JPH04194052A - 表面がしぼ状の凹凸面を呈する毛織物とその製造方法 - Google Patents
表面がしぼ状の凹凸面を呈する毛織物とその製造方法Info
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- JPH04194052A JPH04194052A JP2324423A JP32442390A JPH04194052A JP H04194052 A JPH04194052 A JP H04194052A JP 2324423 A JP2324423 A JP 2324423A JP 32442390 A JP32442390 A JP 32442390A JP H04194052 A JPH04194052 A JP H04194052A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ウール100%の平織による毛織物であって
、しかも表面がしぼ状の凹凸面を呈し、紳士夏物用や婦
人用の服地その他に好適に使用できる毛織物とその製造
方法に関するものである。
、しかも表面がしぼ状の凹凸面を呈し、紳士夏物用や婦
人用の服地その他に好適に使用できる毛織物とその製造
方法に関するものである。
[従来の技術と解決しようとする課題]一般に、服地等
に使用されるウール100%の毛織物、特に平織の毛織
物は、表面が比較的平滑で独特の艶およびヌメリのある
柔らかな風合を呈するものとされ、冷温感や清涼感か要
求される夏物用服地等としては適さないものとされてい
る。
に使用されるウール100%の毛織物、特に平織の毛織
物は、表面が比較的平滑で独特の艶およびヌメリのある
柔らかな風合を呈するものとされ、冷温感や清涼感か要
求される夏物用服地等としては適さないものとされてい
る。
そのため、製織後の仕上げ加工においては、前記のよう
な外観、風合を与えることを前提とした処理が行なわれ
ており、通常の平織の毛織物で、表面をしぼ状の凹凸面
にして冷温感や清涼感を呈するようにしたものは出現し
ていない。
な外観、風合を与えることを前提とした処理が行なわれ
ており、通常の平織の毛織物で、表面をしぼ状の凹凸面
にして冷温感や清涼感を呈するようにしたものは出現し
ていない。
これは、平織された反物を洗絨工程にかけると、糸目が
比較的強くて表面にヤスリ目状の比較的粗くかつ不揃い
なしぼ(表面がザラザラした感じのもの)が生じ、この
しぼがそのまま残存していると、市場においては不良品
扱いされるからである。
比較的強くて表面にヤスリ目状の比較的粗くかつ不揃い
なしぼ(表面がザラザラした感じのもの)が生じ、この
しぼがそのまま残存していると、市場においては不良品
扱いされるからである。
すなわち、毛織物の仕上げ加工は、通常、ガス毛焼−煮
絨一ロープ洗絨−煮絨−乾絨一中間検査一中間補修(以
上、湿性上げ工程)−釜蒸絨一連続蒸絨一見直補修一仕
上検査(以上、乾仕上げ工程)の工程により加工処理し
ている。
絨一ロープ洗絨−煮絨−乾絨一中間検査一中間補修(以
上、湿性上げ工程)−釜蒸絨一連続蒸絨一見直補修一仕
上検査(以上、乾仕上げ工程)の工程により加工処理し
ている。
このように、前半の湿性上げ工程では、ロープ洗絨の前
の煮絨により、織物表面が洗絨工程でしぼ状(ヤスリ目
状)の凹凸面に変化するのを抑制することとした上、ロ
ープ洗絨後においても、洗絨によって生じたしぼを除去
する煮絨を施しており、また後半の乾仕上げ工程でも、
釜蒸絨、連続蒸絨によりセットしている。これにより、
洗絨工程で生じるしぼを消去して、毛織物独特の艶およ
びヌメリのある風合を呈する表面にセット固定している
のである。
の煮絨により、織物表面が洗絨工程でしぼ状(ヤスリ目
状)の凹凸面に変化するのを抑制することとした上、ロ
ープ洗絨後においても、洗絨によって生じたしぼを除去
する煮絨を施しており、また後半の乾仕上げ工程でも、
釜蒸絨、連続蒸絨によりセットしている。これにより、
洗絨工程で生じるしぼを消去して、毛織物独特の艶およ
びヌメリのある風合を呈する表面にセット固定している
のである。
尤も、前記従来の仕上げ加工において、洗絨工程で表面
