JPH04210606A - 無機質抗菌剤およびその製造方法 - Google Patents
無機質抗菌剤およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH04210606A JPH04210606A JP41067290A JP41067290A JPH04210606A JP H04210606 A JPH04210606 A JP H04210606A JP 41067290 A JP41067290 A JP 41067290A JP 41067290 A JP41067290 A JP 41067290A JP H04210606 A JPH04210606 A JP H04210606A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- antibacterial
- antibacterial agent
- disilicic acid
- metal ions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Silicon Compounds (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、無機質抗菌剤およびそ
の製造方法に関し、詳しくは層状結晶構造を有するジ珪
酸に抗菌性金属イオンを担持したものを有効成分とする
人畜に安全な抗菌剤とその製造方法に関する。 [0002] 【従来の技術】我々を取りまく環境において、例えば工
業用、農業用又は食添用の分野で実に多種類の殺菌剤、
抗菌剤が用いられている。その大半は有機系の抗菌剤で
あるが、近時、無機系の抗菌剤としてゼオライトAを代
表とするアルミノシリケート系化合物の抗菌剤が注目さ
れ、多数の提案がなされている。 [0003]これらはナトリウムアルミノシリケート中
のNa” をAg= 、Cu”、Z n2”等の殺菌作
用のある金属イオンと置換して担持させたものである(
特開昭60181002号公報、特開昭62−7022
O号公報、特開昭62−70221号公報、特開昭63
−265809号公報等)。また、ゼオライトの前駆体
である無定形アルミノシリケートに殺菌作用のある金属
イオンを担持させたものも知られている(特開平1−1
6472O号公報)。 [0004]その他にも、無機イオン交換体である天然
の層状アルミノシリケートやチタン酸塩に同様の金属イ
オンを担持させたものも提案されている。この種の提案
はいずれも無機質イオン交換体に殺菌作用のある金属イ
オンを担持させたものであるが、無機質顔料に担持させ
た抗菌剤も知られている(特開平1−268764号公
報、特開平2−96508号公報)。他のものとして抗
菌性アパタイトも知られている。更に最近、ケイ酸銀を
有効成分とする抗菌剤が提案された(特開平2−215
704号公報)。 [0005]
の製造方法に関し、詳しくは層状結晶構造を有するジ珪
酸に抗菌性金属イオンを担持したものを有効成分とする
人畜に安全な抗菌剤とその製造方法に関する。 [0002] 【従来の技術】我々を取りまく環境において、例えば工
業用、農業用又は食添用の分野で実に多種類の殺菌剤、
抗菌剤が用いられている。その大半は有機系の抗菌剤で
あるが、近時、無機系の抗菌剤としてゼオライトAを代
表とするアルミノシリケート系化合物の抗菌剤が注目さ
れ、多数の提案がなされている。 [0003]これらはナトリウムアルミノシリケート中
のNa” をAg= 、Cu”、Z n2”等の殺菌作
用のある金属イオンと置換して担持させたものである(
特開昭60181002号公報、特開昭62−7022
O号公報、特開昭62−70221号公報、特開昭63
−265809号公報等)。また、ゼオライトの前駆体
である無定形アルミノシリケートに殺菌作用のある金属
イオンを担持させたものも知られている(特開平1−1
6472O号公報)。 [0004]その他にも、無機イオン交換体である天然
の層状アルミノシリケートやチタン酸塩に同様の金属イ
オンを担持させたものも提案されている。この種の提案
