第2の反応という)、相当
する有機スルホン酸を脱離し、下記式〔b′〕 [式中、R10、R2、R30、Xは前記定義に同じで
ある。表示は結合手が二重結合に対し、Eまた
はZ配置またはそれらの任意の割合いの混合物で
あることを表わす。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−アルキリデン−2−シクロペンテノ
ン類に変換される。 この第2の反応に用い得る塩基性化合物は、上
記第1の反応で挙げた塩基性化合物と同様のもの
が挙げられる。第2の反応に用いられる塩基性化
合物は第1の反応で用いたものと異なつていても
良い。 この第2の反応は、同様の温度の範囲で進行せ
しめることができる。また第1の反応で生成した
有機スルホニルオキシ誘導体を単離した後第2の
反応に付してもよく、また第1の反応と第2の反
応を同じ反応系中で行なつてもよい。反応終了
後、目的化合物は通常の手段により精製分取する
ことができる。 かくして得られる4−ヒドロキシ−2−シクロ
ペンテノン類を更に必要に応じて、前記したと同
様の脱保護、加水分解、塩生成反応に付される。 かくして下記式〔b〕 [式中、R1、R2、R3、Xおよび表示は前記定
義に同じである。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−アルキリデン−2−シクロペンテノ
ン類が製造される。 <発明の効果> 本発明の2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノン類は、L1210白血病細胞の増殖抑制
作用を示し、制ガン剤として期待される。 また、本発明の2−ハロ−4−ヒドロキシ−2
−シクロペンテノン類はヘルペスウイルスに対し
増殖抑制作用を示し抗ウイルス剤として期待され
る。 また本発明の製造法は工業的に有利な製法であ
り、目的とする2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−
シクロペンテノン類を効率よく製造することがで
きる。 <実施例> 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。 参考例 1 2−クロロ−4−オクチルシクロペンタ−2−
エン−1,4−ジオールの製造 3−クロロ−4−t−ブチルジメチルシリルオ
キシ−2−シクロペンテノン108mgを4mlのエー
テルに溶かし、−78℃に冷却後、オクチルマグネ
シウムブロミド−テトラヒドロフラン溶液
(0.72M)0.79mlを加えた。10分間撹拌後、水を
加えエーテルで抽出した。無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、過し濃縮した。得られた油状物をテ
トラヒドロフラン6mlに溶かし、テトラブチルア
ンモニウムフルオリド−テトラヒドロフラン溶液
(1M)1.1mlを加え、2日間撹拌した。飽和食塩
水を加え酢酸エチルで抽出し無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。過濃縮後シリカゲルカラムクロマ
トグラフイーに供し、2−クロロ−4−オクチル
シクロペンタ−2−エン−1,4−ジオール92mg
(収率83%)を得た。 参考例 2 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−オクチル−
2−シクロペンテノンの製造 参考例1に従つて得られた2−クロロ−4−オ
クチルシクロペンタ−2−エン−1,4−ジオー
ル700mgを8mlのジメチルホルムアミドに溶かし、
ピリジニウムジクロメート1.68gを加え20時間撹
拌した。過後、飽和食塩水を加え、エーテルで
抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、過
濃縮後シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供
し、2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−オクチル
−2−シクロペンテノン547mg(収率75%)を得
た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.7〜1.0(brt,3H)、 1.1〜2.0(m,15H)、 2.53(d,1H,J=18.7Hz)、 2.77(d,1H,J=18.7Hz)、 7.33(s,1H) 参考例 3 2−クロロ−4−オクチル−4−トリメチルシ
リルオキシ−2−シクロペンテノンの製造 参考例2に従つて得られた2−クロロ−4−ヒ
ドロキシ−4−オクチル−2−シクロペンテノン
77mgをジクロロメタン4mlに溶かし、ジイソプロ
ピルエチルアミン0.54mlを加えた。トリメチルシ
リルトリフルオロメタンスルホン酸0.07mlを加え
15分間撹拌した。水を加えジクロロメタンで抽出
し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、過
濃縮しシリカゲルカラムクロマトグラフイーに供
し、2−クロロ−4−オクチル−4−トリメチル
シリルオキシ−2−シクロペンテノン96mg(収率
97%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.08(s,9H),0.7〜1.0(brt,3H), 1.1〜1.9(m,14H),2.63(s,2H), 7.34(s,1H) 参考例 4 3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−ク
ロロ−5−(3,7−ジメチルオクチル)−5−
ヒドロキシシクロペンテンの製造 4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−ク
ロロ−2−シクロペンテノン3.70gをエーテル30
mlに溶かし、−78℃に冷却した。 3,7−ジメチル−1−オクチルマグネシウム
ブロミド−エーテル溶液を加え、−78℃で1.5時間
撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液上へあ
け、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。過
濃縮後シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供
し、3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−
クロロ−5−(3,7−ジメチルオクチル)−5−
ヒドロキシシクロペンテンの低極性異性体3.17
g、高極性異性体0.60gおよびそれらの混合物
1.12gを得た(収率84%)。 スペクトルデータ 低極性異性体 NMR(CDCl3)δ 0.13(6H,s),0.7〜1.0(9H,m), 0.87(9H,s),1.0〜1.8(12H,m), 1.78(1H,dd,J=14.0,3.0Hz), 2.15(1H,s), 2.36(1H,dd,J=14.0,6.4Hz), 4.38(1H,dd,J=6.2,3.8Hz), 5.71(1H,s) 高極性異性体 NMR(CDCl3)δ 0.1〜0.3(6H,m),0.7〜1.0(9H,m), 0.87(9H,s),1.0〜1.8(12H,m), 1.68(1H,s), 1.84(1H,dd,J=12.4,4.2Hz), 2.19(1H,dd,J=12.4,6.4Hz), 4.6〜4.9(1H,m),5.63(1H,s) 参考例 5 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンの製
造 参考例4に従つて得られた3−t−ブチルジメ
チルシリルオキシ−2−クロロ−5−(3,7−
ジメチルオクチル)−5−ヒドロキシシクロペン
テン50mgをテトラヒドロフラン1mlに溶かし、テ
トラブチルアンモニウムフルオリド・3水塩200
mgを加え、4時間撹拌した。飽和塩化アンモニウ
ム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。過濃縮し、1−クロロ−3−(3,7−
ジメチルオクチル)−3,5−ジヒドロキシシク
ロペンテンの粗生成物30mgを得た。これをジメチ
ルホルムアミド1mlに溶かし、ニクロム酸ピリジ
ニウム100mgを加え、2時間撹拌した。水を加え
酢酸エチルで抽出し、有機層を食塩水で洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、過濃縮後
シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、2
−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)−4
−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン14mg(収率
40%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.7〜1.0(9H,m),1.0〜2.4(12H,m), 2.56(1H,s),7.33(1H,s) 参考例 6 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−4−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペ
ンテノンの製造 参考例5に従つて得られた2−クロロ−4−
(3,7−ジメチルオクチル)−4−ヒドロキシ−
2−シクロペンテノン147mgにN,O−ビストリ
メチルシリルトリフルオロアセトアミド700μ
(2.6mmol)を加え、16時間撹拌後、シリカゲル
カラムクロマトグラフイーに供し、2−クロロ−
4−(3,7−ジメチルオクチル)−4−トリメチ
ルシリルオキシ−2−シクロペンテノン165mg
(収率89%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0〜0.3(9H,m),0.7〜1.0(9H,m), 1.0〜2.0(12H,m),2.57(2H,s), 7.30(1H,s) 実施例 1 2−クロロ−5−(1−ヒドロキシ−6−メト
キシカルボニルヘキシル)−4−オクチル−4
−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテ
ノンの製造 参考例3に従つて得られた2−クロロ−4−オ
クチル−4−トリメチルシリルオキシ−2−シク
ロペンテノン526mgをエーテル18mlに溶かし−78
℃に冷却し、ジイソプロピルエチルアミン350μ
を加え、10分間撹拌した。ジブチルボロントリ
フルオロメタンスルホン酸−ジクロロメタン溶液
(1.0M)2.03mlを加え30分間撹拌した後、7−オ
キソヘプタン酸メチル321mgのエーテル7ml溶液
を加えた。−78℃で80分間撹拌後、塩化アンモニ
ウム水溶液を加え、エーテルで抽出した。無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、過濃縮後シリカゲル
カラムクロマトグラフイーに供し、2−クロロ−
5−(1−ヒドロキシ−6−メトキシカルボニル
ヘキシル)−4−オクチル−4−トリメチルシリ
ルオキシ−2−シクロペンテノンの異性体の混合
物360mg(収率46%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.13と0.19(s,9H), 0.7〜1.0(brt,3H), 1.0〜2.0(m,23H), 2.32(t,2H,J=7.2Hz), 2.42(d,1H),3.66(s,3H), 3.8〜4.1(m,1H), 7.32と7.47(s,1H) 実施例 2 2−クロロ−5−(6−メトキシカルボニルヘ