に生じるヤスリ目状のしはをそのまま残存させておくの
は、前記のしほか比較的粗くかつ不揃いで不均一なもの
であるため、到底これを商品化できるものではない。
に生じるヤスリ目状のしはをそのまま残存させておくの
は、前記のしほか比較的粗くかつ不揃いで不均一なもの
であるため、到底これを商品化できるものではない。
本発明は、上記に鑑みて種々研究、工夫を重ねた結果な
したものであり、ウール100%の平織の毛織物におい
て、洗絨等によるしぼを比較的細かくしてかつ全面に渡
ってほぼ均一に発現させることにより、毛織物独特の艶
や風合を抑えて、あや織のごとき細かなしは状の凹凸面
を呈するものとし、冷温感および清涼感に優れ、紳士夏
物用や婦人用の服地等として好適に使用できる毛織物を
提供するものであり、さらに前記の毛織物を確実に製造
できる製造方法を提供するものである。
したものであり、ウール100%の平織の毛織物におい
て、洗絨等によるしぼを比較的細かくしてかつ全面に渡
ってほぼ均一に発現させることにより、毛織物独特の艶
や風合を抑えて、あや織のごとき細かなしは状の凹凸面
を呈するものとし、冷温感および清涼感に優れ、紳士夏
物用や婦人用の服地等として好適に使用できる毛織物を
提供するものであり、さらに前記の毛織物を確実に製造
できる製造方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決する本発明の毛織物は、ウール100
%の梳毛糸よりなる双糸を経緯両糸に用いて平織してな
り、経緯両糸は、糸断面の扁平率αが0.60以上でか
つ両糸の交叉部において膨みを持った屈曲状態を保持す
るようにセット固定され、生地表面の全面に渡ってほぼ
均一に細かなしぼ状の凹凸が形成されてなることを特徴
とする。
%の梳毛糸よりなる双糸を経緯両糸に用いて平織してな
り、経緯両糸は、糸断面の扁平率αが0.60以上でか
つ両糸の交叉部において膨みを持った屈曲状態を保持す
るようにセット固定され、生地表面の全面に渡ってほぼ
均一に細かなしぼ状の凹凸が形成されてなることを特徴
とする。
ここで、扁平率αは、第3図に示す糸断面において、織
物面と平行方向の径aと、これとは直角方向の厚みbの
比(α−b / a )をいう。
物面と平行方向の径aと、これとは直角方向の厚みbの
比(α−b / a )をいう。
前記において、経糸および緯糸の少なくとも一方の糸に
は、ウールZOO%の梳毛糸よりなる双糸で、普通糸と
強撚糸の双糸を交互に配置して、平織したものとするの
が好ましい。
は、ウールZOO%の梳毛糸よりなる双糸で、普通糸と
強撚糸の双糸を交互に配置して、平織したものとするの
が好ましい。
また、しぼ状凹凸面による表面における静摩擦係数が、
1,81以上、摩擦抵抗が02165以上であるのが望
ましい。すなわち、静摩擦係数部よび摩擦抵抗が前記以
下になると、従来一般の毛織物との差が少なくなり、期
待する効果が得られない。
1,81以上、摩擦抵抗が02165以上であるのが望
ましい。すなわち、静摩擦係数部よび摩擦抵抗が前記以
下になると、従来一般の毛織物との差が少なくなり、期
待する効果が得られない。
さらに、前記の毛織物を製造する方法においては、ウー
ル100%の梳毛糸よりなる双糸を経緯両糸に用いて平
織組織で製織し、この製織後の反物の仕上げ加工におい
て、前半の湿性上げ工程ではロープ洗絨後にタンブラ−
乾燥処理ヲ行ナイ、さらに後半の乾仕上げ工程ではウィ
シス洗絨後にオーブン蒸絨を行なうことにより、経緯両
糸が糸断面の扁平率0.60以上を保ってかつ経緯両糸
の交叉部で膨みを持った屈曲状態を保持するように処理
し、生地表面の全面に渡ってほぼ均一に細かなしぼ状の
凹凸を形成することを特徴とする。
ル100%の梳毛糸よりなる双糸を経緯両糸に用いて平
織組織で製織し、この製織後の反物の仕上げ加工におい
て、前半の湿性上げ工程ではロープ洗絨後にタンブラ−
乾燥処理ヲ行ナイ、さらに後半の乾仕上げ工程ではウィ
シス洗絨後にオーブン蒸絨を行なうことにより、経緯両
糸が糸断面の扁平率0.60以上を保ってかつ経緯両糸
の交叉部で膨みを持った屈曲状態を保持するように処理