はいずれも無機質イオン交換体に殺菌作用のある金属イ
オンを担持させたものであるが、無機質顔料に担持させ
た抗菌剤も知られている(特開平1−268764号公
報、特開平2−96508号公報)。他のものとして抗
菌性アパタイトも知られている。更に最近、ケイ酸銀を
有効成分とする抗菌剤が提案された(特開平2−215
704号公報)。 [0005]
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゼオラ
イト系の抗菌剤は、塩基性でそれ自体変色し易いのみな
らず残留Na”の影響があって、合成樹脂に添加すると
成形体やフィルムに加工した場合、樹脂の変色や熱安定
性を阻害する問題がある。 [0006]本発明者らは、上記の事実に鑑み、ゼオラ
イト系抗菌剤以外の人畜に安全な無機系抗菌剤の開発に
つき鋭意研究していたところ、驚くべきことに結晶性層
状珪酸の抗菌性金属塩が優れた殺菌作用を有することを
知見し、本発明を完成するに至った。 [0007]即ち、本発明は、層状結晶構造を有するジ
珪酸に抗菌性金属イオンを担持したものを有効成分とす
ることを特徴とした無機質抗菌剤とその工業的製法を提
供することを目的とするものである。 [0008]
イト系の抗菌剤は、塩基性でそれ自体変色し易いのみな
らず残留Na”の影響があって、合成樹脂に添加すると
成形体やフィルムに加工した場合、樹脂の変色や熱安定
性を阻害する問題がある。 [0006]本発明者らは、上記の事実に鑑み、ゼオラ
イト系抗菌剤以外の人畜に安全な無機系抗菌剤の開発に
つき鋭意研究していたところ、驚くべきことに結晶性層
状珪酸の抗菌性金属塩が優れた殺菌作用を有することを
知見し、本発明を完成するに至った。 [0007]即ち、本発明は、層状結晶構造を有するジ
珪酸に抗菌性金属イオンを担持したものを有効成分とす
ることを特徴とした無機質抗菌剤とその工業的製法を提
供することを目的とするものである。 [0008]
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係る無機質抗菌剤は、層状結晶構造を有す
るジ珪酸に抗菌性金属イオンを担持したものを有効成分
とすることを構成上の特徴とする。 [00091本発明に係るジ珪酸は、H2S iz 0
5nHz O(nはO〜2Oを表わす)で表わされる組
成をもつ層状結晶構造を有している白色粉末であって、
カチオン交換性をもっている。また、SEM写真観察に
よると粒子表面がなめらかで、アモルファスのような不
定形をしている。このジ珪酸のラングミュア−法により
求めた比表面積は少なくとも100m2/gである。 [00101本発明に係るジ珪酸は、ジ珪酸ナトリウム
の脱アルカリ化により得られるが、残留ナトリウムはな
るべく少ないことが必要である。この理由は、残留ナト
リウムが多く残っている場合とジ珪酸の水性スラリーの
pHが7以上となり、抗菌性のAg゛をイオン交換しジ
珪酸に担持させる際にAgOHが析出してジ珪酸の表面
に沈積し、褐色に着色してしまうことによる。 [00111金属イオンは、少なくともAg”が存在す
ることが必要である。Ag゛は人畜に安全性が高いのみ
ならず、殺菌作用が最も優れている。また、他の抗菌性
を有するZ n”、Cu2+、Co”などは同時に担持
しても有効であり、これらの金属イオンはAg+に対し
て1種に限らず、同時に2種以上担持させたものであっ
ても差し支えない。 [0012]担持量はAg”が全重量当りAg2Oとし
て0.01〜10wt%の範囲である。殺菌作用を有す
るAg”は、その担持量に応じて抗菌力が発現するけれ
ども、担持量が0.01%未満では実質的に抗菌力が不
十分である。 また、上限は経済的理由で自ずと限定されるものである
が、一般に多く担持すると変色傾向が強くなるので、1
0wt%まででよい。 [00131本発明において層状構造を有するジ珪酸に
抗菌性金属イオンが担持するというのは、Ag゛、Zn
2+、Cu”またはC02′−などの抗菌性金属イオン
(これらは錯イオンであってもよい)がジ珪酸のプロト
ンとイオン交換してジ珪酸中に取り込まれた状態をいう
。 [0014]かかる無機質抗菌剤は平均粒子径(D50