キシリデン)−4−オクチル−4−トリメチル
シリルオキシ−2−シクロペンテノンの製造 実施例1に従つて得られた2−クロロ−5−
(1−ヒドロキシ−6−メトキシ−2−シクロペ
ンテノン171mgをピリジン7mlに溶かしメタンス
ルホン酸クロリド50μを加え14時間撹拌した。
水を加え、ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。過濃縮後、得られた2−
クロロ−5−(1−メタンスルホニルオキシ−6
−メトキシカルボニルヘキシル)−4−オクチル
−4−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペン
テノンを含む油状物をベンゼン10mlに溶かし1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデカ−7−エ
ン0.1mlを加え55分間撹拌した。水を加えエーテ
ルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
過濃縮後シリカゲルカラムクロマトグラフイー
に供し、2−クロロ−5−(6−メトキシカルボ
ニルヘキシリデン)−4−オクチル−4−トリメ
チルシリルオキシ−2−シクロペンテノンのZ体
およびE体の混合物73mg(収率43%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.03(s,9H),0.7〜1.0(brt,3H), 1.0〜2.0(m,20H),2.1〜2.5(m,4H), 3.68(s,3H), 6.66(t,1H,J=7.7Hz), 7.20(s,1H) 実施例 3 2−クロロ−4−ヒドロキシ−5−(6−メト
キシカルボニルヘキシリデン)−4−オクチル
−2−シクロペンテノンの製造 実施例2に従つて得られた2−クロロ−5−
(6−メトキシカルボニルヘキシリデン)−4−オ
クチル−4−トリメチルシリルオキシ−2−シク
ロペンテノンのE体とZ体の混合物31mgを酢酸−
テトラヒドロフラン−水混合溶媒(6:1:3)
3mlを加え2時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加え、エーテルで抽出し無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。過濃縮後シリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーに供し、2−クロロ−4−
ヒドロキシ−5−(6−メトキシカルボニルヘキ
シリデン−4−オクチル−2−シクロペンテノン
のZ体およびE体の混合物25mg(収率97%)を得
た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.7〜1.1(t,3H), 1.1〜2.1(m,21H),2.35(t,2H), 2.5〜3.0(m,2H),3.67(s,3H), 6.35(t,1H,J=7.9Hz)と 6.66(dd,1H,J=8.3,7.5Hz), 7.17(s,1H)と7.24(s,1H) 実施例 4 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−5−(1−ヒドロキシ−6−メトキシカルボ
ニルヘキシル)−4−トリメチルシリルオキシ
−2−シクロペンテノンの製造 参考例4に従つて得られた2−クロロ−4−
(3,7−ジメチルオクチル)−4−トリメチルシ
リルオキシ−2−シクロペンテノン54mg
(157μmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶かし、
−45℃に冷却し、リチウムジイソプロピルアミド
−テトラヒドロフラン溶液(0.2M)1.5ml(0.30
mmol)を加え−45℃で20分間撹拌した。7−オ
キソヘプタン酸メチル47mg(0.3mmol)を乾燥
テトラヒドロフラン1mlに溶かし、−45℃に冷却
して加え、−45℃で20分間撹拌した。酢酸100μ
を加え5分間撹拌し、飽和塩化アンモニウム水上
へあけた。酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食
塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、過濃縮後シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーに供し、原料24mgを回収し、2−クロロ−4
−(3,7−ジメチルオクチル)−5−(1−ヒド
ロキシ−6−メトキシカルボニルヘキシル)−4
−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテノ
ン22mg(収率50%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.20(s,9H),0.7〜1.0(m,9H), 1.0〜2.0(m,20H),2.0〜2.7(m,3H), 2.9〜3.5(m,1H),3.60(s,3H), 3.5〜4.2(m,1H),7.25〜7.4(m,1H) 実施例 5 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−5−〔(Z)−6−メトキシカルボニルヘキシ
リデン〕−4−トリメチルシリルオキシ−2−
シクロペンテノンおよび2−クロロ−4−(3,
7−ジメチルオクチル)−5−〔(E)−6−メトキ
シカルボニルヘキシリデン〕−4−トリメチル
シリルオキシ−2−シクロペンテノンの製造 実施例4に従つて得られた2−クロロ−4−
(3,7−ジメチルオクチル)−5−(1−ヒドロ
キシ−6−メトキシカルボニル)−4−トリメチ
ルシリルオキシ−2−シクロペンテノン22mg
(44μmol)をピリジン500μに溶かし、メタンス
ルホニルクロリド50μ(646μmol)を加え、1.5
時間撹拌した。1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕
ウンデカ−7−エン200μ(1.34mmol)を加
え、30分間撹拌した。飽和硫酸水素カリウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わ
せ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次に飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
過濃縮後シリカゲル薄層クロマトグラフイーに
供し、2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオク
チル)−5−〔(Z)−6−メトキシカルボニルヘキ
シリデン〕−4−トリメチルシリルオキシ−2−
シクロペンテノン6.3mg(収率30%)および2−
クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)−5−
〔(E)−6−メトキシカルボニルヘキシリデン〕−4
−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテノ
ン11.0mg(収率52%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0〜0.3(m,9H),0.7〜1.0(m,9H), 1.0〜2.0(m,18H),2.0〜2.5(m,2H), 2.5〜3.0(m,2H),3.61(s,3H), 6.21(t,1H,J=7.5Hz), 7.07(s,1H) NMR(CDCl3)δ 0〜0.3(m,9H),0.7〜1.0(m,9H), 1.0〜2.0(m,18H),2.0〜2.8(m,4H), 3.63(s,3H), 6.63(t,1H,J=7.5Hz), 7.17(s,1H), 実施例 6 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−4−ヒドロキシ5−〔(Z)−6−メトキシカ
ルボニルヘキシリデン〕−4−トリメチルシリ
ルオキシ−2−シクロペンテノンの製造 実施例5に従つて得られた2−クロロ−4−
(3,7−ジメチルオクチル)−5−〔(Z)−6−
メトキシカルボニルヘキシリデン〕−4−トリメ
チルシリルオキシ−2−シクロペンテノン6.3mg
(13μmol)を酢酸−テトラヒドロフラン−水混合
溶媒(3:1:1)0.5mlに溶かし2.5時間撹拌し
た。飽和炭酸水素ナトリウム水を加え酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、過し濃縮した後、シリ
カゲル薄層クロマトグラフイーに供し、2−クロ
ロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)−4−ヒド
ロキシ−5−〔(Z)−6−メトキシカルボニルヘ
キシリデン〕−4−トリメチルシリルオキシ−2
−シクロペンテノン5.2mg(収率97%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.7〜1.0(m,9H),1.0〜2.0(m,18H), 2.0〜2.6(m,4H),2.6〜3.1(m,1H), 3.60(s,3H), 6.33(t,1H,J=7.5Hz), 7.13(s,1H) 実施例 7 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−4−ヒドロキシ−5−〔(E)−6−メトキシカ
ルボニルヘキシリデン〕−2−シクロペンテノ
ンの製造 実施例5に従つて得られた2−クロロ−4−
(3,7−ジメチルオクチル)−5−〔(E)−6−メ
トキシカルボニルヘキシリデン〕−4−トリメチ
ルシリルオキシ−2−シクロペンテノン11mg
(230μmol)を酢酸−テトラヒドロフラン−水混
合溶媒(3:1:1)0.5mlに溶かし2.5時間撹拌
した。飽和炭酸水素ナトリウム水を加え酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を合わせ飽和食塩水で洗浄
し無水硫酸ナトリウムで乾燥した。過し濃縮後
シリカゲル薄層クロマトグラフイーに供し、2−
クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)−4−
ヒドロキシ−5−〔(E)−6−メトキシカルボニル
ヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン8.6mg(収
率92%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.7〜1.0(m,9H),1.0〜2.0(m,18H), 2.0〜3.1(m,5H),3.59(s,3H), 6.61(dd,1H,J=9.0,7.0Hz), 7.20(s,1H)
ロペンテノン類およびその製造法に関する。 更に詳しくは、本発明は優れた制癌作用、抗ウ
イルス作用、抗菌作用等の薬理作用を有するプロ
スタグランジンA様の構造を持つ2−ハロ−4−
ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類およびその
製造法に関する。 <従来技術> プロスタグランジンは、血小板凝集抑制作用、
血圧降下作用等の特異な生物活性を有する化合物
であり、近年医療の領域において末梢循環器系疾
患治療薬として用いられている有用な天然物であ
る。プロスタグランジンのなかで、そのシクロペ
ンタン環に二重結合を有するものとしてプロスタ
グランジンA類が知られており、例えばプロスタ
グランジンA2は血圧降下作用を有する薬物とし
て期待されている〔イー・ジエー・コーリー(E.