し、生地表面の全面に渡ってほぼ均一に細かなしぼ状の
凹凸を形成することを特徴とする。
[作 用]
本発明の毛織物にあっては、ウール100%の梳毛糸よ
りなる双糸による経緯両糸が、その外周面において2本
の糸の撚合せによる細かな凹凸を有し、しかもこの経緯
両糸を、断面の扁平率0.60以上を保ちかつ両糸の交
叉部において膨みを持った屈曲状態を保持するようにセ
ット固定しであるために、交叉部における前記膨らみが
双糸特有の凹凸と相俟って強調されて、細かくかつ揃っ
たしは状の凹凸か全面に渡ってほぼ均一に発現している
。
りなる双糸による経緯両糸が、その外周面において2本
の糸の撚合せによる細かな凹凸を有し、しかもこの経緯
両糸を、断面の扁平率0.60以上を保ちかつ両糸の交
叉部において膨みを持った屈曲状態を保持するようにセ
ット固定しであるために、交叉部における前記膨らみが
双糸特有の凹凸と相俟って強調されて、細かくかつ揃っ
たしは状の凹凸か全面に渡ってほぼ均一に発現している
。
したがって、ウール100%の平織による毛織物である
にも拘らず、外観上は、その表面の細かく揃ったしは状
の凹凸面により、毛織物特有の艶やヌメリのある風合が
抑制され、冷温感および清涼感を呈するものとなる。
にも拘らず、外観上は、その表面の細かく揃ったしは状
の凹凸面により、毛織物特有の艶やヌメリのある風合が
抑制され、冷温感および清涼感を呈するものとなる。
特に、経糸および緯糸の少なくとも一方の糸に、普通糸
と強撚糸の双糸を交互に配置して平織した場合には、強
撚糸のほうが扁平化し難くて、縦締両糸の交叉部におけ
る糸の膨らみ度合も、強撚糸同士の交叉部、普通糸同士
の交叉部、および普通糸と強撚糸の交叉部のそれぞれで
僅かながら差が生じて、全表面におけるしは状の凹凸が
さらに強調され明瞭に発現する。
と強撚糸の双糸を交互に配置して平織した場合には、強
撚糸のほうが扁平化し難くて、縦締両糸の交叉部におけ
る糸の膨らみ度合も、強撚糸同士の交叉部、普通糸同士
の交叉部、および普通糸と強撚糸の交叉部のそれぞれで
僅かながら差が生じて、全表面におけるしは状の凹凸が
さらに強調され明瞭に発現する。
また、上記した本発明の方法によれば、製織後の仕上げ
加工において、前半の湿仕上げ工程ではロープ洗絨後に
タンブラ−乾燥処理を行なうために、洗絨時のもみ効果
による膨み増加作用で生じるしほがタンブラ−乾燥処理
でさらに強められて繊維屈曲度が増し、糸の繊維が丸く
集まるようになって光自体が比較的丸みのある断面形態
を保つとともに、両糸の交叉部での膨みが増し、この膨
みによるしほが双糸特有の凹凸によって一層強調される
。しかも後半の乾仕上げ工程においても、ウィンス洗絨
後にプレス圧およびラッピング張力の比較的弱いオープ
ン洗絨によりセット処理するために、光自体が断面の扁
平率0.60以上の比較的丸みのある状態を保って、前
半の湿仕上げ工程で生じたしほが消去されずに残存し、
全体として細かく揃ってほぼ均一化した凹凸が形成され
ることになる。
加工において、前半の湿仕上げ工程ではロープ洗絨後に
タンブラ−乾燥処理を行なうために、洗絨時のもみ効果
による膨み増加作用で生じるしほがタンブラ−乾燥処理
でさらに強められて繊維屈曲度が増し、糸の繊維が丸く
集まるようになって光自体が比較的丸みのある断面形態
を保つとともに、両糸の交叉部での膨みが増し、この膨
みによるしほが双糸特有の凹凸によって一層強調される
。しかも後半の乾仕上げ工程においても、ウィンス洗絨
後にプレス圧およびラッピング張力の比較的弱いオープ
ン洗絨によりセット処理するために、光自体が断面の扁
平率0.60以上の比較的丸みのある状態を保って、前
半の湿仕上げ工程で生じたしほが消去されずに残存し、
全体として細かく揃ってほぼ均一化した凹凸が形成され
ることになる。
したがって表面の全面に渡って細かなしは状の凹凸がほ
ぼ均一に現出し、上記した毛織物を得ることができる。
ぼ均一に現出し、上記した毛織物を得ることができる。
以下、上記の本発明を具体的に説明する。
経糸および緯糸には、ウール100%の梳毛糸よりなる
単糸2本を引揃えて撚合せた双糸、例えばS撚単糸2本
をZ撚した双糸を用いて、平織組織で製織する。前記の