)が0.1〜50μm、好ましくは0.5〜10μmの
範囲にあり、かつD 5oの1/2から3/2の粒子径
を有する粒子が全体の少なくとも50%、好ましくは6
0%を占めるようなシヤープな粒度分布をもっているの
がよい。なお、本発明に係る無機質抗菌剤は、通常は吸
着水を若干有しているが、焼成して無水物にしたものも
含む。 (00151本発明に係る無機質抗菌剤は次の方法で工
業的に有利に製造できる。即ち、層状結晶構造を有する
ジ珪酸ナトリウム(N a2S t 2O5)を酸処理
してジ珪酸(H25i2O5 ・nH2O)に転換する
第1工程、次いでジ珪酸の水性スラリーに抗菌性金属イ
オンを作用させて抗菌性金属イオンを担持させる第2工
程からなることを特徴とする方法である。 [00161本発明に係る結晶性層状珪酸を製造する際
に原料として用いられる結晶性ジ珪酸ナトリウムは、白
色粉末であり、S ioz /Na2Oのモル比2であ
り、組成はNa2S i= 05で表すことができる。 [0017]結晶構造は、層状構造を有しており、イオ
ン交換性をもっている。結晶は、X性回折で確認するこ
とができるα型、β型、γ型、δ型等があり、特にδ型
はイオン交換能がすぐれ実用的であるが、本発明ではこ
れに限定されるものではない。なお、この結晶性ジ珪酸
ナトリウムは何れの方法で製造されたものであっても問
題はないが、工業的な製造方法として代表的なものは5
i02/Na2Oモル比2近くの水ガラスを加熱脱水し
て得られる脱水物または同組成のガラスを700〜80
0℃の温度域で焼成し、結晶化させることにより得るこ
とができる。またジ珪酸ナトリウムはA1やBをドープ
して改質させたものも適用でき、例えば本発明者等が開
示したジ珪酸ナトリウムのイオン交換容量を増大させた
改良層状結晶性珪酸ナトリウムの製法(特願平1−22
4578号)に基づいて得られるものであってもよい。 [0018]第−工程は、層状結晶構造を有するジ珪酸
ナトリウムを無機酸で脱アルカリする工程で希釈酸の撹
拌下にジ珪酸ナトリウムを添加する方法である。多くの
場合、この処理は常温ないし加温において混合撹拌する
ことにより行われる。この場合、ジ珪酸ナトリウムの粒
子が常に酸性側で接触するのでナトリウムイオンとプロ
トンの交換反応が速やかに進み、層状構造を有するジ珪
酸ナトリウムの結晶構造を維持したまま、結晶性層状珪
酸へ転換することによる。一方、使用する無機酸は塩酸
、硫酸、硝酸等であり、何れを使用してもさしつかえな
い。また、使用する酸は、Na;+Oに対し等モル以上
であればよい。なお、この工程で可及的に残留ナトリウ
ムの少いジ珪酸を得ることが望ましく、多くの場合残留
ナトリウムがNa2Oとして3wt%以下のものがよい
。 [0019]第二工程は、ジ珪酸の水性スラリーに抗菌
性金属イオンを担持させる工程である。すなわち、ジ珪
酸と抗菌性の金属塩水溶液とをイオン交換が行われるに
必要な時間にわたり保持して接触処理を行うことにより
容易に行うことができる。多くの場合、この処理はジ珪
酸スラリーと金属塩水溶液とを常温ないし加温において
混合撹拌することにより行われる。金属塩水溶液は、可
溶性の塩化物、硝酸塩または硫酸塩が挙げられるが、こ
の他に銅アンモニウム又は銅アミン錯体の如き金属錯体
イオンを生成するようなものであっても差し支えない。 [002O1なお、本発明の製造に係る第一工程でのジ
珪酸ナトリウムの添加濃度および第二工程でのジ珪酸の
スラリー濃度は特に限定する理由はないが、通常50g
/l〜500g/ l、好ましくは70g/l〜300
gハの範囲に設定することが望ましい。 [00213イオン交換処理後は、常法により水洗した
後、乾燥し粉砕した製品として仕上げる。本発明は、さ
らに別の製品形態として上記乾燥物を焼成して無水物と
したものであってもよく、この場合のいわばセラミック
粉末は抗菌剤の耐変色性が著しく改善されて好ましいも
のとなる。 [0022]
めの本発明に係る無機質抗菌剤は、層状結晶構造を有す
るジ珪酸に抗菌性金属イオンを担持したものを有効成分
とすることを構成上の特徴とする。 [00091本発明に係るジ珪酸は、H2S iz 0
