JPH0420932B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0420932B2 JPH0420932B2 JP18708085A JP18708085A JPH0420932B2 JP H0420932 B2 JPH0420932 B2 JP H0420932B2 JP 18708085 A JP18708085 A JP 18708085A JP 18708085 A JP18708085 A JP 18708085A JP H0420932 B2 JPH0420932 B2 JP H0420932B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyethyleneimine
- hydroxamic acid
- crosslinked
- ester
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、海水その他の天然水や産業排水など
から、溶存する微量の金属イオンを吸着回収する
のに好適な金属キレート形成能を有する架橋ポリ
エチレンイミン系高分子化合物の製法に関するも
のである。
から、溶存する微量の金属イオンを吸着回収する
のに好適な金属キレート形成能を有する架橋ポリ
エチレンイミン系高分子化合物の製法に関するも
のである。
海水中のウランのように希薄な微量の金属イオ
ンを吸着回収するには、吸着速度及び吸着容量の
大きい吸着剤が望ましく、また海水などの被処理
液及び脱着処理液に対し高い安定性を有すること
が重要である。
ンを吸着回収するには、吸着速度及び吸着容量の
大きい吸着剤が望ましく、また海水などの被処理
液及び脱着処理液に対し高い安定性を有すること
が重要である。
一方、ヒドロキサム酸化合物は、多くの重金属
イオンとキレート錯体を形成することが知られ、
その性質を利用して、溶媒抽出法による重金属イ
オンの定量や分離に使用され、浮選法による鉱山
排水からの重金属イオンの回収などへの応用も試
みられている。
イオンとキレート錯体を形成することが知られ、
その性質を利用して、溶媒抽出法による重金属イ
オンの定量や分離に使用され、浮選法による鉱山
排水からの重金属イオンの回収などへの応用も試
みられている。
ヒドロキサム酸化合物がキレート鎖体を形成す
る重金属イオンは多種にわたり、例えば遷移金属
ではチタン、バナジウム、マンガン、鉄、コバル
ト、ニツケル、銅、亜鉛、ジルコニウム、ニオ
ブ、モリブデン、カドミウム、スズ、ハフニウ
ム、タングステン、水銀、ビスマス等が挙げら
れ、またランタニド系列ではプラセオジム、ネオ
ジム、サマリウム、ガドリニウム、ジスプロシウ
ム、アクチニド系列ではプロトアクチニウム、ウ
ラン、ネプツニウム、プルトニウム等が挙げられ
る。
る重金属イオンは多種にわたり、例えば遷移金属
ではチタン、バナジウム、マンガン、鉄、コバル
ト、ニツケル、銅、亜鉛、ジルコニウム、ニオ
ブ、モリブデン、カドミウム、スズ、ハフニウ
ム、タングステン、水銀、ビスマス等が挙げら
れ、またランタニド系列ではプラセオジム、ネオ
ジム、サマリウム、ガドリニウム、ジスプロシウ
ム、アクチニド系列ではプロトアクチニウム、ウ
ラン、ネプツニウム、プルトニウム等が挙げられ
る。
このようなヒドロキサム酸化合物の重金属吸着
特性を活かし、例えば海水中のウランを吸着採取
したり、排水中に溶存する微量の金属イオンを吸
着回収するための吸着剤として利用するには、ヒ
ドロキサム酸化合物を安定な親水性の高分子中に
導入固定化することが必要である。
特性を活かし、例えば海水中のウランを吸着採取
したり、排水中に溶存する微量の金属イオンを吸
着回収するための吸着剤として利用するには、ヒ
ドロキサム酸化合物を安定な親水性の高分子中に
導入固定化することが必要である。
このようなヒドロキサム酸構造を固定化した高
分子としてポリアクリルヒドロキサム酸が知ら
れ、この樹脂が銅イオンなどの金属イオンに対し
て良好な吸着捕集能を有することも知られている
〔W.Kern.R.C.Schulz.Angew.Chem.69,153
(1957),山本隆一他、工化、70(5)、152(1967)参
照〕。このポリアクリルヒドロキサム酸はポリア
クリルエステルにヒドロキシルアミンを反応させ
て製造されるが、その反応は必らずしも円滑に進
行するものではなく、ヒドロキサム酸が形成され
るはずのエステル部がかなり残存し、高い吸着能
を有するキレート樹脂を形成させることは困難で
ある。
分子としてポリアクリルヒドロキサム酸が知ら
れ、この樹脂が銅イオンなどの金属イオンに対し
て良好な吸着捕集能を有することも知られている