糸の太さは、紳士夏物用等の用途に適するように選択さ
れ、例えば数10〜100番手の糸が使用される。経緯
両糸の打込み本数についても、糸の太さ等に応じて適宜
設定される。
単糸2本を引揃えて撚合せた双糸、例えばS撚単糸2本
をZ撚した双糸を用いて、平織組織で製織する。前記の
糸の太さは、紳士夏物用等の用途に適するように選択さ
れ、例えば数10〜100番手の糸が使用される。経緯
両糸の打込み本数についても、糸の太さ等に応じて適宜
設定される。
また、前記の経糸および緯糸の一方もしくは双方には、
前記のウール100%の梳毛糸よりなる双糸で、普通糸
Aとこれより上撚係数の大なる強撚糸Bの双糸を、第4
図に例示するように交互に配して製織するのがよい。す
なわち、強撚糸Bは撚数(回/ m )が大きく、その
上撚係数K は、同番手の普通糸へ〇上撚係数KUAB よりも大きくなっている。このような普通糸と強撚糸を
交互に配した場合、しぼ状の凹凸の発現に一層効果があ
る。
前記のウール100%の梳毛糸よりなる双糸で、普通糸
Aとこれより上撚係数の大なる強撚糸Bの双糸を、第4
図に例示するように交互に配して製織するのがよい。す
なわち、強撚糸Bは撚数(回/ m )が大きく、その
上撚係数K は、同番手の普通糸へ〇上撚係数KUAB よりも大きくなっている。このような普通糸と強撚糸を
交互に配した場合、しぼ状の凹凸の発現に一層効果があ
る。
なお、撚係数には、
K−T/、/’T[:T、撚数(回/m)、N;英式糸
番手)で求められる。
番手)で求められる。
前記のように製織した反物を仕上げ加工に供して、例え
ばガス毛焼−ロープ洗絨−遠心脱水−タンブラ−乾燥−
乾絨一中間検査一中間補修(以上、湿仕上げ工程)−ガ
ス毛焼−ウィンス洗絨−遠心脱水一乾絨一オーブン蒸絨
−見直補修−仕上検査(以上、乾湿仕上げ工程)の各工
程により加工処理する。
ばガス毛焼−ロープ洗絨−遠心脱水−タンブラ−乾燥−
乾絨一中間検査一中間補修(以上、湿仕上げ工程)−ガ
ス毛焼−ウィンス洗絨−遠心脱水一乾絨一オーブン蒸絨
−見直補修−仕上検査(以上、乾湿仕上げ工程)の各工
程により加工処理する。
すなわち、前半の湿仕上げ工程において、製織された反
物を速度40m/分て送りながら、ガスゲージ80mm
Hgの圧力のガス火で毛羽を焼いた後、温度25℃で1
〜2時間かけてロープ洗絨を行なう。この洗絨のもみ効
果で汚れが落ちるとともに、膨み増加作用が与えられて
、経緯両糸が丸みのある断面形態を保ち、かつ両糸の交
叉部で膨みのある屈曲状態になり、生地表面にしぼが生
じる。
物を速度40m/分て送りながら、ガスゲージ80mm
Hgの圧力のガス火で毛羽を焼いた後、温度25℃で1
〜2時間かけてロープ洗絨を行なう。この洗絨のもみ効
果で汚れが落ちるとともに、膨み増加作用が与えられて
、経緯両糸が丸みのある断面形態を保ち、かつ両糸の交
叉部で膨みのある屈曲状態になり、生地表面にしぼが生
じる。
このロープ洗絨の後、約4分間遠心脱水を行ない、さら
にこれを60℃で約20分間、タンブラ−乾燥処理する
。このタンブラ−乾燥により、前記の洗絨によって生じ
たしぼが消去されることなく強められて繊維屈曲度が増
し、かつ双糸であって表面に凹凸を有していることとも
相俟って、前記膨みが強調される。
にこれを60℃で約20分間、タンブラ−乾燥処理する
。このタンブラ−乾燥により、前記の洗絨によって生じ
たしぼが消去されることなく強められて繊維屈曲度が増
し、かつ双糸であって表面に凹凸を有していることとも
相俟って、前記膨みが強調される。
このタンブラ−乾燥処理の後、速度20m/分、オーバ
ーフィード6%、温度130℃で乾絨処理し、幅出しし
かつ寸法を安定性させる。
ーフィード6%、温度130℃で乾絨処理し、幅出しし
かつ寸法を安定性させる。
その後、必要に応じて中間検査および中間補修を行なっ
た後、後半の乾仕上げ工程に供する。
た後、後半の乾仕上げ工程に供する。
この後半の乾仕上げ工程では、上記同様に再度ガス毛焼
を行なった後、温度25℃で、約1時間かけてウィンス
洗絨を行なう。
を行なった後、温度25℃で、約1時間かけてウィンス
洗絨を行なう。