J.Corey)ら、ジャーナル・オブ・ザ・アメリカ
ン・ケミカル・ソサイエテイー(J.Amer.Chem.
Soc.),95,6831(1973)参照〕。 他方、プロスタグランジンA類がDNA合成を
強く抑制することからプロスタグランジンA類の
抗腫瘍剤としての可能性が報告されている〔バイ
オケミカル・アンド・バイオフイジカル・リサー
チ・コミユニケーシヨンズ(Biochem.Biophys.
Res.Commun.〕,87,795,1979;ダブリユー・
エー・ターナー(W.A.Turner),プロスタグラ
ンジンズ・アンド・リレイテツド・リピツズ
(Prostaglandins Relat.Lipids),2,365〜8
(1982)参照〕。 また、下記式 で表わされるプロスタグランジン類縁化合物が沖
縄産サンゴ〔オキナワソフトコーラル;クラブラ
リア・ビリデイス(Okinawan soft coral:
clavularia viridis)〕から単離され、生理作用と
して抗炎症作用、制ガン作用を有することが知ら
れている〔エツチ・キクチ(H.Kikuchi)ら、テ
トラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Lett.),
23,5171(1982);エム・コバヤシ(M.
Kobayashi)ら,テトラヘドロン・レターズ
(Tetrahedron Lett.),23,5331(1982);福島雅
典、癌と化学療法、10,1930(1983)参照〕。また
このプロスタグランジン類縁化合物の合成も成さ
れている〔イ・ジエ・コーリー(E.J.Corey)ら、
ジヤーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・
ソサイエテイー(J.Am.Chem.Soc.),106,3384
(1984)参照〕。 さらに近年オアフ島で採集された舟底に着生す
るTelesto riiseiから下記式 で表わされるプロスタグランジン類縁物質である
プナグランジン類が単離され(月刊薬事24,41
(1982)参照)生理作用として制ガン作用を有す
ることが知られている(福島雅典ら、第43回日本
癌学会要旨集905(1984)参照)。 <発明の目的> 本発明者らは、かかる点に着目し、新たなプロ
スタグランジン類縁化合物を得ることを目的とし
て鋭意研究した結果、4−ヒドロキシ−4−アル
キル−2−シクロペンテノン類にアルデヒド類を
アルドール縮合せしめることによつて、プロスタ
グランジンA様の構造を有する新規なプナグラン
ジン類似化合物が工業的に有利に得られ、その生
物活性を検討した所、極めて強いガン細胞増殖抑
制活性を示し、このものが新しいタイプの医薬品
として有用であることを見出し本発明に到達した
ものである。 しかして、本発明の目的は、優れた制癌作用、
抗ウイルス作用等を有する2−ハロ−4−ヒドロ
キシ−2−シクロペンテノン類およびその工業的
に有利な製造法を提供することにある。 <発明の構成> 本発明は、下記式〔〕 [式中、R1は置換基として−COOR4(ここでR4
は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基又は1当
量のカチオンを表わす。)を有している炭素数4
〜6のアルキル基を表わす。R2非置換の炭素数
7〜10のアルキル基を表わし、R3はトリメチル
シリル基、アセチル基もしくは水素原子を表わ
す。AおよびBは、Aが水素原子であるときBが
水酸基であるか、又はAおよびBが互いに結合し
1本の結合手を表わす。Xはハロゲン原子を表わ
す。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノン類およびその製造法に関する。 上記式[]において、R1は置換の炭素数4
〜6のアルキル基を表わす。 炭素数4〜6のアルキル基としては、例えば、
n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペン
チル、n−ヘキシル等の直鎖状または分枝状のも
のを挙げることができる。 炭素数4〜6のアルキル基の置換基は−
COOR4(ここでR4は水素原子、炭素数1〜10のア
ルキル基または1当量のカチオンを表わす。)で
ある。 R4の炭素数1〜10のアルキル基としては、上
記したものと同様のアルキル基及びそれらに加え
てメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、
n−デシル等を挙げることができる。1当量のカ
チオンとしては、例えばNH4 +、テトラメチルア
ンモニウム、モノメチルアンモニウム、トリメチ
ルアンモニウムなどのアンモニウムカチオン;
Na+、K+、1/2Ca2+、1/2Al3+、などの金属カチ
オン等を挙げることができる。 これらのうち、R4としては水素原子またはメ
チル基を好ましいものとして挙げることができ
る。 上記式[]において、R2は非置換の炭素数
7〜10のアルキル基を表わす。炭素数7〜10のア
ルキル基としては、例えば2−メチルヘキシル、
n−ヘプチル、n−オクチル、3,7−ジメチル
オクチル等を挙げることができる。 上記式[]において、R3としては水素原子、
トリメチルシリル基、アセチル基等を挙げること
ができる。 AおよびBは、Aが水素原子であるときBが水
酸基であるか、またはAおよびBが互いに結合し
1本の結合手を表わす。すなわち、上記式〔〕
で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノン類は、A、Bの定義により、下記
式〔a〕 [式中、R1,R2,R3,Xは上記定義に同じであ
る。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シ
クロペンテノン類と下記式〔b〕 [式中、R1、R2、R3、Xは前記定義に同じであ
る。表示は結合手が二重結合に対し、Eまたは
Z配置またはそれらの任意の割合いの混合物であ
ることを表わす。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−アルキリデン−2−シクロペンテノ
ン類を表わす。 上記式〔a〕で表わされる2−ハロ−4−ヒ
ドロキシ−4−アルキル−5−(1−ヒドロキシ
アルキル)−2−シクロペンテノン類においては、
五員環上の4位、すなわちR2、OR3が置換した
炭素原子、五員環上の5位、すなわちヒドロキシ
アルキル基が置換した炭素原子および水酸基と
R1が置換した炭素原子の不斉に由来する8種の
立体異性体が存在するが、本発明においてはそれ
らの立体異性体のいずれかひとつであるか、それ
らの任意の割合の混合物である。 上記式〔b〕で表わされる2−ハロ−4−ヒ
ドロキシ−4−アルキル−5−アルキリデン−2
−シクロペンテノン類においては五員環上の4
位、すなわちR2、OR3が置換した炭素原子の不
斉およびR1が結合した炭素原子へ結合手の向き
に由来する4種の立体異性体が存在するが、本発
明においてはそれらの立体異性体のいずれかひと
つであるか、それらの任意の割合の混合物であ
る。 上記式〔〕、〔a〕、〔b〕においてXはハ
ロゲン原子を表わし、かかるハロゲン原子として
は、フツ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子が挙げられ、塩素原子または臭素原子が好まし
く、特に塩素原子が好ましい。 本発明の2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノン類は、特に下記式〔〕 [式中、R2、R3、R4、X、A、Bは前記定義に
同じである。] で表わされる化合物が好ましい。上記式〔〕に
おいて、R4は水素原子、炭素数1〜10のアルキ
ル基または1当量のカチオンを表わす。これらの
具体例は前記したものと同様である。またR2、
R3、A、B、Xも前記したものと同様である。 上記式〔a〕あるいは〔〕で表わされる2
−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−5−