5nHz O(nはO〜2Oを表わす)で表わされる組
成をもつ層状結晶構造を有している白色粉末であって、
カチオン交換性をもっている。また、SEM写真観察に
よると粒子表面がなめらかで、アモルファスのような不
定形をしている。このジ珪酸のラングミュア−法により
求めた比表面積は少なくとも100m2/gである。 [00101本発明に係るジ珪酸は、ジ珪酸ナトリウム
の脱アルカリ化により得られるが、残留ナトリウムはな
るべく少ないことが必要である。この理由は、残留ナト
リウムが多く残っている場合とジ珪酸の水性スラリーの
pHが7以上となり、抗菌性のAg゛をイオン交換しジ
珪酸に担持させる際にAgOHが析出してジ珪酸の表面
に沈積し、褐色に着色してしまうことによる。 [00111金属イオンは、少なくともAg”が存在す
ることが必要である。Ag゛は人畜に安全性が高いのみ
ならず、殺菌作用が最も優れている。また、他の抗菌性
を有するZ n”、Cu2+、Co”などは同時に担持
しても有効であり、これらの金属イオンはAg+に対し
て1種に限らず、同時に2種以上担持させたものであっ
ても差し支えない。 [0012]担持量はAg”が全重量当りAg2Oとし
て0.01〜10wt%の範囲である。殺菌作用を有す
るAg”は、その担持量に応じて抗菌力が発現するけれ
ども、担持量が0.01%未満では実質的に抗菌力が不
十分である。 また、上限は経済的理由で自ずと限定されるものである
が、一般に多く担持すると変色傾向が強くなるので、1
0wt%まででよい。 [00131本発明において層状構造を有するジ珪酸に
抗菌性金属イオンが担持するというのは、Ag゛、Zn
2+、Cu”またはC02′−などの抗菌性金属イオン
(これらは錯イオンであってもよい)がジ珪酸のプロト
ンとイオン交換してジ珪酸中に取り込まれた状態をいう
。 [0014]かかる無機質抗菌剤は平均粒子径(D50
)が0.1〜50μm、好ましくは0.5〜10μmの
範囲にあり、かつD 5oの1/2から3/2の粒子径
を有する粒子が全体の少なくとも50%、好ましくは6
0%を占めるようなシヤープな粒度分布をもっているの
がよい。なお、本発明に係る無機質抗菌剤は、通常は吸
着水を若干有しているが、焼成して無水物にしたものも
含む。 (00151本発明に係る無機質抗菌剤は次の方法で工
業的に有利に製造できる。即ち、層状結晶構造を有する
ジ珪酸ナトリウム(N a2S t 2O5)を酸処理
してジ珪酸(H25i2O5 ・nH2O)に転換する
第1工程、次いでジ珪酸の水性スラリーに抗菌性金属イ
オンを作用させて抗菌性金属イオンを担持させる第2工
程からなることを特徴とする方法である。 [00161本発明に係る結晶性層状珪酸を製造する際
に原料として用いられる結晶性ジ珪酸ナトリウムは、白
色粉末であり、S ioz /Na2Oのモル比2であ
り、組成はNa2S i= 05で表すことができる。 [0017]結晶構造は、層状構造を有しており、イオ
ン交換性をもっている。結晶は、X性回折で確認するこ
とができるα型、β型、γ型、δ型等があり、特にδ型
はイオン交換能がすぐれ実用的であるが、本発明ではこ
れに限定されるものではない。なお、この結晶性ジ珪酸
ナトリウムは何れの方法で製造されたものであっても問
題はないが、工業的な製造方法として代表的なものは5
i02/Na2Oモル比2近くの水ガラスを加熱脱水し
て得られる脱水物または同組成のガラスを700〜80
0℃の温度域で焼成し、結晶化させることにより得るこ
とができる。またジ珪酸ナトリウムはA1やBをドープ
して改質させたものも適用でき、例えば本発明者等が開
示したジ珪酸ナトリウムのイオン交換容量を増大させた
改良層状結晶性珪酸ナトリウムの製法(特願平1−22
4578号)に基づいて得られるものであってもよい。 [0018]第−工程は、層状結晶構造を有するジ珪酸
ナトリウムを無機酸で脱アルカリする工程で希釈酸の撹
拌下にジ珪酸ナトリウムを添加する方法である。多くの
場合、この処理は常温ないし加温において混合撹拌する
ことにより行われる。この場合、ジ珪酸ナトリウムの粒
子が常に酸性側で接触するのでナトリウムイオンとプロ