続いて、約4分間遠心脱水を行ない、さらに上記と同様
の条件で乾絨を行なった後、多孔のシリンダにラッピン
グ張力2kg/dで巻いた状態で、内側から蒸気を通し
て4分間のオープン蒸絨を行ないセット固定する。この
オープン蒸絨によれば、ラッピング張力およびプレス圧
が比較的弱く、前半の湿仕上げ工程の洗絨やタンブラ−
乾燥等によって生じたしぼが、ある程度揃えられてその
まま残存する。
の条件で乾絨を行なった後、多孔のシリンダにラッピン
グ張力2kg/dで巻いた状態で、内側から蒸気を通し
て4分間のオープン蒸絨を行ないセット固定する。この
オープン蒸絨によれば、ラッピング張力およびプレス圧
が比較的弱く、前半の湿仕上げ工程の洗絨やタンブラ−
乾燥等によって生じたしぼが、ある程度揃えられてその
まま残存する。
したがって、ウール100%の平織による毛織物である
にも拘らず、経緯両糸が、比較的丸みのある断面形態を
保ち、かつ両糸の交叉部において膨みを持った屈曲状態
を保持するようにセット固定されていることと、この両
糸が比較的撚数の多い双糸であって光自体の表面が凹凸
状をなしていることとが相俟って、細かく揃ったしぼ状
の凹凸が生地表面に形成され、冷温感および清涼感を呈
する本発明の毛織物を得ることができるのである。
にも拘らず、経緯両糸が、比較的丸みのある断面形態を
保ち、かつ両糸の交叉部において膨みを持った屈曲状態
を保持するようにセット固定されていることと、この両
糸が比較的撚数の多い双糸であって光自体の表面が凹凸
状をなしていることとが相俟って、細かく揃ったしぼ状
の凹凸が生地表面に形成され、冷温感および清涼感を呈
する本発明の毛織物を得ることができるのである。
なお、上記の仕上げ加工における加工条件は、糸の太さ
や打込み本数等によって異なる。
や打込み本数等によって異なる。
(実施例)
経緯両糸に、ウール100%の梳毛糸よりなる30番手
双糸で、次の普通糸Aと強撚糸Bの双糸を用いた。
双糸で、次の普通糸Aと強撚糸Bの双糸を用いた。
・普通糸A
下撚数TLA−660回/ m s下撚係数K L A
−85上撚数T LIA−830回/m、上撚係数KU
A−115・強撚糸B 下撚数T 、B−1000回/m、下撚係数K 、B−
129上撚数T UB−960回/ m s上撚係数K
u B−175前記の普通糸Aと強撚糸Bを、経糸お
よび緯糸双方共にそれぞれ交互に配して、経糸を58本
/吋、緯糸を54本/吋の打込み本数にして、平織によ
り製織した。
−85上撚数T LIA−830回/m、上撚係数KU
A−115・強撚糸B 下撚数T 、B−1000回/m、下撚係数K 、B−
129上撚数T UB−960回/ m s上撚係数K
u B−175前記の普通糸Aと強撚糸Bを、経糸お
よび緯糸双方共にそれぞれ交互に配して、経糸を58本
/吋、緯糸を54本/吋の打込み本数にして、平織によ
り製織した。
この平織の反物を、下記のとおりの仕上げ加工処理を行
なった。
なった。
■ガス毛焼:反物の速度40m/分、ガスゲージ 80
1厘 Hg ■ロープ洗絨:温度25℃、1.5時間■遠心脱水=4
分間 ■タンブラー乾燥:温度60℃、20分間、■乾 絨
;機械幅158(至)、温度130℃、速度20m/分
、オーバーフィー ド率6% ■ガス毛焼:反物の速度40m/分、ガスゲージ80龍
)1g ■ウィンス洗絨:温度25℃、1時間 ■遠心脱水:4分間 ■オーモレ蒸絨:ラッピング張力2kg/d。
1厘 Hg ■ロープ洗絨:温度25℃、1.5時間■遠心脱水=4
分間 ■タンブラー乾燥:温度60℃、20分間、■乾 絨
;機械幅158(至)、温度130℃、速度20m/分
、オーバーフィー ド率6% ■ガス毛焼:反物の速度40m/分、ガスゲージ80龍
)1g ■ウィンス洗絨:温度25℃、1時間 ■遠心脱水:4分間 ■オーモレ蒸絨:ラッピング張力2kg/d。
4分間
[株]乾 絨 :機械幅1580111%温度130℃
、速度20m/分、オーバーフィー ド率6% こうして得られた毛織物は、ウール100%の平織によ
る毛織物であるにも拘らず、第1図および第2図に示す
ように、双糸による経緯両糸が、いずれも比較的丸みの
ある形態を保ち、かつ両糸の交叉部において膨みを持っ
