JPH0420603Y2 - - Google Patents

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JPH0420603Y2
JPH0420603Y2 JP9803585U JP9803585U JPH0420603Y2 JP H0420603 Y2 JPH0420603 Y2 JP H0420603Y2 JP 9803585 U JP9803585 U JP 9803585U JP 9803585 U JP9803585 U JP 9803585U JP H0420603 Y2 JPH0420603 Y2 JP H0420603Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は金属蒸着箔に関し、より詳記すれ
ば、二つのベース材の使用し、かかる二つのベー
ス材間に二つの金属蒸着層を接着剤層を介して金
属蒸着層の二層構造とする金属蒸着箔に関するも
のである。
従来、金属蒸着箔はベースフイルム上にアンダ
コート層を形成し、その上に金属の蒸着層を設け
ている。また、上記金属蒸着層の上にさらにトツ
プコート層を形成したものも存在する。
しかし、これらの金属蒸着箔は手工業によつて
作られる金箔、銀箔等のいわゆる打箔(手箔)に
比べ、利用価値が低いものであつた。
即ち、手箔は重く、柔軟性があり、かつ密着性
が良いのに比べ、上記金属蒸着箔は軽く、柔軟性
及び密着性が劣るため、たとえば、かかる金属蒸
着箔をある物に貼る場合、手箔と異なりこの金属
蒸着箔はその金属蒸着箔の貼合面に空気抵抗を受
けやすく、また該貼合面と貼る物の貼着面との間
に存在する空気を追い出しにくく、金属蒸着箔を
貼る物の貼着面に緊密かつ密着して貼ることが困
難で、却つて、金属蒸着箔の貼合面を貼る物の貼
着面との間に空気が入り、貼合した金属蒸着箔に
気泡などによるむらが生じることがしばしば存在
し、かかるむら部分から金属蒸着箔が、剥がれた
りすることがあつた。したがつて、仏壇の内壁面
等に使用される金箔の如く貼合面が広い範囲で金
箔を使用する場合には、かかる金属蒸着箔の使用
は難しかつた。また、上記金属蒸着箔は上記の点
により、その蒸着箔を自由に一定形に切りそろえ
ることが難しく、したがつて適当な寸法に切つて
使用する切り箔や野毛、砂子等に利用することは
なかつた。
また、上記従来の金属蒸着箔は打箔に比べ、柔
軟性が劣り、さくくて堅いため、この金属蒸着箔
を貼合した後、しばしばひび破れが生じ、金属蒸
着箔は剥げ落ちることがあつた。
また、従来の金属蒸着箔には、上記した金属蒸
着層が一層のもののほか、金属蒸着層を二層とし
たもの、たとえば、ベースフイルム上に金の蒸着
層を形成し、該蒸着層の上にトツプコート層(樹
脂薄層)を設け、さらに金の蒸着層をその上に形
成することにより、金属蒸着層を二層構造とした
ものも存在する。しかし、この二層構造のもの
は、単に樹脂薄層をはさんで二層の金属蒸着層を
形成しているにすぎず、二つの金属蒸着層が有機
的に結びついて一体としての金属蒸着層を形成す
るものでないため、上述した金属蒸着層が一層の
金属蒸着箔と同様の欠点を有し、使用用途が限定
されていた。
そこで、本考案は、上記従来の金属蒸着箔の欠
点に鑑み、金属蒸着層を、接着剤を介して二層構
造として形成すると共に、上記二層の金属蒸着層
を二つの対向するベース材間に形成することによ
り、従来の打箔と同等な性質を金属蒸着箔に与
え、上記欠点を解消した利用価値の高い金属蒸着
箔を提供しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基き説明すれ
ば、第1図は本考案金属蒸着箔の縦断面要領図
で、1,1は対向する二つのベース材である。こ
のベース材はプラスチツクフイルムか、或いは離
型紙などが使用される。このプラスチツクフイル
ムとしては、特に制限はないが、たとえばポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、テトロ
ン、ナイロンなどのフイルム類を使用する。図上
においては、プラスチツクフイルムを使用してい
るが、この二つのベースフイルムを同一のフイル
ムで形成しても、或いは、剥離との関係におい
て、異種のフイルムとして形成してもよく、たと
えば一方をテトロンフイルムとし、他方をポリプ
ロピレンフイルムとする場合、他方のポリプロピ
レンフイルムにおいては、下記の離型層を設ける
必要なく剥離することができ、また、ベースフイ
ルムを異種のものとすることによつて剥離容易程
度を調整することができる。
2,2は離型層で、上記ベースフイルム1,1
上に離型剤を塗布して設ける。この離型剤はたと
えばアクリル系或いは繊維素系樹脂を使用する
が、これらのものに限定されるものでない。ま
た、この離型層2,2は上記ベースフイルム1,
1で述べた如く、離型性のよいフイルムの場合に
は必要はなく、必要に応じて設けるものである。
この離型層2,2を第3図実施例の如く、ベース
フイルム1,1上に各々形成する場合、離型剤相
互を異種のもの、即ち、離型性が非常に良いもの
と、平均的なものとに相違させて離型層2,2を
設けることもできる。かかる場合、一方のベース
フイルム1をあらかじめ使用する前段階で容易に
剥離させておくことができ、他方のベースフイル
ム1は使用する直前に剥離させることができ、金
属蒸着箔の使用を円滑化することができるもので
ある。
また、3,3はコーテイング樹脂層で、ベース
フイルム1,1上に上記離型層2,2を設ける場
合は、該離型層2,2上に、また離型層2,2を
形成しない場合、ベースフイルム1,1上に直
接、樹脂塗料を塗布してコーテイング樹脂層を形
成する。またこのコーテイング樹脂層3,3は、
たとえば蒸着する金属、すなわち純金、純銀など
のように、いわゆるトツプコートを設けないほう
が、より打箔の如くにみせることができる場合も
ある。したがつて、このコーテイング樹脂層は常