(1−ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノ
ン類の具体例としては例えば以下のものが挙げら
れる。 (1) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−オクチル
−5−(1−ヒドロキシ−6−カルボキシヘキ
シル)−2−シクロペンテノン (2) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ−
4−オクチル−5−(1−ヒドロキシ−6−カ
ルボキシヘキシル)−2−シクロペンテノン (3) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−オクチル
−5−(1−ヒドロキシ−6−カルボキシヘキ
シル)−2−シクロペンテノン (4) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−(3,7)
−ジメチルオクチル)−5−(1−ヒドロキシ−
6−カルボキシヘキシル)−2−シクロペンテ
ノン (5) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ−
4−(3,7−ジメチルオクチル)−5−(1−
ヒドロキシ−6−カルボキシヘキシル)−2−
シクロペンテノン (6) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−(3,7
−ジメチルオクチル)−5−(1−ヒドロキシ−
6−カルボキシヘキシル)−2−ジクロペンテ
ノン (7) (1)〜(6)のメチルエステル 上記式〔b〕あるいは〔〕で表わされる
2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−5
−アルキリデン−2−シクロペンテノン類の具
体例としては例えば以下のものが挙げられる。 (8) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−オクチル
−5−〔(E)−6−カルボキシヘキシリデン〕−2
−シクロペンテノン (9) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−オクチル
−5−〔(Z)−6−カルボキシヘキシリデン〕−
2−シクロペンテノン (10) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ−
4−オクチル−5−〔(E)−6−カルボキシヘキ
シリデン〕−2−シクロペンテノン (11) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ
−4−オクチル−5−〔(Z)−6−カルボキシ
ヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン (12) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−オクチ
ル−5−〔(E)−6−カルボキシヘキシリデン〕−
2−シクロペンテノン (13) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−オクチ
ル−5−〔(Z)−6−カルボキシヘキシリデン〕
−2−シクロペンテノン (14) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−(3,
7−ジメチルオクチル)−5−〔(E)−6−カルボ
キシヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン (15) 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−(3,
7−ジメチルオクチル)−5−〔(Z)−6−カル
ボキシヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン (16) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ
−4−(3,7−ジメチルオクチル)−5−〔(E)
−6−カルボキシヘキシリデン〕−2−シクロ
ペンテノン (17) 2−クロロ−4−トリメチルシリルオキシ
−4−(3,7−ジメチルオクチル)−5−
〔(Z)−6−カルボキシヘキシリデン〕−2−シ
クロペンテノン (18) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−(3,
7−ジメチルオクチル)−5−〔(E)−6−カルボ
キシヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン (19) 2−クロロ−4−アセトキシ−4−(3,
7−ジメチルオクチル)−5−〔(Z)−6−カル
ボキシヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン (20) (8)〜(19)のメチルエステル 本発明の2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノン類で上記式〔a〕で表わされる2
−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−5−
(1−ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノ
ン類は、下記式〔〕 [式中、R2は非置換の炭素数7〜10のアルキル
基を表わす。R30は水酸基の保護基を表わす。X
はハロゲン原子を表わす。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−2−シクロペンテノン類に下記式〔〕 OHC−R10 ……〔〕 [式中、R10は置換基として−COOR40(ここで
R40は炭素数1〜10のアルキル基を表わす。)を
有している炭素数4〜6のアルキル基を表わす。] で表わされるアルデヒド類をアルドール縮合反応
せしめ、必要に応じて脱保護、加水分解、塩生成
反応に付すことによつて得られる。 上記式[]において、R2は非置換の炭素数
7〜10のアルキル基を表わし、Xはハロゲン原子
を表わす。かかるR2、Xの具体例は、前記した
ものと同様のものが挙げられる。 R30は水酸基の保護基を表わし、かかるR30の
具体例としてはトリメチルシリル基、アセチル基
が挙げられる。 上記式[]においてR10は置換の炭素数4〜
6のアルキル基を表わす。 炭素数4〜6のアルキル基としては、例えば、
n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペン
チル、n−ヘキシル等の直鎖状または分枝状のも
のを挙げることができる。 かかる炭素数4〜6のアルキル基の置換基は−
COOR40(ここでR40は炭素数1〜10のアルキル基
を表わす)である。 R40の炭素数1〜10のアルキル基としては、上
記R4で記載したものと同様のアルキル基を挙げ
ることができる。 これらのうち、R40としてはメチル基を好まし
いものとして挙げることができる。 出発原料〔〕は、それ自体公知の化合物であ
る3−ハロゲン化−4−ヒドロキシ−2−シクロ
ペンテノン〔ダブリュー・リカーズ(W−
Rickards)ら、ジヤーナル・オブ・ザ・ケミカ
ル・ソサイエテイー・ケミカル・コミユニケーシ
ヨンズ(J.C.S.,Chem,Commun,)、121
(1979)〕から下記反応スキームAに示されるよう
な経路で製造することができる。 〔R2、R30は上記定義に同じである。〕 上記式〔〕の化合物と上記式〔〕のアルデ
ヒド類とはアルドール縮合反応に付される。反応
は塩基性化合物の存在下、溶媒中で行なわれる。
塩基性化合物、反応溶媒としてはたとえば文献:
エ・テイ・ニールセン(A.T.Nielsen),ダブリ
ユー・ジエー・ハウリアン(W.J.Houlinan),オ
ルガニツク・リアクシヨン(Org.React.),16,
1(1968);エツチ・オー・ハウス(H.O.