た屈曲状態を保持するようにセット固定されて、表面に
細かく揃ったしぼ状の凹凸が形成された。
、速度20m/分、オーバーフィー ド率6% こうして得られた毛織物は、ウール100%の平織によ
る毛織物であるにも拘らず、第1図および第2図に示す
ように、双糸による経緯両糸が、いずれも比較的丸みの
ある形態を保ち、かつ両糸の交叉部において膨みを持っ
た屈曲状態を保持するようにセット固定されて、表面に
細かく揃ったしぼ状の凹凸が形成された。
すなわち、経緯両糸の糸断面における織物面と平行方向
の径aと、これとは直角方向の厚みbの比(b/a)に
よる扁平率αを調べると、次の第1表のごとくなった。
の径aと、これとは直角方向の厚みbの比(b/a)に
よる扁平率αを調べると、次の第1表のごとくなった。
また前記の毛織物について、摩擦係数、摩擦抵抗および
接触冷温感等を調べた。その結果は次の第2表に示すと
おりてあった。
接触冷温感等を調べた。その結果は次の第2表に示すと
おりてあった。
(比較例)
実施例との比較のため、経糸および緯糸の双方に、ウー
ル100%の梳毛糸よりなる30番手双糸で、 下撚数T −660回Z m s下撚係数に、A−8
5A 上撚数T −630回/ m s上撚係数K UA−
115U^ の普通糸Aを用いて、打込み本数を上記実施例の場合と
同様にして平織し、この平織の反物を、下記のとおりの
従来方法による仕上げ加工処理を行なった。
ル100%の梳毛糸よりなる30番手双糸で、 下撚数T −660回Z m s下撚係数に、A−8
5A 上撚数T −630回/ m s上撚係数K UA−
115U^ の普通糸Aを用いて、打込み本数を上記実施例の場合と
同様にして平織し、この平織の反物を、下記のとおりの
従来方法による仕上げ加工処理を行なった。
■ガス毛焼:反物の速度40m/分、ガスゲージ80關
Hg ■煮 絨 :速度16m/分、温度80℃■ロープ洗絨
:温度25℃、1.5時間■煮 絨 :速度16m/分
、温度80℃■乾 絨 :機械幅158cm、温度13
0℃、速度20m/分、オーバーフィー ド率0% ■釜蒸絨 ニブレス圧0. 8kg/rr?、ラッピン
グ張力0.8kg/ゴ、吹込み圧 1.4kg/ゴ、4分間 ■連続蒸絨ニブレス圧2kg/rrf、速度10m7分 こうして得られた毛織物は、第5図および第6図に示す
ように、洗絨によるしぼは消去されて、経緯両糸が比較
的扁平化した状態でセット固定されており、生地表面に
はほとんどしは状の凹凸を有さないものとなった。
Hg ■煮 絨 :速度16m/分、温度80℃■ロープ洗絨
:温度25℃、1.5時間■煮 絨 :速度16m/分
、温度80℃■乾 絨 :機械幅158cm、温度13
0℃、速度20m/分、オーバーフィー ド率0% ■釜蒸絨 ニブレス圧0. 8kg/rr?、ラッピン
グ張力0.8kg/ゴ、吹込み圧 1.4kg/ゴ、4分間 ■連続蒸絨ニブレス圧2kg/rrf、速度10m7分 こうして得られた毛織物は、第5図および第6図に示す
ように、洗絨によるしぼは消去されて、経緯両糸が比較
的扁平化した状態でセット固定されており、生地表面に
はほとんどしは状の凹凸を有さないものとなった。
すなわち、経緯両糸の糸断面における扁平率αは、次の
第1表に示すとおりであった。またこの毛織物について
も、摩擦係数、摩擦抵抗および接触冷温感等を調べた。
第1表に示すとおりであった。またこの毛織物について
も、摩擦係数、摩擦抵抗および接触冷温感等を調べた。
その結果を第2表に併せて示す。
なお、摩擦係数については、摩擦試験を、インストロン
使用の方法により、摩擦布として綿布(金中3号)を使
用し、摩擦速度を30cm/分、荷重−268gf’と
して試験し測定した。
使用の方法により、摩擦布として綿布(金中3号)を使
用し、摩擦速度を30cm/分、荷重−268gf’と
して試験し測定した。
また、摩擦抵抗は、KES法によるもので、摩擦感テス
ター(KES−8E)を使用し、感度H(20g/v)
、資料台移動速度:1.Omm / see %荷重5
0gf (標準)で試験を行ない、測定した。
ター(KES−8E)を使用し、感度H(20g/v)