に二層形成する必要はなく、蒸着する金属或いは
その他の理由によつては一つのコーテイング樹脂
層だけでもよいものである。
このコーテイング樹脂塗料としては、たとえば
メラミン系或いはアクリル系樹脂を用いるが、他
の樹脂でもよく別に制限されるものでない。ま
た、コーテイング樹脂層3,3は、透明な樹脂層
として形成する場合の他、蒸着する金属の種類に
よつて、上記塗料に着色料を加え、コーテイング
樹脂層3,3をたとえば黄色の樹脂層として形成
し、蒸着金属がアルミニウムであつても、金の蒸
着箔の如くにみせるようにすることができる。ま
たコーテイング樹脂層3,3を柄ものの樹脂層と
して形成した場合には、蒸着金属に図柄的変化を
与えることができるものである。
また、4,4は金属蒸着層で上記コーテイング
樹脂層3,3が形成されている場合は、コーテイ
ング樹脂層3,3上に形成され、かかる樹脂層が
形成されていない場合は、上記離型層2,2或い
はベースフイルム1上に形成される。この金属蒸
着層4,4は該金属蒸着層4,4の間に設けられ
た接着剤層5により、第2図に示す如く有機的一
体化され、あたかも一層の金属蒸着層4,4の如
くに形成されている。
この金属蒸着層における蒸着する金属として
は、アルミニウム、金、銀、ニツケル、スズ、亜
鉛などが使用されるが、特に限定を受けるもので
ない。
また、上記接着剤としては、主としてエポキシ
樹脂系接着剤を使用するが、この接着剤に限定さ
れるものでなく、たとえば、イソシアネート系接
着剤などでもよい。
また、上記接着剤に配合する可塑剤を調整する
ことにより接着剤に与える柔軟性を調整し、金属
蒸着箔の用途に従つて、一体化した二層の金属蒸
着層4,4に当該接着層5によつて柔軟性(粘着
性)を、或いはやや硬質性を与えて、金属蒸着箔
の軟硬の程度を調節する。
本考案の金属蒸着箔は上記のように接着剤層5
を介して二層の金属蒸着層4,4を有機的一体化
した構造としていることから、二層の金属蒸着層
4,4が相互に繋がり、かつ上記接着剤層5がク
ツシヨン的役割を果す結果となる。したがつて、
従来の一層あるいは単に二層とした金属蒸着箔と
異なり本考案金属蒸着箔は打箔の如く柔軟性(ね
ばり)を有し、この金属蒸着箔をある物に貼合使
用しても、ひび割れを生じ、その部分の箔が脱落
することはなく、永続的に箔を貼合させておくこ
とができる。
また、本考案金属蒸着箔は二層の金属蒸着箔
4,4が接着剤5を介して形成されていることか
ら、打箔と同様な重み及び厚みを有する。したが
つて、本考案金属蒸着箔を貼る場合、箔の貼合面
から容易に空気を追出すことができ、箔の貼合面
内に極小の気泡を生じさせることなく、箔の表面
をむらなく美麗に貼合させることができるもので
ある。また容易に一定形に切り揃えることが可能
であることから、切り箔や野毛として使用できる
他、箔を粒子状に形成して使用する砂子としても
利用することができ、極めて利用範囲の大きい金
属蒸着箔といえるものである。
さらに、本考案金属蒸着箔は接着剤層5を介し
て形成される二層の金属蒸着層4,4を二つのベ
ース材1,1の間に挟持する構造とするため、金
属蒸着箔に浮き出したり、へこんだりした凹凸模
様を付ける、いわゆるエンボス加工を施すること
ができる。即ち、上記接着剤層5が二層の金属蒸
着層4,4のクツシヨンの役割を果し、かつ二つ
のベース材1,1により保護されていることか
ら、金属蒸着箔をエンボスロールに押し付けて
も、ひび割れを起させずエンボル加工を施すこと
ができ、本考案金属蒸着箔の外観、風合をあたか
も打箔の如くに形成せしめることができる。
また、上記二つのベース材1,1を、プラスチ
ツクフイルムとし、かかるプラスチツクフイルム
を異種のもの、たとえばテトロンフイルムとポリ
プロピレンフイルムとの如くにベース材1,1相
互の材質を相違させ、両ベース材1,1における
剥離性に程度の差を設けることが可能である。し
たがつて、一方のベース材1を金属蒸着箔の使用
の前段階において剥離しておき、他方のベース材
1のみ使用する際に剥離するようにすれば、金属
蒸着箔を極めて便利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は金属蒸着箔の縦断面要領図、第2図は
金属蒸着層の拡大断面要領図、第3図は他の実施
例断面要領図である。 1,1……ベース材、3,3……コーテイング
樹脂層、4,4……金属蒸着層、5……接着剤
層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二つの対向するベース材が設けられ、このベー
    ス材間に接着剤層を介して二層の金属蒸着層が形
    成され、かつ上記ベース材と金属蒸着層との間に
    少なくとも1つのコーテイング樹脂層が形成され
    たことを特徴とする金属蒸着箔の構造。
JP9803585U 1985-06-26 1985-06-26 Expired JPH0420603Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9803585U JPH0420603Y2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26

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JP9803585U JPH0420603Y2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26

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JPS625924U JPS625924U (ja) 1987-01-14
JPH0420603Y2 true JPH0420603Y2 (ja) 1992-05-12

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