トンの交換反応が速やかに進み、層状構造を有するジ珪
酸ナトリウムの結晶構造を維持したまま、結晶性層状珪
酸へ転換することによる。一方、使用する無機酸は塩酸
、硫酸、硝酸等であり、何れを使用してもさしつかえな
い。また、使用する酸は、Na;+Oに対し等モル以上
であればよい。なお、この工程で可及的に残留ナトリウ
ムの少いジ珪酸を得ることが望ましく、多くの場合残留
ナトリウムがNa2Oとして3wt%以下のものがよい
。 [0019]第二工程は、ジ珪酸の水性スラリーに抗菌
性金属イオンを担持させる工程である。すなわち、ジ珪
酸と抗菌性の金属塩水溶液とをイオン交換が行われるに
必要な時間にわたり保持して接触処理を行うことにより
容易に行うことができる。多くの場合、この処理はジ珪
酸スラリーと金属塩水溶液とを常温ないし加温において
混合撹拌することにより行われる。金属塩水溶液は、可
溶性の塩化物、硝酸塩または硫酸塩が挙げられるが、こ
の他に銅アンモニウム又は銅アミン錯体の如き金属錯体
イオンを生成するようなものであっても差し支えない。 [002O1なお、本発明の製造に係る第一工程でのジ
珪酸ナトリウムの添加濃度および第二工程でのジ珪酸の
スラリー濃度は特に限定する理由はないが、通常50g
/l〜500g/ l、好ましくは70g/l〜300
gハの範囲に設定することが望ましい。 [00213イオン交換処理後は、常法により水洗した
後、乾燥し粉砕した製品として仕上げる。本発明は、さ
らに別の製品形態として上記乾燥物を焼成して無水物と
したものであってもよく、この場合のいわばセラミック
粉末は抗菌剤の耐変色性が著しく改善されて好ましいも
のとなる。 [0022]
【作用】本発明に係る無機質抗菌剤は、層状結晶構造を
有するジ珪酸のプロトンとAg” 、Cu”、Zn2+
、Co 2 =などの殺菌作用のある金属イオンの中で
少なくともAg” を担持したジ珪酸である。抗菌性金
属イオンを担持したジ珪酸が抗菌力を有することは機能
的物性ゆえにカチオン交換したAg+が活性に担持され
ていることによると推定される。また、本発明に係る無
機質抗菌剤は抗菌スペクトルの幅が広く、驚くべきこと
に各種バクテリア類は勿論のこと、各種カビ類に対して
も強い抗菌力を有する。 [−00233
有するジ珪酸のプロトンとAg” 、Cu”、Zn2+
、Co 2 =などの殺菌作用のある金属イオンの中で
少なくともAg” を担持したジ珪酸である。抗菌性金
属イオンを担持したジ珪酸が抗菌力を有することは機能
的物性ゆえにカチオン交換したAg+が活性に担持され
ていることによると推定される。また、本発明に係る無
機質抗菌剤は抗菌スペクトルの幅が広く、驚くべきこと
に各種バクテリア類は勿論のこと、各種カビ類に対して
も強い抗菌力を有する。 [−00233
【実施例]以下、実施例によって更に具体的に本発明を
説明するが、実施例において用いた結晶性層状ジ珪酸ナ
トリウムは、以下の方法で合成した。5i02/Na2
O=2のモル比に調整した珪酸ナトリウム液をホットプ
レート上で蒸発乾固させ、粉末状珪酸ナトリウムを作製
する。これを750℃に調整した電気炉中で60分間焼
成した。次いで、この焼成物を微粉砕して平均粒子径(
Dso) 2.6 μ、D 5oの1/2から3/2の
粒度部分が65%の粉末とした。 [0024]得られた固形物は、X線回折によりδ型N
az S 12Os と小量のα型、β型、Naz S
12Osの混合物であった。その分析値は、Na2O
: 34. 5wt%、S i 2O5 : 65.
3wt%、Igloss:0゜5wt%であった。 [0025]実施例1〜6 水9kgに9711%濃硫酸1152gを添加して希硫
酸水溶液を作製した。この希硫酸水溶液を撹拌しながら
、ジ珪酸ナトリウム2kgを少しずつ約1時間かけて添
加した。添加終了後、室温で2時間撹拌した。濾過後、
ケーキの3倍量の水でリパルプ清浄し、100℃で12
時間乾燥させた。得られた生成物はX線回折により結晶
性層状珪酸であることを確認した。この結晶性珪酸は、
Na2O含有量0.6wt%、含水量11.3wt%、
ラングミュア−法による比表面積130t/gであった