〔W.Kern.R.C.Schulz.Angew.Chem.69,153
(1957),山本隆一他、工化、70(5)、152(1967)参
照〕。このポリアクリルヒドロキサム酸はポリア
クリルエステルにヒドロキシルアミンを反応させ
て製造されるが、その反応は必らずしも円滑に進
行するものではなく、ヒドロキサム酸が形成され
るはずのエステル部がかなり残存し、高い吸着能
を有するキレート樹脂を形成させることは困難で
ある。
エステルとヒドロキシルアミンとの反応を促進
するために、より活性なエステルであるマロン酸
ジエステル残基をポリスチレン樹脂に導入し、こ
れをヒドロキシルアミンで処理することにより、
ヒドロキサム酸残基の導入を容易にする方法が提
案されている(特開昭59−84907号公報)。しか
し、この方法ではエステルの加水分解が平行して
起こり、カルボン酸残基が生成する上、得られた
樹脂の親水性が十分でないという問題点を有して
いる。
するために、より活性なエステルであるマロン酸
ジエステル残基をポリスチレン樹脂に導入し、こ
れをヒドロキシルアミンで処理することにより、
ヒドロキサム酸残基の導入を容易にする方法が提
案されている(特開昭59−84907号公報)。しか
し、この方法ではエステルの加水分解が平行して
起こり、カルボン酸残基が生成する上、得られた
樹脂の親水性が十分でないという問題点を有して
いる。
本発明は、このようなヒドロキサム酸残基を高
分子中に導入固定する方法の従来の問題点を克服
し、カルボン酸の副生を伴なうことなく、できる
だけ多くのヒドロキサム酸残基が導入され、しか
も、親水性に富んだキレート樹脂を得ることを目
的とする。
分子中に導入固定する方法の従来の問題点を克服
し、カルボン酸の副生を伴なうことなく、できる
だけ多くのヒドロキサム酸残基が導入され、しか
も、親水性に富んだキレート樹脂を得ることを目
的とする。
本発明者は、高分子に結合したエステル基と親
水性の高いヒドロキシルアミンを反応させるため
に、高分子自体が高い親水性を持つことが望まし
いこと、また、この反応が塩基性触媒下で促進さ
れることなどに着目し、これらの点を満足する高
分子としてポリエチレンイミンを選んで鋭意研究
を重ねた結果、高い導入率でヒドロキサム酸残基
を含有する高親水性キレート樹脂が得られること
を見い出し、本発明をなすに至つた。
水性の高いヒドロキシルアミンを反応させるため
に、高分子自体が高い親水性を持つことが望まし
いこと、また、この反応が塩基性触媒下で促進さ
れることなどに着目し、これらの点を満足する高
分子としてポリエチレンイミンを選んで鋭意研究
を重ねた結果、高い導入率でヒドロキサム酸残基
を含有する高親水性キレート樹脂が得られること
を見い出し、本発明をなすに至つた。
本発明は、架橋ポリエチレンイミン系高分子化
合物にアクリル酸エステルを反応させて、側鎖に
プロピオン酸エステル残基を有するポリエチレン
イミン誘導体とし、次いで、これにヒドロキシル
アミンを反応させることを特徴とする、 式 −CH2CH2CONHOH で表わされるヒドロキサム酸残基を側鎖に有する
架橋ポリエチレンイミン系高分子化合物の製法を
提供するものである。
合物にアクリル酸エステルを反応させて、側鎖に
プロピオン酸エステル残基を有するポリエチレン
イミン誘導体とし、次いで、これにヒドロキシル
アミンを反応させることを特徴とする、 式 −CH2CH2CONHOH で表わされるヒドロキサム酸残基を側鎖に有する
架橋ポリエチレンイミン系高分子化合物の製法を
提供するものである。
本発明の方法で得られる高分子化合物は、ポリ
エチレンイミン鎖の窒素原子にプロピオニルヒド
ロキサム酸が結合した構造を有し、配位子として
有効な脂肪族三級アミンが保存されている。した
がつて、アミン窒素はヒドロキサム酸残基と協同
的に作用して金属イオンとキレート結合するのに
適しており、キレート形成能を向上する上でも有
効な役割を果たす。しかも、水溶性のポリエチレ
ンイミンを素材としているために、このキレート
樹脂は高い親水性を有しており、キレート形成速
度を高いという特性も合わせ持つている。
エチレンイミン鎖の窒素原子にプロピオニルヒド
ロキサム酸が結合した構造を有し、配位子として
有効な脂肪族三級アミンが保存されている。した
がつて、アミン窒素はヒドロキサム酸残基と協同
的に作用して金属イオンとキレート結合するのに
適しており、キレート形成能を向上する上でも有
効な役割を果たす。しかも、水溶性のポリエチレ
ンイミンを素材としているために、このキレート
樹脂は高い親水性を有しており、キレート形成速
度を高いという特性も合わせ持つている。
本発明の方法において原料として用いられる架