House),“モダン・シンセテイツク・リアクシヨ
ンズ(Modern Synthetic Reactions),セカン
ド・エデイシヨン(2nd Ed.),ベンジヤミン
(Benjamin)(1972),P629;新実験化学講座14,
736,851等記載のものが選ばれる。アルドー
ル縮合反応は好ましくは、リチウムジイソプロピ
ルアミド、リチウムジエチルアミド、リチウムビ
ストリメチルシリルアミド等の金属アミド類;あ
るいはトリエチルアミン、ジイソプロピルエチル
アミン、トリブチルアミン等の三級アミン類の存
在下ジブチルホウ素トリフルオロメタンスルホン
酸等のジアルキルホウ素トリフルオロメタンスル
ホン酸類が用いられる。 アルドール縮合反応を金属アミド類を用いて行
なうとき、その使用量は、上記式〔〕の2−ハ
ロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−2−シクロ
ペンテノン類に対し0.5〜30当量、好ましくは0.9
〜10当量が用いられる。反応溶媒としては、エー
テル、テトラヒドロフランの如きエーテル類;石
油エーテル、ヘキサン、ペンタン等の炭化水素類
が用いられる。反応温度は、好ましくは−100℃
〜50℃、特に好ましくは−80℃〜0℃の範囲であ
る。 アルドール縮合反応を三級アミン類およびジア
ルキルホウ素トリフルオロメタンスルホン酸類を
用いて行なうとき、その使用量は、上記式〔〕
の2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−2
−シクロペンテノン類に対し、それぞれは0.5〜
50当量、好ましくは1〜10当量が用いられる。 アルデヒド類〔〕は、上記式〔〕の2−ハ
ロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−2−シクロ
ペンテノン類に対し0.5〜10当量、好ましくは0.8
〜2当量が用いられる。 反応時間は使用する原料化合物、試薬、反応溶
媒等によつて異なるが、通常5分〜1日の範囲で
行なわれ、好ましくは10分〜12時間の範囲であ
る。 反応終了後、生成物は通常の手段、例えば抽
出、水洗、乾燥、クロマトグラフイー等で精製分
取することができる。生成物は必要に応じて脱保
護、加水分解、塩生成反応に付される。 水酸基の保護基の脱保護は次のようにして行う
ことが出来る。 保護基が水酸基の酸素原子と共にアセタール結
合を形成する基の場合には、例えば酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸のピリジニウム塩又は陽イオン
交換樹脂等を触媒とし、例えば水、テトラヒドロ
フラン、エチルエーテル、ジオキサン、アセト
ン、アセトニトリル等を反応溶媒とすることによ
り好適に実施される。反応は通常−78℃〜+30℃
の温度範囲で10分〜3日間程度行なわれる。ま
た、保護基がトリ(C1〜C7)炭化水素−シリル
基の場合には、例えば酢酸、テトラブチルアンモ
ニウムフルオライド、セシウムフルオライド等の
存在下に、上記した如き反応溶媒中で同様の温度
で同様の時間実施される。また保護基がアシル基
の場合には、例えば苛性ソーダ、苛性カリ、水酸
化カルシウムの水溶液もしくは水−アルコール混
合溶液、あるいはナトリウムメトキシド、カリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシドを含むメタ
ノール、エタノール溶液中で、加水分解せしめる
ことにより実施することができる。 目的化合物中にエステル基がある場合、これを
加水分解に付することができ、例えばリパーゼ等
の酵素を用い、水又は水を含む溶媒中で−10℃〜
+60℃の温度範囲で10分〜24時間程度行なわれ
る。 目的化合物の分子内にカルボキシル基を有する
場合、次いで必要により更に塩生成反応に付され
相当するカルボン酸塩を得ることができる。塩生
成反応はそれ自体公知であり、カルボン酸とほぼ
等量の水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウムなどの塩基性化合物、あるいはアンモ
ニア、トリメチルアミン、モノエタノールアミ
ン、モルホリンなどと通常の方法で中和反応せし
めることにより行なわれる。 かくして下記式〔a〕 [式中、R1、R2、R3、Xは上記定義に同じであ
る。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シ
クロペンテノン類が得られる。 本発明の2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノン類で上記式〔b〕で表わされる2
−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−5−ア
ルキリデン−2−シクロペンテノン類は、下記式
〔a′〕 [式中、R10、R2、R30およびXは前記定義に同
じ。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シ
クロペンテノン類を脱水反応せしめ、必要に応じ
て脱保護、加水分解、塩生成反応に付すことによ
つて得られる。 上記式〔Ia′〕において、R10は置換基として−
COOR40(ここでR40は炭素数1〜10のアルキル基
を表わす。) を有している炭素数4〜6のアルキル基を表わ
し、R2は非置換の炭素数7〜10のアルキル基を
表わし、R30は水酸基を表わし、Xはハロゲン原
子を表わす。かかるR10、R2、R30およびXの具
体例は前記したものと同様のものが挙げられる。 上記式〔a′〕で表わされる2−ハロ−4−ヒ
ドロキシ−4−アルキル−5−(1−ヒドロキシ
アルキル)−2−シクロペンテノン類の脱水反応
は、上記式〔a′〕の2−ハロ−4−ヒドロキシ
−4−アルキル−5−(1−ヒドロキシアルキル)
−2−シクロペンテノン類と有機スルホン酸の反
応性誘導体とを塩基性化合物の存在下に反応せし
めて、対応する有機スルホニルオキシ誘導体と
し、次いで塩基性化合物で処理することによつて
実施される。 上記式〔a′〕の化合物と有機スルホン酸の反
応性誘導体とを反応せしめる際に用いられる塩基
性化合物としては、アミン類が好ましく、かかる
アミン類としては、例えば、ピリジン、4−ジメ
チルアミノピリジン、トリエチルアミン、ジイソ
プロピルシクロヘキシルアミン、1,5−ジアザ
ビシクロ〔4.3.0〕ノン−5−エン(以下DBNと
略す),1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデ
ク−7−エン(以下、DBUと略す)、キヌクリジ
ン、トリエチレンジアミン、イソプロピルジメチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどが挙
げられ、なかでも特にピリジン、4−ジメチルア
ミノピリジン、DBU、DBNが好ましい。 有機スルホン酸の反応性誘導体としては、例え
ばメタンスルホニルクロリド、エタンスルホニル
クロリド、n−ブタンスルホニルクロリド、t−
ブタンスルホニルクロリド、トリフルオロメタン
スルホニルクロリド、ベンゼンスルホニルクロリ
ド、p−トルエンスルホニルクロリドなどの有機
スルホン酸ハロゲン化物;無水メタンスルホン
酸、無水エタンスルホン酸、無水トリフルオロメ
タンスルホン酸、無水ベンゼンスルホン酸、無水
p−トルエンスルホン酸などの無水有機スルホン
酸などが挙げられる。 使用する溶媒としては前記の塩基性化合物自身
を用いてもよいが、例えばジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン等のハロ
ゲン化炭化水素類;エーテル、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、ペンタ
ン、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素類を
用いても良い。好ましくはピリジンジクロロメタ
ンが用いられる。 反応は一般式〔a′〕で表わされる2−ハロ−
4−ヒドロキシ−4−アルキル−5−(1−ヒド
ロキシアルキル)−2−シクロペンテノン類の5
位のアルキル基上の水酸基と有機スルホン酸の反
応性誘導体との反応であり、化学量論的には両者
の化合物は等モルで反応する。実際に反応を行な
うには、通常、一般式〔a′〕の2−ハロ−4−
ヒドロキシ−4−アルキル−5−(1−ヒドロキ
シアルキル)−2−シクロペンテノン類に対し有
機スルホン酸の反応性誘導体を1〜10当量の割合
いで用いる。 塩基性化合物は、使用する有機スルホン酸の反
応性誘導体に対し1当量以上、好ましくは2当量
以上で用いられる。 使用する溶媒の量は、通常、上記式〔a′〕で
表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アル
キル−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シク
ロペンテノン類に対し、1〜1000倍容量、好まし
くは5〜100倍容量が用いられる。反応温度は使
用する原料化合物、塩基性化合物、溶媒等によつ
て異なるが、通常、−10℃から50℃の範囲であり、
好ましくは0℃から30℃の範囲で行なわれる。反
応時間は、条件により異なるが、0.1〜10時間程
度である。反応の進行は薄層クロマトグラフイー
等の方法により追跡される。 かくして、上記の反応(以下第1の反応とい
う)によれば上記式〔a′〕で表わされる2−ハ
ロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−5−(1−
ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノン類
の5位のアルキル基上の水酸基が有機スルホニル
オキシ基に変換された有機スルホニルオキシ誘導
体が生成する。該化合物は次いで塩基性化合物に
よつて処理され(以下第2の反応という)、相当
する有機スルホン酸を脱離し、下記式〔b′〕 [式中、R10、R2、R30、Xは前記定義に同じで
ある。表示は結合手が二重結合に対し、Eまた
はZ配置またはそれらの任意の割合いの混合物で
あることを表わす。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−アルキリデン−2−シクロペンテノ
ン類に変換される。 この第2の反応に用い得る塩基性化合物は、上
記第1の反応で挙げた塩基性化合物と同様のもの
が挙げられる。第2の反応に用いられる塩基性化
合物は第1の反応で用いたものと異なつていても
良い。 この第2の反応は、同様の温度の範囲で進行せ
しめることができる。また第1の反応で生成した
有機スルホニルオキシ誘導体を単離した後第2の
反応に付してもよく、また第1の反応と第2の反
応を同じ反応系中で行なつてもよい。反応終了
後、目的化合物は通常の手段により精製分取する
ことができる。 かくして得られる4−ヒドロキシ−2−シクロ
ペンテノン類を更に必要に応じて、前記したと同