。 [0026]表1に示す処方の金属塩水溶液を作成し、
これらの水溶液にそれぞれジ珪酸100gを加え室温で
3時間撹拌した。濾過後、ケーキの5倍量の水でリパル
プ洗浄し、100℃で12時間乾燥させた。なお、表1
の実施例1のものについては乾燥物を800℃、3時間
焼成後微粉砕してD50=2.9μとした。得られた粉
末の金属含有量は表2に示す通りであった。 [0027] 表1 例 層へ Zn昧)s)t6&0 CIl(NOs)tl&0 Pb0へ)。 水 ■ 伽) ω 伽) 伽) 実施例1 10、困 実施例2 6.15 6.83 3.3 実施例3 3.14 実施例4 5B 実施例6 3.14 6.83 実施例6 3.14 5.70 [0028] 表2 例 金属イオン金倉) (重量%) 実施例1 &(至) 実施例2 7.9@ 実施例3 2.47 実施例4 実施例6 実施例6 7.26 表層1):金属イオン含量は全量(無水物換算)中の全
置換金属イオンを酸化物で換算した含有量である。 [0029]比較例1 0.15mol /lの硝酸銀水溶液350m1にジ
珪酸ナトリウム粉末100gを加えて室温にて3時間撹
拌した。濾過後、ケーキの5倍量の水でリパルプ洗浄し
たところケーキは灰色に変色し、次いで100℃で12
時間乾燥したところ黒灰色の堅い塊となって目的とする
白色系の粉末は得られなかった。 [00301[抗菌力試験] 実施例1〜6で作成したサンプル0.5gを予め調製し
た細菌汚染水(注1)またはガビ希釈水(注2)の50
m1に加え、10分間マグネチックスターラーでゆっく
り撹拌した。この液を微生物簡易測定器具イージー力ル
トーTTC〔好気性菌、真菌、酵母類検査用:三愛石油
(株)社製品〕及びイージーカルトーM〔真菌、酵母煩
検査用:三愛石油(株)社製品〕を用い、培養試験(注
3)を行った。結果を表3に示す。 (注1):河川水を無菌水で希釈し、細菌数を105個
としたもの・・・総細菌検査用 (注2):黒カビ発生壁土1gを無菌水100m1に希
釈したもの・・・真菌検査用 (注3):培養は27〜30℃のインキュベータ中で2
日間(総細菌)または4日間(真菌)行った。 [00311C粉末の色相試験〕■試験粉末をチャック
付ポリ袋(100x140 xO,08mm)に入れ、
太陽光に5日間曝露し、表層部及び内部の色相を目視で
判定した。■同袋を蛍光灯(30W)下30cmの位置
に置き、50時間曝露し上と同様に判定した。 [0032] 表3 I 總履菌V) 真菌汚染−1 粉末の白色度 例 ■ ■ 実施例1 藩医 藩医 #2 白 白 白 白 10’〜1ケ + 白 白 p5 + 白 白 + 白(青(転) 白(青(転) 無置換ジ珪酸 1C〜1f +++ 白 白 装置ゼオライトAt) +++ 白 白 表注1):市販の銀ゼオライトAでAg量3,1重量%
表層2):総組菌数の評価はコロニー発生度合を予め概
略求められた細菌数との関係から行った。Oはコロニー
の発生が全く認められない場合である。表注3):真菌
汚染度は4段階法で行い、−は汚染なし、+は経皮汚染
、++は中度汚染、+++は強度汚染とした。 [0033] 【発明の効果】本発明に係る無機質抗菌剤は、抗菌スペ
クトルの幅が広くかつ強力な殺菌作用を有する。従って
、合成樹脂やゴム、塗料、紙、建材などに適用して、そ
れら素材の抗菌性機能を付与させて付加価値を高めるこ
とができる。 フロントページの続き (72)発明者 高滓 章造 東京都江東区亀戸9−15−1 業株式会社研究開発本部内 日本化学工
説明するが、実施例において用いた結晶性層状ジ珪酸ナ
トリウムは、以下の方法で合成した。5i02/Na2
O=2のモル比に調整した珪酸ナトリウム液をホットプ
レート上で蒸発乾固させ、粉末状珪酸ナトリウムを作製
する。これを750℃に調整した電気炉中で60分間焼
成した。次いで、この焼成物を微粉砕して平均粒子径(
Dso) 2.6 μ、D 5oの1/2から3/2の
粒度部分が65%の粉末とした。 [0024]得られた固形物は、X線回折によりδ型N
az S 12Os と小量のα型、β型、Naz S
12Osの混合物であった。その分析値は、Na2O
: 34. 5wt%、S i 2O5 : 65.