橋ポリエチレンイミン系高分子化合物をはじめに
説明する。架橋ポリエチレンイミン系高分子化合
物としては、架橋ポリスチレンにポリエチレンイ
ミンをグラフト重合させて得られる樹脂や適当な
架橋剤で架橋不溶化された直鎖状または分岐状の
ポリエチレンイミンを用いることができる。これ
らは粒状、粉状、膜状、繊維状などに賦形化した
状態で用いる。粒状の架橋ポリエチレンイミン系
高分子化合物を製造する方法の一つとして、市販
のポリエチレンイミン水溶液を逆相懸濁させて架
橋させるものがある。すなわち、水と混合しない
有機溶媒中にポリエチレンイミン水溶液を懸濁さ
せ、これを撹拌して粒状に分散させた状態でメチ
レンビスアクリルアミドなどの架橋剤を添加し、
架橋不溶化した粒状樹脂を得る方法である。こう
して得た架橋ポリエチレンイミン系高分子化合物
をアルコールで洗浄したものは、直ちに次の反応
に用いることができる。
橋ポリエチレンイミン系高分子化合物をはじめに
説明する。架橋ポリエチレンイミン系高分子化合
物としては、架橋ポリスチレンにポリエチレンイ
ミンをグラフト重合させて得られる樹脂や適当な
架橋剤で架橋不溶化された直鎖状または分岐状の
ポリエチレンイミンを用いることができる。これ
らは粒状、粉状、膜状、繊維状などに賦形化した
状態で用いる。粒状の架橋ポリエチレンイミン系
高分子化合物を製造する方法の一つとして、市販
のポリエチレンイミン水溶液を逆相懸濁させて架
橋させるものがある。すなわち、水と混合しない
有機溶媒中にポリエチレンイミン水溶液を懸濁さ
せ、これを撹拌して粒状に分散させた状態でメチ
レンビスアクリルアミドなどの架橋剤を添加し、
架橋不溶化した粒状樹脂を得る方法である。こう
して得た架橋ポリエチレンイミン系高分子化合物
をアルコールで洗浄したものは、直ちに次の反応
に用いることができる。
次に、ヒドロキサム酸残基を導入するために必
要なエステル残基を持つポリエチレンイミン高分
子化合物について説明する。このためには、ポリ
エチレンイミンの一級及び二級のアミノ基への、
α,β−不飽和カルボン酸エステルの付加反応が
好適である。とくに、α,β−不飽和カルボン酸
エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル
酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸2−メト
キシエチル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸テ
トラヒドロフルフリルなどのアクリル酸エステル
が反応性、入手しやすさなどの点で最も望まし
い。
要なエステル残基を持つポリエチレンイミン高分
子化合物について説明する。このためには、ポリ
エチレンイミンの一級及び二級のアミノ基への、
α,β−不飽和カルボン酸エステルの付加反応が
好適である。とくに、α,β−不飽和カルボン酸
エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル
酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸2−メト
キシエチル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸テ
トラヒドロフルフリルなどのアクリル酸エステル
が反応性、入手しやすさなどの点で最も望まし
い。
分散媒としては、アミン及び不飽和カルボン酸
エステルと反応しないものであればいかなるもの
でもよいが、架橋ポリエチレンイミンとα,β−
不飽和カルボン酸との反応は非常に効率良く進行
するので、水やメタノールあるいはエタノールを
用いることができる。さらにまた、ポリエチレン
イミンの水溶液を逆相懸濁で架橋させたものは、
架橋反応終了後、引き続きα,β−不飽和カルボ
ン酸エステルを添加して反応させることができ
る。この場合には、架橋ポリエチレンイミンは水
によつて膨潤状態にあるので、水溶性のアクリル
酸エステル、たとえば、アクリル酸2−ヒドロキ
シエチルを用いることが好適である。通常、反応
温度は室温程度で良いが、溶媒の沸点程度まで上
昇し、反応を促進させても良い。反応時間は反応
温度にもよるが、通常5時間から30時間の範囲で
ある。
エステルと反応しないものであればいかなるもの
でもよいが、架橋ポリエチレンイミンとα,β−
不飽和カルボン酸との反応は非常に効率良く進行
するので、水やメタノールあるいはエタノールを
用いることができる。さらにまた、ポリエチレン
イミンの水溶液を逆相懸濁で架橋させたものは、
架橋反応終了後、引き続きα,β−不飽和カルボ
ン酸エステルを添加して反応させることができ