、資料台移動速度:1.Omm / see %荷重5
0gf (標準)で試験を行ない、測定した。
さらに、接触冷温感(J / d 5ee)については
、カド−チック株式会社製のサーモラボ■型を使用し、
その仕様に準拠して行ない、一定温度に加熱した純銅板
製の貯熱板の上に試料を置いて10gf/c−の圧力を
かけ、熱流束(室温との温度差が10℃での単位面積当
りの熱流束)を測定した。
、カド−チック株式会社製のサーモラボ■型を使用し、
その仕様に準拠して行ない、一定温度に加熱した純銅板
製の貯熱板の上に試料を置いて10gf/c−の圧力を
かけ、熱流束(室温との温度差が10℃での単位面積当
りの熱流束)を測定した。
熱伝動率についても、前記サーモラボ■型によりその仕
様に従って測定した。
様に従って測定した。
上記の結果から明らかなように、本発明の実施例のもの
は、経緯両糸の扁平化が抑制されて、糸断面の扁平率0
.60以上を保って、しぼ状の細かな凹凸が全面に渡っ
て形成されているために、摩擦係数および摩擦抵抗とも
に比較例の普通品よりも大きく、かつ接触冷温感も比較
例に比してはるかに向上したものとなった。
は、経緯両糸の扁平化が抑制されて、糸断面の扁平率0
.60以上を保って、しぼ状の細かな凹凸が全面に渡っ
て形成されているために、摩擦係数および摩擦抵抗とも
に比較例の普通品よりも大きく、かつ接触冷温感も比較
例に比してはるかに向上したものとなった。
[発明の効果コ
上記のように本発明によれば、ウール100%の毛織物
であるにも拘らず、経緯両糸が比較的丸みのある状態を
保持してかつ両糸の交叉部で膨みを持った屈曲状態に保
持され、これが両糸に双糸を使用していることと相俟っ
て、前記膨みか強調されて細かく揃ったしは状の凹凸、
特に従来の不良品扱いされたヤスリ目と称されるものよ
りもはるかに細かいしぼ状の凹凸か全面に渡って形成さ
れて、毛織物特有の艶やヌメリのある風合が抑えられ、
冷温感、清涼感を呈し、しかも体裁が良く、したがって
紳士夏物用あるいは婦人用の服地として好適に使用でき
るものである。
であるにも拘らず、経緯両糸が比較的丸みのある状態を
保持してかつ両糸の交叉部で膨みを持った屈曲状態に保
持され、これが両糸に双糸を使用していることと相俟っ
て、前記膨みか強調されて細かく揃ったしは状の凹凸、
特に従来の不良品扱いされたヤスリ目と称されるものよ
りもはるかに細かいしぼ状の凹凸か全面に渡って形成さ
れて、毛織物特有の艶やヌメリのある風合が抑えられ、
冷温感、清涼感を呈し、しかも体裁が良く、したがって
紳士夏物用あるいは婦人用の服地として好適に使用でき
るものである。
殊に、本発明の方法によれば、経緯両糸に比較的撚数の
多い双糸を用いた上、製織後の仕上げ加工において、前
半の湿仕上げ工程ではロープ洗絨後にタンブラ−乾燥処
理を行ない、さらに後半の転住上げ工程ではウィンス洗
絨後にオーブン蒸絨を行なってセットすることにより、
洗絨により生じるしぼ状の凹凸がさらに強められてかつ
細かく揃って全面に形成されることになり、ウール10
0%の平織の毛織物でありながら、サッカー調の如く外
観的体裁のよい凹凸感を呈し、上記のごとく冷温感およ
び清涼感のある毛織物を問題なく製造できるのである。
多い双糸を用いた上、製織後の仕上げ加工において、前
半の湿仕上げ工程ではロープ洗絨後にタンブラ−乾燥処
理を行ない、さらに後半の転住上げ工程ではウィンス洗
絨後にオーブン蒸絨を行なってセットすることにより、
洗絨により生じるしぼ状の凹凸がさらに強められてかつ
細かく揃って全面に形成されることになり、ウール10
0%の平織の毛織物でありながら、サッカー調の如く外
観的体裁のよい凹凸感を呈し、上記のごとく冷温感およ
び清涼感のある毛織物を問題なく製造できるのである。
第1図は本発明の実施例による毛織物一部の斜視方向の
電子顕微鏡写真、第2図は同上切断面の電子顕微鏡写真
、第3図は糸断面の扁平率を求める際の径aと厚みbの
決定方法を示す説明図、第4図は普通糸と強撚糸とを交
互に配する場合の説明図、第5図は従来法による毛織物
(普通品)一部の斜視方向の電子顕微鏡写真、同略示図
、第6図は、同上切断面の電子顕微鏡写真である。