様の脱保護、加水分解、塩生成反応に付される。 かくして下記式〔b〕 [式中、R1、R2、R3、Xおよび表示は前記定
義に同じである。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−アルキリデン−2−シクロペンテノ
ン類が製造される。 <発明の効果> 本発明の2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノン類は、L1210白血病細胞の増殖抑制
作用を示し、制ガン剤として期待される。 また、本発明の2−ハロ−4−ヒドロキシ−2
−シクロペンテノン類はヘルペスウイルスに対し
増殖抑制作用を示し抗ウイルス剤として期待され
る。 また本発明の製造法は工業的に有利な製法であ
り、目的とする2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−
シクロペンテノン類を効率よく製造することがで
きる。 <実施例> 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。 参考例 1 2−クロロ−4−オクチルシクロペンタ−2−
エン−1,4−ジオールの製造 3−クロロ−4−t−ブチルジメチルシリルオ
キシ−2−シクロペンテノン108mgを4mlのエー
テルに溶かし、−78℃に冷却後、オクチルマグネ
シウムブロミド−テトラヒドロフラン溶液
(0.72M)0.79mlを加えた。10分間撹拌後、水を
加えエーテルで抽出した。無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、過し濃縮した。得られた油状物をテ
トラヒドロフラン6mlに溶かし、テトラブチルア
ンモニウムフルオリド−テトラヒドロフラン溶液
(1M)1.1mlを加え、2日間撹拌した。飽和食塩
水を加え酢酸エチルで抽出し無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。過濃縮後シリカゲルカラムクロマ
トグラフイーに供し、2−クロロ−4−オクチル
シクロペンタ−2−エン−1,4−ジオール92mg
(収率83%)を得た。 参考例 2 2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−オクチル−
2−シクロペンテノンの製造 参考例1に従つて得られた2−クロロ−4−オ
クチルシクロペンタ−2−エン−1,4−ジオー
ル700mgを8mlのジメチルホルムアミドに溶かし、
ピリジニウムジクロメート1.68gを加え20時間撹
拌した。過後、飽和食塩水を加え、エーテルで
抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、過
濃縮後シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供
し、2−クロロ−4−ヒドロキシ−4−オクチル
−2−シクロペンテノン547mg(収率75%)を得
た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.7〜1.0(brt,3H)、 1.1〜2.0(m,15H)、 2.53(d,1H,J=18.7Hz)、 2.77(d,1H,J=18.7Hz)、 7.33(s,1H) 参考例 3 2−クロロ−4−オクチル−4−トリメチルシ
リルオキシ−2−シクロペンテノンの製造 参考例2に従つて得られた2−クロロ−4−ヒ
ドロキシ−4−オクチル−2−シクロペンテノン
77mgをジクロロメタン4mlに溶かし、ジイソプロ
ピルエチルアミン0.54mlを加えた。トリメチルシ
リルトリフルオロメタンスルホン酸0.07mlを加え
15分間撹拌した。水を加えジクロロメタンで抽出
し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、過
濃縮しシリカゲルカラムクロマトグラフイーに供
し、2−クロロ−4−オクチル−4−トリメチル
シリルオキシ−2−シクロペンテノン96mg(収率
97%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.08(s,9H),0.7〜1.0(brt,3H), 1.1〜1.9(m,14H),2.63(s,2H), 7.34(s,1H) 参考例 4 3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−ク
ロロ−5−(3,7−ジメチルオクチル)−5−
ヒドロキシシクロペンテンの製造 4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−ク
ロロ−2−シクロペンテノン3.70gをエーテル30
mlに溶かし、−78℃に冷却した。 3,7−ジメチル−1−オクチルマグネシウム
ブロミド−エーテル溶液を加え、−78℃で1.5時間
撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液上へあ
け、エーテルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。過
濃縮後シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供
し、3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−
クロロ−5−(3,7−ジメチルオクチル)−5−
ヒドロキシシクロペンテンの低極性異性体3.17
g、高極性異性体0.60gおよびそれらの混合物
1.12gを得た(収率84%)。 スペクトルデータ 低極性異性体 NMR(CDCl3)δ 0.13(6H,s),0.7〜1.0(9H,m), 0.87(9H,s),1.0〜1.8(12H,m), 1.78(1H,dd,J=14.0,3.0Hz), 2.15(1H,s), 2.36(1H,dd,J=14.0,6.4Hz), 4.38(1H,dd,J=6.2,3.8Hz), 5.71(1H,s) 高極性異性体 NMR(CDCl3)δ 0.1〜0.3(6H,m),0.7〜1.0(9H,m), 0.87(9H,s),1.0〜1.8(12H,m), 1.68(1H,s), 1.84(1H,dd,J=12.4,4.2Hz), 2.19(1H,dd,J=12.4,6.4Hz), 4.6〜4.9(1H,m),5.63(1H,s) 参考例 5 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンの製
造 参考例4に従つて得られた3−t−ブチルジメ
チルシリルオキシ−2−クロロ−5−(3,7−
ジメチルオクチル)−5−ヒドロキシシクロペン
テン50mgをテトラヒドロフラン1mlに溶かし、テ
トラブチルアンモニウムフルオリド・3水塩200
mgを加え、4時間撹拌した。飽和塩化アンモニウ
ム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。過濃縮し、1−クロロ−3−(3,7−
ジメチルオクチル)−3,5−ジヒドロキシシク
ロペンテンの粗生成物30mgを得た。これをジメチ
ルホルムアミド1mlに溶かし、ニクロム酸ピリジ
ニウム100mgを加え、2時間撹拌した。水を加え
酢酸エチルで抽出し、有機層を食塩水で洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、過濃縮後
シリカゲルカラムクロマトグラフイーに供し、2
−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)−4
−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン14mg(収率
40%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.7〜1.0(9H,m),1.0〜2.4(12H,m), 2.56(1H,s),7.33(1H,s) 参考例 6 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−4−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペ
ンテノンの製造 参考例5に従つて得られた2−クロロ−4−
(3,7−ジメチルオクチル)−4−ヒドロキシ−
2−シクロペンテノン147mgにN,O−ビストリ
メチルシリルトリフルオロアセトアミド700μ
(2.6mmol)を加え、16時間撹拌後、シリカゲル
カラムクロマトグラフイーに供し、2−クロロ−
4−(3,7−ジメチルオクチル)−4−トリメチ
ルシリルオキシ−2−シクロペンテノン165mg
(収率89%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0〜0.3(9H,m),0.7〜1.0(9H,m), 1.0〜2.0(12H,m),2.57(2H,s), 7.30(1H,s) 実施例 1 2−クロロ−5−(1−ヒドロキシ−6−メト
キシカルボニルヘキシル)−4−オクチル−4
−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテ
ノンの製造 参考例3に従つて得られた2−クロロ−4−オ
クチル−4−トリメチルシリルオキシ−2−シク
ロペンテノン526mgをエーテル18mlに溶かし−78
℃に冷却し、ジイソプロピルエチルアミン350μ
を加え、10分間撹拌した。ジブチルボロントリ
フルオロメタンスルホン酸−ジクロロメタン溶液
(1.0M)2.03mlを加え30分間撹拌した後、7−オ
キソヘプタン酸メチル321mgのエーテル7ml溶液
を加えた。−78℃で80分間撹拌後、塩化アンモニ
ウム水溶液を加え、エーテルで抽出した。無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、過濃縮後シリカゲル
カラムクロマトグラフイーに供し、2−クロロ−
5−(1−ヒドロキシ−6−メトキシカルボニル
ヘキシル)−4−オクチル−4−トリメチルシリ
ルオキシ−2−シクロペンテノンの異性体の混合
物360mg(収率46%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.13と0.19(s,9H), 0.7〜1.0(brt,3H), 1.0〜2.0(m,23H), 2.32(t,2H,J=7.2Hz), 2.42(d,1H),3.66(s,3H), 3.8〜4.1(m,1H), 7.32と7.47(s,1H) 実施例 2 2−クロロ−5−(6−メトキシカルボニルヘ
キシリデン)−4−オクチル−4−トリメチル
シリルオキシ−2−シクロペンテノンの製造 実施例1に従つて得られた2−クロロ−5−
(1−ヒドロキシ−6−メトキシ−2−シクロペ
ンテノン171mgをピリジン7mlに溶かしメタンス
ルホン酸クロリド50μを加え14時間撹拌した。