る。この場合には、架橋ポリエチレンイミンは水
によつて膨潤状態にあるので、水溶性のアクリル
酸エステル、たとえば、アクリル酸2−ヒドロキ
シエチルを用いることが好適である。通常、反応
温度は室温程度で良いが、溶媒の沸点程度まで上
昇し、反応を促進させても良い。反応時間は反応
温度にもよるが、通常5時間から30時間の範囲で
ある。
このようにして得たプロピオン酸エステル残基
で置換された架橋ポリエチレンイミン系高分子化
合物をヒドロキシルアミンを含む溶媒中に懸濁
し、室温から溶媒の沸点までの範囲の温度で1日
〜5日間反応させる。溶媒としてメタノールやエ
タノールがとくに好ましいが、水あるいは、含水
有機溶媒をも用いることができる。この反応を促
進させるために、アルコラートや水酸化アルカリ
が有効であるが、架橋ポリエチレンイミン自身が
触媒として有効な三級アミノ基を内蔵しており、
上記の触媒の不存在下でもヒドロキサム酸化は円
滑に進行する。また、その方が、エステルの加水
分解を防止できるので高収率で、式 −CH2CH2CONHOH で表わされるプロピオニルヒドロキサム酸残基
を、導入することができる。
で置換された架橋ポリエチレンイミン系高分子化
合物をヒドロキシルアミンを含む溶媒中に懸濁
し、室温から溶媒の沸点までの範囲の温度で1日
〜5日間反応させる。溶媒としてメタノールやエ
タノールがとくに好ましいが、水あるいは、含水
有機溶媒をも用いることができる。この反応を促
進させるために、アルコラートや水酸化アルカリ
が有効であるが、架橋ポリエチレンイミン自身が
触媒として有効な三級アミノ基を内蔵しており、
上記の触媒の不存在下でもヒドロキサム酸化は円
滑に進行する。また、その方が、エステルの加水
分解を防止できるので高収率で、式 −CH2CH2CONHOH で表わされるプロピオニルヒドロキサム酸残基
を、導入することができる。
この方法によれば、ポリアクリル酸エステルに
ヒドロキシルアミンを反応させる場合よりもはる
かに高い反応率でエステルをヒドロキサム酸に変
換することができる上、カルボン酸の副生が防止
される。
ヒドロキシルアミンを反応させる場合よりもはる
かに高い反応率でエステルをヒドロキサム酸に変
換することができる上、カルボン酸の副生が防止
される。
本発明で得られるヒドロキサム酸残基を側鎖に
持つ架橋ポリエチレンイミン系高分子化合物は、
前述の各種金属イオンに対し優れた吸着能を有
し、例えば海水中に数ppb程度しか存在しない極
めて低い濃度のウランを高い効率で吸着捕集する
ことができ、その他の微量の有価金属、例えばコ
バルト、ニツケル、銅、亜鉛、ストロンチウムな
ども効率よく吸着捕集し、これらを容易に分離回
収することができるので、金属イオン吸着回収用
として極めて有用な吸着剤である。
持つ架橋ポリエチレンイミン系高分子化合物は、
前述の各種金属イオンに対し優れた吸着能を有
し、例えば海水中に数ppb程度しか存在しない極
めて低い濃度のウランを高い効率で吸着捕集する
ことができ、その他の微量の有価金属、例えばコ
バルト、ニツケル、銅、亜鉛、ストロンチウムな
ども効率よく吸着捕集し、これらを容易に分離回
収することができるので、金属イオン吸着回収用
として極めて有用な吸着剤である。
以下に、実施例によつてさらに具体的に説明す
るが、これらの説明に限定されるのではない。
るが、これらの説明に限定されるのではない。
実施例
コンデンサー及び撹拌機を組み込んだ200cm3三
ツ口フラスコにヘキサン90cm3と四塩化炭素55cm3を
取り、撹拌しながらソルビタンモノオレート
(SPAN80)を数滴加えた後、30%ポリエチレン
イミン水溶液10cm3を加えた。氷冷して撹拌しなが
ら、メタノール3.5cm3とイオン交換水(以下水と
言う)3.0cm3の混合溶液に溶解したN,N′−メチ
レンビスアクリルアミド0.538gの溶液を加えた。
約30分間氷冷下で撹拌した後、60℃で7時間撹拌
を続けた。反応終了後、生成した架橋ポリエチレ
ンイミン(CPEI)の粒状物を濾過して集め、ソ
ツクスレー抽出器を用いてメタノールで、続いて
ヘキサンで各々18〜24時間洗浄した。40℃で真空
乾燥して粒状の架橋ポリエチレンイミンを得た。
収率はほぼ定量的であつた。
ツ口フラスコにヘキサン90cm3と四塩化炭素55cm3を
取り、撹拌しながらソルビタンモノオレート
(SPAN80)を数滴加えた後、30%ポリエチレン
イミン水溶液10cm3を加えた。氷冷して撹拌しなが
ら、メタノール3.5cm3とイオン交換水(以下水と
言う)3.0cm3の混合溶液に溶解したN,N′−メチ
レンビスアクリルアミド0.538gの溶液を加えた。
約30分間氷冷下で撹拌した後、60℃で7時間撹拌
を続けた。反応終了後、生成した架橋ポリエチレ
ンイミン(CPEI)の粒状物を濾過して集め、ソ
ツクスレー抽出器を用いてメタノールで、続いて
ヘキサンで各々18〜24時間洗浄した。40℃で真空
乾燥して粒状の架橋ポリエチレンイミンを得た。
収率はほぼ定量的であつた。
200cm3三角フラスコに架橋ポリエチレンイミン
1.859gを取り、一晩メタノールに浸せきしてから
余分のメタノールをデカントにより除いた。アク
リル酸2−ヒドロキシエチル7.3g(エチレンイミ
ド単位の約2倍のモル量)をメタノール6.1cm3に
溶かし、これに少量の2,2′−メチレンビス(6
−tert−ブチル−p−クレゾール)を加えた溶液
を、上記の架橋ポリエチレンイミンに少量ずつ添
加し、添加後暗所で時々振とうしながら8日間放
置した。反応終了後粒状樹脂を濾過して集め、ソ
ツクス−抽出器を用いてメタノールで一晩洗浄し
た。40℃で真空乾燥することにより、アクリル酸
ヒドロキシエチルが付加したポリエチレンイミン
ビーズを得た。付加率は重量増加によつて求めた
ところ60モル%であつた。
1.859gを取り、一晩メタノールに浸せきしてから
余分のメタノールをデカントにより除いた。アク
リル酸2−ヒドロキシエチル7.3g(エチレンイミ
ド単位の約2倍のモル量)をメタノール6.1cm3に
溶かし、これに少量の2,2′−メチレンビス(6
−tert−ブチル−p−クレゾール)を加えた溶液
を、上記の架橋ポリエチレンイミンに少量ずつ添
加し、添加後暗所で時々振とうしながら8日間放
置した。反応終了後粒状樹脂を濾過して集め、ソ
ツクス−抽出器を用いてメタノールで一晩洗浄し
た。40℃で真空乾燥することにより、アクリル酸
ヒドロキシエチルが付加したポリエチレンイミン
ビーズを得た。付加率は重量増加によつて求めた
ところ60モル%であつた。
100cm3の三ツ口フラスコにアクリル酸2−ヒド
ロキシエチルを付加させた架橋ポリエチレンイミ
ン1.83gを取り、テトラヒドロフラン10cm3を加え
て一晩放置した。これに冷却器および撹拌機を取
りつけ室温で撹拌した。別の200cm3三つ口フラス
コに冷却器を取りつけ、磁気撹拌しながらメタノ
ール50cm3に金属ナトリウム1.2gを少量ずつ加えて
ナトリウムメトキシド溶液を調製した。これに塩
酸ヒドロキシルアミン5.0gの50cm3メタノール溶液
を滴下ロートでゆつくり滴下した。約一時間撹拌
してから生成した塩化ナトリウムを濾過して除去
し、濾液をエバポレートで濃縮した。濃縮したヒ
ドロキシルアミン溶液を上記の樹脂を入れた三つ
口フラスコ内にゆつくり滴下して加え、約一時間
室温で撹拌しながら反応させてから40℃に加温し
て70時間反応させた。反応終了後樹脂を濾過して
集め、メタノール、水、メタノールの順に、充分
洗浄した。室温で真空乾燥することにより、ヒド
ロキサム酸化された樹脂を得た。重量減少により
求めたヒドロキサム酸の量は、約3.3mmol/gで
あつた。
ロキシエチルを付加させた架橋ポリエチレンイミ
ン1.83gを取り、テトラヒドロフラン10cm3を加え
て一晩放置した。これに冷却器および撹拌機を取
りつけ室温で撹拌した。別の200cm3三つ口フラス
コに冷却器を取りつけ、磁気撹拌しながらメタノ
ール50cm3に金属ナトリウム1.2gを少量ずつ加えて
ナトリウムメトキシド溶液を調製した。これに塩
酸ヒドロキシルアミン5.0gの50cm3メタノール溶液
を滴下ロートでゆつくり滴下した。約一時間撹拌
してから生成した塩化ナトリウムを濾過して除去
し、濾液をエバポレートで濃縮した。濃縮したヒ
ドロキシルアミン溶液を上記の樹脂を入れた三つ
口フラスコ内にゆつくり滴下して加え、約一時間
室温で撹拌しながら反応させてから40℃に加温し
て70時間反応させた。反応終了後樹脂を濾過して
集め、メタノール、水、メタノールの順に、充分
洗浄した。室温で真空乾燥することにより、ヒド
ロキサム酸化された樹脂を得た。重量減少により
求めたヒドロキサム酸の量は、約3.3mmol/gで
あつた。
こうして得たヒドロキサム酸残基を有するポリ
エチレンイミン樹脂を、銅、コバルト、ニツケル
などの水溶液に浸漬すると、直ちに金属錯体に特
有の呈色を示す。また、粒径0.5〜1mmのこの樹
脂50mgを海水2中に懸濁し、1日に2回この海
水を取りかえたところ、4日後に16.3μg/gのウ
ランが吸着されていた。
エチレンイミン樹脂を、銅、コバルト、ニツケル
などの水溶液に浸漬すると、直ちに金属錯体に特
有の呈色を示す。また、粒径0.5〜1mmのこの樹
脂50mgを海水2中に懸濁し、1日に2回この海
水を取りかえたところ、4日後に16.3μg/gのウ
ランが吸着されていた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 架橋ポリエチレンイミン系高分子化合物にア
クリル酸エステルを反応させて、側鎖にプロピオ
ン酸エステル残基を有するポリエチレンイミン誘
導体とし、次いでこれにヒドロキシルアミンを反
応させることを特徴とする、 式 −CH2CH2CONHOH で表わされるヒドロキサム酸残基を側鎖に有する
架橋ポリエチレンイミン系高分子化合物の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18708085A JPS6248725A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 金属キレート形成能を有する架橋ポリエチレンイミン系高分子化合物の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18708085A JPS6248725A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 金属キレート形成能を有する架橋ポリエチレンイミン系高分子化合物の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6248725A JPS6248725A (ja) | 1987-03-03 |
| JPH0420932B2 true JPH0420932B2 (ja) | 1992-04-07 |
Family
ID=16199778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18708085A Granted JPS6248725A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 金属キレート形成能を有する架橋ポリエチレンイミン系高分子化合物の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6248725A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02138419A (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-28 | Nippon Steel Corp | 磁束密度の極めて高い薄手一方向性電磁鋼板の製造方法 |
| JPH04341518A (ja) * | 1991-01-29 | 1992-11-27 | Nippon Steel Corp | 極薄手高磁束密度低鉄損一方向性電磁鋼板の製造方法 |
| JPH0617133A (ja) * | 1992-07-03 | 1994-01-25 | Nippon Steel Corp | 大重量コイルで磁性均一な方向性電磁鋼板の製造方法 |
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| DE60110401T2 (de) * | 2000-02-16 | 2006-01-26 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Adsorbentien für hydrophobe Substanzen |
| JP4371411B2 (ja) * | 2001-08-02 | 2009-11-25 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 焼結体、樹脂粒子及びその製造方法 |
| KR101385280B1 (ko) * | 2012-05-23 | 2014-04-16 | 한국과학기술원 | 역상 현탁중합과 전구체를 이용한 가교된 하이퍼브랜치 폴리아미도아민 입자의 제조 방법 |
| US10522261B2 (en) * | 2014-05-15 | 2019-12-31 | Mayo Foundation For Medical Education And Research | Solution target for cyclotron production of radiometals |
-
1985
- 1985-08-26 JP JP18708085A patent/JPS6248725A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6248725A (ja) | 1987-03-03 |
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