電子顕微鏡写真、第2図は同上切断面の電子顕微鏡写真
、第3図は糸断面の扁平率を求める際の径aと厚みbの
決定方法を示す説明図、第4図は普通糸と強撚糸とを交
互に配する場合の説明図、第5図は従来法による毛織物
(普通品)一部の斜視方向の電子顕微鏡写真、同略示図
、第6図は、同上切断面の電子顕微鏡写真である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ウール100%の梳毛糸よりなる双糸を経緯両糸に
用いて平織してなり、経緯両糸は、糸断面の扁平率が0
.60以上でかつ両糸の交叉部において膨みを持った屈
曲状態を保持するようにセット固定され、生地表面の全
面に渡ってほぼ均一に細かなしぼ状の凹凸が形成されて
なることを特徴とする表面がしぼ状の凹凸面を呈する毛
織物。 2、経糸および緯糸の少なくとも一方の糸には、ウール
100%の梳毛糸よりなる双糸で、普通糸と強撚糸の双
糸が交互に配されて、平織されてなる請求項1に記載の
表面がしぼ状の凹凸面を呈する毛織物。 3、しぼ状凹凸面による表面における静摩擦係数が、1
.81以上、摩擦抵抗が0.165以上である請求項1
または2に記載の表面がしぼ状の凹凸面を呈する毛織物
。 4、ウール100%の梳毛糸よりなる双糸を経緯両糸に
用いて平織組織で製織し、この製織後の反物の仕上げ加
工において、前半の湿仕上げ工程ではロープ洗絨後にタ
ンブラー乾燥処理を行ない、さらに後半の乾仕上げ工程
ではウインス洗絨後にオープン蒸絨を行なうことにより
、経緯両糸が糸断面の扁平率0.60以上を保ってかつ
経緯両糸の交叉部で膨みを持った屈曲状態を保持するよ
うに処理し、生地表面の全面に渡ってほぼ均一に細かな
しぼ状の凹凸を形成することを特徴とする表面がしぼ状
の凹凸面を呈する毛織物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2324423A JPH04194052A (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 表面がしぼ状の凹凸面を呈する毛織物とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2324423A JPH04194052A (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 表面がしぼ状の凹凸面を呈する毛織物とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04194052A true JPH04194052A (ja) | 1992-07-14 |
Family
ID=18165633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2324423A Pending JPH04194052A (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 表面がしぼ状の凹凸面を呈する毛織物とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04194052A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104404687A (zh) * | 2014-12-22 | 2015-03-11 | 江苏倪家巷集团精毛纺织有限公司 | 超强抗皱印花精纺面料及其织造工艺 |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP2324423A patent/JPH04194052A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104404687A (zh) * | 2014-12-22 | 2015-03-11 | 江苏倪家巷集团精毛纺织有限公司 | 超强抗皱印花精纺面料及其织造工艺 |
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