水を加え、ジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。過濃縮後、得られた2−
クロロ−5−(1−メタンスルホニルオキシ−6
−メトキシカルボニルヘキシル)−4−オクチル
−4−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペン
テノンを含む油状物をベンゼン10mlに溶かし1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデカ−7−エ
ン0.1mlを加え55分間撹拌した。水を加えエーテ
ルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
過濃縮後シリカゲルカラムクロマトグラフイー
に供し、2−クロロ−5−(6−メトキシカルボ
ニルヘキシリデン)−4−オクチル−4−トリメ
チルシリルオキシ−2−シクロペンテノンのZ体
およびE体の混合物73mg(収率43%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.03(s,9H),0.7〜1.0(brt,3H), 1.0〜2.0(m,20H),2.1〜2.5(m,4H), 3.68(s,3H), 6.66(t,1H,J=7.7Hz), 7.20(s,1H) 実施例 3 2−クロロ−4−ヒドロキシ−5−(6−メト
キシカルボニルヘキシリデン)−4−オクチル
−2−シクロペンテノンの製造 実施例2に従つて得られた2−クロロ−5−
(6−メトキシカルボニルヘキシリデン)−4−オ
クチル−4−トリメチルシリルオキシ−2−シク
ロペンテノンのE体とZ体の混合物31mgを酢酸−
テトラヒドロフラン−水混合溶媒(6:1:3)
3mlを加え2時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加え、エーテルで抽出し無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。過濃縮後シリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーに供し、2−クロロ−4−
ヒドロキシ−5−(6−メトキシカルボニルヘキ
シリデン−4−オクチル−2−シクロペンテノン
のZ体およびE体の混合物25mg(収率97%)を得
た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.7〜1.1(t,3H), 1.1〜2.1(m,21H),2.35(t,2H), 2.5〜3.0(m,2H),3.67(s,3H), 6.35(t,1H,J=7.9Hz)と 6.66(dd,1H,J=8.3,7.5Hz), 7.17(s,1H)と7.24(s,1H) 実施例 4 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−5−(1−ヒドロキシ−6−メトキシカルボ
ニルヘキシル)−4−トリメチルシリルオキシ
−2−シクロペンテノンの製造 参考例4に従つて得られた2−クロロ−4−
(3,7−ジメチルオクチル)−4−トリメチルシ
リルオキシ−2−シクロペンテノン54mg
(157μmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶かし、
−45℃に冷却し、リチウムジイソプロピルアミド
−テトラヒドロフラン溶液(0.2M)1.5ml(0.30
mmol)を加え−45℃で20分間撹拌した。7−オ
キソヘプタン酸メチル47mg(0.3mmol)を乾燥
テトラヒドロフラン1mlに溶かし、−45℃に冷却
して加え、−45℃で20分間撹拌した。酢酸100μ
を加え5分間撹拌し、飽和塩化アンモニウム水上
へあけた。酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食
塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、過濃縮後シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーに供し、原料24mgを回収し、2−クロロ−4
−(3,7−ジメチルオクチル)−5−(1−ヒド
ロキシ−6−メトキシカルボニルヘキシル)−4
−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテノ
ン22mg(収率50%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.20(s,9H),0.7〜1.0(m,9H), 1.0〜2.0(m,20H),2.0〜2.7(m,3H), 2.9〜3.5(m,1H),3.60(s,3H), 3.5〜4.2(m,1H),7.25〜7.4(m,1H) 実施例 5 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−5−〔(Z)−6−メトキシカルボニルヘキシ
リデン〕−4−トリメチルシリルオキシ−2−
シクロペンテノンおよび2−クロロ−4−(3,
7−ジメチルオクチル)−5−〔(E)−6−メトキ
シカルボニルヘキシリデン〕−4−トリメチル
シリルオキシ−2−シクロペンテノンの製造 実施例4に従つて得られた2−クロロ−4−
(3,7−ジメチルオクチル)−5−(1−ヒドロ
キシ−6−メトキシカルボニル)−4−トリメチ
ルシリルオキシ−2−シクロペンテノン22mg
(44μmol)をピリジン500μに溶かし、メタンス
ルホニルクロリド50μ(646μmol)を加え、1.5
時間撹拌した。1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕
ウンデカ−7−エン200μ(1.34mmol)を加
え、30分間撹拌した。飽和硫酸水素カリウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わ
せ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次に飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
過濃縮後シリカゲル薄層クロマトグラフイーに
供し、2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオク
チル)−5−〔(Z)−6−メトキシカルボニルヘキ
シリデン〕−4−トリメチルシリルオキシ−2−
シクロペンテノン6.3mg(収率30%)および2−
クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)−5−
〔(E)−6−メトキシカルボニルヘキシリデン〕−4
−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテノ
ン11.0mg(収率52%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0〜0.3(m,9H),0.7〜1.0(m,9H), 1.0〜2.0(m,18H),2.0〜2.5(m,2H), 2.5〜3.0(m,2H),3.61(s,3H), 6.21(t,1H,J=7.5Hz), 7.07(s,1H) NMR(CDCl3)δ 0〜0.3(m,9H),0.7〜1.0(m,9H), 1.0〜2.0(m,18H),2.0〜2.8(m,4H), 3.63(s,3H), 6.63(t,1H,J=7.5Hz), 7.17(s,1H), 実施例 6 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−4−ヒドロキシ5−〔(Z)−6−メトキシカ
ルボニルヘキシリデン〕−4−トリメチルシリ
ルオキシ−2−シクロペンテノンの製造 実施例5に従つて得られた2−クロロ−4−
(3,7−ジメチルオクチル)−5−〔(Z)−6−
メトキシカルボニルヘキシリデン〕−4−トリメ
チルシリルオキシ−2−シクロペンテノン6.3mg
(13μmol)を酢酸−テトラヒドロフラン−水混合
溶媒(3:1:1)0.5mlに溶かし2.5時間撹拌し
た。飽和炭酸水素ナトリウム水を加え酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、過し濃縮した後、シリ
カゲル薄層クロマトグラフイーに供し、2−クロ
ロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)−4−ヒド
ロキシ−5−〔(Z)−6−メトキシカルボニルヘ
キシリデン〕−4−トリメチルシリルオキシ−2
−シクロペンテノン5.2mg(収率97%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.7〜1.0(m,9H),1.0〜2.0(m,18H), 2.0〜2.6(m,4H),2.6〜3.1(m,1H), 3.60(s,3H), 6.33(t,1H,J=7.5Hz), 7.13(s,1H) 実施例 7 2−クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)
−4−ヒドロキシ−5−〔(E)−6−メトキシカ
ルボニルヘキシリデン〕−2−シクロペンテノ
ンの製造 実施例5に従つて得られた2−クロロ−4−
(3,7−ジメチルオクチル)−5−〔(E)−6−メ
トキシカルボニルヘキシリデン〕−4−トリメチ
ルシリルオキシ−2−シクロペンテノン11mg
(230μmol)を酢酸−テトラヒドロフラン−水混
合溶媒(3:1:1)0.5mlに溶かし2.5時間撹拌
した。飽和炭酸水素ナトリウム水を加え酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を合わせ飽和食塩水で洗浄
し無水硫酸ナトリウムで乾燥した。過し濃縮後
シリカゲル薄層クロマトグラフイーに供し、2−
クロロ−4−(3,7−ジメチルオクチル)−4−
ヒドロキシ−5−〔(E)−6−メトキシカルボニル
ヘキシリデン〕−2−シクロペンテノン8.6mg(収
率92%)を得た。 スペクトルデータ NMR(CDCl3)δ 0.7〜1.0(m,9H),1.0〜2.0(m,18H), 2.0〜3.1(m,5H),3.59(s,3H), 6.61(dd,1H,J=9.0,7.0Hz), 7.20(s,1H)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記式[] [式中、R1は置換基として−COOR4(ここでR4
は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基または1
当量のカチオンを表わす。)を有している炭素数
4〜6のアルキル基を表わす。R2は非置換の炭
素数7〜10のアルキル基を表わし、R3はトリメ
チルシリル基、アセチル基もしくは水素原子を表
わす。A及びBは、Aが水素原子であるときBが
水酸基であるか、またはAおよびBが互いに結合
し1本の結合手を表わす。Xはハロゲン原子を表