3wt%、Igloss:0゜5wt%であった。 [0025]実施例1〜6 水9kgに9711%濃硫酸1152gを添加して希硫
酸水溶液を作製した。この希硫酸水溶液を撹拌しながら
、ジ珪酸ナトリウム2kgを少しずつ約1時間かけて添
加した。添加終了後、室温で2時間撹拌した。濾過後、
ケーキの3倍量の水でリパルプ清浄し、100℃で12
時間乾燥させた。得られた生成物はX線回折により結晶
性層状珪酸であることを確認した。この結晶性珪酸は、
Na2O含有量0.6wt%、含水量11.3wt%、
ラングミュア−法による比表面積130t/gであった
。 [0026]表1に示す処方の金属塩水溶液を作成し、
これらの水溶液にそれぞれジ珪酸100gを加え室温で
3時間撹拌した。濾過後、ケーキの5倍量の水でリパル
プ洗浄し、100℃で12時間乾燥させた。なお、表1
の実施例1のものについては乾燥物を800℃、3時間
焼成後微粉砕してD50=2.9μとした。得られた粉
末の金属含有量は表2に示す通りであった。 [0027] 表1 例 層へ Zn昧)s)t6&0 CIl(NOs)tl&0 Pb0へ)。 水 ■ 伽) ω 伽) 伽) 実施例1 10、困 実施例2 6.15 6.83 3.3 実施例3 3.14 実施例4 5B 実施例6 3.14 6.83 実施例6 3.14 5.70 [0028] 表2 例 金属イオン金倉) (重量%) 実施例1 &(至) 実施例2 7.9@ 実施例3 2.47 実施例4 実施例6 実施例6 7.26 表層1):金属イオン含量は全量(無水物換算)中の全
置換金属イオンを酸化物で換算した含有量である。 [0029]比較例1 0.15mol /lの硝酸銀水溶液350m1にジ
珪酸ナトリウム粉末100gを加えて室温にて3時間撹
拌した。濾過後、ケーキの5倍量の水でリパルプ洗浄し
たところケーキは灰色に変色し、次いで100℃で12
時間乾燥したところ黒灰色の堅い塊となって目的とする
白色系の粉末は得られなかった。 [00301[抗菌力試験] 実施例1〜6で作成したサンプル0.5gを予め調製し
た細菌汚染水(注1)またはガビ希釈水(注2)の50
m1に加え、10分間マグネチックスターラーでゆっく
り撹拌した。この液を微生物簡易測定器具イージー力ル
トーTTC〔好気性菌、真菌、酵母類検査用:三愛石油
(株)社製品〕及びイージーカルトーM〔真菌、酵母煩
検査用:三愛石油(株)社製品〕を用い、培養試験(注
3)を行った。結果を表3に示す。 (注1):河川水を無菌水で希釈し、細菌数を105個
としたもの・・・総細菌検査用 (注2):黒カビ発生壁土1gを無菌水100m1に希
釈したもの・・・真菌検査用 (注3):培養は27〜30℃のインキュベータ中で2
日間(総細菌)または4日間(真菌)行った。 [00311C粉末の色相試験〕■試験粉末をチャック
付ポリ袋(100x140 xO,08mm)に入れ、
太陽光に5日間曝露し、表層部及び内部の色相を目視で
判定した。■同袋を蛍光灯(30W)下30cmの位置
に置き、50時間曝露し上と同様に判定した。 [0032] 表3 I 總履菌V) 真菌汚染−1 粉末の白色度 例 ■ ■ 実施例1 藩医 藩医 #2 白 白 白 白 10’〜1ケ + 白 白 p5 + 白 白 + 白(青(転) 白(青(転) 無置換ジ珪酸 1C〜1f +++ 白 白 装置ゼオライトAt) +++ 白 白 表注1):市販の銀ゼオライトAでAg量3,1重量%
表層2):総組菌数の評価はコロニー発生度合を予め概
略求められた細菌数との関係から行った。Oはコロニー
の発生が全く認められない場合である。表注3):真菌
汚染度は4段階法で行い、−は汚染なし、+は経皮汚染
、++は中度汚染、+++は強度汚染とした。 [0033] 【発明の効果】本発明に係る無機質抗菌剤は、抗菌スペ
クトルの幅が広くかつ強力な殺菌作用を有する。従って
、合成樹脂やゴム、塗料、紙、建材などに適用して、そ
れら素材の抗菌性機能を付与させて付加価値を高めるこ
とができる。 フロントページの続き (72)発明者 高滓 章造 東京都江東区亀戸9−15−1 業株式会社研究開発本部内 日本化学工
Claims (3)
- 【請求項1】層状結晶構造を有するジ珪酸(H_2Si
_2O_5・nH_2O)に抗菌性金属イオンを担持し
たものを有効成分とする無機質抗菌剤。 - 【請求項2】抗菌性金属イオンが少なくともAg^+で
あり、かつ全重量当りAg_2Oとして0.01〜10
wt%含有してなる請求項1記載の無機質抗菌剤。 - 【請求項3】層状結晶構造を有するジ珪酸ナトリウム(
Na_2Si_2O_5)を酸処理してジ珪酸(H_2
Si_2O_5・nH_2O)に転換する第一工程、次
いでジ珪酸の水性スラリーに抗菌性金属イオンを作用さ
せて抗菌性金属イオンを担持させる第二工程からなるこ
とを特徴とする無機質抗菌剤の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41067290A JPH04210606A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 無機質抗菌剤およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41067290A JPH04210606A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 無機質抗菌剤およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04210606A true JPH04210606A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18519793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP41067290A Pending JPH04210606A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 無機質抗菌剤およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04210606A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08193003A (ja) * | 1995-01-12 | 1996-07-30 | Hagiwara Giken:Kk | 結晶性抗菌性組成物 |
| US5714430A (en) * | 1994-07-16 | 1998-02-03 | Basf Aktiengesellschaft | Mixtures containing fine metallic silver particles on a neutral to basic non-zeolite carrier oxide |
| US6030627A (en) * | 1994-01-29 | 2000-02-29 | Lucky Ltd. | Antimicrobial cosmetic pigment, its production process, and a cosmetic containing it |
| EP1044610A1 (de) * | 1999-04-13 | 2000-10-18 | Basf Aktiengesellschaft | Zusammensetzungen mit Silber auf Zinksilikat-Trägern und antibiotischen Eigenschaften |
-
1990
- 1990-12-13 JP JP41067290A patent/JPH04210606A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6030627A (en) * | 1994-01-29 | 2000-02-29 | Lucky Ltd. | Antimicrobial cosmetic pigment, its production process, and a cosmetic containing it |
| US5714430A (en) * | 1994-07-16 | 1998-02-03 | Basf Aktiengesellschaft | Mixtures containing fine metallic silver particles on a neutral to basic non-zeolite carrier oxide |
| JPH08193003A (ja) * | 1995-01-12 | 1996-07-30 | Hagiwara Giken:Kk | 結晶性抗菌性組成物 |
| EP1044610A1 (de) * | 1999-04-13 | 2000-10-18 | Basf Aktiengesellschaft | Zusammensetzungen mit Silber auf Zinksilikat-Trägern und antibiotischen Eigenschaften |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4329328A (en) | Method of synthesizing zincosilicate or stannosilicate or titanosilicate material | |
| DE3689932T2 (de) | Amorfes Alumosilikat und Verfahren zu dessen Herstellung. | |
| DE1467093A1 (de) | Schichtaehnliches,tonartiges Mineral | |
| US4544761A (en) | Pharmaceutical compound zinc glycerolate complex prepared by reacting zinc oxide and glycerol | |
| KR20110063402A (ko) | 항균 제올라이트 입자 및 항균 수지 조성물 | |
| JPH062570B2 (ja) | 抗菌剤 | |
| DE69003798T2 (de) | Fungizide und korrosionshemmende Anstrichfarbepigmente. | |
| JP3335689B2 (ja) | ゼオライト系抗菌剤とその製造法および抗菌性ポリマー組成物 | |
| JPH04210606A (ja) | 無機質抗菌剤およびその製造方法 | |
| DE1134783B (de) | Verfahren zur Herstellung von mit Siliciumdioxyd ueberzogenen Bariummetaborat-Pigmenten | |
| DE69621471T2 (de) | Kristalline antimikrobielle Zusammensetzung | |
| JPH0348230B2 (ja) | ||
| DE2857424C2 (ja) | ||
| DE2342713A1 (de) | Verfahren zur herstellung von gefaellten amorphen kieselsaeuren | |
| EP0931016B1 (de) | Verfahren zur herstellung von dispergierbaren alumosilikaten | |
| JPS63250309A (ja) | 抗菌剤 | |
| JP2559125B2 (ja) | 抗菌性ゼオライトの製造方法 | |
| JPH0353252B2 (ja) | ||
| JPH04300975A (ja) | 抗菌性塗料 | |
| US2177197A (en) | Composition of matter | |
| JP3467447B2 (ja) | ケイ酸カルシウム類を用いた無機系抗菌材 | |
| JP2855371B2 (ja) | 結晶性層状珪酸の金属置換体及びその製造方法 | |
| JP2598956B2 (ja) | 抗菌性アルミノケイ酸塩 | |
| JPH0742101B2 (ja) | サブミクロンa型ゼオライト及びその製造法 | |
| JPH0559308A (ja) | 抗菌性塗料組成物 |