わす。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノン類。 2 上記式[]においてR2がオクチル又は3,
7−ジメチルオクチル基である特許請求の範囲第
1項記載の2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテノン類。 3 上記式[]においてXが塩素原子である特
許請求の範囲第1項又は第2項記載の2−ハロ−
4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類。 4 下記式[] [式中、R2、R3、A、B、X、R4は前記定義に
同じである。] で表わされる特許請求の範囲第1項から第3項の
いずれか1項記載の2−ハロ−4−ヒドロキシ−
2−シクロペンテノン類。 5 R4が水素原子またはメチル基である特許請
求の範囲第4項記載の2−ハロ−4−ヒドロキシ
−2−シクロペンテノン類。 6 下記式[] [式中、R2は非置換の炭素数7〜10のアルキル
基を表わす。Xはハロゲン原子を表わす。 R30はトリメチルシリル基又はアセチル基を表
わす。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−2−シクロペンテノン類に、下記式
[] OHC−R10 ……[] [式中、R10は置換基として−COOR40(ここで
R40は炭素数1〜10のアルキル基を表わす。)を
有している炭素数4〜6のアルキル基を表わす。] で表わされるアルデヒド類をアルドール縮合反応
せしめ、必要に応じて脱保護、加水分解、塩生成
反応に付することを特徴とする下記式 [a] [式中、R1は置換基として−COOR4(ここでR4
は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基または1
当量のカチオンを表わす。)を有している炭素数
4〜6のアルキル基を表わす。R2は非置換の炭
素数7〜10のアルキル基を表わし、R3はトリメ
チルシリル基、アセチル基もしくは水素原子を表
わす。Xはハロゲン原子を表わす。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シ
クロペンテノン類の製造法。 7 アルドール縮合反応をリチウムジイソプロピ
ルアミドの存在下で行なう特許請求の範囲第6項
記載の2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル
−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シクロペ
ンテノン類の製造法。 8 アルドール縮合反応を塩基性化合物存在下、
ジブチルボロントリフルオロメタンスルホン酸を
用いることにより行なう特許請求の範囲第6項記
載の2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−アルキル−
5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シクロペン
テノン類の製造法。 9 下記式[a′] [式中、R10は置換基として−COOR40(ここで
R40は炭素数1〜10のアルキル基を表わす。)を
有している炭素数4〜6のアルキル基を表わす。
R2は非置換の炭素数7〜10のアルキル基を表わ
す。R30はトリメチルシリル基又はアセチル基を
表わす。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−(1−ヒドロキシアルキル)−2−シ
クロペンテノン類を脱水反応せしめ必要に応じて
脱保護、加水分解、塩生成反応に付することを特
徴とする下記式[b] [式中、R1は置換基として−COOR4(ここでR4
は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基または1
当量のカチオンを表わす。)を有している炭素数
4〜6のアルキル基を表わす。R2は非置換の炭
素数7〜10のアルキル基を表わし、R3はトリメ
チルシリル基、アセチル基もしくは水素原子を表
わす。Xはハロゲン原子を表わす。表示は結合
手が二重結合に対し、EまたはZ配置またはそれ
らの任意の割合の混合物であることを表わす。] で表わされる2−ハロ−4−ヒドロキシ−4−ア
ルキル−5−アルキリデン−2−シクロペンテノ
ン類の製造法。 10 脱水反応を、塩基性化合物の存在下に有機
スルホン酸の反応性誘導体と反応せしめて対応す
る有機スルホニルオキシ誘導体とし、次いで脱有
機スルホン酸反応せしめることにより行なう特許
請求の範囲第9項記載の2−ハロ−4−ヒドロキ
シ−4−アルキル−5−アルキリデン−2−シク
ロペンテノン類の製造法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60028429A JPS61189245A (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類およびその製造法 |
| US06/791,156 US4711895A (en) | 1984-10-22 | 1985-10-22 | 4-hydroxy-2-cyclopentenone, process for production thereof, pharmaceutical composition comprising it |
| DE8585307631T DE3586085D1 (de) | 1984-10-22 | 1985-10-22 | Antitumor-4-hydroxy-2-zyklopentenonen. |
| EP85307631A EP0180399B1 (en) | 1984-10-22 | 1985-10-22 | Anti-tumor 4-hydroxy-2-cyclopentenones |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60028429A JPS61189245A (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61189245A JPS61189245A (ja) | 1986-08-22 |
| JPH0419214B2 true JPH0419214B2 (ja) | 1992-03-30 |
Family
ID=12248414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60028429A Granted JPS61189245A (ja) | 1984-10-22 | 1985-02-18 | 2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61189245A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6097926A (ja) * | 1983-11-04 | 1985-05-31 | Teijin Ltd | 新規な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類およびその製造方法 |
| JPS61100542A (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-19 | Teijin Ltd | 新規な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類およびその製造法 |
-
1985
- 1985-02-18 JP JP60028429A patent/JPS61189245A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61189245A (ja) | 1986-08-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2575781B2 (ja) | 2,3−ジアシルオキシ−4−ヒドロキシ−トペンタナールおよびその製造方法 | |
| JPH0419214B2 (ja) | ||
| JPS6344743B2 (ja) | ||
| JPS6296438A (ja) | 4―ヒドロキシ―2―シクロペンテノン類及び薬剤組成物 | |
| JP4598429B2 (ja) | ジハロゲン化プロスタサイクリン類 | |
| JP3035658B2 (ja) | シクロペンテノール誘導体 | |
| KR101076680B1 (ko) | (6r)-3-헥실-4-히드록시-6-운데실-5,6-다이히드로피란-2-온의 제조방법 및 이에 사용되는 중간체 | |
| US4133948A (en) | Monosaccharides and products resulting therefrom | |
| JP2503073B2 (ja) | 2―置換―2―シクロペンテノン類およびそれを含有する骨形成促進剤又は制ガン剤 | |
| JPH0220616B2 (ja) | ||
| JP2677779B2 (ja) | プロスタグランジン類 | |
| JP4591778B2 (ja) | α,β,γ−置換シクロペンタノン誘導体の製造法 | |
| JPH0635422B2 (ja) | 2−ハロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類 | |
| JP4499847B2 (ja) | ミルベマイシン類の13−エステル誘導体の製造法 | |
| JP3692553B2 (ja) | ジフルオロラクトン類の製造方法 | |
| JPS61100538A (ja) | 新規なシクロペンテンアルコ−ル類およびその製造法 | |
| JP2562999B2 (ja) | 光学活性形ステロイド側鎖合成用中間体の製造方法 | |
| JPS6348253B2 (ja) | ||
| JPS6372672A (ja) | 2−フルオロ−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類およびその製造法 | |
| JPS6212743A (ja) | カルバサイクリン類の製造法 | |
| JPH0141145B2 (ja) | ||
| JPS62207252A (ja) | イソカルバサイクリン類 | |
| JPS637188B2 (ja) | ||
| JPS6212756A (ja) | 9―デオキシ―9―ホルミル―6―オキソプロスタグランジンe1類 | |
| EP0080942A1 (en) | Novel intermediates and process for preparing (S)-3-acylamino-4-substituted-2-azetidinones |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |